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Morris.日乘2012年8月 


Morris.の日記です。読書控え、宴会、散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。


 

今月の標語

原発許すまじ!!

【2012年】 7月 6月  5月 4月 3月 2月 1月
【2011年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

2012/08/31(金)●今月2度めの満月●

6時起床。
今朝の血圧は178/90/71。
西根くんと堺のタイ行き荷物ピックアップ。
11時前に作業終了(^_^)
湾岸線深江まで戻り、例の「一生懸麺」であっさりラーメン。細麺でスープも美味しくて満足。
4時半倉庫出て5時帰宅。
屋上で缶ビール+ミニギター。今日の雲は変化があって面白かった。
今夜は満月で、今月は2日と31日が満月で、月に2度の満月があるという、ちょっと珍しいケースである。一回目を「ホワイトムーン」2回目を「ブルームーン」と呼んだりもするらしい。
20倍ズームで撮ってみたが、前の画像と大差ない(^_^;)
今日の歩数は2827歩。


今朝の砂場猫

「「一生懸麺」のあっさりラーメン◎

飛行機 

屋上夕方南東の空 

同じく北西の空 

今月2度めの満月 

2012/08/30(木)●休園日(>_<)●

7時起床。
今朝の血圧は171/90/71。
午前中は曇天だったが昼前から晴れてきたので、JRで鷹取まで出て、須磨図書館にに寄ってから、須磨離宮公園に向かう。夏の終りの離宮公園を楽しもうと思ったのだが、なんと休園日だった(^_^;) 木曜日休みというのはちょっとフェイントだと思う。しかたなく須磨海浜公園回りで新長田まで歩く。
途中海運町の「海運双子池跡公園」で、ミニギターレッスン。小さな公園だが、神戸地震後最初にできた公園らしい。
長田ではついつい鉄人の撮影。
6時半帰宅。女子サッカー日本-韓国戦を見る。20歳以下の大会で、それほど興味は無いのだが、日韓戦となるとついつい見てしまう。結果は3-1で日本の快勝。
今日の歩数は13129歩。


JR鷹取駅 

在りし日のJR鷹取工場写真 

Good Design賞(^_^;) 

モダン仏塔 

東南アジア風? 

離宮公園は木曜定休(>_<) 

松風村雨堂 

ラテン・ロックギターデュオ

但馬牛の像 

若宮小学校 

シャム猫? 

海運双子池跡公園

長田の鉄人

同じく

JR灘駅の夕空 
2012/08/29(水)●都賀川河畔で●

8時半起床。
今朝の血圧は172/82/89。
朝からどんよりと曇っている。
「ドリーム・ハイ」10話、11話見る。突然名古屋に修学旅行に行って、日本の若者と意気投合して一緒に踊ったり、作曲授業で、すぐに作曲できたり、よくわからない展開である。
JRで六甲道に出て、区役所、銀行、灘図書館回り、帰りは歩く。
途中都賀川の川辺でミニギターレッスン(^_^;) 雨が降り出すまでやるつもりだったが、降りそうで降らない(^_^;) 6時過ぎに切り上げて、マルハチで買い物して7時帰宅。
今日の歩数は8733歩。

【バイバイ・フォギーデイ】熊谷達也 ★★★ 函館の高校生女子生徒会長の岬と、幼馴染でパンクバンドのギタリスト亮輔のカップルを中心に、文化祭を盛り上げるという、青春小説仕立てだが、憲法九条改正是か非かを問う国民選挙を絡めた啓蒙的色合いの濃い作品である。
熊谷は「ウエンカムイの爪」などの自然冒険小説で注目していたが、徐々に芸域を広げ、時代物や青春物や音楽物などの作品を出している。Morris.はどちらかというと初期の作品に愛着深いが、本作はそれなりに面白かった。
函館という街への思い入れも深いものがあるようで、ヒロインの口を借りて、市勢問題を解説したりもしている。

江戸末期、函館港の開港とともに、函館山山麓を中心に、いまでいう西部地区から発展が始まったはっ戸建は、東側へくびれた形をしている砂嘴の方へ、さらにその先へと、街がどんどん広がっていった。事実、函館駅のあるあたりが、最も砂嘴が狭まっている場所なのだが、ここに鉄道が通ると、港が近いこともあって、函館駅周辺は海運と陸運の拠点として本格的に栄えていくことになった。
そこまではよいのだが、そのうち人口が増えだして、街そのものが手狭になってきた。と思ったら、うまい具合に、街の外には渡島半島へと続く原野が広がっているではないですか。しかも、駒ケ岳が隣にそびえる大沼の手前くらいまでは、ほぼ平坦なん大地が扇状に広がっている。ようするに身会の土地が山のようにあり、いくらでも町を広げていくことが可能だった。
加えて函館市民の潜在意識には、海面すれすれの砂嘴はそのうち海に沈むかもしれない、という不安があるように思う。
その結果どうなったかというと、特に戦後の核家族化が進んでくると、安い土地を求めて、新たな住宅地がどんどん内陸側に増殖し始めた。当然ながらそれを追うようにして、人が集まる場所も移動していくことになる。
実際、いまの函館で最も賑わっている繁華街は、函館駅しゅうへんではなく五稜郭界隈だ。いや、最近では、事実上最も人があつまるようになっているのは、その向こうにある産業道路沿いだ。新興住宅地が近いこともあって、大きな駐車場を持つスーパーマーケットや家電量販店、ホームセンターなどの大型店が、これでもか、というくらいたくさん並んでいる。


肝腎の憲法改正の国民選挙(これはフィクションだが)の内容も、実際に論議されている改正案を流用してるようだ。現行条文と改正案を引用しておく。

(現行条文)
第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際いフンスを解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

(改正案)
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際いフンスを解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 我が国の平和と独立を守り、国民の安全を目的とした、自衛のための組織として、自衛軍を保持する。
3 前項の自衛軍の最高の指揮監督権は、内閣総理大臣に属する。
4 自衛軍は、第二項の任務を遂行するための活動のほか、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に強調して行われる活動に参加することができる。
5 日本国民は、第二項の自衛軍に参加を強要されない。


最初は改正やむを得ずと考えていた主人公たちは、改正案の第四項への疑問からいろいろ考えを深め、そもそも九条本文のみをのこして、第二項を削除するという、もう一つの改正案にたどり着く。
そこにいたるまでの紆余曲折、インターネット書き込みでのバトル、亮太の父(海上保安庁)の船が某国の魚雷で撃沈される事件などが絡みあうのだが、やや強引に作り上げた感じもする。
ちなみにタイトルは、亮輔作詞作曲のバンドの曲名で、憲法九条の解釈が霧や靄がかかったみたいな感じだったものを国民選挙で視界良好にするというものらしい。歌詞も掲載されてたが、これは引用を控えておく(^_^;)

2012/08/28(火)●白黒正方形まぬう●

9時半起床。
今朝の血圧は177/92/69。
農閑期初日ということで思い切り朝寝してしまったようだ。
遅めの朝の3点セット。
遅まきながら、HPミニノートにFFFTPインストールして、Morris.部屋をイダウンロードして思った。何と3万ファイル近くある(@_@) で、途中までは順調にダウンロードできてたが、途中で止まってしまった(>_<) 時間的にもかなりかかるようだし、ここは外付けHDDか、USBメモリからコピーするべきなのだろう。一旦中止である。
午後は王子動物園へ。今日はまぬうを白黒で撮ることにした。ついでに真四角フレームというのを試してみる。新デジカメには左右アスペスト比が1:1つまり正方形構図というのがある。要するに左右の一部をカットしての撮影だから、これまでの撮影でも真四角にトリミングすれば同じようなものだが、基本的にトリミングはしないMorris.なので、たまにはこれで遊んでみようと思ったのだった。
今日のまぬうは雌が表に出ていた。夕陽が差し込んでなかなか思うように撮れない。それでも何枚かは20倍ズームのおかげで良いクローズアップが撮れた。ような気がする。
その後屋上庭園のベンチでミニギターレッスン。気がついたら5時だった(^_^;)
夜のテレビで、海軍特攻隊の遺書千通が、戦後遺族宅から回収されて、海上自衛隊倉庫に死蔵されていたというドキュメントやっってた。ちょっとショッキングなテーマで、ついついしっかり見てしまった。海軍の特攻といえば例の「回天」だろう。先日徳山下松港で、原寸大の複製を見てから、何となく心から離れないイメージになっている。特攻といえば「神風」で戦闘機のイメージが強いが、あの戦艦大和の最期も、特攻だったことはいうまでもないだろう。まあ、これは奥泉光の「神器」読んでから少し考えが変わったけどね。
今日の歩数は2936歩。


3万ファイル(@_@) 

午前中の屋上の空

鳥のような雲 
 

今日のまぬう(雌)その1 

その2 

その3 

その4 

その5 

裏の檻のまぬう(雄) 

裏銀蜆(雌) 

ハンター亭 

好きな教会 

【フクシマ元年】豊田直巳 ★★★★ 震災の翌日車で福島に車で取材に向かい、その後も取材を重ねたフォトジャーナリストの、震災一年後の報告書である。
冒頭16Pのカラー写真があり、あとは本文と、モノクロ写真で構成されている。
震災直後の情報混乱と苛立ち、政府と東電の隠蔽合戦、取材、撮影への後ろめたさ、それでも取材することでしか自分の役割を果たせないとの自覚。個々の被害者との接触を通じて浮かび上がるさまざまな問題。抑制されながらも端々に滲みだす怒りと後悔。真摯で誠実なジャーナリストの姿勢が読者にも伝わってくる一冊である。
写真も文章以上に著者の気持ちを伝えてくれる。

私たちは、「唯一の被爆国」と自ら喧伝し続けた日本政府の下に生きてきた。「ヒロシマ、ナガサキ」を知らない日本人はほとんどいないはずだ。「放射能」という言葉も、日本人の誰もが知っている言葉かもしれない。しかし、その知識は何によってもたらされたのか、問うたことのある日本人は少なかったにちがいない。「放射能は危ないもの」と言いつつ、それは、「でも、原子力発電は安全」という神話と一体だったのではないか。それは、マスメディアを通して刷り込まれてきたことではなかったか。

そのときに必要だったのは「支援体制」ではなく、なによりも避難だったのだ。しかし政府はそれを隠した。その最たるもののひとつがSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)事件だろう。そのときは私もまた、福島の人々と同じように、闇の向こうで行われていた情報の隠蔽を知らなかった。そして、後になって放射能汚染予想の地図が公表されたときには、しなくてもすむはずの大量の被曝をさせられた人々を私は取材することになる。五月になって、情報隠しは「市民に不安を与え、パニックが起きるのを恐れたため」(細野豪志首相補佐官=当時)と加害の当事者となった政府によって「正当化」された。

「がんばろう福島っていう言葉が一番嫌い。これ以上、もっと頑張らなくっちゃいけないの? 私たち」。別れ際に三歳の娘を背負った芳賀幸子さんが、思い出したように語った言葉だ。

