ここは、Morris.の日記です。読書記録(★=20点、☆=5点、これはあくまでMorris.の独断、気紛れ、いい加減です)、オフ宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。
1999/07/30(金)
午前中は西根君と二人で西宮へ家具の搬入。午後は岡本のローカルのヘルプ。7時から「甲子園」でクラウンの焼肉パーティ。これは引っ越し荷物の開梱で出た紙ゴミの売却金を利用しての飲み会で、半年で約4万円以上貯まったのを基金としての催しだが、たいていこのての催しは金曜日に行われる事が多く、金曜日は韓国語の授業で、Morris.は、泣く泣くパスしてきたのだが、このところ授業アレルギーのためもあって、今回は迷う事無く授業サボってこちらに参加。例によってMorris.は「ミノ」を仇のように食いまくった。
1999/07/29(木)
清水君と天王寺の韓国人の現場。抽斗式の衣装ケース3個もらったので、帰りに部屋まで運んでもらいそのまま直帰。ちょっとラッキー(^o^)って感じ。夜コーナンにゴミ袋買いに行ったら、3段変則の自転車安売りしてたので買い、それに乗って帰ってきた。自分の自転車持つのなんて本当にン十年ぶりじゃ。原チャリにずっと乗ってて、去年からその原チャリ捨ててしまったので、買い物用に欲しいと思っていたところだった。
1999/07/28(水)
昨日と同じ現場。今日が最終日なのに、またまた雨で、大変だった(;_;)
なんか疲れ果ててたどり着いたらいつもどしゃ降りって歌(^o^)を思い出した。
大家から会社に電話あったと聞いたので何があったのかとおりかえし、電話したが外出中。帰宅して確認したら、ガス屋の工事の内容確認とのこと。そんなことで会社にまで電話するなよなと、ちょっとおかんむり(-_-;)。
1999/07/27(火)
としろう、矢谷と昨日の現場。朝から雨で夕方には南の空に虹が見えた。虹と言えばワーズワースの詩を思い出す。
「空に虹を見るとき私の心は躍る−−−−」Morris.は、昔からこの詩が好きで、好きでやたらと引用しまくってるが、いまだに飽きる事がない。
"My Heart Leaps Up" by Wordsworth
My heart leaps up when I behold
A rainbow in ths sky:
So was it when my life began;
So is it now I am a man;
So be it when I shall grow old,
Or let me die!
The Child is father of the Man;
And I could wish my days to be
Bound each to each by natural piety.
この中の「The Child is father of the Man」という一節はさまざまな解釈がなされていて、Morris.も一家言あるのだが、とにかくいい詩だなあ。
【昭和40年代 思い出鑑定団】串間努 ★★★ 「日曜研究家」である著者が自分の小学生時代の懐かしい思い出のタネを収集品と追跡調査もからめて披露したもの。Morris.とは14年も違うため、ディテールはかなりちがうが、それでも懐かしさを共有できる部分も多くて面白かった。それにしてもこの人もオタクだよなあ。よく昔のものを大事に保存してるし、よく覚えてる。昭和40年代(1965〜74)と言えば日本の高度経済成長が始まり石油ショックで一挙に景気が沈むまでの時代だ。この時期は消費は美徳の掛け声に合わせて、ぞくぞくと新製品が開発され、登場した時期でもある。3C(カラーテレビ、クーラー、自家用車)なんて言葉もこのころかなあ。カタヌキ飴、紙石鹸、銭湯、リモコンの変遷、冷蔵庫の機能拡充、ガリ版、給食、ギョウチュウ検査、修学旅行の枕投げ、人生ゲーム、etc−−−ああ、ノスタルジーやねえ、とすっかりのすたる爺さんになってしまってた(^o^)
1999/07/26(月)
としろうと二人で北野異人館街中にあるマンションの現場。今月分の日記(このページ)をプリントアウトして校正したのだけど、間違い多いっす(^_^;)
それと、読書感想文中でえらそうに著者の文章がどうのこうのと能書き垂れてる割りに、かなりひどい文章書いてますねえ(>_<)
【喜娘(きじょう)】梓澤要 ★★★☆☆
「阿修羅」と同じく奈良時代を舞台にした5編の短編が収められているが、出世作でもあるタイトル作が一番良かった。他の作品も多少むらはあるもののそれぞれ見所はある。Morris.が最初に読んで感心した「百枚の定家」は、彼女にとっては、毛色の違った作品だったらしい。「喜娘」というのは第十次遣唐使大使藤原清河と唐の女性との間の忘れ形見の娘の名前で、彼女が第十四次遣唐使一行と、日本に渡り、そこで政争の具にされそうになるが、それを避けて再び唐へ戻るというストーリーだ。日本へ向う船が難破して漂流し命からがら九州天草に漂着するが、この時彼女をサポートした遣唐使の若者大伴継人との、密かなラブストーリーこそが眼目なのかもしれない。Morris.は時空を超えた「ポセイドンアドベンチャー」だと思ってしまったよ(^o^)
喜娘のキャラクター設定が何とも魅力的だし、史料にはほとんど名前だけしか出てこない彼女を想像の羽根をひろげて思いきり躍動させた著者のサービス精神には努力賞をあげたい。「歴史離れと歴史そのまま」という森鴎外の命題からすると、登場人物の関係や行動は限りなく「歴史離れ」しながら、唐と奈良朝の時代背景は緻密に「歴史そのまま」を再現していて、これこそMorris.の望む「歴史小説−ヒストリカルエンターテインメント」のあるべき方向ではないか(^o^)
