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Morris.の日記です。読書記録、宴会散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。
Morris. personal calender |
【2007年】 6月 5月 4月 3月 2月 1月
【2006年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
2007/07/31(月)●下水溝の子猫(^_^)● |
矢谷君ら6人で灘区箕岡通りのカタール、ドーハ向け荷物のピックアップ。灘区のかなり高台である。仕事前に前田君が「あ、こんなとこに子猫が!」というので、あわてて駆け寄ると分厚い鉄の蓋がかぶせてある下水溝に雉の子猫がいた。Morris.@Catographerとしては、当然見逃すわけはない。隙間の小さな穴にデジカメのレンズを差し込むようにして接写!!うーん、これはすっごく可愛いぞ\(^o^)/
仕事のほうは台所から始めたのだが、狭いところに、日本人の奥さんとその親戚らしいおばさんが二人手伝い?に来ていて、Morris.が作業する場所で掃除したり行ったり来たりして、やりにくいことこの上なかった。
昼休みはちょっと北側にある灘丸山公園に行ってみる。なんと言うこともないだだっ広い芝生の広場だが眼下に広がる神戸港の見晴らしの良さはなかなかのものである。神戸大学文学部百年記念館ロビーからの展望と張るんではなかろうか。せっかくだからパノラマ撮影を試みる。
今日から阪神はヤクルト戦、3-0とリードして楽勝かと思ったら、杉山が5回に同点にされて降板、7回に矢野が3塁打の林を迎え入れて逆転。6回7回は久保田が、8回は久々復帰のウィリアムズが、9回は当然藤川がぴしゃりと〆ての勝利。いやあ、後半の阪神は前半とはまるで違うチームのようだ\(^o^)/
下水溝の子猫 |
さらにアップ |
この小さな花の名は? |
ツマグロヨコバイの仲間と思うのだけど(^_^;) |
近所の白トラ |
高橋下の葛原 |
2007/07/30(日)●岸和田SA● |
西根君ら4人で大阪都島区のイギリス人宅のピックアップ現場。昼からは奥井さんと、和歌山の航空便ピックアップ現場に移動。昼食と昼休みは阪和道の岸和田SAで豚汁定食頼んで、これはまあ可もなし不可もなしだったんだけど、この岸和田SAって、何か実にリキ入ってる感じだ。岸和田城のレプリカまであるし、休憩所の脇には本格的日本庭園までしつらえてある。ふらふらと散策して四阿覗いたら、いかにもノラ風の猫二匹がいぎたなくねそべっていた。あまり可愛い猫とは言いかねるが、それなりに可愛がってもらってるらしく片隅にはキャットフードが置いてあった。近づいてもまるで警戒心無し。
仕事のほうは軽い作業であっという間に終了。
夜、GyaOで「ジュリエットの男」第6話見る。このプログラムはえらく更新が速い。このままだと週ごと更新の「明朗少女」より先に見終えるかもしれない。
向日葵は枯れこそも美しい |
岸和田SAの岸和田城(^_^) |
四阿で爆睡の2匹 |
無防備 |
ここまで近寄っても平気 |
一匹でも錦鯉 |
鷹羽薄の群落 |
飛行船の寄留地 |
湾岸線沿線の工業地域 |
2007/07/29(金)●滑り込み選挙● |
清水君ら4人で大津堅田の台湾向け荷物ピックアップ現場。Morris.は朝から下痢気味で何となく辛い一日になった。
昼食は王将で中華どんぶりと餃子。
帰りの湖西道路が大渋滞だった。ひょっとすると選挙間に合わないかと思ったが、何とか6時半に倉庫到着、ヴァン詰めすまして、ぎりぎり8時前に王子児童会館での投票に間に合った。
阪神は今日は横浜に7回で9-2と楽勝ペース。結果的には9-4だったがともかくこれで貯金1。この調子でセリーグの優勝争いに混じって欲しい。
巻田さんは今日から韓国旅行である。インサドンに宿泊し、北村散策、チムシルバン体験、慶州観光など楽しむ予定らしい。裏山裏山(^_^;)
10時現在でTVの選挙速報では自民27 民主55という状況。民主の一人勝ちである。
2007/07/28(土)●日韓サッカ-● |
昨夜のウタカイもMorris.はクジで一番おしまいだった。歌はともかく、ギターとちってしまう(>_<) 決してあがってるわけではない。下手なだけである。
今日は西根君ら4人で6時半出発、野洲のシンガポール向け荷物のピックアップ。駅前のマンションだったが、近所にまともな食堂もない。市役所前のトクシマという焼肉屋で牛ヒレカツ定食。20分ほど待たされて、出てきたのはちんけなカツ(>_<)
シンガポール向け荷物はほとんど終わったが明日のローカル荷物のプレパックやって6時作業終了。倉庫に着いたのが8時前でヴァン詰めさぎょうなどやって、帰宅したのが9時20分。アジア杯サッカー日韓戦、ぎりぎりで間に合った。3位決定戦だけど、日韓線は2年ぶりだし、もし日本とイラクが決勝戦やって、勝ったらイラクで日本の自衛隊が襲撃されかねなかったから、これでよかったと思う。
試合は前半風上の日本が攻めて押し気味だったが0-0で折り返し。後半韓国は選手が一人退場、監督コーチもベンチから追い出されるという状況になり、日本優勢が続いたが決定力に欠けて、結局、延長戦で、これも無得点でPK戦に、中村、中澤らは確実に決めたが、4人目の羽生が外してThe End(>_<)
阪神も今日は久しぶりに負けてしまったようだ。
ほおぼおさんと矢谷君 |
今朝の高橋 |
靖役所前の銅鐸 |
2007/07/27(金)●ロキ食堂● |
5時起床(^_^;) 昨夜は疲れてたせいか、えらく早めに寝たのでこんなに早く起きたのだろう。
昨日の日記打って、KBSアーカイブのノレチャラン(7/22)見たら、真っ先にわれらがキムヘヨン登場新曲「トヨイルパメ 土曜の夜に」を歌ってくれた。ラテン調の軽快な曲だ。ソンヘさんとのやりとりもあって、久しぶりに彼女の歌う姿見ることが出来て満足。調子こいて先週の「コンサート7080」(7/21)見たら、今度は何と新村ブルースのオミノとイジョンソンが生ギターで登場「コルモッキル」「カンノルスオヌンカン」「オヌルガッツンパム」の3曲を演奏。キムヒョンシクやハンヨンエなどの話、当時の新村での思い出話もいっぱいしてくれた。「新村ブルース」はバンド名というより、グループみたいなもの、韓国語でいうと「トンアリ」という発言にはなるほどと思った。ああ、Morris.も一度くらいは彼らのライブ見たかったな。
昼前に自転車で王子公園へ。今日はかなり暑い。まあ、Morris.はここ数年暑さにめっきり強くなったので平気だけど汗は出る。
今日のまぬうは右手の一番上の岩に座り込んでて、ちょうど木の陰になって見えにくかった。たぶんメスだと思う。ちゃかちゃかとカワウソなど冷かして、自転車で大安亭に買い物に向かう。途中駐車場の車の下に数羽の鶏がたむろして草むらで餌をあさってるのを見かけた。近くの家が飼ってるのだろうが、まるで放し飼い状態である。
大安亭の北側にある「ロキ食堂」、前から何となく気になってたが、今日初めて入ってみる。カウンタとテーブル二つくらいのこじんまりした店で、30代くらいの女性が一人で切り盛りしてるようだ。ランチメニューも色々あったが「海南鶏飯」\700をたのむ。いかにもエスニックという感じの根性ありそうなヒネ鶏とタイ米で、スープとサラダがついてくる。確かに歯ごたえのある鶏肉で、つい、さっきの鶏たちを思い出した(^_^;) 名前は「海南」だが、マレーシア屋台の味らしい。味はなかなかのものだが、Morris.にはちょっと量が足りなかった。名物らしいチキン南蛮やロキカレーというのもあって、次回挑戦してみたい。食堂という名前だが、どちらかというとクセのある居酒屋というべきだろう。音楽や演劇関連の客が多いようで、時々イベントもやってるらしい、常連になったら深みにはまりそうな雰囲気だ。
買い物済まして3時半帰宅。GyaOで韓国ドラマ「明朗少女13話」、「ジュリエットの男4,5話」と連続して見る(^_^;) DEL坊(しつこいけど、新機の愛称)になって、格別映像が綺麗になったというわけではないが、以前に比べるとCPUとメモリに余裕がある分ストレスを感じずに済むようだ。
甲子園の阪神−横浜戦、エース三浦相手で苦戦するかと思ったら、何と6回終わって5-0とリードを広げている。今夜はこれから鉄人マーケットのウタカイに出かけるがまず、大丈夫だろう(^_^)。今日は「オモナ」と「ベサメムーチョ」歌うつもり。
新曲歌うキムヘヨン |
今日のまぬう(>_<) |
暑いのか?狼 |
カワウソもバテ気味 |
車の下に野生の(@@)鶏たち |
ほとんど放し飼い |
ロキ食堂 |
店内の一部 |
海南鶏飯 |
大日商店街の雉猫 |
飼い猫らしい |
首輪が似合ってる |
2007/07/26(木)●阪神5割に\(^o^)/● |
昨夜のサッカー、中澤の執念のヘディングシュートなどもあってわくわくさせられたが、結果は2-3で負けてしまった(>_<) 28日に韓国と3位決定戦を戦う。日韓戦を見たかったMorris.の願いはやや皮肉な形で実現することになった(^_^;) 別にヤケ酒というわけでもないが、そのまま飲み続けてしまった。
8時起床。体全身が痛い。宿酔ではないのだが、やっぱりこれは酒のせいだろう。「痛飲」という言葉はあるが、実際に体が痛くなるというのではたまらんなあ。
結局今日は一日部屋でごろごろごろごろしてた。
阪神−中日戦。ひさびさのボーグルソンと百勝まであと一勝の川上の息詰まる投手戦だったが、金本の逆転2ラン、藤川の完璧な抑えで名古屋ドームで初の三連勝。何と阪神後半戦3戦目にして勝率5割に復帰\(^o^)/ 出来すぎぢゃ。
【福沢諭吉は謎だらけ。】清水義範 ★★★☆ 「心訓小説」と副題がある。世に「福沢心訓」という七か条の教訓が流布している。
心訓
一、世の中で一番楽しく立派な事は、
一生涯を貫く仕事を持つという事です。
一、世の中で一番みじめな事は、
人間として教養のない事です。
一、世の中で一番さびしい事は、
する仕事のない事です。
一、世の中で一番みにくい事は、
他人の生活をうらやむ事です。
一、世の中で一番尊い事は、
人の為に奉仕して決して恩に着せない事です。
一、世の中で一番美しい事は、
全ての物に愛情を持つ事です。
一、世の中で一番悲しい事は、
うそをつく事です。
実はこれは福沢諭吉が作ったものでないことは、慶応義塾が明言しているくらいに明らかなのだが、この心訓をネタに半ば私小説的に仕上げた作である。
作者自身をモデルにした小説家が、最初にこの心訓を見ての感想。
平明に語った教訓だなあ、というのが私の受けた第一印象だった。そして、なかなかいいところを衝いている、と思った。いかにも、これを人生訓にしよう、と思う人が多くいそうな、素朴なありがたさが感じられる。人を愛する心や、奉仕する心を説くところなど、今日的でもある。
だがしかしこの時点では、私は福沢諭吉の著作をそう読んだことがなかったので、あの人らしい、という感想にはならなかった。
なんだか真面目な人が喜びそうな教訓で、これがやけにツボにはまる人っているんだろうな、と思っただけだ。
まあここらあたりが妥当な感想だろう。
本書では、福沢心訓以外の、さまざまな教訓を引用している。「つもりちがい十ヶ条」「伊達政宗五常訓」「親父の小言」「日常の五心」「ならぬもの十訓」「心戒十訓」……etc.、その中に黒田如水作と擬せられている「水五訓」もあり、これについては高島俊男の「新・お言葉ですが」で、取り上げられている。
http://web.soshisha.com/archives/word/2007_0419.php
こちらは中国文学に造詣の深い高島らしい論理展開がなされていて面白かった。
清水の小説では福沢心訓は、大分県の教育者(社会科の先生)が、戦後、それも昭和25年2月頃作ったのではないかと大胆に推理している。もっともその根拠はこの年の2月3日が福沢の五十回忌だったというのは、ややこじつけに過ぎるようだ。
本書のストーリーでは福沢心訓を生活の信条とした男がボケて息子夫婦がそれを解決しようと努力する場面がもうひとつの主題になっている。最近の清水の教育問題提起の諸作と並行して、老人問題、ボケ問題への提議も行うなど、社会批評家傾向がこれを書かせたのかもしれない。
財団法人ぼけ予防協会が発表した「ぼけ予防10ヵ条」もメモしておこう。Morris.にも裨益するところ大いにありそうである(^_^;)
ぼけ予防10ヵ条
一、塩分と動物性脂肪を控えたバランスの良い食事を
一、適度に運動を行い足腰を丈夫に
一、深酒とタバコはやめて規則正しい生活を
一、生活習慣病(高血圧、肥満など)の予防・早期発見・治療を
一、転倒に気をつけよう 頭の打撲はぼけ招く
一、興味と好奇心をもつように
一、考えをまとめて表現する習慣を
一、こまやかな気配りをしたよい付き合いを
一、いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに
一、くよくよしないで明るい気分で生活を
2007/07/25(水)●逆効果(^_^;)● |
8時起床。
しつこくGyaOをチェックしたら「ジュリエットの男」何と、第2話、第3話まで見ることが出来ることが分かった。開始時期に限ってこういったサービスがあるのだろう。イェジヨンは倒産しかかったデパートの社長になり、フィアンセの男と、高利貸の孫息子(これがヒーローらしい)とに振り回されながら、デパート再建を目指す。高利貸と腐れ縁のハルモ二の孫娘役のキムミニというのが、なかなかMorris.好みだった。いよいよこのドラマにはまりそうだ。
