ここは、Morris.の日記です。読書記録(★=20点、☆=5点、これはあくまでMorris.の独断、気紛れ、いい加減です)、オフ宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。
【なんでんかんでん】川原ひろし ★★☆ 1961年生の著者が東京世田谷に博多ラーメン「なんでんかんでん」を開き、人気を集めるまでの半生記みたいなもので、博多ラーメンには目のないMorris.なのでつい借りてしまった。著者の祖父が、辛子めんたい「ふくや」の創業者で、祖父が釜山で明太子キムチを見て日本で開発したのが辛子めんたいだという記事が、面白かった(前からうすうす知ってはいたが身内の証言という意味で)くらいで、あとはそれほど見るべきものはなかった。スープは豚骨パイタンというのは、ともかくとして、濃厚ならいいみたいな方針はそのまま賛成できかねるし、長いこと東京の麺を使っていたというのもなんだかな、である。正直なことはみとめるとしても、知人、友人のことを慇懃無礼に書くところなど、どうも嫌味な文章だ。味の方は食べてないから何とも言えないが、成功者の自信過剰と自己正当化が鼻につく。まあこんな性格だから成功した、と言えるのかもしれないが−−−まあ、うまけりゃいいんだけどね、Morris.は(^_^;)
2000/08/30(水)●ノンジャンル歌手チャン サイク●
昨日han-lab(以前のハングル工房のメンバーがやってるml)にハングルメールの書き方を質問したら、Ken
Mizunoさんからレスが付いてて、結局一番簡単で確実なのはアレアハングル(韓国の標準的ワープロソフト)で韓国語の文章作り、それをメールの添付ファイルとして送ったらいいということだった。実はこれはMorris.も考えてはいたのだ。アレアハングル815というお買い得ソフトを以前高橋さんから貰ったので、一度インストールしたのだが、ハードディスクの整理したときに外して、そのままになっていたのだった。今度はミニマムサイズで再インストールしてみた。これなら70MBくらいで済む。ただ、ハングルのワープロなんて使ったことないので(Korean
Writerはワープロではなく、ハングルの入力システム)結構戸惑うことが多かった。廉価版なので、マニュアルもパンフレットみたいなのしか付いてないし、ヘルプももちろん説明は韓国語だ。ともかくも短い文章作ってハンナちゃんに送ってみた。
その直後に今度はハンナちゃんから国際郵便でCDが送られてきた。彼女が好きだというチャンサイクという男性歌手の「ハヌル
カヌン キル−−空へ行く道」「キチム−−咳」という2枚のアルバムだった。早速聴いてみる。ジャンル不明(@_@)
国楽の影響が色濃いことは確かだが、基本的にはバックはピアノとプク(太鼓)たまにギターが入るだけで、その歌い方は変化に富んでいる。囁くように、鼻歌のように、時には絶叫するし、童謠のような曲もあり、民謡らしきものもある、アメリカのカントリーみたいな曲もある。自作曲もあれば、Morris.でも知ってる歌謡曲(テジョンブルース、ニムンモンゴセ)のカバー(というより新解釈)もあり、Morris.は歌謡曲をこのように完全に換骨奪胎して歌ってるということで、彼の真価を分かったような気になった。さっき調べてみたら、他にも「ポムピ−−春雨(ポルシスターズ)」「ヨラホベ
スンジョン−−19の純情(イミジャ)」「ピネリヌン コモリョン(ヒョンイン)」など過去の歌謡曲が含まれていた。他にもあるかもしれない。ピアノのイムドンチャンが、音樂監督を兼ねているので、重要な役割をになっているのだろう。
オリジナルでは「クィガ−−帰家?」「クッパブ店で」などが良さそうだが、まだ2回しか聴いてないのでよくわからない。特に「クィガ」は両方のアルバムに別テイクで収められているから自信作なのだろう。最初はちょっとMorris.の趣味じゃないよなあと思って聞き流していたのだが、聞くほどに味がある。なんか、はまりそうな感じだ。
お昼ににわか雨が降り、おかげでちょっと涼しくなった。自転車に乘って水道筋商店街まで行き、骨董屋(というよりがらくた市場)や市場を冷やかすが収穫無し。コーナンに回って蛍光燈買って帰宅。夜はやっぱり蒸し暑い。
【日本の美術228 春信】小林忠編 ★★★★
写楽、北斎、広重、歌麿に比べると鈴木春信の知名度はかなり落ちるだろう。実はMorris.も春信の良さが分かってきたのはここ10年くらいのことだ。それまでは、写楽のデフォルメ、北斎のけれん、広重の藍の美しさあたりが浮世絵の真骨頂と思っていた。それが年のせいか、だんだん春信の世界の静謐さに段々惹かれていった。いや、Morris.のことだから要するに春信の描く女性にしびれてしまったということになるのだろう。先日御影の米人宅で見た、額縁に入った春信の大首絵の素晴らしさに感動してしまってから、いろいろ春信の画集を探したのだが、これというのは見つからない。三宮図書館で見つけた本書は、昭和60年発行の雑誌なのだが、行き届いた解説と、主要作品を網羅した一冊で、春信入門書としてよく出来ている。古本屋ででも見つけたら是非手に入れたい。カラー図版が16ページというのがちょっと物足りないが、印刷も色合いも当時の物にしては美麗だし、大小暦絵や見立ての解説も念が入ってる。何よりも、それ以前の単純な彩色版画から、多彩で精密な吾妻錦絵を興した春信だけに、彫り師、刷り師との連携プレーに、コンポーザーのような役割が必要だったという指摘にはなるほどと思った。春信の最盛期である5年間(明和)の江戸の文化状況との関わり、交友、パトロン関係もきちんと踏まえてあるし、吉原細見のヴィジュアル版とも言える「青楼美人合」などについても偏見なく評価してるところもいい。惜しむらくは枕絵(祕畫)に関する記述がほとんどないのが物足りないが、まあ、この雑誌は文化庁監修だから、致し方のないところだろう。以前宇仁菅書店で、春信の枕絵本を買ったことがあるが、春信の枕絵は全然「実用的」ではない(^_^;)
あまりにも静謐過ぎるのだった。
それはともかく、本書や他の画集などを瞥見するかぎりでは、春信の「大首絵」なんて一つも見当たらない。あの御影の春信は、贋物だったのだろうか??
空刷りの素晴らしさといい、髪の生え際の彫りの精密さといい、表情の細やかさといい、絶対本物だと思ったMorris.の目は節穴だったらしい(^_^;)
でも、贋物でも何でもいいから、あの絵は出来ることなら部屋に飾っておきたい。
2000/08/29(火)●今日もごろごろ●
8時過ぎ起床。ちょっと宿酔かな。伊藤君はMorris.より重症のようだ。昼過ぎにそうめん食って、3時に伊藤君帰る。
ソウルのイパクサから電話、引き続いて韓国SONYのイヒョクさんから電話でパクサキャンペーンのTシャツ作ったので送りたいから、住所を教えてくれとのこと。パクサのサインも書いてもらうように頼む。これも楽しみ。
光州のハンナちゃんからメールで、数日前キムスヒがTVに出てたとのこと。現在彼女はチェジュド(済州島)に住んでいて、あまり芸能活動はしてなくて、地元での催しなどには出演する程度で後は家で静養してるらしい。とにかく元気でいるらしいことが分かって安心した。イソヌに関してはあまりよくわからないそうだ。それにしてもあいかわらず、ハングルでメールが送れない(>_<)
「ナースのお仕事」見るも、ややマンネリ化してるなあ。今日は結局一歩も部屋から出なかった。
【玉石集】アサヒグラフ編 ★★★ 天地書房の百均台で掘り出したもの。昭和23年発行で定価60円。文庫サイズ192ページ。世相を諷刺したり揶揄したコラム集なのだが時代柄、戦後の色濃いものが多く結構笑えた。替え歌や文体模写などいろいろ趣向を凝らしてあって、編集子の努力の跡がうかがわれる。ほとんど見開きごとに横山隆一のカエルのカットがあり、これが本文とはまるで無関係なので不思議に思ったが、実は、本書を適当にめくってその日の運勢を占うおみくじみたいなものだった。試みに今開いてみたら「夜は出歩かぬやうに」とあった。
[芭蕉七部集のパロディ]
面白うてやがてかなしき闇の市
赤々とストつれなくも官の声
追放の数にもいらむ老の暮
いざゆかん家見に倒るところまで
メチにやられ妻は焼野をかけ廻る
[ヤミ屋の歌]
集団ヤミ屋と 呼ぶなかれ
はばかりながら オレたちは
自律食料営団じゃ
適性配給公団じゃ
[さすらいの歌]
いこか、もどろか、市のなかを
物価インフレ、はて知らず
西にカバヤキ、東にお酒
金がいります、新円が
[酒場の歌]
ダンスしましょか「リベラル」買おか
ラランララ、ラランララララ
あかい旗でも、ふりましょうか
[東京七不思議]
○窓硝子の満足な電車○百姓が売り込んでくる芋○新しい貸し家札○ぬるくない銭湯○停電せぬ電灯○計画通りに行く入荷○遅配のない主食
[石川啄木調]
駆け引きのできぬかなしさよ みすみすと 上着が変はる一握の米
旗ふれど旗ふれど 猶我党は愛せられざり またもストする
ゼロといふ字を百あまり 札に書き コーヒも飲めぬ時來たらずや
[佐藤春夫調]
野ゆき山ゆき海辺ゆき
いもやお米や魚など
買ひあさりたり遅配ゆゑ
うれひは深し海よりも
[夏目漱石調]