とベタ襃めしてる割には採点が辛いじゃないかと、思われるかもしれない。Morris.は基本的に長編好みなのだ。本書の短編の幾つかは充分長編に仕上げられるだけの内容を持ってるだけに、それが惜しい。(要するにMorris.は、おいしいものはなるべく長い時間楽しみたいってわけ(^_^;)
それとは別に、Morris.が本を読んで著者の語彙力を査定する二大基準てのがあって、
「目をしばたく」と、「腕(手)をこまねく」の二つで、読書中にこれを発見するとMorris.はそれだけで、「こいつはあかんな」と烙印を押してしまいたくなる。
(「目をしばたたく」「腕(手)をこまぬいて」が正式の表記)
言葉は生き物だし、慣用読みみたいに、間違ってても大多数の人がそれを用いれば、それが正しいものとしてまかり通ってしまうことも、わからないではないのだが、Morris.は個人レベルで自分が使用する単語に固執したい。
大辞林には「しばたく」は「しばたたくの転」、「こまねく」は「こまぬくの転」とちゃんと見出し立ててるくらいだから、誤用とは言えないのだろうけど、やっぱり認知したくないなあ。
本書で梓澤要はちゃんと「しばたたかせて」って書いてたので、おお、さすが、さすが、と、一人悦に入ってたのだが、途中で「そないしかめつらしいことを」と言う表現が出てきて????状態になってしまった。「しかつらめしい」の誤用なんだろうな。著者の間違いか出版社側の校正ミスかはわからないが、これはやっぱり減点対象になってしまった。さらにこれをMorris.手持ちの辞書で調べたら「しかつめらしい」という語も「しかつべらしいの転」つまり、もともとは「しかつべらしい」という語で、この言葉は「「然りつべくあらし」の転か?」と、辞書にはある。うーーん、日本語っておもしろい。すっかり横道に逸れてしまったが、彼女の作品にはしばらく注目したい。
1999/07/25(日)
午後歩いて、堀さんの新居に初めて遊びに行く。石屋川駅から5分くらい、Morris.の新居よりうんと奇麗なマンションだった。みーたはたんすの上から降りてこず、写真を撮る計画は挫折。しばらくくつろいで、一緒にコーナン経由でMorris.の部屋に戻り、パーフェクTVとビデオ、インターネットなどで話がはずんだが、MP3のデモでJUJU-CLUB流したら、即、堀さんは帰り支度を始めてしまった。(*JUJU-CLUBは韓国のpopグループで女性ボーカルが「独特」なので、時々拒否反応を受ける)
夜はヒアカムでフクイーズとるう(じゅんちゃん)のライブ。ライブに出かける前甲子園のオールスターゲームしばらく見たが、今年は阪神選手の出場も多く、出だしから新庄がヒット打ったりして気勢が上がってる。アナウンサーも「一回裏タイガーズの攻撃」なんて間違えてた(^○^)
【オタクの迷い道】岡田斗司男 ★★★☆☆
「テレビブロス」に連載されたコラムの集成。Morris.も以前ブロスを愛読してた事がある。数あるTV番組雑誌の中では群を抜いて安いというのが第一の理由だったが、もう一つ、ブロスのコラムって時々面白いのが混じってるってことがあった。岡田斗司男の連載は記憶に無いが、自称「オタキング」という著者のコラムだけあって「濃い」話のてんこもりで、類は類を呼ぶことわざのとおり、彼の回りはオタクだらけ、らしい。Morris.にとっては「異界」を垣間見る視点で、この本を楽しんだが、オタクも、いまじゃ一種のステイタスだったり(^_^;)するんだもんなあ。タイトルはあの「酒呑みの迷い箸」のパロディだろうか。さすがと思ったのは表紙で、一見コギャル風の娘が著者の会社「オタキング」(^o^)を訪ねて、いろいろポーズとってるものなのだが、この子が実に典型的「オタク好み」なのだ。奥付の説明欄には、表紙モデル/インリン・オブ・ジョイトイ、としか書いてない。代わりにURLアドレスがあったので、ついMorris.も覗きに行ってしまったよ(^o^)それによると彼女は1976生、台湾出身のモデル兼歌手だそうで、写真集も出てるらしい。それにしても少女顔にナイスバディだ。とりあえずアドレスを転載しておこう(^○^)
でも、メチャ重いよ(^_^;)
http://www.bekkoame.ne.jp/i/joytoy/www/
1999/07/24(土)
今朝もとしろうに迎えに来てもらい、豊能町のローカルプレパック。
帰りも直帰して、シャワー浴びて、コーナンで自転車買おうと思ったが、気に入るのが無くてパス。
春待ちファミリーBANDファンの志水さんからのメールで、信長正義さんとは知り合いで、正義さんの本の印刷した会社が志水さんの勤務先であることが書かれていた。いやあ、世間は狭いなあ。
マレーシアのみかちゃんからメールで、正式の就労ビザがおりたとの知らせ。これで彼女も正式の「在馬日本人」になったわけだ。めでたし、めでたし。
引っ越しのお知らせはがきを出した高秀賢先生からファックスで返事が来た。中一の息子がCDで春待ちファミリーBANDに夢中になっているとのこと。ぜひ生を見て欲しいものだ。
【新種の花図鑑】別冊家庭画報 ★★☆☆
花好きのMorris.だが、花屋の前を通ると、名前を知らない花が多い。大体が園芸品種より、山野草の方が好きなせいもあるが、最近の切花は新しい外来種が多く、名前が羅典語の学名をそのままカタカナ表記しているケースが多いので、覚えにくく、馴染みにくくなってるきらいがある。先日堀さんと、さりーちゃんの見舞いに行ったとき、堀さんが買った花の名が思い出せなかった。アルストロメリアで、和名は「ユリズイセン」だと。たしかに百合にも水仙にも通ずるところはあるが、もうちょっと気の効いた命名はできないものだろうか?
