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Morris.の日記です。読書記録、宴会散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。 |
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2009/08/31(月)●武雄温泉&有田観光● |
7時半起床。昨日の衆議院選挙は予想以上の自民大敗で、完全に議席数逆転である。これはこれで良しとしよう。
出勤する馬場君を見送って、朝食を頂き、しばらくくつろぐ。馬場家には室内で飼ってるミニダックスがいて名前は「紅虎」(^^;) CatographerのMorris.はいまいち犬との相性は良くないらしく、最初から最後までこいつには吠えられ続けだった。
今日は昼から有田に出かける予定だが、その前にせっかくだから武雄温泉で一風呂浴びて、なつかしの桜山でも登ろうかと思う。
奥さんに車で温泉まで送ってもらえることになり、ついでに変貌著しい武雄周遊をお願いすることにした。JR線が高架になり、駅も新しくなってた。南口は完成してるが北口はちょうど工事中である、駅の南の開発が目立つが駅前の国道は道幅を倍にするため南側の建物はすべて撤去。祖父母が小さな本屋を営んでいた駅前マーケットは跡形も無くなっていた。
何もなかった溝の上付近は保養村になり、えらく立派な宇宙科学館なんてのができてたし、武雄高校も星陵高校と合併して様変わりしてた。
武雄中学から小学校にも立ち寄る。これも全く別物である。小学校の下の図書館は建物撤去されたままなぜかそのままでほっとかれていた。ほんとに小さな図書館だったがMorris.には一番懐かしい場所といえるかもしれない。高校のころに公会堂横に移転したが、現在はさらに別の場所に移ってるらしい。
八並の石塔は、昔からあったものらしいが、子供のころは興味もなくて記憶にも無かったが、これがなかなかのものだった。
中町、桜町、内町、蓬莱町と回って、温泉前で降ろしてもらう。いやあ短時間で武雄を周遊できて嬉しかった。やっぱり車だと速い。7年前はほとんど町は見なかったから、ざっと20年ぶりの武雄観光といえるだろう。
桜山は相変わらずで、懐かしかった。温泉北側の朱塗りの浴場は、改装されて一般公開されていた。大理石の浴室や屋根の上の六角形のドーム、突き抜けの廊下と畳部屋、随所にある照明が特に気に入ってしまった。2階は誰もいなくて、ついついゆっくり休憩してしまった。
途中デジカメの電池がきれたので、本町を下って、コンビニで電池買う。充電池を置き忘れてたのだった。
そのまま桜山の坂道を上がり、途中にある石仏群を見る。今回は仏像が四面に線彫りされた石塔に注目。かなり古いもので、ちょっと見にくいが案内板に、拓本のコピーがあったので、わかりやすかった。
桜山広場のトンネルは以前から閉鎖されていて、ちょっとさびしいが、裏手の藪を掻き分けて、裏口から興福寺に入る。四天王は見られなかったが、「犬観音」はガラス越しに望見することができた。漆黒の顔の表情が良い。
この寺はMorris.の子供時代の遊び場でもあったが、ずいぶん整備されて、石塔や石仏も多く配置されている。表門から出ようと思ったが、閉まってたので、再び裏の藪道を引き返す。これって一種の不法侵入になるんだろうな(^^;)
ちょっとつかれたので、登山はあきらめて、楼門亭、鷺の湯に。ここは以前春待ち社長と一緒に来たとき1泊したところである。入浴料は\600。
実はここはMorris.の生家の跡地である。この前泊まったとき、はじめ気づかなくて、朝起きて窓の外の景色を見て思い当たった(^^;)
湯船と露天風呂から望む桜山がまさにMorris.が毎日見ていた角度である。何か感慨深かった。
すっきりして、JRで上有田に向かう。つる姫に会うためだが、めったにないことだから有田の町も散策してみようと思う。考えてみれば有田には陶器市に足を運んだものの、ゆっくり見物なんてしたことがない。一度、熊さんとつる姫の息子たち(小学生だった)と陶磁博物館に来たことがあった。
陶器市にはすごい人手だが普段の平日はほとんど人通りも無い。古い立派な由緒ある店構えが並んでる本通りと「どんばい塀」のある裏道をしばらくさまよう。いい雰囲気である。
四つ角に「李参平の墓」という表示があったのでそちらに向かうと、深川製磁本社ビルがあった一見洋風だが、ちょっと離れると屋根は日本風の瓦屋根である。隣に木造の建物もあり、いかにも老舗を感じさせる。
また向かいには和洋折衷の異人館もあり、これはかなり修復されているが、明治9年に建てられたと書いてあった。これはかなりの古さである。
李参平の墓は、塀に囲まれた墓地の中にあったが、小さいもので案内板が無ければ絶対気づかなかったと思う。。おまけに墓石の上部が欠けている。有田白磁の祖という恩人の墓にしてはあんまりだと思う。
近くに李参平が開いたとされる「天狗谷古窯跡の遺跡があったが、整備中らしく入ることはできなかった。
引き返して李参平の碑があるという陶山神社に向かう。
石段あがると遮断機もない剥き出しの線路が走って向かいが神社という不思議なロケーションである。
芭蕉の句碑「雲折々人を休むる月見かな」があった。あまり良い句とは思えないが、県内では一番古い芭蕉句碑らしい。
緩やかな坂道(陶祖の道というらしい)を500mほど登った小山の上に李参平碑があった。先ほどの墓とは対照的にこちらは、規模といい、豪華さといい、結構すごい石碑である。
帰り道に頭の上を甲虫が飛んで木に止まった。再び飛び上がったとき七色の光が見えた。玉虫である。デジカメに納める余裕は無かったけど、久しぶりに見ることができて嬉しかった。
陶山神社にもお参りする。陶器の鳥居、狛犬、灯篭が揃っていた。鳥居はこれまた肥前鳥居だったが、罅割れが目立った。
本殿の壁には絵馬がかけてあり、ちょっと面白かった。
4時ごろ、つる姫の筒井宅に。若くして急逝した長男宏之君の遺影にお参り。
その後はつる姫が飼っている3匹の猫の撮影。雉ののんちゃん、白ペルシャ系のみーた、薄茶のごんちゃんで、とりあえずそれぞれの特徴を撮影できたと思う。すぐちびくろ2号に取り込んで披露。結構気に入ってもらえたようだ。
お茶と梨をいただきながらいろいろ話して5時26分の電車に乗るため上有田駅に。ここは無人駅で切符は、近所の酒屋で売っていた(^^;)
さらに、上りの電車が右側のホームに入ってくるので、あやうくMorris.は乗りそこなうところだった。
見送りしてくれたつる姫に別れをつげて武雄温泉へ。馬場君が車で迎えに来てくれてた。
夜はまたまたご馳走いただきながら飲みまくる。今夜は奥さんも一緒にちびくろ2号のデジカメ画像見せたり、ノレチャランの映像見せたりでちびくろ2号大活躍(^^) その後はミニギター引っ張り出して、独演会である(^^;) 二人には迷惑だったかもしれないが、Morris.はとても楽しかった(^^;)
しかし馬場君の家は8畳の部屋が三つ、それに玄関の間、縁側風の応接室等あり2階もあるから、ずいぶん広い。仏壇のある部屋の4枚張りのふすまには、書家山口流水の書が表装されて、これは見事である。もう少し近くに住んでたら、ちょくちょくお世話になりたい家である(^^;)
もっとも、このくらいたまに来るから歓迎してもらえるのかもしれない。
今夜も当然のごとく酔いつぶれである。
今日のデジカメ画像は百点超えてるぞ(@@)
大変である。。
馬場家の愛犬「紅虎」Morris.は不評(^^;) |
裏庭の池は前と変わらず |
蜥蜴も普通にいる |
キタテハ、かなりくたびれてる |
手漕ぎポンプ大黒号 |
奥さんの車から望む御船山 |
工事中の武雄温泉駅北口 |
溝の上の宇宙科学館なか |
ポストの上にもミニ楼門 |
八並石塔婆 |
その後ろの六地蔵塔 |
武雄小学校 |
小学校下の図書館跡地なか |
やっぱり桜山 |
温泉旧館もお色直し |
大理石の浴槽 |
ド派手に生まれ変わった |
この照明には惚れた |
2階への階段 |
突きぬきの和室と廊下 |
しつこく照明を |
真下からの撮影 |
セルフで記念撮影 |
これがポイントの六角ドームなか |
変わり窓から望む楼門 |
六角ドーム真下から |
同じく魚眼 |
春慶屋駐車場の石灯篭 |
楼門、真正面から |
桜山祠の石仏群 |
これが線彫りのある石塔なか |
やっぱりわかりにくい |
拓本のコピー |
これは道祖神か |
これも素朴で良いなか |
桜山広場、トンネルは閉鎖 |
藪の蛇の目蝶 |
興福寺裏手の石仏 |
本堂 |
犬観音さま |
こちらは経堂かな |
素敵な七体仏塔 |
これが全体像 |
素朴な石塔も |
正門脇から |
楼門亭、鷺の湯 |
男湯脱衣室 |
露天風呂から桜山を |
武雄温泉駅ホーム |
可愛い永尾駅 |
上有田駅の集札箱 |
線路下のトンネルから陶磁器通りへ |
こんな店がぞろぞろ |
さすがである |
これがどんばい塀 |
ちょっとアップ |
この石垣もお洒落 |
岩尾磁器 |
これもMorris.好み |
橋も石垣橋 |
どんばい塀その2 |
その3 |
どんばい塀前の石仏 |
手塚商店の粋な黒壁 |
こちらは「明治夢庵」 |
店じまいか棚卸か |
こちらもなかは空っぽ |
深川製磁本社 |
こちらは古い木造社屋 |
モデルハウスみたいな異人館 |
横から見ると和洋折衷 |
可愛い恵比寿さんなか |
李参平邸址? |
有田ならではの火鉢塀 |
李参平の墓 |
天狗谷の窯元 |
天狗谷古窯跡、現在整備中 |
煙突シルエット |
線路に隣接した陶山神社なか |
これも肥前鳥居 |
陶祖の坂(^^;) |
立派な李参平石碑 |
石碑横から有田市外を展望 |
陶器の肥前鳥居 |
陶器の狛犬 |
陶器の燈篭 |
拝殿前 |
馬で海を渡ってるようだ |
こちらは中国っぽいなか |
箸屋前の母娘 |
商工会議所の手洗い鉢 |
陶磁器美術館は月曜休館 |
ショウウィンドを鏡にして |
旧ツツイ窯の煙突 |
のんちゃん |
みーた |
人見知りのごんちゃん |
みーたは白ペルシャ |
雉ののんちゃん |
Morris.のイチ押しはのんちゃん |
仲良し二人 |
30年前の思い出の品 |
危うく乗りそこなうところだった |
結構きれいな鈍行車内 |
乗車駅説明書が必要(^^;) |
武雄温泉駅の切符入れは湯桶 |
馬場家の襖は山口流水の書 |
出来上がってる馬場君 |
2009/08/30(日)●九州へ● |
昨夜KBSの歌謡舞台見てたら、われらがキムヘヨン嬢が知らない歌を歌ってた。あいかわらずの元気印+愛嬌のよさは健在である。また後半はテジナの特集。日本での本格的デビューに向けての番組あげての壮行会みたいな感じだった。ゲストに呼ばれてた浜圭介が本気でバックアップ表明してたから、これは案外期待できるかもしれない。
荷物の準備はほとんどできたが、最後になって問題が。冷蔵庫と籠に残った野菜類。玉葱、ジャガイモ、キャベツ、胡瓜、トマト…特にキャベツは半分くらい残ってる。卵も2個余ってる、こうなったら一挙にこれを片付けるためぶち込み野菜スープ作る。それなりに美味しかったけど流石に多すぎた(^^;)
6時半起床。朝風呂使って、チェックリストに沿って携行荷物のチェック。これは正解だったと思う。
王子公園前のバス停から布引に出て新神戸駅に着いたのが8時半前、Morris.が乗るひかりレールスターは9時28分発だからずいぶん早く着きすぎた。しばらく布引の谷の水辺でくつろぐ。
いちおう窓際の席を予約してたのだが、山陽新幹線というのは、いやになるほどトンネルだらけで、まるで面白くなかった。馬場君のおみやげにとバッグに入れてた昭和52年の「GORO」を隅から隅まで読んでしまった(^^;) 表紙はアグネス・ラムだった。
11:59博多到着。
7年前に駅の名店街の「なしか」というラーメンが美味しかったので、今回もそこで食べようと思ったのだが、駅は改装工事中でラーメン屋は影も形もない。駅の案内嬢に聞いて、駅前のビル1Fにある「めん吉」を紹介してもらう。明太子ご飯とミニ餃子付のサービスセットで\800。肝心のラーメンはまずくはなかったけど、Morris.の理想とする博多ラーメンとはちょっと違ってた。
13:24発の鈍行で鳥栖で乗り換えて大町に着いたのが14:54。駅には馬場君が迎えに来てくれてた。
彼の車に乗せてもらい、順天堂病院へ。有田のつる姫夫妻は先に来ていて、今回の武雄行きの一番の目的である熊さんとの再会は果たせたのだが、ほとんど身動きできず、しゃべることもだめで、顔面はげっそりやせて痛々しかった。それでも意識は残っていて、Morris.と目線があったときは何か喋ろうと口を動かすのだが、それきりである。流石のMorris.もこの熊さんをデジカメに収めるのは断念した。もう九十歳だし、これが最後の挨拶になる可能性が高い。熊さんとは、友人の父親というだけでなく、個人的にも友達付き合いさせてもらったし、一緒に国東半島石仏の旅を一緒にしたこともある。いまさらではあるが、元気なうちに一度韓国にも一緒に行けば良かったなどと思う。
