Morris.日乘2003年8月 
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ここは、Morris.の日記です。読書記録、夢のメモ、宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。  
今月の標語 

素人場馴れ
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【2003年】 7月 6月 5月 4月 3月  2月 1月
2003/008/31(日)●今夜は馬刺大会●

8時半起床。
午前中。昨日までにHDDに保存したビデオ画像をDVD-RWに焼いてみる。ほぼ4.7GBいっぱいで約1時間半。同じmpeg2ファイルでも、圧縮の度合いで1枚に焼ける時間が違う。8000kbpsで約1時間、6000kbpsで1時間半、4000kbpsで2時間ということになっているから、現在の保存は6000kbpsということになる。
VHSテープは普通1本120分だからダイレクトに保存するのなら4000kbpsでいいような気もする。もともとのVHSテープの画像がそれほど精度高い訳もないだろう。
ただ、今日の試験焼きでは、作業終了までに小一時間かかってしまった。DVD-Rなら4倍書込み可能だが、DVD-RWだと2倍が限度だから、まあ、このくらいかかるんだろう。CD-Rの出始めの頃がたしかそんな感じだったな。数年のうちにDVDも16倍とか24倍のドライブが出てくるんだろう。
午後1時半からすぐ近くの成徳小学校内の福祉館で、9月6日(土)北野楽屋での「春待ちファミリーBAND25周年記念ライブ」の練習。
Morgan's Barの二人は所用で来れず6人で、今回の課題曲?「ひかりのファンタジー」を中心に練習。社長が例のネットで流れている画像のビデオを持参して何度も見ながら合わせていたが、作者でもある秋本君がいないのでいまいちピシッと決まらない。
しかし、久しぶりにライブハウスでの演奏だから、楽しみである。
今夜はヒアカムでフクイーズ友の会?ライブ。実は勇造さんが熊本から仕入れた馬刺し大会が打ち上げに用意されているので、Morris.はそちらに大いにそそられている(^_^;)
ソウルの杉山さんのサイト「微ニ入ルソウル」の巻頭俳句、先週は更新なしだったが、今日はしっかり更新してあった。
この句に関連するクイズもあってMorris.は結構これを楽しみにしている。
ところで今週の句は秀逸だった。

どこまでも水の惑星秋漢江 杉山杉久

明日から9月だが、俳句の世界ではとっくに秋である。
それはともかくこの句の「秋」は実に効いているな。
「どこまでも水の惑星」という上五中七だけで、すでに完成された表現で、これに付ける下の句は、相当むずかしいと思うのだが、水の流れである川、それもソウルの中央を横切る大河を固有名詞でどっしりと据えて、それを「秋」の一語で見事、秀句に仕立て上げている。「秋」という文字通りの季語が、これ以外にはないというくらいにところを得た納まり具合で効いていて、ひさびさに、感動してしまったよ。
この句はまさに清明な秋の一日にこそ相応しい句柄だと思い込んだためか、クイズ(この日は雨が降っていたかどうか)には外れてしまったが、それがこの句の価値をいささかも貶めることにはなるまい(^_^;)
阪神-ヤクルト今日は前半0-0の接戦だったが、5回裏に赤星、片岡のタイムリーで4-0にしたから今日も大丈夫だろう。
そろそろ馬刺にいやライブに向かうことにする(^_^;)

2003/08/30(土)●秋本たかしソロライブ●

7時起床。
朝風呂に入って味噌汁と昨日買った鮭で遅めの昼ご飯にしようとしたが、食パンといっしょに買い物袋に入れたまま机の上に放置しているのに気付いた。この時期、冷房なしで半日以上放っておいてたのではどうしようもない。勿体ないことをしたな(+_+)
昼間にやっと重い腰をあげて、押入れの上の棚から段ボール箱に入った春待ちファミリーBANDのVHSテープを引っ張り出す。88年から94年までのVHSテープが約120本ほどある。だらだらと見つづけたとしたらざっと200時間(@_@)、これにHi8mmテープがほぼ同数くらいあるし、現在使用中のDビデオのハンディカムのテープも100本近いだろう。ちょっとぞっとするなあ(+_+)
もともとこのVHS用のVideoカメラはやっちゃんの小学校入学祝におじいちゃんが買ってくれたものを、Morris.が借り受けて結局ほとんど春待ち専用みたいに使いまくったものだ。
とりあえず88年9月の成徳公園での野外演奏のテープを回してみる。ちょうど15年前だ。みんな若い。メンバーも今とはかなり違っていて、野村君、神田君がレギュラーだ。井山君がゲストみたいな感じで参加していて、アブラハム音頭や円盤音頭で乗りまくっている場面には大笑いしてしまった。演奏にはさりーちゃんが二人の娘を連れて来てるのだが、あまりMorris.は撮影していない。今となっては貴重な画像なのに、ちょっと残念。それでもちらっちらっと垣間見る事ができるし、演奏の後、ぶらんこにのってるやっちゃんの映像があったりして嬉しかった。
同じ日の夜にはMorgan's Barのライブが春待ち疲れBANDであり、同じテープにそれも入ってたので、ついつい見てしまう。昨日のTVでの古い写真といい、今日のビデオ画像といい、すっかりノスタル爺さんモードであるな。
ヒアカムで秋本たかしソロライブ今夜はヒアカムで秋本くんのソロライブがある。何か、いろんなことが繋がっているようだ。
7時半くらいに部屋を出たら突然の豪雨になった。ヒアカムに着いたら客は谷尻さんひとり(^_^;)ちょっと遅れて堀さんさりーちゃんに数人来たが入りは悪い。
でもぼちぼち一人でしんみりと始まったライブはとても充実していた。懐かしい曲や新曲、カヴァーも交えながらMorgan's Barでは見られない、ギター弾き語りが秋本君の個性をくっきり見せていたし、アンコールではMorris.リクエストの「さよなら通りのブラックバード」と「ラストワルツ」を本当にじっくり聴かせてくれた。今日は、三宮で春野由利ライブと重なって、Morris.はどちらに行くか迷ったくらいだが、昌美さんは、由利ちゃんの一部を見てからヒアカムに駆けつけるという荒技を使ったらしい。
ライブの後、6人で御影の「ナチュ(Natural Spirit)」へ。ここはさりーちゃんのお気に入りらしいが、Morris.は近場のレーヴの方が和めるのでそちらに行きたかった。
まあ、さりーちゃん、堀さんとは久しぶりだからこれはこれでよしとしよう。
結局帰宅したのは1時半近かった。
阪神は8時の時点で8-1と大きくリードしていたので、甲子園での4連勝でマジックは12になった事と思う。

2003/08/29(金)●酒離れ?●

8時起床。
昨夜はレーヴで昌美さんと飲む。ちょっと遅れて香介も来る。この店はカウンターだけのバーなのだが、ママがざっくばらんで気さくなので、結構仲間うちが常連になってるようだ。TVで野球中継流してくれてたので、ついついMorris.はそちらに気が行ってしまったが、試合は一方的な阪神ペースで、結果的には11-0の大勝。マジックは15。香介は優勝日の祝杯をどこであげようかということが一番のきがかりらしい。11時までだらだらとだべって、Morris.はビール2,3杯と、社長がキープしてる焼酎を一杯だけロックでもらう。急に飲酒欲が無くなってから2ヶ月近くになる。15年ほど前に3年間ほど禁酒した実績??のあるMorris.だが、あの時は秋本君とのやり取りがあって、禁酒宣言をしたのを実行したわけだったのだが、それ以後は以前にもまして飲みつづけるようになり、まあ、酒を飲まない日は年に数日という年月を過ごしてきたわけだが、今回は、全く原因とかきっかけというのが思い当たらない。突然部屋で飲まない日があって、そのまま今日まで、部屋では1回も飲まないでいる。韓国関連のオフや、春待ち、矢谷君などのライブの打ち上げなどでは飲んでいるのだが、それでも前に比べると極端に酒量は減っている。
これは何なのだろう。衰えなのだろうか??
と、言いながら、明日、明後日とヒアカムでライブが続くので、結局は飲むことになるだろう(^_^;)
今日も古い韓国歌謡のテープをノレバン2号で見ながら、ソフトを試していた。イジヨンの「ヌッチアナッソヨ」のミュージックビデオがあったので、これを何とかHDDに記録したくて、その熱意の甲斐あってか、何とかファイルに落とす事に成功。ついでに何度も繰返し見てしまったよ(^o^)
そろそろ所期の目的である春待ちファミリーBANDの過去のVHSテープのDVD化作業にとりかかるべきなのだろうが、やはり編集ソフトのマスターが先決だろう。
昼過ぎに三宮に出て、三宮図書館、サンパルから元町阪神理容で散髪。このところずっと、月末ごとに散髪するのが習慣になっている。今日のおっちゃんは無口だが手際が良くてえらく早く仕上げてくれたが、洗髪のあと自分で顔を洗う時派手に水を撒き散らしたので叱られてしまった。ここは早い安い上手い?と三拍子揃ってるのだが、いかんせん、切った髪の一部が結構衿や首筋に残っているので、ついそのあたりまでを洗おうとするのと、何となく早めに切り上げなくては悪いような気がしてついつい焦ってしまうのだった。
後は元町のつの笛を冷やかして、ハーバーランドのソフマップに行ったが、なんと閉店してしまってる。驚いたが、先週、すぐ隣のダイエー5Fに移転していたのだった。
ソフマップでDVD関連の参考書買う。
今日はNHK大阪「上方倶楽部」の金曜ライブコンサートに春待ちファミリーBANDが生出演する事になっていたので、タイマーで録画しておいた。帰ってからチェックしたら3回細切れで出演で、結構露出時間は長かった。演奏した曲は「女房が消えた」「ぞうさんだぞー」「フィッシングブルース」の3曲だったが、インタビューの中で、ライブ喫茶「春待ち疲れBAND」の昔の写真などが紹介されて、25年前のめちゃ若い社長の写真には大笑いした。また95年の神戸震災で崩壊した店のビルの窓から顔を出している社長の隣にこれまた若いMorris.が写っていたので驚いてしまったよ(^_^;)


NHK大阪「上方倶楽部」出演の春待ちファミリーBAND。今日のメンバーは6人。

番組で紹介されたライブ中の25年前の社長の写真(^_^;)別人みたいだ。

95年の地震直後、店があったビルの2階の窓から顔を出す社長(左)とMorris.

今夜は甲子園で阪神-ヤクルト戦だったが、昨日までの勢いそのままに8-0の快勝。広島が負けたので、マジックも2つ減って13。
9時からABCTVでテレサテン生誕50年記念番組というのをやってたので、ついつい見てしまう。これまでに何度も似たような企画番組を見せられたが、そのたびに彼女の歌う姿だけに涙しそうになる。今でも彼女は、Morris.のMy favourite Singerの最右翼の一人である。

2003/08/28(木)●ノレバン2号液晶TVに??●

[骨董廃棄の夢]かなり古い一軒家を解体する前に調度や書籍、骨董などを全て廃棄するよう言われる。大きな陶器の花瓶や漆器、何に使うのかわからない器具や衣料品など、これは売れそうだと思いながらもどんどん捨てていく。他の家でも軒並みゴミ出ししているので、道はゴミで埋まりそうになるが、やはりめぼしいものは専門の輩がピックアップしていくようで、Morris.が出したものはほとんど無くなっていく。おしまいに残った本棚を見ると、生田春月の未刊詩集や江戸の読本などちょっと気にかかるものが残っている。ずっと前に死んだはずの親父が、欲しいのがあれば持って帰るようにという。してみると、この家は親父のうちだったらしい。欲しかったが意地でいらないと断る。
どう見てもただのTVぢゃ(^_^;)7時起床。ノレバン2号の、DVDソフトをさわってみるがいっこうに埒があかないので、とりあえずレイアウトを考える。ディスプレイの下にスチールの書類抽斗を置いていたのだが、ここに、ダビング用のVHSデッキを置き、例のキャプチャーにアナログ接続したら、ちゃんとノレバン2号のディスプレイでビデオ画像を見ることができる。当たり前だが何か嬉しくなって、以前名古屋のわだのりさんからもらったキムワンソンの特集テープをかけたら、ついついはまってしまった。「ピエロ」と「仮面舞踏会」の2曲が何回も別テイクで録画されている(^_^;)。
いやあ、やっぱりあのころのキムワンソンの三白眼は色っぽいぞ。
そんなこんなで、所期の目的とはえらくちがった形でノレバン2号変身を楽しんでいたのだが、VHSデッキには当然TVチューナーがついてるのだから、アンテナさえ繋げば、ノレバン2号でTV見ることができるということに気付いて?しまい、自転車でコーナンまでアンテナ線を買いに行った。15mもあれば余裕だと思ったが、10mと20mのパックがあったので20mを買う。
かえってつないだらともかくノレバン2号でTVみることができるようになった。畳部屋のTVと二つの線を強引に一つの端子に繋いだせいか、ちょっとチューニングが甘いようだが、作業しながら小さい画面で見る分には問題ない。まあ、今度小さな分離器具を買えばもうちょっとは改善されるだろう。
今も野球見ながら、これを打っているのだが、広沢の連続ホームランやアリアスの久々のホームランで、3回で6-0の楽勝ムードだ。やっぱり昨日の一勝が大きかったな。
今夜は8時から、レーヴで昌美さんらと飲むことになっている。酒を飲むのも本当に久しぶりということになりそうだ。

