Morris.日乘(99年8月)

ここは、Morris.の日記です。読書記録(★=20点、☆=5点、これはあくまでMorris.の独断、気紛れ、いい加減です)、オフ宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。
 



     今月の標語  ネタ切れ老人


●Morris.ホームページに戻る
●ぐいぐい酒場へ
【2001年】 7月 6月5月4月3月2月1月 【2000年】12月 11月10月9月8月7月6月5月 4月 3月2月 1月 【1999年】12月 11月10月 9月 8月7月 6月 5月4月 3月 2月1月 【1998年】12月 11月


1999/08/31(火)●ぐいぐい酒場で飲み潰れ−−
昨夜作った、Morris.の掲示版。作った当日に店名改称。付けた名前が「ぐいぐい酒場[モリス亭](^○^)。そのたたりかどうか、昨夜はついつい飲みすぎて、今朝目が覚めたのが8時過ぎ。あじゃじゃあっ!! 遅刻もいいところで、結局清水くんに迎えに来てもらい堺のローカルの現場。以前にもこんなことがあったような。連休で飲み続けて、仕事に出たら地獄の現場(>_<) 今日もうだるような暑さの中、Morris.は数回死んだね。クライアントの奥さんが可愛くて、チビT着てるので、おへそが丸見えで、高平さんなんか鼻血出してたくらい(^o^) デリバリ先が新築で、養生にも時間を食い、デスク吊り上げもあって、しっかり、疲労困憊してしまった(;_;)
夜、久しぶりに社長がやって来る。四国レオマでは、ずいぶん楽しい目にあって来たらしい。裏山裏山

1999/08/30(月)●ひさびさにお部屋の模様替え●
連休も今日までか。あっという間だなあ。Morris.にとって4連休なんて連休のうちに入らないもんね。
今日もゆっくり朝寝坊して、午後から、懸案のMorris.のリンク集作った。だいたいホームページ作るときは、たいてい最初っからリンク集はあるのが普通だよね。それをMorris.は愚図愚図と10ヶ月近くほったらかしてた(>_<) 今日作ったのも極私的なもので、表組みもしないベタ打ちで、恥ずかしいくらいのものだけど、笑って見逃してください。そのかわり?タイトル文字だけはちょっと趣向をこらしてみたよ(^○^)「Lynx」ってのは、山猫って意味なんだけど発音一緒だから、流用したのは分かるだろうけど、実はこのフォントの名前がlynxっていうのさ(^○^)
それと、もう一つ、Morris.の部屋用の掲示版を設置しました。タイトルは「「モリス亭」談話室
(http://www.999.ne.jp/~rin/cgi-bin/bbs/gb.cgi?room=morris)
ひらちゃんや、ヒョンミさんの部屋の掲示版を見てMorris.も欲しくなったので、両方の掲示版で相談した結果、Tsunomiさんから、紹介してもらったのを、とりあえず、試用する事にした。Nifty提供の春待ちファミリーBAND掲示板はそのまま残しておくので、春待ちファミリーBAND関係の書き込みはそちらにおねがい。でも将来的には統一する事も考えている。
スターディジオのワールドミュージックchで、今週はフェイ・ウォンの特集があるというので、待ち構えてエアチェックしながら聞いた。やっぱり、いいですぅぅぅっ。
それから、中国人3人娘のグループKISSが、「SHUT UP」というタイトルで、「黒猫のタンゴ」をカバーしてた。韓国でも数回リバイバルされてたし、この曲って、根強いというかしぶといというか、それなりにすごいな。

1999/08/29(日)●宿酔にはこれこれ!!
朝帰りのMorris.です(^_^;)。昨夜の事は覚えていないが、身体は忘れることなく、ひさびさの大宿酔(;_;)。こうなったらあれしかない、と、冷凍うどんもどして、冷水で冷やし、水をきって、大根おろしとネギ山ほど乗っけて、四国土産のスダチをこれまたたっぷり垂らして、だし醤油かけて、すすりこんだ。う、うまい!! つい、もう1杯作ってしまったよ。とどめに朝鮮人参エキス熱湯で飲み干して、宿酔は解消、ってわけにはいかないが、ずいぶん楽になった。
のどじまん(KNTV)にあこがれのキムヘヨンがゲスト出演。録画しながらデジカメで写しまくってしまった(^○^)
今夜はヒアカムでフクイーズのライブだけど、矢谷に合わせる顔が無いなあ(^_^;)
ヒアカムは対バンのレゲエバンドの身内が多かった。夏の終りにレゲエというのも似合ってるような鼻白むようなで、Morris.はいまいちノリ切れなかった。同じ頃芦屋のBIRTHDAYで秋本たかし参加のやしの木BOYS(ハワイアン)があってて、どっちにしようかまよったのだが、しばらくMorris.はライブの「鼻つまみ者」だろうから、おとなしくしとこう。

【アジア旅人】金子光晴+横山良一 ★★★★☆☆半世紀ほど前の光晴の東南アジア放浪の記録や詩に、横山良一が追体験的に旅をして撮影した写真を組み合わせたもの。光晴の詩文が超一級というのは当然だが、これに伍して堂々とわたり会うことのできる写真に脱帽した。横山はMorris.と同世代で、60年代末から世界中を放浪しながら写真を撮って来たらしい。「旅とはその土地の気配を皮膚感覚で味わうことだと思った。そういう意味では金子光晴は筋金入りの旅人であり、『マレー蘭印紀行』は僕にとっての旅のバイブルとなったのだ。/旅の中で僕は写真家となった。金子光晴の文章のような写真が見たくて写真家になったのだ」という後書きの一節からも、横山の光晴への傾倒ぶりをうかがうことが出来るし、その言葉を裏切らない写真たちだ。また、引用も適切で、よくある詩画集のような安直さはない。本書はA5版横長の変型本だが、単なるデザイン上の奇をてらったものでなく、写真作品の構図と、視覚上の配慮からの必然性を感じさせるし、キャプションが写真にかぶらないように前後ページの文章下に置いてあったり、見開き二葉の写真は対比を考えて慎重に効果的に配置されているなど、レイアウトも活きている。時間を超えた良質のコラボレーションと言えるだろう。そして、Morris.も久しぶりに光晴の詩文に触れて、彼のすごさに改めて感じ入った。中から詩一編を引用する。これは詩集『女たちへのエレジー』所収のもので、三部構成の第一部「南方詩集」の序として、本編より段下げ、小活字で印刷されていた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
南方詩集
                                              金子 光晴
    この詩集を東南亜細亜民族混血児の諸君にささげる。

神経をもたぬ人間になりたいな。
本の名など忘れてしまひたいな。

女たちももうたくさん。
僕はもう四十七歳で
近々と太陽にあたりたいのだ。

軍艦鳥が波に揺られてゐる。
香料列島がながし目を送る。

珊瑚礁の水が
舟の甲板を洗ふ。

人間のゐないところへゆきたいな。
もう一度二十歳になれるところへ。

かへってこないマストのうへで
日本のことを考へてみたいな。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Morris.は、光晴がこの詩を書いた時の年齢をとっくに過ぎてしまったことになるな、はーーっ
実は、この詩を数人のメールに引用したのだが、その時「軍艦鳥」を誤って「軍艦島」と打ってしまった。この場を借りて、お詫びと訂正をしときます。ごめん。

1999/08/28(土)●電気ブランにしてやられた(>_<)
連休二日目。今日はたっぷり寝坊して、11時過ぎ起床。午後大阪に出て。古本屋冷やかし、4時に紀伊国屋前で奈緒ちゃんと待ち合わせて阪急特急で京都へ。夜、拾得のライブ見るのが目的だったが、時間早いので軽く腹ごしらえをと入った店が、何故か「花祭」という飲み屋(^_^;)で、焼き鳥(特に皮)も串カツも美味くてついついビールが進み、拾得に着いた頃はすでにふたりともそこそこ出来上がっていた。今日のライブは通り抜けin京都で矢谷、伊藤時治らの六甲ユニットと豊田勇造のジョイント。ここで、ビールにしとけばよかったものを、メニューに電気ブランとあるのを見つけて、こいつは懐かしいと注文したのが運の尽き。電気ブランってけっこうきついのに、甘口でのどごしがいいからすいすい飲める。2杯目あたりでつぶれてしまった。六甲ユニットは覚えてるけど、メインゲストの豊田勇造は1曲目しか覚えていない。それも一番前かぶりつきの席だったと言うのがいやはや何とも(^_^;)看板まで寝入って、店員に起こされて、ふらふらと店を出て、タクシーに乗ったあたりでまた意識不明。しばらく拾得には行けんな、これは(>_<)

1999/08/27(金)●50の手習い=英語のお勉強?
今日から4連休(^○^)でも、ちゃんと早起きして、例のとしろうのマニュアル本の附録にする記事を打ち込んでた。家具や日用品の英単語って、そりゃくわしくやればいくらでも単語数は増えるんだろうけど、必要最小限という枷をはめると、その選択からして難しい。辞書ひいてもでてこないのもあるし。以前作ったのがあるから、それを土台にすれば言いから、大分楽だけど、これがなかったら、ギブアップだなあ。それにスペルを忘れてることといったら、笑うに笑えない。日本人の宿命で、LとRなんかほとんど区別できないし、久しぶりに辞書ひきまくった。
夕方三宮図書館とサンパルまわって授業へ。サンパルのジュンク堂4階に、ちびくろサンボの復刻版(日本語版の方)があって、ついついそれを見てて15分程遅刻してしまった。Morris.が知らない間に前の教科書終ってて(けっこうサボったからなあ(^_^;))新しい教科書の選択の話が出てて、候補に3册巡回されてきたが、どれも延世のテキストで面白く無さそう。授業の後半は8月始めの韓国洪水に絡んだニュースドキュメンタリービデオ鑑賞?? しかし、授業で1時間もビデオ見てそれでおしまいでは、何の意味があるのだろう?これなら部屋でKNTV見てる方がましじゃん、と、思ったが、これはちょっと自分本意な考えかもしれないと反省。まあ、2時間、無言の業するよりはましかもね。
帰りにダイエーに寄って(8月いっぱいは10時まで営業)、時間切れで挽肉半額と言うのにつられてつい買って帰る。いつもなら、挽肉買えば麻婆豆腐と決まってるんだけど、今日はニラが切れてたので、豆腐も買わず。茄子が残ってたので急遽麻婆茄子にする(進歩の無い奴!!(>_<))。でも、これがまた美味い!! Morris.の十八番がまたひとつ増えた、ってわけには行かないか(^_^;)。
スタープラスASIA流してたら、PUFFYの「愛のしるし」が中国語で流れて、あ、またカバーだと思って、画面を見たらちゃんと当人たちが中国語で歌っていた。えらいえらい。

