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Morris.の日記です。読書控え、宴会、散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。 酷税占拠 |
【2013年】 6月 5月 4月 3月 2月 1月
【2012年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月
2013/07/31(水)●故障の日?(>_<)● |
6時半起床。
今朝の血圧は不明(>_<) って、オムロンの血圧計、スイッチ入れたらエラー表示。電池がへたってるのかなと思って換えてみたけど、やっぱりダメ(>_<) この血圧計は引越しの処分品だから、今日まで無料で良くよく計測してくれたということになる。しかし、こうなると、早急に新しい血圧計を購入すべきだろうな。それほど高価なものでもないしね。
北野の現場最終日。ダイニングテーブルや、大型テレビやら、めちゃ大きな写真パネルやら、大物梱包中心で、積み込みもあって、ちょっと過労気味。
昼休み近所の異人館街を散策。風見鶏の館横の萌黄の館の庭でデジカメ撮影してて、うっかりカメラ取り落としたところがちょっとした水溜りで、カメラの1/3くらい水に使ってしまった(>_<) あわててタオルで拭いて、スイッチ入れたら、とりあえず起動して、撮影もできたのでほっとしたのだが、そのあと液晶画面が真っ白になって、スイッチやシャッター押しても反応しなくなった(>_<)
これもそろそろ寿命ではあるけど、残念なことである。何か今日は三隣亡のような日である。
今日も4時過ぎまでしっかり作業して6時前帰宅。ちょっとふらふらである。
今日の野球も疲労に棹さすようなものだった。阪神岩田、中日西川の両先発が好投で絵に描いたような投手戦。7回途中まで西川はパーフェクトピッチングだったし、岩田も被安打1(しかしこれがクラークの本塁打(>_<)) で、結局0-1のシャットアウト敗け。阪神の安打3,中日は2安打だった。投手戦で負けると、乱打戦よりよけいに口惜しい気がする。
先日のキムヘヨンの「最後は私と」をYou Tubeで見ながらギターで音拾う。それほど複雑なメロディでは無いが、キーがBというのがMorris.にはちょっと辛いので、半音下げたミニギターで練習。これだとCで弾ける(^_^)
今日の歩数は9138歩。
茨 |
ヴォーリーズ設計館と空蝉 |
奇妙な果実 |
異人館 |
旧機最後のショット(;;) |
キムヘヨン |
2013/07/30(火)●北野方面2● |
6時半起床。
今朝の血圧は163/87/77。
昨夜のKBS歌謡舞台は7がつのリクエスト。例の中国サイト経由のストリーミング、いちおう繋がったのだが数分起きにフリーズ(>_<)
辛うじてキムヘヨンだけはちゃんと見ることが出来た。彼女が歌った「マジマグンナワハムケ 最後は私と」という曲は初めて聴くがしみじみした佳い曲である。2010年の彼女のオリジナル曲らしい。作詞ソパンソク、作曲パクヒョンジンとある。ソパンソクはTOP-MUSICの社長で彼女の育ての親だし、パクヒョンジンは当代一のヒットメーカーで、二人とも、Morris.にお馴染みである。ちょっと古い映像がYou Tubeにあった。他の映像チェックしてたら、何とこの歌のカラオケ指導練習番組の映像が見つかった(@_@) こういった番組で取り上げられるということは、それなりに評価されているのだろう。これは何とか楽譜手に入れてレパートリーにしたいな。
北野の現場二日目。今日はMorris.はまる一日台所。たっぷりの量だった(^_^;)
4時半まで作業して、5時半倉庫出る。
阪神は今日から中日戦。メッセンジャー完投直前で交代ながら8-1の久々の白星(^_^) そう言えばこの前の勝利もメッセンジャーで12-0の快勝だった、明日から前回の轍を踏まないことを祈りたい。
今日の歩数は2037歩。
ヴォリーズ建築 |
紅蜆 |
神戸市水道創設期導水管 |
2013/07/29(月)●北野方面● |
6時半起床。
今朝の血圧は173/90/82。
矢谷くんらと3人で北野のアメリカ向けピックアップ3日取り現場の初日。
中国(東南アジア?)真鍮製の大きな仏像(等身大)があって、ちょっとびっくりした。
定時に倉庫出て5時半帰宅。
鹿嶋さんから絵葉書。彼女は今月また10日ほどキューバに行ってきたらしい(@_@) 「ボロボロ、グシャグシャで限りなく魅力的」というフレーズに、思わず嬉しくなった。今日の絵葉書は日本から出したもので、キューバからも投函したと書いてあったが、今のところ到着していない。今日の葉書には向こうで使えなかったキューバの切手(革命広場の図柄)が貼ってあり、これが眼目だったらしいが、Morris.は実際に使用されてた金魚鉢柄の日本のふみの日切手が気に入った(^_^;)→
昨日の日曜美術館は富士山の絵十選。富士山が世界遺産指定受けてから、このての番組がやたら目に付く。
「世界遺産」そのものが、Morris.には今ひとつよくわからない。ギネスみたいなものか(^_^;)
「文化遺産」と「自然遺産」があって(他に「複合遺産」「危機遺産」というのもあり)、富士山は当然自然遺産なんだろうと思ったのだが、ネットで調べたら文化遺産だった(@_@) 「信仰の対象と芸術の源泉」というのがキャッチフレーズである。なるほど、日曜美術館で採り上げる資格充分だな。まあ、北斎の富嶽三十六景に如くものは無しだろうけどね(^_^;)
日本で最初に世界遺産指定受けたのは姫路城だったと記憶している。調べたら平成5年(1993)に法隆寺とともに「文化遺産」、「屋久島」と「白神山地」が「自然遺産」指定を受けている。
現在日本の世界遺産は「文化遺産」13件、「自然遺産」4件の計17件である。京都や奈良の地域指定だと、個別の寺社などの件数はいくらでも増えることになる。
今日の歩数は315歩。
今朝の摩耶埠頭 |
Pacific Cypress |
岩屋のモモちゃん |
2013/07/28(日)●ダメ虎復活(>_<)● |
7時起床。
今朝の血圧は160/81/79。
朝の3点セット。
SBS「挑戦千曲」。今日のチャンユンジョンはノースリーブの白いブラウスに白黒縞のショートパンツ。髪はこのまま伸ばすらしい。
10時に部屋を出て、原田の森ギャラリーで県展冷やかして、王子動物園。
12時半一旦帰宅。今日は中国サイトのストリーミングでKBS全国ノレチャラン見ることが出来た。仁川港篇で、ゲストのの「チャギヤ」のパクチュヒの新曲は「セクシーに」だと。
テレビで高校野球兵庫大会の決勝西脇-東洋大姫路やってたので途中から見る。ベスト8すら初めての西脇を何となく応援。西脇が2点先制したあと東洋大が同点に追いつく好ゲーム。9回裏二死満塁から西脇がタイムリーでサヨナラ勝ち。
3時に部屋を出て自転車で六甲道に出て灘図書館。
帰り道マルハチで買い物して6時帰宅。
今日こそはと思ってた阪神-横浜戦。何と0-10での惨敗。この6連戦で1勝5敗(>_<) 巨人は中日に3連勝(>_<)
ぐいぐい酒場に、長野のhigasiさんの投稿。22日の日記に書いた、レジストリー補正ソフトは、マイクロソフトの名前を騙った詐欺ソフトだったらしい。紹介のサイトをみてなんとか問題ソフトはアンインストールすることが出来た。それはともかく、ちびくろ2号擬似デスクトップ体制も、そろそろ見直しの時期というのは間違いないようだ。
今日の歩数は8211歩。
今日のユンジョンちゃん |
景山邸 |
王子神社浦のクロ猫 |
孔雀競演 |
花葵 |
油蝉 |
今日のまぬう 雌 |
ボブキャット |
大山猫 |
白い太陽 |
塩辛蜻蛉 |
赤蜻蛉 |
河馬親子 |
全国ノレチャラン |
パクチュヒ |
2013/07/27(土)●容積トンと重量トン● |
6時起床。
今朝の血圧は166/87/93。
矢谷くんらと3人で吹田千里山のアメリカ向け荷物ピックアップ。見積よりかなり荷物少なくて、昼前作業終了。
昼は東市場の「漫々亭」でチャンポン。ここは中年の夫婦でやってるが、おばちゃんはほとんど盛り付けと配膳専門だから調理はほとんどおっちゃん一人でやってる。けっこうメニューが多く、今日は特に混んでたし、ばらばらの注文を3つの中華鍋と、寸胴、小鍋などをめまぐるしく駆使して次々にメニューをこなす手際にはいつものことながら感嘆する。これを見ると、ラーメン専門店なんか、とんでもなく楽なものに思える。
1時半倉庫着、今日は他の現場も早く終わったらしく、2時過ぎに倉庫出ることが出来た。
きょうは久しぶりに摩耶埠頭に大きな船が入ってた。「PACIFIC CYPRESS PANAMA」と書いてある。
帰ってネットで調べたら
船舶種別: Bulk carrier
建造年: 2012
全長 x 巾: 180 m X 30 m
総トン数: 23273, 載貨重量トン: 38055 t
速力レコード(最大/平均): 12.2 / 9.6 knots
船籍国: Panama [PA]
呼出符号: 3FGE2
IMO: 9605097, MMSI: 373073000
と、ある。2012年製造なら真新しい船なのに、あまり新しい船みたいには見えなかった。Bulk carrierというのは「バラ積み船」のことらしい。前から、ときどき、大きな船が停泊してる時に以上のようなデータを引いてたが、「総トン数」と「載貨重量トン」の違いすら分からずにいた。これもネットで調べたら、いろいろ細かいことが書いてあったが、簡単にいえば、総トン数は容積、載貨重量トン積載可能の重量らしい。
バラ積み船は大きいものだと40万トンクラスのものもあるとか(@_@)
3時過ぎに帰宅したので、シャワー浴びてから、ロング缶とミにギター持って屋上へ。薄曇りで、ちょっと風もあってそれほど暑くない。
6時から阪神-横浜戦。能見が5回までパーフェクトの好投、それなのに、阪神は今日も打線がチャンスを活かせず、虎の子の1点は能美のタイムリー(^_^;)。ところが6回に不運な打点含めて3点取られ、今日も劣勢(>_<)
明日日曜は休みだけど、来週からちょっと仕事が続きそうだ。
今日の歩数は2850歩。
倉庫付近のちびくろ |
久々大型船 |
屋上夕暮れ |
2013/07/26(金)●弁天町界隈● |
6時半起床。
今朝の血圧は193/103/74。
10時に部屋を出てJRで弁天町の交通科学館へ。Morris.はいわゆる鉄ちゃんの趣味は殆ど無いのだがこういった博物館は大好きである。この交通科学館も前から行こう行こうと思いながら何となく先延ばししてたのだが、ネットで来年4月で閉館になることを知って、これはいかんと思ったのだ。まだ8ヶ月ほどあるけど、閉館近くになると混雑しそうだし、とにかく思い立ったが吉日である。
交通科学館は弁天町駅に隣接して設置してあり、ホームから展示の蒸気機関車が見える。入場料400円というのはえらく安い。この手の博物館では京都の梅小路蒸気機関車館に昨年初めて行ったのだが、どうやらこちらの交通科学館も京都に移行するための閉館らしい。ひとつの施設になるのか並立するかはっきりしないが、西日本で最大の交通科学展示施設になることはまちがいないようだ。完成は3年後くらいらしい。
夏休みということで子供たちが多いと覚悟してたが、想像した程ではなかった。いやあ、なかなかに充実してて、乗り物好きの子供には持って来いだし、鉄ちゃんには「「聖地」だったんだろうな。鉄道だけでなく、船や自動車や飛行機関連の展示あった。
ちょっと飛び地になってる第二展示場は距離があって野天で暑いこともあってほとんど人気がなかったので、休憩を兼ねてベンチでミニギター(^_^;) 途中監視員が来たけど、人もいないし、音も小さいからかまわないとのことだった。
結局3時間近く見学したことになる(ミニギターの時間も含む(^_^;))。
展示内容は下のデジカメ画像みてもらうことに、いや、交通科学館ホームページが充実してるからそちらを参照のこと。興味持たれた方は来年4月までに是非足を運んで欲しい。
そのあと、川沿いに歩いて、以前一度利用した安治川歩行者&自転車専用トンネル通って、西九条へ。九条の旧遊郭地帯を散策しようと思ったのだが、何となく雰囲気が違う。iPhoneで調べたら、遊郭は「松島新地」で地下鉄九条駅の近くらしい。引き返してまた安治川トンネル潜って、キララ九条というアーケード街抜けて九条駅にたどり着き、やっと「松島料理組合」という看板のある一帯にたどり着いた。30数年前に一度訪れたことがあるのだが(もちろん利用したわけではない(^_^;))その頃と比べるとすっかり様変わりである。置屋の看板がある程度並んでいる通りもあるし、昼から営業してる店も無いではないが、かなりの減少である。
お腹すいたので吉野家の280円牛丼。大阪シティドームが見えたのでそちらに向かう。確かに大きいけど、回りが建て込んで全体を撮影しにくい。
近くの公園のベンチでミニギター。親子連れの下の男の子(5歳くらいか?)が興味津々でべったり寄ってきて離れない。
6時になったので店じまい。
JR大正駅まで歩いて、7時半帰宅。
阪神-横浜戦。どうも打撃不振で阪神連敗(>_<)
今日もけっこうな暑さで、夕食は素麺。最近トマトの代わりに冷凍したキーウィをスライスしてトッピングしている。甘酸っぱくてなかなか美味しいし、ビタミン補給にもなると思うので、お薦めしておこう。
東電社長が、福島原発の汚染水の海への流出への謝罪発言(言い訳)。報道ステーションでの古賀茂明の「この汚染水の海への垂れ流しは、東電にとってはもっけの幸い(施設から汚染水がどんどん減っていく)」という発言には思わず「その通り!!」と叫んでしまった。まずは福島問題の解決に全力を注ぎ、再稼働などその後のことだということは自明なはずなのに、「プライオリティ(優先順位)をはっきりさせねば」という古賀発言も含めて、安倍政権は見て見ぬふり、なりふりかまわず突っ走るんだろうな。
今日の歩数は10208歩。
[お知らせ]明日7月27日(土)春待ちファミリーBANDの演奏があります。
「あしや保健福祉フェアエントランス・コンサート」
場所:芦屋市福祉センター エントランス(芦屋市呉川町14番9号)
*春待ちファミリーBANDの出演予定時間は午後1時20分~2時20分
久しぶりの公開イベント出演で、入場無料なので、ファンのかたは是非お出かけください。(Morris.はあいにく仕事が入ってパス(>_<))
弁天町交通科学博物館 |
233 |
昔の小駅 |
駅内部 |
ワットの蒸気機関 |
初代大阪駅の鐘 |
懐かしい昔の座席 |
京都駅貴賓室のシャンデリア |
赤球エンジン |
屋久島灯台のレンズ |
ル・ローンC型エンジン(大正時代) |
リリエンタールグライダー |
古いプロペラ |
朝日新聞社航空機「東風」 |
ダイハツ「ヒルマン」1961 |
ダイハツ・ミゼット |
ノーリツ号 |
扇形車庫模型 |
てこ集中装置 |
転轍機 |
転轍機前で(^_^;) |
一番人気のパノラマ模型鉄道 |
0型新幹線電車 |
関西鉄道社票 |
C6226 |
擬似プラットフォーム |
京都駅の看板 |
余部鉄橋橋脚の一部 |
運転シミュレーション |
型番プレート |
義経号 |
列車愛称プレート |
初代大阪駅模型 |
二代目大阪駅模型 |
看板 |
安い |
安治川堤防から |
同じく |
安治川歩行者トンネル入り口 |
安治川トンネル |
西九条の文化住宅 |
子供神輿 |
お寺の蓮 |
九条の古い住宅 |
名門九条OS劇場も売り物件に |
地蔵堂の後ろの絵がいい味を |
松島料理組合 |
色街の名残 |
同じく |
同じく |
大阪シティドーム |
同じく |
帽子ビル |
最近やみつきのキーウィ素麺 |
2013/07/25(木)●続読書マラソン● |
7時起床。
今朝の血圧は163/93/83。
昼前JRで神戸に出て、中央図書館へ。
中庭でしばらく読書するも、暑さはともかく、蚊が多くて閉口する。
3Fでまたしばらく読書。
5時過ぎに図書館出て、文化ホール横の公園のベンチでミニギター。しかし、ここも蚊に悩まされる。
6時過ぎ帰宅。
阪神-ヤクルト戦。藤浪は3点取られて4回で降板。6回で1-7。今日はダメのようだ(>_<)
今日の歩数は1543歩。
文化ホール横公園 |
体育館前の空 |
JR灘駅前の空 |
昨日に続いての手抜き企画(^_^;) 最近集中的に読みながら、感想書けずにいた垣根涼介の本のタイトルだけでも並べておく。
【君たちに明日はない】垣根涼介 ★★★☆☆ 2005/05/30新潮社
リストラ専門の小さな会社の若い社員を主人公に、仕事で知り合った相手とのディープな関係で物語が進んでいく。連作短編風の長編である。
【借金取りの王子】垣根涼介 ★★★☆
【張り込み姫】垣根涼介 ★★★☆
(何でもいいから、仕事をください--)
そんなことを言って、職を求める人間もいる。
一見、健気な弱者の意見にも聞こえる。しかし(何でもいいから~)などという人間に、果たして雇い主は、責任のある、そして能力の要求される仕事をやらせたがるだろうか?
