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Morris.日乘2013年1月 


Morris.の日記です。読書控え、宴会、散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。


 

今月の標語

小心証明

【2012年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月  5月 4月 3月 2月 1月
【2011年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

2013/01/31(木)●西表山猫●

8時起床。
今朝の血圧は182/90/88。
午前中はこたつでゴロゴロ(^_^;)
昼から王子動物園に。
まぬうは雄雌両方一緒に出るのが常態になったようだ。しかし、相変わらず雌は岩の一番上に座ったままほとんど動かない。雄は地面を歩きまわり、時々岩に登ることもあるが一定以上は雌に近づこうとはしない。確か雄のほうがかなり年上(推定十歳くらい)だが、今の見かけだとメスのほうが年寄りに見える。
今日は久しぶりに資料館の図書室で写真絵葉書でも書くつもりでいたのだが、書架で西表山猫の写真集と発見者の戸川幸夫と、記載者今泉吉典の本などを引っ張りだして拾い読みしてたら、ついつい夢中になってしまった。戸川幸夫が表皮と頭骨を本土に持ち帰って鑑定依頼したのが1965年。もう半世紀近く前のことになる。当時相当話題になったことはかすかに覚えているが、当時はほとんど関心がなかった。
夕方自転車で大安亭に買い物に出る。明日は久しぶりにムックさんが遊びに来るので、その用意も兼ねてである。
ほぼ1年以上ほったらかしてたデジカメ画像の整理。去年の1月から5月までの画像が保存されてなかった(>_<) 主だったところはこのMorris.日乘で紹介してるし、拡大画像(800☓600ピクセル)も保存されてるわけだから、大した痛手ではない。DEL坊のHDDに入れたままバックアップも取ってなかったようだ。それ以降の分は毎月外付けHDDにコピーしてる。しかし考えてみると、本当に保存すべき画像なんて1%あるかどうかだろう。これは、という画像だけのフォルダを作って保存しておけば良い。今流行りのクラウドに置いとくというのも一方法なのだろうけど、いずれにしても、マメにやらないとすぐポシャりそうだ。
今日の歩数は2172歩。


日向ぼっこパンダ

今日のまぬうず

雄は落ち着きなく

雌は不動(^_^;)

ハンター邸

縞馬

王様ペンギンと家来たち(^_^;)

西表山猫関連書物

ワイルドだ

クリーニング店白トラ

共食いではない

枯草空地
2013/01/30(水)●歯石大掃除作戦●

8時起床。
今朝の血圧は182/90/88。
朝の3点セット。
TV大阪の韓国ドラマ「不屈の嫁」と「天使の誘惑」。どちらも連ドラ予約してたが「天使の誘惑」はあまりにひどいので中止。「不屈の嫁」はそれなりに楽しんでいる。キムボヨンが姑役出てたので期待したのだが、あまりに地味な役で物足りない。それでも女系大家族のそれぞれの不幸のオンパレードと、いかにも韓国ドラマ風の偶然濫発も開き直れば楽しめる。主人公の一人と思ってた旦那が数回目で交通事故死というのには驚かされたが、ヒロインの寡婦には何となく好感を覚えている。
昼から散歩に出ようと思ったのだが、昨日から再開?したミニギター、指の痛みが収まったのでついつい調子に乗って、気がついたら夕方になってた(^_^;) iPhoneアプリのリズムマシンで、いくつか新しいリズムを作ったりしてたためでもある。いわゆるロッカバラード(3連符)風のリズムで、結構韓国歌謡曲でもぴったりの曲が多いことを発見? シム・スボンの「サランバケンナンモルラ」、キムヨンジャの「スウンドン」、チュヒョンミの「ヌンムレブルス」、チャン・ユンジョンの「エガタ」等々。
今夜はこいずみ歯科に行くことになってたので、JRで六甲道に出て、灘図書館に寄ってから歯科へ。今日は先生は全く治療には関わらず、歯石の除去作業のみ。ここ一ヶ月程のMorris.の歯磨きはなかなかちゃんとやっていると、ほめられてしまった(^_^)/ 3分間砂時計で、とりあえず毎日3分間以上磨いたことが良かったようだ。歯茎も前回に比べるとかなり締まってるとのこと。それでも、やっぱり磨き癖があって、磨けてない部分があるとか。これからはそこを重点的に磨くことにする。
しかし、今頃になって歯の磨き方を学習するというのは、あんまりにも遅きに失すると思う(>_<) でも、まあ、改むるに遅きことなしというカウンターなことわざもあることだし、この際徹底的に歯石除去して、一から出直そう。と、いうわけで、あと4,5回かけて歯石と歯茎周りの大掃除するということになった。
帰りは歩いて、マルハチに寄って8時過ぎ帰宅。
今日の歩数は3076歩。

2013/01/29(火)●半透明猫●

8時起床。
今朝の血圧は197/108/78。
昨夜10時からKBS歌謡舞台見ようとしたのだが、韓国テレビ・ラジオをリアルタイムで聴取擦るためのサイト「ライブで韓国」には「1月27日からKBS高画質は接続できないようです。高画質の視聴情報、今しばらくお待ちください」のコメントが有った。昨年暮れくらいから見られるようになってほぼ一ヶ月楽しめただけに残念である。MBCとSBSは割りと安定して見られるが、やっぱりKBSは別格である。また高画質での視聴できるようになることを願いたい。
またまたこたつでゴロゴロしながら久しぶりにミニギターレッスン。左肘の痛みはずっと持続したままの上に左手の指が深爪状態でコード押さえるのに難儀する(^_^;) それでも休み休み、昼過ぎまで引き続けた。
3時過ぎに部屋を出て、歩いて金沢病院に。久しぶりに呉先生。前回から薬変えたことでちょっと変な顔サれたが、とりあえずそのまま3ヶ月分出してもらう。
畑原市場を雉猫が横切って走っていたので、裏にまわって路地の奥にいるのを撮影。かなり暗くて、シャッタースピード1秒くらいになるので、猫がちょっと動くだけで被写体ブレになってしまう。中には顔が半透明になってたりもした。
5時半帰宅。
今夜は久しぶりに日本酒。アテは貝と山葵。これはブルガリア産のアカニシガイと書いてあって、ちょっと田螺に似てたので釣られて買ったのだが、全く別物だった。まあ不味くはなかったけどね。手軽に田螺が手に入る店があればいいのだけど。
今日の歩数は2544歩。


畑原市場裏路地の雉

ちょっと明るい方に出て来た

露出一秒の間に半透明に(^_^;)
2013/01/28(月)●薄雪化粧●

芦屋雪景
7時起床。
今朝の血圧は208/106/75。
8時に外に出たら屋根には雪が積もり、道路もいくらか雪が凍っていた(@_@)
JRで芦屋に。
昨日と同じ韓国系業者のヘルプで芦屋親王塚の韓国人宅のピックアップ作業。でも今日は総勢8人も入ってたので、昨日に比べればウソみたいに気楽。
Morris.は和室の割れ物と押入れの荷物をメインにカートン梱包。大きな家具は梱包も搬出も馬さんと他の別業者がやってくれた。4時に作業終了。
ここからなら歩いて中江くんとこに行けそうなので、電話したみたが不在だった。
5時前帰宅。
録画してた昨日の日曜美術館を見る。杉本博司という現代美術家(写真家?)が大判蛇腹カメラで那智の滝を撮るというもので、あまり期待せずに見てたら、意外と面白かった。鎌倉時代の国宝那智瀧図にインスパイアされての撮影だが、夕方1分半の露出でのモノクロ撮影というのは、何となくカメラ創成期の撮影を彷彿させるものがあった。ただ、それを撮影するTVカメラの追っかけ方はいかにも、NHK的だったけどね(^_^;)
今回の主役でもある那智瀧図は亀山上皇が描かせたものでこれはほとんど仏画に近い、いや、仏画よりも神々しい感じがした。
今日の歩数は3388歩。

2013/01/27(日)●フェリー優待券●

6時起床。
今朝の血圧は198/101/71。
阪急、JR環状線乗り継いで芦原橋下車で今日の韓国人の現場に直行。別業者のヘルプで、馬(マー)さんとの二人作業。二人ではちょっと多いんじゃないかい?というくらいの荷物。
結構ぶっ飛ばして梱包したのだが、結局作業終了したのが6時半過ぎ。
その代わり?馬さんから、パンスタフェリーの優待券もらった。これは一等船室往復1万円(ただし2名で一部屋使用時の一人分)で、Morris.がいつも使ってる一番安い相部屋でも、日本で買うと往復3万円くらいする。まあ、Morris.は韓国で円高の時買ったから2万円くらいで買ったけど、それと比べても安い。これは何とか有効活用したいものだ。有効期限が4月までで、3月4月はいちおう繁忙期だから、これはぜひ2月中に相方を見つけて短期の釜山の旅でも計画せねば。
帰りも阪急で戻り、マルハチで買い物して8時半帰宅。
明日も同じ業者のヘルプで、今日よりも大変らしい(>_<)
今日の歩数は5943歩。


今日の現場

今日の空

冬満月
2013/01/26(土)●万歩階段(>_<)●

7時起床。
寒桜満開今朝の血圧は201/91/79。
今日は岡本の現場に10時直行なので、ゆっくりピーター・バラカンのウィークエンド・サンシャイン聴くことが出来た。今日は「Rck特集」で、60年代から80年くらいまでのバラカンが好きなロックの名盤13枚から一曲ずつ紹介。これは面白そうだと、途中からちびくろ2号で録音。
例によってNHKサイトからプログラム引用。例によって太字はMorris.の好みである。 

01. My Generation / The Who
02. Nowhere Man / The Beatles
03. Waterloo Sunset / The Kinks
04. A Sailor's Life / Fairport Convention
05. Crazy Love / Van Morrison
06. Every Mothers Son / Traffic
07. Cut Across Shorty / Rod Stewart
08. Rip This Joint / The Rolling Stones
09. Person To Person / Average White Band
10. Sultans of Swing / Dire Straits
11. Sweet Gene Vincent / Ian Dury
12. A Message To You Rudy / The Specials
13. It Must Be Love / Madness
14. You Can't Sit Down / Georgie Fame


思ったほど好きなバンドは多くなかった。ロカビリー(ロックンロール)とロックの違いは単なる年代の違いで、結局はどちらもR&Bの申し子だというのはちょっと乱暴でもあるけど、本質的にはそうなんだろうな。ロッドのアルバム「ガソリンアレイ」をベタ褒めしてた。ある意味それ以降の作品には不満があるようだ。ストーンズ「Rip This Joint」はMorris.はほとんど知らない曲だった(>_<)。アルバム「メインストリートのならず者」収録で、ピーターはストーンズならファーストとこのアルバムが好みらしい。Morris.はいまだにストーンズはブライアンのいた時代が懐かしい。
9時に部屋を出て、摂津本山に。今日はまたえらく寒い。それでも住宅の庭に寒桜が小花で満開だった。
現場は階段三階で、200個近い荷物、3人で割ると70個。一回上がるのにざっと60段として、4200段。往復で八千段(>_<) ゴミ降ろしたり何やかやでざっと階段往復一万段くらい登り降りしたことになる。これはちょっとMorris.にはきつかったあ。昨日、久しぶりに1万歩以上歩いたと、自慢してたが、まさか翌日に階段で一万歩というのは、予想外である。
膝が笑う、状態で、腕も肩もほとんど力が抜けた感じ。でも、昼飯抜きで2時過ぎには作業終了で開放してもらえたので、久しぶりに東灘図書館覗いたが、ふらふら状態のためすぐ出て、3時過ぎ帰宅。風呂つかって、しばらくこたつで横になってた。
今夜は神戸駅前の新しいライブバーで、ムックさんのビートルズ演奏あるとの事だったので、見に行こうかと思ってたのだが、ふらふらなのと明日も仕事なのでパス。
相撲は日馬富士が14日目で優勝を決めた。
今日の歩数は16943歩。

2013/01/25(金)●久々一万歩●

7時起床。
今朝の血圧は216/110/70。
今日は今年一番の寒波らしい。
アルジェリア人質事件での日本人死亡者10名の氏名が発表された。日揮という会社がどのくらい大きいのかしらないが、今回の事件での対応が、いかにも秘密主義めいたものに見受けられる。犠牲者の中に佐賀県武雄出身の方がいたということでちょっと驚いた。佐賀では割りと多い苗字だが、直接の知りあいではなさそうだった。
昼からJRで神戸に出て中央図書館へ。
4時前に図書館出て、大倉山超えて平野方面からぷらぷらと再度山、北野経由で三宮まで出て、JRで6時半帰宅。
今日の歩数は11056歩。


図書館猫

大倉山の夕陽

水の博物館のタワー

楠谷の黒

楠谷の白

ブラジル移住発祥の碑

山本通異人館 #01

#02

#03

煉瓦

インドの象の神ガネーシャ

これも看板建築

【地雷を踏む勇気】小田嶋隆 ★★★ 昨日紹介した「その「正義」があぶない」と同時期に出された一冊だが、何となく二番煎じという感じがして、ちょっと肩透かしだった。読んだ順番が逆だったら評点も違ったかもしれない(^_^;)
本書は技術評論社、「正義」は日経BPの発売で、元々が日経ビジネスオンラインに連載の「ア・ピース・オブ警句」だから、日経BPの方がいいとこ取りして、残りを技術評論社が使ったのではないか、勘ぐりたくもなった。まあ、そんなことはないのだろうけどね。

コラムニストにとって、時事ネタは時に地雷になる。時間軸に沿ってその意味を変える主題は原稿の賞味期限を短くするものだし、政治的な話題を扱うためには、文章上の技工を云々する以前に、結果を顧みない思慮の浅さみたいなものが必要だからだ。(まえがき)

これは「正義」の感想でもMorris.も同様のことを思ったが、とりあえずこうやって使い回しが効くくらいの水準の発言が多かったということにもなるだろう。

事件によっては、新聞なり雑誌なりが、「社の見解」や「編集部の意見」をストレートに表明できない場合がある。そういう時、彼らは、「識者」のコメントにもたれた形で紙面を作る。そうした方が面倒が少ないし、万一行き違いが生じた場合は、「識者」が弾除け(って、この見方はあんまりひがみっぽいかもしれないけどさ)になるからだ。
つまり、要約すれば、「識者」というのは、「自分がはっきりわかっていない事象について」「さらにわかっていない無知な一般大衆を相手に」「わかった気にさせるコメントを提供することのできる」「本当は専門家でもなんでもありゃしないそこいらへんのおっさん」なのである。(2011/07/01)


「識者」が隠れ蓑として用いられるというのは、よくわかる。しかし、どうせ隠れ蓑に使うのなら、もう少しまともそうな「識者」を選別して貰いたいものである。いや、本当に賢い人なら、「識者」扱いを拒絶するのかな。

小泉改革の問題は、格差を容認したところにはない。
思うに、小泉さんおよびその周辺の経済人の問題は、格差を「賛美」したところにある。
そう。容認でも黙認でもない。賛美、ないしは奨励だ。
あの人の論調にはいつも競争と勝ち負けが人間の意欲を後押しするという無邪気な思想があった。
同じ競争でも「もっと豊かになるために、もっと頑張ろう」と思うタイプの前向きの競争と「うかうかしてるとホームレスになっちまうぞ」という恐怖に駆られた形の、追い立てられる競争は、全く別のものだ。
気分の問題と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、私は、小泉改革以来、競争の基調低音が希望から、恐怖に切り替わったのだと思っている。セーフティネットの下の奈落に落ちる恐怖。これはキツい。特に若い者にとっては地獄だと思う。(2010/09/24)


思えば小泉内閣をMorris.は北朝鮮訪問&拉致被害者帰国に寄与したという一点で評価してきた。そのために彼の功罪の「罪」の大きさを過小評価してきたきらいがある。いまさらではあるが、大いに反省したい。