【日本フォーク私的大全】なぎら健壱 ★★★☆☆☆みっちゃんのFolky Nightの影響と、スターディジオ426chのおかげで、このところ急に日本のフォーク聞く機会が増えてしまったMorris.なので、この本はタイムリー(ほんとは4年前に発行)だった。なぎら健壱は、ラジオのパーソナリティとしてくらいしか知らなかったが、なかなかしっかりした文章を書いてるじゃないかと感心した。(あとがきに親しいライターに手直ししてもらったと書いてあった。そうだろうな。でもちゃんとこうやって断りいれる姿勢も好感)タイトルに「私的」とあるとおり、なぎら自身の体験的フォーク史なのだが、あの頃のフォークの世界なんてもともと狭い世界だしなぎら本人が結構あちこちのイベントに出演したり、ツアーに出たりしてるので交友関係も広く、また、フォーク(特にメッセージフォーク)への視点も行き届いていて、これはみっちゃんに薦めなくてはと思った。
高石ともや、岡林信康、五つの赤い風船、高田渡、遠藤賢司、加川良、三上寛、斉藤哲夫、吉田拓郎、武蔵野たんぽぽ団、RCサクセション、泉谷しげる、もんたよしのり、友川かずき、井上陽水、なぎら健壱16章を立てているが、セッションメンバーや交友関係で多数のフォークシンガーが登場するので、結構日本のフォークの全体像が浮かび上がってくる。特に武蔵野たんぽぽ団が、ジャグバンドとして結成したのに、ウオッシュボードもタブベースも手にはいらず、ちんけな音出して、メンバーもやるたびに違ってたなんて記事は面白かった。巻末には30頁にわたる、詳細な日本のフォーク年表が付いてるし、人名索引もあるから、資料としても役立ちそうな1册だ。なぎらってフォークおたくだったのね。ただ、「オリビアを聴きながら」の歌手が「亜里」(304頁、索引でも)となってるのは?だ。曲作ったのが尾崎亜美で、最初に唄ったのが杏里だから、両方を合成したのかな。まさかね(^_^;)

1999/08/26(木)●手描き文字の力
昨日と同じ現場。例のサンボがあまりに可愛かったのでデジカメ持参して撮影した。昨日の写真は実は今日撮影したものなのだ。
福原さんから「てくてく新聞」2册と手紙が届いてた。Morris.の韓国旅行の記事も掲載したいと書いてあった。それにしてもふくはらさんの文字ってほんとに素敵だ。彼女はイラストも文章も達者で魅力的なんだけど、とりわけあの手描き文字は見るたびに感心、羨望、嫉妬、圧倒させられてしまう。まあ、Morris.の悪筆も有名だけど、それだけに字の奇麗な人には裏山モードなのだが、ふくはらさんの場合は、もうなんというかレベルが違うね。丸文字系なんだけど、品があるし、とにかく奇麗だ。告白すると以前Morris.もこんな字が書けたらいいなと思って、彼女の手紙拡大コピーしてエアメールの便箋上に敷いて、なぞって練習した事があるんだけど、結果は御想像通り(;_;)

1999/08/25(水)●サンボに会ってしまった(^○^)

サンボ姉はとってもグラマー自慢のレゲーヘア生きて動いてるちびくろサンボ
としろうらと西宮アメ領の現場。沖縄行きの荷物の梱包だったんだけど、ここの家族は黒人で、男女男の子どもたちと母親はすべてレゲーヘア。一番下の男の子(3歳くらい)がめちゃくちゃ可愛くて、元気で、いっときもじっとしてない。母親の傘を持ち出してポーズとったら、すごく決まってて、あ、これは、ちびくろサンボだと思ってしまった。庭のテントの支柱でブランコやったり、唄ったり、踊ったり、仕事もこのサンボに振り回されて、としろうなんか結構うるさがってたが、子供嫌いのMorris.にしては珍しく気に入って、相手をして(されて)しまった。女の子も12歳くらいなのにすごいグラマーで、バストなんか奈緒ちゃんの30倍くらいはありそうだった。そんなこんなで、今日は仕事も快調に飛ばす事が出来た。
夜はMorris.亭、久々の来客、みっちゃんとみほちゃhが遊びに來た。みっちゃんはホームページの変更追加で、四国のお土産、元祖醤油うどん、山縣屋の生麺もらう。みほちゃんからは、鳥取の摩尼寺名物、蒟蒻の田楽と「伯耆富士という22度の原酒お土産に貰った。これらを肴に飲んでだべって、二人とも11時過ぎに帰っていった。

1999/08/24(火)●長田に見事な虹が懸かった
としろうと篠原南町の少量ピックアップ。いったん事務所に戻り、午後は吹田の中国人のピックアップ。
6時半に事務所を出たら東の空に虹が!! 最近よく虹を見る。この前ワーズワースの詩を引用した時から4回目になる。でも、今日のはすっごく見事だった。これまで見たのはどれも部分的な奴でちょっとぼんやりしてたんだけど。今日のはくっきり半円を描いて、よく見るとその外側にうっすらともうひとつの虹まであったぞ。JRに乗ってもMorris.は窓にへばりついてこの虹に見入ってて、新長田の駅くらいで、クライマックスを迎えた。ああ、ほんとに虹って複雑な色してるんだ。すごく得した気分。
実に数年ぶりに「現代詩手帖」(99年4月号)借りてぱらぱらと読んだ。「現代詩この一篇」という乱暴な特集に惹かれたためだが、30人あまりのとっておきの詩がどんなものか、やや出歯亀的期待もあったのだが、あまり面白いのにはあたらなかった。吉本隆明を3人が選んでるのが目につくが、清岡卓行、吉増剛造、鮎川信夫らと並んで、金子光晴が二人に推されていたのは嬉しかった。でもこれらの詩人を「現代詩人」と称すべきか??には疑問のあるところ。雑誌のタイトルがタイトルだけにね(^_^;)

1999/08/23(月)●NAIFS訪ねて三千秒
昨夜は畳替えなどした後、古いCD(キムヘヨンなど(^_^;)聞き直したり「つる姫」読んだりしてすっかり夜更かししてしまい寝たのが5時過ぎ。ところが、朝8時半に奥井さんからの電話で起こされる。そう、今日は本当は休みではなかったらしい(^_^;)のだ。でも、気分はすっかりお休みモードに入ってたし、睡眠不足だしで、休むことにした。週間予定表は木曜日時点で真っ白だったし、金曜日は直帰したため、おたがい連絡の齟齬があった模様。
月曜はスターディジオの曲目が編成替えになる。今週のフォークchは吉田拓郎、井上陽水といった70年フォークの大御所の特集のようだ。
最近また稲田さんのホームページ(http://village.infoweb.ne.jp/~fwgk8572/index.html)の後記が充実してますねえ。いつも楽しく読ませてもらってます。勝手に一部引用。

>図書館も最近は休館の日が多い割に開館時間が短い。夜6時までというのは、普
>通の市民にとっては,とても使いにくい。ビデオや視聴覚関係を充実させるのが,
>最近の図書館の流行みたいですが,図書館の基本は時間延長と蔵書の量です。
>そこにお金を使ってほしい。
おお、Morris.の好きな図書館ネタ。そのとおりですね。開館時間については以前から不滿ありぢゃ。サラリーマンを例にとれば、平日は退社後の時間しか使えないのに、それが6時閉館ではどうしようもない。せめて中央図書館にならって、8時まで、いや、スーパーにならって9時(六甲道のダイエーは8月は10時までオープン)してもらいたい。ほんとはコンビニみたいに24時間開いてるのがベストなんだけどね(^_^;)
そういう意味では祝日閉館と言うのもサラリーマンには不便この上ないよね。とにかく開館時間の大幅延長を強く望みたい。労働強化とかいうのなら、いっそ平日は午前中休みで昼から9時までとかにシフトして欲しいくらいのものだ。コンピュータ管理に伴う実質的貸出し冊数の減少については前にも書いたが、読みたい本が無いというのも大きな問題だ。Morris.は予約と言うのがどうも苦手で、つい開架で見つけようとするのだが、これがなかなかままならない。高村薫の「レディ・ジョーカー」なんか、いつまで経っても読めずにいる。2册分册で、たまにあっても下巻だけだったりするし、三ノ宮なんかずっと影も形も見えなくなった。紛失か、誰かが延滞しっぱなしではないかと邪推するが、そのへんのチェックもおざなりではある。ぶーたれついでにもう一つ、あのしおり代わりに挟み込む返却日入りの紙片は神経に障るのだ。紙の貸出し票の頃は表紙裏のポケットに返却日のスタンプ押してたのが、電子カードでは目に見えないから、親切でそうしてるのだろうが、あれはゴミになるし、前の人のが挟まったままになったりして、どうもいやだね。欲しい人が自主的に持って帰るのは勝手だけど、あんなもの作るのに時間かけず、もっと別のサービスに時間を有効利用してもらいたい。ああ、言いたい事言ってちょっと、すっとしたぞ(^o^)
午後から大阪日本橋に出ようかと思ったが、ちょっと日和ってJR本山に出る。以前店じまいしたと思ってたバラエティショップ「NAIFS」が山側に移転してると、つよしから聞いてたので、久しぶりにのぞいてみることにしたのだ。ところが、これが見つからない。東灘図書館あたりから、ちょっと東を探したが、ありそうになく、阪急岡本駅まで行き、さらに西の方からぐるっと回ったが見つからない。いいかげん諦めそうになったところで、やっと見つかる。山手幹線と図書館前の道が斜めに交差するところに2階が倉庫とおぼしい一戸建てのおしゃれな店に生まれ変わっていた。最初に東方面探したときあと10mくらいのところまで来てたのに(>_<) 見つけるのに小一時間かかってしまったよ。店内も小奇麗になってたけど、小物がちょっと割高な感じになってるなあ。小さな寒暖計が7200円とか、Morris.の持ってるのと同じタイプのコーヒーミルが3万円とかいうのは、ちょっとね。中国の魚模様の安い鉢と小皿を6点ほど買って、帰り道六甲道のリサイクルショップでペアのワイングラス買う。帰ったら8/19付けで、五島から奈緒ちゃんの絵葉書が届いてた。佐賀県出身のMorris.だが、長崎県五島列島は行った事が無い。写真で見ると、かなり美しい海だ。いいなあ(裏山モード)