と、いうわけで、図書館でこの本見つけて、花屋の花の名のお勉強をしようと思ったのだが、本書は新種といっても、これまでの花の品種改良が中心で、矮性種やら、色変わり、蔓生、匍匐生種とかのマイナーチェンジが多くて、ちょっと期待外れだった。それでも、よく見かけながら名前が覚えきれないものもそこそこ載ってたので、いくらか書き出しておく。(メモ代わり(^_^;)
・クリスマスローズ=オキナグサに似た茶花にしたいような渋い花
・カアルセオラリア=要するに巾着草
・ムスカリ=花なのか実なのか戸惑いそうな紫の花穂を密生させる百合科植物
・アキレア=西洋ノコギリソウ
・アクレイギア=西洋オダマキ
・アナガリス=瑠璃ハコベ
・ケマンソウ=赤と白の心臟型の花が下向きに咲いてるやつ
・トラケリウム=シモツケみたいな赤紫の鉢植え品種。和名ユウギリソウ
・ネモフィラ=瑠璃唐草。これは知ってたけど、Morris.の好きなのがインシグニス・ブルーだという事を知った。
・フリチラリア=黒百合、黄色や赤や白いのもある
・ベロニカ=瑠璃トラノオ
・ユーストマ=トルコキキョウのことをこう呼ぶのか??原産地は北米だとか
・ルピナス=ノボリフジ。蝶型の花穂が特徴。
・アカリア=英名cat-tail。赤い尻尾みたいな花が特徴。鉢植え品種
・エノテラ=昼間に咲くピンクの月見草
・ガウラ=ハクチョウソウ、といっても白鳥ではなく白蝶のことらしい
・クレロデンドルム=紫と白の蝶が群れ飛んでるような、便箋の模様に合いそうな花
・コレオプシス=ハルシャギク、といってもペルしゃではなく、北米原産。
・バーベナ=ビジョザクラ
・ペンタス=クササンタンカ、星型の小花を半球形に付ける鉢植え品種。よく見かける。・ポーチェラカ=まつばぼたんみたいなのに、葉っぱが松葉型じゃないやつをこう呼ぶらしい。
・マンデビラ=ニチニチソウみたいな白い大きな花を付ける蔓性種
・ローレンティア=白、紫、ピンクなどの星型の小花。こんもりと円く茂る葉に負けないくらい多くの花を付ける
1999/07/23(金)
朝6時にとしろうに迎えに来て貰い、徳島阿南市の現場。保管の荷物7t(これは重さではなく容量t、つまりキュビックメーターのこと)の引き取りと、翌日の大阪行きの荷物23tの整理ということだったので、神戸に戻るのは早くても8時か9時、下手すると夜中になるかもしれない状況で、必然的に今日の授業は休み(^_^;)と思ってたのだが、予想外に早く片付いて、事務所着6時、後始末して六甲道に7時前に着いてしまったので、泣く泣く(;_;)8時から授業へ。先週ソウルへ行ってきた信長さんから民画の絵葉書もらう。教科書もノートも筆記用具さえ持たず、聞き取りと辞書引いて1時間をやり過ごした。Morris.の授業拒否反応はかなり重症のようだ。韓国語まで面白くなくなってきた。9時半に帰宅したら伊藤から留守電入ってて、6時から社長宅でさりーちゃんの快気祝い宴会やってるとのこと、斉藤一家や、さなえ・さぶちゃん夫婦もきているとの話だったが、あまりに出遅れだし、さりーちゃんもしんどいだろうし、Morris.も心身ともに疲れ果ててので残念ながら断念。こんなことなら授業なんか出るんじゃなかった(>_<)
1999/07/22(木)
休みだというのにえらく早起きしてしまって、そのまま本読んだり、ごろごろして昼前に灘図書館、三宮図書館回り、三ノ宮高架下でシルクの緋色地に鶴柄のシャツ買って帰宅。前住んでたMorris.の独房の不動産から手紙が来てて、清掃・メンテナンス料金明細が同封されてあった。メンテは壁、天井クロス張り替え、便座取り替えなどで約5万円。これはまあ予想してたくらいだが、問題は清掃経費が52,500円もかかったということ!!!
いちおうMorris.はゴミも出して掃除も済まして出たんだよ。ガラス窓だって1個所しかなくて、これもガラス磨きでピカピカとは行かないまでも最初に借りたときくらいにはきれいにしたし、床もドアもユニットバスも拭き掃除すましてたといいうのに、この値段はひどい!!とちょっと頭にきてしまった。内訳の一部(室内床-\7.200、ガラス・サッシ-\5,400、ユニット全体-\21.300!!!)はこんなもんだが、これはもう単に敷金返さないがために帳簿場の数字合わせとしか思えない。むこうは、解約した奴は赤の他人で、これがビジネスというはらなのかもしれないが、やっぱり引き渡しに立ち会いすべきだった。と、今更言っても後の祭りだな(;_;)
1999/07/21(水)
朝は矢谷と西宮桜町の小さな現場。午後はとしろうらと合流してアメ領のピックアップ。なにしろ、とんでもない暑さの中、広い庭を横断しての荷物の横持ちで、みんなバテバテ。
結局今日も図書館には行けずじまい。三宮図書館、灘図書館ともに返却期間過ぎてるというのに。明日はオフにしてもらったので、図書館回りの日にしよう。
【サイレント・マイノリティ】塩野七生 ★★★☆ 20代前半からイタリアに住み、マキャベッリ、チェ−ザレ・ボルジア、などを日本で「ルネッサンス」させた(^○^)ブームの仕掛人塩野七生が「新潮+45」(82〜84年)に連載したコラムを中心にまとめたもので、後の「男たちへ」につながる、辛辣そうで、けっこうスノップで、しかもシニカルな視点と、歴史おたくの面目躍如たる部分がない交ぜになってて、それなりに面白かった。彼女がキプロスでなじみになった「オリエンタルレストラン」のメニューのひとつ「なにやらわからないが濃い緑の野菜を使ったスープを注文し」てこれが、「モロヒアという、シリア、パレスティーナ、エジプトに、キプロスではこの近くだけに産する野菜で、葉は固くて山羊も食べないものだと後で説明された。これが実に美味で、明日また来ますから一人前残しておいてください、と頼んだほどである」というくだりに、これこそ日本に「モロヘイア」ブームを起こした種子ではないかと想像した。