特定の信仰を持たない日本人は珍しくない。が、アイドルにカブれた経験を持っていない日本人は、そんなに多くないと思う。われわれは、誰もが、多かれ少なかれ、アイドルやスターに憧れる一時期を通過して大人になる。人はバカな時期を潜り抜けないとマトモな大人になれない。私はそう思っている。勘違いかもしれないが。
アイドルが「ちゃん」付けで呼ばれるのは、彼女たちが子供っぽいからではない。
むしろ、ファンが子供っぽいからだ。より性格に言えば、ファンである人々が、アイドルとの間に子供っぽい関係をとり結びたいと願っているがゆえに、彼女たちは子供らしい無邪気さを演出している。
アイドルは、子供ではない。子供っぽくすらない。アイドルは、大人がマネジメントしているアダルトなビジネスのフックだ。

ファンも必ずしも子供ではない。子供っぽいだけだ。
いずれにしても、人は好きで大人になるわけではない。
両親の庇護を離れた人間は、大人として振る舞わざるを得ない立場に追い込まれるわけで、結局、大人とは役割であり契約であり義務であり責任なのだ。
逆に考えれば、子供であることは、ひとつの特権だ。(2011/05/06)


Morris.の「特権意識」への鋭いツッコミである(>_<) 兎の逆立ちぢゃあ(←耳が痛い(^_^;))

2013/01/24(木)●まぬう同居は常態化?●

8時起床。
今朝の血圧は201/114/74。
昨夜はミノの湯引き(ともやしナムル)をあてに、カティーサークぐいぐいぐいぐい飲んでしまって、ちょっと宿酔である。
昼過ぎまで部屋でごろごろ(^_^;)
やっと昼過ぎにぶらりと王子動物園に。先日二頭一緒に檻にに出ていたまぬうのことが気がかりだったのだ。
今日も2頭一緒に出ていた。これはどうやら普通に一緒に出すことになった可能性が高いのではないかと思う。先日と同じく、雌は岩の高いところに座り込んだまま。雄は地面を歩きまわったり、岩の途中まで上ったりと、動き回っていた。
雄の方がかなり年取ってる(10歳くらい)のだが、雌(6,7歳?)のほうが、殆ど動かない。一回だけちょこっと移動したのだが、その動きがえらくスローモーションだった。これはもしかしたら体調不良なのではないだろうか。ちょっと心配である。
1月2月は動物園としては、閑散期だからか、園内あちこちで、改修工事が行われている。以前Morris.の定位置だったD51機関車も外装やりなおすのか、塗料剥がされて寒そうな様子をしていた。また食堂車内開放して貰いたい。
ついでに白熊、獺などひやかして4時半帰宅。
今日の歩数は2967歩。


今日の屋上

今日のまぬうず(^_^;)

まぬう(雄)

ごろごろまぬう(雄)

まぬう(雌)

何となく動きが鈍い

白熊

輪尾狐猿

ボリビアリスザル

動物園の空

同じく

コツメカワウソ

塗装直し前のD51

冬季は工事が多い

残照

【その「正義」があぶない。】小田嶋隆 ★★★☆☆ 日経ビジネスオンラインに連載の「ア・ピース・オブ・警句」からの記事の抜粋である。同じ連載から同時期もう一冊「地雷を踏む勇気」が出ている。三宮図書館で2冊いっぺんに借りてきた。
本書には2010年2月から2011年10月までの記事が抜粋されている。
7章に分かたれていて、ジョブスの死を悼む最終章以外は、「原発と正義」「サッカーと正義」「メディアと正義」「相撲と正義」「日本人と正義」「政治と正義」とすべて「正義」をタイトルにしている。
一般的に「正義」とされているものへの異議申立てである。
もともと小田嶋はPC関連のコラムでおなじみで、初期のエッセイ集「仏の顔もサンドバッグ」の印象が強烈だった。これは1993年(宝島社)の発行とのこと。もう20年前の本だったのか(@_@)
当時から、なかなかの駄洒落センスだったし、言ってることも共感覚えるところが多かった。
最近あまり読まなくなってしまってたのだが、立ち読みしたら、相変わらず、というか、確実に進化しながら、やっぱり歯に衣着せぬ物言いは健在だったし、時期的に東北大震災に関連する意見も多かったので、読んどかなくては、と思ってしまったのだった。

「山場CM」と呼ばれるCM挿入手法(「答えはCMの後で」式のタイミング9自体は、もう10年以上も前から導入されているもので、いまさら私が手柄顔で指摘するような事象ではない。
が、その「山場CM」の挿入タイミングについて言うなら、私がテレビ視聴から遠ざかっていたこの3ヶ月ほどの間に、より悪質化している気がする。
正統的な山場CM(というのも変だが)は、「クレジット」をともなっていた。
しかしながら、最新の山場CMは、見ているこちらが唖然とするタイミングで、突然、何の前触れもなく訪れる。まるで、死刑囚の目からギロチン台を隠している屏風絵を床下に落とすみたいな唐突さで、CMがはじまるのだ。(2011/07/22)


そうかあの手のCMは「山場CM」というのか、Morris.は知らなかった。でも、すごく嫌だったのはそのとおりだ。うざったいの二乗というべき、直前場面リフレインというのも腹が立つことこの上ない。
韓国のテレビでCMは番組の前後にしか流れない。これをワールド・スタンダードにしてもらいたい、ったって、日本じゃ、完全に無理だろうな。

サッカーは思うに任せない競技だ。
守りに徹すれば攻撃が機能しなくなるし、戦術を徹底すればプレーの柔軟性が損なわれる。テクニックを追求するとフィジカルの重要性を見失うことになる。つまり、サッカーに関わる者が追う理想は、必ず落とし穴を含んでいるということだ。そういう絶妙に皮肉なゲームバランスが、人々を夢中にさせるのだと思う。芝の上には、あらゆるタイプの二律背反が横たわっている。もしかしてそれは人生に似ているのかもしれない。(2011/02/04)


われわれは、自分たちがしなくなった相撲という仕事を、アウトソーシングしている。もう少し別の言い方をするなら、われわれは、自分たちの国技を外国人の派遣労働者に丸投げしているのだ。
そうして分業が進めば進むほど、自らの手を汚さなくなればなるほど、皮肉なことにわれわれは文化とか伝統とかに、統一感のよりどころを求めはじめる。
品格という言葉を使って朝青龍を責めていた人たちは、意地悪をしたくてあんなことを言っていたのではない。それはわかっている。
「品格」は、言葉の綾みたいなものだ。それが20代の若者に簡単に宿るものではないことぐらいは、彼らにだってわかっていたはずだ。ただ、横綱が相撲を舐めているということを、彼らはどうしても許すことが出来なかった。(2010/02/08)


原稿執筆の際「子供」表記が「子ども」に直されることが多かったらしい。

ある時、私は、説明を求めた。
「お差し支えなかったら、『供』をひらがなに開く理由をおしえていただけますか?」
と。この質問にタイsて先方の語ったところはおおむねこんな感じだった。
1.子供の「供」の字には、「お供」という意味合いがあって、結果「コドモ」を「子供」と表記すると、「大人に付き従う者」dえあるとういニュアンスが生じる。
2.その他、「供」を、神に捧げる「供え物」と見る見方もある。


これを聞いて、しばらく小田嶋は「子ども」表記をしてたが、その後、童話作家の先生から5ヶ条の反論が来たそうだ。

1.「子供」の「供」は、単位複数形の名残。たいした意味はない。
2.こういう文字を取り上げて問題にしたがるのは、子供を利用したおためごかしだ。
3.差別のないところに差別を言い立ててそれを問題視する連中は、差別をネタに何かをたくらんでいる。
4.表現者が表記について妥協するということは、武士が刀を捨てるのと一緒。ゆるしてはならない。しっかりしなさい。
5.何よりもまず漢字と哉を交ぜて書く「交ぜ書き」は絶対に醜い。書いてはならない。

以来、私は、特に制限がない限り、「子供」ないしは「こども」と、書くことにしている。
でも、媒体の側が「子ども」表記を推奨してくる時には、しぶしぶ従ってもいる。


いやあ、この童話作家の提言には全く同感。とりわけ5番目の「交ぜ書き」が「絶対に醜い」というのは、両手両足挙げて大賛成である。

「若者の野球離れ」「若者の活字離れ」「若者のビール離れ」「若者の結婚式離れ」「若者のクルマ離れ」……と、あまたある若い人たちの消極化傾向の一つに「子供離れ」(あるいは結婚および出産離れ)がある。と、そう考えなければならない。
人間離れではない。が、若者は、若者離れしている。まるで老後の子供みたいに。
原因は、おそらく、彼らの未来に希望が見えないからだ。
必ずしも、貧しさそれ自体が、彼らをシュリンクしているのではない。
40円前の若者は、いまの若者と比べて、より貧しかった。が、その彼らは、いまの若者よりもずっと消費的で、より活発で、より活発で、享楽的で、楽天的で、宵越しの金を持たなかった。
なぜか。それは、彼らが「右肩上がりのの未来」を信じていたからだ。現在は貧しくても、明日は今日より良い日になる、と、そういうふうに、時系列に沿って、あらゆる自体を楽観していたからだ。
が、現代の若者は、先行きにあまり期待していない。(2010/04/09)


まあ、Morris.も「40年前の若者」だったわけで、それほど積極的でも、消費的でも無かったけど、たしかに「楽天的」ではあったな、ということを、懐かしく思い出した。まあ、今だって充分に楽天的なようでもあるけどね(^_^;)

毎週金曜日に更新されるコラムで、時事的ネタも多いから、どうしても後で読むと、気が抜けたり、賞味期限切れだったり、事実誤認、ああ勘違いなんてのが続出するのもあたりまえだろう。それでも本書にピックアップされたものは、なかなか面白かったし、裨益するところも多かった。
せっかくだから、リアルタイムで発信を読みたいと思った。該当ページに行ったら、会員登録(無料)する必要があるとのこと。登録したら毎日オンラインメールが送られて来るとも書いてあった。どうしようか、迷ってるところ。

2013/01/23(水)●ミノの湯引き●

8時半起床。
今朝の血圧は139/58/84。
傾斜靴置き朝の3点セット。
昼過ぎまでこたつでごろごろ(^_^;)
午後、一階の古本屋「ワールドエンズ・ガーデン」でぶんちゃんに挨拶してから、自転車でコーナンへ。途中郵便局でお年玉切手シート引き替え。って、今年は当りは1枚だけだった。
コーナンでは下駄箱(今は言わんか(^_^;)見繕い。商売柄、処分品の靴箱は結構出るのだが、Morris.亭の入り口の狭さ(70cm)では普通のサイズは置けない、それほど靴持ちではないのだけどさすがにこれでは文字通り足の踏み場もない状態だったので何とかせねばと思ってた。で、結局傾斜棚のパイプ式のを見つけてこれに決めた。帰宅して組み立ててみた。8足置けるから何とかなりそうだ。
夜は、読み終えたばかりの「ホルモン奉行」に載ってたミノの湯引き作る。Morris.のミノ好きは一部で有名である。

焼肉やロースバラレバセンマイにミノ一つだに無きが口惜しき 歌集『嗜好朔語』

なんて歌を作ったこともあるくらい(^_^;)。なかなか焼肉食べる機会はないし、部屋で焼くというのも無理がある。この湯引きなら手軽にできるし、煙も出ない。もともと鶏皮の湯引きは定番メニューだったのだが、ミノの湯引きというのは思いつかなかった。言われてみればミノくらい湯引きに合いそうな素材は無さそうだ。
小鍋にお湯を沸かして、塩と生姜の皮と一緒に湯掻いて、氷水で洗う。小鉢に大根おろしと生姜と唐辛子細切り、ポン酢でいただく。あちゃーっ。これはもう、Morris.の好みそのものである。これならいくらでも飲めそうぢゃ。カティーサークにもぴったりである。日本酒、焼酎にも合いそうだな。
湯引きというのは、料理というより下ごしらえみたいな感じが強いが、素材によっては、面白い効果を発揮しそうだ。魚貝などでも試してみることにしよう。
今日の歩数は2055歩。


今日のぶんちゃん

欠伸ぶんちゃん

おすましぶんちゃん

古鞄ディスプレイ

今年は当りは一枚だけ(^_^;)

ミノの湯引き\(^o^)/

【ホルモン奉行】角岡伸彦 ★★★★ いやあ、面白かった。Morris.は焼肉なら正肉よりホルモン系が好みである。しかし本書を読んで、ホルモン世界の奥深さと広さを思い知らされた。「日本焼肉物語」(宮塚利雄)以来の感動本である。ホルモンへの愛の強さはもちろん、取材力が半端ではない。かてて加えて、関西風のお茶目な筆力もなかなかに好感度大である。
本書は月刊「部落解放」2001年から2002年まで連載されたものを中心にまとめられたもので、筆者は1963年加古川の被差別部落の生まれで、新聞記者、博物館学芸員を経てライターになったとのこと。
以下の10章に分かたれている。

1.牛の巻 その1郷土料理篇 ホルモンの歴史&ムラに伝わる郷土料理
2.牛の巻 その2 部位篇 こんなとこまで食べる!? ホルモにストと食べる珍しい部位の数々
3.豚・馬・・猪の巻 馬刺ししか知らないアナタに贈る、バラエティ・ホルモン
4.油かすの巻 牛の腸を脂ごと揚げてつくるこの食材、これがまた、ええ仕事しまんねんで~
5.サイボシの巻 美味なる馬肉の燻製。どこでつくられてるかって? それは読めばわかる!
6.世界の巻 伊、米、中、ブラジル、etc.…。各国でホルモンは大活躍!
7.韓国の巻 焼肉の本場に奉行が飛んだ。奉行と「ホルモンの友」の珍道中!
8.怒りの奉行の巻 「BSE」騒動を斬る! メディアも農水省もほんまアホでっせ…
9.沖縄の巻 豚王国のおばあがつくる、内蔵を使った中身汁。とくとご賞味あれ
10.牛タン(舌)の巻 ザ・キング・オブ・ホルモン タン(舌)タウン・仙台で、奉行がみちのく一人旅


8章はBSE(狂牛病)パニックに対する渾身の反論だった。たしかにあの当時は、日本の焼肉屋は消滅するのではないか、と思うくらいの大騒ぎだったな。10年過ぎた今となっては、あれは一体何だったんだろう。日本人の熱しやすく冷めやすい体質とそれを煽りまくったマスコミ、政府の対応の拙さ(偽装・隠蔽工作まであった(>_<))などが原因だろう。あの時点で著者がきっちり矛盾を明言していたことは評価したい。
7章韓国編は、期待して一番最後に読んだのだが、ちょっと物足りなかった。6日間の取材だから限界があったのだろう。それでも、ミノ(ヤン)と小腸(コプチャン)はきっちり紹介してあった。Morris.は長いこと「ヤン」は羊肉だと誤解していたうつけ者である。犬肉も食べてるが、韓国では犬の内蔵は捨てているとのことだった。

・ミノの湯引き 繊維に沿って千切りにして湯通しし、氷水にとる。とたんいミノは、くるくると縮み、薄桃色が白く変わる。大変身。あとは水分をふきとって器にとる。ポン酢でいただく。

これは目からウロコの調理法で、考えてみればあのシコシコ感は湯引きにしたら美味しいに決まってる。と、いうわけで、これを読んだ後、早速作ってみた。いやあ、美味かった(^_^;)。しかし、これは酒がいくらでも飲める。やや危険でもある(^_^;)

油かすは、小腸(コプチャン)を油で揚げたもの。なぜ「油かす」というのだろうか。調べてみると意外や意外、せっけんの歴史と関係があった。牛、馬、豚を屠畜・解体する際に出た脂を鍋・釜で炒ると油が出てくる。脂が油に変わるわけである。その油でせっけんがつくられていた。油をとった後の塊も食べていた。つまり油を取ったあとのかすだから「油かす」。「そのまんまやがな!」とツッコミを入れたくなるような命名である。

馬、牛の精肉を燻製にしたものをサイボシ、あるいはサエボシという。正肉(アバラ肉が代表的)を加工しているので、厳密にいうとホルモンではない。だが、その存在はあまりにもホルモン的である。
サイボシといえば今では燻製を指すが、もともとは干し肉だった。竿に干したから、あるいは細く切って干したからサイボシと呼ばれるようになったとか。火であぶって、木槌などで叩いて柔らかくした上で、生姜じょうゆをつけて食べた。