新聞を見ると腹が立つ。腹が立つからいらいらする。いらいらするから眠れない。眠れないから朝寝坊だ。いつそヘンリー・ライクロフトいふやうに新聞や手紙の一切来ない国に住むことができるならさぞのんきだろ。尻尾のない猿どもが猫額の島国にひしめきあつて、いがみあひだましあつてゐるのが今の世の中だ。西諺にいふ
Tempest in a tea-cup と観ずればたとへて妙だ。
茶碗の中では遠慮なく地震がゆる、津波が来る、買出しの列車が転覆する、金がない、家がない、食べものがない、揚句に猩紅熱のやうにゼネ・スト熱がはやる。子供ばかりがやられるのかと思うたら大の男が束になつて熱を出す、そのたびにボロボロと皮が剥げ落ちる。
お陀仏も土左衞門も浮ばれぬがそんなことばかり書かねばならぬ新聞記者もせつなかろ、それを面白いと読めば非人情となり、運命と諦めれば風流となる。とかく敗戦は殘酷だ。
以上に引用したパロディ調のものより、偉人、有名人のエピソードなどが数が多いのだが、Morris.はやはり世相を映したパロディが面白かった。
2000/08/28(月)●無為の一日●
8時起床。モーニングティー飲み、午前中はひたすら、STARdigio聞いてごろごろ。今週はそれほど面白いのがないなあ。とりあえずともさかりえだけエアチェック。昼食は、インスタントのタイ風ラーメンと、ビーフン作る。本当は同じ物あれば二人前いっしょに作れば良かったのだが、4種類ばらばらだったのだ。Morris.はビーフンを食べた。やっぱりかなり辛い。お腹の調子は小康状態とは言うものの、こんな辛いのはあまりよくなさそうだな。
伊藤君1時過ぎに帰る。金曜日録画し損ねた「歌謡舞台−韓国S盤アワー」を録画しながら見る。これは資料として貴重な番組だ。テジナが「他郷サリ」を思い入れたっぷりに歌うのには笑わされた。
夜また伊藤君来る。一緒にパニエに買い物に行き、今夜はハヤシライス。本格的なデミグラスソース作るには時間がなかったので、市販のルーとマギーブイヨン使っての手抜きメニューだったがそれなりにまずまずの出来。赤ワインと生クリームが無いのがちょっと情なかった。その後出し卷きに再挑戦。こちらはまず満足できるものが出来た。
また飲みながら、矢谷智克tribure liveのビデオ見たり、ばうちゃんのMD聞いたりして、いつのまにかつぶれてしまった。伊藤君は連泊だ(^.^)
【ゆめはるか吉屋信子】田辺聖子 ★★★★
本屋の店頭に並べてあるのを見たときから、読みたいと思い、図書館でいつもチェック入れてたのに見当たらず、諦めかけていたとき中央図書館の検索システムで調べたら、小説でなく、評伝、研究の棚にあったということは前にも書いたが、Morris.はあたまからこれは小説だとおもいこんでいたのだ。ともかくも、やっと読むことが出来た。上下合計1,100ページを超える大作だが、田辺聖子の力の入れようがわかってるから、あまり苦にならずに、読みとおせた。
評伝というより、信子の作品を発表順に、紹介、抄出、ダイジェストしながら、その時々の実生活や、交友関係、文壇(特に女流作家)、社会の動向、エピソードなどをふんだんに紹介しながら、信子の俳句も散りばめて、これを読んだだけで、信子の全作品のアウトラインはつかめそうな気がする。さらに並行して、林芙美子、岡本かの子、宇野千代、宮本百合子、など同時代の主立った女流作家の動向を網羅して、女流文壇史としての資料という側面も持っている。
冒頭に足尾銅山公害事件の詳細な解説があり、これと信子の父との関わりから書き始めるあたりは、田辺聖子らしからぬ目配りで、ちょっと驚かされた。また、信子の容姿の問題に執着して、一般に不美人とされる信子の個性的+内面的な美を強調しているところは、田辺自身の自己弁護になることを割り引きしても、意味あることと思う。この本全体を通して、女性のあらまほしき姿の追求、女性の地位向上、本来のフェミニズムを称揚していて、信子が意識的にも、無意識的にもその追求に全生命をかけて作品に凝集したと結論づけるのは、性急に過ぎるが、大衆に迎合した大甘の作家という、過小評価に一石を投じたことは間違いない。
田辺は信子の最高到達点が「女人平家」という。これまでMorris.は純粋少女小説の権化としての吉屋信子しか視野に入ってなかった。本書を読んで、それ以外の作品にもいくらか興味をそそられたが、たぶん今後とも、他の作品を読む可能性は薄いと思う。やっぱりMorris.にとっての吉屋信子は「花物語」のそして「紅雀」の作家として心に住まい続けることと思う。
2000/08/27(日)●ノスタル爺さん(^_^;)●
9時起床。思いたって前から気になってた、古いテープを引っ張り出して、MDに落とす作業する。カセットテープの寿命は確か10年くらいと聞いた事があるが、Morris.の場合古いのはとっくに20年!!越えてるわけだし、大半が地震の後、倉庫に眠ってたから、かなりダメージがあると思われる。消耗品だから捨ててしまえば一番すっきりするのだろうが、中には個人的に思い入れの強いものもあるので、そうもいかない。きょうは、とりあえず、ばうちゃんと、森田童子をダビングした。じつはこれ90分テープの裏表にはいってるのだが、何と一番端のリーダーテープが剥がれて、聞けなくなっていたのだ。精密ドライバーでカセットを開けて、ピンセット使い、セロテープで応急処置して、1回切りというつもりでA面を録音したら、もう一方の端も剥がれてた(>_<)ので、また同じ作業を繰り返して何とか無事録音終えた。
ばうちゃんはひこさんの奥さんになってるが、20年近く前、まだ京都に住んでた頃、ぺこちゃんの紹介で知り合いになり、春待ち疲れBANDで、ライブ数回やってもらった時の貴重な録音で、Morris.は当時彼女のハスキーボイスにすっかり参ってしまっていた。
森田童子の録音は、ラジオからエアチェックしたもので、たしか東北かどこかの小さなライブハウスでの演奏だと思う。市販のアルバムの演奏よりこの方がMorris.の趣味に合っている。
ダビングしながら聴いてると、当時の色んなことが思い出されて、ついつい、Morris.はノスタルジックな感傷にひたってしまったよ。つまり、ノスタル爺さんになってたというわけ。
午後、尾西君が来る。社長宅に寄るついでとのことだったが、社長は今日から東京行ってるので、そのままうちで軽く飲みながら世間話して夕方帰る。入れ替わりに伊藤君来る。出し卷き(最近ちょっと、こってる)と、冷やしさぬきうどん作る。今日の韓国のどじまんのビデオ見て、一緒にヒアカムに行き、フクイーズのライブ。今日の対バンはレゲーのトリオで、センターで一緒に朝鮮語学んでいた中西智子さんが来ていた。レゲエトリオのリーダーと彼女は大學で同期だったとのこと、意外なところで繋がりがあるものだ。フクイーズは浴衣すがたで、福井君がしきりに演奏中すその乱れを気にしていた。前にも書いたが、衣装が演奏の脚を引っ張るのは、やめるべきだと思う。レゲエはあまり好きでないMorris.だが、今日のバンドは、それほどレゲエレゲエしてなくて(?_?)わりと気楽に聞くことが出来た。終ってからもしばらくぐずぐず飲んでたので、伊藤君はうちに泊ることにする。7イレブンでサンドイッチやビールやあてを買い、帰ってからまた飲む。
【マンガ狂につける薬】呉智英 ★★★
呉智英のマンガに関する本はかなりの数に上ると思う。Morris.は約半分くらいは読んでるはずだが、本書は、マンガと一般書を合わせ鏡のように並立して論じている点が、変わってるし、36編の小論中3分の1くらいは成功してるようだ。(これは打率としては悪くない)
バロン吉本の「柔侠伝」vs.「近代史」、「孔子暗黒伝/諸星大二郎」vs.「孔子伝/白川静」のようながっぷり四つに組ませたり、「テレクラの祕密/成田アキラ」vs.「性の署名/J.マネー」、「自虐の詩/業田良家」vs.「わらの女/C.アルレー」のように搦め手で攻めたり、東海林さだおvs.坂口安吾、みつはしちかこvs.宮本常一とミスマッチめいたものまで、取り合わせの妙だけでも楽しめる。
差別語、表現の自主規制に関連して、過去の作品なら「当時の社会情勢に鑑みて」の一言で公開されている表現が、現在では発表できない矛盾というのは確かに呉智英の言う通りである。
マンガ論に限らず呉智英の本をMorris.がいまいち好きになれないのは、その「口調」にあるのかもしれない。文体というほどのものではない。生理的にMorris.とは相性が悪い。それなりのことは言ってるんだけど、どうもあの口ぶりがねえ、って感じか。
みなもと太郎の「風雲児たち」は本書でも取り上げられてた。やはりこれは一度読んでみたい。
2000/08/26(土)●今日は名古屋「ひつまぶし」オフ●
6時起床。えらく早起きしてしまった。遠足前の小学生みたいなものかもしれない。おかげで久しぶりに教育TVハングル講座見ることができた。今日の文例は「チュミガムオエヨ?−趣味は何ですか?」。間違いやすい表現として「ウィノン(議論)ハダ」が取り上げられていた。日本語で「議論する」というと、堅苦しく、論争めいて聞こえるが韓国語では、「軽く話し合おう」という意味で、よく使われるとのこと。これで思い出したのがずっと以前、桃谷のオフ会で、韓国人が「これからはテーマを決めて議論しよう」といったのにMorris.が過剰反応して怒ったことで、この「議論」の日韓の違いが誤解の元となったのかもしれないな。いまとなっては後の祭りだけど(^_^;)
