ここは、Morris.の日記です。読書記録(★=20点、☆=5点、これはあくまでMorris.の独断、気紛れ、いい加減です)、オフ宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。
1.キムスヒ ゴールデンヒット第1集
2.キムスヒ ゴールデンヒット第2集
3.キムスヒ ヌンムレギタ(涙のギター)
4.ソウルヨジャ(女子)
5.MORADO
6.Pathos
7.それを愛とは--
1.と2.はベスト盤のはずなのだが、驚くほど印象が違う。1.は名曲山盛りで文句ないのだが、2.の方は知ってる曲もほとんどなく、なんとなく地味というか、ぱっとしない。Morris.の偏見なのだろうか。
3.はオリジナルではなく韓国演歌の名曲を生ギター一本の伴奏で切々と歌うもので適度にS.E.なども使って旅情を感じさせて、素晴らしい企画盤といえる。
4.は大ヒットした「エモ−愛慕」が収められている。
5.は去年買ってきたものでMorris.いちおしの「断弦」と林さん推薦の「不足」が入ってる。
6.は光州のハンナちゃんが送ってくれたもので、今ヒット中の「情熱の花」を収録しているから今のところ最新盤と思う。
7.はテイチクから出された日本盤で、日本で作られた純和風演歌と、韓国での彼女のヒット曲「モンエ」と「ノムハムニダ」の日本語バージョンが入ってる。彼女は日本語で歌っても上手い。
ちょっと古いが、87年発行の名著「韓国歌謡現在形」(友野康海)から、かいつまんで引用する。
53年3月13日生、釜山の出身である。7歳の時に父親と死別したため貧しい生活が続く。生活を補うために、在韓米軍相手の小ホールなどで歌う決心をする。美しい顔立ちをしているのでオーディションは簡単に通過。女性ボーカルグループ「ブラックキャッツ」の看板娘として米軍キャンプ回りをするようになる。82年12月「モンエ」をフィーチャーした第1集アルバムを出し大ヒットさせる。
幼少時代の生活の貧しさ、若くして芸能界入りしたその下積み生活、そんなネガティブな要素すら歌の厚みに換えてしまえる彼女。今後もいい意味での年輪を感じさせる歌を披露してくれるだろう。女の魂を歌い続ける金秀姫(キムスヒ)の、脊髄に響く無類の歌唱は、他の歌い手の追従を許さない。
こう書かれてから14年が経ったことになる。99年末の交通事故でファンを心配させたが、見事復帰して歌い続けているキムスヒ。久しぶりに聞きなおして、改めて惚れ直した。
しかし、のどじまんなどで一番良く歌われる彼女の曲「ナメンヨルチャ−南行列車」が、7枚のCD中のどこにも無いというのが、ちょっと淋しい。
2001/04/29(日)●KNTVにつのる不満●
朝から小雨が降り続いている。外出することは端から諦めて、ごろごろと1日を過ごすことにする。ちょっとは部屋(実存モリス亭と、ウエッブのMorris.部屋の両方)の整理でもしておこうと、そうじ済まして、ホームページの中の不要ファイル削除や、画像スキャンしたりして、1時になったので韓国のどじまん見ようとKNTVにチャンネル替えたら、何とまたまた別の番組やってるではないか。いい加減堪忍袋の緒がきれそうだ、まったく(>_<)
午後は、例のイパクサ公式HPに掲載されていたパクサのプロフィール(結構長い)を日本語に訳してみようと思い立ち、コレアンライターの附録に付いてた翻訳ソフト「i・ソウル/KJ」にかけてみたら、なかなかすごい日本文が吐出されてきた(@_@)
固有名詞だから仕方ないとは言うものの、イパクサの名前を「二泊四」「二泊史」「この博士」「二泊沙」「二泊辞」などと訳し分けていたり、「テクノDJ」が「テクノ金大中」になったり、と色々笑わせてくれた。しかしまあ、これでもだいぶん辞書引く手間は省けそうだ。もともとこの原稿は韓国SONYがプレスに配布したものらしい。ということは、例の若手敏腕マネージャー、イヒョクさんが書いた物かもしれない。結局2時間かかって半分ほど打ってみたが、一旦中断。全部訳したら、韓国部屋にでもアップしよう。
これとは別に、サンボ部屋に歌集『香料箪笥-KOREAN
CHEST』をアップ。これは韓国とは無関係で、スパイスとハーブをテーマにした歌集だ。
【花の図譜 春】太陽シリーズ ★★★☆ いわゆるムックというジャンルに入るのだろう。昭和62年(1987)発行だからそれほど新しいものでもないが、実はこれはボタニックガーデンの「けなり」のために図版を使いたいがために借りてきたのだが、内容充実、日本古来のボタニカルアート満載で、ついつい読み(眺め)ふけってしまった。
椿・菫・猫柳・蓮花草・蒲公英・蕗の薹・梅・桜・沈丁花・木蓮・土筆・桃・梨・海棠・林檎・枸橘・躑躅・黄楊・山吹・柳・薊・桜草・連翹・山査子・浦島草・片栗・雪の下・甘野老・猩猩袴・ライラック・クロッカス・チューリップ・ヒヤシンス・エリカ・一人静
おしまい辺のカタカナの花は省略して和風に統一して欲しかったが、それ以外の花の図はどれも素晴らしい。
エッセイや花の名所案内などの附録は無くもがなだが、こういう本の性質としてやむをえないのかもしれない。また「花のうた」と題して、歌謡、和歌、俳句、川柳などを12頁にわたりピックアップしてある。中から連翹の句を引いておく。
・連翹や黄母衣の衆の屋敷町 炭太祇
・連翹の莟喰ふかかわら鶸 酒井抱一
・連翹に一閑張の机かな 正岡子規
・連翹の一枝圓を描きおり 高浜虚子
・連翹に人住みかはる小家かな 高橋淡路女
・行き過ぎて尚連翹の花ざかり 中村汀女
・連翹やうすうす懸りゐし銀河 田中牛次郎
このシリーズは、他に3冊(夏・秋・冬)が出てるのだが、冬の号はどんなラインアップなのかちょっと気にかかる。
2001/04/28(土)●インテックス大阪「食博覧会」●
タイマーかけたてたラジオハングル講座で目を醒ました。長いことTV講座ばかりでラジオ講座を聞いてなかった。金曜土曜の応用編がどんなものか試しに視聴してみたのだが、今日は変格動詞の講義で、結構役に立ちそうだ。アシスタントが、TV講座でLIVE
on KOREAを担当してるキムサンミと言うのがちょっと不滿だが、内容的にはちゃんと講義になっている。今日は土曜日で、TV講座も録画してたが、こちらはあいもかわらずバラエティ色が濃い。「ラジオは語学、テレビは娯楽」ということか(^_^;)
9時に六甲道に集合、社長の車で、大阪南港インテックスで開かれている「食博覧会」会場へ。春待ちファミリーBAND2回の演奏。この博覧会はもう5年目で、春待ちファミリーBANDも数回出演してるらしいのだが、Morris.は、韓国に行ってたりして、今回が初めて。思ったより大規模で、人出もまずまずだった。韓国料理のブース「コリアンタウン」では、韓国の焼酎「真露」と、「平壌焼酎」をミックスした「統一カクテル」なんてのを出してた。大阪の食い倒れブースや、春待ちが演奏したカーニバルブースは、模擬店か屋台村状態だったが、UTAGE新世紀ブースの中華満漢全席、会席料理、デコレーションケーキなどは、流石に見応えがあった。氷の彫刻、中華の大鍋料理も目を引いたが、これだけ数が多いと、目移りするし、匂いもごったまぜになって食傷してしまう。Morris.のイチ押しは山形県の丹野蒟蒻。もともと蒟蒻好きだもんね(^_^;)ここの丸蒟蒻を団子みたいに串に挿した醤油タレ煮込みは、美味しかった。要するに蒟蒻だけのおでんみたいなもので辛子をつけて食べると、もう幸せ。
今日の演奏レポートを春待ちファミリーBAND日誌にアップ。
帰り道に社長らと今日オープンした岡本の「FRESHUNESS BURGER」へ寄る。この店で、やっちゃんが今日からバイトに入ってるのだった。Morris.はハンバーガーなどめったに食べないのだが、注文した葱味噌バーガーも、珈琲もまずまずの味だった。