2003/08/27(水)●ノレバン2号DVD導入??●

[社員旅行の夢]Morris.が勤めている?商社の数人で海外旅行に出ることになり、電車で長野へ向かう。車内はえらく混雑してほとんど苦行である。それでも何とか飛行機に乗り、着いた国で、すぐスナックに入る。ホステス二人はMorris.の知ってる子で、両手に花状態になりながら、詳しい事情は聞いてはいけないんだろうななどと気遣いをみせるMorris.(^_^;)
7時起床。甲子園の歯医者でチェック。明日から1週間ほど休業するので次回は来週末に来るように言われた。今日行っといて良かった。
その後梅田に出て、ヨドバシカメラで、先日物色していたノレバン2号用のDVD関連周辺機を買ってしまった。
・外付DVD±R/RWドライブ(メルコ DVM-L4242U2)
・USB2.0&IEEE1394インターフェースボード(メルコ IFC-PCI7IU2)
・MPG2キャプチャユニット(canopus Digital Video Recorder EMR100)
以上3点セットに、ilink用ケーブルと-Rと-RWの生ディスクといったところ。前から言ってたパイオニアのHDDなしDVDレコーダとほぼ同額である。
ヨドバシカメラはポイント制でMorris.は今日カード作ったので、当日還元ができなかったのでえらい損をしたような気がした。日本橋では、とりあえず値引きするのが当たり前という感覚だったのだが、ここは駄目だという。それでも粘ってドライブだけは週末値引きの値段で買うことが出来た。
さっそく持ち帰って接続することにしたのだが、最初につまずいたのが、インターフェースボードで、こいつはWin2000用のドライバが入ってなくて、インターネットでダウンロードする必要がある。マニュアルどおりにやったのだが、マイクロソフトアップデートでは見つからず、メルコのサイトからダウンロードしたのだが、これが自己解凍ソフトになっていて何度やってもうまく認識しない。デバイス一覧見ると個々のアイテムはインストールされているのだが、デバイス全体に?マークがついて、正常にインストールできてないみたいだ。とりあえず、他の機器も繋いで見る。ドライブはFドライブにCDROMドライブとして認識された。しかし、DVD入れても認識されない。これはソフトを使う必要があるのかもしれない。付属のソフトは、マニュアル無かったり、あってもあまりに大雑把でわからない。
もともとMorris.はPC上での動画の扱いに関しては全く無知なので、これはやはりちょと勉強すべきだろう。
キャプチャーの方は、とりあえず、ソフトを使って、PCの液晶画面上で画像見ることは出来た。これをDVDに焼くのはよくわからない。
6時から野球始まったので一時中止。
ロードから甲子園に帰っての緒戦が巨人戦ということで、気が入る。伊良部が初回から2点取られて危ういスタートだったが、金本がその裏3ランであっさり逆転して、その勢いで5-3で阪神の勝利。これでマジック16となった。星野監督も珍しく笑顔でインタビューに答えていた。甲子園に帰って、勝って、ほっとしたのだろう。
5回裏だったか、アリアスの打席の時、グラウンドに、でかいトラ猫が闖入して、走り回り一時試合中断となった。見てる方は結構面白かったが、これも勝ったからそう言えるので、やっぱり試合は勝たねばいけない。
夜もノレバン2号いろいろ触ったが、ソフトの使い方がいっこうにつかめない。とにかく、ハンディカムの画像の一部をHDDに保存して、それをわからないままDVD-RWに焼きこむ事だけはできたので、いちおうそれぞれの機器とノレバン2号がつながってることはまちがいないだろう。

2003/08/26(火)●豪雨●

昨日と同じ現場。昨日の残りの配達と開梱。さすがに昨日ほどは疲れない。蒸し暑い一日だったが、午後から雨が降り出した。
6時ごろから豪雨となり、甲子園の阪神-巨人戦はお流れ。
何となくTVをぼーっと見る。NHKの歌謡コンサートに4月にカムバックした坂本冬美がゲストで、そのビデオを見たが、うーん、やっぱり彼女は今の日本では一番好きな演歌歌手ということになるだろうな。

2003/08/25(月)●つかれたあ●

久しぶりに仕事に出る。矢谷君ら総勢7名で豊中でドイツ帰り荷物の配達。
歯痛でまるまる1週間休んでいたので、身体がなまってるというか、やっぱり心神耗弱呼ばわりは伊達ではなかったらしい(+_+)
皆はMorris.が休んでいた理由を「歯痛」ではなく、「喀血」だと思っていたらしい。
「歯痛」を「はいた」と聞いて、「吐いた」と勘違いしていたとか。
夜、昨日の日記のアルバム作りしてたら、ノレバン2号が2度もシャットダウンしてしまった。悪夢の再開なのだろうか(;_;)
いくら画像をいっぱい操作したといってもたかだか15点くらいだ。これが動画になったらとおもうと、例のPCでDVD制作計画も逡巡せざるを得ない。

2003/08/24(日)●ホリデイ・イン・新世界●

7時起床。
朝風呂に入り、洗濯掃除すまして、昼前に大阪に出る。
ヨドバシカメラB1Fで、PC用のDVDレコーダ機器のチェック。単にPCのみで使うのなら安いものでもかまわないが、Morris.の場合第一目的が古いVHSビデオテープをDVDに焼いて、一般のDVDプレイヤーで見ることができるようにすることなので、そうなると、別途にアナログをデジタルに変えるためのキャプチャーが必要だし、その前に現在のUSBでなくUSB2で接続するためのボードが無くては始まらない。さらにハンディカムから、直接デジタル端子で信号のやり取りをするためには、もう一つ別の端子(IEE1394)が別途必要とのこと。この二つは同じボードで両方サポートしているものがあるらしい。
つまり、DVD書き込みドライブ(3万円前後)、MPEG2キャプチャー(3万円前後)、USB2+デジタル端子ボード(4千円前後)で、合計すると6万円強になる。デジタル専用のケーブルもいるな。
これは前に買おうと思っていたパイオニアのAV機器(DVDレコーダ、HDDなし)がほぼ6万円だったから、同じくらいの金がかかるということだ。
同じ価格なら、AV機の方が楽ちんでそのままTVで見られるからいいような気もするが、PCだと編集ができるし、PCのバックアップにも利用できるし、PCのHDDも使えるわけだから、汎用性という意味では勝負にならない。Morris.の気持ちはほとんどPC用周辺機の方に傾いているのだが、問題はPC近辺にそれらの機器を置くスペースを作れるかどうか(外付けにするつもりなので)と、このところ順調に動いているとは言うものの、ノレバン2号の持病(勝手にシャットダウン)が、心配な事である。
とりあえずカタログなど持ち帰って検討しよう。
と、いうことで日本橋の電器街を冷やかしに行こうと思う。例によって新世界通って日本橋に行くことにして、御堂筋線動物園前で下車。
割と時間が早いので、ちょっと天王寺公園と美術館に寄って見ることにする。ずっと以前天王寺公園は無料解放で、その頃には何度か行ったことがあるが、このところ長いことご無沙汰だった。有料といっても\150だ。公園内の美術館(\300)、動物園(\500)のどちらかを利用する際はこの\150が割引になる。つまり、美術館と動物園に料金払って入館したら、公園は無料みたいなものである。
美術館も久しぶりだなあ。やたらでかい桃山時代や、江戸時代の屏風図が多くて、ちょっと閉口気味だったが、近代洋画室には小品ながら、有名どころがずらっと並んでそれなりに見甲斐があった。青木繁と藤田嗣治の女性図、佐伯祐三の建物の絵が印象的だった。
ただしここの展示方にはちょっと不満がある。ガラスで完全に仕切られた中にある額装の油絵をさらにガラスで覆ったものが数点あり、照明や内装が映りこんで見づらいこと。それ以外にも照明がいいかげんなところが多かった。
カザールコレクションという、根付や漆器、笄や印籠、煙草入れなど小物の細工物のコレクションがここの売り物らしく、たしかに充実していたが、あまりMorris.にはアピールしなかった。
中国室の石造りの仏頭や、四角柱四面にレリーフされた釈迦像などが好きだった。
常設展示室は2Fだが、1Fホールの階段脇にある、新羅時代の花崗岩の石仏もなかなかいい感じだった。
公園は思ったより広くて、まずは「慶沢園」という日本庭園へ。大きな池を中心に見事な日本庭園で、Morris.もひさしぶりに日本情緒を満喫してしまった。
池には亀や鯉が泳いでるし、夏の暑さを忘れさせるようなたたずまいだった。そのまま茶臼山を回りり、ふらふらとひと回りして、天王寺駅方面の温室植物園も覗こうと思ったがすでに5時近かったので、今日はこのへんでおしまいにする。それにしても、たまにはこういった公園もいいものだ。
外に出たら、あちこちで勝手にカラオケ小屋を作って、てんでに演歌を歌いまくっている。ちょっと疲れたこともあって、並べられたソファに座ってしばらく見物。ほとんどがオッチャンで、オバチャンが数人混じってるくらい。しっかり着物着て日本舞踊??やってるものもいる。
Morris.もカラオケにはまっているとはいうもののレパートリーは韓国歌謡に徹しているので、歌うのは遠慮しておいた(^_^;)
通天閣を通って、日本橋の電器街についたら8時前でいいかげん店じまいしてる感じだった。それでも開いてる店を数軒冷やかして、灘波に出る。
道頓堀でばったり、まあ君と会うせっかくだから、例の道頓堀のグリコのネオン、阪神タイガーズバージョンも拝んでおこうと、アーケードを北上する。
予想通り、ほとんどの若者が携帯で写真撮ってる。デジカメ組も多い。Morris.も当然ばっちり撮影。
ちょうどそのとき、目の前を特徴的な顔が通り過ぎる。え?まあ君じゃないか(@_@)あわてて挨拶。これまたせっかくだから二人で記念写真を撮ってもらった。まあ君はしっかり、グリコランナーのポーズ決めてくれたが、後のグリコ看板は真っ白ぢゃあ(^_^;)
一昨日の番組で柏原芳恵取り上げてくれたことの御礼を言うこともできたし、良かった、良かった。それにしてもよくもまあ、偶然に会ったものである。やっぱり何か縁があるんだろうな(^_^;)
阪神、すっきり連勝でロード最終戦を締めて欲しかったのに、1回久保田が3ラン浴びたのが響いて、2-5の完敗。ロード全体では4勝11敗という、ひどい成績だった。それでもマジックは一つ減って17。
1時前に帰宅。ぐいぐい酒場に稲田さんがDVDレコーダ関係の詳しい情報を書いてくれていた。感謝


天王寺公園内にある大阪市立美術館

中国の菩薩像レリーフ

中国唐時代の石仏頭

1F階段脇にひっそりと立つ新羅の石仏

「慶沢園」の静かなたたずまい

池には亀や鯉が多い

松の樹の空蝉。名残の夏の作為的写真

水生植物園の数珠珠?

