咳はいくらか治まって、いや、やっぱり駄目だあ。体温計るのは恐いから止めておく。 紅茶入れてメールチェック。ぐいぐい酒場に出発の書き込みして終了。今日のところはデスクトップとりあえず動いている。一週間休養させてあげるから、しっかり復調しておくように、ったって無理だろうな。 六甲道6時9分の快速で大阪に出る。関空快速は6時54分までないので、今日は新今宮で降り、昨日参った恵比須神社方面に一礼してから南海急行で関空に着いたのがちょうど8時だった。 KE734便は9時半発だからかなり早めだ。Morris.の目的はただ一つ「景色の良い窓際の席をお願いします」だった(^。^) さすがにまだ空席は選び放題で「進行方向に向かって右側にされますか?それとも左側?」なんて聞き返されたが、どっちがいいかMorris.には見当もつかない。とりあえず右側の席にしたのだが、結果的には左側が景色良かったみたいだ。 飛行機は定時に出発。51Hという席は主翼の後方でなかなか景色はいい。今日は薄曇りで雲の観察には悪くない。この時期は変化のある雲の景色は望めないのであまり贅沢は言うまい。 それにしても韓国行きの機内食は距離が短いこともあるだろうが貧弱もいいところだ。ほとんど死んでる日本蕎麦と稲荷と巻寿司。KALはビールにHITEがあるから我慢しておこう。 11時過ぎに済州空港着。海岸べりにある、確かに小さ目の地方空港だ。レートは\100=9,670ウォン。あまり良くもないが、今回はあまり金使うこともないだろう。構内を警備してる警察官は自動小銃もってるぞ。 成田から来るヒョンミさんの便までかなり時間があるのでちょっと外に出てみる。さっそくトルハルバンがあったので空港の看板と一緒に写しておく。それ以外に見るものはない。 しかたないので、待合室でTV見ながらこれを打ってる。 済州は今日は曇空で、脅かされたほどには寒くない。 1時前にヒョンミさんと、済州に住んでいる慎さんが来る。 今回の取材は、京都の「アジア倶楽部」4月号「済州島特集」のためのもので、本来Morris.は巻末のイパクサ特集記事3Pだけを請け負ったのだが、ヒョンミさんがせっかくだから現地取材にも付き合わないかというのにほいほいとのって、来てしまったのだ。 年末からの風邪が治りきらないというのに、大丈夫かという心配は神戸に置き忘れてしまった。なんたって15年韓国にはまりながら、済州島にはまだ来たことがなかったのと、前回のジョワジョワ旅行に引き続いて、航空運賃も宿泊費も只になる上に、Morris.がこれまで泊まったことがない(考えたこともない)高級ホテルにも泊まれそうだった。これで行かずに済ますわけには行かない。ただ、ホテルの方は7泊のうち4泊はOKだが、あと3泊は野宿(ウソ)自腹で泊まることになるかもしれない。 ともかくも慎さんの車で今日から3泊するCHEJU GRAND HOTELへ。おお!!ここは確かに一流ホテルだぞ。Morris.の部屋は721号室。でかいベッドが二つもある。1階にはカジノがあるし、庭はとてつもなく広い。安く見積もっても3万円はしそうである。 午後、カジノの責任者と明日の取材の打ち合わせ。その後3人で町に出て、「チャングプンシク」で紙のように薄くてでかいトンカツを食べる。これはかなりの量で、途中で嫌気がさしたが、貧乏性のMorris.は全部食べてしまった。これはちょっと失敗だった。 その後、新羅サウナの取材。ここは5階建てのビルすべてが、サウナ、風呂、汗蒸幕、マッサージなどの施設で24時間営業。何とMorris.は、ここでマッサージされたり、入浴客のモデルを勤めることになった。実は今回の取材旅行では、Morris.は、ライター兼中年男性モデルとして随行したのだった(^o^) マッサージなんてものには、全く縁のなかったMorris.だが、生まれて始めて背中に乳液どばっと塗られて、妙齢の女性にまたがられるようにしてマッサージされたときにはほとんど昇天するところだった。 