【机上の一群】向井敏 ★★★ 書評を読むのは、何も、めぼしい本を探すためとは限らない。もちろん、書評のスタイルもジャンルもさまざまで、カタログをなぞったような簡便なものから、評論と紙一重くらいのものまで、百花繚乱、汗牛充棟、疾風怒濤??玉石混淆、で、さらには最近じゃ書評専門の雑誌も相当数あったりして、世に本読みの種は尽きまじなのだが、Morris.は、同好の士の雑文として楽しむ事が多い。馬好きが競馬新聞をつい手にしてるようなものだ。書評の名手と目される筆者の文章は總じて巧みで、それだけでも読んで損はなさそうだし、その上、取り上げられた著作のダイジェスト、眼目を知る事が出来るし、読まずに済ませる本を知る事も出来るしと、いいことだらけなのである。前振りが長くなったが、向井敏は矢沢永一、開高健の仲間内では一番地味な存在だが、書評の手堅さには定評がある。割に良くあたる予想屋といったところか。本書は「文藝」掲載の比較的長文のものと、その他の短文の寄せ集めで、タイトルがちょっと気取りすぎかとも思うが、やっぱり読んで損した気にはならなかった。「である」という文体を定着させたのが尾崎紅葉であるとか、ヴァレリー翻訳の今昔、探偵小説における階級性などネタもいくらか拾えたしね(^o^)
1999/07/20(火)
今日は何の休日だったっけ、と、ちょっと思い出せずにいた。海の記念日か。小中学校の夏休みは7月21日からだったから、単に夏休みが1日早く始まるってことか。
先日の9枚のコインのパズル。Ken Mizunoさんから速攻で模範解答が寄せられた。それも「簡単すぎる」というコメント付で(^_^;)
Morris.には難しすぎたんだけどなあ。もともとMorris.は数学的センスに大いに不自由してる人だからしょうがないし、何で計量の回数を制限しなきゃならないんだ、と、八つ当たりしたくらい。Ken
Mizunoさんはプログラマーという商売柄、2回の手順ですむところを3回もかけるのは納得できないってことになるのかもしれない。せっかくだから、本文でなくKen
Mizunoさんの解答を引用しておく。
(1) 9枚のコインを3枚ずつの3つのグループに分ける。
(2) 第1の計量:3つのグループのうち、任意の2つのグループ3枚ずつを、天秤の左右にかける:
同じなら、偽物は第3のグループに含まれる。
異なれば、偽物は軽いグループに含まれる。
(3) 第2の計量: (2) の結果に従って 疑われるグループ3枚のうち任意の2枚を天秤の左右にかける:
同じなら、残り1枚が偽物。
異なれば、軽いほうがにせもの。
午後、社長の車で西区王塚台中学校へひろこのバスケの試合の応援にいった。相手は会場の王塚台。Morris.は応援よりビデオ撮影班。バスケの試合を撮影するのはこれで2回目だが、最初は動きの速さに付いていけず往生した。普段、春待ちファミリーBANDしか映してないので、勝手が違う。今日はまあ、大分なれた。試合はゼッケン8のひろこの大活躍もあって、快勝。それにしてもひろこは上手くなってる。パワーは前からあったが今日はシュートの成功率も高かったし、とにかく目立ってたぞ。
夜は社長宅に行く。昨日退院したさりーちゃんに挨拶と、件のビデオを一緒に鑑賞するというわけ。
【アジアの旅20カ国ガイド】下川裕治 ★★★☆ アジアのバックパッカーの中でもタイには詳しい下川さんのアジア総覧みたいな本。20カ国といえばほとんど網羅してることになる。客観的なガイドでなく、あくまで個人的思い入れの強いコラム形式で、ひととおりアジアの諸国を回ってみたいと思っているMorris.にはいい参考書になった。韓国・中国・モンゴル・香港・マカオ・台湾・フィリピン・ブルネイ・ベトナム・ラオス・カンボジア・タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・ビルマ・バングラデシュ・インド・ネパール・パキスタン。この中で一番Morris.の食指の動いた国はベトナムだった。今年は無理でもなるべく早い時期にホーチミンに行ってみたい。(もちろんバンコク、マレーシア周遊で)
1999/07/19(月)
けたたましいベルの音で起床。みほちゃんの引っ越し祝いの目覚ましはとにかくうるさい。ともかくも、これで寝坊はなくなるだろう(^_^;)
今日は矢谷らと通関。西根は、通販でパソコン買う事にしたらしい。CPU550mhzで10ギガのハードディスク、DVDドライブ、17インチディスプレイ---と、Morris.からすると生唾がでるくらいのスペック。それで25万しないといいうのだから、今やデスクトップは、お買い得なのだが、Morris.が欲しがってるノートパソコンときたら、割高、拡張性なし、軽いのは機能が貧弱、ハイスペックのは重いと、どーしたらいいの状態。うーーん、悩みは尽きない。
夜は、やっとのことで、引っ越し通知の葉書作る。
ぼーっと、STAR PLUSアジア見てたら、陳慧琳というちょっと目線きつ目の美人の姉ちゃんが宇多田ヒカルの「オートマチック」をカバー(もちろん中国語)してた。タイトルは「情不自禁」だったと思う。Morris.はそれほどこの曲好きでもないのだが中国語で聞くと結構いける。
みっちゃんのFolky-Night更新。
1999/07/18(日)
朝から雨だったので東灘区民祭の開催そのものが危ぶまれたが、12時前にやることが決定。1時前に住吉川畔の「フォーク・コーナー」に。午後も雨は降りみ降らずみの状況だったし、今回はMORGAN'S
BARは居ないし、ドラムもなし、とこじんまりとしたコーナーだったが、のんびり、ぼちぼちでそれなりにいい感じだった。春待ちファミリーBANDの他は、松尾のりひこ&友滝ひこ、C&P、みっちゃんの弾き語り、ルーズソックス(矢谷、福井らの4人組)など。5時から野メインステージでの春待ちファミリーBAND演奏もあったが、小谷君は6時だと勘違いしてたらしく、遅れて川を横切って登場というハプニングもあり。おしまいには恆例のロックンロール大会もやって、夜には雨もあがって、打ち上げは「万」へ。ということでMorris.はへろへろになって12時頃帰宅。留守録してた韓国のどじまんみたら、最愛のキムヘヨンがゲストで「トヌッキジョネ」歌ってた。嬉しくて何度か見てるうちに寝入ってしまう。
1999/07/17(土)
昨夜リュックを忘れた満園が、朝取りに来たが、それからまたごろごろして、昼からコーナンに行って小物買い、4時に住吉の劇団おもちゃ箱に飯島ちゃん演出の「Tap
Time」見に行く。階段5階のこじんまりしたスタジオで、思ったより客の入りも良く、内容もそれなりに楽しめた。照明が器材不足もあって見づらかったのが難点。せっかくだからビデオも撮影した。
