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ア・タ・シもそろそろ落とし頃 |
【2003年】 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月1月
2003/09/30(火)●ダイエーようやく優勝決定● |
[少女脅迫の夢]知り合いの娘のところに脅迫状が来る。彼女は漫画家志望で某漫画家のアシスタントしてたのだが、嫌なことがあってやめて実家に戻っていた。そこに健康器具販売を装って金を要求するDMで、これはあきらかに彼女の弱みをついた脅迫で、Morris.が仲介役として相手と会う。最初は和やかに話していたのだが突然激昂した相手にバケツの水を掛けられる。
昨日の西宮現場の開梱作業。オーナー夫妻は前の部屋の掃除に行ってなかなか帰って来ないので、あけた荷物をどう配置すればいいかわからず、作業は進まなかった。
マジック1になってからえらくもたもたしていたダイエーは、やっと今日パリーグ優勝を決めた。決定自体もいまいちすっきりしないパターンで、先に西武が負けた時点で優勝は決まったものの、千葉でマリーンズ相手にこれまたもたもたした試合やって、どうにか勝ったものの、時間が押して、複数のTV局のニュース枠には間に合わなかった。さらに、祝勝会のホテルまで到着するのが遅れに遅れ、結局ビール掛けが始まったのはとっくに零時を回ってた。乾杯前の鏡割りでも、とんでもなくもたもたして、いいかげん腹が立ってしまったくらい、段取り悪かったなあ。
ともかく、これで阪神と日本シリーズで当たるのがダイエーに決定。18日の福岡ドームが待ち遠しい。
【体験的朝鮮戦争】麗羅 ★★★★ 朝鮮戦争に関しては、韓国にはまる前からある程度の関心を持っていた。しかしどうもこれをわかりやすく解説してくれる本にはめぐり合わなかった。とりあえず戦闘のアウトラインくらいはわかったものの、根本的原因、同じ民族同士の殺戮、米ソの代理戦争、中共の関与などなど断片的な部分ばかりが頭の中でごちゃごちゃになっていた。。Morris.が生まれた翌年(1950/06/25)に始まり3年後の9月27日に休戦協定が調印されたまま現在にいたっているわけで、つまりこの戦争はまだ終ってはいない。
日本史の授業では、朝鮮戦争の特需が日本経済発展の基盤となったくらいの捉え方でしかなかった。
麗羅は1924年韓国生まれで、家族で来日して在日の生活を送り、志願兵として日本軍に在籍して、戦後南朝鮮労働党のメンバーとなり、朝鮮戦争前に日本に脱出して、米軍の軍属として朝鮮戦争に参加したという、かなり波乱万丈な来歴の持主である。
以前彼の作品にはまってたことがあって、図書館にあるものはすべて読んだ。と、いっても5冊程度だが、彼の自伝的作品「山河哀号」は買ってでも読みたいと思いながら、絶版で手に入れることが出来ずにいた。しかし、本書を読んでその喝を癒す事が出来たような気がする。
朝鮮戦争に直接参加した韓国人の本というだけでも、学者や記者の本とは臨場感が違うが、彼はいわば、南北両方の側を経験しているという意味でも特異かつ興味深い。
決して戦記ものとしてではなく、多くの先行書を参照しながら、戦争に至るまでの状況、両陣営の指導者たちの思惑、国民の混乱と責任などを、韓国/朝鮮人自身としての反省と慙愧を交えながら綴っている。
小説家だけあって、資料の羅列でなく、実体を感じさせる作となっているので、Morris.も、初めてこの戦争の意味を明確に知ることが出来たように思う。
最終的には韓国側に立つ筆者だけに、北への糾弾の色合いが強いが、南の失敗や誤りへの厳しい視線は無くしていない。
植民地支配を行った日本人として、この戦争への言及をするのは難しいところがあるが、麗羅による自己批判、自民族批判には大いに共感する部分が多かった。
李氏朝鮮時代の後半に三百年もくりかえした長く、そして熾烈な党争や、十九世紀の半ばから二十世紀の初頭にかけての、列強による侵略政略の浸透に直面しながらも、なおも国論が分裂しつづけたこと、さらに日本に合併されて亡国の悲劇のなかにあっても、なお抗日独立運動を一本化させることができなかったのは、民族と国土の分断、不分割の信仰が解放後も持ち越され、人々は北緯三十八度線という事態を目の前につきつけられながら、なおも独立前に党閥をつくり、権力争いに狂奔して、統一への努力をなおざりにした。
朝鮮民族と朝鮮半島の分断と分割の責任は、第一にはアメリカとソ連の両国、二番目には日本に帰すべきだが、同時に朝鮮民族自身はそれら三国よりもっと大きい責任を負わねばならない。
第二次大戦が終了した時点で、朝鮮民族の運命を左右できる二大国家、朝鮮民族が解放の恩人と尊敬し信頼したアメリカとソ連も、自国の利益を第一位におくという点ではいささかも変りはなかった。
米ソ両国は朝鮮民族を解放するためにではなく、自らの利益を守るために自国の若者を戦場に投入して日本と戦争したのだ。そして多大な犠牲をはらって勝ったからには、第一番に、最大限に自分の利益を確保しなければない。
朝鮮民族は、東西両陣営対決の最前線という条件を突きつけられてではあるが、統一と統合という民族の大義にそむいて、それぞれの陣営に属する二つの国家をつくる道を選択したわけである。
その選択の理由を、他国、他民族ないしは世界史的な帰結といった外的条件に転嫁するのは責任回避というべきであろう。
民族自身が撒いた種は、民族自らが刈り取らねばならないが、幾多の政敵を押し退けて南の大韓民国の大統領になった李承晩と、これも大勢のライバルを抹殺して北の朝鮮民主主義人民共和国の実権を握った金日成は、果たして民族の被害を少なくしてその幸福を多くするという意思と展望をもっていたのだろうか。
こういった、文言を仮に日本人であるMorris.が著したら、南北両国民から袋叩きに会いそうな気もするが、麗羅の意見は正論だと思う。
本書はもともと92年徳間文庫の書き下ろしとして出版されたものだが、今回Morris.が読んだのは2002年に晩聲社から再発行されたものだ。黒田勝弘の後書きによると、麗羅は2001年8月に亡くなったとのことである。在日作家としては異色だったが、Morris.にとっては重要な作家だった。
2003/09/29(月)●Old Elevator Boy● |
土曜日に行った現場の西宮へのデリバリ。7人がかりでの作業。Morris.は搬出時はエレベーターボーイで楽させてもらった。六甲アイランド高層住宅の大型エレベーターは、引越し作業の時は、ドアを開放できるのだが、ほっておくと、一般住人が使って別の階まで上がるとその階で停まったままになってしまうので、誰かがエレベーターの昇降を管理する必要があるのだ。これはこれでスムーズに荷物が流れるようコントロールする必要があるのだが、なにせ、大部分が台車に乗ってるので、荷物担ぐ力はいらないので結果的に楽ちんなわけだ。
昼食は焼肉芦屋苑の日替わり定食。鯖の味噌煮に野菜の天ぷらで、矢谷君お気に入りの店らしい。昼の定食は今月一杯で終わりということでえらく残念がっていた。Morris.は鯖は塩焼きに限ると思うので、一見上品そうな今日の味噌煮はいまいちだった。
午後から搬入して、5時半まで開梱。それでもだいぶん残っているので明日も同じ現場で開梱することになるらしい。
秋本君は昨日、息子二人の小学校の運動会で、父兄として参加し、ビデオも撮ったらしい。VHSにダビング頼まれたので、ノレバン2号の小さな窓でちらちらと見ながらこれを打っているのだが、不思議な感じがする。
2003/09/28(日)●バッタ屋デパート● |
10時半起床。さすがによく寝た。
TVで恒例の(^_^;)吉本新喜劇など見てから、中央図書館へ行く。
その後元町高架下商店街を冷やかして、元町駅南の「四天王」で豚骨塩ラーメン(\600)食べる。昨日昌美さんが誉めてたので一度食べておこうと思ったのだった。不味くはないが割と平凡な味だった。でもおなか減ってたので替え玉(\100)頼む。
その後生田新道通ってて「ドン・キホーテ」というショッピングモールみたいなのがあったので入ってみた。
えらくけばけばしい照明の中に、いかにも安物のオンパレードみたいな陳列で、ありとあらゆるものが雑多に置いてある。しかもビル4Fまでが店舗で、すごい熱気みたいなものを感じた。ちょっといかがわしそうなピンクコーナーがあったり、海外有名ブランド??のバッグや衣類などを置いてたり、これは、バッタ屋の量販店の一種なんだろうな。電化製品などは、ほとんどが型落ちや不人気商品だらけで、価格は大型専門店とそれほど変らなかったり、かえって高かったりもする。しかしこういう雑多な店はそれなりに面白いので、ついつい小一時間見物してしまった。
その後、飯島ちゃんが9月5日にオープンした地下のカウンターバー「de iijima」へ。ここはもともとお父さんが8年前からやってた店をそのまま引き継いだもので、10席足らずのこじんまりした店だが、えらく綺麗である。カウンターも広くてゆったりしている。まあ、飯島ちゃんが小さいのでよけいそう見えるのかもしれない(^_^;)
日曜で他に客もいなくて、Morris.の持ってたMDで韓国歌謡(パクジユンやキムゴンモ)をかけてもらい、10時までだべる。三宮で飲む習慣はすっかり無くなったが、ここはたまには顔をだすことにしよう。
2003/09/27(土)●井山&由利● |
今日は六甲アイランドの高層マンションの現場に直行した。西宮に引っ越すドイツ人宅のプレパック。昼は例の自然食堂で、野菜天ぷらランチ。これもなかなか美味しかった。
帰りはそのまま三宮に出て、三宮図書館に寄ってから元町の阪神理容で散髪。
夜はGREAT BLUEで、井山君と由利さんのライブ。
BOOGIE WOOGIE PIANO NIGHT というタイトルから思い出すのは、やっぱり島田和夫さんのドラムで、これが欠けているのはいたい。そして、由利さんはばりばりのジャズシンガーで、井山君の得意はニューオリンズピアノなだけに、もしかしたらミスマッチではないかと危惧していたのだが、結果的には嫌な予感が当たってしまったようだ。
ニ部構成で、一部では由利さんは2曲しか歌わなかったし、二部でも大部分が普段歌わないニューオリンズスタイルの曲は、どれも無理が目立った。唯一素晴らしかったのはラストの「ワンダフルワールド」で、これはジャズというよりスタンダードナンバーっぽい。アンコールで、井山君が「相撲取りブギ」、由利さんが「のんべでスケベ」を歌ったが、これも取ってつけたみたいで、やらなければよかったのにと思ってしまった。