それから海辺のカフェ街を流す。夜の海は色とりどりの照明でライトアップしてあった。写真で見るとちょっとおどろおどろしいが、夏はもっと派手にやってるそうだ。 洒落たジャズバーでこれまたMorris.がカウンタに座って、ワイングラスを前に煙草をくゆらすシーン撮影したり(^○^)して、市街地に戻り、ソモリクッパブという店で夕食をとり、いよいよ待望のノレバン(カラオケボックス)へ。 Morris.の張り切るまいことか。歌った歌った。ヒョンミさんは名前の通りチュヒョンミをメインに、慎さんは何故かクリスマスソングオンリー。2曲くらいなら愛敬だが、延々と続くとなるとちょっと困ってしまう(^_^;)。 11時にホテルに戻る。飲み足りないMorris.は近くのクモンカゲまで抜け出して、ビール(HITE)と焼酎(ハルラサン)買ってきた。ずんずん酒が進む、部屋は豪華だし言う事なし。
慎さんが息子の整勲(11歳)を連れて来てた。とりあえず朝食は近くの「モイセ」でヘジャンクッ4,000ウォン。人気ある店らしく、朝というのにごった返している。流石に美味い。 その後済州観光協会に行き、金昌孝広報課長と懇談。済州島のパンフレットとCDROMもらう。これは、後で見たらビデオ映像だった。いちおう5ヶ国語の説明付きだが、画面が小さいのと細切れでいまいちだった。棚に置いてあった済州島観光ガイドブックの方が役に立つ。日本語版と韓国語版の2冊をもらう。 慎さん推薦のグリーン眼鏡センターに寄る。買う気はなかったのだが、つい小さい真ん丸スタイルのフレーム見つけたので交渉して結局買うことになった。何故か楕円形のレンズを入れて来たので、ブーイングして、真円形に直してもらう。取材という触れ込みもあって、全振弘店長がかなり割引してくれたが、予定外の出費である。 昼過ぎにホテルに戻り、着替えて1Fのカジノ取材。 Morris.はここでも日本から遊びに来た客のモデル役である。いちおうシャツは6着持参していた。カジノだから、一番お気に入りの赤地に鶴のアロハである。 ディーラーのアガシ3人に囲まれて、ルーレット、ブラックジャックなどやってるところ、おしまいはスロットマシンで決めポーズ?支配人やディーラーのインタビューをヒョンミさんが済まして、いちおうカジノ取材終了。 昼食は慎さん息子推薦のチョンパクサという店で冷麺4,500ウォン食べる。Morris.が頼んだのはムルレンミョン(平壌式)で氷が浮かんでいて冷たく美味しかった。ヒョンミさんが頼んだピビン冷麺(咸興式)は辛すぎたようだが、整勲は平気で食べていた。さすが韓国人、である。 慎さんの車で南西に走り、競馬場、乗馬場など回り、南寧ワールドという射撃場の取材。途中高原で雲の切れ目から日光がサーチライト状に地上を照らしている光景に出会う。実に幻想的だったが、デジカメ画像ではかなり魅力が減じる。 射撃場あたりは、まだ雪が残っていた。ここでも、またまたMorris.は日本から来た客のモデル。生まれて始めてライフルと拳銃二挺を持って射撃する格好をした。本物は結構重いが、実弾射撃はやらなかったので、玩具と大差ない。 帰りに競馬場に立ち寄る。土曜日なのでレース開催中で、ちょうど最終レースというところだった。日本と違って郊外の自然の中の環境で、馬も楽しそうな気がした。子供用の乗馬場もあるみたいだし、入り口にある西洋彫刻風のモニュメントは、なかなか立派で、360度どこから見てもそれなりに様になるつくりだった。いずこも公営競馬というのは、金が唸ってるようだ。 済州市内に入ったところで、慎さんの車がクラッチがきかなくなるというトラブル(+_+)。牽引車を呼ぶということになり、ヒョンミさんとMorris.はタクシーで東門市場へ向かう。 市場大好きなMorris.なので、ここはもう思う壷。それほど大きくはないが一通りのものは揃っている。