ついでに、牛と豚の部位と呼び名をいくらか整理しておく。


*唇 姫路では「モロ」と呼ぶ。
*耳カブ 耳の根っこ。
*タケノコ 心臓に付いている大動脈。東京では「コリコリ」
*脾臓 ミノの裏側にある部位。朝鮮料理の「チレ」姫路では「コシ」と呼ぶ。
*胸腺 「ノドシビレ」
*腎臓 「マメ」
*第一胃(ガツ、ミノ)
*第二胃(ハチノス)
*第三胃(ギアラ、アカセンマイ)
*第四胃(センマイ)
*肝臓(レバー、キモ)
*腎臓(マメ)
*横隔膜(ハラミ、サガリ)
*乳房(チチカブ)
*子宮(コブクロ)
*脊髄(セキズイ)
*尾(テール)
*アキレス腱(アキレス)
*胃腸周辺脂肪(ハラアブラ)
*肺(フク)
*心臓(ハツ)


*テッポウ 直腸
*ガツ 胃袋
*チレ 脾臓
*ハツ 心臓
*ヒモ 大腸
*軟骨 喉骨
*ホウデン 睾丸 タマ
*ハラミ 横隔膜 「サガリ」
*チーク 頬肉


オマーンのヤギの頭を丸ごと煮込んだカレーの話に続けて中国の例も挙げてあった。

ヤギの頭を煮込む料理は中国にもある。写真で見たことがあるが、皮を剥いた羊の頭がそっくりスープにつかっていた。角まで付いている。ちょっとグロテスクで、見ただけでびっくりするけど、美味しいんだろうなあ。

いや、別に食べたいわけではなくて、Rolling Stonesのアルバムを思い出したのだった(^_^;) ジャケット写真がそのまんまだった。「アンジー」の入ってるこのアルバムはあまり評判は良くないが、たぶんMorris.が最期に買ったLPだと思う。

フランスでは内蔵類はアバ(abats)と呼び、白色と赤色の二種類に分けられている。どの動物のどこの部位を食べるかを挙げてみよう。
*白いアバ 小腸(仔牛)、胃と腸(仔牛、豚)、足(仔牛、仔羊、羊、牛、豚)、頭肉(仔牛、牛、羊、豚)
*赤いアバ 脊髄(仔牛、羊)、睾丸(仔羊、羊、牛)、脳(仔羊、仔牛、豚)、心臓(仔羊、仔牛、牛、豚)、肝臓(仔羊、仔牛、豚)、頬肉(仔羊、仔牛、羊、豚)、舌(仔羊、仔牛、羊、牛)、鼻面肉(牛、豚)、テール(仔羊、仔牛、牛、豚)、胸腺(仔羊、仔牛、羊、牛、豚)

日本とヨーロッパ料理の違いって、庭造りにも共通して言えるかもしれない、とホルモン奉行は考えた。ヨーロッパの庭は、自然を切り開いて芝生を植え、道をつける。幾何学的で人工的なデザインだ。一方、日本の庭は石や木を配し、自然に近い形だ。切り開くというより、自然を利用・模倣する感じ。料理も同じで、素材の生かし方がそれぞれ違うのは自然に対する考え方が背景にあるのではないか……と、ホルモン奉行はにわかにナイフとフォークを持った哲学者になったのだった……

--それにしても中国人は内蔵を含めてよくたべますね。
「それは中国だけではないですよ。日本からみるとなんでもかんでも食べてるみたいに見えますが、ベトナム、韓国などの東アジアにしろ、ヨーロッパにしろ、徹底的に食べます。日本は島国ですから牧畜という生業は未発達で、牛や豚などの家畜をよく食べるようになったのは明治以降ですからね。世界的に見ると日本が特殊なだけで中国が特殊ではないんです」
--え、そうなんですか?
「中国は肉食といっても豚食が中心ですが、日本の場合は魚食になるわけです。日本ほど豊かな魚食の国はないんですよ。例えばアンコウの場合は肝はもちろんのこと、エラまえ食べるわけです。鯨は哺乳類ですけど、徹底的に食べる。腸は「百尋」、脂は絞った後、関西では「コロ」と称して食べます。佐賀県の呼子町では「カブラボネ」といって顎の軟骨は切って粕漬けにします。腎臓も睾丸も食べます。だから中国だけが極めて特殊というわけではないですよ」(周達生談)

鯨の軟骨の粕漬けは「松浦漬」のことだろう。

焼肉についての資料や本はあるものの、ホルモンに関するそれはほとんどなかった。自分の足でいろんな現場に行き、聞いてまわるしかなかった。そして私はいつしかホルモンや、それに携わる人々に魅せられていた。
人は自分の出自や環境から容易に逃れることはできない。少なくとも私の場合は。ファクスをおくってきた編集者の小西利枝さんの実家は焼肉屋である。もし彼女の家が焼肉屋でなかったら……。原稿を受け取り、何の感想もいわない凡庸な編集者だったら……。この本はできていなかっただろう。私は食肉産業と縁が深い被差別部落に生まれた。そして料理が趣味で焼肉が好物である。「ホルモン奉行」は生まれるべくして生まれた。(あとがき)


巻末の取材協力者には120余名が紹介されているし、大津と畜場、辻調理師専門学校、金海畜産物共販場、加古川食肉センターなど8件の機関への取材がなされている。辻調理師専門学校のシェフの協力でホルモン素材のフランス料理を5種類も調理してもらうなど、実に積極的な取材ぶりであり、実に気合の入ったホルモン本である。

2013/01/22(火)●カタカナ語氾濫●

8時半起床。
今朝の血圧は181/91/77。
朝から本降りである。
昨日までの疲れもあるし、今日は一日休養日とする。
テレビ大阪の韓国ドラマ「天使の誘惑」。見ないとはいったものの録画はしてるので見るともなく見てしまったが、やっぱりひどい(>_<)
アルジェリア人質事件は、ひとまず決着したようだが、安倍政権は、これを奇貨として、自衛隊法改定、ひいては国防に絡めての憲法改正に利用しようとしている気がする。
アベノミクスなどという胡散臭い掛け声での景気対策も、つまりは不景気に倦んでいる国民への人気取り作戦+原発問題へのめくらましのようでもある。日銀との共同声明発表での、安倍総理のコメント。うんざりするくらいカタカナ語の濫発だった。Morris.には理解不能な言葉も多かったが、普通に日本語で言える言葉も多かった。この人は昔、「美しい日本」がどうとかこうとか言ってたんじゃなかったかな。
夕方4時半頃、雨も上がったので歩いて六甲道方面に。今夜は歯医者。
灘図書館で時間つぶして、こいずみ歯科へ。今日は上の前歯の欠けた部分をプラスチックで補修工事(^_^;) これで今回の治療は終了かと思ったのだが、歯茎が全体的に悲惨な状況なので後数回、大掃除のため通院とのこと。
やまやでカティ・サーク買い、歩いて帰ろうと思ったが、また雨が降りだしたので、駅地下でちょこっと買い物して8時過ぎ帰宅。
ABC報道ステーションにも安倍総理出演。民主党政権交代時にかなり肩入れしたこの番組だったが、何となく安倍政権に阿る姿勢ではないかという感を受けた。
今日の歩数は5004歩。


間もなく一ヶ月のおでん(^_^;)

午後三時の屋上

同じく

【だから、君に、贈る】佐野眞一 ★★★☆☆ 「佐野眞一の10代のためのノンフィクション講座」の第2巻。まあ、中学生から高校生向けの啓蒙書ということになるのだろう。この第二巻は、2003年に流山市民文化会館と池袋コミュニティ・カレッジでの講演を元にしたもので、その講演の内容が2002年NHK「課外授業 ようこそ先輩」の番組出演のときの話を中心にしている。もちろん大幅に加筆もされているし、図書新聞や東京新聞に連載された記事も付け加えられている。
内容的には、これまで読んだものと重複するところも多かったが、年少向けにわかりやすく話しているため、最近ボケの侵攻著しいMorris.の頭にはちょうどよかったかもしれない。第一巻も読んでみよう。
阪神大震災時、途中で折れた阪神高速道路から車体の一部が突き出してかろうじて助かったバスの運転手自身が撮影した写真や、9・11の崩れ落ちる貿易センタービルを見ている群衆の写真など、印象に残る写真も掲載されていた。佐野の選択眼一つ取ってみても、彼の写真を「読む」能力の高さを思い知らされた。
佐野が生涯の師とも仰ぐ宮本常一の小学校も出ていない父が、宮本への餞に送った十ヶ条の人生訓。これも何度か目にしたが、本書でも全文紹介してあった。

1.汽車に乗ったら窓から外をよく身よ。田や畑に何が植えられているか、育ちがよいか悪いか、村の家が大きいか小さいか、瓦屋根か草葺きか、そういうところをよく見よ。
駅に着いたら人の乗り降りに注意せよ。そしてどういう服装をしているかに気をつけよ。また、駅の荷置場にどういう荷が置かれているかをよく見よ。そういうことでその土地が富んでいるか貧しいか、よく働くところかそうでないところかよくわかる。
2.村でも町でも新しく訪ねていったところは必ず高いところへ上って見よ。そして方向を知り、目立つものを見よ。
峠の上で、村を見おろすようなことがあったら、お宮の森やお寺や目につくものをまず見、家のあり方や田畑のあり方を見、周囲の山々を見ておけ。そこへは必ず言って見ることだ。高いところでよく見ておいたら道に迷うことはほとんどない。
3.金があったら、その土地の名物や料理を食べておくのがよい。その土地の暮しの高さがわかるものだ。
4.時間のゆとりがあったらできるだけ歩いてみることだ。いろいろのことを教えられる。
5.金というものは儲けるのはそんなにむずかしくない。しかし使うのがむずかしい。それだけは忘れぬように。
6.私はおまえを思うように勉強させてやることができない。だからおまえには何も注文しない。すきなようにやってくれ。しかし身体は大切にせよ。三十歳まではお前を勘当したつもりでいる。しかし三十をすぎたら親のあることを思い出せ。
7.ただし病気になったり、自分で解決できないようなことがあったら、郷里へ戻って来い。親はいつでも待っている。
8.これから先は子が親に孝行する時代ではない。親が子に孝行する時代だ。そうしないと世の中はよくならぬ。
9.自分でよいと思ったことはやってみよ。それで失敗したからといって親は責はしない。
10.人の見のこしたものを見るようにせよ。そのなかにいつも大事なものがあるはずだ。あせることはない。自分の選んだ道をしっかり歩いていくことだ。


Morris.には耳の痛い部分もある(^_^;)のだが、いかにも泥臭いが確かに聞くべきところのある卓見でもある。

2013/01/21(月)●ハードワークな一日●

6時半起床。
今朝の血圧は193/108/80。
矢谷くんら4人、六甲アイランドの高層マンション12階の韓国人宅のピックアップ現場。今日の現場は、韓国系の別業者のヘルプで、担当のマーさんとは、これまでにも何度か一緒に仕事やったことがある。
昼はマンション一階のパーティールームで、お客さんが買ってきたほか弁で昼食。キムチに辛ラーメンのカップもあって、ちょっと食べ過ぎ。
Morris.はコンピュータ部屋の梱包にかかりきり。本やCDがやたら多くてSのカートンが無くなり、Mカートンも無くなり、家具の中に荷物入れたり、ちょっと大変だった。
結局作業終わったのが7時過ぎ(>_<)。明日からはしばらく休みというのが、ありがたい。
夕方から雨になり、濡れネズミになって8時半帰宅。
アルジェリア人質事件は、日本人7名の死亡が確認された由。
今夜のKBS「歌謡舞台」は「パメヨンガ 夜の恋歌」特集。17曲中半分くらいは知ってる曲だった。
「番地の無い酒場」「追憶の小夜曲」「ニムクリウォ 君恋しくて」「壊れた愛の塔」「椿娘」「ダンサーの純情」「香港娘」「新羅の月夜」
今日の歩数は3055歩。

【暁英 贋説・鹿鳴館】北森鴻 ★★★ 北森作品は結構読んでる方だと思う。95年の」デビュー作「狂乱廿四孝」が結構Morris.好みだったからでもあるし、女性文化人類学者の蓮丈那智シリーズにはかなり入れ込んでた。他に旗師宇佐美陶子シリーズも面白かったな。単発ものもいくらか読んでたのだが、時々これはどうかというのもあったりして、ここ数年遠ざかっていた。
久しぶりに本書を読むことにしたのは「鹿鳴館」と建築家コンドルが主人公らしいということから、手にとったのだが、何と北森は2010年1月25日に亡くなっていて、本書は絶筆、それも未完の作品だった(@_@)
本書の導入部分はすごく面白そうだった。北森自身をモデルにした小説家が、鹿鳴館の謎とその設計者コンドルをテーマに作品を書くための取材を進める中で、不思議な人物と出会い、一気にその物語が動き出す。
ところが、いよいよコンドルが主人公としてとうじょうする本編に入ると、とたんに退屈になってしまう(>_<)
片山東熊、辰野金吾、曾禰達蔵という、明治の洋風建築の大立者3人が、コンドルの生徒として登場する場面は、感動モノだったのに、彼等は単に物語のために動かされてる人形にしか見えなかった。そもそもコンドルの行動そのものが、あまりに矛盾の塊である。
北森はこの作品を通じて、明治という時代の謎を解こうとしたらしいのだが、明治物といえば、山田風太郎の傑作群を愛読してきたMorris.だけに、その水準の格差ばかりが目についたのかもしれない。
いや、それなりによく調べているし、面白いエピソード、新しい仮説など見どころはあるのだが、登場人物があまりにぎこちない上に、ご都合主義と、作者の考えをそのまま登場人物に仮託することのオンパレードで、やや辟易もさせられた。
書評は、作品の長所、美点を紹介して、その作品を読んでもらうために書くべきだという、佐野眞一の言葉に共感して、淀川長治に倣おうと誓った舌の根もかわかぬうちに、これでは、あんまりだと思うのだが、やっぱりMorris.は、好き嫌いでしか物を言えない癖があるようだ。
Morris.の嫌いな[手をこまねく」(375p)があったことも、悪影響を及ぼしてるかもしれない。
没後に蓮丈那智シリーズの長編「耶馬台」が出ているらしい。これは読みたい、と思ったのだが、これも未完で、婚約者が書き継いで完成させたと書いてあった。うーーん、どうしよう。

2013/01/20(日)●まぬうが2匹(@_@)●

6時半起床。
今朝の血圧は205/102/88。
朝の3点セット。
昨日の深夜サンテレビで録画放映された高校サッカー決勝のビデオを見る。宮崎鳳翔vs.京都橘、どちらが勝っても初優勝である。Morris.は結果知らないまま見ることが出来たのでラッキーだった。本当に手に汗握る接戦だった。後半1-1から京都がリード、39分鳳翔がPKで同点に。延長でも勝負がつかずPK戦に。いや、もうこの時点で両校優勝でいいのではと思ってしまった。PK戦京都の先頭キッカーがポストに当ててしまい、結局そのまま5本決めた鳳翔が優勝した。
8時から恒例のSBS「挑戦1000曲」今日も家族大会でいまいち。まあいちおうMorris.はユンジョンちゃんさえ見られればそれでいい。ユンジョンちゃんといえば、2月発売予定の日本盤第二弾「最期の川」のMVがYou Tubeで見られるようだ。これは例のホンジニョン応援サイトに紹介してあったのだ。
しかし、これはちょっとMorris.には複雑な感想である。もともと原曲「チョホン 招魂」というのがあまり好きでない。このビデオの出来もいまいちだと思う。
11時半に部屋を出て、一階の古本屋「ワールドエンズ・ガーデン」を覗く。ソファなど置いてちょっと模様替えしている。お目当てのぶんちゃんは?と思ったらソファにかけてあるリネンに潜り込んで遊んでいた(^_^;) 何をやっても可愛いというのは得である。
そのまま王子動物園へ。今日はどちらのまぬうが出てるかなと思ってたら、何と雄雌二匹が一緒に出てる(@_@) 喧嘩するから交代に出ることになってると聞いてたし、一緒に出てるのは初めて見た。
雌は岩の上にじっと座ったまま。雄は地面をうろついたりして落ち着きが無い。2匹並ぶ場面は無かったが、とりあえず2匹一緒にいる証拠写真だけは写すことが出来た。これからはずっと一緒に出るのだろうか、それともテストケースなのかな。ちょっと楽しみである。三宮図書館まで歩いて、3冊借り、センタープラザの石橋楽器冷やかして、また歩いて戻る。大安亭で買物して5時半帰宅。Morris.好みの旭変電所の建物全体に足場がかけられている。一瞬ビビったが取り壊しでは無さそう。外装工事らしいが、あまり変なことはしないでおいて欲しい。
アルジェリア軍による攻撃は終了したらしいが、相変わらず情報はなかなか伝わってこない。
今日の歩数は8544歩。


今朝のユンジョンちゃん

ソファーの中で何かが

かなり派手に動く

ぶんちゃんだ(^_^;) 

ソファは遊具

姉さんかぶり?

