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2003/06/30(火)●情けないトラック● |
六甲アイランドの現場最終日。朝から搬出して、10tトラック2台に積み込み。一台目は良かったのだが、2台目が、何と後ろの扉の片方がちょうつがいがたがたで閉まらない状態。なんでも、朝の現場で、ドア開けたまま道路脇の壁か屋根に引っかけてしまったとのこと。これで、横浜まで走るのは無理ではないかい。ともかくも積み込んで、倉庫まで戻り、フォークリフトで突いて、何とかドア閉めることが出来た。後は白波(^_^;)である。
higashi号は今夜は順調だったが、11時前に電源落ちる。疲れもあるのでそのまま寝ることにした。
【ぼくの音楽人生】服部良一 ★★★
日本歌謡曲の作曲者の中で一番好きかもしれない服部良一の自伝で、昭和56年頃に出版され、その10年後に息子(服部克久)の回想や写真を加えた新版が出された。Morris.は前に一度読んだ記憶があるが、今回新版の方を読み返して、改めて彼の才能と、人脈に感心した。
副題に「エピソードでつづる和製ジャズ・ソング史」とあるとおり、戦前、戦中、戦後を通じて、日本のジャズ音楽とミュージシャンの交友を、闊達に話している感じで、これはたぶん、プロのライターによる聞き書きが骨子となっているのだと思う。
筆者の好き嫌いや、身勝手、身びいきなどが目に付くが、嫌みにならないのは人徳というものだろう。
やはり笠置シヅ子との交流の部分が一番印象に残る。
「東京ブギウギ」の録音時に米兵が多数見物に来て、雰囲気を盛り上げた話や、昭和26年「二千曲記念ショー」大阪公演のフィナーレで、妹の服部富子や笠置シヅ子、渡辺はま子、淡谷のり子などが、突然ラインダンサーとして登場したエピソードなどは、こちらまで楽しくなってくる。
本書を読んでますます笠置シヅ子が好きになった。
2003/06/29(日)●人気猫の遺影● |
[捕蝶の夢]野原にたたずんでいる。周りに知り合いが数人たむろしている。キタテハが飛んできたので、何の気なしに手づかみで捕える。すぐ放したのだが、胴を掴む時少し力をいれすぎたせいか、ふらふらと飛んでいった。
6時起床。ひさびさの休日というのに早起きの癖がついてしまってるようだ。掃除、洗濯。Morris.のデスクトップ、今朝も普通に動いていたのだが、気まぐれで以前使ってたほうのHDDをメインにして起動したら、数分後にシャットダウン、あわてて、元に戻したが、やっぱりシャットダウンが続く。higashi号に変えてみたが、こちらも時々電源落ちる。ああ。
午後灘図書館に行き、阪急六甲の本屋まで足を伸ばす。途中に猫の写真と花が飾られてあった。例の駐車場にたむろしていた愛嬌のある猫で、最近死んでしまったらしい。結構人気者で、ファンの一人がこういった形で顕彰しているのだろう。先日稲田さんから情報をもらっていた。
Morris.も以前デジカメで撮影して2月1日の日記で紹介したことがある。本当に愛想のいい猫だった。
阪神はデイゲームだったが、やっぱり横浜には負けることなく、同一カード連勝記録を16連勝に伸ばした。6月に50勝をマーク、貯金も29で、30まで後ひとつとなる。いよいよ「○○」の文字が現実味を帯びてきた。
【昭和が明るかった頃】関川夏央 ★★★★ 雑誌「諸君」に連載された「吉永小百合という物語」に加筆し、再構成したもの。Morris.は同世代である筆者の、このての作には、すっかり傾倒してしまっている。本書では、石原裕次郎と吉永小百合の2大スターを中心に、日活に代表される、1960年代の一時期の日本映画を論じながら、当時の世相と日本人の生き方を浮き彫りにしている。その手際も堅実ながら、実に体感できる作となっている。ますます彼の実力を思い知った。
これは映画の本ではない。映画ファンのための追懐の本ではない。高度成長前半期の歴史とその不思議な時代精神を記述するために、もっとも時代に敏感であった映画、とくに石原裕次郎と吉永小百合というスターを擁して、当時の思潮を「知識人」とは無縁な場所で、しかし強力にリードするかのようであった日活映画を、あえて私は材料にとったのである。(あとがきより)
それほど映画少年ではなかったMorris.でも、二人の出演した映画はそこそこ見ている。そして、関川のいう通り、彼らの作品は名作と言うべきものはあまりない。特に70年代以降は皆無といって良いかもしれない。それなのに、二人が永遠?にスターとして神格化されていることについても明確な分析がなされている。
「清純派」が一代の流行語となり、日本中に「サユリスト」の群れが生まれた。その結果、一種の冒しがたさの空気をまとった「吉永小百合伝説」がつくられた。「伝説」は「団塊の世代」と、それより少し歳上の男たちにになわれ、時を超えて現在まで運ばれた。現実には1965年以降はほとんど一本のヒット作をも持たないにもかかわらず、吉永小百合はいまだ神話的な存在でありつづけることが許されているのはそういう歴史的事実の重たさに較べ、その全盛期がわずか二年半にすぎなかったと知るとき、あらためて意外の念に打たれるのである。
それは彼女が十七歳になったときから十九歳なかばまでにあたった。日本は高度成長の道を歩き、国土に建設的破壊の槌音がたえることのない一時代だった。
あの時代に青春時代が重なり合うMorris.ら団塊の世代は、今や、壮年から老年にさしかかろうとしている。青春時代が当事者にとって美しいものとばかりは限らないが、かけがえのない一時期であったことは確かだし、同世代者の達弁にはついつい耳を傾けざるを得なくなる。関川のこういった作品をを読むことは、Morris.にとっては他人が書いてくれた自分の日記を読むような気にさせてくれるのかもしれない。
2003/06/28(土)●疲れは続く● |
[山小屋でカレーの夢]Morris.は放浪している。山奥できこりの山小屋を見つけ不在だったので無断宿泊する。食欲旺盛な女性とデートすることになり、カレー作り。典型的なホームカレー。地方のお祭りで春待ちファミリーBANDが演奏することになり、二つの木箱で楽器や荷物が送られてくる。Morris.はこれを解体して、両手に抱えて移動。カレー食べたい女性は公衆電話にこもりきりとなり、Morris.はどちらに行けばいいのか大いに迷う。
昨日と同じ現場3日目。コンピュータが2台あるオフィスで半日、午後は、台所の残りやおもちゃの梱包。
昼食は「戸張ラーメン」で高菜チャーハンとのセット。味はまずまずといったところ。
帰りは元町の阪神理容で散髪すまし、そのまま元町高架下を通って神戸駅へ。途中高架下の「神戸家具」の2Fを冷やかす。アンティーク家具などを陳列してありなかなかいいものもあったが、やっぱり、高い!!
ハーバーサーカスのソフマップ冷やかして9時前に帰宅。
あいかわらず疲労が取れない。阪神はすっかりお客さんにしてる横浜に勝って同一カード15連勝。しかし、今日はヤクルト古田の4打席連続本塁打というのがインパクト大きかった。
Morris.のデスクトップ、今夜は順調に動きつづけている。
【文壇】野坂昭如 ★★★ TVタックルなどで、ほとんどボケ老人化してる野坂の本を読むのは何年ぶりだろう。本書は彼の文学的(文壇的?)回想録みたいなものだが、ぞろぞろぞろぞろ、周知の作家が登場する。三島由紀夫が、野坂の作に反応を見せそれなりの親交があったことに今更ながら驚いたり、丸谷才一が先輩にあたり、色々教えを受けたり影響を蒙ったりしてることなども興味深かった。しかし、本書でも彼の韜晦ぶりは遺憾なく発揮されているようで、そのまま鵜呑みにするわけには行くまい。
それはともかく、Morris.の野次馬根性を満足させる一冊ではあった。
2003/06/27(金)●がんばれデスクトップ● |
昨日と同じ現場、今日は奥井さんもいっしょだった。昼食は「花邑」のトンカツで、昨日の敵討ちするみたいに、ご飯、キャベツをお代わりして満腹、満腹。
午後から雨になる。
夜に斉藤一家が、先日の九州、四国旅行のおみやげ(うどん、そうめん、生醤油)持ってきてくれた。感謝。
阪神は今日から横浜ドーム3連戦。伊良部いまいちながら6回までふんばって、7回ビッグイニングで5点取り、11-5で快勝。これで横浜に14連勝だ。
今夜は、なぜか、Morris.のデスクトップ、順調に動きつづけている。7時からもう3時間以上シャットダウンしない。この日記ももちろんこれで打っている。ああ、この状態がいつまでも続きますように(祈)
名古屋のわだのりさんがぐいぐい酒場で、キムワンソンのオフィシャルサイトを紹介してくれてたので、早速覗きに行く。新曲(といっても去年の発表)「Shall We Dance?」のビデオクリップ(変に色っぽい)や、最近の画像がいっぱいあるので、ついつい長居をしてしまった。でも、彼女は顔が変わったみたいな気がする。Morris.はあの「三白眼」のきつそうな顔が大好きだったのに---
2003/06/26(木)●インド美術の粋?● |
としろう、秋本君らと六甲アイランド高層マンションの現場。海外向けではなく関東地方へのローカル移動。5日取りという大きな現場で、クライアントのフランス人は、仏教美術のコレクターらしい。リビングルームには、インドや東南アジアの仏像や仏頭がずらずら並んでいる。しかしMorris.が一番惹かれたのは玄関に飾ってある幅2m近いヒンズー教のレリーフだった。最初見たときは石彫かと思ったが、一枚の厚板に浮き彫りしたものだった。いやあ、これは素晴らしい。しばらく見惚れてしまっていたよ。
今日の現場の玄関の仏像レリーフ全景 |
右側の菩薩は孔雀に乗ってる |
左側の象が乗ってるのはねずみか? |
昼食は無農薬野菜を売り物にした自然食の店で、きのこカレーを頼んだが、味はいまいち、量はまったく足りなかった。(大盛りたのんだのに)。セットの紅茶も単なる色つきお湯みたいだったが、白地に青い唐草模様のティーカップは洒落ていた。裏を見たら「UAMAKA BRIGHTONE」とある。聞いたことのないメイカーだが、気をつけておこう。
今日はほとんど一日、倉庫にこもり切りだった。かなり長期間住んでいるらしく、埃がすごい。両手は真っ黒になった。
5時に倉庫に戻ったが、いろいろ仕事が残っていて、なんだかすっかりバテバテになってしまった。このところ、仕事が続いているので疲労がかなり溜まってる感じだ。
帰って、野球見ながら(阪神久々の敗戦)PCを触るも、Morris.のデスクトップはすぐシャットダウンするし、higashi号も、つられて??時々電源落ちる。やっぱりMorris.亭は呪われているようだ。
