ここは、Morris.の日記です。読書記録(★=20点、☆=5点、これはあくまでMorris.の独断、気紛れ、いい加減です)、オフ宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。
【おかしな本の奮戦記】堀内俊宏 ★★★☆ 二見書房社長による、自社のベストセラーと当時のエピソードで綴る回顧録。発行されたのが'87年だから、もう13年前の本で、その時点まで二見書房の四半世紀の社史ということもできる。二見書房は、ベストセラー志向の出版社で、売れるものなら、秘境ものでも、写真絵葉書だろうと、エロだろうと、ゲーム攻略本だろうと、何でも売ってやろうタイプで、特筆すべきヒット商品は「白い本」だったりする。社長もその権化みたいなところもあるが、愛嬌があって、さすが読みやすい文章で、本造りの手練れを思わせる。アイデアとしては、それぞれの本の書評を、当時の新聞、雑誌から抜粋引用しているところで、手抜きのくせにそうは見えないところが味噌である。
基本的にMorris.は「ベストセラーは読まない」のだが、それでも、本書に取り上げられた本のいくらかは知っている。自分の自慢話といえなくもないのだが、出版社と言うより、商売と割り切っている著者だけに、平凡に見える非凡さを感じた。全体として、何か、懐かしさを禁じ得ないと思ったら、表紙の絵も本文カット(多数)も、漫画家、ワチサンペイだった。
2000/05/30(火)●優雅な昼前怠惰な昼下り熱狂の夜?●
ゆっくり朝寝をむさぼり11時ごろ起き出して、濃い紅茶にミルクたっぷり入れて、モーツアルトをBGMに、優雅なtea
timeを楽しんだ。午後はごろごろと寝転がって読書。5時半に、香介、伊藤、えっちゃん、奈緒ちゃんと待ち合わせて、阪神−横浜戦観戦。プロ野球生で見るのは何年ぶりだろう?レフト側外野席の一番後ろに陣取ったので、ホームベースが遠いこと。甲子園だから、レフト側でもタイガーズ応援団がほとんどで、それは良かったのだが、応援団は、野球を見るより、叫び、踊り、パフォーマンスすることが目的化してるようで、試合をじっくり楽しむことはできなかった。野球観戦はテレビにかぎるかな?でも、まあ、臨場感はそれなりにあったし、7回裏開始前のジェット風船はテレビでは味わえない見物だったし、おまけに(^_^;)2-0で阪神勝ってしまったので、試合終ってからも六甲おろし大合唱、萬歳三唱、そして打ち上げに近くの百拾番で飲み、12時前に帰宅。
【アジアカレー紀行】高野たけし ★★★☆☆ インド、タイ、ミャンマー、ネパール、シンガポール、バリと地域別のカレー食べ歩きの本なのだが、著者が写真家だけに、とにかくカレー料理と、現地の風景の写真が美しい。毛色の違った5人のキャラクターの会話という設定による地の文も、適当にユーモアを交えて、ポイントは押えていて、読みやすいし、実践的でもある。最初のカレー談義から始まって、本論の各国のカレー、そしておしまいに8種類のカレーレシピ。実に良くできた本である。本論では、インドとタイに重点が置かれていて、これも妥当だし、このところタイ風料理にはまってるMorris.には、非情に興味深かった。カラー写真も、光沢紙でなく、普通の厚手の製本用紙なのも、好感度大。
2000/05/29(月)●ビットマップで添付ファイル(^_^;)●
昨日書き忘れたのだが、午後4時ごろきゅみちゃんから「今藍ちゃんがメール送ったから見てね」という電話があった。藍ちゃん(小1)は、吉美ちゃんの次女で、きゅみちゃんの姪にあたる。で、あわててインターネット繋いで、メール受信したのだが、なかなかダウンできない。な、なんなんだ、と思いつつ、料理はしなくてはならないし、と流し台とディスプレイを行ったり来たりしてもまだまだ受信は終了しない。結局15分近くかかって、ロード終了。添付メール開いたら、藍ちゃん作「ネコの絵」だった(@_@)
Morris.は藍ちゃん好きだし、今年の年賀状の伽奈ちゃん(長女)の描きのペコちゃんには感動したけど、今回のははっきり言って殴り書き。それを、こともあろうに、画面全面大で、ビットマップファイルで送られた日には、ほとんど山本リンダ状態(>_<)である。
添付ファイルのサイズは1.7MB(1,785,250バイト)あった(@_@)。ちなみに右に貼り付けたgifファイルは、8kb(8,201バイト)である。もちろんかなり縮小してるが、添付ファイルとのサイズ比は1:0.0046、つまり右の画像の200倍以上の容量の画像がメールに添付されてたということになる。おいおいそれはないだろうと、思ったが、後で留守電に入ってたきゅみちゃんの悪びれない、お詫び??のメッセージ聞いたら、文句言う気がしなくなってしまった。吉美ちゃんにしろ、きゅみちゃんにしろ、あの姉妹には、つい甘くなってしまうMorris.である。
今日は矢谷、常見、小林と一緒に茨木市庄1丁目の現場。カナダ行きの荷物と和歌山の実家への荷物の梱包。仕分けが全く出来てなくて朝はどうなることかと思ったが、昼前に西根、武下組が応援に来てくれたので思ったよりはかどった。しかし、御影の現場が遅れてるのでヘルプに入り、事務所戻ったら8時過ぎてた。
2000/05/28(日)●午後はしっかりお料理犬●
8時起床。昨日から録画??したSTAR digio494ch韓国歌謡の整理する。このところあまりこのチャンネル聞いてなかったのが、久しぶりにかけたら、結構Morris.好みのサウンドが流れてたので、エアチェックした。いつもは1時間ずつ2回の番組の繰り返しなのに、何故か4時間にわたる長尺で、全部で55曲。オムジョンファ、イジョンヒョン、ヤンパなど知った歌手もいたが、ほとんど未知の歌手やグループで、最近の韓国popsのシャワーを一度に浴びることになった。Morris.がソテジ以後、韓国歌謡(新曲)から手を引いた原因の一つとなったダンス、ラップグループ独占状態から、少しは普通に聞ける曲が増えているようで、嬉しかった。オラクシルに男性ヴォーカルが入ってたり、チャウリムというコミカルな曲を歌うグループがいたり、ヤンパが前より情感の入った歌いかたしていたり、いろいろ発見もあったが、一番印象に残ったのは、「Killing
Time」のイボンという女性歌手で、パンミギョンミと似た路線だが、ずっとわかりやすい。
オムジョンファの曲は3曲あって、これを聞いて彼女が、韓国人になんであんなに受けるのかも分かったような気がした。
しかし、こうやって、曲名と歌手書きとって、チェックするなんてすごい労力だ。曲目一覧くらい、画面で提供してくれよ、第一興商(^_^;)
昼前買い出しに出て、午後はこじんまりとモリス亭宴会。伊藤、香介、社長、昨日誕生日だった奈緒ちゃん呼んで、Morris.はひたすら、お料理犬に徹した。突き出しの枝豆から、鶏皮の湯引きニンニク和え、タイ風オムレツ、茄子のサラダ、中華スープ、小松菜と豚バラ肉のスープ煮、鯛のアラ煮、大豆もやしナムル、チャンジャ(奈緒ちゃん提供)大根、などの定番と、四国土産のカツオの血合いの干物(佐藤提供)、宇和島河内屋のジャコ天(社長提供)、筍の煮物、冷凍していたタイ風レッドカレー、とどめのさぬきうどんまで、とりあえず品数の多さだけは自慢(^。^)。
今日は先日買ったIH電気釜の使い初めで、5合炊いたのだが、予想以上に美味しく炊けた。マンセー\(^○^)/
前の電気釜が、どうも不調で、いろいろやってみても何となくべたついたご飯になってたのが。今日は見事に米粒が立っている、と言う感じ。これと韓国海苔(キュミちゃん提供)のセットは、今日のモリス亭で一番人気メニューだった。そりゃ確かに美味しいのは認めるけど−−−(^_^;)
8時から、奈緒ちゃんとヒアカムに行く。フクイーズの定例ライブで、Morris.はこれがあるので、宴会中ほとんど飲まないでいたのだ。今回のゲストは、岸和田のギタリストで、矢谷がバッキングについた。フクイーズは可も無し不可も無し。いつもより早く終わったので、10時半に帰宅したら、まだ香介は飲んでた(^_^;)
しばらく一緒に飲んで、香介が11時半頃帰った後も一人で飲み、残りのタイレッドカレーに鶏胸肉やシメジなど追加してとろ火で煮込んだまま寝入ってしまい、気がついたら焦げ付いてた(>_<)
ああ、も、もったいない。
2000/05/27(土)●がっくりセレッソ(;_;)●
目が覚めたら11時半だった。雨が降ってた。まだ身体全体がだるい。今日は完全休養日ということにする。しかし、こういう生活パタンはよくない。来週からはもう少し仕事を減らそう。
昼食は例の爆弾キムチで豚キムチ。やっぱり、かなり酸っぱい(>_<)
午後3時から、NHKでJリーグ、セレッソの優勝決定を見ようと、TV観戦してたのだが、前半川崎に先制されて、後半どうにか追いついたが、横浜は2点差で快勝したので、延長戦Vゴールしなければ優勝できないところまで追いつめられてしまい、延長後半直後、逆に川崎にVゴールで負けてしまった(>_<)
あじゃじゃあ。の結果であった。りーちさん、長居まで応援に行ってたのに残念でしたね。
【土建屋懺悔録】佐藤洋二郎 ★★★ 元、基礎工事会社の役員をやっていた作家が、当時の回想と、現在の日本のゼネコン、銀行、政治家の癒着構造を告発するという、小説なのか、ドキュメントなのか、手記なのか、よくわからない作品。体裁も、一見よくある詩画集のような装丁で、90ページ足らずなのに、えらく空白が多く、11葉のイラスト(タブローといいたいくらいのリキの入りよう)まで付されているので、原稿用紙で100枚前後の短編で1冊を作った形だ。しかも、各ページの下段に、英訳まで掲載されているという念の入れようは、どういう狙いなのだろう。
それはともかく、社会構造や、経済、政治への知識に欠けるMorris.にとっては、非常に分かりやすく教えられることの多い内容だった。どーしよーもない日本、ということが改めて理解できた。
あのとき(阪神淡路大地震)ビルや高速道路が倒壊した光景が頻繁に報道されたが、原因をつくった建設会社の名前は最後まで明かされなかった。建設業に従事する多くの者は、その大手会社の名前を知っていたが、どこも報道するメディアはなかった。手抜き工事をしたり欠陥工事をやったのに、なにも制裁を受けない。報道機関に圧力をかけたのだろうか。知り合いだった大手土木会社の人間は、仕事はああいうふうにやらなければ儲けがでないし、みんな地震のせいにできるもんなと自嘲気味に笑った。
現在大企業だと言われ「優秀」な学生が入社を希望する多くの会社は「規制産業」だ。生産会社でもない企業が栄えることこそ、亡国の道だとかんがえなければならないし歴史が証明している。それに加担する「選良」も亡国の徒と言わざるを得ない。