【買ってはいけない】週刊金曜日別冊 ★★★☆☆☆巷ではかなり話題になった本である。先月古田さんが事務所で自慢したのを拾い読みして、面白そうだなと思って、後で借りることにした。そのあと、文藝春秋で、批難の記事が出てて、こちらは本屋で立ち読み。それからやっと、本書を借りて読みとおした。このての本は、現代の日本ではなかなか出ないし、書店でも敬遠しがちだが、それがベストセラーにまでなるというのは特異現象で、こんなこともあっていいと思う。有害食品、危険商品、贋物、嘘吐き商品などなど(現在流通している商品の大部分がそう)を俎上にあげて、批判しようとしてもそれがマスコミという土俵では消費者より怖いスポンサーの御機嫌伺いした後の骨抜きの批判でしかなくなってしまう。本書の対談で「コマーシャルは企業のマスコミに対する口止め料」と言う発言どおりだろう。花森安治の「暮らしの手帖」が誌面に広告を載せず、企業に気兼ねしないで商品テストを掲載した時の衝撃の強さを思い出した。
本書に取り上げられた商品はコマーシャルでお馴染みのものばかりだ。たたくならトップをという、編集(攻撃?)方針のなせる技らしいが、特に集中攻撃されてるメーカー数社にとっては、売上に及ぼす影響も少なくはないだろう。味の素、日清食品、資生堂、花王などにとっては、まさにこの本は「買ってはいけない」といいたくなるに違いない。
実際の執筆は船瀬俊介、三好基晴、渡辺雄二の3人に編集部の山中登志子だが、船瀬だけは、前から知ってる。「本物の日本酒選び」で、さかんに純米吟醸酒のキャンペーンやってて、これにはMorris.も大いに賛同して、大いに純米酒を飲みまくっていたことがある(^o^)。そのころから批判の舌鋒は鋭かったものの、その批判の方法が垢抜けしないなと思っていた。本書を読んで、相変わらずクサいし、前よりワンパターンになってるなと感じた。批判や批難、こき下ろしを文章にするのは結構技巧が必要だ。悪口は語彙が豊富で形容が的確でなくては、読む方が鼻白んでしまう。船瀬も一度、三田村鳶魚の「大衆文芸評判記」(忠公文庫で出てる)でも読んで、勉強し直してもらいたい。各々の商品についての、是非は読者の判断に委ねるとして、仮にこのうちの3割でも有効打としたら、プロ野球では立派なレギュラー打者の評価が与えられるし、仮に1割の打率だとしても、無制限に垂れ流されている、これらのジャンク商品への警鐘として、確実に役立つものと思う。今後とも「強いものいじめ」に徹していってもらいたい。本書はもうちょっとのところで、優れたブラックユーモアの名作になれそうだっただけに、記事の構成力、レトリックの貧弱さが惜しまれるかな?

【groovy book review】blues interactions,inc. ★★★☆☆☆ なんともカッコイイ装丁で、一見アメリカのペーパーバックかと思わせる。背表紙だけ見たらまんまだもんね。でもこれは日本語の本で、複数による書評、それもCDアルバムレビューに限りなく似せたブックレビューで、グラフィック、映画、アート系にバイアスがかかっているが、結構スリリングな、近過去の本のカタログだ。Morris.は書評好きだが、これだけ、無機質なレイアウトの書評本は、はじめてで、なんとなく嬉しくなってしまった。でもこの中で、絶対読まねばと思ったのはたった1册だけだったけどね。(それで充分か?)

【曲者天国】中野翠 ★★★映画や本や日常時評コラムで、とみに人気を集めてる中野の近作だが、10人の「曲者」をネタにウダをまいたような本で、杉浦茂と、松本かつぢの名があったので思わず借りてしまった。この二人以外は映画関係が主で、それはそれなりに面白かったが、お目当ての二人に関しては、食い込みが足りないって感じだ。それにしても、中野はMorris.と同世代なのかな。結構嗜好は似ているようである。くるくるくるみちゃんの復刻版をこのコラム書き出してから手に入れて大喜びしているあたりは、無邪気と言えなくも無い。で、彼女がこの世代の曲者に惹かれる理由は「日本式モダニズムの流れ」が感じられるからということになるらしいが、生れてもいないモボモガの時代が、何故か異常にリアルに感じられるのは、Morris.にとっても同じで、そこらあたりの共感を醸し出させるあたりに彼女の人気の秘密が隠されているのではなかろうか。古河ロッパの日記からの考察も、彼女の皮膚感覚で論評してるのがよくわかる。ロッパの日記への賛辞「文章も素晴らしい。簡潔で、しかも遊びがある(私が最も憧れるタイプの文章だ!)」の部分に、またまたMorris.も共感を覚えた。

1999/08/22(日)●無駄な動きの多かった日曜日
10時ごろ起きて珈琲飲んで、としろうの力作イラストマニュアルの整理とレイアウトにとりかかる。以前Morris.が「引っ越し屋の英語」という豆本作った事があり、そのなかの英単語を挿入するという話になってたのだが、こはいかに(怖い蟹ではない(^_^;)。Morris.の手元にその豆本が見当たらない。MSDOS時代に桐かなんかで表組みにしたはずだからと、フロッピーの山を見直したがこれも無駄骨。結局押入れをひっくり返して、手作りの版下みたいなのを発見するまでに2時間近く費やしてしまった。その直後に豆本が机の引き出しから出てきたのも御愛敬(^○^)。しかし、これ全部打ち直しとなると大変な作業になる。としろうのイラストの附録なんだからいいかげん簡略化しようと思ったが、これはこれで面倒くさい。ほとんど手付かずで投げ出してしまう。
気分転換も兼ねてコーナンに行き自転車の後部荷台の金具を買う。工具借りて、こんなもん5分もかかるまいと思ったら、変速のワイヤーが取り付け部分に関連してて、やたら面倒くさい。店員にもてつだってもらい(ほんとはほとんど店員にお任せ状態(^_^;)、30分以上かかってなんとか取り付けできた。TajMahlでカレー大盛り(普通も小盛も同じ値段)食べて生協に寄ったら、午後の紅茶が払底していた。おいおい、困るじゃないか(>_<)
夜は堀さんから貰った電機フライヤーでてんぷらに挑戦。とりあえずテストだから、高いものはやめて、冷凍の鱚、烏賊、シシトウ、茄子、大葉、玉葱など。はじめはうまくいってたんだけど、だんだん油がへたってきてぐちゃっとなりかける。差し油して何とか揚げ終える。予想してた通り、揚げ物すると料理だけでいいかげん食欲が失せる。こんどはもうちょっとバラエティある材料を使おう。
久しぶりにオリジナルTシャツ第3弾を、と思い立ち、みっちゃんのFolky Nightのロボちゃんの写真使った奴と、春待ちファミリーBANDページ表紙の春マッチの2作を作ってみる。ホームページシリーズである。結果はまずまず、といったところで、最初の感動はない。これももう一つデザインを考える必要がある。それよりもなによりも、Morris.はこれやってて、うっかりアイロンを倒してしまい、畳に焦げ目つけてしまったぞ(;_;) アイロンプリントは最高温でやるので、気をつけねばならない。畳はうっすら狐色の焦げ加減で、やっぱり気になるので、夜中だというのに畳の配置がえ。ベッドの下に焦げ目をもって行って隱そうと言う魂胆。でもこれやろうとすると、当然ペッドを持ち上げてキープしとく必要あるし、本がぎっしりつまったカラーボックスもあるし、夜中だから音たてないようにしなくちゃならないしと、苦労してまたまた1時間くらいかかってしまった。
あしたも休みだからいいけど、何か今日は、いろいろやったみたいで時間の無駄遣いが多かったような気がする。
今日のKNTVノレチャラン(のどじまん)はソクチョ(束草)からの中継(録画)だった。韓国北東部の港で、ソラクサン(雪嶽山)のふもとにあり、Morris.8年くらい前にソラクサンの紅葉狩に出かけた際、ここで2泊したことがある。ソクチョと言えばMorris.にとってはケッペ(契舟=ワイヤーをいかだのような舟に通して両岸の滑車でループにしてあり、乗客が舟の上で鈎みたいなもので、このワイヤーをたぐって舟を動かすと言うローテクなやつ)だ。残念ながらこの舟は出てこなかったが、懐かしかった。最優秀賞を獲得した女性が歌ったのはイジェヨンのユホク(誘惑)で、これは無茶苦茶うまかった。(たぶんイジェヨンより(^_^;))