そのあと芦屋に出て、久しぶりに芦屋書房冷やかす、あいかわらず乱雑に積み重ねられた本の山をじっくり見て、1冊くらい買おうとしたのだが、結局見つからなかった。
夜は「BIRTHDAY」でMORGAN'S BARのライブ。明日からツアーに出る彼らだが、生憎今夜は神戸港の花火祭で、客足は良くなかった。その分イタリア料理食べ放題状態だったが、Morris.は、チーズ、スパゲッティ系はあまり多く食べられないのですぐ腹一杯になった。このところ4人編成でツアーなど多くこなしてるせいか、以前よりチームワークがとれて、聴きやすくなってた。新曲「ミシシッピーリバー」や「オールオブミー」の日本語版、クラリネットをフューチャーした「ステップ」もやってくれて、満足。
みほちゃんから引っ越し祝いの目覚まし時計もらう。小さい黒いアナログタイプで、アラームも電子音でなく、実際に鐘を叩くタイプだから、これから寝過ごしは無くなるはず。(>>古田さん、これでもう安心です(^○^)さらに附録として旅行用時計(これもなかなかグー)、フラダンスミニペコちゃん×2(じつはこれが一番嬉しかったりして)、ディスプレイミニ駕籠、小さな風呂敷までもらってしまった。しかも帰りは車で送ってもらった。本当にありがとうね>>みほちゃん。
【遊びとジョーク】松田道弘 ★★★ 手品やトリック、ジョーク関連の論考では日本の第一人者である著者の、コラムや雑文をあつめたもので、随所にアメリカンジョークが散りばめられていて、気軽に楽しめる1冊だった。ただ、ジョークというものは、相当出来がよくても、その表現方法や、場面、タイミングなどで効果は全くちがってしまう。特に会話の場においては、ネタ半分、話者のテクニック半分、いや6:4か7:3くらいで、話し手の話術+キャラクターが重要度を占めるのではないだろうか?落語を持ち出すまでもないが、面白くない話でも名人がやると面白くなるのは誰もが経験済みだろう。それでもネタ自体が面白いにこしたことはなく、本書は結構そういう意味でのネタは豊富なほうだろう。いくらか引用しておく。
■その男は感傷的な気分で思い出にひたっています。「きょうは特別な日だ。ウィリアム・テルは7百年前のきょう生まれた。私が子どもの頃ウィリアム・テルは私たちのアイドルだった。私と弟はいつも裏庭でウィリアム・テルごっこをやったものだ。弟も五十四のはずだよ。あのとき矢がリンゴにあたっていたらな」
■ある夫婦の会話
「ぼくがいなくてさびしかったろう」
「あら、いなかったの」
■子どもが父親に質問しています。
「パパ、戦争はどうして起るの?」
「そうだな、たとえばアメリカが中国とけんかしたと仮定しよう」
そこへ母親が口を入れます
「アメリカが中国とけんかする理由なんてないわ」
「たとえばの話だっていってるじゃないか」
「そんなばかばかしいたとえを持ち出して子どもが誤解したら困るじゃありませんか」
「どこがばかばかしいんだ」
父親が声を荒げます。
「もういいよ、パパ。戦争がどうやって起るのか、ぼくよくわかった」
■第一次世界大戦中、独逸軍は次のパズルを印刷して空中からばらまき、塹壕のなかの連合軍の兵士は、皆がその解き方に夢中になって士気がおとろえたというものです。
コインが9枚あります。
このうち一枚が僞のコインで、その重さが本物より少し軽いのです。いま、てんびん秤を使って、二回計量するだけで、その一枚の僞コインを選別してほしいという問題です。
最後のはジョークでなくパズルだから、この世界のルールに従って、解答は数日間、おあずけにしておくので、しばらく自分で考えてみてください。
1999/07/16(金)
目が覚めたら8時過ぎ、あやや、つい先日もこんなことあったよな、と思いつつ事務所に電話して西根に迎えに来て貰う。目覚ましが壊れかけてて、今日も5時で止まってた(>_<)
京都亀岡のデリバリ。10時半に現場近くまで到着したのに、何故か住所が分からない。西根の携帯で電話したら、マンション名と部屋番号が抜けてた(>_<)。担当者は誰じゃ>>韓さん、しっかりお願いね(^_^;)
さりーちゃんから留守録で、月曜に退院との事。声が元気そうでひと安心。
5時に直帰して、社長宅に寄って、朝鮮語講座へ。やっぱり2時間の苦行といった感じ。新入のカン君がいろいろ気を遣って、話題をふったりしてくれるのだが、どうものれない。信長さんはソウル行きのため欠席。久しぶりに枇杷木さんが遅がけで出席。
帰ったら奈緒ちゃんから電話で、近くの平野(串カツ)で飲んでるというので出て行く。C&P練習後の打ち上げ。奈緒ちゃんから引っ越し祝いにフライパンもらう。26cm径で、使いやすそうだ(^o^)伊藤、満園を部屋に呼んで飲む。井山まで呼び出して、結局2時くらいまで、パーフェクTVで、ジェームス・ブラウンのコンサートなど見る。
1999/07/15(木)
高平、清水と3人で草津のデリバリ。知らない間にクラウンに新しいトラック(キャンター3t車)が入ってた。3人でも割とゆったりだし、クーラーは良く効くしでなかなか快適。ただ荷台が高いので荷物の積み下ろしがちょっとしんどいか。今日のオーナーはシンガポール帰りで、食器マニアらしく、凄い食器棚と、グレードの高い陶磁器+クリスタルが多くて、圧倒された。Morris.もちょっといい食器ほしくなった。
マレーシアのみかちゃんからメール。あちらでちょっとした交通事故起こしたらしい。ぶつかってきたバイクよけようとして、トラックとぶつかった(>_<)とのことで、幸い身体は別状なくて、乗用車がかなりダメージ受けたようだ。何と言っても海外生活。日本以上に気を付けてほしいもんだ。
阪神連敗で即座にチャンネル換えた428ch(スターデジオ、FOLK NEW MUSIC)で流れてきたのが斉藤哲夫の「されど私の人生」つい、聴きいってしまったよ。そのあと加川良、遠藤賢司、南正人、五つの赤い風船、小室等、久保田真琴、フォークル、赤い鳥、ごまのはえ、やまたのおろち、休みの国!!−−−−まるで、稲田さんかみっちゃんかとしろうのためのチャンネルだな、これは。いつも「フォークなんて」と馬鹿にしているMorris.だけどやっぱり懐かしかったよ(^o^)