そのまま今夜の宿泊所でもある馬場君宅へ。奥さんは日曜だけの幼稚園勤務のため不在で、しばらく懐かしい馬場君宅の近所を散歩することにした。
すぐ向かいに藁葺き屋根の家があり、近所には猫好きの家があったので、しばらくCatographerモードに。
六角川の釈迦寺橋から土手を通って、お寺と神社が見えたので冷やかしに入る。
大きな公孫樹や浦島太郎の浮き彫り、独特の肥前鳥居など見るものが多かったが、神社の横手に廃屋を発見したのが一番嬉しかった。ちょうど西日がさして、絶好の撮影タイミング。ここはもともと宮司宅だったらしく、神具や御神酒徳利などが散乱してた。
7時前に馬場君宅に戻り、今日の写真をちびくろ2号に取り込んで馬場君に披露。なかなか好評だった。
奥さんも帰宅して、刺身、惣菜、餃子などで大いに飲みまくる。馬場君とも久しぶりに昔話の花を咲かせることができた。当然のごとく酔いつぶれたらしい(^^;)
ひかりレールスター |
ずっと「GORO」読んでた(^^;) |
「めん吉」のセット |
博多駅にあった武雄温泉のポスター |
大町順天堂病院萩 |
Tバック西瓜を自慢する馬場君 |
純和風の馬場邸 |
近所には藁葺き屋根の家も |
猫好きな家もあった |
近づきすぎじゃ |
白はちょっと凄みがあった |
御船山シルエット |
六角川釈迦寺橋 |
六角川の土堤 |
立派な茄子 |
お寺には珍しい向日葵 |
秋めいた空模様 |
煉瓦の建物(地下水に関係あるかも) |
用水石桶に浦島太郎が(^^;) |
鳴瀬神社の神木 |
抱茗荷ではないそうな |
廃屋発見 |
西日がさして絶好のシャッターチャンス |
家の東側 |
美しいっ!! |
掟破りのフラッシュ撮影 |
美しい夕陽 |
典型的な肥前鳥居 |
バナナ型の両端と基部まで一体造りが特徴 |
20年以上にもなるムベの垣根 |
2009/08/29(土)●彦根から現場直帰(^_^;)● |
阪神甲子園駅前でトラック待ち合わせで、彦根のアメリカ向けピックアップ現場。
明日から旅に出るので、残業は駄目だと言ったのだが、そんなに遅くならないだろうから何とか出るようにということで仕事に入った。現場はJR姫路駅から歩いて5分という高位
昼はチャンポン亭という店で餡かけチャンポン。まずまず。ここは大きな容器に酢が入れてあり、チャンポンに入れるようにと書いてある。半分食べてから入れてみた。食えないことはない(^_^;)
食後彦根城方面に散歩。といっても30分しかないので、お城までは行けない(^_^;) 途中堀の一部みたいな池があって、水面に浮き草が広がって、小さな白い花が咲いてるのが珍しかった。
生垣では茶と白の猫もいたし、やはり城下町のたたずまいは悪くない。
で、仕事は5時になっても終わらない(>_<) こういうこともあろうかと朝のうちにJRの時刻表はチェックしておいた。17:24播州赤穂行きの新快速で帰ることにする。
現場直行、直帰というのはよくあるが、彦根からの現場直帰というのは滅多に無いことである。一足先に旅の気分になって、缶ビール買ってしまった(^_^;)
芦屋で乗り換えて灘着が7時11分。7時半前に帰宅できた。あのまま現場にいたら、早くても作業終了は6時過ぎ、帰り道の渋滞など考えたら、帰宅は9時過ぎること間違いなしだったから、正解だと思う。
風呂浴びて、ばたばたと鞄に荷物を詰める。明日の朝、チェックリストを確認すれば大丈夫だろう。
今日は阪神ずるずると巨人に負けてしまった。
彦根駅前の井伊直弼銅像 |
餡かけチャンポン |
遥かに望む彦根城 |
浮草の堀池 |
萩 |
生垣の茶トラ |
生垣の白 |
落ち着いたたたずまい |
お地蔵さんの社が豪華(^_^;) |
ここら当たりは風致地区 |
「絹屋」という看板 |
これは酒屋 |
2009/08/28(金)●旅の準備● |
7時起床。
朝風呂入り、昼前に自転車で六甲道に出て灘図書館、銀行、甲南チケット、JRみどりの窓口と回る。明後日からの旅の準備の一環である。本当なら明日やればいいようなものだが、明日は仕事(それも彦根(>_<))の仕事が入ったので今日のうちに済ませておかねばならなくなった。
センターに電話して、稲田さんと昼食でもと思ったがつかまらない(^_^;)
1時前に部屋に戻り、旅の携行品のチェックリスト作り。その後金井美恵子の本に出てた酸っぱいカレー作ってみる。いちおうまあまあ美味しそうにできたのだが、どうもMorris.の舌には合わないようだ。先日の味噌汁といい、グリンカレーといい、このところ料理のできがうまくいかない。
旅の準備といっても、毎度のことで慣れたもののはずだが、前々回からのミニギター持参に加えて、今回はちびくろ2号も持っていくつもりなので、いかにして荷物を軽くコンパクトにするかでなやまされてしまった。衣類はこの季節だから比較的軽いもので済むし、洗面用具なども最低限にするとして、結局一番重さがかさむのは「楽譜」ということになる。何しろ音楽的能力不足と記憶力の欠如で、楽譜無しではほとんど歌えないMorris.なので、楽譜は必須。老眼もすすんでるため小さな文字は読めないという三重苦を乗り越えるために、A4用紙に拡大コピーした楽譜をクリアブックに入れて利用してるのだが、すでに10冊以上になってる。1冊平均400gくらいあるから、3冊でちょうどちびくろ2号と同じ重さになる。つまりちびくろ2号に楽譜3冊分取られるということである。去年はたいがい楽譜の重さにめげてしまったから、今年は少しでも軽くしようと、ダイソーの百円均一クリアブック(表紙も袋も薄くて軽い)でそろえたのだが無重力になるわけもなく、散々悩んだ末4冊持っていくことにした(^_^;) その後もいろいろ楽譜差し替えやったり、戻したり。結局準備で一番時間かかったのはこの楽譜選びだったということになる。
他にはちびくろ2号のオンラインストレージ機能を使ってみようと、接続して、とりあえずMorris.部屋を保存しておこうとアップロード始めたのだが、これがいやにノロい。Morris.部屋は現在600MBくらいだが、これ全部アップするには7,8時間かかろうかという勢い(^_^;)で、結局途中で中止した。
甲子園に帰ってきた阪神ー巨人戦。能見の好投、葛城の3ランなどで4-1の快勝。春待ちの尾西君が今日は甲子園に行ったらしい。良かったね(^_^)
酢と生姜と豚肉、玉葱、ゴーヤカレー |
なかなか美味しそうだったけど(^_^;) |
旅の携行荷物のチェックリスト |
2009/08/27(木)●今城塚古墳● |
矢谷、秋本君3人で高槻のジャカルタ向け荷物ピックアップ現場。えらく片付いてる現場で作業がはかどるはかどる(^_^;)
昼は「水車」といううどん屋の日替わりサービス定食。どう見てもうどん屋のメニューとは思えないジャンボオムライスに鶏唐揚ミニうどんはまあまあ美味しかった。ここ数年関西地方でもまずまずのうどん(讃岐風)が普通に食べられるようになった。これはとてもいいことである。
食後、矢谷君と二人、すぐ近くの「今城塚古墳」見物に出かけたのだが、古墳公園として整備するための工事中で立ち入り禁止だし、随所に目隠しのフェンスが立てられて、ほとんど見ることができなかった(>_<) しかし看板によると、綺麗な前方後円墳で全長350mと結構大きい。実は継体天皇陵ではないかという説もあるらしい。
5時に倉庫着。
帰り浅海君といっしょで、彼が岩屋公園でエクササイズこなしたあと、缶ビールで乾杯。
今日の阪神ー横浜戦。二死満塁から久保が四球押し出し、さらにリリーフ江草が3連続押し出して4点(>_<) これはあんまりである。情けないとしかいいようがない。
ジャンボオムライス定食(^_^;) |
工事中の今城塚古墳 |
藤棚でエクササイズの浅海君(^_^;) |
【江戸かな古文書入門】吉田豊一 ★★★ これまでに類書は何冊か読んで、Morris.も少しは変体仮名とくずし字を読めるようになりたいという気持だけはあるのだが、一向に読解力が身につかないのは、Morris.の才能の無さだろうか。
本書では往来物、どどいつ、百人一首、草双紙という順番でレベルアップするコースで、百人一首はうろ覚えでもいちおう覚えてるので何とかなったのだが、草双紙になると完全にギブアップである。
以前つの笛で\2,000で手に入れた、寛政8年(1796)発行の「女今川」の百人一首をもう一度頭から読み直そうかというきもちにはなった。
巻末の変体仮名一覧はコピーして今後も活用したい。
2009/08/26(水)●期日前投票● |
8時半起床。
昼前自転車で六甲道に出て、灘図書館、から灘区役所に回り、衆議院選挙の期日前投票済ます。結構今回は選挙意識が高いようで、4F事務所はそこそこ投票に来た人が多くいた。
2時帰宅。関釜フェリーに電話して、9月1日の便の予約。毎日就航で、日本の船と韓国の船が交互になるが9月1日は韓国籍の「ソンヒ 星希」である(^_^) 前回乗ったのも韓国籍だったが、かなり古びてて船内にこの「星希」の宣伝ポスターあって、是非これに乗ってみたいと思ってただけに嬉しい(^_^)。
武雄へのお土産にプリンセスソース買って行こうと覗いたが誰も居ない。まあまだ時間はある。
阪神、横浜に9-3で快勝。これでロード勝ち越し決めたし、3位ヤクルトとは6.5ゲーム。ブラゼルは1イニング2ホームランで、ちょうどゲーム中に息子が生まれたらしい。息子でも娘でも「トロット」と名付けると言ってたので、韓国演歌フリークのMorris.としては大いに肩入れしたくなる。ブラゼル、コングラチュレーション\(^o^)/
またまた忘れた頃に韓国歌謡ブログ「ノレ番Morris.8090」更新である(^_^;) それもまたまたケーシーさんのサイトの「ご縁があるから演歌です」ページの紹介(^_^;)
訪韓が近づいたので、とりあえずその前に更新しておきたかったというのが本音である。
期日前投票所も繁盛 |
不思議な穂 |
プリンセスソース |
2009/08/25(火)●自堕落ky● |
7時半起床。
GyaOで「コーヒープリンス1号店」最終回見る。17回が最終話というのもちょっと珍しい。ウンチャンが2年間のイタリア留学に行くまでのてんやわんや。と、思ったら韓国ドラマお得意の「2年後」シーン。結局は当然のハッピーエンドで、Morris.は毎週書いてたけど、最後までストーリーには馴染めないままそれでも全部見てしまった(^_^;) ヒロインのユン・ウネは好みの顔でもないし、演技も上手いとはいいがたいのだが、こういった軽めのラブコメにはぴったりなキャラのうようだ。「宮」も「葡萄畑」も全部見てしまったもんなあ(^_^;) ハンギョル役のユンユは「乾パン先生」で好感を覚えたし、本作でもなかなか良かったが、シナリオのせいで、あまりに幼稚な行動を取らされてるのが可哀相だった。Morris.は日韓ハーフのノソンギ役の男優が矢鱈かっこ良く見えた。調べたらキムジェウクという俳優らしい。
昼前、自転車で金沢病院へ。韓国旅行に備えて、降圧剤を余分に出してもらうことにしたのだ。今日の担当医は呉先生で、やっぱりもう少し薬を強くするよう勧められたが、現状維持ということで納得してもらった。薬局で試しに血圧測ったら「124−49」という、Morris.の記憶としては一番低い値が出た。病院では150くらいだったから、あまり血圧計というのはアテにならないようでもある。
マルハチで買物していったん帰宅して、グリンカレー作る。なぜかいまいち美味くない。八つ当たりに?昼からビール飲んで、そのまま寝つぶれてしまい、5時過ぎに目をさます。
今日は火曜日で来週の火曜日(9月1日)サランバン会だが、Morris.は韓国行くので欠席ということになる。その代わりに今日行っておくことにした。
シャワー浴びてもいまいちしゃんとしないが、ともかくも7時半に鶴橋に着いて、サランバンに到着したら、金子マスターとママの二人だけ。常連のみんなも来週の会に備えて今日は敬遠したのだろう。結局今日は最後までMorris.以外ひとりも客は来なかった(^_^;)
以前もよくママと二人だけということもあったけど、金子マスターが火曜日限定で店引き継いでからは、週一回ということで、少なくとも2,3人は顔出してただけにちょっと淋しい。でもその分Morris.はひとりで、ギター弾きまくりカラオケ歌いまくりで、それなりに楽しませてもらった(^_^;)。
11時前に店を出て、寝過ごすこともなく、午前零時過ぎに無事帰宅。
Morris.には驚きの数値 |
金子マスターとママ |
同じく |
【ヴァージニア・リー・バートン】バーバラ・エルマン 宮城正枝訳 ★★★☆☆ 「『ちいさいおうち』の作者の素顔」と副題にあるとおり、あの傑作絵本の作家の伝記兼アルバム兼作品紹介である。原書の発行は2002年、邦訳は2004年になっている。大判でカラー写真満載で、見るだけで楽しめる一冊だった。
