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Morris.日乘2011年2月 
Morris.の日記です。読書控え、宴会、散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。 
今月の標語
金貨極上

【2011年】 1月
【2010年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 

2011/02/28(月)鮪かま●

7時起床。
今朝の血圧は202/105/77。
朝から雨。
小川さんに迎えに来てもらい、今日から5日取り予定の塩屋ジェームス山現場の初日。
Morris.は珍しくガレージに入る。子供用の大型玩具やら、工作機器やら、工具箱やらごちゃごちゃいっぱいだったが、Morris.はれいのICレコーダのイヤホンで韓国トロット流しながら作業したので楽しかった(^_^)
昼は朝買っておいたコンビニ弁当。みんなは外に食べに出たので、これは失敗だった。
どう見ても5日分の荷物はなさそうなので、Morris.は5日目は休むことにする。
4時半作業終了。
自転車でマルハチに行ったら、でっかい鮪かま(幅30cm近い)が\680で出てて、しかもこれが半額になってる。これは買わざるをえない。。で、とりあえず出刃包丁で3等分しようとしたのだが、Morris.亭の出刃は刃渡り17cmと小ぶりなので、とても歯がたたない。金槌でたたいて何とかたたき割った。かまは塩焼きた一番で、本当は炭火か七輪で焼くのが良いのだろうが、Morris.はガステーブルのグリルで焼くしかない。これでも充分である。おこちゃま口のMorris.は、焦げるくらいによく焼けたのが好きなので、良く焼けt外側だけむしって、また焼き直すというシステムで、食べ続けた。もちろんこれは日本酒が良く合う。美味い(^_^)けど、前に食べたのに比べるとちょっと大味のような気もする(^_^;)
それにしてもこの大きさはとても一人で食べきれる量ではない。残りは明日煮付けにでもしよう。
今日で2月も終わり、明日からは3月である。しかし、天気予報によると、明後日から寒気が戻り、3日の桃の節句は神戸最高気温5℃だとか(@_@)
今日の歩数は2467歩。


とにかくでかい 

これで1/4くらい 

アップ!! 
2011/02/27(日)●ベッキー(@_@)

5時半起床。
今朝の血圧は207/111/76。
9時の開園に合わせて王子動物園に行ったが、日曜日ということで、すでに開門していた。
まぬうのところに行ったら、背の高い男性が一眼レフに大きめの望遠、そしてラバーフードも装着してガラスに密着してまぬうを撮影していた。Morris.もコンデジにお手製のラバーフードで並んで撮影。彼我の差はいかんともしがたい(^_^;) 
しかし今日のまぬうはえらくすっきりしてる??ような気がする 飼育係の人に訊いたらしばらく前に上野動物園からやってきた若い2歳くらいの牝で、名前はベッキーだと(@_@) おいおい、Morris.は全く知らなかったぞ。
ということは、Morris.はずっと同じ牡のまぬうだと思ってたけど、ときどきはこのベッキーも顔を見せてたのだろうか。まぬうフリークを自称してる割にはなんとも迂闊だった。まぬうに最初に出会った時も、牡牝2頭いることに長いこと気づかずにいたもんなあ。とりあえず、今も一日交代で出てるとのことだから、今月も来月も奇数日は牝のベッキー、偶数日は牡のまぬうということになる。
牡のまぬうちなみに右の画像が牡のまぬうである。たしかに斑点や隈取がちがっている。とりあえず、これからもMorris.は、マヌル猫のことを「まぬう」と呼ぶつもりだけど、現時点では、新しく来た牝は「ベッキー」、従来の牡を「まぬう」と呼ぶことにする。
ハンター邸は改修工事で全体がテントで覆われていた。職員に訊いたら、4月から公開されるとか。
しばらく動物園図書館で野鳥の写真集見たり、写真絵葉書書いたりする。資料館では、王子公園60年の思い出写真展などやってた。
11時に動物園出て自転車で大安亭まで行き、この前ラジカセ買った古道具屋で、マルマンの大きな壁掛け時計買う。台所の掛時計が壊れてしまってたため。\900の値札付いてたけど\800にしてくれた。業務スーパーや八百屋で、いりこ、昆布、葱などかって12時帰宅。
KBSの「全国ノレチャラン」見る。京畿道久里市篇で、いまいち面白みに欠けたかな。最近やたら、子供の出演が目立ってる。一番組に一組くらいにとどめておいてもらいたいものである。
午後は久しぶりにミニギターもって屋上へ。録音もしようかと思ったが、風は強いし、阪急電車がひっきりなしに往き来するので、録音はパス。でもやっぱり風が吹くとまだまだ寒い。適当に切り上げる。
今日の歩数は1001歩。


新緑ではなく常緑樹 

こちらは落葉樹 

まぬう 

牝のベッキー2歳だと(@_@)
 

同じく 

岩場から降りるベッキー 

たしかに若い、気がする 

アップ 

まだまだベッキー 

同じく 

しつこくベッキー

改修中のハンター邸 

懐旧写真展 

ぽっかり雲 

屋上はまだちょっと寒い 

【死都日本】石黒燿 ★★★★ 最近の霧島噴火のニュースで本書が紹介されてたので興味を覚え、灘図書館で借りてきたのだが、最初から鷲掴みにされてしまい、一気に読み終えるかと思ったのだが、Morris.があまりにも火山学、地質学に無知なところに、事細かな解説、それも驚天動地(^_^;)のシュールリアリスティックな状況を、分刻みで活写しているため、なかなかページがはかどらず、5日がかりで読み終えた。20××年6月18日に霧島火山が噴火して、それから24時間の天変地異を、日向大学工学部教授で火山オタクの黒木と、親友の宮崎日報記者岩切の霧島からの逃避行を縦糸に、政権交代を果たしたばかりの共和党政府と秘密裡に作られた火山対策チームの活動を横糸に、めまぐるしく場面展開を繰り返しながら刻一刻と事態が急変し、舞台も、九州から東京、日本全土、そして全世界から宇宙規模にまで及ぶスケールの大きさにも驚かされる。
著者は1954年広島生れで宮崎県を第二の故郷とする医者である。、小学生時代から火山が好きで、特に霧島火山帯の巨大カルデラ火山群に興味を持っていたが、阪神淡路大震災を契機に地変国日本のあり方について関心を持つようになり、2002年発行の本書が処女作とのことだから、作家としてはかなり遅い出発である。火山音痴のMorris.でも、このペンネームが「黒燿石」のもじりだということくらいは分かるぞ(^_^;)
火山災害をシミュレートした科学啓蒙小説であり、冒険小説であり、国際政治小説でもある。
でも、Morris.は随所に出てくる、脱線気味の火山話が面白かった。
おかげ参りなどの踊狂現象の後に大きな地震があるとか、古事記の神話の大部分が火山活動を描いたものだとか、大きな地震は夏には少ないとか、アトランティス伝説がミノア文明のサントリニ火山噴火による滅亡に由来するとか、渤海は10世紀白頭山噴火で滅亡したとか、地震で滅亡した国家は少ないが火山噴火で滅亡した国家は多いとか……

余談ながら、火山灰アスファルトは人類学には多大な貢献をした。人類が発生したのは五百万年以上前のアフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)からだと言われているが、本当に化石人類が直立二足歩行をしていたのかどうか、永らく確証が得られなかった。この問題に終止符を打ったのが、当時の火山灰アスファルト層だったのである。そこには明らかに複数の人間が二足歩行した足跡が残されていた。
鹿児島湾地溝同様、アフリカ大地高帯にも多数の火山が存在する。その火山のどれかが噴火して問題の火山灰アスファルト層を作ったのだがこうした火山帯に人類が派生したというのは決して偶然ではない。採集生活を送っていた初期の人類には、火山が創る豊かな環境が必要だったのであり、穏やかな火山の麓こそが人類誕生の地、すなわち"エデン"だったのである。
つまり人類学的にかいしゃくすれば、神とは、"エデン"の創造主だから、即ち火山なのだ。また、火山帯という環境が猿人をヒトに進化させたのなら、神が人を創ったという神話も正しいことになる。これが、すべての人類のDNAに刻み込まれた火山神伝説のルーツだと黒木は考えていた。


この黒木というのは、明らかに著者の投影だろうな。彼は火山オタクだけでなく、かなり多方面にオタク的関心を持ってるようだ。

「何の賭けかね?」
「日本併合です」
「なんだって!?」
ハミルトンは驚きの余り椅子から転げ落ちそうになった。
「日本と中国は根深い所で対立している。それは有り得んだろう」
「そうとも限りません。今の日本が旧政権のようにアメリカ一辺倒でないことは世界が既に知っています。そこへもってきて、近日中に在日米軍は日本の殆どの地域から撤退を余儀なくされます。日本政府は機能しなくなって国は大混乱。国連は支援を表明するでしょうが、殆どの加盟国は経済不況で充分な支援はできないでしょう。そこへ救援と称して中国軍が百万人くらい援助物資と共に乗り込んで秩序の回復に当たれば、事実上占領が完了します。飢えた日本人が、餌をくれる国に忠実なのは太平洋戦争で実証済みです。
それだけのマンパワーを持っているのは世界で中国だけですし、地の利もあります。後はゆっくりと親中傀儡政権を育てて、合法的に沖縄の米軍を追い出せば、台湾は落ちたも同然です。太平洋は完全に中国に開かれることになりましょう」
「そんな途方もない計画、うまく行く筈ないじゃないか!」
ハミルトンは狼狽した声を上げた。
「アメリカ人のようにせっかちにやると駄目でしょう。しかし、中国人は気長なことでは定評があります。香港返還を成功させた経験もありますから、自信を持っている可能性はあります」
「莫大な費用がかかるぞ」
「台湾問題で米台連行軍と戦争をするよりはずっと安いですし、勝率も高いでしょう。おまけに中国が喉から手が出る程欲しがっているハイテク技術が、ごっそり手に入ります。太平洋地域に支配力を伸ばすこともできますから、感情は充分合うと思います」