ファンは勝手なもので、過去の感動的なステージとつい比べてしまいがちだ。ブギウギピアノでは、大西ユカリちゃんをゲストにしたブギウギ「ゴールド」の数回のステージの興奮をついつい思い出すし、由利さんは先日ビデオ撮影した時のトリオをバックにしたステージの素晴らしさがまだ記憶に新しいだけに、今日のステージには、ちょっとがっかりさせられた、というのが正直なところだ。
それぞれがミュージシャンとしてすごい才能と、実力と、センスを持っていることは衆知のことだし、今日も、それなりに見どころはあったのだろうが、どうもお互いのいいところが相殺されてしまったきらいがある。
井山君は昨日東京からバスで帰って来たばかりで疲れていたのか、MCもすべり気味だったし、ピアノも走りすぎたり、こけたりのミスも目立っていたようだ。めったにやらないコンビだけにもう少し練習すべきだったのかも知れない。
ライブを見に来てた女性陣5人衆。ライブの後由利さん(右から二人目)と記念撮影。
しかし、いまどき全員Vサインとは(^_^;)
ライブの後、さりーちゃん、昌美さん、谷尻さんとレーヴへ行き、2時近くまでだべってしまった。本当は明日も仕事のはずだったのが、突然仕事なくなったので、気分が緩んでしまったようだ。
2003/09/26(金)●十勝沖地震● |
西根君と昨日の現場のピックアップ。昼食抜きで1時過ぎで作業終了。湾岸線で戻り、深江、東市場の「漫々亭」でチャンポン食べる。この食堂では豚天定食が大人気で、ついついこれを頼んでしまうのだが、Morris.は、他の客が頼んでたチャンポンの匂いが美味そうだったので、次回はこれを頼もうと期するところがあったのだ(ちょっと大袈裟かも)。うーーん、Morris.は関西で美味いチャンポンに当たった事がないのだが、ここのチャンポンはまず合格点に近い。麺がちょっと弱いが、それでもこれまで食べた中では上等の類だろう。スープはちょっと甘いがこれも充分美味しいし、具は豪華ではないが海産物と野菜がたっぷりでばっちり。これで\600というのは大満足ぢゃあ。
今夜は、辰吉の復帰第2戦があるというので、7時からTV見てたのだが、これが、えらく水増しというか、関係ないアマチュアレスラーや掛布の茶番取材で時間稼ぎして、いいかげんいらいらした。辰吉の試合が始まったのは8時15分だもんな。試合のほうは、ランキング20位くらいのメキシコの選手で、それでも辰吉は10Rめいっぱい戦って僅少差の判定勝と、あまりぱっとしなかった。負けなくて良かったというべきだろうが、出来試合といわれても仕方ないだろう。例によってアナウンサーと解説者がうるさすぎるので、3Rからは音消して見てた。贔屓目に見てドローだろう。
今朝早く北海道十勝沖で強い地震があったそうだ。マグニチュード8というのはすごい。幸い深海が震源地だったせいか、地震規模の割に人的被害は少なかったようだ。それでも津波被害やJR脱線もあったようだ。夜のニュースでも詳報が伝えられていたが、Morris.が何度も言うことだが、放送局の屋上などに固定したカメラからの映像は流さないで欲しい。カメラ自身が揺れてるので、町全体が大仰に揺れているように見えてしまう。
島田和夫部屋のスケジュール更新。
【猥談】岩井志麻子 ★★★ 女流人気作家(らしいが、Morris.は未知)が、野坂昭如、花村萬月、久世光彦の3人と個別に対談したもので、小説トリッパー(この雑誌も未知)に掲載されたものだ。
著者は現在ベトナムにセックス目的の旅を定期的に行ってるとか、やりたい一心の作品を書くとかそれなりにその道には一言を持っているらしい。対談相手はそれぞれに有名人だが、Morris.はそれほど期待もせず、時間つぶしくらいのつもりで借りてきたのだが、あまり時間つぶしにもならなかったし、タイトルに相応しいのは野坂との分だけではなかろうか。野坂はデビュー当時は結構読んでたのに、ずっと読まなくなり、最近はTVで見かける老耄ぶりにだまされていたのだが、この前読んだ「文壇」や、今回の対談を見る限りでは、あのボケぶりはかなりの韜晦らしい。
直接猥談というわけではないが、歌舞伎町の店の紹介には笑わされてしまった。
岩井--いま歌舞伎町に住んでいるんですが、風俗店のバラエティといったら、凄いものがありますね。
野坂--あれは凄いですよ。ノーベルなんて大量殺人の素を発明した方でしょ、こっちは逆ですからね、カブキ賞があって当然。
岩井--この前取材に行ったところは、「回転寿司キャバクラ」といって、女の子の名前が「トロちゃん」「ウニちゃん」「イクラちゃん」とかで、はっぴを着ていて、男性の膝の上を回転していく。それで好きな子を選ぶという店でした。なかにはずっと回っていて、ネタが乾いている可哀相な子もいるという(笑)
花村との対談ではタメ口で、男友達との世間話風だし、久世の場合は文藝論まがいになってしまい、タイトルからは完全に外れてしまっている。
これを機会に彼女の作品を読もうか読むまいかちょっと迷うところ。
2003/09/25(木)●拍子抜けのルータ接続● |
西根君と二人、堺の二日取りの現場。朝から雨模様だったので、今日は梱包のみ。トラックの中で、昨日買ったルータのマニュアル読む。マニュアルも文庫サイズだが、これがいまどき珍しく、わかりやすく親切丁寧で、痒いところに手が届くようなものだった。最近はPC関連機器のマニュアルは、CDROMに入っているテキストやアクロバットファイルが中心で、中にはオンラインで自社のサイトを見るようにという感じのものも多い。そんな風潮の中で、これだけ懇切で良心的なマニュアルを作るなんて、IO-DATAにはすっかり好感を持ってしまった。接続や設定も、OS別に順序通りやればそう難しくもなさそうだった。
帰宅して、さっそく接続したのだが、これがまた、何の問題もなくあっさり接続できた。ほとんどマニュアルいらないくらい(^_^;) ほんとうにこれで、ファイアウォールが構築できたんだろうか? 半分は気のもんだからこれはこれでいいだろう。4個のハブもあるので、ちびくろ繋ぐと、それぞれでインターネット使える。一人暮らしにはあまり必要とも思えないが、両機のLANも出来るはず(^_^;)だから、後の楽しみということにしておこう。
2003/09/24(水)●ルータを買いに● |
7時起床。ちょっと雨模様だが、甲子園の歯医者へ。
今日は結構ガリガリと削られてしまった。来週後2回ほどでいちおう完了といわれたがどうなるかわからない。
その後梅田に買い物にでる。
まずは旭屋8Fで河出文庫、杉浦茂の「少年西遊記」を探す。店員に訊いたら、それは漫画の7Fではなく、2Fの文庫コーナーにあるといわれた。いわゆる一般コミック扱いではないんだろうな。どちらにも置いて欲しい気もする。ともかく全三巻を購入。各\850だからMorris.には結構高い気がする。でもまあ、これは特別だもんなあ。ずっと以前に詩集「祝婚歌」を進呈した時お礼にもらった図書券を使うことにした。20枚もらったうちの最後の4枚を使い切ったわけだが、えらく長くもたせたものである。
その後ヨドバシカメラで、今日一番の目的であるブロードバンドルーターを物色する。例のワーム事件以来、なんとかネット無防備のMorris.も、ファイアウォールの真似事でもせねば、と、気にはなりながらついつい面倒くさそうでほったらかしになってたのだ、KEN MIZUNOさんの日記「タバコのけむり?」を見てこんなにいいことずくめなら買わないわけには行かないと勇んで出向いたわけだ。先日DVD関連周辺機器を買ったときのポイントが9千円分以上残っているので、それを早く使い果たしたいという意味もあった。Morris.はどうもこのポイントシステムというのが好きになれない。店側としてはリピータ獲得という狙いがあるのだろうが、Morris.はその場で値引きしてくれる方がありがたい。それはともかく、KEN MIZUNOさんの話だと、ルータは2万円前後、安いのは1万円くらいということだったので、足りない分は現金で払えばいいと考えていたのだが、値段のばらつきはあるものの安いものだと3千円台である。とにかく安ければ安いほどいいと思うMorris.なので、I-O DATAの一番安くて一番小さいNP-BBRPというのに決めた。キャッチコピーが「文庫本サイズのコンパクト筐体」だもんね。ヤフーのモデムの半分くらいしかないぞ。性能的にも別に問題なさそうだ。もちろんヤフーには対応してるし、関西エリアのZAQにも対応してると書いてあるから、使ってみて良さそうなら、斉藤家のノートにも導入を勧めよう。でも、最近は無線ルータが主流みたいだな。
結局ポイントずいぶん余ったので何か買おうと冷やかしたが、特に買いたいものはない。CDロムの簡易袋や携帯ストラップなどちょこちょこ買ったが使い切れなかった(^_^;)
JR大阪駅と阪急百貨店間の歩道橋北にある高架下には以前からホームレスの小屋??がズラリと軒を連ねている。そこにガードマンが数人来て、撤去でもしそうな気配だった。思わずデジカメで数枚写したが、住人らしき二人に制止された。「風景」として眺めるMorris.と、塒として使用してる彼らとのギャップは大きい。デジカメ歴5年以上になるMorris.だが、これまでにどのくらい、撮影することで、人を不愉快にしたことだろう。携帯にデジカメ付きが当たり前となった今、電話公害に写真公害も激増していくことは間違いないだろう。
今夜は麻婆豆腐作りルータの設置は明日に回して、8時過ぎからレーヴへ。矢谷、伊藤君と昌美さんが来ていた。ビールや紫蘇焼酎など飲んで零時過ぎてしまった。この店は常連の店という感じが強いので、知らない人はちょっと行きにくいんではないかと思うが、Morris.はすっかり馴染んでしまったようだ。酒は飲まなくなったと広言していながら、阪神優勝以来、飲む機会が増えている。これはこれでいいとしよう(^_^;)
2003/09/23(火)●ドットコム● |
[擬似ゲームの夢]監視員が見張っているので一種の監獄にいるらしい。ライフルを渡されて、観客席のターゲットを狙う。命中するとその客が監獄に入り、Morris.はあちらがわに行く事ができるのだが、これなら、監獄側の方が優位に立ってるのではないだろうか。運動神経に難のあるMorris.なのに、こういうときはえらく命中率が良くて、両側を行ったり来たりする。