昔、言葉は神の声だった。魂があった。信じたいと思うものがおたがいに存在していた。翻って今日の言葉の曖昧さはどうだ。呆れるほど軽くなったし猜疑心を募らせるほどになっている。「選良」や官僚の意味不明の答弁や言葉遣いは、理解したくても理解できないほどだ。
責任がない。保身に終始している。人に伝えようとする意志がない。言葉を重んじず言葉への畏れもない。自らの言葉も持たず利権に奔走する彼らは、この国の静かな殺人者たちだ。このままでいいはずがない。やがて国はほろぶしいつかきた道を辿る。テレビで見る悪代官やそれにつるむ悪徳商人とどう違うのか。時代は変わっても利権構造のカラクリは、なにも変っていない。
敗戦後、マッカーサーは「3S政策」を実践した。なるべく日本人に政治への関心を持たせないように、セックス、スポーツ、スクリーンなどの娯楽に目を向けさせた。かくてこの国は総理大臣よりも長嶋監督、石原裕次郎の名前を覚えた。選挙の投票よりも野球観戦という国になった。軽薄さだけが目立つ。自を疑うことも、生きることも疑うことがなくなった。そのせいで「学習」だけができる人間がもてはやされるようになった。そこには決断力も判断力もない人間が増えた。失敗すれば反省したふりをする。見せ物の反省猿と少しも変わらない。
おしまいの一節などは、特に目新しい物言いではないが、Morris.には耳の痛いものがあった。
2000/05/26(金)●韓国若者にパクサブーム(^○^)●
矢谷、ふくちゃんと、また新開地の閉店後の片づけ。一昨日はひたすら、食器の梱包だったからまだ良かったが、今日は厨房機器の移動までやることになり、皿洗い機の水は瀧のようにこぼれるわ、フライヤーの側面には分厚く油がこびりついて、手袋もズボンもシャツも油塗れになってしまった(;_;)
午後から二人は荷物おろしに戻り、Morris.一人で梱包始めたのだが、片づけたと思うはしから、品物どんどん追加されるし、床もベタベタだし、服についた油の匂いもあって、Morris.は途中キレそうんになってしまったよ。倉庫にもどってからも、めちゃくちゃ重い荷物の積み込みや移動もあり、完全にバテバテ、明日は休むことにした。
帰宅して風呂に入って、一休みしてから、ふらふらと三宮に出て「陶人」へ。堀姉妹と、いやま、京都のみすみ、それにちーちゃんのお父さんまでいた。さすがに疲れていたので、ビール2本ですっかり酔ってしまい、堀姉妹といっしょに阪神で帰宅。部屋に着いたのが零時前で、そのまま寝ればいいのに、ついついまた飲み始めてそのまま畳でねてしまい、電話のベルで起こされた。寝ぼけた状態で受話器を取ったら、ソウルのイパクサからで、例のCDの件ほったらかしてたMorris.は、あわてて弁解しようとしたが、今日のイパクサはえらく上機嫌で、もうCDはなくてもいいという。何でも、最近韓国の若者のあいだで、パクサのブームが起こり、10代を中心とするファンクラブみたいなものができ、インターネットサイトも立ち上がったらしい。明和電機とのコンピュレーションアルバムの「俺は宇宙のファンタジー」を、韓国語で再録音し、6月には発売するというビッグニュースもあり、ひさびさの明るい話題に終始した。ぜひソウルに行ったら、若いファンクラブメンバーと接触しなくては。仕事でくさってた気持ちがちょっとだけいやされた気がする。
【平成ゾンビ集】福田和也 ★★☆☆
98,99年に「新潮45」に連載された毒舌世評の集成と、補足で一本にしたもの。あとがきに鈴々舎馬風の口調で軽妙に世相講談を繰り広げたかったとあるが、半分も成功していない。面白い部分もあるにはあるのだが、どうも切れ味が悪いのね。ずけずけ言うのはいいけれど、悪口を嫌味なく言うのは難しい。過激にして愛敬ありの外骨とまでは望まないが、もう少し余裕が欲しい。
中国嫌い、自衛隊へのシンパシー、北朝鮮への意識過剰、天皇好きと、まあ、右寄りのコメンテータということは間違いないし、このところ革新勢力なんて無きに等しいから、左右無関係に面白ければ読むという無節操なMorris.だけど、これはあまりいただけなかった。
2000/05/25(木)●キムチ爆発寸前●
昨夜11時半過ぎに、285ch(スカイA)に合わせたら、阪神-中日戦やってる。録画だろうと思ったが、これが延長13回のリアルタイム中継。つい、見てしまったが。15回の表2点取られ、タイガーズが負けたときには零時回っていた。前日も14回までやったらしい。
今日は、市川、としろうと御影米人宅の現場。ほとんど台所に入ってた。
帰りの電車の中で、手帳を出そうとして鞄の中に何かふくらんだ風船のようなもの見つける。数日前にダイエーで買ったキムチだった。冷蔵庫に入れ忘れて、持って回ってたらしい。昨日今日の暑さもあって醗酵が進み、すんでのところで、爆発するところだった(^_^;)
帰って開けてみたら、やっぱり酸っぱくなってる。炒め物に使おう。
【周公旦】酒見賢一 ★★★★ 久々に小説を読む愉しみを満足させてくれた一冊。畢生の傑作と折紙付の長編「陋巷に在り」は単行本10巻まで出て、現在も雑誌に連載中だが、本書はそれより過去の時代に舞台を設定している。殷を破って周王朝を建てた武王の弟周公旦が主人公で、その「礼」を中心とした、歴史冒険譚ということにでもなるのであろうか。半ば神話めいた、また説話めいた、超人間的な怪物が跋扈する世界を、冷静な視点で、淡々と記述していながら、物語のめりはりはきいているし、多方面にわたる知識の深さ、古の雰囲気の醸出し、従来の定説を覆し、呪文に近い詩を明快に解釈し、と、見所、長所は枚挙に暇がない。
主人公周公旦の、超人間、超自然的な性格、坐術、精神力も含めて、当時の世界と、人間が、真実味をおびて眼前に現前するかのようにみえるのは、すでにしてMorris.が作者の術中にはまってしまった結果かもしれない。
小説の中で小説生成の秘儀を開帳しながら、それがそのまま新たな小説になっていくメタ小説(か?)の傑作「語り手の事情」をものしてる作者だけに、本書でも、周公旦の行動とそのもたらした結果の因果関係の、裏読み(真相)を、読者側に密かに想像させるレトリックが仕込まれてあったりして、これにもMorris.は醉わされてしまったよ。さりげなく子路の悲惨な最期も添景として置かれてあったりして、ついつい、Morris.は本書を「陋巷に在り」の番外編として読んでるような気にもなった。
古詩の翻訳部分からも酒見の漢文読解における力量の一端を垣間見ることができる。読み下し文からして、学者、好事家のものとは、一味違っている。特に詩的というわけではない、解釈としての読みの深さと精確さが感じられるのだ。
重箱の隅をつつくようなことだが、これだけ漢文にも明るい作者が、作中「高見の見物」と言う表記(144p)をしているのは、「上手の手から水が漏れた」のだと言えよう(^。^)
2000/05/24(水)●即席台風麺料理三番勝負●
今朝は早起きした。しばらくベッドで本読んで、5時ごろ起き出して濃い紅茶(もちろん
English breakfast)にミルクをたっぷり入れて飲む。ああ美味しい。
今日は矢谷と二人一日倉庫で、ヴァン詰め、CY、通関、ストレージ搬出--と、言った不得手な作業ばかりですっかりめげてしまったよ。
今夜は、何を作ろうか、と考えてると、いいアイディアが浮んだので、帰宅して風呂に入ってから実行に移す。それは、この前南京町の永昌行で買った、タイのインスタント麺類3種類を食べ比べるというものだった。そんなの一人で食べきれるのかい?と思われるかもしれないが、日本のインスタントラーメンの半分くらいなので大丈夫だろう。
まずは、タイ風ビーフンから。これは前に作ったヤムウンセンの春雨みたいな白い半透明の麺で、わりとさっぱりしてた、でも、辛いのは結構辛い。パクチー、ナンプラー、酢などばかばかかける。これだけですっかり、本格的なタイ風料理になる気がする。インスタントとはとても思えない。
2番手はタイ風ラーメン。タイ料理にラーメンなんてなあ、と、一番期待してなかったのに、甚だしい認識不足。トムヤンクン風とうたい文句に偽り無く、しっかりしたタイの味。おまけにこりゃ、ほんとに辛い。パクチーはかけたけど、それ以外調味料加える必要無し。麺は日本のインスタントラーメンと似ててちょっと細目。
おしまいはタイ風燒きそば、これは期待した割には辛さも味もイマイチだった。Morris.が具を入れ過ぎたのが敗因かもしれない。それと、さすがに一度に3品は多すぎた。白きくらげは、結構いけることがわかった。
しかし、3品とも、充分メニューに加えても遜色ない。って、たかだか、モリス亭のメニューだもんね(^_^;)
確か、明日夜8時から、4chで、鶴橋の「福ちゃん」が番組で紹介される予定だ。
2000/05/23(火)●今日もヒットパレット!?●
昨夜、何時かよく分からないが、べろべろに酔っ払っているとき、ゆかりちゃんから、7月8日(土)に楽屋で、ソロライブするので、チラシ送るから宣伝しといてや、という電話があったような気がする(@_@)
したがって、何を話したかも記憶無し。変なこと口走って無ければいいのだけど(^_^;)
今日は矢谷と二人で、新開地ヒットパレットの食器の梱包(@_@) あれだけの店だから食器の数も半端じゃない。一日かかりきりでやっても、まだだいぶ残ってしまった。しかし、閉店後にまた行くことになるとは思いもよらなかった。昼食はすぐ隣の半分屋台みたいな「神戸っ子」で豚骨白湯(パイタン)ラーメン食べたのだが、前より数段美味くなってる。そう言えば、前は白湯はなくて、今一つ納得できなかったのだ。昨日も食べたという矢谷の助言で「麺は固め」で注文したが、それでもまだちょっと軟らかい感じがした。脂身なし、とか、チャーシュー半分葱多い目などと、客の細かい注文にも応えてくれるところも好感度大。これなら及第点だ。
先ほど、メールボックス見たら、「大西ユカリの新世界」のオルガン担当、マンボさんから、貼付ファイルの楽屋ポスターが送られてきた。やっぱり昨夜の電話はあったのだった(^○^)
しかも日付も間違ってなかった。えらいぞ、Morris.(って、(^_^;))と、いうわけで、大西ユカリ部屋にポスターを貼り付けておいた。120kbほどあるけど、ファンは、必ず見ること。それから、当日はもちろんみんな見に行くように。
2000/05/22(月)●STAR digioえらい!!●
昨日の新開地ヒットパレット閉店ライブは、懐かしい顔、久しぶりの顔にたくさん出会えて、演奏より、そちらの方が楽しかった。高山、吉美ちゃん一家、秋本一家、うさこちゃん、谷尻さん、堀姉妹、光玄(もっちゃん)等など。この日の春待ちファミリーBANDレポートはバンド日記にアップしておく。飲み物フリーだったので、Morris.は浴びるほど飲んで、さらに伊藤、松尾、奈緒ちゃんと神戸駅前のショットバー「cave」でまた飲んだ。帰りの電車の中で、Morris.は、えらく愚痴ってたな。反省。
