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Morris.日乘2006年9月 
Morris.の日記です。読書記録、宴会散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。  
今月の標語
生・獣(なま・けもの)
Morris. personal calender

【2006年】 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
【2005年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

2006/09/30(土)●戦い済んで日が暮れて(;_;)●

昨夜は野球終ってから鉄人マーケットのウタカイに行った。ほおぼおさんが、2階のライブスペースを少しレイアウト変えて、前よりはちょっとは見やすくなってた。ちょうど風来の順番だった。デジカメで少しだけ撮影。ライブの後しばらくほおぼおさんらと話す。
今日は清水君ら6人で、灘区のタイ行き荷物と、国内配達荷物のピックアップ。荷物の整理が良くできてたので、予想外に早めに終了。倉庫に着いたのが12時半で、昼食食べて、ゴミ捨てて、することもなくなったので、土曜日だし、早く帰らせてもらうことにした。もちろん今日の阪神-中日戦(デイゲーム)をTV観戦したかったからだ。
2時半に帰ってラジオつけたら1-0で阪神が勝ってる(^o^) おお、これは行けるぞと思ったが、ぬかよろこびに過ぎなかった。5回に1-2と逆転された後、7回に四球、エラー連続で無死満塁にされ、あっさり得点重ねられ、終ってみれば1-7のボロ負け。あーあ、これでまた望みは限りなくゼロに近づいた。まあ、1ヶ月前にMorris.は「今年の阪神は終った」と書いたから、それからこの時点まで楽しませてくれた阪神にはお礼を言うべきかも知れない。
明日は日曜日だし、来週は仕事ひまになりそうなので、ちゃかちゃかと韓国旅行日記を編集して、一日でも早くアップしようと思う。でも、今日はがっくり感と、遊び疲れを癒すため、何もしたくない(^^;)


昨夜の風来

今朝の公園の雉虎猫

花と仔猫
2006/09/29(金)●ちゃーさんのテープ●

矢谷君と二人で、京都西大路七条の台湾行き荷物のピックアップ。荷物より持ち帰りゴミが多かった(^^;)正午に作業終了。その後昼食場所を探してたら、会社から現場のベランダに梱包材料が残ってるから取りに帰るようにとのこと。え? ベランダなんて一度も出てないぞ。それでもとりあえず、30分かけて取りに戻る。客はもう不在で、管理人に鍵を開けてもらい、ベランダを見たら、ほこりだらけの古いエアキャップの切れ端がほんのちょこっと置いてある。ずいぶん前に客が何か買い物してそのとき剥がしてベランダに置きっぱなしにしてたものらしい。
そのあと滋賀県堅田まで残材引取り。昼食は途中「藤」と言う店で豚骨ラーメン食べる。韓国ではもちろんラーメン食べなかったからひさしぶり。結構美味しかったのだが、つい大盛りに頼んだのが失敗。とにかく多すぎるう(>_<)
帰ったらちゃーさん(千秋光雄)から来信。チラシと、ブルーバーズ・スペシャルバンドのカセットテープが入ってた。「楽しい街」(作詞作曲千秋光雄)、「神戸へおいで」(作詞作曲)の2曲入りで、歌はもちろんちゃーさん自身。以前にも2本テープもらい、前回の光玄、治井君作品のカップリングがとても気に入ってたが、今回のバージョンはちゃーさん色の強いほんわかムードである。30年前くらいの代表曲「この町のうた」の現在バージョンといったところだろう。あいかわらずいい味を出している。B面の「神戸へおいで」の地名の連呼も神戸好きな人なら大喜びするに違いない。
例によって、春待ちのみっちゃんや、ちゃーさんの奥さん久美子さん、満腹ブラザーズのエルエール田中さん、そして光玄もハーモニカで、治井君もコーラスで参加と、顔なじみのメンバーである。Morris.より若いが、まあ同世代のちゃーさんがこんな感じで、自分のルーツの音楽を続けている姿勢は、とても嬉しいことである。
今日から今シーズン最後の中日との3連戦。前半は下柳、川上の投げあいで好ゲーム、1-0でリードしていた阪神、7回裏二死満塁で代打今岡の走者一掃二塁打で試合を決めた。うーーん、見せてくれるぞ阪神(^^;)
今夜は鉄人マーケットのウタカイがあるので、これから覗いてくるつもり。


朝鮮朝顔?

今日の神戸埠頭の夕焼け

ちゃーさんの新作テープ
2006/09/28(木)●キムパに挑戦●

5時半起床。ちょっと早起きしすぎたので、珈琲カップ持って20日ぶりに屋上に。それほど絵になる空ではなかったがとりあえず一枚撮る。後でディスプレイで見たら「それなりに」美しい(^^;)
ひさしぶりの仕事、矢谷君ら7人で六甲アイランドの中国女性宅の北京向け荷物のピックアップ。やっぱりまだ遊び疲れが残ってるようでいまいち調子が出ない。それでも仕事自体は順調に進んで、定時に帰ることができた。
自転車でマルハチまで買い物に行く。今回の韓国旅行でよく食べた屋台風のキムパ作ることにした。考えたらMorris.は海苔巻作った記憶が無い。第一巻き簾さえ持ってない。あわてて、マルハチ近くの100円ショップで巻き簾買う。日本の海苔巻と韓国のキムパとの違いは韓国海苔使うこととご飯が酢飯でないことだろう。具にナムルやキムチが入ることも多いが、Morris.が貧乏旅行のため屋台で買うキムパには具が二、三種くらいしか入ってない。今回Morris.も玉子焼、胡瓜、ポールウィンナーソーセージといういたって安っぽい作り。巻き簾の使い方が良く分からずちょっと失敗したりもしたが、ともかくもそれらしいものができた。ちょっと冷ましたごはんに、胡麻油と塩を混ぜ込むのがコツである。これはソウルの店で作るところを見たとき教えてもらった。味の方もあちらで食べたのと同じくらいチープな味で、そして、美味しかった(^^;)
阪神、広島に3連勝してこれで8連勝。明日からの中日との直接対決が楽しみになってきた。
今朝神戸埠頭の金網にいた幼虫の名前を調べたくて、ネットで検索してたら青木繁伸さんという人の「幼虫図鑑」にたどり着いた。トップに「芋虫、毛虫の類の嫌いな人はご覧にならないほうが無難かもしれません」という断り書きがある。確かに世の中には「虫が好かない人」、ぢゃなくて「虫が嫌いな人」は多い。さらに芋虫、毛虫となると、圧倒的に嫌いな人のほうが大いに違いない。Morris.は、毛虫を手のひらに載せて観察するほどではないが、見るのは好きである。それはともかくこの幼虫図鑑は素晴らしく良くできていて、Morris.は1時間くらい見てしまったよ。Morris.が今日見たのは「コスズメ」の幼虫だったようだ。
さらにこの人のページおしゃべりな部屋には、名前の判らない植物や、幼虫の画像を投稿して教えあう写真掲示板やら、植物園、プラネタリウム、水族館などの図鑑の部屋、日本全国の地図を書くソフトのページ、郵便番号を、地名、会社名などから検索するソフトなどなどいずれも面白くてためになるページ目白押しである。群馬大学の統計学の先生らしく、統計関連ソフトも充実しているようだが、こちらはMorris.には皆目分からない。青木先生の本当の専門は疫学とのこと、それで植物や幼虫にも関心が深いのかもしれないが、本当に世の中にはとんでもない人がいるものだ。このサイトのおかげで、今日も韓国旅日記作業は全く手付かずである(^^;)