東日本大震災、そして原発震災から一年になる今、振り返って思う。私たちは、自分たちが暮らす日本に対してこれほど懐疑的な眼差しを向けたことはなかったのではないか。東京電力や政府発表に対してはもとより、マスメディアが流布する言説やインターネットの情報に対しても、私たちは批判的に接するようになった。さらにそれらに批判的な眼差しを向ける自分自身に対してすらも疑い深くなっているのではないか。
「私たちは何を信じたらいのですか」と、取材の現場で、講演で訪れた会場で、何十回となく質問された。原発震災という未曽有の苦しみと、放射能という巨大な負の遺産を背負って生きていかなかければならない私たちは、苦難のなかで身につけさせられた疑り深さを、光明へのせめてものてがかりにするしかあるまい。
ヒロシマ、ナガサキからチェルノブイリへ、そしてイラク戦争へと過ちを繰り返し続けた私たちの過去は、「安全神話」信仰の歴史と重なる。だからこそ現在進行形で続くフクシマの経験から、もう二度と「安全神話]信仰は許されないことを私たちは学ぶべきだろう。それでなければ海岸線に放置された行方不明者という名の死者、子供たちという総称で呼ばれるヒバクシャに申し訳が立たないと私は思っている。そして今後も私は、より疑り深くなった私を抱えながらフクシマに向き合っていくしかない。


これらの言葉に、いろいろ付け加える必要は無さそうだし、その資格もない。
こういった本を読むことが、何もしない(できない)自分への免罪符になるなどとゆめにも思わないが、教えられることは多い。無知は罪なのだから、まずは、知ることから始めるしかあるまい。

2012/08/27(月)●明日から農閑期?●

6ji起床。
今朝の血圧は188/97/74。
矢谷、溝渕くんと先週行った垂水区現場の保管荷物ピックアップ。この前かなり海外便取った後なのに、今日もまた足の踏み場もない状態(>_<)
午前中はほとんどドアの前の廊下で梱包作業。
昼はコンビニ弁当(>_<)
5時半倉庫出て、マルハチで買い物して6時過ぎ帰宅。
明日から仕事の予定全く入っていない(^_^;) いよいよ農閑期の始まりだろうか?
今日の歩数は2532歩。


西灘の三毛トラ 

箱入り三毛

同じく 
2012/08/26(日)●宝塚すみれが丘あたり●

6時起床。
今朝の血圧は178/92/68。
王子公園から阪急宝塚へ。そしてバスですみれが丘の現場へ。今日は奥井さんとドイツからの引越し荷物配達現場。
小高い丘というより、ほとんど山の上の高層住宅の14階だから見晴らしの良いこと。大阪湾と大阪平野が一望できる。
Morris.は家具の開梱中心。ベッドのネジが実に締めにくい仕様で手こずったが、何とか完成。
4時過ぎに宝塚駅前で開放してもらい、ちょこっとだけ宝塚川付近を散策。
メール便で、新デジカメ用の充電池が届いていた。Canon battery pack NB-6Lでメーカー価格は4500円くらいもするが、ネットで一番安いのを探したら2500円だったのでこれを注文したのだった。今度のデジカメの弱点はこのバッテリーで、これまでの機種はすべて単三電池使用だったので、エネループを使いまわしていた。たいてい本体装着+2セット携行してた。これならかなり撮りまくっても大丈夫だし、万一それでも電池切れたら、市販の電池買えば撮影できる。
新デジカメの場合、マニュアルによると、フル充電で約230枚撮影可能と書いてある。しかしMorris.はシャッター押すまで結構ディスプレイ付けたままでいる時間が長いので、実際に撮れる枚数はその半分くらいだと思う。充電池は徐々に劣化するということもある。Morris.の性格として電池の残量気にしながらの撮影というのはできない(^_^;)ので、予備のバッテリーは必須だったのだ。これで動画を撮るということになると別問題だが、まあ、Morris.はめったに動画は撮らないから当座はこれで大丈夫だろう。韓国に行くときも、2つあれば何とかなる。充電機携行して食堂などで充電という手もあるしね。それより、本体がいつまで持つかの方が心配である(^_^;)
今日の歩数は4720歩。


阪急宝塚駅ホーム

すみれが丘には百合が多かった 

現場ベランダからの眺望 

甲山 

空も広い 

宝塚川
2012/08/25(土)●魚眼レンズと新々百人一首●

7時起床。
今朝の血圧は171/88/74。
ピーター・バラカン番組久しぶりにベッドで聴く。新譜特集だったが、Ruthie Fosterという女性歌手が良かった。
朝の3点セット。
Morris.のデジカメ小道具の一つである魚眼レンズ、前機に合わせて黒いゴム板を丸めてたのだが、新デジカメだとがばがばである。一度剥がして、やり直す。ついでにレンズも外して中の掃除。埃と汚れは除去できてもレンズの小さな擦り傷はどうしようもうない(>_<)もう一つビデオ用の魚眼あるので、あれをデジカメ用に改造しようかとも思う。ただあちらは、レンズ径がやたら大きいので携行に問題ありそうだ。
午後自転車で大安亭市場に買い物に行く途中、春日野道の勉強堂に丸谷才一の「新々百人一首」が千円で出てたので思わず買ってしまった。1999年発行で、Morris.は2000年に読んだのだが、その後も図書館でちょこちょこ立ち読みしてた。極力本はかわないことにしてるし、ハードカバー670Pの厚手の本だが、いたしかたない。山田風太郎の「人間臨終図巻、白川静の「字統」、松岡正剛の「情報の歴史」などとともに、枕頭の書として慈しみたい。
今日の歩数は3412歩。


魚眼テスト 

同じく 

同じく 

【京都洋館ウォッチング】井上章一 ★★★☆ 新潮社「とんぼの本」シリーズの一冊である、ということだけで、おおまかなところは分かるだろう。お手軽なヴィジュアルガイドである。
著者のテイストを全面に出して、いくらかひねった解説もあるが、おおむね京都の主だった洋風
建築を網羅してあるので、Morris.には有用だった。
同志社、京都大学、龍谷大学の建物はじっくり見たくなったし、旧二条駅舎を移築した梅小路蒸気機関車館には、ぜひ足を運びたい。
三条通りの郵便局、旧日銀などのレトロ大型ビル群の東にある1928ビルのことが印象的だった。

三条通には、界隈景観整備地区にくみこまれた一画がある。戦前期のレトロな洋館をたもってきた地区が、それにあたる。三乗御幸町の1928ビルも、その東端あたりにたっている。
もともとは、大阪毎日新聞社京都市局のビルとして、たてられた。武田五一の設計で、1928年にできている。これをとりこわす話がでた時に、現代建築家若林広幸が買いとりをもうしでた。今は若林がオーナーになった複合施設として、この建築は生きのこっている。
ビルの再利用にあたり、若林はそのあちこちに修繕の手をほどこした。外壁もぬりなおしている。それをとがめるむきが、建築界の一部になくはない。武田先生の作品を、若林はないがしろにした。そんな声が、とりわけ武田を師と仰ぐ京大関係者から、ひびいてくる。
しかし、教大もその同窓会も、この武田作品を買いとることはできなかったのだ。レトロ建築の保存をもとめる建築学会も、彼らの要望をみのらせることは、あまりない。たいてい、腰巻保存やフンドシ保存におわっている。そのことを思うと、京大の関係者でもない若林の努力は、とうとばれるべきだろう。


「腰巻保存やフンドシ保存」(^_^;)とは言い得て妙だね。でもそれでも完全に無くしてしまうよりはマシだと思う。

【京都|大阪|神戸 [名建築]ガイドマップ】円満寺洋介 ★★★★ 先の「京都洋館ウォッチング」とほぼ同時期2011年秋)の発行である。
こちらは、三都の名建築を50のルート別に紹介。実践的なガイドブックである。
詳細なルートマップとほとんどカタログ風に並べられた小さな写真とキャプションくらいの解説で、ほぼ600近い建築物が紹介されている。
Morris.が見たり知ってたりするものは、神戸で80%、大阪で60%、京都で40%くらいだった。
先日甲子園球場の帰り、今津小学校の六角堂見物したり、昨日大倉山で伊藤博文銅像台座など見たのも、本書にインスパイアされたのだ。
筆者はビルの補修などをやってるそうで、それに関連した意見も見られるが、例の神戸裁判所の変てこりんな保存?に関して以下のように書いてあった。

いつ見てもなんともいえない気持ちになる。なぜこうなってしまったのか。屋根がなくなってバランスが失われているとわたしは思う。かわいそうだと思わなかったのだろうか。

やっぱりMorris.だけでは無かったんだね(^_^;)。
それにしても、この50コースはよくできている。これさえあれば、効率良く、見落としもなく、三都の主だった建築を見物することができる。買ってもいいかと思ってしまった。
ただコースに外れた建物たちは除外されているわけで、身近なところでは御影公会堂や甲南漬の建物などは載ってない。しかし趣味の建物巡りは、偶然の出会いというのが、大きな楽しみでもあるし、スタンプラリーみたいなことにはしたくないな(^_^;)

2012/08/24(金)●デイゴの樹の下で●

7時起床。
今朝の血圧は165/87/64。
朝の2点セット(掃除はパス)。
午前中は過去のデジカメ画像の整理、というか、外付けHDDにコピー作業。のはずだったのだが、これがどうも思うように進まない(>_<)
Morris.はデジカメといえばCanonのPowerShotシリーズばかり使い続けてるわけだが、最初のデジカメはCASIOのQV100だった。一般デジカメの嚆矢で、他に選択肢が無かったのだが、30万画素(^_^;)、内蔵メモリのみ、電池消費量莫大、望遠無し、とスペック上の貧弱さはパイオニア商品として、目をつぶるとして、記録ファイルがJPGでなく、camというCASIO独自の形式で、これをそのまま保存しても専用ソフトなしでは見ることができない。基本的にはJPGタイプらしく、専用ソフトでJPG変換可能なのだが、使い勝手が悪くてこれをいちいちやるのは大変である。もちろん、今は手持ちのソフトで一括変換可能だが、それにも限度がある。画像サイズが小さい(現行機の何十分の一サイズ)から、一切合切コピーしても構わないのだが、画質からすると、ほとんどゴミである。でも当時の記録としては貴重な画像も混じっているわけで、本当はきちんと取捨選択したいところでもある。そんなこんなで50枚ほどあるCDROMのうち、最初の5枚くらいで行き詰ってしまった。根本的に考え直す必要がありそうだ。
午後、JRで神戸に出て中央図書館に向かう。湊川神社横の神戸裁判所はレンガ造りの見事な建築だったのが、20年ほど前に外観を残しての改修工事が施されたのだが、これが旧建物の上部をすっかり切り取って、そこにガラス張り直方体のビルをかぶせるという噴飯物としか言いようのないやり方で、見るたびに情けない気分になる。
それに比べれば、大倉山中央図書館は神戸地震で半壊した旧館と新館をうまく融合させて、なかなかの力作である。
4時過ぎに図書館裏の大倉山公園回り、伊藤博文銅像台座を、じっくり観察するためである。
ほとんど一戸建て住宅くらいはある大きな石の台座は1911年(明治44)武田五一設計になるものらしい。肝腎の銅像の方は太平洋戦争中の1942年(昭和17)に金属供出されてそのままになっている。
伊藤博文は初代兵庫県知事ということで神戸との縁があり、大倉山に別荘を持っていた大倉財閥創始者大倉喜八郎と親交があった。
最初の伊藤銅像は1904年(明治37)に湊川神社本殿本殿横に立てられたが、その翌年日露戦争講和条約の内容に激昂した群衆によって引き倒されてしまったらしい。
その後1909年(明治42)伊藤がハルピン駅で暗殺された後、大倉がこの地に台座を造り、銅像も再建して、この地を「大倉山公園」として市民に開放する条件で神戸市に寄付したとのこと。
銅像の画像をネットで探したが、あまり鮮明なものは見当たらなかった。絵葉書や観光案内所載の写真で見る限りでは、台座に比して銅像自体はそれほど巨大なものではなかったようだ。何故こんな大きな台座を作ったかというと、神戸港を航行する船から見えるようにとの配慮だったのではなかろうか。
その後、公園の片隅のデイゴの樹の下でミニギターレッスン。今日は何故か「トクトヌンウリタン」「ホルロアリラン」をきっちりさらう。どちらも「独島/竹島」の歌である(^_^;) 李明博の突然訪問以来、日韓でのやりとりが白熱化していく一方のようだ。平和裡に早期解決を望みたいが、領土問題での平和的解決というのは、不可能に近いだろう。
帰り道宇治川商店街の「小富士食堂」で夕食。この店はMorris.が神戸に来た当座(30年以上前)割と近くに住んでたこともあって、毎週くらい通ってた店である。大盛りメシが看板で、当時中年夫婦でやっていたが、今はその息子、娘が継いでいるようだ。ご飯小盛りでもゆうに1合半くらいはある(@_@) たいていの客は「小の小」を頼んでたのを忘れていた。
8時前帰宅。
今日の歩数は9114歩。