飢えに苦しむ第三世界での話ではない。この日本での話だ。
答えは、「ノー」だ。
何でもいいから、と口に出すこと自体、その人間は仕事という概念を舐めている。そしておそらくは、過去にそういう仕事のやり方をずっとやって来た。所詮は、身過ぎ世過ぎの手段。仕事とはそんなものだと思っている。(「みんなの力))
【勝ち逃げの女王】垣根涼介 ★★★
以上4冊は「君たちに明日はない」シリーズ。
【ヒートアイランド】垣根涼介 ★★★☆ 2001/07 文藝春秋
結局はシステムを信じ切っていたことがすべての原因なのだ、と思った。潰れたメーカーの社長も、破綻寸前の銀行の頭取も、年金や公共事業に国際を乱発する政治家も、そして住宅ローンを組んだアキの両親も、ほとんどの人間が、戦後何十年も続いてきた右肩上がりの社会を信じていた。バブル前夜にはとっくに破綻寸前だったそのそのシステムに、何の疑問も持たずに乗っかってきた。
そのこと自体が、罪なのだと感じた。知らなかったから仕方がないだろうと言う人もいる。しかし気づいていなかったことが、罪なのだ。そういう意味では、自分たちも含め、国民のほとんどがまるっきりの能無しだったのだ。無能な人間が揃いもそろって、この国を動かしている。そう感じた。
「おまえが悪口言うのも分かるがよ、じゃあ、いったいこいつら、どうすりゃいいんだ?」
「簡単なことさ」カオルは答えた。「考えることに、責任を負うことだよ。利害を抜きにしてじっくり考えれば、ある程度物事の先行きなんて見えてくる。イマジネーションの問題さ。ちゃんと先を読んで、物事を決める。そして実行する。それだけだ」
思わぬ真面目な答えに黙っていると、カオルはさらに言葉を継ぐ。
「そんなマトモな大人がほとんどいないのが、今の世の中さ。自分の行動に責任を追わない。他人のことなんてどうでもいい。今日び満員電車にでも乗ってりゃ、誰にでも分かることだ」そう言って、すり鉢状の画面の中を指さした。「こいつらも同類だよ。すし詰めの車両で、股をおっ広げたまま新聞を読んでいるオヤジとなんにも違わない。だから、こんなクソみたいな国になる」
やがて、自分なりに結論を得た。世間の言う憂愁という定義は、単に作業が早い、要領がいいというだけだ。そこに、自分の頭で考え、自分なりの考えを持つという要素は入り込む余地がなかった。何の疑問も抱かずに決められた社会の制度に乗っかり、技量を磨いてゆく。そういう人間が、憂愁だと言われているに過ぎない。だが、そんな人生はこちらから願い下げだった。
【ギャングスター・レッスン】垣根涼介 ★★★ 2010/04/25
【サウダージ】垣根涼介 ★★☆☆
育ちとは、なにも生家が金持ちだとか、血筋がいいとか教育水準の高い家庭などということではない。職業も関係ない。ではなく、それまでの家庭や仕事、友人を含めた人間関係の中で養われてきた、生き方、考え方の質の良さだ。まっとうさであるとも言える。
【ボーダー】垣根涼介 ★★★☆
以上4冊は「ヒートアイランド」シリーズ。
【ゆりかごで眠れ】垣根涼介 ★★★☆
アメリカ合衆国は、"世界の警察"を自認している誇大妄想国家だ。頼まれもしないのに世界の紛争地域にちょっかいを出し、かえってその地域の紛争をいっそう複雑化させる。イライラ(イラン・イラク)戦争しかり、ソマリアしかり、エルサルバドルしかりだ。
もちろん国家というものが個人の欲望の集合体である以上、自国利益を優先させるための強硬外交政策という側面も否定できないが、その錦の御旗の元には、常に「アメリカのやることが正義だ」という単純極まりないモノの見方がある。国家機構そのものが宗教たりえる国民を相手に勝ち目はない。何の恥じらいも疑問もなく、相手を殺しにくるからだ。しかもその宗教国家が超大国としての実力と驕りを持っていれば、なおさらだ。
相変わらず手をこまねいたままの状態なのかもしれない。(441p)
【午前3時のルースター】垣根涼介 ★★★☆これが実質的なデビュー作になるようだ。
【人生教習所】垣根涼介 ★★★☆
「自分が何気なく志向していることや、拘っていることのおおくが、実を言うと個人個人の自意識を通してみた世界の産物だということです。逆に言えば、その自意識さえ変われば志向も拘りも、意外にあっさりと覆ってしまうということです。
もうみなさんにはお分かりですよね。今、あなたに見えている世界は、あなた自身なのです。あなたの映し鏡です。ある意味、それは釈尊の仏教本来の教えでもあり、そこからやがて派生してきた禅の精神でもある--。自意識とは、認知とはそういうものです」
2013/07/24(水 )●読書マラソン● |
5時起床。
今朝の血圧は193/93/65。
凄い雨音で目が覚めた。
昼前自転車で金沢病院に降圧剤貰いに行く。
12時半帰宅。
麻婆丼作る。
ほとんど一日ベッドで読書。
夕方屋上に缶ビール持って1時間半ほどくつろぐ。
後半戦開幕、阪神-ヤクルト戦は12-0で阪神圧勝\(^o^)/
今日の歩数は1170歩。
今日読んだ本だけではなくて、今年読んだ本で感想も書けずにいた分、タイトルのみメモ。
【希望の地図】重松清 ★★★☆日刊ゲンダイ2011年9月~12年2月連載。東日本大震災の半年後に現地(いわき、石巻、気仙沼、南三陸、釜石、大船渡、福島、飯舘)を、ルポライター田村章(重松のフリーライターとしてのペンネーム)が、友人の息子で不登校の中学生光司と一緒に取材にあたるという小説仕立てになっている。
田村章が振り向いて、「さっきの津田さんの話で一番印象に残ったのはどこだった?」と訊いてきた。
少し考えてから、光司は「がんばれる人だけがんばればいい、無理のできない人は無理をしなくていい……っていうところ」と言った。
学校に通えなくなってから、何度も何度も「がんばれ」と言われてきた。いや、その前に中学受験に失敗したときも、さらにさかのぼれば受験勉強をしているときも……。
「『がんばれ』っていう言葉、気持ちはわかるんだけど、けっこう残酷だよね」
それは励ましの言葉であると同時に、期待を押し付けている言葉でもある。
「だから、津田さんみたいに言ってくれる人が僕のまわりにもいたらよかったのになあ、って思います」
光司の言葉に田村はうなずきながら、「『がんばれ』って言われたとき、、なんて答えた?」と訊いた。
「……『がんばります』って言いました」
他に言いようがなかった、がんばる元気などなくても、「がんばりません」とは、やはり言えない。
だよな、と田村は苦笑して、「被災した人が言う『がんばります』も同じなんだろうな」と言った。「だから、それを鵜呑みにしちゃうとダメだってことだよな」
ずっと前から「頑張る」という言葉に違和感を覚えていたMorris.には、このやりとりには共感を覚えた。
【もう私のことはわからないのだけれど】姫野カオルコ ★★★ 初出「日経ヘルスプルミエ」2008年5月~09年4月連載。
【大仏男】原宏一 ★★★ 初出「月刊ジェイ・ノベル」2009~10
「おれは三十過ぎまでミュージシャンを諦めなかった。夢を叶えるコツは、夢が叶うまで諦めないことだ、なんて誰かが語った言葉を真に受けて三十過ぎになるまで歯を食いしばってバンドを続けていた。だが、いまにして思えば、夢を諦めるコツを語ってくれる人がいてくれたら、と悔やまれてな」
【1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター】五十嵐貴久 ★★☆☆
【プリンセス・トヨトミ】万城目学 ★★★
【叛乱者グラフィティ 】宮崎学 ★★★☆ 朝日新聞社, 2002.8.