ひさびさ屋上からの朝の空

神戸埠頭の怪物(ケムル?)

チープで美味しい手作りキムパ
2006/09/27(水)●遊び疲れ(^^;)●

昨日の夜のJAL便で関西空港に戻り、帰宅したら10時過ぎてた。
ともかくもデジタルカメラ画像をPCに取り込む作業。ざっと800点はある。えらく時間がかかってしまった。これをスライドショーで見る。他のことは何もできない。零時過ぎに風呂に入って寝る。
今朝は10時半起床。やっぱり疲れが取れてない。韓国旅日記は今回かなり遅れると思う。
午後、デジカメ画像をセレクトしてネットでプリント注文。JRで六甲道に出て、銀行、灘図書館回って、プリントもらいに行ったら、まだできてないいう。後30分くらいかかるというので時間つぶしもあって、すぐ前にあるびっくりドンキーという店でハンバーグ頼んだのだが、これがもう滅法不味かった。油ぎとぎとで、胸焼けがする。
7時帰宅。阪神-広島戦、そういえば、韓国では阪神のこと忘れていた(^^;) 阪神、9月はえらく好調だったらしい。中日とは3ゲーム差ということは、まだ優勝の可能性が無いわけではないということになる。今日も井川の好投と打線の援護で快勝して、これで7連勝だと。でも中日も勝ったみたいだから、差はつまらない。
島田和夫部屋スケジュールアップ。

2006/09/11(月)●行ってきま〜す(^o^)/●

7時起床。えらく涼しい。
いよいよひさしぶりの韓国行きである。海路で釜山入りというのは、2002年冬の旅で日韓共同切符で関釜フェリーで釜山入りして以来だ。釜山にはあれ以来足を運んでないから、実に四年半ぶりの釜山ということになる。
その前は88年の韓国初体験旅行で、大阪かもめ埠頭から出ていた「オリンピア88」。これは懐かしい。
もともとMorris.は船に乗るのは嫌いでないし、船酔いもしないたちだと思うから、今回も大丈夫とは思うのだが、ムックさんと一緒なので、船酔いより、酒酔いに気をつけねばなるまい(^^;)

とりあえず、そろそろ出発である。

しばらくMorris.部屋の更新はできません。m(__)m

掲示板ぐいぐい酒場には、あちらのPC房や観光公社のインターネットコーナーから書き込むことはできるかもしれないが、あまり頻繁にとはいかないだろう。
今回はノートPC持っていかないので、旅行記もいいかげんになりそうな気がする。まあ、無事に帰ってくることを祈っててください(^^;)

2006/09/10(日)●ネットでデジカメのお勉強●

7時起床。
何となく頭が重い(>_<) 昨夜はそれほど飲んだわけでもないのに、まさか風邪とかじゃないよな。明日出発と言うのに。
とりあえずモーニング珈琲飲んだらちょっとすっきりした。
昨日ぐいぐい酒場で、稲田さんに紹介してもらった「今日から始めるデジカメ撮影術」のサイトを覗く。荻窪圭という人が主催していて、現在56回目である。バックナンバー第1回目からチェックしてみたが、いや、これはもう、凡百の市販本を遥かに凌いでるね。結局Morris.はほとんど午前中かかって、56回の大部分を見てしまった(^o^) 
1回目が2004年7月のアップで、「打上げ花火と線香花火の関係」と題してデジカメによる花火の撮影の方法や注意事項が書いてある。その後の回でMorris.が特に関心を持ったものだけでも「犬と猫と目線の関係」「人と建物の関係」「料理写真とおいしさの関係」「動物園とズームとピントの関係」「虫とマクロと望遠の関係」「花とマクロとピントの関係」「ブレとボケの関係」「観光写真と楽しさの関係」「夕焼けと雲の関係」「記録と観察の関係」「宴会とデジカメの関係」などなど目白押しである。タイトルも「〇〇と△△の関係」といったスタイルで統一して洒落てるし、各回ごとに2ページから5ページにわたって、手取り足取りの親切な解説に、本人撮影のデジタル画像(素晴らしいっ!!)満載の充実ぶりだし、Morris.のような万年初心者、入門機専門家(^^;)が一番知りたい「金も手間もかけずにそこそこの画像を撮る」ためのノウハウを分かりやすく教えてくれている。文章もこなれて読みやすいし、なんといってもこれらの見本の画像を直接PC画面で見ることができる(それもかなり大きなサイズで)というのが、活字ノウハウ本では絶対に太刀打ちできない大特長である。
とりあえず、明日からの韓国旅行での撮影に、いくらかでも役に立つこと請け合いである。
料理写真などでのホワイトバランス使用と、露出補正。マクロ望遠の使い方、光量不足時のISO変更、動きのある被写体の連写、シャッター切るときは息を止める、逆光時のストロボ併用、ガラス越し撮影時の映り込み防止策、空の撮影はモードは曇天や晴天に固定するなどなど、本当に即実践できそうなノウハウてんこ盛りである。当然リンクに追加。
今朝はかなり雨が降ってたみたいだが、すぐ青空が広がり、夏みたいな天候になった。1時に部屋を出て自転車で灘図書館へ借りてた本全て返却。六甲道駅地下の本屋で、田所美恵子という人の針穴写真機によるパリの風景写真集を立ち読み。うーーん、これがまた何ともいえず素敵だった。デジカメ万能の時代だけにこの原始的画像は、インパクトがある。
2時ごろに一天俄かに暗くなり突然とんでもない豪雨になった。1時間ほどで小康状態になったので、自転車で戻ったが都賀川の水が濁流となっていた。
水道筋商店街のタナカでたこ焼き食べ、マルハチで買い物して帰宅。郵便受けに「JR灘駅舎お別れ会開催のお知らせ」のビラが入っていた(>_<) 去年、ちらっと噂を耳にしたものの、その後何もなさそうなので、そのまま存続するかと思ってたのに、ちょっとショックである。前から灘駅の建物には好感をおぼえていた。そして引越して、最寄駅となったのを喜んでいた矢先にこれだもんなあ(;_;)
お別れ会は9月24日の夕方かららしい。それまでに帰国してたら必ず行かねば。
夕方元町の阪神理容に行って散髪。韓国の床屋に行くことも考えたが、やっぱりさっぱりしてから旅立つことにしたのだった。帰ろうとしたところに、ずっと以前センターの朝鮮語講座でいっしょだった本領さんに出会う。彼女は6年前の大阪ノレチャランにも出場した因縁がある。ちょっと話でもしようと駅の珈琲ショップで20分ほど話す。珈琲は彼女におごってもらった。
島田さんからスケジュール送られてきたので、島田和夫部屋更新。ぎりぎりセーフのタイミングだった。