神戸裁判所のこの「接木細工」は有罪
 

大倉山中央図書館 

同じく 

OKURAYAMA PARKの文字飾り 

一軒家くらいある巨大な台座
 

伊藤博文銅像が載ってた
 

今日のレッスン場 

ひさびさこふじ食堂

これでご飯小盛り(^_^;) 

2012/08/23(木)●甲子園の夏●

7時起床。
今朝の血圧は177/98/66。
朝の3点セット。
ふと思いついて、甲子園球場に出かけることにする。
今日決大阪桐蔭v.s.青森光星の勝戦で、これは春の選抜と同じカードである。10時半試合開始なので1時間前に球場到着。無料の外野席はすでに8割くらい埋まっていたが、レフト側通路沿いの席を確保。ここは前の席とと段差があり、手すりにもたれることもできてなかなか良い位置取りだった。良く晴れていたが、綿雲もあって、灼熱の太陽の直射+時々の日陰で、ある意味一番良かった。
Morris.は特に高校野球ファンでもないし、今日の両チームのどちらに肩入れするわけでもない。単なる野次馬である(^_^;)
まあ三塁側が青森だったし、青森県の初優勝を期待して光星を応援したのだが、結果は桐蔭藤波投手の好投(2安打無失点)、4回白水のホームランで先制、5回に2点追加して、そのまま完封で春夏連続優勝ということになった。たしかに藤波の好投が光ったが、光星側応援の立場からいうと(^_^;)5回のエラー絡みの失点がなければ、もっと白熱した試合になっただろう。それはともかく、甲子園の優勝戦というのは初めて生で見ることになったわけで、これはこれで良いものだった(^_^;)。表彰式までしっかり見てしまったから、待ち時間も入れて、4時間近くいたことになる。
新デジカメ20倍望遠は、こういうところでは相当の威力を発揮してくれた。これに邪道ではあるが2倍のデジタルズーム使うと40倍相当で撮影可能で、外野中段から、打席に立つバッターの顔がはっきり弁別できるくらいに撮影できる。取材に飛んでるヘリコプタやセスナ機のマークもはっきりわかる。これも手ぶれ補正がかなり強力なためだろう。結構なおもちゃであるな(^_^)
2時前に球場を出て歩いて西宮方面へ。
酒蔵通り沿いにある今津小学校の六角堂を見物。1882年(明治15)という関西の初等教育施設としては異例の古い建物である。小学校の敷地内にあるので、事務所に声をかけたら、快く観覧許してくれた。夏休みで子供らは登校していなかったからだろう。現在の小学校の建物自体も見所があった。
そのまま用海町方面に足を伸ばして、石切交叉点のの旧多聞ビルを見学。1928年((昭和3)多聞酒造の八馬家が創業した八馬汽船の本社ビルだったらしい。典型的な新古典主義スタイルで、六甲山ホテルや宝塚ホテルの設計者古塚正治の作らしい。43号線阪神の出口近くなので、トラックで通り過ぎるたびに気になってたのだ。割とこじんまりした建物だが、造りはしっかりしてて保存状態も良さそうだ。一度中に入ってインテリアを見たいものである。
そのまま阪神西宮駅から三宮にでて、三宮図書館に貸し出し延滞になってた本を返却し、7時前帰宅。
「ドリームハイ」7話で、ちょっとMorris.が気になってた「オットニエクム 誰かの夢」をアイユウらが歌うシーンがあってちょっとびっくり。
今日の歩数は12990歩。


ひさびさ甲子園球場 

出場校校旗 

甲子園マンホール蓋 

ほぼ満席

プレイボール

整然とした桐蔭応援団 

取材のヘリコプタ

ゲームセット 

取材のセスナ 

今津小学校 

事務所に声をかけて 

沈黙の鐘(古い商船の備品) 

なかなかモダンレトロ 

古い写真 

現在の六角堂 

入り口 

旧多聞ビル 

細部まで念が入ってる 

端正 

コリント式円柱

この階段は後で付けたのだろう 

2012/08/21(火)●芦屋あたり●

7時起床。
今朝の血圧は184/97/70。
朝、倉庫前に黒と雉の野良猫がいた。前からちょくちょく見かけてはいたし、撮影しようとしてたが、今日は割ときちんと撮れた(^_^)
矢谷くんら5人で、芦屋のインドネシア人宅の帰国荷物ピックアップ現場。今日も台所割れ物梱包。
昼はコンビニ弁当(>_<)4時半まで作業して、摩耶の別倉庫で荷降ろし。
6時過ぎ帰宅。
急いでシャワー浴びて、屋上で軽くミニギター+缶ビール。
ぐいぐい酒場にNOAHさんから「孫の手」ならぬ「窓の手」というフリーソフトの紹介があっった。スタートアップメニューに表示されないソフト自動実行を停止させるものらしい。早速インストールしてみた。左右の窓に該当ソフトを移動するだけで、自動実行のonとoffを切り替える事ができるらしい。ちびくろ2号の場合30近いソフトが自動実行されているようだ。名前だけではどんなソフトなのか見当付きかねるものも多かったが、無難そうなものを10点ほどoffモードにして再起動したら、PF使用量は起動時点で600MBくらいまで下がった。望ましい数値がどのくらいなのかはっきりしないが、先日の1.5GBに比べるとかなりの快適モードだと、思う。
このソフトには他に色々機能満載らしいが、Morris.には「猫に小判、亀に孫の手」(^_^;)のようである。
でも、NOAHさん、ありがとうございますm(__)m
明日からまた4日ほど休みになりそう(^_^)
今日の歩数は1271歩。


倉庫前走って逃げる黒猫

でも何とか撮影成功

こちらは雉子猫 

【シューマンの指】奥泉光 ★★★☆☆ 久しぶりの奥泉の新作、といっても2010年7月の発行だからすでに2年前の作品である。なかなか図書館では見当たらなかったのだ。予約が多く入ってたのだろう。そのくらいに彼の作品が人気を博しているというのは、ちょっと意外でもあり嬉しくもある。
タイトルからしてシューマンの音楽が大きな意味を持ってることは予想されたが、読後のMorris.の感想は、奥泉のシューマン讃歌だった(^_^;)
ストーリーは、過去の殺人事件と、指を無くしたピアニストの30年後の復活とそれに関わる語り手(手記として)と事件の真相を明らかにするというもので、それなりに凝った造りではあったのだが、推理小説としては二流ではないかと思ってしまった。
しかし本書の腰帯の惹句にはいささか鼻白むものがあった(>_<)

シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい。

これはまあよしとするとして、

ラスト20ページに待ち受ける、未体験の衝撃と恍惚--。

おいおい、これは反則じゃないのかい? こんなこと先に提示されたら、読者はずっと、そこに何があるのかを気にしながら読まざるを得なくなるではなかろうか? しかもその結果ががいささかの拍子抜け、と来た日には(@_@)
Morris.はこの作品を小説としてより、シューマン論(讃)、クラシック音楽論として読んだ。
たとえば次のような一節。

音楽は、とりわけ西洋のいわゆる古典音楽は、一つの建築物であり、それ自身小宇宙をなすものであるけれど、不可逆性を有するところに建物との違いがある。音楽は全体を一遍に受け取ることはできず、時間の中で順番に聴かれるしかない。物語もきっと同じだろう。順々に、根気よく語っていかねばならないのだろう。

時間芸術としての音楽、しかし一度覚えられた音楽は自由に思い出され全体としても理解、鑑賞することも可能だろう。
そして奥泉のクラシック音楽の造詣の深さはそこかしこに披露されている。たとえば、シューマンに代表されるロマン派音楽についてはこんな感じ。

ロマン派音楽の特徴の一つはその物語性にある。これはオペラに機嫌を持つので、その意味では、バロックこそが最も物語的だといいうるし、古典派にも当然ながら物語性は色濃く刻印されている。だが、ロマン派以前の音楽が、どこかで神話の輝きを帯びた叙事詩的な性格を備えていたのに対して、ロマン派は、近代文学と同様、個人の感情や内面の葛藤を物語の軸に据えるところに特色がある。だからこそロマン派音楽は、演奏者や聴き手の「感情移入」を容易に許す。物語が感情を揺さぶり、心から溢れ出す感情が物語を産み出す--。その果てしのない循環の中で人は音楽と戯れる。

主人公のピアニストの口を借りての、奥泉自身の音楽宇宙観の吐露。

「シューマンがピアノを弾く--シューマンは即興演奏が好きだったみたいだけれど--そのとき、シューマンは実際に出ている音、つまりピアノから出ている音だけじゃなくて、もっとたくさんの音を聴いている、というか演奏している。極端にいうと、宇宙全体の音を聴いて、それを演奏している、そういう意味でいうと、ピアノから出る音は大したものじゃない。だからシューマンは指が駄目になったとき、そんなに悲しまなかった。だって、ピアノを弾く弾かないに関係なく、音楽はそこにあるんだからね」

そして、シューマンの個々の作品への実況中継的で文学的な詳解部分は本書の眼目で、これも数カ所で長文にわたって開陳されてる。Morris.なんかこれを読むだけで、ついその曲を聴いてるような気にさせられたし、本物を聴いてみたくもなった。
ここでは「《幻想曲ハ長調》Op.17° 第二楽章」のほんの一部を型見本として引くにとどめる。

