Morris.日乘2002年1月
Morris.日乘(i-mode版)

ここは、Morris.の日記です。読書記録(★=20点、☆=5点、これはあくまでMorris.の独断、気紛れ、いい加減です)、オフ宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。


今月の標語  思ふことを言ひ給はば 思はぬことも聞き給はむ  P.L.F.アルカイオス


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【2001年】 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  【2000年】12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  【1999年】12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月  【1998年】12月  11月

 
 


1月29日から2月13日までの韓国旅行中の日記は、 こちら をごらんください。
 

2002/01/29(火)●行って来ます
と、いうわけで、今日からしばらく旅に出る。目的地は韓国。一昨年の10月に行って以来1年3ヶ月ぶりということになる。88年に韓国にはまってから、こんなに間が空いたのは初めてだ。今回は、日韓共同切符を利用するので、今夜下関6時発の関釜フェリーに乗る。Morris.は神戸から出航する船で韓国に行ったことは3回もあるのに、関釜フェリーには一度も乗ったことが無いので、これも楽しみである。
神戸に戻るのは2月の10日前後を予定しているが、金が底をついたらもっと早く帰るかもしれない.
その間、Morris.部屋の更新はできません。ぐいぐい酒場は韓国のPC房(インターネットカフェ)で、閲覧と書き込みもできると思うので、そちらを見てください. 2日に一回くらいはアクセスするつもりです。
また、Morris.へのメールはホットメールを使ってください。返事はローマ字になるかもしれませんが、日本語でも読むことはできると思います。アドレスは

morisakikazuo@hotmail.com

です。
それでは、行ってきまーす(^o^)丿
 

2002/01/28(月)●夢二に溺れそう●
午後に元町に出て、つの笛、海文堂、不二家、三宮のあかつき書店(ちょっとだけ拡張してた)から、後藤書店に入ろうかどうか迷っていたら、3Fのギャラリーで、武久夢二の楽譜表紙画展をやってるという、告知が、あららと思って上ると、いやあ、まいった。Morris.は、特に夢二のファンではなく、いくつかの作品には懐かしさを覚えるくらいだった。ところが、ここの展示には度肝を抜かれてしまった。大正5,6年から12年までの、セノオ楽譜の表紙絵が、約80点ほど展示されていたのだが、これが、もろMorris.好みだったし、保存状態もすこぶる良好、おまけに、夢二の著書や装丁本も100冊近く展示されていて、ついついMorris.も夢二ワールドに入り込んでしまった.聞けばこの展示会も明日までとのこと、いやあ、間に合って良かった。セノオ楽譜の夢二の作品は全部で280点ほどあるらしい。そのうちの約k1/3を見ることができるというだけでMorris.の頭の中はほとんどスパーク寸前だった。セノオ楽譜の夢二装丁は全部で280点ほどあるらしいが、これほど大量のものを見たのは初めてで、驚くしかなかった。比較的初期の「海の唄」(大正6 N0.54)のような、いかにも、ああ、大正ロマン的な絵も楽しめるが、Morris.はややストイックな、植物や風景の作品が好ましかった。特に薄3本だけが描かれている「寂光の思](永田龍雄詩、藤井清水曲 大正12 267)にはすっかり参ってしまった。単純化の極みといえるものだが、その線が驚くほど美しく哀しい。毀誉褒貶の多い夢二だが、彼の創作意欲と、才能には脱帽せざるを得ない.いいものを見せてもらった。
夜、社長が、新しいCD「おもちゃばこ」の見本を持ってやってきた.月末に発売ということになるらしい。小さなこどものいる家庭や、保育所などを対象にしたものだが、収録されている曲のうち「オ・マ・ツ・リ」と「せんせいいつもわらってたね」の二曲の歌詞は、Morris.も少しお手伝いをしたので、なんとなく嬉しい.この二曲の音源を貼り付けたページを作ってみたので、覗いてみてください.このページを作る作業に追われているMorris.を横目に、二人は飲んでだべって、昔のフォークのMDなど聞いて、12時過ぎに帰っていった.ふうっ。
 

2002/01/27(日)●Pawerful九州●
Poowerful 九州パンフレット  武雄温泉パンフレット 9時半起床。雨は上がって、何となくあったかそうな日曜日だ.
昼から大阪国際女子マラソン見る。エチオピア勢が脱落する中、ケニアのキプラガトと弘山晴美が競り合ったが35km付近でキブラガが飛び出して優勝、広山は2位、3位は岡本治子という結果だった.高橋尚子が出てれば面白かったろうに、と思う.マラソンの後中央図書館に行こうと思っていたのだが、ラグビー準決勝、サントリーvs.トヨタ戦が始まり、接戦なのでついつい見てしまう。結果は3点差でサントリーの逃げ切り。神鋼はクボタに勝ったので、決勝は社会人と同じカードになる。神鋼には前回の雪辱を願いたいが、故障者も多いので難しいかもしれない.JRで三宮に出て、地下鉄で大倉山へ.三宮駅に、銭湯を模した九州温泉旅行キャンペーンコーナーが設えてあった。この「Powerful九州」キャンペーンのポスターは馬鹿らしくて前に見たときから気に入っていたのだが、佐賀県コーナーにはMorris.の生地武雄温泉のパンフレットもあったので両方1枚ずつもらってきた.タイトルの「古事夢中」というのは、「古来のロマンに和み、古陶の美に酔い、古湯に時を忘れる」ことで、思わず夢心地になるあなたがいるはずである。らしい(^o^)  武雄市のサイト が載っていたので引用しておく.物好きな方はごらん下さい.
中央図書館から歩いてハーバーサーカスのソフマップを覗いて、久しぶりにヴィレッジヴァンガードへ。いつ来てもこの本屋は楽しい.その後、高架下商店街を冷やかして元町まで歩き、JRで帰宅。
今日も朝から、迷惑メールきりもなく。午後6時に試験的にメールアドレスに記号を一つ追加してみる。当たり前だがメールはぴたりと止まる。電話番号から、現在のアドレスに替えたときも当座は迷惑メールは止まったのに、徐々に増えてきたから、これで大丈夫とはいえないかもしれないが、明日にでも、アドレス帖に載ってる相手へ、変更のメールを出そう.しかしこれだって、一種の迷惑メールになるんだろうなあ、と思うとなんだか馬鹿らしくなってくる.
 

2002/01/26(土)●一日23回の迷惑メール●
市川さんらと、伯母の山の現場。どうも要領を得ない現場で、だらだらとした作業になった。昼食は「扇矢」で扇丼頼む。これは「和風中華丼」みたいなもので、時々食べると実に美味い。
帰りに三宮に出てサンパル3FのMANYOと、ダイエー7Fのジュンクをはしごする.昔のジュンクのあったところが古本屋になってて、そこから新しいジュンクに移動すると、不思議な感じがする.
ところで、先週の土曜日に20件近くの迷惑メールが来たので、i-モード以外のメールは受信しないという設定にしたのだが、今日は夜中にも鳴りっぱなしだったし、昼間もどんどんかかる、夜になっても止まらない。これまでは来たら、即座に削除してたが、今日は状況調査も兼ねてそのまま記録しておいた.

00:09 もうお家に着いた?
01:47 掲示板見ました
02:17 大人のビタミン
03:05 オ○ニー専用
04:46 大人のビタミン
05:04 顔見てから
05:55 NEW★0PEN
06:56 無修正あります
07:23 アフガン兵必見AV
11:33 ユニグロがi販売開始
11:37 今ならピンクローターをプレゼン
11:50 見つかった?
13:47 Hな美少女
14:47 もろ店天
20:29 !広告!Hな出会いはここで決
21:01 よかったら電話してください
21:20 生トーク
21:44 無題
22:04 急ぎです
22:06 オ○ンコご開帳
22:09 アダルト価格破
22:50 新しい電話です
23:19 無題

しめて23件。ほとんど、i-モード限定にした効果はない。いや、時間帯でいうとちょうど昼の12時台に入ってないのが目立つ。これがPCからの送信カットの効果なのかも。それにしても、これだけかかってくると、いいかげん腹が立ってくる.初めは、電話番号@×××というアドレスでは、どんどんかかってくるから、アドレスは別名にすればガードできるという話だったのが、今や意味のある単語は不可、アルファベット、数字、記号などを混在させて、なるべく長いアドレスにしろ、などとどんどんややこしくなってきている。何度も書くが、迷惑メールは、夜中でもお構いなしに入ってくるわ、内容はゲゲゲものばかり(タイトルを見ればわかる)だし、精神的被害に加えて、受信料まで課するというのは、言語道断である。金と暇と知識があれば、裁判起こしたいくらいだ。このうち送信先がMorris.のアドレスと全く同じというのが5件もあり、不可解である。アドレスは重複できないはずだから、ここには何かの目くらましがありそうだ。不本意ながら、近日中にアドレス変更せずばなるまい.