水生植物園から望む通天閣

カラオケ前で踊りまくるおっさん

動物園前のカラオケテント小屋

新世界の野良猫

通天閣の夕映え

道頓堀のグリコ阪神バージョン

ブティックのレイアウト。おしゃれだ
2003/08/23(土)●久々の勝利ぢゃ●

昨夜のユカリちゃんのラジオで、まあ君恒例のアイドル特集が柏原芳恵だった。キャバレーナイトで、まあ君に初めて挨拶した時、即座に「♪餃子の美味しい喫茶店」というリアクションがあって感激したことは前に書いたが、改めて彼のアイドルオタクぶりを思い知らされてしまった。
まあ君自身はそれほど柏原芳恵ファンでもなさそうなのだが、押さえるところはしっかり押さえているし、結構アトラクションやゲスト出演も見に行ってたらしい。世田谷の自宅が事務所兼用になってるとか、当時から彼女は歩合制で契約していたとか、何と今年の11月に新曲出すかもというホットニュースまで教えてもらった。歌手としてもそこそこ評価してくれて、ヒット曲の提供者が錚錚たるメンバー(中島みゆき、宇崎竜童、筒見京平、井上大輔、松尾一彦、五輪真弓、松山千春等々)ということを強調して彼女が「ビッグアイドル」だと言ってくれたので、Morris.喜ぶまいことか(^o^)しかもセレクトした1曲が隠れた名曲「ロンリー・カナリア」だった、というのがまた渋い。えらいぞ、まあ君!!
7時起床。今日も快晴で暑い一日だった。
昼前に灘図書館に寄り、センターまで出向いて稲田さんと昼食。クレヨンに行こうとしたらまたまた休み、引き返そうとしたら、ハイエースに乗った奥井さんから声をかけられる。近場で仕事していたらしい。
本当はその後大阪に出て懸案のDVDレコーダを買いに行こうかと思っていたのだが、稲田さんが、PC用のDVDレコーダ+キャプチャーの方がいいのではないか、と、言うので、とりあえず方向転換というか、再検討することにした。
2時に帰宅して甲子園の優勝戦を途中からTVで見る。常総学院が宮城東北を破って初優勝。涙、涙のインタビューが新鮮に見えた。
ガスコンロ台の調子が前からおかしかったのが、とうとう片方が完全に駄目になったので、自転車でコーナンまで買いに行く。リンナイの二口(グリル付)のコンパクトな奴がバーゲンで\4,980で出ていたのでそれにする。これまでのものよりちょっと小さいがやっぱり新しいのは気持ちがいい(^o^)
阪神は久々に打線爆発で横浜に8-0で大勝して、6連敗は免れた。これでマジックも一つ減った。ふうーっ(^_^;)

【浅草紅團】川端康成 ★★★ 昭和5年のこんな小説を何で今ごろ読んだかというと、先月元町の古本屋「つの笛」で、この覆刻版が安価で出ていたのを買ってしまったからだ。ほとんど装丁と函のデザインに惹かれて買ったのだが、矢谷君が一時川端康成のマイブーム状態だったこともあって、読み終わったら彼に進呈しようと思ったのだった。
[浅草紅團」川端康成ところが、何となく読むのが億劫というか気乗りせず、ついつい延び延びになってしまっていた。
もともとMorris.は川端作品との相性は良くない。ノーベル賞までもらった作家だし、Morris.はいちおう国文科だったから、常識として代表作の幾つかには目を通したはずだが、これといった印象がない。
川端には少女趣味があって、Morris.もその傾向があるはずなのだが、そこでの微妙な好みの差がかえって嫌悪感に近いものを生じるのかもしれない。まあ、時代も違うけどね(^_^;)
本書は執筆当時の浅草の空気が感じられてそれなりに面白いとは思ったものの、ストーリーは、あって無きが如しだし、おしまいは尻切れトンボみたいで、やはりあまり評価できない。ただ、覆刻版ということで、懐かしいルビ付活字の旧仮名遣いの文字列を読むだけでも悪くはない。
作者をモデルにした男と、紅團の少女とのやり取りには、それなりに色気みたいなものを感じさせてもくれる。川端独特のねっとり味の滲み出ている部分を引用しておこう。(ルビは省略(^_^;))

狭い寝室には、何も隠れてゐさうにない。
『やつぱりただの売りものか。』と、笑つてしまふにはしかし、裸の足が細々と美し過ぎた。少年のやうに清潔な足であつた。
男は渋い茶色のもぢり外套に同じ生地の鳥打帽をかぶつてゐた。頭が板屋根につかへた。だが座らうとはせずに、懐手のまま弓子の足を眺めてゐた。
船室のほの暗さになれて明るくなつた。
弓子の素足は寒げにふくらはぎを組み合せて、小指を重ね、膝の裏の窪みが二つ、ぴつたり並んでゐた。
『なんだ、まるで子供ぢゃないか。』と男が思つたほど、その足を縮めながら伸した感じは可愛いのだが、真赤なスカアトがつり上つて、靴下止めが見える、そのあたりにふてぶてしい膨らみがあつた。


本書にはタイトルの長編と5編の短編が収められているが、短編の方は習作みたいなものだし、表題作も先に書いたとおり、ストーリーとしては不完全すぎる。
本書原本の発行元は先進社という、Morris.には未知の出版社だが、巻末の同社発行書籍の広告が印象的だった。
大仏次郎の「日蓮」、細田民樹の「黄色い窓」、林房雄の「都会双曲線」、明石鐡也の「失業者の歌」の4冊だが、どうやら先進社は当時の社会主義的色合いの強い出版社だったらしい。林房雄作品への推薦文(惹句)の一部を引いておく。

見よ「都会双曲線」に示された多様性、興味。時代のカクテル。百パーセントのモダニズム。明朗たるプロレタリア的熱情。林房雄はさう云つたマントをまとつて晴れやかに登場した。彼の存在こそは人生を明快にし、新しき社会への一歩前進を約束する。彼の頭脳は的確に時代を反映する水晶体の新プリズム。読め!都会双曲線---それは1930年モダン・ライフの必須科目だ。人気と歓呼の焦点---ブルジョア文学は完全にノツク・アウトされた。

これは読まずばなるまい!と、つい思わせてしまうくらいの熱気であるな(^_^;)大仏の「日蓮」のは大した事ないが、残りの二つは林への惹句に勝るとも劣らない熱の入れようだ。すべて引用したいが、「黄色い窓」の惹句の一部を引いておしまいにする。

浮薄なモダンガールは、もはや尖端的女性ではない。熱と力と愛に満ちて目的の道へ悲壮な行進をなす彼女こそ、新時代に一大炬火を翳す本ものの新女性だ。コロンタイ主義を鵜呑みにして『ゲニヤイズム』の性的実行に身を滅ぼすモガ三重子、階級目的の百パーセント把握によつて、質実運動に精進する純情の女子大学生、困難なストライキに直面する悲痛なる労働者とその戦闘。『黄色い窓』は、未だ何れの作者も筆にせざるモダニズムの戦慄すべき、暗黒を暴露し理想に邁進する稀有の悲壮曲である。今までの作品を見馴れた眼はこの小説によつて藝術の価値転倒を感じるであらう。果然新興大衆に絶対的指示を受くる正しき作品はこれだ。

序でにMorris.にはわからなかった用語のうち「コロンタイ主義」を、当時の雑誌「改造」付録の「最新百科社会語辞典」から引用しておく。

コロンタイ主義 ロシヤのコロンタイ女史によつて主張された新恋愛論である。この恋愛論は自由恋愛結婚と、性生活を公的生活から截然と区別すべきであるとの主張から成立つてゐる。

もう一つの「ゲニヤイズム」は、結局わからなかつた(^_^;)

2003/08/22(金)●ぎょぎょっ!の業務スーパー●

7時起床。朝風呂に入って、甲子園の歯医者へ。今日で4日目だが、どうにか顔の腫れも治まってきたようだ。
とりあえず治療も一段落で(抜歯は見合わせてもらった)明日は来院しなくていいと言われた。来週一度チェックに行けばいいみたいだ。
歯痛は治まったが、心神耗弱気味で、甲子園の準決勝も見る元気が出なかった。
このシンプルさも捨てがたい新在家から帰り道、脇道のそば屋「椿寿亭」隣に「業務スーパー」という店を見つけて冷やかしに入る。
普通のマンションの1階全部を店舗にしたもので、ちょっと見には個人商店がコンビニ化したといった風情。しかし品揃えを見て驚いた。とにかくダイナミックに商品がでかいし、安い。「業務」というのは、いちおう食堂や外食などをさすらしいが、一般客も歓迎というか、ターゲットは両方なのだろう。加工食品、調味料、冷凍食品が中心で、生鮮ものはほとんどない。
1m近い昆布が3本で千円しなかったり、大袋の調味料が百円台だったり、コーヒー豆500gで\380なんてのもあった。冷凍食品も軒並みスーパーのものより2,3割以上安そうだ。
中国産の粒塩1kg\48というのは、思わず買ってしまったよ(^_^;)先日手に入れたブラジルの岩塩に見た目はそっくりである。
あまり品質のことは言わぬが花って感じでもあるが、Morris.は初めてスーパーマーケットを見た時の驚きに似た感じがした。
店内に置いてあったチラシには、80件近くのチェーン店名が記してあるから、結構ポピュラーなのかも知れない。この灘店は先月17日オープンと言ってたからことさらローカルでも目新しい話題でもないだろう。新聞を取っていないMorris.は、こういった情報にはついつい疎くなってしまう。
車の下でくつろぐ黒白猫部屋の近所で、初めて出会う黒猫がいた。正確には黒白で、なんだか雰囲気がある猫だったので、業務スーパーで買ったばかりのジャコを餌に近付こうとしたが乗用車の下に入ってしまった。それでも諦めずにデジカメで撮影。こいつはしばらくMorris.の近所のお好み猫ということでマークしておこう。
8月も下旬になってやっと盛夏の天候が続いている。今年は冷夏ということもあって、Morris.は今季一度もクーラー使わずに済ましている。流石に今日は一瞬、スイッチ入れようかとも思ったが、我慢することにした。
高校野球TVで見るともなく見るが、あまり興味が湧かない。
島田さんから分厚い封筒が届いたので、先日の九州ツアーのお土産だろうかと思って開けたら、自分が参加しているアルバムやジャケットで、これを島田部屋で紹介しろとのこと。アルバムは即送り返せとのことで、ぬか喜びであった。さらに、自分の参加しているユニットの記事の訂正も同封してあった。と、いうことで、島田和夫部屋連日更新。
阪神は今日から横浜でロード最後の三連戦。お得意さまのはずの横浜相手に井川がどかどかと得点されて、ワンサイドゲーム。どうなっているんだあ(@_@)

【文壇アイドル論】斎藤美奈子 ★★★★☆ 80年、90年代の日本の文壇、論壇の売れっ子8人を取り上げた作家論だが、タイトルからもわかるように、一ひねりも二ひねりもした美奈子節が横溢した快作だった。
実は本書の2/3は左顔面腫れまくった歯痛の中で読み上げた。と、いうか、あまりの痛さと鬱陶しさから気を紛らすために読んだみたいなものだ。普段なら愛蔵の漫画を読み返すというのが、こういうときの常套手段なのだが、今回は偶然本書があったので、これを鎮痛剤兼精神安定剤の代わりに使用したのだが、いやあ、すっごく面白くて、しばし歯痛や左顔面ペコちゃん状態の鬱屈を忘れる事ができたくらいだった。こんな本はそうそうないぞ。
取り上げられている8人というのは

村上春樹、俵万智、吉本ばなな(「T文学バブルの風景」)、林真里子、上野千鶴子(「Uオンナの時代の選択」)、立花隆、村上龍、田中康夫(「V知と教養のコンビニ化」)

で、()にあるタイトルの3章に編成されている。Morris.のイメージするアイドルとはちょっと違うような気もするが、とにかく売れっ子文筆家が勢ぞろいしてる事は間違いない。
前書きで「作家論」ではなく「作家論論」に近いと自己分析してるとおり、作家そのもの、作品そのものより、作家や作品が他に及ぼした影響、他人(読者/評論家/ジャーナリズム)が感受(錯覚/誤読)したことどもをサカナに、美奈子一流の包丁捌きでバッサバッサと調理されている。

それぞれの作家論(論論?)すべて見どころ充分なのだが、親切な美奈子さんがおしまいに一まとめに総括してる部分を先に引用しておく。

村上春樹の小説は批評のオタク化・ゲーム化を促し、俵万智や吉本ばななはそれまで「女の子専用」であったJポエムや少女小説の流れを文学界の表舞台に乗せたことで、おんな子ども文化を軽視してきた「文壇村のオヤジサン」たちに新鮮な感動を与えたのでした。
フェミニズムが80年代にいっとき勢いをもったのも、最後に残ったもっとも目に見えやすい階層(ポスト階級?)として、男女間の格差が「発見」されたためかもしれません。考えてみれば林真里子と上野千鶴子は、高度成長期の男のパロディを地でいくような存在でした。出世スゴロクvs.社会変革。体制派vs.反体制派。大衆vs.知識人。しかも双方パワフルで露悪趣味。多くの女性を励ましもした半面、彼女たちが反感も買ったのは、一時代前の男のカリカチュアを女が演じていると感じさせる部分があったせいではないでしょうか。
新しい価値観の創造を求められた男たちは、しかし、もっと大変だったにちがいありません。いちはやく体制/反体制というニ項対立から抜け出た立花隆は、だからこそ力をもったわけですが、半面、基盤をもたない彼の思想は非常に危ういものでもあった。危機感をおっちょこちょいパワーに変えて「劇画的」な物語の捏造に邁進した村上龍は、たしかに歓迎されはしたものの、その裏にある「強がり」のポーズも見抜かれてしまった。---そう考えると、80年代のしょっぱなに書かれた『なんとなく、クリスタル』の平板さが逆にきわだってくるのです。