1999/08/21(土)●地震はもうこりごりだけど--
やっと休めるぞ、と目覚ましもかけず眠りをむさぼってたのに、早朝の揺れで起こされてしまった。Morris.は床から1m以上の高さの簡易ベッドで寝てるので、布団や普通のベッドよりは揺れが分かりやすい環境にあるのだが、地震で眠りを破られたのは、あの神戸大地震以来始めてだ。結構上下に揺られたが、まあこれならせいぜい震度3くらいだな、と推量する余裕もあったし(後でニュース見たら実際そうだった)、何しろ疲れてたので、また眠りなおして、10時半起床。数日前のトルコ大地震の死者が1万名を越え、さらに被害は増大しそうというニュースが連日伝えられているだけに、地震に関して神経質にならざるをえない。「地震が無い」というのが売り物だった神戸に住んで、あの地震にあってしまっただけに、もう、地震はこりごりなのだが、こればかりはこちらの都合ではどうにもならないことだし、地球の構造上、常に起る可能性(必然性)がある。地学的、天文学的視野から、人間の無力さを慨嘆するのもこんな時だが、Morris.はこれもまた自然の贈り物として受け止めたい。
昼からついつい高校野球優勝戦を見ながら珍しくジャックダニエルをロックで飲む。ワンサイドゲームになったので途中でやめて、ホロ酔いのままバスで中央図書館へ行き7册借りて帰る。
帰りに宇仁菅書店で土田よしこ「つる姫じゃーっ」の7〜11を300円で購入。実は去年から目をつけてたんだが何しろ部屋が手狭で、極力漫画などは買うのをひかえていたのだが、つる姫には格別の思い入れがあって、とうとう買ってしまった。本当は1〜6までも揃ってたのだがこれが、店主も知らぬ間に無くなってて買えずじまいになってしまった。10年以上前に全巻そろえてたのだが、例の地震で廃棄したもののひとつだった。
夜中に四国の社長から電話で、明日の昼間に読売TV系の番組(24時間テレビ?)に春待ちファミリーBANDユニットの演奏が生中継されるらしいという情報。ただし、西日本TV(四国、中国地方)のみの放映らしい。視聴可能な方はぜひご覧ください。

【あしたかげろうの旅】志水辰夫 ★☆☆ 北海道の小島に隱された秘宝を巡ってのロマン冒険小説といううたい文句で、笠井潔の評論につられて借りてきたのだが、ほとんど噴飯ものだった。500ページを越える長編なのだが、ストーリーも構成もいいかげん、一人称で書かれる主人公(いちおう筆者の投影なんだろうな)も自家撞着の権化みたいだし、脇役、特に女性のそれの性格、容貌の描写が著者の恣意にまかせてころころ変るわ、肝心の秘宝の行方は分からずじまい、時間の無駄という一冊だった。途中で読むの止めれば良かったんだが、Morris.の性格上なかなかそれができないし、ひょっとして、最後に大どんでん返しがあるかも、と思ったのだが、それも空振り。一時ちまたで流行した「やおい漫画」に通ずるような---。

1999/08/20(金)●耳が痛い話
朝7時前にトラックで迎えに来てもらい、市川、西根と3人で、奈良県大宇陀郡の室生寺近くの辺鄙な現場のピックアップ。貿易関係の仕事を長くやって来て仕事リタイアしてこの田舎で3年ほど暮らし、オーストラリアで余生を送ろうという、話好きのオーナーと、和気藹々の雰囲気で梱包も順調に進み、いざトラックに積もうというところで、雷とともに突然の豪雨。通り雨だろうとたかをくくっていたが、これがなかなか止まない。1時間以上待って、小降りになったところで積みはじめたら、また雨脚が強くなり一時休止。これをくりかえして、結局びしょ濡れになってしまった。で、やっとのことで、帰路につき、ひと山こえたところで、おおかたの御想像通り、さっきの雨は嘘だったみたいに晴れ上がったのだった(>_<)よくある話だよね。
事務所近くまで戻ったら6時過ぎてしまったので、途中で降ろしてもらいJRで7時前帰宅。自転車で授業に行ったら、代講の趙子衡先生は1時間近くの遅刻。何のこっちゃ。鹿嶋さんからドイツ土産に紅茶の茶漉し袋もらう。
左肘の痛みは一向に回復しないうえに、数日前から左耳の鈍痛に襲われている。左目もなんとなく違和感あるし、左奥歯下の奥の方が、これまたじわっと鈍痛。ひょっとして原因は時期外れの「親知らず」か、でもまさかね。

1999/08/19(木)●99年の野球は終った(;_;)
バイトの堤君と二人で住吉山手のCWWの現場の助っ人。助っ人というとかっこ良さそうだが、体のいい人材派遣。トラック4台半の荷物を搬入して、開梱。作業員のべ9人ほどいたが、5時過ぎまでかかって、7割くらいしか開梱できなかった。奥井さんに迎えに来てもらい6時半に事務所着。にわか出向社員というか、よその会社での仕事はペースが違うので疲れる。
接戦をものして勝ち上がって来た滝川二高が今日の準々決勝でとうとう負けてしまった。ひそかに応援してただけに残念だ。これで99年の野球(プロも高校も)は終ったな(;_;)

1999/08/18(水)●この部屋の見え方についての不満
清水君と二人で西宮アメ領宿舎から航空便400kgのピックアップ。午後は昨日通関した60tの箕面のデリバリのヘルプ。事務所に戻ったのが7時前で、それからとしろうの原稿の縮小コピーなどしてたら、8時前になってしまった。その時、事務所のパソコンでMorris.のこの部屋を覗いてみたのだけど、フォントが大きすぎるし、窓が狭くて見にくいこと。ブラウザがIEなのも関係あると思うけど、17インチモニターのくせして、Morris.の15インチモニターより狭い部分しか表示できてないというのは、情けなさ過ぎる。Morris.のブラウザはネスケver4で、ページ作成もネスケのコンポーザを利用してるので、IEとは相性悪そうだ。MSの戦略で、新規パソコン利用者の大部分がIE派になってるようなので、Morris.の部屋も再検討が必要かもしれない。
奈緒ちゃんが先週末四国のレオマワールドに行き、春待ちファミリーBAND出演のレポート送ってきてくれた。バンド日記にのせるつもりだったが、長文で写真もたくさんあったので、別に1ページ作った。

1999/08/17(火)●Dover社の廉価イラスト本にもCDROMが付いてくる時代
矢谷と二人で芦屋現場のピックアップ。6tくらいの荷物だったが、お客さんが69箱も梱包済ましてくれてたので、午前中に終了。午後から通関のヘルプに回る。
先週の負傷で休んでるとしろうから「まんが梱包マニュアル絵本」の原稿が届いてた。三矢さんの発案で、イラスト+梱包のエキスパート、としろうがそのノウハウを、わかりやすく図解するマニュアルを作るという事になって、レイアウトと製本をMorris.にやってくれという相談を受けていた。以前サンボ通信で「ぼくの郷愁世界図絵−まいおーるどぐっでいずすけっち」と題してイラストの連載してもらってた時から人気あったので、知ってる人もいると思うけど、今回24ページのイラスト見て、うなってしまった。西根流の表現を借りると「す・ご・す・ぎ・る!!」である。つい30分ほど読みふけってしまった。これにMorris.が以前作った「引っ越し屋の英語」の単語辞典や、世界各国の引っ越し事情なども併載して小冊子にしてクラウングループの作業員にマニュアルとして配布する予定だが、それだけではもったいない水準の高さだ。一般向けマニュアル本として、どこかが出版してくれないものだろうか? 結構売れそうな気がするんだけど。ともかく、たたき台として、形にしなくては。
昨日元町の丸善に寄ったら、Dover社のデザインカット集にCDROM添付のシリーズが出ていた。もともと著作権フリーの古いイラストやフォントを切り抜いて使用できるように片面印刷して安価で提供するシリーズだったのだが、時代だなあ。CDROM付でも1,800円前後だからまあ手ごろではある。Morris.はめぼしいのはだいたい買ってるので、必要ならスキャンして使えばいいから、買わなかったが、はじめからCDROMで供給されれば便利ではある。スキャンにしろ、コピーにしろ、複製ってのは、何か子ども心を刺激するものがあるな。写し絵に夢中になってたころがあるし、小学製の頃は怪しげな転写液(印刷物に擦り付けて別の紙を重ねて擦ると転写できるというもの--ただし双方にぺったりと油染みが(>_<))なんてのもあったぞ。
今夜はガスレンジのグリルで焼き鳥に挑戦してるのだが、結構タイミングが難しい。それでも焼いてある奴を買って来て、再びあっためるよりはうんとうまい。かな?

1999/08/16(月)●58・55・63 それはペコちゃんの3サイズ
今日も休みだ、朝の珈琲が美味い。それはよかったんだけど、ゴミの日だというのを忘れてしまってた。不覚ぢゃ(>_<)(気付いたのが10時で、あわてて見に行ったら回収された後だった(;_;)
午前中は珍しくネットサーフィン(いまどきこんな言葉使ってるのはMorris.くらいか)してて、不二家の「ペコポコデータボックス」(http://www.fujiya-peco.co.jp/date_box/)というのを見つけた。それほどマニアックなページではないのだが、前文付の「ペコちゃん憲章」というのがあり、8条の御誓文があるのだが、その第5条を引用する。
第5条 全てのお客様は、ペコちゃん、ポコちゃんの前では平等であり、年齢、性別、人種、信条、社会的身分、購入商品、購入金額、さらには購入頻度によって差別されてはならない。
わっはっは(^○^)。どっかの人権宣言のパクりっぽいけど、いいなあ。
このページのデータによると、ペコちゃんは永遠に6歳で、身長100cm、体重15kg、スリーサイズは、B58cm,W55cm、H63cmとのこと(^o^)
BGMで聞いてたスターディジオ494chで、聞き覚えのある声が、曲名と歌手をチェックしたら(スターディジオはこれが出来るからすごくいい)、やっぱりパンミギョンでタイトルは「シンシムンアニヤ=本気じゃ無かったのか」これはニューアルバムの新曲かもしれない。しばらく後にもう1曲「ピオヌンナレ=雨降る日に」と言うのもかかった。うれしいんだけど、どちらも曲調はジャズバラード系で、Morris.の好きなパンチのきいたパンミギョンでなかったのが、ちょっと物足りない。でもアルバムは欲しいぞ。
昼から自転車で大石のコーナンへ。石屋川のコーナンは近くて便利だけどちょっと物足りないところがあって、リサーチを兼ねて出かけたわけ。そこで、何とMorris.は盆も過ぎたこの時期に扇風機なんか買ってしまったぜい。何で今ごろと、自分でも思うんだけど、この前の宴会であまりに暑かった記憶がよみがえったのと、奈緒ちゃんの部屋にあった小型扇風機が結構役立つことに気付いた事と、暖房時にも利用できそうだと思った事と、理由はいろいろあるが、決め手は値段(^o^)だったわけね。タイマーも何もないとは言え、レギュラーサイズ(30cm羽根)で、シンプルこの上ない好ましいデザインのこいつがなんと、イチキュッパッ(1,980円)というので、つい手がでてしまったのだった。さっそく帰って使ってみたが、快適、快適。すっかり気に入ってる。
6時過ぎに三宮でノートパソコン買いたがってる常見君と待ち合わせて、パソコンショップ巡り、って言ってもGatewayと星電社だけだけど。2時間ほど冷やかして、いちおう彼は富士通のビブロのオールインワンタイプにターゲット絞ったみたいだ。サンチカで食事して別れる。Morris.はGatewayのsolo-3150にかなり心惹かれてるのだが、稲田さんから、無名メーカーの出物情報など寄せられたりして、迷いの上に迷いを重ねている。これがいいのかもね