午後1時過ぎの都賀川

午後3時過ぎの都賀川

間もなく姿を消すJR灘駅駅舎
2006/09/09(土)●LYNX●

7時起床。
朝から、ムックさんといっしょにやる韓国歌謡の歌詞とコードの整理。結局20曲くらいに落ち着く。ムックさんにメールして今日会おうと思ったのだが、今夜は大阪で友人のライブ見に行くとのこと。
2時半くらいから王子動物園へ。年間パスで5回目だと思う。これですでに元は取ったことになる(^o^)
今日は初心に帰ってLYNX((大山猫)のデジカメ撮影に専念。って、相変わらずうろうろと歩き回るのでなかなかうまく撮れないガラス張りというのもピントが合わないので、2mくらいの固定焦点にしてシャッターを切るのだがこれも思うにまかせない。途中からペッタリ座り込んだのでここぞと撮りまくったが、これはこれで動きが無いので面白くないと、いろいろぶーたれながら、小一時間山猫と対峙していたことになる。
動物園に入る前に原田の森美術館(前の近代美術館)と市民ギャラリー(元関学のチャペル、王子図書館)を冷かす。シミンギャラリーは9月一杯で一旦閉めて、年末に神戸近代文学館に生まれ変わるらしい。Morris.はあの建物自体に魅力を感じてるのだから、入場できるのなら何になってもかまわない。
夜、ちらっとムックさん来て、ちょっと練習。今日はバイクなので酒は出さなかった(^^;) 出発は明後日に迫った。当日はJR大阪駅で待ち合わせることにしている。


動き回ってると撮りにくい

隣の檻は空っぽなのに

耳先の尖がりがポイント

でかい猫って感じか

この向きだと猛獣

このポーズはまるで猫

【恋ひ歌 宮崎龍介と柳原白蓮】 斎藤憐 ★★★ 2003年の戯曲である。発行元の而立社は彼の戯曲を多数出しているようだ。20作に近い。古代史から中世、近世、そして、近代、現代と日本史を縦断しての史劇のオンパレードという趣である。
本書は満州浪人宮崎滔天の息子と、大正天皇の従妹のY子の恋物語であるが、作者一流の仕掛けと斎藤史観(^o^)の披露があるのだが、そのあたりが、鼻につくと言えなくも無いな(^^;)
九州の炭坑成り金の妻になり、何不自由なく暮らしながら、若い壮士への恋に身をまかせるY子のことをやや突き放した視点で見ているし、宮崎滔天、龍介親子の社会運動の無力さにもかなり冷たい。
そしていちおう歌人として名をなしている白蓮の歌というのが、実にひどいのが印象的だった。

・吾は知る強き百千の恋ゆえに百千の敵は嬉しきものと
・わが命惜しまるるほどの幸いを初めて知らむ相許すとき
・シベリアの野末の果てもほとぼとし魂のゆくへなほ遥かにて
・寂しさのありのすさびに唯ひとり狂乱を舞ふ冷たき部屋に
・船行けば一筋白き道のあり 吾には続く悲しびのあと
・吾なくばわが世もあらじ人もあらじ まして身を焼く思ひもあらじ
・しずかなる大地のうちにたゞ一人 生まれしやうの寂しさに泣く
・降り積もる雪かと見れば 悲しかり行軍の子の肩に帽子に
・会ひ見てはすねてもみたく 別れては泣きて哀れみを乞はむとも思ふ
・昨日咲きし花は 受胎のいとなみに余念もなくて蝶の遊べる
・この道は魔の淵にゆく方角と 何とはなしに囁き聞こゆ
・ゆくにあらず帰るにあらず居るにあらで生けるかこの身死せるかこの身


しかしこの人の戯曲は機会があればもう少し目を通しておきたい。できれば芝居を見ることができればそれが一番いいのだろうが、今のMorris.は、映画館に足を運ぶのすら億劫になっているのでむずかしそうだ。

【韓国人の歴史観】黒田勝弘 ★★★ 99年発行の文春新書だから、ちょっと今の日韓関係の現状とはタイムラグがあるかもしれない。しかし彼は80年から84年まで共同通信の、そして89年からは産経新聞のソウル支局長を勤めている、いわば、日本の韓国ジャーナリストの先端に位置する存在で、彼の韓国への視点には教えられることが多かった。
本書は以下の10章に分かたれている。

1.従軍慰安婦問題−−日本コンプレックスの深層
2.対日「抵抗史観」の神話
3.韓国人作り−−反日教育はなぜ必要か
4.はてしなき「謝罪」要求の根拠
5.中国の影−−「日王」という呼び方
6.日帝風水謀略説−−「光復五十周年」の反日風景@
7.旧総督府解体−−「光復五十周年」の反日風景A
8.日帝の残滓−−「光復五十周年」の反日風景B
9.新たなる「日本」の影
10.「日韓問題」は存在しない


