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Morris.日乘2005年9月 
ここは、Morris.の日記です。読書記録、夢のメモ、宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。  
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餅月

Morris. personal calender

【2005年】 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
2005/09/30(金)BAD GIRLS●

昨夜3時過ぎまで阪神のTV見てたのでちょっと眠い。阪神駅に阪神優勝のポスターが貼ってあったのを見て、新聞買いそびれたのを思い出した。
矢谷、井上君と西宮門戸のピックアップ作業。昼は近くに山神山人があったので定食を食べる。この店も結構チェーン店があちこちあるんだな。味はまあまあと、いったところ。
明後日、10月2日にKNTVで、東京ノレチャランが放映されることになっているのだが、Morris.はとっくにKNTV解約したので、諦めてたのだけど、ちょうどこの日がチャンネル開放日で、Morris.亭でも見られることがわかったので、巻田さんやムックさんに声をかけて、いっしょに鑑賞会(^^;)やるということにした。5年前の大阪ノレチャランを思い出してしまう。
ぶんたさん経由の韓国ドラマ「BAD GIRLS」を見る。三人娘が主人公で、いまいちストーリーはつかめていないのだが、Morris.はもちろん、ソルミンがお目当て。ピンクルのユリちゃんが、ダメ男に甘いトロい役で出てるのだが、どうもこういったキャラは見るに耐えない。ソルミンは社内恋愛している彼氏に裏切られる形で、地方のスーパーに左遷させられるキャリアウーマンの役だが、このドラマでは、完全にヒロインだし、カメラが、しきりにクローズアップするので、Morris.としては、ストーリーどころではなくなってしまう。贅沢な文句である。3倍モードのVHSテープ3本あるから、18話終了なのだろうか。ともかく、またしばらく、集中ドラマ鑑賞にはまりこんでしまいそうだ。


阪神優勝ポスター

朝の蜆蝶

BAD GIRLSのソルミン
2005/09/29(木)阪神優勝\(^o^)/●

秋本、荻野君らと岡本の香港行き荷物のピックアップ。海外便のほかに、トランクルーム保管荷物、実家への荷物などもあって結構手間どってしまい、倉庫に着いたのが7時前。
優勝記念写真これはやばい。今日は6時から甲子園で阪神-巨人戦が始まってる。トラックのラジオや携帯ラジオで3-0で勝ってることはわかってるものの、早くTV見なくてはと、走って帰宅。(ウソ、ほんとは小川さんの車で送ってもらった)6回まで下柳が零点に押さえてる。7回裏にダメ押しの2点追加。あとはお約束のJFKでシャットアウト、と思ったら、久保田が2死三塁で暴投して1点献上。まあ、これも愛嬌で、ウイニングボールは金本のグラブの中に。いやあ、ほんとに絵に描いたような優勝決定シーンである。2年前の優勝の時は、矢谷くんらと倉敷の仕事が遅くなり、結局家に着いたら優勝胴上げも終わってたことを思い出した。それに比べると今年はきっちり優勝の瞬間目に焼き付けることができたもんな(^o^)
もともと西鉄ファンだったMorris.が、西鉄が無くなって、しばらく野球から遠ざかり、関西に住み始めて、ついつい阪神ファンになってから、3回目の優勝で、それぞれに嬉しかったことは言うまでも無いが、今年のチームは本当にMorris.好みのチームに出来上がってたのが喜びを大きくしたような気がする。
早めに日記を打って、ゆっくりビールかけなど見て楽しもうと思ったが、結局TVの前で動けなくなってしまってた(^^;)
ばんざぁーーい!!である。
2年前のビールかけは、2,000本で、選手の間から物足りないという声があったというので、今年は何と5,000本も準備してあったので、たっぷり楽しめたようだ。
もういい。あとは、絵をみてもらおう。説明なしでもいいよね(^^;)

2005/09/28(水)マジック「1」

今日も朝から韓国ドラマ「わが家」を見つづけ、とうとう20話全部見終わった。前にも書いたとおり、いちおうのヒロイン、ヒーローは、長男と、聾唖の彼女なのだろうが、本当の主人公は長男に片想いしてた幼馴染の女の子(キムヒョジン)だという思いを強くした。もともと長女役をソルミンがやってるということで、巻田さんが貸してくれたものだし、Morris.も最初はソルミンを重点的に見たのだが、どうもこのドラマでは脇役以前の存在のようで、彼女の本領発揮とはいかなかった。それに役柄(大学講師兼研究者)もあって眼鏡かけてるのも興を殺ぐ一因となった。聾唖の彼女役のユミンは日本人で、たぶんまだ韓国語が完璧でないのでこういった役柄にはめられたという意味もあるのだろうし、それなりに熱演してたが、どうもMorris.の好みではなかった。それにしても、ドラマ20話を3日くらいで見終えると長編小説いっきに読み終えたような気分になる。吉美ちゃんが、よく借りてきたDVDでドラマを一日二日で見てしまうというのに感心してたが、何となく理解できるような気がしてきた。
今夜の甲子園の阪神-巨人戦、初回の猛攻で阪神が6点先制で楽勝と想ったらまたまた井川の不甲斐ないピッチングで2点差になり、最終的には7-5で勝ち、中日が横浜に負けたので、いよいよ、阪神の優勝マジックは「1」になった。明日、中日が負けるか、阪神が勝つかすれば、その時点で優勝決定だ。こうなると、是非、甲子園で阪神の勝利→優勝決定→胴上げという筋書き通りに運んで欲しい。
本当にひさしぶり(10ヶ月ぶり(^^;))に高吉美部屋「ウリチプパンチャン」更新である。根強い彼女のファンには朗報だろう。タイトルは「ホン君とロースハム」是非ご一読ください。

2005/09/27(火)雨降る鶴橋酒場

9時起床。
鶴橋「結城」でのオフ会今夜は鶴橋で関西Koreaフリークのミニオフがあるとのことだったが、7時に歯医者の予約があったので、無理だろうと思っていた。ところが、案に相違して治療はあっというまに終わったので、すぐJRで鶴橋の「結城」に向かう。途中から雨になった。
そらさん、あじゅやちゃんらが先に来ていて、後から、ソウル牛里ガーデンの金社長、アジュマらがどっと押しかけて、狭い店は満杯になった。
金社長はMorris.よりかなり若いが、渋めでなかなかの好漢だった。八代亜紀のフリークらしい。とりあえず「舟唄」をリクエスト(^^;)。そのあと「乾杯」や「チャンチャンチャン」などノリの良い韓国曲も歌ってくれた。次回ソウルに行ったら必ずウリガーデンに押しかけることにしよう。
Morris.はあじゅやちゃんと「オモナ」デュエット(^^;)したあと、十八番を次々と歌ったような気がする。アジュマさんにも強引に和田アキ子の「笑って許して」をリクエスト。これは予想通り、ぴったしかんかんだった。
そらさんは例によって新著「韓国へ行こう!」の宣伝におおわらわ。たぶん10月始めに書店に並ぶことになるだろう。
11時半まで粘って、帰ることにしたが、女性陣は大部分居残りで、きっとアジュマさん宅で、また夜っぴて飲みつづけるのだろう。ちょっと羨ましかった。

【ちょうちょむすび】文=今江祥智 え=和田誠 ★★★ 1963年に私家版として発行されたものを復刻したもので、沼辺さんが大分からの帰りに福山で開かれていた和田誠展で2冊買って、一冊お土産に貰ったものである。B5ハードカバーの小型絵本だが、表紙は豹柄で、ひげのないヒョウのこどもペポネのことを心配する両親が、なまずを食べさせたりしていろいろ苦労する話だが、はっきりいってストーリーはあってないようなもので、ただただほんわかとした気分だけを楽しむようになっている。和田誠の黒と茶色だけの単純化された絵がまたいい雰囲気を醸し出している。和田誠の多才なことは言うまでもないが、Morris.はついついタバコhi-liteのデザイナーという先入観から抜けきれない。
そのタバコのパッケージが最近、とんでもないことになってる。箱の半分に「健康に悪いから吸いすぎに注意」といった類のコメントがかかれているのだ。本当に何という愚かなことをするのだろう。Morris.は喫煙家ではないが、嫌煙権とかいうのに嫌悪を感じる方だが、それは別にしてあのタバコパッケージを破壊する仕儀には、心から反対を叫びたい。
書籍の裏のバーコードも、相当に見苦しいものだが、今回のタバコデザイン殺しはそれを数倍上回る(下回る??)暴挙である。デザイナーも、一般人も、これにはもっともっと怒ってしかるべきだと思うぞ。

2005/09/26(月)待望のテープ到着

今日は一日倉庫作業だった。
帰ったら韓国のきゅみちゃんからテープが届いた。もちろん19日放送の「イルボンノレチャラン」である(^o^)嬉しいなあ。
最初のゲスト、テジナの後に予選の模様を5分ほどにまとめてあったのだが、いやいやここでMorris.映像がふんだんに使われてて、しかもいちいち下にキャプションがついている。これはインターネットで見たときは気付かなかった。それに何となくMorris.は本番より予選のときのほうがかっこいいような気がするぞ(^^;) やっぱり本番でもサングラスにすべきだったか、なんて、今更何を言っても始まらない。予選のおしまいに、Morris.が一押しだった金栄愛さんが韓服で扇もってアップでストップモーションでうつってた。うーーん、彼女は出場して貰いたかった。
たっぷり2時間少しも退屈することなく2回見てしまった。後何回見るかわからない。
でも、これはいっしょに出場した人たちといっしょに見たらもっと楽しいだろうなと思ってしまった。


「笑わずにいられないハプニング」予選のタイトル画面?

座席でもよく映ってたMorris.


「日本人がかっちょよく決めのポーズ」実は前奏待ちきれないところ

「審査員に「お前はだれぢゃあっ!!」

「のども裂けよと」

「シンパラムイパクサ気取り」

金栄愛さん、出て欲しかった

ソンヘさんに突っ込まれてコケるMorris.

Morris.本番のフィニッシュ(^^;)
2005/09/25(日)ブギウギレーヴ

何となく肌寒い。やっと秋らしい季節の到来である。
今日もしつこく韓国ドラマ「わが家」を見る。長男と聾唖の女の子の恋愛は順調とは言えないまでも進展するのだが、長男に思いを寄せる幼馴染の女の子があまりに不憫である。ソルミンはどうしても脇役に徹しているようだ(^^;)
今夜はレーヴで、Boogie Woogie Piano Night/Coktailライブ。井山君のピアノ、アコーディオンと島田さんの段ボールドラムの取り合わせで、8人でいっぱいになる店に15人ほどが集まっての大盛況。アンコールで、由利さんが2曲歌い、井山君の相撲取りブギでお開き。たまにはこんなライブも良いものである。
阪神は、今日も6-4で広島を降しマジックは4。28,29日の甲子園巨人戦での優勝決定の可能性が濃くなった。


ブギウギレーヴ

井山くんのアコーディオン独演

ゲストの由利さん(宿酔(^^;))
2005/09/24(土)ビデオ漬

昨夜予約録画しておいた韓国映画「菊花の香」を見る。悲恋ものということで、あまり期待してなかったのだが、「反則王」にも出ていたチャンジニョンがヒロインで、ついついしっかり見てしまった。大学の後輩が女性先輩に恋して、卒業、軍隊の後、事故で恋人と両親を亡くして失意の先輩と巡り合い、結婚して子供ができるがヒロインはガンにおかされて----といういかにも韓国映画パタンである。
続けて、昨日巻田さんからもらった韓国ドラマ「わが家」も見る。当然ホームドラマ(^^;)なのだが、長女ハナがソルミンで、もちろん巻田さんもそれでわざわざ録画してくれたのだが、彼女は大学の研究者で、めがねかけてるという設定がつらい。やっぱりMorris.はソルミンの美貌をじっくり鑑賞したいのに、眼鏡は邪魔である。しかし、このドラマは、長男と聾唖女性の恋がメイン(まだ前半1/3くらいしか見てないが)で、ユミンという女優はどうやら日本人らしい。20話くらいあって、長編ドラマだが、各回エピソードを中心にひとつの短編みたいにできてるので、見やすい。でもMorris.はついつい、ソルミンの出番を心待ちにしてた。
午後は阪神-広島戦見ながら4chの韓国ドラマがらみの特番を裏録した。野球は、今日は阪神負けてもかまわないと思ってたのだが、どうしても負け切れない阪神は、結局6-3で勝ってしまい(^^;)マジックも4に減り、甲子園の胴上げが微妙なところになりかけてる。
韓国特番は、期待もしてなかったが、韓国お笑い番組SBSの「ウッチャッサ」の収録で、マン様というギャグメンが目を引いた。踊りや動きにキレがあって、ちょっとイパクサ的テイストを感じる。イパクサといえば、この番組の始めに「アンニョンハセヨー」のパクサの声が使われていた。