以上の文章はラストの田中康夫を論じた中にあるのだが、ともかくも本書のレジュメとしてこれ以上はないくらいに、あざやかにまとめてある。こういったところもMorris.のようにぼんやりした読者へのサービスといえるし、美奈子さんの手際のよさでもある。なかなかこうはいかない。いやあ、やっぱりMorris.にとって、現代の文筆界のアイドルは彼女をおいては存在しないね。
本質的に彼女は、フェミニストなんだろうな。そして、そう呼ばれると「ケッ!」と切り返すタイプだと思う。そして彼女は稀代の毒舌家でもあるはずなのだから、Morris.としては思い切り罵詈雑言を聞きたいところでもあるが、そこはそれ、書物の上では稀代のスタイリストを装っていて、それはそれで探し甲斐がある。

ちょこちょこと小出しにしたところを拾ってみよう。

・この程度の感想文を、いい大人が、しかもプロの文筆家が活字メディアで公表してもオッケーなのだという点がまず新鮮です。
・落書きノートは、店という場を介したコミュニケーション・ツール(のつもり)だったのかもしれません。が、実際にはうすら他愛もない文字通りの落書きが並んでいるだけだった。
・頭がゲームモードに入ってしまった人間はマスターベーション中のサルと同じで、スイッチが切れなくなってしまう。(村上春樹)

・立原えりか、みつはしちかこ、銀色夏生などによるヤングアダルト向けの絵本(と仮に呼んでおきましょう)です。メルヘンチックなビジュアル(イラストレーション、マンガ、写真など)と歯の浮くような「ポエム」で構成された彼女らの本は、本というよりファンシーグッズに近いものでしたが(事実それらはサンリオショップなどで売られていました)、それらは女子中高生を中心に爆発的な人気を誇っていました。
・ユーミンや俵万智が爆発的にヒットした80年代後半は、「ライト」なことばあそびにうつつをぬかしていられた分、社会にまだしも余裕があったのでしょう。バブル経済崩壊後、90年代のポップスシーンをリードした小室哲或の歌詞の内容的・技巧的な貧しさ、あるいは相田みつを詩文集の身も蓋もなさは、この当時の投げやりな雰囲気にぴったりだった。
・「モーニング娘。」を中高年男性が何のてらいもなく受け入れて、「ニッポンの未来は、うぉう、うぉう、うぉう、うぉう」などと自ら歌うようになったのは、もとはといえば『サラダ記念日』が撒いたタネのせいだったかもしれない。(俵万智)

・ばななからモノノアワレや宝塚なんぞを連想するのは悪しきオリエンタリズム、が大袈裟なら深読みのしすぎだとこの際いわせてもらいましょう。センチメンタリズムなんていうものは、世界中どこにだってあるのです。かといって、毎度おなじみマンガを引き合いに出し、サブカルチャーなんていう万能包丁みたいな用語で切ってすますのもお手軽すぎる。(吉本ばなな)

・80年代も末期になってフェミニズムは急激に大衆性を失い、「インテリの思想」化していきます。皮肉にも、フェミニズムの側が女の中に知識人と大衆という二つの層をつくり出してしまったのではなかったか。(林真里子)

・これを「ダサい」といわずして----。10年前ならいざ知らず、いまごろ「おまんこ」もねえだろおよ。リアルタイムで読んだときの、それが私の率直な感想です。
・それでなくとも猥談を文字にするには高度なセンスと技術が必要です。下半身ネタにもちこんだとき、上野千鶴子は抜群のセンスの悪さを発揮します。
・言語感覚が鈍くてもやっていける(?)アカデミズムの世界にいた彼女は、世間のレベルを甘く見ていたのかもしれません。下ネタのセンスなし。コトバのセンスもなし。コピーライトの才能では、これまた林真里子や俵万智のほうが何倍も上だった。
・フェミニズムなんて、もともと超マイナー、いわば異端の思想なのです。「フェミニストにしては話が通じる」という限定つきで、辛うじて上野千鶴子は場所を得ていたにすぎません。(上野千鶴子)

・現代のエッジに鋭く触れる作品とかいえば聞こえはよいが、筑紫哲也あたりがソワソワしてインタビューに駆けつけずにはいられないような「いまどき」の題材を、最新の通信技術などもからめつつ、村上龍はあっというまに小説化してしまう。それすなわち「おっちょこちょい」にほかなりません。
・風俗や事件を性急に物語化する村上龍の手法はつまりテレビのワイドショー的なのです。
・村上龍自身は「社会とかにはどうもあんまり関心はないんですよ」と否定していますが、もしかしたらルポルタージュが果たすべき役割の一端を、龍作品は担ってきたのです。
・皮肉なことに、フィクションの武装を解き、虚構の分量が少なくなればなるほど、龍ワールドは無残なほころびを露呈しています。いっちゃなんだが、村上龍のエッセイに人を納得させる力はなく、ノンフィクションで現実を再構成する力はさらにありません。
・90年代以降、大きな事件や事故がおきるたびに「映画のようだ」「アニメのようだ」「どこかで見たことのある光景だ」という声が聞かれたことを思い出してください。これは村上龍の荒唐無稽な小説がポピュラリティを獲得していった過程とも、ワイドショーというフィクションともノンフィクションともつかぬ「ニュース解説」が定着していった過程とも、きっと重なっているはずです。いつしか「物語」ぬきに現実を把握できなくなった私たちに良識派の安いドラマを提供してくれるワイドショーも、常識破りのゴージャスな物語を提供してくれる村上龍も、その社会的な機能は同じ。「人々に安心を与えること」です。(村上龍)


「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の裏返しではないが、こうやって写しているだけで、すっかり彼女の辛辣な言葉にマゾヒスティックな快感を覚えているMorris.だった。
それにしても彼女は良く本書登場の作家の本や、それに対する評などに目を通しているなあ。翻ってMorris.はといえば、8人の作家で愛読してる作家は皆無だということに気がついた。
8人中二人は1冊も読んでないし、残りも1冊から数冊読んで、それ以後手にしていない。つまりいちおう読書家を標榜しているMorris.は、現代日本での売れっ子の作品をほとんど知らずにいるということになる。
別にそれでかまいはしないが、本書を読んで、結局彼等の本を読まなかったことは意外と正解だったのかもしれない、と、納得してしまったのは、本書の功徳ということになるのではないだろうか?

2003/08/21(木)●火星接近●

7時起床。8時に部屋を出て、甲子園の歯医者へ。3日目だが、左頬の腫れもひどい時の半分くらいにはおさまったし、痛みもさほどではない。ただ、身体全体の疲れがひどい。
帰りに社長宅に寄ったが、阪神新在家の駅から社長宅までが異常に遠く感じられる。
先日の三宮のビデオ渡すのとCDの受け取り。社長は四国から帰ったばかりで、結構元気そうだった。9月末には香港に出かけるらしい。
昼前に車で迎えに来てもらい斉藤宅でPCのメンテ。と、いっても、メールの設定とデータのCDROM保存方法を教えるくらいで、早めに切り上げるつもりだった。
ところが、どうしてもメールがうまく行かない。Morris.がパーポーなのか、ケーブルTVプロバイダの設定がプーなのか、マイクロソフトのアウトルックがおかしいのか。とにかく、メールアカウント二つとって受信箱分けようとするのにできない。
結局晩飯いただいてさらに手間取り、とどのつまりが設定できずに9時半帰宅という、労多くして結果が出ない仕儀となった。それにしても疲れた。
今日は朝から真夏の空だったが、夕方突然の豪雨が襲う。青空に入道雲が出ている下でのものすごい雨にはちょっとびっくりした。甲子園でも試合途中に豪雨となり1時間以上中断したらしい。
阪神は今日も中日に負けて4連敗。かなり重症である。
夜中に南の空を仰いだら、火星が本当に赤く輝いていた。ただいま地球に接近中だと聞いたが確かにそのとおりだ。火星といえば初期SFの聖地だったな。中でもブラッドベリの「火星年代記」は突出していた。
この際、阪神赤星の奮起を望みたい(^_^;)
島田和夫部屋のスケジュール更新。

2003/08/20(水)●Morris.も虎も絶不調●

7時起床。やっぱり昨夜も夜中に目がさめた。
9時に歯医者に行き、下の歯の治療も頼む。結局消毒して薬塗っただけだった。腫れ止めの薬も効果があらわれるには数日かかるとのこと。それでも、こころなしか、痛みは少しおさまったようだ。
昼はまた素麺。今日はパーフェクTVのch解放日だったので、KNTVのノレチャラン釜山篇を見る。キムヘヨンこそ出なかったが、彼女のナンバーが3曲(「ソウルテジョンテグプサン」「パボカッツンヨジャ」「エップンヨウ」)も歌われたし、ハチュナ、イジャヨン、チュヒョンミ、ヒョンチョルとゲストも豪華、出場者も芸達者が多くて、さすが釜山だとおもった。手動の車椅子に乗った身障者が出場して、「サンバの女」歌いながら、車椅子をローリングしながら踊ったのにはちょっと参った。
阪神は今夜も打撃不振で2-6の惨敗。これで今季3度目の3連敗ぢゃ。

2003/08/19(火)●最悪●

やっぱり昨夜も夜中に目がさめる。鎮痛剤飲んで朝6時に起きて、鏡を見たら顔は昨日の倍くらいに腫れまくっている。左瞼もものもらいみたいになってしまってる。まんじりともせず、8時に阪神で甲子園に出て、かかりつけの歯医者へ。
先生もちょっと驚いたようだが、治療は上の歯だけで、レントゲン撮った後薬局で薬もらうようにとの事。今夜大阪ドームに行く予定だがと言ったら、即座に行かないようにとのご託宣。あーあ、半月前から楽しみにしてたのに(;_;)
ニ、三日は安静にとのことだったので、事務所にも今週は休みの電話入れる。
帰り道、甲子園では鳥栖の試合やってたので、ちょっと覗こうと外野席に入っては見たのだが、やっぱり歯痛が気になって観戦どころではない。
昼前に帰って、素麺食べる。
テレビで今日行くはずだった、大阪ドームの阪神中日戦見たが、久保田がそこそこ好投したのに、守備が足を引っ張るわ、打線が湿りっぱなしであっさり負けてしまった。
日本ーナイジェリアのサッカー。ほとんど二軍的なナイジェリア相手とはいえ3-0で快勝した日本は、気持ち良かっただろう。ヨーロッパ組の動きは流石だが、あっさり球を取られたり、パスミスも多く、これで安心はできないだろうし、何となく日本チームには花がない。

2003/08/18(月)●歯痛●

昨夜から左の奥歯、それも上下がしくしく痛み出した。数ヶ月前別の個所の治療で歯医者に行ったときも、ちょっとその傾向があったのだが、数日続けて通院する必要があるというので、とりあえず応急処置でほったらかしていたのだ。
それが再発したのだが、夜中に目がさめて眠られず、鎮痛剤でごまかす。
今日は奥井さんと大津の現場。歯痛はやっぱり、鎮痛剤で押さえて、仕事は何とか済ましたが、午後には奥井さんから指摘されるくらいに左頬が腫れてしまった。
明日はパイオツ・カイデーさんたちと大阪ドームに行く予定で、早くから休みを取っているので、朝のうちに歯医者に行こう。