1999/08/15(日)●今日は終戦/敗戦/開放記念日
今日はお盆で太平洋戦争の終った日で、終戦記念日と呼んでるけど、はっきり言えば敗戦記念日だよね。韓国では開放記念日と呼んで、公休日になってるはずだ。中学の歴史年表で「ヒドクヨゴれた敗戦地」とか語呂合わせで覚えた1945年(昭和20年)から、とうに半世紀以上過ぎてしまった。Morris.は「戦争を知らない子ども」ではあるけれど、「戦後」ならいくらか知っている。現在は「戦前」なのかもしれない。
朝から雨が降ったり止んだりで、結局一日へやでごろごろ。久しぶりに部屋(このホームページのことね)整理した。
社長の部屋、伊藤時治の部屋、バンド日記、みっちゃんの部屋などマイナーチェンジしたので、春待ちファミリーBAND部屋から辿っていってください。能斗也の部屋にもちょこっとだけ写真追加。
昼にそうめん食ったが、玉子、胡瓜に生協で買ったイカゲソの天婦羅を入れたら、美味しかった。下品だけどね(^_^;)

【和菓子屋の息子】小林信彦 ★★☆☆ 両国の和菓子屋「立花屋」の9代目の長男として生れた著者が下町の暮らしを外祖父の手記を元に回想したもので、矢谷が読んでて面白いというので、読んだのだが、あまり面白くなかった(^_^;)小林信彦は嫌いな方ではない。「ちはやぶる奥の細道」なんか、日本パロディ文学の歴史に残る名作だと思うし、そこそこ面白い作品も書いてる。Morris.個人的には、圧倒的に中原弓彦名義の映画演劇論(特に喜劇関係「日本の喜劇人」や「マルクスブラザーズ」もの)を偏愛してる。ヒッチコックマガジンの名編集者ぶりも忘れ難い。
ところで本書は、回想記としても徹底してないし、途中、中途半端に挟み込まれてる映画評や演芸評も以前のものと比べると、薄い水割り飲まされているような気がする。小説に仕立てることは自分にはできないので、このようなものにしたという、言い訳が始めにあるがそれなら、もっとクロニクルとして徹底して欲しかった。テーマというか、貴重な記録になるだけの材料はいくらでもありそうな匂いはするだけに、隔靴掻痒の感がぬぐえない。

【それぞれの情況】五味太郎 ★★★☆☆ 絵本作家、イラストレーター、最近ではエッセイスト(イラストライター?)としても活躍してる五味太郎だが、Morris.はあまり馴染めずにいた。最初の頃は絵柄が垢抜けしないし、誰かの亜流のようでもあったしで、どっちかというと嫌いな方だった。今でも好きになったわけではない。この本は立ち読みしてて「屋根に関するそれぞれの情況」というページにあったリスク薬品工業の広告看板「くすりはリスク」に感心して借りてしまった。短いながら完成度の高い回文である。
フィールドノートの副題があるとおり、世上観察者の目で色々な情況をスケッチしている作品群だが、ちょっと斜にかまえた、ちょっと皮肉な、ちょっとユーモラスな、ちょっとうがった作者の寸評と、それなりに雰囲気を分からせるだけの技量はある絵には、楽しませてもらった。
実は図書館で他に2册立ち読みしてしまったのだが、「そういう事なんだ」という本の中に日記に関する小文があって、メモしてきたので引用しておく。
・日記を付ける ということ
日々にそれぞれ何らかの意味を持たせたいときに日記をつけるという方法があります。やることなすこと意味づいてしまうような日常を過ごしていると、日記など思いつきません。日記をつけるということは、収支の意味づけを目的とした家計簿に似ています。なんとなく帳尻を合わすところも似ています。毎日つけるという意志の固さと反比例してなんとなく貧乏くさくなるところも似ています。
ね、なかなか、皮肉がきいてるでしょ。Morris.の日乘も貧乏くさいと思うな。なにしろMorris.は自他ともに許す貧乏性だもんね。
ついでだからもうひとつだけ引用しとく。
・愛するということ
その人が身近にいなくても、何の不足感も焦燥感もなく、ただ充足感に滿ちているということが愛するということだと思います。君が好きだ、貴方が必要だ、そばにいてくれ、私を抱いてなどというやつは、こころとからだの取り引きですから、愛とは別のジャンルの話です。この世界は愛に滿ちていますが、この人間という生き物だけが、愛には不向きなんじゃないかと、ぼくは思います。
ね、屈折してて面白いでしょ。

【リップクリーム】観月ありさ ★★★☆☆観月ありさ、初めてのエッセー集とあるが、TVガイドに連載した「ありさのお仕事」を中心にまとめたもの。タレント本やアイドル本てのは、たいがい、ゴーストライターが書くものと相場は決まってて、本書もまあ多分そうなんだろうけど、誰が書こうと面白ければかまわないと、Morris.は思ってる。そして、本書はMorris.には結構面白かった。ちょうど、ドラマ「ナースのお仕事」「いちばん大切な人」「ナースのお仕事2」あたりの時期で、ドラマ嫌いのMorris.が、何故か「ナースのお仕事」だけは結構よく観てたという事情もあるのだろう。ほとんど全部2ページ見開き完結のコラム風のレイアウトもイマ風で観やすいし、それぞれに1点ずつ付されている白黒写真がなかなかいいスナップだし、懐かしのアルバム、彼女自身によるポラロイド写真(彼女はフジフィルムのモデルやってたからフォトラマ写真か)とか、ほどほどにファンを満足させるおまけもついて、よく出来たアイドル本だと思う。まあ、これはキョンキョンの「パンダのanan」にインスパイアされたと本人が書いてる通り、真似しいって感じもあるけど、出来としては充分越えてると思う。
Morris.は観月のファンではないけど、彼女の顔は好きだ。で、今回思い当たったのが、観月をちょっとデフォルメしたらパフィになるってことと、最近Morris.がぞっこんの、スタープラスアジアでDJやってるミシェール(中国人)に、どこかそっくりだということだった。

1999/08/14(土)●神戸GATEWAYオープンでMorris.がゲットしたもの
昨夜のペコちゃんTシャツの成功が嬉しくて、今朝は仕事休みというのに早起きして、こんどはちびくろサンボTシャツに挑戦。ほとんど裸のサンボがみどりの傘さして虎にまたがっている奴。これも、めっちゃ可愛くできてしまった。ただMorris.は調子にのって英語で「The Little Black Sambo」とロゴ入れて、これはこれでなかなかかっちょよかったんだけど、後で良く考えてみると、この「The」は変だね(^_^;)サンボとぺコちゃんのTシャツ
昨夜稻田さんからメールが来て、神戸GATEWAYが今日の10時半オープンで、20万くらいのノートの目玉商品(先着200名)があるとのことだったので、灘図書館経由でちょうど10時半に三宮駅降りたらなんと駅南側の日生ビル前に巨大なホルスタインの人形があって、数百人が並んでいた!! どひぇーっと思いながらも最後尾に並ぶ。でもMorris.は何かのオープンで並ぶなんて、ひょっとしたら初めてかもしれない。結局1時間ほど待ってる間にホルスタイン柄のうちわと缶コーヒーもらい、アンケート渡したらモーモーのキーホルダもらい、1時間ほど見物して出たところで白と黒の風船貰って帰ってきた。件のノートは現行のカタオチで、特典は1年間GATE-WAYのブラウザ無料使用ということらしい。スペックとLANカードの有無考えると躊躇してしまった。それでも同じクラスの新型は魅力十分でまたMorris.の選択肢は増えてしまった。こうして悩み続ければ続けるだけ、同じ値段で高スペックの機種が買えるのは確実だが、時間はどんどん過ぎ去っていく。ああ。
で、部屋に帰って、白黒二つの風船をモーモーキーホルダーに括り付けたら計ったみたいに宙に浮くか浮かないかの状態で、これを例のうちわであおぐと、モーモーが舞い上がり、なかなか面白い。きっとこれは3点セットなのに違いない(^○^)
夜は堀さん誘って夕食に。さりーちゃんも誘ったのだけど手術後で仕事が朝早いのでバテ気味でパス。ひらので串カツ食って部屋に戻り堀さんの名刺作る。