大きくて厚い響き、もうこれが限界だろうと思えるほどの厚味と幅のある響きの塊。その先にはしかし、さらに大きな響きの岩塊が待ち受けていて、空間を圧倒して埋め尽くすのだ。
完璧な技術といえば、どうしても即物的で冷淡な演奏を想ってしまう。だが、いま聴こえてくる音楽に、人間的--の言葉はふさわしいとは思えないけれど、健康的な人の体温が、明朗でまろやかな知性の暖かみが溢れていることに、私は感情を揺さぶられた。知らず涙が出た。
的確に描出される音の輪郭と、目眩のするほどの多様な色彩感とスリリングなリズムの交代、そうして、それら全部を緊密な構図のなかに収める意志力と集中力。憧憬、夢想、悲嘆、怒り、憂鬱、微笑、歓喜、諧謔、冷笑、恋情、あらゆる人間の感情を凝縮しながら、ときに軽々とそこから飛び離れて、天空を飛翔する精神の羽撃き。
決して短くない第二楽章は、鼻の奥を熱く潤ませ、おおおう、おおおう、とセイウチのような驚嘆の叫びを頭の中に響かせ私の前で、ほとんど一瞬のうちに過ぎ去って、最後のE♭の和音、ベートーヴェン以来の伝統である、英雄の勝利の宣言である和音が高らかに打ち鳴らされた。


ピアノ演奏の細部に関しては、著者の旧友のピアニスト(椎野伸一)から助言を得たとのこと。
Morris.はあまりにも音楽論に偏った読み方をしたのかもしれないが、小説としても充分合格点は付けられるものだと思う。
ただ、「長い睫毛をしばたき」(221p)という誤用表現があって、これでちょっと減点対象になってしまったようだ(^_^;)

2012/08/21(火)●明石大橋あたり●

6時起床。
今朝の血圧は169/84/61。
矢谷くんら4人で垂水区高台マンション、中国青島向け荷物のピックアップ現場。Morris.は朝から台所で割れ物梱包。ベランダからは明石海峡が一望できた。今日の雲は夏の名残り、というか、ひさびさに夏らしい様相を呈していた。
昼はコンビニ弁当(>_<)
5時半帰宅。
久しぶりにサンTVの韓国ドラマ「ドリームハイ」第6話を見る。オリンピックと高校野球のため半月ほどお休みしてたらしい。ストーリーはともかく、パクチニョンが学生にダンス教えるシーンなど見せ場が多い。まだデブでブスの女学生やってるIUの変身ぶりも楽しみである。全16話だから普通に放映されれば9月初めには終わってしまう。
今日の歩数3197歩。


明石海峡を望む 

夏の終りのtwin入道雲 

西側の空 

アフリカの仮面のような蛾

鉄床雲 

擬態? 

2012/08/20(月)●メモリーピンチ(>_<)●

8時起床。
今朝の血圧は177/109/67。
朝の3点セット。
PC作業しようとしたら、何かめちゃくちゃ動きが遅い。マウスの動きまでぎこちない。タスクマネージャー開いてパフォーマンス画面見たら、「PF使用量」が1.5GB(@_@)という数値を示していた。DEL坊のディスプレイとキーボードで作業してるから、Morris.はすっかりデスクトップのつもりで使ってたけど、本体はちびくろ2号である。外付けHDDやら外付けディスクドライブやらくっつけて、ソフトウェアもDEL坊と同じくらいにインストールしてたから負担がかかりすぎてるのかもしれない。
タスクマネージャーの一部とにかく常駐ソフトを外すのが先決らしいが、どうやったらいいかわからない(>_<) とりあえず使ってないソフトをいくつかアンインストールしたがあまり効果がない。外付けHDD付属のtool中のランチャーをストップしたりしたら、何とか1.10GBまで下げる事ができた→
ちびくろ2号のメモリーは1GBでこれでもまだオーバーしてる。ネットで色々調べてスタートアップに登録されてるショートカットをすべて削除したら、700MBくらいまで減った。これなら何とかなりそうである。
ちびくろ2号の擬似デスクトップでお茶を濁してるMorris.のPC環境、やはり見直しが必要かもしれない。
午後は王子動物園へ。新デジカメ20倍望遠を使って鳥や動物のアップ撮影を試みる。前機種は望遠12倍だったが12倍で撮ろうとすると、三脚か豆袋仕様が必須だった。いちおう手ぶれ補正機能はあったのだが、12倍ではほとんど機能しなかった。来れに比べると新機の手ぶれ補正は強力で、20倍で、手持ちで固定撮影してもほとんどぶれは無いみたいに撮れる。しかし、これは前にも書いた通りISO値を勝手に大きくしてるし、補正が強力な分だけ細部画質が曖昧になってる気がして仕方がない。といって、補正機能をoffにして、ISO100で豆袋で固定して撮影したら際立って鮮明な画質になるか、といえばそうでもなさそうなところが×である(^_^;) 画質だけで言えば、前の前の機種(PowerShot SX100IS)が一番良かったような気がする。値段的に一番高かったからそんな気がするのかもしれないが、要はレンズの問題かとも思う。まあ、いつもいうことだが、本格的な一番レフの画質とはそもそもレベルが違うし、団栗の背比べであることは百も承知だし、画像利用の90%以上がネット上の小さめの画像、プリントもせいぜい葉書サイズまでということからすれば、それほど神経質になることは無いのだろうけどね(^_^;)
それとは別に、20倍ズームでクローズアップ画像撮影してもそれほど面白みは無いということがわかった。やっぱり写真は被写体に寄ることが基本なのだろう。
今日の歩数は2612歩。


真鶴(まなづる) 

尾白鷲 

縞梟(しまふくろう) 

河馬 

今日のまぬう(雌) 

塩屋蜻蛉(しおやとんぼ)牡 

褄黒豹紋(つまぐろひょうもん)牡 

雪豹 

アムール豹 

五位鷺の幼鳥 

ペリカン 

白梟 

【韓流ブームの源流】高祐ニ ★★★ 「神戸に足跡を残した韓国・朝鮮人芸術家たち」と副題にある。
伝説的舞踏家崔承喜、在日歌手小畑実と金永吉(永田絃次郎)、女優文藝峰を中心に、戦前の日本での朝鮮人芸術家の活動を、当時の新聞記事や、記録からまとめたもの。第四章の「ザッツ・エンターテイメント」は著者の実兄高東元の執筆だが、Morris.にはこの部分が一番関心をひいた。オーケーレコードを設立した李哲に関する記事があったからだ。朴燦鎬さんの「韓国歌謡史」に言及している部分もあった。「木浦の涙」を歌ったイナニョンを朝日商会の主人が李哲に引きあわせたというエピソードに関して

「韓国歌謡史」に登場する朝日商会とは、前後の脈絡からしてアサヒ蓄音器商会のことかおと思われる。アサヒは東京-大阪間の名古屋に本社があり、その間を往復する芸能人に立ち寄ってもらい、レコーディングするというユニークな方法を採用していた会社である。また東京でメジャーヒットが生まれると生産が追いつかないため、名古屋で製造して西日本方面へ輸送するという、下請的な業務も行なっていた。つまりアサヒは東京と大阪の中間にあって他のレコード会社やその専属歌手とのつながりの深いレコード会社だったのである。

などと書いてある。
またMorris.が一番好きな韓国の作曲家パクシチュンについての言及もあった。

朴少年は相当器用だったのであろう、巡業しながら見よう見まねでマンドリンやヴァイオリンを演奏し、クラリネットも手がけていくようになった。まt,古賀政男の登場でギターが流行すると練習して覚えた。幼い頃、父の膝に座り名唱や風流人たちとともに妓生らの奏でる伽倻琴を聴き長鼓
のリズムに合わせておどっていたという家庭環境が、彼の音楽に対する素地となっていた。彼の才能は旅回りで、一挙に花を咲かせた感がある。朴順東はすでに青年に達していた。その手腕を買われて朝鮮の常設映画館の楽士としてスカウトされたが、性に合わなかったのであろう、ドイツ人の力自慢の女性が自動車を持ち上げるような外国魔術団のヴァイオリン奏者として引き抜かれ、再び満州への巡業の生活に戻ってしまう。そして当時の満州国の首都である新京で日本人の旅回り一座に加わって大阪にやってきたのである。
その頃、大阪では吉本興業と手を組んだ裵亀子歌劇団が活躍していた。彼女たちの活躍を知って朴青年は入団を申し入れたが、女性だけの劇団であるため断られてしまったのである。やがて裵歌劇団は帰国してしまったが、「韓流ブーム」が続くと見込んだ吉本興業は神戸の千代座で朝鮮の芸能人を集めて「アリラン歌劇団」を結成し、そこに巡業に来ていた朴順東も誘われたのである。メンバーのひとりであった映画監督の洪開明が彼に「いつも春」という意味の「是春」というペンネームをつけた。こうして「韓国の古賀政男」と称された朴是春」が誕生したのである。ソウルに戻った朴是春はオーケーに入社し、当時無名でやはり李哲にスカウトされた17歳の姜文秀の歌を作曲した。「哀愁の小夜曲」である。姜少年は南仁樹と名乗り、44歳で亡くなるまで千曲以上を歌い、「歌謡皇帝」の称号を得るほどになった。


目新しいことはないのだが、コンパクトに作曲家朴是春誕生の経緯がまとめられているので引用しておいた。

高祐ニの記事の中では、本書のテーマから離れるが、北朝鮮体制への批判的言説が印象に残った。

マルクス・レーニン主義にとってはそもそも世襲制といった封建主義的な残滓は、徹底精算・廃絶サれるべきものであった。にもかかわらず北朝鮮では至上命題として遂行され、現代における王朝体制がいまだに継続されようとしている。こうした現状から考えると、北朝鮮は資本主義でもなければ共産主義でもない。100年前に滅び去った李氏朝鮮の封建制度が現代に蘇ったと考えれば理解が早いのかもしれない。

これにはMorris.も同感である。

北朝鮮では日本から帰国した在日同胞は、資本主義の空気を吸った「雑菌]」呼ばれ人間扱いされなかった。

この事実が、1950年代から80年代までの北朝鮮帰還事業当時(特に前期)に明らかにされていたら、と切実に思ってしまう。社会党や朝日新聞に代表される、政治、マスコミの責任は大きすぎると思うぞ。

2012/08/19(日)●6月韓国旅日記アップ(^_^;)●

7時半起床。
今朝の血圧は192/81/75。
SBSの「挑戦千曲」今日はテジナとMAYAが出演してたが二人とも予選落ち。これは珍しいケースだと思う。
昨日から今日にかけて、やっと6月の韓国日記後半の本文打ち込んで、6月の日記完成させたが、せっかくだから日付順に配列しなおして独立の2012年6月韓国旅日記をアップ。久しぶりに長文打ったので疲れてしまった。
しかし、旅から帰ってまる2ヶ月経ってしまったわけで、今更旅日記あげても読む人なんかいるのだろうか? とりあえず画像だけは前もって上げておいたから、そちらを見た人は結構いるだろうし、今回増えたのは本文だけだから、あまり意味がないかもしれない。まあ、Morris.自身にとっては、これでやっと本当に旅が終わったような気分になってる。すでに記憶があやふやになってるところがあって、たいていデジカメ画像見ながら思い出す状態。固有名詞なんかばんばん忘れていってる(^_^;)
夕方水道筋買い物がてらちょこっと散歩した以外はどこにも行かず。4連休のうちぐうたらな3日が過ぎてしまった。
今日の歩数は1290歩。