2003/08/17(日)●雨の日曜日●

今日も朝から雨だ。本当に今年の夏は雨が多い。
休みの日は雨も悪くない。部屋でごろごろを決め込む。
昼からはノレバン2号でKBSの韓国ノレチャラン。今日は忠清北道清州市篇だった。ここは去年初めて訪れて何か気に入った町だ。出演者の女の子が世界で一番古い活字本であるという「直指」を象った置物を持ってきていた。Morris.も活字博物館でこれを見たことを思い出した。ゲストに久しぶりにテジナが出て新曲「パボ--馬鹿」を歌った。
雨が上がったので三宮図書館、サンパル、ダイエーのジュンク堂を冷やかして回る。
夕方からはまた雨になった。
矢谷君のサイトSINGIN'ARROWのスケジュール更新。ならびにi-modeページを追加しておいた。矢谷ファンは、携帯にブックマークしておくように。
阪神は今日はボロ負け。明日は休みであさってから大阪ドームで中日戦。緒戦はMorris.も見に行けるらしい。って、他人事みたいだが、勇造さんの知り合いのパイオツ・カイデー(ハンドル(^_^;))さんがチケット5枚手に入れて一枚余っているのでMorris.も行かないかと声がかかったので、二つ返事でお願いしたのだが、まだ待ち合わせ場所や時間などの連絡がない。

【ガリバー・パニック】楡周平 ★★ 「無限連鎖」がとても面白かったので同じ著者の本を読みたく思い、出世作「Cの福音」を手にとったらこれが6部作ということを知り、隣にあった本書を借りてきたのだが、これは、期待はずれもいいところだった。
九州の作業員が異常気象で100mを越す巨人となって千葉の海岸に出現するという、荒唐無稽の物語で、それ自体ありそうな話なのだが、それだけでおしまい。300pの中での展開も結末も初めから見え見えだし、巨人への国や政治家の対応振りもあまりに図式的だし、巨人と数人の交流もとってつけたみたいだ。パロディや風刺としての味つけをしているつもりだろうが、これまたお粗末としかいいようがない。はっきり言って読者をなめてると思う。こんな作品では思い切り遊ぶべきだろうに、何と本書では巨人が工事現場ではたらくことになり、変なヒューマニズムの体現者にされてしまう。
巨人を扱った傑作、ガルガンチュワ、パンタグリュエルを持ち出すまでもないが、タイトルに使われたガリバーのおどろおどろしさの100分の1も描かれていない。第一巨大化した人体のグロテスクさを書かないのでは、ほとんど意味がない。ともかく読みながら不満ばかりを覚えていた。もう、この作家とは縁を切るか、それともやはり本領発揮(だろうと思われる)の6部作に挑戦するか、ちょっと迷うところ。

2003/08/16(土)●メンテな一日●

[引越しの夢]こじんまりとした小奇麗な部屋にいる。荷物はほとんど無いが、ここがMorris.の新しい住いらしい。座っているところが居間でとなりが寝室、台所はほんの形だけ流しがあるという、ワンルームに毛が生えたみたいな間取りだがなんだかすごく気に入ってる。外はそのまま庭で線路が走っていて、自由に出入りできる。これがとてもいい。友人が二人いていろいろ難癖をつけるがMorris.はむきになって部屋の弁護をする。ステレオをどちらの部屋に置くか散々迷い、結局スピーカーを一つずつそれぞれの部屋に設置した。
目覚ましは6時にかかっていたはずなのに、起床は8時半だった。今日明日は仕事連休だから別にかまわないが、やっぱりかなり疲れていたのだろう。
さっそく斉藤家のノートパソコンを立ち上げる。起動した後、シマンテクスの窓が開いて、再起動をうながす。何度やってもこれの繰返しなので、検索でシマンテクス関連のファイルをすべてゴミ箱に突っ込む。削除できないファイルもいくらかあったがそれはそのままにして、再起動したが、やはり同じ状況。でも今回は、再起動しなくても窓を消す事が出来た。とりあえずこれでOS(WinXP)が普通に立ち上がったじょうたいである。
これをネット接続して、MS部屋から例のパッチ修正ソフトをダウンした。ともかくもこれで今後のMSBLasterの感染からは防御できるだろう。
その後、消えてしまったオフィスの再インストール。これは別にウイルスのせいではなく、つよしが焦って再セットアップしてしまったためだ。オフィスのインストールは簡単な事だが、再インストールした後に、所有者認定の作業が必要らしい。まあこれは後回しにする。
今日は高校野球で今治西の試合だったので、TVで応援。例の曽我君は初ヒット打ち、頭に死球受けながらランナーに出るとの意思表示を見せるなどファイトを見せていたが、結局1点差で負けてしまった。
夕方斉藤一家がPCの様子を見に来て、そのまま、また斉藤家へ赴き、メールやプリンタ、デジカメ接続の設定を済ますつもりが、メール設定でまたまた手間取り、結局うまく行かなかった。。
昨日はあっさり巨人に負けてしまった阪神だが今日はきっちりとお返しで、5-1の快勝。井川がなかなかの好投でいい感じだった。マジックも二つ減り22(^o^)

2003/08/15(金)●ウイルスの輪っ(^_^;)●

としろう、矢谷、秋本、溝渕君と芦屋山手町のオーストラリア向けの現場。山手という名に恥じず、かなりの勾配の地形にあり、何と2階建て一軒家の玄関までたどり着くのに曲りくねった不規則な石段が40段以上ある(^_^;)ひえーっ、というロケーションだ。
まあ、二日取りの現場で明日はかつぎのバイト入れるから大丈夫だろう。
今日も朝のうち雨で、降り続くかと思ったが昼前から晴れ上がった。
昼食は「もっこす」でラーメンセット頼む。隣の「楓林」は行列が出来ていたが、Morris.は比べるならもっこすの方がまだ性に合っている。
斉藤さんから留守電が入っていた。ノートパソコンの調子がおかしいとのこと。ひょっとすると例の「W32.Blaster.Worm」ではないかと思う。
やっぱりそうだった。
というわけで、今から斉藤宅に出張サービス(^o^)である。
簡単にいくと思ってたのだが、案に相違していろいろ面倒なことになっていて、結局モリス亭に持ち帰る羽目になってしまった(+_+)

2003/08/14(木)●北伊丹に「海」を見に行く●

昨夜「W32.Blaster.Worm」というコンピュータウイルス(ウォーム)にノレバン2号が感染していることが判明した。
ニュースステーションで報道してたのでチェックしたらウィンドウズのシステムフォルダに「msblast.exe」というファイルが見つかったのだった。
一昨日からちょっとノレバン2号の調子がおかしくなっていた。最初に気付いたのはネットでMorris.部屋を見たら、カウンタが表示されなくなっていたことだ。さらにネットやメールを見ているときに、コピー、ペーストなどが効かなくなったし、えらく動きがとろくなっていた。起動直後に「アプリケーションエラー」の表示が出て、変だなとおもってはいたのだ。今回の奴は、メールを通じてではなく、ウィンドウズのセキュリティホールから、ネット接続しただけで感染するというたちの悪いやつらしい。
シマンテクスの駆除ソフトでとりあえず、復旧させたので大事にはいたらなかったようだ。もちろん、マイクロソフトサイトから、パッチソフトをダウンしておく必要がある。
昨日は夜中まで、これに振り回されていた。
7時起床。
お休み中のパダちゃん母子像いやあ豪華ぢゃあ(^o^)朝からえらい雨模様だ。気温も低く、とても真夏とは思えない。
午後灘図書館に行き、JRで北伊丹のさんちゃんの実家を初めて訪問。さんちゃん、パイザさんのはじめての赤ちゃんが3ヶ月前に生まれて、そのときお祝いに行こうと思いながらついついタイミングを逃していた。何しろ二人は今、山口県光市に住んでるので、なかなかお目見えの機会が無かった。今回はお盆でさんちゃんが里帰りしたので、みんなにお披露目ということになったのだった。
今日お呼ばれしたのはファピョンさん、巻田さん、今日とのぼんちゃん、滋賀のパルマ夫妻、チョンジャさんにMorris.。さんちゃんのオンマは川西でお店やってるのに、わざわざ料理を作って、店と実家を行ったり来たりしながらもてなしてくれた。
二人の最初の赤ちゃんは女の子で、名前は「海--うみ」ちゃん。でも呼ぶときはみんなが「パダちゃん」と言うことになっている??もちろん、韓国語で海を表わす言葉だが、とても3ヶ月目とは思えないくらいしっかりしているし、他人が抱いてもあまり泣かない。さんちゃんはしっかりオンマになっていた。可愛くてしかたないようだ。
お店をやってるだけあって、料理はまるで韓国食堂で注文したみたいに韓国料理が並んでいた。チヂミにチャプチェにチキム、焼き豚、ケンニプ、イカフェ、もちろん三色ナムル、キムチに、赤ちゃん生まれたら必須のミヨックッ(ワカメスープ)まで食べきれないほど並んでいて、Morris.はあまり飲まないのでひたすら食べつづけていた(^_^;)さんちゃん、ありがとうm(__)m
ホッペ(牛の肺)のジョンが珍しかった。
ちょうど日本人と在日半々という構成、さんちゃん夫婦もそうなので、在日談義に花が咲いた。やはりこういうことになるとファピョンさんの独壇場。8時半くらいにお開きとなる。梅田までファピョンさんに送ってもらい、10時帰宅。

2003/08/13(水)●僅差で連勝●

矢谷君ら総勢9人もの大人数で、六甲アイランド高層住宅20Fへのデリバリ。9時からスタンバイしてるのに、入居するスイス人家族がやって来たのが10時半。それから打ち合わせにも時間かかって、搬入始めたのが11時という段取りの悪さ(^_^;)
昼食は例の自然食食堂で、しそ葉入りトンカツ。
二日間の現場なので、今日は早めに終了。このところややバテ気味のMorris.は明日は自主休暇を取ることにした(^_^;)
阪神は今日も1点差で横浜に連勝。これでまたまた一安心。

2003/08/12(火)●5連敗免れる●

朝から雨が降っている。
西根、秋本君と奈良藤木台の現場。ここは先月船便第一便を取りに来たが、マンションの管理人が口うるさいというか、嫌味たっぷりだったことが強く印象に残っていた。
今朝も到着して雨がひどいので、大急ぎで梱包材をマンション入り口に降ろしたら、とたんに管理人がやってきて文句を言う。それも注意というより頭から喧嘩売るような口ぶりで、いいかげんムカッとしたが、こんな手合いに腹を立てても損なので、完全に無視することにした。途中実家へ配達の荷物もあり、結構手間がかかってしまった。
雨は午後には何とか上がったのでまだましだった。
さんちゃんの旦那パイザさんから電話が入り、明後日二人の愛娘パダちゃんを見に行く事になった。これは楽しみである。
今日から阪神は札幌ドームで横浜戦。久保田がふんばり、3番に戻った金本のタイムリーで勝ち越し、これをウィリアムズ、安藤が押さえて3-2の辛勝、どうにか5連敗を免れた。これでマジックは25となった。
モリス亭のヌタウナギ野菜炒めヌタウナギの蒲焼?今夜こそ、最後のヌタウナギ。さすがに生食はむりなので、2尾だけを素焼きにして、残りは白菜キムチ、ニラ、玉葱といっしょに炒める。素焼きはあまりに淡白でいまいちかも。でも中心の軟骨らしい部分が焼くとそこだけが長くなるのが面白い。もちろん軟骨もそのまま食べられる。
野菜炒めは、ほとんど一昨日の「煙突の角」と変わらない。酒が無いのがちょっと残念な気持ちになる。特に禁酒してるわけではないのだが、もう1ヶ月以上、部屋ではほとんど酒を呑まないでいる。
今回、ヒョンミさんと京都の葛西さん、それに東北大学の海洋研究所の先生のおかげで、名前すらしなかったコムジャンオ(ヌタウナギ)を食べる機会に恵まれたことを、この場を借りて感謝しておきたい。ありがとうございましたm(__)m
何か生きているときのヌタウナギはおどろおどろしい姿をしていると、いろいろ脅かされて、半分恐いもの見たさで楽しみにしていたのだが、先生がご自分で皮を剥ぎ内部も割いてお掃除、下ごしらえまでしたものを送っていただいたので、Morris.自身で料理することも出来た。味としてはやっぱりMorris.は、最初の生食(フェ--刺身)スライスを、ニンニク醤油で点ける食べ方が一番美味しいと思った。とにかく「珍味」である。そう沢山食べるものではないだろう。コチュジャンで炒め煮したり、チゲみたいにしてもそれなりに美味しいし、加熱しても弾力や触感が変わらないので食材としても見どころはあるのだろうが、これもMorris.はもりもり食べるというより、ちょこっとつまむくらいで充分だ。