【ぼくの絵本美術館】堀内誠一 ★★★☆☆☆ 上質紙300ページのA5ハードカバーで、100ページはカラー図版が占めるという、ヴィジュアル本で、見て鑑て視て楽しめる一冊だった.堀内誠一生前のエッセイや雑誌連載記事を、集めて一冊にしたものらしい。5章に分かたれている。

1.絵本の絵を考える--ラスコー壁画、ボッシュ、ブリューゲル、ホガース、ブレイク、くれーん、コールデコットなど
2.ギャラリー 絵本の楽しみ--一枚絵の伝統、コールデコット、ホフマン博士の「ぼうぼう頭」、モンヴェルの絵入り楽譜本、ジョーンズの「ラベンダーズ・ブルー」、ビリビンのアールヌーヴォー民話絵本、子供之友、ソヴィエト1920年代の絵本
3.さまざまな絵本のなかで--童画からイラストレーションへの移行、長新太、瀬田貞二、瀬川康男、自作絵本
4.子ども・大人・絵本--長谷川摂子との対談、安野光雅、岸田衿子との鼎談
5.子どものための展覧会--「母の友」に15回にわたって連載された、テーマ別の絵の誌上展覧会

3.と5.をのぞく大半は「こどものとも」の折り込み付録に連載されたものだ.1969-86のものだけに、今読むとちょっと、時代を感じたりもするのだが、絵本の世界に、長く深く関わってきた著者の熱意と鑑識眼の高さには共感を覚えるところが多い.エッツや長新太などへの偏愛ぶりも、読んでいて微笑を誘う。海外の国際絵本見本市での、見聞や感想には、少しばかり気負いが感じられたりもするし、好みがMorris.とは多少ずれてたりもするが、何といっても、ふんだんに収められている、図版を眺めるだけで充分この本の価値は堪能できた。
堀内といえば、Morris.は「an・an」の黄金時代の、アートディレクターとしての印象が強い.パリに住んでいて、いかにもそれらしい、洒落た感じのスケッチと短文も悪くなかった.発行所がマガジン・ハウスというのも、それを思うとなるほどと納得した.
ブリューゲルの画集をひっくり返したり、ブレイクの詩を読み直したり、コールデコットの豆本を開いたり、とMorris.の思い入れの深い画家や画集を、思い出させてくれたという意味でも感謝したい.
本書で初めて知った、ソヴィエト1920年代の絵本には、強烈な印象を受けた.

モダンデザインの火が消えたかに見えた1921年、それまでの造詣の実権がいっせいに実を結んだような、みずみずしい絵本が国立出版所からあふれるように出版され始めたのです.
文学者ではマルシャーク、画家ではレーベデフが中心となって作られたこれらの絵本は、マキシム・ゴーリキーが提唱した、国の宝である子どもたちに文学と知識を「楽しい言い方で、種子を説く」原則を実現するものでした。
物資不足の条件下、普及を旨としたたため、紙質の悪いペーパーバックで、外国から輸入した印刷用紙を包んであった灰色の紙などに刷られ、印刷の精度も低いものでしたが、それらを計算に入れ、直接、版に画家が描いた図柄は素朴で暖かい版画の味と、単純で直截なデザイン感覚にあふれています。
ソヴィエトのその後の社会主義リアリズムは革新的グラフィックデザインを発展させず、これらの絵本は1920年代に限られた幻の絵本群となりました。
 

2002/01/25(金)●ノレバン一号の失われた記憶が●
昨日の深夜、偶然にひさしぶりに教育TVの韓国語講座見てしまった.あまり代わり映えしない構成で、阿部ちゃんはなんか変な髪形してて、変だった.新野美加のカラオケ講座が無くなってるようで、これではますます駄目だなあ。後半のゲストで、ユンスンちゃんが復活していた。しかし彼女も前のイメージの方がだいぶ良かったような気がする.要するにこれからも積極的に見る気はしない。
昨日と同じ現場。昼食も同じ「あさひ」で、今日は出し巻、ハンバーグ、肉じゃがという強力なメニューだった。
夜に、りーちさんから小包届く。以前、ノレバン一号が死んだ時、データ保存用のPDが使えなくなったので、同じくPDを使っていたりーちさんにデータ復旧をお願いしたのだ.PDのデータをCDROMに焼き込んだものが送られてきたのだ。覗いて見ると、2年前のMorris.部屋が、ちょっとウブな感じで残されてるし、99年の韓国旅行のデジカメ画像など、他の人からは、ゴミでも、Morris.にとっては貴重なデータが山盛り保存されていた.これで、ずいぶん助かる.ほとんど諦めていただけに、喜びも一入。りーちさんに感謝。
昨日、悪戦苦闘して繋がらなかった、ちびくろとデスクトップの家庭内LAN。一日寝させたのがよかったのか、何とか繋がった.WINの設定がやはり間違っていたらしい.詳しいことはわからない。
今夜は餃子作った。中身をつめ過ぎたのか、皮が4枚余ってしまったので、皮だけでも焼いたらこれがぱりぱりして結構美味しかった.これは安上がりで構いい酒のあてになりそうだ。
 

2002/01/24(木)●家庭内乱!?●
今朝も寒かった。としろう、溝渕君と住吉の現場。二人暮らしにしては、やたら物が多い家だ。どのくらい多いかというと、Morris.が朝から夕方まで台所に缶詰になって、梱包しても、まだ棚がまるまる一つ残るくらい。6日がかりの現場だ。昼食は、みかげの「あさひ」。例の何枠で注文する、フライもの満載大盛りの店だ.Morris.は今日は2枠。飯、味噌汁、漬物に、ハンバーグ、魚フライ、鶏から揚げが山盛りででてくる.これで600円は確かにやすいのだが、多すぎる.
今夜は新開地BLUE BIRDSで六甲ユニットのライブだったが、先日見たばかりということもあってパス。
矢谷部屋島田部屋 のスケジュール変更とポスターの画像をちびくろでスキャンして、デスクトップに取り込もうとしたが、ネットワーク接続できない。いろいろやってみたが駄目で、つい先日、ヤフーのセキュリティのページ見て、ネットワークの設定を一部変更したことを思い出した.それで「TCP/IP設定のWINSの窓でNetBIOSover TCP/IPを有効/無効にする」を、元に戻して、リセットしてやり直したのだが、できない.また例によってMorris.の勘違いかもしれないのだが、家庭内LANではなく、家庭内乱状態である。えらく時間がかかって結果が出ないというのは実に空しいものである.こういうときは「PCの電源を切って一晩寝かせるのがよい」らしい(^o^)

【ユリイカ 2001,12月号】 ★★★☆☆ 2001年7月28日に亡くなった山田風太郎の特集が掲載されていたので借りてきた.単行本未収録の切支丹もの短編2篇と、対談、執筆年譜、スケッチ、12人ほどが小論やエッセーで、風太郎の作品や想い出を述べている.約150ページで、中には退屈だったり、Morris.の関心外のものもあって、くまなく読んだわけではないが、懐かしい作品名が出てきたり、知らなかったエピソードなどもいくつかあり、それなりに楽しんだ.小説は、初期の推理もの、忍法シリーズ、明治もの、という三本柱が、それぞれ一時代を画しているが、名作「八犬伝」や、「妖異金瓶梅」は忘れがたいし、記録としても貴重な二冊の日記、そして、何よりもMorris.愛蔵書「人間臨終図巻」を逸することはできない。
山田風太郎、享年七十九。七十九歳で、亡くなった人々には、次のような人がいる。

法然(1133-1212)
藤原定家(1162-1241)
本阿弥光悦(1558-1637)
大久保彦左衛門(1560-1639)
銭屋五兵衛(1773-1852)
北里柴三郎(1852-1931)
河口慧海(1866-1945)
ガンジー(1869-1948)
幣原喜重郎(1872-1951)
長谷川伸(1884-1963)
谷崎潤一郎(1886-1965)
山田耕筰(1886-1965)
桂文楽・八代目(1892-1971)
林武(1896-1975)
今東光(1898-1977)
山手樹一郎(1899-1978)
マウントバッテン(1900-1979)
沢田美喜(1901-1980)
横溝正史(1902-1981)
武見太郎(1904-1983)
山田風太郎(1922-2001)

もちろん、風太郎以外は「人間臨終図巻」に掲載されているものだ。Morris.は、忍法帖から、リアルタイムで楽しんだ年代だから、初期の推理ものは、半分くらいしか読んでいないと思う.これから、ぼちぼち、未読のものを読んでみたいと思った.
雑誌「ユリイカ」を、じっくり読んだのも、久しぶりのことだった.学生時代からしばらくの間は結構愛読していたのだが、日本の現代詩というものへの興味が薄れた頃から読まなくなった.本号は特集号だから、一般の記事は少ない方なのだろうが、それでも、幾つか目を惹かれるものがあった。WORLD CULTURE MAPスペインの欄では、「ならず者のソネット」と題して、シンガーソングライター、ホアキン・サビーナが「飛び去る百の十四」という詩集を出したことなどの記事があり、未知のこの詩人/歌手に興味を持った.この号で最終回になってる中村稔の「言葉について--人間に関する断章」は、中也、賢治、達治、朔太郎、光太郎、犀星などの近代詩人の「名辞以前」の言葉の捉え方を、芭蕉の句を引き合いにして「物の見えたる光」をいかに、言葉に定着したかを論じている。うーむ、これは、全部読みたいものだ.早く単行本にしてくれえっ。
 

2002/01/23(水)●彩華の140円餃子●
昨夜8時にお好み焼き屋「もりぐち」に行く。さりーちゃん、いやま、堀姉妹が先に来ていて、後から伊藤君。えっちゃんは、風邪がひどいというので顔を見せるだけで帰ってしまった.この店は、初めてだが、さりーちゃんの市場の店の取引先らしい.1階カウンタ、二階座敷で、よく流行っている.すでに注文されてたのが、薄焼き、焼きそば、鶏の鉄板焼き。そして何とお好み焼きでは邪道(とMorris.は思う)チーズ焼きが2枚!!。これは堀姉妹の注文らしい.主宰のさりーちゃんも今日はどうも仕事疲れで元気が無く、いつもの飲みっぷりはどこへやら。隣の桟敷の女性5人組の威勢のよさと、食べっぷりに少々圧倒されてしまった。Morris.が注文したイカ玉がやっと出来上がる。うーーむ、これは美味い。お好み屋に来てお好み焼き食わなくて何食うんじゃい、と思ったところに、堀姉が、「チーズウインナー」の追加注文。おいおいそれはないだろおっ!!いかんなあ。これから、お好み焼き屋では、チーズ焼きは一枚だけにして欲しいものだ.
今朝は寒かった.矢谷、西根君と3人で奈良市法蓮町のイギリス向け航空便のピックアップ現場.昼食遅らせて作業完了させる.昼食は彩華ラーメン。ここは天理ラーメンの有名店で、野菜、ニンニクたっぷり、細麺のピリ辛で、それなりに美味いのだが、やっぱりMorris.は博多ラーメン党なので、汗が出るばかりでそれほど嬉しくない。ただ、ここの価格設定は近畿圏としてはものすごく安いと思う.彩華ラーメンが500円で、普通のラーメンなら350円、とりわけ140円の餃子は、この値段とは思えないくらいのちゃんとした餃子で、これだけでも値打ちがある.
Morris.部屋のカウンタが、昨日000001をカウントしていた.これはniftyのものなので、15日付で解約したからこれで止まったものと思う.ところが、今日見たら000038になってる。ゼロからのリスタートとなってるらしい。例の「すごいカウンタ」が動いているので、切り替えてもいいのだが、面白そうだからしばらくこのままにしておいてみよう.

