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歌集 偏想曲-ヴァリエテ |
緑の破風グリーンゲイブルスと赤毛キャロットの対句只絶妙語尾のe母音忘れまいよAnne 赤毛のアン 聴かせてよ汝ベスの鋼琴ピアノの繊細さ若草を摘み急ぐ~殊更に酷し 若草物語 My dearest 親 愛 な る J.A. 君と脚長伯父様の何れが戀の手練てだれだつたか今だに解らず あしながおじさん 強したたかにかつ軟しなやかに跳べ聖少女アリス吾と汝とは他人には非ねば アリス 父も母も姉妹も王子かれを刺せと請ふ背くからこそ妾あたしは人魚姫あたし 人魚姫 愛の妖精假面を取れば竃馬かまどうま形而上下の隔て更々に無し 愛の妖精 旅人に旅の理由ことわり有りや無しや此處にもニルス彼處にもニルス ニルスの冒険 石に生れ僧に仕えて人と成る本心を言はば佛も蒼醒めむ 西遊記 矮人も巨人も出自もとは野夫ヤフーなり馬族のみ愛す餓利馬あはれ ガリバ−旅行記 駒鳥頭巾畢竟つまりは森のきかん坊飲んで唄つて稀に氣晴らし ロビンフッド 裁判は斯く爲るものと知りつゝも冀はくば政治狐ライネケ共の笑ひ凍りつけ! 狐の裁判 摩訶不思議マ−ヤはまるで被虐趣味マゾヒスト燐寸待針眼をまつる 蜜蜂マ−ヤ 無垢は傲慢自然は凡そ甘からず亞留邊少女も何時しか廃人 アルプスの少女 密林ジャングルで虎に追はれて炭油タールになつてサンボ可愛や罐ゆめの中 ちびくろサンボ 卓上には茹玉子。極樂鳥と歡談してゐる博物學者のドリトル先生 ドリトル先生物語 Peter,Peter pumpkin eater 『ピ−タ−なんぞ南瓜喰ひ』なれどティンカ−ベルよ惚れた弱味は吾も熟く知る ピ−タ−・パン 亜刺比亜のシェラザ−ドは床上手三歳經ぬ間に王は迷櫓滅路めろめろ 千夜一夜物語 虚僞うそは愛すべき科怠惰は極樂パラダイス高き鼻誇るべしさうだらう檜木男 ピノッキオ 育加來寧ウクライナ今も豐けし巴樂來琴パラライカ尚も朗らかネズナイカの記憶耳だに ネズナイカ 「安壽様參る」「厨子王樣參れ」近親の愛憎永遠に筐に匿して 山椒大夫 無憂民のふてぶてしさは北歐の白夜の霧の副作用薄明は溶暗より御し難し ム−ミン 耳日曼ゲルマンの春而加くわうるに正義感の下花も嵐も教室も飛ぶ 飛ぶ教室 頭上遥けくペンギンの群飛び去り空に見開かれた十五少年さんじふの瞳め 十五少年漂流記 and so,this is little Lord Fontleroy. 「左樣ならこれがフォントルロイ殿で御座るか」「然り」貴種流離譚廃ることなし 小公子 鳥偵奄謔閭rアズレ−よりモロ−よりゴヤより妖し伊曾保のはぶらす イソップ寓話 寶より餘程高価な地圖一葉ラム酒の似合ふ少年の居て 宝島 陸に棲む生き物は皆舞踊病素足すなはち宿命の赤い靴 赤い靴 瞬間の慾望に賭ける狼に成りたくもあり成りたくも無し 赤頭巾 明るくて抜け目のないのが美國的夢American-Dream首輪を嬉しがる牡猫トムTom-Cat トム・ソウヤ−の冒険 家政婦の募集廣告嘘だらけ傘ほど素敵な乘り物はない メアリ−・ポピンズ 龍巻に巻かれて迷ふ虹の國奈落に續く黄色煉瓦舗道Yellow-brick-road オズの魔法使い コルク樹下草花の美を反芻する半牛~ミノタウロスの第四の胃 花の好きな牛 愛すべき人眞似子猫の大旅行過保護は木天蓼またたび効果に如かず こねこのピッチ 白斑灰ブチKの兎小屋亂脈こそ兎種差別撤廃の特効薬 白い兎と黒い兎 方寸の世界すらも廣過ぎる悪戯兎いたづらうさぎは極刑に處す ピ−タ−ラビット 花の樣な女が優し過ぎるから白痴王子の現實逃避行エスケイプ 星の王子さま 贈與とは奢りにして被虐的快樂巻き添を喰つた燕も同罪 幸福な王子 歐羅巴放浪大義名分は母探し似而非芸人ジプシーまがひ山海に家無し 家なき子 十四歳少女の家出先は美術館ミューゼアム道連れは弟・秘密・ミケランヂェロ クロ−ディアの秘密 佛蘭西風あまりにも不器用な父子相姦空氣傳染の赤面恐怖症 にんじん 田舎武者あたかもパリの宇宙人盲聾唖の三竦み 三銃士 影繪なら一瘤駱駝そのまゝに心瘻瘤せむしの馬と少年 せむしの小馬 母は派手父は朴訥娘は躁救済すくひは有り難い教訓と男友達 点子ちゃんとアントン 必需品長靴下と猿と馬やりたいことしかやりたくなければ 長靴下のピッピ うまいもの政府は無論エゴイズム貪り盡くせば後は風まかせ 21の気球 屋根裏は御都合主義の培養器印度人も好む大團圓Happy-end 小公女 水と煤煙突掃除の見る夢は誕生うまれる前の海の冒険 水の子 人でなし狼でなし逃げ場なし掟は全て全ては掟 ジャングルブック 離れ島に微温的主従関係Kい金曜日フライデーに一片の矜恃しあらば ロビンソン・クル−ソ− 幸bヘ鳥籠の中に棲むと言ふそを覆うらがへす手段てだては無き乎 青い鳥 |
サンボ通信2号(1987/09/01)に前半25首を掲載。サンボ通信8号(1988/04/20)に「偏想曲 II」と題して後半25首を掲載しました。実質的にはMorris.の処女作と言えるかもしれません。子供の頃から愛読してきた児童文学への、オマージュ。講談社版「少年少女世界文学全集全50巻」(1959〜62)に負うところ大です。結構これは今でも気に入ってます。やっぱり、思い入れの深い作品をテーマにしたものほどリキが入っているようです。
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