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Morris.日乘2004年4月 
ここは、Morris.の日記です。読書記録、夢のメモ、宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。  
今月の標語 

四月はしばかれる

Morris. personal calender

【2004年】 1月 2月 3月
2004/04/30(水)●聖林寺十一面観音に再会●

午前中は、西根君と二人、堺の、フィンランド向け荷物のピックアップ。夕方には桜井の現場で、冷蔵庫吊り下ろし作業。昼食は香芝の「神坐」でラーメン。道頓堀本店のこのチェーンは、関西のラーメンランキングでは上位に挙げられることが多いが、Morris.はそれほど好みではない。
桜井の現場は浅古というところで、すぐ近くに聖林寺がある。かなり待ち時間があったので、散歩を兼ねてあたりを散策することにした。Morris.は神戸に暮し始めて30年近いが、神戸に来る直前2年弱くらい奈良市に住んでいたことがある。その期間は半分仕事、半分趣味で、奈良や飛鳥の寺や神社や遺跡などを見て回り、特に仏像にはまって、あのあたりの主だった仏像はたいてい拝観した。聖林寺の有名な十一面観音もその頃一度だけ拝んだ記憶がある。奈良市内の寺や、斑鳩のように交通の便が良くないこともあって、その後は行く機会を持てずにいた。今日は仕事中でもあるし、中に入るのは遠慮して、お寺を外から望むだけにしておこうと思ったものの、やはり寺の前まで来てしまうと、観音さまを一目だけでも拝むことにした。そしてそれは正解だった。本堂から左手に渡り廊下で20mほど上がった観音堂に、ただ一体安置されている。
30年ぶりに再会した観音さま写真やポスターで良く見ることもあるお馴染みのたたずまいに、30年ぶりの再会とは思えなかった。この観音様は優しいというよりちょっと恐いくらいの表情だが、圧倒的な存在感は他の追随を許さないものがある。天平末期の乾湿像だから、すでに千二百年以上を閲しているわけで、その歴史の重さをそのまま自身に沈殿させているかのようだ。本当ならそのまましばらく同じ時間と空間を共有したいところだったが、今日はそうもいかない。そこそこで退去せざるを得ない。まあ、まったく予想もしていなかった再会だけに、嬉しい偶然に感謝するしかない。
それにしても飛鳥というか、大和地方一帯には、本当に歴史が息づいているといった感じがする。あちこちに石仏が散見されるし、昔風の地酒の酒蔵も見かけた。もちろん軒先には三輪の杉玉がぶら下がっている。三輪山全体を本体とする大神神社も桜井市で、箸塚もある。ここだけの話だがひそかに思いを寄せたことのある女性の実家が桜井だったことなどをつい、思い出してしまった(^^;)その後彼女はあっさり見知らぬ人と結婚してしまったけどね(^。^)
冷蔵庫吊り降ろし作業は、奥井さんと秋本君がヘルプに来てくれて無事終了。
帰りはちょっと渋滞して、倉庫に着いたのは7時前、ヴァン詰めして8時帰宅。今日は甲子園で阪神-ヤクルト戦。今季4連勝の福原投入、打順入れ替えで必勝を期した岡田監督の期待に応えたのは初めて3番に入った今岡だった。8-5というスコア以上にしんどい試合だったが久しぶりの勝利でまた勝率5割にもどした。これから、である。
明日から5月だ。明日からMorris.は5連休に入る。2日と3日は十津川キャンプが待っている。何とか好天であって欲しい。
11時からNHKで「冬のソナタ」の「素顔のペヨンジュン」という番組やってるのでついつい見てしまう。NHKは、本当にこのドラマにリキ入れてるなあ(^。^)


聖林寺の正門

観音堂の内部

本堂の鬼瓦

このセンスは素晴らしい(本道脇)

いかにもの趣「淡山正宗」

杉玉はもちろん三輪大社から

花に埋もれた石仏

これは民家の庭にあった

薊、蒲公英、狐野牡丹
2004/04/29(火)●予定不調和(>_<)●

昨夜のサッカーの結果には驚いた。まさか、日本がチェコに勝つなんて思ってなかったもんなあ。久保のゴールは豪快だったし、その後の楢崎のファインセーブと守りもすごかった。ゲーム全般では圧倒的にチェコが優勢だったが、それだけに日本のしのぎは出来すぎといってもいいくらいだった。サッカーというのはこんなものという見方もあるだろうが、とにかく、久しぶりに気持ちのいい勝ち方。これでワールドカップへの望みが出てきたとはすんなり思えないが、弾みにはなるだろう。
今朝もhigashi2号で小さな画面でTV見ながらネット見たり、ワープロ打ったりしてた。ところがまたまたTV画面凍り付き、さらにはピーピーピーの警告音、そして、お馴染みの勝手にシャットダウンが発生(>_<)
何回か電源入れ直してみたが、全く駄目。これでもう何回目になるかはっきり思い出せないが、PCの墓場モリス亭の本領発揮というしかない。
午後に矢谷君が、Win2000の緊急対策サイトの内容をコピーしたフロッピー(神田君が作ってくれたらしい--感謝)ので、ディスプレイなど繋ぎ替えて久しぶりにノレバン2号を立ち上げたら、今度は、ディスプレイ表示が全く出来ない。ほっとくと本体の電源も勝手に落ちてる。これは、これは(^_^;)
ノレバン2号、higashi2号繋ぎ変えて交互に試したが、完全お手上げ。今日はもう、触る気力を無くしてしまった。
どう考えても、原因はモリス亭側にありそうだ。電源か、Morris.の操作方法か、ソフトや周辺機器との相性か、天中殺か、三隣亡か、よく分からないが、本気で方違え(引越し)を考え始めている。
今日はFMcocoloの特別番組「JKジャンクション」が午後3時から8時までという長丁場で放送されてることを443さんの情報で知ったのでとりあえずBGM代わりにかけっぱなしにしておいた。DJは古家正亨という人で北海道に住んでるらしい。基本はK-POPS中心なので、Morris.の趣味とはかなりかけ離れてるが、まあ、韓国語の歌がながれてればそれはそれでいいものである。S.E.Sやピンクル、キムゴンモやシンスンフンくらいはMorris.にもわかるが、やっぱりMorris.の知ってる曲はほとんどかからなかった。
「冬のソナタ」を始めとして、韓国映画やドラマの紹介、俳優とのインタビューなどもあったが、現在の「韓国ブーム」とMorris.の接点はほとんど無いことに改めて気付かされた。
今夜は横浜との同一ゲーム5連敗を阻止すべく、阪神はエース井川を立てて必勝の布陣を敷いたのだが、前半1-3と劣勢である(>_<)
結局1-4で負けちゃったよ(>_<)なんとかしてくれ
ネットを見て回ると、うり丸さんはニューヨーク、東山旅館部屋のプリンスさんや白ベコさんはソウル、ますみちゃんも上海に行くようだし、他にもゴールデンウイークを利用して海外に遊びに行ってる友人知人が多い。羨ましいっ。でもまあ、Morris.には十津川キャンプがあるから、まああいいか。

【ミシン missin'】嶽本野ばら ★★★☆ 著者の処女小説で、表題作と「世界の終わりという名の雑貨店」の2篇が収められている。全体で134pという薄手の本だから、二つの短編といっていいだろう。
野ばらは「ツインズ」を最初に読んでちょっと拒絶反応だったが、エッセイとこの前読んだ「下妻物語」が結構面白かったので、やっとこちらも読む気になった。読後感は好悪相半ばするってところかな。パンクバンドの女性ボーカルに夢中になったチビでブスでデブなアナクロ少女趣味の女の子の物語だが、この歌手の名前が「ミシン-美心-missin'」という一種の語呂合わせである。バンド名が「死怒靡瀉酢(シドヴィシャス)」というのはあんまりだと思うが、彼女の作詞になる二曲の歌詞はそれなりに面白かった。ただしタイトルはこちらも「ロリータ・デス」と「星の玉子」と、語呂合わせである。ストーリー的にはこちらの方なのだろうが、内容的には「世界の終わり--」が印象深かった。
著者自身をモデルとした男が個人的な雑貨店を開き、そこに来た口の聞けない美少女(ただし頬から首にかけて大きな痣がある)と、津和野に逃避行し、連れ戻された少女が自殺した後、彼女からのの手紙を受け取り感慨にとらわれると、こう書くと普通の恋愛小説みたいだが、そこはそれ、このエクセントリックな著者の作だけに、色んな仕掛けがあり、一種のホラー小説と言えなくも無い。
「ミシン」ではMILK、「世界の--」ではVivienne Westwoodというファッション・ブランドへの偏執ぶりが、作品のイメージとなっているが、Morris.はこの辺には全くうといので、良く分からなくなってしまう。

このままいけばじり貧であることは解っていました。だからといって、僕は自分お商売の方法を変えたり、生活を切り詰めることをしようとはいたしませんでした。僕にとってそんなことをするのは、貧乏くさいことだったからです。貧乏であることは僕の中で、ちっとも悪いことではありませんでした。しかし貧乏臭いことは諸悪の根源でありました。貧乏と貧乏臭いとは何処が違うのか。例えば、僕のマンションには金子國義のリトグラフが数点あります。本当は國義の油彩が欲しいところですが、僕は油彩なぞ買うだけのお金を持っていません。だからリトグラフで我慢するのです。この貧乏を、僕はちっとも悲しいことに思いはしないのです。しかしそのリトグラフを買って、それをプラスチックの安い額で額装することは、いけないことだと思うのです。貧乏臭いことだと思うのです。リトグラフしか買えずとも、とびきり高価ではなくともある程度お金をかけたお気に入りの額に絵を入れることをしなければ、貧乏は悲しくなってしまいます。僕は収入がなくとも、毎日名曲喫茶でお茶とサンドウィッチを頼むことを止める気にはなれませんし、二ヶ月に一度Yohji YamamaotoかCOMME de GARCONSでお洋服を買うことをセーブする気にも全くなれませんでした。お金がないからといって、自分のライフスタイルを制限することはとても貧乏臭いことなのです。自分のライフスタイルを制限し、貯蓄をし、通帳の残高を確実に増やしていったとて、それが何になるのでしょう。僕はお金がなくなれば借金をしてでも、自分のライフスタイルを守っていくつもりでおりました。

引用したとっかかりの部分(どこかで聞いたことがある気もするが)にはMorris.も同感である。だが、その後の展開には付いていけない、というか、おいおいそれは違うだろう、と、突っ込みを入れたくなる。しかしそれが野ばらのスタイルであり、身上でもあるんだろうな。
野ばらのレトロ少女趣味は、中原淳一や吉屋信子など、Morris.の趣味とかなり重なる部分が多く、そういった意味では面白いのだが、どこか、とんでもなく乖離する部分もあって、何となくもどかしい気分にさせられる作家である。

2004/04/28(水)●凄い現場●

恐怖の現場前の石段(x_x)恐怖の石段を荷物持って登ってくる西根君西根君ら4人で北野の裏小路の(といっても昨日矢谷君の現場とは別)ドイツ人老夫婦の現場で、18M3くらいの荷物を加古川までローカルムーブ(要するに国内引越し)ということだったが、現場に行ったら、18M3どころではない量で、とても2台のトラックに詰めそうにない。結局残った分は明日にまわす事にして、今日取り切れる分だけピックアップしようということになったのだが、現場の前にあるのが30段の石段(x_x)、おいおいこれは久々の地獄のロケーションである。結局昼飯も食べずに今日運ぶ荷物を積み終えたら2時過ぎ。足は棒のようになるしお腹は空くしで、フラフラ状態。えらく重い冷蔵庫を4人がかりで運び上げるだけで、しっかり半日分くらいのスタミナ消費したかもしれない。
少なくとも今日はMorris.は荷物もって石段2千段くらいは昇り降りしたことになると思う。
昼飯は、平野のラーメン太郎で日替わり定食頼んだが、今日のサービスラーメンはぼっかけラーメンで、思ったより美味しかった。倉庫近くのラーメン太郎はいまいちだったがこちらは結構いい店である。無料のキムチもやや甘めだが旨みがあって捨てがたい。
加古川の搬入現場は、かなり手狭で、今日運んだ分だけでも荷物あふれ返って、足の踏み場もなくなる。ベッドのマットレスは狭い路地から吊り上げだし、ガス屋やら電話屋やらが来てなおさら作業が進まない。こういう現場はそうそうないが、やっぱり疲れた。
倉庫にたどり着いたのが7時半で、トラックのラジオ、携帯ラジオで阪神-横浜戦を聞きながら帰ったが、先発久保田がいまいちで、劣勢。帰宅してhigashi2号で続きを見たが、4-9といいところなしの負け戦、これで開幕から横浜に4連敗(x_x)である。
今夜は深夜にサッカー、日本-チェコ戦があるので、こちらで楽しませてもらうことにしよう。(楽しめるだろうか?)