【阿修羅】梓澤要 ★★★☆☆ 先日の「百枚の定家」があまりに面白かったので、灘図書館でさっそく借りてきた。舞台が奈良時代、テーマが政変という、Morris.には苦手な設定なのに、ともかくも最後まで読みとおした。この作家はなかなか読ませるなあ。ただ聖武天皇時代の系図や、人間関係がちっとも頭に入ってないMorris.は結構ややこしくて、ほとんど想像で補ってしまった。橘諸兄の子橘奈良麻呂を興福寺の阿修羅像のモデルと見立てて、かなり「歴史離れ」の作品だが、それでも考証などはしっかりしたもので、彼女の几帳面な性格が偲ばれる。点数がやや辛いのはあくまでテーマのせいだ。
1999/07/14(水)
今日は巴里祭ということで、映画チャンネルでは懐かしの仏蘭西映画特集やってる。ゆっくり見る元気はないが、BGVとしては悪くない。金曜日から今日まで、久しぶりの極楽連休だったが、いよいよ明日から仕事が始まる(;_;)
で、今日も一日ごろごろごろごろしてた、あーーしゃーわせ(^○^)
夜に井山あきのりが遊びに來た。例のMORGAN'S BARのホームページに書き込みするのが目的だったみたいだ。
1999/07/13(火)
10時に起きたら外は雨。仕事の日は雨はいやだが、休みの日なら雨もまた良いものだ(^.^)
「大画面」(^○^)テレビで何か見ようと番組表見たがこれというのはなくて、久しぶりにビデオで韓国映画でMorris.がいっちゃん好きな「死の讃美」見る。たしかに前の14インチよりは大きいけどビデオはビデオだ(あたりまえか)。この映画は長尺でビデオは上下に分かれている。とりあえず今日は上巻で休止。
午後から雨も上がったので日本橋に出て、DVCテープと、10mの映像用ピンコードなど買う。これで前の小さいテレビを板の間でモニターとして使うつもり。そのまま難波に回り三信衣料でジーンズ探す。前にも書いたように600番台のスリムが廃版になって、困り切ってたところだが、517とかいう細目じの奴があったんでさっそく試着。いい感じだが、28インチだとちょっと太い。店員に27インチはないのかと聞いたら、これは男物だから28からしかない(>_<)という。おいおい、と思ったが無いものはしょうがない。かわりに女物ですがこれはいかがですかと、551という豚饅みたいな型番の奴を薦められる。はいてみたら確かに細身ではあるしあまり違和感も無さそうなのでこれにしたが、リーバイス、もうちょっとユーザーの多様化に対応せい。
そのあととらやでカーテンの生地など冷やかしたが、今回は見送りということで9時前に帰宅したが、家のつい手前で斉藤さん宅から帰宅中の澤村一家(妻除く)と遭遇し、社長は初めてMorris.の部屋を覗いていった。
夜秋本たかしから電話があり、携帯電話買ったとのこと。何でもiモードとかでメールも出来るらしい。しきりにメール欲しがってたので、暇な方は以下のアドレスにメールしてやってください。(まだMorris.は未確認(^_^;)
09070994336@docomo.ne.jp
1999/07/12(月)
朝10時前にテレビが届く。25インチなんて今じゃ大型のうちに入らないし、世間は横長フラットに移行しているわけだが、Morris.にとっては結構な豪華巨大画像なのである。いちおうサラウンド機能付というところにも惹かれて買ったのだが鳴らしてみるとかなりしょぼくて、結局パイオニアのミニステレオに繋いで、ついでに天井にONKYOのミニスピーカーとりつけて、和室は一挙にAVルームに変身(^○^)
さらに昨夜インターネットでパーフェクTVの予約変更して、懸案の第一興商スターデジオ100の申し込みをしたら、さっそく今日から聴けるようになって(料金も今日から取られるんだ(^_^;))100チャンネルをパチパチと切り替えて聴いてた。せっかく大型画面のテレビ導入した途端に音だけの番組にはまるというのも矛盾を感じるが、それはそれ、なんとなく嬉しい。デジタル放送で、音がいいといっても、Morris.の超低価格システムではあまりその醍醐味は味わえないが、とにかく雑音が無いのがいい!!
高校時代から先の独房時代まで、何故かMorris.はFM放送の受信には惱まされっぱなしで、独房時代はマンションのケーブルテレビ化に伴って、全くFM放送が受信できなくなり、わざわざ屋上からアンテナ線引き込んで、聴けるようになったものの、それでもノイズが耳に付くありさまだったので、今回のデジオ100みたいにノイズゼロの環境は、申し分ない。ついついJAZZのチャンネルにはまり込んでしまった。
引っ越してしばらく仕事が忙しくて片付けも思うように行かなかったが、ここ数日の連休で新居(だよね?)も大分部屋らしくなってきた。こうなったらいきおいということで、8日にオープンした新在家のコーナンで、折り畳みの丸いちゃぶ台買うことにした。ずっと以前、荒ゴミで昔風のちゃぶ台手に入れてすごく気に入ってたのだが、例に漏れず地震で手放したので、畳のある今度の部屋にはそれに似た奴が欲しかったのだ。今回買ったのはやや小ぶり(90cm径)だがやむを得ない。後、必要な家具は下駄箱くらいだな。これは仕事で出物があるのを期待しよう。それにしても近くにコ−ナンが出来たというので(新在家のちょっと東、甲南漬のすぐ裏。「コ−ナン」と「甲南漬」って関係あるのだろうか?)大喜びしたのに、売り場も小規模で品揃えもいまいち、おまけに店員がたよりないときてる。で、ちょっと魅力に乏しいな。新在家のBricoは強力なライバル登場でびびってるだろうけど。
夜たまたまHEYHEYHEY見たらなんと、あこがれのフェイウォンがゲストに出てた。このところStar
Plusアジアでもあまり見かけなくて淋しく思ってたら、武道館でコンサートやったり、「ファイナルファンタジー」のテーマ歌ってヒットさせたり、結構日本がらみでご活躍だったみたいだ。今日もそのテーマ曲を歌ったんだけど、英語だったのがちょっぴり残念、でもあの番組の観客の前でもしみじみかつ、優雅に、そしてもちろんとても上手く歌ってくれたのはさすがだ。で、その次のゲストが韓国帰りのSESだったのにも笑わされた(^○^)