ヴァージニア・リー・バートン(1909-68)は20世紀アメリカの代表的な絵本作家。マサチューセッツ州生まれ。ギリシア人の彫刻家ジョージ・デメトリアスと結婚し、二人の息子を育てながら、『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』『マイク・マリガンとスチームショベル』『ちいさいおうち』(コルデコット賞受賞)『生命の歴史』などの傑作絵本を生み出した。そして、野菜や果物の栽培、羊の飼育なども手がけ、家族や友人たちと歌やダンスを楽しみ、自然の中での生活をいとおしんだ。また、終生愛したフォリーコーブの地でフォリーコーブ・デザイナーズを組織したことでも知られる。
何事にもひたむきに打ち込んだヴァージニア・リー・バートンの生涯を、美しい絵や写真、豊富なエピソードでたどりながら、その創作の秘密に迫るビジュアル伝記。
カバー見返しの紹介文であるが、Morris.は「ちいさいおうち」は岩波こどもの本シリーズ幼い頃から愛読したものの、作者については、女性であることすら知らなかった(^_^;)
上の紹介にないものでは「名馬キャリコ」という作品も岩波のシリーズで読んだ覚えがある。やはり「ちいさいおうち」が圧倒的にすばらしい。独特の螺旋構図、マニアックとすら言えそうな細かい描きこみ。シンプルで装飾的でしかも力強く活き活きした描線。デザインの確かさ、誰かがこの絵本を「本の宝石」と形容していたがまさにその通りだとMorris.も思う。
「ちいさいおうち」は何冊か買って、すべて友だちのこどもへのプレゼントとにしたから手元には一冊も残っていない。やっぱりこればかりは一冊常備しておきたくなった。このさい英語版を手に入れたいものである。
彼女のデザインワークとしての技量もたいしたものだし、フォリーコーブ・デザイナーズの組織など、Morris.の畏敬してやまない、ウィリアム・モリスの女性版と言えるかも知れない。
幼い頃から晩年までの彼女の写真も多く掲載されている。活発で意志の強そうな容貌は、旧知の韓国情報ライター、あんそらさんに似てると思った。
【橋本治と内田樹】★★ 二人の対談であるが、橋本フリークの内田が一方的に橋本へのインタビューを行ってるという趣で、しかもその質問が思いいれの強さのためか、完全に空回りになってる感じで、橋本適当に話し合わせたり、かわしたり、茶化したりといった部分が多く、ほとんどMorris.には楽しめるものではなかった。
橋本が48年生まれ、内田が50年生まれで、この2年の年齢差には超えることのできない溝があるようだ。ちなみにMorris.は中間の49年生まれだが、感性的には完全に橋本寄りである。
ファンがスターを前にして舞い上がったり、いいかっこしたりするのと同じような内田だが、まるで大人と若造、いや老人とこどもの会話みたいにさえ思えてしまった。
橋本 だけど私、昔から賞を取ったものとか、ベストセラーの類というのは読んだことがない人なんですよ。それは他人が読んでいるのだから、自分は読む必要がないと思ってしまって。
内田 そこが偉いですよね。だって共有されてるから、私が読まなくても、みんなが読んでいるから、大丈夫という。
橋本 だって、古来からの確立したスタイルをマスターしていなかったら、現代的も何も出来ないですよ。「現代的」は習慣だけだもの、ほんとうに。これはやっぱり、人間の骨格っていうのは時代によって代わるんだけど、変わるのは衣装だけなんですよね。衣装を着て動かすという、その根本の動かし方というのは、ずーっと決まっているようなもんですもんね
ところどころに橋本流のオモシロネタが無いことも無かったけど、全体としては時間の無駄だったような気がした。
橋本はもちろん、内田だって、Morris.としてはお気に入りの書き手のはずなのに、その二人がこういった対談(インタビュー)で無駄な時間を費やしてそれを本にして、読者を退屈させるというのは、どういったもんかなあ(^_^;)
2009/08/24(月)●2capo● |
6時起床。このところの仕事ラッシュで、休みでもついつい早起きしてしまう(^_^;)
洗濯、朝風呂、そうじすまして、USBメモリーにランチャー、ブラウザ、ワープロソフトなどインストールしてみたが、どうも使い勝手がよくわからない。結局使わないことにした。
昼から高校野球決勝戦。新潟日本文理と愛知の中京大中京の対戦で5回まで2-2の同点。6回に愛知が6点入れて、これで勝負あったと思った。が、4-10で迎えた新潟が9回表、猛攻で1点差までつめよったが、結局10-9で愛知の優勝。こんな試合なら、せっかくの休みだし甲子園まで出かけても良かったなと思うも後の祭り。
4時過ぎに王子動物園から裏のスポーツ公園ベンチでミニギターおさらい。最近ミニギター2capoつけて弾くことが多くなった。一音♯ということだが、ミニギターはカポタストなしでも、普通のギターにくらべると低音が出なくてちゃちな音なのが、2capoにするとさらにチープな音色になる。もちろん開放絃コードの場合で、ハイポジションだと関係ない。Morris.は女性歌手が好きなので、ついつい愛唱曲も女性歌手ナンバーが多く、たいていは、男声にはキーが低すぎる。だから一音でも上ると、ずいぶん歌いやすくなるのだ。特に、チュヒョンミ、キムスヒ、ヘウニのナンバーはcapo無しでは歌えないものが多い。
クラウン事務所に電話したら明日明後日の仕事キャンセルとのこと。休みでも仕事でもどちらでもかまわないが、ぎりぎりになってのキャンセル、それも、こちらから連絡してやっとわかるという状況は困りものである。
バッタの子ども |
近所の地蔵盆 |
今夜の月、月齢3.7 |
【藪枯らし純次】船戸与一 ★★☆ タイトル見たとき時代物だと思ったが、そうではなかった。中国地方の寂れた赤猿温泉を舞台にした現代の伝奇小説といったもので、かなり無茶苦茶な筋立てだった。地方紙数紙に連載されたものらしく、新聞小説の悪弊をモロ体現したものといえるかもしれない。
江戸時代までさかのぼるドロドロした陰惨な事件の末裔たちが、大時代的な立ち回りするわ、奇形でコケティッシュで超能力の美少女出てくるわ、催淫効果のある音楽ありの、古文書紛いの寺の過去帳ありの、事件の核心である母娘の日記ありと、ご都合主義と万屋的展開には、かなり辟易させられた。
特に、語り手役の興信所社員が、その日記に事件の真相が書かれてあることを知りながら、わざとのように、ちょっと読んでは、止め、また読んでは止めの繰り返しには、読者からすると、バカにされてるような気になった。
不得手だろうと思われるPCでの文書画像ファイルのやり取りなども、やっぱり似合わんなあと思ってしまった。
そして終わりかけに、Morris.の嫌いな「てを拱(こまね)いて」表現があったのが、低評価を決定づけた(^_^;)
満州をテーマにした大作の片手間に書き散らかしたものなのだろうが、Morris.としては、あちらの方に全力投球してもらいたい。
2009/08/23(日)●岩屋盆踊り● |
枚方、オランダ人現場矢谷君ら5人で最終日。Morris.は何故か朝から外で家具の梱包(>_<) 厚さ10cm以上ある一枚板の座卓は、とんでもなく重かった(^_^;)。
そんなこんなでいいかげん午前中でへたばりかけてたけど、昼飯は開心亭で、またホルモン焼き定食か、他のメニューにしようかと楽しみにしてた。それなのに、何と店閉まってる(>_<) しかたなく近所の和食堂に行ったがここも定休日(>_<)
結局かささぎ橋前のイタリアンレストランに行ったのだが、ここのランチが\1480 仕事の昼飯には高すぎである。矢谷君らは平気みたいだったが、Morris.は内心忸怩たるところ。Morris.はどちらかというとフランス、イタリア料理は好みではない。
前菜も細々と、凝ったものが出て、矢谷、吉里君はしきりに感心してたが、Morris.にはまるでぴんとこない。茄子とベーコンのナポリタン風スパゲッティも、不味くはなかったけど、Morris.亭のペペロンチーノより美味いとは思えなかった。午後からは台所とランドリーの小物片付けて、最後に残ったごちゃごちゃの梱包。やっぱりこの現場の荷物量は尋常でなかった。
とりあえず4時過ぎにトラック満載で倉庫に。40フィートコンテナでもかなりきつそうな量なので、コンテナ詰めもきちきちでじかんがかかり、何とか全部積み終えたら7時半過ぎてた。
ほんとにふらふらになって自転車で帰宅途中、岩屋のラジオ体操やってる運動場で盆踊り大会やってたので、休憩を兼ねて見物。近くの酒屋で缶ビール買って、ぼんやりと、鉄砲節、オバQ音頭、きよしのズンドコ節、炭坑節、東京音頭などの踊りを楽しんだ。
9時前帰宅。阪神は広島に連勝(^_^;)
故郷のつる姫と旧友馬場しゃんに電話して、今度の訪韓プレイベント(^_^;)として、月末に武雄温泉に足を運び、二泊ほどして、下関から関釜フェリーで、釜山に向かうことに決めた。
ちょっと秋めく処暑の六甲山上空 |
イタレスのちょっと凝った前菜 |
おっちゃんにしか見えない(^_^;) |
枚方の消火栓 |
岩屋盆踊り大会 |
同じく |
2009/08/22(土)●Cat cat cat, Dog dog dog● |
6時起床。洗濯、朝風呂。
GyaOで「ラブハンター」というドラマの第2話を見る。オムジョンファが主演で、8年前に結婚直前で捨てたデブ男が、一流ゴルファーになりイケ面に変身して帰国、あわててよりを戻そうとするという、ラブコメである。オムジョンファといえば、POP系のヒット曲を歌ってた歌手で、Morris.も「モルラ」「ポイズン」「招待」などは愛唱曲(^_^;)である。30代半ばを超えてさすがに以前の初々しさは無くなったが、やっぱり色気はある。これは見続けたいと思うが、来月は韓国だから、ちょっと無理かも。まあ、あちらでGyaOを見るのは不可能ぢゃないけどね(^_^;)
まっさんから今日の兵庫散策キャンセルの電話。
昼前に阪急で六甲に出て、銀行に寄り、センターへ。飛田さんは昨日中国(旧満州)から帰ってきたばかりということで、またデジカメの画像を見せてもらう。あちらで、偶然ちばてつやにあって、2ショット撮影もしてきたらしい。
また、来週からは済州島に出かけるとのこと。どちらも、団体を率いての案内係兼リーダーとしての旅らしい。まるで旅行会社の添乗員みたいである(^_^;)。
しばらく、飛田さんにちびくろ2号を見せびらかす。おおむね好評のようだった。
センターの無線LANのキーワードもらって接続する。快適である。FFFTPでorcalandにせつぞくも問題なし。名古屋ホテルでの不都合はちびくろ2号でなく、回線関連の問題だったようだ。
灘図書館に行く途中、ひさしぶりに口笛文庫を冷かす。しばらく見ない間に外装を塗り替えてすっきりいい感じに変身していた。相変わらず、おしゃれで、モダン(レトロな意味で)な品揃えで、価格も抑えめで、ついついひきこまれてしまう。
大判の「Cats cats cats cats cats」という古いヴィジュアル系の洋書があり、高いんだろうなと値札を見たらなんと\300(@_@) すぐ隣に「Dogs dogs dogs dogs dogs」という揃い本もあって同じ価格。Morris.@CatographerのMorris.としては猫だけで良かったのだが、この価格ならセットで買うことにした(^_^;)。
1961年初版で、Morris.の買ったのは1968年の再版だが、英文なのに何故か印刷はチェコスロバキアになってる(^_^;)
中身は、適当なものだが、とにかく豊富な写真見るだけで楽しめそう。これは後で紹介しよう。
3時前に帰宅。
高校野球準々決勝を見るともなく見て、4時から、ミニギターと缶ビール持って屋上に上がり、椅子に寝っころがって、日光浴、ほんとに30分くらい寝てた。
結局6時半まで屋上にいた。
夜は阪神−広島戦BGMに飲む。なんとか阪神サヨナラ勝ちしたようだ。
すっかりお洒落に改装した口笛文庫 |
今日買った2冊 |
布装表紙の猫と犬 |
2009/08/21(金)●昼からホルモン(^_^;)● |
枚方の現場二日目。朝から箪笥など家具数点の吊り降ろし。これだけで結構疲れる。
昼はぷらぷらと駅方面に歩き「開心亭」という焼肉屋に入り、昼間っからホルモン焼き定食注文。この店には茶トラと三毛の猫が居て、さっそくMorris.@Catographerモード。これだけで気分高揚したところに出てきたホルモンが鮮度といい量といい文句なしで、目の前のコンロで豪快に焼いて食べる。ビール飲めないのが残念だが十二分に美味しかった。
食後散歩がてら、天野川のかささぎ橋まで足を延ばす。現在の橋は平成8年竣工だが、昭和7年竣工の橋の一部がメモリアルとして一部残されていた。