今日は、さんちゃん部屋の名古屋オフだ。9時過ぎに大阪駅に集合して青春18切符で、名古屋まで繰り出す。Morris.は仕事で名古屋に行くことはよくあるのだが、遊びで行くことはめったにない。今日のオフは20人以上になりそうな大規模なオフで、昼食会〜市街探訪〜飲み会という3部構成になってるらしい。楽しみだが、問題はお腹の調子だ(^_^;)
今のところ小康状態なのだが−−−間もなく出発時間だ。
9時過ぎにJR大阪駅噴水前に今日の主賓さんちゃんと、巻田さん、ぶんたさん、パイザさん、司さん、〒SAMさん、チョンジャさんが集合。9時半発の新快速で米原で下車。京都で大学院生のぼんさんが合流。道中、高槻駅に博多行き特急「はと」が停車していた(@_@)
「はと」といえば、Morris.が子供の頃、東京−西九州(長崎・佐世保)を結ぶ唯一の特急で、とっくの昔に引退してるはずなのに、突然姿を現したのは、リバイバル運轉ということで乗客は乗せず、デモンストレーションで走らせたものらしい。川岸や、ホームに多くのカメラ小僧やカメラオヤジが林立していたのはこれを撮影するためだったのか。さんちゃん、パイザさんなどは鉄ちゃんなので大喜びしていたが、Morris.は懐かしさでいっぱいになった。
米原から快速、大垣で乗り継ぎ、名古屋着が正午過ぎ。幹事の金アジョシ、コブクさん夫婦、ぴえるさん、焼酎マンさん、金祐填さん、清水さん、どんぐりさん、女性は、よんひゃんさん、李スミさん、ふさちゃん、けなりさん、ゆうさんが待ち構えていた。コブクさんとは顔なじみだが奥さんとは初めて会う。小柄だがしっかりものという感じ。ぴえるさんとも久しぶりの再会。思ったより元気そうで一安心。車3台に分乗して、昼食を兼ねての一次会会場「大森」に。中2階の20畳はありそうな座敷にずらりと並んだ御膳にちょっとびびってしまった。今日のメニューは「ひつまぶし」。Morris.は「ひつまぶし」なんてまったく知らず、店の屋号かと思ってたのだが、これが料理名で、そもそも今回の名古屋オフは、さんちゃん、よんひゃんさん、金アジョシの3人で、ひつまぶしを食べようという話がいつのまにかふくれあがって実現したらしい。それはともかく、ひつまぶしは鰻ご飯である。おひつに盛られた鰻とご飯を良くかき混ぜて(まぶして)茶碗によそって食べることからその名がついたものとか。これだけならまあ平凡なメニューなのだが、眼目は後半の御茶漬けにある。正確に言うと茶漬けではなく、だし(肝の吸い物と同じ)をかけ、これに薬味(分葱小口切り、大葉細切り、わさび)を加えて食べる物で、これは鰻料理としてはこれまで体験したことのない美味さだった。濃口の蒲焼きの「たれ」と「だし」が調和して、これに山椒とワサビがアクセントつけて、うん、これはうまい(^○^)だった。帰ったら一度モリス亭で再現してみようと、不埒なことを考えたことは言うまでもない。
ひつまぶしに舌鼓打って、軽く飲んで自己紹介などもすまして、ゆるゆると二次会会場「素材屋」へ向かう。ぴえるさん、清水さん、焼酎マンさん、ふさちゃん、けなりさんとはここでお別れ。ぴえるさんはこれからポルトガル語関係の集まりがあるとのこと。良ければ一泊してはとのお誘いがあって、ほんとはお邪魔していろいろ語り明かしたかったのだが、なにしろお腹の調子があいかわらずなので断念(>_<)
2次会は飲み放題ということで、いつものMorris.なら、がばがばいくところなのに、薄い梅酒サワーばかりを注文する羽目になった。結果的にはこれが良かったのかもしれない(^_^;)この店は割と若向きの大型居酒屋で、料理は可も無し不可も無しといったところだったが、名古屋名物の「手羽先からあげ」は馬鹿ウマだった。小ぶりの手羽先を塩胡椒して胡麻油でカラッと揚げて白胡麻をまぶしたものだが、これがやけに美味い。お土産に包んでもらった。モリス亭のガイヤーンのライバル現わるぢゃ(^_^;)
二次会から参加したイグァンさんというのが、強烈なキャラクター(おねぇー度★★★)で、終始場を盛り上げてくれた。Morris.はあまり飲めない腹いせに(?_?)親父ギャグの連発で顰蹙を買う。ディズニーランドの社員食堂でピーターパンの衣装でうどん食ってるのを見たという話が出て、「ピーターパンにはウドン食って欲しくないよな」発言に、思わず「じゃあ、ピーターパンはなに食ったらいいんだろう、パンか?」と突っ込んでしまい、会場を凍りつかせてしまったMorris.だった(>_<)
でも、なぜかさんちゃんにだけは馬鹿受けだった。
そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎていき、金アジョシ宅に泊る三人(巻田さん、ぶんたさん、ぼんさん)以外の大阪日帰り組6名は、名古屋発7時半の新快速で帰国の途??につくことになり、名古屋駅で全員に見送りを受ける。
帰りの車内でも、お土産の手羽先をあてに、ホームで買った缶ビール飲みながら気分はすっかり宴会の続き。途中車窓から花火が見えて大喜び。考えてみるとMorris.は、この夏初めて見た花火と言うことになる。それは良かったのだが、花火に見とれて床に転げ落ちた缶ビールを〒SAMさんが、直後に開けたものだから、それこそ花火みたいに泡が吹き上がって、前席の見知らぬカップルを直撃してしまった(>_<)
通路を挟んでもう一方の席にいたMorris.は笑ってはいけないと思いながら、たまらず吹き出してしまうし、とにもかくにも、わしらとんでもない迷惑な団体に化してたことは間違いない。
米原で新快速に乗り換え、ここでも雑談に花を咲かせて退屈する暇も無く大阪駅着。ここで、Morris.以外は18切符で出札するメンバーがいるため一旦下車。Morris.はそのまま芦屋まで行き、快速に乗り換え、何と11時前に部屋に着いた。18切符1回分(2300円)で、名古屋往復だからこれはすごく安く付いたことになる上、あと2回分残ってしまった。9月10日まで使えるからまたちょっと、遠出しよう。
2000/08/25(金)●歌謡舞台S盤アワー●
9時起床。どうもお腹の調子が悪い。はっきり言えば下痢(>_<) 明日の名古屋オフまでに回復するだろうか?
ちょっと心配。
午後、バスで中央図書館へ。帰りは高架下冷やかして元町まで出てJRで帰宅。
夜になっても食欲無し。出し卷き作って食べる。KNTV「歌謡舞台」見たら、初っ端にユンシムドクの「サエチャンミ−死の讃美」がSPでかかる。この曲はMorris.が一番好きな韓国映画のタイトルでもあり、主題歌でもある。曲は実は外国曲(ドナウ河の漣)なのだが、1925年に発表されてヒットした韓国歌謡の始まりとも目されるいわくつきの曲だ。番組ではSP盤はさわりだけで、後はチェユナが歌ったのだが、それにしても貴重な音源とユンシムドクの写真も紹介されて嬉しかった。今日は戦前戦後のSP盤時代の歌の特集、言うなれば韓国の「S盤アワー」で、いにしえの名曲勢揃いだった。中でも「タバン
エ プルンクム−茶房の青い夢」は、昔番組で見てすごく気になりCD探したが見つからず、やっと楽譜だけ手に入れることが出来た曲でサビの部分が「セントルイスブルース」のフレーズという一風変わった曲で印象深い。他にも新羅の月夜、他郷暮らし、ナグネソルム、ホンドヤウルジマラ、別れの釜山駅などなど、歴史に残る名曲のオンパレードで、これはもう永久保存版ぢゃ。って、実はこの時テープがなくてまだ録画してない。月曜日に再放送あるのでこちらは絶対録画しなくては。
楽屋の川村さんから9月のスケジュール表屆いたので、楽屋スケジュールページに貼り付けておく。
2000/08/24(木)●ほとんどマルガリータ(@_@)●
としろうらと六甲アイランドで一昨日と同じ現場。今日はMorris.は台所から一歩も出ず、ひたすら食器と台所用品の梱包に専念。
帰りに元町に出、阪神理容で散髮。今日のおっちゃんは、初めてで、無愛想なんだけどいやに丁寧というか、時間かかる。普通なら10分かからないのに15分以上かけて、やっと終って鏡を見たら、じゃあーーん、いくらなんでもこれは短すぎるんじゃないかい(>_<)
ほとんど丸刈り状態だった。まあ髪の毛はほっとけば伸びるからいいとしよう。
食欲余り無いので、今夜は絹ごし豆腐に、ジャコとキムチと海苔載せて胡麻油たらしたのをあてに飲む。
昨日出したハングルメールもやっぱり文字化けしたとの返信来たので、今日は、KS変換tKW変換両方使ってのメールを出してみた。
【身辺図像学入門】岡泰正 ★★★
身の回りのありふれた図像の中から、そのルーツを探ったり、寓意や象徴のもつ歴史や意味を探る、というより、世間話みたいに軽く解説したコラム集だ。朝日百科「週刊日本の国宝」に50回掲載されたものを中心にまとめている。著者は神戸博物館の学芸員で、神戸在住だから、いきおい、取材??地も馴染みの場所が多くてその方面でも楽しめた。
大きく6分されていて
1.神−−恵比寿、大黒、補綴、高砂、八仙人、ヴィーナスetc.
2.人−−寒山拾得、小野道風、業平、菅原道真、福助、モナリザetc,
3.草木−松竹梅、餠花、二股大根、桃、蘭、菊、桜etc.
4.鳥獣−鯉の滝登り、玉兎、波千鳥、木彫り熊、竹に虎etc.