携帯電話の普及に鑑みて(^_^;)、春待ちファミリーBANDスケジュールと、Morris.日記(このページのこと)の、i-mode対応ページを追加してみました。今のところDocomoの携帯でしか見られない(PCはもちろんOK)のが弱点だが、時間と場所を選ばず、広く一般に情報提供できることになる。と、いいのだけどね(^_^;)
春待ちファミリーBANDスケジュール(i-mode版)
http://www.orcaland.gr.jp/~morris/iharu.htm
Morris.日乘(i-mode版)
http://www.orcaland.gr.jp/~morris/inikki.htm
どちらも画像は無し。日記は原則として一日分だけです。
【キムチの国】李御寧・李圭泰・金晩助 金淳鎬訳 ★★★ 100頁余りの薄での本に50点以上の写真が入ってる、ヴィジュアル本だが、なかなかにその写真が美しい。「縮み志向の日本人」の李御寧(イオリョン)が「キムチの味と韓国文化」、「韓国人の意識構造」の李圭泰(イギュテ)が「キムチの民俗」、食品工学博士の金晩助(キムマンジョ)が「キムチの起源と歴史」というタイトルでそれぞれ小論を書いている。キムチ紹介のパンフレットみたいなものだ。もともと韓国で「キムチ千年」のタイトルで出されたものの訳書である。17世紀に日本から唐辛子が伝えられて300年しか経っていないのだから、千年というのは、無理があるような気がする。もちろん唐辛子のはいっていない、塩漬け、トンチミなどを挙げてはいるのだが、たかだか300年の間にこれほど多彩で、豊かなキムチ文化を達成したことこそを誇ってもらいたい。二人の李さんの文章は、流石と思わせるところがあるが、どうも、訳がところどころ生硬で、かなり原書の魅力を損なっているような気がするのが残念だ。
キムチをつくるには、時間を引き入れなくてはならない。時間が経てば自然物は、枯れ、朽ち、腐る。誰も防ぎ得ない腐敗の時間性を逆利用して、新しい味をつくり出したのが発酵食の知恵である。
赤ちゃんが産まれるには、暗い母胎の中で一定時間を待たなくてはならないように、発酵の味が誕生するためにも熟成の絶対時間、くらやみの時間が必要である。そのためだろうか、キムチを漬ける甕は、妊娠した女性の体つきに似ている。(李御寧)
昔の母親たちは、手でととのえた青物の味とそうしなかった味を区別することができた。ととのえているときから、手の味がつき始めるからだ。
料理を作るとき、真心を込めるほど味がよいということは科学である。ととのえることは、料理に真心を込める最初の過程だ。ひとつひとつととのえる過程で込められた真心は、その後のすべての料理過程にまでつながる。多くの真心を込めた料理は、より少なく真心をこめた料理より味が良いのは当然であろう。(李圭泰)
どちらもいいことを言ってるんだけど、特に後者の訳文はいただけない。原文を読まずに言うのだが、「ととのえる」は「下ごしらえする」という意味なのだろうが、「ととのえる」というのは、いかにもキムチ臭い日本語である。「より少なく真心をこめた」というのも、中学生の英文和訳みたいだね。
2001/04/27(金)●ああ新世界●
郵便局にCD発送に行き、阪神〜地下鉄で日本橋に出て、テープ買い、そのままひさしぶりに新世界まで歩く、明日からゴールデンウイークというのに、ここはいつもと変わらない、いつもより人出が少ない気がする。一時はミニブームで通天閣の前には若者の行列ができてたのに。そんなこととは関係なく青空をバックに見上げる通天閣はそれなりに風格を感じさせる。近くの床屋はあいかわらず、散髮600円で頑張っている。掲示板に横尾忠則描く懐かしの高倉健「網走番外地」のポスター、これは復刻版だろうな。それにしてもこのポスターがここほど似合う場所はあまりあるまい。じゃんじゃん横丁で、ビールにドテ焼き軽く引っかけようと、行き付けの店を捜したが見つからない。休んでるのか、店たたんだのか、しかたがないので「ぜにや」という店にはいったが、ここのドテ焼きが、生ぬるいわ、味噌が甘すぎるわで、がっくし(>_<)
その後、フェスティバルゲイトも覗いてみたのだが、これがまた、閑古鳥すら見当たらないくらいのさびれよう。従業員、ガードマン、店員の方が客の数より多かったに違いない。開館当時は話題になった、建物内ジェットコースタも、乗ってるのは2,3人。これでは電気代の方が高くつくのではなかろうか。遊興施設は客がいないと、とんでもなくわびしい場所になってしまう。USJも今は物珍しさで人も集ってるようだが、先のことは分からない。
7時頃阪神新在家に着き、山神山人でラーメン食べる。あいかわらずここの麺はそうめんみたいだ。スープは美味いのだが、博多ラーメン風の麺にしてほしい。
今夜8時からKNTV「歌謡舞台」見ようとしたら、わけの分からないバラエティ番組だ。日曜日の「のどじまん」、水曜日の「コンサートの招待」も番組が変更になってた。これでは何のために高い金を払ってる(KNTVは月3,000円)意味がない。本気で解約を考えようと思う。問題は、パーフェクTVの契約時に、KNTVからチューナーとアンテナを無料で借りていることだ。解約する場合は、機器を返送するか、2万円払う必要がある。いっそ全て解約して、改めて契約するかだ。
【笑う長嶋】夏目房之介 ★★☆☆
著者があちこちに書き散らした漫画エッセイ、コラムなどを集めた物で、面白いの、面白くないのごちゃ混ぜだが、落ち穂拾いという感は拭えない。マンガにおける長嶋のイメージの変遷から日本漫画の成熟、発展を見たり、ゴルゴ13を現代戦争史として読んだり、ブラックジャック変人説、少年マガジンの解析などなど、それなりに興味深く読めた。手塚治虫が死んだ頃から、マンガ評論家を自認した夏目は、確かに現在の日本まんが評論としては、先端にいると思うのだが、それは、ある程度テーマを絞って本腰を入れた場合に限るようで、短くなるほどとりとめがなくなる傾向がある。要するにコラムは上手くない。
それより、本書ではマンガ作品の引用に一石を投じていることが重要だと思う。あとがきから引く。
本書の私のもの以外のマンガ図版は、スタッフとともに検討し引用と見なせるものを採用した。---(中略)---つまりこの本の他の図版については、いずれも図版使用の許諾申請をしていないってことである。著作権法の第32条「引用」の、<報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内>であれば本來許可は必要でないし、そろそろまっとうな批評ときちんとした図版引用を世間に認知してもらいたい、という意味でもある。
この意見には大賛成である。漫画家や出版社によっては、著作権をたてにとって、図版の使用を制限したり、法外な使用料を取ったり、批判的著書や、自分に都合の悪い内容のものには使わせなかったりすることがあるようだ。人気漫画を利用して安易に売ろうとする「他人の褌で相撲を取る」類のものは別として、まともなマンガ批評なのに、図版ひとつない本があるというのも、先に書いた事情が原因となってるのだろう。
ついでに、JASRACの歌謡曲の歌詞の引用へのいちゃもんの付けすぎは、程々にしてもらいたいものだ、と言っておきたい。
2001/04/26(木)●昧爽のサッカー観戦●
朝4時半に目覚ましかけて、サッカー、日本vs.スペイン戦見る。フランス戦の惨敗の後だけに、どれだけ日本が守備できるかに注目。前半は川口のがんばりもあって、0-0で凌ぐ。これは評価できる。後半も守り続けたのだが、とうとうロスタイムに隙を突かれて1-0で敗退。良く守ったというべきだろうが、疲れた(^_^;)