この現場、明日は飛ばして明後日日曜が最終日ということになっているのだが、このままだとかなり厳しそう、ということで、浅海君と二人6時まで残業パック(^_^;)。さすがに5時すぎるとだいぶバテてきた。特にエレクトーンを降ろすのはかなり大変だった。
ちょうどパック終了した頃から雨が降り出した。いやあ、吊り降ろししてる頃に降らなくて良かった。
ともかく、いい加減ふらふらになって、倉庫に戻ったのが8時前。コンテナに詰めて部屋に戻ったら8時半過ぎてた。ラジオ付けたら7回で阪神は広島に0-9という惨状(>_<)
明日はひさしぶりの休み、ということで、昼間まっさんと会うことにした。
朝顔はこの色が一番好き |
蜥蜴の子ども |
焼肉「開心亭」 |
開心亭の飼猫2匹 |
茶トラ |
見事なホルモン\(^o^)/ |
枚方のマンホール蓋 |
かささぎ橋(平成8年竣工) |
昔のかささぎ橋遺構 |
古びた蔵 |
お洒落な表札 |
フライ級新人リングネーム「狂威咲NAOTO」 |
2009/08/20(木)●猫屋敷● |
朝、岩屋の猫屋敷前通ったら、黒と竈とMorris.好みの錆猫が勢ぞろいしてた。一時この界隈から猫の姿があまり見えなくなって心配してたが、大丈夫だったようだ。
浅海君らと6人で、枚方のオランダ人宅三日取り現場の初日。普通の日本人向けの2階建て住宅に、おっそろしいくらいの荷物が詰め込まれてた(@_@) 奥さんは日本人で子どもは4,5人いる。主人はかなり軍事おたく?っぽくて、プラモデルやパイロットヘルメットのコレクションが所狭しと並んでいた。
昼は吉野家(>_<)
4時まで作業して5時過ぎに倉庫に戻りコンテナに荷物詰めて、帰り、マルハチで買物して7時前帰宅。帰り道猫屋敷、白茶の可愛こ猫もいた(^_^;)
今夜は阪神、ヤクルトに楽勝ペース。
まっさんからたまには会おうとの電話。
猫屋敷の2匹 |
猫屋敷の黒 |
中之島のサーカス? |
枚方の淀川河川敷 |
パイロットヘルメットコレクション |
猫屋敷の可愛こ猫 |
2009/08/19(水)●トンテキ丼● |
名古屋の現場最終日。今日は浅海、溝渕君と3人。主にガレージの荷物中心に梱包。でっかいバーベルやジム機器があって、おもったより梃子摺ってしまった(^_^;)
飯抜きで1時過ぎにいちおう終了。でも客が買物と食事に出かけて、なかなか帰ってこない。結局現場を出たのが2時。
遅めの昼食は新名神の御在所SAで「トンテキ丼」を頼む。分厚い豚肉片にニンニクのぶつ切りを味噌ソースで甘辛くからめた逸品で、SAのメニューとは思えない大当たりだった。
トンテキ丼と海老カツカレーウドンと、今回はちょっとひねり技の二つのメニューが美味しかった。
名古屋に二泊して、夜の名古屋駅裏散策も楽しかったが、着替えなどの入ったボストンバッグが結構重くて、現場から本郷駅までと名古屋駅からホテルまでがそれぞれ1km近くあったので、この持ち運びが結構負担になった。やはりキャスター付きバッグを用意すべきだろう。
倉庫には5時到着。コンテナ積み込み作業は免除してもらい(^_^;)6時帰宅。
やっぱりそれなりに疲れてる(^_^;)
ぬるま湯につかって、洗濯して、日記つけて、今夜は速く寝ることにしよう。
2009/08/18(火)●金大中没● |
6時半起床。地下鉄東山線で本郷に着いたのが8時。社のセブンイレブンにはトラック到着してたが、Morris.は近くのAmiという喫茶店でモーニングサービス。名古屋に泊ったら名物のモーニングだよな、というより、ちびくろ2号でポーズをとって見たかっただけ。
今日も昼は台湾ラーメンの店で、豚骨台湾ラーメン+牛肉丼のセット、これはどちらも文句なし(^^)ただ肉丼の量が半端でなく多かった。
4時に作業終了。お客さんから缶ビール6本もらったのでホテルに持って帰る。今日は5時半にホテル着、シャワー浴びて、トマトあてに缶ビール(^^)
6時過ぎにホテルを出る。すぐ前のしもた屋の前の道に黒猫が寝そべっている。いっこうに人見知りしない、これは、と、さっそくCatographerモード。しかもガラス戸の向こうには白黒猫がいて、これがまたキュート。足元には黒がまとわりつく。結局2匹だけで20枚近く撮ってしまった。
これは幸先がよい。則武から亀島あたりをふらつく。亀島小学校は工事中だったし夏休みだったので校庭開放してあったので入ってみる。ちゃちな建物なのに何か懐かしい下町の小学校だった。
どっしりした石造りの教会、ノリタケ本社ビル、ノリタケの森などから菊井町へ。ここらあたりも下町っぽくてよかった。ここにも猫がいた。かなり暗くなってたのでデジカメ撮影には無理だとおもったが、ともかくも地面にカメラおいて撮影してから、菊井公園のベンチで一休み。缶ビール開けてちびくろ2号開く。BGMにHDに保存してる曲を聴こうと思ったのだが、勝手に無線とつながってしまった。例のセキュリティ無しの無線なのだろう。あまり使わない方が良いと稲田さんがいってたが、とびあえず接続して、KBSの歌謡舞台を見る。昨日の放映で「タルドハナ ヘドハナ(月も一つ 日もひとつ)」というテーマ特集。8月15日光復特集なんだろうと思う。30年から40年代のどっぷり演歌オンパレードである。缶ビールと、こうやって夜の公園で韓国歌謡番組みることができているというシチュエーションに酔って、つい知ってる歌はいっしょに口ずさんでた(^^;) ほぼ1時間近く見てたが、ほとんど人は通らない。若い母親と男の子がやってきてふたりでブランコにのり会話してる言葉が、韓国語だったので、びっくりして話しかける。ちょうど見てた韓国歌謡舞台を見せたら目をまるくしていた。せっかくだからMorris.の東京日比谷公会堂での晴姿まで披露したらさすがに、ちょっと引いてたが、ともかくも、母親キムミョンスクさんはまだ来日6ヶ月で、貿易センターで仕事をしてるとのこと。名刺をわたしてMorris.部屋見るようにと言って別れを告げる。
その後もあちこち徘徊して、今夜の食事は、ここと決めてた名古屋駅裏太閤口の「路地裏のマタハリ」に行ったら火曜定休だった× こんなことなら昨日来とけばよかったと悔やんだが、よく見たら「第一第三月曜も休み」と書いてある、今回は初めから行けなかったわけだ。
その後もふらふらして、結局10時半にホテル着。TVつけたら金大中の死を報じていた。Morris.は金大中というとついつい李博士絡みで思い出す。彼が大統領になったときの選挙には李博士家族と投票所の中学校まで行ったし、夜の開票速報もパクサ宅で見てた。まtたパクサと車で江原道の公演会場に向かう途中のラジオで、金大中ノーベル平和賞受賞のニュースを聞いた。
ラジオ韓国のニュースなどで、入院のことも聞いてたし、高齢ということもあって、危惧の念を感じていたが、この前のノムヒョンの自殺からわずかな間に二人の元大統領が亡くなったというのは偶然とはいえ、韓国の歴史が新しい時代に入っていってるような気がする。黙祷
ビジネスホテル「シーズ」 |
喫茶「Ami」でモーニング |
ヴォリュームも味もばっちり |
昔懐かしの第一薬品 |
しもた屋前ののんしゃらんな黒猫 |
まったく人見知りしない(^_^;) |
この黒白もキュート |
こいつも人懐こい |
昔風の米穀店 |
亀島小学校 |
二宮金次郎 |
寒暖計(^_^;) |
素敵な教会 |
ステンドグラス、中から見たい |
マニアックハウス「ピンクザウルス」(^_^;) |
ノリタケ本社 |
ノリタケの森煉瓦ハウス |
窯塔 |
菊井町の猫 |
同じく |
同じく |
菊井公園でちびくろ2号歌謡舞台(^_^;) |
金ぴかハリボテ |
行きたかったあ(>_<) |
2009/08/17(月)●名古屋でちびくろ2号本格デビュー(^^)● |
4時半起床。浅海、秋本君、小川さん4人で名古屋名東区イタリア人のインド向け3日取り現場。昨日作ったキムパ持参したが、浅海君は食べてくれたがあとの二人はお愛想で一個食べただけ、結局Morris.一人で食べることに(^^;)
昼は例の台湾ラーメンの店で、冷やし中華と高菜チャーハン。これはどちらも美味しかった。
現場は家族ごとホテルに移ってるのでかたっぱしから梱包できるので、進む、進む(^^)
4時半に今日の作業は終了。やっと則武町の「
3人はトラックで神戸に戻るが、Morris.は名古屋で2泊することにした。宿も自分で探す。
地下鉄東山線本郷駅まで歩き、近くでホテル探すも見当たらないので、名古屋駅まで出て、太閤口方面の安いビジネスホテル物色する。結構難航して、「シーズ」というビジネスホテルに落ち着く。
今回はちびくろ2号持参で、ホテルからMorris.部屋更新というのが目的の一つだったから(^^;)部屋にLAN接続が必須だったので、手間取ってしまったのだった。
とりあえず、ネット接続はできた。
シャワーを浴びて外に出て「みのや本店」で、久しぶりに海老カツカレーうどん食べることができた。弊店間際に店に入ったらしく、Morris.が見せ出たとたんに暖簾下ろしてライトも消されてしまった(^^;)
そのあと焼ハイ缶と氷、アテなど買ってホテルに戻り、ちびくろ2号で「コーヒープリンス」16話見る。
韓国ノレチャラン見ながら日記更新。やっぱり慣れないこともあって、キーボード打つのに時間がかかる。
それでも、デジカメの画像も取り込んで、貼り付けて、Morris.部屋を、外から更新するのは初めての快挙である\(^o^)/
あすは、宿も決まってるから、早めに名古屋駅方面を散策したい。
今朝5時半の高橋 |
新名神のトンネル出たところの橋 |
現場に飾ってあった変なポスター(^^;) |
麺が緑色の冷やし中華 |
飲み屋の出口においてあったミジェット |
名古屋駅前のビルと閃光 |
みのや本店の海老カツkレーうどん\(^o^)/ |
即閉店してるみのや(^^;) |
ホテルの部屋で「コーヒープリンス」 |
2009/08/16(日)●展示会・夏の甲子園・珈琲香房● |
7時半起床。洗濯、朝風呂つかい、またしばらくちびくろ2号を触る。何故か無線LANがキーワード無しで接続できてるのでKBSのhppyFMをちびくろ2号で聞きながら、DEL坊で昨日と一昨日の日記の更新。
昼下がりにJRで芦屋に出てSpace"R"で才ちゃんの「才村昌子展イメージとテクスト」を覗く。今日が最終日で、才ちゃん井山君夫婦もそろって居て、ワインで乾杯(^_^;) 今回のシリーズは、以前のエゴン・シーレ風のものから、かなり変貌してて、ややモンタージュっぽいものが多く、花や靴などのフォルムの中に人物や抽象パタンを配したもの、クロッキーのようなモノクロの顔とその髪の部分だけ彩色で細かい花や色彩の乱舞してるといった作品が多かった。クロッキーはマチス、花はルドンを連想させる。タイトル変わりにトリスタン・ツァラの詩篇が添えられれているのがおしゃれだったが、Morris.はうっかり、日本の詩かと思ってしまった。案内状にも書いてあったのにすっかり失念してたらしい。恥ずかしい(^_^;)
考えてみればダダと才ちゃんは相性がよさそうでもある。
その後、阪神芦屋から甲子園に。特に応援チームもなく、とりあえず、新装なった甲子園球場で高校野球見物といった感じで、ライト外野席(無料(^_^))の一番センター寄りの最上段に陣取りぼんやりと見物。試合は大分明豊と愛媛西条戦で、Morris.が席に着いたときは0-0だった。
たしかに甲子園はずいぶん様変わりしたようだ。外壁のツタが無くなったのはちとさびしいが、外野席の中央にあった梁が無くなってどこからでも死角無しに見られるのは良いと思う。あれにはけっこういらいらさせられたものなあ。
試合の方は明豊が5回表にソロホームラン、8回にツーランとホームラン2本などで4-0で西条を破った。まあ結果はともあれ、久しぶりの甲子園ムードを味わえたし、ホームランも2本見ることができて、良かった、ということにしておこう。
本当は甲子園から大阪に出て、ちょっと買物でもしようと思ってたのだが、気が変わって、Uターンすることにした。
明日から名古屋3泊の現場なので、早起きだし、準備もしてなかったからだ。
この際、今津で降りて、久しぶりに三浦さんの「珈琲香房」に顔を出すことにした。お盆休みかもしれないと思ってたが幸い開いてた。甲子園の歯医者に通ってた頃は時々帰りに寄ったりもしてたのだが、最近はとんとご無沙汰である。何年前に買ったかわからないMorris.の珈琲回数券がまだ壁に貼られている。普通ならとっくに有効期限切れだろうが、三浦さんの好意でそのまま通用(^_^;)
三浦さんは8年間の禁煙からまた愛煙家に復帰したらしい。NIKONのデジカメ一眼や、ピンホールカメラなんてのにも手を出しているらしい。息子二人は独立してるから、今は律ちゃんと二人、夫婦水入らずの生活らしい。
有村浩の「阪急電車」の舞台になった阪急今津線(なのに、不憫にも見捨てられた区間)で西宮北口に出て王子公園下車。ミニコープで、カニカマ、胡瓜など買って7時半帰宅。この前浅海君からもらった韓国海苔で、久しぶりにキムパ作ることにしたのだ。あまったら明日の朝食にして、浅海君らにもお裾分けしよう。