章のタイトルを見るだけで、かなり論旨が「サンケイ寄り」になってる気がする。
Morris.も実は、韓国人の、教条的な「反日」にはいささかうんざりすることもあるし、「親日派」=「絶対悪」という捉え方には、何だかなあという感慨を覚える方なのだが、本書の黒田の「開き直り」にも、やっぱり何だかなあ、と思ってしまった。
10年ないし15年前くらいから韓国に親しみを覚えた日本人たち(Morris.もその中に含まれる)の中で、少しずつ、「嫌韓」っぽい発言をする人が増えているようで、ちょっと気にかかってたのだが、黒田勝弘までがそうなのか、と、ちょっと気になるような部分が垣間見えたということだ。
もちろん、個々の記事では、それなりに教えられることも多かったし、悪い本ではないと思うんだけどね。

【万年東一】宮崎学 ★★☆ 愚連隊の神様といわれる万年を主人公にした小説とのことだが、はっきり言って小説になってないね、これは。
これがハードカバー上下2冊で計840pだぜ(>_<) 読む方の身にもなって欲しいと思った。
宮崎の「突破者」など一連のドキュメント風の作物にはかなり入れ込んでたことがあるだけに、本書のようなズタボロ作品を見ると、おいおいと言うしかないが、小説と思わなければ、あちらこちらに宮崎節が聞こえてくるわけで、とりあえず、読み通してしまったわけだ。
戦前戦中の、出征や軍部とのやりとり、戦後の警察、三国人、ヤクザとのやりとりなど、それなりに面白いエピソード満載なのだが、脈絡がまるでない。そして万年が動くと全てが彼を中心に事態が回っていく。ご都合主義といえばそれまでだが、これは限度を超えてると思う。
おしまいあたりでは、突然学生運動活動家の宮崎自身が登場して、万年に気にいられて、一緒にベトナムへ向かうという、これまた、噴飯もののフィナーレであった。宮崎には、こういった変てこな小説まがいでなく、ストレートなものを書いて欲しいものである。

【蝶】皆川博子 ★★★☆ 「オール読物」に1999年から2005年に掲載された8編の短編が収められている。それぞれに和洋の詩や句が引用されている。皆川はこういう趣向が好きらしく、以前にも童歌や俗謡を引用した短編集を出していたと思う。そしてMorris.はこのての皆川作品は、結構好きだったりする。
本書で引用されているのは、堀口大學訳、ポールフォールの「空の色さへ」、上田敏訳ハイネの「花のをとめ]、別所真紀子、上田五千石などの句、横瀬夜雨の複数の詩、伊良子清白の「初陣」、薄田泣菫の「春夜」、西條八十訳のダンセーニの「巨きな罌粟」などで、これらの選択眼の良し悪しがかなりの比重を占める。ある意味では、ずっこいやりかたであるともと思うが、引用好きなMorris.としてはあまりえらそうなこともいえない。
とりあえず、孫引きで印象に残ったものを紹介しておこう。

・冬に入る白刃のこころ抱きしまま 別所真紀子
・萬緑や死は一弾を以て足る 上田五千石
・次の世もまた次の世も黒揚羽 今井豊
・滾り立つもの皆眠らせよ春の雪 音羽和俊

……かう云つてかれは再びその古い曲を吹きはじめた。その間にも、罌粟のねむたげな葩をゆする風は「想ひ出すなよ」「想ひ出すなよ」と呟いていた。ロオド・ダンセイニ「巨きな罌粟」西條八十訳


8編の大部分は、戦時、戦後の世相の中での悲喜交々(主に悲劇だけど)を美文調で、綴っていくスタイルで、なかなか巧いのだが、どうもMorris.は彼女の作品にはのめり込めない。
気の触れた華族の姫と小間使いの情交を描いた「幻灯」の冒頭部分。

伏した眼に蟋蟀の交尾が巨大に映り、己が身はひと雫の露の心地で、息も絶えているような、いや、蟋蟀がくちなわほどにも巨大なら、わが身は雲つく大入道。なれど伏したままであれば天にはとどかず、泥の山にひとしい。泥土の塚に象嵌された己が眼球は艶の失せた紛い物の真珠、しゃぶり尽くされた魚の目玉の白い芯にも似ようが、視力は失せず、視野を一杯に蟋蟀の眼が占めて、湿りを帯びて黴の生えた古畳は、寝ころがったからだの重みをささえかね、奈落に落ち沈んでいくような。

まあ、ざっとこんな感じである。Morris.はもともと美文は嫌いではないのだが,美文なら何でも良いというわけでは、なさそうで、あっさり言えば相性の問題だろう。
この作品には薄田泣菫の詩「春夜」の一部が引用されている(おしまいに作品引用一覧があってそう書いてある)のだが、手元の改造社の詩人全集で確かめたら、明治32年発行の「暮笛集」(金尾文淵堂)のなかに「春の夜」という題名で収められていた。何で「の」の字が消えてるんだろう? 引用元は昭和3年発行の「泣菫詩抄」(岩波書店)となってるから、このときにタイトル変更されたのかもしれない。

2006/09/08(金)●そろそろ旅の準備●

7時起床。
洗濯、布団干し、朝風呂、掃除。そろそろ韓国行きの準備をしなくてはと、昼から自転車で銀行で金下ろしたり、 電子辞書の電池買ったりする。住所録の整理、名刺プリント。でも考えてみると特に準備というほどのことは必要なさそうだ。着替えなどをなるだけ効率よくバッグに詰めて、パスポートや財布などきちんとしまう場所を決めて、当日ごちゃごちゃにならないようにしておくくらいかな。
色々考えて、今回は、ノートPCは持っていかないことにした。実はチビクロは半年前くらいに突然ダウンしてしまい、矢谷君から同系統のノート(引越し現場の処分品)を譲ってもらったのだが、ほとんどメモリーがなくて、ワープロとしてなら使えるが、それだけで持って行くには、やはりお荷物になる。今回、記録はデジカメとシステム手帳のスケジュールメモだけにする。
先月は韓国語の歌謡史の本に時間取られて、読書量が激減したが、その後も、一向に読書メモがない。ちょこちょこと読んではいたのだが、何となく気ぜわしくて、読書控えとる元気がなかったのだ。韓国行く前に図書館に返却しなくてはならないので、出発までに何とかしよう。