【キケン】有川浩 ★★★
【ポニーテール】重松清 ★★★☆☆
【寂しい写楽】宇江佐真里 ★★★
【でーれーガールズ】原田マハ ★★★
【泣き虫弱虫諸葛孔明 3】酒見賢一 ★★★
【韓国を震撼させた十一日間】趙甲済 ★★★☆☆
【まほろ駅前番外地】三浦しをん ★★
【青年のための読書クラブ】桜庭一樹★★★
【カミカゼ】永瀬隼介 ★★★☆
【世界でいちばん長い写真】誉田哲也 ★★★ あまり冴えない中学生男子が、偶然手に触れた旧式のパノラマ連続撮影カメラを使って、ヒマワリ畑の360°写真を撮ったことから、そのカメラの開発者である松本さんの力で、創業記念に「世界でいちばん長い写真」を撮影するイベントの委員を務めることに。
いわゆるジュブナイルというか、若者向けの作品なのだろうが、あまりに筋が見え透いてるし……(>_<)
【お見合いバンザイ…!?】阿川佐和子 ★★☆☆
いじわる虫のいない人は、あたたかくて、一緒にいるだけで心が和みます。
「これあげるわ」と、人から何かプレゼントされると、「わあ、ほんとに? ありがとう!」
と、素直に受けとる清らかな心の持主です。
他人の好意の裏を読んだり、思惑を察したりしない、常に好意的に解釈する。しかし、えてしてこういう人は面白い発想をすることは少ないかもしれません。
かた、意地悪虫のいる人は、他人の揚げ足を取って洒落たことを言うのがうまい。でもそのことがもとで傷つく人も出てくるでしょう。
「偉そうに言っちゃって」なんて人の出鼻をくじくような、きついことをずばっと言う。観察力が鋭く、ものの裏側を見透かすのが得意です。都会的でシャープでちょっと魅力的です。
【標的走路 レスリーへの伝言】大沢在昌 ★★★
【森崎書店の日々】八木沢里志 ★★☆
【異境】堂場瞬一 ★★★
2013/07/23(火)●大暑● |
6時半起床。
今朝の血圧は178/87/71。
朝の3点セット。
昨夜のKBS歌謡舞台1332回は"여름“ 夏特集。何とか中国サイトで見ることが出来た。
1) 즐거운 여름チルゴウンヨルム 楽しい夏/진미령チンミリョン
2) 만리포 사랑マルリポサラン 万里浦の愛/주현미チュヒョンミ
3) 진주조개잡이チンジュチョゲチャビ 真珠採り/오로라オローラ
4) 연안부두ヨナンプドゥ 沿岸埠頭/권성희クォンソンヒ
5) 당신의 마음タンシネマウム 貴方の心/방주연パンジュヨン
6) 해변의 여인ヘビョネヨイン 海辺の女/송대관ソンデグヮン
7) 남자는 배 여자는 항구ナムジャヌンペヨジャヌンハング男は船女は港/한수영ハスヨン
8) 파도パド 波濤/조항조チョハンジョ
9) 모래 위를 맨발로モレウィルルメンパルロ素足で砂浜/김세환キムセファン
10) 모닥불モダクプル 焚き火/김희진キムヒジン
11) 해변으로 가요ヘビョヌロカヨ 海辺に行こう/김세환&김희진キムセファン&キムヒジン
12) 연포 아가씨ヨンポアガシ 恋浦娘/하춘화ハチュナ
13) 아메리칸 마도로스アメリカンマドロス/이택림イテクリム
14) 항구ハング 港町/임선영シムソンヨン
15) 흑산도 아가씨フクサンドアガシ 黒山島娘/명진ミョンジン
16) 바다의 교향시パダエキョヒャンシ 海の交響詩/전출연자総出演者
知ってる曲(太字)は1/3くらいしか無かった。今日の目玉はチュヒョンミの「マルリポサラン」。これはポルカの名曲で、Morris.もレパートリーにしている。やっぱりチュヒョンミはどんな曲でも上手いと思う。
その周炫美の応援掲示板は、結構いろいろ錯綜しながら、とりあえず、以前のままの形で存続することになったようだ。一安心。
昼前に王子動物園へ。屋上庭園でミニギター。そのあと資料館図書室で新着本拾い読みと、写真絵葉書。
そのあと神戸文学館「関西学院大学125年展」冷やかして、原田の森美術館前庭の丸テーブルで、またミニギター。
5時半帰宅。夜は横浜マリノス-マンチェスター・ユナイテッドのサッカー見る。香川の凱旋試合?ということだったが、香川登場は後半10分から。結果は3-2でマリノス勝利というちょっとした番狂わせ。内容的にもマリノスが上回っていた(マンチェスタの得点のひとつはマリノスのオウンゴール)
今日は暦の上でも大暑だったが、たしかに蒸すような暑さだった。暑さが苦にならないMorris.でも、さすがにちょっと辛いと思ったくらい。
今日の歩数は1414歩。
歌謡舞台のチュヒョンミ |
糸蜻蛉 |
今日の拾い読み |
大蟻食の昼寝 |
今日のまぬう雌 |
今日のまぬう雄 |
海獺 |
蝉採りの夏 |
今日のぶんちゃん |
2013/07/22(月)●錦小路付近● |
5時半起床。
けさの血圧は197/88/72。
朝、ちびくろ2号立ち上げたら「お使いのパソコンの性能が低下しています」との表示が(>_<) これが頻繁に出現するということになったらかなりヤバそうだ。リペアツールというのをダウンロードしたものの、製品版を購入しなくてはならないようだが、「購入」のボタンをクリックしても反応がない(>_<)
荻野、溝渕くんと京都蛸薬師の上海向け荷物ピックアップ。
すぐ近くが錦小路だったので、久しぶりにぷらぷら。
3時半作業終了。
6時半帰宅。オールスター第三戦。福島のいわき球場。8回にパリーグ大谷が同点打、内川が2点タイムリーでパリーグの勝利。今回のオールスターは60年ぶりのホームラン無し、投高打低の傾向が顕著だったが、結構楽しめた。
先般300万アクセスを達成したケーシーさんのサイト「日韓歌謡華僑」掲示板に突然「この掲示板は現在、使用されていません」という表示が(@_@) 突然のことで驚いたが、数時間後に「メンテナンス中です。ふつうに使えます」という表示に変わっていた。
事情がよくわからないが、韓国の周炫美ファンクラブと親交深い日本人のファンクラブが独自に応援サイトを立ち上げるという話が持ち上がって、歌謡架橋掲示板の役割を終えたため閉鎖するということになったらしい。これだけ人気ある掲示板だけに、個人的には継続して貰いたいと思うが、それぞれの立場や考え方があるだろうから、静観するしかなさそう。
昨日の参院選の投票率は52%だったとのこと。投票率が半分しかないというのは異常だと思う。
今日の歩数は2920歩。
PCの性能が低下しています(>_<) |
かなり危い |
錦小路 |
錦天満宮 |
錦の漬物屋 |
大神宮 |
いかにも京都の路地 |
招き猫 |
蛸薬師のみよいビル |
このところ摩耶埠頭大型船が少ない |
摩耶埠頭夕空 |
今日の箱入り三毛 |
2013/07/21(日)●嗚呼参院選(;;)● |
6時起床。
今朝の血圧は150/79/87。
一番乗りを目指したわけではないが、自転車でMorris.の投票所王子児童会館へ。すでに6,7人が開場を待ってた。ほとんど70代以上である。こちらでは兵庫県知事選挙と一緒だったので、まず知事選の投票の後参院兵庫区投票。ここで「投票ご苦労様」と言われ、「比例区があるのでは?」と言ったら、「ああ、そうだった」と、投票用紙を差し出した。緊張に欠けることこのうえない(^_^;)
部屋に戻ってニュースを見たら、高槻市では、投票用紙の取り違えがあったようだ。
8時10分からSBS「挑戦千曲」チャンユンジョンは白地に小さな三角模様を散らしたワンピース。今日はえらく高笑いが多かったような気がする。ゲストはほとんど知らない顔ばかりだったが、小柄で茶髪のヘイニという女の子がえらく可愛かった。後でYou Tubeで調べたら「DALLA」という曲がヒットした。ウクレレやピアニカ演奏しながらの映像もあった。
午前中は中国サイトのKBSストリーミング見られたのだが、正午過ぎ、ノレチャラン見ようとしたら、また静止画面になってしまってた(>_<) どうも時間帯によって見えたり見えなかったりするようだ。
3時過ぎに歩いて三宮図書館へ。
7時帰宅。
8時からの参院選挙開票速報。予想通り自民圧勝。
今日の歩数は6821歩。
7時前の投票所 |
投票所の朝顔 |
挑戦千曲 |
可愛いヘイニ |
熊蝉 |
大安亭の白 |
旭通りの夕暮猫#01 |
#02 |
#03 |
2013/07/20(土)●久々T&T● |
6時起床。
今朝の血圧は200/94/72。
荻野くん、奥井さんと京都蛸薬師のシンガポール向け荷物とトランクルーム保管ピックアップ現場。途中から矢谷くんがヘルプに入って4人作業だったが、思ったより荷物が多くて4時過ぎまでかかった。
5時半倉庫着。荷降ろしバン詰め、宵積み作業などで倉庫出たのが7時過ぎ(>_<) 全身疲労である。
部屋に着いてテレビつけたらオールスター戦、藤浪が登板してた。
シャワー浴びて、JRで六甲道に出て「フォロ・ロマーノさとる」という店へ。今夜はここでT&Tのライブ、7時半スタートだったから、一部終了で、ちょうど二部が始まるところだった。満薗夫婦、治井くん、まきちゃんなど、ヒアカムの常連と久しぶりにお目見えできて嬉しかった。
「アフリカ」演奏のとき、カウンターに置いてあった小さな太鼓を叩いてみる。Morris.のミニジュンベの半分くらいだが、とりあえず音は出る。終わった後伊藤家の息子弦がえらく気に入ったらしく叩きまくっていた(^_^;)
ビールジョッキ1杯千円(@_@)というのはちょっと高すぎたけど、それなりに楽しめたから良しとしよう。
帰りはぷらぷらと歩く。水道筋入り口の照光寺の黒猫見かけたので暗いのにMorris.@Catographerモード。この猫はなかなかにキュートである。
夕食食べてなかったので、ウインナー野菜炒め作って缶ビール飲んでたら、そのまま潰れたらしい。
今日の歩数は5030歩。
高橋の工事現場 |
木賊がお洒落 |
昼の定食 |
蓮の葉 |
空也堂の石仏 |
六角あたりの町並み |
す |
夕空 |
T&T |
T&T+ハーモニカ |
親子 |
満薗夫婦 |
治井くん |
太鼓と弦 |
矢谷&まきちゃん |
記念写真 |
夜のアメショー |
照光寺のクロ |
2013/07/19(金)●六甲アイランド方面● |
7時起床。
今朝の血圧は205/112/72。
六甲アイランドウエストコート9階のシンガポール人(マレー人)宅の三日取りピックアップ現場初日。Morris.は現場直行直帰。直線距離なら10km足らずなのに交通費片道400円(JR灘-住吉 160円、六甲ライナー住吉-アイランド北口 240円)かかるというのはいかにも高いと思う。もちろん交通費は出してもらえるのだけどね。
台所と洗面所の小物4時までに梱包終了。結構はかどったと思う。
帰りは住吉のKOYOで買い物して5時半帰宅。
大相撲名古屋場所は、白鵬が13勝で優勝を決めた。
7時からは札幌ドームでのオールスターゲーム。田中マー君と前健の先発、大谷の投手、野手、打者の三拍子、三浦の超スローカーブ。全般的に投手陣の目立つ試合。しかし、試合最中に先発選手のインタビューというのは失礼だと思う。
結果は1-1で引き分け(延長は無し)。それなりに面白かった。MVPは唯一3イニング投げて無得点に抑えた巨人の澤村というのはちょっと違和感があった。
今日の歩数は3975歩。
今朝の東空 |
夕空 |
月齢10.8 |
【天才までの距離】門井慶喜 ★★★☆ 2009/12/10 文藝春秋 「天才までの距離」「文庫本今昔」「マリーさんの時計」「どちらが属国」「レンブラント光線」収録の短篇集。これも先日読んだ万城目との建築お気楽ルポの関連で手を出すことにした。美術探偵神永美有シリーズの2冊めらしい。
美術、骨董をテーマにする小説はけっこうあって、Morris.好みでもあるのだが、予想以上に楽しめた。このシリーズは主人公を畏怖敬愛する大学の美術史准教授佐々木、破天荒なギャルタレント(前衛アーチストの玉子)イヴォンヌの3人のアンバランスがエンターテインメントの味付けとなっているが、本筋の絵画や美術品の意外性やびっくり箱的解説? が、これまで読んだものとは一味違って、面白い。先般亡くなった北森鴻と通ずるところもあるのだが、より「クール」なのである。
作品としては表題作が一番で、後はこじつけや、無理が鼻につくのだが、語彙や美術観?に見るところ、学ぶところがありそうで、もう少し読んでみようと思う。
【天才たちの値段】門井慶喜 ★★★☆
【竹島】門井慶喜 ★★★☆☆
【この世にひとつの本】門井慶喜 ★★★
【若桜鉄道うぐいす駅】門井慶喜★★☆
2013/07/18(木)●鶴橋方面● |
7時起床。
今朝の血圧は175/91/88。
昨夜は阪神、かろうじて巨人に勝ってたみたい(^_^;)
8時過ぎに部屋を出て歩いて学生青年センターに。
9時に朴燦鎬さんと落ち合って、大阪に出るはずだったのだが、朴燦鎬さんはまだ寝てるようだ。昨日の疲れだろうから、無理に起こすのはやめて、事務所でこっそりミニギターおさらい(^_^;)。10時過ぎにまたドアを叩くも反応なし。さすがにちょっと心配になって、事務所の都築さんに確認してもらう。ぐっすり寝てたらしい(^_^;)
10時半頃センターを出ようとしたら飛田さんが顔を出したのでまたひとしきり話して、阪急で梅田まで出て環状線で鶴橋についたらもう12時過ぎてた。電車の中で朝鮮戦争時代の歌謡の本(カラー写真満載)広げて韓国歌謡話題でもちきり。この時間だけでも値打ものだった。
鶴橋市場を軽く流して、先日歌麿会長に連れて行ってもらった「アズマ」へ。ここの看板猫をもう一度撮影というのが目的のひとつだったのだが、何と猫は「引っ越した」(^_^;)とのこと(>_<) 残念。
スンドゥブ、クッパ、チヂミにビールも注文して昼食。朴燦鎬さんは午後1時半の近鉄特急で名古屋に向かう。
その後、コリアタウンの公園に赴き、しばらくミニギター。
4時半に桃谷の高齢者養護住宅へ。今月初めから洪ママがここの4階に引っ越したので、見舞いがてら現状視察(^_^;)。 ちょうど歌麿会長が来ていた。部屋は思ったより広くて、洪ママは車椅子に乗って、先日病院で見たよりうんと元気そうだった。これなら、病院よりも気楽に見舞いに行けそうである。
6時前に出て、桃谷からJRで7時半帰宅。
今日の歩数は8124歩。
センターのこの机はgood design |
センター事務室で |
「アズマ」のクッパ |
朴燦鎬さんはスンドゥブチゲ |
桃谷の隠れ雉 |
桃谷の個性的古本屋 |
2013/07/17(水)●韓国歌謡とともに60年● |
7時半起床。
今朝の血圧は199/105/77。
朝の3点セット。
夕方JRで六甲道に出て、灘図書館に寄って、6時半前に学生青年センターへ。
今夜は名古屋の朴燦鎬さんの講演「韓国歌謡とともに60年」がある。音源、画像はすべてPCに入れて、プロジェクタでスクリーンにレコードや写真を写して、27曲もの音源を紹介しながらの2時間講演。飛田さんが、隣でPC操作しながらタイムキーパーも兼ねての大活躍したこともあって、時間内に全曲紹介、もう一曲おまけに紹介できるという快挙(^_^;)だった。
内容は、Morris.もおおまかに把握してる韓国歌謡の歴史を駆け足で総覧するというもので、今回の目玉は1936年オリンピックマラソンで優勝した孫基禎の優勝直後のコメントの録音で、これはなかなか興味深かった。これは優勝を祝う「マラソン制覇歌」(コロムビア朝鮮文芸部詞、古関裕而曲)の裏面に収められたものらしい。歌はいかにも古関裕而らしい勇ましくも調子の良い曲だったが、これは伊藤久男のヒット曲の流用とのこと。