迷路のような夢。山の中に「春待ち疲れBAND」らしき店がある。Morris.がそこからちょっと散策に出たつもりが、すごく険しい難所ばかりで、道に迷い、大きな菩薩像のある寺にたどり着く。どうしても春待ちに戻る道が判らず紆余曲折の末部屋に戻り、山を双眼鏡で見ると菩薩が見える。春待ちにいる伊藤君に電話すると、店はその寺のすぐ裏に位置するという。おお、そうかともう一度寺まで出て行くが、そこから店にはたどり着けない。うなされそうに目を醒ました。
300chで、ワールドカップの南米予選、ブラジルvs.ペルー戦(録画)やってるのでつい見てしまう。ブラジルも苦戦しているようだ。結局1-1の引き分け。
昼、灘図書館にいき、社長宅にメールで注文受けた、春待ちファミリーBANDのCD取りにいく。社長は中国から帰って以来いまいち体調がすぐれないようだ。
春待ちファミリーBANDのバンド日記を更新。
【山原バンバン】大城ゆか ★★☆☆☆ タイトルは「やんばるばんばん」と読む。ヤンバルクイナのヤンバルである。沖縄島北部に住む女の子が描いた、超ローカル漫画である。絵ははっきり言って、下手である(^_^;) しかしどことなく魅力がある。方言(沖縄の中でもまたローカルなヤンバル弁)ばりばりの台詞、田舎であることを自覚した上での愛郷心が、さりげなく出てるところに味がある。同じキャラクターで、顔の三分の一ほどのギョロ目と、点目の混在も川原泉以来の少女漫画のお約束だが、それが全く違和感を感じさせないのも、世代ってやつだろうな。主人公夏美(高一)の家族が実に土着というか、沖縄に行ったこともないMorris.にも、それらしく描かれていると思わせるのは、かなり根性入ってるということなんだろうな。
2001/04/25(水)●答は空●
午前中は雨。矢谷君と舞子、神陵台と回り、午後は通関作業。
先日西根君から送られてきたメールのクイズ、りーちさんから解答が寄せられた。
答えは空ですね。
表ABCDEFGHIJKLM
鼠牛虎兎龍蛇馬羊猿鶏犬猪猫
裏NOPQRSTUVWXYZ
で、虎裏はP、猿表はI、馬表はG、PIG=豚。 同じように猫表=M、鼠表=A、鼠裏=N、MAN=男。ということで、蛇裏=S、犬表=K、猪裏=Y、SKY=空。
うーーむ、Morris.も十二支がらみと思ってたのだが、猫というのに引っかかってしまったのだった。それにしても、これはクイズというより、初歩の暗号だね。
2001/04/24(火)●けなりはどこに●
ヒョンミさんからメールで、知り合いのホームページ作りの手伝いしてて、そこで韓国料理に関連する、短歌、俳句の募集コーナーを考えていて、Morris.に選者にならないかと書いてあった。短歌はサンボ通信休刊にしてからまたく作ってないし、ぐい句もこのところほとんど作ってない状態なので、どうしたもんだろうと思ってしまった。
昼過ぎにバスで中央図書館へ行き、ハーバーランドのソフマップ冷やかそうと神戸駅地下に降りたら、柱に小泉新総裁誕生との号外貼ってあり、それを読んでいたらサンTVのカメラが寄って来てインタビュー受けてしまった。「どうせ自民党だから云々」と言わずもがなのことを言ってしまったが、どうせカットされてるだろう、第一モリス亭はサンTV映らない。
サンボ部屋のボタニカルガーデンに「けなり」をアップ。けなりは韓国語でレンギョウのことだが、実はこれに使う写真を撮ろうとずっとデジカメ持って街に出てたのだが、意外と神戸の街中にはこの花は見あたらない。
【チャーリー・パーカーの芸術】平岡正明 ★★★☆
学生時代、平岡正明の評論にはシビレていたものだ。過激で扇動的で威勢が良くて、その文体はピカピカに輝いて見えた。
竹中労と組んでのゲリラめいた活動にも羨望をまじえながら共感を覚えていたこともある。ジャズ、革命、歌謡曲、筒井康隆、浪曲とどんな分野を論じても彼の色は変らない。正直言って、その色に飽きを感じて、しばらく読まずにいて、久しぶりに本書を借りてきたのだが、相変わらずであることよ、と、まずそのことに呆れもし感心もした。本書が2000年末刊で、前作「マイルス・デヴィスの芸術」というのも出してるらしい。400頁という薄くはない本で、その密度も相当に濃い。あわててチャーリーパーカーのCD(ベスト集の廉価版)と、先週エアチャックしたMDを聴きなおしながら読んだ。こんな泥縄やったためか、音楽にも本にも集中できなかった。もともとMorris.はジャズはヴォーカル、それも女性ヴォーカル専門なので、楽器のジャイアントたち、マイルスも、パーカーも、コルトレーンもモンクも、名前だけはよく知ってる割に音はわからない。まあ、そんな馬鹿な読者にも、読んでなるほどと思わせるところが平岡の芸でもあるわけだ。フランツファノンの革命論やビート詩人、バルトークや石原慎太郎のジャズ小説へと、めまぐるしく視点を変えながら、パーカーの天才という一点に収斂させるあたりは、こちらも読む前から分っていた(^_^;)
ともあれ、ひさしぶりに平岡節を楽しませてもらった、といっておこう。
2001/04/23(月)●TV Tool●
ソウルの眼鏡屋の夢。たぶん南大門の眼鏡屋にいて、新しい眼鏡を注文したのだが、店員は検眼もせず店の奥に引っ込み作業を始める。不安になって呼ぼうとするのだが声が出ない。視界がだんだんぼやけてくる。とうとうほとんど何も見えなくなってしまった。
先日買った宝島社のインターネットウラ技の本に載ってたフリーソフトをダウンロードしてみた。西村誠一氏作の「TV
Tool ver.4」。Morris.は新聞とってないし、パーフェクTVの番組雑誌も買わなくなったので、TV番組はYahooやPTのHPで見ることになるのだが、これが結構面倒だった。ところがこのソフトを常駐させておくと、インターネット接続時自動的に2日分の情報を取り込み、オフラインでも番組表を見ることができる。パーフェクTVも10chまで設定できるというのが嬉しい。時間毎、局ごと、一日全部など表示画面も数種類あるし、キーワードで、関心のある番組をマークしてくれるし、新番組、最終回などのチェック機能もある。こんな至れり尽くせりのソフトを無料提供してもらえるのはありがたい。西村氏のサイトにはほかにもi-mode対応の便利ソフトが各種揃っている。
2001/04/22(日)●クイズメールの横行●
昨夜は約束にたがわず、たこ焼き腹一杯いただいた。中国帰りの社長の土産話もちょっとだけ聞かせてもらう。伊藤君、いやま、えっちゃん、さなえ、さぶちゃん夫婦、昌美さんといつものメンバー。いやまの土佐土産、鰹のたたきも美味しかった。例によってぐだぐだと深夜まで飲んでだべって零時お開き。伊藤君はモリス亭泊。
9時ごろ起き出して、伊藤君とお茶のんで、冷凍してたレッドカレー食べて一日ごろごろ。西根君からメールで変なクイズが送られてきた。転送を重ねているようだ。
「虎裏猿表馬表」=「豚」
「猫表鼠表鼠裏」=「男」
の時
「蛇裏犬表猪裏」=
は何になるか?漢字一文字で答えよ
というもので、二人でいろいろ考えたが分らない。Googleで検索かけたらたくさん引っかかったが、解答は見つからなかった。結構広範囲に回されているものらしい。
堀姉から伊藤君に、宴会やりたいとの電話が入ったので、急遽モリス亭で宴会。堀姉妹、えっちゃん、いやま、さりーちゃんに社長とほとんど同じ顔ぶれ。いやあ、実にみんな良く飲む。いやまが軽トラの屋台ラーメン買い出しに行ったりして、結局11時半頃お開きになった。
2001/04/21(土)●今日は誰の命日?●
朝から小雨が降り続いている。
ひさびさの、暇々モードに入り、例のおかるへの、忌日入力を片づける。終盤になるとさすがに老衰で亡くなったり、肉体的に限界で死ぬものがほとんどを占める。ラストは121歳で死んだ泉竹千代だった。ネタ本「人間臨終図巻」が出たのが87年だから、その後約15年間の死者のデータはないし、これから、適宜追加していこうとは思っているのだが、どうなることやら。現在の登録件数は594。ちなみに、今日が命日なのは「ハックルベリーフィンの冒険」の作家、マーク・トゥエインで、1910年75歳で亡くなっている。
