その後メールチェック。ファピョンさんのチャグンアボジ(おじさん)が昨日の大阪ノレバンオフに来ていたそうだ。16日にソウルから済州にもどるから会うようにと電話番号など知らせてあったが、帰国予定は17日早朝なので、会えるかどうか難しいところ。 ホテル・グランドをチェックアウトして、慎さんの車でオラカントリークラブへ向かう途中、朝食がわりにパン屋でサラダパン買う。これはまずくはなかったが、後で考えると失敗だった。 途中教導所に寄って記念撮影したりした後到着した、オラゴルフクラブでは、キムウィチョル係長とインタビューして、キャディ3人を撮影。若くて明るいキャディだった。 ゴルフ場自体はいまいち天気が悪いので、写真はクラブが撮影したものを使うことにする。 クラブハウス食堂で、インサムジュース、マンゴージュース、野苺ジュースなど振る舞われたあと、ここの名物料理の撮影を頼んだら、海産物トゥッペギ、石焼きピビンパ、サムギョプサルとポッサムキムチ、さらにはナクチチョンゴルまで用意して、撮影の後食べるよう言われる。 嬉しいのだが、先に食べたサラダパンのおかげでほとんど満腹状態。Morris.はがんばってかなり食べたが、すべては食べきれない。しかしそれぞれ美味しかった。 トゥッペギには蟹やサザエ、アサリ、オブンゼギ(トコブシ)などが潤沢に入っていた。お腹空いてたら良かったのに。 その後、島の西部山麓にある「o'sulloc」というお茶の資料館を訪問。ソルロクチャ(雪緑茶)というメーカーが数年前に作ったもので、展示館にはさまざまな茶器、茶菓子、茶染製品などが展示され、もちろん喫茶コーナーもある。 外庭には石塔など配置してゆっくり散策できるようになっている。近くには茶畑や、工場もあり、これはMorris.の好みの場所だった。ただ、ここで出してもらったお茶は余りに薄すぎる。まだまだ韓国ではお茶の文化はこれからといった感じだ。 ヒョンミさんが前回看板だけ見たという、チョコレート博物館というのを探して行く。かなり探し回ってやっとたどり着いたのは工業団地の一角だった。 去年5月に開館したらしいが、客は一人もいない。おどろおどろしい煉瓦風の建物はなかなか立派だし、映像室や、喫茶室、展示室と設備はそこそこだし、チョコレート工場(といっても手作り風)まである。それなりに楽しそうだが、これだけ客がいないとなると、ちょっと心配になる。ヒョンミさんが、お土産に日本のチョコレート菓子を持って来てたので進呈する。 このあたりは済州島2番目の都市、西帰浦市を中心にした島の南岸で、新しい観光地として最近人気が高まってるらしい。 羽衣伝説に似たいわれのある七天女の橋「仙臨橋」や、如美池植物園、ワールドカップ競技場などをさっさっと回る。競技場は昨年の台風で屋根が吹っ飛んでしまい、現在スケルトン状態だった。 近くの民宿村を冷やかして、西帰浦の天池淵滝を観光。ここは夜の方が綺麗かも知れない。 さらに奥に入ったトンネコ渓谷の滝なども見る。ここでは夏には水垢離する人もいるらしい。ヒョンミさんから、Morris.に水垢離のモデルやらないかと言われたが、当然断る(^_^;)。
今夜の宿泊先、パラダイス・ホテルは西帰浦の東寄りの海岸にある高級リゾートホテルだ。 いやあ、このホテルは良い。南欧風スタイルで統一されていて、ホールもロビーも洒落ているし、インテリアも凝っていて、家具や装飾品が洗練されている。中庭は水路を多く配して、散策路が充実しているし、海景がすばらしい。 ブライダル・ルームという高台の喫茶室も豪華だし、Morris.の泊まる208号室もゆったりしたコロニアルスタイルで、ダブルベッドにデスクもソファも、いかにもリゾート風で、もうMorris.は完全に参ってしまったよ。トイレにはビデまであるし(これはMorris.には関係ないが)ともかく、こんな部屋に泊まる機会はこれからもそうあるまいと思う。ああ、嬉しいな。 地下1階のイタリアレストラン「Le Jordin」に日本人シェフが来ているので彼をインタビューする予定だったのだが、何故か彼は日本に帰省中だった(*_*) それでもここのお勧め料理を撮影することにする。イタリア料理はMorris.の苦手分野なのだが、とにかく一流レストランメニューらしく、スタートのカボチャスープからして垢抜けている。 済州産黒豚の生スモークハムだけでも食欲をそそる。パッパルテルレとかいうパスタや、ラムのブルーベリーソース和えなどが出てきて、ただひたすらデジカメに納めたが、インタビューの後、3人前のディナーサービス。 あじゃじゃ。これはすごいぜ。例のスープに始まって、生ハム、サラダ、メインは超豪華ステーキ(@_@) まさか済州島で高級イタリア料理にありつけるなんて、想像もしてなかったぜい(^○^) うまい、うまい、うまいで、本当にMorris.