【君はこの国を好きか】鷺沢萠 ★★★☆☆
 表題作とその5年前に書かれた「本当の夏」の2篇が収められている。Morris.は収録とは順序を逆に、表題作を先に読んだ。
先般鷺沢萠が亡くなった直後に、うり丸さんが自サイトの日記でこの作品について書いていて、Morris.はまだ今作品読んでなかったので、これを機によむことにしたのだ。
ある作家が死んだからその作品を読むというのもあまりいい趣味では無いかもしれないが、ともかく、Morris.は彼女についての認識を新たにすることになった。
「ケナリも花、サクラも花」を発表直後に読んで、あまり良い印象を持てなかったのだった。88年に初めて韓国に行き、すぐにはまってしまい、韓国語を学び始めた頃だったから、変にバイアスをかけて読んだのかもしれない。小説の形を取りながら私的エッセイみたいだったし、韓国や韓国語についても、えらく不徹底な認識しかもってないようだ、とか、えらそうに思ったりしたわけだ。
そして、今回読んだ「君はこの国を---」にも、「ケナリも花---」と同じような傾向を感じながら、彼女の韓国語への思い入れには、以前と正反対の印象を受けてしまった。これは、Morris.の韓国語への思いの変化(退行)に起因するようだ。
何よりも「在日日本人」であるMorris.と、「在日韓国人」である鷺沢萠(彼女は日韓のハーフだが)の立場の違いが大きいんだろうな。

ほんとうに雅美が書きたかったのは、「あたしは困っている」ということだった。この国の人々のがさつさ、煩さ、図々しさに、慣れなくては、慣れなくてはと自分自身に言い聞かせてもやはり慣れることかできない、と。韓国籍を持っている自分がまだ上手に韓国語を話せないというだけで、なぜこんなにも肩身の狭い思いをしなければならないのか、と。日本にいるときは韓国人であることを恥ずかしく思ったことなど一度もない自分が、自国にいてこんなに恥ずかしい思いをするのはどうしてなのか、と。

Morris.も韓国に行きだしたころから、韓国人が在日韓国人に対して理不尽とも言うべき、対応をとることに腹立たしく思ったことがあった。しかし、これもやはり「対岸の火事」でしかなかったということが、今になってわかる。
韓国語にしても、日本人が片言交じりの発音もいいかげんな韓国語をちょっと操ったら、えらく喜ばれたり、びっくりされたり、上手だと誉めまくられること請け合いだ。これが在日韓国人だったら、韓国語ができないなんてのは論外で、かなり上達した人でも、ちょっと発音が違ってたり文法間違えたりすると、手厳しく注意される。いや、罵倒されることすらある。Morris.はこれは、韓国人の在日韓国人差別と認識していたが、単純にそれだけではすまされないものがありそうだ。誤解と理解不足、憶測と妄想、羨望と侮蔑、いわゆる愛憎の混交(ambivalence)状態なのだろう。

少なくとも鷺沢萠はそれらの悪条件に負けそうになりながらも韓国語の学習意欲にすがって、一つの目的を達成した、ということは認めざるを得ない。
彼女がウリマル(私たちの言葉=韓国語)をウリナラ(私たちの国=韓国)で学ぶために留学してさまざまな経験をしたという意味では、先に書いた友人うり丸さんも、似たような立場、境遇を共有しているから、ひときわ思い入れ強くこの作品を読み、また読み返されたのだろう。
「ほんとうの夏」は在日の男性を主人公にした作品で、日本での外国籍生活者の悩みや、交流、日本人世界での生き方などを爽やかに書いた好篇であるが、やや印象は弱い。
Morris.は鷺沢萠(さぎさわめぐむ)を、ずっと鷺沢萌(さぎさわもえ)と思い込んでいた。彼女の死後、某掲示板で、同様の誤解をした人の書き込みに、訂正のレスがついていたことで初めて気づいた。今さらながらではあるが、彼女の霊に謝辞を述べ、冥福を祈りたい。

2004/04/27(火)●ほとんど暴風雨●

朝からすごい雨模様。倉庫に着くまでに下半身はビショ濡れ状態。Morris.は昨日と同じ現場だったから大したことはないが、矢谷君らは北野の裏小路で長い坂道の横持ちがあるとのことで大変そうだった。
午後には小降りになり、夕方にはうっすらと薄日が射すまでになった。それでも今日の西京極の阪神-横浜戦は中止になった。一日通して風も強く、朝の間大鳴門橋は通行止めになってたし、コンテナヤードのクレーン運行停止で、夕方にくるはずのコンテナもこれなくなってしまった。
higashi2号は今日で三日目だが、今のところ一度も勝手にシャットダウンすることなく稼動している。今日はcanopusのビデオレコーダEMR100を接続して見る。実は前回のhigashi2号ではこれがうまくいかなかったのだ。今回もソフトインストールしてから機器とPCをusbでつないだら、とりあえずWindowsが勝手に新しいハードウエアを認識してくれて、これでhigashi2号でTV見ることができるようになった。しかし5分もしないうちに画面が途切れ、そのあとはUSBプラグを抜いたり挿したりして、ソフトを起動しようとしても「カノープス製品が接続されていません」という表示が出る。ちょっと思いついてPCの裏面でなく、本体前面にあるUSBソケットに繋いだら再びハードウエア認識して、またTV見られるようになった。現在も小さな画面でTV見ながらこの日記を打っている。Morris.がなんで、このTVに躍起になるかというと、canopus製品購入のそもそもの目的である春待ちファミリーBANDの古いVHSテープのDVD化(デジタルデータ化)のためには、とりあえずTV(アナログ画像)が見えるというのが第一ステップだからだ。
まあ、PC作業しながらTV見ることができるという誘惑もかなり大きな部分を占めるけどね(^_^)

【杯 カップ】沢木耕太郎 ★★★ 朝日新聞、AERAなどの依頼を受けて、2002日韓共同開催ワールドカップを取材した際の日記である。もちろんAERAに連載されたものが中心で単行本にまとめる際に試合を見ない日もふくめた34日分の日記を全部収録したらしい。
ソウル新村にアパートを借りて、そこを拠点として、ほとんど、希望する試合見たい放題で、チケットは新聞社が確保してくれるし、日韓両国のスタジアムへの交通手段も自分の裁量で好き勝手という、羨ましいというより妬ましいくらいの好条件で、ワールドカップを満喫したらしい。
沢木といえば「深夜特急」のイメージが先に出るだけに、本書でのリッチな移動スタイルと、それでもぶつくさ文句いうところに違和感というか、がっかりさせられもした。
沢木は初めに白状しているようにサッカーへの関心も知識もほとんどなかったようで、泥縄式に覚えたり、詳しいスタッフやブレーンからの受け売りみたいなのも垣間見えるし、試合への言及もちょっと変なところもあるのだが、トルシエ嫌いというのは、Morris.と同じで、辛辣なトルシエ批判だけでも面白かった。
しかし、やはり本書の眼目は、サッカーの試合そのものより、日韓両国民のワールドカップへの反応の差異をリアルタイムで両方の現場で観察し得た立場からの感想や意見だろう。
まさかと思われた韓国の躍進ぶりにだんだん沢木も韓国国民の興奮状態に感染していくあたりが、Morris.にも当時の雰囲気を思い出させてくれるという意味で嬉しかった。
光州での韓国-スペイン戦を観戦したあと、見知らぬ韓国人の車でソウルまで送ってもらったあとの感想。

帰る手立てがなかったかもしれない私をソウルまで連れてきてくれたことはもちろん嬉しかった。だが、それより私を幸せなきぶんにしてくれたのは、彼らのその表現は控えめだったにもかかわらず、韓国が勝ったことを深く喜んでいることが確実に伝わってきたからだった。私を誘ってくれたのも、その喜びのひとつの表現だったかもしれない。きっと彼らの幸せな気分はいま韓国の人々が等しく味わっているものなのだろう。するとその真っ只中に韓国の国土を縦断してきたことが、何かとても素晴らしいことのように思えてきた。

そして、日本がトルコに負けた試合を観戦したあと、TVで韓国-イタリア戦を見た後の感想。

私は感動より悔しさの方が先にあった。あらためて日本が負けたことが残念だったのだ。
どうして残念だったのか。ベスト8に残れなかったからか。勝てる試合だったからか。勝てばさらにベスト4に残る可能性があるという、こんなチャンスは二度と来そうもないからか。
それもある。しかし、私には、それ以上に、日本代表の選手たちが立ち上がれなくなるほど戦い抜いたという満足感を抱けなかったろうことが残念だったのだ。彼らは、トルコとの戦いですべてを出し尽くしただろうか。エネルギーを燃やし尽くしただろうか。もう一歩も動けないとういほど動いただろうか。
もし、韓国が延長で破れていたら、日本の選手たちのように淡々と場内を一周などできなかったろう。ピッチにうずくまり、立ち上がれなかったろう。背負っているものの重さの違いが、そこにもある。この試合もまた、ソウル市内で数十万人もの人々が市庁舎付近に集まり、みんなで大画面を見ていたという。その彼らの思いが韓国の選手たちには背負わされているのだ。それはある意味で重苦しいものだろうが、一方で最後まで諦めないで戦うという精神的なものの支えにもなっているのだ。
そして一方で、もし韓国が延長戦で破れていたとしても、韓国の人々はある満足感を抱いただろうと思えた。なぜなら、韓国の選手は極限まで戦いつづけ、エネルギーを燃やし尽くしたからだ。それが韓国の人々を燃やし尽くし、充足感を与えただろうから。


以上の二つの文には、共感を覚えた。ああ、こんなことなら、Morris.もあの時期に韓国に行くんだったな、と、あまりに今更ながらなことを考えてしまったよ。
本書ではなぜか、スタッフやカメラマンなどの日本人の姓をカタカナ表記にしてある。これが実に気持ち悪い。サッカー選手や、著名人は漢字で書いてあるだけになおさらだ。逆に韓国人名はすべて漢字表記(ふりがな付き)で、これは文句を言う筋合いでもないが、金清美という、韓国人女子大生の名前に限って「ヒョミさん」とカタカナ表記になっている。それはまあいいとしても、「清美」は韓国での発音は「チョンミ」である。「ヒョミ」というのは、たぶん彼女が日本語読みの「きよみ」と発音したのを沢木が聞き取り損なったのではないかと思われるが、新聞社や出版社での校正でチェックできなかったのかが気になる。数箇所にわたって何度も何度も出てくるだけに、これはみっともない。

【石ころだって役に立つ】関川夏央 ★★★☆ 97年から99年にかけて角川の「本の旅人」に連載されたエッセイの集成だが、著者はこれがレトロだから恥ずかしいという理由で、出版を躊躇していたらしい。
Morris.は、関川には、韓国への関心を喚起してもらったという恩義がある上に、同世代としての代弁をしてもらってるような感じもあって、結構好んで読んできた。
須賀敦子やサルトル、ルナールの「にんじん」、映画「道」など著名な作品や作家へのプライベートな感懐や、若かりし頃の同棲相手との私小説風な会話、幼い頃からの読書癖と愛書家だった父への言及、母への愛憎など、ごった煮みたいな内容だが、Morris.にはそれぞれが懐かしく感じられた。
われらの世代を形容する「団塊の時代」という言葉は、70年代の半ば、太平洋の海底にマンガンの団塊が天然資源の有効活用になるのではないかというニュースから、時の通産省の官僚で、田中内閣の日本列島改造計画のブレーンでもあった池口小太郎が命名したなんて、小ネタがあったりもする。知ってる人は知ってるだろうが、この池口氏は、後の堺屋太一というのも驚きだった。
タイトルは、映画「道」に出て来る綱渡り師ベイスハートがジェルソミーナに言う台詞から取られている。

「俺は無学だが何かの本で読んだ。この世の中にあるものは、みんな何かの役に立つんだ。たとえばその小石だ。どの石だって、何かの役に立っている。神様はご存知だ。お前の生まれる時も、お前が死ぬときも。おれには小石が何の役に立つかわからない。でも何かの役に立っている。この石が無益なら、すべて無益だ。空の星だっておれはおなじだと思う。お前だって、おれにはよくわからないが、何かの役に立っている。アザミ顔のブスでも」

ははは。たしかにちょっとレトロだね。でも、レトロってそれほど悪くないと思う。

2004/04/26(月)●再帰したhigashi2号●

としろうら4人で、芦屋のシンガポール向け荷物のピックアップ現場。二日取りの初日なので、Morris.はほとんど一日台所にこもりきりだった。昼は近くのもっこすでラーメン大盛り頼んだが、チャーシュー麺でもないのにチャーシューが多すぎるし、やけに脂っこくてちょっと嫌気がさしてしまった。やっぱりもっこすは石屋川店に限るようだ。
昨夜は深夜にサンTVで大西ユカリライブ番組があって、タイマー録画してたのだが、結局ついつい見てしまい、ちょっと夜更かししてしまった。神戸長田のライブスポットこけら落とし公演らしい。CMもなしでほぼ1時間まるまるライブ楽しめるいい番組だった。発売されたばかりの「7曲入り」のナンバーを中心に、あいかわらずのサービス満点ステージだった。もう長いこと生見てないなああ。5月の「須磨の風」の二日目(16日)に出ると書いてあったから、その時に見ることが出来るかもしれない。前日は東灘祭り(神戸祭り)だ。
実は昨夜、higashi2号が、再び送られてきたのだった。
見た目は前と変わりないがhigashiさんのメールによると中身はかなり変わっているらしい。
ともかく接続してみる。インターネットは即接続できた。DVDソフトをインストールして、巻田さんから借りた韓国映画「恋愛小説」を見る。これも全く問題なく見ることが出来る。しかしこの映画は、切ない映画だった。つまり結構Morris.の気に入ったということだ。重い持病を持ちながら表向きは元気にやってる女性二人と優しい男の、まあ三角関係ラブストーリーなのだが、男の優柔不断な割に時々積極的だったり、妹の初恋なども絡んで、最近みた韓国映画の中では、かなりMorris.好みだった。片方の女性が先輩の誕生パーティで、淡々と「友達を見つけた」という歌を歌う場面では、ついもらい泣きしそうになったよ(^。^)
こういうのもhigashi2号の徳分なわけだが、前回はどかどかとデータやソフトインストールして、ノレバン2号からの移行を図ったものの、3日目くらいに、勝手にシャットダウンしてしまったから、今回はしばらく様子を見ることにする。ともかく部屋にいる間はなるべく起動したままにしておくことにしよう。それにしても、えらく迅速なhigashi2号との再会。higasiさんにかなり負担がかかってるような気もする。謝謝m(__)m