このあたり、なかなかうがったやりとりであるな。

「1883年、インドネシアのクラカトアという火山が破局的な大噴火を起こしました。爆発エネルギーは10の18乗ジュールで、噴出量は18立方kmです。昨日の霧島火山のと申しますか、加久藤火山のと申しますか、破局的噴火による総噴出量は288立方kmと推測されておりますので、スケールには相当な開きがございますが、科学的観測が行われた噴火の中では非常に強烈な噴火だったという点で共通するものがございます。このクラカトア噴火のため、19世紀末には遠く離れたヨーロッパでも日照不足から冷害が発生し、その影響は7年間も続いたのであります。日本でも農民の反乱事件相次ぎ……」

「クラカトア島」という響きにMorris.は強く反応した。子供の頃愛読した「二十四の気球」(ウィリアム・ペン・デュボア)の舞台がまさにこのクラカトア島の噴火だった。

2011/02/26(土)栗東正楽寺●

6時半起床。
今朝の血圧は170/87/83。
西根くんと二人で栗東の上海向け荷物ピックアップ。大学生バイトの森末くんは寝坊して、現場直行(^_^;)
荷物が規定よりかなり多いのと、奥さんがほとんどの荷物をカートンに入れてたので、かえって手間取る。
昼は近くのラーメン屋で、九州ラーメン大盛りたのむ。15分以上待たされて、出てきたラーメンの麺はほとんど伸びてしまったみたいな奴で、これはあまりに不味かった(>_<) めったに食べ物を残すことのないMorris.だが、これは3/4くらい残してしまった。大盛りにしたのが完全に裏目に出てしまった。現場付近の地名が霊仙寺というので、お寺を探したら「碧雲山 霊仙院 正楽寺」というのがあった。以前ここに「霊山寺(れいせんじ)」という寺があって、真言宗の正楽寺が野洲から移転してきたらしい。なかなか見るものの多いお寺で、瓦に十二支をデザインして、その年生まれの人の長所と短所を書いてあったり、文福茶釜デザインの水盤、鎌倉時代の石塔、石仏、そして、本尊阿弥陀菩薩像、観音像等々。境内には花木も多かった。
午後もめいっぱい梱包にかかり、結局作業終了は5時半(^_^;) すっかり疲れてしまった。
7時過ぎに倉庫に戻り、荷降ろし、積み込み作業など済まして帰宅したら8時半。
今日の歩数は1144歩。


Morris.の影 

正楽寺 

十二支瓦 

鎌倉時代の石塔 

文福茶釜の水盤 

まんさく 

鉢植えの白梅 

直植白梅 

福寿草 

観音像 

阿弥陀如来像 

石仏 

毘沙門天脇侍 

菊紋瓦 

見事な蝋梅の木 

百円均一野菜 

夕方の栗東の空 

音楽的?名神の夜景 

2011/02/25(金)スンドゥブでなくて豆腐チゲ(^_^;)●

7時起床。
今朝の血圧は185/98/94。
JR六甲ライナー乗り継いで、ウエストコート5番街の中国人ピックアップ現場。
昼は近所の「コリアンキッチン」という店で「豆腐チゲ」たのむ。Morris.としては当然「スンドゥブチゲ」のつもりだったのだが、出てきたのは豆腐の味噌汁のちょっと辛い目みたいなもの。ご飯と申し訳程度にチリメンジャコがちょびっと付いてるだけ。キムチくらいは付けて欲しいし、食卓にはコチュジャンすら置いてない(>_<) これで「コリアンキッチン」と名のるのは、いかがなものか(^_^;)
2時半に作業終了。
3時帰宅。
「ガラスの城」第9話見てから、ミニギター練習、というか、録音の練習。マイク(ICレコーダ)の位置が決まらなくて、結局Morris.の持ってる一番大きな三脚の雲台にレコーダ乗っけて、輪ゴムで固定(^_^;) これだと高さも方向も自由自在である。
今日はチュヒョンミナンバーを10曲ほどやってみた。たいがい慣れてるつもりだったが、いざ録音してみると、如何にいい加減にやってたかがよく分かる。ミニギターも歌もどっちも相当にひどいけど、両方いっぺんにやるとさらにひどい(>_<) とりあえず片方ずつ、一からゆっくりやり直すしかないということがよくわかった。これが分っただけでも意味がある。ということにしておこう。
夜は鰯の塩焼き。このところ例の合せ味噌の味噌汁が美味すぎる。高血圧のMorris.にはちと危険かもしれない。
今日の歩数は4570歩。


現場から北方面 

絶対スンドゥブチゲではない(>_<) 

マイクスタンド(^_^;) 
2011/02/24(木)Spring has come(@_@)●

6時起床。
今朝の血圧は153/83/85。
矢谷くんと二人で、西宮、尼崎、枚方3箇所の荷物ピックアップ現場。荷物は少なくて、ほとんど移動だけの仕事だった(^_^;)
昼は金比羅でおろし醤油うどん食べたのだが、この大根おろしがひどかった。水分がなくてパサパサした感じ(>_<) これはあんまりだと思う。
帰り深江のSunshine wharfのヤマダ電機によってステレオミニジャックケーブル買う。
昨日からえらく暖かくなって、摩耶の公園の早咲き緋寒桜は五分咲き、西郷川沿いの別種の桜も二輪だけ咲いてた。いよいよ春直前である。先週までの寒さが嘘みたいである。
今日の歩数は1942歩。


東灘大橋 

同じく 

摩耶埠頭東方面 

摩耶埠頭西方面 

同じく 

まるで春(^_^;) 

普通っぽい桜も 

今にも開きそう 

今日の屋上 
2011/02/23(水)録音三昧(^_^;)●

8時半起床。
今朝の血圧は201/110/86。
昨夜のKBS「歌謡舞台」はコボクス生誕100年記念ということで、彼の「他郷サリ」「チャクサラン」「砂漠の男」などが歌われたが、彼の妻であるファングムシムの「三多島便り」「アルトゥルハンタンシン」など
今日は例のICレコーダを完全マスターするぞ、と意気込んでたのだが、昨夜は結局飲んで、マニュアルほとんど読まずじまいだった(>_<)
とりあえず、ぶっつけで録音してみる。音楽モードというのがあるのだが、これだと圧縮なしのPCM録音つまりwabファイルでの保存ということになり、これだとMorris.がこれまで普通に使ってたmp3ファイル(192kbps)のざっと8倍くらいのサイズになる。4GBのメモリーだとこれでも5時間半くらい録音できるようだが、秋本君によると、PCMとMP3の音質の差なんて普通の人間には聞き分け不可とのことだから、ここは、MP3モードにする。マイク感度はとりあえず「高」にして、録音レベルもALC(オートレベル調整にしておく。ミニギターと歌のバランスとか何も考えずにやってみる。確かに前のMP3プレイヤーの爪楊枝の先くらいのマイクでの録音に比べると格段にクリアである(^_^) それだけにミスやヘタさ加減が如実に再現されてしまう(^_^;) 手前味噌であるが、Morris.の歌とミニギターは、数年前に比べるとかなりレベルアップしてると思う。しかし、それはMorris.の元々のレベルが低かったから、ちょっと練習したら簡単にステップアップしたというに過ぎない。
前から思ってることだが、これを陸上短距離100m走に例えるならば、10秒台の選手が0.1秒記録を縮めるのはそれなりに大変なことである。Morris.の場合元々が14秒台くらいだったわけで、それが13秒を切ったとしたら自分にとっては大変なレベルアップだろうが、世間的に見れば平凡、いや、それ以下ということかもしれないが、あまり深くは考えまい(^_^;)
11時からサンTVで「ガラスの城」8話見る。「ヨメ全盛時代」ほどめちゃくちゃでないし、財閥御曹司と女子アナの恋愛、バツイチアナウンサー、父親の違う三人姉弟などのからみもそれなりに、きちんと押さえたドラマなのだが、何となくはまりきれないでいる。
昼食は味噌汁と韓国海苔と納豆というシンプルなメニュー。味噌汁は、高血圧で病院通いはじめてからは、量も少なめにしているのだが、絶対やめることはできない。カレールウと同じく、2種類以上を合わせると美味しくなるというのは真実だと思う。前から色々合わせてたのだが、最近の「タケヤ名人のみそ」と「coop塩分控えめ味わいみそ」のコンビネーションはなかなかのヒットである(^_^) Morris.としては九州麦味噌とのマッチングも心してはいるのだけどね(^_^;)
午後は、ノレバン98号の韓国カラオケCDROMで録音してみる。最初は、天井近くに設置してるスピーカーから出る音をICレコーダのマイクで録音してみる。それなりに録れたのだが、Morris.亭は阪急電車高架のすぐ脇なので、ときどき電車の音が入ってしまう(^_^;) 何とかライン録音できないかと試行錯誤した末に、ノレバン98号につないでるマイクロコンポのイヤホン端子とICレコーダのライン端子をつなぎ、録音状態でレコーダのイヤホン端子にヘッドフォンつないで音を聴着ながら録音することに成功。しかしこれだとマイクのボリューム設定がなかなか難しい。マイクに近づきすぎると音が割れてしまうのだ。
まあ、これはおいおい改善していくことにしよう。7500円くらいでこれだけ楽しめたら儲け物である(^_^)。
夕方歩いて散歩兼買い物に出る。マルハチで蛸買う。
今夜はこの蛸の刺身と、シシャモと白菜の漬物で晩酌。
今日の歩数は3237歩。


この合せ味噌は最近のヒット 

蘇鉄 

駐車場の灰色猫 
2011/02/22(火)ICレコーダ●

7時起床。
今朝の血圧は202/110/86。
8時に小川さんに迎えに来てもらい、塩屋ジェームス山の米人宅ピックアップ現場。見晴らしの良い家だったけど、何故か今日は晴れてるのに靄がかかってるようで、いまいち撮影には向いてないようだった。
Morris.は女の子の部屋に一日かかりきり。
昼はSATYの中の店でトンカツ食べる。可もなし不可もなし。
きっちり5時まで作業して、6時帰宅。
郵便受けに佐川急便の配達不在連絡票が入ってた(@_@)昨日メールした時点では東京に返送されてたはずだから、翌日配達というのは速すぎるくらいである。住所さえ間違えてなければ19日か20日には配達されてたのだろう。とりあえず、電話して、8時過ぎに、めでたく注文品(SANYOのICレコーダ)入手。ICRーPS401RM
三宮の電器店で\8980だったのが、ネットで調べたら\7140だった。代引き手数料入れても\7410。この価格帯で\1570の差というのは大きい。当然の如く、これを注文したのだが、ドジなMorris.は、何と前の住所で登録してたため、配達、転居先不明で、一旦東京まで返送されてしまったのだが、ともかくもめでたい。
いちおうミニギター練習の録音用に買ったのだが、これで毎年12月のKBS日本語放送の歌謡コンテストの音源もこれで、何とかまともな音で応募できそう(^_^) 内蔵メモリ4GMあるから、MP3プレイヤーとしても充分使えそうだし、ライン録音もできるから、何かと便利そうだ。100pくらいのマニュアルも付いてるので、しっかり読んで、明日の休みは、これで一日遊ぶことにしよう。
本体にUSB端子内臓なので、これとDEL坊つないで、200曲くらいコピーしてみた。割と簡単だったが、ハングル表記には対応してないため、ユンジョンちゃんのアルバムなどは、タイトルから曲名まで???????のオンパレードである(>_<) まあ聴けるだけでよしとしよう。
今日の歩数は235歩。