5.幻獣−唐獅子、鳳凰、麒麟、狐と鳥居、猩猩etc
6.物−−熨斗、卍、宝尽くし、銭湯の富士、御所車etc,
といったテーマで語られている。
印象に残ったものをいくらか控えると、
以前武雄の熊さんから尋ねられてこたえられなかった「八仙人」の紹介。
福助は実は頭でっかちの「不具助」に由来する。
北海道土産の木彫りの熊がアイヌ伝承のものでなく、大正時代に徳川義親がスイスで買い求めた木彫り熊をモデルに「徳川農場(北海道八雲町)」の農民が農閑期の仕事として作り始めた。
寒山拾得を「和合神」とするのは日本後代の故事付けであること。拾得は捨て子で寺に拾われたことからその名があること。
松は「五大夫」、竹は「君子」、梅は「佳人」、もとは孔子の「論語 季氏」にある「三友−直、諒、多聞を友とするは益なり」に因る。これが「君子の三種(詩、酒、琴)」にくだけて用いられ、松竹梅がその象徴となる。
大黒天が二股大根を担いでる図は、セックスを暗喩している。
黄河の上流、龍門山の麓に鯉が集ってくる、この中でただ一匹が龍門の瀑布を登り切り、龍に返信する。「登龍門」の名はここから。
水引とは、和紙のこよりに水糊を引いて乾かした紐。神聖な場所の内と外界を区切る注連縄が変化したもの。
2000/08/23(水)●クロックは岡山に有り?!●
8時起床。午前中ずっとSTARdigioでエアチェックしてた。
ぐいぐい酒場に岡山の「メレンゲ・カフェ」というタイ料理店の方の書き込みあり、同じ岡山の「トレンド」という店にクロック(石の擂り鉢)あるとの情報が寄せられていた。さっき電話したら、あるのは1個きりで、価格は8,600円、内径13cmというので、ちょうどMorris.が欲しがってるタイプと思うし配送もOKらしいのだが、こういうのはやっぱり現物見てから買いたいな。仕事であちら方面に行くことがあれば一番いいのだけど、このところあまりないので、青春18切符の期限内に一度行ってみようかという気になってる。しかし、岡山とはねえ。
昼に缶詰のレッドカレー、処分のつもりで食べてみる。こちらはココナツミルク無しの透明な奴で、なかなか美味しかった。
午後、三宮図書館に行く。隣のサンバルの富士商会で、クリアファイルと太字のシャーペン買う。ジュンクを冷やかすも収穫無し。夜はコテッチャンと、キムチ、野菜炒めたテッチャンチョンゴル。
【新々百人一首】丸谷才一 ★★★★☆☆ 難解をもって知られるジョイスの研究者であり、小説家として寡作ではあるが、出せばいずれも問題作話題作となり、文芸評論家として一家をなし、軽妙なエッセイストであり、対談の名手として知られ、国語、国字問題に一家言持ち、多士済々と歌仙を巻き、和歌を中心に据えた日本文学史論を主張する等々、名前に背反して多方面に才を発揮する丸谷の、畢生の労作とも言える本書だが、Morris.は、これを三宮図書館から借りて以来、ずっと、つまみ読みしては悦に入ってた。もう貸し出し期限を5日もオーバーしてるというのに、まだ半分ほどしか読んでいない。そろそろ返しに行って延長しようと思ってはいるものの、延長できないかもしれないので、先に控えておくことにする。このところ、読書控えが無かったのはこの本のせいだ。
造本からして力が入ってる。650ページのハードカバーの堂々とした風情で、装丁は和田誠。本文は全ページ脚注のため下段4分の1を空けていて、これも見やすく実用的だ。
まず、新しい視点で選んだ百首のそれぞれが、素晴らしい。これは丸谷だけの栄誉ではないが、見識はこれだけで伺うことが出来るし、楽しく悩んだ後が偲ばれる。さらに歌によって解説の長さはまちまちで、これも丸谷の合理性の現われで、短いのは百字足らず、長いのは百枚近い評論まで、それぞれに面白い。多分一番短い慈円のところを、出典などを省いて引いてみる。
・旅の世にまた旅寝して草まくら夢のうちにも夢を見るかな 慈円
かういふ和歌はただ口ずさめばそれでいい。まるで自作をつぶやくやうにして。あるいは空港の待合室で、あるいは夜半の寝覚めに。
長めのものは、一つ一つが、和歌の評論として粒よりのものばかりだ。本書で10ページ以上にわたって論じられているものを、これは、歌とページ数のみ挙げておく。末尾の数字は各項の総ページ数。
・雪のうちに春はきにけりうぐひすの氷れる泪いまやとくらむ 二条后(17)
・朝夕に花待つころは思ひ寝の夢のうちにぞ咲きはじめける 崇徳院(10)
・昔たれかかる桜の花を植ゑて吉野を春の山となしけん 藤原良経(12)
・ささなみや志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな 平忠度(41)
・かざこしを夕越えくればほととぎす麓の雲のそこに鳴くなり 藤原清輔(13)
・沖津かぜ西吹く浪ぞ音かはる海の都も秋や立つらん 正徹(16)
・七夕のとわたる舟の梶の葉にいく秋かきつ露のたまづさ 藤原俊成(19)
・さらしなや姨捨山に旅寝して今宵の月を昔見しかな 能因(10)
・わたつうみの波の花をば染めかねて八十島とほく雲ぞしぐるる 後鳥羽院(24)
・駒とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕ぐれ 藤原定家(19)
・隔てゆくよよの面影かきくらし雪とふりぬる年のくれかな 藤原俊成女(14)
・をとめごが袖ふる山の端垣の久しき世より思ひそめてき 柿本人麻呂(26)
・すみよしの恋忘れ草たねたえてなき世にあへるわれぞ悲しき 藤原元真(11)
・君により思ひならひぬ世の中のひとはこれをや恋といふらむ 在原業平(11)
・うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものは頼みそめてき 小野小町(10)
・おぼつかなうるまの島の人なれやわが言の葉を知らぬ顔なる 藤原公任(11)
・朝倉や木の丸殿にわがをれば名のりをしつつゆくはたが子ぞ 天智天皇(13)
単独の著書もある後鳥羽院や、最長の平忠度の項は、まさに読み応え充分だが、ハイライトは藤原俊成女の項だろう。Morris.には凡百のミステリーより面白い謎解きと思えた。その他、丸谷の卓見、創見、閃き、発見、新解釈など枚挙にいとまない。
しかし、「新進気鋭の」作家というイメージをいつまでも引きずっていたせいもあって、すでに彼が75歳になることを知ってびっくりした。
本書は彼の贅沢な遊びかもしれない。百首と古今の名歌を網羅する詞華集を一人で選び出す楽しみ、それぞれを思う存分賞賛し、分析し、論じる楽しみ、その中から自分の文学史観を立ち上がらせる楽しみ、読者はその楽しみの余沢を蒙ることが出来るという、仕組みだ。ひさびさに熱中できる本だった。瑕瑾や揚げ足取りは今回に限って無しにしよう。
2000/08/22(火)●メーラーが文字化け(@_@)●
としろう、矢谷らと六甲アイランド、アンタンテのプレパック。
久しぶりに韓国語ワープロ「コレアンライターV3」を使って、韓国KSコードのテキストファイルに変換した後メーラーに貼り付けて、ハンナちゃんにe-mail出そうとしたら、何とこれまで来たメールの本文全てが文字化けしてしまってる(>_<)
ネスケの設定のフォントはちゃんとMSゴシックになってるのに、どうしたんだろうとちょっとパニックになってしまった。色々訳も分からず触ったり、リセット再起動したりしてるうちに何とか日本語で読めるようになった。件のメールがちゃんと発送できたかどうかは不明。一通配信不能の連絡入ったため。
9時から先週見逃した「ナースのお仕事3」見る。今回のゲスト看護婦研修生の若い娘が、演技下手だわ、好みでないわで、ちょっと不満。
2000/08/21(月)●缶詰のタイカレーはいまいち●
昨夜の麻婆豆腐は余りに慢心したためか、美味いのは美味いものの割と平凡な出来だった。
今日は矢谷君と二人で大阪天王寺区と東住吉の小口2件の現場。本来なら半日仕事なのに、えらい渋滞で倉庫に戻ったら4時半だった。
昼休みに平野の古本屋「日之出書房」に寄る。新今里の店はよく行くのだがこちらは初めてで、あまりの広さにびっくりしてしまった。漫画も雑誌も、なにもかも大量にあるし整理も行き届いている。ここで88年の「愛の逆上がり
無用篇」(とり みき)が300円で出ていたので買う。懐かしいというより、新鮮だ。
パニエに寄ったら、タイカレーの缶詰を安売りしてたので試しに赤と緑買い、帰って緑を食べてみたのだが、食べるときはそこそこいけると思ったのだが、あとで胸がつかえるというか胸焼けするというか、後口が悪い。
ミニミニステレオ買ったのがうれしくて、STARdigioを良くきいているのだが、494ch(韓国歌謡)をBGMにしてたとき、なんか懐かしい歌声が流れて、おおっ、イジヨンじゃあっと思ったのに、アーティスト名「イソヌ」とあった。MDに落として繰り返し聞いたら確かに別の歌手なのだが、本当に声といい、歌い方といい、雰囲気といい、良く似ている。夜にハンナちゃんから電話があったので、どんな歌手なのか調べるように頼む。向こうの用件はMorris.が出したハングルのメールが文字化けで見えないとのこと。恥ずかしながらMorris.はハングルでメール出したことなんか無かったのだ。韓国winのテキストファイルで送らねばと思いながらついつい、メーラーからフォントだけKS韓国に変えて直接打ったのだから読めないのも当たり前か。コレアンライター3でtxtファイル作ってもう一度メール出そう。
2000/08/20(日)●昨夜のライブは楽しかった●
昨夜のヒアカムでの「矢谷智克TRIBUTE LIVE」はとても良かった。前からMorris.は矢谷のファンだが、彼の曲を他のミュージシャンがカヴァーするというだけでも、面白いし、後半は矢谷自身の演奏もあり、これは企画したグレート北川にも拍手を送ろう。カヴァー演奏者はたいてい身内だが、それぞれに個性豊かに矢谷の曲を解釈してくれて、矢谷の歌の世界の良さに、改めて気付かされた。南君のエレキの弾き語りに始まりベースの山口さんは奥さんとデュエットするわ、ゆりさんはほとんど自分のレパートリーとして完成させてるし、少女がフライングV抱えて「アフリカ」を爽やかに歌うわ、とにかく昨夜は楽しかった。島田さんまで引っ張り出されて3曲ほど叩いてくれたし、ヴィデオカメラ持って行って良かった。グレート北川によるこの日の詳しいレポートは、後日フクイーズの部屋にアップされることになっているので、それもお楽しみに。打ち上げではビールに、矢谷差入れ??の宮崎産焼酎のふるまいもあり、やっぱり結構飲んで、いい気分で12時ごろ帰宅した。