1999/08/13(金)●オリジナルTシャツを作ってみた
火曜日に船便出した我孫子の現場の国内便(堺と豊中)。仕事開始直後にとしろうがトラックの荷台から落ちて右の額を打撲して血塗れ状態!! ど、ど、どうしたんだ、とうろたえてしまったが当人は自分で傷口洗って、バンダナで止血して平気を装おうとしてたが、だんだん顔面蒼白になってダウン、事務所から武下君に迎えに来てもらう。ネタ切れのMorris.だが、こんなネタはあまり好ましくない。
帰りにハーバーランドのソフマップに寄ってマウス、プリンタのインクなど買い、阪急の絵本コーナー冷やかしに行ったら、店じまいして、一般のブックコーナーの隅っこに縮小営業してた。神戸で一番充実した輸入絵本売り場だっただけに残念。ダイエーで無地のTシャツ数枚買って帰宅。例のアイロンプリントでオリジナルTシャツを作ることにしたのだ。昨日奈緒ちゃんから借りてきたアイロンもあるし、記念すべき第一号作品のテーマはすでに決定済み。そう、ペコちゃん以外には考えられない。だいたい、Morris.はTシャツはめったに着ないし、似合わない。そのMorris.がTシャツ作ろうなんて思ったのは「ペコちゃんのTシャツ」がなかなか売ってないことから思いついたのにほかならない。不二家の政策なのかどうか、ペコちゃんキャラクター製品は不二家で買うか、キャンペーンの景品としてしか手に入らない。たまに市販されていてもたいていがバチモノっぽい。で、今回Morris.が素材に用いたのがA5サイズの四角い缶のフタで、これをそのままスキャナーにかけ(これがほんとの「缶コピ??!!」)、色修正して左右反転して、專用用紙にプリントアウトして、それをアイロンで圧着。やってみると思ったより簡単で、発色も良く、これならまあ町で着てても恥ずかしくない(いい年のおっさんがこんなのを着てるのが恥ずかしいか恥ずかしくないかは別問題として)くらいの出来で滿足、満足。次は春待ちファミリーBANDのロゴ入りtシャツに挑戦してみよう。

【ちびくろサンボよすこやかによみがえれ】灘本昌久 ★★★★☆☆ Morris.は嬉しい。サンボに関しては、言いたい事はやまほどあるのだが、この本が出たので、なんかすっきりしたぞ。オリジナルの「The Story of Little Black Sambo」(ヘレン・バナーマン)は1899年10月に発行されたというから、今年はサンボ生誕100年祭にあたる。思えば10年前、岩波版の「ちびくろさんぼ」が突然絶版になってしまい、怒り心頭に発したものだが、その直後に「「ちびくろサンボ」絶版を考える」という本が出て、絶版賛成派、反対派の意見を網羅していたが、反対派の中でもっとも整然とした告発文を書いてたのが本書の著者だった。あれから10年間、持続してサンボ復活を目指して努力して来たというそのことだけでも、賞賛を惜しまないが、本書の内容も素晴らしい。サンボ本の出自、変遷、実態、価値、誤解、差別(授受)論まで、国際的視野に立ち、懇切にして実証的で資料の選択も的確で、申し分ない。そもそも岩波書店が、一方的に絶版にしたことが躓きの石だったわけで、いいかげん耄碌しかけてた岩波はあの時点でほとんど死んだと断定したい。Morris.にとって(日本人のサンボファンの多くが)あの岩波版こそが唯一無二のサンボだったのだから、座右の書が焚書にあったみたいなものだ。Morris.は2册所持(1册はスペア(^o^))してるけど、それはそれ、ここ10年間に生れた子どもたちはほとんど、あの絵本に出会う機会を取り上げられているわけだ。著者はこの本と並行して、バーナマンの原書の完全復刻版とその日本語版を出すという。えらいぞ、径書房!! でも、やっぱりMorris.は岩波版の完全復刊をこそ望みたい。もしそれが駄目なら、岩波版の元版である、フランク・ドビアスイラストの米国版(1927年ニューヨーク、マクミラン社)を完全復刻してくれえ!!
本書の後半は著者本業?の差別論に力点が置かれてあり、それも共感するところ多いのだが、竹田青嗣の説に依存しすぎてるのがちょっとなあ。差別に関してはMorris.はまず、「差別語」とか「ことば狩り」なんて言う輩を断固糾弾したい。とにかくMorris.は「天上天下絶対差別主義者」だもんね。

1999.08/12(木)●朝から家庭内ノレバン(^o^)●
朝起きたら宿酔だった。このところ例のお気に入りブレンド(二階堂+午後の紅茶)ばかり飲んでるので、ビール飲むと悪酔いする傾向にある。出勤する奈緒ちゃんと一緒に部屋を出て、9時前には帰宅。ゴミ出しして今日は高校野球でもテレビ観戦するかと思ってたら電話があり、10時にあしやん・あんちゃん夫婦が遊びに来た。先日あんちゃんが忘れて帰ったリュックを取りに来たのだが、この二人が来て何もせず帰るわけがない。今日は墓参りに行くから時間が無いといいながら、ノレバン1号の韓国歌謡カラオケCDROMを起動したら、二人ともマイクはなさず状態になり10曲ほど歌ったところで、芦屋の実家から早く戻るようにとの電話。これが無かったら、後1時間は歌い続けてたに違いない。
彼らが帰った後は、予定通り高校野球見てごろごろしてた(しゃーわせ(^o^)

【老人力】赤瀬川原平 ★★★ 昨年ベストセラーになったとき本屋でぱらぱらと立ち読みして、ほとんどわかったような気になったのも、Morris.に「老人力」がしっかりついていたからにちがいない。要は「ボケ」老人をマイナスに捉えず肯定的に「力」とした、一種の遊びの表現で、ほとんど「老人力=忘却力」なんだけど、このおっさん自身が一筋縄では行かないだけに、いろいろご託並べて、そこに不思議な魅力があるなあ。

【そろえて楽しむキッチングッズ】矢野直美 ★★★☆☆前のMorris.の独房から今の部屋に移って嬉しかったことのひとつに、とりあえず料理できる台所がついてることがあった。なにしろ独房ではガスコンロさえ使えず、カセットコンロ3台使いつぶしたくらいだから、引っ越し前にグリル付のガスコンロ買ったMorris.の喜びぶりが分かろうというもの。料理するには道具からってんで、台所小物もちょこちょこ買いはじめている。もちろん充分な広さも収納場所もないのだから、必要最低限にしておかねばならないが、女の子が文具を買い散らかすみたいに、わくわくしてるのも事実。本書は新書版で見開き1アイテムの紹介で、たかだか50あまりだが、結構Morris.好みの小物があって、すっかり気にいってしまった。中に「キッチンから布巾掛けを追放しよう」というコラムがあって、共感したMorris.はさっそく、布巾掛けを取っ払ってしまった。布巾は一度使ったら即洗濯籠に投げ込んで、洗い立てのものを使うべきだという主旨で、Morris.は以前独房に遊びに来た山田浩子さんから、布巾のあまりの汚さを笑われて以来(洗ってはいたんだけどボロボロだった)、ちょっと布巾コンシャス(^o^)になってるだけに、これは目から鱗の指摘だったわけ。
すでに買ってしまったり、前から持ってるのもいくらかあったが、今後手に入れたいと思ってるものをピックアップしておくので、Morris.への引っ越し祝い品の参考にしてもらえるとありがたい(^○^)*キッチンはさみは井山あきのりがプレゼントするといってた。(あてにならないかなあ(^_^;)
・パイレックスの計量カップ(500g)
・ヘンケルスのキッチンばさみ
・リッターのピーラー(皮むき器)
・ステンレスのレードル(お玉)
・ステンレスのスキマー(網じゃくし)
・柄つきのキッチンブラシ
・中華鍋用のヘラときんちゃく
この本に載ってないもので、ぜひ追加してもらいたいのは、ゴム製の瓶の蓋開け。信長さんのアメリカ土産で、ぺらぺらのゴムのコースターみたいな奴なんだけど、これで瓶の蓋を包み込むようにして回すとかなり固い蓋も簡単に外れる。

1999/08/11(水)●ととや(魚魚家)は9時半から魚半額
昼過ぎに部屋を出て三宮図書館経由で大坂に出、日本橋の電機街冷やかす。あわよくばノートパソコンをと、意気込んでいたのだがやっぱり高いや(;_;) 液晶画面小さ目のVAIO-C1Sでも20万くらいするし、さらにCDROMドライブやケーブルなど買うとやっぱり25万はいる。分かってはいたものの、現実に目にするとひいてしまう。ソフマップ前で偶然百舌鳥さんと出会う。Niftyのハングル工房で何となく後味悪く別れて以来、連絡も途絶えていたのだが、ひさしぶりだと懐かしさも一入で、しばらくマックの店など冷やかし、喫茶店に寄って世間話。6時過ぎに百舌鳥さんと別れて、難波CITYロケット広場に奈緒ちゃんを呼び出して夕食は味わいばしビル5階の「ととや(魚魚家=「魚魚」で一字)」へ。ここは名前通り魚専門店でネタも新しく魚めしもうまかったのだが、店の貼り紙に「9時半から魚半額」とあり、奈緒ちゃんは前に来たときにこれを見て次は9時半過ぎに来ようと思っていたのに、と、残念がってた。そのあと心斎橋、道頓堀をうろうろして、アメリカ村近くの「プカプカ」という地下の店へ。西岡恭造さんの名曲の題名を店の名にしているだけあって店内は70年代から時間が止まったみたい。夥しい古ポスター、玩具、装飾品にうずまっていてかかってるビデオも音楽も当然ふた昔前のもの。よくまあこんな店が残ってたもんだと、なかば呆れながらビールをお代わりしているうちに二人とも醉って、つい時間を過ごして神戸行きの最終に間に合わなくなり、結局奈緒ちゃんの部屋に泊めて貰い、めくるめく一夜をともにした(ウソ(^_^;)

1999/08/0(火)●学校に行かない子が増えてる
矢谷、西根と3人で大阪我孫子のピックアップ。雨が降ったり止んだりの変な天気だったが、作業は順調に済んだ。
有田のつる姫から長文のファックスが来ていた。高校、中学の息子二人が揃って「不登校」中だとのこと。失礼かもしれないが「登校拒否」とか「不登校」というのは都会に限ってのことだと錯覚していたのでいささかうろたえてしまった。有田が都会化しているという可能性もないではないが、日本全体が均質化していると考えた方が近いだろう。現役の高校生や中学生が学校行かないんだから、週一回の自主参加韓国語講座をMorris.がサボるのも、しかたないよな(^_^;)<<こういうのを便乗という。
それにしてもMorris.の友人、知人たちの子どものなかで、この登校拒否に類した行動をとるケースが増えてることは事実だ。特殊なケースと思っていた事が身近で頻発するという、このあまり嬉しくない傾向は、以前に似たような経験を持った記憶がある。10年以上前、結婚したばかりの友人が五月雨式に離婚したことだ。当時は離婚なんて別世界の話と思ってただけにやっぱり、かなりうろたえてしまった。離婚にしろ、不登校にしろ独り者のMorris.には直接関係はないんだけど、うーーん、身近ではそんなの無しにしてほしいよなあ。
と、打ってる最中に有田から電話が入る。30分ほど話したが、他人のMorris.には本当のところがわからない。お互いに隔靴掻痒の気分のまま受話器を置いた。
夜中に社長から電話で、以前春待ち疲れBANDにも出演した事のある田村勝人さんが亡くなったとの知らせ。Morris.は面識ないが、訃報は悲しい。