ひさしぶりにむくげの会のおなじみの顔も見ることが出来て嬉しかった。
驚いたのは去年四日市のチュヒョンミコンサートで会った春名さんが参加されてたことだ。何と春名さんは横浜在住で、わざわざこの講演のために新幹線で神戸に来て、今夜は新神戸のホテル泊だと。これはびっくりである。
二次会は15人ほど「びーあん」で、さらに7人は近くの居酒屋で三次会。朴燦鎬さんを中心に韓国歌謡談義に盛り上がったが、Morris.は持参のミニギターでずっとBGM(^_^;)やってた。11時前におひらき。
Morris.は春名さん誘って六甲道のジャンカラへ繰り出す。
この時間なら朝までフリータイムが安上がりということで、とりあえず「ジョイサウンド」の部屋に入ったらあまりに韓国歌謡が貧弱(キムヘヨンは2曲しかない)だったので、すぐDAMの部屋に替えてもらう。
春名さんはチュヒョンミつながりということもあって、彼女の歌中心に歌おうと思ったのだが、突然ユジナの新曲披露で機先を制された。なかなかにレパートリーが広いし、音程もしっかりしている。Morris.も負けじと、イジヨン、キムヘヨン、チャンユンジョン、シムスボン、キムスヒと女性歌手攻撃。春名さんは慶尚道アガシ、頑張れクムスナなどの懐メロで応戦、Morris.はオム・ジョンファの「招待」、ヒョンインの「新羅の月夜」など変則的曲で防戦(^_^;)……と、いくらでも曲は出てくるので、これなら朝まででも歌えるかと思ったが、春名さんがちょっと疲れたようだったので、ラストにチュヒョンミ名曲「雨降る永東橋」合唱して、2時にジャンカラ出て、タクシーで途中おろしてもらい2時半帰宅。
明日は朴燦鎬さんの見送り兼ねてセンターにいくことになってるので、これで良かったのかもしれない。
なかなか楽しい夜だった。
今日の歩数は5447歩。
ひさびさ朴燦鎬さん |
飛田さんと |
山根さんと |
講演 |
三次会記念写真(深田氏提供) |
ジャンカラで春名さんと |
2013/07/16(火)●さいてーの試合(>_<)● |
5時半起床。
今朝の血圧は159/68/83。
矢谷くん奥井さんと、先日行った京都烏丸現場のローカル荷物引取。大した荷物ではなくて軽く昼前に作業終了。
この荷物を別業者の倉庫に配達して、今日のノルマは終了(^_^;)
王将で天津飯と餃子。
3時に倉庫に戻り、5時前に退出。マルハチで買い物して6時前帰宅。
昨日巨人に3-6で負けた阪神は、今日は3点先制して、何とか今日は勝てると思ったのに、7回表巨人が8点とって逆転(>_<)
今日の歩数は2890歩。
六甲山上空 |
摩耶埠頭の空 |
箱入り猫 |
2013/07/15(月)●ジョン中川ナイト● |
7時半起床。
今朝の血圧は184/100/86。
昼から外に出ようと思ったら雨(>_<)
夕方にやっと雨も上がったので、ミニギター持って新開地へ。
今夜はミナエンタウン地下の「SUN」でムックさん主宰の「ジョン・中川ナイト」。要するに仲間連中が寄り集まってとっかえひっかえ演奏するという催し。ムックさんは若い子も交えたビートルズバンドと、おなじみの野崎ランチで参加。Morris.もミニギターで韓国歌謡を、ということで、しみじみナンバー「プモ 父母」から「チャンチャラ」と演ったところで、ムックさんが「ソムマウルソンセンニム」歌うというので伴奏。あまりにあっけなかったけど、エレキバンドの後のミニギターではやっぱりしょぼかったかもしれない。
明日早出なので、早めに退出。それなのに、コンビニでついロング缶(サッポロ)買って、JR神戸駅前で飲みながらちょこっと歌って11時半帰宅。
今日の歩数は5119歩。
新開地夕空 |
新開地猫白雉 |
新開地猫クロ |
新開地猫雉 |
ビートルズコピー |
ムックさん |
ムックさんとMorris.(客の携帯画から) |
野崎ランチ |
JR神戸駅前で一杯 |
2013/07/14(日)●KBSピンチ(>_<)● |
7時起床。
今朝の血圧は189/95/79。
SBS「挑戦千曲」今日は「愛のバッテリー」のホンジニョンがゲスト。いつも紹介する。「ホンジニョンを勝手に応援するブログ」では数日前からこの出演が告知されていた(^_^;) 確かに彼女は可愛いし愛嬌も色気も十二分で歌もトロットもポップもかなり上手い。当然のごとく今日の優勝は彼女の組。今日のチャン・ユンジョンは白ブラウスにミニキュロット、少しカールさせて肩を覆うくらいのロングヘア。しかし、こうやって司会続けてるのは嬉しい。
KBSのノレチャラン、番組表で今日は5月17日に見に行ったソウル市ヤンチョング(陽川区)篇ということだったので楽しみにしてたのだが、この前まで見ることができてた中国サイトのKBSストリーミングが見られなくなっている(>_<) しかたなくKBSableサイトの小さくで粗い画面で見たのだが、これはやっぱりあまりに悲しい。せっかくJ-COMに変えて、通信速度が速くなったのに、KBSが見られないのでは、かなり楽しみが減ってしまう。KBS本家サイトの復活を望みたい。
午後自転車で六甲道に出て、灘図書館。
帰りに水道筋マルハチで買い物して、外に出たら、突然の大雨。
この雨で甲子園は30分ちょっと遅れて試合開始。藤浪はブランコにホームラン浴びながら何とか6回まで踏ん張り、阪神打線は相変わらずヒットは出るのに点が入らずでやきもきさせられたが、6階裏長短打で一挙7点取ってこれで勝負あり。結果は8-4。
今日の歩数は2610歩。
ホンジニョンとチャンユンジョン |
5月に観戦したソウル陽川区ノレチャラン |
夕方の空 |
2013/07/13(土)●大倉山あたり● |
6時起床。
今朝の血圧は181/122/74。
朝の3点セット。
昼前にJR神戸に出て中央図書館へ。
大倉山公園のベンチでミニギター。韓国人の父と娘が話しかけてきた。
一旦図書館に戻り、6時前に退出。
久しぶりにメトロ神戸の「昭和や」へ。カウンターで日本酒いただく。途中客がいなくなったので、ミニギター取り出してしばらく、大谷夫婦といっしょに歌う(^_^; ) 8時半に店を出て9時帰宅。
阪神は0-6でボロ敗けしてた(>_<)
今日の歩数は2324歩。
神戸駅前モビール |
ちび薔薇(バレリーナ) |
pinky-yellow |
午後3時前大倉山公園 |
ここでミニギター |
黒揚羽 |
図書館猫#01 |
#02 |
#03 |
#04 |
大谷夫婦 |
記念写真 |
【どんことい、貧困!】湯浅誠 ★★★★ 2009/06/25 理論社 よりみちパン!セ46。
ジュニア向けの啓蒙書シリーズの一冊だが、「中学生以上のすべて」を対象にしてるらしいから、Morris.でも大丈夫? だろう。ということで手に取った。
現代社会を「椅子取りゲーム」にたとえ、椅子を取ることより、椅子を増やすことは出来ないか、また椅子を取ることの重要性への疑義など、わかりやすく話を始めている。それぞれの「条件」を"溜め"という言葉に置き換えての解説はなるほどと思った。
"溜め"というのは、人を包むバリアーのようなもの。人は誰でも"溜め"に包まれて生きている。お金があるのは、金銭の"溜め"があるということ。頼れる人がまわりにたくさんいるのは、人間関係の"溜め"があるということ。そして、「やればできるさ」「自分はがんばれる」と思えるのは、精神的な"溜め"があるということだ。
「貧困」は"溜め"がないこと、つまり単にお金がないだけじゃなく、頼れる人間関係や、「やれるさ」という前向きな気持をもちにくい状態を指す。逆に言うと、たとえお金がなくて[貧乏」でも、周囲に励ましてくれる人たちがいて、自分でも「がんばろう」と思えるなら、それは「貧困」じゃない。それが「貧乏」と「貧困」のちがいだ。
多くの人たちが貧乏なら、自分が貧乏でもすごい引け目を感じることはない。
貧乏とちがって、「貧困だけど幸せ」ということは、貧困という言葉の定義からしてありえない。
人は誰でも、その人なりの"溜め"に包まれて生きている、と言った。その"溜め"の大きさは人によってちがう、とも。でもその"溜め"は残念ながら目に見えない。
自分がたいへんであれば大変なほど、他人のことは楽してる、甘えているように見えるものだ。でも、純粋に「サボっている」「甘えている」人は、じつはそんなに多くはなくて、ほとんどの人たちは「そうでもしないとやってられない」だけかもしれない。少なくともその可能性があるという感じ方・考え方がないと、結局、たくさんある自分の"溜め"についてはまったく自覚しないまま、"溜め"のない人の不幸を楽しむような、最悪の人間になってしまうんじゃないかと思うんだが、どうだろうか?
また、日本人の古くからの悪しき傾向である「負のスパイラル」への異議申立てにも共感を覚えた。
「人の不幸は蜜の味」という言葉がある。気持のいい言葉ではないが、人間の心持ちのある側面・ある部分の心理を言いあてた言葉だとされている。こういう気持の特徴は、自分が良くなることをめざしているんじゃなくて、他人が悪くなることを望んでしまう、ということ。いやらしい話だが、よくあることとされている。
ルールを変える必要があるんじゃないだろうか。みんなが苦しんで、耐え忍んで従っているルール。そのルールにしぶしぶ従うことで、自分の不満がおのずとたまっていってしまうようなルール。本当はそれを変えるひつようがあるはずだ。でもそれは、あまりにもがっちりとできあがっているようで、とても変えられる気がしないかもしれない。
あきらめようとすればするほど、ストレスはたまっていく。耐えられなくなる。もうどこでもいいから吐き出してしまいたくなる。その悪循環、この苦しさ。ここにこそ私たちが考えるべきものがある、と私は思う。
「自己責任論」は上から目線であり、強者の論理であり、傲慢であるという意見も正論だと思う。
説教からはなにも生まれない。説教は効果的・効率的じゃない。説教はムダだ。だから、説教はしない。相手に向かって「やるんです」とは言わずに、黙々と自分のできることを、できるかたちでサポートする。そしてあとは、本人に任せる。
テレビをつければ、「コメンテーター」と称するタレントや大学の先生が、自分の"溜め"をまったく自覚しないまま「運も実力のうち」「自分の力でつかみとらなきゃいけない」「甘えなければ仕事はあるはず」と説教している。本人の生活再建にはなんの役にも立たない説教を、ただ「自分だって苦労してきたんだ」ということを、言っている自分が気持ちよくなるためだけに、たれ流していたりする。その人たちは自己責任論的な考え方を他人にだけ向けている。
自己責任論をふりかざす人たちに共通しているのが、「上から目線」だ。というか、自己責任論はかならず「上から目線」になる。「上から目線」のないところに、自己責任論は生じない。なぜなら、自己責任論とは、そもそも仕事がうまくいかなくなったり、生活が立ちゆかなくなったいりした人たちに対して、うまくいっている人立ちが投げつけるものだから。
自己責任論の一番の目的、最大の効果は、相手を黙らせることだ。
弱っている相手をだまらせること。これは弱いものイジメだ。
大事なことは、他人は呑気に「いきてりゃそのうちいいことあるさ」ということではなく、本人が本気で「いきてりゃそのうちいいことある」と思えるような状況をつくることだ、と。
小泉政権のときは「この人は、なにかすごいことをやっている」というところで彼を応援する人が多く、なにがどう「すごいこと」なのかは、あまり問われなかったような気がする。
2006年その小泉政権が終わって、人々が「みんな、すごいすごいっていってたけど、あれはいったいなんだったんだろうね」と、小泉政権の点検をはじめた。そしたら、日本社会がどえらいことになってきていることがわかってきた。
そして、本書の中で、Morris.が一番印象に残ったのが、以下の「交際費」への言及だった。これって、何かMorris.自身のことを言われてるような気分になってしまった(>_<)
相対的貧困で一番大きな影響が出るのは、交際費だと言われている。交際費とはいろんな人達との「おつき合い」のお金だ。そんなおつき合いなんてしなくたって、食べることさえできれば生きていけるだろう、と思うだろうか。それはそうだ。おつき合いしなくても、死にはしない。でも死ななければいいのか、という問題がある。
たとえば、親戚やご近所の人に不幸があったのに、香典を包むお金がないとなれば、やはりお通夜や葬儀に出席しづらい。結婚式も同じだ。お祝いする気持ちを「形」で示せない。
周囲もいずれは「あの人、お金ないんだ」ということがわかるから、悪意がなくても遠慮して、そのうち声もかけなくなっていく。
そうやって、だんだんと社会生活から退場して、ひとりぼっちになっていく……。
絶対的貧困がないから貧困じゃない、と考えてしまうと、だんだんと社会の隅っこにおいやられてしまう人たちのことが見えなくなってしまう。その人たちが実際に抱えている苦しさやつらさは、社会にとって関係のないもの、本人が自分でどうにかすればいいもの、になってしまう。
このことに関しては、やっぱりMorris.が自分でどうにかしなくてはなるまい(^_^;)。Morris.はもともと「ひとり上手」というか「セルフィッシュ」というか「協調性に欠ける」ところがあることは重々承知している。そんな人間でも一人では生きられるはずもなく、結局は社会の片隅で不器用にじたばたしてるわけだが、結局このまま「長い」生涯を終えそうな気がする(^_^;)
おしまいに重松清殿対談があり、重松が自分の小説の目的のひとつが読者へ「グラデーション」を提供することにあると発言してたのが興味深かった。
重松 小説でも映画でも、「物語「」というのは、極端なところへ一足飛びに飛んでいかないための「グラデーション」を豊富にすることが役割だと思うんです。
湯浅 「仕事をクビになる」こと、「自殺してしまう」というあいだのグラデーションを、それぞれの場所からつくっていくこと。それは私たちが目指している「活動」でもあります。そういう場をつくることこそが活動なんです。
重松 同じだと思いますよ。まさに「過程」にかかわっているわけですからぼくらの場合、悲しみに寄って描くのか、喜びに寄って描くのかはそのときどきでちがいますが、絶望があっても、そこから再生する過程を描きたいと思います。なにより、絶望に一足飛びにいたらないための過程を描きたいと願っています。
このシリーズは前に西原理恵子の「この世で一番大事な「カネ」の話」を読んだことがある。しかし発行元の理論社は、児童文学以外のこういった社会啓蒙分野の本など出したことでほとんど倒産に追い込まれたらしい。最近は、また元の土俵に戻ってなんとか生き延びてるらしいけどね。
2013/07/12(金)●山建て鉾建て● |
6時起床。
今朝の血圧は184/101/77。
矢谷くんと京都烏丸四条の台湾向け荷物ピックアップ現場。
通りでは14日からの宵山、17日の山鉾巡行に備えて、山鉾が組み立てられていた。ここは16日にも現場があるのだが、大丈夫だろうか?