今朝になっても、兵庫ネットつながらない。電話しようと思ってたが、9時半過ぎにやっとつながった。心配してたメールも何とか消えずに届いているようだ。でも、読むのが遅れたので2,3不都合なこともあった。間に日曜日挟んだためとは言え、困ったもんだ、兵庫ネット。
午前中は、昨日撮影したのをVHSにダビングしながら見る。午後は伊藤君呼んで、うどん大会??でもしよう。昼食はこの前南京町で買った、インスタントのタイ風ビーフン、これがまた手軽で簡単で美味しくて辛い(^。^)
また買い込んでこよう。
今週のSTAR digioは、割と充実してる。426chは、フォークのライブ特集で、懐かしい名前がずらり、知らない名前はなぎらのフォーク大全で見ると結構載ってる。他にCHARA、森高、懐かしのPOPS特集、ジャズでは、ブルーノート特集で、アートブレイキー、コルトレーンなどの定番作品、マイルスの電気篇、クラシックでは木管特集にヴィオラ・ダ・ガンバ特集なんてのもある。洋楽ではスティーリーダン、ダイアナロス、ジョンリーフッカー、80年バラード集と、これだけあれば、まるまる一日以上楽しめそうだ。やっぱり、これで月額1,200円は安い。それに引きかえ、KNTV韓国放送の月額3,000円というのは(@_@)
2時ごろ伊藤君来て、とりあえず飲んでるうちに、Morris.は潰れてしまったらしく、気が付いたら伊藤君は帰ってた(>_<)
しかたないので、ひとりでうどん(おろしと、やまかけ)食いまくった。
【マンガの力−成熟する戦後マンガ】夏目房之介
★★★☆☆ 漱石の孫と言う看板におぶさることなく?? 心技体充実したマンガ評論者として、一家をなしている著者の比較的硬派のマンガ論を集成した一冊で有る。あちこちに書いたものを編集しているので、重複や、ムラもあるが、さすが、壷を押さえたものが多い。私淑している手塚治虫関係のものも多く、マニアっぽい点もあるが、確かに良く読み込んでいて、いろいろ教えられた。つげ義春への傾倒ぶりが、ちょっと腑に落ちなかったり、梶原一騎への思い入れ(反語的ではあるが)にも、幾ばくかの違和感は覚えたが、それはそれで読み応えがあった。いしかわじゅんの「漫画の時間」を高く評価していることと、その上で反論すべきことははっきり言ったりする姿勢も良い。高野文子、坂田靖子、桜沢エリカ、杉浦日向子への、手放しの礼賛には、Morris.も大いに共感を覚えた。(女性漫画家に甘いところも似てるし)
とりみきの前衛、実験の分析や、永井豪のギャグとアクションの根底を喝破した論など、取り上げたいものが多いが、マンガファンなら、後は自分で本書に当たって欲しい。ということで、ドラえもんの魅力の秘密、ならびにドラえもんが東アジアで広範に受け入れられていることへの、卓抜な仮説「ドラえもんの多層的よみかた」から、ダイジェストして引いておく。
彼(ドラえもん)の性格にはひどく古めかしいところがあるのだ。
スヌーピーは人間たちにはみえないところで、撃墜王や小説家、外科医や弁護士、はては北極熊にまでなりきってしまう才能を持っている。いわば、スーパーな"夢"の能力をもつキャラクターとしては「ドラえもん」と似ており、チャーリーのドジさものび太を連想させる。
だが、チャーリーはドジな自分を受け入れて人生をやっていこうとしている。けしてスヌーピーに頼ろうとしないし、スヌーピーだって主人を
助けようとは思わない。ここでは、子供のキャラクターが、じつは大人として完成された個の距離感でふるまっているのだ。
もちろん、わがドラえもんはそうではない。ドジなだけでなく、努力もしない甘ったれであるのび太を、ほとんど無条件に助け導こうとする。「ピーナッツ」の世界が、個と個がなす市民社会だとすれば、「ドラえもん」のそれは、はるかに下町的もたれあい共同体的である。
いわばドラえもんは、町内の世話やきおばさん的母性なのである。この母性を拡張すると、観音様や土俗神の諸構成型万能信仰が出てきて、そこからみると「ドラえもん」は、SF民話なのではないかと思うほど古いのだ。ひょっとしたら、この土俗神的要素が、彼を汎東アジア的たらしめているのかもしれない。
「ドラえもん」の劇的要素は、手塚治虫が戦後マンガに与えた未来概念=SF的設定設定からやってきている。だが「ドラえもん」の未来は、手塚のように現前したりせず、いつまでも彼岸にある。
どこでもドアやタイムマシンやタケコプターといった、この作品の魅力の核をなす夢は、いつも未来からやってくるが、まるで隠れ里や龍宮からの贈物のように偶然的で恒常性がない。戦後マンガが開発してきたさまざまな劇性を、あえて説話的な安定したわかりやすさの定型に昇華抑制したこと、これが「ドラえもん」の表現の核なのではないかと思う。
2000/05/21(日)●春雷のいたずら●
今朝は早起きして、5時ごろインターネット接続しようとしたのだが、つながらない。また兵庫ネット、ポカやってるのかなと,思い、ニフティで巡回だけはできたので、ほっておいた。10時過ぎに再びつなごうとしても×で、電話したら、日曜なので宿直の人が出て、昨夜の落雷で電源落ちてたようだ。さっき電源入れたけど、ネット担当者いないので、どうしたらいいかわからない、と、頼りない返事。一日くらいつながらなくてもかまわない(もちろん、あって欲しいことではないけど)が、前のメンテの時みたいに、メールが消えたりすると嫌だなあ。こういう時は大手のプロバイダのメールが安心できそうだな。といって、いまさらニフティのメールアドレスは使いたくないし(>_<)
今日はオークスをTV観戦してから、夜は新開地ヒットパレット閉店ライブ「LAST
WALTZ」に行く予定。
オークスは結局、本命、対抗の1,2着に終わり、応援したフューチャサンデーは、スタートの出遅れと、レースがスピードの無い展開で、集団に巻かれて沈んでしまった。残念だったが、競馬レースをTVとは言え、こんなに真剣に見たのは初めてでそれなりに面白かった。
相撲は、曙が貴乃花に負けて魁皇が初優勝した。福岡の直方市出身と言うことで、地元の応援ぶりを見て、つい応援してしまった。正面から見るとなかなかいい面構えだ。
【採集栽培 趣味の野草】 前田曙山 ★★★★☆
大正7年4月15日発行。去年の青年センターの古本市で掘り出した、というか、稲田さんがMorris.向きではないかと、取っておいてくれたもの。初見は、挿し絵もそれほど巧緻ではないし、まあ、300円なら買ってもいいか、くらいだったのだが、どうして、どうして、これは名著だった。すでにしてMorris.の愛蔵本の一冊になっている。30ページほどの概論の後、四季別に120種余りの草花を解説紹介しているのだが、何と言ってもその文章が素晴らしい。引用詩、歌、句も多く、解説も懇切だし、野草歳時記としての一面も持っているが、すでに「園芸文庫」14巻を出したと言う著者だけに、その道の造詣深く、採集、栽培、庭、盆栽での按配など、実用的にもしっかりしたものでもあるらしい。
どんな文章か、冒頭の数行を引く。
極東日出る處、二十四番の風枝を鳴さず、秋津島根の山野は、緑の衣に紅黄紫白の瓔珞を纏ひ華曼を繋け、自然の恵みは五風十雨の序を違へずして、沃野千里、北は樺太の亜寒帯より、南は台湾の亜熱帯に到るまで、地あれば必ず蒼水あり、往く所として百卉の奄然せざるなきは、我日東帝国の誇りにして、予等国民の為には、天恵の福音で有る。之を大陸的の赭山禿峯の間に齷齪たる国民に比する時は、人類としての生活上の慰安は、頗ぶる極東にのみ厚い感じがする。曾て秦の徐福が、蓬莱に不老不死の薬を求めると称して、多くの童男、童女を率ゐ、東海の波に泛んで去つたと言ふ。其落ち付いた先は、果して我日本で有つたか、或は海若に呪はれて、魚腹に葬り去られたかは知らぬが、徐福の漂着の遺跡といふものは、各地の口碑に残つて居る。其結果は兎も角徐福が若し我邦を蓬莱神仙の国と想像したとすれば、其胸奥の琴線に触れたのは、青螺夢の如き古蒼千年の色、夫が天地の楽土といふ響きを伝へたに違ひない。
何だ、国粋主義者の美文、雅文じゃないかと思われるかもしれないが、そうでないことは本書を読み進めるとだんだんに分かってくる。引用部分は時代が書かせたものであるが、決して時代に阿ってはいない。野草そのものに筆が流れると以下のごとく、たちまちにして嫋嫋たる描写となる。
試みに思へ。春の野辺には菫、蒲公英、蓮華草、或ひは桜草の如き可憐なる花咲き、樹々の新嫩は匂ひ始め、柳絮夢を載せて飛ぶ。夏は日天に冲して、烈々燬かんとするが如くなれども、翠緑濃かに伸びて、欝葱滴らんとし、丈高き草の燃ゆるが如き色は、直に眼底を射るけれども、夕暮れともなれば、行水の潦に夕顔の姿を宿し、烏瓜に花の仄々と白きに晩涼溢るるが如きを覚える。秋深くして金風肌に滲み、錦葉酔を吹いて紅なる時、野菊の薫、萩尾花の囁き、葦の共摺に寂しさを味ふかと思へば、満目荒涼たる冬に入りて、日溜の茶梅に花虻のすがるる哀れさ、南天燭の実に鳥の啼くも、一入寂寞の感を催ふさせる。
しかし、Morris.がしびれたのは、概論ではなく、個々の野草への率直にして真摯な愛情と、80年前の作なのに、現在でも通用するナチュラリズムの発露が見られることだ。
オオイヌノフグリの名称に、本気で憤ったり、国産睡蓮に肩入れしたり、菊の紋章と日の丸に関しての故事付けをむきになって否定するなど、邪気愛すべしところもある。
A5版青い布装ハードカバーで随分草臥れているし、本文用紙もわら半紙に近い上に相当に黄ばんで、強く掴むと簡単に裂けてしまいそうなほどだ。見かけよりはページ数は多く(376p)、非常に読み応えがあった。実はMorris.は本書を一年がかりで読み了えた。一辺に読むのが勿体無いこともあって、モリス亭高架の常備本としていたのだった(^。^)
本書は晴れて一年ぶりに娑婆に復帰したわけだが、匂いはついてないどころか、ページから、沈香のような香りが立ち上ってくるのはどうしたわけだろう。
2000/05/20(土)●密かなマイブーム、小松菜●
午前中は春待ちファミリーBANDのテープ整理。先日、社長と見た地震前の映像があまりに懐かしかったので、過去のテープで面白そうなのをピックアップして、モリス亭で、ビデオ上映会でもしようかと思い立った。その前にテープラベルなどきちんと印刷して、整理しなくてはと、始めたのだがこれが結構手間が掛かる。VHS時代のものはラベルが大きいこともあって、問題ないのだが、Hi8、DVCとなると、テープが小さいのは虫メガネないと読めないくらい。ともかくも、3時間ほど掛かって、手持ちのラベルだけは貼り替えた。しかし、地震の後のどたばたと、3度にわたる引っ越しもあって、いくらか紛失したり、破損廃棄したものもあるようだ(^_^;)