1999/08/09(月)●(JR六甲道)駅にはパンツが落ちている
さすがに宿酔気味でいつもより10分くらい遅めに部屋を出て、JR六甲道駅下り方面西側の階段を上りきったところに何やら白いものが落ちている。薄い生地にレースの縁取りのあるこれはパンティーじゃないか!! いやいや、宿酔のせいでそんな妄想に襲われたのに違いない。例のモリクン(髪飾り紐)なんだ、と、もう一度しげしげと見たが、やっぱりこれは間違いなく成人用のパンティ以外の何物でもなかった。な、な、なんなんだ??
矢谷らと6人で大坂我孫子の韓国人の現場。順調にはかどり3時過ぎには積み終えて戻る。7時帰宅。やっぱりかなり疲れは残ってるが、がんばって昨日の後片付け。昨日えっちゃんからもらったミニペコちゃん人形を、ノレバン1号の上に紐張って7体ずらっと吊り下げた。壮観、壮観。
今日からスターディジオが曲目替えで、例の426ch(FOLK/NEW MUSIC)をつけたらまたまた、斉藤哲夫のナンバー(とんでもない世の中だ)がかかって嬉しかった。友部、高田渡、加川良などメンバーはあまり代わり映えしない。

【地獄への道はアホな正義で埋まっとる】宮崎学 ★★★「突破者」宮崎のこれは何と言えばいいのかな。レポートとでも言おうか。昨年年末の安田好弘弁護士逮捕を契機に救援活動始めて、主に彼のホームページ(http://www.zorro-me.com/miyazaki)での発言を整理したものだ。実はMorris.もこの部屋の密かなファンで、この本の内容の大半はリアルタイムで、サイトで読んでた。ただ、いまのところ、サイトで読むより、こうやって活字になったもののほうがうんと読みやすいのは事実だ。この人のスタンスは小気味いいというか、住宅金融管理債権機構はともかくも、政府、検察、裁判所、警察などへの権力批判ぶりだけでもすごい。口先だけでなく、世間の裏道を歩いてきた実績??に裏打ちされた発言だけに妙に納得させられる。「電脳キツネ目組」に参加してもいいなと思うくらい、彼の回りはオーラにつつまれている。

1999/08/08(日)●飲み過ぎた僕はとても疲れてしまった
Morris.亭(みっちゃん命名)における、記念すべき?初めての本格的宴会。
昼から社長、伊藤時治、堀さん、香介、奈緒ちゃん、さりーちゃんと娘ふたり(やすこ、ひろこ)、えっちゃん、満園幸春、斉藤一家(つよし、能斗也)、井山あきのり、みっちゃんと、のべ15人が入るとさすがにラッシュの電車並で、クーラーも効かない(>_<)
伊藤からは鍋掴み、満園からはギターの弦、えっちゃんからは柏原芳恵のCDとペコちゃんのミニ人形7体貰ってしまった(^o^)
ひろこのバスケの試合ダビングしながら3試合も見たし、やっちゃんはインターネットの化粧品ページに熱中、料理はMorris.、伊藤、社長が入れ替わり作ったり、持ち寄りもあって食べきれず。当然のようにMorris.は途中で酔っ払ってしまったが、日本酒1升5合、ワイン4本、ビール1ケース、そして二階堂も1升5合くらい消費した模様。
最後まで粘った4人も多分11時前に帰っていったと思う。ああ疲れた。
「Morris.亭」初宴会1999/08/08

1999/08/07(土)●いつのまにか盆踊りのシーズンになってた
今日も休みだ(^o^)寝間着のままでごろごろしてた。
2時過ぎにみっちゃんが自分の部屋の書き込みにやってきた。大雑把なMorris.の部屋に、几帳面なみっちゃんのページがあるだけに、なかなかみっちゃんの要望に応えられず、今日のような出張訂正になる。でも、ホームページてのは見る人のパソコン環境によって、見え方は千差万別なのだから、できるだけシンプルにしたほうがいいとおもうのだけどね。と、言うわけでみっちゃんの部屋マイナーチェンジしてる。
4時前にひさしぶりにうり丸さんが遊びに来る。東京で旅行会社に勤務してて京都の実家に一時帰省とのことで、本当は明日来るはずを、Morris.の都合で今日にしてもらった。5時前にはあしやん・アンちゃん夫婦と、韓国から遊びに来たアンちゃんの妹夫婦+もう一人の妹が来る。突然の来客ラッシュで、よくわからないまま、みんなあわただしく帰っていった。明日も宴会の予定だが、ちゃんとできるのだろうか?
夜音楽に誘われてすぐ近くの成徳小学校の盆踊り見物。ゆかたはいいなあ。

1999/08/06(金) ●綾戸智絵のニューアルバム「LIFE」はとってもCool!!
Morris.の部屋本家の置き場所を提供してくれているひらちゃんの部屋(http://www.orcaland.gr.jp/~hirano/)の日記はとても面白い。そして毎日「見出し」を付けてるのが、すごくいいアイデアだと思ったので、今日からMorris.も真似することにした(ひらちゃんにはOKもらってるもんね(^o^))。
午前中松尾のりひこがまたやって来た。昨夜返却したCDの中身をMorris.がプレイヤーの中に入れたままケースだけ渡してたので、それを取りに来たのだが、ついでに綾戸智絵のニューアルバム「LIFE」を持って来てくれた。これがすっごく良い!! つい(^_^;)またこれ聴きながら飲んでしまった。選曲が超ポピュラーな曲ばかりで、それを彼女が自家薬籠中のものとして素晴らしい歌いっぷりだ。[You've got a friend][Route 66][Tennesee Waltz][Let it be]から[Yozora no mukou]までというとんでもない選曲、[Amazing Grace]を始めとするゴスペル色濃い彼女は、稲田さんに絶対お勧めの一枚だ。
昨日からキーボードの左シフトキーが馬鹿になってしまった。「(」打とうとしても「8888」になる。時々はシフト効いたりもするのだけど、うっとうしくてしょうがない(>_<)
午後も畳に寝転がって読書。窓とドアを開けっ放しにしたらよく風が通って、クーラーいらずだった。
灘図書館に寄ってから授業へ。今日は趙子衡先生の代講だったが、出席者は4人という寂しさ。結局韓国のコミックドラマ「男女6人物語」をビデオで見てお茶を濁す。センターまで自転車で行ったが、結構急な上り坂は疲れる。(帰りは楽だけど(^○^))

【上野介の忠臣蔵】清水義範 ★★忠臣蔵てのはよほど日本人好みなんだろうな。これを主題にした本は、比喩でなくゴマンと出ているはずだ。本書は吉良上野介側から事件を見るという、ちょっと趣向をこらしたものだが、この人の時代劇は、パロディでもなく、歴史小説にもなってなくてつまらない。名作「蕎麦ときしめん」があまりにもおもしろかったので、ついつい他の小説にも手を出して、いわゆるパスティーシュものの中にはそれなりに楽しめるものもあったけど、最近は駄目みたいだなあ。上野介の耄碌と浅野内匠頭のストレスの衝突を、刃状事件の原因とするのも平凡だし、登場人物が全然描けていない。時間潰しのつもりで読んだのだが、時間の無駄にしかならなかった。

【「酒のない人生」をはじめる方法−アルコール依存症<回復ノート>】アルコール問題全国市民協会(ASK)編 ★★★ アル中から脱出する(つまり断酒)を目的としたハウツー本なのだ。人間をアル中とアル中でないとに二分したら、たぶん前者に入るであろう(^_^;)Morris.なのだが、このての本はこれまでにもいくらか読んだ事がある。なだいなだのものが一番納得できるものだったが、それで酒を止めようとしたわけでもない。本書は70ページあまりのパンフレットみたいなもので、自己診断しながら、徐々に断酒の方向に導いていこうという、その意味ではよく出来ている本なんだけど、これを肴にチビチビ呑りながら読んでるMorris.って----(^_^;)

1999/09/05(木)
三宮図書館から高架下冷やかし、阪神理容で散髮。
夕方、社長、みっちゃん、伊藤時治が遊びに来る。遅れてみほちゃん、えっちゃん、さりーちゃん、遅くには松尾のりひこまで来て、時ならぬ宴会モード。みほちゃんから北海道土産の清酒(菜の花の沖)貰う。またまた畳で寝てしまう。みっちゃんの部屋追加書き込みあり(本人による打ち込み)

1999/08/04(水)
清水君と二人で芦屋浜のピックアップ。中国向けの荷物なので内容の詳細を書き出さねばならず、手間取る。1時間ほど引っ張って、6時前直帰。
松尾のりひこの部屋に日本人女性ジャズシンガー綾戸智絵のCDの紹介を追加。実はこの原稿だいぶ前にもらってたん  だけど、Morris.の怠慢ですっかり遅れてしまった。ごめん>>松尾のりひこ
夜は楽屋でMORGAN'S BARのライブ。客は30人前後で8割は女性だった。新曲多く披露してくれたし、やしの木のジェームス川口さんをゲストにハワイアンもあったりで、やっぱり楽しめた。帰りは堀さんと一緒に阪神で戻り、TajMahlでカレー食べて11時帰宅。畳で寝てしまい、夜中に目が覚めた。