ハンナちゃんからメールが来ていた。文字化けしてたが、フォントをハングルにしたらちゃんと読めた。彼女だけでなく、母親まで書込みしてたのに、ちょっとびっくり。まあ、ハンナちゃんより、こちらの方が同世代だもんね(^.^)ぐいぐい酒場にも書き込みあったのだが、こちらは、ネスケでは判読不能だ(>_<)
早くネスケver.6を出して欲しい。
今朝は8時半起床。完全休養日ということにする。午前中昨日のライブをダビングしながら、インスタントタイ風ラーメン食べて、あとはボーッとTVで高校野球準決勝戦見る、智弁和歌山は苦戦しながら、最後は打力で順当勝ちしたが、育英は9-0のワンサイドゲームになり、後半6点は返したものの結局東海浦安に負けてしまった。
夕方ソウルの新聞社のイジョンビンという韓国人男性から電話。イパクサ関連で2002年ワールドカップのテーマ曲をイパクサが歌う(一昨年出たミニアルバムのことか?)で、そのキャンペーンと取材で、9月に来日するので、その時あって話しを聞かせて欲しいと言うようなことだった。とりあえず向こうのアドレスきいて、英語で(^_^;)メール出しておいた。イパクサと取材というと以前の茶番を思い出すので今回ははっきりするまで、仲間には呼びかけるまい。でも、若者を中心にパクサ人気が上昇してるのは事実らしいので嬉しい。
今夜は,意識なしでもついつい作ってしまう(^_^;)定番中の定番、そう、麻婆豆腐ぢゃあ(^○^)今から作り始める。
2000/08/19(土)●うどんの中村ふたたび●
7時半起床。宿酔ではないがかなり酒気が残ってる。どうもまた昨夜、Morris.はお約束の「酔った上での狼藉」をはたらいたらしい。まあ、とりあえず、宴会してた北添さんの部屋で酔いつぶれ、社長の部屋に移った後、夜中に某所で発見(;_;)されたという。第一発見者(特に名を秘す)によると「トイレに行ったら、床に寝っ転がってる人がいたので仰天してしまった」とのこと。レスキュー隊の某伊藤時治は「なさけない、というか、みっともない、というか、もう駄目なんじゃないかな?」と。うーーむ、面目ないm(__)m
9時過ぎにみんなで、究極の讚岐うどん「中村」へ。前回は初めてで、批評どころでなくおそれいってしまったのだが、今回はみんながちょっと麺の出来が変わってるとか言うので、心配してた。最初2玉を冷やしだしで食べたら、ちゃんと美味しい。変わったといえばちょっと見かけで麺のつやが以前の方があったような気がするところくらいだ。ただ、ここでもMorris.は失態を犯してしまった。ここは客が葱刻んだり、大根やしょうがをおろすシステムなのだが、酔いの残ってるMorris.が葱刻もうとしたら、この庖丁が見事に切れない、押し切るように切って不細工この上ない始末になった。社長が丼の裏の糸きり部分を簡易砥石にして一時的に切れ味を回復させ、手際よく切った物だからMorris.の不手際が余計目立つ仕儀になってしまった。Morris.はまだまだ未熟だなあ。それはともかく、追加の1玉は、生醤油で食べ、おしまいの1玉は熱いのを熱いだしで食べる。これはどれも美味しかった。今回はひょっとしたら中村のうどんを食べるのは無理かも知れないと思ってただけに、嬉しかった。
社長に車で坂出まで送ってもらい、駅で藤麺の生うどん4袋買い、来るときの逆ルートそのままで3時前に部屋に戻った。
今夜はヒアカムで「矢谷智克トリビュート??ライブ」に行く予定。
2000/08/18(金)●レオマの見納め(;_;)●
普通で三宮まで出て、8時10分発の新快速で奈緒ちゃんと合流。姫路から岡山まで鈍行、岡山から快速マリンライナーと乗り継いで坂出に着いたのが11時過ぎ、駅前SATY1階の「やじきた」で冷やし生醤油うどん食べる。この前高松の同じ店で食べてまずまずだったからとりあえず食べておくことにしたのだ。バスでレオマ到着が12時過ぎ。いちおうアトラクションの一つでも体験しておこうとヴィバーチェ(ジェットコースター)に乗る。ジェットコースターに乗るのはソウルオリニ大公園以来8年ぶりだが、Morris.は感覚が鈍いせいかこういうのは一向に恐くない。その分乗り甲斐が無いとも言える。1時半から春待ちファミリーBAND撮影、曇り空ながら、暑い。これでピーカンだったらと、想像するだけでたまらない。結構子供連れが多く、曲も子供向けで、受けていた。3回ステージというので2回目を飛ばしてその間に、美術館など見ようと思ったが、2回目が「ありときりぎりす」レオマヴァージョンをやるというので、これを撮影して3回目を飛ばすことにした。これが結果的には大正解だった。「ありときりぎりす」は89年2月道化座六甲スタジオで開催した、春待ちファミリーBANDファーストコンサートの目玉として練り上げたものだが、その後ずっとやることはなかった。それが数年前学研の幼児教育雑誌のお遊びページに社長が抜擢され、ありときりぎりすをアレンジし、絵本CDまで作ってしまった。レオマヴァージョンはこれをさらにアレンジしたもので、いやま(あり)と社長(きりぎりす)の当て振りは面白かった。懐かしさもあいまってこれを撮影できたのは上出来だった。そのあと、ブータンの山城のレプリカ(展示品多数あり)を見物と、大西美術館のトンドル(ブータンの巨大な刺繍曼荼羅)を見る。この前これには感動してしまい、ぜひ休園になる前に今一度見ておきたかったのだ。やっぱりすごい。砂の曼荼羅もいい味出してるし、美術館自体がトンドルの安置所的意味合いが強かったので、もう見ることができなくなると思うと残念だ。美術館にいる間に強いにわか雨が降り、3回目の春待ちのステージは中止になってしまった。
社長の車で、スーパーに寄り酒と肴を買い、寮に戻る。昨日社長が作ったカレー(めちゃうま)食べて飲み始める。二階堂と午後の紅茶で、ひさびさのモリスブレンド。ちょっとペースが速いと思いつつ、ついつい飲んでしまう。9時に閉園のレオマの連中や北添さんがやってきたのは10時前で、佐藤が餃子作り、それを食したところまではおぼえているのだが、その後の記憶は忘却の彼方へ消え去っている(>_<)
2000/08/17(木)●イパクサ10月ソウルでライブ●
9時起床。洗濯済まして、インスタントタイ風ビーフン食べる。冷凍の海老入れたら結構豪華になった。
昼過ぎに部屋を出て、六甲道で生れて初めて「青春18切符」を買う。さんちゃん部屋の名古屋オフで関西組はこれを使うのと、明日、四国に行くのにも使えるので買ったもの。
大阪に出て、心斎橋そごうへ。昨日からそごうとしては最後の古書展(117回目)やってたので覗く。それほど足繁く通った訳ではないが、何度かはここで掘り出し物もあったし、終るとなると寂しい。京都書院のアート文庫の売れ残りが400円均一で出ていた。めぼしいものはなかったが、お愛想にインドの染め織りを1冊買う。
日本橋に回り、テープなど買ってから、ミニミニコンポを物色、帯に短し襷に流し、いいのは高いし、安いのはちゃちだしと、迷ったあげく、SONYのオールインワン(CD,MD、TAPE、TUNER)前面操作のものに決めた。AIWA製に、もっと安くて機能てんこ盛りのものがあって、最初それにしようとも思ったのだが、どうにもデザインが気に入らなかった。それとSONYのものは、低音、高音別にトーンコントロールできるというのが決め手になった。地震前にSONYのコンポを持っててこの音があまり好きになれなかったので逡巡したのだが、まあラジカセ代りみたいなものだから多くは望むまい。とりあえずやっとMDが使えることになるのは嬉しい。
阪神で戻り、新在家の「山人山神」でラーメン食べる。2回目だが、前よりは味は安定してるようだ。例によって麺がそうめんぽいのが難点だが、この近辺では一、二番目に美味しい店といえるだろう。
帰宅してステレオをセットする。前のパイオニアのものとほとんど同じ大きさなので、配置も配線もほとんどそのまま差し替えできた。思ったより音も良さそうだ。満足、満足。
9時ごろミーハーのハンナちゃんから電話、昨日はソウルに泊まり、今日自宅(光州)に戻ったらしい。そのあとすぐに今度は、イパクサから電話。学生に人気があると聞いて嬉しいといったら、すごく喜んでいた。いつ来るかというので、秋には行きたいと答える。10月にソウルのテハンノで一週間連続のライブコンサートがあるそうだ。それならMorris.の訪韓もそれに合わせようかと思う。
明日は四国レオマに行き、春待ちの演奏見て、例の美術館と、見逃したブータンの寺のレプリカを見て、あわよくば、うどんも食べねば。日帰りで明日深夜帰るつもりだが、ひょっとすると一泊して土曜日の昼になるかもしれない。土曜日の夜はヒアカムで矢谷トリビュート??ライブがある。
数日前から左肩から肩甲骨にかけて痛い。何かでひねったのか、あるいは恐怖の「五十肩」なのか(?_?)
2000/08/16(水)●ステレオリニューアル計画●
矢谷君と芦屋の小口の仕事。好きな地名「打出小槌町」にも行った。昼食は和歌山ラーメン「あじゅち屋」。餃子は平凡だが、ラーメンは美味い。三馬力無き後、神戸では一番かもしれない。ただ、麺はもうちょっと硬いほうがいい。前回もそう思い、次は固めにと頼もうと思いながら、忘れてしまっていた(>_<)午後は倉庫作業。
前から調子が良くなかった、ステレオのテープが完全に壊れてしまった。これを機会に買い換えようかと思ってる。そろそろMDに移行すべきなのかなあ。
2000/08/15(火)●神戸ヴァーチャルデイト●
あややあ(>_<)完全に宿酔だ。
昨夜のことも何となくうろ覚えだったが、10時前にハンナちゃんから電話があり、阪神大石駅で落ち合って、三ノ宮に出、歩いて元町の南京町冷やかしてJRでハーバーランドに出て、神戸港バックに記念写真、でもまだ時間余るので月見山に出て、Morris.の一押し観光スポットの須磨離宮公園へ。ここは思ったより好評で、たっぷり2時間半ほどくつろぐことが出来た。(神戸で韓国人を案内して離宮公園に来てしまうというのは、8年前の崔貞姫さん以來だ。釜山から香港に移り、一旦ソウルに戻って、今度はイギリスに移ったあたりから疎遠になってしまった。どうしてるんだろう?)