9時から「動物のお医者さん」最終回。山で行方不明になったチョビを探すハムテルの苦悩がえらく身にしみて感じられた。例の雀の子の後遺症が残っているようだ。まあ、漫画原作見てたから無事戻ってくることはわかっていたんだけどね。このドラマは、漫画を実写でドラマ化していかに、限りなく漫画に近づけるかという部分だけに注目してみてたのだが、菱沼役の和久井映見以外のキャスティングがいまいちだったみたいだな。チョビ役の犬も、子犬のころはそれなりに良かったが、大きくなるとそれほどでもなくなった。
あまりに疲れていたためか、そのままニュースステーションに番組が変わったころそのまま寝入ってしまった。目がさめたのが1時半過ぎ。再びベッドで寝なおしたが体全体がだるい。
2003/06/25(水)●やっぱり「ナースのお仕事」を● |
としろうと青谷の現場。パートの女性二人とで、15M3の荷物を搬出するのはちょっと疲れた。
そのくせ、摩耶埠頭の倉庫から部屋まで歩いて帰った。途中100mくらいの歩道橋がちょっと鬱陶しいが、ぷらぷらとゆっくり帰っても50分くらいしかかからない。思ったより近いことがわかった。
大阪ドームの阪神-広島、井川が打線の援護に後押しされて、7-0で完封勝利。もう負けるような気がしない。
デスクトップはやっぱり頻繁にシャットダウンする。higashi号も伝染したのか?前より電源落ちる回数増えたような気がする(^_^;)
「DIAMOND GIRL」最終回。あーあ、これでしばらく観月ありさも会えなくなる。しかし、ストーリーはあんまりだったなあ。ありさの化粧もちょっと濃過ぎだった。またナース姿のありさを見たいものである。
【超短編アンソロジー】本間祐 編 ★★★ 本文205pに97編が掲載されている。短いものは1行。長くても数百字という、短さが売りの、短文をわざわざ「超短編」などと言挙げするほどのものでもなさそうだが、編者はインターネットに、適した表現形式だからと、自分のホームページで自作を披露したりしてるらしい。
「超短編」というネーミングは、英語のSuper Short Storyの直訳らしいが、センスないと思う。
ラテンアメリカでこのての作家が輩出しているらしいが、大元がボルヘスだと言われるとなるほどとうなずける。
編者が称揚する「超短編」の傑作として紹介されている、ホンジュラス生まれの作家、アウグスト・モンテローサの作品「ディノザウルス(恐竜)」の全文。
目がさめると、まだディノザウルスはそこにいた。
こんなのが、最高だの、傑作だのというのは、ちょっと違うよなあ。
しかも、わざわざ最初から、この「超短編」を目指して?創作に励むというのは、本末転倒のような気がする。
小説、詩、神話、狂詩、狂歌、歌詞、寓話、童話、童謡、アフォリズム、エッセイ、辞典、日記、落語などさまざまなジャンルから選択できるノンジャンル性が、特徴だというが、古今東西の、さまざまなジャンルから、短くてきゅっと突き刺さるような部分を摘出したらそれでいいのではないか。
Morris.も短いものは好きだから、それなりに楽しめるものがあったことは否定しない。
それらも、こういったアンソロジーで読むべきではないようだが。
2003/06/24(火)●やっぱり駄目なのか??● |
清水、浅海君と、北野のフィリピン人宅のピックアップ。昼食はひさびさに「天祐」で、ラーメンと焼き飯はんちゃんのセットたのむ。ここのラーメンは、時々食べたくなる味で、今日もそれなりに美味かったのだが、おばちゃんのチャーハンが、焦げ焦げで醤油辛くて、食い物以前だった(+_+) いつもは、このチャーハンもそれなりに評判ものなのに。
8時半ごろ、宅急便がMorris.のデスクトップを配達。一昨日higashiさんが発送してくれたもの。本当は昨夜受け取るはずが、例の残業で×だった。
さっそくセットして、トランス通して起動。とりあえず立ち上がる。以前のHDDをつないで、とりあえず、掲示板など使ってみる。しかしやっぱり1時間持たずにシャットダウンしてしまった(+_+)
何度かやり直してみたがどうも、うまくいかない。今日のところはhigashi号に戻って作業。ところがhigashi号も、電源落ちてしまった(+_+)
島田和夫部屋のスケジュール更新。
阪神-広島、甲子園は、いちおう試合開始したものの、雨でノーゲーム。
今日は美空ひばりの命日らしい。一昨日TV大阪でやってた美空ひばりベスト30という番組録画してたものを見る。やっぱりすごい歌手と思う。ときどき、顔が柏原芳恵とだぶって見えるのは、どうしてだろう。
2003/06/23(月)●残業で午前さま● |
矢谷、秋本、溝渕君と4人で芦屋のインドネシア人宅の3日取りの現場初日。5時前に作業を終えて帰ろうとしたら、西宮の現場から電話があり、家具の組み立てに手間取ってるので、ヘルプに入るようにとのこと。イギリス帰りの日本人で、新品の組み立て家具12点もあった。これが、結構面倒くさいし、ネジの種類が20以上あり、Morris.が最初に当たったやつなんか、組み立て説明書が24pというしろもの。1台組み上げるのにたっぷり1時間以上かかってしまう。作業終わったのが10時半。残材積みこみ時には大雨になってたし、散々だった。帰宅したのは零時過ぎだった。
すずめSOSのかずあゆさんから、長文のメール。いろいろ慰めてもらう。近々彼女自身のHPを立ち上げる予定もあるらしい。
2003/06/22(日)●ソラミタコトカ(+_+)● |
6時起床。天気は曇。早めに苦楽園まで雀の子を連れて行くことにしよう。その前に餌をやらなくては、と、紙箱の蓋を開いて、下に敷いてる新聞紙ごと引き出したが、雀動かない(;_;)
昨夜はすごく食欲があって、生協で買ってきた食パンをオレンジジュースに浸して、嘴の前にあてがうと、これまでに見られない勢いで食べるので、嬉しくなって、先日社長からもらった粟や稗の雑穀をパンにまぶして食べさせたら、これも美味しそうに平らげていた。もしかしたら、これが失敗だったのかも知れない。ずっと排便はしていたものの、昨日は水っぽい感じだった。餌にやってたのが、ほとんどサンドイッチのかけらをジュースに浸したものだったから、ゆる糞になるのもしかたないなくらいに思ってた。それが突然雑穀を与えたから消化不良を起こしたのではないだろうか。ともかく、もう、取り返しはつかない。呼吸は完全に止まってるし、温かみもほとんど残っていない。
頭の中で「ソラミタコトカ」の響きがこだまする。Morris.の気まぐれと、いいかげんな行為の結果は、こんなものだ。
実は午前3時ごろ目がさめて、ちょっと紙箱を開けて雀の様子を見たら、なんとなく動きが鈍いし目も半分くらいしか開かないし、餌を近づけても口開けようとしないが、これはきっと眠いのだろうと思うことにしたのだった。ちゃんと生きてるかどうかの不安は、毎朝続いてたが、それが、昨日一昨日と思ったより順調にいってたので、油断もあったのだろう。どっちにしても、もう、終わり。だ。例のすずめSOSのサイトで、説明してあったように、Morris.の無知が、すべての間違いの元だったに違いない。
死んだ姿は見るに忍びなくてキッチンペーパーに包む。
午後に、アパート階段下の地面にこっそり埋めた。韓国語で運命のことを「パルチャ(八字)」という。これがこの雀のパルチャだった、ということになるのだろうが、あまりにはかないパルチャだった。この雀のパルチャにMorris.が大きなマイナス因子として関わってしまったことは疑いを入れない。
いくら、Morris.が悲しもうと、後悔しようと、反省しようと、それらは全てがMorris.のエゴに過ぎないだろう。かなりへこんでしまった。
2003/06/21(土)●ひさびさ春待ち● |
4時起床。この早起きは、雀のこともあったが、とりあえず、日本-フランスのサッカー見るため。それでも、まずは雀の様子をうかがう。なんとなく元気が無いし、尾羽の先っぽがちょっと汚い感じになってる。餌もあまり食べようとしない。まだちょっと目覚めには早いのかもしれない。
サッカーは、日本が意外な善戦。まあ、駒落ちのフランスチーム相手ながら、前半は互角以上の攻め方。しかし、前半終了前にPKでフランスにリードを許す。後半15分に中村のフリーキックのゴールで、同点。しかしあっという間にミスも絡んでリードされる。結果的にはこのまま1-2で負けたのだが、試合としてはなかなか見所が多かった。シュートの数もフランスより多かったし、枠に入るシュートが多かったのが今までと一味違う。
雀は8時ごろになってやっと普通に餌を食べた。
11時半に社長宅に集合して、泉佐野の泉の森ホールで、泉佐野おやこ劇場主催の春待ちファミリーBANDコンサート。8人全員参加で、Morris.は久しぶりに春待ちファミリーBAND撮影した。
観客の大部分が小学生低学年以下のこどもたちだったので、曲もおのずと子供向け中心。お決まりのアンコール、フィッシングブルースでは50人以上の輪踊りができた。
ぞうさん、おまつり、ぶらんこ、ピクニックとおなじみの曲ばかりだが、やっぱり春待ちファミリーBANDの演奏は楽しいぞ。
もちろん雀も連れて行き、時間が早ければ、そのまま帰りに苦楽園で、放そうかとも考えたが、終わったのが4時半過ぎだったので諦める。
ところで、今朝も、higashi号連続してシャットダウンしてしまった。まもなくMorris.のデスクトップも帰ってくる運びになっているが、前途多難のようだ。
阪神、今夜は東京ドームでの対巨人2連戦の緒戦。伊良部だから大丈夫だろう。と思ったが、伊良部あまり調子よくなくて、味方の得点と同じく4点を取られる。しかし、8回に10点取り、結果は16-5の大勝。貯金25、巨人とのゲーム差も10と大台に乗せてしまった。
【戦時下のレシピ】斎藤美奈子 ★★★★☆ 岩波アクティブ新書の一冊で、20002年8月9日発行となってるから、やっぱり終戦(敗戦?)記念日を当てこんでの企画なのかもしれないが、斎藤美奈子フリークのMorris.としては、彼女のものなら、何でも読むことに決めているので、これも迷わず手にとった。そして、期待は裏切られなかった。見返しに白黒で小さいながら、著者近影があったので、初めて彼女の顔を認知できた。ショートカットで丸顔、どんぐり眼だが、なかなか親しめそうな容貌である。そんなことはどうでもいいのだろうが、ついつい気になってしまう。
「太平洋戦争下の食を知る」という副題は、多分編集部がおざなりにつけたとおぼしいが、要するに、太平洋戦争直前、戦中、戦争直後の日本人の食生活を、婦人雑誌の料理記事を引用しながら、全体像を把握すると言う試みで、きっちりレシピが載ってるから、今現在、再現することも可能というのが嬉しい。かな??