午後もずっと無為の一日(好き(^。^)を満喫。今夜はさりーちゃん主催のたこ焼きパーティらしい。前回はたこ焼きは名前だけだったので、今回こそは期待したい。
【間諜】杉本章子 ★★☆ 遅れ馳せながらファンになり、焦って続けて読んで寡作の彼女の作で読んでないのはこれだけ、となってしまい、美味しいものは後にとっといたつもりで、やっとのことで読んだのだが、これが、残念ながら期待外れだった(>_<)
500頁の堂々たる長編だし、導入部は実に面白そうだったのに、だんだんだれて来て、半ばから先はほとんど義務的に読むことになってしまった。生麦事件にからむ、英国公私vs.幕府、薩摩藩との駆引き、ラシャメンとなり間諜行為を行う日本女性(花魁)の開化直前の歴史物語なのだが、作者は当時の外交をあまりに、今風に解釈し過ぎていることと、全く訓練のない素人女を間諜にする(片言の英語すらできない)という無理な設定で、始めからぎこちない展開となった上に、ヒロインと、彼女が思慕する薩摩藩士との描写もほとんどマンガでしかない。
写楽や清親をあれほど生き生きと描した彼女の筆は、本書ではほとんど鈍ってしまっている。作家にも波があることはわかるのだが、彼女の場合、本当に寡作で、次作がいつ担ったら読めるか、見当がつかないところが辛い。でも、やっぱり、次作に期待したい。
2001/04/20(金)●E-PAK-SA公式HP●
昨夜インターネット検索で、イパクサの公式HPを見つけたので、さっそく覗いてみた。これまで何度か韓国のパクサ関係サイトにトライしたのだがいつも失敗に終ってた。Morris.のPC環境のせいでもあるが、今回は曲がりなりにもトップページ立ち上がって、音楽まで聞こえる(^○^)
この曲は「コレサニャン−鯨とり」、これまで聞いた事がないから、きっと今回のアルバムからの曲だろう。プロフィル、キャラクタ、掲示板、動画、会員登録、ニュースなどすごく充実してる。もちろん文章は全部ハングル。アルバム紹介のページを見たら、2枚組アルバムの紹介があった。で、これをプリントしようとすると何故かPCがフリーズしてしまう(>_<)何度かリセットを繰返して、結局ジャケット画像だけは取り込むことができた。アルバムタイトルは「ポンチャク
REVOLUTION」で、「パクサ REVOLUTION」はCD1の副題だったらしい。
今日はとしろうらと4人で舞子の老夫婦のタイ行き荷物のピックアップ。奥さんはえらく元気だが、主人は半身不随。余生をチェンマイで暮らすことにしたとのこと。羨ましいような、大変なような、しかし、そんな余生もいいかもしれない。
サンボ部屋の愛藏本ページに「おんなのこ」更新。
2001/04/19(木)●イパクサCD日本発売、か??●
事務所に行ったら今日の予定表にMorris.の名は無い!! 連絡ミスらしい。帰ろう(^。^)としたら、奥井さんが午前中だけでも手伝って行くようにとのこと。そして、なんだかんだと仕事は途切れず、結局いちにち倉庫作業に明け暮れてしまった。
帰りにリズムマシンを買いに行く矢谷君に付き合って三宮に出る。7時前帰宅。またまたイパクサから電話。ソウルでの公演が終ったところらしい。例の2枚組のアルバム、日本では出てないかとの問合せ。Morris.が知らないというと、4月に発売されるように聞いてるのだが、明日韓国SONYで確かめてみるといってた。
2001/04/18(水)●行った日が休館日(>_<)●
灘図書館に寄ってから昼前に学生センターに顔を出す。飛田さんが最近はまっているという粉茶を入れてもらってるときに、北海道でシンクタンクの仕事をしてる木村さんという女性が来館、稻田さんと一緒に4人で近所の喫茶店で昼食を兼ねてだべる。木村さんは飛田さんの後輩にあたるらしく、Morris.以外の3人はすべて神大農経出身、話題が農業問題や、担当教授の話になったので、Morris.は中座して中央図書館へ向う。ところが、中央図書館は休館だった(>_<)。20日まで蔵書整理とのこと。ちょっとがっかりしたが、高架下商店街、つの笛冷やかし、阪神理容で散髮してから帰宅。六甲道でさりーちゃんにあったので、先日きよみさんからもらったういろうをおすそ分けする。
サンボ部屋のボタニックガーデンに「ねもふぃら」をアップ。
2001/04/17(火)●復刻ペコ缶●
矢谷君らと先週金曜日のドイツ人の現場。きょうがフィニッシュだったが、思ったより順調に終了。昼休みに、また民家の白藤を見に行った。相変わらず美しく咲き誇っていて、熊ん蜂が群がっていた。
最近コンビニで、復刻ペコ缶を売ってる。もともと、ミルキーの10粒入りの四角い鉄缶は、不二家よりコンビニで売ってることが多かった。今回の復刻缶の特徴は、ペコちゃんが浮き出している、つまりレリーフ状になっていることと、ペコちゃんの顔が、たしかに古い看板の雰囲気を再現してることだ。最初見付けて迷わず1個買った。で、別の日に別のコンビニに行ったときまた見付けて1個買った。また別の店で見付けたら1個買うかもしれない。単価は150円くらいという、信じられない安さなのだし、一度に買い占めればいいんじゃないかと言われそうだが、Morris.としては、それはしたくないのだった(^_^;)
2001/04/16(月)●海の神のアイスミルクティ再び●
日曜日の現場の開梱作業という予定が、デリバリに変り、さらに奥井さんと通関作業ということになった。今日も快晴でまさに行楽日和というのは、ちょっと皮肉か(^_^;)
今週のSTARdigioはやや低調(Morris.にとって)。テレサテンはエアチェックしとこう。彼女の場合、かかる曲はだいたい決ってるし、もう、新曲は出ないわけだが、彼女の声はいつ聞いても新鮮だ。アジアの歌姫という尊称が本当に相応しい歌手だった。いまさらに早すぎた死が惜しまれる。
暖かくなってきたので、またNeptuneの水出し紅茶を作り飲み始めた。半年ぶりだがこの香りはたまらない。
2001/04/15(日)●掲示板からの訪問者●
Morris.の掲示板ぐいぐい酒場の常連きよみさんが、はるばる尾張旭から実存モリス亭を訪ねてこられた。10時過ぎ到着との予定だったが9時前には六甲道に到着するとの電話で、あわてて迎えに行く。ういろうと日本酒「三千盛」をお土産にもらった(^。^)
部屋ではのっけから、イパクサのCD、ビデオ攻撃、ちょっとディープ過ぎたきらいがある。
10時ごろちょこっとパニエに買い物に行ったら、レジが故障していて、店員が客の買い物籠中の商品の値段調べに走り回っていた。開店直後であまり客はいなかったのに、隨分時間がかかった、夕方のラッシュ時だったらパニックになってたに違いない。
駅の電光掲示板で三波春夫が死んだというニュースを見たときよみさんがいうので、NHK正午のニュースを見たのだが全くそれに触れることはなかった。それにしても、いちおう国民的ともいえる歌手なのに、一言も触れないというのは、ちょっと解せない。
昼食はレッドカレー、カイヤーサイ、ガイヤーンと、Morris.タイ風料理三連発を用意したのだが、やはり、きよみさんにはちょっと辛すぎたようだった。
午後は韓国のどじまんを強引に見せて、春待ちファミリーBANDとMORGAN'S
BARのCD聴いてもらい、「おきぐすり」(MORGAN'S BARの2ndアルバム)買ってもらった。サンボ通信のバックナンバーやら、パクサとの写真など見せびらかしてる間にMorris.部屋(このホームページ)の全ファイルをCDROMに落して、お土産代わりに進呈。3時半頃伊藤君遊びに来たので、また春待ちファミリーBANDのビデオ見る。