最近えらく、気に入って、頻繁に使ってる食材がある。なんと、これが小松菜なのね。Morris.は青野菜といえば、キャベツ、白菜、ほうれん草、チンゲン菜くらいしか使ってこなかった。それで充分だと思ってたきらいがある。小松菜より、チンゲン菜の方が、見た目にプリプリ感があって、つい使い慣れてたのだが、センターの鹿嶋さんが「あたしは、チンゲン菜より小松菜が好き」と言ってたのを思い出して、一度特売の小松菜買って食べたら、うん、これはいける、というので、料理本見て、小松菜使うメニューをいくらか作って見た。あじゃじゃ、どれもうまい。サラダとして生食に良し、お浸しに良し、コチュジャン、ヤンニョンジャンと和えて良し、炒めても、汁物にしてもまた良しということで、すっかりモリス亭の常備采に大躍進を遂げた(^○^)
今日のランチメニューは小松菜ときのこと豚の中華風スープ煮で、仕上げに五香粉効かして、これまたばりばり美味しかった。
午後から雨になるという天気予報が見事に外れて、いい陽気になったので、自転車で王子動物園へ行く。のんびり行っても30分はかからない。でも、動物園に行くなんて何年ぶりだろう。昨日買った双眼鏡を使いたかったのと、微に入るソウルの杉山さんのページに河馬の句があり、韓国の動物園の話が書いてあったのを見て、不意に思い立ったのだった。6月にパンダが来るというんで、その前に行っとこうとは思っていたのだ。
楽しみにしていた白熊の遊泳姿は見られなかったし、河馬は会った途端に大口開けてくれたのだが、シャッターチャンス逃がして、結局いい画像は撮れなかった。Morris.のデジカメはファインダーないので、狙い撮りは難しい。それでも、レッサーパンダ(Morris.はパンダは好きじゃないがレッサーパンダは好き)、ゾウ、山猫、ラマ、フラミンゴなどを写してみた。今日のベストショットは、水中を泳ぐフンボルトペンギン1号(^。^)。地上に立ってる他のペンギンの影が写りこんでるのがポイントかな。
園内にあるハンター邸前の池に睡蓮が咲いてて、ぼーっと見てたら、久々にイトトンボを見かけた。初め3匹くらいと思ってたが、5匹くらいいることが分かり、最後には7匹を確認した。すぺて、空色の筋の同じ柄で、Morris.の一番好きな、エメラルドグリーンのはいなかった。ここには、途中ギンヤンマも飛んできた。
王子動物園のMorris.のお気に入りは「りすと小鳥の森」舎だ。ここでは小一時間ゆっくり坐って、双眼鏡で横着者のバードウォッチングを楽しむ。コイカル、オオルリ、キレンジャク、ホオジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、アカウソ、セグロセキレイ、コゲラなどを認めることができた(^。^)しかし、双眼鏡は面白い。たとえばゾウなんかでも大きくて結構近くでも見ることができるんだけど、これを双眼鏡で見ると、おおっ、まつげが長いんだ、とか、いろいろ発見がある。
5時の閉園まで粘って、帰りに大石のコーナンに寄ってナショナルの電気釜(SR-IHSC10)買って帰宅。古い電気釜の調子が良く無かったのと、ひらちゃんが東京で買った同社のIH釜で炊いたご飯が美味しいと言ってたので、前から目を付けてたのだ。
昨夜留守電貰ってた、武雄の熊さんに、電話。このところ病院通いの毎日だとか。いまいち声に元気が無い。小城羊羹でも送ろうと言われる。Morris.の甘いもの嫌いは知ってるくせに(^_^;)
その後、有田の熊さんの娘にも電話。こちらはぼちぼちの様子だ。
夜は「万坊」で、さりーちゃん、社長、さなえちゃん・さぶちゃん夫婦、いやまと飲む。ここは、美味しくて、メニューも日替わりが多く、値段も手頃なので、いつも満員だ。今日のメニューのヒットは、あなごの薄造りと、地鶏の皮のニンニクポン酢湯引き。途中すごい雷の音。今年は春雷が多い気がする。
2000/05/19(金)●またまた大ボケ●
昨日うどん送って来た藤麺に送金しなくては、と思って、郵便振替用紙探したが見つからない。ずいぶん探し回った後で、昨日、すでに郵便局に送金したことを思い出した(^_^;)。昼から酒飲んでたせいもあるのだろうが、Morris.のボケもいよいよ冗談では済まなくなってきたなあ。今日は夕方日本橋回ってから、森ノ宮のちゃんみさん宅に寄る予定。
午後から雨になったので、愚図愚図してて、結局日本橋に着いたのは6時前。撮影用のDVCテープ買い、稲田さんが紹介してたモバイル用PHSカードのカタログなどかき集める。カードだけのもの、電話とカードが一体になったもの、色いろあるがよくわからない。その前に、PHSにしろ携帯にしろあまり持ちたくないという気持ちが先に立ってしまう。その外今日はTIARAでも買おうかと思ってた。例の静止画キャプチャーボックスのおかげで、当面デジカメは買わずに済みそうだから、35mmカメラがあればいいかなということで、気に入ってたのに壊してしまったTIARAが第一候補だったのだが、このところ品薄というか、ズームの機種か、Morris.苦手のAPSタイプがメインになって、やっと見つけた店は割高だったのでパス。閉店間際に入ったカメラのドイで、Kenkoの双眼鏡(8×22DH
SG)が特売してあったのでつい、そちらを衝動買いしてしまった(^_^;)
8時ごろちゃんみさん宅に寄り、ひとりでビールばかばか飲んで、あてに出してもらったタコ、キュウリに付けるチョッコチュジャンが美味しかったので、これと、自家製の焼肉のタレまでお土産に貰って深夜零時帰宅。
2000/05/18(木)●多言語文字変換屋●
8時起床。昨日もうどん来なかったので、藤麺に電話する。宅急便が2日とも部屋を間違えて不在通知を入れてたことが判明。で、昼前にやっと到着。今回は何故かそばがサービスに入れてあった。昨夜の豚キムチの残りを炒め直して、パクチーとナンプラーかけたら、結構美味しかった。韓タイ料理ぢゃ。これはいいあてになるというので昼前から酒。
午後、伊藤君呼んで、また飲み始める。図書館で借りた松田美智子の「おいしいベスト10」見て酒でゆでたゆで豚作る。これは水は使わず、酒とタマネギ、ニンニク、生姜でひたすら茹でるだけの簡単料理。まあ普通の茹で豚と大差無かった。ツナ缶とマスタード、マヨネーズ使ったソースがポイントかな。それなりに美味い。茹で汁は玉子スープにしたのだが、これはちょっとしつこかった。しあげに、藤麺のうどん作る。ああ、これは文句無い(^○^)
先日ありらん食堂のカラオケ練習会で知り合った、松下さんからメールを貰い、彼のサイトを覗いてびっくり(@_@)
「多言語文字変換屋」という部屋で、世界十二カ国の文字を五十音図で表示し、さらに
タブレット形式で、クリックすると、ひらがなを当確文字に変換して表示してくれるというもの。これはすごい、面白い。Morris.は、ついつい時間を忘れて遊んでしまったよ。
現在利用できる文字は、アラビア文字、アムハラ文字、タイ文字、デヴァナガリ、ハングル、ヘブライ文字、古代エジプト文字(ヒエログリフ)、ビルマ文字、チベット文字、グルジア文字、キリル文字、シンハラ文字の十二種。この部屋は、英語版があって、そちらでは、日本文字もあるらしい。それにしてもこれは、発想も、仕掛も素晴らしいい。すべてグラフィック操作なのに、思ったより軽いし、それぞれの部屋のデザインセンスもいい。
タイ文字の例を表示しておこう。濱田や、奈緒ちゃんなら読めるだろう(^。^)
夜社長来て地震前の神戸祭、大丸前での春待ちファミリーBAND演奏のテープが必要だというので、押入れひっくり返して、Hi8時代のテープ引っ張り出して件の頃のテープ見出したら、懐かしくて、懐かしくて、ついつい見入ってしまったよ。
春待ちファミリーBANDのスケジュール一部追加になったので、春待ち部屋に更新。
2000/05/17(水)●いまどき、静止画キャプチャー機(^_^;)●
昨夜は、ナースのお仕事見てから、タイ風オムレツ作ってまたちょっと飲んだ(^_^;)
今朝は8時半起床。午前中ぼーっとしながら、この前四国でお土産に買って来たいりこの頭とはらわた取って瓶に詰める作業。このいりこは大きくて奇麗で、500gで800円というのが信じられないほど。これまで使ってたのはじゃこの大きいくらいの奴で色もぱっとしなかったので、これで、モリス亭の味噌汁はグレードアップだ。早速、小松菜とニンジン、揚げの味噌汁作った。うーーーん、やっぱり美味い(^○^)
昼からバスで中央図書館へ。おばさま10人ほどの団体が図書館研修?かなんかで来ていて、職員が説明しながら、館内を案内してた。聞くともなしに聞こえる説明によると、中央図書館の開架閲覧室だけでも15万冊くらいの蔵書だとか。思ったより多いな。それとは関係ないけど、ちょっと今日気になったのは、中央図書館には「今日返って来た本」という棚があって、名前の通り、返却された本が並んでいて、Morris.はここを見るのが結構好きなのだ、どんな本が最近借りられているのか、人気があるジャンルとか分かるしね。ここで借りる本選ぶこともある。で、今日はその棚が、ほとんどガラガラで、職員が大量の返却本をここに並べて整理はじめたんだけんど、覗こうとすると、整理の邪魔だからあっちに行け、みたいなそぶりして、ちゃかちゃかと並べ替えて、即座に3人がかりで、所定の棚に戻しに走るってのは(^_^;)
せめて30分くらいは、閲覧させて欲しいぞ。
歩いてハーバーランドまで行き、ヴィレッジヴァンガード冷やかし、ソフマップで、ヴィデオキャプチャーボード買おうと思ったのだが、使えそうなのは、軒並みWinn98、それもCPUクロック300以上推奨といかいうのでめげてしまった。特売で、オムロンの「ピクチャーキャッチ」という、静止画専用のキャプチャー器具が格安で出ていたので、買ってしまった。いちおうMorris.は春待ちファミリーBAND専属ビデオカメラマンなので、ビデオカメラはVHSからHi8m/m、そして今はDVCを使ってるのだけど、これまで、これとパソコンのリンクは出来ずにいた。SONYのカメラだから、VAIOシリーズなんかだと、直接繋いでデータやりとりできるのだが、Morris.の樹機では、デジタル静止画ソフトだけでも3万円くらいするし、ケーブルがこれまた馬鹿高い(4千円くらいするんじゃなかったかな)ので、馬鹿馬鹿しくて買う氣にならなかったのだが、今回買ったのはアナログなので画質は落ちるだろうけど、汎用性あって(テレビでもビデオでも何でもOk)値段が4千円というのが決め手となった。