清水君と二人西神のシンガポール向け荷物のプレパック。シンガポールに持っていく荷物とトランクルームに入れる荷物の仕分けができてなくて、作業がはかどらなかった。
6時半に阪急六甲「平衛六」で、奈緒ちゃん、飯島ちゃん、三田のryojiiさんらが集まって阪神優勝の祝杯をあげる。遅れて矢谷、武田君、勇造さんも顔を出す。
今夜はヒアカムで、矢谷ドットコムのライブ。
レゲーグループ、ザブダブが先に演奏。今日は横田夫妻の二人だけで奥さんはピアニカ。はじめて聞くが、ハイトーンの歌声はなかなか魅力的だった。バリバリのレゲーでなく、日本の曲なども自分流にアレンジして歌ったのが楽しかった。
矢谷ドットコムは、ギター/竹田紀行、ドラムス/前田勇造、ベース/山口真司にギターとヴォーカルの矢谷君の4人で、実にシンプルなBeatlesみたいな編成。メンバーそれぞれがかけがえのない個性と技量をもってて、今のところ矢谷君の参加してるユニットの中ではMorris.の一番のお気に入りといっていい。今夜も、久しぶりの集まりというのに、ぴったり息のあった演奏で、安心して聴ける。ギターの音量が最初はえらく小さかったり、途中で大きくなりすぎたり、ボーカルがちょっとハウったり、と、これはまあヒアカムだから文句は言えない。11月にはWACAWACAでやるらしい。これも楽しみだが、Morris.としてはもう少しオープンな場所でやって欲しいバンドだと思う。ところで、さっきチェックしてたら、矢谷部屋のユニット紹介ページには、この矢谷ドットコムの紹介がされてない。おいおい、これはいかんぜよ。早急に原稿送るように>>矢谷君
ライブ終ってからもしばらく愚図愚図だべったりして午前零時過ぎ帰宅。
【これがビートルズだ】中山康樹 ★★★☆☆ 前に読んだ「超ビートルズ入門」の焼き直しなのだが、やっぱり面白かった。
ビートルズの全公式曲213曲を1pずつ解説(感想?称揚?分析?エピソード紹介?ランク付?)した「全曲制覇本」である。
著者は'52年生れでMorris.よりちょっと若いくらいだから、ビートルズのデビュー当時は中学生だったことになる。なんとかリアルタイムで彼らのデビューを享受できた世代ということができるだろう。
内容的には前作の方が新鮮(そりゃそうだろう)だが、本書は極私的ライナーノーツ、しかも全曲だから、一種の辞書的楽しみ方ができる。最初から読み通してもそれなりに楽しめるが、自分なりのお気に入りの曲、気になる曲をピックアップしてみるのも面白い。
名曲も問題作も駄作もすべて同じ分量で論じるということから著者の技量を見ることもできる。
総じてMorris.が共感を覚える部分が多く、特にヨーコへの罵倒ぶりは前作よりエスカレートしていて、これだけでMorris.は拍手を禁じえなかった(^_^;)
初期のジョン、中盤からのポール、後期でのジョージの健闘、そしてリンゴの重要性というのが一貫した著者のスタンスだろう。録音日時、、作詞作曲でジョンとポールのどちらがメインになっているか、リードボーカルなど、基本的情報もしっかり明記してあるからそれだけでもビートルマニア必携(本物のビートルマニアには不要かも)の一冊といえるだろう。何分何秒のところでテイクが変わっているとか、コードが不安定になってるとか、楽器の特定とか、マニアを喜ばせるマニアックなスパイスも結構効かせてある。
著者が駄作と言い切る数少ない曲の一つ、デビューシングルA面のページを引用する。
Love Me Do ラヴ・ミー・ドゥ(Johon/PAUL) V=Paul,1962/9/4
曲はシンプルだが、この曲にまつわるエピソードは複雑だ。現在聴くことができる[ラヴ・ミー・ドゥ]は三種類ある。まずはもっとも初期のヴァージョン。1962年6月6日録音。これはリンゴの前任者ピート・ベストがドラムスで、アビー・ロード・スタジオにおける初レコーディング時のリハーサル・テイクだ。(「アンソロジー1」収録)。次にこの『パスト・マスターズ』に入っているシングル・ヴァージョン。同年9月4日録音。ここでドラムスがリンゴになる。そしてこのヴァージョンがビートルズのデビュー/シングルとなる。これで終わりかと思いきや、オマケがある。『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録されているアルバム・ヴァージョンだ。同年同月11日録音。またドラマーが代わる。リンゴがいたのに、である。しかもビートルズとまったく縁もゆかりもないアンディ・ホワイトというドラマーだ。なんでも一週間前のレコーディングでリンゴの演奏を聴いたプロデューサー、ジョージ・マーティンが不安に感じたことが原因らしい。
だが誰がドラムを叩こうが[ラヴ・ミー・ドゥ]が名曲に生まれ変わるわけではない。やはり凡曲は凡曲だ。マニアックにいえば三種類のヴァージョンを比較する楽しみがあるが、現実にはそれほど"楽しい"ものではない。ただし注目すべきは、まだ完全ではないもののリンゴが叩いたヴァージョンがいちばん"ビートルズ"に近いことだ。当然のことのように思えるが、これはビートルズにリンゴが絶対不可欠であったことを物語る。
ざっと、こんな調子である。特筆すべきは著者の語り口の勢いの良さで、引用ではあまり表われていないが、とにかく、マイペースながら自信たっぷりでハイで、元気があってよろしい。
他にマイルス・ディビス、ボブ・ディランの制覇本を出してるそうで、なかなかの曲者と思われそうだが、「スイング・ジャーナル」の編集長をやってたことがある、というだけで、一般のロック評論家とはちょっと毛色が違うことがわかるだろう。
実は彼には「スイングジャーナル青春録[大阪編]」という快著(Morris.1999年読書録参照)があり、Morris.はこれの続編を待ち望んでいるのだが、いっこうに出る気配がなく、本書の著者紹介にもこの本のタイトルは見当たらないから書く気が失せてるのかも知れない。いやあ、これは実に勿体無いので、ぜひ続編を書いてもらいたいぞ。
2003/09/22(月)●ルーター情報● |
[南極観測船の夢]南半球にいる。どうも南極観測船に乗っているようだ。こちらは冬で、タイガーズ優勝のビデオをみんなで見ようとしてるのだが、どうしても、決定的瞬間が映らない。いらいらしてテレビを触るが駄目で、叩いたり揺すったりしている。
矢谷君ら6人で芦屋の4日取りの現場。一日陶器ガラス器など割れ物ばかり梱包。昼食は芦屋ラーメンに久しぶりに行ったが、以前とはすっかり様変わりしていた。肝腎のラーメンはいまいちである(^_^;)
niftyパソ通時代からの知り合いというか、Morris.が一方的に心酔しているKEN MIZUNOさんの日記「タバコのけむり?」の9月17日から3回にわたって、PCセキュリティとルーターに関する、懇切丁寧でわかり易い記事が掲載されている。これまでいろいろ参考書など斜め読みして、いまいちよくわからずにいた、ルーターの仕組みやファイアウォールのことが目から鱗が落ちたような気がした。白状するとまだきっちり読み通していないが、これでMorris.も早急にルーター導入する決心をした。例のMCBLASTERなどのワームに関心と不安をお持ちの方は、ぜひ一度覗いて見ることをお勧めする。ただしKEN MIZUNOさんは、謙虚な方で日記の読者を積極的に増加させたいなどと考えてられないようなので、Morris.が宣伝したなどとは口外しないでくださいm(__)m
パソ通時代からその発言や論考には敬服のしっぱなしだったが、この日記も、ずっとROMさせてもらっている。最近はハリーポッターに固執されてて、その部分だけはMorris.は無視してたのだが、内容の充実振りと有用ぶりは、Morris.のこの日記とはまさに対照的といえよう(^_^;)比べること自体が、畏れ多いことだけどね。
今夜は野球もないし、稲田さんから借りたDVDでBSマンガ夜話の杉浦茂「少年西遊記」の回を見る。いしかわじゅん、岡田斗司夫、夏目房之介のレギュラーに、ゲストのみなもと太郎という顔ぶれ。Morris.は杉浦茂の大ファンというわけでもないのだが、「少年西遊記」は雑誌「少年」に連載されてたのをリアルタイムに愛読してすっごく印象に残っていたので、最近この雑誌そのままを河出文庫で覆刻したことを知って、これは買わねばと思ってしまった。
番組の方は、杉浦まんが顕彰会みたいだった。Morris.ははじめて見るみなもと太郎に目が行った。自作のマンガに出てくる似顔絵そっくりだったし、何かせわしげな言動も、いかにも、という感じで面白かった。
みなもとが昭和22年生、夏目が昭和25年生で、この3年の差は大きいよな、という話に思わずうなずいてしまった。Morris.はその中間である。杉浦茂の絵柄を髣髴させるスージー甘金の名前が出なかったのがちょっと物足りなかった。
DVDには他に「無用の介」と「空の上のキスケさん」の回が入っていたが、Morris.はどちらもあまり相性が良くなさそうだった。DVDには入ってなかった次回の「シェイプアップ乱」は愛読していたので見たかったな。
いしかわじゅんにしろ、夏目にしろ、しゃべりより、本になった漫画論の方がずっと充実してるし、説得力がある。いしかわのしゃべり口にはちょっと嫌味を感じて
しまった。でもこんな番組なら(好きなまんがの回なら)ついつい見てしまうだろう。
明日は秋分の日だが、仕事がある。夜はヒアカムで、矢谷ドットコムのライブだから、これは見逃せない。
2003/09/21(日)●ノレバン2号TV化加速● |
[ヨイトマケの夢]ベランダでビールを飲んでいる。向かいのバーに社長と井山君が入って来て、こっちに来いと呼ぶ。階段を下りると武雄小学校の校門前でバザーみたいなことをやっている。農産物や小間物、手前には、水道の蛇口などが並べてある。近くでは大人数で穴を掘っている。大きな赤い旗が中央に掲げてあり、みんなでヨイトマケを歌いながら作業をしている。ここだけではなく、あちらでもこちらでも同様の風景が見られる。単なる作業ではなく、何か宗教的なものを感じる。社長が待ってるバーへの行き道が見つからずいったんバルコニーに戻り、向かいのバーを覗くと井山くんが別の友人と飲みながら騒ぎまくっている。飲みに来いと呼ばれるが行けないと答える。
昨夜はえらく早く寝たのに、起床は8時半。10時間以上寝たことになる。でも何だか眠い、というか、しんどい。