【20世紀をつくった日用品 ゼム・クリップからプレハブまで】柏木博 ★★★☆☆ 道具、日用品などモノを主題にデザイン論を展開している著者が96〜98日経新聞に「日用品の思想」のタイトルで連載したもの。80あまりのアイテムをとりあげ簡潔に手際よく料理している。個々のモノを通して、現代社会のシステムや規格、生産工程、社会通念、共通認識の変化の源を探るという視点は、ユニークで面白かった。「紙コップ」が「使い捨て」を、「エレベーター」が「高層建築」を、「時計」が「産業革命」を、「ショッピングカート」が「大量消費」を産み出したと(著者はそうは言ってないが(^_^;)逆向きに考えるとモノが出現し使用される社会の相が、くっきりと見えてきたりする。システムキッチンの出現にはストー夫人が関わっていたとか、ミシンは始めは見世物機械だったとか、エリザベス一世は手袋好きで2000枚以上持ってて専用の手入れ係がいたとか、エピソードにも事欠かない。最近「ネタ切れ」のMorris.にとっては格好のネタ本になりそう?
あとがきからパソコンに関して書かれた部分を引用しておく。
「考えてみると、パソコンに限らず、道具に依存するということは、道具によってある能力を拡張していると同時に、道具の論理によって支配されるということでもあり、また、ある一定の能力を低下させることにもほかならない。炊飯器や洗濯機にたよることで、わたしたちは機械的な力を手にした。しかし、他方ではなにがしかの能力は低下したのではないか。パソコンを持ったということは、いろいろなことを記憶してくれるもうひとつの人工的な脳を持ったような気持に無意識にさせてしまう。そして、その存在は、わたしたちの感覚に深く入り込む。したがって、パソコンは、わたしたちの感覚に直接何がしかの変容を引き起こしているといえよう。」

1999/08/03(火)
矢谷と二人、生駒にデリバリの現場、昨日と比べると屁みたいに楽な現場だったが、終ったらぐったりなってた。左肘の痛みは慢性化してる。筋肉じゃなく腱がいかれているようだ(>_<)
夕方コーナンでプラスチックの3段鉢棚買い、堀さんちに持っていく。
東京の平田さつきさんから「高麗楼取材手帳」99年夏号届く。14ページにびっしりと韓国/朝鮮歌謡の記事満載で、彼女の熱意と、持続力に感服。それにひきかえMorris.と来たら(;_;)ああ

【DVD-RAM革命】麻倉怜士 ★★★DVDが今後パソコン等のスタンダードなディスクドライブになりそうな気配で、CDROMドライブに代わってDVD内装の機種が目に付くようになった。録画ディスクとしてのDVD-RAMは、まだ企画的にもハード的にも普及するには時期尚早のようだが、可能性としては充分魅力的だ。近い将来の技術予想と、開発経緯、特長と限界、何よりも実態把握のために読んだのだが、とりあえずどんなものかはわかったし、今のところは買い控えようという指針にもなったので、読んだ甲斐はあったのだが、例によって最近のこのての解説者の文章のひどさには驚かされる。インタビュー記事が多いのだが、途中で著者のスタンスがころころ変ったり、文体が極端にばらばらだったり、それよりも、カタカナ語の濫用が目に余る。技術的な用語や製品名で日本語に訳せない部分はともかく、形容詞や動詞までカタカナ化する必要がどこにあるのだろうか?
「再生時はもちろん、記録時にランダムアクセスすることによって、情報をヴィヴィッドに活用する機会が飛躍的に増えるのである。マルチメディア時代は情報洪水の時代である。だからこそ、欲しい情報を、欲しい時に、欲しいようにゲットできるランダムアクセス能力が、これからのメディアに必須のファンクションなのだ」
さらにこれはインタビューされた側の発言にあったのだが、
「それはまったくチキン・エッグなことですよ」
鶏が先か玉子が先か、の例えなのだろうが「チキン・エッグな」ねえ(^○^)

1999/08/02(月)
昨日、いや一昨日の鶴橋オフの模様を高仁鳳さんが多数の画像と共にアップされてる。Morris.の勇姿?ならびに醜態もあからさまにさらけ出されている。何しろ画像だらけで結構重いので、あまりお勧めできないが、どうしてもと言う方は(^_^;)下記のサイトをご覧ください。
http://www.kbsjapan.com/ml7-31/
それにしても、怒涛の三日間の次の月曜が、地獄の現場だったとは(>_<)
今日の仕事は、須磨区内でのローカルデリバリで、2個所からピックアップして新築の3階建てに入れる現場だったが、15M3と8M3の見積で、5人だったはずのメンバーが今朝になって4人に減らされたのが躓きの始まりで、1件目のピックアップで、すでに20M3オーバーしてるし、ロケーション悪いわで、いいかげんグロッギー。続く二軒目はマンション2階のはずが、階段の4階で、おまけに荷物の量が見積もりの3倍近く(;_;) どーしよーもなくて3人ヘルプ頼んだがそれでも猛暑の中、なかなか熾烈な現場だった。さらに、新築搬入先の階段が狭くて箪笥や机や冷蔵庫!!まで吊り上げで、ほんと、消耗してしまった。だいたい、以前搬入した現場から数年後に搬出する場合、最低、2倍以上には荷物量は増えていると想定するべきだと思う。このところ休みなしの清水君がかなりキレていたが、Morris.にもその気持はわかるぞ。

1999/08/01(日)
昨夜はちょっと早目に鶴橋に行き、楽人館(古本屋)冷やかす。店頭ワゴンの3冊200円コーナーで文庫本サイズ横開きの詩集が目を惹いた。スポーツ新聞のトップ記事の見出しくらいの大きな朱色の活字でタイトルが書いてあったからだ。北山冬一郎詩集「祝婚歌」昭和21年4月発行で定価は拾圓。改定版第二刷とあるから、初版は戦争中だったのかもしれない。なんとなく欲しくなったが何せ「3册200円」だからあと2册買える。選ぶのに手間取りながら吉野秀雄の「鹿鳴集歌解」と吉田健一の食べ物随筆の文庫本買って、オフの待ち合わせ場所鶴橋駅中央改札口に向う。
巻田さんと大柄な青年がいて、彼が昨日のウイルスメールの中本さんだった。すぐ高仁鳳さんとその知り合いで読売新聞記者の広瀬さんが来てこれで5人、しばらく待ってアリランへ移動したら、すでに高橋さんと、李保さん、それに、なんとファピョンさんが先に来て待ってた。ファピョンさんとは、DEKOさんと泊まって以来だ。浅田さんがちょっと遅れて参加、これで9人。ビール、トンドン酒を飲み、チジミ、チャプチェにテッチャン鍋と割と平凡なメニュー。今回のオフではいちおうMorris.が幹事みたいになったが、これは巻田さんが中古CDで手に入れたキムワンソンの台湾版アルバム第3集「魅魅糊糊」を譲ってもらえることになり、これを受け取るのが第一の目的と言うやや公私混同的思惑で開いたオフで、こじんまりしたものにするはずが、思ったより参加者も増えて、そこそこ盛会となった。高橋さんは数日前に御母堂(継母)が亡くなられて睡眠不足とのことだったが、それでも元気で、あいかわらず雰囲気を明るくしてくれてた。浅田さんは例によって「奥田胃腸薬」を配布してPRにこれ努めてたし、高仁鳳さんは自慢のデジタルビデオ御開帳(ただ、Morris.が見たかった中国旅行編はかけてくれなかった(>_<))と撮影に余念なし、浅田さんと巻田さんはSESとピンクルの話題でミーハーのりしてたし、席の関係で李保さん、中本さんとは話が出来なかったがファピョンさんが相手してくれてたみたい。1時間以上遅れて愛知県在住の亀井さん登場。前日、東京KINGでのオフに参加してそのまま鶴橋オフに連続参加、それも車で移動という話を聞いていたので、どんなタフな人だろうと思ってたが、生まれつき左足が動かなくてギプスと松葉杖を常用している方だったので、びっくりした。でも、やっぱりその書き込みと行動力そのままに、プラス指向で積極的な性格らしく、Morris.よりよっぽど健康的に見えた。その亀井さん持参の秘密兵器「マジックシングアローン」で、今回のオフは大ブレークしてしまった。これは韓国製の簡易カラオケマシンで、マイクにリモコン付けたような形態で、テレビにつなぐだけで、1,000曲もの韓国歌謡が歌詞見ながら歌える。しかもチップで新曲追加も出来るとか。いやあ、これでありらん食堂2階はにわかカラオケボックスと化してしまった。ありらんのママも呼び上げて強引に歌わせる(いや結構大喜びしてた)わ、Morris.なんかここですっかりできあがってしまった。今日の勘定がやけに安かったのはカラオケに夢中になって注文するの忘れてたためらしい(^_^;)それでも、10時にはノレの穴「カラオケユウ」に繰り出して、しっかり歌いまくったもんね(^○^)
11時半には解散して、神戸方面には余裕で帰れるはずだった−−んだよね、予定では。しかし、しかし、しかし、何故かMorris.が大阪駅に着いたのは12時半!!! がぁぁぁぁぁぁぁーーーん!! 居眠りして環状線を2,3周したのに違いない「やでやで(^_^;)」と思い時刻表見たら始発は4時半頃、まあ4時間くらいならいいか(^○^)ってんで、ひさびさのホーム泊(^_^;) 明け方ベンチにカバンおいたまま手ぶらでトイレに行って、しばらくカバンどこに置いたのかわからなくなって、おろおろしたり(結局Morris.は逆の階段のぼってたのね、ちゃんとカバンはそのまま置いてあった)のおまけも付いて、熟睡して始発どころか5時過ぎの鈍行に乗ったのは良かったのだけど、さらにMorris.は寝過ごして気が付いたら須磨越えてて(>_<)、舞子で上りに乗り換え、またまた寝過ごすところを運良く六甲道で目を覚まして7時前に帰宅。キムワンソンの台湾アルバム聴きながら爆睡。
8時前に社長の電話で起こされる。今日は春待ちファミリーBAND、北区上津台の「わいわいフェスタ」に出演の日だった。宿酔と睡眠不足でへろへろ。おまけに今日はこの夏最高の暑さ!!! Morris.は5回ほど死んだ(>_<)。フリーマーケットでピンクのアロハ格安で買った。帰りに社長と、堀さんち寄ったけど不在だった。夜はソーメン。

inserted by FC2 system