で、帰ってノレバン1号(デスクトップ)に繋ごうとしたら、パラレルポートはふさがってるわ、コネクタは合わないわで、××状態。そこで、ちびくろの拡張コネクタから繋いでSVHSコネクタ接続で何とか使えそうということで、またひとしきり試行錯誤したあと、一時停止モードでキャプチャーすればまずまず使えることが分かった。完璧とは言えないが、これで、春待ちファミリーBAND撮影時に、デジカメなくても充分に画像を取り込めることになった。マンセー\(^○^)/
Morris.のデジカメにフラッシュがなくて、困ってた問題も、これでほぼ解決するし、例のテレビ画面をデジカメで撮るというローテクからは開放されそうだ。そう思えば、4千円は安い買い物だったと思う。
myzkさんから速達でテープが届く。昔myzkさんが手がけた九州のラジオ番組で、内容が結構、カルトで面白かった。トニー谷のしゃべりから始まって、美空ひばりの「剣戟ブギ?」ドドンパ特集など、ディープな世界が繰り広げられている。第一回、七回、八回、十九回の4回分。やっぱり、myzkさんは只物では無かった。
明日は仕事のはずが、9時前に古田さんから電話で、オフになるとの連絡(^○^)
【在日キムチにおける誤解 食と難民をつなぐ関係】田村研平 ★★★★ 88年4月にこんな本が出ていたなんて!! というのが読み始めからの驚きだった。まさにMorris.の最初の韓国旅行直後の発行だ。その前に出されて話題にもなった、関川夏央の「ソウルの練習問題」で、韓国像を形作ったMorris.が、もし、本書をリアルタイムに読んでいたとしたら、その後の韓国文化との関わり合いにある程度大きな変化をもたらしたかもしれない。その前に、体質が似ていることに驚いた。辛いものを食べるとやたら汗かきのMorris.で、その癖辛いもの大好きと言う矛盾??をいつも感じてるのだが、本著者も
私は平均的日本人よりも食べ物で汗をかく割合が多い。暑がりではないし、汗かきでもない。刺激性のスパイスや唐辛子をすこし過分にとりすぎると人一倍あせをかく。代謝機能が活性化しm、発汗を促すのだろう。しかし、スパイシーな食べ物は大好物だ。あとのさわやかさが好きだ。だから汗をかくのは体質だと思ってあきらめている。
以上を読んで、Morris.はすっかり著者に感情移入してしまったよ。後の食事の体験も、そんなわけでつい、追体験したような気がして、実際より評価が甘くなってるきらいがあるかもしれない。
結論として、韓国の辛いキムチは19世紀以降の新しい食物だと結論づけてるし、トンチミや水キムチに重点置いてる部分は、全面賛成とはいかないが、書かれた年代と、体当たり的取材ぶり(アジュマに頼んで本気でキムチ作りやったり、密造酒飲みに行ったり)には共感を持った。
【抱腹絶倒 パソコンオタクになる方法】國立實
★★★☆☆ これはタイトルに偽りあり、というか、誤解を招くタイトルだね。MS-DOS時代からパソコンと格闘してきた著者の、実践的パソコン指南というわけで、パソコンに関してはそれほど詳しくないだけに、逆にMorris.には参考になることが多かった。本当のパソコンマニアとか、SE、プログラマーなら、こんなこといまさら言う必要も無い、と思うだろうけど、Morris.みたいにパソコンとのつきあいは結構長いわりに、いつまでたっても初心者にとっては、いまさらながら役に立つことがいっぱいあった。たとえば、バックアップのこと。バックアップは大事だと言うことは、誰もが言うし、その必要性はMorris.も認めてはいるのだが、一向に習慣にはなっていない(^_^;)
本書には、そのバックアップすべきファイルの種類と、その方法が具体的に書いてある。
バックアップが大切だとわかっていても、どんなデータをバックアップするのかわからないかもしれないので、重要度の高い順に挙げてみる。
1.作成したデータ−−とにかくこれが一番重要である。
2.各種ソフトの住所録、自作したソフトのテンプレート−−これも作成したデータであるが、ソフトによって保存場所が違う。
3.日本語変換の辞書−−長い時間をかけて登録された自分用の辞書である。
4.メールソフト、ファックスソフトなどの保存ファイル−−過去に自分が送ったもの、人から送られたものが保存されているファイル。
5.ウィンドウズのレジストリファイル−−ウィンドウズの動作がおかしくなった時の大半は、このファイルに原因がある。トラブルが起きる前に保存しておいたファイルを現在のものに上書きすることで、解決できることが多いので、バックアップしておくと安心である。
6.ハードディスクのルートディレクトリ、ウィンドウズフォルダ、システムフォルダのファイル−−ウィンドウズシステムの重要なファイル。
この後にバックアップ用のバッチファイル(懐かしい! けど出来ない(;_;))の説明やら、テキストファイルの重要性。住所録などのCSV保存、OCRで、記事スクラップ方、インターネットのオフライン活用、等々、久々に役にたつパソコン本読んだような気になった。この本読んでビデオキャプチャーボード買いに行ったくらいだもんね。(でも買ったのは静止画キャプチャー機器だったけど)
2000/05/16(火)●また朝寝坊(>_<)●
昨夜は伊藤君帰ってからそのまま潰れて寝てしまい、目が覚めたら11時。しかたないので(?_?)また飲み始めて、そのまま徹夜して仕事行こうと思いながら結局5時ごろまた寝てしまったらしく、8時に事務所からの電話で起こされた(>_<)
またまた寝過ごしぢゃ。アル中のMorris.、廃人になる日も遠くないな。
矢谷にトラックで迎えに来てもらい、大東市四条畷の配達の現場。3時半に倉庫に戻り、しばらく倉庫の整理やって、6時帰宅。今夜は藤麺からうどんが届くことになっていたのに、待てど暮らせど来なかった(;_;)9時から「ナースのお仕事3」見て寝る。
2000/05/15(月)●やっぱり料理は楽しい●
昼前に元町に出て、阪神理容で散髮して、南京町で食材買う。「切味の店」のショーウィンドゥに、定価1万円の肥後守が飾ってあった。Morris.は仕事で肥後守使っているが、ちょっといい奴でも1,500円前後だ。1万円とはねえ。
3時ごろ伊藤君来たので、昨日の矢谷のビデオや、韓国ノレチャランのビデオ見ながら、飲む。ナムル、チャンジャ大根、鯛のアラ煮、包子辛味タレかけ小松菜乗せ、ムルレンミョンなど作る。先週は忙しくて料理する暇なかったので楽しかった。
2000/05/14(日)●聾桟敷になっていた●
昨夜の社長宅でのたこやき大会には、久しぶりに斉藤さん一家が来た。能斗也は眠かったのか、珍しくちょっとご機嫌ななめだった。むずかったり、ちょっとしたことで泣いたりしてたが、すぐ笑うところは子供だな(^。^)
さりーちゃんが張り切ってたこやき、焼きまくる。普通のたこやきより一回り大きい奴なのを、Morris.はもうこれ以上食べきれないところまで食べさせられてしまった。もう、駄目(>_<)
たこやきって要するに小麦粉のかたまりなんだから(^_^;) センターの中野由貴さんが「庭師の斉藤さん」という童話を、神戸新聞に投稿したところ、入選して、5月9日付けで、掲載されたそうだ。社長が切り取ってたので、見せてもらった。奥さんの名が「ゆうさん」で、飼い犬が「ちろ」。わはは、そのままじゃん。もうすぐ子供が生れるという設定だから、2年前くらいの斉藤夫婦がモデルだな、これは。流石に中野さん、文章うまいなあ。
尼崎で、関西大講師金英達さんが5月8日に自宅で死後2週間くらいの状態で見つかり、状況から殺人と見られるという事件が起きていた。これをMorris.が知ったのが昨日のことだった。韓国の女性から間違い電話(別人に掛けたつもりのようだった)があり、この事件について詳しいことを知りたいといわれたのだが、寝耳に水のMorris.だったので、ちょっとうろたえてしまった。その後、稲田さんからのメールでもこの事件に触れてあったので、灘図書館で、新聞のバックナンバー調べて初めて事件の概要を知った。英達さんといえば、むくげの会の会員で、センターの朝鮮語講座で、数年間いっしょに学んだことがある。特に親しい間柄ではなかったが、酒席を囲んだことも何度かある。在日の人権問題や、北朝鮮の孤児の支援活動など研究、運動に関わり、著書も色々出版されている方だけに、センターでも緊密な交友関係が多く、Morris.が何も知らない間に、相当な衝撃があったことだろう。
ここ一年くらいパーフェクTV漬けになって、国内のニュースなんかほとんど,看過していたことに改めて気付かされてしまった。新聞取ってないだけに、一日一度くらいは定時ニュースをチェックする必要がありそうだ。
ちょっと遅くなったが、GWのレオマでのレポートを春待ちバンド日記に更新。
昼前にアリラン食堂から、今日のカラオケ練習会の皿回しに来てくれないかとの電話があったので、行ってみたら、参加者は松下さんという男性一人だけ。あとは、食堂のアジュマと、キムジンヘさん(末娘の旦那)だけ。練習場が広いだけに間抜けだ。いまどき第一興商のレーザーディスクを手動で操作というのも、珍しい。当然新曲はないし、これなら、モリス亭の方がよほど先進国である。でもまあ、せっかくだから(^_^;)10曲ほど歌い、帰りに食堂でムルレンミョン食べ、チャンジャ買って帰って来た。
夜はヒアカムで矢谷のソロライブがあるので、ビデオカメラかついで見に行った。女性客が多かった。南g.山口b.福井hrp.という、ユニット形式で、久しぶりの曲や、アレンジ変えたりしてそれなりに面白かった。
【草木虫魚録】 高田宏 ★★★☆☆☆
10人の作家、研究家、学者の自然観を、その著作からピックアップして、著者のコメントを付したものである。読書ノートじゃないか、と、言えば、その通りなのだが、そこはそれ、あの「エナジー叢書」の名編集者としてならした著者だけに、引用の的確さと、意を尽くしたコメントの協奏によって、新たな世界を立ち上げている。取り上げられた10人を目次で紹介する。・島崎藤村と山国・南方熊楠と鎮守の森・ユゴーと都市文明・タゴールと樹木・石川啄木と山・レイチェル・カーソンと海・ソローと住居・若山牧水と山旅・国木田独歩と山林・トルストイと田園生活。国も時代も違うが、共通しているのが、自然への全人的没入、思い入れということになろうか。
著者自身がここ10数年、山と自然に入れ込んでいるらしいので、彼らの自然への敬愛へ感情移入しやすくなっているのだろう。熊楠の実践的環境保護活動、ユゴーの「レミゼラブル」の新しい読み解き方、啄木の自然詩人という側面、ソローのいかにもアメリカ人らしい自然との対処法、独歩の詩「山林に自由存す」の新解釈、トルストイ「アンナ・カレーニナ」の草刈り場面の意味等々、興味深い考察が頻見されるが、「沈黙の春」で有名なレイチェル・カーソンの項が、Morris.には一番印象に残った。「沈黙の春」と「センスオブワンダー」はMorris.も昔読んだことがあるのだが、改めて高田宏の後について見ていくと、自分はほとんど何も読み取ってはいなかったことを教えられた。カーソンの、要を得た伝記ともなっており、海洋学者で文筆の才があり、強い意志と自然(海)への傾倒ぶりには、圧倒された。