昼は「金の豚」でラーメン大盛り(800円)
3時に倉庫に戻り、6時前帰宅。
甲子園の阪神-横浜は、初回に2点取られ、その裏3点取って逆点。そのあとメッセンジャーが踏ん張り、阪神は数多くのチャンスを潰しながらも、結果3-2で6連勝である(^_^)
今日の歩数は7338歩。
今朝の砂場猫 |
尼崎アサヒビール工場 |
烏丸山鉾 |
ちょっとアップ |
ツユムシ? |
箱から出た三毛 |
2013/07/11(木)●あと10日● |
6時半起床。
今朝の血圧は196/100/86。
朝の3点セット。
昼過ぎ、歩いて三宮図書館へ。
ダイエーで超安缶チューハイ買ってしばらく図書館前の広場でミニギター。
帰りも歩いて、大安亭で買い物して6時半帰宅。
参院選挙まであと10日。日銀は景気現状判断で「回復」という言葉を使い安倍政権へのエールを送っている。マスコミも選挙開票速報のスピード競争をうたってるが、結果報告より、選挙前の報道、情報提供をきちんとやるべきだろう。
Morris.らしくないと思うが、今度の選挙は全員投票するように願いたい。
今日の歩数は9016歩。
2013/07/10(水)●読書マラソン(^_^;)● |
7時起床。
今朝の血圧は178/95/80。
ABCラジオ道上洋三付けたら「六甲おろし」が聞こえる。沖縄での阪神-中日二連戦の緒戦は阪神が勝ったらしい。
今日は一日かけて図書館から借りてる本を読み飛ばすことにする。
途中まで読んでた大沢の2巻ものの続きから、ずらずらずらと読み進める。↓しかし、いまいちアタリは無かった(>_<)
6時にラジオ付けたらトーク番組だったので、今夜は野球中止なのかと思ったら、沖縄なので7時開始とのこと。
スタンリッジはイライラしてテンポ悪い。阪神も攻めあぐねてたが、途中から点数入って、終わってみれば6-1と楽勝。これで沖縄連勝。通算4連勝である。
今日の歩数は0歩。
【欧亜純白 ユーラシアホワイト Ⅰ、Ⅱ】大沢在昌 ★★★☆ 2009/10/20集英社。初出「週刊プレイボーイ」197-99。
日本、アメリカ、ロシア、中国、東南アジアを股にかける、超国家的麻薬(ヘロイン)流通径路を牛耳る組織、とそれを阻止しようとする、日米中の麻薬捜査官の壮大な攻防の物語。ということになるのだろうけど、大沢の「麻薬嫌い」(^_^;)は「新宿鮫」でも、明らかだが、本書では、麻薬そのものの魔物的考察があちこちで開陳されている。
その典型である麻薬捜査官三崎と、中国客家(ハッカ)の大物徐との会話。
「原料を生産しているのは貧しい農家だが、それを買いとり加工しているのは、麻薬の製造組織だ。製造組織は、流通組織に清貧を卸して大儲けする。多くの場合、製造組織と流通組織では存在する国がちがう。流通組織の支払いは、製造組織が属する国にとっては巨額の外貨獲得手段になる。そのため、国内で麻薬の消費を禁じておきながら、国外に売りつける麻薬には見て見ぬフリをする。という状況が生まれる。これは武器の輸出とよく似ている。国内では武器のしようや売買を厳しく規制している国が、紛争当事国に対して武器輸出をして設けているのと同じだ」
「まさしくその通り。形の上でいえば阿片戦争も同じ理由で起こった。すると、おのずと次の問題点も導き出されてくる」
まるで授業をおこなっている教師のように徐はいった。三崎は徐を見つめた。
「それはつまり、大国のエゴだ。人類にとっての大きな課題であるとか、敵である、といいながら、大国は麻薬の存在をカードのひとつとしてさまざまな外交手段に用いている。単純な例でいえば、麻薬を禁じているはずの国が、他国の反政府活動支援のために、協力資金として麻薬を提供する。麻薬は少量で換金率の高い商品であり、現金のようには出どころをつかまれずにすむ。現金と違い麻薬は、ほとんどの先進国にとって存在自体が非合法だ。だから流通経路は常に闇の中にある。誰がどこからその資金を通達したのかはわからない。いわば、目印のない、白い金だ。
一方でそいうした大国は、麻薬撲滅をうたい、貧困な原料生産者の多い途上国に巨額の撲滅支援金を払う。たとえばアメリカはミャンマーに対して、年間に12億ドルの麻薬撲滅資金をだしている。ミャンマーはこれを国家予算の歳入の一部として、当然のごとく受けとっている。ではミャンマー政府が実際どの程度の麻薬の撲滅活動をおこなっているのかというと……」
しかしアメリカ政府はそれでいいのだ。巨額の支援金を他国の政府に払いつづけることは、それも中国という、巨大な、"敵"となりえるかもしれない国のすぐ隣りの国の政府に払いつづけることは、何か大きな事態が起こったときの、いわば"保険"となりうるからだ。
麻薬がなくならな理由。麻薬の本質的な性格。生産者の貧困と輸出国のエゴ。そして外交カードとしての存在値。だがあなたがた麻薬取締官は、そういう問題を知りつつも、終わりのない戦いに挑んでいる。麻薬の流通組織を当面の敵として。しかし流通組織など、いくらでもとりかえがきくちっぽけな存在なのだ。」
Morris.はどうもこの「麻薬」というのが、理解できない。栄養ドリンクすら飲もうと思ったことないくらいだもんね。阿片、ヘロイン、コカイン、モルヒネの区別もできない。日本で一番ポピュラーな覚醒剤が、昔は「ヒロポン」と呼ばれたものの同類らしいというくらいの認識。
「人間存在そのものを、犯罪として裁くことは法にはできない。そして人間には、よりよい暮らしをしたい。おのれの欲望を充足させたいという本能がある。その本能がなければ、文明の発展などありえなかった。そうした本能の飢えを満たしたいがため、かつての冒険家たちは海へと乗りだしていった。十五世紀、十六世紀、十七世紀の話です。彼らは国家の支援をうけ、富と権力を求めて、次々と植民地を増やしていった。それは犯罪ではなかったのか。侵略された側にすれば、立派な犯罪だ。同じことなのだ。権力はともかく、人は等しく富を求める。その富が、生まれ育った土地ではなく、海の向こう側にあると信じれば、そしてその海を渡ることがさほど困難ではないということになれば、人々は必ず出かけていく。罪悪感が入り込む余地など、ほんのわずかもない。かつての侵略者たちは、愛国心によって自己の行為を正当化した。彼らには人類は皆平等である、などという意識はカケラもなかった。そこに人が住み、生活を営んでいようと、"発見"すれば、我がもの、祖国の所有物なのだ。現代の侵略者はそれに比べれば、よほど罪が軽い。人類は平等である、だから自分も富を求める、ただそれだけだ。この土地を、あなたを、明日からは我が国のものだ、とは決していわない。現実的には、国境が曖昧になった、ただそれだけのことでしかない。台湾や中国で今、起こっているのは、金儲けを焦った連中が踊らされているだけにすぎない」
「新世界」「新大陸」へのヨーロッパの侵略は、たしかに非道であり犯罪であり没義道な行為だったことは間違いない。
それらは現代社会では「時効」あるいは「無かったもの」とされている観を呈している。しかし、その歴史的事実は決して消去できないだろう。
本書は1997年、1998年、1999年という三部構成で、初出時のリアルタイムだったことが分かる。99年の香港返還を契機にした物語のようだ。
しかし単行本化がこれだけ遅れたのは、何か思惑があったのだろうか?
【ぼくらの近代建築デラックス!】万城目学・門井慶喜 ★★☆☆ 2012/11/30文藝春秋。初出「オール読物」2010-12。
若い二人の小説家が、大阪、京都、神戸、横浜、東京の五都市の近代建築を巡回して、好き勝手な感想や御託を並べる。お気楽企画だが、Morris.もどちらかというと、気分的レトロ建築好きだから、とりあえず、ネタ探しということで、流し読み。
どちらかというと門井の方がこのての建築に詳しく、万城目は辰野金吾の煉瓦建築好みらしい。関西の三都市で取り上げられているものの大半はお馴染みだったが、大阪の綿業会館内部(番外編)は、Morris.には敷居が高いので羨ましかった。
門井が神戸の御影公会堂(1933 清水栄ニ)と食堂を絶賛してたのが良かった(^_^;)
門井 前衛的でありながらストーリー性が高い。建物に向かって東側(右側)からいきますと、まず普通の三階建てビルディングのような装いで、穏やかに物語が始まります。次に横のラインが入り、その横のラインをいきなり縦の五本戦でズバンと断ち切ってしまう。で、見ている人を驚かせておいて、直後、直線に対して今度は曲線で攻めてくる。建物のコーナーを曲線で丸めてくるんです。その真上には正体不明の円盤を載せ、謎の円盤によって曲線性をさらに強調する。ストーリーとしてはこのへんがクライマックスです。で、コーナーを回ると、曲線の余韻を奏でるべく丸窓が三つ縦に置いてあって……。
万城目 丸窓三つおもしろい。
門井 この丸窓は、あと10センチ上でも下でもタメというくらい絶妙の位置にあると思います。この曲線性の余韻を嗅いだあとに、ふたたび直線に戻りまして、今度は階段状にダンダンダンと上から落としていって、終末に向かってデクレシェンドしていくわけです。
万城目 すごい。
門井 デクレッシェンドしたものが最後にもとの高さに戻って、おしまい。起承転結がきれいにできていて、ストーリー性が高く、それでいて全体を見るとどこからどう見ても前衛的な建物である。
万城目 前衛です。でも、前衛なのに落ち着きもあって、まわりの景色に溶け込んでますよね。ほどよくボロくて、汚れてるという言い方もできるかもしれませんが(笑)。
門井 さらにもうひとつアピールするとすれば、この地下の食堂です。
万城目 これはすばらしい。古き良き洋食グリルという雰囲気ですね。
その他先日Morris.も見てきたばかりの東京駅について(本書の取材時はまだ工事中)門井が「あまりに横にながすぎやしないでしょうか」という疑問を呈していたが、Morris.も一目見たときそう思った。
【プリンセス・トヨトミ】万城目学 ★★★ 2009/03/01 文藝春秋 初出「別冊文藝春秋]2008-09。
大阪城の地下に密かに存在する大阪国国会議事堂。東京からやってきた会計監査院の三人組と、秀吉直系の王女茶子、その幼馴染の小学生少年大輔とその父(粉もん屋で大阪国総理)とのどたばたファンタジー。
漫画みたいなもので、三人組の役割分担もいかにもステレオタイプ。
先に読んだ、門井慶喜との建築対談で、この作品のことが出てきたので、読む気になったのだが、それもいまいちだった。
【烈風のレクイエム】熊谷達也 ★★☆☆ 2013/02/20新潮社。初出「小説新潮」2011-12「海峡の絆」改題。
函館で潜水作業を営む敬介が、昭和7年の大火事で、家族を亡くし、同じ境遇の女性と再婚し、太平洋戦争末期の機銃掃射で左足が不自由になり、昭和27年の洞爺丸座礁に巻き込まれ、何とか生き延びるという、苦難の連続を通して、それでも生き続ける人間の力みたいなものを描いているものだが、何か、明治時代の小説(それほど多く読んでるわけではないが)読んでるような気になった。ストーリー展開があまりにも、作り物めいて、人間関係のあまりのご都合主義も、ここまで行けばご愛嬌なのかもしれない。
それぞれの災害の死者の克明な描写はそれなりにリアルだし、潜水作業の詳細など、著者のこだわりみたいなものはわかるのだが、何となく楽しめなかった。
【LOVE】古川日出男 ★★★ 2005/09/10祥伝社。初出「小説NON」2004-05連載。
ちょっと実験的な(古川作品はたいていそうだけど)作品で、Morris.は、あまり考えずに活字を追っていったのだが、よくわからないながらどこか惹かれる、という、いつものパタンで読み終えてしまった。
これは巨大な短編だ。470枚の。でも全体で一つのショート・ストーリー。「そんなカテゴリーは存在しない」というお叱りの声が聞こえそうな気がする。僕だって、この定義がなにやら根本から謬っているんだろうなと感じていることは認める。でも、他に適切な言い回しは、どうしても浮かばないというか。ない。
ここには秋から、冬、春、夏までの10ヶ月の東京をスケッチした。いわずもがな小説だけれども、ある部分は、地図とかガイドとして利用することも可能じゃないかと思う。取材中に踏みつけたあらゆる地面に感謝する。人間も含めたあらゆる動物、なかでも猫に感謝する。(後記より)
と、いうことらしい。本書には猫の観察者(キャッター)が複数登場するが、Morris.@Catographerモードとはよほどかけ離れているし、猫そのものの描写もMorris.の好みとはかけ離れている。古川は猫より犬の方が好きなのかもしれない。
きみの職務は"人員を調整する"ことだった。目的はコスト削減、合理化、その他。すなわち日本経済かの風潮。ここからは具体的にいこう。オリエンタの会社では2000年代に入ってから定期昇給制度の見直しがはじまり、現在は廃止されている。つまり終身雇用も年功序列も、死語だ。生きている言葉は成果主義だ。できる社員が高給をとり、できない社員は減給にすらなる。まっとうな制度に思われる。が、できる/できないを何者が判断するのか? 単純に直接の上役? そこに依怙ひいきは孕まれないか? こうして人間関係に対する不満が噴出する事態を回避するために、必定、可能な限りの客観的な評価システムの構築が急がれる。
登場人物の一人錦織円太の仕事の描写。リストラのデータベース作りだが、これを援用して猫のデータベースに仕立て上げるというのは、何かヒントになるかも。
2013/07/09(火)●後味悪かったサランバン会● |
7時起床。
今朝の血圧は189/92/71。
昨夜のKBS1330回歌謡舞台は "노래의 꽃다발“ 歌の花束というテーマで、何と32曲のラインナップ。最初これをKBSのホームページで見た時、きっと長時間の特番だと思った。しかし、通常の一時間番組。司会のMC時間など入れると一曲平均1分半くらいということになる。つまり今日は、ヒット曲メドレー形式で、休みなしにどんどん入れ替わり立ち代り歌うという方式。懐かしのポンチャックメドレーみたいな感じで、嬉しかった。