午後思い立って、DELL坊(新機の愛称(^_^;))で認識できないビデオレコーダのメイカーCANOPUSのサポートセンターに電話することに。実はこの会社神戸にあるらしく市外局番078だったので、電話代も安いから、駄目もとでもと電話したのだった(^_^;)。あちこち電話をかけなおされたが、サポートの兄ちゃんの言うとおり、マイコンピュータのデバイスドライバ確認したり、DELL坊の構成説明したり、USBプラグ入れ替えてドライバとソフト再インストールしたり、散々時間かけてやってみた結果が、「インテルのCPUでないので動作責任は負えない」とのことだった(>_<) 何となく釈然としないが、これ以上どうしようもない。時間と電話代の無駄だったようだ。しかし、こうなると、PCでビデオカメラ映像の取り込みが出来ないわけで、これはちと困ったちゃんである。もうPCでDVDに焼くのはあきらめて、あっさり、DVDレコーダ買う方が早道かもしれない。それにつけても……である(>_<)
今夜は阪神−中日戦とサッカー日本ーサウジ戦がある。サッカーは10時からだから、ちょうど良いと思ってたのだが、野球は9時前でまだ6回である(^_^;) 絵に描いたようなシーソーゲームで6-6。このままだとまた、重なってしまいそう(^_^;)。お、8回に藤本のタイムリーで7-6としたが、どうなることやら。9回金本のタイムリーで8-6にした。この時点でサッカーは日サ両国の国歌演奏である。忙しないことこの上ない。
藤川の〆で今日も阪神の辛勝である。これからサッカーに集中しよう。
サッカー、韓国-イラクはPK戦で韓国負けてしまったみたいだ(>_<) うーーん、Morris.としては日本−韓国の決勝戦を期待してたのだけど、こうなったら、あのドーハの悲劇の敵討ちするためにも今日勝って決勝に進出してほしい。
29日の参院選、自民の敗戦はほとんど確定のようだが、自民のTVCMで安倍総理が「成長か逆行か」という決めのフレーズ、Morrisに.はCMそのものが「逆効果」と言ってるように聞こえる(^_^;)
【河畔に標なく】船戸与一 ★★☆☆ 「2004年から05年にかけて「小説すばる」に連載されたもので、ビルマ北部カチン州を舞台に、ビルマにホテルを建てようとする日本人、ビルマ民主化闘争運動活動家、バモー刑務所副所長、犯罪組織所属の中国人、妻と姦通相手を殺したバモーの家具商、カチン独立軍、カチン新民主軍、ナガ民族社会主義評議会軍等など、国籍、民族が違う多数の登場人物が阿片取引の200万ドルを目当てに追いかけごっこをするという分かりやすそうなストーリーなのだが、ビルマ人の名前というのが馴染みがないこともあって、どうにも読み進めるのに難儀してしまった。Morris.の苦手な、複数登場人物の場面が入れ替わる形式というのも読みにくい一因だった。
船戸の海外事情通ぶりはこれまでも感心してきたが、本作でもほとんど未知のビルマの政治状況が分かりやすく説明されている部分は実に裨益するところ大きいと思ったのだが、肝心のストーリーは、まるであらすじ読まされてる感じだった。登場人物が多いのはともかく、人物描写があまりに粗い。日本人を始め登場人物が煙草を吸う場面がしつこく出てくるくせに、煙草の銘柄すら書いてない。このところチャンドラを読んでるので、ここらあたりはいかにも手抜きに見えてしまう。
また登場人物たちが未開の森林の中で驚くほど同じ経路を通ったり、タイミングや、出会いがあまりにご都合主義というのも気になったし、重要そうな登場人物があまりにあっさりと殺されたり、結末も何かあっけないような、それはないよなという感じだった。
8章に分かれていてそれぞれの標題を繋げると詩の一節みたいになるあたりが船戸のサービスかもしれない。
陽がイラワジに沈み
黒い鳥が飛び立った
山蛭の森のなかへ
殺戮の街から
山肌を七人が這い
脱落と訣別と
硝煙、森に流れる
標なき河畔
こうやって書き写すとそれほど繋がってもいないな(^_^;)
傑作「砂のクロニクル」「蝦夷地別件」のような、息もつかせず読ませる作品を望むのはもう無理なのだろうか。
2007/07/24(火)●白星発進(^_^)● |
8時起床。肩を中心にずっしりと鈍痛がある(>_<) 昨日の急な階段をめちゃ重いTV無理な姿勢で持った報いだろう。本当に休みにしといてよかった(^_^;)
朝風呂と洗濯すまして、GaOで「ジュリエットの男」という韓国ドラマが今週から始まってたので見てみる。お定まりの大金持ちの跡取りが主人公の恋愛ストーリーだが、ヒロインの顔がなんとなく見覚えある。見終わってからやっと気づいた。以前ビデオで見た「大韓民国憲法第一条」のイェジヨンだった。実はMorris.は彼女と一度だけ会ったことがある。それも先の映画のヨイド国会議事堂前のロケ現場だった。まったく彼女の名前もしらず、何をやってるんだろうと、近くにいた事務服姿の女性につたない韓国語で尋ねたら、何と彼女がイェジヨンだったというわけ。隣に監督のソンギョンシクもいて、せっかくだから(^_^;)3人でデジカメに収まった。絵に描いたような美形の多い韓国女優の中では地味めな顔立ちだが、どこか気になるタイプである。「明朗少女成功記」も来月で終了だから、この「ジュリエットの男」をこれから見ることにする。悪役マダムのキムソンニョンが出てるだけでも見る価値がある(^_^;)
昼から自転車で、六甲道に出る。郵便局、銀行、灘図書館回って5時半帰宅。
今日からプロ野球後半戦。阪神は名古屋で中日戦。先制しながら、信じられない拙攻で同点、逆点にされ、シーソーゲームになったが、やっとのことで勝ち越した。借金も2つになった、この勢いで借金ゼロを早く実現してほしい。
し、死んでるのか? |
生きてた(^_^;) |
寝起き悪そう |
【双六で東海道】丸谷才一 ★★★☆ 2005年から06年にかけて「オール読物」に連載された16編が収められている。80歳前後の時期の作ということになる。いい歳である。そして丸谷の好奇心と博識と古今東西にわたる渉猟範囲の広さと按配の妙はますます円熟味を増している。老いてますます盛んというしかない。ボケ老人の対極にあるこういった人には適う限り長生きして、書き続けてもらいたいものである。
たとえば、四字熟語の話題
わたしはこれについて、いささかうるさい立場を取つてゐて、四字とも音で読むのでなければ四字熟語と言へないと考へてます。訓読が一字でもはいつたらだめ。四字熟語としての威厳に欠ける。
ところが、さらに後のほうに高島俊男の「お言葉ですが」に関する文章があり、高島の「岩波四字熟語辞典」についての一文を引いている。
岩波もとうとうこういうものを作るようになったか、と長嘆息いたしました。
出来がわるいというのみではない。もともと四字熟語辞典というのが、学術的な意義も価値もないものである。上質の四重熟語辞典、というものはあり得ないだろう。ただ、簡単に作れてよく売れるらしいからネコもシャクシも参入してもうけを図る。そういう荒かせぎの場に岩波も加わるようになったか、という慨嘆もあります。
ははは(^_^) これで決まりだね。Morris.も漢字は嫌いではなかったが、どうもこの四字熟語というのにはなんとなく胡散臭さを感じてたけど、これだけはっきりした正当な意見は嬉しかった。
ところで、丸谷は高島俊男の「水滸伝の世界」の絶賛書評を書いたあと、講談社現代新書の「中国の大盗賊」を出すきっかけを作ったらしい。この二人にそんな関係があるとは知らなかった。
何かを忘れて思ひ出せない。もどかしい。その感覚を日本語では「のどまで出かかかってゐる」と言ひますね。これを英語では"on the tip of one's tongue"(舌の先に引つかかつてゐる)と言ふ。まさしく東西軌を一にしちえゐます。
そして英米の心理学ではこの成句を受けて、思ひ出せない状態をTOT state(TOT現象)と呼ぶ。
関容子さんは堀口大学、中村勘三郎、中村歌右衛門などについての本を書いた人だけれど、老人に対するインタヴューのコツは、人名が思ひ出せなくて困つてゐるときは早く助太刀することださうである。でないと、時間がかかつて仕方がない。ただし、形容詞や動詞、比ゆ的表現が思ひ浮ばなくて思案してるときは、横合ひから口を出してはいけない。待つてゐれば、きつと、思ひもかけない古風な言ひまはしが出て来るのだから、とのことであつた。
わたしはこれを聞いて、インタヴューの秘訣に感心したり、おれも今に形容詞や動詞を失念するやうになるのかと思つたり、心中すこぶる忙しかつた。
Morris.も30代になるかならない頃から固有名詞、特に人名のど忘れ傾向には気づいてたし、今やほとんど思い出すつもりもなくなりつつあるが、形容詞やニュアンスをつたえる表現を時々ど忘れして、確かにこんなときは暗澹たる気分になるね(^_^;)
安土桃山時代の公卿近衛信尹(のぶただ)の側近との談笑から生まれた「犬枕」という仮名草子(枕草子のパロディ)の紹介も面白かった。
○嬉しき物
一 人知れぬ情
一 謎立解きたる
一 町買の掘出し
一 思ふ方の文
一 誂物能く出来たる時
○勝れていらぬ物
一 女房の背の高き
一 王の武辺
一 出家の手柄
一 すばり若衆の膚
丸谷は最後の「すばり若衆」に着目して一人で論を展開してるのだが、それは措くことにする。
川端行蔵、小出昌洋編『日本料理事物期限』からは、コノワタの薀蓄紹介がメインだが、ついでに引かれた大根おろしの項
この大根おろしが日本独特の料理法であることについて著者は言ふ。朝鮮にあるかどうか知らないが、中国にはない。日本の大根は中国にないからだ。
中国の満州で日本大根を栽培すると良く出来るが、満州の大根蛆蠅が寄生するのに向いてゐて食べられない。満州には中国大根があつて、これには大根蛆蠅が寄生しないが、それはおろしてみても日本の大根おろしのやうにうまくない。
欧米の大根は日本の二十日大根の類だから、これも聞いてゐない。
そこで大根おろしは日本の大根から作つたものが世界一の珍味、なのださうである。
わたしはこれを読んで、多年の疑問が氷解し、じつにしあはせな気持だつた。本を読んで、今までわからなかつたことがわかるのはいい気分だなあと今回もまた痛切に思ひました。誰かが、本を読むことはなぜこんなに楽しいか。それは自分の知らないことが途方もなく多いからである、と言つたkれど、その通り、と思ふ。ただし、そのことを喝破した人が誰なのか忘れてしまつて残念。
Morris.も大根おろしは大好きで、武生の「つる庵」のおろしそばの辛い大根おろしを思うだけで生唾が沸くくらいだが、韓国のあの大根をおろしたらどんな味がするか、一度試してみたくなった。次の訪韓にはおろしがね持参しようか(^_^)
2007/07/23(月)●犬のように疲れた● |
朝、ちょっと早めに出たら西灘駅近くの公園でラジオ体操やってたので、見物を兼ねてデジカメ撮影。せっかくだからMorris.も体操やってるところを三脚でセルフタイマ撮影。しかし、どう見ても盆踊りにしか見えない(^_^;)
5人で昨日の現場、西根君は腹痛でずっとえらそうだった。昼は伊川谷の「淀川」へ。ここは去年の8月19日にやっぱり西根君に連れられていったのだが、目玉のチャンポンもそれほどMorris.好みではなかったので、今日は皿うどん頼む。ぶっとい麺の揚げソバ風で、期待はずれ。不味くはないのだが、おお味である。
相変わらず整理のつかない現場で、後からトラック1台呼んで、2台分取ることになったし、冷蔵庫2階から吊り降ろしあったり、ごみ出し(異常に多い(>_<))までさせられて作業終了は6時半。ほとんどふらふらである。明日は休みにしておいて良かった。
ラヂオ体操 |
Morris.も参加!? |
今朝のBoat Dogs |
白詰草 |
オオクワガタ |
警戒心の強い白黒 |
高橋の夜景 |
カメラ振ってみる |
さらに振り回す(^_^;) |
2007/07/22(日)●猫の溜まり場● |
朝、新機を起動したら、デスクトップのアイコン文字が黒文字に変わってた。良くわからないが嬉しい。この件に関しては稲田さん、higashiさんほかから、いろいろサジェスチョンいただいた。感謝m(__)m
西根君、高平さんと3人で神戸西区のアメリカ向け荷物のピックアップ。この現場は輸出荷物より、岡山の実家向けローカル荷物が多いのだが、この現場の散らかりようは、なかなかのものだった。3日取りの現場でMorris.は明日は別の現場だったが、結局明日もこの現場に回された(>_<)
昼食はコンビニ弁当(>_<)
帰り道、猫の溜まり場で4匹がたむろしてたので金網越しに撮影。
GaOで「明朗少女成功記」12話見る。やっと物語の展開が動き出したという感じ。途中、チャンナラとギテがユニフォーム勝って二人で野球ごっこするシーン(普通ありえん(@@))が良かった(^_^;) ところで、新機でGaOの映像見てると、ときどきディスプレイが勝手にsleep状態になる。節電モードが起動するらしいが、このディスプレイの取説が不親切で、調整方など何も書いてない。
今朝の三毛 |
今朝のクロ |
摩耶埠頭夕暮れの散光 |
こいつは大物かも |
でもこの子が好き |
数をたのんで威嚇中(^_^;) |
2007/07/21(土)●日本PKで薄氷の勝利● |
西根君ら5人で京都堀川油小路のニュージーランド人宅の台湾からの荷物の開梱作業。配達は昨日済ましたとのことで、Morris.は女の子の部屋の担当。恐ろしいほど玩具や人形が多かった!