【蜻蛉始末】北森鴻 ★★☆☆ 幕末から明治の激動を縦糸に、長州出身の商人藤田傳三郎とその陰守りとんぼ(宇三郎)の不可解な関係を横糸にした歴史ミステリーということになるのだろうか。薩長の軋轢から、紙幣偽造事件に巻き込まれた傳三郎の逮捕と取り調べに始まるイントロは大いに期待できたのだが、だんだん途中で嫌気がさしてきた.どうもこの人の作品は、登場人物を、あまりにも簡単に操作しすぎるきらいがある.御都合主義はこの手の小説ではしかたないとしても、余り簡単に人を殺したり、意思変更があったり、統一感が無い.もっと面白くなる素材なのに、尻すぼみになってしまっているようだ。
 

●2002/01/22(火)●ネット検索
9時起床。FMcocoloのサンケハンアッチムを聞きながら掃除、洗濯。Morris.部屋のリンクの不備など点検。メールアドレスが旧のままになってるところが結構多い.それと、ネスケ6.2に替えてから、メールの設定をちゃんとしてなかったので、時々Morris.から送信したメールが、きらわれ者のHTMメールになっていた可能性がある。先日も未知の方からのメールの返信に「今後は、HTMメールでなく、txtファイルにしていただけるとありがたい」などと書いたばかりなのに、恥ずかしい。
そして、去年からみっちゃんからも頼まれていた、グリーンフーズさんに作ってもらっている春待ち部屋のリンク変更が、やっと今日できた。これも連絡がうまく行き届かなくてやきもきしていただけにほっとした。
Morris.部屋トップページのサイト内検索が、どうしてもうまく動かないので、とりあえず、削除して、以前きよみさんに教えてもらった強力検索サイトへのリンクを貼り付けたが、これはちょっと問題あるかも。
要するにMorris.自身が使うために貼り付けたというだけのことだ。
検索といえば,最近は、辞書や事典引く前にネット検索かけることが多い.前から気になってた「畳の日」の疑問も、さっき、これで、あっという間にわかってしまった.近所の畳やののぼりに「4月29日と9月24日は畳の日」と書いてあるのを見るたびに?と思っていたのだった.
天気はいいが、結構外は寒そうだ。とうとう今日は一歩も外に出なかった.と、思ったら、さりーちゃんの招請で、8時に六甲道西のお好み焼き屋に集まることになった.

【開高健の博物誌】奥本大三郎・解題 ★★ 開高健の作品の中から、魚、鳥、獣、虫,植物などに触れた部分を抜き出して、1冊の本にしたもの。集英社新書の一冊で、小さなカットや写真が相当数、付されているので、文章の量はたかが知れてるし、でてくる動植物も際立って変わったものが多くでてくる訳でもない.
よくわからないのが、奥本「解題」という表記である。普通なら「編、註」とするのを、こんな変な書き方をしたのは、文章の編集などは、集英社の編集部に任せて、名前を貸しただけではないかと、勘繰りたくなってしまった.たしかに、末尾に「開高健はほんまにナチュラリストか」という20p足らずの「解題」(なのだろうか?)が載せてあるが、これがまた、タイトルからしてわかるように、やや否定的色の濃いものだった。
Morris.は開高健のファンではないが、それなりに評価をしている作家ではある.だから、本書にピックアップされた文の半分くらいは、どこかで読んだ記憶がある.そして、その中の大部分はなかなか,読ませるものであることも認めるが、こうやって編まれた全体を見ると,いかにも索引だけの作物のような気がしてしまった.アンソロジー、選集こそ、編者の手腕によって、出来不出来が異なるのは当然だが、これは不出来に属すると言ってしまおう。同じようなことは、カットにも言えるようで、60点以上ある、これらの小カットは、一つ一つを見るとそれなりにしっかりしたもの、いいものもあるのに、本書のようにあてがいぶち風に置かれてしまうと、調和もバランスも無い、安っぽい包装紙の柄と同じで、無くもがなの思いが強い。
 

2002/01/21(月)●インド料理DESKO●
今朝Morris.部屋送信したら、無事転送された.ひらちゃんのメールによると、FTP関連のバグとか,書いてあった。全く理解できないが、とりあえず結果オーライである。
朝からひどい雨だった。矢谷、西根、荻野君とオランダ行きの荷物と保管の荷物ピックアップの現場。到着してからエレベーター無しの5階ということがわかった.これにはちょっとびびったが、昼前から雨が上がったのがせめてもの慰めだった。
仕事の帰りに矢谷君と、森後町2丁目春待ち疲れBANDがあったビルのすぐ北側のビルB1Fに最近開店した「DESKO」というインドレストランに寄る。インド人が調理するまともそうな店だった.チキンカレーのサグワラ(ホウレンソウカレー)、パパド、チキンティカ、玉葱ピーマン入りのナンなど頼み、軽くビール飲む。それほど辛くはなかったが、見事に深緑色のカレーは素材の香りが鮮やかで美味しかったし、ここのナンは柔らかくて厚みがあり食べでがある。パパドはパリパリのでっかいポテトチップでビールのあてによろしい。チキンティカはモリス亭のガイヤーンと大差なかったがグリーンペッパーのソースが効果的。と、まずまずというより、なかなかいい店だった。近所にこれくらいのインド料理店ができたというのは嬉しいにゅーすだ。店名の由来を尋ねたら、特に意味はなく、DとEの文字が縁起がいいからこの名にしたと、よくわからない返事がかえってきた。
ビストロスマップで、深田恭子とユンソナがゲストで、韓国料理を作るこーなーがあり、草薙剛がユンソナと韓国語でかいわしていた。「チョナンカン」を見たいと思いながらまだ一度も見られずにいるのだが、やっと草薙の韓国語を聞くことができたのだった。たしかにちゃんと喋っているようだ。

虫屋の虫めがね】田川研 ★★★★ 「昆虫に関する、おもしろい読み物がほしくてたまらなかったケンさんだが、今までにも北杜夫氏をはじめ、すぐれた作品はあるものの、最近見かけない。これはあかん、いつまでも待っていたら死んでしまう,自分で書いたほうが早い、と誇大妄想におちいったケンさんが書いたのがこの本である」と後書きにある.かつて昆虫少年だったMorris.は思わず膝をたたいた。そうそう、当時北杜夫の「ドクトルまんぼう昆虫記をはじめとする北杜夫のどくとるマンボウシリーズをむさぼり読んでたことを思い出した.あのわくわくする読書体験にこのところ恵まれてないのはたしかである.ファーブル昆虫記が聖書みたいに思えた時代だったから、伝道の書として熱心に読んだということもある。
最近では奥本大三郎が、それらに近い本を出していたが、この田川研の本は、戯作という要素が強く、それでいて真剣に虫(特に蛾)への愛情と、観察が見て取れるし、両者の塩梅が程よくて、すっかり楽しませてもらった.
著者の本業は英語とフランス語の塾の講師らしいが、仲間のヤマグチ、トンボ大臣と三人での採集の記録や、自宅での幼虫や蛹の飼育日記など、結構苛酷だったり、骨折り損の行為など虫好きでなくてはできないことどもを面白がって書いてるあたりもなかなかだ。自分のことを「ケンさん」と三人称で表記し、自分を戯画化してるのも成功している.
戯文を書けるというのは、かなり文章力があるということだ。おまけに彼は昆虫の観察図もなかなか巧い。本書にも30点ほどの図が収められているが、どれもプロ級の水準だ。それなのに、自作の図は、小さく掲載しておいて、もうひとり川島逸郎の点描画1頁全面大6葉の蝶と蛾の図が掲載されていて、これがまた、溜息が出るほど美しい。特にウスタビガの羽化の様子と、オオミズアオなどは見とれてしまった。一点だけでもスキャンして貼付しようかと思ったが、点描が飛んでしまうのが判りきってるので断念した.点描としてはそれほど細かい点ではない。いや、極端に点の数は少ないのだが、それらが的確な位置に置かれて鱗翅目特有の翅のテクスチュアと腹部の柔かさなどを余すところなく捉えている。グールドの「ワンダフル ワールド」に掲載された、バージェス頁岩の化石動物の復元図を精密に描き出したマリアンス・コリンズのイラストに匹敵するものと誉めておきたい。しかし、このMorris.激賞の作品も、世の多くの虫嫌い,特に蛾アレルギーの人からすれば、気持ち悪い、嫌悪すべき絵ということになるのだろうなあ。
本書には30篇のエピソードが綴られているが、やはり、オオミズアオのエピソードが一番印象的だった.ケンさんが中学生の時「日本昆虫記」と言う本を手に入れ,その中に小学校の教科書に一部引用されていたオオミズアオの飼育日記の全文が載っていて、作者に手紙を出し、オオミズアオの標本を送ってもらい、文通が始まり、大学受験で上京した時には会いに行った。それから交際は途切れ、30年後に再開するという話だが、これだけの話を、感傷的にならず、ユーモアを交えながらも情の細やかさまで伝える文章力は大したものである.