カラーグラビア16pに、主要婦人雑誌の表紙、レシピから再現した料理、食用雑草図鑑、戦時下の食生活グッズなどの画像があり、これはこれで、まあ楽しめる。
「戦争直前」「日中戦争下」「太平洋戦争下」「空襲下」「「焼け跡]の五部構成で、それぞれの特徴を端的にあらわしてるメニューが、勢ぞろいしている。
それだけでも興味深いのだが、そこに美奈子流の鋭い考察、分析、解釈がつくのだから面白くないわけがない。
戦前の農村と都会の食生活のギャップなどもきちんと押さえてあるし、当時の婦人雑誌の料理ページの畸形化も見逃していない。
米もまともに食べられない農村と、多彩な食品が手に入る都会。戦争になってしばらくたつと形勢逆転。都会からは食物が消え、自給自足の農村には食物が残っている、という皮肉な事態になるのだが、戦争前にそんなことを予測していた人はだれもいなかった。
ものがなくなった戦争中にも、婦人雑誌には、とんでもなく手間のかかったレシピが登場する。----平和な時期から主婦の心に叩き込まれた「栄養」と「愛情」という二つの呪縛。そこのところがわかっていないと、戦争中のレシピはひどく奇妙に見えるだろう。
戦争と米不足の関連についても、納得いく説明がなされているし、配給のひどさ、闇に頼らざるを得ない状況なども、明快に述べてある。
時期ごとのレシピも引用したいもの、山盛りであるが、やはり本書は、是非、皆さんにも手にとって読んで、作っていただくという観点から、省略して、あとがきの一部を引いておく。
戦争の体験手記を集めた『暮しの手帖96 戦争中の暮しの記録』が出版されたのは1968年の夏でした。当時、小学生だった私は、この本にいたく衝撃を受け、はじめて戦争をリアルに感じたことを、いまでもときどき思い出します。
このような題材は、とかく感謝や反省の材料に使われがちです。「いまの豊かな生活を感謝しましょう」「いまのぜいたくな暮らしを反省しましょう」というわけです。しかし、当時の暮らしから、耐えること、我慢することの尊さを学ぶという姿勢は違うような気がします。こんな生活が来る日も来る日も続くのは絶対に嫌だ!!そうならないために政治や国家とどう向き合うかを、私たちは考えるべきなのです。
いつになく生真面目な美奈子さんがいるが、それにしても、こういったテーマでも、面白く、わかりやすく、そしてMorris.を唸らせるにたる作物に仕上げる彼女の手管(^○^)には舌を巻くしかない。
Morris.はもともと、戦前の婦人雑誌の料理付録本大好き人間なので、親しみやすい部分が多かったとはいうものの、本書を見た直後に、部屋で、残り物の雑炊作ったとき、えらく贅沢な料理のような気になってしまったよ。
2003/06/20(金)●雀と四日市● |
昨夜あれから、なんとなく落ち着かずにいたのだが、ぐいぐい酒場にhigashiさんが「すずめSOS」というサイトを紹介してくれていた。
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Tama/1344/
この部屋には、雀を拾ったときの状態に応じた処方や餌のやり方がが簡潔に記されている。実に実用的で愛情の感じられるサイトだった。さらに、掲示板では、刻々と寄せられる、拾得者??の疑問や、要請に懇切かつ迅速に対応しているサポーター「かずあゆちゃん」の熱意には、感服した。とりあえず、昨日Morris.が拾ってきた雀の子だが、どうもこれは、「巣立ちのヒナ」だったようだ。
やっぱりMorris.の無知による、失策だったような気配濃厚である。
掲示板のなかで、かずあゆちゃんが巣立ちのヒナに関して解説してる部分を長目だが勝手に引用しておく。
おそらくそのヒナは巣立ちのヒナだと思われます。
巣立ちと言っても十分に飛べるほど育っていません。
ですので、人間から見ると飛べなくて落ちている、困っている、親とはぐれてしまったのか
など思いますが、たいていの場合は、親は必ずそばについていて、ヒナを見守っています。
人間がいると親鳥は警戒しますので、少し離れて威嚇の声や警戒の声を出し、ヒナに安全な場所へ移動するよう呼びかけます。
また、親鳥は巣立ちしたヒナはまだ飛べないため、草むらや木陰など身を隠せるところへ誘導し、そこへヒナを隠しておいて、餌を取りに行ったりします。
その時巣立ちヒナは、親がいなくなったのを不安に思ったりして、後についていこうと、ウロチョロしてしまうのです。
そういったときに、人間に保護されたり、猫やカラスに襲われるケースが多く、巣立ちヒナはとても危なっかしく思われます。
羽毛が生えそろっていて、飛べないけれどジャンプしたり、走って逃げたりするヒナがいましたら、
それは巣立ちのヒナの可能性が高いですので、まずは親鳥がきてくれるまで影からそっと見守ってあげてください。
しばらくすると親鳥が戻ってきて餌を与えたり、飛ぶ練習をさせたりしてくれると思います。
もし、そのヒナが弱っていたり、雨が降ってきた、危険な場所へいる、猫やカラスが多くいて危険だ、親鳥が餌を全く与えないということがあれば、
一時的に保護し、元気になってから、危険を回避してから、もといた場所近くの安全な場所へ連れて行き、親元へ返すようにしてください。
〜巣立ちのヒナの特徴〜
羽毛は大体生えそろっている、おなかやお尻の羽毛はうっすらとしている
くちばしは横が黄色いが、先は薄茶色になりかけている
しっぽや翼の付け根にストローのような白い膜がついており、先の羽がほとんど出てきている または白い膜がついていない
人間を恐れて、口を開けずに餌を食べようとしない 鳴かない 威嚇する
少し飛べるまたは、ジャンプしておちるように飛ぶ、数十センチの低空飛行をする
以上のことがあるなら巣立ちのヒナだと思われます。
〜親鳥への返し方〜
保護された時親鳥があたりにいませんでしたでしょうか?
巣立ちしたばかりのひなは親鳥の後をついて飛ぶ練習やえさのとり方などを親から教わります。
親はひなを草むらなど安全なところに隠しておいてえさをとりに行きますが、きっとその時に一人でうろうろして、迷子になっていたのかもしれません。
部屋に放してみてどの程度飛べますでしょうか?巣立ちしたばかりの雛はジャンプしたり、30cmくらいの低空飛行をする程度だそうです。
保護された場所の近くに車道や河川、猫やからすなどの危険がない安全な場所がありましたか?
午前中晴れているなら、安全な場所でひなをかごに入れ、入り口は閉め日陰においておくと、雛の声を聞いて親鳥が迎えにきます。
親鳥は雛の声を4,5日は覚えていて探しているそうです。
親鳥が来たことを確認したら、入り口を開けひなが出れるようにすると親鳥に誘導され、安全な場所に移動します。
人間の姿が見えると警戒しますので、親鳥がくるまで影からずっと見守ってくださいね。
何時間もかかることもありますから、途中ひなにえさを与えまた続けてください。
暑い時は、ひなが口を開けて息をしているようならお水をスポイドで、少し飲ませてあげてくださいね。
もし、危険があったりひなが弱ったり、親が来ない時はそのまま保護し、次の日にもう一度チャレンジして、
それでも迎えが来なければ保護して育ててあげてくださいね。
大きくなってからのリリースも可能です。
ふーっ。こうなったら、明日にでも苦楽園に返しに行くべきなんだろうなあ。
今回は、Morris.の早とちりだったが、これからの参考にはなるよな。
今朝は5時に起きて、雀の子の様子を見る。幸いちゃんと生きてはいるようだ。餌をやろうとしたがやっぱりほとんど食べない。
5時半に西根君に拾ってもらい、四日市へ向かう。もちろん、雀の子も同行である。
コンビニで、オレンジジュースと、サンドイッチを買い、軟らかいパンをオレンジジュースにひたして、くちばしに持っていくと、反応があった。甘いオレンジジュースが効を奏したらしい。とにかくこれで一安心。トラックの中で、頻繁に餌をやる。
仕事はシンガポール向けの荷物引取りと実家へのローカル配達。ローカルは名古屋組が担当してくれたので、助かった。それでも、作業終了は5時前。倉庫に戻ったら8時だった。雀の子は何とか元気に動いているが、夜になると動きが鈍くなる。これは眠りかけてるからだと思いたい。
2003/06/19(水)●雀の子● |
今日は寝過ごすことなく、仕事に出る。
矢谷君と、西宮、アメリカ領事館官舎のアメリカ向け荷物のプレパック。割れ物だらけで、もりもりパックする。
昼休み苦楽園の駅前の車道で、鳥の鳴き声にバイトの香本さんが気付く。見ると雀の雛鳥で、まだちゃんと飛べないようだ。どうやら巣から落ちたらしい。このままにしとくと、車に轢かれるか、猫に食べられるかで、どっちにしろ生きてはいないだろうから、近くの公園にでも放してやろうと手にとって、お寺の境内に入って放そうとしたのだが、どうやら情が移ってしまったらしい。いや、手にとって見ると、あまりに可愛いので、ついついこのまま手放すことができなくなってしまったのだ。
かなり成長してるから、後数日すれば、きっと飛べるようになるだろうから、それまで部屋で飼ってみようかと、思ったのだが、これはやっぱり軽はずみと言うべきだったろう。
帰ってから以前十姉妹を飼っていた社長に電話して、餌や与え方など教えてもらうため、雀同伴で赴く。粟や稗など雑穀の餌をぬるま湯で軟らかくして、やろうとしたが食べない(;_;)
社長の話だと、野生の鳥はもし飛べるようになっても、社会的に適応できないとのこと。それより、餌を食べないようだと胃が小さいからすぐ死んでしまうじゃないかと脅かされてしまった。いや、社長の言うことに一理がありそうだ。明日の朝が心配である。
今夜は阪神、あっさり横浜を撃破して、これで同一カード13連勝だ
2003/06/18(水)●連続寝坊(+_+)● |
[小学校バザールの夢]都会の小学校のバザールに参加している。校舎内では食品や日用品、外では古本市やってて、ここは武雄の馬場しゃんが担当。どうも売れ行きが芳しくないので、さくらを装って冷やかしに出る。これでは売れんだろうという品揃えだったが、漫画雑誌「com」のA5サイズのものを見つける。これは珍しいと値段を見たら300円と安い。でもMorris.は開催者側なので買うことが出来ないといわれる。そこをなんとか、と色々画策するが埒があかない。
そういったしょうもない夢みている最中、8時前に矢谷君からの電話で起こされる。やばい。今日もまた寝過ごしてしまったらしい。
結局西根君にトラックで迎えに来てもらい、奈良藤の木台のアメリカ向け荷物のピックアップ。今日は第一便なので、たいした事は無い。3時くらいに終了、西根君と二人、新千里西町の航空便の引き取りに回り、結局倉庫に戻ったら6時半過ぎてた。
今夜は雨で阪神は試合中止。
【幸福の軛】清水義範 ★★★☆ パスティーシュものを中心に、何でも書くといった感じで、書きまくってる作者だが、Morris.は初期の「蕎麦ときしめん」があまりに面白かったので、その後の作品はどれも物足りないことが多く、特に「蕎麦ときしめん」の自己模倣的な作品群にはげんなりしてる。
ただ、この人はときどき、全く毛色の違った長編に挑戦することがあり、その中のいくつかは、なかなか面白かったりする。