液晶TVに成り果てているノレバン2号で、ぼーっとテレビ見ていた。例のアナログキャプチャーとVHSビデオデッキ繋いでパソコンでビデオとTV地上波見ることができるようになったのだが、こうなるとパーフェクTVもパソコンで見たい。結局コジマ電器で10mのオーディオコード買って来た。映像は14インチの小型TVに繋いでいたラインを流用。本棚動かしたりしてちょと手間取ったが、配線は簡単そのもので、これであっさりノレバン2号でパーフェクTVを見ることができるようになった。実際的には、STARdigio中心だから、画像というより、曲名とアーチスト名をパソコン画面で確認できることと、パソコン側で音を出せるということくらいか。しかし、これでノレバン2号のテレビ化は一段と加速することは間違いないだろう。
今日はえらく涼しい。颱風15号は明日には関東の南を通り過ぎるようだ。関西にはあまり影響なさそうだ。
阪神-巨人は阪神の連敗となったが、アリアスが37号を打って単独トップになったのでよしとする(^_^;)
【鎌倉のおばさん】村松友視 ★★☆☆ 先日古本屋で手に入れた村松梢風の「女経」を読んだ後、村松友視が彼の孫だということを知った。梢風が後半生を共にした女性が本書のタイトルにもなっている絹江で、作者は子供時代から影に日向に二人と係わって来た。
絹江の死を契機に彼女の過去を自分なりに再構成してみたというおもむきだが、力点は、祖父であり、戸籍上の父でもある梢風への追憶という傾向が強い。
梢風の親友だった小島政ニ郎の「女のさいころ」と伯父である村松暎の「色機嫌」からの引用が多く、もちろん、梢風本人の作からの引用も少なくない。
全体を通じて、友視自身の回想録という形だが、其処彼処で絹江と自身の虚言性に言及しながら、それを楯にした自己韜晦と露悪趣味が、Morris.には後味が悪かった。
著者はマゾヒストなのかもしれない。
2003/09/20(土)●早寝● |
西根、溝渕君と新大阪のフランス向け荷物のピックアップ。食事抜きで2時過ぎまでかかって作業終了。
遅めの昼食は「福ちぁん」で醤油とんこつラーメンと餃子。平凡な味だった。自由に取り放題のキムチは、無料サービスの割には美味しかった。
3時半に倉庫到着、荷物降ろして材料積んで4時半退出。
センターに寄って、飛田さんのテープ渡す。稲田さんが、BS放映のマンガ夜話をダビングしたDVD貸してくれた。「無用の介」「雲の上のキスケさん」「少年西遊記」の3回分が入ってるそうだが、Morris.は杉浦茂の「少年西遊記」がお目当て。
阪神-巨人戦は谷中ぼろぼろであっさり負けてしまった。
何となく疲労がたまってるのか、9時過ぎに就寝。異常な早さだ。
2003/09/19(金)●草津よいとこ?● |
[古書展の夢]大規模な古本市の閉鎖間際に到着。大急ぎで見て回る。安彦良和の分厚い特集を見つけるが、高い棚にあって手が届かない。以前から探していた本を\2,500で見つけて思わず手に取る。ああ、これだこれだとそのときはすごく喜んだのだが、タイトルなどは全く記憶にない。
奥井さんにトラックで迎えに来てもらい、草津のオランダ向け荷物のピックアップ。JR草津駅きわの15階建ての大型マンションの3Fだったが、エレベータが飛び階で、結局全て階段使う羽目になる。しかも荷物量も予想よりかなり多く、トラックに積みきれなさそうだったので、近くの現場に来ていた清水君に回ってもらい20個ほど積んで帰ってもらう。
昼食は駅前地下のばんから横丁の「めん壱」で博多とんこつラーメン大盛り食べる。ここは以前来たとき物珍しさもあって感動したものだが、2回目ともなるとあまり感興も湧かない。でも、阪神優勝セールで100円引きだった(^_^;)
作業終了は5時半。帰りのトラックで阪神-巨人戦を聞く。全く戦意喪失の巨人に対して阪神は完封リレーで6-0の快勝。リーグ優勝決定後もしっかり試合をする阪神と、まさに消化試合みたいな巨人、今シーズンを象徴するような試合だった。
2003/09/18(木)●ああ、勘違い● |
昨日と同じ現場。昼食はよく行く大正庵に行ったのだが、休日だったのでトラックは駐車場に置いて別の店へ行く。食い終わってトラックに戻ったら、隣に香介の乗ったトラックが停まっていた(^_^;)
今夜はノレバン2号でKBS2の「挑戦主婦スター、秋夕特集スターファミリー歌謡祭」というのを見る。最初のテロップに「キムヘヨン」という文字がちらっと見えたので、期待して見てしまったのだ。最初がヒョンスクで、甥っ子と「ジャンバラヤ」を韓国語で歌ったりしたので、どんどん期待が高まったのだが、10組出場のトリで出てきた「キムヘヨン」さんは、全くの別人だった(+_+)
【HOKUSAI】西澤裕子 ★☆☆ 結構前から浮世絵師が出てくる小説を見るとついつい手を出してしまう傾向にある。
本書はもちろん葛飾北斎を主人公にしているのだが、タイトルのアルファベットがそのままテーマを表わしている。つまり、北斎がオランダ人との混血説である。
娘於栄がえらくエキセントリックに描かれているのと、写楽を北斎の身内とする説、馬琴の「八犬伝」の挿絵を北斎が描くことへの事大主義、蜀山人、京伝、種彦など多士済済の登場人物、Morris.の興味をそそる時代背景なのに、なんとも肩透かしを食らわされてしまった。
とにかく小説になっていないのだ。ご都合主義は別にかまわない。有名な逸話やエピソードを取り上げるのも小説なら当たり前とも言える。だが、本書の箸にも棒にもかからない読後感はどこからくるのだろう。なんだか戯曲の「ト書き」だけが羅列されているような感じだ。人間の心理も行動もまるで書けていない。
特に於栄を扱うなら、杉浦日向子の「百日紅」の爪の垢でも飲んで欲しいものだ。
著者紹介を見ると、シナリオ作家で、TVドラマ3,000本!を手がけたなんて書いてある。Morris.は基本的にTVドラマは見ないのだが、こういう人が3,000本も書いてるということは、ますます見る気がしなくなるな。
2003/09/17(水)●サッカーは韓国がリード● |
矢谷君ら6人で西宮ドイツ領事館のピックアップ。ここは4日取りの現場で今日が二日目らしいが、なかなか横持ちが長いし、雨でも降ったら大変そうだ。
帰りに、コニャック(レミマルタン)一本もらう。
今夜は7時から日本-韓国のサッカー中継があったので、野球はラジオで聞きながら見てたのだが、ソウルでのゲームだけに、客席はまっかっかの韓国サポーターだらけ。前半韓国が2点リードし、後半はさらに韓国の一方的攻撃だったが、一瞬の隙をついて日本も1点返し、なんとか格好がついた。ホーム、アウェイとか関係無しに彼我の実力差は歴然としてるなあ。阪神は1番のアリアスが先頭打者ホームランでトップに並んだが、試合は一点差で負けてしまった。まあいいだろう(^_^;)
昼間のTVでユカリちゃんが出てるという情報が昨夜昌美さんから入ったのでタイマー録画しておいた。Morris.はユカリちゃんのHPやきよみさんからこの情報知ってたはずなのに、「フジテレビ」と書いてあったので、関東や中京でしか見られないと思っていたのだ。
15,16,17日の3日連続出演だったのに、最終日しか見られなかった。でも、さっき、ビデオで見た感じでは、ユカリちゃんの魅力はあまり発揮できそうにない番組だ。
12月には大阪ハッチで、ジェイムス・ブラウンレイトショーの前座やるというのがすごい、と思う。
2003/09/16(火)●一日後れの優勝祝● |
7時起床。
甲子園の歯医者へ。阪神新在家の駅ホームの壁一面に金色燦然と輝く阪神優勝記念ポスターが貼られていた。ひと回りデカいサイズの奴なんか、是非部屋に飾りたいという誘惑に負けそうになったが、何とか我慢する。駅売店のスポーツ新聞は軒並み売り切れ状態。今日は新聞休刊日だったから、一般人も駅売りに殺到したらしい。
朝9時過ぎの甲子園球場は、つわものどもの夢の後というか、あまり人はいなかった。
昨夜は夜中の3時過ぎまで、TVのタイガーズ優勝おめでとう番組見てたので何か眠い。帰りの電車では、乗り過ごして三宮まで行ってしまった。
夕方、奈緒ちゃんから電話で、今夜の阪神-広島戦、外野席ならまだ買えそうだから見に行こうとの電話で再び甲子園へ(^_^;)
レフトスタンドの一番上あたりの席で、今日は9割ほどの入りで、今シーズンで言えばかなり空席がある方だろう。昨日優勝決めてるので、観客も、選手も、何となく余裕がある。井川の好投、アリアスを始め3本のホームランで、4-1の快勝。2時間あまりのスピードゲームで、バンザイと六甲おろしゆっくり楽しんで、新在家に戻り、レーヴで一日遅れの祝優勝の乾杯。
昨日はTV観戦すらできず、ちょっと物足りなかったので、今夜の優勝慰労会みたいな試合を生で見ることが出来て、やっと18年ぶりの阪神優勝を実感出来たような気がする。奈緒ちゃんに感謝。
2003/09/15(月)●おめでとう\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/● |
4時半起床(+_+)
JR始発で灘駅まで行き、西根君の車で事務所へ。
今日は敬老の日というのに、矢谷君ら6人で、倉敷の台湾向け荷物ピックアップの現場。
阪神の試合は2時からなので、見ることは不可能(+_+)。こうなったら、阪神もヤクルトも勝って、明日甲子園での胴上げを願いたくなる。
作業が終ったのがちょうど5時。トラックに乗って、ラジオつけたら、2-2の同点で、8回裏二死満塁のチャンス。しかし桧山が凡退。
9回裏にも一死満塁のチャンスを迎え、今度は赤星がきっちりライト越えのタイムリーヒットでサヨナラ勝ち(^o^)
4時から始まったヤクルト-横浜戦の結果待ちとなるが、横浜の大量リードで、甲子園では余裕の胴上げ待ち状態。
こちらは、せめて胴上げの瞬間だけでも、リアルタイムでTVで見たいと思ったが、かなりの渋滞で、倉庫に着いたのが7時半。ちょうどロッカールームで、Morris.のポケットラジオで、横浜の勝利=阪神の優勝決定の瞬間を迎えてしまった。嬉しいものの、ちょっと残念でもある。星野監督も、今日はヤクルトに勝って欲しかったと言ってたのが何となく救いだった。
優勝インタビューなどもラジオで聞きながら、8時半ごろ帰宅。サンTVで、祝勝パーティビール掛けの中継やっていた。これはリアルタイムだから、しっかり見て、バシバシ画面をキャプチャーしてしまった(^_^;)
とにかく、めでたい\(^o^)/
今夜はABCTVの朝までタイガーズ優勝祝いのプログラムを見ることにしよう(^o^)マンセーッ!!!