は歓喜状態。 夜はヒョンミさんと 西帰浦の繁華街を流して、ノレバンに行くつもりだったのだが、いまいちヒョンミさんが、お腹の調子が悪いので、Morris.一人、慎さんの車で、西帰浦の中心地で降ろしてもらい、しばらく徘徊することにした。 アーケイドの繁華街があり、市場も繋がっていたがそろそろ店仕舞いの時間だった。 ポジャンマチャが集まってる場所や飲み屋街もあったが、Morris.はとりあえず、ノレバンで軽く歌いたくて、「チャチャチャンノレバン」という店で30分だけお願いして、10曲ほどかるく歌う。 その後タクシーでパラダイス・ホテルに戻る。タクシー料金は1,500ウォンだった。安すぎる。 ホテルのロビーでは、フィリピンの男女が生演奏やってたが、客は一人もいない。せっかくだからステージ前の席に座ってしばらく鑑賞。リクエストしないかといわれたので「Star Dust」をリクエストしたら、女性歌手は知らないらしく、男性がピアノの弾き語りしてくれた。それほど上手くはないが、雰囲気がなかなかのもので拍手喝采した。 ミッシエルとレデンという二人組みで、済州島のホテルを巡業してるらしい。 おしまいに「ムーンリバー」を歌い今日のステージは終了。レデンは少し韓国語が、ミッシェルは少し日本語ができるので、ちょっと歓談。ミッシェルのメールアドレス教えてもらったので、ブロークンイングリッシュのメール入れたら、折り返し、ローマ字日本語のメールが返ってきた。 部屋に戻り今日の日記を打つ。それにしてもこの部屋は素晴らしい。 明日は10時出発なのでちょっと余裕がある。夜中の散策を楽しんでみよう。ふらふらと西に歩いたら「小チョンバンポッポ」という滝があった。昼間は入場料とって入る滝らしいが午前零時を過ぎるとさすがに誰もいない。Morris.は塀を乗り越えて降りていった。海岸の岩がごろごろしてるロケーションで結構夜は恐い。写真も撮ったがMorris.のフラッシュでは無理だったようで何がなんだかわからない映像になっていた。 しばらくふらついて1時半にホテルに戻る。HITEビール1本だけ冷蔵庫から飲む。
10時に、慎さん、ヒョンミさんとロビーで待ち合わせて、3月にオープンするICC JEJU(済州国際コンベンションセンター )の取材。3,500名収容の耽羅ホールを擁する大規模な国際会議場でその偉容に圧倒される。ここでも資料CDROMもらう。今日はものすごく風が強い。そのおかげでハルラサンがすごく奇麗に見える。 そこから北に走ってハルリムにある済州島のソジュ「ハルラサン」の工場取材。副社長の玄順国さんにインタビューした後、工場の写真を撮り、特別に民俗酒の原酒を試飲させてもらう。これはアルコール度45度でなかなかきつかったが美味しかった。何といっても酒には目のないMorris.だけに、今回の取材の中で、一番張り切ったなあ。 続いて済州市郊外の土俗鶏の店に行き、鶏シャブと、鶏の丸蒸し、お粥のセット。やはり地鶏の肉は違うね。食事の後、鶏の飼育所を撮影、アジュモニにインタビュー。 近くの噴火口サングムプリを見物したが、強風と寒さでかなりびびってしまった。多分気温は氷点下まで下がっていたと思う。手がかじかんで、震え上がってしまった。
済州市に戻り、残り3日間の宿を探す。ホテル・グランド近くのデフンモテルという宿で、1泊3万ウォンというのを3泊8万ウォンにディスカウントしてチェックイン。 しばらく3人で街をふらつき、三無公園脇にある、風変わりなジャズ・バーへ。4,5年前にオープンしたという「カントンJAZZ LIVE RESTAURANT」という店で、とっぱなからぶったまげてしまった。外観はネオンサインでいちおう小奇麗に見えるのだが、近寄ると、ほとんどスクラップの寄せ集め。 自動ドアもバスのドアをそのまま使ってるものだし、内部がこれまたワンダーランド!!古い映写機や、床屋の椅子その他アンチック、レトロな小物で埋まってる。レトロなエレベータもあり、ライブ用のステージもある。 2Fでビール頼んで、あちこち見物して回る。ライブの舞台で、歌ってるポーズとったりとやりたいほうだい。 ソウルから来た店主が作ったらしいが、日本でもこれだけ、アンティークやレトロに徹した店は少ないだろう。すっかり気に入ってしまった。 その後、ハンベクという店でサンパブ定食を食べる。これは豚肉を焼いて、さまざまな野菜で包んで食べるもので、素人考えでも体に良さそうな料理だ。 慎さんは帰り、ヒョンミさんと二人でノレバンへ行き、1時間熱唱。
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