夕方梅田に出て、ぷらぷらして、PONちゃんに電話するもいっこうに通じない。7時半過ぎにやっと連絡ついて3人で串カツの「ヨネヤ」へ。ところがここが9時半まででまるで追い出されるみたいに店を出て、とりあえず今夜の宿にハンナちゃんを連れて行き手続きすまして、「ジャンジャン」というアジアレストランでしばらく飲んで11時過ぎに二人と別れて帰宅。久しぶりに長時間韓国語のシャワーの中にいたようでちょっと疲れた。
そんなこんなで今日の「ナースのお仕事3」は見そびれてしまった(>_<)
2000/08/14(月)●韓国ミーハー娘乱入?●
8時半起床。今日は一日部屋で篭城することにする。STARdigio431hの「レア音源幻の名曲!!8」を期待してチェックしたのだが、ちょっと肩すかしだった。その代わり267chの「GIRL's一人GSカヴァー編」はなかなかに聞き応えあった。エアチェックしてまた斉藤さんにあげることにしよう。
・君だけに愛を/木の実ナナ&レオビーツ・花の首飾り/伊東きよ子&ハプニングス4・長い髪の少女/奥村チヨ・青空のある限り/木の実ナナ・ダンシング・セブンティーン/弘田三枝子・スワンの涙/ジュディ・オング・好きさ、好きさ、好きさ/木の実ナナ&レオビーツ・モンキーズのテーマ/木の実ナナ・ダンス天国/中村晃子・マシュケナダ/朱里エイコ・ワーズ/伊東きよ子&ハプニングス4・ラララ/中村晃子・ハロープティフィーユ/中尾ミエ・ツイスト&シャウト/黛ジュン・カyントバイミーラブ/黛ジュン・バラバラ/木の実ナナ・OK/木の実ナナ・花のサンフランシスコ/中村晃子・シュガータウンは恋の町/槙みちる・ラブイントーキョー/ミッチーサハラ・孤独の太陽/朱里エイコ
やっぱり弘田三枝子の歌のうまさが光ってるなあ。「恋」を「こひ」と発音するところなどはこの当時からだったんだな(^.^)でも「人形の家」の「はなた(あなた)」と違って、「恋」は上代は「こひ」と発音していたのだから、いっそ由緒正しいというべきかも(^.^)
昼から飲み出して(^_^;)いいかげん出来上がった頃に、PONちゃん(江川)から電話で、韓国のY2Kのファンがこちらにやって来ているので一緒に来るとの話。もちろん二つ返事でOKしたのだが、連れて来たのがイハンナという女の子だった。クヮンジュ(光州)在住のハンナちゃんは獣医の娘で大學も出てるのだが、Y2Kとジャニーズジュニアの大ファンという、とんでもないミーハー娘だった。宿所決まってないというので、学生センターに電話したのだが盆休みだったので、PONちゃんがインターネットで大石の旅館を見つけてくれた。ひさびさの韓国人との交流で、Morris.も錆付いた韓国語で話しをしたのだが、どんどん単語をわすれてるなあ。明日はPONちゃん仕事なので、Morris.が一日神戸を案内すると安請け合いして、二人が帰った後、飲み潰れてしまった(>_<)
2000/08/13(日)●あじゃじゃ、録画できてない(>_<)●
8時は起床。昨夜は、例のゆかりちゃんが出る番組録画しながら見ることにしようと思いながら結局そのまま寢てしまったなあ。タイマー録画かけてたから、ゆっくり見ればいいや、と思ったのに、がぁ〜〜〜ん(@_@)テープ全然回ってない。恐い蟹、じゃなかった、こはいかに?冗談言ってるばやいではないが、つらつら考えるに、要するにMorris.は1時前に寝入ってしまったのだが、その時19chをつけたままだったのだ。つまりタイマー録画はスイッチ切った状態では作動しない。つまりMorris.が寝ている前で番組は放送されてしまってたというわけだ。誰か録画した人いませんかぁ??
よければテープ貸してくださぁい。昨日、偉そうに言ってたくせに、ああ、情けない(;_;)
午後は中央図書館に行く予定。東京のNaOさんが、大阪来るとか言ってた話はどうなったのだろう?昨日は何回もファピョンさんの携帯に電話したがずっと切れてたし。
バスで中央図書館へ。「蔵書検索端末(OPAC)テスト版」と称してPCが3台並んでいたのでさっそく試してみる。95年4月以降つまり、地震の後から受け入れた1階開架の書籍に限られることや、棚にあるか貸出し中かは分からないなど制約はあるものの、複合検索や、主題検索できるのでカードや、冊子より便利なところがある。田辺聖子の吉屋信子をテーマにした2冊本をずっと読みたくて探していたのが、小説でなく、評論、研究の棚にあることが分かって借りることが出来たり、奥泉の未読小説が入ってる(貸出し中だった)ことも知ることが出来た。こうなると神戸の全図書館の蔵書を自宅から検索できるようにネット化してもらいたい。
今夜は、モリス亭特製肉団子作り、夕食は簡単に、キムチラーメン、モヤシ挽き肉ニラ炒め載せで済ます。近所の成徳小学校で盆踊りやってたので30分ほど覗く。噂の「神戸パンダ音頭」は詞、曲、歌手、踊りと四拍子揃って悲しいくらいのお粗末さであった。
2000/08/12(土)●灘南北線バスツアー参加●
8時半起床。洗濯掃除して、高校野球タイムラグ観戦(NHKとスカイAを同時に見ると、スカイAの方が0.5秒くらい遅れるので、フルタイムリプレイを見ることができる)を楽しむ。昼食は、レトルトグリーンカレー。いやあ、こいつはうまいや(^○^)
レトルト3兄弟の中では抜群だな。モリス亭のタイ風カレーももっと究めないとレトルトに遅れをとることになりかねない。
福井君から原稿と写真送って来たので、先月のアコースティック・フォレストの模様をフクイーズライブ日記に更新。
今夜遅く、TV大阪19ch「バーミリオンプレジャーナイト」(am.1:25〜2:00)に大西ユカリと新世界が出演(録画)するので、ユカラーは必ず見るように。
今日は午後から、naddist(灘区地域限定のメルマガ)主催の新路線バスツアーに参加しようと思っている。
午後3時、歩いて都賀川沿いの灘区民ホールロビーに集合。naddism主催者の慈(うつみ)さんに挨拶。どんな人だろうと思ってたら、茶髪パンクヘアーの好漢だった。すでに15人以上集っていて、区役所前のバス停から乗車。3時10分発の新路線「灘南北線」の全コースを乗り尽くすという企画である。
神戸は海からすぐ六甲山系が迫っているので東西の交通網だけがやけに発達していて、バス路線も南北は急な坂のため整備されていない。それが今度の南北線は、灘区の中心部をぐねぐねと大回りする、ちょっと驚きのコース設定なのだった。バス自体もかなり座席数20くらいの小型で、可愛いペインティングも施されている。韓国のマウルバス、バンコクのミニバスを思い出した。Morris.は一番後部左端に席を占める。途中から乗車する参加者もいて総勢20名超えてしまった。一般利用客もそこそこいるので、時ならぬラッシュ状態。これで急坂発進できるのかいなとちょっと心配になるくらい(^_^;)コースは山手幹線西に向かい、王子公園から北上、神戸高校までの地獄坂〜摩耶ケーブル駅前を経由して山の手のアップダウンの起伏に富む住宅街をぐねぐねと回って上りと同じ青谷川沿いの道を下りて王子公園から灘区役所まで戻り(ここまでが北路線)そのまま南回り路線になる。最初慈さんは北回りと南回りは乗り換える必要があると思ってたらしく、乗り継ぎの時刻に遅れそうだとやきもきしていたが、これは嬉しい誤算だった。ということで南回りは都賀川を南下して、阪神大石駅経由でそのまま43号線を横切って(>_<)新在家の運河まで下りなんとMorris.がこの前まで住んでたワンルームの前の道を通って、阪神新在家〜JR六甲道終点まで、延々1時間半以上のめくるめくバスツアーとなった。これで料金200円は何とも安い(^○^)
バスの前で記念写真を撮る。
そのあと路上観察&建築探偵団みたいな感じで、ぷらぷら二次会の店まで歩くことになる。何故かみんなが「ミレー」に執着してて、店の前でまたまた記念写真。八幡神社前で一休みしてから、西に向かい、灘のトリビアル名所や灘公設市場跡(ほとんどなーんも残っとらん(^_^;))経由で水道筋商店街内の「ARATAYA」の2階座敷で打ち上げ。夕方とはいえ日差しがきつく、結構坂道を歩いた後なので、生ビールで乾杯したときには全員が恍惚となった。打ち上げ参加者は、naddist発行者の慈さん夫婦、のんき君のパパさん夫婦、神戸新聞の西さん、中尾@Dr.フランキーさん、喜多さん、松原さん、女性陣は山本@カメライダーさん、中川@きつねっこさん、まさえ@都賀川の娘さん、神戸Walkerの青柳さん、Morris.の13名。みんなが灘区在住ではないが、当然灘への関心度は高く、話題も多方面にわたり面白かった。ここでは新参者ということで、猫かぶってたMorris.だったが、酔いが回るにつれて、口数多くなったのは御想像通り。慈さんは「灘アイドルプロジェクト」や、「スクリーンの中の灘上映会」など面白そうな企画を画策してるそうで、これからも目を離せない。
ARATAYAは元寿司屋のジュニアが始めた創作料理の店で、大根と梅肉サラダ、チャプチェ風素麺、黒豚トンカツ、スジ蒟蒻コロッケ、小籠包子、スープ雑炊まで、どれも一ひねりしてあって、なかなか美味しかった。Morris.の一押しは、葱が多めに入った出し卷き。柔らかさ加減といい、焼き具合といい、味の濃さといい、文句の付けようなし。しかもメニューにはだしまきだけで6種もあるらしい。これはすごい。普通のものや、うまき、山芋と明太子、チーズ、さらに「6番目のだしまき」という謎のメニューまである(^_^;)。これはまた行かなくては。
みんないいかげん酔いも回り、「三次会はカラオケぢゃー!!」と叫んだ者(特に名を秘す)の勢いに押されるように近くの「台北」へ。ここは不思議なカラオケで部屋は掘りごたつみたいになってて、名物焼き飯が売り物。たしかにあっさりしてて美味しい。韓国歌謡はほとんど無いので、釜山港を韓国語で、ハローグッパイを日本語で歌った。松原さんがカラオケ大将らしくのりのりだし、西さんは昭和レトロ歌謡専門、慈さんが今日の企画に合わせて「バスストップ」で握手攻勢をかけるわ、けいこさん(慈夫人)の「ブルーライト横浜」も嬉しい選曲−−−というわけで11時頃お開きとなった。
