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Morris.日乘2014年7月 



Morris.の日記です。読書控え、宴会、散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いて ある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。


 

今 月の標語
           
安倍狐弁
【2014年】   6月  5月 4 月  3 月  2 月 1月
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2014/07/31(木)●「世界の博物館」●

7時起床。
今朝の血圧は195/88/79。
朝の3点セット。
9時過ぎに部屋を出て王子動物園へ。このところの暑さで動物たちもバテ気味ナノが多い。
まぬうも岩場の上と中間でぐったりしてたが、雄は途中でちょこっとだけ下に降りてきた。顔以外の毛がすっかり白くなったのはそのままだが、この前よりはちょっと元気になってるようだ。
動物資料館図書室でのビジュアル本読書。今日は目新しいのが見当たらなかったので、講談社の「世界の博物館」全22巻を総覧することにした。昭和45年(1970)の刊行だから、ざっと40年前のもの。あのころはこういった豪華本シリーズや百科事典などが盛んに刊行されてたような記憶がある。応接間の装飾も兼ねてたようだ。このシリーズの何冊かは前に目を通したことがあるが、とりあえず全巻をかなりのスピードで総覧した。
印刷はかなり現代のものと比べるとお粗末だし、写真と解説のレイアウトが見にくかったりする。韓国の博物館が無いのも時代を感じさせる。最初の4冊が米国というのも、何だかである。評点の★は、博物館そのものの価値というよりMorris.の関心の度合いを表わしている。太字は行ってみたいと思ったもの。

1巻     アメリカ歴史技術博物館 ★
2巻     ワシントン航空宇宙博物館 ★
3巻     メトロポリタン博物館 ★★
4巻     ニューヨーク自然史博物館 ★☆
5巻     メキシコ国立人類学博物館 ★★
6巻     大英博物館 ★★★☆☆
7巻     ビクトリア王室博物館 ★★★★☆
8巻     ロンドン科学博物館 ★★
9巻     ヨーロッパ自然史博物館 ★★
10巻     ルーブル博物館 ★★★★☆
11巻     ミュンヘン科学博物館 ★★★☆
12巻     ベルリン世界民族博物館 ★★
13巻     エルミタージュ博物館 ★★☆
14巻     スウェーデン・デンマーク野外歴史博物館 ★★
15巻     レオナルド・ダ・ビンチ博物館 ★★★☆
16巻     スペイン・ポルトガル博物館 ★★☆
17巻     エジプト博物館 ★★
18巻     シリア国立博物館 ★☆
19巻     シルクロード博物館 ★★
20巻     インド国立博物館 ★☆
21巻     故宮博物院 ★★
22巻     国立民族学博物館 ★★☆
別巻     世界の博物館事典


7巻「ビクトリア王室博物館」は、西洋家具の変遷が伺えて興味深かった。ルーブル博物館(美術館)は、おなじみの作品の圧倒的な多さで突出している。
そのあと原田の森ギャラリーの兵庫県美育作家協会展というのやってたので冷やかしたがあまりおもしろいものはなかった。「旧居留地の夜明け」という油絵二点が、地下鉄みなと元町駅まえに猫が群がってる絵柄でちょっと目を引いた。
前庭テーブルでしばらくミニギター。
2時半帰宅。サンTVの韓国ドラマ「愛情万々歳」録画してたのを今日の30話まで4話くらい連続して見る。かなり無茶苦茶な展開で、ご都合主義と偶然と、すれ違い、見え見えの隠し合い……と、馬鹿馬鹿しいとおもいつつも、見続けてるMorris.(>_<)。
阪神-ヤクルト戦。ここ一ヶ月勝ちのない能見、初回にバレンティンに2ラン浴びてしまう(>_<) その後もちなおしたものの、結局1-8の大敗。7月前半は負け知らずの連勝阪神だったのに、オールスター以後から息切れしたみたいだ。
Eテレ「きょうの料理」で「もういちど見たい 小林カツ代のベストおかず」というのをやってたので、思わず録画する。彼女は今年1月に亡くなったが、料理研究家の中では一番親しみやすい存在だった。番組では息子のケンタロウとの初共演も場面もあった。息子は数年前のバイク事故で全身麻痺、現在もリハビリ中とのことで心が痛む。
今日の歩数は4485歩。