2004/04/25(日)●聴いて観て食べて●

6時半起床。昨日ほどではないが、やっぱり今日も寒そうだ。10時前に部屋を出て、阪急-モノレール乗り継いで昼前に万博公園に到着。
広場ではフリーマーケットが開かれてて、えらい賑わい、長い行列が出来ていた。でもMorris.の目的は、もちろん国立民族学博物館。今「多みんぞくニホン-在日外国人のくらし」という特別展やってて、今日は正午から柚子そらのFMわいわい公開生放送があり、2時からこれまたMorris.好みの散打のライブがあるというわけ。
特別展の展示見回りながら生放送を聞く。
展示は韓国、朝鮮、中国、ブラジル、フィリピン、ベトナム、ペルーなどそれぞれの在日外国人のコーナーが独自に展示をやったみたいで、ちょっと統一されてない感じだったし、先般の「2002年ソウルスタイル--李さん一家の素顔のくらし」の衝撃とは比べるのは酷かもしれないがそれほど興味をひくものではなかった。
放送も今日は柚子そら以外のスタッフ、ゲストの話が多く、それもちょっと物足りない気がした。ただ、おしまいあたりで015B(コンイルオービー)の「イジェンアンニョン(今はさよなら)」がかかり、ちょうどその時読んでた鷺沢萠の作品の中にこの歌の歌詞が引用されてたので、タイミングの良さに驚いた。
散打は予定が大幅にずれて、2時半くらいから本館前の広場に登場、そのまま地下1階のホールでのライブになだれ込み、Morris.はしっかり巻田さんと一番前の座席を確保(^_^;)
今日は本格的ライブでなくアトラクションみたいなものだし、開始が遅れたのでトータル30分足らずの演奏だったし、音響がかなりひどくて、途中マイクがoffになったりもしたが、久しぶりに散打の生音が聞けて嬉しかった。Morris.は超お気に入りであるウヒちゃんの踊りに、またもめろめろで、一番前の座席にいながら、それでも、じりじりとステージの前までにじり寄ってデジカメ撮影してしまった。
とにかく散打は最高!!7月に難波で単独ライブがあるらしいので、是非そちらにも足を運びたいと思っている。
近くにそら豆さんがスンドゥブの美味しい店があると言ってたので、てっきり今日は夕方に一緒に行けると思ってたが、今夜もFMわいわいの番組があるのでパスということで、それならMorris.一人でも行ってみようとインターネットで場所など教えてもらう。ただその店はランチタイムの後、午後5時から開店ということなので、ミンパクの本館を観ることにした。ところが粗忽者のMorris.は入場券を紛失してしまった。二重払いは癪に障るし、ここまで来てあの夢のような展示物の群れを見ないのも勿体無いと悩んでたら、巻田さんが帰るというので彼のチケットを流用させてもらうことにした。
うーーん、何度来てもここの収集品には圧倒されるし、その展示のやり方が素晴らしい。実に開放的なのだ。写真やビデオ撮影もOKだし(一部例外はあるが)直接触って楽しむコーナーがあったり、楽器のコーナーでは近づくとその楽器の演奏が流れるなど芸が細かい。さらにビデオのブースがこれまた充実している。Morris.は今日は韓国関連の「チャンスンとソッテ」「ナムサダンの公演」の2本を観た。前者はこの前ソウルで行った店の名前の由来でもある鳥の彫り物が気になってたし、後者は大道芸人集団の公演で、中心は農楽だから、しっかり楽しむことがで来た。結局閉館まで粘ってしまった(^_^;)
帰り道店仕舞い始めてるフリーマーケット冷やかして、ちょっとMorris.には派手かもしれない(@_@)赤いアロハを2割ほど値切って買う。
そのあとモノレールで少路駅下車、そら豆さん推薦のスンドゥブ専門店「OKKII」に行く。駅から路線沿いに西へ5分ほどの交差点の南で赤い大きな看板があるのですぐ解った。
えらく今風な店の造りで、Morris.の韓国食堂のイメージとはかけ離れている。スンドゥブに石焼きのご飯と5品ほどのパンチャンとサラダが付いたセットで\1,680とのこと。
Morris.は韓国料理の中でも、このスンドゥブチゲが大好きで、あちらに行ったらほとんど毎日のように食べるのだが、日本ではなかなかこの固まる前のスンドゥブが無くて、韓国食堂でも絹ごし豆腐を代用にしてるのが気に入らなかったのだが、この店は流石に専門店だけあってちゃんとスンドゥブを使っているらしい。
メニューには10種類くらいのスンドゥブが書いてあったが店員に聞いたら、元は同じで、トッピング風に牡蠣や茸や肉などを加えているだけらしい。辛さも5段階から選べるが、日本人向けに全く辛くないやつからあるくらいで、Morris.はミノ入りのホルモンにして、迷わず一番辛い「大辛」を頼む。
パンチャンといっても、オイキムチ、ペチュキムチ、モヤシナムル、岩海苔、ユブで、これは韓国の食堂ならもちろん当たり前に只で付いてくるものだし、サラダは無くてもいいくらいの品。ご飯は韓国では金の碗で出てくるのがここでは、わざわざ石焼き鍋にいれて持って来て茶碗にこそぎ移して、残ったお焦げにトウモロコシ茶を注いであとでヌルンジにするという持って回ったやりかたで、これはメニュー価格に見合うように付加価値を付けてるだけの意味しかないような気がする。
味はまあ普通で、辛さは韓国の普通の店の普通よりちょっと押さえ気味といったところか。Morris.の好きな「安くて美味しい」とはちょっとずれてるようだ。場所的に行っても、神戸からわざわざ行くほどの店ではないだろう。BGMも若者志向らしく、K-POPがかかっていた。
今夜の阪神-巨人戦は、先発下柳が例によってぴりっとせず、1-4とリードされたが後半粘りの攻撃で見事逆転、ウィリアムス-リガンの押えリレーで5-4の辛勝。よくやった。


真上から見た放送風景

これがまあ全体の雰囲気

散打登場、うーん、華やか

ウヒちゃんのシンバルになりたい(^_^;)

いいな、いいな(^。^) 拡大画像

ふぃにっしゅ!! 拡大画像

フランスの酒樽と蒸留器

世界各国の椅子、自由に座れる

シクロ(トクトク)の前面

韓国タルチュム仮面

インドの象神は鼠に乗ってる

桐の花は堂々としてる

フリマで値引きして買ったアロハ

豊中のスンドゥブ専門店「OKKII」

なかなか見た目は奇麗である
2004/04/24(土)●ウィリアムズ復活か!?●

何かえらく寒い一日だった。としろうら5人で奈良の現場。アメリカ向けの荷物ピックアップと、実家保管荷物の配達。配達先が2箇所だったし、結構時間かかってしまった。
倉庫に着いたのが7時前で、バス乗り継いで帰宅したのは8時過ぎ。阪神-巨人戦今日は福本が頑張り、金本の3打点もあって阪神優勢、結局6-3の快勝。この試合での一番の収穫は、福本開幕4連勝よりも、9回をぴしゃりと押さえたウィリアムズの押えの切り札復活ではないだろうか。今日はますみちゃんは甲子園で観戦してたらしい。寒かったとは思うが、こんな試合なら見甲斐があっただろうな、羨ましい。
11時に目覚ましかけて見損なわないようにしてた「冬のソナタ」なのに、何でか気が付いたら零時過ぎ、半分しか見られなかった上に、録画もかかってない(>_<)こんなことならTV消してそのまま寝てれば良かった。
ともかくも、またまたユジンは表向きはサンンヒョクに遠慮しながら自分の恋情に突き動かされ、サンヒョクはまたまた優柔不断ぶりを発揮、Morris.好みのオチェリンはいよいよMorris.好みになってる。あーあ、録画しとくんだったあ。
島田和夫部屋更新。

2004/04/23(金)●在日韓国朝鮮子どもワールド●

昨夜はサッカーオリンピック代表の日本-ギリシャ戦見て、ついつい飲みながら夜更かししてしまい、目が覚めたらお昼過ぎてた(>_<)
ぐいぐい酒場で吉美ちゃんから「在日韓国朝鮮子どもワールド」というホームページの紹介があった。彼女が参加しているセロウンマンナム(兵庫、大阪の在日コリアンと日本人のグループ)が立ち上げたもので、韓国、朝鮮や在日コリアンについて、子供たちに知ってもらう目的で作られたもので、食べ物、楽器、民族衣装などさまざまな情報を子どもにも分かるように易しく解説している。
唐辛子とニンニクのシンボルキャラクタも可愛いし、日韓の給食対決(子どもたちへのアンケート調査)などはなかなかユニークだと思う。
今夜の阪神-巨人は井川で必勝を期したのに、5回、拙守から自滅してしまい、結局4-11でボロ負けしてしまった(>_<)

【アリゾナ無宿】逢坂剛 ★ 結構最近お気に入りの作家なのに、こんなのも書くのかと呆れてしまったよ(>_<)
タイトル通りアリゾナを舞台とした西部劇らしいが、賞金稼ぎと、身寄りのない女の子、そして記憶喪失の日本人サムライの3人が主人公なのだが、いや、もうこれは小説以前の作である。時間の損としかいいようがない。この作家のことだから、どこかで山場があるかと、読み通したが肩透かし。腹が立つというより、情けなくなってしまった。

2004/04/22(木)●ともかくもキリ番111111\(^o^)/●

8時半起床。あわててゴミ出しに行く。
今日もいい天気である。洗濯しながら「冬のソナタ」3回目を韓国語で見直す。やっぱりチェジウ、でなく彼女が演じるユジンの身勝手さには呆れてしまった。彼女の表情が誰かに似てるぞ、と思いあたったのが広末涼子だった。そういえば広末は結構韓国で知名度が高い。ひょっとすると彼女の中のコレアンテイストは相当濃いのかもしれない。さらにサンヒョクは可哀相を通り越して、もうちょっとびしっとせんかい、と叱咤したくもなった。
夕方灘図書館に行き、仕事終えた矢谷君と待ち合わせて、Welv1Fのお好み焼き屋に行く。彼は最新DELのPC+音楽ソフトの虜となっている模様だ。羨ましくもあるが、同じPCでも目的がよほど違っている。Morris.の場合は、そういった以前の次元での悩みなのだが----
Morris.部屋のカウンタが今日キリ番の「111111」をカウントしたが、ご承知の通り、Morris.が使ってる「すごいカウンタ」は名前どおりすごいところがあって、先月9万台の後半になって、カウント10万突破記念イベント(^_^;)でも企画しようかと思ったところで、突然「百八十万台」になってしまった。
ちょっと前には、逆に二桁くらい少な目になり、数日後に復活したから今度も復活するだろうと、ほったらかしておいたが一向にもどらない。
これでは誇大広告も甚だしいと思いながら、ノレバン2号の不調もあってぐずぐずしてるうちに1ヶ月以上が過ぎたので、先日とりあえず11万ちょうどに手動で設定し直したのだった。だから今日のキリ番も、厳密なものでないし、もともとカウンタを置いているトップページにリンクしてる人より、この日記のトップにリンクしてる人や、検索で直接該当ページに飛ぶ人の方が多いかもしれないから、Morris.部屋のビジターがこのカウンタと直結してるとも言いがたい。それでも、まあ、いちおうの目安としてカウンタを利用させてもらってるわけだが、最初の頃使ってたNIFTYの派手めなカウンタとちがって、今のカウンタは割と地味目なので、前ほど気にかからなくなった。
それでもMorris.はこの同じ番号横並びというのが好きなので、それなりに嬉しい、というのも事実である(^_^;)
いまだに記憶に新しいあの「幻のロシア絵本1920-30年代」展の企画者でもあり、カタログでも絵本の紹介と解説を書いている千葉の沼辺信一さんからメールをいただいた。Morris.の3月12日の日記を検索で見つけて読まれたらしい。あまりに嬉しいメールの内容だったので、沼辺さんの了解を得て一部引用する。

25年前に東京の青空古本市で最初の2冊と出会って以来、こつこつ集めてきたロシア絵本がこんな形で多くの方々の目に触れ、しかもMorris様のような熱烈な共感を得ることができるなんて、展覧会をやってほんとうに良かったと、今ひしひしと感じております。
「人間の喜びとか、闘志とか、好奇心とか、驚きとかが、ストレートに、しかも見事に視覚化されてどかどかと開陳されているではないか」。このお言葉ほど、ロシア絵本のエッセンスを端的に言い当てた評言を知りません。3時間半(!)も観ていただけたなんて、感激です。
あんなにも素敵な絵本たちが忘却の淵に沈んでしまっていてよいものか、社会主義の消滅とともに今や「なかったこと」として葬られてしまいそうな、当時のアーティストたちの熱く真摯な取り組みこそは、希望の光のみえない現代からは最も遠く、それゆえに最も思い出されなければならない過去なのではないか…。そんな思いから、この展覧会を企画しました。
70年も前にリアルタイムでその素晴らしさに気づいていた吉原次良や原弘たちの存在にも、同じ日本人として嬉しさを禁じえません。Morris様がロシア絵本の存在を教えられたという堀内誠一の一文も、1960年代に堀内が生前の原弘の手元にあったコレクション(芦屋の最後の部屋のケースに展示されてました)を直接手にとった体験から記されたものだったのです。
芦屋で成功裏に終了した展覧会(最終日は800人もの来館者でごったがえし、覆刻絵本が飛ぶように売れました)は、今は栃木県の足利で開催中。7月には東京へも巡回いたします。関東のお友だちがおられましたら、「必見だぞ」とぜひお勧め下さいますよう。


栃木県での展示会は5月30日まで足利市立美術館で開催されていて、東京は7月3日から9月5日まで東京庭園美術館で開かれるらしい。沼辺さんは二つの展示会でも、監修者として参画され、数回にわたりギャラリートーク、フロアレクチャーなどを担当されるらしい。うーーん、こんなことなら芦屋美術博物館での展示中に彼のレクチャーに参加したかったなあ。
さらに返信メールで、Morris.が疑問に思った「郵便」(ミハイル・ツェハノフスキー画)の見開きページの、カタログと展示品のイラストの相違についても丁寧なお答えをいただいた。

よく気がつかれましたねえ! 会場で見開きの形で展示してあった『郵便』は1932年刊の第7版でした(すぐそばに表紙を見せていたのが、1927年刊の初版です。カタログ掲載も覆刻版もこちらに拠りました)。画家(ツェハノフスキー)は郵便屋さんの姿(カバンの形など)をいろいろ修正していて、たしかにMorris.さんご指摘のように、あとの版のほうが姿がよく、描写も上首尾なように思います。このように、ロシア絵本では版を重ねるたびに絵を微妙に描き直すことがしばしばで、それぞれ甲乙つけがたい良さがあります。

ふむふむ、よっく解りましたあ(^。^)カタログや復刻版が初版に準拠するというのは順当なところだろうな。それにしても流石に詳しいっ。
そしてそして、沼辺さんは、何とMorris.も大好きなケストナーに関しても造詣深い上に、Morris.の愛蔵本でもある「人生処方詩集」の訳者小松太郎旧蔵書のケストナー原書も所持されているらしい。そのへんのところも

