Morris.版耽羅奇行 2003/01/13〜14
2003冬・済州島絵日記

【第2部】美味しすぎるぞ、済州島

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2003/01/13(月)●超高級御馳走責め●
7時半起床。朝風呂をつかい、2Fから散策道路を通ってホテル内庭園を散歩、松林やフェニックス、民族家屋風の休憩所などがしつらえてあり、なかなか趣きがある。

その後メールチェック。ファピョンさんのチャグンアボジ(おじさん)が昨日の大阪ノレバンオフに来ていたそうだ。16日にソウルから済州にもどるから会うようにと電話番号など知らせてあったが、帰国予定は17日早朝なので、会えるかどうか難しいところ。

ホテル・グランドをチェックアウトして、慎さんの車でオラカントリークラブへ向かう途中、朝食がわりにパン屋でサラダパン買う。これはまずくはなかったが、後で考えると失敗だった。

途中教導所に寄って記念撮影したりした後到着した、オラゴルフクラブでは、キムウィチョル係長とインタビューして、キャディ3人を撮影。若くて明るいキャディだった。

ゴルフ場自体はいまいち天気が悪いので、写真はクラブが撮影したものを使うことにする。

クラブハウス食堂で、インサムジュース、マンゴージュース、野苺ジュースなど振る舞われたあと、ここの名物料理の撮影を頼んだら、海産物トゥッペギ、石焼きピビンパ、サムギョプサルとポッサムキムチ、さらにはナクチチョンゴルまで用意して、撮影の後食べるよう言われる。
嬉しいのだが、先に食べたサラダパンのおかげでほとんど満腹状態。Morris.はがんばってかなり食べたが、すべては食べきれない。しかしそれぞれ美味しかった。

トゥッペギには蟹やサザエ、アサリ、オブンゼギ(トコブシ)などが潤沢に入っていた。お腹空いてたら良かったのに。

その後、島の西部山麓にある「o'sulloc」というお茶の資料館を訪問。ソルロクチャ(雪緑茶)というメーカーが数年前に作ったもので、展示館にはさまざまな茶器、茶菓子、茶染製品などが展示され、もちろん喫茶コーナーもある。
外庭には石塔など配置してゆっくり散策できるようになっている。近くには茶畑や、工場もあり、これはMorris.の好みの場所だった。ただ、ここで出してもらったお茶は余りに薄すぎる。まだまだ韓国ではお茶の文化はこれからといった感じだ。

ヒョンミさんが前回看板だけ見たという、チョコレート博物館というのを探して行く。かなり探し回ってやっとたどり着いたのは工業団地の一角だった。
去年5月に開館したらしいが、客は一人もいない。おどろおどろしい煉瓦風の建物はなかなか立派だし、映像室や、喫茶室、展示室と設備はそこそこだし、チョコレート工場(といっても手作り風)まである。それなりに楽しそうだが、これだけ客がいないとなると、ちょっと心配になる。ヒョンミさんが、お土産に日本のチョコレート菓子を持って来てたので進呈する。

このあたりは済州島2番目の都市、西帰浦市を中心にした島の南岸で、新しい観光地として最近人気が高まってるらしい。

羽衣伝説に似たいわれのある七天女の橋「仙臨橋」や、如美池植物園、ワールドカップ競技場などをさっさっと回る。競技場は昨年の台風で屋根が吹っ飛んでしまい、現在スケルトン状態だった。

近くの民宿村を冷やかして、西帰浦の天池淵滝を観光。ここは夜の方が綺麗かも知れない。

さらに奥に入ったトンネコ渓谷の滝なども見る。ここでは夏には水垢離する人もいるらしい。ヒョンミさんから、Morris.に水垢離のモデルやらないかと言われたが、当然断る(^_^;)。

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グランド・ホテルの中庭
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朝の散歩
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ホテル備え付けのPC。インターネットやり放題
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グランドホテル内庭
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教導所です、一種の軽犯罪拘置所みたいなところかな?
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左から、インサムジュース、マンゴージュース、野苺ジュース
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オラカントリーのキャディ嬢みんなまだ若い
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オラカントリー運営チームの全係長、とても親切だった。
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石焼きピピンパブ
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ナクチチョンゴル
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海産物トゥッペギ
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サムギョプサルとポッサムキムチ
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以上の料理を作ってくれたオラカントリーのクラブハウスの金シェフ長
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o'sulloc「緑茶博物館」
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博物館内の茶器の展示
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不思議なお茶の容器
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博物館中庭の石搭
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茶畑の石垣と、トルハルバンの案内板
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チョコレート博物館
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専用バス。あまり使われていない模様
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チョコレート博物館内部。ほぼ無人
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七天女橋下に瀧があるはずだが見えない
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如美池植物園
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済州ワールドカップ競技場。台風で屋根がとんだままで、スケルトン状態
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天池淵(チョンチヨン)瀑布
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「詩人の船」と書いてある
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ドンネコ峡谷の瀧。夏には水垢離があるらしい。