ちなみにタイトル太文字は、Morris.が一緒に口ずさんだ曲である(^_^;)。
1) 홍도야 울지 마라ホンドヤウルジマラ 泣くな紅桃/현철ヨンチョル
2) 선창ソンチャン 船窓/김수희キムスヒ
3) 비 내리는 고모령ピネリヌンコモリョン 雨降る顧母嶺/문희옥ムンヒオク
4) 꿈에 본 내 고향クメボンネコヒャン 夢見る故郷/김성환キムソンファン
5) 찔레꽃チルレコッ 野茨/염수연ヨムスヨン
6) 동백 아가씨トンベクアガシ 椿娘/양지원ヤンジウォン
7) 잘 있거라 부산항チャリッコラプサンハン おさらば釜山港/현철ヒョンチョル
8) 유정 천 리ユジョンチョルリ 有情千里/김수희キムスヒ
9) 무너진 사랑 탑ムノジンサランタプ 崩れた愛の塔/문희옥ムンヒオク
10) 울어라 기타 줄ウロラギタチュル 泣けよギター弦/김성환キムソンファン
11) 고향무정コヒャンムジョン 故郷無情/염수연ヨムスヨン
12) 이별의 부산 정거장イビョレプサンチョンゴジャン 離別の釜山停車場/양지원ヤンジウォン
13) 남행열차ナメンヨルチャ 南行列車/김수희
14) 카스바의 여인カスバエヨイン カスバの女/함중아ハムチュンア
15) 여자의 일생ヨジャエイルセン 女の一生/박윤경パクユンギョン
16) 뿐이고プニゴ だけ/박구윤パククユン
17) 우연히ウヨニ 偶然に/우연이ウヨニ
18) 꽃을 든 남자コチュルドゥンナムジャ 花を持つ男/최석준チェソクチュン
19) 내게도 사랑이ネゲドサランイ 私にも愛が/함중아ハムジュンア
20) 사랑밖엔 난 몰라サランバケンナンモルラ 愛しか知らない/박윤경パクユンギョン
21) 황진이ファンジニ 黄真伊/박구윤パククユン
22) 열정ヨルジョン 熱情/우연이ウヨニ
23) 고장 난 벽시계コジャンナンピョクシゲ 壊れた掛け時計/최석준チェソクチュン
24) 아미새アミセ 愛憎の鳥/현철ヒョンチョル
25) 노들강변ノドゥルカンビョン ノドゥル江辺/이명주イミョンジュ
26) 태평가(태평연)テピョンガ 太平歌/문연주ムンヨンジュ
27) 꽃타령コッタリョン 花打令/유지나ユジナ
28) 처녀 농군チョニョノングン 乙女農軍/정수빈チョンスビン
29) 뽕따러 가세ポンタロカセ 桑の葉詰みに行こう/이명주イミョンジュ
30) 강원도 아리랑カンウォンドアリラン 江原道アリラン/문연주ムンヨンジュ
31) 까투리타령カツリタリョン 雌雉打令/유지나ユジナ
32) 뱃노래ペンノレ 舟歌/정수빈
後半は民謡風歌謡のメドレーだったが、ユジナが断トツに素敵だった。
JRで三宮に出て、昨日の現場。
昨日5時までみっちり梱包したこともあって2時に作業終了(^_^) ヘルプ現場だったので、これで開放してもらう。
3時前に帰宅。
シャワー浴びて、JRで大阪へ。今夜はサランバン会である。
ヨドバシカメラで、PCとデジカメ売場冷やかす。実はCanonのカタログで見た光学ズーム50倍という機種に関心があったのだった。デジタルズームだと100倍まで大きな画像劣化なしで撮影できるらしい。百倍といえば天体望遠鏡並みである。しかも、マクロだと0cm、つまり接触した被写体にまでピントが合うということだ。これまた昆虫や植物の接写が好きなMorris.にはとんでもなく魅力的である。しかし展示品見たらちょっと引いてしまった。デカ過ぎである。カタログでは真正面から撮影されたものだったのでそれほど大きく見えなかったが、厚みが凄い。プリズム式一眼レフと同じくらいの大きさである。これではとても腰のポケットケースというわけには行かない。これは見送りだな(^_^;)
環状線で鶴橋に出て、自販機でビールロング缶買って、コリアタウンの公園のベンチでミニギター。アジュマ、ハルモニ数人がいて、しばらく弾いてたら、アジョシが西瓜を差し入れてくれた。かなり大きな塊である。
このアジョシは20年ほど前に来日したとのことで、結構歌好きで、いっしょに歌ってくれた。まわりのハルモニ連も大喜びだったので、結局7時過ぎまで一緒に歌ってたことになる。
サランバン会会場「ひかり」に行ったらもうほとんど満席だった。今日は榎本さん、若木夫妻欠席でちょっと物足りなかった。それにしても、この会場は会員の数からすると狭すぎると思う。洪ママは先日、病院から、介護付き住宅に写ったらしい。桃谷方面で会の途中に哥麿会長が会いに行ったくらいの近さらしい。Morris.もついていくんだった。
今日はMorris.のコップが何度か途中で引き下げられ、文句を言ったがほとんど無視される。11時前にビール追加して、コップに注いで、ちょっと席を外した隙にまたコップ下げられてる。どうやらテーブルひとつ空けるため、片付けにかかっていたらしい。それにしてもあんまりなので、ちょっとキレてしまった(>_<) 会長ほか数名がなだめてくれたが、どうにも腹にすえかねる。月に一度の楽しい時間だったので、大事にして行きたいという思いはあるものの、こんな調子では来月からは参加を見合わせることになるかもしれない。
目が覚めたら須磨駅だったが、最終上り電車に間に合って何とか1時前帰宅。
今日の歩数は6526歩。
キムスヒ |
ムンヒオク |
ユジナ |
御幸公園の雉三毛 |
アジョシから西瓜の差入れ |
サランバン会#01 |
#02 |
#03 |
#04 |
2013/07/08(月)●近畿も梅雨明け● |
7時起床。
今朝の血圧は189/99/82。
JR三宮で秋本くんらと待ち合わせてタクシーで今日の現場、北野のフランス人宅へ。
現場は、風見鶏の家のすぐ近くのマンション。
昼休みに風見鶏の家前の公園で弁当食べたが、相当の熱さ(暑さ)だった。冷房の効いた部屋から表に出たたためデジカメが結露でしばらくレンズが曇って写せなかった。
今日は5時までしっかり梱包。この現場は明日まで。
近畿地方も今日の夕方に梅雨明け宣言が出た。これは例年に比べるとかなり早いらしい。
今日の歩数は3440歩。
北野の白雉 |
温度差でレンズが曇って(^_^;) |
風見鶏の館 |
北野天満宮の神輿 |
萌黄の館 |
同じく |
朝鮮風石塔 |
石塔基部の獅子?のレリーフ |
玄関のステンドグラス |
お洒落な石絵 |
屋上から六甲道の高層ビルを |
夕陽に照らされたTwin煙突 |
2013/07/07(日)●日韓歌謡架橋三百万達成\(^o^)/● |
7時半起床。
今朝の血圧は198/101/87。
昨夜、ケーシーさん主宰の周炫美応援サイト「日韓歌謡架橋」のアクセスがついに三百万を突破した。日本で韓国のトロット歌手のサイトでこのアクセス数はとんでもない快挙だと思う。
実は昨夜Morris.はこのキリ番画像をゲットしようと、こまめにチェック入れてたのだが、結局11時過ぎのアクセスで3000004になってた(>_<) このMorris.日記のカウンタは、同一人物は一日に一回しかカウントしないのだが、歌謡架橋のカウンタはアクセスするたびにワンカウント、つまり、再読み込みするたびにカウントされてしまう。ああいった歴史的瞬間だと、キリ番狙ってのアクセスがいっぺんに集中するのは避けられないし、キリ番近づいたらほとんど同時に複数がアクセスや再読み込みボタン押しまくってるだろうから、達成後4番目ならなかなかの健闘?といえるかもしれない。
何はともあれ、ケーシーさん、あっぱれな記録、おめでとうございます\(^o^)/
昨夜はそのままBSで深夜一時から「笑う洋楽展」というのを見た、70年代のミュージックビデオ見ながら、みうらじゅんと安齋肇が好き勝手に茶々を入れるというもので、最初の数本は面白かったが、その後は何か気の抜けたものばかりで退屈だった。
さらに「ケンボー先生と山田先生」という二人の確執をテーマにしたドキュメントを見る。例の「新明解国語辞典」を巡る、見坊豪紀と山田忠雄の確執のことは、過去に書物で読んでたが、こうやってビデオ構成で見ると、何となく子供の喧嘩みたいで、おかしかった。新明解国語辞典の新(珍)解釈は、以前赤瀬川原平らがネタにしてブームにもなったが、Morris.は見坊豪紀の立場に親近感を覚える。
今朝のSBS「挑戦千曲」にも、チャン・ユンジョンは司会として登場。一安心。今日は薄手の白いブラウスに黒のキュロットスカート、ポニーテールの後ろをカールさせたヘアスタイル。あまり知らないゲストばかりだったが、Morris.から見ても音痴と思える出演者が多くて、やっぱりこういった番組では、音痴は一人か二人にしておいて欲しい(^_^;) ミュージカルスターのペアがえらく上手く聴こえた。出題曲にハンスバンドの「オラクシル 娯楽室」があって、すごく懐かしかった。後でYou Tubeで見直す。ほとんど女子校文化祭出演バンドクラスの技術と曲だが、高校生ポンチャックという感じもする。ネットで、歌詞とコード見つけたので、合わせて見る。これならMorris.もメンバーになれるかもしれない(^_^;)
KBS全国ノレチャランは、やっとMorris.が5月に見に行った仁川ソレポク篇だった。この回はMorris.は舞台前に出ることもなかったので、Morris.の映像はないが、やっぱり生で見た舞台はつい熱心に見てしまう。
2時過ぎに、サンドウィッチ作って王子動物園へ。ちょっと気になってたまぬうの牡だが、今日は岩場の中間に座り込んでいた。牝は岩の一番上で不貞寝。
屋上庭園のベンチで、サンドイッチ食べながら、iPhoneで阪神-広島戦ラジオ中継聞きながら、ミニギターもちょこちょこ。
藤浪ー前健の投げ合いで5回まで0-0の投手戦。
6回大和の打席の時に、「鳥谷ホームラン」のメールが入る。何か予言みたいだった。iPhoneのRadikoは、リアルタイムより1分くらいタイムラグがあるのだった(^_^;) 試合はその後大雨で休止。グランド水溜りがひどいので、コールドで藤浪の初完封か(^_^;) と思ったが1時間後に両投手交代で試合再開。結局9回表阪神が3点入れて勝負を決めた。
今日は一階の古本屋「ワールズ・エンド・ガーデン」は摩耶山ブックカフェで午後からは女の子が店番してた。
今日の歩数は2003歩。
日韓歌謡架橋」三百万突破\(^o^)/ |
今日のチャン・ユンジョン |
同じく |
ノレチャラン仁川南洞区篇 |
アコーディオン少女とソンヘさん |
今日のぶんちゃん |
同じく |
至近距離の孔雀 |
今日のまぬう牡 |
まぬう牝 |
蜥蜴 |
雀がサンドイッチの欠片を |
【ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック】 構成/文 若月眞人 ★★★☆☆ 2009/05/01ミュージック・マガジン。「レコード・コレクターズ」2004~08連載バラカンの日本語はMorris.より上手い(しゃべることに関しては)と思うのだが、さすがに執筆は難しいらしく、取材形式で若月眞人が執筆したものとある。
十代から二十代の来日前ロンドンでのラジオ、TV、ライブ・コンサート、購入したり友人宅で聴いたレコードCDなどの思い出話を中心に構成されている。1951年ロンドン生まれで74年に来日だから、Morris.の高校大学時代に重なる時期で、取り上げられているミュージシャンの半分くらいは耳馴染みだった。
THE SHADOWS/THE BEATLES/BOB DYLAN/THE KINKS/THE WHO/THE ROLLING STONES/YARDBIRDS/CHUCK BERRY/THE PAUL BUTTERFIELD BLUES BAND/CREAM/THE DOORS/JIMI HENDRIX/BERT JANSCH/FAIRPORT CONVENTION/TRAFFIC/FREE/JETHRO TULL/FLEETWOOD
MAC/JO-ANN KELLY/THE BAND/LED ZEPPELIN/MILES DAVIS/COLOSSEUM/CIRCUS/FRANK ZAPPA/GRATEFUL DEAD/CROSBY,STILLS
& NASH/STEELY DAN/ROD STEWART/FACES/THE J. GEILS BAND/VAN MORRISON/JANIS JOPLIN/J.J.CALE/TONY WILLIAMS LIFETIME/MARVIN GAYE/YES/BOB MARLEY
以上は表紙に名前の出てるバンド(個人やDJ含む)で、それ以外にも多数のミュージシャンが登場する。太字は当時Morris.が好きだったバンドで、まあ、基本的にはストーンズが好きだった。
しかし、学生時代に多くのライブステージを見ていることには、感心した。地の利もあったのだろうが、Morris.は外タレ(^_^;)の公演なんて、観る事自体考えもしなかったと思う。
上記中、JO-ANN KELLYという英白人女性ブルース歌手のことが気になってYou Tubeで調べたら20曲くらいがすぐ見つかった。本当に便利な時代になったものである。この女性歌手はMorris.好みではなかったけどね(^_^;)。
2013/07/06(土)●倉庫のちびくろ● |
4時半起床。
今朝の血圧は178/89/75。
溝渕くんら5人で滋賀県愛知郡愛荘町のマレーシア向け荷物ピックアップ現場。疾風怒濤モードで12時半作業終了(^_^;)
遅めの昼食は黒丸サービスエリアで。ここの冷やし豚しゃぶ定食(680円)はゴマだれが絶妙でなかなかに美味しかった。
2時半倉庫到着。コンテナ詰め済まして3時半には解放(^_^)
最近倉庫付近を塒にしてる黒猫が子供生んだらしく、小さいのが数匹ちょろちょろしてる。少なくとも3匹はいると思うのだが、今日は2匹ペアで撮影することが出来た。