なんとなく靄ってる 

現場庭の門灯に太陽が 

何とか入手できたICレコーダ 
2011/02/21(月)集中梱包(^_^;)●

6時起床。
今朝の血圧は205/115/76。
自転車で摩耶倉庫へ。
西根くんら5人で東灘本山のドイツ向け荷物ピックアップ2日取り現場の初日。の、はずだったのだが、別の現場が急に延期になったということで、そちらの現場から4人がかけつけ、昼からは何と9人が現場に入るということになり大わらわ。結局、二日取りのところを一日で取り切りということになった。しかし、こういうのも気ぜわしくてあまりありがたくない。3時には作業終了して、4時過ぎまで、倉庫作業。
昼は「小麦の実り」でぶっかけうどん食べる。まあまあ美味しかった。
帰ってから、先日amazonネットで注文した際に、うっかり以前の住所のまま注文したため、商品はすでに東京に返送されたことに気づく。そのくらい、amazonは長いこと使ってなかったわけだが、今さらながらおのれのドジに落ち込んでしまった。いちおうメールでその由連絡したが、なんともきまりが悪い。
猫スライドショーちょこっとだけ更新。
今日の歩数は1658歩。

2011/02/20(日)●おー!スザンヌ(^_^;)

8時半起床。
今朝の血圧は198108/80。
ちょっと前からJRの駅に貼ってある熊本県のポスター「おてがる熊本」のモデルが気にかかってた。金髪の外人ギャルが浴衣に丹前姿で、「熊本県宣伝部長」のたすきをかけた奴である。なんとなくチャンユンジョンちゃんに似てるとも思った。
それでネットで調べたら、何と彼女は「おバカタレント」のスザンヌということだった。名前は聞いたことあるし、何かのクイズ番組でおバカな回答を連発してたの見たような気もする。プロフィール見たら、熊本出身と書いてある。在日外人夫婦の娘かと思ったら、何と純粋の日本人だと書いてある(@_@) しかも母はキャサリンという名で水商売やってるし、妹はマーガリンという名で、ローカルタレントだと。パンフレット持ち帰り、他の写真も見たが、何度見ても日本人とは思えない。よく解らんながら、可愛いければ、何でも許してしまうMorris.である。
昼は久しぶりにKBS「全国ノレチャラン」見る、釜山東莱区の温泉劇場を会場にしたもので、大観客の前でいつもにまして、ぶっ飛んだ出演者が多かった。司会のソンヘさんも、見るたびに年とっていくようで、ちょっと痛々しいが、今日は小人の男性が二人の子供と一緒に出演して熱唱してた。彼は優秀賞を獲得したが、きっと彼の人生で最良の日となったことだろう。
3時過ぎに、歩いて六甲道方面へ。
コーナンで15Wの蛍光管買い、やまやでカティサーク買い、灘図書館冷やかして、フォレスタの靴屋で作業用のスニーカー買い、トーホーで食料買って6時半帰宅。
8chで女子フィギュアスケート(四大陸退会)やってたので、つい見てしまう。安藤美姫が昨日のショートでトップ、浅田真央が2位だったそうで、結局、今日のフリーでも、そのまま安藤美姫が優勝、浅田真央は2位で、ふたりともミスのない演技で、安定してた。Morris.はずっと美姫ちゃんの応援してたのだが、一時期スランプに陥り、もうこれでおしまいだろうと諦めかけたところでの、この復活にはびっくりである。
今日の歩数は4749歩。


熊本県宣伝部長 

車の下の黒 

元「ハイジ」がAUショップに(^_^;) 

苔? 

桜草 

チューリップ 

ランンキュラス 

苧環(おだまき) 

花簪(はなかんざし) 

クリスマスローズ 

カランコエ 

ミニバラ 

【猫語の教科書】ポール・ギャリコ 灰島かり訳 ★★★ Morris.の大好きなアメリカの作家ポール・ギャリコのこんな本が出てるのを見逃してた。それも、1995年に単行本が出て、98年にはちくま文庫になり、Morris.が先日長田のつの笛で買ったのが2001年再版だった。ギャリコが猫好きなことは「ジェニー」「タマシーナ」などの猫を主人公にした素敵な作品でも知ってたが、本書は美しくかしこい雌猫ツィツァが、直接タイプライターで世界の猫へ発信した猫流処世術という形式をとっている。しかもツィツァにはモデルがいて、飼い主夫妻はともに写真家ということで、本書には白黒の彼女のスナップが多数収められていて、これがまた、なかなかに可愛い。
飼い猫として人間の家庭に入り、そして本当の主人として家庭を乗っ取る方法をユーモアを交えて披瀝している。

交通事故で母を亡くし、生後6週間にして広い世の中に放り出される。1週間ほどの野外生活を経て、人間の家の則りを決意。以下にして居心地のいい家に入りこむか、飼い主を意のままにしつけるか、その豊かな経験を生かして本書を執筆。四匹子猫たちを理想的な家庭へと巣立たせた後は、いっそう快適な生活を送り続けている。

という、カバー袖の紹介文だけでも魅力的な作品ということがわかる。
文庫版には、大島弓子の描きおろし漫画があり、愛猫サバを亡くした直後に本書に出会い、力づけられたことが描いてあった。
「人間の家をのっとる方法」「おいしいものをたべるには」「魅惑の表情をつくる」「猫にとっての正しいマナー」など19章にわたって、猫の優秀さと人間の愚かさ、両者の駆け引きなど、ギャリコならではのシニカルかつ愛情あふれた表現が目白押し、のはずなのだが、Morris.にはどうも引っかかるところがあった。それは、本書の日本語、つまり、訳文がどうにもぴんとこないのだった。文体見本を

けっして、(くりかえしますけれど)けっして、男性をおだててモノにする方法を奥さんに使ってはダメ。うまくいくはずがないんだもの。なぜなら、奥さんは前から猫と同じ方法で、ご主人をあやつっているからです。
女性は多くの点で私たち猫に似ています。似ているなんて迷惑な話だけれど、でも女性に対するときはいつもこのことを頭に入れておかなくてはなりません。女は猫と同じく生まれながらのハンターで、本能的で、獲物をあつかうときには残酷でさえあります。猫は獲物をもてあそぶといって非難されるけれど、女性も同じ。逃がしてやるふりをして、かわいそうな獲物がホッと息をつくと、それが一巻の終わり。獲物にとびかかって、とどめの一撃を加えるのです。
女たちはものすごく頭がいいから、決して軽く見てはなりません。いうまでもなく女たちは、女につかまり征服された男たちよりもずっと賢いのです。猫が男をモノにする手練手管を、女性は同じ目的で、もう使っています。そのため、猫がご主人を陥落させるためにどんなテクニックをどう使ったのか、全部奥さんにばれてしまう瞬間が、いつか必ずやってきます。そのとき、猫と奥さんはお互いの本性を現さざるを得ないので、猫はそのときにそなえていなくてはいけません。


内容は面白そうなのに、こんな日本語にされたのでは、ギャリコも(ツィツァも)浮かばれまい。
やはりここは矢川澄子訳の「猫語の教科書」を読みたくなる。
機会があれば原書講読というのも良いかも知れないな。そういう意味で、欲求不満の残る一冊だった。

2011/02/19(土)●梔子の実

7時起床。
今朝の血圧は204/105/85。
夢に柏原芳恵が出てきて、ちょっと得した気分(^_^;) 何せビキニだもんね\(^o^)/
森北のアメリカ人現場最終日。近場に梔子の植え込みがあって、
昼は「希望軒」で豚骨ラーメン+ミニ炒飯。ここは前「アジュチ屋」とかいう和歌山ラーメンの店だったが、いつのまにか希望軒になってた。で、ここの豚骨ラーメンはやたら脂が濃くて、Morris.は突然下痢症状を起こしてしまった(>_<)
現場近くの生垣に梔子があり、多くの実を付けていた。この実は染料としても薬としても用いられるが、その形状がなかなかのものである。しばらくデジカメ撮影に勤しむ。
マルハチで買い物して帰宅。鰈の干物や鰆をあてに一杯。
7時過ぎに自転車で「ごパン」に行く。矢谷くん主催のライブで、まどかちゃんとマルコさんの出演。おしまいに店長もまどかちゃんのバックで一曲歌う。
Morris.は、ビールでちょっと酔ってた。ちょっと唇の厚いカールした長髪のお客さんが何となくミックを思わせて、ライブの後に「素敵ですね」と挨拶したら、戸惑いながらも喜んでくれた(^_^;)
10時前帰宅。明日は休みなので、しつこく飲んで潰れた模様(^_^;)
今日の歩数は1566歩。


今日の空も美しかった 

梔子の実 

同じく 

飛行機雲の変化形? 