ちょっとアップ

おまけ

今日のまぬう(雌) 

こっちの丸まってるのは?

まぬう(雄)ぢゃ(@_@)

2匹一緒は初めて

景山邸

大安亭の黒

大安亭のふさ猫

大安亭の白雉

Morris.の好きな旭変電所が(>_<)

4月まで外装工事かな?

サンパル付近の白雉

小さな招き猫

大日商店街果物屋の白斑

【銀河帝国の弘法も筆の誤り】田中啓文★★★ 表題作を含めて5篇の短編が収められている。夫々にSF仲間たちによる「田中宏文批判」という書評が付されている。タイトルも駄洒落と過去のSF傑作のパロディらしい。書評ももちろん田中が書たものだろう。とりあえずタイトルを並べておく。

1.「脳光速 サイモン・ライト二世号、最後の航海」 SF作家・田中宏文批判/小林泰三
2.「銀河帝国の弘法も筆の誤り」駄洒落作家・田中宏文批判①/我孫子武丸
3.「火星のナンシー・ゴードン」駄洒落作家・田中宏文批判②/田中哲弥
4.「嘔吐した宇宙飛行士」悪趣味作家・田中宏文批判/森奈津子
5.「銀河を駆ける呪詛 あるいは味噌汁とカレーライスについて」人間・田中宏文批判/牧野修


Morris.は中学・高校時代はそれなりのSFファンだった。しかしいつの間にか縁遠くなっている。まあ田中のこの作品はSF作品というよりか、SFの衣装をまとった駄洒落の塊みたいなものである。筒井康隆の「関節話法」を思い出した。そういえば田中は筒井のファンで、筒井も田中のゲテモノ作品をベタ褒めしたとか何かで読んだような気がする。
駄洒落だらけでもあるが、作品そのものが「しょーもない」駄洒落に向かって収束するために、相当なエネルギーをつぎ込んで細部を濃密にしていく手法は田中の本領なのだろう。グロい悪趣味への偏執的傾向も彼の特質のようで、どちらかというとMorris.は御免被りたい方だが、それなくしては、この短編群は成立しない。無茶苦茶無駄な努力とその結末で脱力させる力量は大したものであるということもできるだろう。
1.は「脳梗塞」のもじりで、サイモン・ライトというのは「キャプテン・フューチャー」に出てくる「生きている脳」のことらしい。
2.は「銀河帝国興亡史」と「弘法も筆の誤り」をくっつけたタイトル。Morris.も以前「世界は一家人類は皆兄弟」という笹川良一のスローガンと「兄弟は他人の始まり」をくっつけた標語をつくったことがあった。
3.は初期のパルプマガジン時代にありそうなタイトルだが、実はこれがラストのとんでもない自爆ギャグにつながるもので、泉昌之の漫画「かっこいいスキヤキ」に収められている「Arm Joe」という作品を思い出した。
4.は李・バイアという韓国系宇宙飛行士が、宇宙服を着たまま、嘔吐脱糞しながら宇宙空間をさまようという、究極のゲロゲロものだが、最後のオチが宇多田ヒカルというのはあんまり過ぎるぞ。
5.は「のろいど(呪い度)」という単位の発明が目を引くくらいかな。
とにかく、田中くんの饒舌と力量がよくわかるトンデモ作品集ではある。

2013/01/19(土)●新名神Drive(^_^;)●

4時半起床。
今朝の血圧は195/105/87。
朝の5時といえば、さすがにまだ暗い。
奥井さんと名古屋緑区のオーストラリア向け船便のピックアップ現場。
名古屋に行くのも久しぶりで、今日は天気もよさそうなので、助手席から新名神の夜明けの風景などデジカメ撮影。ところが、ISO80にしたままだったのでブレブレで、拡大はとても無理な画像ばかりだった(>_<) まあ、そういうこともあるさ。
現場は名古屋から二人ヘルプに入ったので、正午過ぎに作業終了。
お客さんがHottoMottoのカツ丼を買ってきてくれてたので、貰って長島SAで食べる。いただきものに文句を言っては罰が当たるのだが、これはかなり不味かった(^_^;)
3時半倉庫着。荷降ろし、用意などすまして、マルハチに寄って5時過ぎ帰宅。
アルジェリアの人質事件は、数名の無事が確認されたようだが、それ以外は情報の錯綜が続いている。
元横綱大鵬幸喜の訃報。享年七十ニ。
Morris.の年代で相撲といえば、栃錦-若乃花の栃若時代、そして、柏戸-大鵬の柏鵬時代この4人の横綱が超ビッグスターで、彼等が活躍した間が相撲の全盛時代だったような気がしている。Morris.は成績では劣る側の栃錦、柏戸が贔屓だった。栃錦は1990年に65歳で、柏戸は1996年に58歳で、若乃花は2010年に82歳で亡くなっている。
今日の歩数は2693歩。


早朝のtwin煙突

新名神の夜明け #01

#02

#03

#04 

残雪

Double"A"Bridge

長島スパランド

中京工業地帯?
2013/01/18(金)●船舶ウォッチング●

6時起床。
今朝の血圧は188/89/77。
浅海くんらと箕面今宮マレーシア人宅ピックアップ3日取り現場の初日。
昼は近所の「大名」の豚骨醤油ラーメン。極細麺でなかなか美味しかった。
現場付近は171号線の下で、旧西国街道と書いてあったので、何か面白いものがあるかと、昼休み散歩したが、ちょっと立派な豪農宅があるくらいで、あまりめぼしいものは見当たらなかった。それより、今日はかなり寒くて、ゆっくり散歩楽しむことが出来なかったのかもしれない。
3時過ぎに作業終えて、倉庫でバン詰め作業。
5時に倉庫を出て埠頭に船影が見えたので、寄り道する。最初見えたのは貨物船で「PROJECT A CHE JU」」」。ハングル表記もあったので韓国の船だろう。かなり古そうだ。帰ってネットで調べたら、もともとDONJIN OSAKAという名で明るい青い塗装だったらしい。
現在は韓国籍で全長92m、巾16m、総トン数3850t、型深16m、満載吃水3.8m……となっている。
埠頭のずっと東側にも大きなコンテナ船がいた。こちらは大型コンテナ船で「MARK TWAIN」。こちらはイベリア籍で、2006年竣工だから、まだ綺麗である。
全長223m,巾32m、総トン数35581t、型深16.56m、満載吃水12.0m。コンテナ船だけにトン数は一桁違うな。
6時帰宅。
アルジェリアの、人質事件はアルジェリア軍が攻撃して、開放された人質や死傷者も出ているようだが、一向に詳細が明らかにならない。
あすは4時半起きで名古屋現場(^_^;)
今日の歩数は2883歩。


今朝の摩耶埠頭 

箕面今宮地区

鴨の雄 

久々大型船 

PROJECT A 

MARK TWAIN

2013/01/17(木)●18年目●

6時起床。
今朝の血圧は203/105/73。
TVニュースで、東公園などの、神戸震災追悼の集いの模様が映されている。あれから18年が過ぎたことになる。Morris.はこういった記念行事にはほとんど参加したことがない。犠牲者を悼む気持ちが無いわけではないのだが、大勢で祈るというのに馴染めないのかもしれない。どうしても今は、東北地震津波原発震災との比較で思い出すことが多い。単純に比べられるものではいということはわかっているのだが、人間はどうしても自分の体験したことしか実感できない動物のようだ。
住吉ドイツ人現場、最終日。階段踊り場の高いところにあるカーテン外すのに浅海くん大奮闘。冗談抜きでかなり危険だった。100kgはありそうな金庫(Morris.はパス(^_^;))などもあったが、ちょうど正午に作業終了。
昼は東市場の「漫々亭」。いつもはチャンポンだが、今日は珍しく中華丼。ここの大将はその容貌から「ゴルゴ」と呼ばれている(^_^;)が、中華鍋2枚(片方は北京鍋)をメインにした料理の手際は素晴らしい。手早い、ムダがない、安定している。
午後は大阪福島区の倉庫に、今日の現場の保管荷物の引き取り。トラックたっぷり1台半分くらいあった。
3時半倉庫着。
返りマルハチに寄って、6時帰宅。
昨日起きたアルジェリアでの外国人人質事件、情報が極端に少なく錯綜してるが、10カ国41人が人質にされ、死傷者もでているらしい。アフリカのニュースなんて、ほとんど流れないから、こういった際のもたつきぶりはかなりのものである。
今夜の報道ステーションでは、アルジェリア軍が強行突破したとの情報もながれていた。
今日の歩数は3988歩。


今朝のTwin煙突 

寒桜見頃

深江浜の空

同じく

同じく

摩耶埠頭夕景 

2013/01/16(水)●トイトイ?(@_@)●

6時半起床。
今朝の血圧は188/99/87。
住吉ドイツ人宅三日目。
朝からガレージ、昼は庭のトランポリンの解体。おもちゃとは言えないくらいの大きさで(直径3m)、強力バネで留められて最初の数個を外すのが大変だった。
3時に作業終えて、倉庫で荷降ろし。
一旦5時に帰宅して、夜は六甲道の歯医者2回め。今日は差し歯の不具合を直してもらう。
TOHOで買い物して8時帰宅。
森羅万象のあべさんが、山口の地福地方の民俗伝統行事「トイトイ」を紹介していた。1月14日の夜、子どもたちが藁馬を笊に入れて近所の老人宅の門前に置き、代わりにお菓子をもらうというものだが、細部が面白い。あべさんは藁馬を配布する公民館から、子どもたちと一緒に町廻りの最後までしっかり見物して、写真付きの詳細なルポに仕上げている。いわゆる小正月の行事のひとつだが、これは旧暦で行うのが本筋だろう。あべさんも書いてたが、旧暦なら14日は満月の前夜、夜道も月明かりに導かれるはずだ。今年の旧暦1月14日は、2月23日になる。
今日の歩数は2994歩。


五色の雲

子供の守宮(やもり)

光雲

トランポリン

摩耶大橋下に停泊中のM
oon light

笑う月

2013/01/15(火)●雲のいろいろ●

6時半起床。
今朝の血圧は199/104/85。
住吉のドイツ人宅現場二日目。
台所-リビング-ガレージと移動梱包しながら4時前作業終了。倉庫に戻って荷降ろし。
夕方の空は雲の品評会みたいだった。色んな雲があるから良い写真が撮れるとは限らないし、今日もあまり良いショットはなかった(>_<) 空と雲のスライドショーもこのところ更新してないよな(^_^;)
今日は天気予報で雨の心配は無いと言ってたのに、昼間はみぞれやあられまで降ったし、気圧が不安定なのだと思う。

大島渚の訃報。享年八十。
「愛のコリーダ」も「戦場のメリークリスマス」も見ていないMorris.だが、根性と反骨精神のある映画監督というイメージが強い。大島渚といえば、反射的に「日本春歌行」を思い出す。ネットで調べたら1967年の作品だった。Morris.18歳(^_^;)高校3年くらいだっただけに強烈な印象を受けたのだろう。
合掌。
今の日本では八十で亡くなるといっても特に長生きとも思われないだろうが、百年前くらいまではかなりの長寿だった。七十が「古希(古来まれ)」だもんね。
例によって山田風太郎の「人間臨終図巻」から八十歳で死んだ人々を列挙しておく。( )内は没年。

釈迦(前383) プラトン(前347) 世阿弥(1443?) 尾形乾山(1743) カント(1804) 井上馨(1915) アナトール・フランス(1924) H・G・ウェルズ(1946) 幸田露伴81947) トーマス・マン(1955) 真崎甚三郎81956) 永井荷風(1959) 小沢治三郎(1966) ド・ゴール(197 浜田広介(1973) 片岡千恵蔵(1983) ワイズミューラー(1984) 美濃部亮吉(1984) 石川達三(1985) 入江相政(1985)

「臨終図巻」は1987年刊だから、それ以後四半世紀の間に亡くなった人の登場はない。ちなみに、山田風太郎は2001年に七十九で亡くなっている。
今日の歩数は2855歩。


今朝のTwin煙突 高橋から

阪神高速越に

都賀川河口より

倉庫付近の雉

ヴァラエティに富む雲景

ゲジゲジとイカ

蛇の頭

鳥と魚

韓国CM(@_@) これはCGだろう
2013/01/14(月)●雨のち曇、東京は積雪●

6時起床。
今朝の血圧は183/103/82。
朝からかなりの雨である。
歩いて摩耶倉庫へ。
浅海くんら4人で住吉川沿いドイツ人宅4日取り現場の初日。
大雨なので梱包材料降ろすのにも難儀したが、まるまる一日台所梱包。
昼は岡本の「小麦のみのり」で鶏天定食。
雨は夕方には上がった。
5時半帰宅。録画しておいた高校サッカー決勝戦見ることにしたのだが、何と雪のため中止(@_@)となっていた。画面で見ると完全に真っ白である(^_^;)。 中山競馬場も5R以降中止になったとか。まあ、サッカーは19日正午から試合あるとのことだから「順延」だな。
京都と宮崎だから、応援でまた上京というのは大変だと思う。
しかたないので(^_^;) 昨日の日曜美術館見る。「アートと音楽」というテーマで、坂本龍一と日比野克彦がゲスト。まあ、そういった展示会やってるのだろうけれど、これが、Morris.にはまーーーーーーーったく、面白くなかった(>_<)
今夜のKBS歌謡舞台は「1305회 가요무대 歌謡舞台1305回「“가요산맥 작사가 조명암 歌謡山脈 作詞家 チョミョンアム 趙鳴岩” 」だった。KBSサイトから曲名と歌手名を写して、読みがなと邦訳をつけておく。おしまいの( )内の人名はオリジナル歌手である。

1) 고향 초 コヒャンチョ 故郷草 김 연 자 キムヨンジャ (チャンセジョン)
2) 낙화유수 ナッカユス 落花流水 설 운 도 ソルンド  (ナムインス)
3) 알뜰한 당신 アルトゥルハンタンシン 愛しいあなた  금 사 향 クムサヒャン (ファングムシム)
4) 고향 설 コヒャンソル 故郷の雪 남 일 해ナムイルヘ (ペンニョンソル)
5) 다방의 푸른 꿈 タバンエプルンクム 茶房の青い夢 강 민 주 カンミンジュ (イナニョン)
6) 꿈꾸는 백마강 クムクヌンペンマガン 夢見る白馬江 박 일 남 パクイルナム (イイングォン)
7) 울어라 은방울 ウロラウンバンウル 泣け銀鈴 문 희 옥 ムンヒオク (チャンセジョン)
8) 아주까리 등불 アジュカリトゥンブル 唐胡麻灯火 김 용 임 キムヨンイム (チェビョンホ)
9) 목포는 항구다 モッポヌンハングダ 木浦は港だ 김 연 자 キムヨンジャ (イナニョン)
10) 울며 헤진 부산항 ウルミョヘジンプサンハン 泣いて別れる釜山港 설 운 도 ソルンド (ナムインス)
11) 진주라 천리 길 チンジュラチョルリキル 晋州は千里路  서 지 오 ソジオ (イギュナム)
12) 서귀포 칠 십리  ソッキポチルシムニ 西帰浦七十里 문희옥 ムンヒオク.김용임 キムヨンイム (ナムインス)
13) 총각진정서 チョンガクジンジョンソ チョンガー陳情書 김 용 만 キムヨンマン (キムジョング)
14) 코스모스탄식 コスモスタンシク コスモスの嘆き 서 주 경 ソジュギョン (パクヒャンリム)
15-1) 화류춘몽 ファリュチュモン 花柳春夢 김 부 자 キムプジャ (イファジャ)
15-2) 가거라 초립동 カゴラチョリプトン 行け草笠童 김 부 자 キムプジャ (イファジャ)
16) 선창 ソンチャン 波止場 남 일 해 ナムイルヘ (コウンボン)