きよみさんは5時の電車で帰宅するというので駅まで送り、帰ってまたしばらく飲んで、伊藤君と一緒にヒアカムに行く。突然、矢谷&神田のライブが有るという連絡を昨夜もらったからだ。矢谷君の生演奏は久しぶりで、本当はソロライブを聞きたかったのだが、ほとんどが、ギター中心。途中2曲だけ歌ってくれたので行った甲斐はあった。ギターの方も、心境著しかったのだが、今回はやはり、ブランクと練習不足のせいか、ちょっと不が残った。しかし、こうやってまた音楽活動を再開してくれたのはファンとして嬉しい。
MORGAN'S BARといい、矢谷君といい、(春待ちファミリーBANDもね(^_^;))実力もあり、良いレパートリーも多くもってるのだから、もうちょっと売れて欲しいものだ。
2001/04/14(土)●ジュンクの底力●
昨夜遅くに、光州のハンナちゃんから電話。8月にボランティア関連で、長崎に10日ほど行くらしい。実はMorris.はすでに酔ってて余り内容覚えていない(^_^;)
今朝は、溜まっていた洗濯物をやっと片づけて、自転車で郵便局へ行く。一人暮らしは、留守の時が多いので、小包や確認書類などの受け取りに面倒臭いことが多い。今日のはキャッシュカードだった。TVハングル講座第二回目、やっぱり語学番組とは言えなくなってしまっている。スキットは「パンガプスムニダ−お会いできて嬉しいです」だったが、これを2音節で発音するようにという指摘には納得した。その他は文化情報でイソラを取り上げるというので、インタビューでも有るかと思うと、単にミュージックビデオ流して、出演者同士で好きとかうまいとか話すだけ。神野美伽の演歌も、先週と同じ釜山港の2番だったし、NHKTVはこと韓国語に関しては、教育する意志を無くしていると思う。でも、Morris.は見るもんね(^_^;)
昼前に三宮に出て三宮図書館に寄り、南京街まで歩いて食材購入。途中、サンパルからダイエー7階に移転したジュンク堂を、冷やかして見ることにしたのだが、これが、Morris.の予想を裏切るなかなかの充実ぶりであった。ダイエーの中の本屋なんかどうせ駄目だろうなどと以前書いたが、これはMorris.の失言だった。ごめんm(__)m
三宮店とは比べるべくもないが、広々としていて、通路も余裕が有って移動しやすく、本棚も高さを押さえ気味にして見通しが良く、指示板も分かりやすい。肝心の品揃えも、サンパル店とは多少傾向は変ったが、それなりに充実してるようだ。紀行エッセイの棚では、未知の韓国ものも数点見つかった。最近の風潮なのかベンチを置いて、座って閲覧も可能である。とにかくこれは結構な予想はずれで、ジュンクの実力を見くびっていた。個人的にはサンパル店の落ち着いた雰囲気と本の分類配列ぶりが無くなったのは淋しいが、ほとんど本も買わないMorris.がどうこう言えた義理ではない。
土曜の午後3時からになったKNTV「歌謡コンサート」を録画して見たら、キムヘヨンが出ていた(^。^)ノースリーブの白いワンピースで相変わらず笑顔が良い。ただ歌う曲はずっと「ユイルハンサラム」で、なかなか新曲が出ない。今週は観光バスで全国観光という趣向で、司会者がバスの運転手に扮してインターバルでは何度もイパクサが流れた。こういう企画の時くらいパクサ本人をゲストに呼んでもらいたいものだ。
今夜はタイ風レッドカレー作る。久しぶりのためかどうか、えらく辛いぞ(>_<)
2001/04/13(金)●艶やかな白藤●
久しぶりに長編の夢。いろんな経緯を経て南の島にたどり着く。そこには石造りの神殿があり、神託を受ける儀式(内容はまるで記憶にない)。そこから海に続く道を歩いて行く。どこか人工的な感じのする美しい海に出る。。ああ、これが自分の生まれたところだと確信する。日が暮れても暗くならない、眠くもない。身体が蕩けていくようだ。海の中で液体になり、さらに気体になってしまった。
矢谷、西根君と京都大山崎に30年以上住んでいる、ドイツ人女性宅のピックアップ。現地で市川さん合流。日本人の住みそうな一軒家なのに、中は荷物が密集している(@_@)
西根君は新しい携帶を買ったのでこれに熱中していた。前の機種は中央競馬購入機能付きだったので、これも使い続けるとのこと。
昼休み近所を散歩したら、民家の門前に、藤棚が有り、見事な白藤が花房を垂れて咲き誇っていた。いわゆる藤色のものも風情があるが、近くで見るといっそ白花の方が華麗で艶やかな気がする。また、八重桜もそろそろ満開状態だった。
【想像力と創造力】永六輔 ★★★
TBSラジオ「土曜ワイドラジオ東京」の放送当日に毎日新聞に連載したコラムをまとめたもので、当然放送の広告とゲストの紹介、こぼれ話し、リスナーの反応や、楽屋裏などを、例の語りそのままに文章にしている。Morris.は永六輔という人が、好きなのかどうかよく判らない。時々その著書を借りて読んでることからすると、嫌いではないのだろうし、共感を覚えるところも多いのだが、どこか距離感を覚える。当人が繰返し強調する通り、ラジオの世界が彼の本舞台なのだろうが、Morris.がほとんどラジオ聴かない事が、その理由かもしれない。ラジオという媒体は、TVとは完全に違うことは判る。だからといって、今からラジオ中心の生活に戻る気にはならない。といったところかな。やっぱり良く判らない。
番組に長女千絵がゲストに出た時のコラムに、自分の父親の言葉を引用して娘への餞+訓戒にしてたのだが、彼の照れが表れて面白かった。
生きているということは誰かに借りをつくること。
生きてゆくということはその借りをかえしてゆくこと。
これは千絵クンの祖父の言葉。
2001/04/12(木)●チヌのアラ煮●
朝は雨。午前中は三矢さんと西宮の現場に家具の配達と開梱作業。午後は奥井さんと通関作業。昼過ぎに雨が上がったので良かった。
ダイエーのタイムサービスで、チヌ(黒鯛)のアラが格安で出てたので、今夜の酒のあてはチヌのアラ煮。こんなに大きくて身沢山なのに、100円しないというのは素晴らしい。
2001/04/11(水)●宇治〜京都●
矢谷君と、宇治の少量配達〜京都のフランス人のローカルピックアップ。京都の桜はほとんど盛りをすぎて、先週来たら奇麗だったろうなと思う。ただ、ところどころの枝垂れ桜は、今が見頃で、ピンクの花が美しかった。そう言えば、長いこと京都に遊びに行ってない。仕事ではちょくちょく行くのだが、やっぱり、ゆっくり散策したいものだ。それにしても、4月になれば暇になるという予想は今のところ大ハズレで、もう、ほとんどヘロヘロ状態だ。
7時半帰宅。KNTVの「コンサートへの招待」今夜はチョンヨンノクとチョンスラがゲストで、懐かしいといえば懐かしかった。ただ「歓喜」をデュエットしてくれると思ってたのに、なかったのが残念。
2001/04/10(火)●通関な一日●
今日は一日通関作業。とにかく暑い一日だった。
昨日稻田さんから紹介された、教育TVの「人間講座ー山之口貘と金子光晴」を昨夜は寝入って見損なったので、今朝3時からの再放送を留守録セットしてたので、帰ってから見ようとしたら、中国語講座が始まってしまった(>_<)
本当は3時半からの放送だったらしい。Morris.の、例によってのああ、勘違いだったわけだ。
2001/04/09(月)●春の海●
6時前に清水くんに迎えに来てもらい、鈴鹿のピックアップ。現場は寺家(じけ)というところで、すぐそばに海が迫っていて、昼休みにぼーっと眺めていた。ほとんど南北一直線の海岸線で、砂浜に大きな松が生え砂浜に春の波がのたりのたりと打ち寄せていた。眺望百八十度、水平線が円弧を描き、中央でせり上がり、久しぶりに日本の海を見たという気がした。
帰りも家の前で降ろしてもらう。
【ちくま日本文学全集 中島敦】★★★★