【カメラ常識のウソ・マコト】千葉憲昭 ★★★☆ 講談社BLUE BACKSの1冊である。このシリーズは新書ブームのうんと前からのシリーズで、ポリシーが鮮明で好感を持っているが、どうも装丁造本がやぼったいので、損してると思う。
本書は「デジカメ時代の賢いつきあい方」と副題にあるとおり、デジカメ本だが、筆者はプロの写真家ではなく、コンピュータ、デジタルオーディオの著作を持つセミプロみたいな立場らしい。最近デジカメのハウトゥ本も増えて、Morris.はもともとこのての本きらいでないので、目に付いたら読むようにしてるのだが、そうなるとあまり目新しい記事は見つからないことになりがちである。
本書でも、周知の記事が大部分だが、ひとつでもふたつでもヒントや、アイデアがあればそれでよしとしたい。そういう意味でも本書は合格である。

・こうして吟味していくと、完全なアナログなど世の中に存在しないことがわかるのだ。不連続なものが便宜的にアナログ(連続系)と呼ばれているに過ぎない。
・「完全オート」というのは別の人格がカメラの中に存在するようなもので、なだめすかしてようやく撮影者の意図が反映できる。そういう観点からすれば、実に不便なものだ。
・ファインダー用の液晶さえ改善されれば、一眼レフ以上に理想的なシステムになると考えられる。
・F8症候群(絞りF8の「ピントぴったり、画像くっきり」に依存する)の人たちが撮った写真は通称「業務写真」と呼ばれている。この症状は一般にメカに詳しい人が陥りやすく、「技術点」はクリアであるが、「芸術点」を評価するすべを知らないがゆえに発症する。妙に自信を持っているだけに、一生治らない症例も多い。
・光学フィルタとPCの画像ソフトのフィルタ効果とは全く違う。人間の目で感じる光の滲みなどは光学フィルタが即している。両者は適材適所で使うべき。
・明るいときこそストロボをうまく使って他人に差をつけるチャンスである。逆光の花びら、昼間の陰での人物、キャッチライト。
・カラー画像を白黒に変換するとき、彩度ゼロにする方法と、グレースケール変換で、結果が違う。グレースケールの方が通常効果的だが、これも場合によって違うので、疑問あるときは両方の効果を比較する。

2005/09/23(金)羊串焼食いまくり

9時起床、朝風呂。
先日の携帯梱包事件の反省から、とりあえず、携帯の住所録をテキストファイルに移行する作業。もちろん、専用ソフトを使えば、USB端子で直接PCと携帯のデータのやり取りができることは知ってるが、Morris.の携帯は4年目になるオールドタイプだし、住所録といっても、要するに電話番号と、メールアドレスだけなんだから、わざわざ金を出すのももったいないと思ったのだ。もともと携帯はなるだけ使わない方だし、アドレスチェックしたら160件くらいしかない。半分くらいは、携帯の番号だけだし、ちゃかちゃかと打ち始めたら、2時間足らずでうち終えてしまった。迷惑メール防止のために、やたら長いメールアドレスがいくらかあって、携帯の小さな画面で確認するのがややこしかったが、このくらいで済むのなら、もっと早くにやっとくんだった。
午後は倉敷マスカット球場の阪神-広島戦TV観戦。3回で6-0と、阪神楽勝と思ったら福原乱調で6-5と1点差まで詰め寄られ、8回には同点にされてしまった。9回に桧山の2点打で何とか勝ってマジックは5になった。このままだと火曜日に中日の敗戦で優勝決定なんてことになりかねない。やはり28,29日の甲子園巨人戦で勝って胴上げしてもらいたいものだと、優勝のドラマチックシーン演出方面に気持が向いてしまうという、余裕の今日このごろである(^o^)
夜は巻田さんの呼びかけで、例の心斎橋「延辺香」オフ。そらさん、アジョシ、443さんといった常連のほかに、広島からぶんたさん、443さんと同じ韓国語講座に通ってる中西さん、佐伯さんの合計8人。もちろん羊串をどさっと頼み、水餃子、鶏軟骨や羊の筋、野菜サラダ(青唐辛子+香菜)。お店のサービスで、鶏と豆の餡かけ風炒め物(無茶美味(^o^))までいただく。ぶんたさんが3年前に延辺旅行したときの写真集持参で、店主夫婦はえらく懐かしがっていた。
そらさんは新著「韓国へ行こう」の見本刷り持参で、宣伝にあい努めてたし、巻田さんからは、韓国ドラマ「ウリチプ--わが家」や芳恵ゲストの番組の録画、ぶんたさん経由の「BAD GIRLS」のビデオなどもいただく。さらにぶんたさんからは、今入れ込み中の萌えアイドル神園さやかのニューシングル「おじいちゃん+Remember(サンフレッチェ広島公式キャンペーンソング)」のシングル盤までもらってしまった。感謝m(__)m
結局3時間くらいこの店で食いまくったことになる。Morris.は8人の中でダントツで一番たくさん平らげたとおもう。おしまいには56度という高粱酒まで味わってしまった。もちろん最後は全員の記念写真でお開きね(^o^)
今日はカラオケはパスだったので、零時前に帰宅。


8人でニ卓占領

サービスの鶏豆炒め

お約束記念写真 拡大
2005/09/22(木)中央図書館

9時起床、朝風呂使いながら、洗濯、簡単に掃除。
昼から三宮に出て、銀行に寄ってから、阪神理容で散髪。いつもより10日以上間があいてたので、かなりすっきりした気分。歩いて中央図書館へ。中央図書館に行くのもひさしぶりである。途中古本の「つの笛」に寄ったが、どうやらあの店は、本来のキリスト教関連書籍中心にもっていこうとしているようだ。
帰りに体育館横の山神山人に寄る。今日も大谷君はいなかった。空いてる時間を狙って行くので、店長は休憩中ということになるらしい。
今日はこってり盛りというのを頼む。こってりといっても天一みたいなことはなく、ややこってりしてるくらいの感じ。なかなか美味しいがチャーシューの8割以上が脂というのがちょっとつらかった。これはこってりならではの仕儀なのかどうかよくわからないが、チャーシューはせめて赤み脂身半々くらいにしておいて欲しい。
5時過ぎに帰宅して、KBSアーカイブの歌謡舞台の秋夕特集見る。われらがキムヘヨン嬢が、チマチョゴリで「カプトゥリワカプスニ」なんていう、可愛らしい新民謡など歌ってくれた。イルボンノレチャランは結局アーカイブでは見られない。昨夜もNHKBS1でノレチャラン関連番組があったらしいが、Morris.亭はBS見られないし、在日出場者のインタビュー中心ということだった。


チマチョゴリも似合うヘヨン嬢

名前不明の小さな花

大倉山山神山人のこってり盛
2005/09/21(水)携帯梱包事件

4時半起床。としろうに迎えに来てもらい、名古屋中区のブラジル人宅ピックアップ現場.。
丸の内東照宮前のマンションで、すぐ横に石碑があって「明倫小学校跡」と書いてあった。他にも俳人横井也有の住んでいたところでもあるらしく「闇の香を手折れば白く梅の花」の句碑もあった。さらに立て札には「樹齢400年、幹回り5mの椋の巨木である」と書いてあった。しかしそこに生えているのはどう見ても幹の直径10cm足らずの木である。おかしいな、と思ってたら、マンションの駐車スペースの奥に、件の椋の木があった。小さな祠もあり注連縄が張られている。なるほどそれなりに風格がある。このあたりは名古屋城の由緒有る土地だったらしい。同じ敷地に、二宮金次郎の石像もこっそり立っていた。なかなかの美少年である(^^;)
昼食は近くの「あんかけ亭」とかいうスパゲッティ屋で、屋号由来のあんかけスパゲッティを頼んだが、これがまたとんでもなく不味かった(>_<)
作業は3時前に終わったのだが、Morris.の携帯電話が行方不明になってしまった。としろうに電話かけてもらったがどこからも反応はない。携帯嫌いのMorris.とは言え、あれがなくなると、けっこう困ったことになるのは目に見えてる。そろそろ新しい機種に交換する時期でもあるし、良い機会といえないこともないが、紛失したとすると、やはり、前の番号は廃止して新しい番号に変えねばならないだろうし、ほとんどの電話番号やメールアドレスも、メモしてないから、これまた厄介である。
6時に倉庫に戻り、バン詰めしてる途中に、またとしろうに頼んで、Morris.携帯にかけてもらったら、トラックの奥のほうからベルの音が聞こえた。作業中についうっかりトランクと一緒に携帯も梱包してしまってたらしい。こんなことは初めてだが、これからは、胸のポケットに入れるのは(クリップはしていたのだが)やめることにしよう。それにしても、ホッとしたあ(^^;)。
今夜は、阪神、中日との最終戦。昨日まで2連敗だったが、今日は金本の先制本塁打、下柳の好投もあり、4-0で継投シャットアウト勝ち。これでマジックも6になった。何よりも、中日に負け越しにならなかった(11勝11敗)のが嬉しかった。
野球の後、見るともなくTV見てたらさんまの「恋のから騒ぎ」のドラマ3本立て特集みたいなのがあってて、観月ありさが出てたのでついつい見てしまう。国仲涼子、上原多香子主演のドラマもそのまま見る。Morris.はこのての番組は見ないのだが、この番組のエピソードを元に、スタッフが作ったドラマらしいが、それぞれの女優が好演してたこともあって、なかなか面白く見ることができた。
ついついTVモードになって、「きになるオセロ」を見たら、金村の焼肉講座みたいな内容で、これがまた、すごく実用的かつ的確な教示が多くて感心した。

・店を選ぶ手っ取り早い方法は、タクシー運転手に訊く。
・燃料はガスでも炭でもどっちでもかまわない。
・一度に多く注文せず、小量(美味しければお代り)、多種類(特上、上、並も混ぜて)注文。
・[注文順序] 生もの(生レバ、ユッケ等)&サイドメニュー(ナムル、キムチ等)→塩タン→塩カルビ→タレ肉系→ホルモン系→冷麺、ピビンパ
・一肉入魂(あまり混ぜ焼きしない)


これらは、言われてみればなるほど、と思うところが多かった。
夜、東京のDEKOさんからひさしぶりに電話があった。NIFTY光化荘時代の韓国歌謡ファン仲間で、Morris.より過激なメンバーだった(^^;) 結婚してすっかり落ち着いてるようだ。


也有句碑と明倫小跡石碑

樹齢400年椋の木

ハンサムな二ノ宮金次郎像


2005/09/20(火)冷蔵庫吊り上げ

矢谷、清水、溝渕君と4人で、播磨の田舎、韓国人の引越荷物配達。それほど大量の荷物でもなかったのだが、ドアが狭くて、大型冷蔵庫が入りそうになかったので、ピアノ運送を呼んで、ベランダからクレーンで吊り上げになったのだが、ベランダの窓が嵌め殺しだったので、結局ベランダで冷蔵庫のドア外して入れるという手間になってしまった。
せっかくだから奥さんと韓国語で話したのだが、いまいち通じない。奥さんは大邱出身、旦那は釜山出身で、訛りが強すぎたせいだということにしておこう(^^;)
阪神は、中日に昨日につづいて連敗である、井川またも不甲斐なし(>_<) 明日は中日との最終戦だから、絶対勝ってもらいたいものである。

2005/09/19(月)ノレチャラン韓国放映

昨夜、というより今朝の早朝に韓国映画「わが心のオルガン--ナエマウメプングム(風琴)」が4chで放映された。Morris.はいちおう予約録画しておいたのだが、始めの方をちらっと見るつもりが、ついついその世界に引き込まれて、4時までしっかり見てしまった。60年代の田舎の小学校に赴任した若い教師(イビョンホン)と、17歳になる小学生(ジョンドヨン)の掛け合いはもちろん、Morris.が参ったのは、あの当時の空気である。貧しく、文明の利器もあまりなかった、Morris.の同時代を重ね合わせて見てしまったのかもしれない。それにしても、Morris.がつとめて懐古趣味だからというわけでもないのに、こういった絵に弱いのは、ある種のトラウマなのではないだろうか。タイトルにもある足踏みオルガンは、当時の小学校の象徴でもあるし、主人公が部屋で大事に聴いているコニ-フランシスなどのアメリカンポップスが、たしかにあのころ至上の音楽として響いていた共感を呼び覚ますのを、なんだかなと思いながらも抗いきれない自分を発見してむずがゆい恥ずかしさと心地よさを感じてしまった。ひさびさにMorris.を魅了する韓国映画をみることができた。放送の情報提供してくれた443さんありがとう。
10時半起床。今日は例の東京ノレチャランの韓国での放送日である。12時前からインターネットのKBSアーカイブを見る。正午前の予告編にもMorris.の歌ってる姿がちらりと映ってた。
予定通り放送開始。しかし、Morris.亭の接続状態では、画像はほとんど分解写真状態、音声も時々途切れたりするが、それでも大体のところは、記憶に新しいのでつなぎ合わせることができる。冒頭の予選の模様でも、Morris.の映像がしつこく使われていた。Morris.の出番では、ソンヘさんとのやり取りは2/3以上カットされていた。予想はしていたものの、やっぱりちょっと残念。特にあがってるようではなかったが、リキみはあって、歌の途中で音程がふらついたりしてたが、これも今更どうしようもない。
途中六カ国会議合意の臨時ニュースが入って、番組が10分ほど中断したが、録画編集ものだから、結果的には全篇放送されたものと思う。Morris.の衣装は割と目立ってたので良かった(^^;) おしまいの場面では、Morris.がデジカメもってパチパチ写してるところがしっかり収められていた。あの日の楽しさと興奮が甦ってきた。
夜に韓国のキュミちゃんから録画できたという連絡が入った。近いうちにこのVHSテープが手に入ると思う。これでゆっくり楽しめそうだ。


「わが心のオルガン」タイトル

新任教師のイビョンホン

いわゆる三角関係?