チョミョンアムという作詞家は朴燦鎬さんの「韓国歌謡史2」によると、1913年忠清南道アサンの生まれで、本名はチョヨンチュル。1935渡日、早稲田大学仏文科卒業、学生時代から多くの歌詞を発表していたらしい。解放後も祖国で活躍したが、朝鮮戦争後越北したため、韓国では彼の作品は長い間、放送禁止状態だった。作曲家金海松も同様だったが、今、こうやって、国営放送的性格のKBSの番組で特集が組まれるということは、嬉しい傾向だと思う。
今日の歩数2911歩。


瞬間的に六甲山雪化粧

雨あがり西の空

南の空 
2013/01/13(日)●部屋ゴロ(^_^;)●

7時半起床。
今朝の血圧は195/96/76。
SBS「挑戦1000曲」(^_^;) 「ホランナビ」のキムクッカンが娘、韓国男性と結婚したイタリア女性と義母などの出演。ユンジョンちゃんは赤いワンピースでまあ普通。といったところ。
KBSノレチャランは木浦(モッポ)編。久しぶりにゲストにヒョンスクが出演。
午後は京都女子駅伝(神奈川県優勝)、大学ラグビー決勝(帝京4連覇)、女子バスケット(トヨタ優勝)、大相撲初場所初日と、スポーツ中継を流しながら、読書、ミニギターなどでまたまた部屋でゴロゴロの一日だった。午後から天気が崩れそうだったこともあるし、明日から数日は仕事が入ってるので、休養も兼ねてということにしておく。
年末のKBS番組「トロット大祝祭」がYou Tubeにまるまるアップされてた。Morris.は歌麿会長からDVDもらったからいいけど、もし韓国トロット関心があって、まだ見てない人は、今のうちに覗いておくことをおすすめしておく。
今日の歩数は0歩。

【死と滅亡のパンセ】辺見庸 ★★★☆☆☆ 辺見は1944年宮城県石巻市生まれで。日本大震災で故郷の町をまるごと失い、震災そのものへの慙愧と悲しみと憤りと鎮魂を込めつつ、震災後の日本独自のファシズムの台頭に警鐘を鳴らす一冊である。
1948年発表の武田泰淳のエッセー「滅亡について」の中に出てくる「すべての倫理、すべての正義を手軽に吸収し、音もなく存在している巨大な海綿のようなもの」に言及して次のように言う。

問題は「巨大な海綿のようなもの」という滅亡の形がわたし(たち)から離れて外在するのか、それともわたし(たち)の奥に古くから内在するかである。武田泰淳はそれには言及していない。字面だけ読めばそれは架空のオブジェのように思われるし、いっそ外在化したほうが諸般多分に都合がよくなるということもある。なにぶんにも、自分の不正義や惰弱、無責任を海綿的なるものに吸いとらせるというのか、ないことにしてもらえるという利点があろう。事実、戦後のニッポン社会は、戦争責任も思想転向も大政翼賛も憲法九条の無視もオチャラカ文化も原発建設も、はたまた価値の空洞化も、人びとそれぞれの個別主体から切り離して、なにか正体不明の「巨大な海綿のようなもの」のせいにしてきた。換言するなら、「巨大な海綿のようなもの」をみんなで幻想し、なにか量りがたい巨大なものを想定することによって、個別主体の責任をまぬかれよおうと無意識に謀ってきたのである。政治家、役人、思想家、作家、ジャーナリスト、民草だけではなく、昭和天皇がそうではなかったのか。そのなれのはてが、いまである。(死と絶望のパンセ)

去年読んだ山本七平の「空気」に似ているが、こちらはそれよりは存在感がありそうだ。海綿はスポンジである。最近はスポンジと言えばすべて化学製品だが、Morris.の子供の頃は、いかにも海産物の名残を感じさせるものに接した記憶がある。そういった思想のゴミ箱めいたものを幻想することが、日本人古来の「知恵」だったのだろうか? 

全的滅亡の相貌。敗戦によっていったんは思い描かれたそれは、2011年3月11日の出来事によって、いまふたたび想起されているであろうか。どうもそうとは思えない。この社会は大震災による数えきれない死の痕跡を必死で隠し、かつて垣間見た全的滅亡の相貌をきれいさっぱり忘れ去っているのではないか。これからこの国に展開するであろう悲劇が、先の敗戦時に散見された奈落よりもさらに甚大かつ無限の連続性をおびている公算が大であるにもかかわらず、全的滅亡にそなえる心の構えも言葉も、ほとんどもちあわせないのは、けだし、幸せであり、同時に絶望的に不幸なのである。(死と絶望のパンセ)

こういうのを読むと、日本人が「臭いものに蓋」「見て見ぬふり」「喉元過ぎれば熱さを忘れる」「我関せず」などのことわざ、慣用句に溺れてしまってる感じにさせられるのだが、あまりにペシミスティックではないか。などと、思うこと自体が、すでに絡め取られている証拠かもしれない。

イスラエル生まれの詩人フルーティストのQ・F・コーエンとの対話の中で、坪井秀人の『声の祝祭--日本近代詩と戦争』を援用しながら、戦争賛美詩を書いた詩人への戦争責任追求が等閑(なおざり)にされたまま、逆に愛国詩めいたものがうまれていることへの疑念を表明している。

屑みたいな戦争詩を書きまくった詩人たちは、坪井秀人によれが、「戦前/戦中/戦後に(「変節」こそあれ)変質はなかったと見るべきなのである」という。先達たちは思想転向などという上等なものでなく、たんに昔から無知蒙昧で、節操がなかったという可能性がたしかにある。坪井氏はこうも言う。「佐藤春夫や三好達治、大木惇夫、野口米次郎、蔵原伸二郎等々の代表的な戦争詩人について、<彼は戦争詩を書いたがそれによって彼の詩業の価値は些かも損なわれるものではない>式の表現がいまだに繰り返されている。このような見苦しい弁明が戦争詩と同様あるいはそれ以上に罪深いことをまずは認識すべきなのである」。
ファシズムの出発点には主観的善意と妙な活気がある。象徴的に言えば、われわれは例外なく戦争協力し人たち、戦争協力記者たちの末裔だ。かつては戦争協力詩こそ国家・社会に異議のある言葉とされた。そう言っても甲斐はないけれども、"血筋"をもうみんな忘れてしまっているんだね。でも、忘れないほうがいい。散見するに、いまの言語状況には貧寒としたものを感じる。どうやら愛国救国詩みたいなもの、震災詩みたいなものが売れるらしいんだ。それで詩の世界でも「震災ビジネス」が生じたのではないのかな。
日本はやはり戦争協力詩、戦争賛美詩の影というか出自を断てていない。絶とうとはしなかったんだ。今度のことではっきりしたんじゃないか。「国難」などという戦前も用いられた怪しげな言葉を蹴飛ばすのでなく、お国といっしょになって絆だとか勇気だとか物書きが言ってどうする、とぼくは思うがね。肯定的思惟を先行させて状況全般を受容するだけでなく、批判的発想を揉み消していく重圧みたいなものが、外側からくるのではなく表現者の内側にある。言語統制をじぶんでやっちゃっている。いまの言葉にはそういうのが多い。じぶんで思想警察をやっっているような、ね。
詩はもっぱら三月十一日を悼みつつ、おおむね時代と状況を肯定する側にまわっているみたいだ。戦争詩のころとどこかつながるものを感じるのだけれど、考え過ぎかな。(破滅の渚のナマコたち 対談中辺見発言)


斎藤美奈子「それってどうなの主義」に次の一節があったことを反射的に思い出した。

この際だからいっちゃうが、リサイクルだダイオキシンだ地球温暖化だと活発に活動している団体に、国防婦人会に通じるノリがまったくないと断言できる? 識者がひとりひとりの意識改革をいい、市民は善意の奉仕活動に励み、何もしない怠け者でさえ後ろめたさを感じる。国じゅうが同じお題目を唱える構図が、まさに総力戦。

これこそ、大震災以降の日本の状況そのままだし、辺見が感じている「ぼんやりした不安」に通じるものではなかろうか。

このたびの出来事以前から、言葉が縮小し萎縮していましたね。大正期に起きた関東大震災のときと比べても、お粗末きわまりない言葉、文芸が出回っています。また、報道上も原発のメルトダウン隠しがありました。わかっていたのに報じなかった。被曝した人がたくさんいたのに。これは戦後の報道史上、最大の汚点でしょう。そしてその責任を誰もとらない。この社会には痛みを感じ責任を負おうという「個」がいないのです。3・11後ますます「個」がかき消えている。(『眼の海』をめぐる思索と想念 インタビュー)

メディアでもリスク管理を常にしていて差別的な用語をつかわないようにするけれど、差別に対して根底から身体を張って反対しているわけではない。言葉の表面は差別用語がなくても、社会はますます差別的になっている。P・C(ポリティカル/コレクトネス=政治的に正しいとされる用語や表現)が今風ファシズムを支えています。『週刊金曜日』や市民運動を含む、そうしたP・Cという感覚の持つ思考の危うさ、オポチュニズム(ご都合主義)の大きな裾野が広がっています。(『眼の海』をめぐる思索と想念 インタビュー)

差別用語などと言挙げして、使わないようにしたり、別の言葉で言い換えしたりするのが本質的解決にはならないということは、Morris.もずーーーーっとまえから大反対していたが、これもいっかな直りそうにない。最近一部で話題になってた「ネガポ辞典」などというのも、これの通俗版なのかもしれない。
オポチュニズム(opportunism)は「日和見主義」と思い込んでたけど(間違いではない)、「ご都合主義」もオポチュニズムなのか。Morris.は、あまりに作者の都合でつじつま合わせしたり、偶然の乱発する小説で[ご都合主義」を乱発してきたから、それとオポチュニズムとの結びつきにちょっと意外な感じを覚えたのだ。Morris.亭で一番大きな英語辞書「研究者 新英和辞典」でみたら

opportunism(政治上などの)日より見[便宜]主義(timeserving);便宜主義的行動

と、そっけない。
ちなみに、英韓辞典電子辞書で引いたら「便宜主義」の他に「臨機応変主義」と書いてあった(^_^;)
差別語言い換えなんかたしかに「便宜的」「臨機応変」と言えなくもなさそうだ(>_<)

大震災と原発事故でかつてない心的外傷を負ったこの国は、だれもそうはっきりとは自覚しないにせよ、今風のファシズムのただなかにいるのではないか。
七十年以上まえに石川淳が小説『マルスの歌』に記したスケッチをふと思い出す。「だれひとりとくにこれといって風変わりな、怪奇な、不可思議な真似をしているわけでもないのに、平凡でしかないめいめいの姿が異様に映し出されるということはさらに異様であった」。日本的ファシズムの淡彩描写で、これほど虚をつく文はない。日本型ファシズムの特質は、人があえて争わない階調にあり、表面はとても異形には見えないところにある。石川はそれを戦争の実時間にあって勇気を持って活写しえたじつに数少ない作家である。石川のいうなにげない異様を、わたしはいまに感じる。(幻燈のファシズム)


石川淳は数年前に集中的に読んだはずだが、「マルスの歌」は未読だった。機会を見て目を通しておこう。

先の戦争でもこのたびの大震災でもおびただしい数の人びとが死んだ。死ぬということは、思うことを消され、悩むことを消され、語ることを完全に消されることである。それでは生きのこった(生きのこってしまった)生者とはなにか。それはたれもがひとしなみに、喋々と弁ずる者ではない。心はしきりに思い悩むのに声を絶たれた生者もいるのである。すっきりと「人間存在の根源的な無責任さ」という一足飛びの「内省」は、その概括的でおおざっぱなもの言いゆえに、おそらく真の根源性をなくし、衒いに似たものになりかねないだろう。そのことと日本の戦後民主主義の軽さと空しさと没主体性には、なにかかかわりがあるのではないだろうか。旧臘、故郷石巻に足をはこび惨状を目のあたりにして、わたしは朦朧としてそう疑った。(「人間存在の根源的な無責任さ」について)

これは、東京空襲時、親しい女がいた深川方面が火に包まれた模様を望見しながらの回想(「方丈記私記」堀田善衛
)「……大火焔のなかに女の顔を思い浮べてみて、私は人間存在というものの根源的な無責任さを自分自身に痛切に感じ、それはもう身動きならぬほどに、人間は他の人間、それが如何に愛している存在であろうとも、他の人間の不幸についてなんの責任も取れぬ存在物であると痛感したことであった」の中の「人間存在というものの根源的な無責任さ」に異議申立てしている部分である。辺見はあくまで「個」として「おのれというものの無責任さ」でなくてはなるまいと言ってるわけだ。
辺見の立場は理解できるのだが、いざ自分がその場におかれたとしたら、Morris.などはそもそも「他」に思いやることなどはできそうにない(>_<)
辺見は共同通信在職中、芥川賞受賞して小説家デビューし、ノンフィクション、評論など広範囲の著作を発表。最近は詩作品にも力を注いでいるようだ。詩集『生首』で中原中也賞、震災をテーマにした『眼の海』で高見順賞を受賞している。中原賞の授賞式が震災直後(2011年4月)のため、授賞式に出席できず、その欠席のためのメッセージの文の中に執筆中の作品が引用されていた。これを孫引きしておく。

眼のおくの海--きたるべきことば 辺見庸

ひとしずくの涙に
莢蒾(ガマズミ)の赤い実を映したまま
ずっと網膜のうらにひそみ
このたびは
いきなりわたしの眼からふきでて
こんなにも海となった
あなた 眼のおくの海

わたしの眼からふきでて
世界にさしだされた
あなた 眼のおくの海

矯(た)めなおしにきたのではないだろう
試しにきたのでもないだろう
罰しにきたのでもないだろう
莢蒾の赤い実のほかは
一個の浮標(ブイ)もない
あなた 眼のおくの海

あなたはきたるべきことば
繋辞(コプラ)のない きたるべきことば
もう集束はしない
ばらけた莢蒾の赤い実のようなことばよ
わたしはずっと暮れていくだろう
繋辞のない
切れた数珠のような
きたるべきことばを
ぽろぽろともちい
わたしの死者たちが棲まう
あなた 眼のおくの海にむかって
とぎれなく
終わっていくだろう


これだって「震災詩」だと思うのだが、辺見からすれば「わたしという個が、よるべない他の個にとどける「ひとすじの声」」であり「狂気」をはらんでいる「震災詩とは別物」だと主張するのだろうか。
「繋辞 コプラ」というのは、知らなかったので調べたら「連結詞」とも呼び、英語のbe動詞みたいなもの、日本語だと「AはBである」の「である」の部分とか書いてあった。「きたるべきことば」には「繋辞がない」ということなのか、よくわからない。
言葉の選び方、イメージの喚起力など、強く感じさせる言葉たちだとは思うのだが、Morris.という「個」には伝わりにくい部分が多い。それはMorris.の理解力の欠如のせいなのだろうか。
大切なこと、考えさせることがいっぱい書いてある本なのだろうと思うのだけど、もうちょっと万人に分かる言葉で書いてあればな、と思ってしまった。

2013/01/12(土)●猫撮り散歩●

7時起床。
今朝の血圧は206/98/88。
ベッドで、「ピーター・バラカンの「ウィークエンド・シャッフル」聴きながら読書。
先週のまちがい探しクイズの答えは、ハンク・ウイリアムスが歌ったと曲が別人で、ヒントは当時無かったペダルスチールが使われているということだったらしい。もともとハンクの声すら耳馴染み無いし、普通のスチールとペダルスチールの違いなんてわからない。
これを聴きながら読んだのが今江祥智の「袂のなかで」という本だったのだが、一向に面白くないし半分以上読んだところで前に読んだかもしれないという疑念が(^_^;) ともかく読み終えてからMorris.部屋サイト内検索かけたら2003年に読んでたことが判明(>_<) しかもその感想も今回の読後感と全く同じだった。
ゆうメールで2通配達。ひとつはKBSからで、去年の歌謡コンクールの記念品らしい。えらく遅いけど、中身はVHSテープくらいの大きさで、「応答せよ 1997(ウンダッパラ1997)」というドラマのOST CDとメイキングビデオのセットだった。ドラマそのものならともかく、メイキングなんか見てもしょうがないし、CDの方はテーマソングの他、ヤンパやジェクスキス、チョソンモなどの曲が入ってるが、これもMorris.の趣味ではない。誰か欲しい方あればあげよう。
もう一つは工作舎の田辺さんから、「ナナメモ・カレンダー」。メモの手前を斜めに裁断してその面に一年分のカレンダーが印刷さRているという、あまり実用的ではないものの、デザインとしては悪くない。お年玉代わりだと思う。田辺さんは義理堅いな。ありがとうございますm(__)m
2時頃部屋出て、「ワールド・エンズ・ガーデン」の窓から覗いたら、大型カメラに三脚使って撮影してる。ぶんちゃんがあまりに可愛いから本気で撮影してるのかなと、覗きに行ったら、雑誌か何かの取材のようだった(@_@)
その後、王子動物園にまぬうだけチェックしてから、三宮方面へ。猫探しながら歩いたが一向に見当たらなくて、あきらめかけたところで、不細工な白黒が車の下に走りこむのを見つけて撮影、その後も大日商店街や公園、大安亭、旭通りなどで、数だけは結構いっぱい撮る事が出来た。
三宮図書館に寄って、しばらく冷やかして、また歩いて、大安亭で買い物。6時半帰宅。
サンTV録画で高校サッカー準決勝2試合やってたのでついつい見てしまう。宮崎鳳翔と石川西陵は2-2PKで鳳翔が、京都橘と神奈川桐光は30で京都が勝ち、明後日決勝は宮崎-京都で、どちらが勝っても初優勝だ。
今日の歩数は8411歩。


「応答せよ1997」OST CD&メイキングビデオ 

工作舎謹製ナナメモ・カレンダー

取材中 

今日のぶんちゃん

同じく

まぬうの檻

今日のまぬう(雄)

今日のまぬう(雌)

神戸文学館 

月食ではない

金環食ではない

蛇の髭のロゼット

大日の黒白 

トラ



大安亭トラックの黒

旭変電所

旭通りの白雉


看板建築?