芦屋Spase R 3F |
作品の一部 |
才ちゃん&井山夫妻 |
首無し地蔵さま |
シーサがやたら目に付く |
新装の甲子園球場 |
カクテル光線は点灯前 |
カキーーン!! |
西条高校の応援団 |
黄昏には五色の雲も |
ひさびさ「珈琲香房」 |
三浦さん自慢のピンホールカメラ |
2009/08/15(土)●中休み(^_^;)● |
10時半起床。完全に宿酔(>_<)
それなのに朝シャワー浴びてから、また飲む(^_^;)
結局飲みつぶれて目が覚めたら夕方だった。
何故か今日が日曜日だと錯覚して、GyaOで「コーヒープリンス」見ようとしたが当然まだ更新されてなかったので、他のを見ようと探して、イビョンホンの「恋愛中毒」という映画を見る。家具職人の兄とカーレーサーの弟(イビョンホン)が同じ時刻に事故に会い、弟は一年後に意識を取り戻すが、自分は身体は弟でも霊魂と意識は兄であると主張。いわゆる憑依現象と診断され、兄の嫁であるウンスと暮らし続ける。何か薄気味悪いところもあったが、イビョンホンは好きなので、最後まで見てしまった。
夜はラジオで野球聞こうとしたのだが、今日の阪神-巨人戦はデイゲームで、すでに終わってた。しかも7-9で負けてた(>_<)
昨日のサンドイッチの残り食べて、後はベッドで読書三昧。
【文芸誤報】斎藤美奈子 ★★★☆☆ 本書は2005年から2008年にかけて「週間朝日」に連載されたコラム「文芸予報」と朝日新聞の書評を合わせたもので「数にして172本、本でいえばざっと200冊強の、主として文芸書が取り上げられている」
1.嬉し恥ずかしデビュー作
2.書き続けるのが作家の仕事
3.天下分け目の賞の行方は
4.功なり名とげてなお精進
5.旬な脇役、評論とエッセイ
という5章に分かたれている。Morris.にとっては4章が抜群に面白くて2章がその次、1章、3章は、はっきりいってつまらなかった。これは、1.3章で取り上げられてる作品が、若手だったり、芥川賞、直木賞を始めとする文芸各賞の候補作、受賞作を数多く読んでの書評で、Morris.にはほとんど無縁のものだったからだ。
以前「誤読日記」という、本書の前作みたいなのを読んで、がっかりしたことがあって、もしかしたらあれの二番煎じをなのではないかという危惧もあったのだが、流石、斎藤美奈子さん、転んでも只では起きぬで、しっかり今回はコラムならではの隠し味と往年のカシアス・クレイを髣髴させる打法で、Morris.を何度も大笑いさせてくれた(^_^)
枕におかれた「文芸作品を10倍楽しく読む法」だけでも一読の価値あり、である。
1.小説に教訓を求めるな。−−小説から無理やり「人生に役立つ教訓」を読み取ろうとするのは、学校の国語教育の悪しき影響です。
2.小説のテーマを考えるな。−−これも国語教育の悪しき影響です。
3.登場人物に共感を求めるな。−−小説はあなたの結婚相手ではありません。どんな人物でもおもしろければ許す(どうせ他人なんだから)くらいの度量を持ちましょう。
4.小説に感動を求めるな。−−泣くだけならばゼロ歳児にもできます。大人の感覚を磨きましょう。
5.純文学と娯楽小説では読むモードを変えよ。−−娯楽小説はお金さえ出せば楽しく遊べる遊園地、純文学は自分で楽しさを見つける登山、といってもいいでしょう。
6.お話だけがすべてと思うな。−−おもしろさは自分で見つける、そんなつもりで積極果敢な「攻めの読書」を目指しましょう。
7.WHATよりHOWに注目せよ。−−題材や筋書きは平凡でも、調理の仕方が非凡な傑作はいくらでもあります。
8.美は「ゆがみ」にこそありと思え。−−小説は伝統芸能ではありません。仮にも散文の芸術である以上、破壊もオキテ破りも当然ありです。
9.物差しはたくさん持て。−−駄作・凡作と思っても切り捨てず、別の用途を考えましょう。映像作品の原作には向く、中高生の成長の糧にはなる、などです。資源は有効に活用しなければなりません。
10.困ったときは遠くを見よ。−−小説を読むにも少しは頭がいるのです。
これすなわち、美奈子さんの読書スタイルの開陳でもあるし、Morris.のスタイルと重なる部分も多い。本書のコラムのレシピともいえる。
例によって、美奈子さんならではの、お茶らけ、皮肉、突っ込み、鋭利、豪快、深読み、スリル、脅かし満載の、それでいて文芸作品世界への慈愛に溢れた珠玉のお言葉たちの中から、ランダムに引いておく。
・星野博美には単身者の矜持がある。猫も花も好きではなかったという彼女が、なぜ9匹もの猫を看取り、花に心を寄せるようになったのか。対象との距離の取り方がいつもながらすばらしく、猫を描いた作品としてもちょっとない出来。センチメンタリズムに溺れずに猫を(死も)描くのは、考えてるよりずっと難しいのである。(『のりたまと煙突』星野博美)
・読みたくなるでしょ、伊藤の手記。現代の出会いと明治の恋とが交錯し、虚実の皮膜(ひにく)で遊ぶ楽しさがいっぱい。「実」の部分を知りたい方はイザベラ・L・バード『日本奥地紀行』(平凡社ライブラリー)と併読されたし。あの場面に、この逸話。読書の楽しさが倍増する。(『イトウの恋』中島京子)
・卓抜な設定の物語だが、お話自体は意外と他愛なく(ごめん)、ビブリオマニアの偏執的な欲望を満たしてくれるところまではいかない。と思うのはしかし大人の発想で、これは良質のジュブナイル(児童文学)と考えるべきなのだろう(「本の雑誌」はっこういうのがすきだよね)。(『図書館戦争』有川浩)
・新人作家(には限らないが)の小説を読んでいてイヤになるのは「この人の頭のなかには地図があるのだろうか」というようなケースにぶち当たるときである。街や土地をきちんと書くのは文章表現の基本に属する問題で、小説の前に紀行文の練習をしたほうがいいんじゃないかと思ったりするが、みんな土地より人を書くことに熱心だからな。
・柴崎友香は一貫して大阪の若者たちのなにげない日常を描き、静かに支持者を増やしてきた。ステレオタイプ化された大阪ではない街の姿がクリアに浮かびあがる。(『その街の今は』柴崎友香)
・なるほどコワイが、惜しむらくは悪意の含有量が不足していることで、オムニバス形式のテレビドラマ風に、どれもサラッとした読み心地が物足りない。こういう小説は大団円にもちこまず、もっとドロッとジトッと執拗にやっていただかないとね。それと各編のタイトルに注目されたし。どれもこれも見事に「死語」だ。最後の1編は「レッツらゴー」。そこまでやるなら、もっと徹底的に死語を使い倒していただきたいわ。(『イジ女』春口裕子)
・堀口大學といえば、アポリネールやコクトーやランボーやボードレールの訳詩を思い出す人が多いだろう。矢作俊彦は、ロマンチストで気取り屋で自意識過剰な若き詩人が、いかにも書きそうなタッチの文章で小説を綴っている。
<知らぬわけが何故あろう、その名をこのぼくが>
<ああ、「恋人」という言葉にどれほどの意味があっただろう、そのころのぼくに。/amantの訳語という以外、いったいどれほどの>
おお、この倒置法こそ大學! 青春が恋が、革命が歴史が語られるのだ、この文体で。どうしておおもしろくないわけがあろう。このまま舞台になりそうである、宝塚歌劇の。(『悲劇週間』矢作俊彦)
・なるほどねえ。戦いの物語が主流の今、自らは戦わず、包帯を持って駆け回るこういう看護兵みたいな物語には一種の異化効果があるのだな。
とは思うが、そのくらいの「心の傷」は放っときゃ自然治癒するんだよ、と思ってしまう私は、うう、もうキタナイ大人なんだろう。だってさ、看護兵だって戦場では身の危険にさらされているんだよ。この子らは自分を安全地帯に置いていない?
読みながら「台風クラブ」を思い出した(もちろんタイトルつながりである)。相米慎二監督、工藤夕貴主演の1985年の映画である。あのころの少年少女は、傷つきながらも台風を待っていた。『包帯クラブ』には台風は来ない。(『包帯クラブ』天童荒太)
・大爆笑というほどではないにせよ、清水義範らしく、しみじみおかしい小説である。特別付録として、壁に貼って利用できる「大判美装ポスター」つき!
<絶賛 小沢一郎民主党代表「日本人の美実を見つめ直すヒントになる」>
という諭吉の心訓なみの惹句も微妙に可笑しい。(『福沢諭吉は謎だらけ。』清水義範)
・金井美恵子の小説を読むとは脱線を楽しむということで、だが脱線だと思っていた箇所が後で本線にせり出してきたりするから油断がならない。(『快適生活研究』金井美恵子)
・<彼は時代の変わり目に遭遇したのだ。携帯電話は人間が一人でいる状況を消滅させる機械だった>。
「携帯電話以前」を舞台にした他の5編をあわせて読むと、たった十数年で私たちはずいぶん遠くに来てしまったのかもしれないと、ため息のようなものがもれる。
故障した車を路上に置き、JAFを呼ぶために公衆電話を探して延々と歩くこともない。恋人とのすれ違った感情を修復するために、先回りして自宅の留守電にメッセージを吹き込むこともない。そんな世界に、私たちは棲んでいる。大袈裟なドラマではない日常性の中にこそ潜む小さな変化。小説は世界を映す鏡なのだ。(『愛と癒しと殺人に欠けた小説集』井伊直行)
・風俗小説の装いを凝らしながらも古びていない、それが田辺文学の偉大なところだ。古典の現代語訳も評伝もエッセイも、カラフルという語がピッタリ。全集はややお高いので、この本でチェックして全集は図書館でどうぞ。全集が図書館に無ければただちにリクエストすべし。(『まいにち薔薇いろ 田辺聖子 A to Z』)
・藤野千夜はデビュー当時からティーンエイジャーを描くのが抜群に上手かったが、そういや最近では新人文学賞の選考委員もつとめている。こんな新人がほんとにいたら……。新人文学賞作品(特に10代作家のそr)を、ああもう、素直には読めないかも。(『中等部超能力戦争』藤野千夜)
・本書には前身となる作品がある。1970年に出版された『ひげのあるおやじたち』である。歴史的に「非人」と呼ばれるだろう男たちを主人公にしたこの作品は「差別を助長する」との理由でやむなく絶版になったのである。どこが問題だったかは同時収録の「ひげのあるおやじたち」を併読されたいが、37年ぶりに生まれかわった本書では、歴史の表舞台に出てこない山や川や海の者たちのバックステージがじっくり書かれ、「ひげのない」少年や女たちにも活躍の場が与えられる。ブラボー! (『ひげがあろうとなかろうと』今江祥智・作 田島征三・絵)
・敗戦から63年を経て戦争をめぐる表現も変わりつつある。体験者に頼っていたら、やがて「戦争を語り継ぐ」ことはできなくなるのだ。15年戦争を題材にエンタメを書き続けている古処誠二などもそうだが、戦争未体験世代が太平洋戦争を描く時代に入りつつあるではないか。彼らはしかも兵士を書く。戦争の愚かさは結末に集約されている。気軽な読物風だからこそ、若い読者は等身大の厭戦気分を味わうだろう。(『群青に沈め』熊谷達也)
・タイトルは地味だが、本書は教養として名作文学を読んでみましょうというような、腐った鯛みたいな本ではない。「読みほど」かれているのは世界の文学ではなく、世界と文学(の関係)だ。
20世紀のミステリは『カラマーゾフの兄弟』から<骨格だけ残したもの>である一方、この小説の世界は<われわれが今生きているこの世界と非常に近い>と著者はいう。つまり必読だと。(『世界文学を読みほどく』池澤夏樹)
・詐欺師まがいの父の行状なども詳述。結婚にいたる経緯などは最低限しか記されていないものの、暴かれているのは、あの巨大な、政治的な影響力をもった宗教団体の内幕だ。これはこれでかなりの爆弾本。ワイドショーが内容を紹介でき無かったはずである。(『杉田』杉田かおる)
・物語の中の子どもたちも苦労が絶えなかったんだなといまさらながらに恐くなるケースも多い。『トム・ソーヤーの冒険』のトムは<嘘と本当とを自在にあやつりながら、「学校の子ども」という時代を生き延びようとする子ども>。善人の見本みたいな『小公子』のセドリックは<近代の大人社会が作り出した、「理想の子ども」という悲しいモンスター>。『エーミールと探偵たち』のエーミールも『銀河鉄道の夜』のカムパネルラも『汚れなき悪戯』のマルセリーノも、みな大人の期待や幻想に応えようと懸命だ。(『大人のための児童文学講座』ひこ・田中)
いやいや、ついつい調子に乗って、引用しまくってしまった。
去年は百冊を切ってしまったMorris.の読書生活が、今年はさらに減少現象に拍車がかかった感じで、その特効薬ともなりそうな本書に出逢って、いささか興奮してるのかもしれない。
ちびくろ2号(ノートPC)買って、神戸中央図書館でもインターネット接続できるらしいので、こういったブックガイド的なメモが、役に立つかもしれないという、スケベ心の発露でもある。
それは別として、久しぶりに美奈子さんの芸を見せてもらったようで、感無量である。
「悲劇週間」の引用部分なんて、文体模写を超えてる上に、ラストのオトシも見事すぎる。拍手!!