水道筋猫その1 

その2 

その3 
2012/08/18(土)●虹撮りは難しい(>_<)●

8時起床。
今朝の血圧は168/84/71。
午前中は6月日記本文打ち。
午後からどこか出かけようかと思ったが、雲行きが怪しくなったので、取りやめ。
甲子園の選抜が2時過ぎに雷雨で一次試合中止になり、各地で雷の被害が出て新幹線も一部停止。こういった突発的異常気象が日常茶飯事になってきたような気がする。いわゆる地球温暖化とは又別の地域的な気象変化が起こっているようだ。
5時前、雨は止まないのに東の空が明るくなったので窓から覗いたら大きな虹が出ていた。あわてて屋上に上がる。東の空いっぱいに見事な半円を描いていた。デジカメで撮ろうとしたがもちろん全体は入らない。部屋から魚眼レンズ持ちだして全体撮影。しかしこれもなかなかうまく行かない。新しいデジカメと魚眼レンズの接眼部の大きさが合わないし、ピントが合わない。また部屋から前のデジカメ持ってきて撮影しようとしたが、すでに虹の上部は消えかけていた(>_<) こんなに両端がつながった虹が出るのは都会ではめったにないことだけに、ちょっと勿体無かった。
島田和夫部屋スケジュール更新。
今日の歩数は100歩。


北東部 

東部 

南東部 
2012/08/17(金)●夜の元町●

7時半起床。
今朝の血圧は186/87/68。
朝の3点セット。
午前中は6月の韓国日記、どうにか二日分仕上げたらもう午後2時になってた。
夕方、JRで三宮に出て銀行と灘図書館へ。灘図書館で例の「調べる学習」の受賞作品の一つ小4女子の「味噌汁の研究」を熟読(^_^;)これはなかなか面白かった。
7時に東公園南の関電神戸支店に回ったが誰もいなかったので、そのまま元町方面に回り、洋館の夜景を撮影。今度のデジカメはISOをAUTOにしておくと、平気で800、1600になるので、ちょっと心配になる。拡大するとやっぱりかなり粗い。ISO100に固定して、スローシャッターで撮ってみたが、大差ない。うーん、これはこのカメラの仕様なのだろうか? まあネットにアップするくらいのサイズなら特に気にすることもないのだろう。
10時前帰宅。
今日の歩数は7298歩。


神戸博物館 

ルイヴィトンのショウウィンド

大丸本館裏側 

三菱UFJ銀行 

元町洋館シリーズその1 

その2 

その3 

その4 

その5 
2012/08/16(木)●栗東あたり●

5時半起床。
今朝の血圧は164/71/94。
矢谷くんら5人で、栗東の、保管、国内配達荷物ピックアップ現場。
あっけないくらい手早く作業終了。
栗東の道の駅「アグリの里」で昼食。いつもは数種類の定食があるのだが、お盆のためか、うどんかカレーか玉子丼しかない。玉子丼(\500)にする。まあそれなりに美味しかったからよしとしよう。
4時に倉庫出て、5時前帰宅。
シャワー浴びて屋上に行ったのだが、チューナー、カポタスト、アルミコップなどの入った袋が見当たらない。一昨日、コリアタウンの公園か「恋人」に置き忘れてきたらしい(>_<)
明日から4連休、ちょっと遅目の夏休みということにする。この夏こそ青春18切符買って、各駅停車で、あちこちふらふら徘徊しようと思っていたのだが、8月にも結構仕事入ってるし、暑さに強いと自慢してたのに熱中症になりかけたり、ずっと夏バテっぽいこともあって、結局購入を見合わせることにした。もう一つの理由は6月の韓国の旅日記後半の本文が依然として空白ということである。過去の旅の日記が書けずにいるから、新しい旅を見合わせるというのは本末転倒みたいだが(^_^;) いま、ここで、5日にわたり(連続不連続は別として)国内の旅やって、そのレポート日記を書いて、韓国旅の補填も、という自信が持てないのだ。明日からの短期夏休みの宿題として、早急に6月の日記を完成させることにしたい。
今日の歩数は2330歩。


今朝の砂場猫 

砂場猫の一党 

屋上から摩耶埠頭方面夕景 
2012/08/15(水)●またまた休養日(^_^;)●

11時起床。
今朝の血圧は157/86/89。
昨日の酔いばかりでなく、やはりこのところどうも疲れが抜け切れない。夏バテだろうか。今日は丸一日休養日、お盆休み(^_^;)ということにしよう。とにかく何をやるにも集中力が無くなっている(^_^;)
昨日歌麿会長からもらった歌謡舞台2回分のDVD見る。7月リクエストと「夏の夜に」という、ありがちな特集。キムスヒの「ノムハムニダ」を久しぶりに聴く。彼女は相変わらずのポーカーフェイスだが、20年くらいほとんど顔変わってないようだ。
午後は昨日の日記編集と、ネット散策。文芸ジャンキーパラダイスの「なぜ原発再稼働に反対するのか」を、じっくり読む。やはり利権を核とする政財界の構造癒着がどっかりと居座ってるみたいだな。
チャン・ユンジョン日本デビューに関するニュースを探したが、7月のプロモーション以来あまり新しい情報が見当たらない。10月10日発売予定のデビュー曲「うそつき太陽」というのが、どうも「コッ 花」の日本語版らしい。元歌の歌詞からすると違和感を禁じ得ないが、怖いもの見たさみたいな気分である。
夕方ちょこっと屋上に。すっかり秋になったみたいな空だった。
今日は終戦記念日、李明博は竹島については触れなかったが、韓国芸能人チームが独島まで泳ぐというイベントやってるし、尖閣諸島には香港からの船が侵入し、魚釣島に5人上陸して逮捕された。オリンピック直後のナショナリズムモードのなか、こういった動きは、何かキナ臭いものを感じさせる。
今日の歩数は100歩。


一足早く秋の空

続き 

北側
2012/08/14(火)●猫・ミニギター・サランバン会●

6時起床。
今朝の血圧は170/80/61。
未明、物凄い雷鳴と豪雨で起こされた。各地で被害が出てるらしい。
今日は、ネットで知り合ったよどがわさんと11時に鶴橋駅前で待ち合わせる予定だったが雨のため2時に延ばす。
余裕持って12時過ぎに部屋を出たが、JRかなりの延着でぎりぎり2時に到着。よどがわさんも15分ほど遅れて到着。
いっしょに鶴橋市場から今里方面散策。お盆前で閉まってる店が多かった。
今里公園裏手の稲荷神社境内に親子猫見つける。さっそくMorris.@Catographerモード、は良かったのだが、そのうちの子猫の背中が異常をきたしている。自転車に乗ってきた爺っちゃんによると、「近所の若者が悪さして、子猫の背中にボンドをかけてしまった」とのこと。ひどい奴がいるものだ。爺っちゃんはこの子猫家に連れ帰って台所洗剤で洗ってみるとのこと。
御幸通りKOREAタウンにもどり冷麺食べる。
通りに黄色いベストをつけた韓国人中学生の団体があふれていた。何でも来年順川で開かれる庭園博覧会のキャンペーンと体験学習のための団体らしい。
商店街横の公園で缶ビール飲みながらミニギター弾き始めたら、さっきの学生と引率の先生たちがやってきて、そのまま歌声喫茶(^_^;)状態に。一時間ほど歌い続けた。女子中学生がチャン・ユンジョンツイストで踊りまくってくれたのが嬉しかった。やっぱり韓国人はノリが良い。ミアリ峠や釜山港などはアンコールで2回歌わされた。
5時半頃彼らは移動時間ということで退出。その後公園にたむろしてた在日アジュマたちとポンチャック大会(^_^;)
6時過ぎたので「恋人」に向かう。よどがわさんはK-POP専門ということで、サランバン会はパス。
お盆ということもあって集まりはよくないと思ってたが、それでも12,3人は集まり、後は例によって例のごとくの歌って踊って酔っ払った(^_^;)
11時前に店を出て、環状線に乗ってすぐ寝てしまったようだ。で、気がついたら、見知らぬ駅(@_@) どうやら天王寺から阪和線に向かう便だったらしい。あわてて天王寺に戻り環状線で大阪に出て、何とか神戸線最終電車に乗り込むことができた。良かったね(^_^)とおもったのだが、またまた寝てて目が覚めた駅であわてて降りたのだが、これが何と住吉駅だった(^_^;)灘駅の2つ手前である。ひと駅なら迷わず歩くのだけど、二駅はちと遠い。でも、とりあえず2号線歩いて石屋川のもっこすで、ラーメン食べる。何とか六甲道駅にたどり着いたのが2時半。ここで一休みして、よろよろと歩いて何とか3時頃帰宅。
今日の歩数8447歩。


今里商店街の不機嫌雉

子猫の背中にボンドが(>_<) 

なんてひどいと怒る爺っちゃん

母猫 

子猫 

同じく 

よどがわさんと 

韓国からの学生たちと 

やっぱりノリが良い

すっかり独演会

記念写真も(^_^) 

8月サランバン会

両手に団子?

洪ママ元気

丸本ママと店ママ 

こっそりMorris.も(^_^;) 

大盛り上がり 

何故かもっこす(@_@) 

2012/08/13(月)●領有問題●

6時起床。
今朝の血圧は167/80/66。
ロンドンオリンピックも閉会式やってた。
日本もそれなりのメダルも取ったようだし、大きな事故もなく、まあ良かったということにしよう。
としろうら4人で、先日船便取りに行った、河内長野密会市宿現場の保管荷物ピックアップ。
2時前まで飯抜きで作業終了。
「丸源」で肉そば。
4時過ぎ倉庫着。
マルハチに寄って5時帰宅。
サッカー3位決定戦で日本を破ったあと、韓国の選手が「独島は我が領土」というパネルを掲げて示威行動をしたため、銅メダル保留措置になっているらしい。そもそも試合直前に李明博が歴代大統領としては初めて独島訪問なんかしたのがきっかけだろうが、これで「竹島 独島」問題が白熱化することは必至だろう。明後日の敗戦記念日(韓国では光復節(解放記念日))の、大統領声明が注目されるところだ。
これまで「竹島 独島問題」は、どちらかと言うと、韓国側の一方的な盛り上がりだと思ってたのだが、今回の一連の事態で、日本側からもかなりの動きが出そうな気配である。Morris.ものんきに「トクトヌンウリタン」を歌ってるわけにはいかなくなるかもしれない。
今日の歩数は2290歩。

【明日の風】梁石日 ★★★ 「血と骨」に代表される彼の父と息子の物語である。もう充分だろうというくらい手を変え品を変え読まされてきたが、本書は子供の視点から書き始められているのが新味と言えなくもない。
変名だが、金時鐘や金石範などとの交友や文学運動なども、久しぶりに読むと、懐かしさを感じる。
それにしてもこんな「父」がいたら、たまったもんじゃないだろうな。ほとんど怪物である。それもあの時代ならばこそ存在できた存在だったのかもしれない。
そして「息子」である作者もそれなりにしたたかである。世間を見る目が虚無的でもある。