2013/01/11(金)●新年会納め(^_^;)●

9時起床。
今朝の血圧は193/100/85。
朝の3点セット。
今日もこたつでゴロゴロしながら、2012年読書控えの校正済ませる。50箇所くらいあったかな(^_^;)
午後も何となく動く気になれず。
やっと6時過ぎに三宮へ。今夜はクラウンの新年会。
東急ハンズ横のビル五階にある「卑弥呼」という店。名前からするとお洒落なキッチンバーかと思ったが、いちおう沖縄料理らしい。そのくせ、泡盛は別料金というので、ビールに専念。
13,4人参加してたからいつもより多かった。
白湯の豚鍋、チャンプル、ラフテ、ミミガーなどなど。まあ、とりあえず、2時間みっちり、飲みまくり、食いまくり。これで今年の新年会ならびに正月気分は終了ということにしよう。
10時前帰宅。
今日の歩数1018歩。


 

 

 
2013/01/10(木)●今日も寝正月(@_@)(^_^;)●

10時半起床。
今朝の血圧は177/97/84。
ひさびさの宿酔である(>_<)
今日はもう何もしないことに決定。
歌麿会長からもらった、「トロット大祝祭」「歌謡大祝祭」のビデオ続けてみる。トロットは熟知してる(^_^;)が、歌謡大祝祭のほうは、いわゆるK-POPでほとんど男女のグループが入れ代わり立ち代わりで、Morris.にはどれがどれやら見分けがつかなかった。女性司会は少女時代のユナで、これは前に見たドラマ「ラブレイン」に出てたから覚えていた。たぶん出演者の平均年齢は20代の半ばくらいだろう。
ついでに(^_^;)新春から始まった、7ch(TV大阪)の韓国ドラマ「不屈の嫁」と「天使の誘惑」もいちおう録画しておいたので試しに見てみる。
「不屈の嫁」はキムボヨンが出ると書いてあったので喜んだがえらく地味な母親役だった。老舗の醤油屋の息子が浮気(本気)で離婚したいというのに、孤児だった嫁が、立ち向かうというちょっと変わった趣向。これは30分番組だから、ちょこちょこ見てもいいかもしれない。もう一つの「天使の誘惑」というのは、冒頭から結婚式に、ヤクザが花嫁を拉致しようとするわ、新妻が寝室に別の恋人を引っ張りこむわ、元は江南のトップホステスだったりと、相当に無茶苦茶である。これはパスかな。
しかし、一昨日はサランバン新年会、昨日は若木家での新年会、おまけに明日は三宮でクラウンの新年会がある。今日は一日部屋でゴロゴロ。まさに正月やり直ししてる感じである。
やっと夕方になって、少し気分ましになったので、昨日と一昨日の日記編集。
広島のふくはらさんから年賀状代わりの手紙が届く。フランス風レトロデザインの便箋セットで、このイラストがとても気に入ったので、いくらか下に写しておこう。何とふくはらさんは年末に半日のとんぼ返りで神戸に来て、王子動物園でまぬうを、市立美術館でフェルメールを見たとか(@_@) 近所に来てたんだあ。考えてみると、ふくはらさんとは15年以上会っていないな。
今日の歩数は0歩。

     

【笑う子規】天野祐吉編 南伸坊絵 ★★★ 松山に市立子規記念博物館というのがあり、天野はその名誉館長に任じられたとのこと。天野は東京出身だが中学高校時代を松山で過したという縁があるらしい。
その建物の前に子規の「面白みのある」句を、月替りで垂れ幕にしてきたそうで、文字は天野自身が書いたとか。それが9年ほど続いて、子規の百十回忌を記念して、垂れ幕の句を中心に140句ほどを選び直し、これに仲間の南伸坊が飄々としたカットを描いたもの。
Morris.は何となく子規の句より漱石の句に親しみを感じていたし、本書の句を読んでもその気持は変わらないが、子規にもこんなタイプの句があったことを知っただけでも良かったかな。

めでたさも一茶位や雑煮餅
雑煮くうてよき初夢を忘れけり
弘法は何と書きしぞ筆始め
盗人の暦見て出る恵方かな
春風や象引いて行く町の中
紅梅や秘蔵の娘猫の恋
散った桜散る桜散らぬ桜哉
人を見ん桜は酒の肴なり
のどかさや娘が眠る猫が鳴く
夕立や豆腐片手に走る人
葉桜はつまらぬものよ隅田川
金持は涼しき家に住みにけり
言巧ニ蚤取粉売ル夜店カナ
極楽は赤い蓮に女かな
生きておらんならんというもあつい事
一匙のアイスクリムや蘇る
一日は何をしたやら秋の暮
我宿の名月芋の露にあり
行く秋にしがみついたる木の葉哉
渋柿や古寺大き奈良の町
ツクツクボーシツクツクボーシバカリナリ
猫老て鼠もとらず置火燵
うとましや世にながらえて冬の蠅
いそがしく時計の動く師走哉
人間を笑うが如し年の暮


いちおう各句に2行から5行くらいの天野の付け合い文が付いてるのだが、これはなくもがなであるな。

2013/01/09(水)●若木家新年会? & 宵戎●

9時起床。
一瞬、ここはどこ? と、思ったが、もちろん若木宅である(^_^;)
朝から、昨日歌麿会長からもらった「トロット大祝祭」ビデオを3人で観る。これは大晦日にネットで見た(途中で寝てしまったけど)のだが、やっぱり数人で一緒に見るとまた別趣の面白さがある。
10時半ごろ近くの「どや」にモーニングサービスに行く。ここのママとは10年ほど前までは、ネット仲間で、オフ会やったり、家まで行って饅頭作ったりしたこともあるが、ここ数年は縁遠くなってた。若木夫妻が行きつけの店ということで、またママの顔を見に行くことになったのだった。
コーヒーにサンドイッチとゆで卵、ヨーグルトで、どれもなかなか美味しかった。ママはMorris.の髪が伸びて老けてるためか、最初気づかずにいたようだった(^_^;) ママが、以前サランバン会の会場にしていた大邱」ビル二階に、若者がやってるカラオケがあって、そこだと、楽器も置いてあるとのこと、いちど若木夫妻と冷やかしに行くことにする。
いったん若木宅に戻り、ビデオの続きを楽しんで、これまた近所の中華料理「笑福亭」に。ここは以前にも連れて行ってもらったことがあるが、長崎チャンポンがすごく美味しかった。今日は餃子、酢豚、八宝菜にビールじゃんじゃか(^_^;) 2日続きの新年会みたいなものである(^_^) しかもサービスて出て来たキムチ、大根、ラッキョウの漬物、特にこのラッキョウは絶妙だった。
しっかり1時間半ほど居てビールも5本くらいあけたようだ。あけましておめでとう、であるな。若木夫妻おごちそうさまでしたm(__)m
2時過ぎに暇をつげるかえりぎわに虹柄のマフラーまでプレゼントしてもらった。ありがたや、ありがたや、である。
今日は十日戎宵宮なので、せっかくだから今宮戎神社に初詣に行く事にする。それほど遠くでもないから、散歩がてらふらふらと歩いていこう。
iPhoneの電池が空っぽになってた?ので、通りにあったソフトバンクで充電頼み、その間若木宅のある林寺地区を散策。このあたりは如何にも大阪の下町でなかなかいい風情がある。
たしか去年の正月3日にも若木宅に泊り、翌日四天王寺まで歩いたが、今日も、とりあえず四天王寺、それから途中にもある一心寺、新世界にも寄って、今宮戎に着いた頃は薄暗くなっていた。ずっとMorris.初詣は十日戎ということに決めていて、たいていは西宮戎に行くのだが、時々は今宮戎に行く事もある。こちらは宝恵駕籠が有名だが、今日は時間帯の関係で見ることができなかった。
恒例のおみくじは、「第六番 吉」(^_^)

春秋の花にもみぢに色あれど松のみどりに似るものぞなき
 一生の頼りになるものは信心である。花や紅葉に特有の色がある様に信心にも人に依って夫々の分がある。不動のものを掴みなさい。松の緑の様に他から仰がれる様になる。
◯願望 かなう心長く待て。
◯縁談 ととのう。
◯待ち人 おそい。
◯出産 安産。
◯病気 早く治る
◯住居 急がねば必ず恵まれる
◯商い あせり気味が禍する。
◯試験 今一度勉強しなさい。


おおむね良好ではなかろうか(^_^)。学生とか商売人なら困ったろうけどね。
歩いて新今宮駅までもどり、そのまま帰ろうかとも思ったが、最近覗いてなかった愛隣地区方面を散歩することにした。
今日はそれほど寒くはないので、路上に座り込んで酒飲んでる人もあちこちで見かける。安ホテルやマンションが乱立している。
萩之茶屋駅前に、古いかなり大型の看板建築発見。「銀座センター」と書いてある。以前は複合店舗ビルだったようだが、現在はアパートになってる。
7時過ぎに新今宮からJRで8時過ぎに帰宅。
デジカメ画像整理したが、えらく多くて時間がかかり、ついつい先日買っておいたカティ・サーク飲み始めてそのまま野垂れ死にした模様(>_<)
今日の歩数は10255歩。


朝からビデオ(トロット大祝祭)鑑賞

桜?

記念写真

ひさびさ「どや」

「どや」でモーニング

ミニ薔薇

お勧めの「笑福亭」

酢豚に餃子 

これがサービスとは(@_@)\(^o^)/

林寺の雉猫 

竜巻?? 

この塀好きっ(^_^)

敷島湯

春日餅

物干し台

何となく(^_^;)

いい感じ

林寺自然公園の雉白

源ヶ橋温泉

パンジー&ペチュニア 

煙突

狗尾草(えのころぐさ)

とびだし注意(^_^;)

四天王寺

仁王門と五重塔

普賢菩薩騎象像 

十三塔

聖霊院

この蛙股は虎だろう

こちらは絶対猫だね(^_^)

シルエット五重塔

雁かな? 

アロエ

天王寺消防署四天王寺出張所

やっぱり良い建物である

裏側

懐かしいマッチ箱

一心寺の仁王

不動明王 

一心寺墓地から通天閣を
望む 

擬態猫(^_^;)

通天閣 

路地裏の雉 

今宮戎神社 

ゴミではない(^_^;)

第六番「吉」(^_^)

福娘

恵比寿だらけ 

廣田神社の絵馬

同じく(エイ)

KOSHIDA ART COMPANY.,LTD

やっぱり上被せは無い方が良い

中を覗き見

看板

ここは1000円からおは

800円から 

500円カラオケ付(@_@)

入浴券付き(^_^;)

「腹ペコ亭」

看板

夜の菊花園? 

天使?

萩之茶屋

銀座センター???

大型看板建築ぢゃ 

現在はハイツになってるらしい 

近所に欲しいスーパー玉出

半屋台カラオケ居酒屋 

アルプス荘
2013/01/08(火)●サランバン新年会 & お泊り●

6時半起床。
今朝の血圧は201/104/79。
矢谷、荻野くんと西宮のブラジル向けピックアップ現場。
何かえらく時間かかって倉庫に戻ったのが5時半。本当はそのあと荷降ろし作業などあったのだが、今夜はサランバン会新年会なので、定時に帰宅。
急いでJR乗り継いで7時半前に「恋人」へ。久しぶりに若木夫妻が来ていた(^_^)
歌麿会長から昨年末のKBS「トロット大祝祭」と、「歌謡祝祭一部・二部」の計三枚のDVDもらう\(^o^)/
遅れて榎本さんも来て、例のごとくにじゃんじゃかビールご馳走になる。
若木さんが、今夜はうちに泊まって行ったらというので、結局11時半過ぎまで飲み続け(^_^;)
3人でふらふら歩いて午前零時過ぎに若木宅に到着。更にビール飲んだ気もするが酔いつぶれてそのまま寝てしまったようだ。
今日の歩数は5772歩。


サランバン新年会 #01

#02

#03 (歌麿会長提供) 

#04 若木嫁と2ショット 

#05 歌手(幸田和也)と丸本嫁 

#06

2013/01/07(月)●歯医者復活(^_^;)●

8時半起床。
今朝の血圧は200/96/86。
六甲道のこいずみ歯科に電話して、11時に診療してもらえることになった。実はこの歯科にずっと通っていたのだが5年ほど前に通院を勝手に中止したのだった。特別痛みも感じなくなってたからだが、やっぱり季節に一回くらいは通院しておくべきだった。年末から、硬めの食べ物を噛む時左上奥歯に鈍い痛みを感じるようになった。ここは前に虫歯の治療した場所で、それが再発したのだと思う。前歯の端がちょっと欠けたり、他にもちょこちょこ不具合がありそうなので、通院を再開することにした。
自転車で、11時前に到着。5年ぶりということでちょっと気恥ずかしかったが、先生は愛想よく応対してくれた。X線撮影をPCディスプレイで見せながらわかりやすく説明してくれる。虫歯ではなく、歯周炎、それも歯槽膿漏に近い症状らしい(>_<)
歯磨きがなってなかったらしい。オムロンの電動歯ブラシで、いちおう毎日磨いてはいたのだがあまり効果はなく、歯石が分厚くなってるとか。看護婦さんに長時間かけて、歯石除去してもらい、歯の磨き方の指導も受けて今日はこれで終了。
銀行ATMに寄り、ダイソーで小物、やまやでカティ・サーク、Orange Thriftyで長袖Tシャツなど買い、1時半帰宅。
2時から高校ラグビー決勝戦見る。試合直後に準決勝で57-0で勝ち上がった常翔が10点取ったので、これはワンサイドゲームかと思ったが、御所実業が粘りのディフェンスでしのぎ、前半の終わり頃に怒涛のムービングモールでトライ。接戦となった。後半早々には御所が逆転したが、間もなく再逆転され、結局17-14で常翔が逃げ切って優勝。しかし、南福岡を破ったのがまぐれではなかったということを確信させる御所の動きだった。久しぶりにいいラグビーを見せてもらった。
今日は比較的暖かく、風もないし、昨日買ったダウンジャケットもあるから、思い切ってミニギターと、缶ビール(^_^;)持って屋上へ。寒くないといえば嘘になるけど、やっぱりダウンの保温力はなかなかのもので、1時間半ほどレッスン。
その後、深夜番組を録画しておいた、サントリー-神戸製鋼のラグビーリーグ最終戦も観ることにした。サントリーは無敗で優勝決定、神鋼も予選は通過してるが、神鋼のラグビー観るのは久しぶりだし、今シーズンは往年の勢いを取り戻したと稲田さんが言ってた。
結果は43-29でサントリーが勝ったが、4トライ取った神鋼は二位確定。
小倉の福田くんから、恒例の読書記録来信。今年の彼の読書は137冊。数年前から完全に冊数は抜かれてる。今回はほぼダブルスコア。Morris.が読んだ事ある本は2冊くらいしかない。
数年前は谷川健一の地名論など、民族学系統も多かったのだが、去年は、8割が、政治経済社会、それも日米関係、日本論などの書物に偏向してるようだ。
副島隆彦、鬼束英明、上杉隆、苫米地英人、小室直樹、日高義樹、中丸薫、佐藤優、岸田秀、太田龍、川村湊……などと言った著者が繰り返し現れる。半分くらいはMorris.は名前も知らない。その他外国人著者の本も3割くらいある。こちらは全くお手上げである。
文学系らしきものをピックアップすると「井上ひさしの読書眼鏡」「セリーヌ・夜の果ての旅」「茨木のりこ・見えない配達夫」「河内一郎・漱石のマドンナ」「夏目漱石・三四郎」の5冊。見落としなどあるかもしれないが、これだけでもMorris.との傾向の違いは顕著だね。
12冊に赤線引いてあった。Morris.の「イチ押し」みたいなものだろうが、これだけ傾向が違うと引用しても意味がなかろうということで省略。赤線惹かれた最後の本が佐野眞一だったので、おお、と思ったら、「劇薬時評」というMorris.未読のものだった。これは今度読むことにしよう。
私信の無断公開はエチケットに反するかも知れないが、以下の部分は、私信というより所信表明みたいなものだから、大目に見てもらいたい。