2009/08/14(金)●まぬう元気\(^o^)/● |
7時起床。朝風呂つかって、昨日トーホーで買った出汁ジャコの頭と腹をとる作業。これと昆布で味噌汁作る。これまでの業務スーパーの大型いりこにくらべるとちょっと頼りなく見えるが、味の方は上品で悪くない。
昼前に王子動物園へ。動物園は7月25日から8月16日までは無料開放とのこと。盆休みと言うこともあって、かなりの人出だった。
まぬうは久しぶりに岩の上に鎮座して、途中下に降りて走り回ったり、地面に寝転がったり、えらく活発だった。このところずっと顔見ることがなかっただけに、一安心。デジカメ撮影+動画撮影もしてみたが、やっぱりデジカメの動画は写しにくい。
その後、Morris.の指定席(SL食堂車)で写真絵葉書を書く。これも久しぶりである。今日はちびくろ2号持参で、韓国歌謡を低い音で流しながらいい気分でハガキ書き終える。
それから公開中のハンター邸覗いて、前池の隅でミニギター練習(^_^;)
3時前に帰宅して、ちびくろ2号のチューンアップ。というか、canonのデジカメ編集ソフトのインストールとカメラ接続、Firefoxとchromeという二つのブラウザのインストール。chromeは前にDEL坊にインストールしたのだが、ちびくろ2号にインストールして立ち上げたら、ページがちゃんと開かない。と、いうか、Morris.部屋のトップだと、下の表組み部分が全く表示されない。他のサイトでも同様の状況である。これはまるで使い物にならない(>_<)
9月の仕事要請メールが入ったが、これはパス。いくらなんでもこれ以上訪韓を遅らせたくない。
ムックさんから電話で、今夜は9時半あがりで、明日は休みなので部屋に遊びに来るとのこと。焦って自転車でマルハチに走り、酒と肴を買ってくる。
今日からの阪神-巨人戦の緒戦。8回で7-3と有利に試合を進めている(^_^) 9回に藤川ソロホームラン打たれたものの後はぴしゃりと押さえて、阪神逃げ切り(^_^)
ムックさんが10時ごろやって来たとき、Morris.は床に寝ていた(^_^;)。すぐ起き出して、久闊を癒す。もちろん即乾杯。ムックさんお土産のポルトガルワイン、あては、サンドイッチに酢蛸。ちびくろ2号の自慢した後は、それこそ久々の韓国歌謡&ギター共演(競演?狂演?狂宴?)何でこんなに楽しいんだろうというひと時を過ごした。
ムックさんはMorris.の知らぬ間に帰っていったようだが、Morris.は当然のごとく成仏してたさ(^_^;)
Morris.今日の朝餉 |
元気だったまぬう(^_^) |
まぬう2 |
ほとんど書斎化してるSL食堂車(^_^;) |
魚眼でハンター邸 |
こちらは二階の窓から |
ハンター邸浴室 |
鏡の国のMorris. |
朦朧たる夢の競演(^_^;) |
2009/08/13(木)●休養日(^_^;)● |
10時半起床。久々の休み、それも4連休の初日と言うことで、思いっきり朝寝をむさぼった。
休日の3点セットをおざなりに済まして、午後JRで六甲道に出て、区役所、灘図書館、ダイソー、トーホーを回る。枝付き豆が安くで出ていたので買って帰り、半分を塩茹で。半分でも相当な量があった。
島田和夫部屋スケジュール更新。
【漢文入門】魚返善雄 ★★★☆☆ 社会思想社の教養文庫、昭和41年(1966)初版発行で、Morris.が持ってるのは54年(1979)の34刷である。30年ほど前に買ったのだろう。
実はこれを読むのは3回目である。買ったときに読んで、その後再読した記憶がある。
今回は特に理由もなく、ただ、あまりに忙しくて図書館に行く暇もなくて、読む本が無くなり、本棚を見て、久しぶりに漢文の復習でもしようと思ったのだ。
著者のことはほとんど知らない。奥付の略歴は、そっけないくらいに短い。
1910年 大分県に生る
1930年 東亜同文書院卒業
1966年 死去
本書が出た年に亡くなっているということは、これは遺作というべきなのだろう。
「東亜同文書院」という名前はこのところよく目にする。1901年に日本人の作った上海の中国語専門学校で、日中戦争時期にはスパイ養成所といった見方もされたようだ。Morris.が関心を持っている満州国建国にあたっても、この同文書院出身者が多数登場する。
本書は前後篇に分かたれていて、文体が違ってるし、内容が重なるところもあるから、別の雑誌に掲載したものを合併したものと思われる。
あとがきの代わりに娘である魚返昭子の文章が掲載されている。これが、また、素晴らしい父への弔辞になっていて、Morris.はついもらい泣きしてしまったよ。ちょっと長いが、全文引用する。
「父魚返善雄の思い出」 魚返昭子
「臨時夜行急行列車」。これは私が彼につけたニックネームである。
この本の原稿も一字の例外もなく、深夜に書かれた。原稿を書く時、彼は全身で、特に背中で話しかけられることを拒否した。背筋はまっすぐで、ほとんど身じろぎもしない。「写経」でもするのにふさわしい姿勢を、数時間保つのである。書き終わったり、行きづまったりすると、お風呂の支度を命ずる。たとえ、それが夜明けの四時であろうと、あの集中ぶり、緊張ぶりを見ては、快く応ずる他はなかった。
彼は、にわかに子どもじみて、ざぶりん、ぽしゃりとにぎやかに湯を浴びる。中国語の独り言がはいることも多かった。その間に私はできあがった原稿を読み、脱落した字を見つけ、あまりきたなくなっている時は清書する。屋根で、一羽の雀が目をさまし、遠慮がちに、仲間に呼びかける。耳敏く聞きつけたもう一羽が答え、三羽が鳴き、やがてぞろぞろと起きだす気配がする。彼は屋根を指さして楽しげに首をすくめる。庭に雀の朝御飯をだしてやり、安心して人間どもはしばらく眠るのである。本を書く仕事が、命を削る事だと人にも言われ、自分も感じながら、この道は、引き返す術のない道なのであろう。
ある夜、たまりかねて、電源を切った。
「停電ですから、あきらめて寝て下さい。家だけらしいから、引込線がはずれたのでしょう。こんなに遅く東電の人を呼ぶのも気の毒ですから。」
成功した。味をしめて、もう一度くり返した。彼は激怒して、東電に電話をかけようとする。白状するほかはなくて、この手は使えなくなった。それどころか、本当に引込線がはずれた時、執拗な疑惑の眼で見つめられる仕儀とはなった。
深夜しか書けない上に、彼の言葉に対する厳しさが、殊更に、難行を苦行にした。
広辞苑とアクセント辞典は、日向ぼっこの時さえ、座右にあった。決して貸してくれないので、別に買わなければならなかった。英和も漢和も、彼が使う高級なものは、残念ながら私の方に用がなかったので、わからないけれど、多分、貸してはくれなかったと思う。語学は天才だったと彼を知る人は言う。中国人に「私より中国語が上手だ」と賞められもした。けれど彼には満足はなかった。暇さえあれば、英語を、中国語を、フランス語を、そして日本語をテープに吹きこみ、磨きつづけた。そしてどんなに外国語が自由になっても、母国語と同じようにはできないという謙虚な結論も生涯変わらなかった。
とにかく彼は、いつも、どの本も姿勢を正して書いた。身も心もである。読む人にはどれほど面白おかしく書き飛ばしたように見えても、実は苦吟に満ちている。
だから、本ができ上がった時の喜び方は、無邪気と言おうか、素朴と言おうか。
その日、食卓は白いテーブルクロスでおおわれる。ビニールは厳禁。そしてささやかな花。可能ならば野の花。私にもなめられる、ワインかベルモットで乾杯。彼の肩には、彼が育てた小雀が、いつでも、どんな食物でもわけてくれるのに、なぜその美しい飲物だけはダメなのかとすねている。乾杯がすめば新しい本の贈呈式である。
第一冊めは彼を育てた、彼の「おばあさん」の写真に贈られる。
第二冊めは、この前の著書に、一番心をこめた返事を下さった方に。
第三冊めは自分の校訂用に。
たとえ、それが五十冊めの著書であろうと、六十冊めであろうと、この行事には、いささかの変更もなkった。
この「漢文入門」ができ上った時、どうすればいいのか、私にはわからない。
書いている間中、あの厳しい姿勢を支えていた、古椅子に第一冊めを贈ろうか。
椅子というのは、どれでも人待ち顔をしているけれど、この椅子は、また、特別、手持無沙汰に見えるから。
この文章を書くのはとても厭だった。
正直なところ、「本当に書きたい本は、まだ一冊も書いていない」と言っていた彼が、もはや帰らぬ人だと信じたくはないのである。
1996年11月
本書を3回読んだからといって、Morris.の漢文的素養が深まったとは思えないが(^_^;)、それでも、漢文アレルギーというものはあまりないと思う。
学不至於楽、不可謂之学(学ハ楽シムニ至ラズンバ、コレヲ学トイフベカラズ。学問はおもしろくてたまらないようにならなくては、そんなのは学問と称することができない)
こんな風に、こなれた日本語に訳されると、つい共感を覚えてしまう。
漢文の修辞法をまとめた章からそのタイトルのみをメモしておく。
1.簡潔
2.対偶(偶数性)
3.計数(数字性)
4.誇張
5.譬喩(譬え)
6.幽黙(ユーモア)
7.勧戒(教訓)
8.嗟嘆(嘆き)
9.否定
10.反問
11.仮設(仮定法)
2009/08/12(水)●ジャンボ田螺(@_@)● |
浅海君と生駒郡斑鳩町のアメリカからの荷物デリバリ現場。ちょっと早く着きすぎたので、コンビニで待機。近くのため池の向こう岸の稲にピンクの花みたいなのがこびりついてる。浅海君が何かの卵じゃないかというので、横手から回って観察。確かに何かの卵のようだ。ため池には異常なくらいの数のタニシがいて、盛んに交尾活動したり、嘴みたいなのを伸ばしたりしてた。Morris.は貝の中では田螺が一番好きなくらいで、これがなかなか手に入りにくいときてるので、一瞬本気で、これ獲って帰ろうかと思ったくらいだ。しかし、どうも田螺とは違うようでもある。池を覗き込んでたら、自転車に乗ったおっちゃんが通りかかって、これは田螺でなく「ジャンボタニシ」といって、不味くて臭くて食えたもんじゃないと教えてくれた。
後でネットで調べたら正しくは「スクミリンゴガイ」という、田螺とは属の違う淡水性巻貝で、30年ほど食用として輸入されたものの、需要が無くて、廃棄されたものが繁殖して、今や稲の茎や根を食べる害虫?になってしまってるらしい。ショッキングピンクの卵は水の中では孵化しないため、壁や植物の上部に生みつけられるらしい。詳しくはこちらを見るように。
デリバリと開梱作業はほぼ午前中に終了。学習机と回転椅子は処分ということになった。この回転椅子は小ぶりでしっかりしてるので、貰うことにした。色がピンクというのがこれまたMorris.には似合いそう(^_^;)
午後には田原本町に、洗濯機1台の配達だったので、昼食は現場近くの「古町(こまち)」といううどん屋。十津川うどんと書いてあったが、ぶっかけうどんセット(\850)は色変わり蒟蒻にかき揚げ丼もついててなかなか満足メニューだったが、この店の裏にゴーヤの生垣があって、勝手に持って帰っていいとのこと(^_^) しかもここのゴーヤは普通の緑のものと白いのがあった。白いゴーやなんて初めて見る。嬉しくて、緑と白一個ずついただく。
4時半に倉庫に戻り、荷物積み込んで終了。
浅海君から韓国海苔とキムチ貰う。奥さんのお父さんが韓国と取引事業やってるため現地の人からもらったもののお裾分けらしい。キムチはちょっと時間がたってるためか袋がぱんぱんにふくらんでる(^_^;) ともかくありがたい。浅海君ありがとうm(__)m
何か今日は、いろいろ頂き物の多い日だった(^_^) しかし、このところ、Morris.は働きすぎだと思うぞ。3日から今日まで9日連続の現場だったし、過去ひと月で20日以上出ている。Morris.の常態ペースからするとほぼ倍くらいのペースである。明日から4日間はお盆休みで、17日月曜からは2泊3日の名古屋現場だから、ちょっと一息つけそうでもあるが(^_^;)
阪神は岩田の好投もあって中日に快勝。
ゴーヤをあく抜きして、胡瓜、トマト、オレンジなどと一緒にサラダにして食べる。ほのかな苦味と歯ざわりは悪くない(^_^)
猫屋敷のごろごろ猫 |
稲に茎に付いたピンクの物体 |
何かの卵? |
これがジャンボタニシ |
ヤゴの抜け殻 |
田原本「古島」のぶっかけ定食 |
ゴーヤ貰ってごきげんの浅海君 |
初めて見る白いゴーや |
Morris.も一個ずつ貰う |
田園風景 |
小さな蛙 |
日本の夏 |
ピンクの回転椅子 |
浅海君からもらったキムチと韓国海苔 |
ゴーヤサラダ(^_^;) |
2009/08/11(火)●正敏先生出版記念会● |
今日は本当は舞鶴現場のはずだったのだが、今夜、六甲学生青年センターで徐正敏先生の出版記念会があるので、大阪現場に変えてもらった。ところが、結果的には倉庫でのリパック作業ということになってしまった。
おかげで5時にはあがることができたが、非常に疲れてしまった。
5時半に帰宅してシャワー浴びて、センターへ。