Morris.はふらふらと歩いて帰る途中前から気になってた「八角」でラーメン食べる。可も無く不可も無しだった。(ようなきがする(^_^;)
部屋に着いたのが午前0時半。後は1時25分からTV大阪を見なくては。と思いながら寢てしまった。
2000/08/11(金)●大石の穴場ふたたび(えらい速攻(^_^;))●
小林君と西区のイスラエル向け荷物のピックアップ。3時ごろに終了して、御影オーキッドコートの現場のヘルプ。三宮でちょっと星電社冷やかして、阪神で大石下車。昨日の穴場的立ち飲み屋へ。お盆休みで客も少なく、なんなくカウンターに席を占めることが出来た。昨日の今日だからもちろん顔覚えてくれてて、生中で、マカロニとイカの一夜干し頼む。後は、イワシ、タマネギの天婦羅、枝豆、イカのリング揚げ、目刺し、漬物(青瓜と茄子)、どれもこれも結構なアテで、ジョッキ3杯お代わりして、代金は2,000円ぽっきり。いやあ、いい店である。隣に常連らしきお姉さんがいて、キリンの大瓶ぐいぐいやってた。伊勢の出身で、上京してこちらに住んでるらしい。手持ちぶさたのMorris.が読んでた本(丸谷才一の「新々百人一首」)から話しがほころんだが、おばあちゃんが「あたしもそういうの好きなのよ」発言で事態がおかしな風になってしまった。今度来るときにMorris.の短歌(和歌??)を持って来てほしいと言われてしまったよ(^_^;)
大石から15分ほど歩いて帰宅。今日も晩ご飯はいらなかった。
2000/08/10(木)●大石の立ち飲み穴場●
朝、5時過ぎに西根君に迎えに来てもらい。尼崎で高平さん拾って、名阪経由で津へ。インドネシア向けの荷物のピックアップと、翌日の国内便のプレパック。よく片付いていて、予定より早目に作業終了。7時半には事務所に到着。ゆうさんの車で送ってもらう途中、ちょっと寄ろうということになり、大石の立ち飲み屋(特に名を秘す)へ。立ち飲みといってもカウンターに椅子があって、けっこうくつろげる店。ここは母娘で切り盛りしていて、おばあちゃんがカウンター内の流しとガスコンロで、あてを作ってくれるのだが、これが家庭料理の極みみたいな奴ばかりで、手際はいいわ、材料もちゃんとしたものだし、びっくりするのがその値段。15cmくらいのアジを目の前で手開きして、2種類のコロモ付け、小ナスといっしょに、カリカリに揚げた天婦羅が、何と100円(@_@)
他にもかつおタタキ、烏賊糸造り、そして今日は娘さんの力作、三枚肉の煮豚、これは八角が効いてて絶品。こんなので採算取れるの??と思うような、穴場だった。ゆうさんもなかなか隅におけない。常連でゆうさんの10年先輩という近所の米屋の旦那も後から来て、結局ビール大瓶3本以上飲んでしまったよ(^○^)
おかげで、今日は晩ご飯いらなかった。
2000/08/09(水)●疲労になるとき●
矢谷、としろうと一昨日と同じ篠原北町の現場。ここは三毛猫を飼ってて、これがやたら人なつっこくて、初日もMorris.が仕事してる横のベッドで伸びをしながらずーっと寝そべってたのだが、今日は更にもう一匹トラキジがいて、こいつはちょっと人見知りする方だが日本の野良猫風のを2匹も飼ってる米人もめずらしい。
明日も4時半起きの早出で、津まで行かねばならない。ちょっとこのところ疲労がたまっている。
【現代歌まくら】小池光 ★★★☆
産経新聞に3年にわたって連載したコラムを後に五十音順に並べ直したものらしい。著者は歌人で、和歌にあっては超重要な修辞要素であった歌枕が短歌になって、ほとんど消滅したと規定しながら、それでもなお現代短歌にあらたに誕生した歌枕のようなものとそれぞれの証歌を挙げて、解説や感想や、連想することどもを書き連ねていくという、連載コラムの一趣向としてはなかなか上手いやりかただなと思ったが、コラムのネタくりも結構達者だし、楽しく読めた。
でも、結局こういう本は、現代短歌のアンソロジーとして読むわけで、そういう読み方でも結構気に入ってる。
挙げられている歌枕は以下のとおり。
青森県、悪魔、浅草、アジサイ、飛鳥、汗、あはれ、阿武隈川、アフリカ、天草、アマゾン河、アルプス、伊香保、椅子、イチョウ、犬、イーハトーブ、ヴェニス、兎、牛、馬、梅、梅干、エーゲ海、桜桃、近江、大阪、「大淀」、弟、鬼、オホーツク海、外套、柿、鍵、革命、カゲロウ、カナリア、鎌倉、髪、かみそり、雷、かもめ、鴉、樺太、カリフォルニア、ガンジス川、神田川、機関車、菊、岸上、北、北上川、狐、絹、霧、キリマンジェロ、銀、銀河、金魚、銀座、孔雀、九十九里浜、鯨、倶知安、百済、くれなゐ、子、甲子園、コカコーラ、五月、コスモス、珈琲、独楽、米、隠沼、坂、桜、酒、佐渡、砂漠、サマルカンド、サラダ、さるすべり、死海、しぐれ、自転車、信濃、芝、シベリア、蛇崩、遮断機、上海、松竹梅、昭和、杉、スコットランド、砂、隅田川、関ヶ原、扇風機、洗面器、象、大連、啄木、煙草、ダリア、血、チェルノブイリ、地下鉄、父、地中海、乳房、鳥海山、長十郎梨、津軽、月、椿、つばめ、爪、梅雨、鶴亀、停車場、寺山修司、ドイツ、東海、東京、蜥蜴、土耳古青、ナイル川、長崎、夏草、菜の花、南洋、ニコライ堂、虹、二十世紀、日本橋、人間、猫、合歓、ノバゼムリア、蠅、萩、白鳥、八月十五日、波照間、巴里、ハリウッド、春一番、馬鈴薯、坂東太郎、ヒグラシ、左、ヒマラヤ、ヒマヤラ、枇杷、藤、富士山、豚、二荒、葡萄、仏蘭西、噴水、ヘア、ベトナム、蛇、蛍、窓、満州、岬、水、みずうみ、みちのく、麦、麦藁帽子、武蔵野、明治、最上川、モスクワ、紅葉、野球、山川呉服店、邪馬台国、湯、郵便局、ヨコハマ、吉野山、ヨルダン河、ラスコリーニコフ、理科室、立春、龍、レーニン、レモン、六月、ローマ、わだつみ
2000/08/08(火)●ちょっと寝不足●
5時半に矢谷、西根に迎えに来てもらい、福井へ。タイ行き荷物のピックアップ。現場の近くに本願寺派の大きなお寺が有り、工事中の本堂の軒下に50cmはありそうな雀蜂の巣があった。今日から高校野球、第一試合の育英は8-1で快勝したもよう。3時半に積み込み終わったが、ちょうど今日が琵琶湖の花火大会で渋滞がひどく、事務所到着は7時半だった。今夜は「ナースのお仕事3」見ながら韓国冷麺。やっぱりこのところ睡眠不足だ。今夜は早目に寝よう。
2000/08/07(月)●今夜は韮餃子●
なんだか寝苦しくて夜中何度も目をさまし、結局5時半に起き出して台所で昨日の洗い物済ます。今日はとしろう、西根君と篠原北町のデトロイト向け荷物のプレパック。割と早く終ったので今夜は久しぶりに餃子でもつくろうと材料買って帰る。最近えらくベランダの水はけが悪いのでエアコン外機を動かして、排水孔を見たら完全にゴミと泥で塞がっている。ドライバーで孔掃除して何とか普通に水流れるようになる。ついでに内機も、スプレーの洗剤で洗浄した。
餃子の皮は流石に市販の薄口タイプ買ってきたが、肉は豚ロース厚切りを庖丁で叩いてミンチにする。あとは韮の微塵と、ニンニク、生姜、胡麻油、シャンタンのみ。どんどん巻いていったら37個も出来てしまった。初め油多めにしたらぱりぱりで揚げ餃子みたいになり、次に水多めにして半分水餃子風にしたらこっちのほうがうんと美味しかった。15個ほど食べて、多すぎるので社長宅に持っていこうかと電話したら、今日はいやまによるドリア大会でみんな満腹状態とのこと。しかたないのでチルド室に入れて、洗濯したりしてたら、いやま、伊藤君、えっちゃん、吉口が餃子食べにやってきたので突如宴会モード。餃子と、ガイヤーン出す。おおむね好評だった。11児過ぎにみんな帰る。KNTV「キムヘス+you」特集見る。この番組も好評で2年間続いたが、そろそろ終るらしい。明日は5時起きで、福井行きの予定。
2000/08/06(日)●龍太初御目見え●
9児起床。旧は午後に元町「シルクロード」で春待ちファミリーBANDライブ。ライブハウスでの演奏は久しぶりで、客の入りが心配だったが、20人くらいは来てくれたので一安心。中休み入れてたっぷり1時間半の演奏。Morris.はめずらしく撮影中にビール2本飲んでしまった。打ち上げは伊藤、いやま、さりーちゃん、えっちゃん、やっちゃんと「万坊」。ここでもかなり飲み、帰って、伊藤君とまたまたビデオで韓国のどじまん見ながら焼酎に切り替え。
9時半頃、あしやん・あんちゃん夫婦が、5月12日に生れた長男「龍太(ヨンテ=りゅうた)」を連れてやってきた。浴衣姿の龍太は思ったより大きかった。ちょっと眠そうだったが、人見知りする様子もなく(そりゃそうだろ、3ヶ月たってない(^_^;))Morris.が抱いても泣かなかった。初めての子だけに、あしやんはすでにして親馬鹿ぶりを発揮していた。解凍したレッドカレーや、パイナップルサラダ、ガイヤーン、西瓜(あしやん提供)など食べ、アイスティ(ネプチューン)など飲んでだべる。龍太がお腹が空いたらしくぐずり出したので、11児過ぎにお開きとなった。我家への初御目見えの記念写真を貼り付けておく。
2000/08/05(土)●中空糸膜タイプ浄水器●
9時起床。宿酔ではない。今日は昼間から飲むのは止めて、読書三昧することにする。去年のセンター古本市で手に入れ、半分読んでほったらかしてた「俳諧事典」を読了する。この本は先週から読み直し始めて面白くなったところで5日前から行方不明になっていたのだ。昨日ノレバン1号とラックの狭い隙間に潜り込んでいるのを発見した。
夕方、自転車で大石のコーナンに流しの排水口のゴミ受け買いに行ったのだが、近くの棚で安売りしてた、蛇口に取り付ける簡易浄水器を衝動買いしてしまった。東レの「中空糸膜タイプ」で、効果のほどは??だが、いちおう紅茶にはまってるMorris.としては、水質向上に留意してることにしておかないとね。
ところで大西ゆかりちゃんからメールが来て、数日前にiMAC買ったとのこと(^○^)