国体護持(左翼用語では天皇制の存続)と引き替えに、アメリカによる原爆2発の投下を容認した昭和天皇、吉田茂、、白洲次郎ら……。現在の日本にも同様の奸物が蝟集している。受験エリートが売国奴と税金泥棒に変化(へんげ)する国、こんな国は絶対に滅ぶ、いや滅ぼされる。

福田くんはいつの間にか「憂国の士」になったようである(^_^;)
昨日の日曜美術館は北斎の富嶽三十六景(実際には四十六景あるとか)を、実際の景色と対照してみるという、面白い企画だった。有名な大きな桶から覗く富士みたいな構図を「トンネル富士」というらしい。これはMorris.も時々やってる構図である。
今日の歩数は2158歩。


Morris.左上奥歯(^_^;)

屋上レッスン始め 

寒いけど気持ち良い 

【絵のある自伝】安野光雅 ★★★☆ 9月の日曜美術館で「画家 安野光雅 雲中一雁の旅」という特集があり、そのときこの本の紹介もあって、ちょっと読みたくなった。この番組が年末に再放送されて、ちょうどこの本借りてきてたので、もう一度見てから読み始めた。
[雲中一雁」印日経新聞の「私の履歴書」に、別所に掲載した「ダイアナ妃のこと」を加えたもの。
37篇の短いエッセイと、あとがき代わりの「篆刻のこと」が付け加えられている。TV番組のタイトルで、本書の扉にも使われている「雲中一雁」の遊印が殊の外気に入り、たぶんこれは安野自身が彫ったものだろうと思ってたのだが、違ってた。30年ほど前の中国の旅の時、杭州「西冷印社」で見つけた明時代の「雲中一雁」に惹かれながら、あまりに高価だったので買わずにしまったが、後々そのことがずっと悔やまれて、5年ほど前再び、移転していた「西冷印社」を訪れたが、とっくにその印は存在してなかったらしい。

扉は穴吹文士(ふみお)の「雲中一雁」にした。「週刊朝日」の編集長だったこともある彼は、ある時期篆刻に夢中になった。多数の業績を残したが、若くして亡くなった。
雲の中の群れに遅れたのか、ただ一羽飛んでいく雁が見える。はぐれてしまったのか、でもまあ飛んでいこうという感じ、絵描きはみんなそうなのか、わたし一人がそうなのかよくわからないが、「雲中一雁」は気に入って『絵のある自伝』にはふさわしいかなとおもっている。


自伝と銘打ってあるだけに、家族のことや、学校のことや、結婚のことや、デビューのきっかけのことや、思い入れのある作品のことや、友人知人のことなどが、コラム風に綴られてある。
戦争中、十八歳で工業高校を繰り上げ卒業させられ、福岡飯塚の炭鉱に徴用され、発破係となり、そこで、徴用された朝鮮人労働者たちと知りあい、いくらか朝鮮語も覚え、アリランも習ったというエピソードは、全く知らないことだったので興味深かった。
また旅の絵本イギリス編でダイアナ妃の結婚馬車行進を絵本のはじめと終わりの扉に描いたことから、二人が来日した時英国大使館で開かれた記念パーティに招待されたという話も、良い話だった。
「ABCの本」に関する話は、以前他の本でも読んでたが、やっぱりこれはいちばん素晴らしい作品だと思う。「あいうえおの本」も大好きだが、ひらがなより、シンプルで完成されたアルファベットを、あのだまし絵めいた木片で造型したフォルムは何度くりかえし見ても感心することしきりである。
1970年の年賀状で、洒落のつもりで、刑務所から出したふうに作ったものが、あまりに真に迫ってたため、さまざまな誤解を生んだという話も面白かった。これは見本も掲載されてたが、たしかにこれは物議をかもしそうな代物だった(^_^;)

2013/01/06(日)●旧神戸生糸検査所●

7時半起床。
今朝の血圧は203/97/88。
朝の3点セット。
SBS「挑戦1000曲」今週も家族特集だったが子供は居なかったので一安心。ユンジョンちゃんは黄色のミニツーピースで、ちょっと元気が無かった気がする。
KBSノレチャランは巨済市篇。去年釜山からバスで行った雨の巨済島(コジェド)である。ノレチャラン前のクイズ番組にキムヘヨンが出演してて見事優勝してた(^_^)
午後はこのところ、ちょっとご無沙汰してたミニギターおさらい。
4時頃部屋を出て、南に下り、海岸道路を西に歩く。水産庁所属の「白鷺」や艀など見ながら生田川河口付近に近づいたら水鳥が浮寝してた。先日の雁の大群は、もしかしたら、大阪湾からこちらへの移動だったのかもしれない。
去年改装工事やってた、神戸税関前の旧神戸生絲会館がどうなってるのか見に行く事にしたのだった。
税関にたどり着いたのが5時前で、生糸会館を伺ったら、何と改装は完了して、「|<||+○=」という記号のようなのぼりが立ってた。実はこれは「KIITO キイト」(^_^;)で「デザイン・クリエーティブ・センター 神戸」という文化センターらしい。
この生糸検査所は、もともと新館と旧館の二つの建物で、税関に面した新館は昭和7年、東側の旧館は昭和2年竣工、設計は御影公会堂や甲南資料館の清水栄二とのこと。Morris.は結構この人の設計した建物は好感度大である。
とにかく中に入ることができるというだけでMorris.は大喜びである。長田の双葉小学校みたいな感じで、建物の保存と有効活用の複合みたいなやりかたなのだろうが、一時は売却処分の話も出ていたらしいから、なにはともあれ、壊されなくて良かった。
二階には大掛かりな生糸検査器具を中心とした資料展示コーナーもあり、こういうのには目のないMorris.はすっかり興奮してしまった。大きなディスプレイで生糸検査紹介のビデオも流され、これもしっかり見てしまう。
4階は民間のスタジオやデザイン事務所が入ってるし、展示会の会場レンタル、講座なども企画されているようだ。
しっかり2時間ほど見学させてもらった。
後はぷらぷらと三宮方面に出て、めったに寄らないユニクロで正月バーゲンの薄手で軽い灰色のダウンジャケット買ってしまった。丸めて袋に入れれば小さくなるしめちゃくちゃ軽い(230g)。関西地方の防寒には充分だろうし、「こたつ爺い状態」(>_<)のMorris.も、これを部屋着に流用したら、ちょっとは行動範囲が広がるかもしれない。
イシバシ楽器など冷やかして7時半帰宅。
つい、張り切ってデジカメ撮りまくったので、画像の選択と整理ですっかり時間をとられてしまった。
KBS「コンサート7080」久しぶりに見たら、去年6月チュヒョンミ出演の録画のときに出演した、チェベクホ(「浪漫の愛」の歌手)が出演してた。
今日の歩数は6943歩。


珍しく朝のクロワッサン

挑戦1000曲のユンジョンちゃん 

ノレチャランのソンヘさん

水産庁の「白鷺」 

はしけとタグボート

このフォルムは面白い 

光る海

昔はこれが神戸一のビルだった 

上組ビル

神戸税関

旧神戸生絲検査所

正門

こんなのに生れ変ったらしい「KIITO キイト」

正面階段 

検査機器 

広い廊下(新館と旧館を結ぶ)

旧館の階段

同じく

同じく

同じく 

三階廊下 

ヘレベータ 

階段

屋上

階段窓から

灯り付拡声器 

会議室?

パンフ展示室兼休憩室

テーブルも検査機器を利用

製作所銘板

資料展示室 

さっきのテーブルの素(セリプレーン機)

生糸

会社別商標 #01

 #02

#03

再操切断機


紹介ビデオ(でっかいディスプレイ) 

入り口階段 

階段の壁

cafe

「いつも もしも」緊急グッズ 

夜の外観(旧館部分) 

ちょっとアップ

夜の税関

三井倉庫

税関側から(新館部分)

正門上の装飾 

北側から 

北に錨山

【沈黙】遠藤周作 ★★★☆☆ 以前にも書いたが、Morris.の学生時代印象に残っている日本の同時代小説というと、北杜夫の「楡家の人々」と、この遠藤周作の「沈黙」の二冊の名前が反射的に出てくる。
久しぶりに読みなおしてみようと、先日「楡家の人々」を再読したのだがほとんど初めて読むみたいな感じだった。
この「沈黙」は対照的に、ほとんど最初から最後までほぼ記憶通りの作品だった。まあ、「楡家--」は、明治、大正、昭和にわたる一族三代の変遷史で、時間的にも長く、登場人物も事件も多岐にわたっている。
その点、「沈黙」は主要な登場人物は少なく、ストーリーも単純明快、テーマも強烈でわかりやすい、ということもあるのだろう。
昭和41年(1966)遠藤43歳時の作品である。Morris.は17歳。かなり話題にもなったので、たぶんその年か翌年くらいに読んだのだろうと思う。
今回読んだのは、昭和44年発行の新潮日本文学56だから、「沈黙」発表2年後のもので、解説の村松剛はこの作品こそ遠藤文学の到達点という見方をしている。
少年時に洗礼を受け、ヨーロッパ留学、帰国後の大患、手術のあとに生まれたこの作品のテーマは、日本人がカトリックとして生きることが可能か?ということだろう。

   参ろうや、参ろうや
   パライソの寺に参ろうや
私はトモギの人たちから、多くの信徒たちが刑場にひかれる時、この唄を歌ったと聞いていました。物がなしい旋律にみちた節まわしの唄。この地上は日本人の彼等にとってあまりに苦しい。苦しいゆえにただパライソの寺をたよりに生きてきた百姓たち。そんな悲しさがいっぱいにこの唄にこもっっているようです。
なにを言いたいのでしょう。自分でもよくわかりませぬ。ただ私にはモキチやイチゾウが主の栄光のために呻き、苦しみ、死んだ今日も、海が暗く、単調な音をたてて浜辺を噛んでいることが耐えられぬのです。この海の不気味な静かさのうしろに私は神の沈黙を--神が人々の嘆きの声に腕をこまぬいたまま、黙っていられるような気がして……。


天草の乱の後、日本に潜入したロドリゴが捕えられる前の書簡だが、神の「沈黙」への疑義が最初に出てくる場面である。このあとくりかえし出てくるが、元々「ヨブ記」に顕れるテーマらしい。この部分の引用は、「腕をこまぬいた」という正しい用法が嬉しかったため(^_^;)でもある。

エルサレムの夜、一人の男の運命に全く関心もなく暗い炎に手をかざしていた幾人かの姿。この番人たちも人間というものは、これだけ他人に無関心でいられるのだな、そう感じさせるような声で、笑ったり、しゃべったりしている。罪は、ふつうかんがえられるように、盗んだり、嘘言(うそ)をついたりすることではなかった。罪とは人がもう一人の人間の人生の上を通過しながら、自分がそこに残した痕跡を忘れることだった。Nakisと彼は指を動かしながら呟くと、その時始めて祈りが、胸の中にしみていっった。

キリスト教に限らず宗教には疎いMorris.だが、キリスト教には「原罪」というものが基盤にあると聞いた覚えがある。上記引用の「罪」がそれと関係あるのかどうかよくわからないが、罪が盗みや嘘ではなく、他人に関わりながら何もなさないことだという言葉が印象深く感じられたのだ。「Nakis」というのも意味不明だが、祈りの言葉だろう。

「日本人は人間とは全く隔絶した神を考える能力をもっていない。日本人は人間を肥えた存在を考える力も持っていない」
「基督教と教会とはすべての国と 土地とをこえてえ 真実です。でなければ我々の布教に何の意味があったろう」
「日本人は人間を美化したり拡張したものを神とよぶ。人間と同じ存在をもつものを神とよぶ。だがそれは教会の神ではない」
「あなたが二十年間、この国でつかんだものはそれだけですか」
「それだけだ」フェレイラは寂しそうにうなずいた。「私にはだから、布教の意味はなくなっていった。たずさえてきた苗はこの日本とよぶ沼地でいつの間にか根も腐っていった。私はながい間、それに気づきもせず知りもしなかった」
最後のフェレイラの言葉には司祭も疑うことのできぬ苦い諦めがこもっていた。黄昏の光はさきほどより力を失い、土間の隅には夕影が少しずつ忍びこみはじめた。

「切支丹が亡びたのはな、お前が考えるように禁制のせいでも、迫害のせいでもない。この国にはな、どうしても基督教を受けつけぬ何かがあったのだ」


ロドリゴとその師であったフェレイラとの問答であり、本書の、というか遠藤終生のテーマの反措定かもしれない。

司祭は足をあげた。足に鈍い思い痛みを感じた。それは形だけのことではなかった。自分は今、自分の生涯の中で最も美しいと思ってきたもの、最も聖(きよ)らかと信じたもの、最も人間のリスト夢に満たされたものを踏む。この足の痛み。その時、踏むがいいと銅版のあの人は司祭にむかって言った。踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番よく知っている。踏むがいい。私はお前たちに踏まれるため、この世に生れ、お前たちの痛さを分つため、十字架を背負ったのだ。
こうして司祭が踏絵に足をかけた時、朝が来た。鶏が遠くで鳴いた。


そしてこの場面こそがクライマックスだろう。Morris.もしっかり覚えていた。おしまいの文がいかにも聖書風(^_^;)でもあるな。
結局、ロドリゴが踏絵を踏んで、棄教したあとでも信仰は捨ててないと自負するという結末は、内外から非難もあったようだが、Morris.は共感できたし、真摯な信仰心に裏打ちされた傑作だと思う。
今回はじめて知ったのだが遠藤はこの作品のタイトルを最初「日向の匂い」としたらしいが、編集者からの申し出で「沈黙」に替えたとか。その編集者に印税の2割くらい渡すべきだと思うぞ(^_^;) 「日向の匂い」だったら、きっとほとんど売れなかったと思う。
ただ、Morris.は、当時愛読していた山田風太郎の切支丹物が「沈黙」からヒントを得て書かれたものだた思い込んでたのだが、最初にフェレイラが出て来る「外道忍法帖」が1963年刊ということを知ってびっくりした。それより前の「山屋敷秘図」はフェレイラが主人公らしいから、こうなると、逆に遠藤周作が、風太郎の切支丹物にインスパイアされたのではと考えられそうだ。