ところでMorris.さんとは、実はもうひとつ接点があります。『人生処方詩集』がお好きなのでしたよね。小松太郎訳の。小生もなのです。
数年前、東京の古本屋に、小松太郎旧蔵のケストナー書籍(原書)が20冊ほど出たことがありました。ちょっと値が張ったのですが、まとめて買い求めましたら、そのなかにこの詩集のドイツ語原本があり、それがケストナー本人から小松に贈られたもの(1937年1月付の献呈辞入り)なのに吃驚したことがあります。小松はこれに拠りながら翻訳したのです。
小松が日本で出た『少年探偵エミール』(ケストナーの諒解なしに出た海賊版。訳者は小松ではありません)を郵送したお礼に、当時出たばかりのこの詩集を進呈したもののようです。いつかMorris.さんにお会いすることがあったら、ぜひお目にかけたいと思います。


いやあ、すごい人だなあ。まあ、Morris.はドイツ語はからきし駄目なので、お見せいただいても何もわからないと思うが、とりあえず一度は見てみたいなあと思ってしまった。インターネットで、せこせことMorris.部屋作ってたおかげで、こんな楽しい出会いが生じたということだけでも何かえらく嬉しくなる。
今夜の阪神は、薮が何とか踏ん張り、中継ぎもどうにかこうにか頑張って2-1で辛勝。これで勝率5割(^。^)

【旧かなを楽しむ】萩野貞樹 ★★★★☆ いわゆるハウトゥもので、この手の本はおおよそ好事家が、自分の趣味と知ったかぶりを披露して悦にいってるのが相場だろうが、それでも旧かなの覚え方の一助にでもなればもう獣、ちゃうちゃう、儲けもの(^_^;)くらいに思って借りて来たのだが、これが飛んでもない嬉しい誤算だった。
副題に「和歌・俳句がもっと面白くなる」と書いてあったりしたから、なおさら軽く見くびってたのだが、実にしっかりとポリシーを持った著者の姿勢に共感を覚えると共に、旧仮名遣いの正当性というか、新仮名遣いの矛盾を明確に例証した上で、旧仮名遣いならびに文語の美しさと表現力を賞揚しているところが素晴らしい。

旧仮名遣い(歴史的仮名遣い)+文語の助詞、助動詞の豊かさ=韻文作品の必須条件

というのが、著者の結論のようで、Morris.ももろ手を挙げて賛同したい。
とはいいながら、今や「歌を忘れた歌人、俳人ならぬ廃人」のMorris.であるから、今更という感無きにしも在らずか。
仮名遣い以前に助詞、助動詞の誤用についての指摘は、Morris.もこれまで相当の過ちを犯してきているようで、目から鱗に冷汗三斗の思いだった。

太田行蔵といふ、実に繊細な歌を詠んだ歌人があります。この人は歌人たちの「し」の誤用をつねにいましめ、なたなげいてゐました。『四斗樽』といふ著書まであります。もちろん『シとタル』の誤用に気づけといふ願ひであり叫びでした。存命中は事つひに成らなかつた。無念だつたでせう。
「似た顔」「歴史を持つた国」「子を抱いた骸」「塗料のはげた家」「撓んだ心」などの「た」は文語「し」にはなりません。「た」は意味のまつたくちがつた語です。完了・存続の助動詞といつて、いまある状態を表す語です。
「錆びた釘」「曲がつた腰」「ぶら下がつた紐」「あきれた振舞」「さめた心」「しやがれた声」などと同じものです。それを現代の歌人の大方は、「錆びし釘」「曲がりし腰」「ぶら下がりし紐」「あきれし振舞」「さめし心」「しやがれし声」、とやる。この滑稽には是非気づいてください。


ともかくも、この「し」と「たる」の誤用だけでも、Morris.歌集を総点検する必要がありそうだ(>_<)
また「恋する」ではなく文語「恋ふ」の活用についての指摘も大事だと思う。

なにしろ叙情の和歌の世界でもつとも基礎的な語彙と思はれる「恋ふ」の運用の知識が欠けてゐるのは困つたことです。みなさんは、恋ひズ、恋ひタリ、恋ふ、恋ふるトキ、恋ふれドモ、恋ひよ、すなはち
ヒ・ヒ・フ・フル・フレ・ヒヨ
の形(上二段活用)は何度でも練習して、かならず覚えてください。


このように文語の活用のことも、Morris.はすでに忘れかけているので再学習の必要を覚えたが、本書では実にわかりやすくまとめられている。
さらに、現代国語教科書に引用されてる、近代文学作品を、強引に新仮名遣いに改変(改竄)している没義道ぶりへの批判も鋭く、納得させられた。
著者の結論というべき文語の特長と、文語の作品を新かな表記にすることの矛盾点の羅列を。

◎文語は、文末ほか表現に変化があつて多彩な表現ができる。
◎文語は微細な意味のちがひを的確に表現できる。
◎文語は複雑なことがらも短く表現できる。
◎文語文はわかりやすい。
◎文語・新かなでは意味不明となる。
◎文語・新かなでは意味が逆になることがある。
◎文語・新かなでは冗長となる。
◎文語・新かなは内閣告示に反する
ぜんぶまとめてひとくちで言へば、最初に言つたやうに、
新かなは不便である
といふことです。


実にわかりやすく、理に適った論であると思う。
著者は漢字熟語は基本的に漢字表記すれば良く、読み仮名の仮名遣いにはあまりこだわらないという立場を取りながらも、日本語化してふだん漢語だと意識しない語「ふつう(普通)」「めんだう(面倒)」「たうとう(到頭)」などは覚えておく方がいいというくらいにとどめている。
ただ、「そのやう(様)だ」の「やう」と「さあ飯にしよう」などの「よう」を混同しないようにと注意を促しているし、「利口さう(相)だ」の「さう」と、「そうしよう」の「そう」の違いも同様である。
「どうしたらよからう」の「どう」を「だう」としたり、「もうすぐ」の「もう」を「まう」と書くのも誤りである。このあたりは、適宜覚えていくしかないし、辞書の使用を習慣つけるほかあるまい。
「旧かな簡便習得法」というコーナーでは、一般的に旧かなで一番難しいと思われる、同じ発音で異なるかな7種を取り上げ、先人の覚えうたや一覧表が引用されている。ここでは福田恆存の『私の國語教室』から引かれている表を孫引きしておく。

原則 例外
1.ワ音(わ、は) ワ音が語頭のときはつねに「わ」と書き、語中語尾のときは「は」と書く。
[われ、わたくし、わたる。川(かは)、岩(いは)、麗(うるは)し]
泡(あわ)、声色(こわいろ)、硫黄(ゆわう)、鶸(ひわ)、乾(かわ)く、騒(さわ)ぐ、弱(よわ)い、座(すわ)る
2.ウ音(う、ふ) ウ音が語頭のときはつねに「う」と書き、語中語尾のときは「ふ」と書く
[上、海。買ふ、向ふ]
かうして、疾うに、狩人(かりうど)、笄(かうがい)、申(まう)す、どうも
3.オ音(お、ほ、を) オ音が語頭のときは主に「お」と書き、語中語尾のときは主に「ほ」と書く
[織物(おりもの)、奥(おく)。顔(かほ)、氷(こほり)]
尾(を)、長(をさ)、一昨年(をととし)、岡(をか)、大蛇(をろち)、可笑(をか)しい、雄々(をを)しい、幼(をさな)い、獺(をそ)、澪(みを)、夫婦(めをと)
4.エ音(え、へ、ゑ) エ音が語頭のときは主に「え」と書き、語中語尾のときは主に「へ」と書く。
[枝(えだ)、柄(え)。蝿(はへ)、帰(かへ)る]
絵(ゑ)、餌(ゑ)、笑(ゑ)む、彫(ゑ)る、末(すゑ)、杖(つゑ)、声(こゑ)
5.イ音(い、ひ、ゐ) イ音が語頭のときは主に「い」と書き、語中語尾のときは主に「ひ」と書く
[石(いし)、稲(いね)。貝(かひ)、魂(たましひ)、宵(よひ)]
藺(ゐ)、田舎(ゐなか)、井戸(ゐど)、対(つゐ)、所為(せゐ)、藍(あゐ)
6.ジ音(じ、ぢ) 「じ」と書く。
[聖(ひじり)、籤(くじ)、虹(にじ)、交(まじ)はり、齧(かじ)る]
爺(ぢぢ)、藤(ふぢ)、泥(ひぢ)、攀ぢる、閉ぢる
7.ズ音(ず、づ) 「づ」と書く方が多い。
[屑(はづれ)、泉(いづみ)、外(はづ)れ、授(さづ)く、貧(まづ)し、恥づかし、静(しづ)か]
硯(すずり)、杏(あんず)、弾(はず)む、涼(すず)し、雀(すずめ)、必ず


さらに付録として、文語の表現の多様多彩さの実例としての文例集、文語用言の活用表、かなづかひ対照表まで付いているという至れり尽くせりぶりで、本書は本当に良く出来た、旧かな、文語の入門書兼初心者マニュアルといえるだろう。
いやしくも、俳句や短歌を嗜まんとする方々、身近な人でいうなら、さしづめきよみさんあたりには、一押ししておきたい一冊である(^_^;)
「花散る」という簡単な文章をさまざまに変化させて文語表現の簡潔にして豊かさを披瀝している例文集を挙げて終りにしよう。実に時宜に適った例文でもあるなあ(^。^)。

前が文語、( )内が口語である。
・花散らず(花散らない)
・花咲かずば(花が咲かないなら)
・花散らねば(花が散らないので)
・花散るでやはあらむ(花が散らないままでゐようか、散るのだ)
・花散らむ(花が散るだろう・花が散ろう)
・花散らす(花を散らす・散らせる)
・花散らしむ(花を散らす・散らせる)
・花散らじ(花、散るまい)
・花ちらむず(花が散らうとしてゐる)
・花散らざらましを(花は散らなければよいのになあ)
・花や咲かまし(花が咲くだらうか、いや咲くまい)
・花散らば(花が散るなら)
・花散らなむ(花は散つてくれ)
・花散らふ(花が散り続け散り広がる)
・花散らざり(花は散らない)
・花散らざらなむ(花散らないでくれ)
・花散らましかば(花がかりに散るものならば)
・花や散らまし(花はちるだらうか、いや散らないだらう)
・花こそ散らめ(花はなるほど散るだらうが)
・花散らめや(花は散るだらうか、いや散らないにちがひない)
・花散らむに(花は散るだらうに)
・花散らめども(花は散るだらうけれども)
・花散らめば(花は散るだらうから)
・花散りて(花が散つて)
・花散りき(花が散つた)
・花や散りし(花は散つたか)
・花散りしか(花は散つたか)
・花散りしかば(花が散つたので)
・花こそ散りしか(花はなるほど散りはしたが)
・花散りけり(花は散つたことだ)
・花咲きにけり(花がすつかり咲いたことだよ)
・花散りぬ(花が散つてしまった(状態にある))
・花散りぬべし(花は散つてしまふにちがひない)
・花散りぬらし(花が散つてしまつたやうだ)
・花散りたり(花が散つた(状態にある))
・花散りつる枝(花が散つてしまつてゐる枝)
・花散りけむ(花は散つたであらう)
・花こそ散りけめ(花は散つたであらうが)
・花散りね(花よ散つてしまへ)
・花散りなむ(花が散つてしまふだらう)
・花散りそ(花、散るな)
・花な散りそ(花よ散るな)
・花な散りそね(花よ散らないでくれ)
・花散りもやする(花が散るのではないか)
・花散りもやしけむ(花が散つてしまつたのでもあるまいか)
・花散るべし(花は散るであらう・花は散るはずである)
・花散るらし(花は散つてゐるやうだ・花は散つてゐるらしい)
・花散るらむ(花はいまごろ散つてゐることだらう)
・花の散るらむ枝(花の散るやうな枝)
・花散るなり(花が散つてゐるやうだ・花が散るのである)
・花の咲くなる里(花が咲いてゐるといふ里)
・花散るまじ(花は散らないだらう)
・花散るごとし(あたかも花の散るかのごとくだ・花が散つてゐるのであらう)
・花散れり(花が散つてしまつた(状態にある))


「百態」といいながら、実際には50例余りだし「花咲く」も混じっていたりするが、ともかくも、一つの動詞でも、接続の助動詞でこれほどに多様な表現が可能な文語の魅力の一端を味わうことが出来ると思う。
本書の本文は口語で書かれているが、もちろん仮名遣いはすべて旧仮名遣いになっていることは言うまでもない。

2004/04/21(水)●とんぼがえり●

足柄SAの看板みたいな富士山6時半起床。出発前にSAの建物の真後ろに巨大な富士山が見えてびっくりした。
現場は世田谷区の多摩川沿いで、ちょっと早目に着いたので、多摩川の河川敷で休憩。水が少なくて、ほとんど公園状態。柴犬が長い紐を引きずって浅瀬を走り回ったりしてた。
作業は2時間足らずで終わり、そのまま帰路につく。結局東京にいたのは3時間くらいで、これまででの最短滞在時間ということになるだろう。
ほとんど快晴だったが、えらく気温が上がり、下の方は霞んで富士山はぼーっと死か見えなかったが、やっぱり大きいし奇麗である。
鮎沢のSAで休憩したが、ここには野良猫が多数いて、えらく人懐こいというか、全く動こうとしない。
その後、養老のSAにも寄ったが、ここにも2匹の猫がいてやっぱり、どてっと座り込んでた。SAは年中えさに不自由しないから野良猫天国になってるのかもしれない。
今回の上京はほとんど日帰りみたいで、美味しいものにもあたらなかったし、富士山もぼんやりだったが、道中、山つつじがきれいだったし、桜の咲き残りもそれなりに楽しめた。田植え前の田んぼや畑に蓮華が咲いてるのも懐かしくて良かった。蓮華畑は激減してたが、今年はいくらか増えているようだ。往年の一面の蓮華畑は望むべくも無いが、根粒バクテリアで土地を肥やす蓮華が復活するというのはいい傾向だと思う。
阪神は今夜はベテラン山本の快投に手も足も出ず、0-5の完敗。