希望軒の豚骨ラーメン 

廃墟の白猫 

まどか&矢谷

マルコさん

Morris.好みのお客さん(^_^;)

2011/02/18(金)●眺めのよい部屋

7時起床。
今朝の血圧は164/90/85。
森北町を上がった高台のアメリカ人宅ピックアップ現場。三日取りの二日目。Morris.は朝から、台所に入り、割れ物梱包。快調に飛ばしてたのだが、途中、ラッピングペーパーが足りなくなって、クラフト紙や巻きダンボールなど流用して苦労した。
ベランダからの見晴らしがよくて、大阪湾の水平線が美しかった。ちょっと曇天だったけど、これはこれで良い。
昼は東市場の「漫々亭」のチャンポン(\660)うーーん、やっぱり、Morris.は神戸のチャンポンでは此処が一番美味しいと思う。
帰りは岡本駅で下ろしてもらい東灘図書館を冷やかしたが、何も借りずに戻る。
今夜はオムライス作る。可もなし不可もなし(^_^;)
今夜のチュヒョンミLove Letterはチャラチャッチャ金曜日で、ナムジンがゲスト出演。チュヒョンミが「韓国のエルビス・プレスリー」なんて紹介してた(^_^;) 確かにこのところまたナムジンの露出度は高い。
去年の釜山旅行でも2回観たし、ユンジョンちゃんとデュエット「タンシニチョア」もあったし、好調である。ライバルのナフナがこのところ、おとなしいだけに余計目立ってしまう。
今日の歩数は3157歩。


娘部屋の人形の家 

遥かにtwin煙突 

大阪湾を望む 

同じく 

裏手の枯木 

「漫々亭」のチャンポン

【和宮様御留】有吉佐和子 ★★★☆ 昭和53年(1978年)発行だから、30年前の作品で、これもMorris.は当時読んだ記憶がある。幕末公武合体のために、徳川家に嫁ぐことになった皇女和宮の物語だが、この皇女が跛だったため、下仕えの少女フキが身代わりに立てられ、彼女を中心に物語は進められるが、途中様々な心労から狂乱した彼女にまた身代わりが立てられ、フキは身代わりの娘の家出首を括って死んでしまう。

私は三十余年年前の太平洋戦争と和宮東下が重なって三重、二つが同じものに思えてきた。どちらに関わりを持った者も、みな犠牲者だった。たとえばフキは、赤神一枚で招集を受け、どこへ行くのか、なんのためにか知らされぬまま軍隊に叩き込まれ、その生活に適性を持たぬままに狂死した若者たちと少しも変わらない。戦記ものは数々書かれているけれど、重営倉で人間性を失った不幸な人たちにはほとんど触れていないことに私は気がついた。私はフキを、敗戦に終わった太平洋戦争の犠牲者の中でも、もっとも無力であった人々に対する鎮魂歌として書いた。

この後書きのことは覚えてなかったけど、それにしても、フキの不幸への思いやりが欠けてるような気がした。つまりフキは大人のエゴの犠牲になり、小説では自死ということになっているが、これは秘密を守るために殺されたというのがまるわかりだし、身代わりの身代わりというのも、初めからの筋書きだったのだろうということも解る。
作品の大部分は、和宮の生母観行院や公家方の御料人、江戸方の女房などとの、女同士のエゴと権力欲と見栄の醜い争いに筆を走らせている。「有吉文学」の真骨頂がそこにあるのだろうが、その道具とされたフキへの心配りがあまりになさ過ぎる。
本作品は、古文書もどきの文章が多いし、台詞も御所言葉と武家言葉が交錯して、読むのにちょっと手間取ったが、やっぱり読み応えあるし、面白い。こうなると、まだまだ未読作品中心に読み続けて行かねば、と思う。

2011/02/17(木)白黒28号●

7時起床。
今朝の血圧は206/112/82
一週間ぶりの休みである(^_^;) 洗濯、朝風呂。
今日は歯医者に行って、中央図書館で有吉佐和子借りるつもりだったのだが、何と歯医者は木曜休診、中央図書館は書庫整理休館だった(>_<)。
仕方ないので、とりあえず三宮図書館へ。何と有吉佐和子は文庫で真砂屋お峰」「1冊しか無かった。
旧星電社(ヤマダ電機)でICレコーダー冷やかす。6年前に買ったMP3プレイヤーがいよいよ寿命なので買い替えようかと思ったが、それより、ミニギター練習のレコーダーも兼用できたらいいなと思ったのだ。SONY、OLYMPUS、SANYOなどのメーカーで、7千円から5万円までいろいろある。とりあえずパンフレットだけ持ち帰ることにする。
歩いて格安美容室元町ブラージュでカット。実に3ヶ月ぶり。もっと早く行くつもりだったが風邪などで放ったらかしになってたのだ。今日は後は長いままにして、前横だけかっとしてもらい、全体に1/3ほど梳いてもらう。結果あまり切った感じはしないが大分軽くなったしすっきりした。
JR新長田に出て、古書「つのぶえ」冷やかして、3冊買う。昭和16年発行の佐々木邦「奇人群像」、明治19年発行「新体詩歌」、ちくま文庫「猫語の教科書」。3冊で\500(@_@) 詳細は読んでから。
新長田図書館で、有吉佐和子4冊と韓国歌謡歌本借りる。
鉄人公園に回り、今日は白黒で撮影。
地下のスーパー、フーケットで買い物済まして5時半帰宅。
今日は旧暦1月15日で、韓国ではテボルムと呼び、タルマジ(冬の月見)である。農民はこの日の月を見てその年の豊作を占う。本当は明日が満月だが、どちらにしても、神戸は雨模様で無月である。
夜は金平牛蒡いっぱい作る。Morris.は根っからの(^_^;)牛蒡好きである。これまた好みの蒟蒻も大量に投入。やっぱり美味しい(^_^) 久しぶりに晩酌。
島田和夫部屋スケジュール更新。
今日の歩数は3207歩。


完成間近のJR灘駅 

三宮図書館前のクレーン工事 

梅一輪 

スポッテッドガー 

ピラルク 

つのぶえで買った3冊 

鉄人斜め後ろから 

斜め前から 

ちょっとアップ 

同じく 

アーケイド側から 

Morris.謹製金平牛蒡(^_^) 
2011/02/16(水)●御器所あたり

4時起床(>_<)
今朝の血圧は195/107/95。
自転車で摩耶倉庫へ。さすがに寒い。
奥井さん、秋本くんと名古屋昭和区のニュジーランド人宅ピックアップ現場。
Morris.は台所にに入ったが、あまり食器も多くなく11時には終了。
昼食は近所の「みや川」といううどん屋で、きしめんランチ(\680)。これはなかなか美味しかった。小さな店だけど、満員で、近所の主婦やサラリーマンに人気があるらしい。
このあたりは「御器所 ごきそ」というちょっと変わった町名だが、これは鎌倉時代からある地名で、熱田神宮に納める土器を造った地域だったからとか。
ちょっと変わったマンホールの蓋を見つけた。名古屋のマンホールといえば、名古屋城金の鯱の消火栓や、アメンボ柄が馴染みだが、今日のは、えらく抽象的な模様である。普通の大きさのものと、半分くらいのこぶりなものとがあった。上水道の止水栓らしい。
3時に作業終了。5時に倉庫着、と、思ったよりスムーズに終わってしまった(^_^)
帰りにナフコに寄って、台所の15wの蛍光管買おうとしたのだが、置いてない(>_<) このサイズは専門店しか置いてないのだろう。
原田通りの駐車場の隅に数匹の猫がたむろしてた。餌場になっているらしい。かなり暗かったし、食事の邪魔するのも悪いから、遠くから撮影したが、これだけ暗いとかなり辛い。
猫といえば、海子さんの愛猫メグ蔵が10日ほど前に家出?して帰って来ないとのこと。その直前体調悪くして動物病院に連れて行ったというだけに不安がつのる。無事生還を祈るしかない。
今日の歩数は2110歩。


ついこの橋は撮ってしまう 

たまにはこっちのも(^_^;)
 

今日は飛行機雲だらけだった
 

現場から 

手打めん処「みや川」 

\680のきしめんランチ 

何か好き(^_^) 

アブストラクトなマンホール蓋
 

夜の猫餌場駐車場 
2011/02/15(火)●ちあきなおみ

7時起床。
今朝の血圧は225/116/85。
住吉の印度人現場最終日。当初は4日取りの予定だったが、人数掛けて、今日で終了することになったのだ。
Morris.は2階のMBRでキングサイズベッドなどの大型家具梱包に勤しむ。2時前におおよその片がついたので、3時過ぎには終了できるかと思って下に降りたら、台所が半分以上残ってることが判明。あわてて、台所に入り、割れ物梱包。ぶっ飛ばして4時半に作業終了。なんかえらく疲れてしまった(^_^;)
SEERで、鮪など買って5時半帰宅。一杯飲りながら、You Tubeで、例のちあきなおみ版「朝日楼」みて、やっぱり凄いと、つぎつぎに彼女の映像を見続ける。現存する女性歌謡歌手の最高峰であることを再確認させられた。何とか復帰してもらいたいものである。
突然明日は名古屋の現場で4時起きと知らされる(@_@) 早く寝よう。
今日の歩数は456歩。

2011/02/14(月)ヴァレンタイン歌集&フィギュア(^_^;)●

7時起床。
今朝の血圧は187/107/91。
一昨日行った、住吉山手、印度人宅現場二日目。
午前中はオフィスのデスクの解体梱包。午後は子供部屋のベッド解体梱包(^_^;)
昼前から、雪が降り出し、帰る頃はすっかり雪景色。
5時過ぎに帰宅したら、有田の鶴姫から、息子笹井宏之歌集2冊、広島のふくはらさんから、動物不フィギュア(@_@)18種が届いてた。今日は世間は、ヴァレンタインデイだが、わざわざこの日に届くというのは、やっぱりヴァレンタインプレゼントなのだろうか?
歌集は、第二歌集「てんとろり」と、ネット販売しかしてなかった処女歌集「ひとさらい」を、第二歌集とお揃いの装釘で復刻したもの。処女歌集と、PARCO出版の選歌集「えーえんとくちから」も、送ってもらってたから、結果的に彼の歌集4冊が揃ったことになる。夭折ということもあって、本日届いた2冊が彼の定本全歌集ということになるだろう。死後、知人、友人、歌壇などからの評価が高まり、こうやって、多くの人の目に触れる形になったことは、喜ばしい。親孝行でもある(^_^;) またゆっくり読むことにしよう。
動物フィギュアは、ちょっとうろたえてしまったが(^_^;) これはチョコエッグ?というお菓子のおまけだったらしい。海洋堂というところが造ったもので、ここのフィギュアはディテールがリアルで、見飽きないとのこと。たしかに、おまけとは思えないくらいよく出来ている。ふくはらさんはこれにはまって、かなりたくさん集めたらしいが、身辺整理で、友達にあげたりしてたとのことだが、最後に残った、クワガタムシの幼虫、逆さにぶら下がった蝙蝠、鯰、派手な巻貝等々、変てこりんなのを、まぬう好きなMorris.なら、喜ぶのではないかと思いつき送ることにしたと書いてあった。うーーむ。いくら精密でも、これはMorris.には無用の長物のようだ。ペコちゃんフィギュアなら、いくらでも欲しいけどね(^_^;) それでも気持ちはうれしいので、しばらく鑑賞しよう。
今日はいくらか歯の痛みは収まってるが、いずれにしても早めに歯医者に行くべきだろうな。
今日の歩数は146歩。


雪の白鶴美術館 

ヴァレンタイン歌集? 