本書も中学生のいじめ、暴力、落ちこぼれ、登校拒否などをテーマにした長編で、大学助教授で臨床心理士の若い魅力的な主人公の人間愛と分析の鋭さ、心の傷ついた子供達とのふれあい、その他やはり心の悩みを持つ若い女性へのケア(愛情に変わる)、連続殺人事件のおきる中学校の先生や父兄、雑誌記者や、刑事などとのふれあいが、綿密に書かれながら、ストーリーの展開は速くて、すごく読むのも速くなってしまった。
子供と両親の関係が、その後の性格形成に大きな関わりを持つと言ったあたりまえのことも、この主人公が語ると実に説得力をもって迫ってくる。
うーーん、これは畢生の傑作ではないかと、読み進めたのだが、おしまいの、大どんでん返しで、すべてがはちゃめちゃになってしまった。それはないよな。
2003/06/17(火)●横浜に12連勝● |
目覚まし4時にかけて、いちおうそれで起きたのだが、やっぱりまたうとうとしてしまったようだ。4時40分に常見くんの電話で起こされ、あわてて出勤。
常見、西根君と3人で、広島のロシア人のパリ向け荷物のピックアップ。前もって送っておいた材料でかなり梱包出来上がっていたので、昼食抜きで、1時過ぎに作業完了。
例の東雲の「三八」で、広島焼き。シングルでもやたらでかいし、ソバまで入ってるからボリュームたっぷり。西根君はダブルを頼み、お土産まで注文していた。
帰路は、睡眠不足が祟って、眠い、眠い。ほとんど寝ていた。
今夜は、阪神-横浜戦。またまた井川がちんたらして、2点差で迎えた9回裏。無死満塁で、矢野の3点タイムリーヒットで、またまたサヨナラ勝ち。今日は金本のファインプレーの連続がこれで横浜には同一カード12連勝だ。
今夜11時前にhigashi号電源落ちる(^_^;)
この日記を打ってた途中で、ほとんど打ち込み終えた読書控え1冊分が消滅。やはりまめにバックアップとっておかなくては。
2003/06/16(月)●泥縄レクチャー● |
[板電話男の夢]となりにいた男の顔が、まな板みたいな形状をしている。実はこれが電話になっていて、自由に電話することができる。携帯電話の次世代を担う「板電話」らしい。
矢谷君らと、六甲アイランド高層住宅のスエーデン人の祖国向けピックアップの現場。ごちゃごちゃしているが、Morris.はとにかく台所を速攻で片付ける。子供は男二人女一人の兄弟だが、一番下の7歳の女の子はなかなか可愛い。ただやたら遊びまわるので作業の邪魔になる。
7時に帰宅したら、斉藤さんから電話。ワープロ専用機が壊れたので、請求書が作れなくなったとのこと。迎えに来てもらい、途中阪急六甲の本屋で、エクセルの参考書2冊買って、斉藤宅へ行き、Morris.は使っていないエクセルで、請求書と見積書の雛型を参考書付属のCDROMからコピーして、斉藤造園用に作成して、斉藤さんが打ち込めるところまでレクチャー(^_^;)して11時半帰宅。風呂入って寝るが、明日は4時起きで広島行きだ。大丈夫だろうか。
2003/06/15(日)●0-0延長戦を制す● |
8時半起床。久々の休みだから、ごろごろ過ごすことにする。
本当は荒田小学校で春待ちファミリーBANDがあったので、久しぶりに出かけようかとも思ったのだが、このところの疲労と、昨日の宴会ダブルヘッダーもあったのでパス。
午後は近鉄-ダイエーTVでやってたので見ようとしたが、ダイエーのワンサイドになってしまいおもしろくもなんとも無かった。
このところhigashi号が落ちずに動いてるので、せっかくだから、Morris.部屋の読書控え2000年分の、ページ内チェックをやり直した。例によって、日本語の書名をターゲットにしたので、ブラウザや言語によっては、リンクが無効になることがあるようだ。でも、いちおう、現在大多数が使ってる、IEとネスケならまず使えるからそれでいいとしておこう(^_^;)
200年は、ぐいぐい俳句など始めたので、俳句関係の本が多いのが目に付く。1999年と同じく「一押し(^○^)」「お勧め(^.^)」「とほほ(+_+)」の3種類の色分けしてるので、ちょっとは見やすくなってると思う。特に「とほほ(+_+)」の記事は、われながら面白いような気がする。
今夜の阪神-巨人戦はどちらも負けたくない大事な試合。息詰まるような投手戦で0-0で延長にもつれこみ、10回裏の片岡のさよならヒットで阪神の勝ち。うーむ、この1勝は価値ある勝ちである。
2003/06/14(土)●どぶろく、くさや、チーズに地鶏● |
[妖しい館の夢]古い洋館に宿泊することになる。2階には妖しい貴婦人が小間使いと暮らしている。どうも二人は妖しい関係らしい。ちょっと話をしてデジカメで撮影しようとするが、シャッターが下りない。Morris.ともう一人のつれの二人で、彼女らのSMプレイ??の手伝いをさせられる。翌日また2階に行ったら彼女らはいなくて、そこには洋服屋が以前から営業しているとのことだった。
午前中higashi号をさわるが、シャットダウンの兆候なし(^○^)。
昼過ぎに斉藤さんに迎えに来てもらい、臭穫祭(どぶろく宴会)へ。
斉藤さんと従業員のおださんが、1ヶ月以上前から、瓶と樽に仕込んだどぶろくの試飲を兼ねて、いろいろ臭いものを集めて飲み食いしようという催し。
小田さん、田中さん、李さん、長谷川さんなどがいて、ちらし寿司、サラダ、ひじき、ホルモン、豚耳のほか、生まれて初めての「くさや」のひものがあった。
くさやは、たしかに異臭を放ってはいたが、それほどのことはなく、身がしっかりしていて味は上々だった。どぶろくの後はワインとチーズ色々(カマンベール、ブルー、山羊)あったが、Morris.はカマンベールのみいただく。本当はいやま君が来てBGMピアノ係を務めるはずだったが、パスしたので、Morris.が延々とギターで日本の演歌をBGMで弾きつづけてしまった。
8時に斉藤さんに車でヒアカムまで送ってもらう。
今夜は矢谷誕生日ライブ、TTE、フクイーズ、ヤタニドットコムのライブと、その後はゆうぞうさん肝煎りの九州地鶏大会。
同じ日に楽しそうな催しがダブるのもちょっと嬉しすぎてしんどいぞい(^_^;)
ライブはあいかわらず好調で、特にドットコムは、Morris.贔屓なだけに大満足。
そして、打ち上げというか、メインイベントの地鶏は、予想以上の美味さ。
ヌーベル六甲の中庭にキャンプ用の炭火コンロをおいて、でかい塊を豪快に焼き上げる。すごい煙だった。生肝や皮の刺身も交えてしっかり堪能した。これで会費\1,000は安すぎぢゃ。
途中いやまくんのギター弾き語りでみんな大笑いさせてもらう。帰宅したのは3時前だった。
【大江戸美味草紙(むまそうし)】杉浦日向子 ★★★☆☆ 漫画をやめた後、雑誌「VISA」に連載したもので、食い物に関連した川柳をあしらって、江戸の食べ物漫筆めいたコラム集だが、彼女の江戸への愛着が遺憾なく発揮されているうえ、ここかしこに薀蓄が披露されていて、まるでそのまま上質の江戸随筆を読まされているような気になった。
本当に彼女が漫画の筆を折ったのは、もったいない。
もちろん文章だってなかなかのものだし、学識も考証もそれなりにすごいと思うのだが、Morris.はやっぱり、彼女のあの江戸漫画を読みたい。
ところで、Morris.は以前から才媛好みだが、最近いちおしの斉藤美奈子を始め、倉橋由美子、富岡多恵子、金井美恵子、西原理恵子と、なんか、Morris.の好きな女性作家には、漢字3文字の名前が多いような気がする。
本書のなかから、薀蓄をいくつか引用する。
むかしから、丑の日には「う」のつくものを食べると縁起がいいといわれていた。つまり「梅干し」でも「瓜」でも「うのはな(おから)」でもいいわけなのだが、いつのまにかうなぎの独占市場となった。
ちなみに、野菜に衣をつけて揚げた場合は、精進揚げか、単に揚げものと、はっきり区別する。天ぷらは、調理法ではなく、魚貝の揚げものを示す名詞だから、レンコンの天ぷらといったものは存在しない。野菜天といういいかたは、そば粉のうどん、鶏肉のトンカツというような無理があり、アイスクリームの天ぷらなど論外である。
ところで、「田楽」とは、もともと、その名の示すとおり、田植えに舞う、豊作祈願の農村芸能であり、高足と言う、一本の竹馬に似た棒につかまって、ホッピングして踊るものだ。その様子が、まるで人が串刺しになっているように見えるので、後に串刺しのことを田楽刺しと洒落た。
江戸では万事この調子。学究心じゃなく好奇心、良い悪いじゃなく、好き嫌い。珍しいもの、面白いもの、新しいものには、なにはさておき、まず飛びつく。
2003/06/13(金)●博多ラーメン(ならたいてい)好き(^○^)● |
[養命酒の夢]やたら気難しいクライアントの現場。部屋ごと、家族ごと、品物ごとに別個に梱包させられて、普通なら半日で済む仕事が夕方までかかる。みんなげんなり、ぐったり。トラックの助手席でとしろうが、かばんから養命酒を取り出し、1杯あおってから手のひらで受けて顔中満遍なく塗りたくる。Morris.も勧められて、さすがに顔に塗るのは遠慮したが、コップで立て続けに3杯飲まされ、途端に顔全面に湿疹ができる。
西根、荻野君と、昨日の現場のローカル荷物ピックアップ。朝は篠突くような豪雨で、どうなることかと思ったが、昼前には小雨になり、午後からは、カンカン照りになってしまった。
昼飯抜きで作業終えて、帰り道、吹田市三島の「玉遊」という店で、ラーメン餃子定食たのむ。いちおう博多ラーメンと書いてあり、それほど期待はしなかったのだが、昨日の横浜なんたらラーメンの後だけに、無茶苦茶美味く感じた。西根君が注文するのにつられるように、Morris.もついつい替え玉してしまったよ(^_^;)。冷静に振り返れば、麺もスープもまあまあといったところだろうし、ちょっとぬるかったようでもあるし、胡椒をわざわざ粒胡椒のミルで轢くタイプにする必要はないとか、いろいろあったが、ともかくもMorris.は、やっぱり「博多ラーメン」という、スタイルが好きなのだろう。荻野君が頼んだチャンポンも、すり鉢に入ってるというのはやりすぎだと思うがそれなりにおいしそうだった。
夜は、斉藤さんに車で迎えに来てもらい、つよし部屋の「はたけ日記」の更新。5月、6月の日記と、イラスト、土日だけの「おもしろ市場」のページなどを作る。もう一つ、与謝野晶子の童話を絵本に仕立てた手帖を紹介したいと思ったのだが、二つあるうちの一つは、最近、出版されたばかりだし、もう一つは40p以上というボリュームなので、今日のところは保留。
明日は、どぶろく大会があるらしいので、連日斉藤家に行くことになる。夜はヒアカムで、矢谷ドットコム+地鶏宴会の予定なので、ちょっと怖い。
今朝は30分、夜はかれこれ1時間ほど、higashi号使ってるが、今のところシャットダウンせずに動いている。今日はhigashi号に相性のいい日なのだろうか。そういえば、13日の金曜日である。
阪神-巨人戦は、伊良部が、ちょこちょこと打たれ、結局あの巨人に負けてしまったのだが、それ以上に、矢野の手首への死球の今後への影響が心配である。
【食のほそみち】酒井順子 ★★★ 「週刊小説」に2000年から2年間連載されたコラムの集大成で、タイトル通り、彼女の好きな食べ物や、嗜好、料理、食事に関するおしゃべりなのだが、「観光の哀しみ」で感心したほどの出来ではなかった。それでも、それなりの芸風を持ってるコラムニストではあるなあ。