多摩川で水遊びの柴犬

鮎沢SAのぐうたら猫

右側は影じゃなくて黒猫

ほとんど朧な富士山

狸じゃないよ、養老の竈猫

こちらは養老のおっとり猫


【そのコ】ぱくきょんみ ★★★
ぱくきょんみの名はガートルード・スタイン詩集の訳者として知っていた。本書は彼女の第二詩集らしい。
「そのコ」というタイトルの詩1ダースとその他合わせて20篇余りの作品が収められれている。感覚派とでもいうべきなんだろうか、ガートルード・スタイン風の作品もあるが、オリジナルとは比べようもない。それなりに面白そうなフレーズや試みもあるのだが、どこかMorris.の好みとはずれているようだ。
序詩ともいうべき作品を引用しておく。


そして ぱくきょんみ

こわれものから そして
ボタン穴がみつからなくて
おなか 空いたのね
目頭が熱い
ほらね
ならんで ならんで
まあるくなって

どうしようもないじゃないの。今、何ができるっていうの。行くわよ。もうすぐ行くわよ。さあね。つまんないことばかりいわないでよ。もうやめていい。もういいよ。

わからない わかれる
こわさない きざむ
ほしがらない かさねる
はらわない なくす

やさしくないよ。そうだよ。もうやだよ。わかってるから。わかってるのにいつまでもそういう。何してるっていうの。しらないよ。やだからね。切るからね。

セロリの繊維のようにまるまる
影 ちょっとね
あたたかい 金魚たち
痛い痛い
うすいいろの花びら
ならんで
ならんで
まあるくなって
さくら草 さいている

今日もいちにち。もう昼よ。だって困るよ。はなしてもはなしてもしょうがないよ。どうしようもないこと、しつこいよ。そんなことばかりいうからね。いうからね。

目 つむる
腕 ほうる
足 なげる
手 あてる
耳 よせる
ならんで ならんで
まあるくなって

そうよ。いなくていいよ。いないんだから。みえたわよ。そうよ。じぶんばっかりだ。それでそれでそれで、いっつもよ。なんにもないのよ。なかったでいいじゃない。

これ 動かしちゃだめ
ほらね 金魚たち
ヨカツタ
ならんで ならんで
まあるくなって
ひるまは
ひるまは
ひるまは
そして みんな です

「薔薇は薔薇は薔薇は薔薇」のガートルード節に一時夢中になったこともあるMorris.だが、今はもうそれほど欲しなくなったようだ。
本書は、カバーの藍色斑地に小さな赤い実3つの小紋千代紙意匠に惹かれて借りて来たのだ。それから彼女のひらがなでの名前表記は前から気に入ってた。「パクキョンミ」と「ぱくきょんみ」では、ずいぶんイメージが違うと思う。

2004/04/20(火)●東京に向かう●

午前中通関荷物のチェックとヴァン詰め。午後は輸入荷物引き取り。
3時前に奥井さんと摂津のトランクルームの荷物引きとって、そのまま東京に向かう。
6時からは阪神-ヤクルト戦をラジオで聞けたので、あまり退屈せずに済んだ。試合はもつれたが結果的には9-6で阪神が勝ったので満足。巨人の上原は169球で完投したものの逆転負けで、これで巨人は単独最下位になったらしい(^_^;)足柄のトラックサービスセンターで、風呂に入り、簡易宿泊所で仮眠することになる。ここはまだ静岡県である。

2004/04/19(月)●どうなる??ノレバン98号●

10時起床。流石に頭がちょっと重い(^_^;)
ごぞごぞと起き出して珈琲流し込んで目を覚まし、昨日買っておいたLANボードをノレバン98号に取り付ける。先に付属のCDROMからドライバインストールして、前のボードと取り替えて起動。おお、何と簡単にネットに接続できた\(^o^)/色々悩んでいたのが、たった\800で解決とは夢のようぢゃ。もっと早くボード交換すべきだったなあ。
ところが、ところが、デジカメ接続が出来ない。もちろんデジカメ付属のソフトやドライバは先にインストールしたのだが、デジカメをUSBに繋いでも反応がない。新しいハードウエアをインストールしますという表示が出て、CDROMを入れるように指示されるがそれから後が動かない。ソフトなど何度もアンインストール、インストール繰り返したり、ああでもない、こうでもないとやっても駄目で、いったん諦めて買い物に出る。今日は終日本降りである。
かえってからも再チャレンジ。デジカメCDROMのファイルを手動で指定して、どうにかデジカメ認識することが出来た。いやあ、これでしばらくはノレバン98号をメインマシンとして使用できそうだ。
higashi2号は、掲示板でのhigashiさんのコメントによると、ラフィック関連ドライバが原因だったようだが、やはりMorris.には良く分からない。ノレバン2号とは全く違った症状だったのだろうか?本当にいつまで続くぬかるみぞ、である。それだけにノレバン98号が頑張ってくれるとありがたい。現在ノレバン98号は、完全にカラオケマシン化してるのでディスプレイは床上1.5mくらいのところに設置してあるからレイアウトも変えなくてはな、などと考えていたところで、エマージェンシー(@_@)
な、何なんだこの画面は(@_@)何とノレバン98号の本体から「ピーピーピー」という警告音が出てる。マウスも効かないしctrl+alt+delも効果無しで、電源スイッチ押しても応答なし。しかたなく電源コンセント引き抜いてしまった(>_<)
しばらく待って再びスイッチ入れたが色々見たことの無い画面(右画像参照)などが出てくる。時々Win98が立ち上がったりもするのだが、ソフトが起動しなかったり(ダブルクリックしてもプロパティ画面になる)まともでない。さらに数回電源落として再起動したり、しつこくやっていたら、突然正常に立ち上がるようになった。今はとりあえず、普通に戻っているようだが、これでは簡単にメインマシンにするわけにはいかない。数日様子を見ることにしよう。しかし、これでノレバン98号が使えなくなるとモリス亭のカラオケマシンが無くなるということで、これまたかなりのショックになりそうだ。
なにやかやとモリス亭のPC騒動はどこまでも継続模様である(^_^;)疲れたあ(+_+)
明日は倉庫作業をした後そのまま奥井さんと東京に向かう予定である。

2004/04/18(日)●大阪城公園野遊会●

10時半起床。柚子そら掲示板を見たら、正午に鶴橋で待ち合わせて、カナリアパフェ食べて、その後チャンゴ持って大阪城公園で野遊会をするとのこと。
朝風呂もはいりたかったし、とても12時には間に合わないので、直接大阪城公園に行くことにする。
昼過ぎに大阪に着いて、ソフマップによってノレバン98号用のLANボード(I・O DATA のETX-PCI)買う。2千円くらいはすると思ってたのに、たったの\830だったのには驚いてしまった。
阪神の地下で酢だこ買って森ノ宮まで出て、大阪城公園へ。4月4日に予定してた花見は雨でながれたから、その代わりということになるだろう。場内では植木市が開かれていた。
噴水のすぐ近くの芝生で、そら豆さん、元気さん、pepさんの三人娘(^_^;)がそれぞれチャンゴを前に座っていた。男性は巻田さんひとり。結局今日は5人というこじんまりとした会になったらしい。
3人は昨夜もしっかり練習したらしい。Morris.も隠し持ってきたケンガリ出して、合わせてみる。始めのうちは遠慮がちだったが、ビールが回るほどに大きな音を出してしまう。練習の邪魔をしたのではないかと思われるが、楽しかったのだから仕方が無い(^_^;)
帰り際にやはり公園で練習(というか公開披露?)してた和太鼓のグループがいて、酔ったMorris.は厚かましくもケンガリで合わせる。結構ノリが良くて、気が付いたら三人娘もチャンゴで参加してるではないか(^。^)15分くらいだけどなかなか楽しいセッションになったと思う。
ノレバンでチャンゴ(^。^) でもMorris.は覚えてない(*_*)春川屋での二次会二次会は久しぶりに心斎橋の「煙突の角」に行くことにしたのだが、何故かお休みだった。それでこちらも久しぶりの「春川屋」へ。「冬のソナタ」ブームにあやかったみたいな店名だが、ここはずいぶん前からある。
二次会にはおりんさんとパク先生も参加して総勢7人。カムジャタンとタッカルビを頼む。驚いたのはキャンペーンで、韓国焼酎真露の「チャミスル」が1本\500という価格で提供されていたことだ。
何度も書いたことだが韓国ではチャミスル1本1,000ウォンちょい、つまり\100くらいしかしないのに、日本の韓国料理店では平気で\1,500なんて価格を付けている。安い店でも\1,000以下というのはほとんど見かけない。それが\500とは快挙である!!と大喜びしたMorris.だが、実はこの低価格が貧乏性のMorris.を泥酔に導く導火線だったわけである。
春川屋は店員もすべてニューカマーで、安くて値段の割に美味しい。特に今夜のカムジャタンはなかなかの逸品だった。先日元町の全州屋でのこともあるので余計に美味しく思えたのかもしれない。タッカルビも悪くなくて、どんどんMorris.のピッチが上がる。
元気さんが帰る10時まで春川屋内にあるカラオケボックスに行こうと強引に主張したところまでは覚えてるが、すっかり酔っ払ってしまったMorris.はこの当たりから記憶が薄れてしまっている(+_+) 後でデジカメ見たら、何と三人娘はカラオケでもチャンゴを取り出して演奏してたらしい。うーーん、何か惜しいことをしたみたいだし、情けなくもある。もちろんどうやって帰宅したかも記憶にない。


のどかな春の午後優雅な?野遊会

チャンゴは女性が似合う

Morris.もケンガリで参加?

和太鼓組とのジャムセッション?

春川屋のカムジャタン

真露1本\500は安い。だが---

【そして粛清の扉を」黒武洋 ★★★ 新潮社の第1回ホラーサスペンス大賞受賞作(2000)である。中年の女性高校教師が、自分のクラスの教室を占拠して生徒全員を人質にして、たてこもり、PCや監視カメラ、地雷、TV局操作などを駆使して、次々に生徒や教師、警官らを殺害していくというとんでもない展開で、確かにホラーである。ホラー漫画に近いかもしれない。ただ、生徒への対応、心理の読みあい、ナイフと拳銃の扱いぶり、そして格闘技術まで一種のスーパーウーマンともいうべきヒロインだが、その割に動機や過去の経歴が弱すぎるのが気になった。
作者はこれが処女作らしいが、フリーの脚本・演出家とあるから、本書の描写がシナリオっぽいのも頷ける。しかしそれよりも文章には問題が在りすぎる。一つ一つの形容がくどい上に、常套文句の過剰、不必要な漢字表記、そして一番嫌だったのは、縦書きの本文なのに算用数字を用いていることだった。Morris.はこの読書控えで、本文引用するときわざと算用数字に変えることがあるが、それはネットでの表示が横書きだからにほかならない。
悪口垂れながらもMorris.は結構面白がって読んだのだから、先の文句はないものねだりかもしれない。巻末に収められている選評には「バトルロワイヤル」という作品と比較されていたから、同じシチュエーションの作品が先にあったらしい。宮部みゆきが本作の、反社会的態度に不満を漏らしていたのが目を惹いた。

2004/04/17(土)●飛んでる女●

としろうらと昨日と同じ現場。でも昼食は弁当でなく、扇矢で扇丼食べることが出来て嬉しかった。
先日読んだ「電脳日本語論」が面白かったので篠原一の「壊音」を借りて来たが、始めから拒絶反応が出た。辛抱して10pくらい読んだが、どんどん嫌気がさしてきてとうとう中途でな擲げだしてしまった。
夜は阪神-ヤクルト戦。福原の好投もあって連勝。一安心である。
横浜から元気さんが来ているという話だったので、連絡あるかと思ってたが結局無くて、11時20分から「冬のソナタ」3回目を見る。始めの1/3くらいはまだ高校時代で、ユジンの制服姿も見納めだ。10年後にまたまたサンヒョクが可哀相で見ていられない役を演じる。しかし何と言ってもMorris.はオチェリンに注目である。フランス帰りでブティックを開いたのだが、その髪型といいファッションセンスといい「飛んでるっ!!」それにしてもユジンの自分本意というか恋愛至上主義というか、には、たまらんとしか言うほかない。

【禿鷹の夜】【無防備都市 禿鷹の夜2】逢坂剛 ★★★☆ 無法警官禿富鷹明を主人公にした連作である。スペイン通で特に内戦の時代を中心にした作品は結構Morris.のお気に入りだが、本シリーズは毛色の変わった作といえるだろう。
悪徳警官で、平気で人を殺すし、自分のために他人を身代わりにすることも平気でやる、とんでもないキャラなのだが、何故か嫌いになれない。こんな不思議なキャラも珍しいと思う。
1作目では南米マフィアの殺し屋との死闘がメインだがその裏に、女同士の憎悪があったり、昔気質のやくざ組織にある程度の応援したり、これまでの警察小説とは全く反対の展開だが、一息に読まされたのだから、それなりの面白さがあるわけだ。
2作目は主人公が警察内部のどろどろした人間関係に巻き込まれるのだが、ここでも別の女とのごたごたが事件と関連して、やりきれない場面もある。前作のやくざもボスの死後、南米マフィアの餌食にされかけるが、やはり主人公はやくざに肩入れしてるようだ。比べるとややトーンダウンした作品だったが、それでもそれなりに面白かったのだから、やはりこの作者はMorris.好みなのだろう。
しかし、この手の小説家は女を書くのが苦手な輩が多いようだ。大沢在昌、船戸与一などと同じように逢坂剛も女の描写となるととたんにくさくなってしまう。