昼食は松屋で牛丼(>_<) うーん、やっぱりこういうのはなるべく食べたくないな。近所には京都府庁があり、裏道には豆腐屋、麩の専門店、ろうそく屋、人形店などがあり、ろうそく屋の古い木製の看板が素敵だった。人形店のショーウィンドの雛人形のうち、雌雛より、三人官女の方が気に入った。
今夜はサッカー、日本-オーストラリア戦。前半0-0で、後半先にオーストラリアに先制されたが、直後にこぼれ球を高原が見事なシュートで同点。相手側のレッドカードで、日本は一人多いということもあり、終始有利にゲームを進めながらも得点できず、延長戦それでも決着がつかずPK戦。川口が連続2ゴールを阻み、楽勝かと思ったら高原がポカで大きく外し、結局5人目の中澤が決めて準決勝進出を決めた。この試合、Morris.好みの中澤が最初から最後まで良くがんばってたし、川口も良く守り、Morris.には見ごたえのある良い試合だった。ただ、ゲーム展開からいえば、延長戦なしで、楽勝出来るはずだったのに日本の決定力の無さが、めだった。まあ結果オーライということにしておこう(^_^;)
入谷豆腐店 |
麩の専門店「麩嘉」 |
ミニトマト |
三人官女その1 |
三人官女その2 |
三人官女その3 |
京都府庁 |
立派過ぎる掲示板 |
和ろうそくの看板 |
山百合 |
鷹羽薄 |
近所のトラ猫 |
2007/07/20(金)●住道あたり● |
今朝の通勤路は猫が多かった。猫屋敷の黒猫、ふさふさ猫、金網横の新顔等々。
矢谷君と二人大東市住道のシンガポール向け荷物のピックアップ。まあ、海外向け荷物より、東京の実家に送る荷物の方が多かった。
昼食は駅前商店街角の「三つ川」というステーキハウスでオムライス。\見た目は美味しそうだったが800での割にはいまいちだった。
しばらく付近を散策。駅前の寝屋川は側面がパイプを並べた感じで何とも味気ない運河みたいに思えたがデジカメに収めたらそれなりに風情があった。幸町でMorris.好みの文化発見。一方が荒れた田んぼに面していて、4棟続きでそれぞれの空間が広く取られて庭になってる。ついここに長居をしてしまった。ここにも黒猫がいたし、途中シャム猫系もいたし、今日は猫のあたり日である。
三住町の本伝寺の境内には、日本のお寺では珍しいインド風の石の釈迦仏があった。
4時前に倉庫に戻り、リパックなどして5時半に小川さんの車に便乗してJR六甲道へ。今夜は長田の神戸映画資料館で、山根さんの「韓国映画と韓国歌謡曲」公開講演の後編があるのだった。前編は仕事が遅くなって見逃したのだが、やっぱり山根さんの韓国歌謡への入れ込みぶりと博学ぶりは半端ではない。今回は「60年代の映画主題歌興亡史」と題して、当時の映画主題歌と、ヒット歌謡から生まれた映画の話。当然山根コレクションの秘蔵LPも多数取り揃えて1時間半の講演時間に16曲をかけるという無謀なシナリオながら、得意の山根節でとばす、とばす(^_^;)
イミジャ、チェヒジュン、ナムジン、キムサンヒなどの曲を流して、おしまいのペティキムの「愛するマリア」はテープが破損したということで山根さん自身の生歌(^_^) いやあ本当に充実した講演だった。できれば前編も聞きたかったな。
資料として持参の「歌謡半世紀1975年版」、作曲家黄文平の「韓国歌謡百年史」、「新東亜」1976年1月号付録の「開港100年年表資料集」もなかなか見ごたえがあった。
講演後、以前朝鮮語講座で教えてもらったアジア映画社の諭澄子さんらと資料館併設のエジプトラウンジで一杯飲む。資料館長の安井さんらも同席で、韓国映画の話しで盛り上がっていたが、Morris.はいまいち映画は詳しくないので聞き役に徹する。
9時過ぎにお開きで、10時過ぎ帰宅。JR灘駅、臨時改札口が本舎の東側にできていた。
今日はオールスターゲームで、セリーグは投手9人投入して4-0の完封リレーだったらしい。もちろん〆はわれらが藤川投手だったことは言うまでもない。
花と黒猫 |
ふさふさ猫 |
シャイなまなざし |
お、新顔ぢゃ(^_^) |
ステーキハウス「三ツ川」 |
三ツ川のオムライス |
お洒落なドア飾り |
大東市の「おすい」 |
住道駅前の寝屋川 |
たぶんチャバネセセリ |
ロケーションも素敵な文化 |
文化プロフィル |
文化在住黒猫 |
カンナってこんなに綺麗だったっけ(^_^;) |
お、シャム猫系 |
本伝寺のインド風釈迦石像 |
山根さん名調子 |
会場魚眼 |
「韓国歌謡百年史」 |
カーバイド燃焼映写機 |
JR灘駅臨時出入口 |
2007/07/19(木)●新機SET-UP● |
8時起床。しばらくベッドで本読んでたら、9時過ぎに宅急便が、DELLのPC配達に来た。えらく早い(^_^)
荷物は3箱、本体とディスプレイはわかるが、えらく小ぶりの1個はちゃちなスピーカーだった。
あせって開けてみる。本体は白、黒、シルバーの色合いで思ったよりはスリムだった。問題はディスプレイで、実はこのセットは19インチディスプレイ付ということだったので、これまで15インチ使ってたMorris.は、かなり画面大きくなるな、と期待してたのだが、これが横長画面のものだった。TVでもわかるように、画面サイズというのは対角線のインチ表示で、横長だと対角線が割長になるわけで、これまでの15インチモニターの実寸が305mm×225mmだったのに対して、今回のディスプレイは408mm×257mm。横幅は10cmほど長くなってるが縦はせいぜい3cmくらいの延びである。要するにこれまでのディスプレイが横に長くなっただけということになる。
Morris.はWindows XPというのは初体験である(^_^;) ずっとWin.2000使ってたから、今回は新OSのvistaに早駆しようかとも思ったのだが、ついつい枯れたOSで安全を期したのだった。MSDOS時代の機種変更とは比べ物にならないくらい簡単で、ともかくも15分くらいでとりあえずネットに繋いで掲示板に書き込みするところまで行けた。カンタン、カンタン(^_^) 最初にやったのはもちろん、最愛のイジヨンの「チョロブ 卒業」の映像見ることだったが、これがいろいろPC側から御託があって、難航したのだが、これもなんとかクリアして映像見ることができた。もともとの映像の質のせいか、Morris.がビデオボード増設を渋った報いか、ノレバン98号で見るのと大差はなかった。バッファのスピードは大違いでストレスはなかったけどね。
その後、GyaOの「明朗少女成功記」11話見ようとしたのだが、ここで問題発生。マシンが変わると当然ログインのIDとパスワードを要求されるのに、Morris.はすっかり忘却の彼方(^_^;)だった。いろいろ試してみたが全てだめ。しつこくいろいろやったがとうとう、新規に登録しなおすことにした。そうやって、やっと見ることができた今回のチャンナラは車売った金を両親に着服されるわ、ギテには重ねて失望させられるわで、一向に「成功記」展開にならない。後5回残ってるから、これからがタイトル通りに派手に展開することを期待しよう。
そうこうしてるうちに夕方になってしまった。取り急ぎ、firefoxやffftpやJTrimや縮小専用。などをダウンロード。higashi4号のあった場所に新機を設置して、今日からこれをメインとして使うことにした。
細かいところではいろいろ解決していない問題もあるのだが、とりあえず、デスクトップアイコンの説明文字が白抜き影付になって見にくいことこの上ない。Morris.部屋のバックと同じピンクの石竹柄にしたときに、画面のプロパティをいじっててこうなったと思うが、何度やっても普通の黒文字に戻らない。誰か解決方法の分かる方はメールかぐいぐい酒場でご教示願いたい(^_^;)
島田和夫部屋スケジュール更新。
朝からでっかい箱が |
何はともあれイジヨン(^_^) |
結局こんな感じで(^_^;) |
2007/07/18(水)●どうにか巨人に勝ち越し● |
昨日と同じ現場の二日目。
昼食は「ぜんまい」というトンカツ屋。\945という値段の価値あるかないか微妙なところ。
今夜の阪神ー巨人戦は、金本のホームランなどあって快勝。これで前半戦のおしまいを何とか勝って、借金4で折り返しということになった。まあ良かったということにしよう。
DELLのサイトで注文したPCの動向?を見たら、何と明日配達予定になってる。10日から2週間といってたのにえらく早い。明日はうまい具合に休みなので、早く到着すれば、セットアップチューニングして、本当の意味での新機導入ということになるかもしれない。
朝から昼顔 |
青い団栗 |
これは何だろ? |
2007/07/17(火)●ベトナムの熱狂● |
昨夜のサッカーは面白かった。ホームのベトナムが物凄い地元応援に押されて必死で頑張るなか、日本側のオウンゴールで1点先制、何かとんでもない盛り上がりで日本ヤバいんじゃないかと思ったとたんに巻が同点ゴール、その後遠藤がフリーキックで逆転ゴール、後半にも追加点を上げ4−1で快勝。頑張ったベトナムも、他チームの結果で一時リーグ突破ということで、Morris.は二重に嬉しかった。野球の話はなかったことにしよう(>_<)
矢谷君ら4人で西宮米人の、インドネシア向け荷物ピックアップ。昼食はまた中国菜館「桂花」で鶏唐揚ランチ。質量ともに満足、と言いたいところだが、ちょっとこの店には飽きたような気がした(^_^;)昨日作った手抜きホームカレーを食べ過ぎたためかもしれない。
今日の阪神−巨人は5回裏表の対照的結果で阪神4-0の快勝。明日で前半終りである。借金を一つでも減らして後半に臨んで欲しい。
昨日の新潟地震での原発での被害の実態が徐々に明らかになってきた。またまた隠蔽体質が露呈している。
ジャガイモ丸ごとのホームカレー(^_^;) |
金網の黄金虫 |
西郷川の野良猫 |
2007/07/16(月)●地震過剰● |
8時半起床。
掃除、洗濯、朝風呂の三点セット。BGVにまたも「リンダリンダリンダ」流す。すでに条件反射インプットされてるので、ここぞと言う場面だけは画面の前で熟視。
11時のニュース見たら新潟、長野で震度6の地震発生のニュース。原発が燃えてるなんて言ってるのでちょっとびびったが、原子炉からちょっと離れた発電設備だったのは不幸中の幸い、と、いうことで良いのだろうか?