2003/09/14(日)●今日も優勝おあずけ(^_^;)● |
[改築の夢]自宅のある建物で大掛かりな工事が始まっている。トイレに行ったらそこはそのまま別宅の一部になっている。家主に文句言うも要領を得ず。自分の部屋に戻ろうとしたらどこがどこなのかわからなくなってしまった。
8時起床。香介はまだ寝ている。
昼は近くの「かまど亭」に初めて行き、ぶっけかうどん頼んだが、麺はいまいち、大根おろしは全く辛みはないし、だしも何となくインスタントっぽかった。これで\780は高過ぎるぞ。
3時から一緒にTVで阪神-中日戦見たのだが、阪神全く打てず、投手陣は不甲斐なく0-5の完封負け。先に始めていた広島が勝ったし、ナイターではヤクルトも勝ったので、マジック2と、対象チーム2チームもそのまま。明日デイゲームの阪神-広島に勝利しても、ナイターでヤクルトが負けるのを待っての優勝決定となる。
明日はMorris.は仕事で倉敷行きなので、デイゲームは見ることができない、ときている。ああ、まさか土壇場でこんなに縺れこむとは予想外だった。
香介は夕方に帰り、夜は世界柔道を見るともなく見てたが、田村亮子の6連覇というのも決勝では一本勝ちが取れず、精彩を欠いた。
2003/09/13(土)●疲れた一日● |
[ライブの夢]春待ち疲れBANDの店でライブがあっている。Morris.は小谷君から予備のマンドリン借りてこっそり演奏している。社長がタンゴの曲二曲を挙げて、どちらの曲がいいかと聞くが、Morris.はどっちがどっちかよくわからないまま、演奏にはいる。少女漫画雑誌付録をステージで組み立てるアトラクション?が大好評。
8時起床。香介に電話して、午後はいっしょにTVで阪神応援することにする。
昼前にセンターへ。飛田さんが、大倉山の文化ホールで開かれたオカリナ大会で演奏したMDをテープにダビングするよう頼まれてたのでMDウォークマンから、せんたーのラジカセで録音しようとしたのだが、いまいちうまくいかず、結局持ち帰ってダビングすることにした。バック演奏なしのオカリナだけの独奏で3曲も演奏している。たいしたものである。
鹿嶋さんから以前ドイツに行った時に買ったお酒のことを主題にしたイラスト入りの豆本もらう。もちろんドイツ語なのでMorris.には歯がたたないが、絵を見るだけでも楽しそうだ。
稲田さんと近くの「tete a tete」という洒落たレストランで昼食。古い洋風民家を改造したものらしい。ランチが\1,400というお手軽価格ながら、スープ、メインディッシュ、紅茶、デザートにケーキ(3種類!!)までついてきた。偶然以前センターに勤めてた中野さんが来店してた。今は辻調理師学園に通っているそうで、すこしだけ話することが出来て良かった。お互いに初めて行った店で偶然に会うというのも面白い。大根のかつら剥き、餃子の皮の包み方、ポテトの面取りなど、和洋中全般に渡っていろいろ学んでいるらしい。
2時半に帰宅して、香介と3時からTV見る。先に始まった広島-横浜戦は広島がリードしてるので、今日の優勝は望み薄だ。それでも阪神が勝つことが先決だと応援したのだが、先発ムーアが1回で降板、藪が連続四球で自滅、藤本のボーンヘッドなどもあって、結局7-9の敗戦。あーあ、である。夜にはヤクルトが巨人に逆転勝ちして、最悪の状況になってしまった。
ビデオに録っておいた、神鋼-サントリーのラグビー見るも、こちらも神鋼押され気味で、負けてしまう。
9時前に一緒にレーヴへ。ちょっと遅れてさりーちゃんと堀姉妹来る。彼女等はここではかなりの「カオ」らしい。椅子が空いてない間は姉妹でカウンタの中に入って、まるで雇われホステスみたいだった(^_^;)
野球の話や何やかやで盛り上がって、あっという間に午前零時を回り、へべれけになった香介をひきずるようにして帰宅。疲れた。それもこれも阪神の不甲斐なさのためだ。
2003/09/12(金)●おいおい(^_^;)● |
[アトランティスの少女の夢]草原で子供たちが遊んでいる。派手な衣装を着たBoAが歌いながら走り回っている。これは「アトランティスの少女」のプロモーションビデオそのままである。Morris.が韓国語で「ファンなんですよ」というと、日本語で「お世辞はいいのよ」と笑われてしまった。
7時起床。小雨が降っている。沖縄付近に大型の台風が来ているらしい。
甲子園の歯医者へ。今日で治療終わりと言われてたが、前歯などもちりょうしてもらうことにして、来週も通う事になる。
雨はすっかり上がったので、ぷらぷらと散歩。新川という運河みたいな川には大きな鯉が群れをなしているし、側道も風情があって割と気に入ってる。そのまま今津の「珈琲香房」へ。三浦さんはちょっと太ったみたいだった。しかし、この喫茶店にも一年ぶりくらいだろうか。11枚つづりの珈琲券の最後の一枚を使い切ったが、ざっと3年くらいかかったのではなかろうか。ときどき堀さんが顔を出すらしい。
昼前に店を出て、近くの古本屋「蝸牛」を覗いたが、開店準備中だったのでパス。2号線近くの美味しい「長浜ラーメン」でも食べようと足を延ばしたが、何と店じまいした模様。ここは明石に多いチェーン店で、阪神間では、一番博多ラーメンらしいラーメンだったのに。残念である。2号線沿いでなく、ほんのちょっと南に下がるロケーションが致命傷だったのだろう。
そのままJR西宮まで歩き1時過ぎに帰宅。
午後からまた雨になった。
夕方みっちゃんから電話で、昨日渡した春待ちのデモテープにひどいノイズが入ってるとのこと。10日ほど前にダビングしたときには一度チェックしたはずだが。とりあえず持ってきてもらう。たしかにずっとノイズが入ってる。ストックに作った方を渡す。みっちゃんが帰った後、重ねて録画したら、ノイズなしで録画できたから、ダビングした後に、磁気か何かの影響を受けたのかもしれない。ことほど左様にVHSテープなんて、ダメージ受ける時はあっけないくらい駄目になるのだから、例の春待ちの過去のVHSテープのDVD化は急ぐべきなんだろうなあ(^_^;)
夜はしっかりTVに釘付け。
結果は2-3の惜敗。マジックそのまま。明日デイゲームだから、阪神が勝ったら、夜のゲーム次第。いやなパタンになりつつある(;_;)
【浮世絵 消された春画】リチャード・レイン ★★★★ いやあいい時代になったものである。いぜんは浮世絵の春画は「秘本」とか冠されて、えらく高価なシリーズが多く、そのくせ、性器や肝腎の部分はぼかしたり綴じ目でごまかしたり、期待はずれもいいところだった。
それが、ここ10年前くらいから、完全解放とは言いがたいが、かなり満足できる画像が一般書籍として刊行されはじめた。林美一や本書のリチャード・レインなどの尽力に縁るところ大きいと思う。
浮世絵の神髄といえば春画であることは今さら言うを待たないが、本書では、その春画をあろうことか、改竄して、美術館などで本物として所蔵してる例を多く紹介している。
2種類の浮世絵を合成する、その神業的職人芸の分析なども面白いが、Morris.は、紹介されている作品に、鈴木春信の春画が多かったので、ほとんどそれだけで大喜びしていた。
点数がえらく甘いのもヴィジュアルには弱いMorris.ならではのものである。
しかし、これでますます春信が好きになった。
本書は「芸術新潮」1994年6月号特集を単行本化したものらしい。いやあ実に花も実もある特集である。
2003/09/11(木)●価値ある引き分け● |
昨夜はビデオで、日本-セネガルのサッカー見る。
試合開始5分でコーナーキックで1点取られて、それで終わり。といった感じで、ほとんど見るところのないゲームだった。個人的能力の差があれだけはっきりして、守りに入られては、勝負にならない。日本はパスミス、その他の思い切りの悪さなどばかりが目に付いた。17日の韓国戦も思いやられる。
7時起床。
昼過ぎみっちゃんがデモテープ取りに来る。焼酎一本お土産にもらう。新開地BLUE BIRDSの余りものとか。
夜は阪神-ヤクルトTVで応援。8時ごろ社長来る。麦焼酎持参(^_^;)。久しぶりに一献傾ける。あては、昨日昌美さんからもらった板角の「ゆかり」。しばらくいっしょに野球見る。行き詰まる接戦というか、疲れる試合だったが、結局12回やって7-7の引き分け。とりあえずこれでマジック2。明日はヤクルトの試合が無いので、名古屋で阪神が中日に勝っても優勝は決まらない。とにかく、明日から連勝して明後日13日に優勝決めてもらいたい。
2003/09/10(水)●惜しくも競り負け● |
7時起床。
甲子園の歯医者へ。2号線で風呂帰りのさりーちゃんに会う。
甲子園についたら急に雨が降り出し、しばらく雨宿り。今日も左上の奥歯中心にガリガリ治療されて、明後日あたりもう一回来たらいちおう終了するといわれてしまった。終了は嬉しいが、下の奥歯や他にも痛むところは残っているというのに---??