先生の新著は「日韓キリスト教関係史研究」(日本キリスト教団出版局 2009.5.25発行)というもので、Morris.とはほとんど無縁の本らしい。でも、6時半から信長正義さんの本書の紹介講演を拝聴する。30分という時間制限もあって、ほとんど目次を追いかけで終わったようだが、6pのレジュメがよくまとめられていて、Morris.はこれだけで一冊読んだような気になった(^_^;)
ちょっと遅れて徐正敏先生到着。先生は前に東京での記念会、今日は京都同志社での記念会から、神戸に足を延ばし、明日は吹田の民俗博物館で講演のため、今夜は吹田のホテルに泊り、来週は北海道での発表会と、えらく忙しそうだ。
パーティ出席者は30人弱で、半分はセンター関連、半分はキリスト教関連、それに先生のゼミ生ら。ハワイから来た米人もいた。信長たか子さんとも久しぶりに会えて嬉しかった。
料理はYMCAホテルの出張サービス。乾杯から、後は無礼講。出版記念会というものの、その話はまるで無し(^_^;) ゼミ生らが、チャンゴやボンゴなど持参で民謡などの演奏が始まった。Morris.も当然ミニギター持参で、とりあえず「オモナ」でスタート。何かえらく受けたので童謡「故郷の春」も歌う。飛田さん十八番「朝露 アチミスル」のオカリナ演奏の伴奏、後は入れ替わり立ち変わり入り乱れてのノレバトル状態(^_^;) 一番弟子のホン君も白いギター持参で、二人で共演も多くやった。
ハイライトは、徐正敏先生の「春の日は過ぎ行く」。リクエストしたわけでもないのに「チャンサイクスタイルで」という指示があったので、Morris.喜ぶまいことか。張り切って伴奏したさ(^_^) 先生ものりのりで、3番になると、ほとんど自己陶酔の世界。みんなの評判もすごく良かった。寺岡さんはことのほかこの曲が気に入ったようで、Morris.の楽譜をさっそくコピーしてた(^_^;)
先生はホテルに向かうため9時半には退席。その前にもちろん記念写真撮影。
先生が帰ったあとは、料理も食器も片づけて、立ち飲み二次会状態。これはなかなか良いパターンである。金はかからないし、のんびりゆったり四方山話の花を咲かせることが出来る。
Morris.は、しつこくBGM代わりにミニギターで韓国歌謡メドレー。びっくりしたのは、堀内さんが、ほとんどの歌をそらで歌えるということだった。それも1番だけでなく2番、3番まで覚えてる。Morris.なんかそらで歌える歌は片手あるかどうかなのに、凄すぎる(@_@)。
考えてみれば二次会メンバーの半分くらいは、4月の花見参加者である(^_^;)。また来年もやりましょうとえらく盛り上がる。
10時半に散会。帰ろうとしたら、センターに宿泊するらしい初老夫婦から韓国語で話しかけられた。9年前に来日して六甲アイランドに住んでるそうで、今日は韓国から来た韓国若者の相談役として一緒にセンターに泊るらしい。
ミニギターに関心を示したので、酔いも手伝って(^_^;)、飛田さんに断って会議室Cで、韓国歌謡披露。旦那も歌が好きらしく、「「ファンソンエット」「カルテエスンジョン」「モッポエヌンムル」など歌ってくれた。おしまいには「ポムナルンカンダ」一緒に歌ってお開き(^_^;) よくわからないながら楽しい夜だった。
近所の白猫 |
信長正義さんの書評講演 |
正義さん力作のレジュメ |
先生と正義さん2ショット |
乾杯!! |
乾杯!!2 |
料理はYMCAホテルの出張 |
チャンゴも登場 |
珍しく信長たか子さんの歌唱 |
ホン君とギター競演「春の日は過ぎ行く」 |
先生と寺岡さん |
相変わらずエネルギッシュな先生 |
Morris.ものりのり(飛田さん提供) |
お約束の記念写真 |
立ち飲み二次会(^_^;) |
2009/08/10(月)●夜の屋上● |
今日も朝から大雨(>_<) 傘さして倉庫へ。
溝渕、東山君らと長岡京の保管荷物ピックアップ現場。
昼飯抜きで1時半までかけて作業終了(^_^;) ちょっと疲れた。
帰り道セルフ讃岐うどん「金毘羅」で、釜揚げうどん大盛りとかき揚げで\610。この価格でこれだけのボリュームとまずまずの味なら文句は無い。
4時倉庫着。4時半上がり。歩いてマルハチまで行き、食糧やゴミ袋など買う。前の八百屋でトマト、胡瓜と一緒に、西瓜一切れ\200だったので、これも買う。
今日は野球もないし、缶ビールとミニギター持って、久しぶりに屋上へ。しばらくミニギターで韓国歌謡のおさらい(^_^;)してたが、すぐ、暗くなって楽譜が見えにくくなったので後は、ぼーっと折り畳み長椅子に寝転んでビール飲んでた。風が吹いてやっぱり気持が良い。
ひさびさバイク猫B |
白槿 |
雨に濡れる青柿 |
長岡京現場付近 |
「金毘羅」の釜揚げ大 |
R171猪名川付近の仮寓 |
稗田小学校脇の夕顔 |
屋上からの夜景 |
夜の屋上のMorris. |
2009/08/09(日)●小倉シロヤのサニーパン(^_^)● |
朝から雨(>_<)。歩いて倉庫へ。途中猫屋敷前に新顔がいた。でも、かなり貧相である。背中の毛なんか半分抜けてるようだ。それでも表情は悪くない。突然こんなのが現れるというのも、きっと誰かが捨てて行った可能性が高い。
荻野、浅海君らで昨日の岸和田の現場。
昼はみんなはマクドナルドに行ってしまった(^_^;)ので、Morris.ひとりで「彩彩館」という中華屋へ。定食頼もうとしたら「日曜日はランチバイキングだけになってます」とのこと。\1000は仕事中の昼食ではちょっと予算オーバーだが、たまには良かろうということにする。
唐揚、春巻、ミンチボール、八宝菜、焼きそば、サラダ、ザーサイ、カレーハンバーグ、モヤシ炒め、エビシューマイ……少しずつでも、やっぱり昼飯には多すぎる(^_^;) 味は中の下というところ(^_^;)
午後3時に作業終了。途中素敵な銀行の建物発見。「成協信用組合」と書いてある。後で調べたら、旧四十三銀行岸和田支店で、大正8年ごろの建物らしい。機会があればじっくり眺めてみたい。
4時半あがりで、帰りナフコで、ベルトや歯ブラシなど買って6時に帰宅したら、ドアノブにビニール袋が下がってた。斉藤さんあたりが、なにかお裾分けを置いててくれたのだろうと思う。ところが開けてびっくり(@_@)である。
去年小倉に嫁いで行ったともちゃんからの小倉土産で、なかには、小倉シロヤのサニーパンと「いわし床煮」。メモによると今朝阪九フェリーで神戸に帰省したらしい。それにしても、わざわざMorris.亭までの宅配サービスというのは、感激である。
今を去ること三十数年前こくらで5年間の学生生活を送ったMorris.なので、当地への懐かしさを覚えた。
シロヤは小倉京町のベーカリーで、このサニーパンは中に練乳たっぷり(^_^;)という、恐るべきパンだが、こればかりは、Morris.でもありがたく賞味させていただく。いやあ、何とも言えないくらい甘い(>_<) でも、このパン生地がしっかりしてて、それだけでもお値打ち品だ。鰯床煮の方はあとで、酒の肴にいただくとして、ともちゃん、ありがとうm(__)m
阪神、広島に連敗(>_<) これでまた5位になったのではなかろうか(;;)
猫屋敷前の新顔 |
かなり貧相だけどいい顔(^_^;) |
雨に濡れる団栗 |
黒紋鯱蛾? |
岸和田市成協信用組合 |
シロヤのサニーパンといわし床煮 |
【インターセックス】帚木蓬生 ★★★☆ うっかりもののMorris.は、本書のタイトルから「インターネット世界でのセックス」をテーマにした小説だと思い込んでた。
実は、これは男性と女性の中間(共存)にあたる、いわゆる両性具有者を主題とする、真摯な作品だった。
Morris.は彼の作品はほとんど目を通してるが、とんでもない傑作があるかと思うと、あんまりな作品があったりする。ムラが多いというか、それだけ幅広いジャンルや傾向の作品を書き分けるだけの抽斗があるということだろう。
本書は「可もあり、不可もあり(^_^;)」といった感じの出来栄えだった。
九州で生殖医療や移植医療の豪華医療施設サンビーチ病院を経営する岸川医師が、優秀な泌尿生殖器科の秋野翔子をヘッドハンティングする。治療活動の中で、両性具有(半陰陽)嬰児への手術の可否を廻る対立、さらに、過去の世界的医療機関との提携に関連するむ不可解な連続死亡事故の謎解きなどがからんで、えらく輻輳錯綜したストーリー展開だが、さすがに著者が専門家であるだけに、説得力に富む医学的議論も披露されるし、サンビーチ病院の設備+スタッフ+技術力の描写には、一種のユートピア小説を読んでるような気にさせられた。
「それから先生が心配されているレズビアンの件ですが、米国の先天性副腎過形勢の患者の予後調査でも、レズビアンが多いという結果は出ていません。独身者が多いのは確かですが、四割は結婚していて、子供さんのある例も少なくないのです。と言っても、わたしは、レズビアンという生き方を軽蔑しているわけでは全然ないです。それどころか、ホモセクシャルな生き方も、ヘテロセクシャルな生き方と同様、価値のあるものだと思っています。大切なのは、その本人が誰からの強要もなく、自由にその生き方を選びとっていることです。それは医師や医療が強制する問題ではありません。強制するのは、むしろ罪といったほうがいいと思います」
「罪?」岸川は少しばかり茶化した感情をこめた。
「罪というより、医療過誤かもしれません。そこに本人の意志が反映されていない場合はです」
翔子は動揺も見せず、微笑さえ浮かべている。
「しかし本人が未成年の場合は、親の同意があれば充分でしょう」
「この件に関しては、親といえども、子供の権利の領分を侵すことはできないと思います。生命を左右する低ナトリウム血症が合併する場合は、それを是正するための治療を敏速にしなければならないので、親が代理人として権利を遂行して構いません。しかし外性器の手術は、何ら生命予後とは関係ないので、あくまで、当人の意志が尊重されるべきです。それには、患者自身が成長するのを待つのが前提になります。つまり、待つのが医療であり、黙って待つのではなく心理的な援助を行いつつ待つのが、真の医療だと、わたしは思っています」
こういったやり取りが随所にはめ込まれているわけだ。ヒロイン翔子の方がかなり優利な形勢だが、著者自身が始めからヒロインよりというのが明らかなため、ストーリー的にはいささか単調かつものたりなく感じられた。
「医学というのは、こちらが気がつかないままワナにはまってしまう危険性がある」
「ワナ?」翔子は訊き返す。
「知らず知らず、人間をマイノリティとマジョリティに分別するというワナ。病気自体はいわばマイノリティでしょう。治療は、病気というマイノリティを、健常であるというマジョリティに近づける行為に他ならない。それが医学を貫く大前提だから、医師はマイノリティの存在には、生理的な嫌悪を覚えやすいの。インターセックスの人たちも、極端なマイノリティとして、医学・医療から排除されてきた。医学はもっと多様性を大事にしないといけないのに」
「看護師さんのなかにひとりだけ、よくしてくれる人がいて、今でも顔と名前は覚えています。出勤のときは、必ず顔を見せて、[珠美ちゃん、めげてはだめよ]というのが口癖でした。がんばりなさいとか、元気出しなさいとかではなくて、めげてはだめよ、なんです。その言葉、何度も何度も胸の中で繰り返したので、もう体に沁み込んでいます」
こういった、本筋とは関係ないやりとりが印象に残った。
ちょっと前NHKの深夜番組で、帚木蓬生がゲスト出演した回を偶然聞いた。数ヶ月前放送したものの再放送だったらしいが、そのとき、しばらく入院していてその間に、執筆欲だけは旺盛で、書下ろしをものした、といっていた。もしかしたら本作のことかもしれない。
このインタビューの中で、人生の後半期を迎え大病などすると、残された日の少なさに思いをはせ、一日の重要さを再認識するといった話になり、誰かの話か著書からの引用といった感じで、「毎日、その日を残された人生の最初の日だと、思って生きることにしている」、と言ってた。
これは、Morris.の座右銘にもなってる、例の「私の名前はキムサンスン」の最終回に出てきた詩(説教)の一節「今日が、人生の最後の一日だと思って生きよ」に、通底するものがあると思った。「人生最初の日」と「人生最後の日」では、正反対みたいだけど、言わんとするところは限りなく似ている。
前者の方が前向き、積極的、後者は後向き、消極的という違いがあるかもしれない。まあ、やっぱりMorris.は後者の方が好ましい。でも、他人には、前者をお勧めするべきなのかもしれないな(^_^;)
2009/08/08(土)●行く・いく?ゆく?● |
自転車で7時半に倉庫に行く。荻野君と二人で、岸和田のシンガポール向け荷物ピックアップ現場。
昼は「神座」でラーメンとそぼろ丼。ここのラーメンは天理ラーメン系で、Morris.のタイプではないのだが、たまーに食べたら、なかなか美味しかった。昼休みはすぐ近くのジョウシン電器冷かす。ちびくろ2号と同じ機種がMorris.が買ったより1万円高かったので、何となく嬉しかった(^_^;)