2003/08/11(月)●塩屋だった(^_^;)●

昨夜のヌタウナギ大会から、ノレバン大騒ぎの後、JR大阪駅で11時45分の鈍行に乗ったところまでは、昨日書いたが、実は続きがあった。
久しぶりに酒を飲んだのでかなり酔いが回ってたのだろうが、以前と比べると大した飲酒量ではないし、意識も結構はっきりしていた。芦屋駅で次は甲南山手ですというアナウンスまでは覚えていたのだが、次に聞こえてきたアナウンスが「塩屋、塩屋」であった(^_^;)あちゃーっ、ひさびさの乗り過ごしぢゃ。あわてて上りホームに向かったが、すでに上りは終電出たあと。うーーむ。どうしよう。
1時過ぎだからすぐタクシー拾って帰れば4時間は眠れるが、貧乏性のMorris.としてはタクシー代が勿体無いと思う。とりあえず、ふらふらと須磨に向かって歩いたら、すぐ須磨浦公園だった。人影はほとんど無いが、照明はところどころ点いていてまっくらではない。三宮あたりの公園と違って、ゆったりしてるし、ベンチも幅広でこれなら充分眠ることができそう。と、いうわけで、結局野宿する仕儀となった。
暑さも大した事ないし、ときどき潮風が吹いてくる。鞄を枕にMDヘッドフォンで韓国歌謡曲聞きながらいつしか寝入ってしまったらしい。
目がさめたのはちょうど5時。結構熟睡したようだが、背中がちょっと痛い。トイレで顔洗う。せっかくだから、早朝の公園散歩を楽しみ、6時過ぎにJR須磨駅に行き、しばらく須磨海岸を見物。シーズンだけに海の家が並び、浜辺にはブルーシートを敷いて夜を明かしたらしい人の姿も見かけられた。
早朝の須磨海岸ゴミ処理作業中須磨駅の職員はシーズン中はアロハ着用するらしい公園もいいが、浜辺で野宿というのも良かったかも知れない。次回は(^_^;)そうするか。早朝には、ショベルカーまで出動して前日の海水浴客が出したゴミを回収していた。都会のリゾート海岸だけにやることが違うな。
須磨駅の改札口や、切符売り場では、職員がすべてアロハ姿だった。
そのまま事務所へ。矢谷、荻野君と三田の二日取りの現場。部屋の中にピアノ用の防音室が設えてあり、業者が解体に来ていた。
いつもより早めに作業に入り、作業終ったら6時。睡眠不足もあり、結構へろへろになってしまった。おまけに近くに食堂がなく、昼食はコンビニの弁当で、これでは力が入らない。
7時に倉庫に戻ったら、何故かみんな残っていて、降ろしを手伝ってくれたので助かった。8時に帰宅して、残しておいたヌタウナギを、調味料に漬け込んで下準備したもののやはり疲れていたらしく、そのまま寝入ってしまい、目がさめたらちょうど深夜零時。そのままベッドに這い上がる。
阪神は昨日も負けて今季初の4連敗だったらしい。

2003/08/10(日)●ヌタウナギ大会●

6時起床。いい天気だ。
俎の上の鯉ならぬヌタウナギヌタウナギのフェ(刺身)これは珍味ぢゃ9時前にクール宅急便で、ヒョンミさんからヌタウナギが送られて来た。
さっそく開封してチェック。すでに下ごしらえというか、皮を剥いて、綺麗に掃除してあったので、一見普通のウナギと変わらない。25cmくらいとちょっと小ぶりで、独特の匂いがある。
ともかくも味見ぢゃ、ということで、5cmくらいをスライスして、生食してみることにした。醤油にニンニクおろして、つまんでみる。
うーーーむ。まさに珍味としかいいようがない。チャンジャやミノの触感に似て、しこしここりこり、噛み締めると独特の味が口の中に広がる。確かにこれなら焼酎にあいそうだ。今夜が楽しみである。
お昼にはノレバン2号で、韓国KBS第一TVで「全国のどじまん」見る。今日は全羅南道新安群の海水浴場で収録されたものだ。今回も最初のゲストにキムヘヨンが出てこの前と同じ曲を歌った。しかしこの画像はかなり汚い。動きが不自然で分解写真見たいだし、色合いも不思議な色で、まるで70年代、日本でカラー放送が始まった頃の映像みたいだ。いっそレトロな番組だと開き直ればこれはこれで楽しめる。
いかにも韓国式ヌタウナギポックン4時過ぎに部屋を出て大阪に向かう。今夜のヌタウナギ持込みする「煙突の角」には午後何度か電話したが通じない。ひょっとして定休日じゃないんだろうなと心配になったが、とりあえず店は開いていた。
今日の参加者は昨日鶴橋オフにも参加した巻田、犬村、ぶんたさん、朴先生にMorris.の5人、朴先生と同じ金剛学園の女性教師マヘヨンさん、それからファピョンさんの総勢7人。店のママが7時前にやって来て、さっそく調理にかかる。Morris.は朝食べた生食が忘れられず、ママはフェは駄目だと言ったが強引にたのんで、2匹分くらいをフェ(刺身)にしてもらう。うん、やっぱり珍味ぢゃ。当然真露たのむ。このところ酒控えめのMorris.なのだが、これがあるとついつい度を過ごしてしまいそうだ。
いよいよメインディッシュのヌタウナギのコチュジャン炒め。これやると、たいていの素材は同じ味になるのだが、ヌタウナギはしっかりその触感を維持していた。
東心斎橋「煙突の角」前で記念写真釜山出身のママはこの珍しい食材が手に入ったというので、えらくハイになっていた。冷凍でもいいから、これを定期的に仕入れることはできないか?と頼まれたが、今回は、ヒョンミさんが、東北大学の先生が学術研究のため、佐渡島付近で採取したもののお流れ頂戴だから、食材として手に入れるのはちょっと難しそうだ。
先日のママとのツーショットデジカメ画像をお土産に渡したら、さっそく店内に貼り出してくれた、またMorris.部屋の7月の日記のプリントアウト(校正用)も店のことが書いてあるのを見て、すごく欲しいというので、進呈。まだ校正済んでないというのに(^_^;)
昨日は一時間しか歌えなかったので、今夜は早めに店を出る。もちろん出る前に店前で記念撮影。
心斎橋でノレバンとなると当然の如く「春川屋」。ここのノレバンは韓国製の機械で、結構新曲も多い。歌詞はハングルだけなので、Morris.としては逆に歌い易い。今日のメンバーなら大丈夫だ。久しぶりに酔い気分のMorris.は最初からガナりっぱなし。しっかり2時間歌いつづけて、割と満足して11時にお開き。昨日より早い11時45分の電車に乗ることができた。

2003/08/09(土)●台風一過●

4時半起床(^_^;)やっぱり颱風が気になっていたらしい。外はかなりの風雨だが、出て行けないほどではない。ニュースを見たら、西宮に再上陸したような事を言っている。京阪神の交通機関は平常どおり動いてるとの事だったので、定時に部屋を出て、倉庫に到着。土曜日で出勤しているのはまだ清水くんだけだった。
着替えて今日のスケジュール見たらMorris.の名前が消えている(@_@)昨日は休みだったが、一昨日はちゃんと出ることになっていた。これは完全に事務所の連絡ミスに違いない。以前も同様のことがあったが、最近は管理が徹底してると思ってたのに。なっとらん。颱風の中を出てきたというのに、と、ちょっとむくれながら、タイムレコーダきっちり出勤、退勤共に押して部屋に戻る。さっきより雨風が強くなってるような気がした。
今日は5時から三宮で春待ちファミリーBANDの演奏があるので、それに行くとして、そこで配布する9月6日の楽屋ライブのチラシ作る。春待ちも結成25年だもんな。四半世紀というと大時代的だが、メンバーもいくらか代わったものの、とりあえず結成時二十歳だったメンバーも45歳になったということになる。
今夜は犬村、巻田さんから鶴橋でのオフに誘われているのだが、春待ち映してからだと、ちょっと遅くなりそうだ。例のヌタウナギ大会の相談もしなくてはならない。ヒョンミさんの話だと、明日午前中にモリス亭に到着するらしいから、いっそ、明日昼一番に店に持ち込み、下ごしらえ頼んでおいて、夕方か夜に、一挙に片付けるのがいいのではなかろうか。
ネスレ広場での春待ちファミリーBAND、パノラマ写真ね(^_^;)午後4時に三宮国際会館裏のネスレ広場に集合。バンドメンバーはすでに8人勢ぞろいしていた。ネスレ広場での「THE KOBE JAZZ STORY」というタイトルで、毎週土曜日の午後4回にわたっての催しの今日が3回目。颱風一過ですっきり晴れるかと思ったが、直前に雨が降り出し、一時は本降りになりそうだったので、あせってしまったが、どうにか持ち直した。
春待ちファミリーBANDの演奏、それも野外での演奏は久しぶりで、嬉しかった。観客は中高年層が多く、ウォッシュボードの小野さんも見物に来ていて、途中小谷君のおばさんと、ダンスを披露したりもした。小谷君は何故か、ものすごい付け髭姿で、ちょっと恐かった(^_^;)
催しのタイトルにあわせてか、いつもより、ジャズ系ナンバーが多かったが、これは社長がはじめの数曲で喉を嗄らしてしまい、メインボーカルを秋本君にふったことにもよる。
ビルの隙間から望む虹おしまいは例によってフィッシングで、観客20名ほどを巻き込んでのラインダンス。アンコール「夢で逢う」でフィニッシュ。うーーん、やっぱり春待ちファミリーBANDは、アウトドアの演奏が一番似合うなあ。
演奏の途中、東の空にほんの一瞬だけ虹がかかった。
Morris.はその後、JRで鶴橋に走り、犬村さん主宰の韓国オフへ。
これまで行ったことの無い新しい店で行われるはずが、そこが満員で入れなかったとのこと。土曜日の夜なのだから予約いれとくべきだったろう。
結局アリラン食堂の2階が会場になったらしい。
犬山、巻田さんをはじめ、高橋、浅田さんといった懐かしい面々、それにぶんたさんも引越しの最中といいながら駆けつけていた。
初対面の松藤さん、テグからやって来て、金剛学園で韓国語を教えているパクチョンヨル先生、女性陣は、巻田さんの掲示板でおなじみの443(よしみ)さん、ウリオンマネットの烈さん、あさひさんといったメンバー、総勢11人という、結構多人数の集まりになった。
アリラン食堂2Fでの記念撮影、11人いる(^_^;)料理はテジカルビ、蒸し豚、チジミ、チャプチェ、キムパ、酒はビールにソジュにトンドン酒。このところ酒をあまり飲まなくなった(ホント)Morris.なので、いまいち気勢が上がらないところもあったが、巻田さんが持ってきた韓国ヴォーグ付録の超豪華写真集や犬村さんの古い写真見せてもらったり、Morris.のデジカメ写真見せびらかしたり、パク先生と韓国の文学の話したり、2時間ほど楽しんだ。しかし今日の会費5千円というのはちょっと高い気がした。アリラン食堂も昔は安さを売り物にしてたのに、新館に移ってから値上げしたのだろうか。
お開きが10時近かったのであわてて二次会のカラオケ「遊」へ。Morris.としてはこちらの方が本命だったのに、すっかり遅がけになってしまった。参加者は巻田、犬村、浅田、ぶんたさんとパク先生の6人。6人で一時間では一人10分しかない。ということで、急いで選曲。何と韓国新曲にキムゴンモの「チェビ」が入っていたのでさっそく歌う。初めてだからあんなもんだろう。Morris.は立ちっぱなしで5曲ほど歌ったがあっという間に時間は過ぎて、最終の快速で帰宅したのは1時前だった。
阪神は、広島に負けてしまっていた。今季初の3連敗。ロード始まって以来勝ち星が無い。完全失速状態である(+_+)

【クレイジーケンの夜のエアポケット】横山剣 ★★★☆☆ クレイジーケンバンド(以下CKB)のリーダーである著者が「ぴあ」に連載した日記的コラム。CKBは、大西ユカリキャバレーナイトのゲストとして初めて知ったが、実にかっこいいバンドだった。
彼はMorris.よりひと回り若いが、韓国とは30年来の縁を持ち、今でも衣装を誂えるためもあって行ったり来たりしてることを知って、急に親しみが増した。
ディープコリアの幻の名盤解放同盟のメンバーとも懇意にしてるようだし、韓国ロックの親玉シンジュンヒョンとも個人的親交を結んでいるらしい。さらに、Morris.が以前からはまっている80年代の女性POP歌手パンミのことにも数箇所で触れているのを見つけて、びっくりしてしまった。