昼から、庭の散歩(^_^;) 今日は「北極熊に氷のプレゼント!!」という企画やってた。行ってみたらたしかに1m四方くらいの氷の塊があって、一頭がしきりに顔や手足を擦り付けていた。それは良かったのだが、氷を足で押したりしてるうちに、氷はドボンとプールの水の中に落っこちてしまった。慌てたシロクマは両手で氷を引っ張り上げようとしたが、結局あきらめ顔。氷もこの季節水にいれたらあっという間に溶けるだろう。せっかくならそのまま水に飛び込んでもらいたかったがそれもなし。
今日は休日(海の日)で子供連れの客でにぎわってた。まぬうはメスで、やっぱり岩の一番上からあまり動かない。この前は姿を見せなかったからそれに比べればまだましだ。今日はモノクロで撮影してみたが、どうもまぬうは白黒よりカラーの方が良さそうだ(^_^;)
そのあと専用読書室で、葉書書いたりして3時半帰宅。
手元にあるものだけでホームカレー作る。ちょっといっぱい作りすぎたかもしれない。この時期カレーは傷みやすい。ボウルに振り分けて冷蔵庫に入れておこう。
今夜は阪神ー巨人戦と、サッカー、日本−ベトナム戦が重なってしまう。ラジオで野球、TVでサッカーという忙しないことをやるのだろうな(^_^;)
白孔雀全開サービス |
好き好き、コオリ(^_^;) |
あちゃちゃ、水に落としちゃった(>_<) |
白黒まぬう |
白黒その2 |
見上げれば栃の木 |
【韓国は変わったカか?】黒田勝弘 ★★★ 産経新聞のコラム、93年から03年までの10年分をまとめたもので、「ソウル烈々」の続編ということになる。500回のうちの7割くらいが収められているらしい。ヒョン
金泳三、金大中大統領の任期が中心でそれぞれ前期後期を章分け、おしまいに盧武鉉登場期で1章にしてある。著者の真骨頂と言うべき、反「反日感情」への反駁ぶりが際立ってるが、前にも書いたように、最近Morris.はこういった黒田の態度にそれほど反感を持たなくなっている。Morris.の反動化かと思ったりもするが、そればかりではないと思いたい。
竹島/独島問題が繰り返し論じられて、Morris.としてはついつい読んでしまうのだが、日本としては、無視するのが最善の方法だと思う。
北朝鮮への嫌悪意識はほとんど終始一貫して金大中の「太陽政策」には真っ向から反対している。これも一理あると思わざるを得ない。
朝鮮戦争時の中国の参戦、それより根本的なロシア(当時はソ連)の北朝鮮支援に対して、韓国からの責任論が出ないことへの疑問なども、反日の根強さとあまりの乖離があるという意見も、客観的に見れば間違ってはいないと思う。
ナツメロ歌手の死への哀悼コラムが多かったのも、Morris.には好感だった。
そんな、こんなで、ついつい黒田先生ニム寄りの韓国観になりつつあるみたいなMorris.なのだが、一抹の不信感を拭えずにいるというのが正直なところかもしれない。
2007/07/15(日)●台風は何処に行った?● |
6時に目を覚ましたら朝日が射してた(^_^;) 台風4号はどこに行ったのぢゃ??
紀伊半島から名古屋方面に向かったらしい。ともかく、Morris.にとってはラッキーカムカムである。
3日目の現場、今日はほとんど敷地内の別の部屋への荷物移動で午前中に作業終了。
昼食は倉庫近くの「摩耶食堂」最近全国展開してる大衆食堂チェーンで、不味くもなければ美味くもない。午後は倉庫作業。名古屋のトラックいっぱいのごみの整理にてこずった(>_<)
台風の影響か、空が綺麗で、雲の動きが速く、何となく心惹かれる空の景色だった。休み時間や通勤途中にやたら空の景色を撮影しまくった。
今朝の高橋 |
高橋の北側 |
今朝の神鋼 |
今朝の六甲大橋 |
今朝の神鋼その2 |
石垣の下から |
石垣の下からその2 |
湾岸線トラックから |
湾岸線その2 |
湾岸線その3 |
湾岸線その4 |
摩耶埠頭夕景 |
ちょっと望遠で |
子猫 |
親猫(たぶん) |
2007/07/14(土)●嵐の前の● |
昨夜のサッカーは、前半高原の2得点と中村のフリーキックの3点でなかなか見ごたえがあった。後半は1点返されたけど、勝てば官軍(^_^;)である。
今日は朝から雨(>_<) 矢谷君ら5人で西宮苦楽園のアメリカ人トルコ向荷物3日取り現場の二日目。
昼食は今日も中華菜館「桂花」へ。酢豚ランチセット\1,050。これはちょっと仕事の昼飯としては予算オーバーだったし、味、量ともに昨日の唐揚より満足度は低かった。デザートの黒ごまアイスは美味しかったけど。
4時前に倉庫に戻りバン詰めなどすまして5時帰宅。台風4号は九州に上陸。神戸も明日早朝から朝にかけて直撃する恐れもありそうだ。実は台風好きなMorris.なので、台風が来るとなるとそわそわするのだが、明日は日曜と言うのに仕事で、それも外の横持ち作業があるので心配。それ以上に朝の出勤が怖い。
昨日調べたMorris.垂涎の抹茶茶碗だが、茶碗の国宝は二つしかないとつい書いてしまったが、国宝の茶碗は八つあるとのこと、そのうち日本人作は例の「不二山」と、志野焼の「卯の花墻」の二つだけということだったらしい。禅の美術の本にはこの志野焼きの茶碗も白黒で掲載されていたがこちらはMorris.にはあまりぴんと来なかった。
雨の無窮花 |
高橋下の廃線も緑に覆れ |
台風前の屋上風景 |
【高い窓】レイモンド・チャンドラー 清水俊二訳 ★★★☆ チャンドラの長編で読んでないのは後2作と前に書いたが、実はこの長編第三作「高い窓」(1942)は未読だった。この作品は昭和34年(1956)に田中小実昌美で邦訳されてるが、清水俊二が新たに自分流スタイルで再訳にとりかかりほとんど完成に近づきならが88年5月に食道癌で死亡。同じ映画字幕仲間の戸田奈津子が残りを引き継いだとのこと。うーーん、清水にとっては最後の翻訳ということになる。Morris.はチャンドラーの長編はずっと清水訳で読んでて最初はとまどったり、理解しにくかったりしたが、だんだん馴染んできて、「湖中の女」なんかすっかり文体まで楽しめただけに、あとがきでこのことを知ってちょっと感慨深いものがあった。
本作は老婦人が盗まれた貴重な古金貨を取り返して欲しいという依頼を受けたマーロウが、依頼人の息子、嫁、秘書、ドジな同業者、強請り屋、元映画俳優のやくざ、警察関係と、彼流の対応と観察と捜査と推理で事件の真相に迫っていく。ストーリーも割と理解しやすかったし、金貨偽造の手口なども丁寧に勉強してるし、この調子ならどんどん彼の長編を読みつづけたくなりそうな気持ちになったのだが、今度こそ残り2作を余すのみというのが冷たい現実である。
例によっての、洒落たマーロウ独白の文体見本を。
彼女が番号をしらべて、あっちこっちに電話をかけているあいだ、私は彼女を観察した。ごくあたりまえの目だたぬ顔色で、いかにも健康そうだった。少々固い感じの銅色がかったブロンドの髪はそれ自体醜くはなかったが、せまい額からきっちりうしろになでつけられて、前髪の効果をほとんど失っていた。眉毛は細く、めったに見られないまっすぐで、頭髪より色が濃く、栗色といっていいほどだった。鼻孔は貧血症なのかと思えるほど白かった。顎は小さすぎて、とんがりすぎて、おちつきがなかった。オレンジ・レッドの口紅のほか、何も化粧していなくて、その口紅もほとんど目につかなかった。めがねの背後の目は非常に大きく光彩(アイリス)が大きく、コバルトブルーで、表情がほとんどなかった。目蓋はどっちもきっちりしていて、目を少々東洋的に見せていた。あるいは顔の皮膚がひきしまっているので、目の隅がひっぱられているように見えるのかもしれない。顔ぜんたいが調子のはずれた、奇妙な魅力を持っていて、巧妙なメイクアップさえほどこせば、たちまち人目につくようになったろう。ショート・スリーブの麻のワンピースを着ていて、アクセサリーといえるものは何もつけていなかった。露出した腕にうぶ毛が生え、そばかすがいくつか見えた。
これはマーロウなりの、女性賛美仕方なのだろう(^_^;)
私が帰る時、マールはバンガロー・エプロンをつけ、パイの皮をこねていた。彼女はエプロンで手をふきながらドアまで出てきて、私の口にキスをして泣きだし、家の中に駆けこんだ。ドア口にはだれもいなくなったが、やがてそこに彼女の母親が顔いっぱいに家庭的な微笑をうかべて現れ、私が車で去るのを見送った。
家が視界から消えるにつれて、私は奇妙な感じにとらわれた。自分が詩を書き、とてもよく書けたのにそれをなくして、二度とそれを思い出せないような感じだった。
おしまいのフレーズなんか、決まり過ぎだよな(^_^;)。永遠の、チャンドラ&清水タッグに乾杯!!である。
【GR DIGITAL WORK SHOP】田中長徳 ★★★☆☆ リコーのデジカメGRDを駆使?して、著者独特の話芸(チョートク節)と、パリでの撮影画像を見せびらかしながらの薀蓄、エピソード、銀塩カメラとデジカメの比較、何よりも「写真」を撮るという、本質に対する著者の信念みたいなものが(未整理ながら)あちこちにちりばめられていて、面白かった。
もともとGRシリーズはリコーが1996年からシリーズ展開した銀塩小型高級カメラシリーズとしてそれなりの知名度を高めていたらしく、それをデジカメに継承したものがこのGRDということらしい。広角28mmの単焦点カメラというだけで、だいたいどんなカメラであるかはわかってしまう。Morris.も一時Tiaraというポケット銀塩カメラを愛用した時期があり、これは3倍望遠はあるものの28mmという広角が一番の魅力だった。
もともと著者の原点は「ライカ28mm」だから、そのエピゴーネン的カメラに熱中するのはわかる。ライカの画角とデジタル処理の便利さ手軽さ自由さの結合を思い切り楽しもうという姿勢は、羨ましくもある。
GRDのレンズの良さは、きわめてシンプルだ。解像力とか色のクリアさとか、ぼけ味の良さとか、各種の良いファクターはあるけど、それらは今どきのデジカメでは必須条件であろう。唯一、GRDレンズが他のコンパクトズーム付きデジカメレンズを凌駕しているのは、「歪みのないこと」なのである。
ほおほお、ズームなしのコンパクトデジカメで7万円近いというからには、このくらいのメリットは必要だよね。
スローシンクロモードはこれが半世紀前なら、このテクニックだけで写真界の巨匠になれるほどの斬新なものだった。当時は勘と経験だけが頼りの世界であったのが、GRDはそういう複雑な演算をカメラが勝手にしてくれるのだ。有能なライティングのアシスタントを擁しているようなものだ。
スローシンクロの撮影は人物だけではなく、ブツ関係でも威力を発揮する。自然光に平均に照明された場所で、スローシンクロモードで撮影すると、モノの存在感はぐんと増すのである。
ただし、これはシャッターの開閉で自然光とストロボの「二重写し」の高度なテクである。カメラがブレると本当に二重になってしまう。カメラブレ対策は重要だ。
モノクロモードというのは、そのスイッチを切り替えるだけで、いきなり写真術の発明された当時の素朴で、しかも真摯で、そこに薄く斜めから哲学的な眼差しの光が射しているとでもいえるクラシック環境に、我々21世紀のデジカメ人類をワープさせてくれるのだ。一種の視神経に準拠した、これはタイムマシンなのである。
最近Morris.がちょこっと、白黒で撮影したのも、この言葉にそそのかされたからかもしれない(^_^;)
2007/07/13(金)●至高の映像と至高の茶碗● |
朝から雨(>_<) 矢谷君ら6人で西宮苦楽園のアメリカ人トルコ向荷物3日取り現場の初日。
昼食は「桂花」という中華菜館へ。鶏唐揚ランチセット\840。これがなかなか丁寧で小皿の品数も多く、デザートの杏仁豆腐までついてこの値段(ご飯大盛サービス)というのは良心的である。
午後4時まで梱包。処分するという本の中に「ZEN AND THE FINE ARTS」という大判の本があったのでもらうことにした。英文だが講談社発行で1971年に初版が出て、これは82年にペーパーバックでの再版らしい。400pで270点ほどの図版はほとんどモノクロで、時代的にもそれほど印刷の精度は高くないが、光沢無しの用紙で結構いい味を出してるし、等伯、雪舟の名作、良寛の書、能や茶花、書院造りの建物まで幅広く「禅味」のある芸術を取りあげてある。で、Morris.はその数少ないカラー印刷ページの楽焼の抹茶茶碗に目を奪われた。いや、心を奪われたというべきだろう。18.Koetsu・Raku ware teabowl,named Fujisanと書いてある。本阿弥光悦の「富士山」という名の抹茶茶碗らしい。轆轤を使わず手べらで作ったと思しい円柱形で上半分が白っぽく、下半分が黒っぽいので、白い部分を雪に見立てて富士山と言う名前になったのだろうが、これまでMorris.は焼き物(写真それも印刷だけど)見てこれくらい、ビビーーンと来たのは初めてだった。冗談で矢谷君に「これなら1万2千円までなら出すぞ」といって笑われてしまったが、帰ってネットで調べたら、やはり本阿弥光悦作で、銘は「富士山」でなく「不二山」、長野県諏訪のサンリツ美術館所蔵で、国宝指定である。抹茶茶碗で国宝というのは日本に二つしかなく、これはその一つとのこと。ますます欲しくなった(^_^;) これは一度拝みに行きたいものだ。青春18切符で明治村に行きたいと思ってたので、諏訪もルートに入れるべきかもしれない。