2004/04/16(金)●ヒヤヒヤヒヤの辛勝●

としろう、秋本君ら5人で御影山手の現場。ここは回りに食堂がないし、みんな弁当持って来てるので、Morris.はいやいやながら、朝のうちにコンビニで弁当(+_+)買わざるを得ない。この現場は明日搬出で今日は梱包のみ。
定時で帰ることが出来たので灘図書館によってから帰宅し、higashi2号を宅急便で発送。昨夜矢谷君宅でも起動即ダウンしたから、モリス亭の電源回りが原因ではないのかもしれない。それにしてもノレバン2号とhigashi2号共に似たような症状が出るということは、Morris.がインストールしたソフトのなかにウイルスなり、相性の悪いものが含まれている可能性もあるのかな。例によってこのへんのところにはまるきし弱いMorris.には、なんとも言えない。
higashi2号を自作したhigashiさんが見れば原因が分かるかもしれない。ブラックフェイスでコンパクトなhigashi2号はスペック的にも結構気に入ってたので、又の逢瀬を楽しみにしたい。
今夜から阪神は神宮でヤクルト3連戦だ。これで全チームとあたることになる。エース井川投入で5連敗阻止の姿勢。又も今岡先頭打者ホームランなどで4点先取で楽勝のスタートだが一昨日の試合のこともあるので油断は出来ない。
4-2、6-2とリードを広げてこれは楽勝かと思ったが、8回に6-3となり、9回にはとうとう6-5と、1点差にまで追いつめられてしまい、一死一塁でまたまた安藤の登場。一昨日の悪夢の再現か?? ヒットと死球で二死満塁としてウィリアムズ。2ストライク2ボールまで追いつめられた後の見送り三振で、薄氷の勝利(@_@)ふーっ、これで最下位からは脱出ぢゃ(^_^;)

2004/04/16(木)●イラク人質解放●

今日はオフということで昨夜はちょっと飲んで夜更かししてぐっすり寝てたら6時半頃矢谷君からの電話で起こされる。香川、徳島の配達でバイトが寝坊したので急遽ヘルプで呼ばれたというわけ。香川ならうどんが待ってるから否応はない(^。^)月曜日にも行って山下のえらく腰のある麺を食ったばかりだが、讃岐うどんなら毎日でも(^_^;)かまわない。
現場は綾歌郡の辺ぴなところで、近くに天目うどんという店があった。客に聞いたらそこそこのうどんらしいがちょいと高めというのでパス。近くで安くてうまいセルフの店を教えてもらった。
淡路島南端より鳴門大橋を望む「飛ざる」というその店は、いかにも今風の店構えで、通りすがりにならまず入らないタイプだった。店内も明るく広めで若い従業員も数人いて、やはり若い兄ちゃんが、えらく手際良く麺を打っていた。Morris.はぶっかけの大盛り頼む。矢谷君は普通盛り、おでんの角テン+豆腐を取ってくる。つられてMorris.も蒟蒻と豆腐を取る。
うどんは打ち立てでとにかく麺が美しい。先日の山下ほどの腰はないが、Morris.はかえってこのくらいの方が好みだ。矢谷君が追加注文したかけうどんも麺が半透明に見えてあまりに美味そうなのでこれもつられて注文。うーーん、この店はぶっかけよりかけうどんの方が美味いかもしれない。いやいやすっかり満足ぢゃあっ(^。^)矢谷君は土産に生麺7玉買って、Morris.の分まで払ってくれた(^_^;)
徳島の現場も辺鄙なところだったが、配達はあっさり済んだ。
鳴門大橋渡ったSAで一休み。展望台から四国を望む。今日はちょっと霞んでたが、なかなか絶景である。早くも燕が巣を作っていた。
帰り道トラックの前に雉子の雌鳥が飛び出してすんでのところで轢いてしまうところだった。
仕事の後、higashi2号を矢谷君宅に持ち込んで、起動テストしてみることにした。本当は昨日にでも返送するつもりだったが、モリス亭だけで症状が出るかどうかをチェックすることを思い付いたのだった。
結果は、矢谷君宅でも起動したとたんにディスプレイが真っ暗になる。本体の電源は動いているという状態。うーーむ、とりあえず、電源だけの問題ではなさそうだ。南君が来ていて、野球見ながらワインなどいただく。
薮が1点献上したもののなかなか好投してたが、打線不振でゼロ更新、8回には赤星が顔に死球を受けて唇が切れてしまった。いったんベンチで治療してランナーにでたが、あえなく盗塁失敗。そのあと連打があったので、走ってなければ1点入ったはずなのに。結局0-1での惜敗。4連敗だ。これで最下位だぞ。
しかし、途中イラクの日本人人質3人が解放されたというニュースが入った。ずっと心配してただけに嬉しかった。
野球の後ニュース映像を見る。アルジャジーラの短い映像がどこの局でもしつこく繰り返し流されていた。まあ、良かった良かったというしかない。
矢谷君宅の新機とソフトのデモ矢谷君のDELの最新PC+音楽ソフトのデモを見せてもらう。良く分からんが確かに凄そうだ。
南君が帰ってからもワインいただきながら、ノートPCで愛娘や草花デジカメ画像のスライドショーなどを見る。モリス亭とは天と地の差ができてしまってるなあ(^_^;)
11時過ぎに辞去して、また軽く飲って寝る。人質解放ニュースで影が薄くなったが、鉄人28号の横山光輝が自宅の火事で火傷を負って病院で亡くなったり、作家鷺沢萠が自殺したりしたらしい。


セルフうどん「飛ざる」

飛ざるのぶっかけおろしうどん

いかにも今風だが味はばっちり
2004/04/14(水)●阪神赤信号●

清水、溝渕君と河内長野のマレーシア荷物ピックアップの現場。
自作のモデルシップやら、骨貝やら、木彫りの人形やら、ややこしい品物が多く梱包にえらく時間がかかってしまった。現場を出たのがちょうど6時。トラックのラジオで阪神-広島戦を聞く。初回今村の先頭ホームランから猛打爆発、一挙5点をあげてひさびさの楽勝ムード。7時半に倉庫に戻りコンテナ詰め作業など終えて帰る途中ラジオ付けたら6-7で逆転されてる。その後も同点に追いつき、逆転し、また追いつかれてひっくり返されるなど絵に描いたようなシーソーゲーム、8回を終わった時点で何とか1点勝ち越し。ところが押えの切り札のはずの安藤が情けないピッチングで一挙4点も取られて勝負あった。終わってみれば9回で4時間半もかけて10-12の涙の敗戦。これで3連敗。借金も2で順位も5位に転落。
明日は仕事休みということもあって、ヤケ酒(^_^;)

2004/04/13(火)●イスヨンのカヴァーアルバム●

10時起床。昨日の四国現場早起きもあって久々の寝坊をむさぼった。
このところあまりエアチェックにも熱心でなくなった。STARdigioの494chをBGMにごろごろしてたら、お馴染みの曲を若い女性歌手が歌ってるのがあった。画面でチェックしたらイスヨンという歌手だ。彼女はベスト10ランクでよく見かけるから、最近の人気女性歌手なんだろうと思う。ただ、それほど注目はしてなかった。しかしシムスボンの「クテクサラム」なんてMorris.好みの渋い歌を可愛らしく歌ってるのに嬉しくなった。しかも次々とMorris.周知のナンバーが続く。ちょっと時間を置いてまた5曲。トータルで10曲で、Morris.の知らない曲もあったが、後で調べたら、すべてカバー曲だった。
10曲のラインアップは

1.クテクサラム/その時その人(○シムスボン)
2.オヌルガトゥンパム/今日みたいな夜(●イクワンジョ)
3.クメ/夢に(●チョドクペ)
4.チャンパラミプルミョン/涼風吹けば(○キムジヨン)
5.クヮンハムンヨンガ/光化門恋歌(●イムンセ)
6.ネガ/あなたが(○キムハンネ)
7.サランガウジョンエサイ/愛情と友情の間(▲ピノキオ)
8.ヌプ/沼(○チョクワヌ)
9.イロボリンウサン/無くしてしまった傘(●ウヌンシル)
10.ヌグラドクロハドゥシ/誰だってそうするさ(○ペインスク)
原題/日本語訳(オリジナル歌手●=男性○=女性▲=グループ)

これだけ多くの曲を録音してるということは、きっとイスヨンはカヴァーアルバムを出したに違いないと思う。
何となくわからない選曲だが、2,3,5,10あたりは、けっこう気にいったので、ノレバンレパートリーに加えよう(^_^;)
このところ韓国では日本のPOPSのカバーがよく録音されているが、韓国の過去の曲のカバーも多くなったようだ。これはオールドウエーブのMorris.にとっては嬉しい傾向である。
今夜の阪神ー広島緒戦は伊良部がボロボロであっさり負けてしまった。連敗だけは避けて欲しかったのだが----

2004/04/12(月)●山下のごっつい麺●

4時半起床。西根君らと多度津と宇多津の現場。先に別の四国の現場に泊まり掛けで来ていた秋本君と合流して3人作業。イギリス行きの15M3くらいの荷物のピックアップだったが、結構時間がかかる。昼は近くのVIVLEの「将八うどん」。とりあえず醤油うどん竹輪の天婦羅載せを頼む。香川ではまずいうどんに出会うのが珍しいくらいだから、ここのも、まずまずの味。二人も同じメニューで、お代わりはかけうどんにした。Morris.は冷たいかけうどんにする。これがまたなかなか美味しかった。3玉半で、満足、満腹。
作業終えたら5時過ぎだった。
その後宇多津の事務所に荷物を引き取りに行き、帰り道善通寺の「山下」に行く。さぬきうどん通の秋本君が持参してた「おそるべき讃岐うどん」に載ってる有名な店らしい。店員おすすめのぶっかけうどんたのむ。うーーむ実にぶっとい麺で、腰がまたすごい。今まで食べた讃岐うどんの中でも腰では一、二を争うくらいだ。出汁はちょっと甘目だがまあ美味しい。しかしMorris.はこれでギブアップ。ふたりはしつこく追加注文してた。
香川の仕事はやっぱりうどんが大きな魅力である。
倉庫に着いたのが9時半。帰宅は10時過ぎてた。さすがにちょっとバテ気味である。明日は休みなのがうれしい。
イラク人質事件は解放宣言にある24時間を大幅に過ぎても解放どころか、一向に進展は見られない。心配である。


2004/04/11(日)●石屋川名残の花見●

9時起床。
昨夜録画しておいた「冬のソナタ」2回目を見る。今回で高校時代は終わるようでチェジウの制服姿は来週からは見られそうにないのが、ちょっと残念である。ユジンとチュンサンの仲は熱くなりかけては冷めるの繰返しだが、初雪の森の中でのキスシーンもあって、メロドラマらしかった。最後の交通事故とストップモーションでのエンディングはいかにも韓国ドラマだった。Morris.はチェジウより、強気のオチェリン役のパクソルミに目が行く傾向がある(^_^;)
今日は暖かそうだ。花見は3時からということだったが、ある筋からの命令でMorris.は早目に現地に行って場所取りすることになった。
先に灘図書館に行き、パニエで珍しく日本酒(御代栄 蔵出し)やコロッケなど買い、12時過ぎに部屋を出る。社長宅で下に敷くシートなど借りようと思ったが不在。
石屋川の桜は七分くらい散ってたが、そこそこ花見客もいた。先週の日曜が雨で花見お流れになった連中が多いのだろう。ベンチに座って花の下、携帯ラジオで2時からは野球中継を聞くことにする。ニュースでイラクの人質24時間以内に解放宣言が出されたことを知り、ほっとする。
野球は中日が阪神キラーの川上で最初からこれはヤバいと思ったが結果的にクローザーの岩瀬にまたも押え込まれてしまった。
社長やいやま君は四国に行ってるので不参加。
堀姉妹、さりーちゃんとひろこ、伊藤夫妻、山口夫婦、さなえちゃん夫婦、矢谷君、松尾君、香介、高見さんなど15,6人といったところ。レーヴのママが途中自転車でビール差し入れにきてくれた。
Morris.はこのところずっと大阪城花見と重なってたので、石屋川の花見は久しぶり。今年は桜の開花が早かったので、11日まで残ってただけでも良かった良かったということにしたい。
6時くらいまで粘って、その後半数くらいがレーヴに行く。
Morris.は明日4時半起きなので、9時半に帰宅。


ひとりで花見酒を楽しむ

おおむねこんな感じ

弁当の中心に落花した桜
2004/04/10(土)●阪神単独首位(^_^;)●

矢谷君ら5人で京都と奈良の境あたりの現場。ドイツに8年いた家族の荷物の配達。家の規模に比して異常に荷物が多く、開梱にえらく難儀した。4時過ぎに作業終了。
桜も終りがけだが、明日の石屋川花見も、なんとか花の残りを見ることは出来そうだ。
ノレバン2号の不調などでばたばたしてたせいもあるが、Morris.部屋のカウンタがずっと180万台になってたのを、是正した。11万ちょうどでリスタートということにした。細かいことは言いっこなしということにしよう(^_^;)
今日の阪神-中日は4時からの薄暮ゲームだったらしい。
福原、リガン、ウィリアムス、安藤というリレーで3-2で辛勝。8回裏無死満塁で交代した中日の岩瀬は金本、片岡、アリアスを押さえて去年から甲子園ではまだ1本もヒット打たれてないらしい。連続優勝のためにも阪神は打倒岩瀬が必須である。
NHKスペシャルでイラクの日本人拘束事件の特集やってたが、今回の事件のポイントの一つは犯人が日本大使館ではなく、アルジャジーラ衛星放送局にビデオを渡して全世界に映像を流したことだと思う。もしこのビデオが大使館に送られたとしたら、99%日本国民はこの情報を知ることはできなかっただろう。先般のシェンヤン日本領事館での北朝鮮からの逃亡者家族事件でもNGO撮影のビデオ画像が日本のTVでながれたからこそあれだけ大きな問題になったのであって、ビデオが無ければ領事館はきっといつまでもしらばっくれたり、言い訳に終始してたと思う。
今回の事件で犯人側がアルジャージ(もう一つ別のメディアにも)映像を委託したというのはなかなか頭脳的だったと思う。もちろん彼らの行為には100%反対の意を表明しておくが。

2004/04/09(金)●甲子園緒戦は快勝●

7時起床。昨夜からノレバン2号つけっぱなしで寝たのだが、ずっとTV画面が稼動していたようだ。おお、これはもしかしたらノレバン2号がUPSのおかげで復活か??と思ったのだが。インターネットに繋ごうとしたらフリーズしてしまい、再起動したらほどなくシャットダウン(+_+)
いよいよ年貢の納め時??と、ノレバン2号には何度思わされてきたことか。しかしノレバン2号より、モリス亭の電力事情が原因という可能性が高いだけに、悩みは続くわけだな。とりあえずノレバン98号の通信ボードの取り替えで急場しのぎするべきなのだろうか?ふーっ、辛いものがある。
しかしhigashiさんのおかげで、無駄金使わずにすんだのは、実にありがたかった。感謝m(__)mです。
ニュースでは例のイラクで拘束された3人の日本人の事件ばかりだが、進展も犯人の接触もなく、ただただ「どうしたらいい?」論議ばかりだ。
甲子園でのオープニングはちょっと苦手の中日戦だったが、井山絶好調で打線も繋がり、6-0で井川の完封勝利。何といっても7回まで完全試合だったし、奪三振11個だもんな。よし、今シーズンも甲子園ではお祭り続けよう!!