文庫版の全集の1冊だが、読み通すのに随分時間がかかった。このところ、読書控えが少なかったのは、忙しさ(仕事+飲み会)のせいもあるが、この文庫に没頭していたためでもある。高校の教科書に「李陵」と「山月記」が載ってて、当時他にも数編は読んだし、長編「光と風と夢」を神戸に移った頃読んだ記憶があるが、今回の再読??で、彼の凄さにあらためて、というか、やっと、気付かされた。解説で池澤夏樹が言う通り、この文庫450pの中に彼の主要作品21編中15編が収められているという、少なさ(寡作ではなく、これからというときの死による)は、実に惜しむに余りある。
寓話を完璧にものする実力を見せた「文字禍」「夢」、漢学の素養の深さを知らせる「李陵」「弟子」「山月記」、絶品「わが西遊記シリーズ」の「悟浄出世」「悟浄歎異」は、傑作というしかない。さらに「遍歴」という歌群には、彼の教養の深さと傾向、それにユーモアまで感じられる。
中島敦こそは、もっと早くに再読すべき作家だった。しかし「後悔役に立たず
by Morris.」だから、これからぼちぼち読み直すしかない。
「山月記」の虎になった主人公李徴の嘆き節を
なぜこんな運命になったか判らぬと、さっきは言ったが、しかし、考えようによれば、、思い当ることが全然ないでもない。人間であった時、おれは努めて人との交を避けた。人はおれを据傲だ、尊大だといった。実は、それがほとんど羞恥心に近いものであることを、人々は知らなかった。もちろん、かつての郷党の鬼才といわれた自分に、自尊心が無かったとは云わない。しかし、それは臆病な自尊心とでもいうべきものであった。おれは詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交って切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。かといって、また、おれは俗物の間に伍することもしなかった。共に、我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心とのせいである。己の珠に非ざることを惧れるが故に、あえて刻苦して磨こうともせず、また、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった。おれは次第に世と離れ、人と遠ざかり、憤悶と慙恚とによってますます己の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった。人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。おれの場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。これがおれを損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、おれの外形をかくのごとく、内心にふさわしいものに変えてしまったのだ。今思えば、全くおれは、おれの有っていた僅かばかりの才能を空費してしまった訳だ。人生はなにごとをもなさぬには余りに長いが、何事かをなすには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とがおれのすべてだったのだ。おれよりも遥かに乏しい才能でありながら、それを専一に磨いたがために、堂々たる詩家となった者がいくらでもいるのだ。虎と成り果てた今、おれはようやくそれに気が付いた。それを思うと、おれは今も胸を灼かれるような悔を感じる。おれにはもはや人間としての生活は出来ない。たとえ、今、おれが頭の中で、どんな優れた詩を作ったにした所で、どういう手段で発表できよう。まして、おれの頭は日ごとに虎に近づいて行く。どうすればいいのだ。おれの空費された過去は? おれは堪らなくなる。そういう時おれは、向うの山の頂の巌に上り、空谷に向って吼える。この胸を灼く悲しみを誰かに訴えたいのだ。おれは昨夕も、かしこで月に向って咆えた。誰かにこの苦しみが分かってもらえないだろうかと。しかし、獣どもはおれの声を聞いて、ただ、懼れ、ひれ伏すばかり。山も樹も月も露も、一匹の虎が怒り狂って、哮っているとしか考えない。天に躍り地に伏して嘆いても、誰一人おれの気持ちを分かってくれる者はない。ちょうど、人間だった頃、おれの傷つき易い内心を誰も理解してくれなかったように。おれの毛皮の濡れたのは、夜露のためばかりではない。
蛇足を承知で書いておくが、中島敦の文章こそは、彼以後の作家が失ってしまった、格調に充ちた文体であった。
2001/04/08(日)●花見●
昨夜はたこ焼きメインではなかった。堀姉妹といやま、伊藤君とで、単なる飲み会。氷がなかったのでつい濃い目の水割り飲みすぎてMorris.はグロッギー。零時過ぎにお開きとなり伊藤君は泊る。
朝早く伊藤君は帰宅。9時半頃部屋を出て石屋川の花見の席取り。結構先乗り組が多かった。ピンクの空気椅子持参で、ブルーシートの上で、寝転がって一人で花見。うーーん、何度見ても桜はすごい。12時半頃、えっちゃんが来て、あとは三々五々、昌美さん、さなえちゃんさぶちゃん夫婦、さりーちゃん、堀姉、津吉と能斗也、伊藤、松尾、香介、奈緒ちゃん、やっちゃん、遅れてみっちゃん、矢谷、斉藤さんも来て延べ人数はそこそこになったが、社長は明日からの中国旅行の準備で不参加。6時半くらいまでずるずると飲んで、二次会はさりーちゃん、堀姉妹、いやま、伊藤君6人で「玉手箱」。ここでも花見の流れで馬刺し食べたりしたが、さすがに疲れてて9時前帰宅。
留守電に明日5時半に迎えに来るという電話が入っていた(>_<)
2001/04/07(土)●TVハングル講座の娯楽番組化●
今週からリニューアルしたNHKTVハングル講座。オープニングテーマがいきなりイパクサのアリラン(2002年ワールドカップバージョン)になってた(^○^)
女性アシスタントのインスンちゃんが交代していなくなってたのは残念だが、新顔の安部美穂子も、とっぽい感じで悪くない。伊藤君似の、リュヒジョンと、芸能情報のキムサンミさんは続投、年配の兼若逸之先生もぐっとくだけた感じだし、カラオケバーのママ神野美伽もレギュラー出演で、毎週韓国歌謡を歌ってくれるらしい。初回は定番の「釜山港へ帰れ」だった。そして全体の司会役を務めるのが、韓国コメディアンのイボンウォン(結構日本語うまい)という構成で、今日のスキットは「アンニョンハセヨ」だった。こんな調子で40回続けても、絶対韓国語の勉強としては役に立たないと思う。前回もある程度その傾向はあったが、ハングル講座TV版は、語学講座ではなく、韓国エンターテインメントプログラムになってしまった。そして、それだからこそ、Morris.は毎週見続けようという気になってしまった(^_^;)
9時過ぎ社長の車に便乗して、ポートアイランド、フラワーステージ(ポートピアランドの南)での春待ちファミリーBAND演奏。今日は8人全員参加。フリーマーケットや、園芸市などが行われていたが、ここは、ポーアイ第二期工事区域で、ほとんど更地で、なんとなく荒涼としたたたずまい。そこに、即席の花壇やら菜の花畑を作りお祭りに仕立たのだから、ちょっと無理がある。でも、菜の花の香は懐かしかった。天気は上乗で日中は汗ばむくらい。演奏は音響専門校の教師と生徒が担当、野外にしては良く音が通ってたが、帰って録画したテープを聞いたら、マイクに風の音がかぶって散々だった(>_<)
今夜は社長宅で、たこ焼きパーティがあるらしい。明日は昼から石屋川で花見だ。Morris.は
早めに行って席取り係になるつもり。
【現代作家100人の字】石川九楊 ★★★ 文庫版で借りてきたのだが、実は前に読んでた「書の交響」に40頁ほど加筆したものだった(>_<)
追加分の中では、中上健次の生原稿が圧巻だった。集計用紙にびっしりと埋め込まれた文字は、異常なものを感じさせる。同じ和歌山・熊野出身の南方熊楠も、隙間なく文字を埋める原稿で知られるが、偶然なのだろうか?