sammrmtさんという方からイジヨンに関するメールをいただき、返事を出したら、You Tubeのイジヨン映像のアドレスを紹介してあった。イジヨンがチョンヨンノクと「ナンサランウンアジンモラ」をチョンヨンノクといっしょに歌ってる映像で、おお、懐かしいっ、とリピートして見てしまった。現在Morris.のノレバン98号では、小さな映像しか見られないし、メモリとCPU性能の関係もあってかなりギクシャクした動きだがそれでも嬉しい。大きな水玉模様のスカートのイジヨンは10代当時の芳恵を彷彿するものがあって、Morris.の日韓アイドルがシンクロしたような錯覚に陥った。ところがこのYou Tubeのサイドバーにイジヨンの映像が複数あって、その中のひとつに、Morris.が偏愛してやまない「チョロプ 卒業」があって、これをクリックしたMorris.はしばらく飛んでしまったね(@_@) ああ、イジヨン。いまだに「最愛の」という頌詞を付けずにはいられない、イジヨンの一番いい姿がここにあると言い切ってしまおう。パソコン新機導入間近であるが、とりあえず一番の楽しみは、この映像を全画面サイズでストレス無しに見ることである(^_^;)
http://www.youtube.com/watch?v=eUgjtuzRC94&mode=related&search=
sammrmtさんありがとぉ−−−−−−っ!!!!m(__)m m(__)mm(__)m
今夜は昨日買ったズッキーニで「ホバクジョン」作った。先日加賀胡瓜とか、ズッキーニそっくりさんで「ホバクジョン」作ろうとしてえらい目にあったので、その敵討ちである。同じく昨日買った紅玉葱アーリーレッドのスライスを添えて、なかなか味わい深い一品となった。
アジアカップサッカー日本−アラブ首長国戦は10時半からと遅めなので、今夜はちょっと夜更かしすることになりそうだ。
現場近くのお堂にある鉢植えの蓮 |
拾い物の「禅の芸術」 |
光悦作白楽焼抹茶茶碗「不二山」 |
2007/07/12(木)●Black & White2^^;● |
8時半起床。曇り空で雨も降りそうだが洗濯すまして、自転車で水道筋銀行で振込みすます。
いったん部屋に戻り、また自転車で大安亭に買い物に出る。途中大日商店街などをまたまた白黒モードで撮影。ここらあたりはカラーで写しても昭和色になるのだが、白黒で雰囲気を確かめることにしたのだ。途中公園前で白黒猫発見。左耳が折れ曲がってる。通りがかりのおばさんが「みーちゃん」と呼んだら擦り寄っていったからかなりなじまれてる地域猫なのだろう。いろいろポーズもしてくれるので、ついカラーモードでも撮ってみる。おしまいは公園での脱糞まで撮影してしまった^^; ネコババである。本当に脱糞後枯葉や泥でウンコを隠すのには感心した。
国香通りや大安亭の市場風景も白黒で写す。青果安売りの店に紫色した玉葱「アーリーレッド」というのが4個百円というので買ってみる。帰ってネットで調べたら赤玉葱の一種で、どちらかというと生食に向いているとか。サラダ用なのだろう。日持ちしないとも書いてあったからこれは失敗だったかもしれない。炒めて食べられないことはないだろう。今日はとりあえずいっしょに買ってきたズッキーニと一緒に味噌汁に入れてみた。
大日商店街 |
アーケード街 |
バックネットの鳩 |
黒白登場 |
左耳が折れてる |
ポーズ千変万化 |
やっぱりカラーも |
と、思ったらネコババ^^; |
臭いものにフタ(^。^) |
いかにも、の屋号 |
屋号といえばこれ |
高架下八百屋 |
今日のスナップである |
大安亭 |
ぺったりんこ |
【建築探偵桜井京介 館を行く】篠田真由美 ★★☆ 建築探偵と言えば例の藤森照信だが、著者は桜井京介という近代建築に造詣の深い探偵を主人公にして連作をものしているらしい。Morris.はまだ一冊も読んでないが、本書はその探偵といっしょに著者が日本の名館を巡り紀行文をものするという、要するに著者の趣味と実益を兼ねたお手軽企画本である。以前「ロシア絵本展」を見に行った東京の庭園美術館が含まれてたので手にとったのだが、期待はずれだった。冒頭の安藤某への批判的口吻だけが気に入ったくらいで、どうも著者の語り口が変に若ぶってて、ギャグが空回りするところもあって、結局この人の本は読まないということに決定。
【神戸異国文化ものしり事典】呉宏明編 ★★ 京都精華大学のゼミ演習の産物みたいなもので、院生、学生を含む複数が神戸の外国と関連ある多数の項目を分担してコラム風にしあげたものだが、下手なイラスト、的外れな写真、おまけに校正の甘さがあまりに目立つ上に本文ゴシックで読みにくいことこの上なかった。神戸新聞社も地元本出すならもうすこしちゃんとしたものを出してほしい。
2007/07/11(水)●Black & White● |
8時半起床。思ったほど身体はきつくない。風邪も小康状態である。
ネットでDELLのページ見たら、win.XP搭載の機種が10万円くらいで出てたので、いいかげんこれに決めようと、注文画面に進んだのだがエラー表示が出て注文できない(>_<)
あきらめて部屋でごろごろしてた。午後2時55分からNHK教育TV「まるとくマガジン」を見る。今週は「ペットの撮影」特集ということで稲田さんからの情報があったので見ることにしたのだが、あの超有名猫「はっちゃん」がモデルとして出ていた。すごい人気である。内容的には超初心者向けといった感じであまり参考になることはなさそうだった。
3時半ごろ部屋を出て阪神理容で散髪。元町界隈で猫撮影。今日は思い立って白黒モードで撮影することにした。大衆酒場「八島」の前に三毛猫発見。すぐ脇に皿など置いてあったから、これは八島の飼い猫かもしれない。三毛を白黒で撮ると何となくイメージがはっきりしない気がする。その後撫子や紋白蝶や野莓みたいな実など白黒で写すと何となく不思議な感じがする。デジカメでわざわざ白黒モードで撮影する意味があるのかないのか?カラーで写して後で画像ソフトで白黒変換すれば良さそうなものだが、やっぱりどこか違うと思う。
シャッター前にうずくまってる黒猫発見。黒猫なら白黒でも充分かも(^_^;) 三脚一番短くしたまま地面に置いて少しずつ前進。うーん、こいつは全然動じない、というか、全くMorris.を無視してる。どんどん近づいていったら、なんとこの猫Morris.の鞄に乗っかかってそのまま座り込んでしまった(^_^;) 何て奴だ。せっかくだからどんどん撮りまくる。そのうちおもむろに立ち上がって道を歩いていく。追いかけていったら理容室の前でSTOP。どうやらこの店で可愛がられている猫らしい。どちらかというと黒猫は絵になりにくいのだけどこいつは人懐こい上にいろんなポーズを見せてくれるのでついつい30枚くらい撮ってしまったよ。
そのままJR神戸駅方面に向かい、これも稲田情報のDELLのショールームを覗くことにした。ネットで印刷した地図で探したが良くわからない。結局Sofmapの中にあることがわかった。行ってみたら本当に小さなスペースで、デスクトップなんかモデル2台しか置いてない。若い派遣社員がいて、今朝注文しようとした機種について質問したら、とりあえずこちらから手続きしましょうという。いろいろ質問したが結局詳しいことはわかるはずもなく、そのままHDDのパーテーション設定(ここで注文するとディスカウントあり)だけ追加して注文することにした。とりあえず、これで明日にでも振り込めば20日過ぎくらいに新機が到着することになった。
6時半帰宅。昨日三宮ダイエーで買ったブラジル産鶏手羽中をガイヤーンにしたものをあてにビール飲む。阪神−巨人戦は珍しく阪神先制攻撃で有利に試合を進めている。7回で8-4だから、まず大丈夫だろう。
日本の夏(^_^;) |
Morris.亭も白黒だと風情がある? |
灘駅構内 |
八島の三毛猫 |
大和撫子 |
紋白蝶 |
野イチゴみたいな実 |
シャッター前の黒猫 |
近寄っても平気 |
Morris.の鞄がお気に入り |
元町「ファミリア」のビル |
同じくアップ |
2007/07/10(火)●へろへろ(>_<)● |
7時起床。雨模様である(>_<)
8時半過ぎ現場で奥井さん、矢谷君と合流。
梱包励んだのだが一向に荷物は減らない。
昼食は近くの「三朝」という店できしめん定食。\750で鶏の唐揚がついて、なかなか美味しかった。矢谷君らはここの名物というカレーうどん頼んだが、汁気が少なくて閉口してたようだ。
午後から別の名古屋の現場に来ていた溝淵君、西根君らが応援に来てくれたが、それでもなかなか作業はかどらず、現場を発ったのは4時過ぎだった。Morris.はいつもにまして咳が出て、何となく熱っぽい気もする、これは季節はずれの風邪かもしれない。
そうこについたのが7時半で、それから40フィートのコンテナに積み込み作業。久しぶりにMorris.はへろへろになってしまった。
ムックさんからメールで今日から釜山経由で木浦に向かうとのこと。このまえソウルに行ったばかりなのに、この熱意と行動力には脱帽である。
東京ドームの阪神−巨人戦は2-1で接戦をものにした。もう、寝よう(^_^;)
2007/07/09(月)●これぞ居酒屋のお手本● |
4時起床。浅海君と名古屋に向かう。8時前に名古屋倉庫でとしろうピックアップして千種区の現場へ。ベルギー向けブラジル人の現場で、それほどたいそうなことはないだろうと思ったのだが、これが間違いだったことは後でわかった。
昼食は寿司、麺類、うなぎ、何でもありの食堂できしめんランチ。きしめんにバラ寿司で\750。まずまずだった。
5時前に作業切り上げて、いつもの金山ホテルへ。前に味噌煮込うどん食べた「大黒」に飼い猫のペルシャのデジカメプリント渡す。
風呂入って、金山駅でとしろうと待ち合わせ、3人で、地下鉄乗り継いで伏見駅の居酒屋「大甚」へ。雑誌や居酒屋巡りの本などで紹介されている有名店らしい。黒い2階建ての店で中はまさに昭和の大衆酒場を髣髴させる。お手製の肴の種類が豊富で、どれもこれも美味そうである。とりあえず生ビールで乾杯して、そら豆、シャコ、鰯、生酢し、あなご、板わさなどに舌鼓を打つ。肴がこんな風なのでMorris.も珍しく日本酒飲みたくなった。この店のメインは賀茂鶴である。いやいい肴と日本酒はたまらない。久しぶりにこういった場を堪能することができた。この店は家族中心でやっているようで、アットホームな雰囲気が良いし、作りも奇を衒わず、落ち着いたたたずまいで、従業員も愛想は良いもののべたべたしないところもよい。つまりMorris.もこの店には一目惚れ状態である。
カウンタがなくて8人掛けくらいのテーブルが並んでるので、当然相席ということになる。東京から相撲見にきたという感じの良いカップルが前に坐ったので、ついつい他所者同士の会話が弾んだ。
7時半でお開きにして、Morris.はすぐホテルに戻る。今夜はサッカー、日本−カタール戦があったのだ。ちょうど前半終わったところで0-0。後半は高原のシュートで先制したものの、その後無駄なファールでフリーキック決められて同点。結局そのままドローという、後味の悪いゲームだった。
地下鉄に力士が |
素敵な居酒屋「大甚」 |
「大甚」内部 |
2007/07/08(日)●東遊園地● |
7時半起床。
午前中はネットでPC通販ページをいろいろ見るが、これというのはなかなか見つからない。情報だけはやたらたくさんあるのだが、XPでデスクトップということになると、とたんに品薄状態である。マウスコンピュータとかパソコン工房とか中堅のショップブランドならかなり安いのもあるが、ネットでの評判なんか見ると、二の足踏まざるを得ない。こんなことしてたらいつまでたっても埒があかないのだが−−堂堂巡りである(^_^;)
昼に風呂に入り、三宮図書館へ。そのあとサンパル、冷やかして、ジョウシンと星電社冷やかすも何もなし。
フラワー通り下って神戸市庁舎24Fの展望ロビーから南を見下ろしたら東公園が見えたので久しぶりに寄ってみる。大して見るところもない平凡な公園であるが、ボウリング発祥の地の石碑があったり、最近増加したムクドリがたむろしてたのでデジカメ撮影。
ダイエーの地下で買い物して7時前帰宅。
何かよくわからない一日だった。
明日は早出で浅海君と名古屋一泊である。
市庁舎24Fから見下ろす東公園 |
神戸地震時刻の時計を持つ女 |
何でモーツアルト? |
わかりやすい石碑 |
たむろする椋鳥 |
鵯より好き |
2007/07/07(土)●未必の休み● |