【昭和名せりふ伝】斎藤憐 ★★★☆ 斎藤憐といえば「上海バンスキング」というイメージが強すぎて、その後の著作はかすんで見えてた嫌いがある。先般西条八十の評伝みたいなのを読んで、なかなかの書き手であると再認識したのだが、本書はタイトルがタイトルだし、いわゆる、昭和の流行ことばをネタに時代の移り変わりを面白おかしく描写したものぐらいに、思ってたのだが、いやいや、それはMorris.の大勘違いだった。骨太な警世の書といっていい。
昭和を、三幕仕立ての芝居に見立てるあたり、いかにも戯曲作者らしい。

・戦争の一幕(元年〜20年)
昭和元年 1926 何が彼女をそうさせたか(藤森成吉の戯曲のタイトル)
昭和4年 1929 山宣一人孤塁を守る(共産党只一人の代議士だった山本宣治の演説)
昭和7年 1932 話せばわかる(5・15事件で暗殺された犬養毅首相)
昭和8年 1933 サイタ サイタ サクラガ サイタ(尋常小学校国語読本巻一)
昭和11年 1936 定吉二人キリ(阿部定の血文字)
昭和12年 1937 馬鹿は死ななきゃなおらねえ(広沢虎造の「石松代参」)
昭和15年 1940 ぜいたくは敵だ(官製のスローガン)
昭和19年 1944 進め、一億火の玉だ(同上)
昭和20年 1945 堪へ難キヲ堪へ忍ひ難キヲ忍ヒ(玉音放送)

・復興の二幕(20年〜43年)
昭和21年 1946 あっそう(天皇の口癖)
昭和25年 1950 オオ・ミステイク(日大ギャング事件の主犯山崎逮捕時のせりふ)
昭和26年 1951 老兵は死なず、ただ消え去るのみ(マッカーサー退任時のせりふ)
昭和31年 1956 もはや戦後ではない(この年の経済白書)
昭和33年 1958 ご誠実、ご清潔(皇太子と美智子妃)
昭和35年 1960 声なき声(60年安保闘争)

・金権の三幕(43年〜63年)
昭和43年 1968 とめてくれるな おっかさん(東大駒場祭ポスター)
昭和47年 1972 恥ずかしながら(横井庄一語調帰還)
昭和50年 1975 やむを得ないこと(天皇が米国の原爆投下に対して)
昭和54年 1979 ジャパン・アズ・ナンバーワン(ハーバード大教授ヴォーゲルの著書タイトル)
昭和62年 1987 バブルの中の懲りない面々(バブルと安倍譲二ヒット小説タイトル)
昭和64年 1989 Xデー(天皇の死)

取上げられたせりふと内容は必ずしもシンクロしてないが、天皇、戦争に関連する項目が多いことが目立つ。しかし、それ以上に本書のメインテーマは、天皇の戦争責任論と言っても言いすぎではないくらい、そちらに力点が入っている。
多くの資料や参考書を読み込んですごく勉強しているのも大したものだが、彼自身の事件や運動への関わりの多様さと深さには驚かされてしまった。たとえば60年安保ではトロツキストと呼ばわりされながら、デモに参加しているし、ベトナム戦争の脱走兵をかくまう経験もあるし、韓国被爆者のための映画撮るために70年に朴正熙軍事政権下の韓国に出向いてる。それぞれがかなりのハードな体験である。
アングラや黒テントなどの演劇活動が政治闘争と密接に繋がってた時代があったのだということを改めて確認させられた気がする。

昭和2年から太平洋戦争のはじまる昭和16年まで『ニューヨーク・タイムズ』の特派員として東京に在住したヒュー・バイアスは、西欧の国家理念からは理解不能な日本の政治システムについてこう表現する。「政治的に日本は個人から成り立つ国家ではなく、比喩をもって表現すれば、巣箱の防衛のために集団で活動し、騒ぎ立て、戦う、ひと箱のミツバチだからだ」と。
それこそが、コミンテルンが「27年テーゼ」で理解できなかった天皇制だ。

戦前に米国では、これだけの日本理解がなされていたということだけで、戦わずして負ける気配濃厚だね。

僕は御前会議が本土決戦を諦めたいちばんの理由は、第三、第四の原爆投下の恐怖とともに、ソ連政府による仲介の夢(外務省の情報収集能力のなさと外交オンチ!)が、8月9日のソ連軍の参戦でくずれたからだと考える。
アジア各地で住民を皆殺しにし家々を焼き払った皇軍兵士と、大日本婦人会のたすきを掛けて千人針を縫った「目覚めた」女たちは玉音放送を聞いたとたん、この列島から蒸発した。

確かにあの「玉音放送」というのは、とんでもない効果を発揮したようだ。録音で聞くと、ほとんど何を言ってるのか分からないのだけど。

本能の代わりに人間が築いた文明は本能ほど十全に環境に適応することができない。動物は、本能によってこの世界とトラブルを起こさないが、人間の作る社会は不自然な法律によってがんじがらめにしなければ維持できないし、つねに不満分子、違反者、脱落者を多数抱えている。
働けなくなった老人を社会が支えなくなって無理心中が起こるのも、能力の劣った労働者をリストラするのも、人間の究極の目標を生産性だとした現代の哲学だ。

これはまあ、良く見かける論だけど、間違ってはいないと思う。

世界史のなかで、議会制民主主義を非暴力で手に入れた国民はいない。議会制民主主義はもちろん、欧米各国の民草が人権を手に入れるまでには、権力との闘いのなかでたくさんの血が流れた。日本の国民だけが、一滴の血も流さず、占領軍司令官の書いた紙切れ一枚で人権や選挙権を手に入れた人類史上に例をみない国なのだ。

作用反作用の法則と言うか、安易に得たものは、安易に失われがちである。

艦船のほとんどを失った日本軍はやむを得ず航空機と人間魚雷による特攻攻撃をくりかえした。
米軍の本土上陸をおくらせるため、沖縄へ戦艦大和を特攻をうながした天皇は『独白録』で、沖縄戦は「作戦不一致、全く馬鹿馬鹿しい戦闘であった」とのべている。

昭和22年、GHQ外交顧問シーボルトはマッカーサーに覚え書きを出している。
「天皇はアメリカが沖縄を始め、琉球の他の諸島を軍事占領し続けることを希望している。天皇の意見によるとその占領はアメリカの利益になるし、日本を守ることにもなる」「アメリカによる軍事占領は日本に主権を残存させた形で、長期の−−25年から50年ないしそれ以上の−−貸与をするという擬制の上になされるべきである。天皇によればこの占領方式は、アメリカが琉球列島に恒久的意図を持っていないことを日本国民に納得させることになるだろうし、またそれによって他の諸国、特にソヴェト・ロシアと中国が同様の権利を要求するのを差止めることになるだろう」