生命は海で発生した。四十六億年前に地球が生まれ、十数億年かかって生命の発生を可能にする状況が形成されてきて、三十二億年前に藍藻類があらわれたという。細胞核も持たない単細胞生物である。当時の大気はまだ、太陽の紫外線をほぼ直接に通していたので、地上では生命は発生も存続もできなかった。遺伝子が紫外線で破壊されるからだ。だから生命は、水深十メートル程度の水中で発生しただろうと考えられている。十メートルの水があれば紫外線がさえぎられ生命の安全が保たれ、なおかつ光合成を可能にするだけの可視光線は入ってくる。
そういう大筋はほぼ分かっている。だが、生命の発生に必要な物質がそろった地球上で、そこからどのようにして生命が発生したのかはなかなか分からない。そして、それ以上に、なぜ生命が発生したのか、生命の目的はいったい何であるのか、といいう謎は解けない。カーソンはそういう生命の神秘を、生命発生の場である海をみつめながら、いつも深く実感していた人だっただろう。
海辺のなかでもカーソンがとりわけ愛したのが、潮溜りである。満潮の時間は波の下になっていて、潮が引くと岩のくぼみや割れ目にのこされる小さな水世界だ。カーソンは潮溜りを「小型の海」と呼んで、その小世界を飽きることなく覗き込んでいた。「潮溜りは、その淵の中に神秘な世界を抱いている。そこでは、海のあらゆる美しさが微妙に示唆され、縮図を描いている。」緑色の海藻が一面に立っている潮溜りを覗いてみると、「潮溜りはその岩と水を植物の現実を超越し、別の世界の幻影を作り出している」こともある。そこに見えているのは、「林が散在する丘や谷の楽しい風景」であったりする。
石牟礼道子の『苦海浄土』には、かつての不知火海の美しさとそこに生きた人びとの深いよろこびが描かれ、汚され冒された海と人間のうめきが記されている。レイチェル・カーソンが、生涯の最後には、海の美しさと神秘とよろこびを措いて、海を含めた地球の環境汚染への警告を語らなければならなくなった現実が、地球上いたるところに見えている。
2000/05/13(土)●久々にイジヨン●
先週また、前歯の詰め物が外れたので、甲子園の小滝歯科に行く。帰り今津で下車して、三浦さんの「珈琲香房」に行ったが、臨時休業。蝸牛も12時開店なので早すぎる。近くの田村書店冷やかして、この前ギャロップさんに貰った図書券で、料理本3冊も買ってしまった(^。^)
その後蝸牛冷やかし、香介に電話したが、不在、歩いてJR西宮駅まで出、フレンテ1階の「あまのじゃく」でラーメン食べる。スープは白いとんこつで、紅生姜、胡麻、ニンニク(ドライスライスだけど)、キムチ入れ放題、麺は細麺と、Morris.の注文は全てクリアしてるのだけど、いまいち力不足だなあ。
帰宅して久しぶりにイジヨンのCDかけながら、インターネットの整理。myzkさん部屋でイジヨンの名前が出たので懐かしさのあまり、長文書込みしてしまった。
社長からファックス来たので、春待ちファミリーBAND部屋に新しいスケジュール更新。
今夜は社長宅で、たこやき大会に参加する予定。
2000/05/12(金)●安ちゃん、男児出産(^○^)●
としろうと篠原北町のマンションの現場。見積もりより多くて、トラックに積みきれるかどうか心配なくらいだったが、としろうが頑張って積み終えて倉庫にもどり、しばらく作業して、7時前に帰宅。風呂浴びてから、久しぶりに陶人へ。昌美、日比さんが来ていた。あと、かおりちゃん夫婦や、Largo時代の常連数名だけがいて、何か昔に帰ったようで楽しかった。11時半の電車で帰宅。
ぐいぐい酒場見たら、安ちゃんは今朝の6時40分に無事男児出産したとの知らせ。母子共に元気とあったので、安心した。安ちゃんは初産で、予定より1,2週間も早いのでちょっと心配してたのだ。ぐいぐい酒場も今日明日は、お祝い投稿で埋められることになるだろう。
あしやん・安ちゃん、祝賀ハムニダ\(^○^)/
2000/05/11(木)●過食症か?!●
朝7時前、矢谷の電話で起こされる。まだ眠いが起きねばなるまい。机の上に部屋のキー(paper
card key)が3枚もある(?_?) うん、1枚は覚えてる。夜中に残ってた焼酎飲み始めて、氷が欲しくなって自販機に行くとき、鍵閉めるの面倒で、ドアに靴はさんで出たとたん、ドアのバネの勢いで靴が外にはじき出されて閉め出し食ったので、スリッパはいたまま、2階のフロントに下りて、鍵作ってもらったんだ。で、もう一枚は、これは記憶が無いぞ(>_<)
まあ、だいたいの想像はつくけどね(^_^;)
そんな調子で朝はまだ酔ってたのに、朝食は1階レストランのバイキングで、Morris.は何も考えずにほとんど全品を皿に盛り上げていたらしい。前に坐った矢谷があきれて「そんなに食べれるんですか?」というので、「おう、食えるとも」といって、食った、食った。元来Morris.は朝飯とらないのだが、普段の夕食の倍以上は食ったな。
8時に現場に着いて、午前中はお腹が重いこと。
昼食は昨日の店で、念願の焼き魚定食。ご飯は小盛にしてもらったが、それでも多すぎる。しかし、魚は鯖にかぎるなあ。ほんとに美味い。焼き方といい、脂ののり具合といい、薬味(大根と生姜おろし、酢橘)これは大満足の味。結局全部平らげてしまった。それにしてもこの店の爺さんはできる、と見た。明日は刺身定食を、って、おいおい、今夜帰るんだった。こんなことなら、やっぱり昨日味噌カツ止めて他のにしときゃ良かった、なんてしつこいしつこい。
仕事は、名古屋から2人、午後から神戸の3人がヘルプに入って、それでも物量多くて、おしまいあたりは、梱包材料が不足するありさまで。ああだこうだしながら、やっと出してトラックに積み終えたのが6時半だった。おまけにその後、名古屋の現場で大きなソファの吊り上げという、デザートまで用意されてて、これも6人がかりで、強引に入れ込んだが、Morris.は珍しく背筋が痛くなったほどだ。名古屋出発が7時半過ぎで、途中養老PAで、最後の食事。これまた名護や名物の味噌煮込みうどんで締めくくる。いやあ、良く食った二日間だった。体重2kgは増えてるんではなかろうか。ほとんど夢うつつの状態で、部屋の前で降ろしてもらったのが午前零時の10分前。長いようで短いような、美味しくて、きつくて、楽しくて辛かった2日間であった。
帰ってぐいぐい酒場開いたら、あしやんからの書込みで、安ちゃんの陣痛が始まって、明日にも生れるかもしれないとあったので、びっくり。
東京の平田さつきさんから「高麗取材手帳」最終号と手紙が届いていた。「高麗歌楽楼」という、韓国/朝鮮の歌謡シーンをテーマにしたミニコミを長く発行し続けてこられた平田さんも、本業の忙しさと、情報が入手しやすくなった現況から、そろそろ手を引きたいとの意向らしい。長い間ご苦労様でした。平田さんの挨拶を引用しておく。
高麗歌楽倶楽部の[解体]のお知らせ
本人の気の向くまま、様々な出版物?!を発行してきた高麗楼(サンテギ企画)ですが、本業の相変わらずの多忙もあって遂に収拾のつかない状態になってしまいました。そのため、この機会を利用して活動を整理することにしました。現在、韓国Popsについての情報は、商業誌、パソコン通信、各種ミニコミを通じ、日本でも入手出来るようになりました。そのため、歌楽倶楽部として発行する情報紙の必要性はないと判断し、活動を中止し、裏楽楼倶楽部は解体することにしました。その間、応援してくださった読者皆様には心より感謝申しあげます。
今後の活動としては、
1.北朝鮮の音楽文化についての定期刊行紙の発行
2.朝鮮半島の歴史・古典の紹介本の発行
をしていきたいと思っています。
1.については、現在の北朝鮮の体制が終るまでは続けていきます。そして現体制の終了した時点で、北朝鮮建国から体制解体までの音楽文化を纏めた文章を発表しようと思っています。
2.については「海東史譚」シリーズ、鶏林古典シリーズを刊行し、既に活動を開始しています。
これら出版物に関心をお持ちになられた方は、ご一報ください。1.については無料で、2.については、新刊本発行の都度ご連絡したいと思います。
歌楽倶楽部は終了しますが、一韓国Popsファンとして今後も韓国Popsを楽しんでいきたいと思います。皆様もこれからも韓国Popsを愛してくださいね。
2000年5月10日 高麗楼(平田さつき)
2000/05/10(水)●名古屋でイパクサ●
朝4時半起きて、矢谷の運轉するトラックで、名古屋に泊まりの現場。31M3二日取りという結構ハードなスケジュールだ。養老PAで、豚汁定食。これが、今回の名古屋ぐるぐるぐるめツアー(おいおい(^_^;))のトップとなった。8時半に中区栄の現場に到着。ちょっと遅れて三矢さん到着、客はドイツ人夫婦で、帰国するらしい。部屋は片付いているが、家財道具は多い(@_@)
和室の押入れに詰まって入る陶磁器の山からパックに入る。昼食は近くの「都喜」という田舎料理店。カウンターだけの店だが、すでに満員。Morris.にはめずらしく10分ほど待って入る。いい年の爺さんが庖丁握ってる。うーん、これは期待できそうだ。となりの焼き魚定食に心引かれながらも、名古屋名物というので、つい味噌カツ定食を頼んでしまった。葱が散らしてあり、肉の厚み、揚げ具合などは文句無しで、今まで食べた味噌カツの中では多分一番美味かったと思うのだが、いかんせん、Morris.は味噌カツの甘い味噌ダレは、一番苦手なのだった。だったら、注文しなければいいのに、と、後悔しても後の祭り。明日こそは焼き魚定食をと心に誓うMorris.だった。
現場が現場だけに、6時過ぎまで引っ張って、パックに専念。快調なペースだと思ったが、まだまだ台所が残ってる。
宿は、初めべつの所を予約してあったのだが、中区栄といえば、名古屋きっての繁華街だし、明日の朝も、早目に入ることもあって、近くの金屋ホテルに変更。一風呂浴びて、矢谷と夕食に出る。雑居ビルの地下に「asian
kitchen」という店があったので、覗いて見た、何か心踊るリズムが、あ、これは、何とイパクサの日本版アルバムではないか。この時点でMorris.は店内に吸い込まれてしまっていた。入口で段差があるのに気付かず、備品を蹴飛ばして、つい「ごめん、醉ってるもんで」といいわけしてテーブルにつく。メニューは、見事に東南アジア、中国、韓国料理のオンパレード。値段も高くない。店内ではイパクサのボリュームが凄いし、キムスイルさんのキーボードは、いつ聞いても素晴らしい。このところタイ風料理にはまってるMorris.は、シンハビール注文して、トムヤンクン、パッタイ、サテ、チンギスハン??