今夜の宿泊先、パラダイス・ホテルは西帰浦の東寄りの海岸にある高級リゾートホテルだ。
いやあ、このホテルは良い。南欧風スタイルで統一されていて、ホールもロビーも洒落ているし、インテリアも凝っていて、家具や装飾品が洗練されている。中庭は水路を多く配して、散策路が充実しているし、海景がすばらしい。
ブライダル・ルームという高台の喫茶室も豪華だし、Morris.の泊まる208号室もゆったりしたコロニアルスタイルで、ダブルベッドにデスクもソファも、いかにもリゾート風で、もうMorris.は完全に参ってしまったよ。トイレにはビデまであるし(これはMorris.には関係ないが)ともかく、こんな部屋に泊まる機会はこれからもそうあるまいと思う。ああ、嬉しいな。

地下1階のイタリアレストラン「Le Jordin」に日本人シェフが来ているので彼をインタビューする予定だったのだが、何故か彼は日本に帰省中だった(*_*)

それでもここのお勧め料理を撮影することにする。イタリア料理はMorris.の苦手分野なのだが、とにかく一流レストランメニューらしく、スタートのカボチャスープからして垢抜けている。
済州産黒豚の生スモークハムだけでも食欲をそそる。パッパルテルレとかいうパスタや、ラムのブルーベリーソース和えなどが出てきて、ただひたすらデジカメに納めたが、インタビューの後、3人前のディナーサービス。

あじゃじゃ。これはすごいぜ。例のスープに始まって、生ハム、サラダ、メインは超豪華ステーキ(@_@) まさか済州島で高級イタリア料理にありつけるなんて、想像もしてなかったぜい(^○^) うまい、うまい、うまいで、本当にMorris.は歓喜状態。

夜はヒョンミさんと 西帰浦の繁華街を流して、ノレバンに行くつもりだったのだが、いまいちヒョンミさんが、お腹の調子が悪いので、Morris.一人、慎さんの車で、西帰浦の中心地で降ろしてもらい、しばらく徘徊することにした。

アーケイドの繁華街があり、市場も繋がっていたがそろそろ店仕舞いの時間だった。
ポジャンマチャが集まってる場所や飲み屋街もあったが、Morris.はとりあえず、ノレバンで軽く歌いたくて、「チャチャチャンノレバン」という店で30分だけお願いして、10曲ほどかるく歌う。

その後タクシーでパラダイス・ホテルに戻る。タクシー料金は1,500ウォンだった。安すぎる。

ホテルのロビーでは、フィリピンの男女が生演奏やってたが、客は一人もいない。せっかくだからステージ前の席に座ってしばらく鑑賞。リクエストしないかといわれたので「Star Dust」をリクエストしたら、女性歌手は知らないらしく、男性がピアノの弾き語りしてくれた。それほど上手くはないが、雰囲気がなかなかのもので拍手喝采した。
ミッシエルとレデンという二人組みで、済州島のホテルを巡業してるらしい。
おしまいに「ムーンリバー」を歌い今日のステージは終了。レデンは少し韓国語が、ミッシェルは少し日本語ができるので、ちょっと歓談。ミッシェルのメールアドレス教えてもらったので、ブロークンイングリッシュのメール入れたら、折り返し、ローマ字日本語のメールが返ってきた。
部屋に戻り今日の日記を打つ。それにしてもこの部屋は素晴らしい。

明日は10時出発なのでちょっと余裕がある。夜中の散策を楽しんでみよう。ふらふらと西に歩いたら「小チョンバンポッポ」という滝があった。昼間は入場料とって入る滝らしいが午前零時を過ぎるとさすがに誰もいない。Morris.は塀を乗り越えて降りていった。海岸の岩がごろごろしてるロケーションで結構夜は恐い。写真も撮ったがMorris.のフラッシュでは無理だったようで何がなんだかわからない映像になっていた。

しばらくふらついて1時半にホテルに戻る。HITEビール1本だけ冷蔵庫から飲む。
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パラダイス・ホテル入り口
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Morris.が一泊した208号室
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インテリアがコロニアル風で洒落ている
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パラダイスの中庭
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赤い蘇鉄の実も熟れている
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ホテル中庭から望む夕陽
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ホテル内のイタリアレストラン「Le Jardin」
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済州島産黒豚のスモークハム
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名前よくおぼえてないパスタ
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ラムの肉巻きブルーベリーソースかけ
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カボチャスープ、オリーブオイルで模様つけ
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若いシェフに話を聞く
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おいおい、こんなぶっといステーキを食っていいのかい?
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まさか、済州島で本格的イタリア料理にありつけるとは
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西帰浦市の夜の風景
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消火栓にまで、トルハルバンの顔が(^o^)
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ホテルで歌ってたフィリピン歌手。ミッシェルとレデン
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部屋でちびくろを打つ。うー-んリッチな気分ぢゃ
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なんせ、トイレにはビデまで備わっている
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「正房瀑布 入り口」の看板。真夜中は危険だ
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ホテルのセンターフロア