月冴えて津波忍び寄る過疎の漁村 むら蒼白き寡婦の密かな愉悦 Morris. ( 歌集『異端蝶』 )

造本もしっかりしたハードカバーだし、本文活字もちょっと大きめで子供から、老眼までに優しく読みやすくできている。階成社さん、いい仕事してますねえ(^o^)
 

2002/0120(日)●Morris.部屋更新不能●
昨日の夜からMorris.部屋の更新ができなくなった.ひらちゃんのサーバー、orcalandに置かせてもらっているのだが、ネットで部屋は見えるから、サーバーがダウンしたわけではなさそうだ。ひらちゃんが間もなくタイ旅行に出かけるので、その前になんとかならないか、と思っている.
午前中は部屋でごろごろして、昼から灘図書館へ。2時過ぎに、伊藤君と、四国から来た佐藤とその友人入江が来て、16日のビデオ見ながら、ごろごろする。3人は5時過ぎに帰る.
久しぶりにちびくろ使って韓国歌謡ノレバンCDROMで遊ぶ.キムヘヨンの「アッサ超特急1,2,」の曲を順番に予約して(全てではないが8割は収録されている)これを、テンポ2倍くらいにして歌いまくる.約30曲を45分くらいで歌ったことになる(^o^)馬鹿馬鹿しいが結構面白かった.ついでに、同じキムヘヨンの「エップンカペ1.2.」の曲も予約してプログラムに入れたのだが、このとき手違いで先の「アッサ超特急」のプログラムに上書きしてしまった.
 

2002/01/19(土)●すごすぎる開梱●
奥井さんら4人で和歌山市へ、タイからの荷物20M3配達.日本人としてはちょっと多いくらいの荷物だったが、配達先のマンションは、通常生活していて、家具も荷物も普通以上に詰まってる状態。特に食器棚は、完全に満杯。それでも荷物は全開梱してくれといわれたので、午後3時過ぎまでかかって全部開けましたよ。Morris.なら絶対途中で開梱中止を叫んでいただろう。食卓では乗り切らずに床に積み上げられた食器の山、ベッドの上、1m以上の高さに積み上げられた衣類、ソファから床にかけて押し合いへし合いのぬいぐるみやおもちゃ、とにかく足の踏み場はない。収納スペースがあるのなら、片付けていけるのだろうが、押し入れも、たんすもほぼ満杯だから、今夜は寝る場所すらないはずだ。長いこと引越しの仕事やってるが、こんな現場は初めてだった.
昼食は近くに有名な「井出商店」あったのでそこに行こうとしたら、店閉まってたのでしかたなく、「龍王軒」とか言う店に行ったが、今一であった.仕事終わって帰りには井出商店は開いていたのでなおさら口惜しい.
結局事務所を出たのは6時過ぎ、いったん帰宅し、ユカリちゃんのラジオ聞く。先週ききそびれたが、3回目の今日もユカリちゃん絶好調.黛ジュン、中尾ミエ、山本リンダ、奥村チヨと、何故かカタカナ名前の歌手が多かった.圧巻だったのは青山ミチ、ユカリちゃんもよく歌う「ABCからZまで」のオリジナルを聞くことができた.他は小林旭や青江三奈、今日はユカリちゃんのいとこの結婚式だったそうで、式場に電話をかけて、アカペラで「アメージンググレース」歌うという生企画まであって、この番組は聞き逃せない。
8時から神戸駅東のJUKE-BOXでヒアカム六甲ユニットのライブ.矢谷、神田は昼に別のライブやった後ということで、ちょっと疲れ気味、伊藤はパワーアップしていたがやや張り切りすぎ。島田さんはマイペースだった。四国から佐藤が友人連れて見に来ていた.
宮崎さんが、1年ぶりに掲示板「寄合」 を再開された.Morris.の専用アイコンも残してあったので、さっそく使ってみた.ぐいぐい酒場もはじめの頃はアイコンがあったのになあ。
 

2002/01/18(金)●JUG-BAD-MUSIC三昧●
天気予報で言ってたとおり今日からぐっと冷え込んできた。これが、普通の気候で、先週が暖かすぎたのだ。
今週のSTARdigioの目玉は435ch。2時間ぶっ通しのJUG BANDS特集だ。春待ちファミリーBANDがジャグバンドというのは、広く知られているところで?春待ちのビラには「ジャグバンド930年代アメリカの黒人音楽の一種」と、書かれている。でも,本当は20世紀初頭からこのスタイルは行われていて、1番盛んだったのは20年代とも言われている。ただ、レコード技術の関係で、音として残されているものは30年代が中心になるわけだ.その後、30年を経た60年代にアメリカの白人がこのスタイルをリバイバルさせた。1番有名なのがジムクエスキンバンドでジェフ&マリア・マルダー、フリッツ・リッチモンド、ビル・キース、ブルーノ・といった錚々たるメンバーで、ジャグバンドを現代的に昇華させた。春待ちが影響を受けたのは実はこちらのスタイルだった。今回の435chの特集は、戦前の黒人のレアものばかりで、Morris.は前に、メンフィス・ジャグバンドの特集くらいしか聞いたことがなかったので、非常に興味深くこれらを聞いた.当然音は悪いし、演奏も何だかなあというのが混じってはいたが、素朴で、力強くて、ユーモラスで、新鮮に感じられた.出てくるバンドは、先のMemphis jug bandのほかに

King David's jug band
Cannnon's jug band
Dixeland jug stompers
Whistle's jug band
Jack Kelly & His South Memphis jug band
John Harris
Ben Ferguson
Birmingham jug band
Kaiser Clifton
Jed Davensport & His Beales Street jug band
Noah Lewis's jug band
Kentucky jug band
Ezra Buzzington's Rustic Revelers
Earl McDonald's Original Louisvile jug band
Daddy Stovepipe & Mississippi Sarah
Philips Louisvile jug band
Five Harmanics
Prairie Ramblers

ディキシーランドジャグバンドの「Boodle-am-shake」は、春待ちの「ぶらんこ楽しいな」の原曲だった(^o^)
先日のオフ会で初めて会った荒井さんが、アドレスを伝えてくれて、名古屋のみたさんからメールが来た。今月末にはシンガポールに引越し、当地で日本語FM放送局の仕事をするとのこと。例の韓国のどじまん大阪大会で会ったきりで、ずっと2年以上連絡もとれずにいて、メールもらったら、シンガポールというのも、不思議な縁といえよう.インターネットラジオで、彼女の声が聞けるかもしれない.

【一日の終わりの詩集】長田弘 ★★★☆☆ 2000年9月発行の詩集である。80ページ足らずの薄手の作物で、25編の詩が収められ,「いま、ここに在ること」「マイ・オールドメン」「一日の終わりの詩」というタイトルでで全体が3つに分けられれている.書名は20世紀の終わりに出す詩集と言う意味もあるらしい.例によって彼らしい、示唆に富んだ詩句がふんだんにちりばめられ、言葉遊びの精神も横溢している。やはり彼の詩の世界はMorris.にとってMy favourite thingsの一つでありつづけているようだ.
全体の約半分12編の詩の最終行が、一行空きの疑問文になってるのも、遊びの一つかもしれない.

・一人の私は何でできているか?「人生の材料」
・一人の記憶は何でできているか?「記憶」
・まだ信じられる語彙がいくつあるか?「深切」
・愛すると言えるものがいくつあるか?「愛する」
・ひとの一日はどんな時間でできているか?「間違い」
・一人の言葉は何でできえいるか?「言葉」
・一人の魂はどんな言葉でつくられているか?「魂は」
・一人の意気地は何でできているか?「緑雨のふふん」
・一人の夢は何でできているか?「露伴先生いわく」
・一人の孤独は何でできているか?「鴎外とサフラン」
・一人の希望は何でできているか?「二葉亭いわく」
・一人の手紙は誰に宛てて書かれるか?「頓首漱石」

この羅列だけでも一つの詩として立っていける。長田弘の詩句は、それぞれが独立しても成り立つ。オブジェクト指向の詩なのかもしれない.
他にも引用したい詩句はいくらでもある。

石に彫りこむように
単純さにむかって書く言葉
考えるとは、知恵の
悲しみを知ることである「人生の材料」

どんなときにも感情は嘘をつく。

単純なものはたくさんの意味をもつ。

人をちがえるのは、ただ一つ
何をうつくしいと感じるか、だ。「言葉」

人が誤まるのは、いつでも言葉を
過信してだ。きれいな言葉は嘘をつく。

誰でも何でも、いうことができる。だから
何をいいうるか、ではない。
何をいいえないか、だ。「魂は」

人生は、跡形もなく、生きることである.「経歴」

無くなったものなしには、何もないだろう.
わたしたちをつくったのは無くなったものだ。
存在しない魂なしに、存在はないように。「哀歌」

ひとは黙ることを学ばねばならない
沈黙を、いや、沈黙という
もう一つのことばを学ばねばならない「自由にひつようなものは」

考えるとは、ゆっくりした時間を
いま、ここにつくりだすということだ。「空の下」

俗にいう運不運は、じつは幸福不幸福のことである。
幸福つまり幸せであるというが、それもちがうネ。
幸福は、じつは福である。福というのは、ソレ
自前手製のもの。忌憚なく言えば愛です。
人の世の味わいは、愛の多少による。「露伴先生いわく」

時は過ぎるというのは嘘なのだった。
時はなくなるのだった。
思いだすことなど何もないのだった。
新しいものは見知らぬものなのだった。

微笑むべし。
海辺の午後の日差し
砂州のかがやき。
水鳥の影。
人のいない光景のうつくしさ。「午後の透明さについて」

わたしたちの不幸は、不幸のようでない。
死さえ、わたしたちの死のようでない。

ことばというのは、本当は、勇気のことだ。
人生といえるものをじぶんからあいせるだけの。「新聞を読む人」

憎むものは憎むことを憎むことができない

あなたは誰? ではない問わるべきは
誰があなたなのか? ということだ「意味と無意味」

言葉を不用意に信じない.
泣き言は言葉とはちがう。「Passing By」

還暦を過ぎた詩人は、40年以上前から同じことを繰り返しつづけているのかもしれない。そして、その繰返しは何度繰り返されても、そのたびにみずみずしく聞こえる。ここには、選ばれた精神の均衡がある。
 

2002/01/17(木)●神戸地震七周忌●
西根君と二人、宇治に配達。荷物は大したことなかったが、住所がわかりにくかったのと、全開梱でそこそこ時間を食った.昼食は、京都南インター近くの「横綱」で大盛りラーメン。以前すごく美味しかった記憶があったのだが,今日はそれほどとは思わなかった.豚骨醤油スープの旨味がちょっとしつこく感じられたのだ。
夜「万坊」に貞子(社長の妹)大谷夫妻が来ているとのことで出向く。後で社長も来る。久しぶりに4人で飲んでだべる。Morris.はここでも海鼠を注文。その後3人は、Morris.の部屋で昨日のNHKのビデオ見て帰る。大谷君も11月にYahooのADSL導入して、ヤフーオークションなどもよく利用しているらしい.
今日は神戸大地震から7年目の記念日。当時の歌集 『地名抄-KOBE』 をアップ.