ケナリとチンダレ

不思議な小学生

イルボンノレチャランopening

Morris.とソンヘさん

Morris.の紹介画面

Morris.の応援団(^o^)
2005/09/18(日)あんまりなモニュメント(>_<)

日本でも連休だが、韓国では今日が秋夕で学校も会社も連休で、故郷に帰省してるひとも多いと思う。TVも秋夕特集番組目白押しで、例の東京ノレチャランも明日、秋夕特集の一環として放送されるはずだ。昨日の昼前にKBS2TVで放送された、爆笑歌謡ショーという番組をアーカイブで見たが、これがなかなか面白かった、主にギャグタレントがチーム対抗で馬鹿馬鹿しい歌と踊りを披露するのだが、子供のダンスグループなんかえらく達者だったし、何と我らがキムヘヨンが、黒いシースルーの大胆な衣装で踊りと歌でMorris.を悩殺してくれた。またイパクサのアリランが瞬間的に流れたりして、嬉しかったりもした。
昼から灘図書館に出かけたが、途中灘区役所の北側、六甲道駅の南一帯の工事中だったエリアがオープンして「六甲★まちびらき」という催しが行われていた。「六甲道南公園」の名称で、北側は芝生公園になっていて、これには特に不満はないが、南側「イタリア公園」というのが、何だかわけのわからない傾斜しただだっ広いモニュメントになっている。掲示によると、イタリアと日本のデザイナー対象にコンペを実施して、当選したヴェネチアの女性デザイナーの案らしいが、はっきり言って、あまりにもつまらないデザインである。デザイン以前というべきかもしれない。いちおうこの公園は防災公園の意味もあるので、災害時に人が非難できる場所として使えるようなデザインにしてあるらしいが、それにしても、ああ、と、嘆息が出そうなモニュメントである。
設計意図は「地震のメモリアルとなる広場--悲しみから希望へ向かう市民の願いと力を表現しています」なんだと。けっ!!
さらに「地盤のうねりを表現したValley(これがモニュメントの名前らしい(^^;))を配し「地面が動くものである」という自然に対する畏敬の念を表現しています。」だと。けっ、けっ!!そういう表現は願い下げであるな。
今日の阪神は、能見が2点先制されたものの、あっさり逆転、ホームラン攻勢で11-5の楽勝。またも中日負けて、マジックは8である(^o^)
業務スーパーで買ってきた煮干1kgの頭と腸をとる作業したら小一時間かかってしまった。ざっと1/3は処分することになる。これを勿体無いと思う人がいるかもしれないが、出汁をとるとき、この処理をやるとやらないでは大きな違いが出るのだ。
今夜は仲秋の名月。朝の天気予報では夜半から曇ると言ってたが、午後11時現在、快晴である。さすがに今日の月は見事である。しばらくベランダで、一人月見を楽しむことにする。


六甲道南公園

イタリア広場モニュメント?!

いりこの分別作業
2005/09/17(土)トロットないちにち

10時起床。良い天気である。
先日katzmakさんから紹介してもらったチュヒョンミサイトの掲示板をざっと流し読みする。約1,700もの発言が全て保存されているのに驚く。Morris.のぐいぐい酒場(teacup)だとたしか保存件数150件だったよな、とチェック入れてみたら最近無料でも1,000件保存が可能になったようだ。しかし今のままで保存件数を増やすのではなく、改めて作り直す必要がありそうだ。アドレスが変わら無ければ良いのだが、後で検討してみよう。
八幡町のだんじりそれはともかく、日本にも、韓国演歌にここまで熱心にやってる人たちがいることに感激してしまい、ついつい押入れからチュヒョンミを始めトロット(韓国演歌)のCDを引っ張り出して、ずっと聴きつづけるはめになってしまった。
昼頃外で、鉦や太鼓の音が聞こえたので、外に出ると、八幡町のだんじりが通ってるところだった。そういえば、今日は六甲近辺のダンジリ祭りとポスター貼ってあったことを思い出した。9月15日は岸和田のだんじりで、ここ数年顔を出してないが、9月15日は敬老の日で祝日だったのに、数年前から良くわからない移動祭日になり、今年は19日が敬老の日だ。まあ、岸和田では当然学校など休みとは思うが、本当にしょうもないことを決めるものだ。
今日は阪神、ヤクルトに2-7で不甲斐なくも敗れてしまったが、中日も負けてマジックは10になった(^^;)

【BROOCH】渡邊良重 絵 内田也哉子 文 ★★★☆☆ 画家も作家も未知の人だが、ちょっと不思議な絵本だったので思わず手にとってしまった。絵本の本文の用紙がパラフィン紙みたいな紙質で、2、3枚後のページの絵が半分透けて見えるようになっている。もちろん片面印刷で、60葉余りだが、ページをめくるごとにあたらしい組み合わせが変化していき、走馬灯を連想させてくれた。絵は稚拙といえるくらいの単純さだが、それなりに余白を活かした構成で、ところどころとてもいい感じだった。本文は心象スケッチめいたライトヴァースといったところ。
秋になって、ちょっとセンチメンタルになっていたMorris.のこころにすんなりと入ってきたようだ。

絵本ブローチの表紙むかし むかし 忘れものに 気付いたのは ずっと昔
世界中を 歩き回っているうちに
あまりに いろいろなことが ありすぎて 忘れてしまいました
だいじなもの それは けっして重たくないのに
おごそかな存在感に溢れていて
ひかりをたっぷり浴びた日には
ここぞとばかり艶やかなぬくもりをたたえ
どこにでもあるようで どこにもないもの
必死に探す 闊歩する あくびする おなかも空く
くりかえされる日々 隣のひとが 笑っている
「なに 笑ってんの?」
よせばいいのに むっとする
そのうち 何だか おかしくなる
わけもわからず けたけた からから 伝染する笑い
絵本ブローチの一場面時には わけがわからないくらいの方が
いまを味わえるのかもしれない
なんて のんきに思ったり
そして 何だか 空しくなる
またか 
誰が何人まわりにいようと たったひとりの孤独
泣いてみたりする 叫んでみたりも
沈黙と勝負する
溜め息をしすぎたら 深呼吸になった
それから 青い空を 青く憶った
外の世界を見ることは 内なる自分に耳を澄ますことに似てるはず
なのに 気付くと 見失ってしまうこと しばしば
所在地さえも わからなくなる
たった今 踏み出した一歩 ここまで 連なる幾千の足あと
後ずさりしても スキップしても たとえそこに 立ち止まったとしても
途切れることのない あゆみに 放心する
時折 どうでもよくなったりもするけど
きょうは どんな 出会いがあるのか なんて
歩きながら 思い巡らせてみる
てくてくが 徐々に どきどきに 変わって
あれ なんだろ なんなの この胸騒ぎ?!
そっと 右手でおさえると ここに あった
わたしのブローチ
この先も道は はるか遠くつづく
足りないことを数えすぎて 満ちているいまを 忘れてしまわないように
小さな祈りを 胸にかざる


リトルモア社の出版だが、なかなかお洒落に仕上がってると思う。「わたしのブローチ」という一行だけが、他のページと逆の面に刷られているのも、面白かった。ありがとう。

【義八郎商店街】東直己 ★★☆☆ 架空ではないが、老人とちょっと変わった住人たちの住む郊外の商店街を舞台にした、連作幻想小説みたいなものだろうが、いまいちであった。これでおしまいにしても良いのだが、つまりは、地上げや市民運動や切羽詰った放火犯や中国窃盗団などを、各種武闘に長けた老人と、土地神みたいなホームレスが守るという御伽話で、著者の眼目は、すこし斜めから文明批判をしようとしてるらしいのだが、それが、上滑りしてるようなのだった。
月刊雑誌に連載したためか、同じ情報を、コピーしたように何度も繰り返して説明されるのにはうんざりさせられるし、ユーモアのつもり(だろう)の、ギャグや繰り返し、誇張表現も、笑えないものばかりだった。
ネタばれになるが、おしまいで、実はこの街の住民がすでに死んでいて、それが、現実の市民団体との争いの中でぽつぽつと消滅していくという終わり方にも納得いかないものを感じてしまった。

2005/09/16(金)歯が痛い、というか(>_<)

阪神の優勝マジックは昨日で11になった。
農心 チゲラーメン業務スーパーに、キムチと辛ラーメン買いに行ったら、同じ農心の「チゲラーメン」というのを売ってた。値段は同じである。これは韓国でも見た覚えが無かったので、試しに辛ラーメンに混ぜて二つだけ買ってみた。
とりあえず作ってみる。麺がちょっと辛ラーメンより黄色いし、匂いが違う。粉末スープも合成調味料の匂いがきつい。薬味というのが、ちょっと変わってるが、量的にもたかが知れてるし結局は乾燥薬味にすぎない。それにしても、Morris.の場合、キムチどさっと入れるから、大した違いはわからないだろうとおもってたのだが、結果的には、かなりの差があるようだ。食えないことはないのだが、やっぱりMorris.には圧倒的に辛ラーメンが美味いと思う。慣れがあるとしても、これだけはっきり違えばしかたがない。辛ラーメン党の人は、このチゲラーメンは止めといた方が無難だろう。
夜は歯医者に行く。今日から右下の虫歯の整備というより、ほとんど根っこだけしか残ってない奥歯の周りの歯茎を切除することから始まる。30分以上口を開けっぱなしというのはちょっと参ってしまう。おまけに麻酔が切れると、激痛ではないのだが、じわーっと鈍痛がまとわりつく感じで、ちょっと憂鬱である。次回は27日で、それまでこれが続くってことはないことを祈りたい。
歯医者で新聞読んでたら、京都の漢字検定協会が、ワープロの面白誤変換コンクールみたいなのやって、その入選作が載っていた。うろ覚えだが、
海外に住んでる→貝が胃に住んでる
正解はお金です→政界はお金です
「同棲しよう---」でも言えなかった→でも家無かった

などで、これならMorris.の「今月の標語」にも似たようなのがいっぱいあったよなと思ってしまった。いちおうMorris.の場合は意識的に捻りを効かしてるつもりだが、たまにはワープロのたくまずしてのユーモアに追随してしまうことも無きにしもあらずだな。
ちなみに、ネット検索かけたら該当ページが見つかった。

今夜は野球無いので、穏かな時間が過ごせるはずだったのに、歯痛というか歯茎の痛みのためにいまいち何をする気にもなれない。

【包・装・解 パッキング・マジック】INAX BOOKLET ★★★☆☆ INAXのこのシリーズは前から関心があってすでに10冊以上読んだはずだが、これは96年に出されてるのに見落としていた。
総論の後に、素材(9章)、機能(13章)、流通(5章)、輸送(4章)とコラム風にまとめられているのだが、素材と機能が抜群に面白かったのに対して、後半の流通、輸送のページは、別の本かと思うくらいのつまらなさだった。量に比例してるのかもしれないがそれにしてもあまりに落差が大きすぎる。執筆者が12人もいるから差が出るのは仕方ないとしても、あまりに酷い記事と同じ誌面に掲載されると、せっかく良い記事を書いた筆者に失礼ではないかとさえ思ってしまった。

・考えてみれば、私たち日本人の生活は、草、とりわけ藁によって包まれていたといえます。衣生活においては、藁帽子と呼ばれる被りものを着用し、背や肩や腰を蓑でくるみ、手には藁手袋、足には脛巾(はばき)、草履や草鞋などを装着しました。私たちの身体は、頭の上から足の先まで、藁で包まれていました。食生活においては、櫃入れ、束子、鍋敷きなどの用具類がつくられました。住まいも、屋根組み縄、畳床、莚など、
藁に満ち満ちていました。運搬、生業、遊び、祭りなど、生活のあらゆる場面に藁は活用されていました。
・こうして、日本人は、自然に対して、「包む」「包まれる」の関係をもち続けてきました。苞(つと)の文化には、人間と自然との深遠な関係、いわば「自然との共生」の哲学が内包されているのです。(素材1.藁 宮崎清)

・1897年、アメリカで「二重巻絞法」が完成される。これは缶蓋と缶胴の間に液状コンパウンドを充填して密着させ、胴と蓋を接合部で合わせて二重に巻き絞めるというものなのだが、要するに今の缶詰がそれである。=3ピース缶
・現在国内で生産されている缶ビールのほとんどはアルミの2ピース缶だ。底の部分を見てもらえばあwかるが、缶胴と一体になっている。アルミはぺらぺらで空き缶なら簡単に手で潰すことができる。これは「陽圧缶」と言って、ビールや炭酸飲料などの缶内の気圧が高いものに使われる。(素材2.缶 笠原邦暁)