2003/01/14(火)●焼酎工場-土俗鶏-レトロジャズクラブ●
8時起床。風呂をつかい、パラダイスホテルの散歩道路を回る。光州から来た女性団体客と記念写真撮ったり、滝や、李承晩大統領の記念館「和楽館」など見て回る。

10時に、慎さん、ヒョンミさんとロビーで待ち合わせて、3月にオープンするICC JEJU(済州国際コンベンションセンター )の取材。3,500名収容の耽羅ホールを擁する大規模な国際会議場でその偉容に圧倒される。ここでも資料CDROMもらう。今日はものすごく風が強い。そのおかげでハルラサンがすごく奇麗に見える。

そこから北に走ってハルリムにある済州島のソジュ「ハルラサン」の工場取材。副社長の玄順国さんにインタビューした後、工場の写真を撮り、特別に民俗酒の原酒を試飲させてもらう。これはアルコール度45度でなかなかきつかったが美味しかった。何といっても酒には目のないMorris.だけに、今回の取材の中で、一番張り切ったなあ。

続いて済州市郊外の土俗鶏の店に行き、鶏シャブと、鶏の丸蒸し、お粥のセット。やはり地鶏の肉は違うね。食事の後、鶏の飼育所を撮影、アジュモニにインタビュー。

近くの噴火口サングムプリを見物したが、強風と寒さでかなりびびってしまった。多分気温は氷点下まで下がっていたと思う。手がかじかんで、震え上がってしまった。
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ホテル中庭で、プサンから来た女性客と
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こちらは、光州から10人くらいの団体できていたうちの3人
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昨夜、夜中に行って恐い目をした正房瀑布と、海岸の洞窟
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ソップ島前の海には船影も多い
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李承晩元大統領の記念館「和楽館」もともとパラダイスホテルは、彼の別荘地跡
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ICC JEJU。まだオープン前だ
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1Fホールにあった、巨大な油絵。結構気に入ったがこれでは何もわからない(^_^;)
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北側のガラス面からはハルラサンが眺望できる
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島の北西部翰林にある、済州島焼酎「ハルラサン」本社工場
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ハルラサンの工場
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ハルラサン工場内部
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民俗酒の蒸留機
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民俗酒を作る昔の陶器蒸留機
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古い土甕と徳利
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アルコール度45度の民俗酒原酒を試飲
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ハルラサンの玄順國代表理事と
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民俗伝統地鶏専門食堂
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しゃぶしゃぶ用の鶏肉と肝
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さっとお湯に通していただく
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こちらは1匹まるまる蒸し焼きの地鶏
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調理前の伝統地鶏たち
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済州島の小中学校の建物はすごく可愛い
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これは「チョチョン初等学校キョレ分校」
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草原にある、土饅頭の墓地
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延々と続く粗い石垣は済州島のシンボル
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土産物屋の門の上にある、タラと糸束、これも一種の魔よけらしい
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山も空も夕陽も美しい。本当は朝日が一番美しいらしいが寝坊のMorris.は未見

済州市に戻り、残り3日間の宿を探す。ホテル・グランド近くのデフンモテルという宿で、1泊3万ウォンというのを3泊8万ウォンにディスカウントしてチェックイン。

しばらく3人で街をふらつき、三無公園脇にある、風変わりなジャズ・バーへ。4,5年前にオープンしたという「カントンJAZZ LIVE RESTAURANT」という店で、とっぱなからぶったまげてしまった。外観はネオンサインでいちおう小奇麗に見えるのだが、近寄ると、ほとんどスクラップの寄せ集め。
自動ドアもバスのドアをそのまま使ってるものだし、内部がこれまたワンダーランド!!古い映写機や、床屋の椅子その他アンチック、レトロな小物で埋まってる。レトロなエレベータもあり、ライブ用のステージもある。
2Fでビール頼んで、あちこち見物して回る。ライブの舞台で、歌ってるポーズとったりとやりたいほうだい。
ソウルから来た店主が作ったらしいが、日本でもこれだけ、アンティークやレトロに徹した店は少ないだろう。すっかり気に入ってしまった。

その後、ハンベクという店でサンパブ定食を食べる。これは豚肉を焼いて、さまざまな野菜で包んで食べるもので、素人考えでも体に良さそうな料理だ。

慎さんは帰り、ヒョンミさんと二人でノレバンへ行き、1時間熱唱。

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「カントンJAZZ LIVE RESTAURANT」
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入り口の脇、ほとんどスクラップ
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入り口の自動ドアもバスのものらしい
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カウンタにいたアガシ、店主の嫁さんか?
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古い映写機、タイプライター
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これは2階の客席、凝りに凝っている
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何と2階にはこの原始的なリフトで昇降できる。Morris.は10回くらい乗ったね(^o^)
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トイレの男性用小便器、元はボイラーのタンクか?
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ライブも毎日開かれている、Morris.も、酔ってステージでポーズ。
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トイレから店内を望むこのドアもバスのドア
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「ハンベクヤチェサンパブ」
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豚肉を焼いて、ヤンニョンとともに野菜で包んで食べる店だ
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