8時半ごろ矢谷君の電話で起こされる。昨日までの3日取りの現場は昨日まででかなり片付いたので、今日は出なくて良いとのことだったはずだが、どうやら知らないうちに別の現場に回されていたらしい。とりあえず今日は休みになった。
10時ごろに王子動物園へ。途中仏壇屋のチャチャの写真をわたす。今日もチャチャは隣の茂みで和んでいた。これだけ人見知りしない猫も珍しい。
何はともあれまぬうに会いに行ったのに何もいない。こういう日もある。白熊が泳ぐところを地下のガラス窓から撮影したいと思うのだが、まだ一度も果たしていない。今日も水辺までは来るのだが飛び込まない。
昼前に阪急で六甲学生青年センターへ。一刻も早く手に入れたいパソコンのことで稲田さんに相談するため。結局はOSをvistaにするかXPにするかが一番の問題である。DELLを始め新製品はたいていvista搭載で、このOSはメモリ食いなので、必然的にメモリやビデオカード増設が必須のようだ。そうなると予算の方が(^_^;)
飛田さんもいっしょに3人でびーあんのランチ食べに行く。今日はポークソテー。\700のサービスランチコーヒー付けて\800というのは良心的値段である。
阪急元町駅の歩道橋から東側に赤レンガとコンクリートの良さげな建物があってずっと気になってた。とりあえずデジカメに収めて、帰ってネットで調べたら、阪急の変電所で、1920年阪急元町駅開設時からの建物らしい。
灘図書館に寄りしばらく時間つぶして5時半帰宅。阪神はデイゲームで0-3で負けてた(>_<)
今日のチャチャ |
喫茶プリンスの看板インコ |
白熊 |
王子公園駅前ギボウシ |
びーあんでくつろぐ飛田さん |
阪急電鉄変電所 |
【のぞき学原論】 三浦俊彦 ★★★★ この本1ヶ月以上前に読了して、なかなか感想まとめられず、延長2回して、すでに返却期限超してしまった(>_<) ★の数からして、Morris.はすごくこの本には参ってしまったのだが、書きにくい。
「分析学者にして小説家の、探求と求道の書き下ろし作品 窃視の恍惚と罪悪感 宇宙論から美学、進化論までを総動員して”覗き”という二元の深遠を解き明かす力作」というのが、オビに付された惹句である。これでは何のことかわからんだろう。
本書は6章に分かたれていている。
第1章 覗きの法則−−科学・日常の「覗き」
第2章 覗きの情緒−−日本文学における、その十五の型
第3章 覗きのDNA−−なぜ男が覗くのか?
第4章 覗きの技法−−盗撮ビデオの現在
第5章 覗きの階調−−虚実のスペクタル
第6章 覗きの断面−−ある実践の刹那
付録「覗き学のキーワード(用語索引)」
第1章は覗きの哲学的概説、第2章は著者の卒論の焼き直し文学論で、この二つの章は「壁」にたとえられている。読者はこの壁の隙間から本書の実質的素材「盗撮ビデオ」を覗くという仕組みになっている。つまり本書は「盗撮ビデオ論」といっても良いのだが、このビデオの内容は、ほとんどすべてが「便所盗撮、排便盗撮ビデオ」で、その質量ともに圧倒されるしかない。分析哲学者とはいえ、著者がこれらのビデオを見る態度は「スキモノ」のそれであることは疑いを入れない。だからと言って本書がゲテもの、興味本位の作でないことも明らかである。こんな本はめったにないと思う。
本書で初めてお目にかかる用語も数多い、著者が作った用語もありそうだ。幸い巻末に付録としてキーワード索引があるので、それを見るだけでもいくらかわかったような気になる仕組みになっている。これも本書の全体像を「覗く」ための仕組みなのだろう。
とっかかりは「宇宙、生物、文化も「覗き」の産物」というおそろしいテーゼである(^_^;)
・ファインチューニング 重力、光速などの物理定数が、知的生命が誕生するために必要な値に微調整されているように見える現実の宇宙のありさまのこと。一般的に、ある重要な出来事が起こるための条件がきわめて厳しいにもかかわらず、その条件が成立していること。ヤラセ原理と、ノゾキ原理の二通りの説明ができる。
「覗き四原理」
1.ファインチューニング…成立条件の狭さ
2.偏在性…自然界、科学から歴史、日常にいたるあらゆるところに蔓延するひろさ
3.選択性…意図性/ランダム性(目的論的選択/自然選択)(ストーカー/盲目的コレクター)
4.反転性…狭さ/広さ、内向/外向、攻撃/防御 など、相反する性質が共存するインターフェイスに成立する
行為の産物は、行為主体の意図とは全く別個に評価されるべきである、という考えは、倫理学では賛否両論あるが、美学ではほぼ認められている。作者がいかに高尚な理念を抱いて芸術作品を作っても、技術・表現力が不足していたら作品は低レベルにとどまる。作者の意図を別個にいくら説明しても無駄だ。芸術作品の価値は、客観的な結果だけで判定されねばならない。作品の解釈や評価に作者の主観的権威を持ち込む誤りを、美学では「意図の誤謬」と呼ぶ。倫理学でもこれに準じた考えを採ろうというのが、ここでの語り手の「覗き否定論」の背景である。
・隠用としての引用 引用は、覗きに酷似している。全体から一部分を抽出するピンポイント性と、新たな文脈に据えて対象の意味を変容させる侵害性において
・運命の分かれ目 放尿のみ撮影されていく大勢の中で、例外的に脱糞を撮影されてしまった被視体に対する特別な人間感情。「運命の悲哀(予想通り納得タイプ)」と「不確実性への感動(意外なキャラに感激タイプ)」に分かれる
・神仮説 ヤラセ原理の代表。アメリカの学界でいまだに勢力をふるう「世界は神が創った」とする仮説
・名擦り付け 本名以外で密かに名づけること。本人の予期せぬ文脈で鑑賞対象化してしまう「覗き」の一手筋
・プチ退行タイトル ことさらに陳腐低俗な語列で構成された作品題名。「なんでもおまんこ」『激臭便所』『便器の中は糞でいっぱい』のたぐい。
・文化決定論 人間行為の多様性を作るのは文化であるという考え。盗撮ビデオは逆に、人間の多様性は本能的自然のレベルにこそあり、文化的指示によって均一化させられることを教えてくれる
デジカメ撮影に熱中しているし、読書感想文の引用の乱用からして、Morris.も「覗きスト」のひとりであることはまず間違いない。それにしても本書の感想文は結局書けずにおわったことになる。完敗である。
2007/07/06(金)●つかの間の…● |
7人で昨日の現場の二日目。昨日一日割れ物梱包したのに、今日も一日中割れ物梱包。おしまいにはラッピングペーパー品切れになって作業終了(>_<) 長いことこの仕事やってるが、これだけ陶磁器たくさんもってる日本人は初めてかもしれない。
帰りに、引越しの処分品で倉庫に置きっぱなしにしてあった黒い自転車もらい乗って帰る。先日チェーンの切れたママチャリの代品である。本当ならこの際ちょっとましな自転車買いたいとも思ったのだが、まずはパソコン最優先ということで、しばらくがまんしよう。変速もないし、かなり錆びたりしてるが、これまでのMorris.のママチャリよりは数段状態は良い^^;
阪神-中日。下柳の好投と完璧な抑えトリオで2-0の完封リレー。下柳はこれで通算百勝。39歳という最高年齢での百勝到達。さすがに今日はヒーローインタビューにも顔を見せた^^;
ところで今日は金曜日でチャンナラの「明朗少女成功記」更新日である。higashi4号がああなったから、今日は見られない。こうなったら是が非でも次の更新日13日までに新機導入したいものだ。と思いながら、何とかノレバン98号で見られないものかとやってみたが、初めからGyaOはwin98では利用できないことがわかった。未練たらしくhigashi4号の電源を入れる。やっぱりディスプレイには何も映らないが本体はいちおう起動してるようだ。ディスプレイの電源抜いたり入れたり、ごそごそやってたら、突然画面が映った。おお、この機会にまだバックアップしてなかった画像やデータをCDROMに入れて、そのあとGyaOで「明朗少女」見ることができた(^o^)丿 チャンナラは中古のトラック買ってサンドイッチ屋台始めたり、バイトしたりとやる気充分だが、ギテは裏切った友人や会社幹部への仇討ちのため、くっさい芝居やりまくる。そして周りもその芝居にだまされてる模様。韓国ドラマそのものがくっさい芝居であるということもできるが、あと6回である。higashi4号は、その後もしばらく動いていたが、1時間後くらいにゆっくりお寝みになった^^;
【こぐこぐ自転車】伊藤礼 ★★★☆☆ 1933年生まれの著者が、勤め先の定年直前に自転車の魅力にとりつかれ、還暦、古希の仲間とサイクリング、ツーリングを楽しむそのエッセー的報告書。Morris.よりうんと高齢者がこれだけ自転車で楽しんでいるということだけでも、感心したが、その語り口のたくまずしてのユーモアと、頑固さ、ユニークさ、皮肉、そして自転車そのものへの愛情あふれた内容で読んでるだけで自分も自転車をこいでる気分にさせてもらった。
大学勤務「チャタレイ夫人の恋人」などの訳書もあるらしいから、学究の人ということは初めからわかってたが、本書の巻末あたりで、北海道美幌駅での伊藤整の紀行文の一部を引用して、その後、実は著者が彼の息子であることをぼそっとわからせるあたりも洒落ている。
今は東京も美幌も似たようなものになっていて、東京は過密の都会で美幌は田舎だというにすぎない。伊藤整は美幌駅前の食堂で東京からの隔絶感を感じながらポークカツを食べたが、私が美幌で食べたカツカレーの味にはとくにそういう感慨は含まれていなかった。しかし似たものを食べたのは事実で、ちなみに伊藤整というのは拙者の父親なのであったから、六十六年後に期せずして親子が似たものを食べたところが面白いといえば面白いのであった。
なかなかの書きぶりである。内田百間の「阿房列車」に通じるものがある、というのは誉めすぎだろうか。自転車と汽車と種類は違えど、好きな乗り物に乗って楽しんで、その記録を楽しんで書いて、読者を楽しませるという意味では、同種の作物のように感じられたのだった。
ところで、著者は定年前から定年後の3年間で6台の自転車を買ったというから、のめりこみ具合が想像つこうというものである。Morris.は自転車のメーカーや種類にはとんとうといが、とりあえず機種名と価格を列記しておく。
1.ジャイアントMR4F 十万円
2.ルプリカント76 ニ万三千円
3.ダホン社 ヘリオスSL 十万円
4.宮田工業 クオーツXLα 四万円
5.特別誂えのdioss号 不明(ン十万円)
6.クラインATTITUDE X 二十万円
ざっと百万円くらい自転車代に遣ったようだし、それなりにお金をかけた自転車旅行(汽車利用、ホテル泊)をしてるわけだが、定年後の趣味としては悪いものではないだろう。さらにはこの3年の間に骨折事故を含む事故も数回やって「年寄りの冷や水」と言われたに違いないが、それはそれで充実してる証拠とも言えるだろう。
Morris.はこんな散財する気もないし、いやもともとしたくてもできないが、4番目の宮田工業の自転車は、心から欲しくなった。高級ママチャリと言う感じで、10kgという軽量(普通のママチャリの半分くらい)で、乗りやすそうというのが良い。値段も手の届かない価格でもないから、これは肝に銘じておこう^^;
2007/07/05(木)●しのぶもぢずり● |
西根、溝淵君ら5人で猪名川のオーストラリア向け荷物ピックアップ三日取り現場初日。主人が陶器の趣味があるらしく、自作他作の焼き物が山みたいにあった。
近くに食堂もなくコンビニ弁当(+_+)
現場の庭に一輪だけ捻じ花が咲いていた。蘭科のこの花は見るたびに感動してしまう。詳しいことはボタニカルガーデンのその項を読んでもらおう。庭には白いかたばみも咲いていた。
6時帰宅。さすがにノレバン98号立ち打ちは玄海灘(+_+)ということでディスプレイとキーボードを下に降ろした。しばらくこれで日記など打ち込むことにしよう。
阪神−ヤクルト。1-4で連敗(>_<)
名前わからず、シソ科か? |
文字摺(捻じ花) |
白いカタバミ→ネガ反転 |
【「坂の上の雲」と日本人】関川夏央 ★★★☆ 司馬遼太郎の「坂の上の雲」は単なる大河小説ではなく、日本人の歴史観を変えた作品といえるかもしれない。68年から72年にかけて産経新聞に連載されているから、ざっと40年近く前の作品ということになる。関川はこの前に、司馬晩年の「この国のかたち」をネタにした1冊を出しているからその続編というか類書である。
『坂の上の雲』は1968年の段階では「反動」にほかなりません。そう考えられていました。現在ではとうてい信じられないことでしょうけれども、本当のことです。特異な時代の気分があり、それはいまも五十歳以上の人の精神を束縛しつづけています。そのさなかにあえてこのような物語を書き始めた司馬遼太郎は、世の俗論に対してはかなり敢然と歯向かう人、敢闘精神の強い人だったといえると思います。
日露戦争の時代を舞台に明治という時代を主人公にしたともいえそうなこの作品をMorris.が読んだのはいつごろだろう?