【三都物語】船戸与一 ★★★☆☆ JR西日本なら京都、大阪、神戸なんだろうが、本書の三都は横浜、台中、光州でそれぞれの町を舞台にプロ野球のコーチ、投手、スカウト、解説者などが交互に主人公となってそれらが重なり合う5編の連作短編で、久しぶりに作者の力量を楽しめる好篇ぞろいだった。
Morris.にはやはり韓国光州を舞台にした「驟雨の夜」が印象深かった。
きっちり現地取材をやったらしく、韓国野球の細部事情まで丁寧に書き込んであるし、ストーリーとも関連する光州事件の紹介も的確で、流石と思わせられた。

プロ野球が存在するにも拘わらず、韓国の野球人口は少く、野球部のある高校は全国で56、大学は14、社会人野球は韓国陸軍チームを含めても4つしかない。

この内戦は1979年10月に18年間大統領として君臨した朴正熙が腹心で中央情報部部長だった金載圭に晩餐会の席上で射殺されたことからはじまる。当時、韓国では学生を中心としてソウルの春と呼ばれる民主化要求が轟然と全国的に巻き起こりつつあった。この動きを封じるために後に大統領に就任する全斗煥は軍の師団長クラスを集めて粛軍クーデタを起こし、権力を掌握し非常戒厳令を発布する。このグループは新軍部と呼ばれた。これに対抗して民主化運動はさらに激化していく。
これを封じ込めるために全斗煥は忠正部隊という鎮圧部隊を組織する。この部隊は空挺部隊と特殊戦闘部隊を中心としていた。進軍部は鎮圧棒と呼ばれる長さ45cmから70cm、太さ5,6cmの韓国でもっとも硬く弾力に富むトネリコという材質の木刀を用意させて忠正訓練を行う。
非常戒厳令による摘発のスピードに民主化運動は急速にしぼんでいくが、光州だけはちがった。湖南つまり全羅南道と全羅北道は李朝時代は政治犯の流刑地だった。かつての百済の地は漢江の奇跡という高度成長期にもその恩恵に与かることはほとんどなかった。他地域でデモが沈静化していっても、湖南の中心地・光州では民主化の動きは相変わらずだった。
国立の全南大学正門から出発し錦南路を通って道庁まえに向かう非常戒厳令解除を求めるデモ隊の数は日毎に増大し、5月18日にはそれが最高潮に達する。全斗煥を中心とする新軍部は訓練を重ねた忠正部隊にどれほどの鎮圧能力があるのかを実験してみなければならなかった。その実験場所として光州が選ばれた。鎮圧命令が出される。この作戦命令は華麗なる休暇と呼ばれた。三個の空挺部隊が光州に投入される。
戦車とヘリコプターが光州に向かい、主要道路はすべて封鎖され、上空には戦闘機が飛び交った。忠正部隊は鎮圧棒でデモ隊に殴りかかり、自動小銃と機関銃が発射された。
デモ隊はこれに対抗して市民軍を結成する。各警察署の武器庫に保管されていた予備役用のカービン銃を入手して忠正部隊と向きあった。光州のバスやタクシーの運転手たちが車輌部隊を編成し、路地裏では女たちが市民軍のための炊きだしを受け持つ。こうして忠正部隊との戦闘は一週間つづいたのだ。最後に市民軍の立て籠もっていた道庁が陥落して、この内戦は終了する。


光州事件のことは、韓国でもかなり検証が進んでいるようだが、映画「コンニプ--花びら」はやはり画期的だったと、改めて思い出してしまった。
最終話「昏き曙」で、売れっ子モデルの台詞が、Morris.のいつも思ってることを代弁してるように思えた。

「関内で唄ってたころ、あたし、有名になりたくしょうがなかった。でも、いまはちがう。だれにも知られてないところで好き勝手なことをして暮したい」キャロルはそう言ってすこし声を落とした。「知ってるでしょ、いまあたしが出てるTV・CM、ローン会社よ。CMをばんばん流してるのはローン会社ばかり。だけど、ローン会社なんてどんなきれいごとを言っても、結局はただの金銭貸しよ。そのローン会社から借りた金銭を返せなくなって、もっと性質の悪い金銭貸しから借りて最後は自殺した人間もいっぱいいる。そういうローン会社のCMにあたしは演て顔を売った。何だか妙な罪の意識を感じてしまうよ」

作品と関係の無いところばかりを引用してしまったきらいがあるが、本書に出てくる男たちはそれぞれに、男気があり、ほろ苦さを感じさせる奴ばかりだし、ストーリーも上出来で、楽しめる一冊であることはまちがいない。

【ウッふん】藤田紘一郎 ★★★ 寄生虫博士の、うんこの本である。例によって、あまりに清潔志向が進む文明社会への警鐘を鳴らす本ということになる。
基本的には賛成したい考え方だとは思うのだが、実践するのは難しい社会になってるし、Morris.もしっかりその社会に染まってるというのも事実である。

食物連鎖によって、ある動物が他の動物を食べて栄養素にする一方、体に不要なものを排泄しながら生きているのです。それも寿命がつきると自然に死んで行くのです。
死んだ生物や動物の排泄物を処理してくれるのが、細菌などの微生物だったのです。その過程を私たちは「腐る」とか「腐敗」とかいう言葉で表現していたのです。
つまり、私たちの死体やウンコが微生物によって腐ることが、新しい生命誕生の出発点になっていたのでした。
死体やウンコに集まってきた微生物は、その中に含まれているたんぱく質や脂肪、核酸といった有機物質を分解して、無機物や原素に変えています。そして微生物によって分解された無機物質や原素は土壌や岩石として、河や海に堆積し、蓄積されるのです。
微生物がつくった無機物を有機物質に変換しているのが植物です。植物は「窒素同化作用」を利用し、「光合成」という方法で、無機物を有機物質に変えていたのでした。

生物の教科書だと味気ない解説になるところを、噛んで含めるような易しい文章で提供してくれるというところも著者の魅力なのだろう。
ただ風来山人(平賀源内)の

喰うて糞(はこ)して快美(きをやり)て 死ぬるまで活きる命

という句を引いて「江戸時代の歌人、風来山人は」と紹介してるのは、誤解を招きそうだぞ。万能人である源内は黄表紙や草紙を書き散らし、狂歌も作ったろうが、いちおう博物学者、発明家の万能人という面を強調して欲しい。

2004/04/08(木)●MY花祭●

8時起床。
昨夜の雨は上がってるし、今日は花祭りだから、花見とお寺詣りを兼ねて須磨寺に行くことにした。その前に部屋の掃除すまして、灘図書館に本を返して、日本酒とお寿司買う。
結局須磨駅に着いたのが午後1時前くらいで、ぶらぶら坂を上がって、きっちり須磨寺と別方向の桜並木を500mくらい上がってしまった。
引き返して須磨寺へ。白象に乗った誕生仏に甘茶をかけて、一杯いただく。須磨寺は、あちこちに石像や句碑、歌碑が多く、結構見甲斐がある。墓の裏から弘法大師の奥の院まで登る。石段は数百段あり、これまた結構疲れる。ただ奥の院あたりには桜は一本も無かった。しかしここはあまり人も来ないし、何となく落ち着くので、MDでチャンサイクの4集を聴き、借りて来た「芸術新潮 10月号」の特集「橋本治がとことん語るニッポンの縄文派と弥生派」を読みながら、寿司を食べ、ついついお酒にも手を伸ばす。花見に来たはずなのに、ついついここで1時間半くらい和んでしまった。ゆっくり下りてからまた須磨寺境内をふらふらして戻る。
途中民家の庭に紅白絞りの八重桜が咲いていてこれまたえらく奇麗だった。
須磨の海岸で一休みして元町まで戻り散髪して、作業中無くした肥後守を買い、三宮図書館に寄って、6時過ぎ帰宅。
今夜の阪神-横浜は薮、三浦の投げ合いで7回までは息詰まる投手戦だったが7回裏にどさどさと点を取られ、とうとう3連敗してしまった(+_+)
ノレバン2号を起動して見る。UPSの充電には10時間かかるから、半日くらい充電してから試用するようにとhigashiさんが掲示板に書いてたので、今日は日中電源入れてそのままにしてたのだ。
ともかく、動いてる間に今日のデジカメ画像を取り込んでサーバーにアップする。その後、TV画面を流しっぱなしにしてるが、現在まで約2時間は動き続けている。ひょっとすると、ひょっとするかも(^。^)とはいうものの、これまでノレバン2号には何度も苦汁を飲まされたことか、と思うと、楽観はできない。
イラクで日本人3人が武装勢力に拘束され、アルジャジーラ放送でビデオ映像が流されたことから、えらいニュースになっている。自衛隊を3日以内に撤退させないと3人を殺害するとの手紙が添えられているとのこと。
日本政府外務省の応対は、まだ良く分からないが、このビデオ放送が無ければとにかく隠そうとしたんだろうな。


須磨駅前のアメリカンショートカット

須磨寺正門前の桜満開

須磨寺弘法大師の奥の院

あつもり塚

須磨寺三重の塔

素朴な三尊仏

こちらは洗練された三尊仏

「桜寿院」の桜意匠

枝垂れ桜

芭蕉の句碑「須磨寺や 吹かぬ笛きく 木下闇」

白象の上に安置されている誕生仏。花祭りならでは

今年は花見できないと思ってたが、見事満開の桜花

須磨寺の黒猫

紅白絞りの八重桜、

須磨寺駅前のペコちゃん

【国銅 上下】帚木蓬生 ★★ 「着想から10年。「名も無き使い捨ての人足がいたはずだ。どうしても描いておかねば----」。著者のたぎる想いが胸をうつ、堂々の天平ロマン、ついに結実!」と帯に書いてあった。
東大寺の大仏のために長門の銅山の堀り子15人が都に召喚され、5年目に大仏開眼法要を迎え、故郷への帰途につくが、結局帰り着いたのは主人公である国人一人だったというストーリー??である。これだけのことを書くのに上下合わせて600p以上を費やす必要があったのかというのがMorris.の率直な読後感である。
著者の作品は大部分読んでるし、出来不出来の落差が大きいことも承知の上だが、これははっきり言って失敗作だろう。
第一にドラマが無さ過ぎる。第二に主人公を始め主要登場人物がまるで天平時代の人物と思えない。第三にあまりに勝手に登場人物を死なしてしまう。
筆力がある著者だけに、これだけの長さをともかくも読み通させる力量は認めざるを得ないが、細部の無意味な描写と、書くべきはずの部分がすっとぱされているという感じがした。
国人が聡明で、長門に流れてきた行基の弟子僧から文字を習い、都では歌や漢詩までマスターするというのは、無理がある。また作業しながら歌う歌謡があまりに近世的というのも気になった。
奈良時代に「恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」なんて一節が出てきたのでは鼻白むしかない。
また国人の思考方もあまりに近代人的である。

国人は自分で頷く。たとえ高僧が言っていることがそれとは違っていても、自分はそう理解し、納得した。話の内容よりも、その自分の納得のほうが大事なような気がする。
一の中に十が含まれ、十の中に既に一が含まれている。それは十が千になっても同じだろう。
五年前に都に連れられて来て、大仏を鋳込み、螺髪を作って取りつけ、鍍金をした。自分と同じ何千人の人足の中のひとつだ。大仏は自分の小さな力のずっと先にあるが、自分と大仏がひとつづきなのは確かだ。自分のなかにも大仏はある。都を去って長門に帰れたとしても、自分のなかから大仏を消し去ることはできない。この五丈六尺の高さの大仏がもう自分に含まれているのだ。
それは人と人についても同じだろう。景信と別れて五年になるが、一日として景信を忘れたときはない。絹女もそうだし、死んだ日狭女も、国に帰った池万呂や嶋万呂も、確かに自分の一部になっている。その証に、それらの五人と出会う前と今の自分は同じではない----。


これが本書で著者の言いたかったことではないかと思われるが、奈良時代の人足である国人がこんなことを思うかなあ?
奈良天平を舞台にした小説なら、井上靖、黒岩重吾を始めいろいろあると思うが、Morris.はあまりそちらには関心がなく、唯一の例外が女流の梓澤要である。彼女の作品にはたしかに時代の空気が漂っている。史実に忠実な中で、空想の翼を広げる作品には、惹かれるところが多い。それと比較する必要もないのだろうが、本書はえらく見劣りする。
著者は始めから古代人を描くのではなく、現代人を単に奈良時代に置いたのかもしれないが、それならそれで、ドラマを見せて欲しかった。
嫌いな作家ではなく、いい作品もものに出来る作家だと見込んでいるからこその、辛口である。

2004/04/07(水)●UPS??●

[不合格の夢]大学卒業を直前に控えて、別の大学の入試発表を待っている。としろうが新聞で先に不合格を知って教えてくれる。勉強堂とおぼしき古本屋、智恵遅れの青年に驚かされて手に持っていたガラスのポットを割ってしまう。本屋のおばさんがびっくりしてやってくるが青年をかばう。窓の外は田園風景でそこにガラス屑を捨てる。植草甚一「ブラックブック」という本を買う。科学のこぼれ話みたいな内容ですべてカラー刷りのイラストがついている。森のレストランで昼食。リゾットとお茶がついて\500とえらく安い。チョコレートメーカーの大キャンペーンで電飾付けまくり、サンタスタイルの宣伝部隊が大挙街を練り歩いている。JRで市街に出ようと思ったら旧式の箱型列車が到着。ホームと昇降口までが1.5mくらいあって、乗客は必死でよじ登っている。Morris.は一駅乗り過ごして、裏口から線路に下りてホームによじ登る。着いたところが武雄温泉本町通り。祭りの人波の中に知り合いを見つけて呼びかけたが人違いだった。