行き帰りのトラック助手席で三省堂の「例解古語辞典」読む(^_^;) ほぼ1000pくらいで、やっと900pまで来た。「ゆ」の項で「行く ゆく」が出てきて、そういえば、「行く」はひらがな表記では「いく」「ゆく」が混用されていることに思い当たった。Morris.は「いく」と書くことが多いようだが、捉音便の「行った」「行って」は、「いった」「いって」としか書かない。荻野君に聞いたら「行く」は「いく」に決ってます、とのこと(^_^;) しかし、「行方不明」は「いくえふめい」とは言わないだろう。
帰って大辞林で調べたら、あっさり、解決した。「ゆく[行く 往く]」の項の末尾に以下のような懇切丁寧な解説があったのだ。
(1)同義の語に「いく」があり、上代から併用される。「ゆく」と「いく」は一般に同じ語の少し異なった語形とうけとられており、本辞典ではこの「ゆく」の項で両方あわせて記述する。なお、現代語では「いく」にくらべ、「ゆく」の方がより文章語的な感じをもつ。
(2)原則として「ゆく」「いく」どちらの形も使えるが、「立ちゆく」「亡びゆく」「更けゆく」「消えゆく」「ゆくえ」「ゆく末」「ゆくて」「ゆく春」「ゆくゆく(は)」などは普通、「いく」の形をとらない。
(3)連用形の音便形は、現代語では「いく」の「いっ(て)」「いっ(た)」の形しか用いられない。ただし古くは「ゆく」にも音便形として「ゆい(て)」あった。
うーーん、これはわかりやすいが、「行く」という基本動詞の表記に関する、この「常識」が、Morris.には理解できてなかったことになる。この使い分けの大半は個人の嗜好や癖に委ねられるということだろうが、まあ、Morris.は「行く」という漢字を使うことで、ごまかしておきたい(^_^;)
「言う」の「いう」「ゆう」の並存にも、同種の解説があるかと思ったのだが、こちらは「いう」表記に統一されているようだ。(もっとも発音は「ゆう」も健闘してる模様)
今日は阪神ボロボロボロ負け(>_<)
そういえばラジオ体操の季節だった |
「神座」のチャーシュー麺 |
大阪バブルの夢の跡(^_^;) |
2009/08/07(金)●須磨again● |
ジェームス山現場3日目、先にスイス人現場と書いたが、実はオランダ人だった(^_^;)
今日は長女の部屋の梱包。1m×80cm×60cm,くらいのおもちゃの家があり、この梱包にはかなり気を遣わされた(^_^;)
帰りはJR須磨駅まで送ってもらう。いい天気だったので、またまた、缶ビール買って須磨海岸へ(^_^)
例の突堤のはしっこでぼーっと海と雲を見てた。
若い女の子がバスタオル使って上手に水着着替えするのにも感心(^_^;)したし、3人組の男の子が、突堤からジャンプして海に飛び込むところもデジカメ撮影。
6時過ぎ帰宅。
今日から広島戦。阪神は今日も先制で調子良さそうである。
有田のつる姫からメールで、明日朝8時からのNHKのBS「ハイビジョンふるさと発」を見てね、との内容。いかんせんMorris.亭ではBS受信できない(>_<) ネット番組表で検索したら「あなたの歌に励まされ〜歌人・筒井宏之 こころの交流〜」というタイトルで、内容は
らしい。BS受信可能で関心を覚えた方はご覧ください。
今日は立秋で満月は昨日だったが、今日の月もなかなか美しかった。
素敵なリビングからの眺め |
いかにもジェームス山 |
このタイルは魅力的 |
素敵な夏の雲 |
3人組みの飛び込み |
今夜月齢16.0の月 |
2009/08/06(木)●やっと中日に一矢を報いる● |
昨日の現場二日目。
朝JRが20分ほど遅れたが、余裕で間に合う。いや、他のメンバーは20分ほど遅刻(^_^;)である。
今日はゲストルームのアンティークチェスト分解して、後は子供部屋の梱包。
連敗した後の中日戦。今日の阪神は初回から4連続2塁打で5点。2回には新井の3ランで8-0で、早々に勝利確定。今日負けたら、後半戦もほとんどアウトというところだったので、ここでの踏ん張りは大きいと思う。
久しぶりにホットサンド作り、チュウハイなど飲んでいい気持になって(阪神大勝の影響)ちょっと酔っ払って、日記も書かずに寝てしまった。
オオバセセリ |
大星亀虫 |
現場の素敵なチャンデリアく |
2009/08/05(火)●訪韓は9月に(^_^;)● |
ジェームス山スイス人宅スイス向け荷物ピックアップ5日取り(^_^;)の初日。
見積もり90M3というのは久しぶりの大きな現場である。Morris.はゲストルームに籠もる(^_^;) 持参したちびくろ2号で、韓国歌謡をBGMにする。なかなか快適な作業環境ぢゃ(^_^)
でも、やっぱり1.2kg+ACアダプタ入れると1.4kg。これで現場に携行というのはやっぱり負担になりすぎる。
韓国旅行に持っていくかどうか、迷うところである。Morris.の場合、ミニギターと楽譜だけで結構な荷物だもんなあ。
その、韓国旅行だが、8月末も仕事がどどっと入ってしまい、どうやら、出発は9月にずれこみそうである。
昨日、阪神は中日に0-7で大敗したらしいが、今日は5回現在1-1である。
終わったら1-3の逆転負けである。せっかく後半、好調のスタート切ったというのに、相手が悪すぎた(>_<)
2009/08/04(火)●サランバン例会● |
西宮上ヶ原の保管荷物ピックアップ現場。
今夜はサランバン例会なので、残業は×と言ってたのに、4時すぎても作業終わらない(>_<)。結局5時まできっちり梱包して、途中であがる。
急いで帰宅するつもりが、最寄駅の甲陽園までかなり距離がある。アップダウンを繰り返して30分近くかかってやっと到着。
で、部屋に戻ったのがすでに6時半。急いでシャワー浴びて、すぐJR灘駅に。今日はちびくろ2号持って行くので、ミニギターはパス。
7時過ぎに鶴橋到着。晩飯代わりに王将の餃子買ってサランバンについたらもう7時半。ママと金子店長、歌麿会長、postman、山ハラボジの三巨頭はすでに勢ぞろい。ノリの良い丸本夫妻、増田さん、高森さん、奥さん、そして呉先生と教え子?の澤田さんMorris.をいれて13人と言う、これまでの会としては少なめだが、Morris.としてはこれくらいのほうが歌順番待ちからしても望ましい(^_^;)
呉先生は、前回Morris.が間違えて先生の鞄に入れた楽譜集を持参していただいた。これはMorris.の十八番を集めたもので、失くさずにすんで助かった。
今日はpostmanのりのりで、始めはワンマンショー状態。山ハラボジは舞台デビューに味をしめてか、新しいレパートリーも披露、歌麿会長も珍しく「チャンチャンチャン」など歌ってた。それにしても、ここ最近メンバーはどんどん歌上手くなってる。Morris.もうかうかできない(^_^;)
呉先生は歌曲や、朗々と歌い上げる歌が得意のようで、愛唱曲楽譜コピーも見せてもらったが、パクシチョンの作品が多いのが嬉しかった。連れの澤田さんは、あまり韓国歌謡とは無縁のようで、先生と「高原列車は行く」なんてのをデュエットしたり、「ヴォラーレ」をスペイン語でうたったりで、結構ノリが良い。今後是非韓国歌謡にも精進してもらいたい。
今日はちびくろ2号のおひろめ、ということで、あちこち見せびらかして回ったが結構好評のようだった(^_^)
11時まで飲んで歌って、散会。Morris.はみんなが帰ってから、「カスバの女」韓国語バージョンのおさらい(^_^;)
今夜はちびくろ2号もあるし寝過ごすことも無く午前零時帰宅(^_^)
ママと増田さん |
呉先生組 |
postman組 |
歌麿会長の「チャンチャンチャン」 |
「高原列車は行く」師弟デュエット |
高森さん、postman、丸本さん |
金子店長、新顔女性に接近(^_^;) |
歌って踊って |
トリ?のMorris. |
2009/08/03(月)●ちびくろ2号\(^o^)/● |
7時起床。
疲労が残ってる。やっぱり連休になって良かった(^_^)
昨日買ったばかりのミニノート、立ち上げてみる。まあ、Win.XP入ってるから、それほど問題なさそう。
あ、そうそう。買ったのはASUSのEee PC 10002HAEという機種。スペックその他はこちらを見るように(^_^;)
濃赤、濃青、グレーの三色があって結局グレーを選んだ。
マニュアルなんかほとんどCDジャケットサイズ(^_^;) とにかくLANケーブル繋いだら、問題なくIEでインターネット繋がる(^_^;) そのままFFFTPダウンロードして、Morris.部屋をダウンロード。何とこれが2時間かかってしまった(>_<) ざっと2万近いファイルがある、とは言うものの容量600MBちょっとだから、昨日いっしょに買ってきたUSBメモリか、外付けHDD使えば数分で済んだはずなのに、何かうれしくてそのままダウンロード。
その後GyaOで「コーヒープリンス1号店」13話見る。確かに画面は小さいけど、DEL坊のIEの変調で悩まされてるMorris.としては中断なしで最後まで見られることに感激。
調子に乗って、KBSアーカイブのノレチャランやら歌謡舞台やらコンサート7080何か見てたら、あっという間に時間がすぎてしまった。
まだUSBメモリも使ってないし、外付けHDDも接続してない。セットアップなんかじょじょにやればいいや、と思ってしまった。
とりあえず、この買物は\39,800にしては上出来のような気がする。
本当は黒でなくてグレーだけど、この際、そういうことには目をつぶって「ちびくろ2号」を襲名することに決定した。
結局今日は、JTrimやItuneなどをネットでダウンロード、外付けDVDドライバでホームページビルダをダウンロード、USBメモリを使ってDEL坊のmp3ファイルのコピー、くらいでお茶をにごした。
これがちびくろ2号 |
ちびくろ2号でMorris.部屋 |
ちびくろ2号で「コーヒープリンス1号店」 |
2009/08/02(日)●ひさびさ日本橋● |
8時起床。
久しぶりの休みである。結構体がたがた状態。王子動物園に絵葉書書きに(^_^;)行こうかとも思ったが、雨模様なのでパス。
昼から梅田に出る。まずヨドバシカメラを冷かす。お目当てのミニミニノートは、ほとんどモバイル2年契約縛りとセットでの売り出し。何となく敬遠してしまう。
続いて駅西のこの前冷かしたSofmapへ。2万円台のネットブックは流石にスペックやディスプレイ、キーボードなどが貧弱にすぎる。
結局日本橋まで出る。1階が結婚式場に変身した高島屋西別館3Fの「高島屋歴史資料館」を覗こうとしたが、ここは日曜、水曜は休館だった。それでも、外観や入口のデコレーションを改めてデジカメ撮影。ルネサンス調とアールデコの融合といったところが絶妙である(^_^)
アウトレット、中古専門店も見て回ったが、どうしてもノートの場合、中古だとバッテリの消耗度が気になる。やっぱりノートは新品にしておこう。あちこち見て、結局Sofmap ザウルスで、とりあえずUSBメモリ(8ギガ)だけ買って、いったん新世界に出る(^_^;)
日曜日とあって、えらい人出である。じゃんじゃん横丁も、人気店は軒並み行列ができてる。たかがドテ焼きや串カツ食べるのに行列を待つ気にはならない。
すっかり伸びっぱなしになった髪の耳側と後ろがあまりに鬱陶しかったので、阪神理容に行かねばと思いながら、何となく行きそびれてたのだが「114」という千円理髪店があったので、ここでサイドと後ろだけ軽くカットしてもらう。
その後、またSofmapザウルスに戻り、\39,800特売のAsusのEee PC 1002HAEを購入。
9時帰宅。阪神は7-3で巨人に快勝である(^_^)藤川の〆めのピッチングだけはTVで見ることができた。
今日はしっかり歩いて、疲れたので、ノートのチューンアップと紹介は明日に譲る。
高島屋西別館 |
入口のアールデコ装飾 |
床の意匠もお洒落 |
蜻蛉もアールデコ |
大阪の赤バス |
巨大蜂 |
日本橋南面 |
日本橋北面 |
入道雲 |
真下から望む通天閣 |
お約束の構図 |
パチンコ屋のアイドルショー |
ビリケンその1 |
ビリケンその2 |
ビリケンその3 |
2009/08/01(土)●あぢゃぢゃ(>_<)● |
昨日の現場、最終日。
昼食は昨日の中華の隣の「鼓たいこ」と言う店で、カレーうどんの大盛りを頼んだら、本当にめちゃくちゃ大盛りで食べきるのに往生した。まあ、それなりに美味しかったから何とか食べ終えた。
3時半に作業終了。
甲子園球場前で降ろしてもらう。5時前でも球場前は、阪神ファンでごった返してた。
帰って、ラジオで野球中継楽しむつもりが、楽しめなかった(>_<) エラー、お見合い、ランニングホームランなどで阪神ふがいなく0-4。8回に2点返したもののそれまで。せっかくの後半盛り上がりムードを盛り下げてしまった(^_^;)
明日は久しぶりの休みである。本当に体力の限界だったので、ほっとひといき。
泉佐野「うすい」(雨水?) |
積乱雲 |
白粉花 |
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