済州独特のものとしては鳥兜の根や、クレープのようなピントックがあった。 モダンなファッションビル2Fの、女性服ブティックの女性店員が山本リンダそっくりという話をヒョンミさんから聞いたので会いに行く。ちょっと違うと思ったがそれなりに色っぽいしノリもいい。ヒョンミさんの指示に従ってポーズを決めたりして、済州島の女性にしてはえらく積極的だった。 地下街を冷やかしてから七星路を回り「タエラン(茶愛廊)」という伝統茶店でナクチチョンゴルと生ビール。さらにソジュを飲む。 近くのK2ノレバンで1時間歌い、タクシーでホテル付近まで戻り、さらに伝統酒場で、済州土俗のマッコリと大貝のスープ頼み、12時過ぎにふらふらとなってホテルに戻る。 Morris.は懲りずにさらにビール飲んだ、ような気がする。
ホテル備え付けのPCでぐいぐい酒場とメールをチェック。本当に韓国はインターネット先進国である。問題無しに日本語のページ見て、掲示板やメールも日本語で書き込みできる。5年前と比べるとえらい違いである。 びっくりするくらいの晴天なので、ゴルフ場取材に行くつもりが、日曜日で多忙のためキャンセル。 朝食は昨日と同じ「モイセ」で、今日はスンドゥブチゲ。名前はスンドゥブヘジャンクッとなっていたが、完全なスンドゥブで、これは当然のごとく美味い。 釣り道具屋を取材して、済州島の穴場や魚種など聞く。そのまま埠頭から海岸方面を流す。なかなか海は美しい。 とりあえず、午後は3人で東門市場の取材。 昨日ヒョンミさんとおおよそのところは見たので、大部分は単なる市場冷やかし状態。 韓国本土もそうだが、とにかく野菜の元気のいいことは、日本とえらく違う。大根は丸々と太っているし、白菜も葱も、艶とテリがちがう。昔風の野菜卸店舗もあって、とても楽しかった。 済州島特産の中型の海老とか、子宮に包まれた豚の胎児なども売ってある。やはり特産の雉鍋の店もあったが、結局今回はこれは食べそこなった。 76年からこの市場で唐辛子屋を開いているアンヒサム社長から市場の昔の話など聞く。この市場は、第二次大戦後始まったもので、最初は別のところにあった市場が火事で全焼したあと、米軍が現在の市場にバラックを建てて、市場として提供したものからスタートしたらしい。 いつまでたっても、咳が収まらず、E-マートで、咳薬買う。太極薬品の「ソロルカプセル」という2,500ウォンの薬だが、ちょっと安すぎるような気がする。 その後、「チェジュヒャン-済州郷」という店で、石焼きピビンパブ7,000ウォン食べる。これも美味い。ヒョンミさんは取材のためもあって、海胆スープを注文。味見してみたが、ほとんどワカメのスープで、あまり海胆の味はしなかった。 ヒョンミさんが疲れたのと、お腹の調子が悪くなったため、今日は4時過ぎで取材切り上げてホテルに戻る。 しばらく部屋で日記打ったり、一休みして6時に一人で部屋を出る。 新羅免税ショップがすぐ傍にあるので、冷やかしてみる。やっぱりMorris.とはまるで無縁の存在である。10分もしないで切り上げる。 ふらふらと歩いて、昼にピビンパブを食べたチェジュヒャンから裏に回って、プレスリーの人形が目を惹く「コプチャンMANIA」という店に入る。 若い店員と女主人が愛想良くてインテリアも若向きで楽しい。テッチャンを練炭で焼いたものと野菜炒めと和えて、サンチュやケンニプに包んで食べるもの。ソジュも頼んで11,000ウォン。 店の知り合いらしい夫婦が来たので話する。国内観光案内サービスのオジュンソンさんで、知り合いのアガシも一緒に楽しく食って話した。この店は3日前に開店、ということはMorris.が済州島に来た日である。何か因縁を感じるね。 そのあとふらふらと新済州の街路をさまよったがあまり面白そうなものはなかった。8時半にホテルに戻り、ホテル備え付けのPCで掲示板とメール覗く。
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