・PETボトルは機能性樹脂のひとつであるPET(ポリエチレン・テレフタレート)を100%材料にして成型されたボトル。
・注ぎ口をより頑丈にするために、注ぎ口に熱を加えて、耐久性を出している。だからこのボトルは注ぎ口に白いプラスチック(実は同じPET)がついているのだ。
・PETボトルにはもうひとつ、無菌ボトルと呼ばれる種類がある。これは形状的には他のものと見分けがつきにくいが、ボトルを飲料水メーカーに納入する際、無菌状態で、つまり外気に一切触れない状態で納められるものだ。腐敗しやすいミルクティや麦茶には、この無菌ボトルが使われている。ウーロン茶になると、普通のPETボトルでも問題はない。(素材5.ペットボトル 石本君代)

・コーヒー豆や粉コーヒーの袋をよく注意して見ると、その表面に、直径2cmほどの透明な円形のものが貼られていることがある。じつはこれは、袋内部の炭酸ガスを抜くためのバルブなのである。
・バルブは、袋の中の炭酸ガスは放出するが、外の空気は中に入れない、一方通行の構造になっている。袋の中の炭酸ガスの圧力が5〜9hPa(ヘクトパスカル、水深5〜9cmでかかる水圧と同じくらいの、ごく低い圧力)になると、弁が開いてガスを放出し、圧力が下がると自然に弁が閉じる。その機能が、わずか直径2cm、厚さ0.5mmという、小さな装置に凝縮されている。(機能2.ガス抜きバルブ 山本雅也)

・言葉は悪いが、農産物の鮮度を保持するためには、生かさず殺さずの状態をつくるのが望ましいのである。そこで、農産物に適度な酸素を与えて呼吸させつつ、一方で二酸化炭素の密度を上げて呼吸を抑制するという、呼吸コントロールの方法がいくつか開発されている。そのひとつが、MA(Modified Atomosphere)包装である。
一般的には、酸素1に対して二酸化炭素を3〜5倍透過させる低密度ポリエチレンやポリスチレン、ポリプロピレンなどがフィルムの素材に選ばれることが多い。(機能5.MA包装 石本君代)

・かまぼこ板は、かまぼこの余分な水分を吸収し、逆に乾燥しているときは、木に含まれてる水分を放出して補っている。そうしてかまぼこの品質劣化や腐敗を防止する機能を持っている。(機能7.かまぼこ板 山本雅也)

2005/09/15(木)阪神マジック点灯

昨日、阪神は試合無かったが、中日負けたので、阪神の優勝マジック13が点灯してたらしい。もう、こうなったら「優勝」の二文字をどんどん使うことにしよう\(^o^)/
お昼は阪急六甲北の「びーあん」で稲田さんと待ち合わせ。今日のサービスランチはコロッケで、ここは値段の割に良心的な料理が出てくる。食後はセンターに寄る。今日は稲田さんが新規導入したPCを見に行ったのだ。センター内の「求める会」の仕事で使うPCなのだが、データベースソフト「桐」(懐かしいっ)のMS-DOS版を使いつづけてて、これのためになかなか新機導入に踏み切れずにいたらしい。前の機種はEPSONのかなり古い型で、Win98(95だったかも)の初期のものだった。今回もEPSONだが、WinXP、HDDは160GB、ディスプレイは液晶、さらにBROTHERの複合レーザプリンタも同時購入、ADSL接続で、Morris.部屋もさくさく見てもらえそうなのが嬉しい。さらにさらに同じEPSONのお洒落なノートPCまで新規購入という、大盤振る舞いである。羨ましいというか、まあ、苦節10年?の反動かもしれない。もちろん「桐」のWindows版も入手してデータ移行は完了したとのこと。
今日は飛田さん、鹿嶋さんも来ていて、ひさしぶりに顔を見ることができた。
灘図書館に寄って3時過ぎ帰宅。
ちゃーさん(千秋光雄)から新作のテープが送られて来た。光玄(もっちゃん)作の「ブイの向こう」と、治井つとむ作の「運河の町」の二曲入り、いわゆるシングル盤みたいなものだろうが、いまどきカセットテープというのが、いかにもちゃーさんらしい。バックミュージシャン(ブルーバーズ・スペシャルバンド(^o^))には、まんぷくのエルエ〜ル田中さんや、春待ちのみっちゃんなども参加している。
以前にも「新開地音頭」のテープをもらったことがあるが、今回のテープは、どちらも知ってる人の作品だし、それぞれがいかにも彼らの個性と特長が出ている作品だった。歌詞カードも入ってたが、あまりに小さい文字で、途中潰れたりしてるし、「ブイの向こう」なんか、かなり歌と歌詞カードが違ってるので、勝手にMorris.が聴き取りして完全版(^o^)として引用しておこう。

千秋光雄の新曲カセットテープブイの向こう/作詞作曲 光玄 うた 千秋光雄

ブイの向こうから 南の匂いを運んで 貨物船はやって来る 
やけたへさきにあかい甲板
赤い鋼の船は似ている あの娘の親父を乗せて帰らない 
釜山行きの貨物船に
港あんこの声にあおられて 汗と油にまみれたバナナの揚がる 
ここは兵庫突堤 和田岬

ゴムの煙立ち込める この街の匂いは 俺たちの匂い 
ケミカルシューズに六間ビーチ
ミシンの音は街の胸をたたく 町工場の隅でおかんと二人 
あの娘はやけに眩しい
夏の日差しにあてられて 柳も川面に体を寄せる 
ここは長田六間 刈藻川

戸屋の壁は朽ち果てて 路地裏の酒場に 人影はなく 
場末の映画にストリップ
慰安はもう立ちんぼうの ため息すら聞こえない
また今夜もあの娘は 一人ここに春を売りに来るというのか
電車のきしみにのせられて 涙をにじませ揺れるネオンの 
ここは高架下 湊新開地

運河の町/作詞作曲 治井つとむ うた 千秋光雄

わたしのふるさとは神戸の下町 
わたしのふるさとは運河の南の町
高松線の街路樹は 季節の中で姿をかえる 
路面電車の熱い響きは 今も心に残る

わたしのふるさとは神戸の下町 
わたしのふるさとは運河の南の町
夏は花火や空き地で虫取り 冬は凧揚げ独楽回し
ハナタレ小僧が路地裏を走り抜けていた

わたしのふるさとは神戸の下町 
わたしのふるさとは運河の南の町
工場へと続く引込み線は 朝夕だけのディーゼル列車
立ち呑み居酒屋は 今日も賑わい 明日への活力

わたしのふるさとは わたしのふるさとは 
わたしのふるさとは わたしのふるさとは


「ブイの向こう」の間奏のホーンセクション(といってもペットとトロンボーンの2本だけど)がいい味を出してるし、「運河の町」はみっちゃんのバンジョーと珍しいドブロマンドリンの掛け合いがこれまたいい感じである。何と言ってもちゃーさんの住んでる神戸の下町の雰囲気がしっかり表現されてる。身内誉めではなく、このカセットの2曲は本当に、とっても良いので、機会があればできるだけ多くの人に聴いてもらいたい。価格その他は明記されてないが、たぶん、ちゃーさんの事務所「イマジン」TEL.078-671-8400に連絡したら入手可能と思うので、興味ある方は電話してみてください。
今夜の阪神-巨人戦は、初回今岡の満塁弾、続いて桧山のソロホームランで5点先取、4回終わって6-0だから、下柳も絶好調だから、阪神の勝利はほぼ間違いないだろう。いよいよ秒読み開始である。\(^o^)/
島田和夫部屋スケジュール更新。


新機前でくつろぐ稲田さん

こちらはお洒落なノート

秋の揚羽蝶
2005/09/14(水)梅田から難波まで(道頓堀までだけど(^^;))

10時半起床。
昨日風呂入らなかったので(今、Morris.亭の風呂他人に使わせるにはあまりに汚い(>_<))近くの灘温泉に二人で行く。ひさしぶりだが、やっぱり広々とした銭湯は気持がいい。
部屋にもどって紅茶など飲んで大阪へ。
淀屋橋まで歩いて、とりあえずはMorris.いち押しの中之島図書館拝謁(^^;) その後中之島公会堂へ。何か企業の会合があってたみたいだが、知らん顔して入場。そのあと地下の食堂で昼食。Morris.は癖になってるみたいにオムライス大盛り注文。沼辺さんも同じくで、それならたまには別メニューにするべきだったかとも思うのだが、やっぱりオムライスの魅力には勝てない(^^;) しかしこの食堂は本当に素敵だ。ウエイトレスの娘も実にいい感じだし、値段もお手ごろで、大阪の格安デートコースとしては最上級の部類に入るのではないだろうか。
そのあと日銀の素敵な建物を見て、先般オープンした国際美術館へ向かう。しかし、この国際美術館は国立の割に知名度が低い。以前万博公園にあったものを移転したもので、ゴッホ展が結構人気集めたことは知ってたが、いまいち知名度は弱い。地下鉄駅肥後橋が最寄駅らしいが、どうもわかりにくい。たしかオープン展示がデュシャン展で、あの有名な「泉」をウォホール風に並べたポスターが印象的だったがここのトイレの男性用小便器も、なかなかお洒落なものだった。現在開催中の展示はとくに見たいものでもなかったので、美術館内の喫茶店クイーンアリスアクアで珈琲飲む。Morris.は普通のブレンドだが、沼辺さんは\100高い遠赤外線サイホン珈琲を頼む。えらく時間かかったわりに薄い色の珈琲だった。客は他に誰もいなくてひまそうだったので店の女の子とちょっと無駄話する。
美術館出て、またぶらぶらと中之島界隈の古いビルを訪ね歩く。TOTOの「建築MAP大阪/神戸」を持参してたのだが、いや、これは本当に役に立つ。住友ビルヂングや大阪倶楽部など有名なものは流石にすばらしいが、この界隈には他にも多数の由緒ありそうなビルが残っている。これも良さげな小学校があったが現在解体工事中だった。
そのまま御堂筋をぷらぷらと南に歩く。大阪ガスビルは補修工事中だった。沼辺さんは道端の彫刻作品をしきりにカメラに収めてたが、これは作品を撮ってるというより、その無意味さを記録してるという感じだった(^^;)
丼池商店街からアーケード通りに入る。大阪の丸善が閉店してた。そごうの12階に移転したとのことだが、実質的には撤退であるな。
そのまま心斎橋に出て新しくなったそごうと隣の大丸も1階だけ冷かす。そごうはデパートというより名店街で、Morris.には無縁だが、大丸の建物は沼辺さんの指摘で見直してしまった。いつもアーケード側からばかり見るので何の変哲もないとおもってたが、改めて御堂筋側から眺めると実に風格のある良い建物である。昭和8年の建築で空襲で5階以上を喪失した後復元されたらしい。1階のエレベータ周りの装飾は往時そのままで、これにも、これまで気づかずにいた。道頓堀はまだ工事中だったが、西側川べりの遊歩道は歩けるのでそこで一服して、羊串肉の「延辺香」へ。ちょうど開店したところだった。若夫婦と中国人の料理人ともすっかり顔なじみになってるので歓待される。沼辺さんが中国語で話しかけたらえらく驚き喜んでた。Morris.の朝鮮語と日本語と混じってなかなか国際的な会話が弾んだ。ということにしておこう(^^;)店に入った途端どしゃ降りになったが、串焼きとビール飲んで外に出たら、ぴたりと止んでた(^o^)
地下鉄で楳田に戻り、沼辺さんを見送って、まだ早かったので梅田をちょこちょこと回ってから9時前帰宅。なかなか楽しい二日間だった。


中之島図書館

放浪詩人?

中之島公会堂

公会堂地下レストラン

オムライス大盛り

大阪国際美術館

遠赤外線サイホン珈琲

国際美術館の男子トイレ

川沿いのお洒落なビル

住友ビルヂング

解体中?の小学校

記念写真、左右反転(^^;) 拡大画像
2005/09/13(火)●有朋自遠来、不亦楽●

7時、大分からの電話で起こされる。幻のロシア絵本の沼辺さんからで、今から大分を発って、福山で和田誠展見て、夕方に大阪に到着するとのこと。はいはい、わっかりました(^^;)
このことは前から連絡あってて、昨日も携帯に電話して留守録伝言してたのだが返事がなくてちょっと気にかかってたのだった。沼辺さんは普段携帯を持ってなくて(贅沢(^^;))今回遠出するので、やむなく携帯を携帯してるということで、いまいち使い方がよくわかってないようだった。
ということでともかくも5時前にJR大阪駅で待ち合わせ、そのまま環状線で天満まで行く。
実は天満の「玉一」写真取材の依頼が東京のヒョンミさんから入ってたので、沼辺さんの歓待も一緒くたにしてしまおうという魂胆だった。玉一は駅に近い支店とそこから100mくらい離れた本店があって、取材は本店ということだったが、創業したオモニは支店にいるので、とりあえず支店に寄って、オモニに本店に来て貰い、ビール飲みながら(^^;)インタビュー。そして近くでキムチ販売店やってる娘さんのところまで一緒に行ってデジカメ撮影。今回のメインになるカルビチムを注文して、他にチャプチェとチヂミもいただいて、ひとしきり話の花を咲かせる。
その後鶴橋に出て7周年記念の福ちゃんにも顔を出す。マッコリ(記念で200円割引)と海鮮チヂミ頼み、またまた乾杯。
その後、調子に乗ったMorris.は恵子ママの店に行くことにしたのだが、がぁーーーん、店閉まってる(>_<) どうやら火曜日は定休日だったらしい。すぐ近くにソウル家あるから、そちらに移動。平日ということもあって、またまた4階のカラオケ部屋は開店休業状態。でも、ママとお姐さんが一緒に上がってきてくれて、結果的にはノレバン貸切状態で2時間弱歌いまくり、踊りまくり。沼辺さんはカーペンターズ、キャロルキングなどの洋楽を渋く披露してくれたし、おしまいには荒井由美の「中央フリーウエイ」を熱唱。
11時過ぎにお開きにして、そのままMorris.亭に戻る。JRが何かトラブって40分近く遅れてしまい六甲道についたら1時過ぎてた。
せっかっくだからレーヴに寄ってまたひとしきり馬鹿話を続ける。
沼辺さんからは幻のロシア絵本カタログの改訂版、和田誠展のカタログと私家版「ちょうちょむすび」&絵葉書などお土産にいただく。感謝m(__)m
2時半過ぎに帰宅して、しつこく二人で焼酎+味醂の青柳飲んで、しばらくだべって、いつの間にか寝てしまったようだ。


天満玉一支店

玉一の母娘

カルビチムその他

クロの子供らしい

夜光猫?!