昭和天皇の沖縄への視線は、はっきり言って弾除けでしかなかったのね。それが敗戦後もそのまま持続してるというのは、すごいとしか言いようが無い。

地雷を1個埋めるには千円もかからないが、地雷1個の除去には10万円がっかる。全世界64カ国に1億個埋まってるという地雷を取り除くには千年、40世代が必要だという。世界60カ国で、NGOが年に10万個の地雷を掘り出しているが、自国の安全保障を叫ぶ人々が、毎年数百万個の地雷をあらたにを埋めている。

「文化大革命」の失敗やポル・ポト派の横暴と壊滅を経て、僕たちは、世界的に進む「金持はより金持に、貧乏人はより貧乏に」というグローバル化に抵抗できなくなった。
ポル・ポト派がプノンペンを制圧する4年前の1971年、ジョン・レノンは、私有財産を否定する『イマジン』を歌った。
この地上に国境のない楽園を創ろうと夢みたユートピアが、その実現の過程でことごとく地獄を作り出してしまったのが、僕たちの二十世紀だった。

松下電器貿易に在職した経験もある草野厚慶大教授は『ODA一兆二千億円のっゆくえ』で、問題点を次のようにまとめている。ODAは三つの顔をもっている。
日本のODAはあの十五年戦争の賠償からはじまった。だから、その7割が、中国、フィリピン、インドネシアといったアジアむけだ。
もう一つの顔は、外交上の手段。国後島に作られれた「ムネオ・ハウス」や発電所も、北方四島返還という外交意図が露骨だ。(効果があるかどうかは別だ)。
1961年には年間1.7億ドルだったODA予算が、バブル期になると三十八億ドルにふくれあがり、今や一兆円産業だ。
ODAは、外務、財務、経済産業、農水な各省からの出向スタッフによって運営されている。途上国の開発援助に、なぜ財務省や経済産業省が入っているのか?
北方四島のディーゼル発電施設は一見、人道支援に見える。
だが、2月27日、この工事を受注した三井物産が、自民党の政治資金団体に4年間で6千5百9十万円の献金をしていることが判明した。これを援助交際という。
ODAとは、国家賠償なのか、人道支援なのか、外交的手段なのか、日本企業の金もうけなのか、それとも自民党の政治資金のためにあるのか。

船戸与一や帚木蓬生の作品で、ODAに関する矛盾、没義道は教えてもらったが、何といっても桁が半端じゃないものね。一兆円というと、大まかに計算して、日本人一人が1万円出してることになる。

あのバブルの日々、一人一人の生活の豊かさを上げるために、大量生産大量消費から脱却する社会システムにソフト・ランディングできなかったのか。
日本人は焼け野原のなかから勤勉に働いて、莫大な富を築いた。だから、東に災害が発生すればいち早く救援輸送機を飛ばし、西に難民が出れば大型船で助けに行き、南の発展途上国に技術者を送り、北に紛争が起これば行って「つまらないからやめろ」ということだってできたはずだ。それを半世紀つづければ、自国の安全保障など心配することもないと夢想するのは餓鬼の戯言なのか。


戯言とはいえないが、日本人がそんなことができるわけもない(^^;)か。

2006/09/07(木)●夜討ち朝駆け●

今日は大阪西天満という近場の現場なのに6時集合。これは新築高層マンションの一斉入居で、引越し業者の割り当て時間が決められているため。朝の7時から廊下や壁を養生して、まずは家具から搬入。Morris.は専ら箪笥やベッドなどの開梱、組立に回るが、7時からの作業となると、昼休みまでが,長い(>_<) 現場の向かいにカレー専門店があったので、みんなは隣の食堂に行ったのだが、Morris.は今日の昼飯はここにする。カウンタだけの店で、12時前と言うのに満員状態。メニューはビーフカレー、シチューカレー、特別カレーの3種類。別にサラダもあるのだが、結構値がはるのでMorris.は、ビーフカレーだけにしておいたが、つい、大盛りを頼んでしまって、これは失敗だった。何しろ予想以上に多すぎる。そして肝腎のカレーは、不味くはないのだが……といった感じ。それなりにカレーの味は出てるし、そこそこ辛いし、でも何か物足りない。というか、大阪名物自由軒のカレーに通じる難波臭がある。きっと大阪人はこれが好きなんだろう。Morris.はこれなら千疋屋のカレーの方が倍は美味しいと思うぞ。
食後は、北浜から中之島方面をぶらつく。
午後は食器の開梱。シンガポールからの荷物だが、やたら高価そうな食器や飾り物が多い。中でもピンクと黄色の襞襞のドレスを着たダンサーの陶磁器製の人形は見事だった。
カラーボックスの棚受けのピンが不足してたので、矢谷君と買出しに出るも、梅田近辺にはホームセンターが無く、結局大正のコーナンまで行ったりして結構時間を食ってしまった。
今夜は、湊川一番星食堂で、ムックさんのバンドStarting Overのライブがあるので、直接行くつもりでいたのだが、財布が見当たらない(>_<) どうやら部屋に置いたまま出てきたらしいので、奥井さんに送ってもらい一旦帰宅。財布はあったので一安心。生憎雨が降り出したが、王子公園から新開地まで出れば濡れずに行ける。
ちょうど7時に到着。今回は3部構成で、1部と3部のStarting Overのステージの間に、客の中で歌えるものがエントリーして3曲くらいずつ演奏するという(まさに客演(^^;)という、参加型ライブだった。例の鉄人マーケットのウタカイに似ている。演歌やらフォークやらオリジナルやらまぜこぜで、それなりに楽しんでいた。
ムックさんは、1部はまだ普通だったが、その後,かなり酒のピッチが上がったようで、3部ではどんどん壊れていった(^^;) しかし、これがまた大受けで、やっぱりただものではないな(^o^)
ところで、Morris.のデジカメで演奏を撮影時に自動で開閉するレンズカバーが半分しか開かないというアクシデントが(>_<) とりあえず指で触ったら開いたのだが、今度の韓国旅行中は大丈夫なのだろうか?ちょっと心配である。それでなくても、Morris.のデジカメと韓国旅行の相性は、知ってる人は知ってる思うが、良好とはいいがたい。予備に200万画素のカメラも携行すべきだろうか? うーーん、悩むところである。
11時に店を出てちょうど午前零時に帰宅。