食に関しても、超グルメでもなく、無関心でもない、という中庸の徳を遺憾なく発揮するあたりはただものではない。
発表誌の関係か、全体的にやわらかめというか、毒にも薬にもならないようなものが並んでいるが、納豆は小粒にかぎるとか、餡はこし餡にかぎるとか、しゃぶしゃぶのゴマダレポン酢の選択に懊悩するとか、鍋には豆腐は不要とか、ともかくも、どうでもよさそうなことを、いちおう読ませるところまで仕立て上げるという能力と努力は評価しよう。
たとえば「食べ放題の煩悩」という章で、若いときの「わんこそば」体験、「ケーキ食べ放題」経験から、日本人の心理にまで分け入ってみる。
しかしおそらく私達の身体のどこかには、たとえもっと食べたくても「食べたい」と言わないで生きてそして死んできたご先祖様達の思いが、今も残っているに違いないのです。だからこそ、食べ放題を前にすると、「こんなことをしていいのだろうか」「いやいけないに違いない」「でも食べたい」「えーい喰っちまえ!」といった思いが錯綜し、やがて「思いっきり食べたい」という煩悩に身をまかせる瞬間、先祖から引き継いだタブーを破る快感が身体を突き抜ける----。
食べ放題の場とは、「食の新宿歌舞伎町」のようなものなのです。性産業よりどりみどりという歌舞伎町を歩く男性の嬉しいような困ったような顔と、食べ物よりどりみどりという食べ放題会場でいざ食べん、と皿を持って構えている人の顔は、とてもよく似ている。そして、いよいよ風俗店に入っていく男性の顔と、いよいよローストビーフ(例)にとりかかろうとする人の顔も、ちょっと言い訳したそうな表情が共通している。
ね、なかなか上手いぢゃありませんか(^○^)
2003/06/12(木)●シャットダウンは続く● |
7時起床。要するに寝過ごしぢゃあっ(+_+)
まあ、六甲アイランド現場なら、現直でOKだろうと、電話入れたら今日の現場は、千里丘に変更になってるとのことで、あわてて、JR灘駅前で、西根君と奥井さんにトラックで拾ってもらう。
タイ行きのピックアップ現場。昼は、ニッショー1Fの「横浜家系ラーメン鷹家」という店に入ったのだが、ここが、また超ド級のまずさ。第一に麺が太い、スープは醤油系だが不味い、でっかい海苔三枚をこれ見よがしに挿し入れてるがほとんど邪魔。先日の芦屋の「高田屋」に匹敵するくらいの不味さだった。麺の固さ、油の濃さ、味の濃さを三段階に分けて注文するシステムなのだが、そんなことに気を使うより前に、もっと根本的なところからして間違っていると思うぞ。細切りのきくらげがどばっと入ってるのも何だかなあである。
今夜は野球無いので、所在ない。higashi号は、今はいちおう動いている。
しかし、25分後にシャットダウン、風呂に入ってるあいだにも、電源は落ちてた。
2003/06/11(水)●暗雲たちこめる?● |
[仮装の夢]大邸宅地下一階に用事があり訪ねるが、出てこない。ここは地上からは入ることが出来ない。いろいろ連絡しても出てくる気配なし。こうなると何とか目立つことをしなくては、と、全員で、仮装やって大騒ぎすることに。Morris.は青いマント羽織ってウルトラマンのつもり??他に、工員や医者や警官、その他もろもろの仮装やって騒いでいたら地下の家族が登場。いろいろ注文つけられる。
朝、仕事に出る前にhigasi号を触っていたら、何の前触れもなく、電源落ちてしまったあ(@_@) おいおい、モリス亭の電源は トランスかましても、駄目なんだろうか?
ちょっと心配だなあ。とりあえず、一度、トランス外して、これを打っているところ。どうなんだろう?
矢谷、溝淵君らと六甲アイランドのフィリピン人宅のマニラ向け荷物のピックアップ。先週、ローカルやった奥さん元モデルの客。結構な荷物で、作業終了は5時半、帰宅は7時前。
早速higashi号、立ち上げる。トランスなしで動かしてるが、今のところ別場ない。
今夜はキリンカップ、日本-パラグアイ戦がTVであるので、阪神-中日戦ラジオで聞きながあらこちらを見ることにする。キックオフ前に阪神は、6-0と大きくリードしたので、サッカーに集中することが出来た。前半後半を通じて、たしかに日本攻勢だったが、ゴールが奪えない。欲求不満の0-0で終わってしまった。
阪神は7-2の快勝。今日の藪はまずまずのピッチングだったようだ。
「DAIAMOND GIRL」は、後半しか見られなかったが、どうも、観月ありさの化粧が不自然でいまいちだった。
higashi号は、2時間半くらい動いていたようだが、気が付かないうちに電源落ちてる(@_@)
今度はまたトランスかまして、再起動したら、5分もせずに「シャットダウンしてます」の表示が出て、おしまい。
今現在は、トランスなしで操作している。うーーーーむ、またまた、何がなんだかわからなくなってしまったぞ。
2003/06/10(火)●3連敗は免れる● |
[野良猫と鼓笛隊の夢]荒れた草原を歩いている。道筋に野良猫が2匹いる。脅さないようにちょっと回り道する。一匹は普通の三毛だが、もう一匹は、白地に青光りするブチ模様。こいつが一癖ありそうで不思議な目つきでMorris.を見る。かまっているわけに行かず、目的地に到着、鼓笛隊の演奏会が始まっていた。知り合いがいるようだが誰かわからない。太鼓の男に、布団叩いてもらう。
関西地方も梅雨に入ったような感じだ。朝から雨模様。昨日の現場2日目。
福井県営球場の阪神-中日戦雨が心配だったが試合遂行。井川が例によってアップアップだったが、7回表3点取って7-4とし、8回から安藤、ウィリアムスという抑え投入できっちり連敗を2で止めた。やっぱり今年のタイガーズはひと味ちがうぞ。
【季刊 本とコンピュータ 2002冬号】★★★☆☆ この雑誌は時々しか見ないし、見るのはかなり遅れがちなのだが、それでも、うーむと唸らされるような企画が目白押ししている。この号では、2002年10月オープンした国会図書館関西館と電子図書館http://www.ndl.go.jp/の紹介、黄金時代の雑誌編集長の座談会、「本とコンピュータ」ウェブサイト全解剖http://www.honco.jp/
グラフで見る「本とコンピュータの世界」、検索サイトGoogleに頼りすぎるなとか、それぞれ見るべきものが多い。中でも「コンピュータ嫌い」特集は黒崎政男編集で、SPレコードと手巻き蓄音機、ライカカメラと引き伸ばし機、イコン、手彩色本などなど、お得意の骨董趣味を披露しながら、例の「デジタルを哲学する」の主旨に沿ってMorris.にも納得のコンピュータ論が繰り広げられていた。
2003/06/09(月)●吐痙唾舐汰伽藍沙箱??● |
としろう、秋本君らと、六甲アイランド高層マンションの5日取りピックアップ現場の初日。昼食は珍しく、喫茶店でオムライス食べたのだが、この店に漫画「神戸在住」が5巻までそろっていた。
まだ読んでなかった5巻を見たのだが、さすがに彼女もネタ切れというか、マンネリだし、あの素人っぽい絵柄もいいかげん見続けるのも辛くなってきたようだ。もちろん彼女の罪ではないし、いまだに好きなファンも多いとは思うのだが、Morris.の方が、草臥れてきたのかもしれない。
それほど夜更かししてるわけでもないのに、今日は一日中なんとなく眠たかった。
今週のSTARdigioは、コルトレーンのほかでは、aikoの2時間特集がある。彼女は以前にも何回か特集やってたが、ちゃんとチェックしてなかったので今週は要チェック。
421chのフォーク特集は、4時間枠になってから、なんとなく間延び気味だが、今週は中川イサト特集と、フォーク・ロック&アシッド・フォーク特集というよくわからない特集がある。遠藤賢司、久保田真琴、友川かずき、ジャックス、カルメン・マキといった面々だが、中に「吐痙唾舐汰伽藍沙箱」というバンド名がある。曲は「あんまり深すぎて」だと(^_^;)バンド名でネット検索かけても見つからなかったが、曲名で検索したら引っかかった。
URLレコードから発売された「溶け出したガラス箱」というレコードの一曲目らしい。なんと、斎藤哲夫さんがからんでいたとわ(^_^;)
なぎら健壱の「日本フォーク私的大全」にもちょこっと載ってた。
それでいえるのが71年当時、西岡たかしが斎藤の唄に感動をして「斎藤哲夫みたいな唄にトライしたい」といって、木田高介、斎藤哲夫の三人で『溶け出したガラス箱』というLPを製作する。
先のネットの、紹介によると、このアルバムには、ほかに加藤和彦、竹田和夫、細野晴臣、さえきまさし、上村律夫が参加していたらしい。ふーむ、あのころは色んな事が起こってたんだな。それにしても「舐汰」で「した」と読ませるのはちょっと無理があるんでないかい。「伽藍沙」でガラスというのも相当ではある。要するにMorris.は音楽どうこうより、当て字が読めなくて、気分を害しているようだ。
それから野沢亨司というシンガーの「だりだりでぃんどん」というのもかなりイッテる感じがする。(しかも6分50秒もある)アシッドなあ(^_^;)
今日は野球がないので、静かな夜である。
【電気菩薩 上巻】根本敬 ★★毒毒 根本敬、湯浅学らの幻の名盤開放同盟はかねがね畏敬している集団である。あの名著「ディープコリア」なくしてイパクサとの出会いもなかったことを思うと、実に偉大な先達であり、恩人でもあるわけだが、「因果鉄道の夜」や本書を読むと、お近づきになるのは二の足を踏みそうになるな。本書の副題「豚小屋発犬小屋行きの因果宇宙オデッセイ」となっている。
著者自身が相当な御仁なのに、その彼が、スゴイと思う「一線を超えた」存在の方々の行状記、というか福音書みたいなものということになるだろう。
登場するのは、唄う在日不動産川西杏、フランス女性を食った佐川一政、切れてるAV素人男優亀一郎、淫乱という衣装を着たママ野際、サイケデリック平やん、畸形人間蛭子能収---これだけで上巻541p。さらに下巻では、地獄楽な勝新太郎、行き行きて神軍の奥崎謙三、どこに行っても犬に吠えられる橘安純なんてのが控えているらしい。下巻なんて読めるのだろうか。Morris.はすでに上巻でほぼ昇天しそうである。
こういった因果者ワールドには、絶対足を踏み入れてはならない。でも、怖いもの見たさってあるよなあ(^_^;)
根本敬の漫画も文章もずるずるとその世界に引き込む魔力みたいなものを発揮してる。
2003/06/08(日)●ノムヒョンTV出演● |
今日も飽きることなく、higashi号と遊んでたのだが、ちょっと問題が。
CDROMからソフトをインストールしようとすると、出来ないことが多々あるのだ。もしかしたら、韓国歌謡ノレバンCDROMを強引にインストールした際に、レジストリか何かを書き換えたのかも知れない。win2000を再インストールすればいいようなものの、今のところちょっと、逡巡してる。ノレバン2号として使える間は、存分に楽しむこととしよう(^_^;)
昼から自転車で、稗田小学校南の稗田公園へ。ここで開かれている街づくりマーケットにnaddismが「灘印良品」の出店してると知ったからだ。水道筋商店街の仮店舗にも、とうとう行かずじまいだったから、初めてである。主宰の慈さんがいて、挨拶する。このところ行事や集まりに参加できずにいるので、ちょっと肩身が狭い。ゆばやおかきやステンレスタワシなど、灘地元産の製品が並べられている。平山食品の「プリンセスとんかつソース」を買う。ほんとはドロソースが欲しかったのだが、すでに売り切れ。あとから慈夫人もやってきた。舞台では三線や管楽器使った得体の知れないバンドの演奏。しばらく見物して、帰り道コーナンによって帰宅。