このところ在日コリアンの間に金貸しが流行っていた。小金持ちは月に、五分、六分の利息で金を化していた。三分の利息は良心的であると言われていた。金のやりくりをするため、在日コリアンの間で頼母子講が盛んになり、頼母子講で落とした金を今度は高利で貸していた。猫も杓子も金貸しであった。一万円の金を借りるときも必ず利息を要求された。しかし、頼母子講の親が破綻すると連鎖反応を起こして子も破綻する。そして人間関係は崩壊するのだった。
金の前で人は無力だった。金の前で人は人間性を問われる。金は富であり、力であり、野心と野望であり、権力であり、邪悪な心であり、魔物であり、印刷物であり、希望であり、憎しみであり、悲しみであり、愛の証であり、幸福と不幸の裏表であり、堕落と退廃であり、快楽であり、偽善と虚栄であり、犯罪の源であり、何ごとも先だつものは金であり、金で換えないものないが、心は買えないという二律背反であり、資本主義と社会主義であり、なになに主義のなになに社会であり、無限級数的な欲望の果てに行きつくところは<空無>であり、あの世もこの世も、仏の道も地獄の沙汰も金次第である。父はこのことを熟知していた。

2012/08/12(日)●須磨BEACH●

7時半起床。
今朝の血圧は181/92/68。
10時過ぎにJR鷹取に出て、須磨図書館へ。コーナーに「図書館を使った調べる学習コンクール」去年の入賞作品が並んでいた。灘図書館でも見かけたのだけど、ぱらぱらと中身を見てビックリ。実に内容が充実してる。夏休みの自由研究を図書館振興財団がバックアップするという形で15年ほど前から始めた企画らしいが、力作ぞろいである。数冊見てるうちに1時間以上過ぎてしまった。信号フリークの小2男子の作品、日本タンポポを守りたいという小6年女子の作品、マンガ文化と日本人論をくりひろげる中3男子の作品、有事の際日本は国民を守れるかを検証する高3男子の作品……借りて帰ってじっくり読みたいものもあったが、帯出禁止だった。
その後須磨離宮公園に出かけようかと思ってたのだが、気を変えて、須磨海岸方面へ。コンビニで弁当と缶ビール買って、たまには須磨ビーチの夏休み気分を味わおうと思ったのだ。
お盆前の最後の日曜日だから、相当の人出を予想したわりには、それほど混んで無かった。
2時間ほどぼーっとしてたが、やっぱり熱中症が恐いので、適当に切り上げ、5時帰宅。
終盤を迎えたロンドンオリンピック。マラソンを見るともなく見ながら日記編集。このところ、時々ページメモリーがどうのこうのという窓が開いて、ソフトやブラウザがフリーズしてしまうことがある。外付けHDD付録のtoolsやtrayが悪さしてるようでもあるし、困ったもんである。
今日の歩数は11044歩。


アブラゼミではない蛾 鷹取駅 

調べる学習コンクール入賞作品

黒い実

海豚

旧和田岬灯台

砂の扇 

思ったほど混んでない 

ギャルズ

今日は黒ラベル

さより? 

須磨の空 

同じく 

2012/08/11(土)●日韓痛み分け●

6時起床。
今朝の血圧は171/85/71。
3時半に起きてサッカー見るつもりだったのに、目覚まし切って寝てたらしい(^_^;)
とりあえず、録画でサッカー日韓戦、最初から見る。
日本は攻めながらパスミスが多く、カウンタで韓国が先制したあとは、精彩を欠いた。後半追加点許してからは、必死で得点狙ったものの結局0-2の完敗で、銅メダルは韓国に。
朝の3点セット済ましてから、自転車で金沢病院に行く。今日は初めての若い神前先生だったが、血圧すら図らず、いつもと同じお薬ですね、でおしまい。
その後コーナンにより、タワシやら整髪ジェルなど買い、マルハチで食料買って昼過ぎ帰宅。
屋上で軽くミニギター&缶ビールの後、サマーベッド広げて昼寝。今日は曇天だから日光浴にはならなかったけど、つい熟睡してたようだ。目が覚めたら5時過ぎてた。
7時から、女子バレー日本-韓国の3位決定戦。準決勝で日本はブラジルに、韓国はアメリカにストレート敗けしたらしい、それでも両チームともベスト4に残ったのは上出来だろう。結果は日本のストレート勝ち。韓国のエースキムヨンギョンはなかなか魅力的だった。
日本のメダルはロサンゼルス大会以来28年ぶり。長い低迷から一歩抜けだしたという感じである。今日の試合は迫田が目立ってたが、基本的に木村沙織のチームであるな。Morris.は岩坂名奈が選ばれなかったことから、あまり今回は熱心に見なかったが、それなりに嬉しかった。サッカーと女子バレーで日韓痛み分けという感じで、これも良かった、ということにしておこう。
今日の歩数は1744歩。

2012/08/10(金)●李明博竹島/独島訪問●

6時起床。
今朝の血圧は195/96/85。
終わったばかりの女子サッカー決勝戦を録画で見る。アメリカに2点リードされた日本は後半に1点返したものの、それまでで銀メダルに終わったが、悪い試合運びではなかった。勝負は時の運ということで、充分評価できる結果だと思う。
JRで弁天町に出て、別業者のタイ向け引越し荷物ピックアップ現場。二階、三階の現場だったが、かつぎは大部分若い衆がやってくれたのでそれほどしんどくはなかった。
3時半作業終了で、5時帰宅。
軽く屋上でミニギター&缶ビール(^_^)
明日未明にはサッカー日本-韓国戦あるので、これはリアルタイムで見るつもりである。日韓がメダル賭けてのサッカーというのは初めてだもんね。
しかし李明博が今日トクト(独島=竹島)を訪問したというニュース(^_^;) 韓国のニュースでも、何でわざわざこの日に訪問したのか?という声が聞かれた。日韓戦の結果が、これからの日韓関係にも影響しかねない。明日夕方には女子バレーも銅メダルを賭けての日韓戦だしね。
ABCテレビの報道ステーションに、佐野眞一がゲスト出演してた。
竹島問題については割と穏やかな発言だったが、シリアの戦闘ニュースで、沖縄戦被災者の現在と重ねあわせての話は印象深かった。
今日の歩数は9124歩。


白木槿 

弁天町の雉

チビ13歳

同じく 

屋上夕景

同じく

2012/08/09(木)●長崎原爆忌●

6時起床。
今朝の血圧は180/99/75。
昨日の現場で矢谷くんら3人でアンパック作業。
午前中に作業終わり、午後は紙ゴミ処分場に運び、別倉庫に荷物引き取りなどやって、4時半に退出。
気温はかなり上がったが、湿度が低く割としのぎやすい一日だった。
今日は67年前に長崎に原爆投下された日である。4日前には広島。アメリカがどんなに言い繕おうと、2回の原爆投下と日本各地への空襲は、無差別大量殺人だった。そのことを忘れないための日にしなくては。
オリンピックにかまけている間に、昨日から夏の甲子園大会が始まってた。神奈川桐光学園の2年生ピッチャー松井裕樹が一試合に22個奪三振という新記録を達成したらしい。ついでに9連続奪三振という新記録付だとか。これはなかなかすごい。
今日の歩数は3284歩。


精霊飛蝗

現場のダイニングルーム

MOSEL ACE 

【巨怪伝】佐野眞一 ★★★★☆ 読まねば、と思いながらなかなか果たせず、5月にやっと中央図書館の書庫から借りだしたものの、半分くらい読んだところで韓国に出かけ、帰国してからまた借りに行ったら貸出中で、やっと先日書庫から借りだして読み終えた。
平成6年(1994)の発行だが、佐野は本書に取り掛かってから書き終えるまで足掛け9年かけたとのこと。まさに渾身の力作である。
正力の名前とそのワンマンぶりなどは仄聞していたが、あらためて彼のやってきたことを知ると、まさに「巨怪」という言葉は言い得て妙である。
本書の要約すら、今のMorris.には手に余るようなので(^_^;)とりあえず、あとがきの一部を引用しておく。

この本は、"庶民"というものが、いかにして"大衆"というものにへんぼうしたのか、ということが、大きなモチーフとなっている。そのモチーフをさぐる上で、正力松太郎ほど恰好な人物はいなかった。
原発導入という国家的テーマから、プロ野球の興行、プロレスの街頭テレビ中継という卑属なテーマにまで関わり、最後は、"展覧試合"という、天皇と大衆を結びつける"国民創生"のゲームすら実現してしまった正力松太郎は、日本を大衆社会に嚮導した化身的人物だった。
その人物を解剖することは、そのまま、日本を大衆社会に導いたそもそもの淵源に遡るたびに重なった。
その意味で、日本が大衆社会に突入する大正年間に、正力が警視庁の大幹部として、民衆の取り締まりに辣腕をふるったことは、きわめて興味ぶかい。その後、正力は読売新聞に乗り込み、戦後は、わが国初の民放テレビ局を創設してメディアを支配していくことになるが、正力にとってのメディアと、それを武器にした興行は、民衆の暴発を未然にかわす予備拘束の別名にほかならなかった。
この仕事を通じて改めて実感したもう一つのことは、第一次世界大戦後の"戦勝国"気分に浮かれた大正年間の日本と、いまの日本とが驚くほど酷似していることだった。
国際連盟の理事国となり、"一等国"の成金ブームに浮かれた大正期の日本は、空洞の経済大国でしかないのに、国際連合の安保常任理事国入りを狙う現在の日本と、奇妙なほど重なりあっている。また、一時的には、和平ムードを醸成することになった大正10年のワシントン軍縮条約は、東西冷戦構造の終焉が招いた現在の状況と相通ずる面をもっている。これほど似た状況にある以上、大正期のエポックを画し、江戸を東京に変えた関東大震災クラスの大地震が、近々、きっと来るに違いない。執筆中、そんな物騒な考えに、しばしば襲われた。
正力松太郎は、大衆が、歴史の表舞台に初めて顔を出すロシア革命勃発前夜に、民衆を弾圧する側のエースとして登場してきた男だった。それから七十年、そのロシア帝国が崩壊するという世界史的大激変に至りながら、正力が、いまだわれわれの生活に向け強力な磁力を放射しているように見えるのは、たぶん、この歴史的状況の近似性のためだろう。
本書では、その近似性を、正力松太郎という人並み外れた我執の持ち主と、その嫉妬心によって歴史の闇に埋葬されてしまった人々との複雑な人間関係と、情念のドラマを、百年あまりの歴史を通して描いたつもりである。
日本近現代史の闇に垂らされた重力の塊のような正力よりも、その正力によって影絵の世界に送り込まれた人々のほうが、歴史の正当な継承者だということを知ったのは、この仕事から得た最大の収穫だった。
生者が死者によって精彩を与えられているように、歴史のなか青史に頌徳された人物の光輝は、そこから排除された人物の濃密さによってこそ齎されている。


正力の出発が警察権力中枢、それも関東大震災を契機とした取り締まりと弾圧だったということは見落とせない。関東大震災と言えば甘粕正彦による大杉栄家族殺害事件のことが思い浮かぶが、朝鮮人虐殺に正力が深く関わっていたことは知らずにいた。