【日本のコリアン・ワールドが面白いほどわかる本』康熙奉(カンヒボン) ★★☆☆  東京生まれの在日二世による、在日の現状と文化、コリアタウンなどを紹介した、入門書みたいな本で、既知の事柄が大部分だったが、いくらかは、知らないことも載っていた.文章も、イラストも、造本も何となく素人っぽい本で、分かりやすいといえばわかりやすい。
本書Morris.が新たに得た知識といえば
・大阪の在日に済州島出身者が多い理由。戦前大阪-済州島間に定期船が運航されていたため。
・チェサ(祭祀)の料理にはニンニクと唐辛子を使わない。
・チェサ(祭祀)の料理の並べ方は、祭壇に向かって右が東で左を西と考えたとき「魚東肉西」とする。
・1952年から1999年までの47年間に23万3,920人が日本に帰化している。現在の在日韓国/朝鮮人の3分の一にあたる。
 

2002/01/16(水)●サンパル3Fの超書店●
    今朝、中川みつお部屋の 春待ちファミリーBAND【NEWS】 を見たら1月16日午前11時5分からNHK総合TV関西「 とっておき関西おひるまえ」に春待ちファミリーBANDが生出演すると書いてある。あじゃじゃー、社長からは何の連絡もなかったのに。どうも最近春待ち情報が遅れがちだ.ともかくも録画しながら見た。平日のため社長、秋本、井山、中川、伊藤の5人。明日の震災記念日がらみの番組だった。それでもワシントン、ぞうさん、フィッシングと3曲演奏し、トークも交えて20分以上出ずっぱりだった。
昼から三宮に出てサンパル8階の兵庫県産業情報センターに行き、兵庫ネット解約の手続きをする。えらく時間がかかったがともかく、これで、NIFTY、兵庫ネットともに縁が切れたことになる.兵庫ネットは年間契約だから、いちおう3月までは契約していることになるのだが、ほとんど使うことは無いだろう.前のメールアドレス宛てのメールの整理だけだ.NIFTYは昨日で契約切れだから、前のホームページは消滅してる。春待ちの通信簿も昨日を持って廃止ということになる。こちらは、ほとんど死んでたからちょうど良かったかもしれない.
サンパル2Fの古書街が元気が無いと前にも何度か書いたのだが、エレベーターで8Fから降りる途中3Fにも本屋の表示があったので??と思い降りてみたら、なんと3Fのフロアいっぱいにとんでもない巨大古本屋が出現していた。びっくりしたなあ、もう、である。とにかく広い、前のサンパルジュンクの売り場がほとんどそのまま古本屋になったといっていいくらいだものなあ。名前は「超書店 MANYO」とある。ジャンルも本の年代もばらばらで、玉石混交というより、ほとんどが岩や石ころ中心といえるかもしれない。値段も高いのはそれなりだったり、全集の端本や売れ筋以外のものは95円均一だったりする。マンガコーナーだけでも、一般の専門店並にそろっているし、雑本の多さには、さすがのMorris.が、見て回るのにくたびれてしまったほど.帰ってからネットで検索したら三重県度会郡小俣町(わたらいぐんおばたまち)湯田218に本社がある万陽書房の経営で、三宮店のオープンは昨年の6月29日とかいてあったから、Morris.は半年気付かずにいたということになる.これも情けない。ブックオフとは一味違った展開なので、Morris.も月に一度くらいはのぞくことになりそうだ。
地下鉄で今年最初の中央図書館詣で。本当に92系統バスの廃止には腹が立つ.
ところで、昨日の日記にうろ覚えで引用した句「美しきもの見し人は--」の作者名(プラーテン)を思い出したので、これも検索書けたら、原文が出てきた。

Wer die Scho"nheit angeschaut mit Augen,
Ist dem Tode schon anheimgegeben.
   ( August von Platen, " Tristan" )

例の「トリスタンとイゾルデ」の詩篇の中の一節だったらしい。ふーむ、ネット検索の便利さの一端を思い知らされた.

【中島敦全集1】★★★★ 筑摩書房が2001年に発行した最新の4巻の全集で、この第一巻に彼の全小説が収められている.そのくらい寡作、というか、これからと言う時に死んでしまった作家だった。惜しんでも余りあるとはこのことだろう。ここしばらく読書控えが無かったのは、これと鴎外の「椋鳥通信」にはまっていたせいだ。

「狐憑」「木乃伊」「山月記」「文字禍」「斗南先生」「虎狩」「光と風と夢」「幸福」「夫婦」「雛」「寂しい島」「夾竹桃の家の女」「ナポレオン」「真昼」「マリヤン」「風物抄」「悟淨出世」「悟淨歎異」「盈虚」「牛人」「かめれおん日記」「狼疾記」「名人伝」「弟子」「李陵」

〆て25編、長編は無いから全部で500頁。ほとんどは、以前読んでいたが、伯父のことを綴った「斗南先生」、朝鮮を舞台にした「虎狩」は初めてだった。出来不出来、好き嫌いはあるものの、やはり彼の文章は漢文を修めたものでなくては書けないものだろう。
「光と風と夢」は宝島のスティーブンソンのニューカレドニアでの記録という体裁を取りながら、中島敦自身の生き方と創作原理が投影されている。
やはり「悟淨出世」「悟淨歎異」が、飛びぬけている。言うだけ詮無いことではあるが、もう少し長生きして「わが西遊記」をまとめて欲しかった.「文字禍」「名人伝」のような、寓話の巧さには舌を巻くしかないし、「山月記」の人間観察の深さは類を見ない.
悟淨が悟りを開くために訪れた、さまざまな師の一人藝術至上派の蒲衣子の弟子の美少年の逸話などは、それだけで夢のようにはかなく美しい。

弟子の中に、一人、異常に美しい少年がゐた。肌は白魚のやうに透きとほり、黒瞳は夢見るやうに大きく見開かれ、額にかゝる捲毛は鳩の胸毛のやうに柔かであつた。心に少しの憂がある時は、月の前を横ぎる薄雲ほどの微かな陰翳(かげ)が美しい顔にかゝり、歎びのある時は静かに澄んだ瞳の奥が夜の宝石のやうに輝いた。師も朋友も此の少年を愛した。素直で、純粋で、此の少年の心は疑ふことを知らないのである。たゞ余りに美しく、余りにかぼそく、まるで何か貴い気体ででも出来てゐるやうで、それがみんなに不安なものを感じさせてゐた。少年は、ひまさへあれば白い石の上に淡飴色の蜂蜜を垂らして、それで ひるがほの花を画いてゐた。
悟淨が此の庵室を去る四五日前のこと、少年は朝、庵を出たつきりで戻つて来なかつた。彼と一緒に出て行つた一人の弟子は不思議な報告をした。自分が油断をしてゐるひまに、少年は ひよいと水に溶けて了つたのだ、自分は確かにそれを見た、と。他の弟子達はそんな莫迦な事がと笑つたが、師の蒲衣子はまじめにそれをうべなつた。さうかも知れぬ、あの児ならそんな事も起るかも知れぬ、余りに純粋だつたから、と。
悟淨は、自分を取つて喰はうとした鯰の妖怪の逞しさと、水に溶去つた少年の美しさとを、並べて考へながら、蒲衣子の許を辞した。(「悟淨出世」)
 

2002/01/15(火)●犬の命も短くて---●

韓国の十代から三十代の三分の一はインターネット中毒にかかってるらしい。今日インチョン空港は深い霧のため全ての航空便は離着陸できなくなった。などと、例によって東亜日報の記事を女性の声を聞きながら読んでいた。韓国語を学び始めたころにこれが出来たら、Morris.の韓国語ももう少しはましになっていたかもしれない.ラジオやTVのニュースは、まず聞き取れないが、これだと、ハングル見ながら音を聞けるのでずいぶんわかりやすい.とは、いってもそれでも理解できるのはざっと半分くらいだろう。ちょっと韓国離れしようとしたところで、こういう便利な機能が利用できるようになるというのも皮肉ではある.先のインターネット中毒のことだが、ここ数日は、Morris.もすっかり中毒状態といえるだろう。ネスケのアップグレードのおかげで、結構時間を食っている。目下の課題は、ホームページの検索窓が機能していないことだ.スクリプトをコピーしては貼り付けているのだが、普通のgoogle検索になったり、できなかったりの繰り返しだ.メーラーはとりあえず使えるようになった.ただ、アドレス帖のインポートができず、結局手動で移動した。
それから、ついでにあまりにひどかった、Morris.のリンク部屋 も手直しした.実は去年の5月ころに小規模の手直ししたはずだったのが、何故かそれが消えてしまい、ずっと2年前の中途半端な形のものを掲載し続けていたのだった。リンク切れのものも多く、逆にリンクした方へ迷惑をかけていたことになる。今さらではあるが、ごめんなさいm(__)m
宮崎さんの愛犬、福が今朝死亡したというメールが届いた.生後百日に満たない命だった。宮崎部屋の中に 福の間 という、愛犬写真日記が出来て、Morris.も見るのを楽しみにしていた。この部屋は記念に残しておくとのこと。写真で見る限りでもたまらなく愛くるしかった.「美しきもの見し人は、早や神の手に召されなむ」と言う、古い詩句は、犬にも当てはまるのかもしれない。宮崎夫妻の悲しみは想像にかたくないが、機会を見て、また別の犬を福ちゃんの代わりに育て上げてもらいたい。福ちゃんの冥福を祈って、合掌