4時帰宅。デイゲームの阪神-広島戦。6回まで0-0だったらしいが、7回表に二死満塁から榎田の代打西岡の四球押し出し、坂の2点タイムリーで3-0とリード、その裏安藤が2点取られたものの、そのまま3-2で逃げ切って阪神連勝。榎田は4月以来の勝利である。
今日の歩数は7681歩。
ベンチの砂場猫 |
倉庫猫白三毛 |
倉庫猫ちびくろ |
同じく |
同じく |
同じく |
【雷の波濤】船戸与一 ★★☆☆ 2012/06/20 新潮社。「満州国演義7」である。1940年(昭和15年)。いよいよ太平洋戦争突入。いささか宿酔気味で起きだすのが億劫な日にベッドで半日かけて読了。500p近いから、これまでにざっと3000p以上読んだことになる。巻を追うごとに、かったるくなってくる。それなら読まなければよいようなものであるが、船戸与一にはこれまで散々楽しませてもらったという借りがあるし、テーマが「満州」だけに、読まずには済まされないという、義務感(^_^;)みたいなものもあって、結局は読んでしまったのだが、このまま1945年の敗戦、満州国消滅まで後何巻あるのだろう。
主人公は一応敷島四兄弟だが、もちろん彼らはこの時代、歴史、満州と日本を描くための材料でしかない。
それにしても、せっかく物語に登場させるからには、もう少ししゃっきりさせてもらいたい。長男は奴婢を囲って、保身に抑々してるし、一番魅力的だった馬賊にもなった次郎も、憲兵や特殊機関に操られてるし、花型憲兵の三郎はシンガポール侵攻の監視役という役回り、軟弱な末っ子の四郎は満映に拾われて無聊を託っている。
前にも書いたが、この4人の話が細切れにとっかえひっかえ展開するので、その都度Morris.はこんがらがってしまうということもある。現在と過去の交代するストーリーもあまり好きではないが、この四ツ巴はいつまでたっても馴染めない。
一日も早い完結を望みたい(^_^;)
【楽隊先生】久保田友博 ★★☆☆ 2012年10月風媒社。何か変てこな小説だった(^_^;) 著者紹介には、1948年青森県生まれ。1971年横浜翠嵐高校夜間定時制卒業。1974年NHK青年の主張青森県代表。1975年青年の船でオセアニアに……とある。
ほぼ、Morris.と同年輩であるが、「青年の主張」ねえ(^_^;)
戦後まもなく、津軽の田舎町下前小学校教師として赴任した音楽教育に理想を掲げる丸井青年と、地元住民や子供とのふれあいを描くヒューマン感動ドラマ(^_^;)のはずなのだが、
一人では生きていくことが出来ない。一人では沖で飛沫を上げている魚の大群を見つけても、何も出来ない。この思いは、親から子へ、子から孫へと、幾世代にも亘って受け継がれて、下前人の精神を培っている。
貧しさの中にあっても、屈託する暗さが感じられないのは、いざとなれば、力を合わせて立ち上がる、下前に暮らす人々の生き様そのものなのである。
あまりにも、イージーな田舎の理想化紹介のような気がする。
中桐雅夫の詩集『会社の人事』に「なんといういやな言葉だ「生き様」とは」というフレーズがあって、深い共感を覚えたが、やっぱり「生き様」という言葉は見て気持ちのよいものではないな。「ざまあない」とか「ざまあみろ」の「ざま」に通ずるものがあるし、「無様(ぶざま)」というのもあるな。
立笛の音階演奏の練習時間は、初めの頃の音階練習と同じように、短いものだった。が、とにかく集中していた。
成果は現れた。丸井先生が振る指揮棒の早さで、四分の四拍子が必要であったのは、ほんの二、三日だったのである。立笛で吹く音階の音は、下前小学校三年生五十五人全員の一糸乱れぬ演奏となり、その後、四分の三拍子、四分の二拍子、四分の一拍子へと速度を増して、階段を駆け昇って行った。その上達する様子を目の当たりにして、丸井先生は、無垢の力を感じた。無垢が抱合する力の凄さというものを実感した。
ここで使われている「拍子」というのが理解できない(>_<) 「指揮棒の早さ」とか「速度をまして」とかあるから、テンポのことを言ってるようなのだが、拍子とテンポを混同しているのではなかろうか。理解できないといえば「無垢が抱合する力の凄さ」という表現もなかなかに凄い(^_^;)と思う。
2013/07/05(金)●蒸し暑い一日● |
6時半起床。
今朝の血圧は184/96/77。
朝の3点セット。
昼前にJ-COMの電波チェックがやってきた。先月契約、工事済ましたばかりだから問題ないはずだと思うが、管轄が違うから、チェック。もちろん問題なし。
昼過ぎに自転車で六甲道に出る。灘区役所で国民健康保険証の交付。Morris.はかなり滞納額が嵩んでいるため短期間カードしか交付してもらえないので、3ヶ月毎に出向くことにしてたのだが、今日の男性職員は意地悪で、これからは毎月出向くようにという。ちょっとむっとしたが、喧嘩してもいいことはないので、黙って引き取る。
今日は気温が高いのはもちろん、湿度が高く、風もなく、蒸し暑い。暑さがあまり苦にならないMorris.でも、ちょっとうんざりである。
灘図書館から、コーナンに寄って、6時帰宅。
阪神-広島戦。メッセンジャーの好投、新井、今村の連続ホームランもあって、3-1で快勝(^_^)
今日の歩数は4621歩。
【ハーメルンの笛吹き男】阿部謹也 ★★★☆☆☆1974/10/28平凡社。「伝説とその世界」という副題。
この本は、たぶん初版が出た頃(Morris.が小倉で学生生活送ってた頃)に読んだ覚えがある。しかし、今回、全く初めてという感じで再読して、非常に読み応えがあった。
ハーメルン(Morris.はずっと「ハメルーン」と思い込んでた)の笛吹き男は、ドイツの古い伝説で、グリム童話にも収められているが、日本ではロバート・ブラウニングの英語版が一般に流布してるようだし、Morris.はケート・グリーナウェイの挿絵本でおなじみである。
しかし1284年6月24日にハーメルンの130人の子供が笛吹きに着いて行ったまま行方不明になった事件が実際に起こったらしい。これについては、いろんな説が出されている。
「笛吹き男」W ・ヴァンによる25の解釈分類(後の二つは著者による追加 *印は著者が検討に値するとしたもの)
*1.舞踏病 1590/1604(ヨハンネス・レッツナー
*2.ジーベンビュルゲンへの移住 1622(論者不詳。これは事実の解釈というよりは伝説の域に入るもの、と注記されている)
*3.子供の十字軍 1654(サミュエル・エーリッヒ)
4.1475年または1462年のノルマンジーへの聖ミカエル巡礼 1654(同前)
5.野獣に食い殺された 1654(同前)
6.純然たる作り話である 1654(S・シュピルカー)
7.ユダヤ教の儀式の犠牲として殺された 1659/62(マルチン・ショック)
8.地下にある監獄に閉じ込められた 1659/62(同前)
*9.1285年に偽皇帝フリードリッヒ二世(例えばティレ・コルップ)のあとをついていった 1659/62(同前)
10.東門の前の試合で命を落した 1659/62(同前)
*11.崖の上から水中に落ち溺れ死んだ 1659/62(同前)
*12.地震による山崩れで死亡 1659/62(同前)
13.修道士によって修道院内に誘拐された 1690(フランシスクス・ヴェルガー)
14.狂信的な鞭打苦行者の群とともに消えた1690(同前)
15.群盗に誘拐された 1690(同前)
16.何か解らない目的のために招集された1705(著者不詳)
*17.1260年のゼデミューンデの戦で戦死した 1741(J・C・レーガー)
18.新兵として召集された 1788(F・J・モラー)
19.砕石見習工としてベーメンまたはジーベンビュルゲンへ送られた 1834(著者不詳)
20.基礎となっているのは妖精伝説である 1845(ゲッチンゲン大学教授 W・メラー)
21.古キリスト教の儀式のための殺人 1847(G・F・ダウマー)
22.純然たる神話的モチーフ 1875(M・ブッシュ)
23.遍歴伝説がハーメルンにもたらされた 1880(L・デリース)
*24.死の舞踏の叙述から派生したもの 1905(R・サリンジャー)
25.ペストに似た疫病 多くの人の死亡 1905(同前)
*26.東ドイツ植民説(W・ヴァン、ドバーティン)
27.遭難説(ヴォエラー女史)
著者はハーメルンから80km近隣のゲッチンゲン文書館で別のテーマで古文書を調査していたが、この伝説に引きこまれ、ハーメルンを訪れて、当時の人々の暮らしや社会情勢からこの伝説を見直すことにする。
中世社会は周知の通り身分制社会であり、そこでは一般的にいって貴族に生まれた者は貴族として死に、乞食に生まれた者はまずたいていは乞食として死んだ。いうならば生得の身分・地位は金銭や財力ではうごかせないものであった。もっと正確にいえば、金銭は中世社会においてはまだ現在のように大きな社会的な魔力を発揮するまでにいたっていなかった。しかるに12,3世紀にヨーロッパ各地に誕生した年は、このような中世社会のなかに異なった生活様式をもち込んだ。中世都市の建設を進め、その中心的存在となったのはまさに商業によって富をなした笑人層だったからである。いうならば、中世都市は中世社会の中ではじめて富と財産がものをいった社会なのであった。そうはいっても中世都市を貫いていた法的原理も中世社会のそれと全面的に異質なものにはなりえず、身分制やそれに基づく道徳といった秩序は本質的には大差なかったから、中世都市のなかでは身分制原理と金銭・財力の原理との確執が絶えず、はためにはなかなか面白いみものであった。しかしこの二つの原理が確執しあうとき、そのいずれの原理からもはみ出してしまう人々がいた。それが中世都市の下層民である。彼らは身分制原理が徐々に衰退していくなかで、少しずつ開放されてゆくが、その数倍の力で彼らを脅かし、虐げた金銭と財力の原理のもとで、圧殺されんばかりになってゆく。こうした彼らの状態は実に19世紀までつづくのである。
ところで、都市の下層民とは具体的にどのような人々のことをいうのだろうか。一般的にいえば、経済的に自立できず、都市内部でも最も貧困な層を指す。だからその圧倒的部分を占めたのは市民権を持たない人々であったが、なかには市民権をもつ手工業者や没落した市民も含まれている。これらを分類すると、商業や手工業で働く職人(ゲゼレ)、徒弟(レーアリング)、僕婢、日雇い労働者、婦人、貧民、乞食、賤民等となる。これらの下層民が都市人口のどれほどの部分を占めていたかを推定することは大変難しい。「貧民が死ぬと[その人間についての]すべては一緒に消えてしまう。生涯が暗かったように、死後も忘却のゆえに暗い」といわれるほどであった。死後に財産や伝記をのこすのはいつの時代にも権力ある者であり、身ひとつをようやく支えて短い人生を、しかしかけがえのないはずの人生を送った貧民は、ある日倒れて貧民院へ送られ、名も知れぬまま葬られてしまう。(「経済繁栄の陰で」)
笛吹き男のことから下層民と差別の問題に目を向け、いわゆる歴史の表舞台には登場しない人々に思いを馳せる。金時鐘の『猪飼野詩集』冒頭にある「見えない町」を思い出した。
職人だけでなく乞食も組合を結成していた。乞食とは中世キリスト教社会ではポジティヴな身分であって、現代のように遠慮がちなネガティヴな地位には立っていなかった。マシュケ教授によると、乞食は貧民と違ってひとつの職業として認められた人々であって、専門的職業知識を必要とし、あらゆるトリックを使って同情をひくことを仕事としていた。
それに対して貧民とは生計の資が不足しているため、不本意ながら貧困に耐えている者のことであり、それは一時的な状態とみなされていた。(「経済繁栄の陰で」)
乞食が専門的職業というのは、ちょっと意表を突かれたが、賤民と貧民と下層民とは微妙に違っているようだ。
貧困には「絶対貧困」と「相対貧困」があると聞いたことがあるが、この時代の貧困は「絶対貧困」だろうな。
現代の子供は、両親や社会組織から子供としての領分を与えられ、その枠のなかで外界から指示され規定された子供らしさを演じてみせることによって、可愛いとか大人しいといった評価を得て、その存在を保障され、確保してゆくのだが、中世やブリューゲルの時代には現代のように外界や社会組織の側から子供の領分は与えられていなかったのである。子供たちはその遊びも楽しみも、大人が構成する社会の全体のなかに、何の斟酌もなく投げ込まれていたのである。(「経済繁栄の陰で」)
ブリューゲルの子供の絵を示しながら、当時の子供たちの置かれた状態をさらっと呈示してるが、必ずしも悲観的ではない。もっとも、こういった子供たちの130人もが、町を出て行くという事件が起きたのだとしたら、町への打撃は相当に大きかったろう。
飢えた人々は常に食物を求めて移動する。農民ですら家と耕地を捨てて、あてのない放浪の旅に出る。飢饉の時にはこうして極めて多数の貧民が、全ヨーロッパを食物を求めてうろつきまわっていたのである。われわれは中世政治史や文化史のロマネスクやゴシックの建築に象徴されっる華麗な叙述の背後に、痩せさらばえ、虚ろな顔をして死にかけた乳児を抱いて、足をひきずるように歩いていた無言の群衆を常にみすえていなければならいのである。(「笛吹き男伝説から鼠捕り男伝説へ」)
著者は、笛吹き男と子供たちの謎を、無理に解き明かそうとはせず、この時代の無言の群衆への視点の大事さを強調しているようだ。
研究者としての真摯な姿勢には深い感動を覚えた。文章もいかにもきちんとした学級肌のスタイルである。
【阿部謹也自伝】 ★★★☆☆ 2005/05/25新潮社。季刊「考える人」2002~04連載。
実は、偶然この自伝をぱらぱらと立ち読みして、出世作?である「ハーメルンの笛吹き男」を読みなおすことにしたのだ。
阿部謹也は2006年に亡くなってるので、本書は晩年の作のようだが、図書館で見かけた子供向きの「自分の中に歴史を読む」(1988)と内容がかなり重複してるようだったので、本書の大部分が書かれたのは88年前後だったようでもある。