70年代の後半か、80年代初め頃だと思うのだがはっきりしない。長編好きなMorris.だから司馬の長編はほとんど読んでるはずだ。
本書には巻末に文庫版に準じたあらすじが付けてあったのでそれを読んで大まかなストーリーは思い出した。
関川も「坂の上の雲」を読んだのは80年前後と書いている。同世代のわしらにはやっぱり司馬作品を敬遠するような空気があったのだろう。
司馬遼太郎を「高度成長時代の旗手」あるいは「高度成長の旗振り」のごとくいう向きがありますが、それは当たっていないでしょう。彼の人気は1970年後半、安定成長期以降に定着したのです。いわゆる「団塊の世代」もこの時期に「司馬遼太郎」を「発見」し、愛読したはずです。しかし彼らが年齢を重ねて実業界・官界で出世し、愛読書として司馬作品を列挙するようになりますと、当然反発を買うようになります。まして不祥事で失職した事務次官などが、現役時代に口をきわめてほめたたえてというような傾向があからさまになると。だいたい90年代のことですけれども、それは司馬遼太郎の責任とはいえません。
昭和戦後の第三世代は明治の第三世代よりも、はるかに経済的に恵まれていました。親は彼らを徹底して守りながら、個性をのばせといいつづけました。その欠陥、音楽やスポーツなども得意で、「人が人の上に立つことを嫌い、男女が平等であることを」自然に受け入れ、「平和ということがいかによいことか、争いと摩擦は極力避けなければならない」と信じる日本人が多数出現しました。先行世代の「戦後の夢」はかなえられました。
そんな彼らが、自由が制約との緊張関係の間に成立することを理解せず、また、ただ好きなことだけをして生きて行くことが「個性的生活」であると短絡し、人の上に立つことを「平等」のエクスキューズのもとに異常に恐れ、また「平和」を個人的レベルで実現するために他者との関係を、摩擦も融和もひっくるめて拒絶した「ひきこもり」となったとしても、育てられ教えられたようにふるまっているだけなのだと考えることができる、と船曳さんはいいます。戦後の40年には明治の40年ほどの緊張感はありませんでした。その「平和」の理念にはあなたまかせのところが少なくありませんでしたが、おしなべてよい時代だったでしょう。しかしよい時代がよいものを次代に引継ぐとは限らないのです。
なかなか鋭い指摘だと感心してたら引用だったのね(^_^;) 本書を読んで「坂の上の雲」再読する気にはまるでならなかったけど、船曳建夫『日本人論』読まねばなるまい^^;。
【電子の星】石田衣良 ★★★☆ 「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの第4弾で、このシリーズは果物屋の息子でコラム作家で善意の探偵みたいな男が主人公で、コラム書きだけあって?なかなか洒落た言い回しを多用するし、手がける事件もひと味もふた味も違ってるし、不思議にセンチメンタルだったり、メランコリックだったり、世間離れしてたりと、とにかく風変わりでいながら意外と正統的だったりする中篇集である。
本書にはタイトル作と「東口ラーメンライン」「ワルツ・フォー・ベビー」「黒いフードの男」の4篇が納められている。
ネットや口コミでラーメン屋を中傷する男と拒食症の娘、族のリーダーだった息子の死因を探るジャズマニアのタクシー運転手や、身体を売るビルマの少年、究極のSMビデオ撮影に出演することになった主人公など、手を変え品を変えてがんばってると思うが、いかにも作り物めいたストーリーが多く鼻白む事も多い。それよりやりとりされる会話の端々に調味料よろしく配備されたコラムの素みたいなものを楽しむに限る。
「こいつはおれがつくった自動追尾ソフトdふぁ。あちこちのサイトをクモみたいに這いまわってキーワードをふくんだ書きこみに反応する。それでおれにサイトと書きこみのあったコンピュータのアドレスを教えてくれるってわけだ」
おれにとってコンピュータというのはメールも送れるワープロにすぎない。生きものみたいに動くソフトなど想像もできなかった。
「キーワードはいくつあってもいいのか」
ゼロワンは退屈そうにうあんずいた。おれはいった。
「じゃあ、化学調味料とか、Gボーイズとか、鶏ペストなんてどうかな」
やつは一日に何十杯のんでいるのかわからないデニーズのコーヒーをひと口すすった。
「やめておけ。たくさんの言葉をつかえばなにか重要な情報が手にはいるなんてのは素人の考えだ。実際にはひっかかるページが多くなりすぎて手に負えなくなる」
なんだか文章を書くコツと同じだった。数少ない言葉でいかに大切なことを伝えるか。それが最初にできなきゃ、無限の語彙ももち腐れ。(東口ラーメンライン)
キーワード増やすのは「絞り込み」のための場合もありえるけど、主人公のおしまいのモノローグなんてカッコいいでしょ。
おれたちの心の半分は、もう電子の世界を生きている。
電子は高速にほぼ等しい速度で大陸を結び、あらやる情報はすべての場所に同時に存在して好意のネットワークにより交換され、無料の民主的なオープンシステムを作り出している。
そこではどんな情報だってクリックひとつでダウンロードできる。台湾やマレーシア製のバカみたいに安価なパソコンは、世界中の映像・文字・音楽情報が収蔵された電子世界への窓口だ。おれたちは人類史上初、アレキサンドリアの巨大図書館を、ひとりひとつずつもつようになった最初の世代なのだ。あの大王だってきっとうらやましがるだろう。
おれは最近ちょっと気のきいたネットワーク小説を読んだのだが、そこにはこんなスローガンが書いてあった。
「よい人生とは、よい検索だ」
そのとおり。どんなこたえを得るにしても、探しつづけることが大切なのだ。(電子の星)
Morris.が最初に読んだ彼の本「アキハバラ@DEEP」に代表されるように彼はインターネット時代、世代のハードボイルド作家なのかもしれない。
【黄泉の犬】藤原新也 ★★★ 「メメントモリ」で強烈な印象を与えたインドで屍肉をむさぼる犬の写真がタイトルの本だけに思わず手に取った。
内容は、オウム真理教事件麻原彰晃の故郷八代への取材、さらに麻原兄の個人的追跡に始まり、インドでの体験にシフト、さらにある若者のリクエストインタビューで神戸震災に始まるやりとり、またインド体験に戻る。
本書は2006年の発行だが初出は95年から96年「週刊プレイボーイ」の連載となっている。なぜ彼がこういった媒体に発表したのか、またなぜこんなに単行本化が遅れたかについてはあとがきで触れている。
私がはじめてこの宗教団体のことに言及したのは麻原彰晃が収監され世の中の騒動が一段落した時だった。それも言葉ではなく一点の写真によってである。私は麻原が収監された翌日、四×五の大型カメラを抱え、箱根に赴いた。そしてツツジの咲き乱れるむこうに遠望される五月の美しい富士を撮った。それは騒動の長い間サティアンという薄汚い宗教工場に蹂躙された日本の象徴である富士という山の個人的な禊行為のようなものだった。写真を撮り終わると私は「週刊プレイボーイ」で一年間の連載をはじめた。この若者雑誌を選んだのはオウム真理教の若い信者の姿がそうであるように、昨今の若者が脆弱化し、すぐに信仰のようなものに取り込まれる危険性に言及するためだった。論考ではなく、私自身の旅と、その中におけるそういった種類の青年との確執を書くことによって、あらためて短絡的な信仰のメンタリティと自己喪失の危険性を浮かび上がらせてみたいと思った。
この連載を長年単行本化しなかったのは−−まず肝心の麻原彰晃の実兄に会うくだりが書けないということが大きなネックになっていたということがある。だが数年前、満弘氏はお亡くなりになり、実質的に迷惑がかかるという局面がなくなったということが今回の単行本化の出発点にある。そしてまた接ぎ木をするような不自然な連載の流れを、名に体裁よくととのえてしまうのではなく、そのまま投げ出すことの方が潔く、またリアリティがあることなのではないかとの編集の意見に納得し、全体を新たに推敲し直し、長年欠けたままであった最重要部を新たに書き下ろすことによって出版の運びとなった。
これはやっぱり言い訳でしかないよなあ。最重要部と言ったって、八代で育った麻原兄弟の目の不自由さが不知火の有明海の水俣病の原因となった水銀汚染のシャコの食べ過ぎにあったのではないかという、憶測にすぎないのだ。
それよりやはりMorris.は、あのインドの犬のことが気にかかった。実はあの撮影は川の中州という離れ島で、撮影の後著者は犬の群に迫られ自分が食われるのではないかという絶体絶命の体験をしたということだ。嘘ではないのだろう。が、かなり脚色されているような気がした。
神戸地震に関する青年との会話(インタビュー)も、Morris.はちょっと違和感を覚えた。
青年は最初に神戸の火を見たとき、アメリカの映画の一シーンではないかと思った。−−メディア育ちの子らしい錯誤である。彼がそれを日本映画でもフランス映画でもなくアメリカ映画と感じたのは面白い。昨今のアメリカ映画の多くは大なり小なりカタストロフ(壊滅)を主題としているからである。アメリカの映画の中ではいつもどこかで車やインテリアやビルや町並みといった人間の構築したものが思いっきり壊される。−−その破壊念慮のエスカレーションは現実の閉塞や管理化の深化に見合ったカタストロフ願望の現れであると見ることもできるだろう。また構築と破壊を過膨張的に繰り返すアメリカ映画の構図そのものが生産と消費を過膨張的に繰り返すアメリカ型資本主義でもある。そしてそれはまた構築と蕩尽の無間地獄に巡礼すべく意識改造された私たち資本主義型身体のスクリーン上における共振現象でもあった。ツトム青年が神戸の火をアメリカ映画みたいだったと言うときそれは錯覚というより、おのれのもうひとつの真の姿をそこに見たということかもしれない。彼は少なくともボランティアに行く前には神戸の火にそのような快楽を見たといえる。
おいおい、ちょっと待ってくれ、とついMorris.は突っ込みたくなったよ。神戸地震を東京の茶の間かどこかのTVで見ながらのあんたらの正直な感想なのかもしれないけど、それはちょっと違うんじゃなかろうか。
さらに藤原は神戸震災後の火事の空中からの映像を見て青年の頃インドで見た火葬の場面を連想したという。そりゃ、想像は自由だろうよ。でもこういった話題のツマに神戸の映像(あくまで虚像)を持ち出すことはないのではないかい。
人間の命は地球より重いって言葉知ってるだろ。あれは日本赤軍によるダッカ・ハイジャック事件の際、政府が彼らの要求をのんで服役中のメンバーらを釈放したときに総理の福田赳夫が行った言葉だね。日本人は妙にあの言葉に納得したものだ。私はあの頃から日本の小市民的管理社会がはじまったのだと思っている。あの言葉はたしかに平和国家における人間観そのもので、そういった人間の過大視はいまもずっと続いている。しかし実際は人間の命が地球より重いということはありえない。命を大事にすることは良いことだが、それへの過大評価は人間の過保護とエゴイズムとを生み出す。そういった優しいエゴイズムが子供の身体や心をいかにスポイルしていったかということを私たちはいやというほど知っている。それと同じように死や死体という人間の負の姿がさもタブーであるかのおうに人々の目から隠蔽されていく。皮肉なものだな。私たちはそのようにして生命の過大評価のあまり生命や死から遠ざけられ、生きているという実感を失いつつある。そしてちょうど両親から過剰な期待と庇護を受けた少子化社会の子供が”自分の大事さ”にいらだつように、現代を生きる人間はおしなべてそのようないらだちを体内に宿しているような気がするな。