8時半起床。本当は今週もばりばり仕事が入ってるところだったのに大きな現場が飛んで、急に3連休になってしまった。
昨夜長野のhigashiさんから宅急便が届いた。OMRONのPOWLI(BX35XFV)というパソコン用無停電電源装置(UPS=Uninterruptable Power Supply)という機器で、基本的には突然の停電時にPCのデータやソフトを安全に終了させた上でシャットダウンさせたり、一時的に充電池で作動を続けさせる周辺器らしい。モリス亭のノレバン2号とhigashi2号の起死回生の救世主になるかも??ということで送ってもらったものだ。Morris.はこのての機器は初めてで見当が付かないので、マニュアルを読んだのだがいまいち理解ができない。ともかくも、接続してみる。
ノレバン2号はとりあえず起動した。しばらく使ってみて、TV見たり、印刷したりして、ひょっとするとこれはうまく行くのかと希望が見えた頃に勝手にシャットダウン。higashi2号も接続してみたが、こちらは起動即電源切れたり、電源は繋がってるのに画面へのinputが出来ない状態。
もうちょっとマニュアル読み直してチェックするつもりだが、やっぱりこれでは解決できなさそうだ(^_^;)
今夜の阪神-横浜戦は、阪神攻守ともにいいところ皆無で終わってみれば0-17という惨澹たる負け試合。思っても見なかった横浜に連敗。こうなると3連勝のあとの3連敗という心配も出てくる(+_+)
島田和夫部屋スケジュール更新。

2004/04/06(火)●旅心誘うパンフ●

西根君と二人で高砂市のカタール、ドーハ向け荷物のピックアップ。奥さんが頑張ってかなりプラスティックケースに荷物詰め込んでくれてたが、結構荷物が多くて、作業終了は4時半だった。
昼食は「東麺房」でラーメン+ミニ豚丼セット食べる。醤油ラーメンにしてはスープはまずまずだったが麺はMorris.苦手の太くて縮れ気味でこれはいただけない。豚はほとんど鰹フレークみたいな甘い味付けでいまいち。サービスのカクテギは美味しかった(^_^;)
JR六甲道駅で何気なく手に取った「奈良を歩こう」16pのパンフレットが実に良く出来ていた。JR西日本の「ならウォーキングキャンペーン」らしい。Morris.は奈良には2年近く住んでたこともあり、古社寺、仏像、史跡なども好きだし、何よりもあのあたりを歩くのは大好きだから、このキャンペーン自体が好ましく感じられたのかもしれない。それにしてもこのパンフレットは、20ほどの散策コースがコンパクトにまとめられている。それぞれの地図とモデルコースと所用時間、カット写真に花の見頃、お店や施設の利用時間や入場料等々至れり尽くせりという感じで、ガイドブック要らずで楽しめそうだ。
突然明日から3日ほど仕事がキャンセルになったので、花見を兼ねて奈良散策を楽しもうかという気になってしまった。インターネットのサイトもしっかり充実している。
今夜の阪神-横浜戦は、伊良部がどうもぴりっとしなくて、苦戦を余儀なくさせられ、おしまいには佐々木まで出てきて、4-5で阪神は今季初黒星を喫した。まあそこそこ楽しめるゲーム内容だったから良しとしよう。

2004/04/05(月)●三隣亡●

今日は昨日と打って変わっての晴天。うーーむ、あまりに意地悪な天の配剤であることよ(+_+)
今日は苦手の倉庫作業で、ヴァン詰めやら荷物積み替えやらで、しっかり草臥れてしまった。
一昨日録画した「冬のソナタ」は2ヶ国語放送なので、今日は韓国語版で見直す。先に日本語で筋が分かってるので、おおよそ解るし、やっぱり原語のほうが自然で面白い。日本人がこのドラマにはまってしまうのが理解できるような気がしてきた。NHKはTV韓国語講座でも「冬のソナタ」を教材に使うらしい。これで韓国語学習者が倍増しそうだ。どんなきっかけでも、韓国語や韓国に興味を持つ日本人が増えることはいいことに違いない。
ところで、帰宅したら、ずっと以前から使い続けてきたCITIZENの大きな掛け時計が止まってた。電池換えてもすぐ秒針が止まってしまう。どうやら寿命らしい。すごく気に入ってただけに、悲しい。
PCといい、花見といい、時計といい、どうもこのところ三隣亡状態であるな。本当に頼みの綱は好調阪神だが、今日は月曜で試合が無い。つまらん。
以上まで書いてから、未練で時計のガラス蓋開けて秒針を少し外側に反らせたらとりあえず動き出した(^^)ふーっ、良かった良かった。

2004/04/04(日)●花見お流れ(+_+)でも阪神3連勝\(^o^)/●

8時半起床。あぢゃぢゃ、雨である(+_+)
半月前からずっと楽しみにしてた大阪城公園花見もこれでは行くに行けない。うーーむ、昨日は巻田さん主催の花見がやっぱり大阪城公園であったのだが、名古屋の仕事でパスしたのだが、昨日は奇麗だったろうな。ぐやじいっ(*_*)
ほとんど一日ふて寝状態。まあ、このところ仕事が立て込んで疲労状態の身体を休めるのには恵みの雨ということになるのだろう。でも今年は花見無しになりそうでこれはちょっと辛いものがある。
higashi2号もノレバン2号も全く動かない状態で、ネットはちびくろが頑張ってるし、ノレバン98号はきっちりカラオケマシンとして絶好調なのだが、最近ネットでのウイルス+迷惑メールが異常に増加している。一昨日は44通、今日も30通近くが来ていた。これくらい来ると削除作業だけでいい加減、いやになってしまう。
日本と韓国の大学代表チームのサッカーやってて見るともなく見てたがあまり面白くない。サッカーは有力選手はたいてい高校卒業したらプロに入るから、大学のチームは逆におちこぼれ的な感じなのかもしれない。失礼。
こうなると、楽しみは阪神だけ。今夜は下柳、木佐貫の先発だったが、初回金本の二塁打と巨人のエラーで4点、4回に矢野、キンケード、金本の3ホームランで4点で、ほとんど勝負決めての開幕3連勝。ああ、実に気持ちが良いぞ\(^o^)/

2004/04/03(土)●阪神開幕2連勝\(^o^)/●

朝5時に起きて奥井さんと春日井市の現場へ。
米国向けの6M3ほどの荷物のピックアップだったが、スピーカー、アンプなどオーディオ機器が多くて結構梱包に手間取り1時前に作業終了。
昼食は春日井インター前の「喜作」という店で名古屋名物味噌煮込みうどん大盛り頼む。これはなかなかに満足の逸品だった。
名神高速からもいたるところで満開の桜を見ることが出来た。
higashi2号は、今朝一度シャットダウンしたが、今夜も全く駄目で、ノレバン2号も、起動即シャットダウン(+_+)
これで、ほぼモリス亭の電力事情に因ることが決定的となった。
higashi2号送っていただいたhigashiさんのおかげで、無駄金使わずにすんだことは本当にありがたい。
しかし、こうなったらいよいよ奥の手(引越し)を真剣に考えるべきかもしれないな。
今夜の阪神巨人戦も、アリアスの満塁ホームランなどもあって楽勝\(^o^)/
地上波でも放映される韓国TVドラマ「冬のソナタ」初回を録画しながら見る。噂には聞いていたが、想像以上の臭さに、半分以上笑い転げてしまった。あのチェジウの女子高校生姿をはじめ、もうたまらんシーンの続出で、これは絶対20回すべて見ることにしよう。

【新約 コピーバイブル】宣伝会議コピーライター養成講座 ★★☆☆ 要するにコピーライターによるコピーライター論の寄せ集めである。タイトルにあるように、新約聖書風に「○○伝」と付けたり、装丁はいかにも手擦れした皮表紙を模したり、結構凝ってる。おしまいに50pほど「古今コピー集」が五十音順にまとめられてあり、これだけでも見ておこうと思ったのだが、8章に分けてある最初の「基本編」「基礎編」はわかりやすくてなかなか面白かった。3章の「私のコピー作法」以降はあまりに個々の自画自賛的文章の羅列でつまらなかった。
コピーの13種類を「キスヘサリシボスミナソラネ」という呪文で覚えるのは便利そうなので、引いておく。(真木準伝)
「キ」キャッチフレーズ
「ス」スローガン
「ヘ」ヘッドライン
「サ」サブキャッチ
「リ」リードコピー
「シ」ショルダーフレーズ
「ボ」ボディコピー
「ス」スペック
「ミ」見出し
「ナ」CFナレーション
「ソ」CMソング
「ラ」ラジオCMコピー
「ネ」ネーミング


ついでに「ネーミングの作り方」(岩永嘉弘伝)からもメモっておこう。普通の文章書くときにも役立ちそうだ。
[ネーミングの条件]・簡潔であること・視覚的であること・音がいいこと・類似性がないこと
・読みやすい・書きやすい・響きがいい・親しみやすい・覚えやすい
[ネーミングレトリック]
・省略ネーミング法(言葉を縮める。ラ王/パ王のごとし)
・尻変ネーミング法(語尾を変化させる。SPA/CIA/IONAのごとし)
・掛け算ネーミング法(2語を掛け合わせる。テレビデオ/かもめーるのごとし)・語呂合わせネーミング法(言葉の音を合わせる。野菜中心蔵/水かえま専科のごとし)
・掛詞ネーミング法(同意語を利用する。こするカモ保険/すいませんのごとし)

期待していた、おしまいの古今コピー集は、全く面白くなかった。コピーというものはそれだけ見てもまるでおもしろくない。ということが解ったという意味では良かったかもしれない。

2004/04/02(金)●阪神開幕快勝\(^o^)/●

西根君と新大阪に保管荷物の配達と開梱。この梱包は3年前にMorris.がやったものだった(^_^;)
いよいよ今日はセリーグ開幕。昨年優勝した阪神は本来ならホームで試合するはずなのだが、甲子園が高校野球のためもあって、東京ドームでしかも巨人のホームゲーム。井川、上原の投げ合いで7階まで2-3という接戦で見ごたえあったが。上原降板の8回に阪神が6点とってあっさり逆転勝。いやあ去年の勢いそのままだ。これは今年も期待できそうだ。
先日川島さんからいただいた「ぼういず伝説」を聴く。
16曲が収められて10曲目までがあきれたぼういず(川田義雄、坊屋三郎、益田喜頓、芝利英)、2曲だけ川田のソロ曲を挟んで、第二次あきれたぼういず(坊屋三郎、益田喜頓、芝利英、山茶花究)の3曲、そしておしまいに川田義雄とミルクブラザーズの「地球の上に朝が来る」という構成。昭和13年から15年までの録音で、Morris.は川田晴久(川田義雄は戦後この名前に改名した)への興味からこれを聴きたかったのだが、あきれたボウイズの他の3人との掛け合いの妙は想像以上に素晴らしかった。川田は洋楽より、浪曲や都都逸など日本調の色合いが強く、それを洋風な残り3人がそれぞれの得意技を出し合って賑やかなボウイズ世界を生み出している。特に坊屋三郎という人の芸には驚かされた。ポパイの物まねはそこそこのものだが、ウォッシュボードやマラカスなどのリズム楽器に加えて、ここかしこで擬音を交えるタイミングの良さがぼういずの魅力の大きな要素となっている。
しかしやっぱり川田の美声が一番印象的だったことは言うまでもない。そして畢生の名曲「地球の上に朝が来る」はついつい何度も聞き返したくなった。川島さん貴重な音源ありがとうございましたm(__)m

【沙高楼綺譚】浅田次郎 ★★★☆
「小鍛冶」「糸電話」「立花新兵衛只今罷越候」「百年の庭」「雨の夜の刺客」の連作短編を集めたもので、六本木の高層マンションの最上階にある沙高楼というホールで語られるさまざまの綺譚という趣向で、著者お得意の語りもので、たしかにそこそこうまいし、日本刀、ガーデニング、戦後映画、やくざ世界などそれぞれに蘊蓄を傾けるくだりに、ついつい読まされてしまった。
しかし、浅田作品に良く見られるいかにも「拵え物」という臭みが鼻につくし、登場人物の描写があまりに安易で、深みとは無縁の世界である。だからといって軽みもない。Morris.としては「きんぴか」の作者ということだけで、ついつい彼の作品を手に取るのだが、たいてい裏切られることが多いが、本書は割と楽しませてもらった気がする。

2004/04/01(木)●4月馬鹿であってくれ●

5時起床。5時半に西根君が迎えに来て、名古屋の現場に向かう予定。
とりあえず、メールチェックしようと、higashi2号を起動したのだが、ちょっと目を離した隙に、画面が消えてしまってる。これは、ひょっとして「勝手にシャットダウン」ではないだろうか?
そこで西根君から電話が入ったのでそのまま仕事に出たのだが、どうなのだろう。
うーん、今日は4月1日で「四月馬鹿」だから、これがPCの冗談であればいいのだが、それはないだろうなあ。
仕事は名古屋北区の中国向け荷物のピックアップで、名古屋から二人ヘルプに来たので、順調に梱包作業は進んだのだが、大きな冷蔵庫が、階段ぎりぎりの幅で、5人がかりでやっとのことで、降ろすことができた。
矢谷君は明日東京で妹の結婚式があるとかで、名古屋で解散。
倉庫には6時過ぎに着いたが、まだいろいろ作業が滞っていた。
8時前に帰宅してhigashi2号スイッチ入れたら、とりあえず起動した。今もそれで日記を打っているが、やっぱり不安だな。というより、やはり、モリス亭の電力事情が原因という疑いが強いな。
滋賀の川島さんから「ぼういず伝説」が送られてきた。彼は春待ちファミリーBANDのファンで、Morris.の日記に、あきれたボウイズの音楽を聴きたいと書いてたのを読んで、親切にも音源を送ってくれたのだった。いやあこれは嬉しいぞ。これからじっくり聞いて、感想は明日にでも書くとしよう。


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