そのまま元町に出て、高架下冷やかしながら中央図書館へ。
考えてみると中央図書館に行くのも久しぶりだ。
今年も2/3を過ぎたというのに、読書はすっかり低調だなあ。年末年始は風邪で寝込んだし、その後すぐ済州島やソウルに行ってしまったし、ノレバン2号の不調はどこまでも続くし、その他もろもろの理由もあるのだろうが、去年までの半分くらいしか読んでないのではないだろうか。いちおう読んでも、読書控えにメモるのをサボったことも何度かあるし、で、2003年度の読書録をまとめるのがちょっと恐いような気もする。
これだけ長い間中央図書館に行ってなかったというのも、やっぱり読書意欲減退を如実に物語っているようだ。
大倉山交差点海側のラーメン屋がまたまた店変わりしてる。以前は「ウルトラ麺」とかいう名前でこの前までは「豚々亭」とか何とか言ってた。少なくとも4回以上店変わりしている。今回は「道麺」というチェーン店らしい。ためしに坦坦麺というのを頼む。不思議に濃厚なスープにややちぢれ気味の半透明な麺、チャーシューにミンチにチンゲン菜に黒胡麻の、ちょっとラーメンとは言えないものが出てきた。これはこれで不味いっ、というものでもないが、Morris.のラーメンのイメージとは程遠い食べ物だった。
JR神戸駅構内の本屋でHPの参考書一冊買って帰宅。
今日は阪神-ヤクルト戦はサンTVで完全中継あるので、しっかり応援しよう(^_^;)
7時からサッカー、日本-セネガル戦があるのだが、これはタイマー録画して後で見ることにする。
ふーっ、延長11回まで縺れこんだのに、二死からラミレスにボテボテのヒット打たれてサヨナラ負け。広島も負けたのでマジック3となった。明日神宮での優勝決定は無くなったから、Xデイは、十中八九名古屋ドームで迎えることになるだろう。
【対話篇】金城一紀 ★★★☆☆☆ 愛と死の寓話ともいうべき3つの変奏曲的短編が収められている。映画にもなった「GO」で注目した作家だが、本書は彼の若々しい叙情性を感じさせる佳作だと思う。
自分と愛情で係わった人間は必ず死を迎えるという宿命を負ったkとの会話から新たな生を噛み締める「恋愛小説」。瀕死の病症で恋人の仇を討つという妄執を同級生に叶えてもらう「永遠の円環」。30年前に別れた恋人の形見を受け取りに行く老人に同行して、鹿児島まで国道を走り続ける動脈瘤を持つ青年の再生を歌う「花」。
いずれも「ありそうにない」話を前面に出しながら、登場人物の会話の中から愛と死の真実に肉薄する物語が紡ぎだされるという、なかなか凝った作品となっている。タイトルはそこに縁るのだろう。
三篇のエピソードは微妙に絡まりあって、三つで一つの物語というわけではないが、三部形式の室内楽みたいな印象を残す作品だ。
作者は若いわりに、表現の抽斗を多く持ってるらしく、ここかしこに、ちょっとひねったフレーズを挟み込む。ここらあたりがいかにもシナリオっぽいのかもしれない。
言葉にする必要はなかった。大切な事柄はひどく脆い氷の像のようなもので、言葉はノミみたいなものだ。よく見せようとノミを打っているうちに、氷の像は段々と痩せ細り、いつの間にか砕けてしまう。本当に大切な事柄は、言葉にしてはいけないのだ。身体という容れものの中でひっそりと眠らせておかなくてはならない。そう、最期の炎に焼かれるまで。その時になって、氷の像は一番綺麗な姿を見せながら、身体とともにゆっくりと溶けていくのだろう。(恋愛小説)
「まあ、平凡に生きていくなら洞察力と想像力なんて必要ないんだ。他人が創り出した常識や価値観に寄り添って生きていったほうがいい。その方が幸せだ」(永遠の円環)
「たとえば」と鳥越氏は言った。「たとえば、いま空から隕石が降ってきて、いまこの瞬間に私たちを直撃することだってありえるわけだろう?」
「え?」
僕は顔を下ろし、視線を鳥越氏の横顔に移した。
「確率は低いかもしれないが、ありえないことじゃない」
「そうですね」
「直撃されたら、もちろん、私たちは死ぬだろうが、私は死ぬ瞬間になんの後悔も感じないと思うよ」
「--------」
「なぜなら、私は自分の意志で、ここにいるからだ。誰に命令されたわけでもなく、ここにいる。幸運だとか不運だとか、そんなことはどうでもいい。とにかくここで起こった結果に関しては、私はすべてを引き受けるよ」鳥越氏も夜空から顔を下ろし、僕の顔を見ながら続けた。「歳を取って、それぐらいの覚悟はできた。ようやくね」(花)
こうやって引用してみると、さしてひねった表現でもないのだが、作品の中におかれてあると、ふわっと心に染み入ってくる。作者の資質というものだろう。
在日問題も隠し味程度にしか使われていないが、それなりに効いている。しかし、彼みたいな作家の場合、Morris.のように在日ということを気にするのが、かえっておかしいのかもしれない。
2003/09/09(火)●なまってる??● |
11時半起床(^_^;)
特に昨夜夜更かしをしたってわけでもないのに、どうしてこんな寝坊してしまったんだろう。昨夜は月と火星が近付いてるというので、しばらくベランダで見物して、デジカメで撮影を試みたりはしてたけどね。もちろん3倍ズームでは肉眼で見るより小さくしか写らない。
なんとなく身体全体が気だるい気もするが、特に病気ってわけではないだろう。単なるサボり癖と思う。
昼から灘図書館、三宮図書館と回る。本当は中央図書館まで足を延ばすつもりだったのだが、愚図愚図してるうちに夕方になり、TVで野球見なくてはと、帰ってきた。
その阪神-ヤクルト戦は、先制しながら終ってみると3-10のボロ負け。広島負けたのでマジックは4になった。裏番組で、ユカリちゃんがちらっと出てて、途中そちらを見たりしてたMorris.の応援の仕方が悪かったのかも知れない。
今夜は早く寝よう。
2003/09/08(月)●先行き不安● |
[停電の夢]部屋の中で一部停電が起きている。PCやステレオなどは動いているのだが、暖房器具が作動しない。ブレイカーなど調べるが原因がわからない。りーちさんがいる。まだ韓国にいるはずじゃなかったんですか?と尋ねると、今朝帰ってきたとのこと。ソウルでいろいろ買って来て欲しいものを頼む。手遅れではないかということには気付かない。二人で電源を調べて回るがいっこうに解決しない。
7時起床。こんな夢を見たのは、昨日ひさしぶりにりーちさんのサイトの日記を覗いて読んだからだろう。
甲子園の歯医者へ。今日は上の奥歯を結構派手にがりがりと削っての治療。下の歯は後回しになるらしい。
甲子園球場前のダイエー電気売り場をちょっと冷やかす。前に買おうかと思ったパイオニアのDVDレコーダ(HDD無し)が5万円以下に値下げしてあった。今さらHDDなしのレコーダでもあるまいと思う。このての機器はまだまだ枯れるどころか方向性が定まっていないのかもしれない。西根君が買ったらしいHITACHIのDVDビデオカメラのパンフレットがあったので目を通してみたが、これも丸形フォルダタイプ8cmサイズのDVDという特殊なメディアを使うため、先行きちょっと心配な気がする。
カラオケ機器コーナーに家庭でも利用できる通信カラオケシステムがおいてあり、TAITOのXデータネット総合早見表、要するにカラオケの曲目一覧本があって「ご自由にお持ち帰り下さい」とある。800p以上あるが韓国歌謡もそこそこあるみたいなので、もらって帰る。
収録28,000曲突破!とあるから、つまりこれはカラオケボックスと連動してる奴なのだろう。韓国歌謡は770pから813pまでで1pあたり約50曲だから、およそ2,000曲くらいか。民謡や歌曲を交えての数だから、歌謡曲の数で言えばMorris.の韓国歌謡ノレバンCDROMの方が多いくらいだが、割と若者向の曲中心のようだ。2002年版だから、最新のものはもうすこし新曲が増えているだろうが、最新曲をどんどん入れてるという感じではない。
部屋に帰ってチェックしてみた。Morris.がまあ、とりあえず最後まで歌えそうな曲は250曲前後といったところ。パンミの「オルカウレサランハルコヤ」キムヘヨンの「ソウルピョンヤンパンナジョル」イパクサの「スペースファンタジー」シンチョンブルースの「アシウム」などは、他の通信カラオケでは無かったような気がする。
TAITOのあるカラオケボックスに行ったら上の4曲は狙い目だな(^o^)
つよしに電話したら、ケーブルTVのブロバイダと連絡とって前のメールのパスワード再発行して、知り合いの詳しい女ともだちに来てもらって、メールのやり取りはできるようになったとのこと。ただ、数日前の雷でプリンタがアウトになり現在修理中(代品あり)らしい。結局ホームページ更新は来週になりそうだ。
島田和夫部屋のスケジュール一部更新。
ノレバン2号は、どうも、すっかり機嫌を損ねてしまったらしい。DVDとか、映像などをいじらないのに勝手にシャットダウンすることがしばしばあるようになってしまった。
今のところ、日記の更新くらいはできそうだが、これがどんどん深更していくのが、過去のパターンだったから、そうなるのも間近かもしれない(^_^;)かなり馴れたから昨年末ほどのパニックにはならないだろうが、実際的に困ってしまう。
今日はちびくろで掲示板の書き込みした。
今夜は野球ないので、退屈である。
【晴子情歌 上下】高村薫 ★★★☆ 「レディ・ジョーカー」以来の彼女の新作、といっても発行されてから1年以上はとうに過ぎている。それなりに人気作家で図書館では順番待ちになってるのだろうな。彼女の文章はそれなりに骨があるし、上下二冊となると、一人で1ヶ月以上借りるというケースも多いのではないかと想像される。
気にかかる作家であり、寡作ということもあって、いちおうMorris.は彼女の単行本はひととおり読んでいるはずだ。初期のミステリーものからずっと、それなりに感心させられてはいるし、その文章力というか、描写力には舌を巻くのだが、彼女の作品に心酔するというわけではない。はっきりいえば、あまり好きな作家ではないようなのだ。それでも読まずにいられない。そんな、ちょっとややこしい作家ということになる。
本書の読後感もまったくそのとおりだった。
ひとことでいえば、大正生まれの女性の「女の一生」ということになろうか。東北と北海道を主な舞台に、政治と実業で名をなした一族の中に入り込み複数の男性の子を産み、東大を出て遠洋漁船に乗り込む長男への手紙を表現の媒体として、過去と現代を行き来しながら、戦争をまたぐ時代相と、女のさがみたいなものを「隠微」な筆致で長編小説に仕立て上げてみましたといった趣である。
女主人公の両親、そのまた両親に遡る前史、少女時代の機微、幼い時代の愛、家という存在への視点と係わり合い、男との愛憎、それらを丹念に選り分けて表現していく方法と、彼女の分身でもあり、反面でもある長男の物語もそれなりにみっちり書き込みながら、物語全体はわざと曖昧な方向へ押し進められる。
北海道の漁場の詳細を取材した部分や、漁船での仕事ぶり、装備、作業内容など得意の精密描写の部分が、曖昧さをことさらに何か意味のあることのように見せかけるのに役立っている。
主人公やその周辺の登場人物が、読んだ本についても同様のことが言えるだろう。時代を思わせるそのラインアップは、別の意味でMorris.には興味深かった。
「ジャンクリストフ」「アンナカレーニナ」「伊東静雄詩集」「浅草紅團」「レイテ戦記」「ひかりごけ」「嵐が丘」「シートン動物記」----
しかし、彼女みたいな作家はMorris.にとって、いったいどういう意味を持っているのだろう。阿片みたいに効くわけでもないし、果実のように美味しいわけでもない。それでもやっぱりついつい読んでしまう。たしかに読書しているという実感を与えてくれる数少ない作家の一人であることはまちがいないのだろうな。
本書の半分を占める、主人公の書簡の文章はすべて、旧漢字旧仮名遣いになっているが、文体は完全に現代文なので、違和感なく読んでしまった。しかし、ここにも作者の執拗なこだわりを感じ取るべきなのかもしれない。
ところで「レディ・ジョーカー」の次のタイトルが「晴子(lady)情歌(ジョウカ)」というのは、彼女一流のギャグだったのだろうか?