共感を覚えるのだが、これも、今となっては手垢のついた言説のように見えてくる。時代は後戻りし難いものであるな(+_+)
2007/07/04(水)●PCオシャカに(>_<)● |
8時起床。完全に宿酔である(>_<)
PCの電源入れたがディスプレイには何も映らない、本体の音はしてるのだが、これではどうにもならない。いよいよ成仏したようだ。合掌。
これだけ末期状態が続いてたから基本データはバックアップしてるが、最近のデジカメ画像はまだバックアップしてなかった。これは仕方ないところ。昨日のジャンカラの画像もアップできない(>_<)
いちおうノレバン98号でネット見ることはできるのだが、ノレバン98号は諸般の事情でPCラックの一番上にあるので、今も立って打ち込んでる。立ち飲みなら大丈夫だが、立って打ち込みというのは、想像以上に疲れる。
壊れたPCと入れ替えればいいようなものだが、今のところそれも面倒くさい。
一刻も早く新機導入が望まれるのだが、Morris.のことだからどうなることやら。本当は今日にでもPC見に行こうかと思ったのだが、雨降ってきたのでとりやめ。
ともかくもしばらくは、この日記も携帯携メール程度のものしかアップできないと思う。最近日記にデジカメ画像が増加したおかげか訪問者倍増傾向にあったので、ちょっと残念だがやむをえない。
2007/07/03(火)●歌って踊って● |
8時起床。午前中は昨日サランバンで借りてきたKBS歌謡舞台など見る。昼過ぎ三宮図書館に寄り、1時にムックさんと待ち合わせてジャンカラ駅前店へ。2時間の予約では物足りなくて1時間追加。そのあとサンチカの中華料理屋で食事。いいかげんふらふらになって帰宅。
2007/07/02(月)●ひさびさ日本橋● |
7時半起床。
Morris.部屋は夜中の間に繋がるようになってたが、PCの調子は相変わらずヤバい。
今日こそ日本橋出かけて、安いPCのリサーチ、いいのがあれば買ってしまおうかと思った。
でも朝から愚図ついている。
インターネットでDELのHPでいろいろ調べるも、やっぱりスペックだけではよくわからない。思い切ってノートに切り替えることも考えたが、かなり割高になるのと、拡張性考えると二の足を踏む。
やっと重い腰をあげて恵比須橋に到着したら3時半すぎてた、中古専門のバス&タグ覗く。デスクトップも大きなタワーはこりごりなのでスリムタイプ、となると種類が限られてるし帯に短し襷に長しである。ふらふら北上してショップを冷かすもどうもぱっとしない。日本橋自体、以前の電子電気街の賑やかさを無くしてるように思える。ソフマップもメーカー品中心だし、中古はノートが大部分を占めてる。結局、今回は見送りである。と、いうより、日本橋で探す気を無くしたということになる。
苦しい時のhigashiさん頼りになるのか、パソコン工房あたりで希望を言って組み上げてもらうかかな。でも、現在の状況からするとそう悠長に構えてもいられない。
日本橋通りの「日本橋キリスト教会」の建物は前からちょっと気になっていたが、壁に「登録有形文化財」の鋼板が貼り付けてあった。それによると正式名称は「日本フリーメソジスト教団 大阪日本橋キリスト教会」で大正14年(1925)の建物で2001年に保存修理工事が施されたらしい。建物のまん前に並木があって撮影しにくいったらありゃしない(>_<) 左右の丸窓はちょっと洒落てるし、今度機会があれば中に入ってみよう。
近鉄で鶴橋にでて、サランバンへ。男女3人の客がいて、いかにも根性ありそうなハルメは、大阪で最初にトラックの運転免許取った女性らしい。始めはいまいち調子が出なかったが、9時からはエンジン全開(^o^)で、11時まで歌い続ける。根性ハルメは歌うより聴く方が良いと言ってたが、Morris.が「別れの釜山駐車場」歌うとたまらず、一緒になって歌いだした。DVDプレイヤー買ったからとサランバンの韓国歌謡番組DVD4枚借りて帰る。帰宅は午前零時半。
お昼はジャコ焼き飯 |
通天閣 |
おっちゃん、パイチーーン! |
日本橋キリスト教会 |
ちょっとお洒落な丸窓 |
両手に花?! |
2007/07/01(日)●にっちもさっちも● |
7時半起床。
手持ちのCDをPCのHDDにmp3に変換してCDROMに焼き込み作業。ところが何度か作業中にPCフリーズ(>_<) このところ、画像を触ってる途中にフリーズすることも時々あるし、ずっと以前から限界状態だったが、いよいよ臨界状態というべきかもしれない。イジヨン、キムワンソン、チャンドクなど懐かしの韓国アイドル盤を1枚だけ作成して作業中止。
こうなったら今日は日本橋に出てPC冷かして、夜はサランバンに行こうかと思ったのだが、昼前から小雨模様になって躊躇してるうちに1時からTVで野球始まったのでついつい見てしまう。阪神は横浜に連勝。今日は上園が1点に押さえる好投で2勝目を上げたし、吉村がプロ初安打が初本塁打というめでたいこともあった。
野球の後、夕方からサランバンだけでも行こうと思ったらまた雨が降り出したので今日は中止。
Morris.部屋が夕方から繋がらなくなった。Morris.部屋のサーバーorcalandはパソ通時代からのネット友達ひらちゃんの私設サーバーで、年に数回こうやって勝手に停まることがある。緊急の場合は仕方ないが、点検やメンテナンスのときは簡単なメール連絡でもあると安心なのだが……
DVDで「パッチギ」見る。1968年京都を舞台にしたこの映画はMorris.の学生時代と重なることもあって、時代背景の懐かしさと、地元高校vs.朝鮮高との対立、民族を超えた友愛など一粒で2度美味しい映画であることを再認識。主題歌「イムジン河」もしつこく見るものの胸を打つ。やっぱり円山公園でのギターとフルート共演の場面が秀逸。ヒロインの沢尻えりかはたしかに可愛いが、Morris.は真木よう子だね、というのも最初に見た印象そのままである。「パッチギ2」が公開されているが、まだ未見である。たぶんオリジナルを超えるのはむずかしいだろう。
先日名古屋日記の反応のなさに愚痴ったためか、励ましのメールやら掲示板の書き込みなど数件あった。やっぱり嬉しいものである。
猫スライドショーに20点ほど追加。今回からアップする画像をやや大きくしたので、スライドショーの倍くらいのサイズで見ることができる。
方法は、
1.スライドショー中、見たい画像をクリック
2.画像右下の「view photo page」 をクリック
3.該当画像の上の欄の 「+」all sizes をクリック
これで、横800ピクセルの画像が表示されるはず。
【談志絶唱 昭和の歌謡曲】立川談志 ★★★☆☆ 落語家としての談志はほとんど知らない。TVでたまに見る毒舌とはねっかえりぶりと偽悪的態度くらいしかイメージにないのだが、只者ではないなと思わせるだけの何かを持っていることはMorris.にもわかっていた。
本書は70歳になった談志の語りおろし(たぶんそうだと思う)歌謡曲私的大全である。歌詞の記憶力抜群らしく、ここかしこにマイナーな歌謡曲の詞がちりばめられていて、それだけでも時代の気分を味わうことができるし、聞いたこともない歌手や歌のタイトルも嫌というほど出てくる。
もちろん親交の深かった歌手や作詞家との交流、裏話、また悪口にも事欠かない。
とりあえず彼の好きな歌手というのが、ディックミネ、上原敏、三橋美智也、春日八郎、岡晴夫、田端義夫、笠置シヅ子、淡谷のり子、小畑実、ジミー時田、松平直樹、森繁久弥……
歌謡曲というのを私はこう受け止めている。「歌謡曲は恋愛に対する応援歌である」と。
歌謡曲が、歌謡曲自体が青春だったのだから、「時代劇」を唄おうが「世の事件」を唄おうが、もちろん「恋」があり「戦争」もあり「ジンsネイの落ち目」を唄おうがかまわない。あの時代には歌謡曲が日本人にとって何よりの文明であり文化であった。しかしその青春も当然のこと、いつしか老いた。
歌謡曲が老いたのです。
なぜ老いたのか。「日本が老いた」からです。と同時に、若者も老いたんです。
「みんな老いた」と判断すると、とてもよく現代(いま)の状況が判る。
”談志、お前、老いたのか?” ”いや俺様は、老いてない” ……老いたかな?
正直いって老いた。この二年、痛烈に老いを感じる。その感情は異常なばかりに……。第三者には判るまい。”なんでそんなに落ち込むのか”? いいじゃないの。
わがまま勝手、好き勝手、こういった本を残せる談志が羨ましくないといえば嘘になるし、残してくれた談志に感謝しとこう。
【モナ・リザの罠】西岡文彦 ★★★ モナリザはたぶん世界で一番有名な絵ということになるだろう。「モナリザ本」も星の数ほどあるにちがいない。最近世界的ベストセラーになった「ダビンチコード」とかいうのもあった。Morris.は基本的にベストセラーは読まないので未見である。
本書はその後に出されたものらしく、そのベストセラーの暗号そのものを否定してるが、もちろんMorris.にはどっちが正しいかわからない。
本書では、モナリザの微笑の秘密の大半は(作品自身の価値は充分認めた上であるが)世間の間違った思い込みからきているとしている。数ある模作の大部分にある左右の柱が原作にもあって、それが切り取られたため遠近感がおかしくなりモナリザに秘密めいた雰囲気を加味しているというのは納得できる意見だった。ルーブル美術館側はモナリザの両端が切り取られているという説を否定しているらしいが、素人目から見ても、それはおかしいと思う。
人文主義は、14世紀のイタリアで確立され、ルネッサンスを支えた思想です。
ルネッサンスが、中世キリスト教の神中心世界観と人間中心の古代ギリシア思想の調和を目指すものであったことはすでに述べましたが、これを思想的に支えたのが人文主義の考え方です。ごくごく簡単にいうと、特定の宗教や思想にとらわれることなく、文化芸術全般にわたる深い教養を身につけることによって、人格を完成し人間の尊厳を確立することを目指す考え方のことですが、要するに今日でいう「教養」という概念の基本を成している思想です。したがって、私たちが新書を読むことなども、きわめて人文主義的な営みといえるわけです。
人文主義は今から見れば当然過ぎる思想ですが、これが中世の考え方からすれば革命的そのもので、なにより関心や知識の焦点に人間自身があることが驚きだったわけです。当時の学問の中心は神学ですから、その焦点は神にあり、人間にはなかったからです。
そして、この人文主義という思想の実践において、おそらくは人類史上最大のスケールと最高のレベルにまで到達した希有な人物が、ほかでもないレオナルド・ダ・ヴィンチだったのです。
「人文主義」の簡単な説明だが、これはわかりやすかった。新書を読むのが人文主義的な営みという部分は笑わせてもらった。ちなみに本書は講談社学術新書である。
実はMorris.は学生時代「モナリザ」を見たことがある。いわゆる初めての日本公開のとき偶然上京していて、上野公園で、パンダとモナリザを同じ日に見た。どちらも印象は薄弱である。
結局作品の細部や全体をじっくり鑑賞したのは、美術全集やポスターなどの印刷物によってだが、Morris.の好みからいえば、モナリザは「中の上」くらいに位置するのではないだろうか(^^;)
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