10数年前に韓国ソウルのレコード屋さんにて芳美(ファミ)という女性シンガーの「恋の片道切符」(ニールセダカのカヴァー)というタイトルのLPアルバムをジャケ買いしました。タイトル曲はA面の1曲目に入っており、こう、鼻にかかったとてもチャーミングなイイ声をしていて、エコー感ゼロの、ハリ付くような、ファンキーでディスコでスペーシーなサウンドが妙に心地良く、コレはイイ買い物をした是! と喜んだのも束の間、2曲目になると突然ズルムケで脂ギッシュな中年オヤジのすっとこどっこいなリヅム演歌がおっ始まったんです。で、その次の曲は桂銀淑さん系のハスキー&情念ほとばしる絶唱型女性シンガーの登場。コレはかなりの名曲でサビの部分の「アボジ!](お父さん)と泣き叫ぶリフレインが心をえぐります。しかしその後もこのアルバムの主役であるはずの芳美さんの歌声は二度と登場せず、B面、に裏返しても状況は変わらず。結局締めくくりは韓国製レコード尾のお約束「健全歌謡」にてジャンジャン。要するにコレは芳美さんんを看板スタアとするマンモス・シングルであったと、そういうワケだったんですね。ええ。

何故か芳美に「ファミ」と読んでるが、これはパンミに間違いない。くだんの片道切符は、「ナルボロワヨ--私に会いに来て」というタイトルでベスト盤にも入ってる。
本書は横浜、横須賀、川崎方面の一皮剥けたスポット案内でもあるし、偏愛的名盤紹介でもある。特に後半には、偏愛的ベスト10みたいなリストがいっぱい出てきて、それがいかにもケンさんらしく、とんがってるわ、鋭いわ(同じことかあ(^_^;))で、面白くってためになること。
たとえばコリア絡みの映画10選

1.「友へ・チング」
2.「KT」
3.「青〜Chong〜」
4.「月はどっちに出ている」
5.「恐怖の外人球団」
6.「鯨とり・コレサニャン」
7.「GO」
8.「あの島へ行きたい」
9.「膝と膝の間」
10.「桑の葉」1〜3

いや、なかなかこいういうセレクトは出来ないね。ツボを心得てるというか、よく見てるというか、感心するしかない。トップに「チング」がきてるだけで、チングフリークのビギンさんもケンさんのファンになるに違いない。

せっかくだからもう一つ紹介しよう。いかす10人(組)の女たち(^o^)。


1.平山三紀
2.5,6,7,8S
3.ロネッツ
4.りさ"レフトアイ"ロペス
5.杉本美樹
6.野宮真貴
7.ブランディー
8.麻生レミ
9.渚ようこ
10.應蘭芳


さすがに、女性の趣味ではMorris.とは全く違うようだが、トップの平山三紀は、今一番STARAdigioで特集してもらいたい日本の女性歌手だ。

そのほかにもいろいろ興味深々のセレクションありの、ピチカートファイブの小西康陽との対談あり、精細なディスコグラフィあり、年表あり、古い写真ありとおまけ山盛りで、CKBファンならずとも滅茶苦茶楽しめる一冊である。
ただ、あまりに多くを詰め込もうという意気込みで、活字が小さすぎるのには、すでに老眼の進んでるMorris.には辛かった。ケンさんも後10年もすれば、きっとこの本読み返すのに難儀すること間違いなしだろう。
それから、本書では大西ユカリちゃんのことには全く触れられていない。連載が2001年1月から2002年9月までだから、時期的にちょっと早かったのかもしれない。
もし続編が出たら、きっとユカリちゃんネタが出るにちがいない。これも楽しみ。
文章はプロでないから、名文はのぞむべくもないのだが、きっと本人が書いたに違いないと思わせる、強烈な個性のある文体だし、発想の端々に、Morris.をピクっとさせるものが散りばめられている。
たとえば、お金に関する一節の中で、

日本人は特にお金をムキダシで扱わないで必ず封筒に入れたり包んだりして「金はヨゴレなもの、金を人前で出すのははしたない!」という感じで、一見お金に対して奥ゆかしいですが、それほど貧困な国でないのに、お金で人生が狂う人の率が高いような気がします(消費者金融のコマーシャルの多さは異常!)。

そう、そう、その通り、Morris.も、TVや雑誌、看板などに氾濫してるサラ金関連の宣伝の異常さには、呆れるを通り越して、寒気を覚える。
この本も、ケンさんの持ち味であるかっこよさを、遺憾なく発揮しまくっている。Morris.とは、ほとんど縁のないかっこよさではあるのだけど、人間、自分に無いものを持ってる人には、無条件で憧れることが出来るから、それでいいのだ。

ユカリちゃんも、和田あきこもカヴァーしてる名曲「タイガー&ドラゴン」は、中でもかっこいい曲だなあ。憧れますーーーっ(^_^;)

2003/08/08(金)●颱風接近中●

6時半起床。
まだ青空が残ってる感じで、颱風の影響はまだ出てないようだ。
昨日開幕した夏の甲子園、今日の第1試合は義足の選手がいることで話題の今治西が出場するので、見に行く事にした。阪神で球場に着いたのが8時20分で開始10分前。TVニュースでも良く取り上げられていたからMorris.みたいな野次馬客が結構つめかけてるのではないかという予想とはうらはらに、がらがらもいいところ。アルプス席は両校の応援団と生徒が固まってるが、一般内野席や外野はほとんど人が入ってない。
Morris.はプロ野球でも外野から観戦する方が多いし、好きだから、今日も当然のごとくライト側外野席の一番上の方に陣取り、只見で高みの見物を決め込む。高校野球は外野は無料なのだ。
ガラガラの甲子園球場今治西の応援団とチアガール今日は4試合が組まれていたが、颱風10号接近のため2試合だけ挙行となったらしい。
試合の方は、日大東の投手が満塁で連続押し出し四球で2点を献上、そのままペースに乗り切れず、5-0で今治の快勝に終った。お目当ての曽我君は猛打を奮うにはいたらず、三塁の守備機会もそれほど多くは無かったが、甲子園の晴の舞台で、他の選手と伍して全く見劣りしない、というか、言われなければ足が悪いとは思えない身のさばきで、これは奇跡を見てるようだった。人間、足の小指一本無くても、まともに動けないと思うのに、彼は本当に膝から下がほとんど無いに等しいのに、あんな動きが出来て、レギュラーを確保して甲子園にやってくるというのは、すごすぎる。あっさり勝ち残ったが、二回戦以降も注目していきたい。
試合終了直前に東京のヒョンミさんから電話が入った。最近ぐいぐい酒場で話題になっている、ヌタウナギが手に入ったので、宅急便でモリス亭に送るとのこと。えらい速攻ぢゃ。冷凍でなく、冷蔵で3,4日は持つとのことだから、急遽、料理できる店に持ち込んでのヌタウナギオフをセッティングしなくては。
昼前に帰宅。雨が降り始めた。
午後は簡単に部屋掃除して、後はごろごろしながら休養。颱風10号はどうやら日本列島を縦断しそうな気配だ。颱風好きのMorris.としては内心わくわくしてるのだが、神戸を通り過ぎるのが明朝6時ごろらしい。明日は仕事なのだが、JRやバスが運休になったらどうなるのだろう?
明日の午後5時から、三宮国際会館裏のネスレ広場で、春待ちファミリーBANDによる「午後のジャズpartV〜神戸JAZZ物語2003」が催されるのだが、こちらも影響あるかもしれないな。雨上がったら、みんな見にきてください(^_^;)
夜8時頃、久しぶりに社長がやってくる。9月6日(土)の楽屋での春待ちファミリーBAND25周年ライブの打ち合わせ、というか、このところずっと会って無かったので、とりあえず顔見せみたいな感じ。完全に停滞してる社長部屋の抜本的改造を確約して帰っていったがどうなることやら(^_^;)
当然阪神-広島戦は中止。

2003/08/07(木)●葱ラーメン●

矢谷、西根君と昨日の現場。大物は昨日片付けておいたので、午前中で作業終了。
高槻「来来亭」の葱ラーメン昼食は高槻「来来亭」で、葱ラーメン。ここは滋賀県発祥のチェーン店で、今や仲間内ではNo.1の呼び声が高い。Morris.も数回行って、確かに美味しいと思う。ここの限定メニューに葱ラーメンがあって、京都九条葱をふんだんに使い、葱油をかけると書いてある。一度食べておこうと注文した。普通のラーメンは\600で、葱ラーメンは\850と値が張る。出てきたのはたしかに葱山盛りでインパクトは充分だった。葱は輪切りでなく削ぎ切りになっている。以前はこの倍くらいあったというが、Morris.には今でもちょっと多すぎるくらいだ。それにMorris.は、やっぱり葱は輪切りの普通の奴で充分と言うか、そっちの方が好きかもしれない。
この店の店員は、いまどきの新興ラーメン店にありがちだが揃って若く、大声で注文とったり、挨拶したりすることを店是として強制されてるようだし、仕事中にやたら店員を叱咤する。気合を入れるのと、サービスの徹底を図ろうとしてるのかもしれないが、いいかげんうるさいし、落ち着いて食事を楽しめない。気の小さいMorris.は、自分が叱られているようで、そのたびにビクッとしてしまう。矢谷君も言ってたが、社員教育は客の前でやるものではなかろう。決して感じが悪いということではないのだが、なにごともほどほどにして欲しいってこと。
午後は倉庫作業。なんだかここ数日身体の節々が痛い。引越しの仕事長いことやってる割には腰を痛めたことが無いというのが自慢だったのだが、今回はちょっと腰にもきてる感じで、大きく息を吸うと尾?骨の上と両脇あたりが刺し込むように痛む。
颱風10号が今日沖縄直撃して明日には、西日本を通るかもしれない。
今夜の阪神-ヤクルト戦は、川尻の不調と藤本の拙守で5点先取され、打つ方ではここというとき後1本が出なかったり、ゲッツーでチャンスつぶしたりの連続という、実に歯痒い展開で2-5の完敗。Vロードと言われながら、どうもスタートが良くない。明日から広島戦だがたぶん明日は颱風で中止になるだろう。

【王妃の館 上下】浅田次郎 ★☆☆ パリの「王妃の館」を「光ツアー」「影ツアー」それぞれ5組を同じ部屋で二重に使わせるというそもそもの発想からして矛盾してるし、個々の来歴やエピソードを組み合わせて、さらにルイ14世の隠し子の物語をからませ、700pの一見長編に見せかけた小説。Morris.は著者の短編は読む気がしないものの、長編ならまだ見どころがある(どころか「きんぴか」には脱帽してる)ので、ついつい手にとったのだが、期待はずれもいいところ。
おまけにやたら意味もなく、カタカナのフランス語が頻出するし、自己を戯画化(多分に自慢めく)した登場人物の現在進行形の作品を挟み込み(これがつまりルイ14世の隠し子ストーリー)、それに群がる3人の編集者との楽屋落ち、愚にもつかないギャグ趣味、ご都合主義以前の筋書き、さらには不器用を装うみっともない純愛?いやらしさばかりが目に付く作品なのに、とりあえず、読み通してしまったのは、やはりそれなりに上手い語り口に騙られてしまったのかもしれない。
もう、彼の短編(長編もどきも)は絶対に読まないぞ。

2003/08/06(水)●足踏み阪神●

としろう、西根君と高槻のシンガポール向け荷物と保管ピックアップ現場。昼過ぎに溝渕君にヘルプに来てもらい、箪笥5本窓から吊り下ろす。
帰りに小口引取りに回り、渋滞に巻き込まれ、倉庫着は8時ごろだった。
阪神-ヤクルト。赤星の今季初ホームランでいけると思ったものの、古田に打ち込まれて3-7の敗戦。ああ、うう、ああ。
島田和夫部屋のスケジュール更新。ひさびさにフクイーズ8/31(日)のライブ告知。ポスター(pdfファイル)