玉出前での記念写真
2005/09/12(月) ●すごいぞ450ch●

またまた最近のデジカメ画像から、お気に入りをセレクトしてネットでプリント注文。30枚くらいだから、大したこと無いが、あまり癖にならないようにしよう。最近のマイブーム(官製はがきに写真貼り付けて絵葉書にして友人知人に送る)がこれに拍車をかけているわけだが、これだともちろん葉書代の方が高くつくな。
近所のたばこ屋の看板猫の写真も何枚かあったので、葉書買うついでに持って行ったら喜んではくれたが、ほらこんなに、と他の写真を見せてくれた。全く人見知りしないし、カメラも恐がらないから、みんなが写してるようだ。競争率高い(^^;)
最近MP3プレイヤ一辺倒の傾向もあって、あまりSTARdigio聴いてなかった。久しぶりに番組表チェックしたら、408chでクレージーケンバンドの特集、それも2時間がある。思わず「イイネッ!!」と叫んでしまった。
さらにさらに、450chの4時間枠がすごい。
JANIS JOPLIN
JIMI HENDRIX
DOORS
T.REX

である。うーーむ、Morris.の青春時代を髣髴させるラインナップぢゃ。それもJANIS JIMIHEN、JIM MORISONと来たら。頭文字「J」の夭折天才ミュージシャン揃い踏みである。いっそのことT.REXの代りに、初期のSTONESを組み入れておいて欲しかったよ。もちろん、かの夭折のBRIAN 「J」ONESのいた頃のSTONESね。
気づいたのが夜11時過ぎだったので、ともかくJANISからエアチェックしておこうと、MD入れて録音スタートボタン押したとたんに放送が中断してしまった(>_<) 何でも本日午前零時から6時まではメンテナンスのためサービス停止とのこと。それにしても、あまりのタイミングの良さ(悪さ?)にびっくりしてしまった。

2005/09/11(日) ●いよいよ「ゆ」の字が(^o^)●

9時起床。洗濯と掃除してから、成徳小学校で衆議院選挙投票して、灘図書館へ。雑誌のバックナンバーなど閲覧.。このところ何となく読書から遠ざかってるきらいがある(^^;) いや、そこそこ読んではいるのだが、読書控えを書く気がちょっと失せてるのだ。Morris.の読書はほとんど図書館に依存してるので、控えとる前に返却するとそれっきりになってしまう。
茄子が安かったので、ひさしぶりにタイカレー作ることにした。鶏と筍と袋茸だけのシンプルな奴で、今日はパクチー(コリアンダ)が無いのが淋しいが、味はまあまあである。
昨日のあまりの大勝で、その反動が恐いと思ってた阪神だが、1回から5点の猛攻、投げては杉山がプロ初完投、初完封、今日誕生日の今岡が5打点の活躍で、あっさり広島に三連勝。中日負けてゲーム差6(^o^) これまでずっと伏字にしてきた「ゆう〇oう」もそろそろ全面解禁近しである。星野も巨人に行くなんて馬鹿な話は棚上げになったみたいだし、勢いは止まらない。
8時から選挙速報が始まり、交代時にちょこちょこチャンネル変えて覗いたのだが、開票15分足らずで、自民の大勝ち決定である。まるで今日の阪神の試合みたいだった。こちらは手放しで喜べないが、完全に小泉の一人勝ちだな、これは。しかも、自公で衆院の2/3を超えたというのには危機感を覚えずにはいられない。鈴木宗男と辻本清美がともに比例区で復活してきたのも驚いたが、小選挙区と比例重複という制度は絶対におかしいと思う。別に政治に関心高いわけではないのだが、チャンネル頻繁に回してついつい夜更かししてしまった。

【変貌する韓国経済】朴一編 ★★★ 世界思想社の「世界思想ゼミナール」シリーズの一冊で、13人の研究者が共同執筆している。タイトルからしてMorris.が読みそうな本ではないのだが、執筆者の一人かせたにさんから数ヶ月前に送られてきたのだった。受け取ってすぐに読み終えたのだが、ついつい感想書くのをさぼってた(^^;)
大きく3部に分かれていて、第2部の韓国と関係の深い4ヶ国(日本、米国、北朝鮮、中国)それぞれの論考と、3部の韓国内の「地域対立」に関する章(かせたにさん担当)が興味深かった。
特に、慶尚道と全羅道の対立、全羅道差別は、前から気にかかっていた。いわゆる歴史的理由--「新羅」と「百済」の対立と遺恨が現在まで尾を引いてるとする説への反証は、新鮮だった。
百済の首都扶余のある忠清南道でも全羅道への嫌悪感を抱く人の割合が高いことから、必ずしも歴史的対立が原因でないことがわかる。

近代化・都市化の流れの中で、首都である巨大都市ソウルにおける低所得者層として定着した人たちへの蔑視が全羅道出身者にスティグマ(否定的存在としての烙印)を押すことに結びついてきたようにも思われる。
また、朴正熙政権から全斗煥政権と続く軍事政権下ににおける有形無形の圧力によるストレスのはけ口として、さらにマジョリティである慶尚道出身者の既得権維持のために、全羅道がスケープゴートにされてきた可能性もある。

「ハン」は、単なる恨みではない。それは怨恨・悔悟・無念・悲哀などの思いが複雑に絡み合った、澱のような情緒であり、韓国社会におけるキーワードのひとつといえる。
全羅道に、「ハン」をいだかせたのは、政治・経済における疎外のみではない。1980年に全羅南道の道庁所在地・光州(クァンジュ)で発生した光州事件は、全羅道の「ハン」をいっそう深いものにした。


歴代の韓国大統領が慶尚道出身で、地縁、血縁意識の強い韓国社会で、彼らの支配力が強まるなかで、取り残された形の全羅道地方の人々の中に醸成された「ハン」が光州事件で決定的なものとなったというのは、間違いないところだろう。
全羅道出身の金大中大統領の出現、その後継者ともいえる盧武鉉大統領が、この地域対立緩和に向けてどのような政策をとっていくのかが注目されるところだ。というところで、本論は終わっているが、韓流ブームの日本ではそういったことは話題に上ることすら無いようである。

2005/09/10(土)●ユッカッリっちゃぁ〜〜〜ん!!●

正午起床(>_<) でも別に宿酔ではない。洗濯して風呂入って、夕方バスで新神戸へ。そう、今夜は新オリエンタル劇場で大西ユカリと新世界のライブがあるのだった。
みほちゃんがチケット取っててくれて、席番は1階の「P-18」。えらく後の方かと思われるかもしれないが、新オリエンタルの席は一番後がA列で一番前がQ列。つまり、Morris.の席は前から二番目のど真ん中という、めちゃくちゃ良い席だった(^o^) みほちゃん、ありがとうm(__)m
今日のライブは「吾妻光良とスウィンギンバッパーズ」というMorris.に取っては全く未知のグループだったが、今日一緒に見に来た中山さんとみほちゃんが一押しのバンドらしい。管楽器8本にリズム隊4人という大人数である。これはこれで楽しみである。
ともかくも6時半開演。バッパーズのリーダー兼ボーカル兼ギターの吾妻さんはMorris.と同年代くらいで、脳天見事につるっぱげだが、両脇と後の髪は黒々豊かで、良くサーカスのピエロにいる髪型?だった。なかなかラディカルなギターと、替え歌風の歌詞が面白いのだが、いかんせんPAが悪いのか、あまり前の席に座ったのが災いしたのか、歌詞がいまいち聞き取れない。それでも隣の二人は大喜びでのりまくっていた。
ユッカッリッちゃーーん!!中休みをおいて、7時半過ぎからいよいよお目当てのユカリちゃん登場。白いブラウス、パンタロンに豹柄のベストとウエストリボン?なかなかさまになっている。なんせ前から2番目だから、ほぼかぶりつき状態である。生でユカリちゃん見るのもめちゃめちゃ久しぶりで、嬉しくてたまらず、Morris.はライブの間、ずっと笑っていたような気がする。
まるでMorris.が来るのがわかってたかのように、懐かしのメロディの大放出、それも西田佐知子の「涙の乾くまで」北原ミレイの「石狩挽歌」淺川マキの「かもめ」などという、あまり普段やらない曲をやってくれたし、何と何とチョーヨンピルの「釜山港へ帰れ」を歌ったのには、サービス過剰ではないかと思わずのけぞってしまったよ。それもワンコーラスは韓国語(^o^)、おまけに「タイガー&ドラゴン」を中に挟むという、凝り凝りのアレンジ。いやあ、嬉しかったなあ。
そしてアンコールでは、真っ赤なベストに衣替え。って、要するにリバーシブル衣装を裏返しただけだけど、それでもこういった細かいファンサービスは、やっぱり嬉しいもんね。たっぷり3曲も歌ってくれて、楽しかった時間はあっという間に終わってしまったけど、本当に楽しかった。
今度は是非また、「キャバレー」見たいぞ。
今日は見損なった阪神-広島戦だが、昨日は接戦だったが、何と今日は21-2という、とんでもない得点(球団新記録)で圧勝したらしい(^o^)中日は順調に(^^;)負けたのでゲーム差5である。残り20ゲームを切ってのこの差は、いよいよ「ゆう〇oう」が現実味を帯びてきたようだ。


バッパーズの吾妻さん

前から2列目は良く見える

ラストは仁義でお別れ
2005/09/09(金)●猫とカルビと恵子ママ●

8時起床。昨日の龍野徘徊の、画像整理。彦根よりさらに多いぞ(^^;)
このところ、ちょっとデジカメ画像過剰供給状態が続いてるなあ。まあ、稲田さんも新機導入でADSL使うようになったらしいから、それのお祝い(おいおい(^^;))も兼ねて、どーんと画像貼り付けちゃおう。さっき、Morris.部屋の容量調べたら、とっくに200MB超えてる。大きな画像や、音源ファイル、映像など置いてるサイトなら、こんなの可愛いぐらいのものだろうが、出発時にはkb単位でメモリ節約してたMorris.だから、何となく面ばゆいところ無きにしもあらずである。
夕方、灘図書館に寄ってから鶴橋に出る。樂人館冷かして商店街の方に回った露地で黒猫発見。デジカメかまえてゆっくり近づく。全然逃げる気配がないので、近づいて撮影。どうやら飼い猫らしい。そのうち白っぽい猫もやって来てこれも全く逃げる気配無し。飼い主のアジョシが出てきて、黒いのはクロ、白っぽいのはサクラという名で、もともと野良だったのがいつの間にか飼うようになったとのこと。他にもまだ2匹いるらしい(^^;) ともかく飼い主の許しも得ていろいろ撮りまくった。クロの後から夕陽が射して長い影が伸びて蝸牛みたいになったのが気に入った。
6時に鶴橋駅前でさにーさんと待ち合わせ。実は彼は86年に「韓国歌謡現在形」という、素晴らしい本を出した人で、一度お会いしたいとおもっていたのだった。この本については、Morris.読書控えの該当記事を読んで貰いたい。
ともかく、食事どころ福ちゃんへ行き、テジカルビとチヂミ注文する。福ちゃんはまもなく開店7周年になるらしい。酒はマッコリだ。
さにーさんは最近は韓国や韓国歌謡とは縁遠くなってるとのことだが、やはり当時の歌手や歌に関する知識は底知れないものがあるようだ。店に入った途端、すごい雷が鳴り、大雨になった模様。TVで甲子園の阪神-広島戦やってたが、こちらも結構雨が降ってる。
いいかげん満腹して店を出る。雨は止んで、ちょっと涼しくなってる。
先週オープンした恵子ママの店に行くことにする。昨日電話あったし、早めに顔を見せとく方がいいだろうし、さにーさんと昔の韓国歌謡を歌いまくろうという魂胆である。店は前の店の近くで大きな電飾看板あったのですぐわかった。前の店よりちょっと広いくらいで、雰囲気はあまり変わらない。入ったときはあまり客はいなかったが、だんだん増えて満員になった。そこそこ流行っているようだ。挨拶代わりにママと「チャグンヨインドゥル」をデュエットして、後は例によって、古いの新しいの取り混ぜて歌いまくり。さにーさんはひさしぶりだ、といいながら、ヘウニ、チュヒョンミ、パンミなどの懐かしの女性歌手ナンバーを披露してくれた。ママは相変わらずプロ並みに上手くて、すっかり聞き惚れてしまったよ。
結局11時過ぎまで飲んで歌って、計算は二人で\5,000という安さ(^^;) これはママのサービスがあったにしろ、基本的に安い値段設定の店であることは間違いない。ああ、こんな店が近くにあったらなあ。でも、もしそうだったら、Morris.は通いつめること間違い無しなので、このくらい遠いところにあって、ちょうど良いのかもしれない。
さにーさんに、持参してた例の本にサインしてもらい、再会を約束して別れる。終電の二つ前の電車で1時前に帰宅。今日も楽しかった。明日は、新オリエンタル劇場でユカリちゃんのライブである。本当に、このところ、毎日遊びまくってるなあ。まあ、今が楽しければそれでいいのだ。
島田和夫部屋、スケジュール更新。