こんなことを書くだけで、Morris.は読者失格の烙印を捺されるのかも(^_^;)
2003/09/07(日)●パンミ歌謡舞台に● |
9時起床。
昨日シャットダウン続きだった、ノレバン2号、まあ駄目だろうとと思いながらたちあげる。とりあえず、Win2000が立ち上がってネット巡回して30分くらいたってもシャットダウンしないで動いている。そういえば最初に「レスキューなんとか」という窓が出てたから、Win2000の修復機能かなにかが動いたのかも知れない。
さすがにDVD関連ソフトは触らずに、KBSサイトで、過去の「歌謡舞台」の番組を見る。先週の放送で「秋の歌特集」だったが、何とパンミが登場して自分の持ち歌「オルカウレンサランハルコヤ-この秋には恋が芽生えそう」を歌った。80年代のヒット歌手で、最近は見かけないと思ったが、現役で活動してるようだ。これは次回韓国に行ったら、ソパンソク社長に頼んで、是非生パンミに会いたいものだ。
昼から昨日の春待ちファミリーBANDライブをVHSにダビングする。楽屋に限らず、ライブハウスでの撮影というのはむずかしい。暗い場内に中途半端な照明。特に春待ちみたいにメンバーが多いと、全員をカメラに収めようとすると一人一人が小さくなる上、照明のばらつきで、顔が飛んだり、真っ黒になったりしてしまう。オートで撮るとほとんど顔が見分けられないことになる。だから今回も、光度をマニュアルにして撮影したのだが、これだと一人一人移動するたびに調節が必要でMorris.のハンディカムはこの調節がボタン式でスムーズに変化しないのでいつも気になってしまう。もう5年近く使いつづけているし、普通の人に比べると無茶酷使しているのだから、そろそろ買い替え時かもしれない。
それはともかく、昨日のビデオも結構健闘してるとはいうものの、満足な出来とは程遠いものだった。考えてみればモリス亭所蔵の過去数百本(^_^;)の春待ちテープの中で満足できるテープなんて何本あるんだろう??である。まあ、撮影の出来と、バンドの記録としての重要度とはまたちがう物があるし、何よりも古いものほどテープが傷む危険性が高いから、なるべく早くDVDに保存しておくべきだろうと思って、今回のDVD導入を決定したのだが、最初からつまづいてしまっている現状にややめげている。やはりやや時期尚早だったのかもしれない。
歯の痛みは大したことなく、それでもやっぱり気になって今日も一日部屋でごろごろだった。
阪神はアリアスの満塁弾などもあって8-3と快勝してマジックを5に減らした。金本が昨日右足首を捻挫したらしいが、連続出場記録がかかってるだけに休まず、今日も三塁打含むタイムリーを打ち気を吐いていた。すごい奴である。しかし広島が粘り続けてるため、優勝決定は最短でも9月11日(^_^;)となった。と、なると、神宮での決定はかなり微妙で、名古屋で決まる確率が高まったような気配でもある。
2003/09/06(土)●春待ちファミリーBAND25周年ライブ● |
7時起床。
歯の調子はまあまあといったところ。今日は歯医者はパスしておこう。
昨日のカレーを温めなおして食べる。どうも今回はルーとカレー粉の使いすぎぢゃ(^_^;)ノレバン2号でTV見てたら、警告音が鳴ってシャットダウン。その後何回もシャットダウンが続く。ああ、これは、いよいよ悪夢の再来ではなかろうか(+_+)。
それ以前からいまいち本調子でない1Gマシンに、DVD導入したのが祟ったのだろうか。
今夜は春待ちファミリーBANDライブだから、しばらくこのことは考えない事にしよう。
午後2時に部屋を出て楽屋へ。ちょっと雨が降ってえらく蒸し暑い。
楽屋のPAが昨日のライブでいろいろ触りまくったらしく、えらく手間取って、リハーサルが押してしまった。
7時半開演をちょっと遅らして始めたが、観客は60人ちょっとで、このハコでやるにはちょうど手頃な込み具合。大谷・貞子夫婦など懐かしい顔も見えた。
たっぷり2時間のライブで、なかなかいい出来だったと思う。子供も5,6人きていたが、やっぱり小さい子供らには2時間というのはちょっと無理があったかもしれない。
阪神は負けてしまったらしい。
2003/09/05(金)●サヨナラホームラーン(^o^)● |
7時起床。
歯の痛みはちょっと治まっている。朝風呂浴びて、甲子園の歯医者へ。朝9時というのに甲子園球場前には200人くらいのファンがチケット取るために座り込んでいる。
左奥歯は結構あちこち傷んでいるようで、今回痛んだ歯もレントゲン見ると空洞になってる。神経を抜いてもらったので、痛みは無くなった。明日は痛まなければ来なくて良いとのこと。でも、しばらく通院はつづけなくてはならないようだ。
そのまま梅田に出て、ヨドバシカメラ冷やかすも買うものはない。
散歩がてらに、まだ行ったことのないタワービルに向かって歩く。直線距離では1kmくらいなのに、間にJR大阪貨物駅があるので、大回りして半時間くらいかかった。屋上展望台は入場料\1,000と書いてある。なあんだただじゃなかったのか、と、上るのはあっさりあきらめた。Morris.は高いところは嫌いじゃないが、金出してまで上りたいところはあまりない。
4時に帰宅。ひさしぶりにカレー作ることにした。歯のことも考えて、肉は安物の牛細切れ肉で、ジャガイモ、ニンジンごろごろのホームカレー。ときどきこれを食べたくてたまらなくなるな。
つよしの掲示板を見たら、斉藤家のノートPCのメール設定など、知り合いが来てメンテしてくれたらしい。そろそろ連絡せねばと気にはなっていたのだが、歯痛とDVD導入のごたごたで、ほったらかしになっていた。先日歯痛を抑えて行ったときに、時間ばかりかかっていっこうに実効があがらなかったので、今度はケーブルTVのブロバイダに電話して確かめながら設定をやり直さねばと覚悟していたのだが、それをやらなくて良くなったらしいので、ちょっと嬉しい(^_^;)
阪神-横浜の緒戦は接戦となったが、9回矢野のサヨナラ2ランで劇的な逆転勝ち(^o^)これでマジックは6。神宮でのヤクルト戦あたりで優勝決定の目が強くなってきたようだ。
2003/09/04(木)●歯痛ふたたび(+_+)● |
8時半起床。昨夜もじわーっと歯痛を我慢しながら寝た。
ひょっとしたら、今日から開業していないかと、歯医者に電話したが出ない。やっぱり明日まで待つしかないのだろうな。
ノレバン2号のインターフェースボード、外しては、ドライバ入れる作業繰り返したが、何度やっても埒があかない。インストールを、マイクロソフトのWindowsUpdateページから取り込むことになってるのだが「見つからない」というメッセージが出るばかり。
メルコのホームページを探しまくったら、Q&Aのページに該当項目が見つかった。
「現在、WindowsUpdateかrは、USB2.0ドライバがダウンロードできなくなっている為に、添付マニュアル通りの手順ではインストールが完了しませんので、当面は本サイトの手順をご利用ください」
と書いてある。おい、おい、突然そんなことを言われてもなあ。なにしろ、普通の検索で同製品のドライバインストールを探すと、先のWindowsUpdateから取得する方法のページに直行するようになっている。もっとすぐわかるようにしておいて欲しいものだ。
ともかくも、Win2000の場合はサービスパック4というのをダウンロードしなくてはならないらしい。これはQ&Aページに取得方法など詳しく書いてあったので、何とかMorris.でもダウンすることが出来た。
これで、いったんボード外しておいて、前のメルコの?のついたドライバ削除して、ボード差し込んで起動したら、自動的にUSB2のドライバがインストールされたみたいだ。
デバイスマネージャ一覧を見ると、USBコントローラの中にこれまでなかったUSB2.0ルートハブなどが増えている。
と、いうことは、これまで、USB2接続しているつもりだった、外付けDVDドライバや、キャプチャユニットも、前のUSBで接続してたってことになるのだろうか。
改めて例のソフト立ち上げて、DVD焼きこみテストしたが、やっぱり同じ行程で、PC本体内部からピーッ、ポッ、キュルキュルという警報音が鳴り出して作業中断(+_+)
うーーん、結局いちからやり直しかあ。
歯が痛いので、昼食は素麺。これでは体力も落ちそうだ。
午後も歯痛を我慢しながらごろごろ。
西根君からDELLのノートパソコンを買ったとの電話。CPU3G以上というおそろしいスペックみたいだ。さらにDVDビデオカメラまで買うという。うーーむ、常見君といいこのところみんな、すごいマシンを買っている。
阪神は無死満塁のチャンスをつぶしたりして広島に負けてしまい8連勝は逃したが、まあ、これはしょうがない。