2002/01/14(月)●社長のニューアルバム●
昨夜のABCラジオ、ユカリちゃんの「ソウル鍋」は、なんか、ユカリちゃんの声が枯れてて、ちょっと心配になるくらいだった.かかった曲も洋ものがメインで、やっぱり土曜日の毎日放送の番組の方が面白そうだ.
カレンダーでは今日も休みになってる。例のハッピーマンデイとかで、今日が成人の日なのだった。うーーん、やっぱりこの意味もなく祝日を移動するのは気に食わない。でも、社長の長女やっちゃんも今年新成人だもんな。いやあ、時の過ぎるのは速いもんだとあらためて思わされてしまった.Morris.が神戸にやって来て、春待ちの社長と知り合って、社長がさりーちゃんと結婚して、やっちゃんが生まれて、それから20年が過ぎたんだもんなあ。その社長の個人アルバム「おもちゃ箱」が1月末に完成するらしい。曲は学研の保育関係雑誌に紹介されるものを中心に構成される。「おまつり」「せんせいいつもわらってたね」の二曲はMorris.も作詞で手伝ったので思い入れが深い。出来上がったらまた詳しく紹介するが、とりあえず今日はジャケットのイラスト(by津吉ゆう子)を見ておいてください.
横浜ジャグバンドフェスティバルは、天候にも恵まれて、盛況だったようだ。翌日の新聞にも記事がでていたらしい。その新聞を社長が無くしたみたいで紹介できない.
稲田さんの紹介でSonicbox iM tunerというインターネットラジオチューナーソフトをダウンしてみた.米国製だが簡単に使うことが出来た.再生は、WMPとかRealPlayerを使うのだがその選択まで自動でやってくれる。韓国KBSのFMが2局あったので繋いだら、ちゃんと聞こえる。しかし何故か数分で止まってしまう。止まるまでの時間はまちまちだ。音楽のジャンル別の一覧などは使いやすそうだが、これをBGMにするつもりは今のところない.

2002/01/13(日)●神鋼三連覇ならず●
やっぱり昨日はちょっと飲み過ぎたらしく宿酔気味で10時起床.
昼から京都女子駅伝見るも2時からは、ラグビー社会人決勝に切り替える。神鋼が2トライで先制し、楽勝かと思ったが、だんだん押されて、後半とうとう逆点されてしまい、ミラーのシンビン(10分間退場処分)もあり、結局はサントリーの圧勝に終わってしまった。サントリーの若さと体重に押されたし、元木の欠場もあったが、やはり残念。サントリーは初めて神鋼に勝ったことになる。
迷った末に、ネスケの最新版(Netscape6.2)をダウンロードしてみた。さっそくホームページを見たら、おお、例のカウンタが表示されている。スピードは旧バージョンとさして変わりないようだが、javaスクリプトエラー表示は出なくなってる。韓国語のサイトでもハングル表示されるし、東亜日報のサイトではマークをクリックすると、女性の美しい声で記事を読み上げてくれる。これはすばらしい。しかし慣れてないせいか、画面のデザインがしっくりこないし、画像の上にカーソル移動しても説明が出てこない。結局はこちらに乗り換えることになるのだろうな.問題はメーラーで、機能が強化された分設定がややこしくなってるし、登録してないせいか、これで送受信することができない。ついでに雑誌に載っていたフリーソフトのメーラー「EdMax(エドマックス)」もダウンロードしてみた。こちらもまだメールの送受信が出来ない.ヤフーメールの設定を間違えているのか、たぶんMorris.の勘違いなのだろう。しばらくいじって、どちらを使うか決めよう.
今夜は9時からABCラジオでユカリちゃんがゲストの番組をエアチェックしなくては.
 

2002/01/12(土)●チークダンスオフ●
今日は午後早めに大阪に出て、ニ三ヶ所回るつもりだったが、2時から大学ラグビー決勝があったのでつい見てしまう。慶応もがんばったが、地力に勝る関東学院には及ばなかった.
鶴橋にでて楽人館をひやかしてからぷらぷら歩いて今里へ.韓国関係ネットのオフというのも、本当に久しぶりだ.今日の会場は今里新地からちょっと外れたビルの2階にある「チークダンス」という韓国サパークラブ。初めての店だがわりとこじんまりしている.参加者は、主催のファピョンサン、済州島から法事のため来日していたファピョンサンの叔父ホソンス、キミヒョンスク夫婦、あしやん&アンちゃん一家、山田浩子&鄭成逸夫婦、百済大王&ばうちゃん夫婦、二本松一家、西口さん、キムキョンニョンさん、新井あさかさん、岩越リサさんにMorris.をいれて総勢18名(赤ちゃん二人含む)だった。初対面が半分近かったが、韓国つながりで、すぐ親しくなった。料理は当然韓国料理一色で、ビール、真露が回ってきたところでカラオケタイムに入る.マイクを握るのもひさしぶりだ。ホソンスさんの本場の歌を皮切りに、歌って踊ってモードに突入。ファピョンさんが「ソウル・テジョン・テグ・プサン」山田さんが「ソウルピョンヤンパンナジョル」とキムヘヨンナンバーの連発で、かけ声隊になったMorris.はあっさりこれでのどを潰してしまった.参加が遅れた百済大王の代わりにばうちゃんと「セサンウンヨジギョン」をデュエットできたし、久々の韓国ムードを満喫することが出来た.山田さんの留学時代の知り合いの新井さんの友達が、3年前の韓国のどじまんに出たという話が出て、びっくりした。その友達というのが、当日隣に座って意気投合したミタさんだったからだ。彼女は今名古屋にいるらしい。なつかしいなあ。あしやんの長男龍太君はもう1歳8ヶ月になっていて、可愛い盛りである。人懐こい愛嬌のある「福顔」が素晴らしい.すっかりいい気分になり、最終2本前の電車で帰ってきた.

2002/01/11(金)●戎神社残り凶●
2002年西宮戎神社みくじ第十一番凶 ぐいぐい酒場にyasuyasuさんが、無料カウンタの情報を書き込んでくれたので、さっそく設置してみた。だが、画像が表示できない。ためしにIEで見たらちゃんと表示されていた.しかもカウンタのホームページから自サイトのアクセス情報を詳細に知ることが出来る。確かにこいつはすごい、すごすぎる。やっぱりネスケが悪いのだろうか.しかし今さらIEに切り替えるのも業腹だし、もうしばらく様子を見ることにした。ニフティとの契約切れが1月15日だから、おっつけ、現在のカウンタも消滅するはずだ。そうなってから本気で考えよう.とりあえず見えないながら影のカウンタも動いているわけだからあわてることはない。かな?
TELさんの情報によると、韓国にイパクサのCD注文した際に、ついでにキムヘヨンベストも頼んだのに、廃盤だとの知らせが来たらしい.去年の8月に結婚したから現在芸能活動は休止中だとしても、もう廃盤とは!!うり丸さんを会長にして、ファンクラブまで結成して応援していただけに残念だ.これを機にベストやアッサ超特急を聴きなおしてみた。やっぱり良いぞ。特にアッサ超特急は、ポンチャクディスコの至宝と思った.
井山くんは、やっぱり体調不良で横浜遠征には欠席したらしい.夕方会ったさりーちゃんによると、とりあえず入院するほどではないようだ。明日は横浜ジャグバンド祭りがある。春待ちファミリーBANDは5人が参加している。Morris.も行きたかったが、横浜は遠すぎるし、明日は久しぶりの韓国ネットのオフがある。
初詣は十日戎と決めてるMorris.だが、今年は残り福をもらおうと、最終日の今夜行ってきた.6時ごろ西宮到着、思ったほどは混んでない。やはり残り福だからだろうか。それでも駅から本殿までは30分弱かかる。大鮪も毎年のこととなると、それほど珍しくもない.とにかくおみくじを引きに来たようなものだ。去年は大吉だったわりに、冴えない一年だった.さて、今年は、というと、なんと十一番「凶」ではないか。おいおい、大吉であんなだったということは、今年はどうなるというのか。凶なんて引いたのは西宮では初めてかもしれない.さすがに卦は悪い。

○望事 ありともかなひがたし
○うせもの いでがたし
○病人 あやふし
○まち人 来たらず
○さいなんにかゝる事多し慎むべし
○すべて物事をはじむる事わるし

ざっとこんな調子である.
ゲン直しに酒の肴にタコ焼きとお好み焼き食いまくる。屋台ではなく、商店街の東端の店で、タコ焼き250円、お好み300円という安さなのに馬鹿うまの店だった。祭りの時だけ臨時に出す店らしい.ということは屋台と同じか.