黒猫発見

クロ(雌10歳)

サクラ(雄10歳)

仲悪い訳ではない

この後すぐ雨になった

蝸牛みたいな影 拡大画像

福ちゃんのテジカルビ

恵子ママの店電飾看板

熱唱する恵子ママ

【ちょんがれ西鶴】浅黄斑 ★★☆ これくらい面白くない本を読んだのはひさしぶりである。この著者の作品読むのは初めてだが、図書館にはかなりの数の本が置かれている。現代もののミステリー中心のようで、本書はタイトルの西鶴に惹かれて借りたものだが、期待を大幅に下回るつまらなさだった。最近面白くなさそうな本は途中で投げ出すことも少なくないのだが、本書は西鶴に関して何なりと、面白そうなことが出てくるかもと、ぶつくさ言いながらお終いまで読んで、残ったものは「何だこれは?」であった。
若い西鶴が義父と江戸に生き、某藩のごたごたに巻き込まれて刺殺され、それを後年西鶴が知ってどうのこうのという、ストーリーらしいが、肝腎の事件とストーリーが一向に交わらないし、どうでもよい脇道に逸れること逸れること(^^;) おまけにこの作者の書き癖なのか、一つの事件が起きるとその成り行きをほのめかすので、先を読む楽しみは失せるし、西鶴自身の人となりが、全く描けていない。
やっぱり、これは10pくらいで止めておくんだった。

【関西 小さな町・小さな旅】山と渓谷社 ★★★ Jガイドホリデー161というシリーズものの、旅のガイドブックの一冊で、ご想像どおり、青春18切符使いきりのためのアンチョコとして借りて来た。
「関西」と銘打ってあり、滋賀、兵庫が多く、後、京都、奈良、そして三重、和歌山、大阪がちょこっと載っている。元来このての本はあまり読まない方だが、今回の彦根と龍野の日帰りの旅には実に役たった。主な名所の写真と説明、交通の便と簡単な地図だが、この本の傾向として単なる風景写真でなく、子供や土地の住人のスナップが風景に溶け込む形で表現されているので風景写真集としても楽しめた。
国内旅行とは本当に縁の無い(といっても海外旅行は韓国ばっか(^^;))Morris.も、こういった近場なら、たまには足を延ばして楽しむことが可能である。
本書に掲載されてる中で、ちょっと行って見たくなったところを挙げておく。(遊びに行ったことあるところは除く)

[滋賀県]近江八幡、坂本、堅田、五個荘
[京都]伊根、加悦(かや)、海津
[兵庫県]平福、坂越、室津、柏原
[三重]伊賀上野
[大阪]平野
[和歌山]湯浅


【ほやじ日記】倉田真由美 ★★★☆ 著者は「三十路バツイチ子持ち」の女性漫画家で、「だめんず ウォ〜カ〜」という、だめ男ばかりを渡り歩く女性の告白記みたいな漫画で人気を博してるらしい。Morris.は全く知らなかったが。
本書は中高年のおやじたちの中で、著者がちょっと「惚」れそうないいお「やじ」たち(で、「ほやじ」(^^;))を、似顔絵と漫画短評を添えたコラムに仕立てたもので、60数人が取り上げられている。
絵の方はとりたてて上手くもないが下手でもないといったところだし、文章だって似たようなものなのだが、彼女の男性への視点が、変に覚めていながら、ときどき無性に捨て鉢になったり、没入したり、自身の弱点をさらけ出しながら、きっちり言いたいことは言ってしまうみたいな、要するになかなか面白かった。
本書に出てくる、いちおう花も身もあるおやじたちにくらべると、きっと「だめんず」に近いMorris.だが、それでも、本書に教えられること(^^;)が多かった。
だめな男にだまされる、というか、どうしてもだめな男としか関わり合えない女性たちと、数多く対面してることから、さまざまなことを感得したらしい著者の発言には、妙な説得力がある。
たとえば星野監督のところで

私は精神的にも肉体的にも強いので、本当に守られたい訳じゃないけど、強い男に上からモノを言われるのってしびれる。フェミニストに怒られそうだが、負けたくないけど負けたいんだよね。

なんて書いてるのがそのあたりで、これはあまり一般的に女性が吐く意見ではない。以下、ランダムに引用してみる。

会話とは相手あってこそ成り立つもので、お笑いのショーのような一方通行ではない相互の絡み合いだ。楽しくて面白い男女の会話はSEXの前戯のようなものである。(松本人志)

だめ男はなぜだめかというと、自分の「だめ」を自覚できない、あるいは自覚しようとしないからだめなのである。逆に、仮に今うまくいってなくても「だめ」である事実を客観的に捉えることができ、前に進める男はだめじゃないのだ。変われる能力がある男はハナからだめにならない。だめ男は変われないからこそだめ男なのである。(羽賀研二)

私は昔からスペシャリストってあんまり興味がない。スペシャリストの天才性より、ジェネラリストのバランスの良さの方が愛せる。なぜかって、それは私の遺伝子が言っているのだ、「バランスのいい男にしろ」って。(古田敦也)

十代のころ私のバイブルは少女漫画だった。少女漫画の世界観に染まり、乙女の夢を思いっきり詰めこんだヒーローにうっとりした。むちゃくくちゃもてるかっこいい男が、平凡だけど一途で一生懸命なテンションの高い主人公にいつの間にか夢中になっていくという黄金の設定は、しばらく私の中にがっしり根を下ろし、現実での恋の邪魔をしてくれた。「少女漫画的アプローチ」がリアルには通用しないことに、長いこと気がつかないでいたのである。(リバー・フェニックス)

何度でも言うが私はやっぱり「働く意欲のある男」が好きだ。今の私は息子とあと成人男性一人くらいなら養えるし、実際家で家事育児をやってもらう方が便利かもしれない。でもどうしても生理的にだめなのだ、そういうスタイルって。これはもう「トマトジュースが嫌い」と同じ、好みなのでどうしようもない。(長嶋一茂)

頭がいいことと博識なことは同じではない。聞く側の都合も考えず、ただ博識をひけらかす男は頭がいいとは言えない。うんちく語りは吐いている自分だけが気持いい、非常に自慰的な行為なのだ。(上田晋也)

男性諸君に言っておきたいのだが、女性の前でうかつに女体の部位に対する己のこだわりを露呈するのは要注意だ。乳の質量が乏しいことに密かに胸を痛めている女子の前で、巨大な乳を讃美しつくすのは礼を失する行為である。実にデリカシーがない。(有田哲平)


何がどうとうまく言えないが、上記のような言説を読みながら、そうだよな、と頷いてるもう一人別の自分がいるようで、ちょっと恐い気もする。
このコラムは「週刊朝日」に連載された。ということは、読者の大部分が、おやじで、著者はそのことをわかってこういうポジションで書いてるのかもしれない。だとしたら、なかなか大したタマである(^^;)
あとがきの、マニフェストめいた一文

「ただ年齢を重ねただけでまるで成長のないおやじ」は、若い柔軟な奴よりうんとだめだ。他人の話を聞かない、話も通じない、価値観も世界観も固着してしまって他人と交流する喜びがまるで感じられない中年。男も女もそうだが、仮に中身が同じなら入れ物は若い方がいいに決まっている。でも若い入れ物をはるかに凌駕する内的成長があるからこそ、人間は年齢を重ねる意味があるのだ。

いやいや、これこそ、全国5千万人親父への熱い応援メッセージだね。しかし、こんだけ書けりゃ、バツイチだろうと子持ちだろうと、世の中恐いものなどありゃしないだろう(^^;)

2005/09/08(木)●朝から龍野●

8時起床。えらく天気がいいぞ。こうなったら、青春18切符使い切らねば。
昨日彦根に行って「Morris.の半日彦根」なんてのをアップしたばかりだが、今日は方向を違えて、西方面に行くことにした。
今回の18切符は、東京でのノレチャランのためという大目的があったので、すでに神戸-東京間を3回使ったから、料金的にはすでに大幅に得してるはずだし、残りの2回はオマケみたいなもんである。貧乏性のMorris.が青春18切符なんてのを買ったら、ざっとこういうもんである。
今日はあまり遠出せず、姫路付近のひなびたところを数箇所回ろうかと思う。とりあえず新快速に乗って、姫路で降り、姫新線で本龍野に向かう。本龍野行きの電車は1両のワンマンカーである。
ちょうど正午に本龍野駅に到着。考えてみると龍野にこうやって遊びに来るのは15年ぶりくらいだと思う。
本龍野駅舎は、木造空色のこじんまりしたもので、ソウルの新村駅を連想させる。
揖保川からヒガシマル工場を臨むヒガシマル醤油工場を右手に見て、揖保川大橋をわたるともう龍野の旧市街である。川向こうのヒガシマル工場をデジカメに収める。龍野といえば、やっぱりなんといってもうすくち醤油のヒガシマルである。
町並みも以前来たときより、えらく綺麗になってる気がする。環境整備と言う奴だろう。それでも、古い日本家屋が軒を並べてるだけで落ち着く。蔵なんかごろごろしてるもんね。
まずは「うすくち龍野醤油資料館」へ。この洋館風の建物は菊一醤油本社として建てられたもので、なかなか風情がある。入場料がいまどき\10というのもびっくりである。しかも展示内容は充実している。
灘の酒蔵巡りは以前良く行ったし、酒も醤油も醸造食品だから、桶や麹室、製造過程も似たところがあり、それほど目新しいというものでもないのだが、Morris.はこういった昔風の工場風景はやたら好きなので、ついつい色んなものに見入ってしまう。特に古いポスターや看板は何度見ても飽きないものばかりだ。
実は近くに資料館の別館があって、こちらも見たかったのだが、土曜日曜祝日だけ開館ということで、今回は外から眺めるしかできなかった、残念。
資料館近くに如来寺があり、ここの脇のお堂には、小さいながらしっかりした造作の釈迦三尊像、四天王などが祀られていた。隣の千躰地蔵堂の本尊のお地蔵さんも良いお顔をされていた。龍野でまさか、こんな素晴らしい仏様たちに会えるとは思わなかったので、嬉しい。
昨日彦根城で、今日は龍野城、といっても、龍野城は早くに無くなって、城跡だったのを最近復元したものだから、古城の面影はあまりない。
天守閣もなく、本丸御殿という一種の住居兼要塞みたいなものだ。確かに立派な和室が並んでいる。新しいものだが龍の襖絵などは見応えがあった。龍野だから龍とは縁深いのだろう。もしかしたら結構中日ファンが多いのかもしれない(^^;)
城の隣の歴史文化資料館にも寄ってみたが、ここはまるでMorris.には見るもの無し(>_<)だった。
青い花(>_<)にキアゲハが止まっていて、ついついデジカメ撮影に熱中する。数枚撮ったうち何枚かは結構うまく行ったようだ。龍野は何だか蝶々が多いような気がする。
これも最近整備されたばかりの「武家屋敷資料館」に寄る。観光政策の一環として設けられたものらしい。下級武士の住まい、とはいうものの、現代日本の住環境からすると、恐ろしく広々と感じられる。ここの管理人の女性が、近くの脇坂藩公邸で、龍野の町並みを描いた作品の展示会やってると教えられたので、冷かすことにした。
途中民家の前に豪華な極楽鳥花(ストレリチア)が咲いていたので、これもデジカメに収める。どうも龍野には不釣合いな花だが、綺麗なものは綺麗である。
ちょうどこのとき恵子ママから電話が入る。新しい店をオープンしたのにMorris.が一向に顔を見せないので、業を煮やしたものとみえる。ファピョンさんが体調崩してることもあって、ついつい行きそびれてたのだが、近いうちに行かなくては。
ひさしぶりに恵子ママの声聞けたので、嬉しくなってついつい韓国語で話す。知らない人が見たら、韓国から来た観光客と思ったかもしれない。
「民家と町並み--内海敏夫が描く風景画--」という展示会は、1918年龍野生まれの画家が龍野と西播磨の町並みを描いた水彩画50点を龍野市に寄贈したものを一堂に展示したもので、いかにも描きなれたタッチの好ましい水彩画が並んでいた。
ちょうどさっき歩いたばかりの町並みを描いたものも見つかり、ついつい熱心にチェックしてたら、横の休憩所に画家本人が来ていることがわかり、しばらく話する。
内海画伯は、来年米寿とは思えないくらい元気で若々しい。珈琲いただきながら、管理人の女性と3人で、いろいろ世間話の花を咲かせる。
せっかくだからと、作品の前で記念撮影を頼み、一作、一作、本人の解説付きで、全50作品を鑑賞した。この展示会は11日までということだったから、いいタイミングでおとずれたものである。
この公邸の裏の古い井戸まわりもいい感じだったし。ここのあたりは、雀蜂や瑠璃タテハ、ハンミョウなど虫が多い。またまた蝶の撮影を試みたがあまりかんばしい結果は得られなかった。
長い石段を上って龍野神社へ。ここは藩主脇坂家の守護神だが、境内に小さな相撲取りの石像がある。相撲の元祖能見宿禰が、大和から出雲に帰る途中、この地で死んだことから祀られているらしい。
龍野神社からさらに1km以上登ったところに、能見宿禰神社があり、ここの石門がえらく立派である。六角形の花紋が彫ってあり、これは出雲の旧家の紋らしい。
本当はこの石門から先には行けないのだが、脇の隙間から中に入ることができた。やはり石造りの小さな神殿があり、正面に丸い鏡が貼り付けてある。これがご神体なのだろう。Morris.はこの鏡に自分の顔を映してデジカメに収めた。バチ当たりである(>_<)。でも、もう余生だから、いいのさ(^^;)
石の玉垣に歴代力士の名前が彫ってあったり、階段の玉垣には芸妓の源氏名があったりする。近くに、栃錦直筆石碑の「力水」というのもあった。
ここから見下ろすと、揖保川を中心に龍野の全景が望める。今日は実に気持の良い空模様で、またまた空の写真を撮ってしまう。
下り道の途中、空木の花に紋黄アゲハが止まってたのでこれも写そうとしたが、いまいちだった。
三木露風の銅像、赤とんぼの歌碑など流し見して旧市街に出る。途中も堀や白壁、お寺など見るべきものが多い。
街中にちょっと面白そうな店を発見。「龍野芸術工房 伊勢屋」で、古い味噌蔵を改造して若い創作活動家が複数の店や教室を開き、若者カルチャースペースみたいな活動もしてるらしい。
第3日曜には街中で市を開いたり、イベントも開催してるようだ。もともとは江戸時代からの味噌倉で、その後缶詰工場などに使われたりもしたらしいが、2003年に新しく地域密着型工房として生まれ変わったとのこと。建物の骨組みは昔のままで、天井の垂木や明かり取りの天窓などいい感じである。
ここのすぐ近くの角に空色の2階建て木造家屋があった。いかにもの造りなので近くにいたおばちゃん連中に訊ねたら、昔は理髪店だと教えてくれた。これは営業続けてたら、レトロ味で流行るかもしれないのに惜しいな、と言ったら「龍野ちゅうところは、商売には向かん」と、あっさり否定されてしまった(^^;)
今日は、龍野はさっと流して、網干方面から坂越や室津あたりに回ろうかと思ってたのに、龍野だけで夕暮れてしまった。でも、十二分に楽しめたのだからこれでよしとしよう。
龍野-姫路はおおよそ1時間に2本くらいの割で電車走ってるようだ。駅の近くに古めかしい洋館があり、不動産、本屋、健康クラブなどの雑居ビルに成り果てていたが、門の上には赤い「〒」マークがあったから、きっと昔は郵便局だったのにちがいない。
昨日、今日と良く歩いたからちょっと疲れもあるが、韓国行ったら毎日こんな感じで2週間過ごすことを思えばさしたることもない。
姫路で途中下車して、ちょっと足を延ばして姫路城のライトアップ遠景をデジカメに収め、帰宅したらちょうど9時だった。
信長たか子さんからメールで、昨日の彦根の写真日記の感想が寄せられていた。彼女は学生時代と仕事で6年ほど彦根に住んでいたことがあるらしい。当時と今の違いや、懐かしい景色を楽しんでもらえたらしい。
今日も画像無茶多いので「Morris.の龍野徘徊記」として、別ページ立てにする。