2013/01/05(土)●神戸駅貴賓室●

6時半起床。
今朝の血圧は195/101/87。
午前中いっぱいかけて、ベッドの中で遠藤周作の「沈黙」読了(^_^;)
実は今日のウィークエンド・サンシャインは亀渕昭信をゲストに「ポピュラーミュージックの歴史」3時間40分の大特集(@_@)ということで、これをBGMに読書ということにしたのだった。全部で46曲もかかった。1曲めのペレス・プラード「マンボNo.5」かかった後くらいから、ちびくろ2号で録音しておいた。これはもう永久保存版ぢゃあ。と、いうことでNHKのサイトからプログラム写しておく。ただし、今回は、お正月のお遊びで一カ所だけわざと間違えてるらしい(^_^;)ので、暇な方はまちがい探しするように。
*太字は、Morris.が懐かしかったり、大好きだった曲。

01. Mambo #5 / Perez Prado & His Orchestra
02. Tennessee Waltz / Patti Page
03. I Went To Your Wedding / Patti Page
04. The Rock And Roll Waltz / Kay Starr
05. 東京ブギウギ / 笠置シヅ子
06. 銀座カンカン娘 / 高峰秀子
07. 銀座カンカン娘 / ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツ
08. I Can't Help It (If I'm Still In Love With You) / Hank Williams
09. Poor Me / Fats Domino
10. Heartbreak Hotel / Elvis Presley
11. Heartbreak Hotel / 小坂一也
12. Lucille / Little Richard
13. Lucille / 平尾昌晃
14. Maybe Baby / Buddy Holly with The Crickets
15. He's Got The Whole World In His Hands / Laurie London
16. Rock Island Line / Lonnie Donegan
17. Stranger On The Shore / Acker Bilk
18. Lonely Teardrops / Jackie Wilson
19. Magic Moment / Perry Como
20. Big River / Johnny Cash
21. Back In The U.S.A. / Chuck Berry
22. Sweet Little Sixteen / John Lennon
23. Wreck Of The John B / The Kingston Trio
24. What Am I Living For / Chuck Willis
25. Endless Sleep / Jody Reynolds
26. Just A Dream / Jimmy Clanton
27. Lonesome Town / Paul McCartney
28. Somethin' Else / Eddie Cochran
29. Chantilly Lace / Big Bopper
30. Donna / Ritchie Valens
31. I'm Movin' On / Ray Charles
32. Three Bells(Les Trois Cloches)/ Edith Piaf & Les Compagnons De La Chanson
33. Let It Be Me / George Harrison
34. Stairway To Heaven / Neil Sedaka
35. Sea Of Love / The Honeydrippers
36. Peter Gunn / Art Of Noise feat Duane Eddy
37. Husha-A-Bye / The Mystics
38. Blue Angel / Roy Orbison
39. The Wanderer / Dion
40. Will You Love Me Tomorrow / Carole King
41. Little Egypt / The Coasters
42. Corrina, Corrina / Ray Peterson
43. Baby I Love You / The Ronettes
44. Bring It On Home To Me / Sam Cooke
45. The World Is Waiting For The Sunrise / Les Paul & Mary Ford
46. Mambo #5 (A Little Bit Of...) / Lou Bega


大笑いしたのはダディ竹千代のカンカン娘。エルビス、コクラン、ドミノ、オービソン、バディホリー、サム・クックなどのロックンローラーはやっぱりかっこいい。40.キャロル・キングのデモテープ・バージョンも珍しかった。ビートルズの3人がソロで登場というのもご愛嬌。45.レスポール&メリーフォードのコンビは最高!! と、とにかくこれはピーター・バラカンからの嬉しいお年玉だった。亀淵も知識豊富、話題盛沢山、サービス精神旺盛で楽しませてもらった。
昼の3点セットすまして、すぐ出るつもりだったが、高校ラグビー準決勝やってたのでついつい見てしまう。今年は王者南福岡が番狂わせで姿を消し、大阪朝高は初戦負けしてたらしい(>_<) 大阪常翔が久我山を57-0で御所も茗渓を大差で破り、7日の決勝戦は大阪-奈良の関西決戦になった。
3時頃部屋を出て、「ワールズ・エンド・ガーデン」覗いたら、ぶんちゃんは床に放し飼い状態(^_^) 新年の挨拶に来てた高野さんといっしょに、しばらくぶんちゃん撮影会。
JRで神戸駅まで行く。前から一度見たかった「神戸駅旧貴賓室」のことを駅員に訊ねたら、構内の「がんこ寿司」店内を通った突き当りにあるとのこと(@_@) 硝子の扉が閉まったままだし、内部も硝子で覆われてる部分もあって、ちょっと撮影しにくかったけど、石造りのマントルピースは豪華だった。
大倉山中央図書館についたら4時過ぎだった(^_^;) 入り口の藪にいるいつもの猫に挨拶?してから、入館。
一階のパンフレット置き場で「yurari ゆらり」という冊子を見つける。表紙の白黒写真に惹かれたのだが、これはたしかメリケン波止場公園の中の神戸地震破壊の状態をそのままのこしているエリアだ。「散歩気分のブログマガジン」とのキャッチがあり、「波止場通信」を主宰している竹内明久という人が編集長となっているから、ブログの記事を中心に印刷メディアとして定着させようという試みのようだ。B4版20pで、古い神戸の水上生活者の写真特集、写真コラム、紀行エッセイ、シネマ、そば……とごった煮だが、なかなかセンスが良い。表紙写真は澤井明という写真家で、センターページには見開きで、神戸港に架かった虹の写真も掲載されている。創刊号も見たいと思ったが品切れらしい。設置場所は中央図書館の他、神戸地下鉄駅、アートビレッジセンター、海文堂の他、トンカ書店やアートスペースかおるなど、何となくMorris.耳馴染みの名前もある。これは「ワールズ・エンド・ガーデン」にも置いて欲しいと思った。Morris.が確実に入手できそうだしね(^_^;)
先日大阪中央図書館に梅田から歩いて行った途中、堂島付近で、よく似たテーストのローカルマガジンをみかけたことを思い出した。こういうのがちょっとしたブームなのかもしれない。
今日は何となく図書館の棚をぐるぐるぐる回ってる内に日が暮れてしまった。一階の開架と、三階の専門書の棚をそれぞれ3周くらいしたのかな(^_^;) また大阪中央図書館館内周遊を楽しみに行きたくなった。
7時半過ぎに図書館出て、神戸駅構内のスーパー「KOHYO」でちょこっと買い物して8時半過ぎ帰宅。
今日の歩数2860歩。


こたつトップ

放し飼い状態のぶんちゃん

本棚越しに

威風堂々? 

JR神戸駅旧貴賓室

豪華なマントルピース

豪華な照明

この時計は裏からが綺麗

構内 

体育館前薔薇花壇

ほとんど咲いてない(^_^;) 

健気

図書館猫

左下の「yurari」がグー(^_^)

夜のJR神戸駅

2013/01/04(金)●初仕事●

6時起床。
今朝の血圧は210/98/85。
7時過ぎ自転車で摩耶の倉庫に向かう途中、東の摩耶大橋方面から西に向かって、雁の群が編隊飛行してた。数十羽から百羽くらいならこれまでにも見たことがあったが、今日の群はかなりの大群で千羽くらいいたかもしれない。綺麗な鉤形ではないが、部分的にはそれらしい隊列も見受けられた。この時期に渡りというのもおかしいので、単なる群飛行なのだろうか。
矢谷くんら6人で、西宮市甲陽園目神山のアメリカ向け荷物ピックアップ現場。アイフォンのGoogle-mapsの音声ナビで現場に向い、途中まで調子よく行ったのだが、現場近くまで行ったところで、何故かおかしくなり、ぐるぐる周りで、申し訳なかった。山手で電波が通じにくくなったのか、よくわからない。
台所の大きな和風水屋内の食器を丸一日かけて梱包。たまに家具持ったりしたらやっぱり左肘の痛みが(>_<) 
4時半作業終了。今日は最高気温7℃くらいで寒かった
今日の歩数は4195歩。


今日の旭 

雁の群 

雁行

倉庫前の黒

赤い眼 

残り種
2013/01/03(木)●初詣Oji Zoo●

8時起床。
今朝の血圧は203/100/86。
10時に今年はじめて王子動物園へ。昨日から開園してたらしい。
適当に撮りや河馬の赤ちゃんなどを見て、お目当てのまぬう。今日は表には雄が出ていたが、珍しく一番手前の隅で日向ぼっこしてた。結構寒いためだろう。裏側の雌も元気そうだった。
動物資料館では版画の年賀状コンクール作品が展示してあった。巳年の蛇というのはなかなかデザイン難しそうだが、入賞作にはなかなかのものがあった。
図書室で、「山渓関西 六甲山」(2001山と渓谷社)と海野和男「昆虫の世界」(1983共立出版)を拾い読み。「六甲山」は身近な山でもあるので手に入れたくなった。海野和男の初期のフィルムカメラの作品だが、30年前から凄い写真を撮ってたことに改めて感服。しかし昆虫写真家にとってデジカメ技術の発達は大きな助けになったことと思う。
昼過ぎに帰宅。一階の古本屋「ワールズ・エンド・ガーデン」は今日から仕事始め。看板猫ぶんちゃんは相変わらず可愛いが、どんどん大きくなってる気がする。お客さんもまずぶんちゃんに目がいくようだ。
午後はのんべんだらりと、酒とおでんとテレビでこたつでごろごろ。
でも、とりあえず、明日は初仕事である。
今日の歩数3723歩。


フラミンゴ

冠鶴 

尾白鷲

真名鶴

本土梟

去年10月誕生の出目男

初まぬう(雄)

初まぬう(雌)

今年の干支

ハンター邸

賀状コンクール

同い年

これは巧い

こちらは高校生 

今日の動物園読書 

キングペンギン

パンダ


空 

賀正ぶんちゃん

人気の的 
2013/01/02(水)●live-house新年会●

8時半起床。
今朝の血圧は189/96/86。
だらだら正月二日目。
昨日の日記何とかアップして、見るともなく箱根駅伝。強風でえらくひどい気象状況。山梨と中央が途中棄権でたすきが途絶えた。往路優勝は去年のシード落ちを払拭する勢いでトップ。
夕方JRで神戸に出て、地下のメトロ神戸に大谷&貞子(春待ち社長妹)が昨年末にopenしたという「昭和やはなれ」をひやかす。「準備中」の札がかかってたが、覗いたら大谷くんいたので声かけたら、今日は夕方前に店じまいして後片付け中とのこと。いいから入ってということで、カウンタで剣菱一献いただく。貞子もまだいたので、久しぶりに世間話。元々大谷くんが大倉山でやってたラーメン店「山神山人」のビルが建て直しすることになって、その間店のスタッフの仕事のこともあって急遽受け皿のためにこのメトロ神戸のお好み焼き屋の店を居抜きで買取り「昭和や」と言う名前でそのままお好み焼き屋として開業。ところがラーメン屋ビルオーナーは、鉄筋価格高騰で建て直しを断念。何のこっちゃ、と思ったが、まあ、お好みやは順調に行ってるし、ラーメン屋もそのまま継続だからそのまま2軒営業続けてたところ、昨年末にお好みの隣の店舗が閉店したので、ここに飲み屋作って嫁の貞子に任せよう、ということになったらしい。10坪くらいのカウンタ、テーブル3つくらいのこじんまりした店だが、美味しそうな日本酒が揃ってるし、このところ春待ち関係との付き合いもだんだん遠くなってる今、そんな仲間の集まりの場となれば良いなと思った。中央図書館の帰りにでもちょくちょく顔を出したいと思う
8時前に新開地湊川公演地下のライブカフェ「SUN」へ。ここ数年1月2日の夜はムックさんの肝いりで新年会ライブに参加している。今夜はベースのAkiちゃんらのバンドが「生オケバンド」で、300曲くらいの曲目表で客のリクエストに応えて伴奏してくれるという素敵な企画だった。ちょっと参加者は少なかったが、京都からビートリックスの奥田さんエビちゃんらも来てくれて、いつもどおりの良い感じ。Morris.も何か歌わせてもらおうと思ってたが、残念ながら時間切れ。でも、そのあとで、ムックさんAkiちゃんのバックで3曲歌わせてもらった。イミジャの「島の先生」、ユンジョンちゃんの「チャンチャラ」、いしだあゆみの「ブルーライト横浜」(^_^;) 最後の曲はAkiちゃんとのデュエット(^_^) いやあ新年早々すごくいい気分ぢゃあ。
途中ムックさんがもう一軒別の店に行こうというのでついていったら同じフロアの「グリーンラビット」と言う店。ベースとギターとコンガの3人でインプロビゼーションやってた(^_^;) ところがムックさんらはラーメン食べに行くと出ていってしまた(^_^;) 一人残った女性客がMorris.に何か歌ってというので店にあった歌本の中から「プカプカ」を一緒に歌う。そのあと「まちぶせ」や「僕達の失敗」など歌ってたらムックさんも戻ってきて、ジョン・レノンメドレー。ここらあたりで11時過ぎたので、そろそろMorris.はお開きに。
うーん、なかなか良い新年会だったと思う
今日の歩数2955歩。


今日の屋上 

メトロ神戸「昭和や はなれ」 

大谷&貞子 

湊川駅

初詣?讃岐金毘羅神社

湊川傳導館

日之出写真館

三里塚闘争(@_@)?? 

ライブハウス「SUN」

リクエストで生オケバンド(@_@) 

Akiちゃんとムックさん 

凄い衣装のScotty

むっしゅさんバンド 

 演奏前での記念撮影(^_^;)

別の店「グリーーンラビット」 

2013/01/01(火)●あけましてm(__)m●

7時半起床。
今朝の血圧は189/97/88。
午前中は2012年読書控えの編集。結局去年の読書数は80冊ちょっと。このところのペースである。以前は読んだ本すべてメモしてたが、このごろは印象に残らなかったものはパスしてるから、実数はもう少し多いかもしれない。一覧表の中黄色で表示した「イチ押し本」を挙げておく。

それってどうなの主義】斎藤美奈子  
世界屠畜紀行】内澤詢子 
日本のゴミ】佐野眞一 

雲のカタログ】村井昭夫・鵜山義晃 
東京番外地】森達也
採集栽培 趣味の野草】前田曙山 
ロックンロール七部作】古川日出男
巨怪伝】佐野眞一
シューマンの指】奥泉光
失われた近代建築 1.都市施設編】写真:増田彰久 文:藤森照信  
ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ】金井美恵子 
きことわ】朝吹真理子  

お年玉?去年の初め頃は遅まきながら海堂尊の医学ミステリーにはまって過去のベストセラーを逐次読み続けてだんだん飽きてしまった(^_^;)伊坂幸太郎、古川日出男、田辺聖子、田中啓文、矢作俊彦などを複数読んでる。何と言っても佐野眞一の渾身のノンフィクションをまとめて読んだのがいちばんの収穫だったような気がする。
郵便受け覗いたら、賀状に混じって、手造りの小さな松飾りが入っていた。「モリスへ ペコより」と書いてある。どなたかわからないがお年玉ということでいただいておこう。ありがとう(^_^)/
昨夜は紅白見ながら酔いつぶれて寝てしまったのだが、10時からはちびくろ2号のストリーミングでKBSの「トロット大祝祭」も並行して見てた。これは「歌謡舞台」の特別版で。やはり男女チームで競うものだが、こちらはきっちり対戦ごとに勝負を付ける(@_@) キムヘヨンが家族6人で出演。何故か結婚式衣装だった。ともかく、元気で楽しく幸せな生活をおくっているようで、嬉しかった。この番組にも悪ガキ、ハンミヌ登場(@_@)。
午後は天皇賞サッカー。J2降格のガンバ大阪vs.柏レイソル。判官贔屓ではないが、ここはガンバを応援。終始押し気味だったのに、ワンチャンスで柏が先制、そのまま0-1で敗けてしまった(>_<)
夜は録画しておいた紅白を、適当に飛ばしながら見る。やはり圧巻は美輪明宏の「ヨイトマケの歌」だった。
今日の歩数は100歩


ベランダから初日の出

KBSトロット大祝祭

幸せそうなキムヘヨン一家(^_^) 


 

 

 


 
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