今日のまぬう雌 

今日のまぬう雌 

今日のヴィジュアル読書 

バテてる黒豹 

アムール豹 


「居留地の夜明け」尾島守 

美術館前の空 

屋上夕景 

【憲法なんて知らないよ】池澤夏樹 ★★★☆☆☆ 2003/04/30 ホーム社。
タイトルには「--というキミのための「日本の憲法」というフレーズが続く。
これも先日の憲法集会の前に図書館で借りて持っていったもので、こちらは憲法全文が掲載されてるから、それなりに役に立った。
タイトルから、子供にもわかる憲法の本だろうと思ったのだが、メインは憲法全文の「新訳」である。
1946年11月3日に公布された「日本国憲法」の原文は英語で、現行の憲法はそのオフィシャルな日本語訳だった。このことは何となくわかってるつもりだったが、本書には英文も掲載されている。
そして、この英語原文から、池澤なりのスタンスで、正確を期しながら、わかりやすく、こなれた現代日本語に一から翻訳したものらしい。
たとえば、第二章第九条を例にとってみよう。

[英文]
CHAPTERⅡ
RENUNCIATION OF WAR
Article 9.
Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes.
In order to accomplish the aim of the preceding paragraph, land, sea, and air forces, as well as other war potential, will never be maintained. The right of belligerency of the state will not be recognized.

[現行憲法]
第2章 戦争の放棄
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
--2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

[池澤 新訳]
第二章 戦争の放棄
第九条
①この世界ぜんたいに正義と秩序をもとにした平和がもたらされることを心から願って、われわれ日本人は、国には戦争をする権利があるという考えを永遠に否定する。国の間の争いを武力による脅しや武力攻撃によって解決することは認めない。
②この決意を実現するために、陸軍や海軍、空軍、その他の戦力を持つことはぜったいにしない。国というものには戦争をする権利はない。

池澤訳は、いかにも噛み砕いた、子供にでも理解しやすい文体である。上記引用では省略したが、漢字には全てルビがふってある。
あとがきの前に「翻訳について」という10pほどの文章があり、そこにこの九条の翻訳に関連する文言があった。

法律というもの、その大半は専門家に任せておいていい。しかし、アメリカが一方的に始める戦争に日本の自衛艦が参加してよいかどうか、これは専門家が決めることではない。こういう問題については特別の発言権を持つ専門家はいない。誰もが素人の資格で参加して議論をしなければいけない。それが民主主義というものだ。
そのためには「戦争の放棄」について本来の精神が読み取れる、素人のための文体で書かれた、憲法第九条が必要になる。


本書が刊行された直前にイラク戦争が始まっている。上記の「アメリカ」「自衛艦」といった言葉はそれを指しているのだろう。しかし10余年後の現在の日本は、憲法そのものを改変することなしに、解釈の変更、そして「集団的自衛権」の容認という、更なる危機的状態に追い込まれている。

国は人が作る。つまり人々の意思で設計できる。最初に国の形をおおよそ決めた上で、上手に運営する。その指針として憲法がある。
国を戦争の主体としないために、日本の憲法は「国の争いを武力による脅しや武力攻撃によって解決することは認めない」と決めた。
誰が読んでも明快この上ない戦争の否定である。
法律は自然の法則とは違う。自然界ではものは必ず上から下に落ちるし、太陽は東から昇る。だが法律は決めれば自動的に機能するものではない。何を決めても人々がそれを尊重しなければ法律は空っぽの文章にすぎない。
ぼくたちはもういちど、この憲法の精神に返らなければならない。(あとがき)


今こそ、このあとがきの文章を噛み締めなければならない。

久しぶりに英文をタイプしたので、これをGoogle翻訳にかけてみた。

[Google訳]
CHAPTERⅡ
戦争放棄
第9条。
正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に意欲的、日本人は永遠に国家の主権、国際紛争を解決する手段として武力による威嚇または使用などの戦争を放棄する。
前項、陸、海、空力の目的、ならびにその他の戦力を達成するために、維持されることはない。国の交戦権は、これを認めない。