5時半から4ch毎日放送の特別番組を見る。韓国のノムヒョン大統領が出演して、市民百人と対話するというもの。SMAPの草薙君が得意の??韓国語を駆使して直接対話、質問するというのが見ものでもある。内容的にはそれほど期待もしていなかった。ただ、ノムヒョンという人を観察するいい機会だと思ったのだ。
どんな基準で選ばれたか知らないが、参加者たちが、質問されると、異常に大きな声で「はいっ!!」と叫ぶあたりも作為的で嫌だったし、ほとんどおし着せめいた質問には見るべきものはなかったが、ノムヒョンの答えぶりは、誠実さを感じさせた。北朝鮮への対話路線を強調するところや、日韓の過去の歴史には触れまいとする態度など、やや意識過剰かもしれないが、全体的には好感をもった。当然、ノムヒョン側の思惑もあったろうが、いちおう今回のTV出演は合格点ということになるだろう。草薙君はそれなりに健闘していたと思う。
ひとつ気になったのは、同時通訳の韓国女性がいまいちだったことかな。どうも日本語が不自然すぎるしくどいのだ。ここは、やはり日本人通訳を使うべきではなかったかと思う。別に韓国人だから駄目だというわけではないが、日本の視聴者を対象とする以上、まずは日本語がきちんとできる通訳であるべきだ。
7時からは日本-アルゼンチンのサッカー見る。勝負にならないだろうと思ったとおり、1-4であっさり日本は負けてしまった。先日の日韓戦よりはましかもしれないが、今の日本チームはほとんど魅力がない。せっかくだから、今夜サッカー日韓戦を組んで、両首脳観戦というのが面白かったかもしれない。
こっそりラジオで聞いてた阪神-ヤクルト戦、新人久保田が9回まで投げきって3-3の同点で、延長戦にもつれ込んだ。10回からリリーフの安藤が11回裏打たれてサヨナラ負け。1ヶ月ぶりの連敗である。まあ、それでも貯金20。Morris.の計算だと、この貯金であとは勝率5割以上を維持すればまず大丈夫だと思うから、明後日(福井球場)と明々後日(岐阜市民球場)の中日戦のどちらかに勝てば、それでいい。
2003/06/07●すごい?カウンタ● |
Morris.部屋のカウンタは、現在FC2さんの「すごいカウンター」というのを使わせてもらっている。何がすごいかは、こちらを見てもらうことにしよう。
http://sugoicounter.com/
とにかく、無料で、アクセス解析できてシンプルで、と、まあ言うことなしなのである。Morris.部屋開設当時は、Niftyのものを使っていたのだが、Nifty解約してから、こちらに変えた。
複数ページにも設置できるらしいし、実際的には、この日記ページに直接リンクしてる読者の方のほうが多いようでもあるが、とりあえずTOPページのみにおいている。数字の表示が割と地味なこともあって、以前みたいにキリ番で、大騒ぎすることは減ったが、ゾロ目好きのMorris.は、密かに「77777」という7並べを楽しみにしていた。
たしか、一昨日が、770**くらいだったので、数日中にゾロ目達成という目論見だったのが、昨日突然779**になってた(@_@) アクセス解析によると、Morris.部屋TOPへの一日のアクセスは多くて100前後、このところ、更新が減ったこともあって60から80くらいで推移していたから、これはちょっと異常である。一日に800以上増えたことになる。アクセス解析で、昨日今日のアクセス数を見ても、急に増えた形跡もない。
ということは、カウンタ側のミスなんだろうな。カウンタ自体にそれほど神経質になってるわけではないが、やはりこの目で「77777」を見たかったなあ(^_^;)
6月のSTARdigioは、可もなし不可もなしといった具合で、再放送が目に付く。JAZZの431chで、コルトレーン・カルテット特集が5週にわたってあるので、これは要チェックだろう。この前のマイルス特集はチェックしたもののほとんど聴きかえしていないが、こちらは昔からのおなじみなので楽しみである。
今夜は、三宮「WacaWaca」で久しぶりのヒアカム六甲ユニットのライブ。同日にヒアカムで秋本君のソロライブがあったので、ちょっと困ってしまった。
ちょっと遅れて入場したが、ちょうど一曲目だった。
内容的には特別な変化もなかったし、それぞれ達者にこなしていた。伊藤君のタブベースは、テンポの速いナンバーが続くとしんどそうで、汗まみれになっていたが、タブベならタブベなりの持ち味があるのだから、無理してエレベ風にやる必要はないと思う。いい意味での手抜き(簡略化)を考えるべきかもしれない。島田さんは完璧だが、エンディングで4人の息が合わないことがあった。Morris.は結局矢谷君の歌を聴きにいくという感じなのだが、今回、矢谷君のマイクがちょっとこもり気味だったのと、半分以上神田君のナンバーだったのでちょっとものたりなかった。来週の土曜日6/14ヒアカムで、ヤタニ・ドットコムのライブがあるので、こちらに期待しよう。今のところ、矢谷君の歌が一番映えるのは、ドットコムではないかと思う。この日は、勇造さん肝煎りの地鶏大会も予定されてるので、これも見逃せない。
店には由利さんも来ていて先日のビデオのことを話す。本当に気に入ってもらえたようで嬉しい。
11時帰宅。阪神は0-2で久しぶりに負けていた。
【ソウルの大観覧車】橋口譲二・写真 山口文憲・文 ★☆ 1986年刊の本である。つの笛階段の百円均一で見つけた。こんな本が出てたなんて全く知らずにいた。山口文憲といえば、香港というイメージが強い。「香港・旅の雑学ノート」はMorris.も感心した覚えがある。その彼がこの時期に韓国関係の本を出したというのが、意外でもあり、つい買ってしまったわけだ。
内容的には、平凡社の編集部があつらえたお手軽企画で、もちろん韓国語など全く出来ない著者が、通訳付で行なった、韓国人17人へのインタビューを収めている、全く面白くも何ともない本だった。
70〜80年代のエキセントリックな女性歌手ユンシネとのインタビューが含まれていたので、期待したのに、尻切れトンボも甚だしい(怒)。なんせ、たった3pだもんな。
写真のほうも、インタビューとは無関係ながら、街の韓国人のスナップめいたもの中心で、これまた何ということのないつまらないカラー写真で。二日続きの読書の無駄体験(前日ユリイカ03年4月の日本語特集を読み飛ばす)をしてしまった気がする。
唯一意味があるとすれば、Morris.が初めて韓国を訪れた88年の直前のソウルの姿を垣間見ることが出来たというくらいだろうか
2003/06/06(金)●時間の無駄的読書● |
「ユリイカ」4月臨時増刊号で、総特集*日本語というのを図書館で見かけた。石川九楊責任編集とある。思わず借りてきて、今日の昼間いっぱいかかって、斜め読みしたのだが、やっぱり、これは駄目である。詩人吉増剛造や言語学者小松英雄との対談や、多数の寄稿者の原稿が並んでいるがどうも、すんなり頭に入ってこない。本来なら読書控えに記すべきなのだろうが、その気にもならなかった。唯一面白かったのが「新省庁「看板」文字探訪記」という、役所の看板文字を散々にこき下ろす記事だったが、これも「芸術新潮」に以前書いたものの再掲だった。
今日、韓国のノムヒョン大統領が来日、今夜は、天皇の晩餐会に出席。天皇訪韓を要請したようだ。
阪神-ヤクルトの緒戦、ムーア相変わらずピリッとしないながら、どうにかこうにか桧山の連続ホーマーなどもあって、勝ってしまう。これで貯金は22。
【太鼓たたいて笛吹いて】井上ひさし ★★☆☆ 林芙美子の昭和10年から26年までの16年間の8つのシーンごとに、当時の世相と芙美子の係わり合いを、少人数の知り合いの掛け合いで描いていくもので、レコード会社社員の三木という男が狂言回しの役を果たしている。
劇中やたら歌の挿入が多く、井上ミュージカル風でもあるが、全体的に面白みに欠けている。
芙美子の時代観、特に戦争との対峙に力点をおいているようだが、このところ、作者の戦争批判の型がマンネリ化しているような気がする。
芙美子の死の2ヵ月後「放浪記」を取り上げたラジオ放送の紹介アナウンス
林さんほど、たくさんの批判を浴びつづけた小説家は珍しいでしょう。文壇に登場したころは『貧乏を売り物にする素人小説家』、その次は『たった半年間のパリ滞在を売り物にする成り上がり小説家』、そしてシナ事変から太平洋戦争にかけては『軍国主義を太鼓と笛で囃し立てた政府お抱え小説家』など、いつも批判の的になってきました。
しかし、戦後の六年間はちがいました。それは、戦さに打ちのめされた、わたしたち普通の日本人の悲しみを、ただひたすらに書きつづけた六年間でした。弱った心臓をいたわりながら徹夜の連続---その猛烈をきわめた仕事ぶりは、ある評論家に、『あれは一種の緩慢な自殺ではなかったか』と云わせたほどでした。
という言葉に芙美子の小説家生涯を集約しているが、この原稿も、狂言回しの三木が書いたというのが最後のオチになっている。
大竹しのぶ主演で公開されたらしいが、これはあまり見たいものではないなあ
2003/06/05(木)●ノレバン2号誕生か??● |
今日も朝から、higashi号で遊ぶ。本当は動いてる間に(^_^;)Morris.部屋の整理でもしようと思ったのだが、手持ちのソフトをいろいろインストールしたり外したりして時間を食ってしまった。アレアハングル815特別版はMorris.のデスクトップでは普通にインストールできたのに、higshi号ではできない。そのかわり??韓国歌謡ノレバンCDROM「チュルゴウンノレバン」は不完全ながらインストールできてしまった。不完全というのは、トップのメニューページがインストールできなかったのと、歌のバックの動画が出ないことだ。つまり画面は単色で、その上に歌詞だけが出るというシンプルそのもの画面のノレバンになってしまったわけだ。文字化けもしないし、インデックスもちゃんと使用できるし、数字キーボードでの選曲もできるので、実用的にはほとんど問題ない。ただ、ちびくろに内臓させている「ウリチプノレバン」は、完全にインストール拒否されてしまった。
ともかくも、そういうわけでモリス亭には、2種類の韓国ノレバンマシンが装備されたということになる(^○^)
というわけで、結局今日昼間は、歌っておしまい、ということになってしまった。
午後、自転車で春日野道まで出かける。特に用事ということは無くて、古本屋勉強堂を冷やかすくらいの、いわゆる自転車ポタリング、といったところ。途中脇浜の子安地蔵の祠のビリケンさんも覗いてみる。なんとビリケンさんの頭に赤い毛糸の帽子がかぶせられていた。なんか、あんまり似合ってないようでもあるが、これもご愛嬌か。
古本屋はめぼしいものなしで、引き返したのだが、途中、バイクの警官に呼び止められる。不審尋問だあ。何でもMorris.の乗ってるのと同じ色の自転車が盗まれたと通報があったので、調べさせてほしいとのこと。Morris.の自転車は3年前コーナンで買った安物だが、銀色の車体で、今やこのあたりの自転車の半分くらいはこの色ではなかろうか?