2005/09/07(水)●昼から彦根●

10時半起床。かなりの宿酔である(>_<)
それでも朝風呂使って、胃薬飲んで、何とか起き出す。
青春18切符があと2回分残ってて、期限が9月10日までだから、とにかくどこかに行くことにする。部屋を出るのが正午回ってたから、あまり遠方は無理がある。とりあえず、大阪にでて、ヨドバシカメラで、イヤホン買ってから、新快速で彦根に向かうことにした。
彦根は仕事でなら10回近く行ったことあると思うが、ゆっくり見物したことは無かった。
彦根駅到着は3時前である。8時ごろの電車で帰るとして5時間あれば、たいがい見て回れるだろう。
彦根城駅で観光案内地図もらい、何はともあれ、彦根城に向かう。7,8年前に改修されて綺麗になったらしい。城山というより小高い丘の上の天守閣の中に入る。小さいながらなかなかちゃんと造られているようだ。窓には金網の枠があって風景が見づらかったが、これは簡単に外せる事がわかった。三上山や琵琶湖などを眺めることができる。
大名庭園「玄宮園」では、9月いっぱい夜はライトアップされて「虫の声を聴く会」も催されているらしい。ちょっと興味もあったが、時間的にちと無理があるようだ。
城の脇の公園で、ジンベを叩いてる若者がいた。割と上手いし、一休みを兼ねてしばらく近くに座ってこれを聴いてた。
井伊直弼はここの藩主で、大老の役につき、万延元年桜田門外の変で46歳の生涯を閉じるが、舟橋聖一の「花の生涯」が彼の伝記的小説なので、それを記念する石碑があったりもする。
城の西側には滋賀大学、高校、中学(「青い山脈」のモデルとなった彦根西中学校)があって、学生の姿が多く見られる。お堀には黒鳥が多くいたし、鴨やゴイサギの姿も見ることができた。
それにしても台風の影響か、けっこう強い風がふいて空気が澄んで、とんでもなく美しい夕景だった。
王子公園のチャペルを設計したメレル・ヴォーリーズの設計した小さな家があったり、城下町特有の町並みも見ることができて、やっぱり城下町と言うのは、歩くのが楽しい。
日暮れが早くなってて、6時過ぎると暗くなったが、これはこれで風情がある。歩きながら虫の声を楽しむ。本当にびっくりするくらい良く鳴いている。これならわざわざ先の日本庭園に行く必要もなかったようだ。
夕食は駅前の中華屋でチャンポンを頼んだのが、これはハズレだった(>_<)
例によってやたらデジカメ撮りまくったから、画像は「Morris.の半日彦根」と題して、別ページを造ったので、そちらを見てもらいたい。
8時の新快速に乗ったら、部屋には10時前に到着した。早いものである。
昨日井川で中日負けた阪神は、今日は下柳の好投で、リードしてたが、同点にされ、それでも延長10回に中村のホームランで何とか競り勝った。この1勝は大きいと思う。

2005/09/06(火)●家庭内ノレバン●

8時起床。台風は鹿児島の西の海上にいるらしい。
社長から呼び出しメールが来る。明日から四国回るのに、腰痛が激しいので、楽器やアンプの積み込み、買い物などのヘルプ要員としての召集だった。社長宅に行ったら、かなり症状はきつそうだった。台風も来てるし、大丈夫かと思ったが、ともかく社長の車に同乗して、サムでスピーカーとミキサー引取り、青谷の「アコースティック ハーモニー」でギター3本引き取り。この店は前にちらっと寄ったことがあるが、じっくり見るのは初めてで、ギター、バンジョー、マンドリン、ヴァイオリンなど弦楽器中心に、すごい品が揃っていた。せっかくだから、デジカメに収める。ラッパの付いたバイオリンなどは、松尾君が春待ちファミリーBANDで使えばよさそうである。
そのあと、平野の日の出製麺で、社長お奨めの焼き蕎麦の麺を買う。これはMorris.も2玉だけ買ってみた。
湊川商店街の日之出という和菓子屋にも寄ったがここは、今日明日お休みだった。
さらに三宮センタープラザの楽器屋でギターの弦を買い、そごうの地下で柿の葉寿司と、ビゴのパンを買う。買い物してるうちに社長の腰はかなり、快復したみたいだが、油断は禁物だろう。四国の後は、22日から北海道に行くとか。ハードスケジュールである。
2時に帰宅。ひさしぶりにムックさんが遊びに来る。彼はまた11月に釜山に行く予定らしい。韓国語も勉強はじめてるとのことだが、独学ではなかなかむずかしそうだ。
今日はギター持参で、夜に元町のライブハウスで歌うつもりらしいので、ビールはほどほどにしておこうと思いながら、ついつい飲んでしまう。あては、焼蕎麦とガイヤーン。せっかくギター持ってきてるので、「オモナ」の楽譜にコード付けてもらい練習する(^o^)その後は、ノレバン98号で、ひさびさの家庭内ノレバン大会(^o^) 台風は関西直撃は避けられそうな気配だが、今夜のライブは中止と言うことになったので、二人で六甲道駅近くのカラオケ広場へ。結局カラオケ三昧である。例によってMorris.は歌いまくったようだが、ほとんど記憶は飛んでいる。ムックさんがMorris.のデジカメでMorris.の歌ってる姿を無茶苦茶沢山写してたのでそのときの模様をうかがうことができるが、かなり酷い(^^;)
その後レーヴに寄ったような淡い記憶があるが、これまたデジカメにママの画像があったので、行ったことは間違いあるまい。
どうやって帰宅したのか記憶が無い。


アコースティックハーモニー

腰痛で疲れてる社長

おびただしいギター

ギターにバンジョー

ラッパつきヴァイオリン

日の出製麺所

カラオケでは生き生き(^^;)

ムックさんと

チャイナドレスママ
2005/09/05(月)●VHSデッキアウト(>_<)●

先日の海洋博物館での春待ちファミリーBANDのビデオをVHSにダビングしてたのだが、どうも調子がおかしい。標準で録画してるのに途中で3倍になったり、電源が勝手に落ちたりする。ボタンおしてもテープ取り出しができなかったりする。これはもう寿命なのだろう。
いちおうMorris.亭には、もう一台VHSデッキあるのだが、これでVHS同士のダビングはできなくなる。
今更VHSデッキをもう一台買う気にはなかなかなれないが、以前HI8mmカメラ使ってて、それで撮った春待ちのテープが多数あるので、これを見たりダビングするために、専用のデッキ(カメラはとうに処分)買ったことを思い出した。
今もDVDの規格が、メーカーによって違ってたりする。ベータとVHSの競争以来、いたるところでこのての「余計な」競争が目に余る。
商売戦略的な意味合いもあるのだろうが、一番迷惑を蒙るのは利用者であることは言うまでもない。
台風は、とてつもなく大型で、強く、スピードがおそろしくのろい、と、被害甚大になる条件を備えているようだ。

2005/09/04(日)●残滓(^^;)●

流石に徹夜明けということで朝10時前から寝てしまった。
午後2時ごろますみちゃんからの携帯メールで起こされる。6chにヨンさまが出てるというお知らせだった(^^;)
徹子の部屋のゲストがペヨンジュンで、普通の番組と違って、まさにVIP待遇。徹子が韓国まで取材に行ったり、チマチョゴリ作ったり、ヨンジュンの小学校時代の先生に会いに行ったり、と、とにかく、煽ること(^^;)。
番組での徹子の舞い上がりぶりも異常で、誰も彼女を止められない様子が、別の意味で面白かった。
同じ時間に札幌で、阪神-横浜戦やってたので、ラジオかけながら両方を見たり聞いたりしてたのだが、徹子の部屋終わった途端に横浜が1点入れて同点になってしまった。結局延長戦にもつれ込み、10回藤本のタイムリーで阪神逃げ切りで3連勝。中日は負けたのでこれでゲーム差3である(^o^)
今日は天候不順というか、急に強い雨が降ったり、雷が鳴ったりしてた。台風の影響でもなさそうだが、今週も前半は天気いまいちみたいだ。青春18切符の期限が迫ってるのでちょっと気がかりである。
昨日の心地よい疲れをそのまま引きずってて、何もしたくない。

【デジカメ写真は撮ったまま使うな!】鐸木能光 ★★★ 岩波アクティブ新書(本当に最近はわけのわからん新書の洪水である)の1冊。
筆者は小説家らしい。まあ、素人による素人のためのデジカメ指南書ということになるのだろう。Morris.も同好の士に違いないし、ともかく本をだすくらいだから、それなりのノウハウや、ヒントも教えてもらえるかもしれないから、こういう本はつい読みたくなってしまう。
実はこれは稲田さんが貸してくれたもので、先般、青春18切符で東京に行ったとき、ほとんど片道かけて読み終えた。
「ガバッと撮ってサクッと直す」と副題にあるように、彼の基本方針は、デジカメはフィルム代気にすることないから、とにかくどんどん撮って、その中から使えそうなものをピックアップし、構図も広めに写しておいて後でトリミング、色や明るさなども編集ソフトで加工すればよいというものらしい。これは最近のデジカメの高画素数に対応したもので、Morris.のように、いまどき200万画素愛用者には、即応してないきらいがある。
しかし、本書で紹介されてるフリーソフト「縮小専用。」「Jtrim」「Irfan view」「ViX」「Print Album」「Z絵本」「セーバーメーカー」の中にはMorris.にも便利なものがいくつかあるようだ。とりあえず最初の二つだけは、すでにインストール済みである。
画像編集ソフトは、MSDOS時代からいろいろ使って来たが、たいてい一長一短があるものだから、どうしても複数のソフトのなかから「一長」を利用するしかないという結論に達している。本書で紹介されてるソフトも同様で、使い方に寄っては役に立つことは間違いなさそうだ。
結果的に、本書でMorris.に役立ちそうなヒントは