西天満の「ランプハウス」

いくらなんでも多すぎる(>_<)

淀屋橋

弁護士会館

陶磁器製の人形

阪急高架下

Starting Over

あぢゃぢゃ、レンズカバーが(>_<)

ベースも弾けるあきちゃん
2006/09/06(水)●切り番ぐうたら●

11時半起床(^^;) ひさしぶりの休みということで、思い切り寝坊してしまった。
Morris.部屋は深夜に切り番200000を超えたようだ。
で、今日はそのお祝いしようかと思ったのだが、結局そのままぐずぐずと部屋で飲んだくれてた。

2006/09/05(火)●東中浜あたり●

朝、民家の車庫で初見参の虎猫発見。デジカメ構えたら奥に引いたので、鞄に入れておいたダシジャコ撒き餌に使ってみたら、つられて出てきた。Morris.はこれまで猫に餌をやることはほとんどなかったのだが、例の愛想の悪い猫を何とか接写したくてちょっと前からダシジャコをZiplocのビニール袋に入れて携帯していたのだが、なかなか使う機会がなかった。いやいやこれは、なかなか効果ありそうだ(^^;)
昨日と同じ六甲アイランドの現場。昨日のメンバーに二人加えて大車輪で作業したので2時過ぎに作業終了。
昼食も昨日と同じく新生「よりあい向洋」の日替わり定食。今日は鶏の唐揚げ。やっぱりここの献立は丁寧な家庭料理というポリシーなので、一人暮らし50年(^^;)のMorris.には,実に得がたい店と言える。
今日は西根君と午後5時から大阪東成区の上海行きピックアップ現場が入ってたので、六甲アイランドからそちらに移動したのだが、かなり待ち時間があったので、トラックをコンビニに停めて、しばらく近所を散策。
緑橋商店街と看板は出てるが、すでに商店街とは言いがたいたたずまいである。活気はまるでない。まばらにある店舗もほとんどやる気無しで、爺婆の憩いの場と化している。でもMorris.はこういうところは割と好きな方だ。レトロな銭湯が2軒あった。
現場は奥さんの実家で、行政書士の事務所だった。ここの業務が終了してからの作業ということで、5時か作業と言うことになったらしい。
7時に作業終了。帰りに阪神-巨人戦を聞こうとしたら、なんとラジオが故障である(>_<)
8時に倉庫に戻り、千疋屋で夕食にしようと思ったのだが、既に営業終了だった(>_<)。 ということでスーパーマルハチ買い物して帰宅。この時間だと半額バーゲンの嵐で、松茸ご飯、生蛸刺身、lポテトサラダ3点で何と\500(^o^)
阪神は巨人に勝って今期はじめての6連勝。


今朝の虎猫。初めて見る顔だ

実はMorris.の撒き餌につられた

よりあい向洋のランチ

雨に咲く薔薇

Morris.部屋トップ壁紙のオリジン

東中浜あたりで良くあるスタイル

本町湯

名前忘れたがレトロモダンな銭湯

でかい尻尾の野良猫

松茸ごはん

生蛸刺身

ポテトサラダ、以上3点で\500(^^;)
2006/09/04(月)●新生「よりあい向洋」●

西根君ら5人で、六甲アイランド高層マンション8階のインド人のタイ向け荷物のピックアップ現場。
昼は、以前贔屓にしてた有機農業素材使用の「よりあい向陽」に久し振りに行ってみる。6月に移転のお知らせが店の前に貼ってあり、それから行かずしまいだったのだが、ほんの近くだったことを知らずにいたのだった。新しい店は、前よりちょっと小奇麗になった感じ。今日は定食でなく、夏野菜のカレーを頼む。えらく時間がかかったが、出てきたカレーは薄切りの茄子、南瓜などを綺麗に並べた、えらくヴィジュアル的に素晴らしいものだった。味の方もまずまず合格である。店の前の、有機農業作物販売店では、今は日本では珍しくなった真桑瓜を1個\150で売ってた。Morris.はこれがすごく好きなのだが、何となくショボかった。韓国ではチャムウェといって、今でも、大人気定番果物の一つである。来週当地で食べることにしよう。
現場のリビングルームにおいてあった、ガラス張りのダイニングテーブルを処分すると言うことだったので、事務所に持ち帰り、タコ部屋(現場作業のロッカー室)に設置。えらくお洒落になった。
7時からミーティングがあって、帰宅は8時過ぎ。冷蔵庫のあまりもので、キムチチゲ作る。


朝食中の雉虎

新生「よりあい向洋」

お洒落な野菜カレー

無農薬まくわうり1ケ\150

高層マンション前の昼顔

夜の摩耶埠頭風景
2006/09/03(日)●サトクダマキモドキ ヤマクダマキモドキ●

今日は日曜というのに、仕事である。近づいた韓国の旅の資金調達のためにも頑張らざるを得ないというところ(^^;)
たぶんヤマクダマキモドキ出掛けに隣のマンションの入口付近に綺麗なバッタがいた。ウマオイかなと思ったが自信がない。とりあえず、デジカメに収める。
今日の現場は高平さん、バイトの東山君と、尼崎のスイス行きと保管のピックアップ。オーナーが午後4時の新幹線で上京するという状況(^^;)だったので、とにかく荷物を部屋から出して、1時過ぎにコンビにの弁当で昼食。オーナーが2時に部屋を出て行ってから廊下で梱包して、3時半に作業終了。何かえらく疲れてしまった。
帰ってネットで、今朝のバッタの名前を調べる。昆虫エクスプローラというサイトを見たら、どうやらクダマキモドキらしい。クダマキモドキにはサトクダマキモドキ、とヤマクダマキモドキがいて、両者の見分けは前足の色で、今朝Morris.が見たのは、前足がちょっと赤紫っぽいので、「ヤマまクダマキモドキ」である可能性が高い。うーーん、やっぱりネットの普及はメチャ便利である。ちょっと前なら、図書館で調べるしかなかったと思う。
mixiのトロット掲示板で、チャンユンジョンのリメイクアルバム「チャンユンジョン2.5」が話題になっていた。彼女の新曲「コンカッチ 愛の豆莢」のチャチャチャバージョンと、韓国トロットの名曲14曲のユンジョンちゃんバージョンを収めたものとのことで、韓国のスポーツ新聞の記事にリンクしてあったが、すごくMorris.好みの曲がセレクトされてるのにびっくりした。