ヴァレンタインフィギュア?
 

【三匹のおっさん】有川浩 ★★★ 「阪急電車」でお気に入りになった有川の、老人モノらしい(^_^;) 町内の仲良しトリオが還暦を迎え、何か世のため人のためになることをやろうと「自警団」を結成し、痴漢やら詐欺やらカツアゲやら飼育鴨被害やらを解決していくという、とってつけたようなシリーズだが、さすがに、キャラクタ設定や、人情、恋愛、社会批判などを、上手に配合して、読者を飽きさせない巧さは、美味いものである。
三人組の息子と娘の出会いと恋愛、世代差を乗り越える温情、人間愛的薀蓄、酸いも甘いも噛み分けての解決ぶりなどなど、如何にも年を経て、人生が分かったふうのタッチが、どうも、「一杯のかけそば」を連想させるなど、鼻白むところも多かった。ストーリーも、あまりに「作り物」めいて、いかにもそういったネタ作りが達者だろうという作者の自慢が見え透いてたり……まあ、面白いのだから、それで良かったのだけどね(^_^;)

2011/02/13(日)恍惚の人●

6時半起床。
今朝の血圧は220/113/80。
川西のシンガポール向け、航空便と船便ピックアップ現場。
思ったほど荷物がなくて、3時半に作業終了。
昼食は王将で食べたが、左上奥歯の痛みは収まらず、ちょっと厳しい状態。
4時半帰宅。
有吉佐和子「恍惚の人」一気に読み終える。
今日の歩数は1201歩。

【恍惚の人】有吉佐和子 ★★★☆☆ 昭和47年(1972)発行だから、40年近く前の作品であるが、当時のこの作品の衝撃は今でも記憶にある。しかし、今日読み返して、衝撃はたぶんあの時より強烈だった。
もちろん、Morris.が40年という年を重ねたことが大きい。
それにしても…

ただ老いるだけならいい。生あるものの宿命だ。緑を茂らせ、花もまあ咲いた時期があり、敏がいるのだし社会的にも一応のところまでは行くだろう。実を結んだ後は、枯れて朽ちる。枯れるのはいい。枯淡の境地とは望むところだ。そして朽ちるのが死を意味するなら、これも自然だ、甘受したい。しかし病葉が裸木の枝先にからみついてただ、一枚残っているような、あるいは赤く熟れた柿の実が人の手の届かない高い木の枝にひっかかって、そこで醜い姿をさらしながら饐え腐っていくような、そういいう枯れはぐれ、朽ちそこないにはなりたくない。枯れたら潔く地に落ちて、死にたいものだ、と信利は思う。茂蔵は病葉か熟柿か、信利の思いつく喩えのどちらにもあてはまらないので、信利は当惑していた。

さらに信利は別の知人から聞いた話も思い出していた。戦後の日本では急速に人口の老齢化が起こっていることを、その男はいらいらするほど正確な数字や百分比をあげて説明したのだ。本当か嘘か知らないが、今から何十年後の日本では六十歳以上の老人が全人口の80%を占めるという。つまり一人の若者のまわりを4人の老人が取り囲んでしまう社会が現出する。生活力を持たない4人の老人を一人の若者が養わなければならない大変な時代がくる。なぜそんなことになるかといえば、フランスのように日本の人口も、ある時期から出生率が急激に減退し始め、しかも医学の進歩によって老人の死亡率は低くなってくるからだ。それを要するに老齢人口の急増という。
これを現実的に考えれば、何十年の後には信利も昭子も完全に老人と呼ばれれるべき年齢になっていて、敏は一個の社会人として老化した両親の他に赤の他人の古ぼけたのを二人抱えて生きなければならないということになる。また別の男の口からは、違う数字を聞かされた。昭和80年には60歳以上の人口が三千万人を超え、日本は超老人国になる運命をもっているという。そうなるまでには何とか死んでいたいと思うが、その話を妻にする元気は信利にはなかった。


「昭和80年」は2005年(平成17)にあたるが、ネットで調べたらこの年の日本の60歳以上人口は3343万6千人(26.3%)となってるから、本書の予想を上回っている。もっとも「何十年後に60歳以上が80%」というのは、ややオーバーである。
本書で圧倒的なのは、老人痴呆の狂態、就中排泄の問題で、この「クソリアリズム(>_<)」の場面が、とんでもなく印象的なのだが、今、それを引用する、元気にはなれなかった(^_^;)
アルツハイマーなどという言葉が影も形も無かった時代に、これだけリアルな問題作を書いた有吉佐和子は、今読みなおしても凄過ぎると思う。

2011/02/12(土)有吉佐和子●

7時起床。
今朝の血圧は212/105/75。
住吉山手、印度人宅4日取り現場の初日。
雨が降ったり止んだりの不順な天気。
昼は「かごの屋」で昼定食。これはまずまずだったが、午後から左上奥歯が痛み出す(>_<)
そういえば、去年7月韓国旅行直前に行ったきり、歯医者行くのをサボってた(^_^;)
5時前作業終了。灘図書館に寄り、しばらく立ち読みして、六甲道駅下の元新鮮館、リニューアルして「Global Market」に寄ってみたが、あまりMorris.向きではなかった(^_^;)
ホッケなど買って7時半帰宅。
今日の歩数は625歩。

【紀の川】【助左衛門四代記】【非色】【華岡青洲の妻】有吉佐和子 ★★★☆☆ 先週の風邪休みの間に、久しぶりに有吉佐和子を再読した。種を明かせば、昭和43年(1968)発行の、新潮日本文学57「有吉佐和子集」をイッキ読みしたのだった(^_^;) これにはタイトルにあげた4編の長編と、「地唄」「江口の里」「墨」の短編が収められている。二段組み700pという、かなりのボリュームだが、Morris.は飽きることなく読み通した。
もともと彼女の作品はわりとよく読んでたのだ。
それが、後半になって、ちょっと違和感覚えて、目を離してた隙に(^_^;)1984年(享年53)突然亡くなってしまった。
晩年のマスコミからのバッシングと、没後の文壇からの意識的無視もあって、Morris.もそのままになってたのだが、灘図書館で本書を見つけて、病気療養を兼ねて読んだら、やっぱり面白いではないか。
こうなったら、読みそこねた作品も含めてしばらく彼女の本を読み続けてみようかという気になった。
本書発行時37歳で、それからの15年間に、「出雲の阿国」「ふるあめりかに袖はぬらさじ」「恍惚の人」「真砂屋お峰」「複合汚染」「和宮様御留」「悪女について」などの、話題作、問題作を発表している。
本書に掲載の4長編のうち「非色」だけは、初めて読んだ。戦後、米軍黒人兵と結婚し、混血児を生んだ日本女性が、帰国した夫を追ってアメリカに行き、黒人差別の実態と、それに対応していく姿を描いたものである。

金持は貧乏人を軽んじ、頭のいいものは悪い人間を馬鹿にし、逼塞して暮す人は昔の系図を展げて世間の成り上がりを罵倒する。要領の悪い男は才子を薄っぺらだと云い、美人は不器量ものを憐れみ、インテリは学歴のないものを軽蔑すする。人間は誰でも自分よりなんらかの形で以下のものを設定し、それによって自分をより優れていると思いたいのではないか。それでなければ落着かない、それでなければ生きて行けないのではないか。
ハアレムに住み、『エボニ』を読めて、つまりニグロばかりの中で暮らしてみると、眼のさめるように美しい人もいるし、驚くほど頭のいい学生にも出会う。愚鈍な人間も多いけれども、白人だって日本人だって馬鹿な男の数は決して少なくないのだ。だから、”黒いから”というのは口実(エクスキューズ)なのではないだろうか−−では何なのか。前に考えたように奴隷であった過去を今も背負っているからだと確信する根拠もないままに、私はただ思い躰を動かしながら、部屋を掃除し、洗濯をし、子供たちの衣類の手入れをしていた。

「メアリイ、シモンはあなたのお父さんの弟なのよ」
「ええ知ってるわ」
「叔父さんに用事を頼むのならもっと丁寧な口をききなさい」
「丁寧にですって?」
メアリイは眼を剥き出して私にも喰ってかかってきた。私は私の娘がこんな獰猛な顔を持っていることをこのときまで知らなかった。
「丁寧にするのは相手が紳士の場合だわ。この男は何? ダディとマミイに養われているだけで、働きに出かけもせずに家の中でそこら中を漁って食べているのよ。人間(ヒューマンビーイング)のすることではないわ。人間は勉強するか働くか社会の為に役に立つか、その三つの中の一つを行なっているものをいうのだと社会科の授業で習ったばかりだわ。私は教室ですぐ思ったわ。シモン叔父さんは人間じゃないって。それでもマミイは丁寧に扱わなければいけないと云うの? マミイが居なくなってからは、シモンは一度だって職安に出かけていないのよ!」

私も、ニグロだ!
私の夫もニグロで、もっと大事なことには私の子供たちもニグロなのに、どうしてもっと早くその考えに辿りつけなかったのだろう。レイトン夫人は日本にもニグロのような人間がいて、それがお恥ずかしい戦争花嫁だと云ったが、そんなことでもなければ、それで私が心を射抜かれたり衝撃を受けたりすることはなかったのだ。私はすでに変質しているはずなのだ。ワシントンの桜のように! わたしは、ニグロだ!ハアレムの中で、どうして私だけが日本人であり得るだろう。私もニグロの一人になって、トムを力づけ、メアリイを育て、そしてサムたちの成長を見守るのでなければ、優越感と劣等感が犇めいている人間の世界を切拓いて生きることなど出来るわけがない。ああ、私は確かにニグロなのだ! そう気付いた時、私は私の躰の中から不思議な力が湧き出して来るのを感じた。