今必死で使い方おぼえてるらしい。新世界のギタリスト、久井さんが作ってるユカリちゃん部屋の掲示板に記念すべき初書込みがあった。ユカラー(^_^;)のみんなは、一度挨拶に出かけるように。
アドレスは
http://www.geocities.co.jp/MusicStar/1400/
久しぶりにひらちゃんの掲示板と日記覗いたら、東京でのベンチャー企業辞めてすでに関西に戻っ来てるそうだ。Morris.がしこしこ料理に熱中してる間にひらちゃんは波瀾万丈の毎日を過ごしていたらしい。海外旅行も日常茶飯事みたいな気軽さだし。来週も東南アジア周るとか。Morris.とはスケールがちがうなあ。ひらちゃんはMorris.部屋本家の大家さん(orcaland)でもあるわけで、店子のくせに何も知らないでいたことが恥ずかしい。
今夜は「モリス亭風イカ素麺」。普通「いかそうめん」といえば、イカの糸造りを丼に盛ったものだが、Morris.のは、普通の冷やし素麺の上に、玉子、胡瓜、トマトの他に、イカゲソの天婦羅(生協で80円)を載せる、という、いささか外道なものだが、これが実に美味い。海老天や、イカ天(胴の方)ではなく、「ゲソ」の天婦羅というところがミソ。
【江戸化物草紙】アダム・カバット 校注編 ★★★☆ この前感心した「大江戸化物細見」の前作。化物を主題にした黄表紙5編を中心に、複数の論者による化物論みたいなものが組み合わされていて、楽しめることは楽しめたが、ちょっと点数が低いのは、取り上げられている作品の質の差によるところが大きい。黄表紙5編のうち4編までが、十返舎一九の作であまり変り映えがしないし、もう1編もお化けの紹介集みたいで物足りないこと。一番長編で面白いと思った「化皮太鼓伝(ばけのかわたいこでん)が、佳境にはいるところで尻切れトンボで終ってしまうと来たもんだ。米国人で泉鏡花の幻想小説を専門に研究してきた著者が、日本の学者に看過されている化物黄表紙を取り上げた着眼には、拍手を送りたいが、本書ではまだ突っ込みが足りないような気がした。「化物細見」があまりに面白かったので本書はわりを食ってるのかもしれない。個々に見れば、興味を覚える図や、洒落やうがちもはしばしにあるのだが、どうもMorris.は一九とは相性が良くないようなのである。有名な「膝栗毛」も大して面白いと思わなかったし、黄表紙ならば、京傳、春町、喜三二などとは、格段に下手でしかない。願わくは、今後、別の作家の黄表紙で面白い物を物色して「化物草紙」のスタイルで提供してもらいたい。
2000/08/04(金)●レトルトタイカレー●
東京のヒョンミさんから、お中元が送られてきた。「黄色いブツを送る」という予告メールをもらってたので、何かな、何かなと楽しみにしてたのだが、中身は、何とレトルトのタイカレー、赤緑黄の三種類セット詰め合わせだった。さすがヒョンミさん、このところのMorris.のマイブームを熟知した心憎い選択だ。感謝。
さっそく今日のランチにレッドカレーを食してみる。小松菜ベーコン炒めを添えて食べたのだが、これがなかなかいける。Morris.自家製のものよりちょっとマイルドかな。食材はすべてタイ産のものを使用してるとのことで、バイマックルー(コブミカンの葉)も一枚入ってるのが嬉しかった。直後に伊藤君が来たので、イエローカレーの方を出す。ちょっと試食したが、これはちょっと平凡かな。でも充分本場の味がしてた。
午後は、二人でぼーっとビデオ見たり、STARdigio聞いたりして、怠惰な時間を過ごす(好き)
夜は野球見ながらまた飲む。ニンニク味噌漬豚焼いたり、炊き込みご飯解凍して夕食。伊藤君から正しい箸の使い方を教えてもらう。「五十の手習い」である。実はMorris.は箸の使い方がちょっと変なのだった。これは癖でいつか治さねばと思いながらそのままになっていたのだ。なにしろ不器用だし、長い間の指癖はそう簡単に直らない。おまけに中指の傷が痛むしで、結局モノにならなかった。まあ、かたちだけは覚えたからこれからしばらく箸使いコンシャスネスを心がけよう。伊藤君は10時ごろ帰って行ったがMorris.はそれからも飲み続けて、そのままつぶれたらしい(>_<)
2000/08/03(木)●あの寿司屋ふたたび●
9時起床。今日から4連休。いわば自主的夏休みぢゃ(^_^;) ゆっくり自宅療養しようと思ってたところに、朝、例の空堀商店街の寿司屋の予約取れたけどどうする?という電話が入り、思わず「行きます!!」と叫んでたMorris.だった。そのあとで、今夜は生田神社夏祭で春待ちファミリーBANDの演奏あることを思い出したが、後の祭り(^_^;)
昼は茄子の鴫焼きに挑戦。練り味噌作るのを手抜きで、味噌床のニンニク味噌を使ったが結構美味しかった。焼き茄子より簡単だし、食べられる部分も多いので時々作ることにしよう。
どうせ出かけるのならと、元町に出て阪神理容で散髮。今日の親父もかなり手荒かった(>_<)顔剃りなんか一発勝負って感じ(^_^;)
でも安い、早いというのが魅力でもう他の店にはいけなくなってしまってる。三宮まで歩き、地下鉄の窓口で使用不能になったバスカード交換。レピシエで紅茶(NeputuneとMuscat)買い、空堀へ向かう。谷六の駅で、岩崎さん、境山さんといっしょになり、寿司政へ。今日は5時半から6時半までのコースで、後二人が交通渋滞に巻き込まれて遅れてしまったので、3人で貸し切り状態Morris.は両手に花の好位置を占めて、少女漫画の話で盛り上がり(主に一条ゆかりの「有閑倶楽部」話題)、ビールに冷酒あおりながら、またも絶品寿司に舌鼓を打った。この前と違って大将とも色々話ができた。大将は和歌山県串本の出身で、東京で20年以上サラリーマンしてたこと、関西に戻ってそば屋はじめたこと、美味しい寿司屋見つけて弟子入りしたこと、さらになんとファピョさんとは遠縁にあたるということを聞いてびっくりした。今日の目玉は厚身の鮑と天然の車海老、市場に2,3頭しか入らない本マグロ、雲丹---いやあ、どれもこれもみんな超美味だった。デジカメ持参したので、店と大将、ネタのいくつかの画像を貼り付けておく。
6時半過ぎにお開きとなり、Morris.は歩いて上本町の天地書房2軒を冷やかし、南側の店で百円均一の棚から3冊も掘り出してしまった。
そのまま鶴橋まで歩き、久しぶりに「福ちゃん」に寄る。ユッケジャン食べるつもりだったが品切れだったので、コムタン頼む。2回目だがここのコムタンは韓国でもなかなかお目にかかれないくらい美味しい。隣席にニューカマーらしい、韓国家族二組が来ていて、アットホームな雰囲気で良かった。帰りに片方の父親から「兄ちゃん、ひょっとして韓国のどじまんに出てへんかった?」と聞かれたときはちょっとうろたえてしまった。なんか、しかし最近の食生活の充実ぶりはどーしたことだろう。「ひとり食いしん坊万歳」状態だ。
帰宅してから土曜日に見損なったハングル講座再放送見る。今回のインスンちゃんはちょっとおとなしめ。live
in Koreaでは、イム・グォンテク監督の映画「春香伝」の紹介があった。パンソリが全編にわたって流れる構成というのがしんどそうだが、日本でも12月には公開されるらしい。この監督は何といっても勧告きっての実力者だから久しぶりに劇場に足を運ぼうかと思っている。
2000/08/02●指が痛い、足が痛い、お尻が痛い●
なんか昨夜は寝苦しかったのか、長い夢を見た。サラという名前のバンド?で、綴りはギリシャ文字かなんかよくわからない。ライブ会場も野外の通りを占有して、自転車や車で走りまわるわ、仮装した娘達が踊って歌って、巨大な大根のお化けみたいなのが出てくるわで、でもそれが非常に楽しかった。
今日は矢谷と堺の中国向け小口ピックアップ現場から、西根君と合流してもう一つの現場のピックアップとローカル、倉庫に戻ってトラック宵積みと、充実のメニュー(^_^;)
右臀部の調子がやっぱり良く無くて足も痛む。おまけに一昨日、流しの下の油を取ろうとして右手中指の背を庖丁でひっかけた傷がしくしく痛むという、三重苦で、明日から短期間、静養することにした。
サンボの部屋に歌集『ぷらねたりうむ』をアップ。月、太陽、地球、太陽系の惑星、主だった星や星座をテーマにした25首。夏の夜の時間潰しに、星座盤や天体事典(子供用がお勧め)などをかたわらにおいて読み解いていただけると嬉しいです。
2000/08/01(火)●弐千円札到着●
矢谷、としろうらと元町の海員教会のピックアップ。2日どりの予定が一日であがってしまった。階段3階の現場だったので、少し良くなりかけてた右臀部がまた痛み出す(>_<)。昼休みつの笛に寄り、百円均一台から明治42年発行の「ポケット論語」掘り出す。ついでに南京町に回り、林商店でレッドカレーとココナツミルク(粉末10袋=\1,000)買う。
ちゃんみさんから、新春待ちファミリーBANDアルバムの代金として2千円札が送られてきた。えっちゃんとこで一度見せてもらったが手に入れるのは初めて。デザインとしては感心しない。最近の札は中央付近に透かし用の楕円形の空白があって、文字どおり間が抜けてる感じがする。透かしは絵柄と無関係に入れることにして欲しい。書籍のバーコードと並ぶ、悪弊だ。今日は新500円玉も発行されたらしい。TVで見る限りでは、デザインは変り映えしないうえ、こちらも500の数字の0の内側がのっぺら坊で、ぱっとしない。こちらは韓国の500ウォンの不正使用防止のためと目的がはっきりしてるだけ、まだ納得が行くのだが、2千円札は、やっぱり無用だと思う。Morris.にしては珍しくお金にこだわってしまった(^_^;)
今夜は棒棒鷄+海藻サラダ。鶏の酒蒸しがあまったので、干ししいたけ、山菜セットで炊き込み御飯も。味付けも水の量も目分量でやったせいか、ちょっと薄味になってしまった。でも濃過ぎるよりはいいやね。
9時から「ナースのお仕事3」見る。神田うのメインのエピソードで、このところ盛り上がりに欠ける。