☆コンカッチ(愛の豆莢)/チャンユンジョン
・ソムマウルソンセンニム(離島の先生)/イミジャ
★サランバッケンナンモルラ(私は愛しか知らない)/シムスボン
・ロブレト(Love Letter)/チュヒョンミ
★ヤルミウンサラム(憎いあなた)キムジエ
★モンエ(くびき)/キムスヒ
・ノルサランヘ(あなたを愛す)/キムジョンウン
☆ナヌンウェロウム クデヌンクリウム(私は寂しいあなたは恋しい/パクヨンミ)
★ナムジャヌン ヨジャル キチャンケヘ(男は女をうるさがる)/ムンジュラン
・クナル(その日)/キムヨンスク
☆タンシニ ウォンハシンダミョン(君が望むなら)/ペイロ
☆ミョンミトアペトゥゴ(何メートル前で)/キムサンベ
・チェビチョロム(燕のように)/ユンスンヒ
★チュオゲバラドゥ(追憶のバラード)/チャンヘリ


「等15曲が収録されてる」、とのことだが、以上で14曲紹介してるんだから、どうせならあと1曲も書いておいて欲しかったな。
ともあれ、★印のついた5曲は、Morris.の十八番といえるし、☆印は歌えると思う。
記事によるとユンジョンちゃんは自宅にカラオケマシンを導入(5,000曲収録)して、これで練習しまくり、今回のアルバムの曲もほとんどは自分でセレクトしたとのこと。うーーん、どんどんユンジョンちゃん好きにならずにいられない(^o^)。
このアルバムは買うしかないね。
女子バレー、日本-ブラジル。当然の如くストレート負け。でも次のイタリアでの試合もあるみたい。

2006/09/02(土)●北野観光?●

北野の現場3日目。今日は土曜日なので、観光客がどっと繰り出すかと思ったのだが、意外と少ない。
今日も昼食は味加味。昨日浅海君がたのんだ魚フライ定食にした。白身魚のフライで、不味くはないのだが、いまいちである。隣の客が頼んでたジャコ飯+塩鯖の方がうんと美味そうだった。次回はこれを頼もう。
ところで白身魚フライの白身魚って、やっぱりメルルーサなんだろうか。名前は昔から知ってるが、どんな魚なのか知らずにいた。さっきネットで調べたら、体長1mくらいのタラの仲間で、ヨーロッパ漁場にいる8種類くらいの魚を、日本では統一してメルルーサと呼んでいるらしい。大きくて安価な魚らしい。
昼休みにまた、ふらふらと北野散策。Morris.は神戸に住んで30年になるが、いわゆる北野異人館巡りなんてやったことがない。もちろん金出して観覧しようなんて気持ちはさらさらない。特に異人館が嫌いなわけではないのだが、わざわざ見て歩く気にはならないというところだろう。Morris.には王子動物園内のハンター邸があるしね(^^;)異人館より普通の露地や、猫を探して歩いた。
帰りは浅海君に王子公園駅まで送ってもらう。駅前で面白そうな本屋「ARCAM」発見。看板は前から見てたのだが、小さな本屋なのでつい見過ごしていたのだ。これがなかなかマニアックで、ディープ&コアな店だった。本とCD半々くらいだが、何と同じ棚に新本と古本が並べて置いてある。小さな黄色いステッカー貼ってあるのが古本ということらしい。本は漫画がメインだが、このセレクションがなかなか凝っている。雑誌「夜想」が数冊並べてあり懐かしいと手に取ったらこれは売り物でなく「参考品」だったりする。できるだけ本は買わない主義のMorris.だが、ナンシー関の91年の傑作「顔面手帖」初版美本が\200だったので、挨拶を兼ねてつい買ってしまった(^^;) この店は、ネットでの売買を中心にやってるらしい。ホームページはこちら
女子バレー日本−イタリアはストレートで日本の負け、あしたのブラジル戦に勝てなければ予選落ち。けっこう厳しい、どころか、ほとんど先のない状況である。


何となくお気に入りのビル

異人館よりこんな露地が好き

米軍ハウスみたいである(^^;)

サスーン邸、だったと思う

北野の野良猫

ユニークな本屋Arcam
2006/09/01(金)●秋といえば●

今日は暦に合わせたように秋らしい日和だった。といっても朝のうちは雨交じりで、昼からはピーカンだったのだが、神戸では37日ぶりに最高気温30度以下と、真夏日ではなかったのだ。
昨日の現場の二日目。昼食は今日も味加味。Morris.はここの目玉メニューのチキンカツ定食、\950。仕事の昼飯にはちょっと高い気もするが、とりあえずボリュームが圧倒的。揚げ方が絶妙で、衣はカリカリ、鶏肉もしっかりしてメチャウマ。これに美味しいうどんもついて、もう、満腹,満足。浅海君は魚フライ定食にご飯大盛り頼んで、さらにご飯お代わりして、店のおばちゃんの目が点になってた(^^;) 
昼休みは現場の上の道を散策。神戸の今年の最初の秋景色やツクツクホウシなどをデジカメにおさめる。風が心地よい。
帰りは小川さんに水道筋商店街まで送ってもらい、マルハチで買い物して、7時帰宅。秋の味覚といえば色々あるが、安くて美味しいのは秋刀魚である。今夜は換気扇が汚れるのも厭わず、しっかり焼いて食べる。まあ、秋の味覚と言っても、Morris.の食べるのは所詮解凍ものだけどね(^^;)
今夜は岡山での女子バレーワールドなんとかやってて、日本-ドミニカ戦。女子バレーフリークだったはずなのに、このところ関心が薄れかけてたのだが、今日の試合は面白かった。見事なくらいのシーソーゲームで、最終5セットはドミニカが先にマッチポイントだったのを、日本の逆転勝ち。Morris.好みの加奈ちゃんも最終セットでいいところを見せてくれた。でも、何かMorris.はこの大会にいまいちのりきれない。


ヴォリーズ設計の花の丘

味加味の絶品チキンカツ

Korean-Chestの蝶の意匠

たぶんツクツクホウシの雌

2006年神戸秋の初日

庶民の秋の味覚といえばこれ(^^;)

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