悪質なデマからくる朝鮮人虐殺は、もはや政府として座視しえないような事態にまで広がっていた。9月7日、政府はようやく重い腰をあげ、「流言浮説ヲ為シタル者ハ、十年以下ノ懲役若シクハ禁錮又ハ三千円以下ノ罰金ニ処ス」」という、いわゆる流言浮説取締令を交付した。
治安維持令とも呼ばれるこの緊急勅令は、一見すると、9月1日以降、流言蜚語を伝搬するままにまかせた政府当局が、自らの反省を込めて発令したかのようにみえる。しかし歴史学者の今井誠一が『歴史の真実--関東大震災と朝鮮人虐殺』のなかで述べているように、この勅令は一面、<逆に流言、迫害、虐殺の真相を糺明して政府や軍部を批判するいっっさいの言論報道を抑えつける>
という目的ももっていた。震災のどさくさにまぎれて出されたこの勅命は、それから二年後の大正14年に施行され、日本共産党など社会主義運動を弾圧する上で最強の武器となった、悪名高い治安維持法の先駆け的法令だった。
9月2日の戒厳令発布によって、新聞各社は治安に関する貴女の掲載を一切禁止されていた。7日の勅令は言論報道機関の自由をさらに拘束することになった。当時ラジオ局はまだ開設されておらず、庶民と社会を結ぶメディアは新聞しかなかった。新聞の言論統制は、庶民のパニック状態を一層加速させ、それがまた流言をますます拡大させていった。
9月5日、警視庁は正力官房主事と馬場警務部長名で、「社会主義者の所在を確実につかみ、その動きを監視せよ」という通達を出した。さらに11日には、正力官房主事名で、「社会主義者に対する監視を厳にし、公安を害する恐れあると判断した者に対しては、容赦なく検束せよ」という命令が発せられた。
この通牒には、暴動の首謀者を、今や虚報ということが明らかになった朝鮮人から、社会主義者にすりかえることで自らの治安対策の失敗を糊塗し、あわせて朝鮮人虐殺の責任を、直接手をかけた軍隊、警察、自警団から、彼ら朝鮮人を裏からあおって暴動を画策した可能性のある社会主義者たちに転嫁させようとする意図が隠されていた。


Morris.にとって正力といえば、読売巨人軍と「天覧試合」だった。Morris.もあの試合のテレビ画面は、記憶に鮮烈に刻み込まれている。本書もプロローグとして、この試合の記録から始められている。
しかし、日本プロ野球創設に関しても、正力の怪物ぶりは際立っていたようだ。

大リーグ来日の人気沸騰に味をしめ、読売新聞の部数拡大と興行収入だけをあてこんだ、この"正力野球"に比べ、彼ら4人が練りあげたプランには、プロ野球に対するワールドワイドな夢と、堅実な経営方針が盛り込まれていた。結局、彼らのプランは、夢の部分をことごとく削ぎ落とされ、"正力プロ野球"に実利部分だけを収奪される結果となった。
正力と正力の"影武者"と称される人々がとり結んだこの関係は、プロ野球だけに限らなかった。戦後のテレビ導入にあたっても、正力は、この新しいメディアに託した"影武者"の夢とは無関係に、実利という果実だけをむさぼり食った。
ここに現れているのは、人間は夢なしに生きてゆくことはできないが、夢だけで生きてゆくこともできない、という人間世界の宿業の構図である。
正力と、"影武者"たちとの関係は、夢をもった者たちはその夢を実現できず、夢をもたなかった者だけがその夢を実現する、という皮肉な関係だった。しかも実現されたその夢は、いつも形骸化された夢、夢の抜け殻ともいうべきものだった。


そして原子力との関わりである。まさに今、その存在の是非が問われている原発導入に正力(と影武者)の果たした役割の大きさ、それ以上にアメリカのしたたかさを、今一度確認する必要がありそうだ。

正力を"原子力の父"と呼ばせる仕掛け人となったのは、原子力予算を成立させた手柄を手土産に正力に近づいた仲宗根でもなければ、その中曽根の監視役を仰せつかり、その結果、中曽根と刎頚の仲となる渡辺でもなかった。"正力テレビ"の導入で目ざましい活躍をした柴田秀利こそ、正力を、"原子力の父"に仕立てあげた本当の陰の仕掛人だった。
「日本には昔から"毒は毒をもって制する"という諺がある。原子力は諸刃の剣だ。原爆反対を潰すには、原子力の平和利用を大々的に謳いあげ、それによって、偉大なる産業革命の明日に希望を与える他はない」この一言に、アメリカ人の瞳が輝いた。
「よろしい、それでいこう」というと、柴田の肩をたたき、身体を抱きしめた。
アイゼンハワーの"アトムズ・フォー・ピース"演説からわずか三ヶ月あまり後の第五福竜丸の被曝は、アメリカに深刻な打撃をもたらしていた。ダレス国務長官は、被曝の事実を糊塗するため、ビキニ患者は放射能によるものでなく、"血清肝炎"によるものだと決めつけ、彼らは"スパイ"の可能性もあるとさえいった。その上でダレスは、「日本人は"原子力アレルギー"にかかっている」と結論づけた。
しかし、そんなダレス発言を信じる日本人は一人もいなかった。アメリカは原子力のへいわりようという美名の裏で、核兵器の生産に狂奔しているという味方が世論の大勢を占め、原水禁運動は反米闘争の様相を呈しはじめていた。
アメリカ政府と同様、柴田も危機感をつのらせていた講和まもない日本にあってアメリカを深刻な状況に追いこむことは、せっかく走りはじめた日本繁栄への道をとざし、反米共産革命の口実をあたえることにもなる、というのが柴田の考えだった。柴田はダレスのように、第五福竜丸の乗組員が"スパイ"だとも、"血清肝炎"で死んだとも思わなかったが、それだけにこの事態を深刻に受けとめていた。


それにしても佐野眞一の取材力と粘り腰、筆力には感服するしか無い。
巻末の年譜(15p)、参考文献(23p)、人名索引(21p)を見るだけでも、半端ではない、執念みたいなものを感じてしまう。
本書が、神戸市立図書館の中では、中央図書館と須磨の2館にしか所蔵されていない、というのは、あまりにも貧弱だと思う。

2012/08/08(水)●ちょっと消耗気味●

5時起床。
今朝の血圧は178/95/71。
録画しておいた日本-メキシコサッカー準決勝見ることにしたが試合始まって日本が先制したところで終了(>_<) 番組が分割になってて最初の部分だけしか録画になってなかったようだ。仕方なく6時のニュースで日本の逆転負けを知る(^_^;)
韓国-ブラジル戦はブラジルが3-0で決勝に進み、日本と韓国が10日未明に銅メダルを賭けて3位決定戦ということになった。Morris.は日韓戦見たかったので何だか嬉しい(^_^;)
今日は6人がかりで芦屋のマンションにアメリカからの引越し荷物の配達。のはずだったのが、事務所の連絡ミスで、実際の配達先は塩屋だった(>_<)ので、あわてて現場に向かう。
昨日の休養もあってか、今日は熱中症の気配はなかった。それでも、かなり体力消耗してる感じだ。
韓国ドラマ「ドリームハイ」は、録画されてなかった?? どうやらオリンピック、高校野球でしばらく休みになるようだ。パクチニョンやアイユー出演で、ちょっとはまりかけてただけにちょっと残念である。
岩坂名奈が出てないということで、意識的に無視してた日本女子バレー、中国を破って準決勝ブラジル戦に駒を進めたらしい。予想外の善戦である。
今日の歩数は7123歩。


駐車場の猫(砂場猫と同じ?) 

白ペア

雉ペア 
2012/08/07(火)●新機でまぬう撮初め●

7時半起床。
今朝の血圧は178/95/71。
録画してた女子サッカー日本-フランス戦見る。2-0でリードした日本、楽勝かと思ったら、1点返され、PKもあって、これで同点かと思ったらミスキックで救われた。終盤怒涛のフランスの攻撃をようやくかわして薄氷を踏む勝利。これで準決勝進出、銀メダル以上が確定した。
今日はちょっとどこか出かけようと思ってたのだが、昨日のプレ熱中症があったので、一日完全休養日ということにする。
新しいデジカメのテストを兼ねて王子動物園へ。まぬうは牡が出ていた。夏バテなのかいまいち動きがのろかった。20倍ズームの威力を試してみる。確かに巨きく写るのだけど、画質はちょっと粗い気がする。まあコンパクトデジカメだもんね(^_^;)
久しぶりに写真絵葉書をD51食堂車Morris.の指定席で書こうと思ったのだが、何と車内立入禁止になってた(>_<) ひょっとしてMorris.のせいだろうか? 
仕方なく動物資料館の図書室に行ったら、小学生の女の子が母親と一緒に、夏休みの自由研究で鳥の羽根のことを調べに来てて、職員が鳥の羽根の見本帳を出して説明してたので、Morris.もついでに見せてもらう。駝鳥の羽根が意外に美しかった。
3時過ぎに動物園を出て、向かいの原田の森ギャラリーへ。県展やってたので覗いたが、まるでつまらなかった。
ギャラリー前庭のテーブルで写真絵葉書書いて、5時過ぎ帰宅。屋上で軽くミニギター。
今日の歩数は4192歩。


今日の空

馬熊 

ボブキャット

まぬう(牡) 

同じく 

同じく

同じく 

栗鼠 

動物図書室

鳥羽根見本帳 

駝鳥の羽根 

駝鳥 

こちらはエミュー

Morris.の指定席が(>_<) 

梯梧 

大蟻喰 

熊蝉 

原田の森ギャラリー前庭

2012/08/06(月)●あわや熱中症(>_<)●

6時起床。
今朝の血圧は172/92/77。
矢谷くんと二人で、吹田のマンション9Fに保管荷物配達。11時からという時間指定だったので、のんびり出発。
でも、今日はアルミバンでなく、平トラに木バン2個積んだので、現場で後ろのバンを引っ張る必要があり、これがまたえらく重かった(>_<)。
6年間も倉庫で保管してたので、かなり埃で汚れてたし、洋服ダンスが大きくて、エレベータに乗るかどうかで気をもんだ。これが階段上げだったら確実に死んでたね。それでなくても今日は体調がすぐれなくて、途中、冗談抜きで熱中症になりかけたようだ。動悸と目眩に襲われた。Morris.には珍しく、ペットボトルの水やお茶浴びるくらいに飲んで何とかやり過ごす。
夕方には篠突くような大雨、雷も鳴ってものすごかった。でも、これはすぐに止む。
7時に倉庫を出て、マルハチに寄って、8時帰宅。
ロンドンオリンピック、女子卓球団体はシンガポールに勝って決勝進出。これで銀メダル確定である。決勝の相手は中国だからほぼ勝ち目は無さそうだが、福原愛がとうとうオリンピックのメダル獲得というのは嬉しい。特に好きなわけではないのだが、、3歳の頃から敗けての泣き顔を20年近く見続けてきただけに、何か他人のような気がしない。それにしても3歳から22歳まで、顔がほとんど変わってないというのも珍しい。
今日の歩数は3367歩。