やっぱりなんか怪しいと見られたのだろうな。いい感じはしないが、この自転車は去年韓国旅行中に盗難に遭い、届けもしなかったのに、北区かどこかで発見されて、わざわざ灘までハイエースで運んでもらったという、恩義があるので、おとなしく質問に答える。もちろん、すぐ開放される。しかし、盗難車ではなくても、友達からもらったり、借りたりした自転車だったら、もっといろいろ調べられて、面倒なことになってたかもしれない。5時前に帰宅。由利さんからテープお礼のメールが入ってた。満足してもらったみたいで嬉しい。ついまた見直してしまう。TVでは音があまりにしょぼいので、今日は音声をマイクロコンポにつないで見る。うーーん、全然音が違う。これはやはりいけてるテイクだなあ。
阪神-中日戦。伊良部の技巧的な好投で、あわや、2-0の完封勝ちと思ったが、9回二死で、谷繁にソロホーマー打たれて、それでも完投勝利。これで、苦手の中日を3たてで、甲子園で10連勝という、球団初記録を打ち立てて、貯金も21と増やして、いうことなしだった。
【戦中派焼け跡日記】山田風太郎 ★★★☆☆ あの圧倒的「戦中派不戦日記」の続編ということになる。昭和21年1月1日から12月30日までの若き風太郎の日記だが、昭和20年一年間の不戦日記が昭和46年(1971)に、風太郎自身の意志で出版されたのとちがい、本書は2002年、つまり、風太郎が死後に公刊されることになったということは、風太郎はこの日記を公開する気はなかったのかもしれない。
確かに不戦日記に比べると大きな事件も少ないし、緊張感もややゆるみ気味である。しかし、風太郎ファンのMorris.は、30年ぶりに、続編を読むことが出来て嬉しかった。
当時としては、医学生としての身分もあり、比較的恵まれた境遇にあったといえるだろう。よく映画を見てるし、酒もタバコも潤沢とはいえないまでも、結構消費している。
小説家たらんという強い意志ではないが、習作をいくらかものにしていく過程も書かれている。
敗戦、民主主義、アメリカへの不快、嫌悪はずっと持続しているが、生来の虚無主義からの発言も多い。東京裁判への皮肉な眼差しも、天皇へのアンビバレンツな感情も、文学への厳しい注文も、ソビエトへの怒りも、すべて若い風太郎にとっては、真摯な精神の発露だったことは間違いないだろう。
劇場では英国映画『ウェヤー殺人事件』とにほん『喜劇は終りぬ』をやって行列が長い。後者は「軍官の内幕を曝いた痛烈なる風刺映画」と銘打ってあるが滅びゆくものを鞭打つのは「諷刺」ではなくて「卑怯」である。諷刺という言葉が使いたければ、マッカーサーの圧制でも描いて見るがいい。(1月14日)
映画はフランス映画を第一とするタイプらしいが、米英、日本の映画にも、こういった批判的見方をしているのが、風太郎らしい。
日本は決して「自由」も「平和」も獲得していない。客観的情勢は冷酷に、日本のゆくてに暗い寒ざむとした墓場を示している。このことを、日本人が明確に、徹底的に知った時でなければ、日本は再起出来ないであろう。
自由と平和は、自分でつかむべきものであって、決して与えられて享楽出来るしろものではないのだ。(2月4日)
自分勝手の意見を輿論だという。宣伝の手段であろうが、共産党のこういう態度はカンに障る。独善的なところが国粋主義者とよく似ているのは考えさせられる。(3月17日)
真理は無限にある。「真理は一つである」などという言葉は人間精神を侮辱するも甚だしい。(5月11日)
兵役に就かなかっただけに、内心忸怩たるところもあったのだろう。敗戦の後、戦争を肯定こそしないものの、戦争=悪という図式的な論には組しない立場を貫いている。
この巨大な宇宙の中に、二人の母と子が、二人の男と女が、互いに愛し合って死ぬる。---果してそれが何であるのか。死んでその愛が世界の何処に残るのか。相愛の化合物として、子が生れ、子は育つ。しかし、それは愛そのものではない。それでは愛は手段であって目的ではない。哲人が力説する人生の至高の目的ではない。一体、至高の光たる愛そのものは、何処に消えるのか。
空しいことである。人間の生活は実に小さな、惨めなものである。俺は母を失ったことを大きな不幸と考えていた。しかし、今となっては、母が生きていて、暖かい愛の交流が俺の身体を取巻いていても、それが果して何であろうかという気がする。(7月6日)
星の形容を「銀沙を撒いたような」とか「降るような」とかいうが満天の星を見ていると必ずしもこれらの形容詞が適当でないように思った。しかるに吾々はこういう点から打破してゆかなくてはならない。(8月22日)
俺は、医学、文学、絵画、女、映画、酒、食うこと、眠ること、日の光、雲の姿、ぼんやりしていること、考えること、喋べること、----あらゆる事象、心象に完全に無感動である。この傾向は数年来のことであるが、時と共にだんだん深刻に、救われないものになって来る。死?死にすらも興味はない。況んや宗教などにも科学の洗礼を受けたものには興味はない。(科学と宗教---いわゆる既成宗教とは両立し得るとの論のごときはひっきょう付会である。痴人のたわごとである)俺はこのまま精神的廃人となり下がるのであるか。なり下がる? 俺は、学んだり、書いたり、抱いたり、見たり、飲んだり、食ったり、眠ったり、光を愛したり、ぼんやりしていたり、考えたり、喋べったり、恐怖したり、信じたりすることなどより、廃人の方がずっと高尚な趣味だと考えている。
「命も要らず名も要らず」と西郷隆盛は言ったが、恥を知らぬ人間ほど始末に終えぬものはない。人類中での最強者は恥を知らぬ人間である。(10月5日)
このころにはどんどん、アンニュイと虚無感に囚われていくようだ。
探偵小説はもとより余技なり。余は、生涯探偵小説を書かんとはつゆ思わず。歴史小説、科学小説、諷刺小説、現代小説、腹案は山ほどあり。唯、今は紙飢饉にて新人の登場容易ならざる時代なれば、現役作家といえば、江戸川、大下、海野、木々、水谷、城、角田、渡辺等十指に達するや否やの人数なる探偵小説界に医学的知識を利用してその十一人目に加わらんと欲するのみ。(12月22日)
この年の終りには、小説家としてやっていこうという気持ちによほど傾いているようだ。翌年にはデビューを果たすことになる。
2003/06/04(水)●阪神貯金20達成\(^o^)/● |
矢谷君ら6人で、六甲アイランドのフィリピン人家族の近場引越し作業。奥さんは本国でTVモデルをしていたというくらいの美人。3歳くらいの娘がこれまた可愛かった。
帰宅して、阪神-中日戦を見ながら、higashi号を動かす。相変わらず快調に動いている。阪神は5-2で苦手の中日に連勝して、とりあえずの目標貯金20を達成。後は勝率5割をキープしさえすれば「優勝」できるんでないかい(^○^)
ところで、風呂つかって、あがったら、PCディスプレイ画面が消えている(-_-;) 風呂はいる前に自分で電源オフにしたのか、それとも???? ちょっと不安がよぎるなあ。
野球の後「DIAMOND GIRL」見てから、自転車でヒアカムへ。由利さんのビデオを託けるため。ビール二本飲んで午前零時半帰宅。
【ソウルに消ゆ】有沢創司 ★★★ 92年の日本推理サスペンス大賞(よく知らないが)受賞作とのこと。韓国がらみの小説は割と手を出すのに、これは何故か目につかなかったのか、10年以上も後に読むことになった。舞台はさらに前の88ソウルオリンピックのソウルで、オリンピック取材の日本の新聞社の記者と、通訳でありながら、KCIAともつながりを持つ美女ミス・ユン、国際的事件に絡んで行方不明になった日本人記者、そして、世紀の対決といわれた、カール・ルイスとベン・ジョンソンの対決が事件の大きな焦点となるという、なかなか面白そうなストーリーだった。さらにハングルを使った暗号まで出てきて、当時としては、相当に韓国に踏み込んだ作品と思える。
しかし、主人公を初めとした登場人物がぎくしゃくしてるし、作り物めいた行動が多く、謎解きもほとんどが、ミス・ユン+KCIAからもたらされるばかりで、主人公は単なる狂言まわしになっている。暗号の部分で。ベン・ジョンソンの「ベン」がハングルで「ペン」になってるので、主人公が「ペン=マスコミ」と誤解するところなどは、近くにいて暗号を見ている韓国人のミス・ユンが気付かないのは不自然に過ぎるし、難点の多い作品ではあるが、当時としてはそれなりに評価できたのではないかと思う。
2003/06/03(日)●トランスで起死回生か(^.^)● |
昨夜、長野のhigashiさんから、自作のPCが送られてきた。Morris.のデスクトップが、higashiさん宅では、シャットダウンすることなく稼動しつづけているので、どうしてよいかわからず、とりあえず、higashiさんの予備機をモリス亭で試験的に使わせてもらうことになったのだった。
Morris.のデスクトップの半分以下の薄さのスマートなマシンで、なかなか可愛い。さっそくディスプレイ、キーボード、マウス、LANだけつないで起動してみる。パスワードもなしで、Win2000がしゃかしゃかと立ち上がる。早い早い。higasiさんのメールにあったスペックを引用すると
CPU Celeron1.7GHz、メモリ256MB、HDD40GB
グラフィック、サウンド、LAN内蔵、
40倍速CD-Rドライブ搭載、
ケースはスリムタワー型。
ちびくろの10倍以上のCPUクロックだものなあ。
インターネットも難なくつながって、Morris.部屋を見る。これはいいぞ、と、思った途端に
「シャットダウンしてます」
の表示が出て、あえなく電源が落ちる。何の事はない。
再び立ち上げて、今度はプリンタのドライバをインストールしようとしたらまたもや途中で
「シャットダウンしてます」
あとは、もう、何度やっても同じことだ。しかし、これで、マシンではなく、モリス亭の電源まわりに原因があることはまず間違いないことがはっきりした。それだけでも、本当にありがたい。新しいマシンを買っても、結局同じ状況に陥ってたはずだ。
higashiさんにメールして、とりあえず、昇電トランスを買うことを決定。