東京生まれで鎌倉に別宅があり、一橋大学で学び、ドイツに渡り、後には一橋の学長になり、紫綬褒章まで受章と、エリートコースまっしぐらみたいに見えるが、父を早く直し、カトリックの修道院の寮に預けられ、学生時代はアルバイトで学費を稼ぎながら登山に熱中と、なかなか活動的でもあったらしい。
この頃朝鮮戦争が始まり、1950年6月にはアメリカが陸海空軍をもって参戦し、休戦協定成立までほぼ3年間激しい戦闘が続いた。この戦争で韓国軍の死者は30万人、米軍は14万人、国連軍は1万4千人、北の人民軍と中国義勇軍の死者は20万人北と南の民間人の死者は400万人に及んだといわれている。離散家族はあわせて一千万人に登った。朝鮮半島の疲弊ははなはだしかった。特に北朝鮮は生産設備も建物も破壊され、その傷跡は今日にまで影響を残している。しかし私の周囲では特需景気に乗った人々も現れ、日本は戦後の混乱から回復し始めたように見えた。朝鮮戦争は日本の景気が回復するきっかけとして位置づけられることが多いが、この戦争で亡くなった人々の一人一人に思いを馳せることがないまま、景気の回復が話題になる我が国の現状は悲しむべき状態である。(第一章)
朝鮮戦争についてもこうやって、犠牲者への目配りを忘れず、日本人の認識の低さへ警鐘を鳴らすという立場が、彼のスタンスを明らかにしている。
上原先生のゼミナールではヘルマン・ハインペルの「人間とその現在」を読むことになった。
ハインペルは現在を四つに分けて考えている。
1.現在はそのときそのときの現在、昨日と明日の間で、今日、ひとつの段落として、ときの流れの中の一つの並み
2.現在は持続するものとして昨日から明日へ時を越えるもの
3.一回限りの現在、昨日と明日を度外視するもの
4.これらの現在は決断の領域に流れ込む「われわれの現在」
そのときそのときの現在は、生まれそして死ぬ人間の運命であり、それはあらゆる制度などの運命でもある。一人一人の人間にとっても青年時代、壮年時代、労働と休息、孤独と団欒などのさまざまな現在がある。さらに第一次大戦が始まった914年の8月には見知らぬ人々が街頭で抱き合い共通の運命としての開戦をともに体験した。しかし戦況が悪化してくると一人一人の現在は異なってくる。こうして一つの時代の中にさまざまな現在があることになる。さらに現在を規定するものは未来への意思でもある。幸せな新婚の夫婦にとっては結婚の日が現在の始まりであり、フランスが急進的であろうとする限り、フランスの現在は1792年に始まる。もっと広く観察するものにとってはキリストの死が現在の始まりでもあり、神学者歩く院にとってはすべての歴史は現在的な生活 vita praesens であった。現在とはまた翻訳によらずに理解される世界を意味する。最近起こった破局、大革命、強制力のある理念、これらは皆現在を創りだすものである。さらに生活するものの経験の領域も現在を創りあげている。地域によって時間が異なっているのである。現在とは幸福そのものであるとハインペルはいう。
しかし人はそのときそのときの現在で満足することはできない。人は現在の中での安らぎを求めているからである。私たちの存在そのものの下層に過去が入りこんでいる。言語と慣習、食物などである。その意味でここでは持続する現在が問題になる。それらは創出、再生、死者、秘蹟として捉えられている。
第三に一回限りの現在が問題になる。それは一度生まれ一度死ぬ人間の現在をいう。生活の中の苦しみがその表現であり、一回限りの現在とは歴史に対するための切り札なのである。それはいわば歴史との和解の尿言である。孤独なのものには援助の手が現在であり、飢えたものにはパンが現在である。
こうして最後に、「われわれの現在」に到達する。それは決断の領域であり、われわれは勇気と覚醒した頭脳と感謝をもって決断しようという。哲学部からも政治家が生まれなければならないという。個人が一人で立ち、学部や大学の仲間団体の苦しみを自分のものとして苦しむことによって共同体を己の中に打ち立て、部分が全体に対して不遜な行為をするのを強く警戒しなければならないという。こうしてわれわれの現在の最後の言葉は感謝ということになる。
以上簡単にハインペルの文章を要約してみた。おそらく分かりにくいであろう。(第二章)
現在の分析こそは歴史家が依って立つ原点である。私はこの論文を理解しようとして10年の年月をかけて読んだ。ドイツへ行ったときにもまだ理解できたとはいえなかった。しかしハインペルに会い、彼が主催する「中世史の夕べ」に出席するようになってから、ある程度わかるような気がし始めていた。ハインペルは歴史家であり、中世史家であるが、その本質には詩人がいた。(第九章)
このハインペルの「現在」論は、たしかにわかりにくかった(^_^;)が、どこか強く惹かれるものを感じる。
「現在」を、幸福と感謝に収斂させるあたりは、やはり西洋キリスト教の精神がおっかぶさってるのだろうな。
わが国の明治維新は欧米の諸制度を取り入れようとした近代化の一環として行われたものであるが、わが国独自の慣習や風俗、人情などは影の部分に押しやられ、現実には大きな機能を果たしていたにもかかわらず、それ以後現在にいたるまで識者の意識の中に位置を占めてはいあんかった。わが国の近代化は諸制度のハードの部分の改革ではあっても、意識などのソフトの改革ではなかった。つまり人間関係は近代化されなかったのである。近代的な制度機構の中で働く古い意識を持った人々の群れが生じたのである。その古い人間関係としての「世間」の中で生きている人々こそが私たち自身であり、その生活が何によって動いているのかを知ることが安保条約の改定を巡る闘争の中で私が密かに自らの課題としたものであった。この課題を漱石自身は『文学論』の中でも解決していない。もとより私に出来ることではないが、やってみるしかほかに道はなかった。(第五章)
漱石の「文学論」は別の部分が面白かったのだが、イギリスでの漱石はノイローゼ気味だったらしいが、それでもきちんと見るべきものは見ている。著者は「世間」というものをかなり大きく捉えているようだが、それを金子光晴に背負わせるあたりは、ちょっと異論がある。
欧米の個人は日本のそれまでの個人のあり方とは全くことなったものだったからである。ところが多くの人はその違いに気づくことなく、欧米の個人が日本にそのまま輸入出来ると思い込んでいた。今でもそのような人は多い。ところが中には欧米の個人と日本の個人が違うということに、はやくから気がついていた人がいた。そのような人は個人が違うだけでなく、「世間」がそもそも欧米には無いものだということにも気がついていた。金子光晴の「寂しさの歌」がその代表である。
金子光晴は日本の「世間」を寂しさの元凶と見た最初の詩人である。(第九章)
「寂しさの歌」は結構長い作品だが、それを全文引用してあった。Morris.も久しぶりに読んで懐かしく感慨深かった。
(高村光太郎の詩「ぼろぼろな駝鳥」を引いて)
私が見たキリンは動物園にいるキリンとは全く違った生物であった。世界中で人は動物園を作り、動物たちを狭い檻の中に囲い込んでいる。かつて上野の動物園で日本に来てから45年がたったという札がかけられたガラスのケースに蛇が一匹囲われていたのを見たことがある。私は思わず「お前はこんな小さな檻の中で45年も過ごしたのか」といってしまった。動物園などは廃止すべきである。(第七章)
これは、本書のテーマとは少しずれるが、Morris.亭の付属庭園(王子動物園)愛好者のMorris.にはちと耳の痛い発言だった(>_<)
本書の後半は一橋学長時代の、文部省との軋轢が中心になっているが、これは無くもがなだったかな。
2013/07/04(木)●死んでた(>_<)● |
11時半起床。
今朝の血圧は179/87/77。
宿酔ではないようだが、体全身鈍痛。
結局ほとんど一日ベッドで本読んでた。
阪神は、今日も拙攻で無得点。0-1で巨人に連敗(>_<)
今日の歩数は0歩。
2013/07/03(水)●早退けが裏目に(^_^;)● |
6時起床。
今朝の血圧は189/94/77。
六甲アイランド現場三日目。トラックの都合で、今日はJR、六甲ライナーで現場直行。
4日取りのはずが、三日で終了、しかも、今日は後始末状態で、2時過ぎには作業終了。
住吉駅前のコーヨーで買い物して3時前帰宅。何か半日得した感じで、コーヨーで買った超安缶チューハイ(500cc125円)を昼から飲み始める。ついつい2本目、さらに3本飲んで、夜は野球、と思ってたら、雨で中止。
いい加減酔いがまわって、またまた料理用に買っておいた日本酒をぐいぐいやったらしい。久しぶりに潰れてしまった模様。深夜12時に目を覚まして、歯磨きだけしてまた寝る。
今日の歩数は3281歩。
2013/07/02(火)●歌謡韓国紀行● |
6時半起床。
今朝の血圧は210/107/75。
昨夜の1329회 가요무대歌謡舞台"は가요 전국기행歌謡全国紀行"という企画モノ。先日やった「歌謡世界紀行」の国内版じゃないか、と思ったのだが、これが、なかなか楽しめる一時間だった(^_^)
せっかくだから全曲のラインナップと、おしまいに舞台になった場所を付記しておく。太字はMorris.の好きな曲(^_^)
1) 대한팔경テハンパルギョン 大韓八景 (조선팔경가朝鮮八景歌)/김 부 자 キムプジャ 全国
2) 삼다도 소식サムダドソシク 三多島消息/김 용 임 キムヨンイム 済州島
3) 목포의 눈물モッポエヌンムル 木浦の涙/이 효 정 イヒョジョン 全羅北道木浦
4) 남원의 애수ナムウォネエス 南原の哀愁/ 김 용 만 キムヨンマン 全羅南道南原
5) 삼백 리 한려수도三サムベンニハルリョスド 百里閑麗水道/강 민 주 キムミンジュン 慶尚南道
6) 부산 갈매기プサンカルメギ 釜山鴎/한 석 주 ハンソクジュ 慶尚南道釜山
7) 울릉도 트위스트ウルルンドツイストゥ鬱陵島ツイスト/현 숙 ヒョンスク 江原道鬱陵島
8) 신라의 달밤シルラエタルパム 新羅の月夜/배 금 성 ペグムソン 慶尚北道慶州
9) 화진포에서 맺은 사랑ファジンポエソメジュンサラン 花津浦で結ばれた愛 /윙 크ウィンク 江原道高城郡
10) 소양강 처녀ソヤンガンチョニョ 昭陽江乙女/백 련 화 ペンニョンファ 江原道春川
11) 울고 넘는 박달재ウルゴノムヌンパクタルチェ 泣いて越える朴達峠/조 항 チョハンジョ 忠清北道忠州
12) 꿈꾸는 백마강クムクヌンペンマガン 夢見る白馬江/강 진 カンジン 忠清南道扶余
13) 이별의 인천항イビョレインチョンハン 別れの仁川港/배 일 호 ペイロ 京畿道仁川
14) 영등포의 밤ヨンドゥンポエパム 永登浦の夜/송 대 관 ソンデグヮン ソウル市
15) 서울야곡ソウレヤコク ソウル夜曲/장 은 숙 チャンウンスク ソウル市
16) 서울 평양 반나절ソウルピョンヤン{パハンナジョル ソウル、平壌四半日/김 혜 연 キムヘヨン ソウルと平安南道平壌
しかも、今日のトリは我らがキムヘヨン(^_^;)の「ソウルピョンヤンパンナジョル」だった。この曲は1994年発売の「ソウルテジョンテグプサン」に収められた曲で、懐かしさ一杯だった。ソウルのステージをうりまるさんと一緒に見に行って、この曲の最後の「チョケンネー」をふたりで大声で叫んで、舞台のヘヨンさんが、びっくりしながら大笑いしたのを思い出した。彼女は2001年に結婚。現在二男二女の母として、幸せな家族生活を送りながら歌手としても一線にたって活躍している。チャン・ユンジョンも彼女に倣って家庭と歌手を両立させて貰いたい。
六甲アイランドの現場二日目。今日は台所の梱包。思ったより作業がはかどって、明日で終了しそうな勢いである。
今日も昼は「エプロン逢」で、鶏の南蛮漬け風のメインに小皿選んだけど、ちょっといまいちだった(>_<)。
帰りマルハチでブリのアラ買ってあら煮つくる。料理用に買ってた日本酒飲みながら、阪神-巨人戦。能見が好投して、自らタイムリー打つなど奮闘したのに、阪神の拙攻、守備の乱れもあって延長にはいり、結局11回渡辺が敬遠、押出の連続四球で敗けてしまった。何か後味の悪い試合だった。
今日の歩数は3936歩。
ヒョンスク「鬱陵島ツイスト」 |
キムヘヨン「ソウル平壌四半日 |
倉庫猫黒の親子? |
こっちが子猫 |
今日のエプロン逢の定食 |
箱入り三毛 |
2013/07/01(月)●ユンジョン結婚式(^_^)● |
6時起床。
今朝の血圧は193/93/79。
浅海くんら5人で六甲アイランド高層マンション16階のアメリカ向けピックアップ4日取り現場初日。
昼はお気に入りの「エプロン逢」のおこのみ定食。メインから一点、サブから3点選べる。今日はキノコハンバーグ、酢蛸、ゼンマイ、ヒジキ。
5時前に倉庫出て、大安亭回ってかいものして6時帰宅。
屋上で缶ビール飲み、7時からコンフェデレーションカップ決勝戦ブラジル-スペイン(録画だけど)見る。
3-0でブラジルの圧勝。
例のホンジニョン応援ブログで、チャン・ユンジョンが6月28日結婚式挙げたことを知る。この秋に挙式というニュースを信じてた(^_^;)ので、ちょっと意表を突かれた形である。そうか、Morris.が東京日帰りのあの日に挙式だったのか。
新郎はKBSアナウンサーのトギョンワン。まあ、早めの挙式というのも悪くはないと思う。祝賀ハプシダ!!
昨日の「挑戦千曲」は挙式前の録画だったと思うが、結婚しても、歌手業と司会は続けてもらいたい。
それにしてもホンジニョン応援ブログ主の、韓国芸能情報収集能力はすごいな、と改めて感心した。
今日の歩数は4882歩。
むくげ(無窮花)は韓国の国花 |
エプロン逢のおこのみ定食 |
屋上の夕空 |
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