岩屋猫屋敷の白トラ 

同じく 

摩耶埠頭の夕焼
2012/08/05(日)●突然新機(@_@)●

7時起床。
今朝の血圧は178/100/76。
朝の3点セット。
SBSの挑戦千曲見ようとしたが、オリンピック中継のためお休みだった。
昼のKBSノレチャラン見てからJRで大阪に出る。
有田のつる姫の旦那隆司さんが梅田阪神百貨店で開かれている有田焼展で碗琴の演奏を披露することをブログ「些細」で知ったので、それを見に行く事にしたのだった。
有田焼の茶碗32個をピアノの鍵盤と同じように並べて布でくるんだマレットで楽曲を演奏するというもの。演奏もさることながら、正確な音程の茶碗を揃えるのが至難だったらしい。有田焼製のカスタネット、オカリナ、フルートなども揃えられていた。大型の鉢をドラムセットのように組んだセットもあり、なかなか本格的である。演奏後には見物の子供たちに演奏を指導する場面もあったが、なかなかむずかしいようだった。挨拶だけして、ヨドバシカメラに行き、新しいデジカメを買う。今使ってる機種が壊れたわけではないのだが、作業時に使ってたサブ機種が壊れてしまったための買い替えである。
今回も仇のように使い続けているCanon PowerShotシリーズだが、今日買ったのは、ちょっと毛色が違う。もともとこのシリーズはコンパクトデジカメなの割りにはごつい感じだったのだが、今日買ったのはかなりの薄型である。一番の欠点は電源が専用充電池ということである。これまでMorris.がこのシリーズにこだわってきた理由の一つに。単三乾電池が使えるということがあった。エネループを使えば経済的だし、普通の乾電池なら、どこででも調達できる。それなのに敢えて、今回専用電池のものを買ったのは、20倍望遠という魅力に負けてしまったためである。現行機種は12倍で、これでも結構な倍率だが、コンパクトデジカメの望遠倍率も高くなる一方で、このシリーズでも35倍という信じられない倍率の機種も登場している。しかしこれはかなり大型で重いので、Morris.には無理だった。
今日買ったのは軽量なのに20倍という、ちょっと信じられないタイプである。価格もネットだと一番安いのは21000円ちょっとである。ヨドバシカメラでは23500円だったが、一割のポイント付くから、これでケースとメモリ-買えば、ネットと同じくらいになる。というわけで、いちおう衝動買いではなく、事前検討して購入したことになる。
阪急で六甲に戻り、「ごパン」へ、和歌山のかずぅのライブである。先に矢谷くんが演奏してた。豊岡のRYUちゃんもやって来てて、ダンボールドラムで参加。
かずぅは二週間ほど関西、中国方面をツァーで一人回ってたとのこと。神戸がラストらしい。今年は神戸まつりでの春待ちコーナーが無くなったので、かずぅの歌も久しぶりである。自給自足を目指す地に足のついたシンガーソングライターだが、時節柄原発反対の歌が多かった。自分の畑でとれた馬鈴薯と玉葱をもらう。
10時帰宅。
今日の歩数は6725歩。


有田焼製300万円の大万華鏡 

碗琴演奏筒井隆司さん 

有田焼大鉢のドラムセット

見物少女も碗琴に挑戦 

Canon PoweShot SH260HS

ヨドバシカメラ前で軽くミニギター

矢谷くんとりゅうちゃん 

かずぅ 

セッション 
2012/08/04(土)●やっと外付けHDD(^_^;)●

5時起床。
今朝の血圧は195/97/75。
録画しておいた女子サッカー日本-ブラジル戦を一部早送りして見る。スタートから15分くらいは一方的にブラジルに押されて、コーナーキック8本くらい連続されたが何とか守り切る。個人技と体力ではブラジルが上だったが、日本は澤のリスタート速攻を大儀見がゴールして先制、後半も押されながらも大野のゴールでリードを広げそのまま逃げ切り。これでベスト4入りである。
昨日と同じ現場。トラックでピータバラカンの番組、矢谷くんといっしょだったので、とりあえず聴けたのだが、やっぱり車の中では集中できない。エルビン・ビショップ、グレイトフル・デッド、カサンドラ・ウィルソンなど、Morris.の好みとはいまいち合わなかったし。
作業はあっけないくら早く終わり、深江のオリーブキッチンでチキン南蛮定食たべて、3時には倉庫を出る事ができた。
シャワー浴びて、屋上に行ったが風が強くて、適当に切り上げる。
外付けHDDネットで注文してたバッファローの外付けハードディスクが到着。6月末から買おう買おうと言いながらこんなに遅くなったのにはいろいろ事情もあるが、ともかくこれで一安心(^_^;) コンパクトタイプにしようか、大きめでも大容量のものにしようか迷ってたわけだが、結局2TBのスタンダードなタイプ(HD-LBF2.0TU2)にした。ざっと1万円くらい。で、送られて来たのは、去年テレビと一緒に買ったHDDと全く同じものだということに後で気づいた(^_^;) 普通こういうのを買うと、付録のソフトウエアの入ったディスクがついてくるものだが、そういったものもHDDの中に入ってた(^_^;)。とりあえず、ソフト使わず、Morris.部屋をHDDにコピーしてみたが、これが気が遠くなるくらいのろい(>_<)
高速転送toolをインストールする必要がありそうだ
そのままほっておいて、日本-エジプトの男子サッカーの試合観戦。前半14分に永井が足を生かして先制ゴール\(^o^)/しかし永井はゴールの後相手選手に太ももをぶつけられて負傷退場(>_<) これは大変と思ったが、日本の守りはかたく、後半に吉田、大津が加点して3-0の快勝。これで日本サッカーは男女揃ってベスト4である。出来過ぎといえるだろう。
そのあとは女子卓球団体準々決勝日本-ドイツ戦(^_^;) Morris.としては福原愛だけを見たかったのだけど、石川、福原、福原&平野と3ゲーム連勝して準決勝に駒を進めた。
女子バドミントンは日本中国の決勝戦。まあ、これは日本としては無気力試合で4チーム失格になったための儲けものの決勝進出だろうけど、実力差歴然の中国相手に善戦した。銀メダルには拍手を送ろう。
今日の歩数2097歩。

2012/08/03(金)●大津方面●

6時起床。
今朝の血圧は177/90/66。
としろうら5人で大津の保管荷物ピックアップ現場。明日は主に実家向け荷物のピックアップである。
昼はAEONの杵屋で冷やしうどん定食。
ずっと真夏日が続いてるので、みんなは暑い暑いとぶーたれてたが、Morris.はほとんど平気である。ただ、疲れないわけではない(^_^;)
5時半帰宅。とりあえず屋上でミニギターと缶ビール(^_^;)。
サンTVの「ドリームハイ」3話続けてみる。父の負債を娘が返済するために芸能学校に入学するという、まさに少女漫画だが、理事長がペヨンジュン、英語教師にパクチニョン、ブスデブ新入生にアイユー、と芸能人多数出演。2話では地方でのノレチャランの場面があり、きっちり本物の舞台設定に司会のソンヘさん登場。10分近く出ずっぱりだった(@_@) 1話ではペヨンジュンがピアノで、「サマータイム」とシムスボンの「愛しか知らない」をミックスして演奏するなど音楽ネタ満載である。ストーリーはともかく(^_^;) これはこれでなかなか楽しめそうである。
ロンドンオリンピックは、日本柔道不振、水泳メダルラッシュと対照的だが、例の柔道判定逆転を始め、審判判定問題が頻出している。体操では審判が細かい技を見落とす、ボクシングではアゼルバイジャン側の圧力でトルクメニスタン人審判が6回のダウンを認めず、日本選手が判定負けしたが、これは抗議が通り、日本の勝ちとなり審判は追放処分、さらにバドミントンでは無気力試合で4チームが失格。そのため日本は決勝に進出することになった。一次リーグで次に当たるチームを考えてわざと負けようとしての無気力試合だったらしいが、これは女子サッカーで日本が無理に勝ちに行かなかったのに通じる。サッカーではもともとこれはよくあるケースだが、どうなんだろう?
今日の歩数は6488歩。


大津SAから琵琶湖 

髙橋の夕空 

屋上からの夕空
2012/08/02(木)●動物園●

7時半起床。
今朝の血圧は167/90/70。
朝の3点セット。
11時過ぎに王子動物園へ。
今日はまぬうの姿見えない、と思ったら一番上の岩のくぼみに座り込んで頭だけ覗かせていた。裏に回ったらオスがいたので、表にいたのはメスということになる。
8月はハンター亭開放されてたので、入ってみる。何度行ってもやっぱり楽しい。
屋上庭園のベンチでミニギターレッスン。いちおう屋根はあるのだが、角材が飛び飛びにかけてあるだけなので、陽射しは厳しく、ほとんど誰も来ない。Morris.は暑さが苦にならない、と、しつこく書いてるし、全くその通りなのだが、熱中症にならないと決まったものでもない。水分補給はまめにやってるつもりだが、注意しておこう。
隣の神戸文学館に立ち寄る。神戸と沖縄というテーマの展示やってて、岡部伊都子の「加害者の立場から」という言説に心打たれた。
原田の森美術館の西館は現在工事中で11月には「横尾忠則現代美術館」として生まれ変わるらしい。まあ、一度は見に行くだろうな。
夜はMorris.お得意の矢鱈具の多いスタミナ素麺。玉子焼、胡瓜、トマト、そしてゲソ天(^_^;) でも今年初めてだった。
今日の歩数は4101歩。


まぬうメス 

まぬうオス(裏の飼育檻) 

鰐 

ハンター亭前池の睡蓮 

ハンター亭(川西英版画) 

バスタブ 

今日のレッスン場 

褄黒豹紋 


神戸文学館 

11月Open予定の横尾忠則近代美術館 

Morris.特製スタミナ素麺 
2012/08/01(水)●南宇治川小公園●

6時半起床。
今朝の血圧は194/96/78。
昨日が最終回だった「どきどきマイ・ラブ」を見る。脳腫瘍手術後不安定になったアボジの再手術。そして突然一年後の大団円的ハッピーエンド。これはもうほとんど願望シーンだね。もともと68回にするほどのストーリーではなかったし、脇役連がどんどん消え去っていくし、何か乗り切れないドラマだったとは言いながら、結局全編見てしまったのは、地デジ録画のおかげだろう。以前のVHS録画だったら、6月の韓国行きでほとんど見ることできなかったはずだものね。今日からは新ドラマ「ドリームハイ」というのが始まる。ペヨンジュンが制作に関わり、K-POPで、NHKテレビ講座にもゲスト出演している2PMのメンバーが出演する芸能ドラマらしい(^_^;) まあ、これは16回くらいのドラマらしいから、次に期待しよう。と、いいながら、結局見てしまうのだろうな。
10時半部屋を出てJRで神戸駅へ。
西側周りで中央図書館に行き、かなりゆっくり時間を過ごす。
4時前に図書館を出て宇治川商店街を下り、診療所裏の小さな公園でミニギター。南宇治川小公園というらしい。ここは滑り台と砂場があって、猫の溜まり場になってるようだ。なかなか良い感じである。本当なら缶ビール買うところだったが、買いそびれたので水飲みながら練習。途中買い物帰りのおばちゃんらが関心示して、近くに座って聴いてくれたので、日本曲でサービス(^_^;)
気がついたら6時半過ぎてた。
高架下通って、ジュンク堂、元星電社など冷やかして8時半帰宅。
卓球石川は日本人初のベスト4まで行ったが、準決勝で中国選手に敗れ、3位決定戦でのシンガポール選手にも破れて銅メダルを逃した。それでも大健闘というべきだろう。
今日の歩数は6194歩。


遅い巣立ち 

宇治川商店街の白黒 

同じく 

南宇治川小公園の雉 

同じく黒 

プレ満月 



 

 

 


 
【2012年】            7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
【2011年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
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【2009年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
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