2003/09/03(水)●DVDに警鐘??● |
阪神昨日はアリアスの大活躍で7-4で勝ち、マジックも一桁の9にした。
それは良かったのだが、夜中にまた歯痛がぶりかえした。
先日ほどの激痛ではないが、結構辛い。行きつけの甲子園の歯医者が木曜日まで休みなのが痛い(+_+) とりあえずバファリンでごまかしておく。
8時起床。
歯痛と熱帯夜でちょっと寝苦しかったようだ。
いいかげん、VHSテープのDVD移植を始めなくてはと、試しに韓国女性歌手のクリップを作ってみようと、DVD焼きこみの操作を始めたのだが、途中でPC本体から、ピープー音が鳴り始めた(+_+) なにどうなってるのかわからないが、だんだん警報の間隔が短くなってきたので、作業をキャンセルしてソフト終了したら、シャットダウンした(+_+)
実はその前に、ハンディカムから、映像を直接デジタル録画しようとした時にも同じような症状が出ていたのだ。ノレバン2号の持病の突然シャットダウンとは、また別の症状のようだ。たぶん、今回の周辺機、ボードに関連したものと思う。
結局今日もDVD焼きこみは断念するしかなかった。
まずは、例のインターフェイスボードのドライバ再インストールを試みる事にしよう。
阪神は、先発井川が膝のアクシデントで急遽降板したが、片岡のタイムリーやアリアス31号で逆転、ひやひやする場面もあったが1点差で辛勝。マジックも一挙に7とした。
【趣味は読書】斎藤美奈子 ★★★ 平凡社のPR誌に連載したベストセラー書評をまとめたものだが、例によってタイトルにも相当のひねりがある。
ベストセラーの主な読者は「善良な読者」であり「趣味は読書」と自他ともに認める人たちということなのだ。美奈子さんがそうでないことは、言うまでもなかろう(^_^;)
例によっての毒舌も散りばめられているが、何となく本書ではその毒の効き方が弱いような気がしたのと、Morris.がもともとベストセラーはほとんど読まないため、取り上げられている本も味読のものが大部分を占めるというのが、今回の点数の低さになっていると思う。
それに、何故かまたも歯痛を我慢しながら、というか、痛みを紛らすために読んだということもあったので、この前読んだ「文壇アイドル論」に比べると面白さの効き目がかなり落ちるように感じられたのだった。
約40冊が取り上げられているがMorris.が読んだのは5冊(「倚りかからず」「買ってはいけない」「「捨てる!」技術」「iモード事件」「五体不満足」)だけ。
茨木のり子の詩集「倚りかからず」への辛辣な批判はちょっと耳が痛かった。
タイトル作の中のリフレイン「倚りかかりたくない」を「耳を貸したくない」に差し替えて、
相当にヤな詩だよ。っていうか私たち凡人は、もともとどんな[思想]にmo[宗教]にも[学問]のも[倚りかか]ってなどいないのだ。「倚りかか」ろうにも、ハハハ、学んでなんだから。それなのに自らの不勉強を棚に上げ、[できあいの]というマジックワードで人類の英知を根こそぎ否定し、[もはや]のリフレインで、さもそれが、「試行錯誤の末に到達した心境」であるかのように粉飾し、さらには[長く生き]たのを楯に[なに不都合のことやある]とか開き直ってんのがこの詩なわけよ。ったくもう。ありがたすぎるぞ、怠け者には。
うーーん、ちょっと厳しすぎるんじゃなかろうか。確かにそう言う読み方も出来なくはないだろうけど。詩としての価値はまた別のところにもあるんだろうし。美奈子さんのことだから、そこはいちおう逃げ道を用意してはいる。
詩人は何を書こうとかまわないのである。そこらの読者がこの詩にまんまと[倚りかか]るのが、イヤなわけ。だって考えてもごらんなさい。中高年がみんなこの詩に感化され、[なに不都合のことやある]とばかり好奇心も向学心も放棄したら、あるいは[格別支障もない]といかいって電子機器を拒否したら、どうなるか。ぼけるぞ、そのうち。で、結局、家族に[倚りかかる]ことになるんだから。
それにしても、好きな人が好きな人の悪口を書いているのを読まされるというのはやっぱり辛いところがある。また奥歯も痛んできた(+_+)
【喜多川歌麿女絵草紙】藤沢周平 ★★☆ 作者の割と初期の作品(昭和52年)である。浮世絵師歌麿を主人公とした6編の短編連作で、蔦屋重三郎、滝沢馬琴、それに写楽もからんでいて、Morris.はとうぜんそこらあたりの興味で本書を手に取ったのだが、作者の視点はどちらかというと、歌麿とモデルの女性の方に向いていて、ちょっと期待はずれだった。モデルとの間に特に情交があるというわけでもないが、初老に近付いた心身の弱りと、絵師としての歌麿の意気と自負が葛藤するぶぶんの細やかな描写は作者の本領発揮なのだろうが、Morris.の好みではない。出戻りの女弟子への複雑な思いも同様である。
おしまいには枕絵のモデルのもとに逃避するみたいに会いに行くあたりで、どうもすっきりしない印象だった。
【マイコン少年さわやか漂流記】クーロン黒沢 ★★★ 71年生まれのゲームおたくのどろどろした世界、悲喜交々、とんでもない人々との交遊記、ソフトやマシン業界への憧れと賞賛と恨みつらみなどを自伝的に綴ったもので、ゲームとは全く無関係なMorris.だけに、1/3は理解不能だったが、お宅独特の文体や、ゲームへの傾倒ぶり、コピーしまくり、違法行為しまくり、クソゲー作り、他人への罵詈雑言などそれなりに面白かった。
パソコンメーカーの無茶苦茶な新製品開発ぶりには、Morris.も遅まきながら大迷惑を被った側だから、こっそり拍手を送りたい部分さえあった。
パソコン通信黎明期に自宅電話でBBS開いたり、コミケに行った途端に売り手になってしまう、実行力というか、即決思考は、やはりゲームで培われた賜物なのだろう。
裏ゲーム等を買いに行った縁からか、香港、台湾、タイ関連の裏もの関連本をいろいろ書いていて、現在はカンボジアに住んでいるらしい。
2003/09/02(火)●お宝映像??● |
10時半起床。流石に睡眠不足だったらしい。
今日もやたら蒸し暑い一日だ。
大阪ではこの夏??の最高温度だったらしい。
モリス亭もいつもにまして熱気と湿気むんむん状態だったが、あいかわらず扇風機だけで我慢会状態。
もともとMorris.は極端なくらいの暑さ嫌いで、数年前まで6月から9月一杯くらいは部屋にいる間はずっと冷房かけっぱなしだった。それが去年の猛暑の中、結局数回しか冷房使わずにすましてしまった。やせ我慢といえば言えなくもないが、結構それでやりすごせてしまっている。
今年は、さらに節酒というか、ともかく部屋では全く飲まずにすましているから、いよいよ体質が変わってしまったのだろうか。
ともかく、今日はほとんど一日部屋の中でごろごろしていた。春待ちファミリーBANDの過去VHSビデオを古い順に見始めたのだが、最初の奴なんか慣れてなくて、三脚も使ってないので画面がゆらゆら揺れてるわ、突然画面が流れるわで、あまりひとさまにお見せしたくない画像だな。メンバーも今とは違って、社長、秋本、尾西、野村、神田、勝木の6人、途中から小谷君が参加という感じ。VHSテープ自体は思ったほど傷んでいないようだが、画面と音は相当ひどい。それでも先日買ったCANOPUSの変換機の修正機能のせいか、ノレバン2号の画面では割と見やすいような気がする。
試し撮りなのだろうが、石屋川のMorris.の部屋や鏡に写った自画像などもあって、これまた、ひとり赤面してしまった。社長令嬢姉妹が公園で遊んでる場面や、春待疲れの店でのみっちゃんと長男のショットがあったり、春待ちファミリーBAND演奏以外にもいろいろお宝??映像が埋まっているようだ。嬉しいような怖いような感じだ。しかし、時間食うよなあ(^_^;)
今夜から広島球場での3連戦、アリアスの連続ホームランで2-1とリードしている。
2003/09/01(月)●名古屋日帰り● |
昨夜のライブは、YS11とフクイーズで、勇造さんがドラムで参加。武田君も来てたので、ヤタニ・ドット・コムもできるんじゃないかと思ったが、どうも矢谷君体調不良で、今回は無し。9月23日にやるらしいのでこちらに期待しよう。
馬刺は、熊本からの直送便で、いい肉だったが、えらく厚切りにしてあって、これは勿体無さ過ぎる。マグロじゃないのだからあれはない。期待が大きかっただけにちょっとがっかりだった。材料が悪いのなら諦めもつくが、材料の良さを処理のまずさで殺してしまうというのは最悪である。
4時半起床。
今日は名古屋の現場だったのだ。トラック3台の荷物で矢谷、西根君ら総勢7人。エレベータ無しの3階だったし、かなりの暑さで、みんな汗みずくになってしまった。Morris.は部屋の中での移動に終始したので楽だったがそれでも2kgは減ったんじゃなかろうか?
高速は空いていて、6時前に事務所に戻ることができた。