2004/08/05(火)●猛暑本番●

7時にロビー集合。朝飯は中卯で納豆定食。元来朝飯食べないMorris.だが、ここの定食はなかなか美味しかった。
それにしても今日は暑い。現場の室内は冷房効いてただけに、仕事の後の方が大汗かいてしまった。昨夜はとんでもない熱帯夜だったらしいが、ホテルも冷房かけっぱなしだったので、まったく知らずにいた。
午前中に作業を終了し、名古屋倉庫に寄り、ちかくの「八戒」で久しぶりに冷やし中華食べる。
その後西濃運輸に航空便の荷物降ろして神戸に向かう。昨夜冷房かけたまま寝入ってしまったので、もしかしたら夏風邪ひいたのかもしれない。ちょっと熱っぽい。
5時半に神戸倉庫に到着したが、身体だるいし、えらく腰が痛い。疲労がたまってるのだろう。
野球でも聞こうと思ったが、関東地方は、局地的に集中豪雨が降ったらしく、神宮は雨で中止。レアルマドリッドvs.FC東京のサッカー親善試合見るも、問題にならない。ベッカム、ロナルドのスーパースターのゴールがあったので、観客は満足だろうが、それにしてもサッカーの中継では、このところやたら雨が多い。これはかなり興を殺がれる。

2003/08/04(月)●名古屋に9人泊●

朝5時に清水君に迎えに来て貰い名古屋名東区の現場へ。こちらの現場はとしろう、オーガスタ、荻野君と5人だが、もう一つ別の現場に、矢谷、秋本、西根、溝渕君が来てどちらも今夜は泊りである。宿泊先は同じ金山プラザホテル。9人もが、いちどきに名古屋に泊るなんて、まるで修学旅行か合宿みたいだ。
名古屋とは思えない博多ラーメン「まき」なんとも古めかしい喫茶店「クレイン」喫茶店前でくつろぐ野良猫。名前はまだない?ホテルの横に「クレイン」という古めかしい喫茶店がありそのドアの前に三毛猫が寝ていた。デジカメで撮ってたら、店の人が出てきて、これは野良猫なんですよと言った。こいつもいっこうに物怖じしないタイプである。
夜は6人で近くの「千里」という居酒屋で飲み、〆に「長浜ラーメンまき」という店でラーメン食べる。名古屋でろくなラーメン食えるはずもないと思っていたのだが、意外にもここのラーメンは、れっきとした博多ラーメンで、Morris.カンゲキであった。
食べ終わってのが8時過ぎだったので、しばらくひとりで散歩することにしたが、あまりに何もなくて9時過ぎにホテルに戻る。

2003/08/03(日)●町内盆踊り●

8時起床。夏本番というか、とにかく暑そうな一日。洗濯して滞ってた日記つけて、ユカリちゃん追っかけ日記の整理。と、言っても、過去の日記の中からユカリちゃんのライブの模様をカット&ペーストしただけ(^_^;)
成徳小学校町内盆踊りサンチカ古本市お昼には、ノレバン2号(Morris.のデスクトップ)で、KBSTV第一放送の韓国ノレチャラン(のどじまん)を見る。この前は過去の番組を自由に見られると喜んでいたのだが、何故かこのところノレチャランの過去番組が見られなくなってた。でもリアルタイムでは見ることが出来るみたいで、まあ、よしとしよう。今日は忠清南道ポリョン市のテッチョン海水浴場からのものだった。ゲストにはヒョンスク、パンシリなどが出て、あのシントブリのペイロがトリのゲストとして出演、これはかなりの出世といえるだろう。
その後三宮に出て、三宮図書館寄ってから、サンチカの古本市を冷やかす。もう4日目だし、先月のOMMでの大規模な古書展の後だけに、ちょっと物足りなかった。それでまたサンパルまで戻り、MANYOを冷やかす。こちらの方がサンチカの数倍の本がある。でも、めぼしいものは皆無。
6時帰宅。ちょっと一服してからすぐ近くの成徳小学校で盆踊りやってるのを見物に出る。本当に今日は蒸し暑い。踊りは小学生以下の小さな子が中心でいまいち風情に欠ける。浴衣姿の可愛い女の子もいるにはいたのだが、幼児誘拐事件など多発している今日この頃のこととて、デジカメで撮影するのがはばかられる雰囲気だ。踊りを覚えさせるためかしらないが、同じ曲を連続させるというのは、面白くない趣向である。
阪神は伊良部が先日の乱投を挽回する内容だったし、初回に八木のタイムリーなどで3点取ったところで大勢が決したみたいなゲーム。7-1の快勝。広島が負けたのでマジックは29。今日で甲子園とはしばらくお別れだが、今年に限っては「死のロード」とは無関係だろう。

2003/08/02(土)●土曜日のひつまぶし●

朝6時前に奥井さんに迎えに来てもらい、名古屋南区の現場へ。名古屋の中川さんがヘルプに加わり3人作業。
名古屋市南区大同町「うな辰」のひつまぶし昼は近くの「うな辰」でひさしぶりのひつまぶし。昼食に\2,000はなかなかの贅沢である。数年前さんちゃん主催の「ひつまぶしオフ」のことを思い出した。それまでMorris.はひつまぶしなんて知らなくて、しばらく「ひまつぶしオフ」だと思い込んでたくらいだ。いわばうな丼のピビンパみたいなやつで、Morris.は当然さらにかきまぜて食べる。しかしひつまぶしの眼目はある程度残してのお茶漬けにある。この店はそれほど大きくはないが、結構繁盛していて、鰻もタレも申し分なし。もちろんお茶漬けは目茶美味で満足。
5時過ぎ作業終了。帰路は新しく出来た伊勢湾岸自動車道に乗る。途中湾岸長島PAで休憩したが、ここには足湯が設置してあった。30分くらい浸けてるといいらしいが、そんな余裕はないから、ほんのちょっとだけ足を浸けてみた。悪くない。
今夜は阪神、井川が2安打完封という久しぶりの好投で、4-0で快勝。3連敗を免れた。今シーズンの阪神のいいところはとにかく連敗が少ないことで、今日の勝利は18年ぶりの○○を確信させてくれたね(^o^)「勝って兜の緒を締めよ」だし、「油断大敵」ということも重々承知だが、これでまずまず「安心タイガーズ(^o^)」ではなかろうか。

2003/08/01(金)●大西ユカリ水上公開録音●

8時起床。
自転車で住民票の写しもらうために灘区役所へ、帰り道「職人の店」で作業ズボン特価品2本買う。
昼から大阪に出る。ヨドバシカメラでDVDレコーダー売り場を冷やかす。春待ちファミリーBANDの古いVHSの映像を保存するためには、このDVDが最適ではないかと思っていたので、価格や機能等をリサーチする事にしたのだが、一般のアナログ映像と、ハンディカムから直接録画できるタイプで、6万円前後であるようだ。問題は録画方式がメーカーによって違うことで、例のVHS-ベータのシェア争いの二の舞にならなければ良いと思う。
3時半にJR大正駅で、うさこちゃんと待ち合わせ。
あなたのお名前何て-のっ!!今日はABCラジオ毎週金曜日の深夜(正確には土曜)1時から2時まで放送されている番組「大西ユカリのニューグランドハッスル」の水上公開録音があるのだ。先月放送中で参加者募集の告知があったので即メールとファックスで申し込みしたら、うまいこと当選して招待状が送られて来たのだ。一枚で2名参加可能とのことで、ユカリちゃんフリークのうさこちゃんを誘う事にしたのだった。
「水上」というのは尻無川に浮かんだ水上レストランSUNSET2117を会場とするためらしい。開場の1時間前に到着、もちろん一番乗りだった。このあたりは初めてだがいかにもひなびた川岸下町の風情で向こう岸には銀色に輝く大阪ドームがあたりを睥睨している。
待ってる間にも、ユカリちゃんや、バンドメンバー、マー君らが行ったり来たりしてすでに気分は昂揚してくる。続々詰め掛けた当選者は、結構中高年者が多い。子供連れもかなりいて、これで盛り上がるだろうかとちょっと心配だったりしたが、これは杞憂に過ぎなかった。
はじめは屋上でやるのかと思ったが会場は2階のソファ席で、当然のごとくMorris.は一番前の真正面の席に陣取る。ステージは目の前でまさにかぶりつきだ。
今回の招待枠は30組60人とのことで、中には30枚もはがき出した人もいたらしいから、かなりの幸運だった事になる。知り合いやコネで来たらしい人にABCのスタッフも加えて約100人で満員状態。クーラーが効かないのでほとんど蒸し風呂状態の中、白地に「新世界」のロゴ入り浴衣姿のユカリちゃんとマー君が登場しただけで場内は興奮の坩堝状態になった。
前半はおおむねいつもの番組通りに進行して、後半お待ちかねのミニライブという構成。
リクエスト曲がかかってる間は、ほとんど素のおしゃべりで、Morris.にもちゃんと挨拶してくれた。途中先に回収したアンケートでMorris.の質問(心太は黒蜜派か三杯酢か?)が読み上げられ、これでMorris.は番組特製の一泊二日キーホルダーをゲットした。ええど、ええど、である。
さらにマー君のアイドルコーナーでは堀ちえみの「稲妻パラダイス」で、マー君がパーフェクト振り付けで踊り狂い、雰囲気はますます盛り上がり、待望の新世界ライブに突入。
メンバーもすべて浴衣とおそろいの甚平ステテコ姿、ゴーキャッツの二人はやはり同じ生地でつくった超ミニのワンピース姿。最初からノリノリでMorris.はほとんど、何がなんだかわからないハイテンション。今日はオリジナル中心で、恋のスマートボール、赤い夏、タイガー&ドラゴンと、とにかくユカリちゃんのパワー炸裂、新世界の演奏もますます息があってきている。もちろんユカリちゃんの歌と喋くりも完全にワンランクアップしてる。これはもう、最高!!としかいいようがない。
おしまいに例のトニー谷眼鏡かけて、ソロバン持って「あなたのお名前、何てーのっ!!」攻勢。これも真っ先にMorris.に振られ、「コオベノモリストモオシマスーーッ!!」と絶叫してしまったよ(^_^;)
さらにさらに、アンコールで、西岡恭蔵さんの名曲「プカプカ」を、ヴァースから、しっとりと演り始め、おしまいはソウルフルに歌い上げての総締め。構成的にも感動的な見事な出来映えで、言うことなしの至福の時間を満喫させてもらった。
ユカリちゃん、本当にありがとおーーーっ!!
こちらは醤油ラーメン破天龍の豚骨ラーメン会場ではMorris.結構飛んでたらしく、ライブの後、見知らぬ女性から「いったいあなたは何者なんですか?」と質問されたりもした(^_^;)
今日の録音分は来週8月8日(金)の深夜に放送されるらしい。これは必聴だね。いや、絶対タイマー録音しておかなくては。
すっかり心地良い余韻に包まれて、大正駅まで戻り、最近OPENしたばかりの久留米ラーメン「破天龍」へ。Morris.は豚骨こってりを、うさこちゃんは醤油を頼む。ここは注文前にこと細かく指示表に好みを書き込む方式で、そこまでしなくてもと思うが意気込みは認めよう。紅ショウガも着色料無し、胡麻は半擂りと、結構神経使ってるが、肝腎のラーメンは、こってりし過ぎで、まるで「天一」みたいだった。普通麺を注文すべきだったかも知れない。スープの味自体は結構いける。でも、麺はいまいちだ。去年久留米で食べた「大砲」とは比べるのは酷かも知れないがあまりに違う。うさこちゃんの醤油の方が見るからに美味しそうだった。スープだけ味見させてもらったら、これも不味くはないが、やっぱりMorris.は豚骨が○である。ここはうさこちゃんにおごってもらう。おごちそうさまm(__)m
梅田で下車してしばらくうろつく。ラジオで野球聞くも、阪神はまさかの連敗(+_+)
11時頃帰宅。明日は早出なので、日記なども後回しにして寝る。


水上公開録音会場「SUNSET2117」。船を改造したもので尻無川に浮かんでいる

会場屋上から向かい岸を見ると銀色の大阪ドームが

会場1階の客室。なかなかムードがあってよろしい。デートにもよさげぢゃ

いよいよオープニング、マー君(左)との息もぴったりあっている

ほんとうに目の前にユカリちゃんがいるというのが嬉しい

堀ちえみの「稲妻パラダイス」に合わせて振り付けで踊りまくるマー君

一同おそろいの夏向きファッション。ゴーキャッツのミニスカに注目

番組特製の「一泊二日」キーホルダー。これはおいしいプレゼントだった。

前回キャバレーナイトで大うけ。またも登場、エレキそろばん、大西ユカリ仕様

招待客は中高年が多かったが盛り上がりは抜群。すごい熱気(実際暑かった(^_^;)

片肌脱ぎで啖呵をきるユカリちゃん、Morris.は焦ってシャッターチャンス逃した

アンコールに応えて、西岡恭蔵さんの名曲「プカプカ」を熱唱。絶品でしたあm(__)m

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