今朝も6時起床。インターネット検索や職業別電話帖タウンページで神戸のトランス販売店探す。あまり専門店は多くない。9時過ぎから数件電話しても埒があかない。
事務所に電話して古田さんに、トランスの購入先を教えてもらう。元町海文堂前のKOBE SACOMという海外旅行用電気製品専門店だった。ここに電話していろいろ聞き、昼前に買出しにかける。
日本捲線工業社製のCaptora CUA-600Wという製品で、AC100V→AC110〜130Vのアップ式タイプ。デザインがふるっている、黒いカプセル型で、なんだか時限爆弾みたいだ。定価1万円を少々割り引きしてもらい、ざっと\9,500。重さは1.13kg。
部屋に戻りとりあえず電源入れて、テスターでチェックしたらちょうど125Vを示している。マシンにつないで立ち上げる。心なしかパイロットランプが明るく思える。Win2000が立ち上がり、ネットにつないでしばらく動かしてみるが、シャットダウンの気配がない(^.^)
FFFTPをインストールして、Morris.部屋をダウンロードしてみる。130MBもあるが、15分くらいで全部ダウンできた。これは期待持てそうだ。次にプリンタ関係のドライバ入れて、デジカメの画像取り込み、印刷テスト。ところが、長いこと使ってなかったから、インクが詰まりかけてるみたいだ。しかたなく、コジマまでインク買いに行く。ネットからネスケ最新版ダウンしたり、いろいろ遊んで、結局8時間以上使ってるがいまだにシャットダウンしない。これはやはり、モリス亭の電源の弱さがすべての元凶だったという疑いがほとんど確信的になった。と、いうことは、Morris.のデスクトップもこのトランスを使えば、問題なく使えるのではないだろうか?しかし、この世界は油断はならない。糠喜びする前に、チェックするだけしておこう。とりあえず、higashiさんのマシンを1週間ほど使って様子を見ることにしよう。
この日記も、higashi号で更新できている。
今日は阪神-中日は倉敷のマスカット球場。4番八木の3連続タイムリーなどで、楽勝かと思いきや、相変わらずピリッとしない井川が7回にアップアップで交代、安藤もちょこちょこと点取られて危ないなと思ったが8回裏の猛攻で結局10-5で快勝。今日のヒーローは4タイムリーヒットの八木で決まり。これで貯金は19だ。
島田和夫部屋を更新。
2003/06/02(月)●近藤夕夏子展● |
[お絵描きの夢]雑誌の1pを埋める絵が必要になりMorris.が描くことになる。絵心のないMorris.なのだが、大きな板になんだかめちゃくちゃ暗い絵を描き上げたものの気にいらず、その上から明るい色の絵の具を厚く塗り、ペイントナイフで人の顔をペタペタと描いて、これは我ながらいい出来だと編集部に持っていったら大きすぎるから描き直すよういわれる。
そんな夢を見たのも、きょうは大阪淀屋橋の画廊で知り合いの個展を見にいくことになってたからかもしれない。
6時起床。このところ、仕事あっても無くても早起きの癖がついてるようだ。
午前中はごろごろしてた。
昼から大阪に出る。JR大阪駅構内に韓国映画「二重スパイ」のどでかい看板があった。タイトルがこれまたどでかいハングルだったので、一瞬、ここはどこ?と思ってしまった。ちなみに「イーヂュンカンチョプ」と読む。
梅田から地下街をふらふらと歩いて淀屋橋の「ぎゃらりー風」http//www.oct.zaq.ne.jp/kaze-121/へ。
今日から14日まで、近藤夕夏子さんの個展が開かれている。彼女とは韓国歌謡関連のネットで知り合ったのだが、写真で見せてもらった作品に、すごく惹かれたので、今回の展示会は初めて本物に接することが出来るというので、とてもわくわくして出かけたのだった。
ギャラリーのある日本文化会館は、1Fが関西棋院で、平日の昼間というのに、10組近くが真剣に将棋やってて、ちょっと不思議な感じがした。2時過ぎ頃に到着したのだが、常連客二人が購入する絵を物色しているところだった。それなりにファンがついてるらしい。
入口の紫系の作品からしてすばらしい。案内状に印刷されていた横長の大作もやっぱり本物は迫力がある。Morris.好みの連作シリーズもあり、習作めいた小品や、単品も含めて20数点すべて、彼女独特のスタイルの肉感的な造形の作品ばかりで、微妙な色合いが実に美しい。いちおう抽象画に分類されるのかもしれないが、彼女の作品はMorris.には心象画のように思えた。決して難解ではないのだ。純粋に作品の存在を楽しめるタイプの絵で、これはなかなかのものだと感じ入った。
最初に見せてもらった写真では、オキーフの花シリーズ、特にカーラリリーの作風に近いものを感じたが、実物を見たら全然違う。中世のボッシュのおどろおどろしくも静謐な世界を連想したり、ダリの溶ける絵に通ずるところもある。小品の中にはルドンやモローの幻想風味を感じさせるものもあった。しかし、彼女だけのしっかりしたスタイルを持っているのがいい。
過去の作品の写真集も見せてもらったし、6月末のソウルでのグループ展に出品するとの話も聞かせてもらう。もちろん彼女も訪韓するらしい。韓国の女性造形家のハンジェンマさん(あちらではすごく有名らしい)とも仲良くしてるそうだし、千葉に住むフランス人アーチストのクリスティーヌさんも今日、わざわざ見に来たとか、国際的なアーチストのつながりもあるらしい。門外漢のMorris.には縁の無い世界だが、この世界もそれなりに面白そうだ。
「ギャラリー風」(大阪市中央区北浜2-1-23 日本文化会館9F tel.06-6228-0138)は日曜休みなので、勤め人はちょっと辛いかもしれないが、機会があれば、是非見に行って欲しい展示会です。
入口にあった一枚。これだけで、Morris.は結構、イッテしまった(^_^;) |
Morris.好みの連作の前に作者に立ってもらい記念撮影。 |
左の4枚とこの6枚が一続きのシリーズになっている。組み合わせても単品でもOK |
これは2点の連作。彼女のスタイルの特徴が良く出ている。抽象苦手なMorris.にも、わかりやすい。気がする(^_^;) |
わざわざ千葉からやってきた、フランス人アーチスト、クリスティーヌさん(右)。 日本在住10年で日本語ぺらぺら。 |
作者は、習作という、小品。これくらいならモリス亭にも飾れそうだ。すでに売れてるけど。(売れてなくても買えない) |
1時間ほど居座って、その後すぐ近くにある、緒方洪庵の「適塾」を覗こうと思ったが、月曜は休館だった。そのまま船場、心斎橋とふらふら歩いて、難波、日本橋まで回る。ビデオカメラのテープを買うためもあったが、散歩である。途中道具屋筋を冷やかす。PYREXの小さなガラスの計量カップを買おうとしたのだ。紅茶好きのMorris.だが、どちらかというとミルクもたっぷり欲しいタイプなので、200mlの計量カップをミルクピッチャー代わりに使っていたのだ。それがすでに3個も割れてしまい、4個目を買うつもりだった。3個目が割れたのが先週末で、これは注ぎ口が割れてるのに気付かず、洗う時右手の薬指と小指の間を見事に切り裂いてしまった。今はどうにか大丈夫だが先週いっぱいはかなり痛かった。それでも懲りずに同じ計量カップ探したのだが見つからず、代わりに大き目で安定感のある白い陶器のピッチャーを見つけたので思わずそちらを買ってしまった。考えてみればはじめからピッチャー買うべきだったのだろう。
8時に帰宅。8時半頃、宅急便が、長野のhigashiさんからのPCを届けてくれた。これについては、明日書くことにしよう(^_^;)
2003/06/01(日)●まさかの逆転負け(+_+)● |
[小突かれる夢(+_+)]3人で取材旅行に出かけるが、当局のマークがえらく厳しくて、何をやろうとしても検問受けたり、鞄ひっくりかえされたりする。いい加減嫌気がさしたMorris.が検問を振り切って庁舎内に入り込んだら、女性監視員が追いかけてきて肘と足首でMorris.を壁に押し付けてぐりぐりと小突く。これが飛び上がるほど痛い。
という夢で、日曜というのに思わず6時に目をさましてしまったよ。そのまま起きることにした。
洗濯して、昨日つの笛で買った主婦の友社「365日園芸百科」のカラー写真を見る。自称植物人間のMorris.なのだが、野生の雑草中心で、いわゆる花壇の花には弱いところがあったので、この本で、ちょっとはそのへんの花の名前もおぼえようと思ったのだった。この本は20年くらい前の本なので、最近の流行りの花はあまり載っていないようだ。
冒頭8pの「セントポーリア入門」なんてのがあって、時代を感じさせる。そういえばあの頃、セントポーリアってブームだったよな。
40人近い執筆者の寄せ集め的本で、記述も統一感に欠けるし、並べ方も観葉植物、草本(一、二年草、宿根草、球根)、花木、鉢物果樹、サボテン、野菜などと、いかにも素人向き。名称も洋名だけとか和名だけとか、科目すら省いてあったり、学名はカタカナ表記とか、いろいろ不満もあるのだが、図鑑として使うより、ぱらぱらと楽しむものと考えればかまわないだろう。
午後は灘図書館に行き、2時間ほど時間をつぶす。
Morris.のデスクトップを送り付けて診て貰ってる長野のhigashiさんから、自作マシンの予備機を、試験的に貸与してくれるとの申し出があった。Morris.のデスクトップは、あちらでは、シャットダウンしないで稼動し続けているらしい。症状が出ないのでは対処することができない。そうなるとやっぱり原因はモリス亭の方にあるのではないかと思われるので、別のマシンでチェックできるというのは実にありがたい。
今日、明日にでも発送するとのことだが、一足先に画像添付のメールが届いた。スリムタワーで、横置きも可能とか。楽しみでもあるし、ドキドキもするな。
阪神-巨人3連戦の最終日、新人久保田初先発、なかなかの好投で6回まで1点に押さえ、安藤、ウィリアムスをつぎ込んで勝ったと思ったのだが、9回裏に高橋のサヨナラ2ランで、まさかの逆転負け(+_+)ふーっ、残念だが、しかたがない。ともかく、連敗だけはしないように願いたい。