いささか不自然な部分はあるけれど、「戦争放棄」を宣言していることだけははっきりわかる。

2014/07/30(水)●長久手あたり●
4時半起床。
今朝の血圧は174/76/85。
溝渕くんと長久手市平池の中国広州向けピックアップ現場。
新名神通るたびについついデジカメ撮影してた信楽付近のトンネル出たところの大きな橋、ネットで調べたら「近江大鳥橋」というらしい。
現場は階段三階だったが、名古屋から3人応援に来て5人作業だったので大したことはなかった。一時過ぎ作業終了。
大山田SAで遅めの昼食。
4時倉庫着。他の現場が早く終わってたので、コンテナ積みもちゃっちゃと済んだ。
明日から4連休である(^_^)
ちょっとバテ気味だったから、これはありがたい。
昨日まで3連敗の阪神。今日は5-4でヤクルトを僅差でかわしての辛勝。4回無死満塁をリリーフで抑えた歳内が初勝利となったのが良かった。鳥谷が逆転打で、このところ好調なのが頼もしい。
今日の歩数は6491歩。

今朝の摩耶埠頭 

倉庫猫クロ 

アサヒビール工場跡地 

近江大鳥大橋 

青山霞 

帰路阪神高速 

【改憲問題Q&A】自由人権協会編 ★★★ 2014/02/04  岩波ブックレット
先日須磨区役所で憲法集会に参加した時、直前に新長田図書館で見つけて、泥縄の参考書として、これを持って行き、ほとんど、集会の間に読んでしまった。ちょうど集会のメイン講演が、現在の憲法と、自民党改正案の比較と矛盾みたいなものだったので、とても役に立った。とはいうものの、中学生(小学生?)から、老人にまでわかるようにと書かれた一冊のようで、読んでるとあまりにまだるっこしい気にさせられる。
主旨も当たり前のことばかりのようだが、この当たり前のことが、見えなくなっている(わざとみないようにしている?)自民党と、それを支持している人たちがかなりの多数いるということ、が、情けなくもある。

自民党の憲法改正案の問題点
1.憲法そのものの根本的理解が間違っている。憲法は「国を縛る鎖」。自民党案は「国民を縛る鎖」。
2.人権の理解が間違っている。
3.「集団的自衛権」の危険を隠し、九条が日本にもたらしている平和の恵みを帳消しにしようとしている。
4.改正手続きの緩和は前提が間違っている。(はじめに)

精神的自由(思想・信条の自由や表現の自由)は、人間がだれでも根源的に持つものです。精神的自由が権力によって侵害されると、自由な思想表現のやりとりができなくなり、民主主義の基盤が崩壊してしまいます。たとえば、原発を推進しようとする国の政策に反対したりデモをしたりする自由が禁じられたら、国民がこの点について判断する材料が欠けてしまいます。
もともと人権は、多数決での結論やその時代の主流の価値観と対立していても、奪ってはいけないものです。河野秩序や公益によって制約できるという考えは、主発点が間違っています。

「日本を守るために、やられたら、やり返す」「いや、日本を守るためには、やられる前にやってしまおう」と勇ましく主張する人たちは、今の世界では自衛権の行使といえども、武力を行使することはとても制限されていること知らないのではないか、と心配になります。


2014/07/29(火)●尼崎あたり●
5時起床。
今朝の血圧は219/101/87。
矢谷くんらと尼崎の上海向け荷物ピックアップ。
昼食抜きで1時過ぎ作業終了。
東部市場オリーブキッチンでチキン南蛮定食(770円)。これがこの店で一番美味しいと思う。名前通りオリーブオイルでからっと揚げた唐揚げは絶品である。
4時倉庫着。帰りマルハチに寄って6時帰宅。
阪神-ヤクルトは大和、ゴメスを欠いた打線の勢いがなく7回まで0-2で阪神劣勢(>_<) 9回にも2点追加されて0-4の完敗。
明日は4時起きで名古屋現場。
今日の歩数は5944歩。