2002/01/10(木)●「椋鳥通信」●
久しぶりに元町の阪神理容で散髪。年末に行き損なってたので、結構ぼさぼさになってた。これまでよりは前髪を残すことにする。そのあと「つの笛」に行ったら、階段の百均棚に古い鴎外全集の端本が多数あり、その中の1冊が著作篇17巻「椋鳥通信」だった。これは昨年読んだ 長田弘の[詩人であること」 に取り上げられていて、興味をもったものだが、中央図書館3階の開架棚には鴎外全集がなかったし、書庫から出してもらうのは面倒だというのでそのままになっていた。昭和11年発行の岩波版で、この巻は千頁以上ある.明治42年(1909)から大正3年(1914)にわたる、海外通信(当然独逸中心)で、雑誌[スバル」に連載されたものだ。ぱらぱらと見たが、劇の新作一覧や、誰が死んだとか、新聞記事の切り抜き、要約などが中心で、それほど面白そうとも思えないが、さてどうしたものか。
島田さんからスケジュールが送られてきたので 島田和夫部屋 を更新。

【われはフランソワ】山之口洋 ★★★ 「オルガニスト」が面白かったので、これも期待して読んだ。仏蘭西の泥棒詩人ヴィヨンを主人公とした、冒険譚であり、伝奇小説であり、詩物語でもある。数奇な生まれのヴィヨンが、司祭である養父のおかげで学問を修め、パリ大学に入るも、仲間との馬鹿騒ぎから殺人に巻き込まれ放浪中に盗賊の仲間に入り、パリに戻ってからも悪事を重ねる。持って生まれた詩才により、詩人でもあるオレルアンのシャルル大公と親炙し、その若い妻マリーに惹かれる。放蕩と乱脈な生活の中で、一度はマリーとも情を通じるが、これが後にルイ12世となったというオチがつく。ヴィヨンの父が実はジプシーだったとか、悪と美の相関関係など面白そうな仮説や、当時の英仏関係、仏蘭西の歴史などもしっかり捉えて説明してあるし、ヴィヨン詩の新訳(なんだろうな)も詰め込んであり、なかなか多様な内容で、作者の凝り性なところも出てるのだが、フィクションとしていま一つ楽しめなかった.こういった作品では、なんと言っても主人公に魅力を感じるかどうかが決定的なだけに、本書のヴィヨンの描かれ方が、どうもぴんとこなかった。前作のパイプオルガンに関する薀蓄と同様、本書でもヴィヨン詩、盗賊団、教会、大學などの描写と知識は端倪すぺ刈らぬものがあるのは、みとめながらも、物足りない思いを禁じえなかった。

2002/01/09(水)●44445(^_^;)●
一昨日の夜「チョナンカン」の録画に失敗した(と、いうよりできなかった)ので、今朝は、262chのカエターン・ヴェローゾのライブ番組はしっかり手動で録画した.矢谷君お勧めのブラジル音楽の大御所で、アルバムタイトル「粋な男」を地でいってる、とにかく渋い親父であった.
またまたWMPとRealPlayerで、韓国ラジオ放送を聴こうとしたが一向に進展なし.韓国のサイトを見るとやたらJavaScriptエラー表示が出て、ときにはフリーズしてしまう。文字化けは当たり前だし、やっぱり、ネスケがいけないのだろうか。
この前買ったジーンズが何となくがばがばなので、細めに改造することにした。ミシン使うのも久しぶりで、糸のかけ方まで忘れていた。昔は、はくのに一苦労するほど細くしたものだが、さすがに今回はややスリムくらいにとめておいた.
Morris.部屋のカウンタが昨日44420だったので、今日はひそかにゾロ目の44444を狙っていたのだ。結構姑息な手段というか、ちょこちょこと小刻みにアクセスしたりしたのだが、結果は遅かりしの1番遅れだった。ぞろ目には善後賞はないよなあ。ところで、このカウンタはニフティのものだから、早ければ来週くらいには使えなくなる可能性大である。ここ1年ほどは、ニフティはサイトの更新以外はほとんど使っていなかったから、実質このカウンタだけのために毎月2千数百円払っていたことになる.そう思うとめちゃくちゃ高いカウンタだった。次代の無料カウンタを物色したのだが、これがなかなか見つからないでいる.広告付きはいやだし、ちょっと良さそうなのがあると、サービス停止になってたり。どこかにおすすめのカウンタあれば教えてください.
福井君から年末のビートルズ講座の原稿届いたので、 フクイーズ日記ページ にアップ.カメラが行方不明で写真がないのが寂しいが、見つかり次第追加する予定。このメールや、数名のメールは、古いアドレス(morris@po.hyogoxx)宛になっていたので見るのが遅れてしまった.接続の関係で古いアドレスのものは今は週に一度くらいしか見ないし、来月くらいは消滅すると思うので,現在Morris.の古いアドレスを登録されている方は、古いアドレスを消して、新しい方を登録して置いてください.
morisakikazuo@yahoo.co.jp
です。
メールといえば、浜松の一木良治からメールが来た。会社のPCからで、奴は今でもPCも携帯とも無縁の生活を続けているらしい.いっそ、うらやましい。

2002/02/08(火)●ヤ号作戦の収支計算●
奥井さんらと法隆寺近くの安堵町から、香港送りの荷物引き取りと、実家日本橋への家具の配達の現場。名阪入ったころから雪になり、一日降ったり止んだりだった。安堵町はMorris.の大好きな陶芸作家富本憲一ゆかりの町で、記念館も現場のすぐ近くにあったのだが、時間がなくて寄ることが出来なかった.作業の後、掃除していた奥さんが、泣きそうな顔で、すみっこの動いているものを何とかしてくれと頼むので、見たら、ヤモリだった.まだ子供で小さくて可愛いかった。つまんで庭に放した.
5時半に事務所に戻ったら、前で市川さんの車の助手席側が大破していた。コンテナのせるシャーシに激突したとのこと。市川さんはかすり傷一つなかったのが不幸中の幸いだったが、正月早々とんだことになったものだ。
帰りは三宮に出て、ひさしぶりにダイエー7Fのジュンク堂を冷やかす.やっぱり大きな本屋は、楽しい。サンパル店の配列と品揃えが気に入ってたので、移転してからはあまり行かずにいたのだが、これからは定期的に覗くことにしよう。棚の数だけで、六甲道駅地下の本屋の5倍はありそうだ。詩集のコーナーに95年発行の伊藤海彦の詩集「夢の汀」(199)というのを見つけた。以前宇仁菅の200円均一で買った 「影の変奏」 の作者である。立ち読みした感じでは、Morris.の持ってる詩集とあまりスタイルは変わっていないようだった.嬉しくて2時間近くジュンクにいたことになる。
9時半帰宅したら、社長から電話で、地震直後の春待ちファミリーBANDのビデオ無いかとの照会.またNHKTVで震災がらみの番組をやるのに、そのテープの映像を使いたいということらしい。押入れのダンボール箱からそのテープ探し出して、社長宅に届ける.社長はちょっと風邪気味のようだったが、井山君も湿疹がひどくてかなり参ってるらしいとのこと。
Yahooから、早速受信料徴収のお知らせメールが来た.

通常のアナログ回線をご利用のお客様で、モデムレンタル、12月1日利用開始の
場合の初回請求明細は以下のとおりです。
(利用開始日が1日以降の場合、月額費用は日割り計算した金額でのご請求とな
ります)

初期費用 : NTT 局内工事料金:2800円(※)
      NTT DSL契約料:800円(※)
月額費用 : ADSL接続サービス(タイプ1):990円
      ISPサービス:1290円
      ADSLモデム(スプリッター含む)レンタル料金:550円
      NTT 回線使用料:187円(※)
合  計 : 6617円(税別)
※については、NTT様にお支払いする費用をYahoo! BBからご請求いたします。

と、いうことは、今月分からは、毎月\3,017+消費税で、\3,168払えばいいことになる.ニフティも解約したので、結果的には2千円くらい安くなりそうだ。送受信のスピードアップを考えたら、確かに絶対お得に違いない.

2002/01/07(月)●ユカリちゃんブレイク直前!?●
昨夜の楽屋、ユカリちゃんのライブは大盛況だった.8時前に入場したらすでにいっぱいで、座るどころではない。ステージが始まってからも、どんどん客が入ってくるので、ほとんど満員電車状態になってしまった.これまでの楽屋の客の記録は114人とか聞いていたが、昨日は150人は軽く超えていたと思う。ラジオ放送開始の翌日と言うのも効いたのかもしれないが、1年半ぶりの神戸でのライブだし、人気が沸騰していることは間違いないようだ.バックバンド新世界とダンスデュオのゴーキャッツを従えて、前にも増してパワー爆発のユカリちゃん。ギターの久井君がこのステージを限りに辞めることを始めて知った。休みなしで、ほぼ2時間近く歌いまくったユカリちゃんも疲れただろうが、その間すし詰め立ちん坊だったMorris.も疲れてしまった.終了後、噂のCDを買って、もちろんサインもしてもらった。去年は夏で、特製団扇が配布されたが、今回はお洒落でレトロなデザインのマッチが配られた。これはてっちゃんのデザインかもしれない.毎日放送ラジオ土曜日のレギュラー番組のほかに、1月13日の夜9時から朝日放送ラジオでも1時間の特集番組に出演するらしい.ミュージックマガジンなど印刷媒体での露出も多いらしく、いよいよ本格的にブレイクしそうな気配だ.ところで、Morris.部屋内の大西ユカリページは開店休業状態だし、ユカリちゃんの公式HP 「大西ユカリと新世界」 が活発なので、今後ユカリちゃん情報はこちらを見てください.

 
2002/01/07、楽屋でのユカリちゃんの勇姿
 
レトロでお洒落な特製マッチ
 
今日は、今年の初仕事。矢谷、市川、清水、溝渕君と5人で姫路の現場。スイス向けの船便と、トランクルーム保管の荷物の引き取り。正月休ですっかり身体がなまっているのと、左肘の調子が相変わらずで、疲れた.あまり食堂などない地域で仕方なく入った松屋のカレー大盛りの量の多さにめげてしまった.牛丼もカレーも\290で、大盛りでも\390.安売り合戦のあおりを受けているのだろうが、これは単純に喜べる状況ではないだろう.
夕方小雨になっがすぐ上がった。しかし夜8時ごろから短時間だが豪雨になり、8時20分にドカーンという轟音、事故かと思ったが雷だった.あまりの音の大きさに魂消てしまった.あわててパソコンの電源を切った.9時過ぎにはまた星空が広がっている.