・近くても人物は望遠で撮る(背景をぼかす)
・ストロボは暗いところでは使わず、明るいところで使う
・明暗は明るさ補正でなくガンマ補正、ヒストグラム(ノーマライズ)を使ってみる
・初対面の人に会ったときは顔写真と名刺も連続して撮っておく
・RGB調整では、とりあえず青(B)を落としてみる


何となくMorris.には、違和感を覚えたヒントは、

・しつこく同じ場面を何度も撮る
・トリミングを前提とした撮影
・デジカメの最大欠点はぼけないこと
・三脚は使わない


等である。
Morris.はデジカメでも、なるべく同一の場面の撮影数は抑えたい方だし、トリミングなしでそのまま使える構図で撮影することを旨としている。ぼけよりピント合うことのほうを優先したいし、三脚は常時携帯して大いに活用したいと思っている。
でも、結論としては「素人だから、何をやってもかまわない」という筆者の意見には、おおむね賛成なのだから、どっちでも良いわけである(^o^)
携帯電話内臓デジカメの高品質化に伴って、超小型デジカメ機は淘汰されていくだろうし、デジカメ一眼レフはマスコミ、出版関係ではすでに主流になりつつあるし、プロ写真家においてもデジカメ依存傾向が強くなること間違いないと思う。もちろん光学カメラが無くなることは無いだろうし、無くしてはいけないと思う。
Morris.の場合は、あくまでネットサイトでの使用が第一目的なので、しばらくは二百万画素機で充分だと思うし、基本画像サイズ200ピクセル幅で、とりあえず「見られる」画像を取得することを最大優先項目におきたい。

2005/09/03(土)●朝までカラオケ(^o^)●

9時起床。今夜は、寺田町の「どや」でオフがある。実はクラウンのお疲れ会も今夜三宮で催されることになってて、重なってしまったのだが、「どや」には、韓国からアガシ二人がやってくるというので、迷わずこちらに行くことにしたのだった。
7時集合だったので、オフ会前に、久し振りに近くの舎利寺を訪れることにした。2003年5月3日に初めて訪れてから2年3ヶ月ぶりである。詳しいことはそのときに別ページ立てにしたので、そちらをごらんいただきたい。石造仏のやたら多い寺で、めぼしいものの画像はそのときアップした。2年経ったからといって、とりたてて目新しいものはない。それでも何かここの雰囲気はMorris.好みである。境内に黒猫がいて、もちろん撮影しようとしたのだが、近づく前に逃げられてしまった。境内の籔の中に白い夕顔の花が開きかけで、異様に美しかったので三脚で接写を試みたのだが、ものすごい蚊の来襲で、両腕に一度に20匹くらい止まるという恐ろしい状況になり、往生した。
時間どおりに「どや」に行ったら、すでにちょあよさん、あじゅやさん、みひゃんさん、TORIKOさんとそのお友だちのふみさん、韓国留学中のキムヨングンさん、福井からやってきたごろねこさんの7人が揃っていた。
ところで肝腎の韓国アガシ二人はまだ来てないのかと訊ねたら、ドタキャンで今日は来ないとのこと(>_<) それはないやろ、と、これには正直落胆を禁じえなかった。
気を取り直して、料理を注文、チヂミ、チャプチェ、キムチなどの定番と、どや特製の鉄板焼き。Morris.は例によってノレチャランのプログラムやらHPのプリントアウトやら、写真やら持参で、ノレチャランチャランにいそしんだ。
結局10時半頃まで食べて、喋って、飲んで、おひらき。アジュマさんも一緒に店前で記念写真。
その後、TORIKOさんふみさんは帰宅。残りの6人で駅前のカラオケ広場に向かう。福井から来たごろねこさんは今から帰るのは無理だし、この際サービスタイムを利用して朝までカラオケしようとのこと、Morris.に異存のあろうはずはない(^^;)
「身土不二」の決めポーズアジュマさんも店を抜け出して顔を出して、お得意の河島英五を披露してくれたし、今日の幹事のあじゅやさんは頭痛とアレルギー症状なのに、薬飲んで(^^;)がんばってるし、みひゃんさんは70年代メドレー熱唱、ヨングンさんは韓国で覚えた新曲攻め、ちょあよさんはイスヨンのカバー曲「光化門恋歌」で渋いのどを聞かせてくれた。ちょあよさんが歌うのは初めてみたぞ(^^;) そしてびっくりしたのが、初対面のごろねこさんで、いや、韓国歌謡のレパートリーの多いこと、それもかなり新しめの曲中心で、Morris.もたじたじだった(^^;) しかしこんな好敵手(^o^)に会えるというのもひさしぶりだから嬉しいことこの上なし。
深夜2時を過ぎると流石に疲れて仮眠する人も出てきたが、あじゅやさん、ごろねこさん、Morris.の3人は4時半過ぎまで休み無しで歌いつづけてしまった。アルコール無しのセットにしたのが幸いしてか、Morris.も途中で潰れることなく元気を持続、おしまいに「身土不ニ」と「アパート」歌って終了。ちょっと今日はMorris.は抑え気味だったかもしれない。かなり余力残しての朝までカラオケだった(^^;)
始発の環状線でいったん大阪駅まで出て、「雷鳥」で福井に帰るごろねこさんと朝の散歩。阪急東通り商店街方面に足を延ばし、24時間営業の居酒屋を見つけ、朝からビールと酎ハイで乾杯。韓国歌謡談義に花を咲かせる。あまりに話がはずんでMorris.はジョッキ3杯も空けてしまった。8時に別れを告げて、快速で帰宅。お約束の乗り越し(三宮)もあって、部屋にたどり着いたのが9時過ぎ。ああ、それにしても実に充実した半日だったあ。


ご近所のドア前

寺田町のねこ

舎利寺

善光寺を模した三尊像

閻魔大王

舎利寺の黒猫

供花をモチーフに

妖しく美しい夕顔

これ撮る間に蚊禍にあう

何はなくともキムチから

アシナガさんのリクエスト

お約束の魚眼オフ風景

オフ点景その1

オフ点景その2

「どや」前記念撮影 拡大画像
2005/09/02(金)●近所で空き巣狙い●

荻野君と高槻のニュージーランド向け荷物のピックアップ。階段3階だったが、荷物があまり多くなかったのでOK。
午後は倉庫作業。明日からしばらくはひまになりそうだ。青春18切符の残りを使って小旅行でも計画したい。
夜は小柳歯科に行き、右上の虫歯に金属かぶせてもらう。これでおしまいと思ったのだが、右下の奥歯も継続して治療すべきと言われ、結局後2ヶ月くらいは通院続けることになった。
そのあと矢谷君のところに行き、焼酎ご馳走になって、ブラジル音楽のDVDなど見せてもらい、以前引越しで出たミシンと古いサブノートパソコン(ちびくろの前のモデル)貰って帰る。
帰り道レーヴに寄ったら島田さんがいた。玉子マラカスの話して、お互いのマラカス取り替えることになった。島田さんのはTOCAと書いてある白い奴で、かなり重い。後ではかったらMorris.のは25g、島田さんのは45gもあった。でもやっぱりジムダンロップのものが欲しいな。
常連のM子さんが来てないなという話してたら、ママが彼女は自宅に空き巣が入って今警察の事情聴取受けてるとのこと、あわてて電話したがつながらない。心配である。
M子さんの家はMorris.亭すぐ近くのマンションで、何でもこのマンションで3軒、他にも数軒が同時に狙われたらしい。夜遅くまでマンションでは人の出入りであわただしい模様だった。後で、M子さんの部屋に寄り、現場を撮影させて貰う。こそ泥ではなく、本当に部屋荒らしという感じで、押入れや引出し、衣装棚の一切合財が床に散乱している状態だった。現金はあまり置いてなく、カードなども身に付けていたので、実害はそれほど多くなかったのが、不幸中の幸いといえるだろう。不在時の犯行だから良かったものの、万一部屋にいるときだったりしたらと思うとぞっとする。しかし、オートロックというのもあまりあてにならないし、部屋のドアなんかちょっとした金具で簡単に開けられるようだ。


深夜なのに人影が多い現場

居間はこんな状態

押入れも衣装棚もグチャグチャ
2005/09/01(木)●今岡に救われた(^o^)●

六甲台の4日取りの現場も今日が最終日。今日も昼飯は扇矢(^^;) 今日は初めて塩焼きカルビ丼というのを頼む。これがまたあっさり風でしっかりカルビのうまみがご飯に染みて美味しかった。薬味はネギだけのようだが、ごま油と酢の混ったかけ汁みたいなのが秘訣らしい。これは一度部屋で作ってみよう。
今夜も阪神-中日戦。今日は中日に1点先制されたが今日は赤星3盗塁、シーツ4ヒット、そして今岡の2打席連続本塁打で、8-1と阪神の完勝\(^o^)/ 昨日の憂さを思い切り晴らしてくれた。8月はどちらかと言うと苦戦が続いたが、勝負の月9月の緒戦がこういう形での勝利と言うのは幸先が良いというか、期待をふくらませてくれる。

【天使の爪 上下】大沢在昌 ★★★☆☆ 脳移植を受けて甦ったヒロインアスカと、やはり脳移植で恐るべき殺人マシンに生まれ変わったロシア人「狼」が、日本で因縁の争いに巻き込まれるという、根本が荒唐無稽のストーリーだが、その上で作者お得意の警察官や麻薬捜査官の使命感と心の綾、強い男と女の互助愛(^^;)、公安、CIA、SVRを巻き込んでの、陰謀戦、情報戦、フェイク、そして本書のメインにもなる超人的身体能力と戦闘能力、殺戮技術の披露が展開される。Morris.はヴァイオレンスは現実でも、フィクションでも苦手なのだが、このての作品では、常駐スパイスとして欠かせないもののようだ。
大沢作品を読むたびに、女の描けない作家だと悪口を言ってきた(そこがこの作家の長所かもという保留をつけてだが)Morris.だが、本書のアスカは、マフィアの情婦の身体を借りて生まれ変わったということから、心身の乖離に悩みながらそれを自分なりに咀嚼、解釈して一つの人格に止揚しようとする努力の中で、それなりの魅力を感じさせるキャラクタになりかけている。大沢も努力してるのだと感心させられた。
ラストではお約束どおりのヒロインと悪ヒーローの直接対決で、ヒーローがほとんど壊れかけながらも勝利を得るという結末に終着するのだが、その後のエピローグめいたオチは、あまりにとってつけたようでいただけなかった。
ストーリーとはほとんど関係ないのだが、悪ヒーローに傷めつけられたロシアの工作員の日本人論がなかなか面白かった。

「……ある意味で、この国ほど平等な国はない。人並みの暮しをするチャンスなら、誰にでも与えられる」
「金持になるチャンスは?」
セミョーノフは首をふった。
「金持になれるのは、システムと直接つながるパイプをもっている人間だけだ」
「じゃあロシアと同じだな。軍隊や役所とつながった奴が儲ける」
「この国の軍には力がない。軍隊として認められていないからな。力があるのは、政治家と官僚だ。特に政治家の力が強い。日本とロシアの大きなちがいは、マフィアが政治家に強い影響力をもたないことだ。マフィアは政治家と組まなくとも金儲けができるのだ。大企業の弱みを握ったり、小銭をもった市民をカモにする。日本人は奇妙な民族だ。大きな夢をもちたがらない。小銭で車を買ったり、洋服やバッグを買えれば満足する。ほとんどの人間は、あきらめて生きている。自分が大きな夢をかなえることなどありえない、と」
「お前はそれにつけこんで、子供の体を楽しんだというわけか」
「いっておくが、私は嫌がる娘としたわけじゃない。大人を馬鹿にしているくせに、その大人がもっている金が欲しくてしかたがない連中と利害が一致しただけだ」
「それが本当なら妙な話だ」
「金が好きなのだ、大人も子供も、バブルと呼ばれた、経済が異常に好調だった時代からこっち、日本人は金をつかうのが大好きになった。そのくせ、人は大金持にはなれないと思っている。今、この国で大金持になる夢をもっているのは、中国人だ。この国で稼いだ金を元手に、本国で何かをやってやろうと」
「中国人は商売がうまいというからな」
セミョーノフは青ざめた顔に笑みを浮かべた。
「その通りだ。日本人は働くのはうまいが、商売はうまくない。だからいずれ、中国人に働かされるようになるだろう」


おしまいの台詞なんか、かなり皮肉が効いていると思う。新宿鮫シリーズにも、彼一流の社会観とか、人間論とかがちりばめられていて、それがファンにとっては、こたえられないのかもしれない。なんだかんだ言いながら、上下で千頁近いこの長編をしっかり楽しんで読んだのだから、やはりMorris.にとっても貴重なエンターテインメント作家と言うことができるだろう。


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