他では工芸家で裝丁もやる望月通陽の文字は良寛の秋月帖を思わせて印象に残る。
本書の追加部分でも石川のワープロ反対論はしつこく展開されている。
ワープロなる機械は、書字の必要が生んだ機械ではない。軍事通信技術を廃物利用的に民生化し、またむりやり家庭用品化し、「キーを押せば印字された文字が出てくる」機械をつくり上げたものにすぎないワープロでは、「文字を書く」「言葉を書く」上で必要不可欠な、言葉の一部でもある、書くという行為(筆触)がないがしろにされているからである。
書家である筆者の言い分も分からぬではないが、今Morris.がキーボードで文字を打つのを禁止されたら、文章を作るなと言われるに同じい。
2001/04/06(金)●モニターいただき(^○^)●
今日は朝からぽかぽか陽気、まさに春爛漫を絵に描いたような一日だった。ちょっとした玩具を買ったので、しばらくこれに忙殺されてた。
6時ごろ佐川急便が、17インチのモニター運んで来た。これは昌美(堀妹)さんが、会社のコンピュータ入れ替えに伴って不要になったものを回してくれたものだ。本当は昨夜届くはずだったのが、モリス亭の場所が配達人にわかりにくい上に、Morris.が電話番号間違って伝えてたものだから、昼前に連絡やり取りしてやっと届いたのだった。ノレバン1号は購入して5年経つから、すでにして遺物的存在なのだが、本体はともかく、セット販売の15インチモニターは死に掛けていて、端の方の文字なんか、ほとんど判読できないという、悲劇的状態にあった。Morris.の書込みに誤字脱字が多いのは、当人の性質のせいでもあるが、このモニターのひどさもかなり貢献度高かったのだと思う。それでなくても、目はどんどん悪くなってるし、モニターなんとかしなくては、と、ずっと思いながら、モニター買い換えるなら、ついでに本体も買い換えねば、でも、ちょっと今余分な金ないし、と一人でどんどんジレンマに陥ってたところに、先週、昌美さんが、あまりのひどさに驚いたこともあって、今日の到着とあいなったわけ。さっそく入れ替えてみた。スイッチ入れたが、全然画面が開かない(>_<)あじゃじゃじゃ、と焦ったが、これはMorris.がケーブル繋いでいないためだった(@_@)
ちゃんと接続したら、おお、すごい。17インチと15インチの差がこんなに大きいとは思わなかった。それに鮮明度が大違い。これまで800×600ピクセルでも読みにくかったのに、新しい中古(^_^;)だと、1024×768ピクセルでもばっちり読める。つまり画面が無茶苦茶広く使える。これなら、ウィンドゥズが、その名前の通り複数の窓開いて使えそうだ。
昌美さん、ありがとおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!! m(__)m
あまり嬉しくて、ついつい猿になったMorris.は、1999年の読書録の目次を表組みにするという作業までやってしまった。これは前のモニターでは、とうていやる気になれないでいたのだ。本体の性能は変らないので、結構時間食って、2000年度分は後回しにしたが、両方比べるとだいぶん見やすいことが分かるだろう。うーーん、滿足満足。しかし、これでMorris.のPCリニューアル計画は先延ばしになるかもしれない。嬉しいような、複雑な気持ちだ。いや、モニターなしのモデルを選べばいいのだった(^_^;)
【俳句作法入門】藤田湘子 ★★★
俳句の入門書はしばらく読むまいと、決心したのに魔がさしたのか、本書を借りてしまい、読み進めていくうちに、全巻がMorris.への批判のように思えて来て、ぐいぐい俳句は4月になって一句も出来なくなってしまった(>_<)
本書は「俳句研究」の選句講評80回分をまとめたもので、掲載句の大部分が投稿句である。それら玉石混淆の句をネタに、正統派で硬派の著者が、自信満々正論を掲げながら、褒めるところは褒め、叱るところは完膚なきまでに叱咤するのだが、ここかしこにMorris.には耳の痛い寸言が散りばめられている。
小見出しを見ると
・潔い俳句・すっきり作る・姿を正す・作意を消す観察・比喩より写生・飾らぬよろしさ・贅肉を取る・作り急ぎをするな・無理な言葉・陳腐な比喩・添削できぬ観念句・わけ知り顔はケガのもと・雑感は無用・理屈ではない・「慣れ」の怖さ
など、御尤もな注意とも取れるが、批判は總じて辛口である。たとえば、ルビについて
ルビを振って無理な読ませ方をする例も少なくなかった。---私に言わせればこれは俳人の甘ったれで、自分で自分の首を締めるようなもの。つねに正しい日本語を使うという気持ちを忘れてもらいたくない。
とある。その他ランダムに拾ってみると
一見巧そうな感じだがオリジナルではなくむしろ相当手垢にまみれていて、いわゆる俳句的にしつらえてきた嫌味がふんぷんと漂ってくる。
頭の中であれこれ捏ねくりまわすのではなく、見たものを描いて、その「もの」におもいをこめるものである。
正直言えば、名ある作家の四月馬鹿の作でも、私は感心したという経験がない。まあそれほど品格の乏しい季語だと言ってさしつかえないであろう。
こうした自己満足、独断も戒めるべきところ。
「見る」ことをやめて頭の中の操作によって案出した言葉はやはり脆いし、もっときびしい言い方をするならば、月並みの第一歩なのである。私は、人間の機智や小主観や知的操作といったようなことは、俳句表現には無用と思っている。そういうことを駆使してコネ上げた句をつくっても、はじめからカビをいっぱいつけた作になっているはずだし、かりに読むに耐える句ができたとしても、けっして一級の作にはなり得ぬのである。
俳句で「何かを語ろう」とすると、たいてい浪花節になる。ことに句歴の浅い人、あるいは句歴が長くても詩としての自覚を持たぬ人の場合は、必ずそうなるといってもまちがいではない。
十七音に詰めるだけ詰めてしまえ、という句づくり。読んでいると十七音の悲鳴が聞こえてくるようだ。これでは十七音ははたらいてくれない。十七音だって余裕を持たしてやらねば可哀想だ。ついでに言っておくと、こういう人にかぎって漢字で書ける字はみんな漢字にしてしまう。だから、よけい息苦しく感じるわけである。
頭で案出したフレーズは自己陶酔に陥りやすく、一見スマートのようだが、たちまち類想を呼んで腐りやすいことを承知しておきたい。
(「ここ」「そこ」というような)「ちょっと便利なことば」は、すぐ真似されて悪しき流行を呼びやすい。便利なことばには便乗しないことが賢明である。
常套的手法や常套語を安易に試用するのは結局写生の不足による「つくり急ぎ」に原因がある。ゆっくり詩情の昂揚を待って、自分の表現・ことばを探すことがすべての基本と言えるのである。
「うまさ」を見せようとするのは、内容や着想が平凡で自分の発見がないことに起因するのではないか。
主観語をさらけ出してしまうと、それだけで俳句はもう薄っぺらになって詩を失うことになる。「さみし」「うれし」などの思いは、あらわに出さないで、一句の後ろに隠しておくことが大切だ。
私はいつも「眼でとらえたものを詠った俳句は添削可能だけれど、頭の中の観念でこしらえた俳句は添削ができない」と言って、観念的表現に陥ることをつよく戒めている。眼でとらえて描写を心がけた句には行き止まりはないけれど、観念をもてあそんだ句は、すぐ袋小路にはいってしまうのである。
平凡ならざる句を成そうと発想に苦労しているのはわかるけれど、これはただ奇を衒っただけで薄っぺら。まる見えの楽屋から、観客に拍手をうながしているような作り方だ。
すこしでもひとの匂いのするフレーズは避けるのが、自分を大切にする作者のありようである。ひとの匂いを極力ふりはらう。そのためにはまた、自分のものの見方を信じる自負が必要になる。