2002/01/06(日)●歌集『猫嫌ひ』アップ●
いちおう正月休みは今日まで。9時過ぎに起きて、久しぶりにHPの更新でもしておこうと、 歌集『猫嫌ひ』 をアップ。壁紙を作るのに猫のシルエットが欲しいと思い、結局手持ちのCDROMにあったものを変形して利用した.
ラグビー神鋼vs.トヨタの準決勝は胃が痛くなるような試合だった.初っ端トヨタの連続トライで神鋼が14-0とリードされた後、逆転につぐ逆転でインジャリタイムでの逆転ゴールキックのやりとりで、神鋼が辛うじて1点差で決勝進出を決めた。確かにゲームとしては面白い展開だったが、運と審判とミスのために神鋼が苦戦したというのがMorris.の見方である。まあ、何はともあれ勝って良かった.決勝の相手サントリーは100点も取ったらしいが、Morris.は割と楽観している。
今夜は楽屋で、ゆかりちゃんのライブに出かける予定。

【図解 ADSL & 光ファイバー通信】中山真敬 ★ 本来この手の本は、これからADSLを導入しようかどうか迷ってる人のために書かれたもので、遅まきながらもYahooにつながったばかりのMorris.にはあまり意味が無いと思いながら、光ファイバーがどんなものかという興味もあって読んだ。しかしほとんど意味が無かった.2001年7月の発行だから、それほど古いことはなさそうだが、通信やPC世界では半年前の知識はすでに過去の領域だったりする。「図解」と明記してあるが、大半がフローチャート図や下手糞なCGだし、中央16pの「カラー図解」のお粗末さには情けないを通り越して笑ってしまった.いまどきこんなお手抜きは、公社のパンフレットにもないと思うくらいのしろものだった。

2002/01/05(土)●井山BIRTHDAY LIVE●
今日もまだまだ正月暮らし?のMorris.は、朝風呂浴びてまたごろごろ。Realplayerをダウンロードして、韓国のラジオ聞こうとしたがうまく行かない.
午後はぼーっと高校サッカー、ラグビーなど見る。やっぱり高校生は技術的にいまいちである。
午後6時半から毎日放送の新番組「大西ユカリの新世界」を聴く。タイトルそのまんま、かりちゃんDJの回顧歌謡番組で最初からとばすとばす。お相手の若手アナウンサーもたじたじだった。昨年末の入院騒ぎの後だけに、前より元気なゆかりちゃんの声に一安心。明日の楽屋ライブも楽しみぢゃあ。かかった曲は「小指の想い出/伊東ゆかり」「笑って許して、あの鐘を鳴らすのはあなた/和田アキ子」「ブルーライト横浜/いしだあゆみ」「白い蝶のサンバ」「ブルーシャトー/ブルーコメッツ」「真夏の出来事/平山三紀」「愛の賛歌/越路吹雪」等等で、アッコファンだけに和田アキ子だけで3曲(1曲忘れた)かけるほどの熱の入れ方。これから毎週土曜日夕方6時半から8時はゴールデンアワーだ。
8時からヒアカムで毎年恒例となった井山あきのり誕生祝ライブ.20人以上の客の8割は女性というのも、いやま君らしい.わざわざ九州からMorgan's Bar HPの主催者やすやすさん等の一行や、ぐいぐい酒場の常連とどさんも来ていた。キンキラキンの衣裳で絢爛豪華なピアノソロ、ベースのぶんちゃん、ボカルのゆりさんのゲスト出演も交えて約1時間たっぷりの熱演だった。ピアノの技と歌の下手さのギャップもご愛嬌といったところ。ライブの後の宴会も、手作りのケーキ、パンにワイン、天草の差し入れなどもあって盛り上がった.

2002/01/04(金)●ぐうたら継続●
正月も4日となるともうすでに平日であるが、Morris.は休みが続いているので、今朝は朝寝,朝酒、朝湯を楽しむ.
TV番組も見るものが無いので、WMP7(Windows Media Player7)をダウンロードして、インターネットラジオを聞いてみる。ともかくも韓国語放送を選んで数局チェックしてみた。とりあえず、韓国語のDJと韓国曲が流れるのだが、どうもこれはインターネット用のプログラムらしい。局によって、音が途切れたり、ボリュームが極端に低かったりするし、内容もあまり面白くない.Morris.は韓国の普通の放送局の番組を受信したいのだが、WMP7の検索表には見当たらない。ござーるさんの韓国ラジオHPものぞいたのだが、こちらはReal audioが必要となってる。以前は無料のソフトだったが今は有料になってるのでパス。

【突破者烈伝】宮崎学 ★★☆☆ 快作「突破者」のおまけみたいな本で、この手の本も数冊読んで、いつも物足りなく思っていた.本書も右にならえである。200ページくらいなのにこれを4章に分けて、それぞれが短い上に、更に各章がコラムというか、こぼれ話の寄せ集めという観がある。著者が子供の頃から親しんできた、故買屋夫婦、ダンプ屋の親父、を始め、土建屋の社長、北九州の親分などが取り上げられている。それぞれ面白い人物であることは間違いないのだが、どうも著者の視点がワンパタンになってるために、読んでるほうはだんだん飽きてしまうところがある。表紙と本文中に数葉挟まれている、畑中純の版画だけが印象に残ってしまった.

2002/01/03(木)●井山ノートにお手上げ●
8時起床。伊藤君と箱根駅伝の復路の実況を見ながら、井山君から預かったCOMPAQのノートパソコンを立ち上げてみる。どうにか、外付けのCDROMを認識したので、Win95の再インストールに挑戦。年末とおなじく、メンテナンスディスクが無いので、WinのCDROMから直接再インストールを試みる、とりあえず上書きしてるみたいだ。が、最終段階で何故かフリーズ、OFFボタンが作動しないので、電源コードを引っこ抜いて立ち上げるとやっぱりセーフモードになってしまう。もちろんCDROMは認識しない。これでは前と変わりは無いではないか。これを2度やり直したが、埒があかない.こうなったらしかたがない。壁紙を酒井法子にでも変更して返却するしかあるまい。
駅伝は駒沢大学が一人旅で圧勝。そのあとKNTVで「韓国のどじまん」見る。本当に久しぶりだ.しかし、もう以前みたいに熱中はできないな。のどじまんの後は、ライスボール、関西学院vs.アサヒ飲料戦を見る.関西学院が、6年ぶりに社会人チームを押さえて優勝した。アメフトは、正月にしか見ないが、見るたびにルールがわからない。
伊藤君は4時ごろ迎えにきた井山君と出て行った.しばらくノートをいじくったが、どうにもならない。
アメリカのrobin gillから封書で賀状が来た。馬の字をあしらったイラストと、達筆の英語で皆目内容はわからない.

【神話の果て】船戸与一 ★★☆☆ 1984年「小説推理」に連載したものを翌年加筆単行本化されたもので、Morris.が読んだのは88年に文庫化されたものだ。どちらにしても相当古い.元文化順類学の研究家で、破壊工作員になった日本人が、CIAの依頼で、ペルーの山岳インディオゲリラの首領抹殺を図る.ゲリラはそれまでになかった組織形態を持ち、主人公は任務を全うしたのに、それが無意味だったことを知ったあと死んでいくという、筋だけ掻い摘むと、あまりにもそっけない話だが、船戸一流の書き込みと、思い入れがあるのでそれなりに読まされる。主人公とそれをめぐる諜報員、テロリストの個人の資質や性格描写はしつこいくらいなのに、肝心の場面で突然投げ出したような表現ですませたり、事件の進行がご都合主義過ぎたりと、あまり完成された作品とは言いがたい.長編好きのMorris.だが、この作品は長すぎる(文庫上下で350p近くある)、いいところ半分くらいにまとめるべきだったろう。例によって、虐げられた先住民族への共感する視線などは嫌いではないのだが---

2002/01/02(水)●新年会●
8時起床、箱根駅伝見ながら、昨日の残りをつまみながら1杯。11時に社長宅に行き、自宅で寝ていた井山君たたき起こして、社長の車に便乗して、須磨区小束山「福屋」の初売りでの春待ちファミリーBAND。出番は2時と4時の2回なのだが、音合わせとリハのため12時入り。今日は8名全員勢ぞろい.演奏場所は入り口のエスカレーター横で、客なんか来るのだろうかと心配したが、和歌山から家族連れの応援団12名ほどが駆けつけてくれたのでどうにか格好がついた.ありがたや、ありがたや。
今日は冷え込んで、時々雪が舞ってた。
6時に社長宅でさりーちゃん主宰の新年宴会。堀姉妹、香介が先に来ていて、井山,伊藤、Morris.の6人で始め、後、斉藤さん一家、島田さん、由里さん,飯島、奈緒ちゃんも来て賑やかになった。社長が明日仕事があるので、11時半でお開き。井山,伊藤、島田、飯島、昌美、ゆりさんは二次会にモリス亭で、ウイスキー(しか残ってなかった)飲みながら、しばらくだべる。パーフェクTVの「美女カタログ」を評定しながら馬鹿騒ぎ。井山君の盛り上げはいつものことだが、島田さんもなかなか面白い.ついでに(^o^) 島田和夫部屋のスケジュール 変更。2時前に伊藤君を除くみんなは帰っていった。しばらくまた伊藤君とだべりながら結局つぶれて寝る.

2002/01/01(火)●謹賀新年2002
あけましておめでとうございます.
昨夜は恒例の六甲八幡神社春待ちファミリーBAND初詣ライブ.参拝客はまあ普通。
演奏後、井山あきのり主宰のおみくじ合戦。8人が参加して立原、昌美さんが負けて、屋台のビールとたこ焼きおごることになる。もう10年近くやっていて、最初は三宮の生田神社で、サザエのつぼ焼きだったのに、六甲八幡神社は年々屋台が減って、去年はラーメン、今年はたこ焼きと食い物が落ちてきている.その後、井山、伊藤、田辺、立原,澤田、谷尻、奈緒ちゃんとモリス亭に戻り、紅白のビデオやテレビなど見て、夜どおし飲んでだべって朝を迎えた。Morris.は途中でつぶれてしまう。昼からサッカー天皇杯決勝.セレッソを応援したが、接戦の末、エスパルスに延長で負けてしまい、優勝を逃してしまった.残念。おせちを肴に意地汚く飲み、夜はテレビで寅さんなど見てつぶれる。


 
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