「紀の川」の重厚な女三代記、「華岡青洲の妻」の嫁と姑の鬼気迫る争いとそれを超越する夫、「助左衛門四代記」の力業。それぞれに彼女の代表作と言えるラインナップであるし、実質的処女作「地唄」に登場するクラシック音楽を学び、邦楽の道に進みたいという女学生が印象的で、これを展開させて「弾弦」という一冊にまとめたものはぜひ、読んでおきたい。
戸板康二の解説も、簡にして要を得た力作で、その中で、戸板は有吉佐和子の魅力を四つに集約している。

1.小説の作り方がとんでもなくうまい。
2.伝統と現代など、相対するテーマの対立と調和。
3.世の中の不条理への激しい怒り。
4.貪欲な知識欲と旺盛な実行力。


これが後年、作家として不幸な結果に繋がった部分もありそうだが、Morris.は断固彼女に肩入れしたい。文庫収録作品激減という風潮に叛旗を翻すという意味も込めて、しばらく彼女の作を読むことを表明しておく。

2011/02/11(金)雪が(@_@)●

雪の高倉トンネル6時半起床。
今朝の血圧は212/120/77。
西明石の保管荷物のピックアップ現場。だったのだが、昨夜からの雪で阪神高速などはほとんどが通行止め。
Morris.らは時間とおり現場についたのだけど、梱包材料が乗ったトラックの到着が遅れて、結局11時前から作業開始。それでもぶっ飛ばしたので3時半前に作業終了。
波乱の10日間後の仕事なのでちょっとびびったけど、まあ、何とかこなせたようだ。
夜はミニマム級(最軽量級)タイトルマッチを見るとも無く見ていたが、挑戦者井岡一翔がタイのチャンピオン、オーレンドに、5回TKOで勝利して、日本最速(7試合目)の世界タイトルを獲得した。元二階級制覇の井岡弘樹の甥である。なかなかのものである。
今日の歩数は925歩。

【風花病棟】帚木蓬生 ★★★ 「小説新潮」199年7月号から2008年7月号まで、毎年7月に掲載された10編の短編。医師の老いをテーマにしたものが多く、何となく悲しみと、諦めの色が濃かった。Morris.としてはこの人の長編に親しんでいることもあり、いずれも物足りない気がした。
2p目にして「手をこまねいて」表現があって、気勢をそがれたということもある(^_^;)

【道 ジェルソミーナ】笠井潔 ★★★ 私立探偵飛鳥井の事件簿、2冊目で、「硝子の指輪」「晩年」「銀の海馬」「道(ジェルソミーン)の4編が収められている。いずれも、推理小説としては、特に卓越したトリックがあるわけでもないし、派手な活劇もない。やや世捨て人っぽい探偵の、シニカルな感想と依頼者とのやりとりが本シリーズの持ち味なのだろうが、Morris.は、前作と同じく、本書発表時(1996年発行)の社会世相の捉え方に、15年後の現在との対比をみて、感慨を覚えた。

通行人は、ホームレスを見ないようにしている。可能なかぎり、目と目をあわせないように。その存在を意識した上で、意図的に無視しようと努めているのだ。それはむしというよりも、正確に言えば忌避だろう。
この忌避する態度のなかに、高度成長までの日本とも、またアメリカとも違う現代日本人の特性を見てしまうのは、傍観者のかんがえすぎというものだろうか。
なぜ人々は、ホームレスを忌避しようとするのか。汚らしいから、悪臭を放つから。しかし、そうした生理的な嫌悪感では、説明しきれないものがあるような気もする。たぶんホームレスの存在は、人々の平和で豊かな日常生活を脅かす、グロテスクな異物なのだ。永遠に反映する日本という華麗な虚構。その虚構に走った不吉な亀裂。
ほとんどのアメリカ人は、日本人のようにホームレスから、当惑して目をそらしたりはしない。むしろ、これみよがしに鼻をつまむことだろう。アメリカ人の多数派は、社会的敗者や脱落者に、しばしば冷酷な態度をとる。敗北も脱落も本人の責任であると、自由主義と個人主義の原理が、そのように考えさせるからだ。(「銀の海馬」)

戦中派の親に育てられた日本人、さらにその子どもたちの世代は、もはや勤労の倫理を信じてはいない。だから家と仕事をもたない人々に優越を感じ、アメリカ人の保守派市民のように、彼らとの距離を絶対的なものと見なすことなど不可能だ。
しかも、世界有数という繁栄を謳歌し享受しながらも、その実は日々、心の隅々にまで浸透した脱落の恐怖におびえて暮らしている。子供は受験体制から、父親は会社の体制から、そして母親は中流の安定した生活圏から脱落するという、無意識化された恐怖。その漠然とした形のない恐怖が、忌避という態度をとらせるのかもしれない。(「同」)


【放浪伝 昭和氏の中の在日】金文善 ★★★☆ 
1925年、現在の韓国忠清北道で生まれる。3歳の時、渡日。9歳の時大阪市港区市岡小学校に入学、同年、室戸台風に遭い、離阪。半年ほど遅れて来日した父に従い近畿地方を中心に転校を重ねながら放浪生活を送る。13歳の時、家出。以後肉親と生別。1956年上京、新宿で底辺生活を重ね、1969年山谷に流れて日雇い労働に従事。1985年、指紋押捺を拒否し、精度撤廃を求めて今日に至る。

以上が、奥付にある著者の来歴である。見事に日本の戦前戦中戦後を、底辺で生きた在日一世生活ということになる。
先の略歴に書かれていない、現場の火薬で左手首喪失、アルコール依存、ヒロポン中毒、賭場開帳、傷害致死で受刑等々…壮絶な一生を送って来た人である。
小学校すらまともに出ていないのに、その記憶力と時代の描写力には、不思議な迫力がある。
異国での厳しい暮らしにも、あっけらかんと生きる精神的強さもあり、父親や親族の暴力に耐えながら、飲酒で心身を荒廃させていくさまも、正直に描かれている。

私は母の顔を知らない。コモの手元にいて、コモの友達が集まったさい、この子は貰い乳で育ったと話していたのを聞いたことがある。私が12歳のときだった。生母はどんな理由で乳飲み子を置いて婚家を去ったのかしらない。どんな辛いことがあったのだろうか。多分父の酒乱によるものだろうか。

イリクンたちが請取りやこまりを好んだのは銭にもなるが、常用の場合は賃金差別を嫌ったのである。労働者の大部分は朝鮮人だが、少数ながら日本人もいる。その日本人労務者たちから賃金差別を知ってしまうのだ。知れば人間だ、不満がわき、イリクン同士の愚痴となる。朝鮮人差別と理由を知っても、その不満を親方にぶつけることは、当時としては不可能である。いきおい請取りをせがんだ。請取りも単価差別はあったが、やればやっただけのの報酬になったから、死にものぐるいでは垂らした。重労働を苦にしなかった。ちなみに常用賃金はイリクンたちが一円五十銭から二円、日本人労務者は二円から三円だった。

今は死語に近くなっているが、当時は水上生活者という言葉があった。水上生活者は文字通り生活のすべてが水の上である。三度の食事、起居動作はもとより、こどもは水の上で産み育て、入学すれば船が勉強部屋になり、炊事洗濯一切を船の上でした。ただ毎日の食料、日用品など必要で欠かせないものは購入するため、主婦が一日一回陸に上がるだけである。室戸台風の死者3066名の数字は、大部分が水上生活者と思っていいのではないか。

転々と転校した体験からすると、大人に差別観念のない村や部落では子供もほとんど差別をしないが、逆の場合は、大人の言動や差別の影響はもろに子供に現れてくる。また総じて、海岸の住民より山間部の住人のほうが、なぜかひどかった。一部の人からだが、共同用水の取水やたきぎ取りの「入会権」を制限する意見がでたこともあった。冬になると杉木立の枯枝が風でどんどん落ち、放っておけば成長する木によくない。いずれにしても落ちている枯枝を村民はさして必要としない。それでも差別思考からの制限や異議のあったことを伯母から耳にしている。村八分の思想が作用していたのだろう。

酒を飲まない人は簡単に酒を断てばいいと思うだろうが、そういかないのが酒飲みの業である。これは体質的に酒を飲まない人には到底理解できないだろう。また酒乱性は当人の悪でも罪でもなく血筋の業である。私も酒乱性にずいぶん苦しんだ。なんども酒を断ちたいと願い、そのために宗教にも入り精神病院にも入ってみたが結局は徒労だった。父の苦悩も充分に察することができる。

私が民族的自覚をもつようになったのは、1974年から80年まで6年の刑を府中刑務所で執行されている時だった。非常に遅い自覚と言える。今まで述べてきたことでも解るように私の人生の大部分は朝鮮人とは無縁の日本人社会にどっぷりと漬かったままの生活だった。韓国籍を持っているが、もし何らかの事情で韓国に住むことになれば、そこでは完全な異邦人で行かないだろう。郷土がわからないから仮に血縁者がいたとしても、それは判明しない。日本でも特定の友人知人は同胞のなかにはほとんど見当たらない。

私は歌を忘れた老カナリヤだ。故国の文字も言葉も習慣も知らない。それでも望郷の思いは絶ち難い。せめてひととき帰国して故国の大地を踏み、万斛の思いを宿す一滴の涙を故地に落としたい。しかし、帰国には何だか危険な感じがつきまとってならない。感情は帰国を誘って止まないが、理性はそれを拒否する。心情は右に左にと揺れて、結局帰国は諦めるより仕方ないように思われる。被害妄想だろうか、未練であり、心残りである。

2011/02/10(木)死んでた(^_^;)●

9時半起床。
今朝の血圧は207/105/92。
身体ぼろぼろである(^_^;)
結局ほとんど一日寝てた。
ビデオで「ガラスの城」2話と3話を見る。放送局と財閥と再婚家族などで、今のところなんとも言えない。
去年7月偶然釜山港であった、小林一家からメールが届く。父と長男は正月にも釜山に行ったとか、長男は韓国語勉強始めたとか。何か嬉しかった。
今日の歩数は0歩。

2011/02/09(水)●ドジ連発(>_<)