、ピリ辛鶏唐揚げ、ゴイクンなど、食べて飲んで、トゥルリッヒィーー!!な気分を満喫した。
その後、街を散策、といっても普通の店はすでに店じまい状態。ちびくろ持参してたので一度やってみたかった公衆電話でインターネットに挑戦。いちおうニフティ名古屋のtel番号だけは控えておいたのだった。しかし、初めてというのは悲しいもので、なかなかつながってくれない。結局アナログジャックに繋ぐべきをデジタルに繋いでいたのが原因だったらしい。試行錯誤、悪戦苦闘の末にやっとつながって、Morris.部屋のタイトル見えた時は、やっぱり、嬉しかった。で、ぐいぐい酒場に跳んだのだけど、書込み無し。せっかく名古屋からレス付けようと思ったのに、残念(;_;)
でも、とりあえず、繋いだという証拠のためにもオン書きで数行入力して発信。(投稿は大成功だったんだけど、後で見たら誤字脱字の多いこと(>_<)
しかも、ゾロ目好きなMorris.には、嬉しい666番だった(^_^;))。
その後、焼酎買って、ホテルで飲もうと帰りかけたのだが、道の向かい側に「国際市場」という怪しげな看板を見つけて、わざわざ回り道して覗く。一種のコンビニなのだが、何となく商品も少なく、韓国のえびせんやら、オジンオ(さきいか)、冷凍の食材などが、おざなりに置かれていて、大したことはなくて、それでも、唐辛子まぶしたようなサキイカ買って、一歩外に出たら、店の隣に、数人の女性がたむろして客引きしてる。しかもえらく訛りのきつい日本語だと、顔を見たら、うわぁーー、これこそ本物の「国際美人?市場」だった。うーーん、濃いなあ、と感心しながら、誘いにはのらず(^。^)宿にもどったが、名古屋もこれまで、いまいちと思ってたが、なかなか面白い街なのではないかと、考えを新たにした。
Morris.の部屋で矢谷と焼酎飲み、ちびくろで、HPみたり、だべったりしてた。11時前に矢谷が自分の部屋にもどったので、Morris.もいったん寝ることにしたが、夜中1時ごろ目をさまして、まだ焼酎が残ってるのでまた飲み始めた。続きは明日(^。^)
2000/05/09(火)●印度更紗●
やっと塩屋の現場終る。最終日はいつも大変だが、Morris.は朝から台所に入ったのだが、これが結構中身が詰まってる。料理好きの客らしく、調味料や、スパイスの種類の多いこと。それに午後になってラッピングが足りなくなってきて、ますます焦る。結局、現場を出たのは、6時過ぎだった。リビングの壁掛けになってた、沈んだ赤系の、印度更紗(260×160cm)は、処分するというので、思わず貰ってしまった(^_^;)
初めは和室の敷布にしようかと思ったが、かなり時代がかってるし、模様も色も気に入ったので、カーテンか何か、利用方法を考えよう。
明日は4時半起きで名古屋行き、それも一日泊りがけだ。これも結構きつそうだな(>_<)
今夜は「ナースのお仕事3」見て、早く寝よう。
2000/05/08(月)●春なのに●
としろうらと、休み前の塩屋の現場。近くには飯屋無いので、SATYの簡易飲食街で昼食。これは不味かったのだけど、3階で下着でも買おうと冷やかして、思わずパジャマを買ってしまったよ(^_^;)。Morris.はニチイのころから、この店は贔屓にしてる。
帰宅したら、えっちゃんから留守電入ってた。「TV大阪で7時から芳恵が出る」とのメッセージ。時計を見たら7時半(>_<)あわててチャンネル合わせたら「歌世紀ペスト10」という番組の途中で、何故か明菜の「セカンドラブ」を芳恵が歌ってた。??だけど、とにかく一目でも見ることできたのでラッキー(^○^)と思ったが、さらにCMの後、ちゃんと自分の歌を歌ってくれた。うーーーん、芳恵もこの歌歌ったときからするとほぼ2倍の年齢になってしまったもんな。カメラがアップになると、ちょっとつらいものがあるが、それでもついつい見入ってしまう。この前のサタスマといい、今日といい、懐メロのパターンでしか登場しなくなってしまったが、それでもいいから、やっぱり出て欲しい。今日は、えっちゃんに感謝!!
●時は今櫻亂舞の春なのに心の秋のいよ更(た)けにけり (歌集「すぃんぐるず」)
2000/05/07(日)●福ちゃんのコムタン●
8時起床。今日で連休も最終日。どうも天気は下り坂らしい。それでも洗濯、掃除して、恒例の韓国のどじまん見る。昨年「ネパクチャ=四拍子」で一世を風靡したソンデグヮンが新曲を披露した。タイトルは「インセンウン
センバンソン=人生は生放送」なかなかうがった歌詞で、これも是非レパートリーに加えたい(^○^)
午後からの雨にも負けず、久しぶりに鶴橋に出て、奈緒ちゃんと、「福ちゃん」へ。
この店は前の「ウリ食堂」で、Morris.はオフなどで数回来ているが、ゆっくり食事するのは初めてだった。最初に注文したイカフェのボリュームと美味しさにまず度肝を抜かれる。チャプチェもびっくりするくらいの量、そして美味い。そして圧巻は、コムタン(テールスープ」いやあ、Morris.もソウルでも大阪でもコムタンはよく食べてるけど、これはもう、文句の付けようのない完成型(^○^)。ついご飯も頼んで、鉢の底舐めるくらいまで食べてしまった。何でも10日(水)に毎日TVの取材が入り、25日午後8時から4chで放映されるとのこと。これは見なくては。もう1軒くらいまわろうと思ったのだが、あまりに満腹で、これ以上飲み食いできそうに無くなったので、腹ごなしに玉造までぷらぷら歩いたが全然腹へらずで、ぐるっと鶴橋まで戻って早めに帰ってきた。
2000/05/06(土)●NAKAMURA is the No1.of SANUKI UDON●
7時起床。8時半にみんなを起こして、今回の目的、うどんの真髄を味わいに出かける。まずは昨日満員で、パスした「山越」へ。土曜の9時過ぎで、それほど並んではなかったが、それでも満員状態。ここは「釜玉(釜あげ卵割りいれ)」が有名らしいが、Morris.としては、冷やしも食べたいというので、両方ひと玉ずつ、2杯注文。確かに釜玉も
美味いがやっぱりさぬきうどんは冷やしに限るな。麺は大方が褒めるようにしっかりこしがあって、一回では噛み切れないほど。これはこれで一家をなしてるうどんだが、モリス亭で食べる藤麺包丁切りだって、それほど遜色はないのではないかと、慢心してしまった。
次に行ったのが、今回Morris.が一番期待してた「中村」。ここは、だれもが褒めるし、余りに有名な、すでにして伝説化した店だけに一度は行っておきたかった。で、その結果は、まさに噂に違わぬ究極の麺どころであった。モリス亭は、やはりお子ちゃまに過ぎなかった(^_^;)。やや細目のこしがありながら切れのいい麺、葱、生姜、大根すべて自分で刻み、おろし、好きなだけかける方式、薄口醤油。最初Morris.は、二玉食べて、さらにイカの天ぷら載せてひと玉食べた。伊藤君が、ここの冷たいだしが美味しいというのでもう一玉食べようかとも思ったが、ちょっとお腹が苦しくなったので断念。今思うとやっぱりいっとくべきだった。そのあと、みっちゃんらはもう一軒回るといったが、Morris.は中村で充分満足したので、パスして、社長に車で送ってもらい、途中スーパーで地酒「綾菊」買って、レオマワールドのもう一つの顔「オリエンタルトリップ」を伊藤君と見学。ここは、去年奈緒ちゃんがこれを褒めてたので一度見ておきたかったのだ。
インド、ブータン、タイなどの雰囲気そのままに建物や植物を配し、各国の料理を出す食堂や民芸品店もある。小さいながら、韓国広場もあり、実物大のトルハルバンが立っていて、韓国食堂、土産店には韓国人がいた。土産物屋にハングルをアレンジしたプリント生地があったので、値段聞いたら、これは売り物じゃないと言われた。店番チョジウォンさんは、韓国からの派遣社員らしい。GWは韓国は日本人で溢れかえっていたとのこと。
建造物の中では、アンコールワットのレプリカ(と思ったのだが、実はタイのプラサット・ヒン・イルン=12〜3世紀アンコール朝に建てられた寺院)で、これはタイから石工を呼んで作らせた1/4スケールモデルとのことだが、充分鑑賞に堪える立派なものだった。
さらに園内の大西美術館は、建物も素晴らしいが、何よりもブータンの国宝である、刺繍絹布の大曼荼羅トンドル(14×16m)は、すごすぎる。ただただ、圧倒されてしまった。大きさもさる事ながら、その刺繍の緻密さ、意匠の面白さ、それに加えて、まさにこの曼荼羅のために誂えられた展示室は、そのままこの曼荼羅をまつる祭壇となっている。また脇には、彩色砂で描かれた曼荼羅2点も展示してあり、これも、本来なら宗教儀式が終わると同時に川に流されてしまうものを、特例でここに常設する事になったものとか。うーーーん、レオマあなどるべからずぢゃ。どうして、こんな国宝級の曼荼羅がレオマにあるのかというと、レオマの創始者大西一がブータンの現国王と深い親交があ
り、ブータン名誉領事でもあった縁によるものらしい。
今日の演奏は、昨日より1時間ずつ早めにする。演奏場所も昨日より広いところを提供してもらい、入場者は昨日より少なかったのに、午後1時半から始めた春待ちファミリーBANDの演奏の観客は昨日より多いくらいだったし、演奏曲数も5曲やって、みんなも大満足。だったのに、何故か3時半からの2回目の演奏は、初め、まったく客が集まらなくて、どうしたものかと焦って、立ち位置を前に移動して、子供連れの家族を引き付けて、何とか格好はついた(^_^;)
演奏終わって、藤田課長らと、雑談して5時過ぎに小谷君の車で、青年と3人で高松港へ。途中「うどん会館」によって土産物を仕入れる。二人はさぬきうどんを買ってたが、藤麺で充分満足してるMorris.は、うどんは無視して、えらく奇麗ないりこ、ジャンボコショウ、蛸のスライス、筍醤油煮など買う。ちょっと早く港に着いたので、歩いてSATYまでひきかえし、夕食。まだうどんの背後霊の呪縛から抜けきれていないMorris.は、しつこくうどん屋「弥次喜多」に入る。ここで冷やし生醤油うどんの大盛り頼む。どうせスーパーの飲食店街のテナントだし大して期待は出来ないだろうと思いつつ、待つこと15分、出てきたのは、光沢在る太麺に、葱、生姜、大根おろし、天カスにカボスまでセットされた見事なさぬきうどんだった。味も上々、今回のさぬきうどんツアー掉尾をきっちり締めてくれた(^。^)
20時出港の加藤汽船ジャンボフェリー「金毘羅2」に乗船。思ったより空いている。今、電源に近いロビーのストールに腰掛け、窓から夜の海を見ながらこれを打っている神戸から釜山まで2回往復した事があり、関西−九州フェリーも一時常連だったMorris.からすると、4時間足らずのこの航路は、連絡船みたいなものだ。予定通りなら、今日のうちに神戸に到着する。
結局、四国には一泊しかしなかったが、うどんフリークのみっちゃんのナビゲートのおかげで、讃岐最高クラスのうどんを食べる事が出来たし、レオマワールド(特にオリエンタルトリップと曼荼羅)も堪能したし、レオマ職員との飲み会も楽しかったし、お土産もいっぱいで、まあ、言う事なしの大々大満足ツアーだった。季節柄、どこも花盛りで、桐の花、エニシダ、アイリス、蓮華畑、その他数え切れない花々の饗宴、特に山道沿いのここかしこに叢生して垂れ下がる藤の花の、粋で艶な美しさには見惚れてしまった。
唯一残念だったのは、電話がなくて、インターネットで掲示板見る事が出来なかった事くらいだ。出発前にあわててぐいぐい酒場に書き込んだ発言が二重投稿になってることに後で気づいて、何とか片方削除したかったのだが、2日間、いい恥をさらしっぱなしなのが、ちょっと恥ずかしいな(^_^;)
自販機で缶ビール買い、しばらく甲板で夜風に当たりながら海を見ながら飲んでた。
神戸に付いたのがちょうど深夜零時ごろ。部屋まで送ってもらいふらふらとまた、酒飲んでしまう。
2000/05/05(金)●四国まで宴会しに来たのか?●