岩屋のモモちゃん 

近所の白 

屋上夕景 

2014/07/28(月)●出町柳あたり●
6時半起床。
今朝の血圧は160/78/89。
矢谷くんらと京都出町柳のフランス人宅のピックアップ。
昨日までと違って暑さも一息。それなりに荷物も多かったが、先週末の現場に比べると格段に楽に思えた。
6時半倉庫着。7時半過ぎ帰宅。
「池上彰が選ぶ運命のニュース」2時間番組は、なかなか見応えがあった。やっぱり95年の神戸大地震の場面が印象に残った。
今夜のKBS歌謡舞台1378回は "7월 신청곡7月リクエスト“

1) 산팔자 물 팔자 山河のさだめ/송해ソンヘ
2) 한 많은 대동강恨みの大同江/김연자キムヨンジャ
3) 향수郷愁/하춘화ハチュナ
4) 청춘고백青春告白/김용임キムヨンイム
5) 허공虚空/박정식 パクチョンシク
6) 친구야 친구友よ友よ/박일준パギルチュン
7) 비 내리는 고모령雨降る顧母嶺/염수연ヨムスヨン
 8) 용두산 엘레지龍頭山エレジー/서인아ソイナ
 9) 꽃바람 여인花風女人/조승구チョスング
 10) 나이야 가라時よ過ぎよ/하춘화ハチュナ
 11) 대전 부르스大田ブルース/김연자キムヨンジャ
 12) 처녀농군乙女農軍/정수빈チョンスビン
 13) 기적소리만汽笛の音が/이치랑イチラン
 14) 고추 コチュ(唐辛子)/유지나ユジナ
 15) 안동역에서安東駅にて/진성チンソン
 16) 꿈에 본 내 고향夢見る古里/태진아テジナ

しょっぱながソンヘさん(^_^) その後の3曲はギター、アコーディオン、ウッドベースのトリオがバックで、いかにもポンチャック風味を醸し出してくれてた。これは先月14日のサンチョンのど自慢での楽団の中から4人だけで伴奏という試みがあったのを思い出した。
今夜は何といってもユジナの「コチュ」が良かった。この歌は日本のカラオケには入ってないみたいでちょと残念。
今日の歩数は4922歩。

賀茂大橋 

出町柳 

出町商店街 

2014/07/27(日)●憲法集会●
7時起床。
今朝の血圧は175/77/80。
朝の3点セット。
10時頃瞬間的豪雨。
これでずいぶん暑さがやわらいだような気がする。
昼過ぎ、JR新長田に出て、図書館に寄り、須磨区役所まで歩く。
午後2時からここで「憲法を生かす会」主宰の集会があり、オープニングでムックさんが「イマジン」歌うということだったので、顔を出すことにしたのだった。
毎日新聞大阪の社会部記者遠藤孝康さんの講演。彼は毎日新聞で50回にわたって「憲法を読む」という記事連載を担当、自民党の改正憲法と現行憲法とを比較して、その違いを明らかにしながら、基本的人権、集団的自衛権、秘密保護法、改正手続きなど個々の問題点を論じるもので、集会の性格に合わせて非常にわかりやすい話だった。
ムックさんから打ち上げに誘われたので、一緒に板宿商店街の「高田屋」へ。
遠藤記者とは真向かいの席だったので、いろいろ話を聞くことが出来た。
ムックさんと知り合いの地区労垂水事務局長の門永さんがMorris.のことを知ってて韓国の歌を歌うようにとのリクエストがあったので、ムックさんに伴奏してもらって「アパート」歌う。その後ムックさんとしばらく飲んで歌って議論して、となかなか楽しいひとときを過ごすことが出来た。
帰りはふらふらと鷹取駅まで歩き8時半帰宅。
阪神は昨日のショックから抜け切れず、いいとこなしで連敗(>_<)
今日の歩数は10751歩。

長田図書館裏の白雉 

別の白雉 

同じく 

雉 

憲法集会オープニングでムックさん 

毎日新聞遠藤孝康記者 
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