8時過ぎ、月と猫と夜の庭さんの部屋で起床(^_^;)
今朝の血圧は不明(>_<)
朝の珈琲淹れてもらい、そろそろお暇しようとしたのだが、鞄が見当たらない(>_<)。昨夜は大邱で潰れたらしく、その後タクシーで家の近所まで来て「赤坂村」とかいうスナックに寄ったということなので(Morris.は全く記憶なし)、大邱を出てから、鞄から傘を出したというので、「大邱」にはないことは間違いない。タクシーかスナックに置き忘れた可能性が高い。えらいことである(>_<) 
スナックの場所だけでも確かめておこうと、一緒に訪ねたら、店は空いてて中にいた人が、鞄は持ってなかったようだという。うーーむ、こうなるとタクシーだろう。タクシー遺失物相談所に電話してもらったが、該当する鞄はないらしい。
すっかり気落ちして、生野警察に届け出ることにしたら、月と猫と夜の庭さんから、部屋にデジカメ忘れてるとの連絡。どこまでドジれば良いものかと、また部屋に戻る。何と鞄は部屋にあっった(@_@) 椅子の後ろに掛けてありその上に服が載ってて分からなかったらしい。
すっかり舞い上がってしまったMorris.は、またビールを頂き、調子にのってさらに、ウィスキー、焼酎などにも手を出したらしい。結局、またまた出来上がって、環状線、神戸線と乗り継いで、お約束通り、乗り過ごして、また引き返して灘駅に着いたものの、ポケットの小銭入れが無い(>_<) 例のとおり、これには部屋の鍵が付いてるので、このままだと部屋に入れない。また月と猫と夜の庭さんに電話したが、切符は買ってるのだから有るわけもない。駅の窓口で、桃谷駅に連絡取ってもらってるうちに、財布が何故かお尻のポケットにあることに気づく。ここまでドジが続くと、情け無さを通り越して茫然自失である。
ともかくも部屋にたどり着き、そのまま倒れこんでしまった(>_<)
今日の歩数は1643歩。

2011/02/08(火)猫と酒とサランバン会(>_<)●

9時起床。
今朝の血圧は207/103/81。
今夜は大邱でのサランバン会なのだが、その前に桃谷在住の月と猫と夜の庭さん宅に寄り、愛猫ミュウとバンバを撮影、その後一緒に大邱に繰りだそうということになった。
本当は近所を散策して街猫撮影も、と考えていたのだが、このところの風邪がこじれてたので、無理はしないことにした。
トラ猫バンバは全く人見知りしないので、何をやっても大丈夫。白黒のミュウはその逆に、なかなか押入れから出てこない。
それでも酒飲みながら、数ショット撮影。
鹿児島の穴子の叩きやら、モザンビークのカシューナッツやら肴にビール、ウィスキーいただいて、Marchinのギター借りて、韓国歌謡弾きまくるMorris.。奥さんのおみやげの豚まんなど持って、6時過ぎ大邱のサランバン会に赴く。
サランバンpostmanさんから、細野ビルヂングの特集記事の載ってる「ノッテオリテ」もらう。例の社長室の見開き写真が掲載されてて、やっぱり懐かしい。
しかし、Morris.は大邱に着いた時点で、かなり出来上がっていたらしく。数曲歌った後は、寝てしまったらしい。初めて月と猫と夜の庭さんを案内したというのにだらしない仕儀になってしまった。
結局この日はタクシーで桃谷に戻り、月と猫と夜の庭さん宅に泊まってしまったようだ。
病み上がりということもあったのだろうが、何とも情けない。
今日の歩数は1881歩。


物怖じしないバンバ 

警戒心強いミュウ 

バンバ(Lumixで撮影) 

ミュウ 

穴子の叩き 

ミュウ 

Marchin借りてご機嫌 

大邱で、洪ママ 

すでに酔ってブレブレ 

記憶にない 

「ノッテオリテ」 

細野ビルヂング車掌室 

2011/02/07(月)●社会復帰二日目(^_^;)

6時起床。
今朝の血圧は187/94/92。
矢谷、秋本くんと、大阪弁天町駅前高層マンション40Fの韓国人の現場。韓国人専門業者のヘルプである。それにしても、荷物は多いし、梱包材料がいつもと違うので、なかなかはかどらない(>_<)
結局6時近くまでかかって作業終了。お土産にと、マッコリもらったけど、これは輸出用の防腐剤入りで、Morris.はいまいちである。
マルハチで買い物して帰宅したら7時半。なんかすっかり、へとへとになってしまった。11日から仕事詰まってるけど、だいじょうぶだろうか?
ビデオで「ヨメ全盛時代」最終回見る。二組夫婦が同じ日に出産するという、見え見えの展開。これは口を酸っぱくなるくらい何度も言ったが、横筋が多すぎた。60回全部見てしまったのは、予約録画してたからだ。明日から同じ時間に「ガラスの城」というのが始まるが、どうしたものか。
一尾\298という格安の赤鰈(でかい(@_@))を煮付けにする。考えてみるとMorris.は魚はたいてい焼いてて、煮付けは滅多にやらなかったので、作り方忘れてたので、ネットで調べる。いや、ほんとに便利なものである。簡単にできて味もまずまずだったが、生姜が古かったのがちょっと情けなかった。
今日の歩数は3381歩。


今日の現場ヴェランダから 

同じく 

巣箱 
2011/02/06(日)●社会復帰の日(^_^;)

6時起床。
今朝の血圧は172/91/88。
自転車で摩耶倉庫に向かう途中、高橋からtwin煙突方面を見たら、何か不思議な雰囲気を感じた。上る朝日の色も凄い色してる。
浅海くんら3人で、奈良市富雄方面の保管荷物ピックアップ現場。病み上がりで、久しぶりの仕事だが、いきなり、階段3階の現場である(>_<) 周りに食堂もなく、昼食はコンビニampmののり弁当。\298という低価格の割に美味しかった(^_^;)
3時過ぎに作業終了。4時半倉庫着。マルハチで買い物して6時帰宅。
めずらしく「開かれた音楽会」見たら、チュヒョンミが「島の子ども」という童謡と、中国曲「月亭代表的心」、新曲「次はわからない」を歌う。最後はインスニで、歌曲の「カゴパ」を熱唱した後は、ポンチャックメドレー(^_^;)、そしてフィナーレはやっぱり「パミミョンパムマダ」で盛り上げて終わる。その後、クイズ番組「ゴールデンベル」まで見てしまう。カンヌン女子高篇で、馬鹿馬鹿しいが面白い。とはいうものの、20以上の問題でMorris.が正答できたのは三つしか無かった(^_^;) 問題を理解する前にお手上げである。
今日の歩数は6151歩。


今朝のtwin煙突 

カチカチの茸 

この橋はやっぱりstylish
 

【三匹の猿】笠井潔 ★★★ 飛鳥井という私立探偵シリーズの1作で、1995年「海燕」に発表されたものらしい。Morris.はこのところミステリーとは縁遠くなってるし、笠井の作品も、どちらかというと哲学的、社会的テーマのものを読んでる。本書の登場人物は大学運動の時代に学生だった世代、つまりMorris.と同じ世代であり、笠井は1948生まれで、やはりMorris.と同世代である。
本書はその世代の娘から、父親が誰かという依頼を受けた飛鳥井が、捜査をしながら、目と耳と口を切り取られた連続殺人に巻き込まれ、娘の父と思われる当時の学生仲間3人の一人が書いた「三匹の猿」との関連から、真相が明らかになっていくというストーリーで、いまいち、Morris.には面白く思えなかったのだが、執筆当時の、日本の世相描写が、印象深かった。埼玉の女高生監禁殺害コンクリート詰め事件から3年後ということになっている。

日本の少年は、少なくとも外見的には、アメリカの少年よりも社会的に恵まれている。たとえば、失業率の圧倒的な低さ。日本の少年の場合、たとえ高校中退であろうと、探せば仕事はあるのだ。仕事につけないという不遇が、アメリカでは少年犯罪の背景をなしている。それは、間接的にもいえいることだろう。両親の失業が家庭の荒廃をもたらし、野良犬さながらに放置された少年が金のため、やんだ好奇心のため犯罪に走る。
自由主義というアメリカ社会の原理は、もはや危機に瀕している。機会均等も自由競争も、誰も信じようとしない、空虚な建前にまで堕落しているのだ。大都市のスラムに生まれた黒人の子供と、郊外に居住する白人の中産階級の子どもが、おなじスタートラインで人生をはじめることができると、誰がいえるだろうか。黒人スラムの子供のほとんどが、社会的に成功する可能性を、前提として奪われている。

その15年後の今日。この文章はまさに今の日本の現状への痛烈な皮肉として、読まざるを得なくなっているようだ(>_<)

2011/02/05(土)プリントに苦戦(>_<)●

7時半起床。
今朝の血圧は168/101/96。
まだ咳は止まらないが、平熱にもどったようだ。
昼から阪急で六甲に出て学生センターへ。韓国歌謡楽譜を小冊子として両面プリントするためだったが、生憎飛田さんは不在だった(>_<) ともかく、マニュアル片手にスキャナーモードで8p読み取って、データ保存までやったが、それからどうするか、手に負えない。見るに見かねて事務所受付やってる韓国人留学生が手伝ってくれて、プリントできるところまでこぎつけた(^_^) さあ、本格的にやるぞと、60oをプリントアウト。結果は、いちおう1pから60pまで連続印刷できてた(つまり帳合はOK)のだが、センターが裏表でかなりズレてる(>_<) これでは中綴じ不可である。プリントレイアウトを細かく変更すれば、何とかなりそうだが、今日はこれだけですっかり疲れてしまったので、後日持ち越しということにした。
「むくげ通信」244号もらう。先月15日のむくげの会40周年記念パーティの記事に、Morris.のパノラマ写真使ったと飛田さんから連絡があって、見ておきたかったのだ。見開きの上下に帯のようにレイアウトされて、なかなかかっこ良かった(^_^;)
4時前にセンター出て帰り道「口笛文庫」冷やかす。この古本屋は、できた時からお洒落で、面白そうな本がそろってたが、久しぶりに覗いたら、お洒落度、内容共に大幅レベルアップしてる(@_@) ネット活用でかなり手広く品ぞろえしてるようだ。価格もそれなりにきちんと見ているようだが、全体として高くはない。それにしても、実にMorris.好みの、ヴィジュアル本や、戦前の小型本や付録が勢ぞろいしてる地震前のMorris.なら結構ここに入り浸りになったかもしれない。
灘図書館に寄り、TOHOで買い物して6時帰宅。やっぱり何となくだるい。
明日は仕事だけどだいじょうふだろうか?
今日の歩数は1463歩。