7時に社長宅集合、伊藤と社長の、車で出発、途中みっちゃんを拾って、龍野西で小谷、青年組と一緒になって、瀬戸大橋経由で坂出到着。ほとんど渋滞はなかった。
最初に入ったうどん屋は「がもう」。ここは湯溜めの温いやつで、いまいちだった。次に行った「たむら」は冷やし
だったが、だしが塩辛すぎる。麺のこしは舌でかみ切れないくらいだが、これならまだ驚くほどの味ではない。続い
て期待の「山越」に向かったのだが、すでに150人以上並んでた(>_<)し、駐車スペースも無いので、涙を飲んで諦める。
12時前にレオマワールドに到着。だだっぴろいミーティングルームを楽屋に提供された。場内をちょっとだけ見物して、2時半から一画で演奏開始。自前の器材でボリュームは出ないが子供の日だけに客は多く、社長はじめから飛ばして、ぞうさん、ぶらんこ、かえるの歌の3曲で35分ひっぱった。
2回目もぞうさんとぶらんこの2曲のみ。今回はほとんどヴォランティアみたいな演奏だが、宿泊はレオマの寮を使わせてもらえることになった。Morris.の部屋はクーラー、冷蔵庫、TV完備で、窓の外には讃岐富士が見える。快適、快適。ただ、電話が無いので、ちびくろでインターネットできないのがちょっと残念かな。
夜は、近所で唯一の(^_^;)居酒屋「たか」に、わしら一同と、早上がりの佐藤が集合。いちおうラーメン屋の看板掛かってるが、おばあちゃんを始め家族総出でやってる感じの店。とにかく、見事な田舎で、回りは畑と田んぼと農家しかない。ビール頼んで、まずはおでんもらって、Morris.の定番蒟蒻をほおばったら、むむむ、ま、まずい(>_<)
夕食も兼ねる店なので、これはどうなるかと目の前真っ暗になったが、ラーメンは小ぶりの支邦そば風だったがま
ずまずで、生センマイも普通に美味しかったし、たらの芽の唐揚げ、イタドリの胡麻よごし、鶏皮唐揚げ、この3品はMorris.大満足だった。GWでレオマも営業時間9時まで延長になってたので、遅駆けで、佐藤の妹(和美)、川田さん、河野さん、藤田課長も飲み会に参加。だんだん気持ちよくなったMorris.はちびくろで春待ちファミリーBAND部
屋や日記など見せびらかし、10時ごろ千鳥足で寮にもどり、酔って風呂あびて、意地汚く冷蔵庫のビール飲みながら
寝てしまった。
初めの予定ではMorris.も土曜日まで泊まって日曜に帰るつもりだったのだが、社長らが、明日も宿泊して月曜に帰るというので、急遽、小谷、尾西組に合流して明日夜高松発のフェリーで神戸に戻る事に決定。
2000/05/04(木)●明日から四国●
昨日の疲れ?か、午前中は本当に何もせず、ボーッとしていた。カレーも残ってるし香介でも呼んで宴会しようと思ったが、夜別口の宴会ということで断られた。
朝からStardigioで、ジャズばかり聞いている。今月はマイルスの特集が充実してるな。
インスタント燒きそば(タイ製(^_^;))に具を入れて食べる。これも結構いける。
明日から春待ちファミリーBANDと四国に行くことになってる。今回は仕事でなく、基本的にはさぬきうどんツアー。レオマの園内で、ストリート演奏もやるとは思うけど。どうなることやら。Morris.はレオマ行ったことないから結構楽しみ。ちびくろは持って行くけど、日記の更新や、メールが7日まで読めなくなると思う。ぐいぐい酒場は、見て、書込みも可能と思うので、公開可能のメールはあちらに書込んでください。
ほとんど一年中薔薇はあるけど、やっぱり薔薇の旬といえば5月だろう。サンボ部屋に歌集『薔薇祭』をアップした。初期の歌篇の中では愛着あるものの一つです。感想などいただけると嬉しいです。
夜、さりーちゃんに声掛けたが、明日も仕事で4時半起きだからと断られる。結果として今日は完全休養日ということになった。
7時半頃、ソウルのイパクサから電話。韓国でパクサのホームページができたという。韓国語のサイトらいしが日本人が作ったか、絡んでいるかしているらしい。例のダイヤ入り麻雀牌は無事到着したらしい。で、今度は、日本で出た三種類の自分のCDを5枚ずつ送って欲しいとのこと(^_^;)
おいおい、Morris.は便利屋かい? CD15枚といえば定価3万円以上掛かるし、前の麻雀牌だって送料入れると3万近く掛かってる。出せない金額では無いにしても、6万円以上を気安く立て替えるのは、あまり気が進まないな。こっちの雰囲気を感じたのか、3枚ずつでいいと枚数を減らしてくれた?のだが、まず在庫を問合わせてからということで電話を切った。去年もソウルに行く直前CDたのまれて、素の時も店には在庫がなくて取り寄せにしても、在庫確認が手間取っていたので、休み明けに、タワーか、ヴァージンに行って在庫照会してみよう。
2000/05/03(水)●第二回モリス亭台風料理大会●
いやあ、よく食った、作った、美味かった、です。
さんちゃんは、今日は甲子園で野球見てそのあと仕事のため欠席(;_;) で、巻田さん、きゅみちゃん、あしやん・あんちゃん夫婦の4人と思ったよりこじんまりとした催しになったが、Morris.はこのところタイ風料理作るのが楽しくて面白くて、美味しいと、ほとんどサル状態なので、今日も張り切って作った、作った。昨日から作ってた東坡肉と、三食ナムル、ジャコ豆腐は、畑違いとして、タイ風オムレツ、春雨サラダ、茄子サラダ、タイ風焼き鳥、レッドカレー、トロピカルフルーツサラダパイナップル載せ、パイナップル炒飯等々。これにきゅみちゃんのオモニ手作りの鮫(サンオ)の香味焼きなどもあって、全員滿腹したと思う。
3時半くらいに伊藤君も来る。食べた後、恐怖の家庭内ノレバン、やっぱりあしやん夫婦が最高のノリの良さ。きゅみちゃんも、カラオケなんかできないといいながら、セッターリョンやノレカラクチャチャチャなど、民謡がらみの渋いところを披露してくれた。巻田さんも練習するつもりか、シントブリの入ったCDROM借りて帰った。結局残った伊藤君と二人でごろごろしている。
2000/05/02(火)●差し押さえられた(@_@)●
8時半起床。天気予報で午後に雷雨と聞いたので、先に南京町に買い出しに出ることにする。三宮図書館経由で、南京町に行ったら、春節祭り以上の人出。GWの観光客に加えて、高校、中学の修学旅行の団体が何校もかち合っていたらしい。おかげで買い物にも手間取ってしまった。
帰ると灘区役所から封書が来ていた。開けてびっくり玉手箱ならぬ「差押調書(謄本)」ときたもんだ(@_@)
平成9年度(って何年前だ?)の地方税未納のため、電話加入権差押えとある。そういえば、数年前地震の補助申請か何かで、うっかり(^_^;)いいかげんに所得申告したような気がするなあ。問合わせたところ、特に電話が使えなくなるということはなさそうで、それでも、分割でもいいから毎月払うように約束させられてしまった。差押というと、役人が来て、家具や電化製品に赤札を貼っていくみたいなのをそうぞうしていたのに、電話の加入権ねえ。油断できないものだ。
とりあえず、明日の用意といいながら、東坡肉の下ごしらえ。これは特に明日用でなく、練習を兼ねてだ。J-Mallとパニエで今日買っても大丈夫なものだけ買って、ガイヤーンの漬け込みや、たれ作り、夜はイエローカレーを作り置きするつもり。
天気予報が当って、3時ごろ、突然の雷雨。物凄い雷鳴が轟いた。春雷だ。
●稲光闇弥増しに深まれば春雷ほどに優しきは無し (歌集『seasonings』)
今日の春雷は優しくはなかったぞ。おいおい、自分に突っ込んでどうすんぢゃ。
【TEA 茶の本】クニエダ ヤスエ ★★★ 100ページしかない本の中に、紅茶、日本茶、中国茶、ハーブティとお茶全般をとりあげてる上に半分は写真なので、前に読んだ類書と重複する部分も多く、読んだというより眺めたみたいなもんだが、このところ紅茶にもはまってるので、とりあえず借りてしまう。日本茶の入れ方の項で、水は、前日の夜から汲み置きしておいた水を使うと強調している。ちょうど紅茶と反對なのが面白い。こんな本見てると、早くティーポット買わなくてはという気になる。
【英国紅茶への招待】出口保夫 ★★★ 著者は早稲田の英文学教授で、英国紅茶同好会会長という肩書きがわらわせるが、類書を数冊だしているので、とりあえず、紅茶フリークなのは間違いないだろう。イラスト担当の出口雄大は、中野さんの賢治本2冊のイラストの人だ。本書の作者と同姓で、よくコンビ組んでるから、親子かもしれない。
紅茶メーカー個々の歴史や特徴が書いてあって、これはなかなか役に立ちそうだ。ダイジェストしとこう。
・トワイニング−−18世紀初頭トマス・トワイニングは、紅茶税(はじめ12.5%が、100%になっていた)の廃止運動を行い当初の12.5%にまで戻すことに姓項。19世紀には大飛躍を遂げ、現在に至っている。「イングリッシュ・ブレックファースト(赤罐)」は、ミルクティに最も適している。オリジナルブレンド「クイーンマリー」は、アフタヌーンティではもっとも良い。
・フォートナム・メイソン−−18世紀のアン女王の従僕であった、ウィリアム・フォートナムと、ヒュー・メイソンの創始になる。はじめ二人は雑歌店を開いた。同社が紅茶を本格的に扱い出したのは、ウイリアムの息子チャールズ・フォートナムの時代からで、コーヒーハウスを基盤に現在の地位を築いた。「ロイアルプレンドティ」は英国紅茶最高級茶とも言われるが、高すぎる。
・メルローズ−−スコットランド紅茶の名門、ビクトリア女王時代に王室御用達となる。19世紀半ばに名テイスター、ジョン・マクミランを擁して名声を高めた。
・ブルックボンド−−世界一の取り扱い量を誇る。創業者アーサー・ブルックで、マンチェスター、リバプールなど地方都市で企業の基礎を固め、庶民の嗜好をいちはやく掴んで商品化した。日常的に飲みやすい紅茶が多く、「クィクブルーエキストラ」というティーバッグは一般的。
・リプトン−−リプトンの青罐(セイロン茶)といえば戦前から紅茶の代表として親しまれている。
・リッジウエイ−−[H・M・B(Her Majersty
brend)」は有名。だが高すぎる。
・ジャクソン−−アールグレイっを最初にブレンドして売り出したメーカー
・ハロッズ--ナンバー14は癖が無くて飲みやすい
2000/05/01(月)●日本橋から鶴橋へ●
昨夜、ヒアカムから戻ったら12時前。もうひと飲みしようとしたら、二階堂が切れてる。仕方がないので、料理用に置いてる(^_^;)沢の鶴飲む。ちょっとあてが欲しくて、借りてきたばかりのタイ料理のレシピから「ヤム・マックヮ・バオ(茄子のサラダ)」作る。上出来、上出来。3日のモリス亭ミニオフのメニューに加えよう。
今日は午後から日本橋から鶴橋に出る予定。
みっちゃん主催の「春待ちファミリーBANDゲストブック」が、本日正式開始。ファミリーBANDの掲示板だが、Morris.部屋にある掲示板があまりに寒いのに業を煮やして、みっちゃんが立ち上げたもの。Morris.部屋の掲示板を今後どうするか検討中だが、みっちゃんが、やる気まんまんなので、ファンの方は新しいゲストブックを盛り上げてください。
部屋を出るのに手間取って、日本橋に着いたのが4時前。DVCのテープと、電池など買って、後は、冷やかし。買いたいという気が少しでも湧いたのは、17incの平面トリニトロンのディスプレイモニター、デジカメ、IH炊飯器、MD労再プレイヤーあたりかな。でも何も買わず。6時過ぎに仕事帰りの奈緒ちゃんと待ち合わせて、森の宮の「福々亭」へ。今日はママさんいた。ママは、大晦日の韓国のどじまんの出演者で、今回その時の秘密テープお土産に進呈した。チヂミ、チャプチェ、ジャコ豆腐、オイキムチ、チャンジャ大根、そして石焼きピビンパ。ちょっと食い過ぎだ。すぐ近所のちゃんみさんと、ファピョンさん呼出して、しばらく四方山話。ノレバン行こうとしたが、奈緒ちゃん体調不調でパス。