【歴史上の本人】南伸坊 ★★☆☆ おにぎり頭のイラストライター南伸坊が、二宮金次郎、松尾芭蕉、西郷隆盛、織田信長など歴史上の人物になりきって(扮装、メーク、顔真似)、ゆかりの土地を訪ねて土地の人を驚かしながら紀行をものするという、欲張ったというか、馬鹿馬鹿しいというか、変な企画なのだが、これはもともと雑誌「旅」に連載されたもので、要するにJTBの肝入りというか、PRがらみだったみたいで、この人の作にしては面白くなかった。いや、まあ、面白いんだけど、面白度が他の本より落ちるくらいという意味だけどね。南文子夫人撮影の彼の仮装ぶりを眺めるだけでも、まあいいかと思ってしまう。
1999/07/11(日)
朝洗濯したほかは何もせずぼーっとしていた。正午からKNTVで99年前半決算「のどじまん」2時間があり、これも録画しながら見てしまう。ゲストが、ヒョンチョル、ソンデグヮン、テジナ、ソルンド、ヒョンスクというお馴染みの顔そろえで、冒頭に今年前半の人気曲ベスト7が紹介されたが7位から「チャルランチャルラン-ヒョンスク」「オッキョンイ-テジナ」「トルグックヮヨンイン-ヒョンチョル」「サンバエヨイン-ソルンド」「ヨジュメヨジャヨジュメナムジャ-ヒョンスク」「ナムヘンヨルチャ-キムスヒ」そして予想通り1位は「ネパクチャ-ソンデグヮン」と、ゲストの曲でほとんどが占められている中、キムスヒの「ナムヘンヨルチャ」の根強い人気はすごい。今回は時間延長で出演者多かったこともあるが、キムヘヨンのナンバーが3曲も歌われたのが嬉しかった。特にこの番組で初めて「エップンヨウ」が歌われたのはビックリ。それなりにヒットしてたんだ。(ほっ)(^_^;)
午後5時に六甲道で堀さんと待ち合わせて、若宮病院にさりーちゃんの見舞い。昨日よりは少し元気そうだったが、まだまだ回復には時間がかかりそうだ。昨日と違って時間に余裕があったし、3人だけだったので、手術の詳細な模様(といっても最中は麻酔聞いてるから前後譚)をたっぷり聞かせてもらった上、摘出した子宮のポラロイド写真もみせてもらった。うーーんデカイ(子宮じゃなくて筋腫が)。
帰り道元町のエビスで軽く飲んで、新在家のTajMharでカレー食べて帰宅。
1999/07/10(土)
昼前、日本橋で25型のテレビ購入、配達頼む。最近はフラットタイプが人気で旧来の型はかなり安くなっている。3時前に社長の車に便乗して須磨教会で、障害者のグループ「ばななくらぶ」のコンサート出演の春待ちファミリーBAND撮影。演奏後、カレー、寿司の饗応ですっかり滿腹、社長、伊藤、井山、みっちゃんと、近くの若宮病院に入院中のさりーちゃんを見舞う。手術後10日目だが、まだ結構しんどそうだった。面会時間リミットの30分前に行ったのでゆっくり話し聞く事も出来なかった。またゆっくり見舞いに行こうと思う。
1999/07/09(金)
久しぶりの休みだ(^○^) というので朝寝して、洗濯すまして、灘図書館、灘区役所回って夕方帰宅。今日は授業の日だけど、このところ、何だか苦痛になってるし、とうとうサボることにした。旅行や春待ちファミリーBANDや仕事以外で自主的?にサボるのは初めてかもしれない。
で、鶴橋に出て、奈緒ちゃん呼び出して、「春一番(中華)」−「ぶあいそう」−「カラオケユウ」とはしご。あーあ、授業をサボって食って、飲んで、歌って、か。Morris.も堕落したもんだよなあ(>_<)
1999/07/08(木)
西根と三田の現場でピックアップ。一日で終る現場も久しぶり。
帰りに駅前で小錢入れ見たら100円しかなくて、まあ、最近の自動発券機は一万円札だって使えるしと、カバンの中のシステム手帳出そうと思ったら、こんな日に限って部屋に忘れてやんの(>_<)しかたなく事務所に引き返して、古田さんに千円借りて帰る事が出来た。
ヤクルト戦3連敗かと思われた、阪神は4点の差を9回にはねかえして、ジョンソンのサヨナラホームランという派手な幕切れとなり、ちょっと気分がよくなった。
秋本たかしからファックスでMORGAN'S BARの予定もらったので秋本たかしの部屋のスケジュール更新しておく。さらに九州のファンが、MORGAN'S
BARのホームページ(http://www.fsinet.or.jp/~morgans/)立ち上げてくれたらしい。メールで相互リンク頼もうと思う。
【百枚の定家】梓澤要 ★★★★ 全く未知の作家で650ページもある大部な本なのに、手に取り、すぐ借りる事にしたのは、題名によること言うまでもない。歌を忘れた歌人(^_^;)Morris.とはいうものの、和歌、特に新古今の歌人には今も畏敬の念を持ち続けている。定家といえばその象徴だし、百人一首の成立や謎にも人一倍関心はある。でもこの小説は百人一首そのものではなく、定家直筆の「小倉色紙」をテーマにしたものだった。それはそれで興味ふかかったし、この作者の博識と勉強振りには瞠目させられた。書跡、和歌、骨董の真贋、茶道、地方史、美術館のキュレーターの世界等など、それぞれに一筋縄ではいかない、ややこしい世界を、なるほど、と、Morris.をうならせる程度に料理してる手練は、ただものではない。新しく開館する東京近郊の市立美術館に、赴任した学芸員を主人公に、米国で新発見された一枚の「小倉色紙」購入を機会にオープン記念展もこれをテーマにすることとなり、新たにまとめて発見された10枚の色紙を巡ってのさまざまな人間模様、殺人事件までからまるストーリーだが、登場人物のそれぞれの描写や歴史がやたらリアリティがあって、これをもっと膨らませたら本書の数倍のボリュームになりそうな内容を感じさせる。特に不慮の死を遂げる書の権威者の個人史と錯綜した人生と芸術の描写などは本筋より印象に残るほどだ。テーマが、Morris.好みだったことを割り引いても、今年読んだ小説の中では一、ニを争う。主人公の性格がちょっと女性的だな、と、思ったが、著者紹介に、本名・永田道子とあったので驚いた。女流だったのか。
1999/07/07(水)
やっと住吉の現場終る(^.^)5時前に直帰して風呂入ってぐったり。明日はoffのはずだったのに急遽仕事入る。
なんか5月の韓国旅行から帰っていらい、やけに忙しい。例年なら6月7月なんてかなり暇なはずなのに。
阪神−ヤクルト戦をテレビで観てて、今日はサンTVと朝日のリレー中継で、パーフェクTVのスカイAでもやってるのでこちらにして、音声はABCラジオで聞いてたら、音声と画像のタイムラグがあることに気付いてしまった。その差約1秒。もちろん衛星放送が遅い。これはやっぱり衛星ならではの時間差なのだろうか??