むくげパーティの記事 

口笛文庫 

お洒落 
2011/02/04(金)寝たきりの日々●

8時半起床
今朝の血圧は175100/108。
ちょっとはましだけど、何となくだるい。今日も一日部屋で静養。
今日の歩数は0歩。

2011/02/03(木)●覿面風邪ぶり返し(@_@)●

9時起床。
今朝の血圧は185/91/99。
むむむむむ、頭痛い、身体重い、咳き込む、寒気がする、鼻水も出る(>_<)
体温37.5℃。これは完全に風邪のぶりかえし。
薬飲んでほとんど一日ベッドの中。何もする気になれない。
「ヨメ全盛時代」はハルモニが亡くなって、ほとんど葬式と涙だけの回。
昨夜大騒ぎさえしなければ、今日は全快だったかもしれないけど。まあ、これも自業自得である(;;)
今日の歩数は0歩。

2011/02/02(水)●恢復前の大騒ぎ(^_^;)

6時起床。
今朝の血圧は196/105/101。
今朝の体温は35.8℃だった(@_@)
私用で午前中大阪まで出て昼前帰宅。
ビデオで「ヨメ全盛時代」見て、部屋でごろごろ。
夕方ききさんから電話で、6時に三宮で待ち合わせ。ききさんは明日ソウルに戻るので、今夜しか時間がなかったのだ。
ききさんが、お好み焼き食べたいとのことなので、「風月」へ。Morris.はあまり食欲なくて、ネギ焼きでも頼もうと思ったがメニューにはない。普通のを注文。この店は、客には焼かせないで、すべて店員が焼くシステムである。楽で良いといえばそうだけど、どちらか選択させるべきではないかとも思う。
7時過ぎに、ムックさんんと合流。とりあえず、高架下のバーに寄り、生ビールで乾杯して、ジャンカラへ向かう。ききさんとムックさんは初対面で、どちらもMorris.部屋で相手のことは旧知の間柄みたいに思ってるようだった。
ジャンカラも久しぶりである。ノレバンは3人か4人が適当な人数だと思う。ここで2時間すべて韓国歌謡歌いまくる。Morris.は風邪治りがけとはいうものの、喉はかなり傷んでるようだし、身体もちょっとだるくて、いつもと違って、たいてい座ったまま歌ってた。
例によって、ムックさんはソルンド、ききさんはチョヨンピルナンバー中心。Morris.は体調を考えてバラードなんか歌ったが、この手の歌はかえって体力消耗することがわかり、後半は、ポンチャック、それもテンポ2つ下3つ上げてぶっ飛ばす。ムックさんもききさんものりのりで、踊りまくってた。おしまいは「ネパクチャ」をテンポ+5で歌ってお開き。
明日5時から仕事のムックさんはバスで帰り、Morris.はききさんを元町のてっちゃんの店「moon lite」に案内。平日で客もほとんどいなくて、のんびりハイボールなどいただいてくつろぐ。この店はききさんも気に入ったみたいだ。
11時半過ぎに店を出て、三宮まで歩いてききさんと別れ、零時33分発上り最終電車で1時前帰宅。楽しかったけど、ちょっと疲れたかな(^_^;)
今日の歩数は5468歩。


五色の雲 

太陽の暈 

午後の空 

「風月」のお好み焼き 

高架下のBarで乾杯 

ジャンカラきき

ジャンカラムック(by きき) 

ジャンカラMorris.(by ムック) 

記念写真 

moon lite  

同じく 

同じく(チリビーンズ) 

【ぢぢ放談】永六輔 矢崎泰久 ★★★☆ 1933年生まれの二人の放談である。雑誌「創」2009年から2010年にかけて連載されたもので時事放談としては物足りないが、タイトル通り爺さんの言いたい放題だから仕方がない。
それにしてもふたりとも、身体的にはかなり老化現象顕著である。でも、昔から口の減らない方々で、そちらはまだまだ健在である。

永 今回の選挙はしきりに「マニフェスト選挙」とかいわれたけど、「マニフェスト」という言葉ひとつ言葉ひとつとっても、あれどうして日本語で言わないの? 「政権公約」といえばいいものを

そのとおりである。言い方を変えて、何か新しいもののように錯覚させる手法はこれまでもあったし、これからもあるだろう。差別語なんてレッテルを貼って、言い換えをやるといったちゃちで無反省なやり方と同一である。

矢崎 要するにね、司馬史観なんてインチキだっている人もいっぱいいるわけですよ。急先鋒は『司馬遼太郎の世界観』という本を書いた中塚明という歴史学者(奈良女子大名誉教授)だと思うけど、彼はほんとに悔し涙を流すほど怒っているわけ。もともと専門は朝鮮史の研究者で、『坂の上の雲』は日清・日露戦争を描いているが、その戦場となった朝鮮のことは司馬遼太郎はまったく触れていないと。それは、日本の歴史に対して、ほとんど”犯罪”を犯しているようなものだと批判しているわけですよ。要するに司馬史観というのは、昭和の日本はだらしなかったけど、日清・日露の明治時代は栄光に満ちていた、そういう歴史観ですよ
永 戦争に負けた昭和はダメだったけど、戦争に勝った明治はよかったと。
矢崎 そういうこと。それって、自分たちの立場を利するために、国民うけする”仮想敵”を作る政治家の手法と似てない? 55年体制時代の保守勢力が反共を掲げたのと同じ構図でしょう。かつての小泉純一郎が「抵抗勢力」を強調して国民の支持を得たのもそうだし、今回の選挙はいわば自公政権の敵失によるもので、政権交代が望まれていた結果に過ぎない。
永 司馬さんが政治的な人だとは思わないけど、国民に支持されるということは、結果的に、国ありきの思想を抜きにしては語れないのかもしれない。
矢崎 それが歴史観として固定されるのが、オレは一番まずいと思うわけ。


Morris.は司馬の長編はほとんど読破してると思うのだが、たしかに、司馬史観はどこか片手落ちなところがある。物語を面白くするための仕掛けと開き直られればそれまでだが、NHKドラマなどで、その史観そのものが常識みたいになるのはちと怖くもある。
近代朝鮮の歴史をすこしでもかじった目でこれを読むと、まさに朝鮮人には傲慢歴史観ととられても仕方ないだろう。

永 精神科医の北山修さんが言っていましたけど、今の母親は子どものおむつが少しでも早くとれるようにとやきもきするけど、あれは問題だって。子どもってのは、うんちやおしっこにまみれて育つもので、母親がその汚物を見たくないばかりに、おむつ離れを急ごうとするのは、子どもにとっても親にとっても精神衛生上よくないんだと。
矢崎 見た目の衛生ばかりを考えて、心の育成を考えていない。
永 そういうこと。紙おむつって象徴的だと思うけど、今の人たちには、排泄物は汚いもの、忌み嫌うべきものという考え方が根のところにある。でも僕から言わせれば、汚いものを遠ざけたり隠したりするのは、文明優先の発想であって、決して文化優先の発想じゃないのよ。
矢崎 どういうことよ?
永 人間の糞尿にしても、豚の糞尿にしても、これを黄蝶なものとして再利用するのは、生活文化に根ざした発想でしょう。ところが、それを汚らわしいものとして排除してきたのは、工業社会の文明優先のはっそうですよ。生物から生まれる有機肥料ではなく、科学によって作られた化学肥料で代替させてきたのは、まさにその発想ね。やがてその発想は、工場排水とか、自然には存在しない化合物とか、新たな汚物を生み出してしまった。それが水俣や新潟の水俣病や、岐阜県のイタイイタイ病を引き起こしたわけじゃない。


汚物、排泄物への嫌悪、ひいては可能なかぎりこれを切り離した生活を目指す現代人の性行。たしかにこれは、自然の一部としての人間からの、逃避といえるかもしれない。人間はウンコ製造機だというのが、Morris.の人間観の根底にある。

永 むかしね、金銭感覚にかかわることで親父によく言われたことがあるの。たとえば、僕が何か買って欲しいような顔をするでしょ。そうすると、「ただ欲しいのか、必要なものなのか、どっちなんだ」と。「必要なものなら、なんとかしててにいれてやるけど、ただ欲しいだけなら我慢しろ」って言うわけ。
矢崎 なるほどねぇ。やっぱりお寺のせがれは、しつけられ方が違う。
永 お寺は何も生産しないじゃない。商売としては、ただ人様の死を待っているだけなんですよ。人様が亡くなると、それでお布施が入ってきて、食事もとることができる。そうすると、否が応でも「お陰さまで」という価値観で、生きざるをえないでしょう。お陰様と言えないものは不必要ということになるんですよ。


Morris.がいまお題目にしてる「感謝」と、同じことを言ってるのだと思う。「感謝」は漢字語だけど、「おかげさま」は和語だな。こちらの方が身になじむかもしれない。

2011/02/01(日)毒感三日目(やや上向き(^_^;)●

7時半起床。
今朝の血圧は183/113/106。
昨日よりは風邪の症状は良くなってる気がする。体温は37.5℃。やはり体温が一度違うというのは大きい(^_^;)
しばらく布団の中にいて、9時前に起き出し、トーストとリンゴで朝食すましてから、自転車で金沢病院へ。今日も呉先生の診察だった。とりあえず薬だけだしてもらう。
そのまま六甲道に出て、銀行、灘図書館より、マルハチで買い物して昼過ぎ帰宅。
流石に三日間寝たきりでは退屈してきて、韓国歌謡楽譜の整理などやる。センターで印刷する予定が、なかなか実行に移せない。ビデオで「ヨメ全盛時代」見る。もうシッチャカメッチャカである(^_^;) まあこれは来週7日(月)で終了。ほっ(^_^) で、次のドラマが「ガラスの城」。ちょっとあらすじ見たけど、あまり楽しめそうでもない。とりあえず録画は続けるけどね。
いつのまにか2月になってて、このページの模様替えも泥縄でやることになった。(たいていそうだけど)
今日も早めに寝ることにする。今日の歩数は0歩。


 

 

 

 
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