うーーむ。確かに、一理も二理もあるようで、引用しているうちに洗脳されそうになってきた。しかし、Morris.にはMorris.の道があることを信じたい(^_^;)
2001/04/05(木)●ちょこっと手直し●
午前中一杯かけて、トップページの手直ししてみた。といっても、大概は変り映えしない。スタートから、ほとんどそのままでとおしてきたことになる。ついでにリンクもほんのちょっとだけ追加。春待ちファミリーBAND部屋のスケジュールも更新。
2001/04/04(水)●STARdigio番組改編●
ひさびさの休みというのに6時半起床。掃除、洗濯、朝食とドメスティックな朝を過ごして、ハンナちゃんへ手紙(日本語(^_^;))書いて、遅まきながらSTARdigioのプログラムをダウンロードして印刷。4月年度替りで、かなりチャンネルが変更になってる。
J-POPSでは、アーティスト特集の2チャンネルが6時間と3時間サイクルに拡大、つまり毎週9人の特集になるらしい。ジャズでは2時間サイクルで2チャンネルあったアーティスト特集を1チャンネル4時間サイクルに変更して、新たに廃盤名盤アルバムチャンネルを設けている。洋楽はこれまでひとまとめだったのを、ROCK、R&B、CLUB,WORLDに分けて、特にWORLDの4チャンネルというのが目を引くが、ケルトミュージック、ブラジル、キューバ、レゲエという構成、先月まで変てこなラテンチャンネルからぐっと魅力あるチャンネルになった。以上は概ね歓迎だが、何とブルースチャンネルが無くなってしまった(>_<)
これはちょっと困るなあ。
個々のラインナップでは、やはり新規加入者獲得の狙いで、どのジャンルも定番スターずらりと並べている。たとえば今週のジャズアーチスト431chだと、ビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズの取り合わせだもんね(^_^;)
昼前に郵便局と灘図書館回り、一旦戻って、高校野球の決勝戦見たのだが、エラー、拙攻の目立つ低水準の試合だった。
3時ごろ部屋を出て阪神で梅田に出て、JR高架下のソフマップを覗く。実は昨日、ノレバン1号のキーボードのaキーが馬鹿になってしまったので、買いに行ったのだ。思ったより大きな店だったが、小型キーボードあまり種類が無かったので、結局地下鉄で日本橋に出て、ソフマップとなりのフジコーキで、超安のテンキー無しのキーボード買う。8時半帰宅。家賃払おうと1階の家主宅に行ったが不在。3回も無駄足踏んでる。
2001/04/03(火)●名阪で霧だった●
早出で、矢谷君と鈴鹿の現場2件。最初の現場は階段4階の荷揚げだったので、ヘルプ二人頼んでて、今回はちゃんと来てくれた(^_^;)
伊賀、亀岡、鈴鹿あたりは神戸より桜の開花は遅れていて、三分から五咲きといったところ。帰路はめまぐるしい天気の変わりようで、温度も5℃まで下がり、月ヶ瀬あたりでは急に深い霧がかかったりした。「五里霧中、ってのはこんな状態が20kmも続くんだよね」と冗談言ったりしたが、この霧はあっという間に晴れた。7時に事務所着、積み替え作業済まして帰宅は8時半過ぎていた。
【影の変奏】伊藤海彦 ★★★ 数年前、宇仁菅書房の二百円均一台で見付けた。裝丁と作者名に惹かれてつい買ってしまった。1980年湯川書房刊、限定626部となっている。125×220の縦長、函入りで、エンボス紙のクリーム色のハードカバーに背は金赤、表紙の角は三角に貼りあわせてある。裝本
香川邦章とある。造本にこだわり過ぎかもしれないが、とにかくこの本は「ジャケ買い」という印象が強い。レコードでもジャケットに釣られて買うことがあり、たいてい後悔はしなかった。本書もそれなりに気に入ってしまった。
84頁と薄手の詩集で、19編の詩が収められている。あとがきも作者紹介もないのが、いっそすがすがしい。内容は抒情と感傷で味付けされた感想回顧詩みたいなものだが、重過ぎも軽過ぎもしない程の良さで、愛唱に耐えるものと思う。マイナーポエットという言葉を思い出した。
迷路 伊藤海彦
季節が変ると ほどけかけた迷路が
いつも もつれてくる
蔓のさきに蔓 枝のさきの枝
雨降りにつづく雨の日
迷うために この世にやってきたと思えたのは
あれはすいぶん昔のことだ
午後のむこうの午後 言葉のうらの言葉
階段はきれめなく 昇って降りて・・・・・
見ることは迷路だと あなたはいうのか
それなら祈ることは迷路ではないのか
眠りが生む眠り 根からのびる根
夜のふかみ ふえてゆく夜
なぜ 迷路ばかりが生き残って
記憶を編みつづけるのか
なぜ このまま優しく
迷路に住みつくことはできないのか
なぜ 迷路のはじを
あなたの迷路のはじに結べないのか
変る季節のなかで
私は私にいう いいきかせる
−−迷路なんかどこにもないのに
今日も迷ったふりをしている と
2001/04/02(月)●イパクサ 2ndアルバム発売(^○^)●
昨夜遅く、光州のハンナちゃんから電話があった。彼女は来年2月大学院卒業予定なので、卒業試験と論文で忙しいらしい。でも、夏には東京の友人宅に来るかもしれないと言ってた。釜山の友人に紹介したいので、釜山まわりで韓国に入るなら是非早めに連絡するようにとも。チャンサイクの話などもして、結構長電話になったのだが、Morris.の韓国語の実力は見事に低下してることを確認させられてしまった(>_<)
矢谷君と二人で吹田の小口の現場。今日は比較的早めに帰ることができた、とは言っても帰宅したのは7時過ぎ。直後にイパクサからの電話。韓国からの電話はここしばらく少なかったのに、連日というのにはびっくり。今日は全羅南道のオニャン(温陽)からで明日はソウルに戻るとか。例の北朝鮮でのソロライブのことを訊ねる。ライブは1時間ほどで。やっぱりキーボードのキムスイルさんも一緒だったそうだ(^○^)
日本SONYの白井、中山さんも同行したとのことなので、いよいよ、日本での活動再開も夢ではないかもしれない。
ここで、ビッグニュース。昨年大ヒットした「スペースファンタジー」に続く、アルバム第2弾が、昨日発売されたとのこと。なんと2枚組らしい。タイトルは「コンゴンチル(007)
パクサ レボリューション」。「アジアの純真」や「モンキーマジック」などの日本の曲、韓国のイミンギ(Morris.は知らない)の作品が多いとか言ってたが、詳細は分からない。酒の好きな人なのでMorris.と会ったら一緒に飲めばいい、などと言われた。
さらに昨年、パクサの自伝本も出版されていたらしい。これは是非読みたいものだ。しかし、いつも感心するのは、電話のたびに、あしやん、うり丸さん、百濟大王の近況を必ず聞いてくることだ。パクサの情の人柄が偲ばれる。
2001/04/01(日)●PAもどき●
社長の車に便乗して、尼崎小田公民館へ。尼崎子ども劇場主催の春待ちファミリーBANDコンサート。
今日は小谷君欠席で、秋本たかしのギターという珍しい編成。公民館にはPA専属者がいなくて、こちらでマイク音量調節しなくてはならず、とりあえずMorris.が2階の調整ルームに入り、そこからビデオ撮影とPAのチェック(といってもハウリング起ったらボリューム下げるくらい(^_^;))する羽目になった。楽器半分は持ち込みのアンプ使ったし、特に問題なく終了したので一安心。で、せっかくだからMorris.の勇姿??などを撮影したりしたのだが、そんなよけいなことしたのが祟ってか、デジカメ忘れて帰り、午後JRで引き取りに行く羽目になった(>_<)
そのまま三宮に出て、三宮図書館、地下鉄で中央図書館と、図書館回り。このところの多忙で、返却期限を過ぎてしまっていた。
バスで帰り、ひとりキムチ鍋を突つきながら、TVで野球を見る。