堀さんはこの前の日曜日(7/4)に御影に引っ越したとの事。Morris.と10日違いだ。ぜひ、合同引越祝い宴会をやりたいものだ。
【戦中派不戦日記】山田風太郎 ★★★★☆☆ Morris.のお気に入りの作家山田風太郎による昭和20年一年間の日記である。当時24歳の山田青年は、医大の学生で、そのため徴兵に取られず、そのかわり?東京空襲を始めとする、太平洋戦争末期の恐怖と錯乱の東京を克明に記録している。更に敗戦直後の混乱と戸惑いの世相も醒めた目で書き留められている。同世代の大部分が兵隊に取られ、そのうちのかなりが戦死するという極限状況の中で、特殊な自己の立場をやや自嘲的に「不戦」と称したのだろうが、なかなかどうして、銃後の生活もそれなりに大変だった。本書は昭和46年(1971)に番町書房から出された。Morris.はこれも読んだ記憶があるが、今回再読したのは講談社文庫版(1985)だ。文庫で500ページを超える大部なもので、当時の青年の真摯さにまずうたれる。風太郎独特の、乾いた虚無主義も、この時代の経験に起因するのだろう。空襲の描写も体験者ならではの臨場感溢れるものだが、Morris.の身近な?極限状況といえば、反射的に5年前の神戸大地震を思い出すのだが、本書を読むと、恐怖の密度がまるで違う。そりゃまあ、天災と戦争を比べるのがそもそも間違ってるだろうが、震災当時には、これ以上の修羅場はないと思ったのだから、しかたがない。戦争を単に観念として忌避するのでなく、実感として(疑似--シミュレーションだとしても)体感できる得難い一冊でもある。しかしMorris.はこの日記が、単純に面白かったということも白状しておかねばならない。後世、稀代のストーリーテイラーになる風太郎の萌芽といえる、冴えた表現、自己も他者も客観的視線で捉えての絶妙な描写、日記という個人的覚え書きが、これほどまでに普遍性をもって現代を照射するというのは希有のケースかもしれない。実はMorris.はこれを、きっちり毎日、その日の分を読んで今年いっぱい樂しもうと思ったのだが、ついつい最後まで読み通してしまった。
1999/07/06(火)
まだ昨日と同じ現場。左肘の痛みも相変わらず。
1999/07/05(月)
先週から引き続き住吉の現場。やりにくい現場ではないが、あまり能率が上がらない。
みっちゃんのFolky-Night大幅に変更ありの更新。
【カリスマ 中内功とダイエーの戦後】佐野眞一 ★★★☆☆ 600ページを越える大部のドキュメンタリーで、読むのにえらく時間が掛かってしまったし、結構読みごたえもあった。ダイエーの中内功(本当は功ではなく造りが「刀」が正しい)という、現役の大物を、忌憚泣く評価、批判、糾弾するのは、かなり障害も大きかったと思う。後書きにも裁判のことに触れてあるように、ダイエーの存続左右しかねないとすら思わせる現状分析も、説得力がある。ダイエーという企業の光と影(主に影の部分だが)をこれだけ暴露しただけでも大した物である。ダイエーの歴史とMorris.の個人史は、ほとんどぴったり重なるだけに、流通業、大衆経済史として時代を振り返る意味でも興味深かった。中内功個人、ダイエー一企業にとどまらず、戦後から高度成長期、バブルからその崩壊まで、日本の大衆の欲望と生活の縮図が実に分かりやすく見えてくる。このての本はめったに読まないMorris.だが、人間というものはホモ・エコノミクスでもあるわけで、目をそらしてばかりはいられないと、柄にもなく殊勝な反省もさせてもらった。ただ本書の瑕瑾をあげつらうならば、文章があまりに素人くさいことだろう。もってまわった言い回しや、漢語の濫用(春秋の筆法によるとなんてのが繰り返し出てくる)と、インタビュー相手の印象批評がおざなりな事くらいか。
1999/07/04(日)
昼から三宮図書館に返却。高架下の生地屋でカーテン地買い、前から気になってたシャツ買おうと思ったら売れてしまってた(>_<)
やっぱり、見つけたときに買うべきだったなあ。ぶらぶらと冷やかして神戸駅まで歩き、4時前に帰宅。夕方C&Pの練習終えた3人(伊藤時治、満園幸春、藤井奈緒子)が来宅。いわばはじめてのお客さんなのだが、まだ準備が整ってなくて、初めは近くの万坊で打ち上げやってから、うちで二次会のつもりだった。思ったより早目に来たのでまだ店が開いてないというので、そのままうちで飲み始める。途中、香介もやってきて宴会モード。テレビで阪神−広島戦見ながら飲む飲む。Morris.も久しぶりに自宅で宴会できて嬉しかった。11時にみんなは帰る。
1999/07/03(土)
昨日と同じ現場。今日は一日台所でディッシュ10箱以上片づけて直帰。明日が休みと思うと、現金なもので昨日の疲れもほとんど回復したような気がする(^.^)
ところで、今日夕方、探検??を兼ねて4階に上がってみた。今度のMorris.が引っ越したのは築古年のかなり汚い3階建てなんだけど、一部だけ4階になってて、4階への階段には脚立や工事材料など置いてあって、ちょっと通りにくくなってたので、これまで見ないでいたのだが、うーーん、想像以上にこの建物は老朽化してるな。まあ、Morris.の部屋は内装全部やり直してるので、そこそこ奇麗なので、住み心地は悪くないから、かまわないけど、今度地震が来たら、覚悟しとかなくては(^_^;)
書きたかったのはそのことじゃなくて、その4階に上がったら倉庫みたいな部屋があって扉は鍵が掛かってる。窓をあけると傾斜した屋根でそこから屋上にははしごでも掛けねば上がれそうもない。で、ふと、上見たら、居たんだよね。猫が。前のMorris.の独房にいたトラ猫は、これ以上ないくらいの不細工な奴だったけど、こちらのは、Morris.の好きなキジ柄で、なかなか可愛い顔してる。あわてて、デジカメ取りに戻って写そうとしたけど、トラ猫と違って、人見知りして、撮りそこなった。今度は餌付けしてでも、仲良くなってみんなにも紹介したいと思う。乞ご期待。
このところ稲田さんの部屋(http://village.infoweb.ne.jp/~fwgk8572/index.html)の編集後記が充実してる。映画、読書、音樂、サッカーと、自分の好きなことだけを樂しんで、感想などを書いてあり、Morris.はもちろん愛読してえる。このところ忙しさにかまけて、ほとんど作業日報になってた(>_<)Morris.日乘とはえらい違いだ。
写真など多数預かりながら、ほったらかしにしてた能斗也の部屋を更新。部屋の性格上、写真中心なので、重いのでそこんところ、よろしく。
1999/07/02(金)
としろうと二人住吉本町の大きな現場。ふたりでちんたらやっても一向にパック上がらない。4時前に矢谷ら3人がヘルプに入り、1時間でMorris.の今日一日の量の倍以上片づける。それにしても、またまた疲労が蓄積してる。右足の指は全快したが、今度は左肘が慢性的に痛む。それよりも身体全体がだるい。今夜の授業も、しんどくて、眠気と退屈との戦いだった。
1999/07/01(木)
久しぶりの晴天。早起きして洗濯してしまった。矢谷と篠原北町ドイツ人宅の現場。午後からは作業人数も増えてかなりはかどった。帰りに西根に部屋まで送ってもらい、引越の廃材など持ち帰ってもらう。これでベランダがやっとすっきりした。
社長に電話。昨日のさりーちゃんの手術は無事終了したものの、傷口がかなり傷むらしい(2,3日?)。昨夜は社長も病院に泊まったとのこと。
春待ちファミリーBANDスケジュール一部更新。未定や、詳細不明のものもあるけど、分かり次第追加するのでよろしく。