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Morris.日乘2015年3月


Morris.の日記です。
読書控え、散策報告、身辺動向他雑多です。
新着/更新ページの告知もここでやります。


今月の標 語
 
一笑一少一怒一老

【2015年】 2月  1月
【2014年】 12月  11月 10月  9月 8月  7月    6月  5月 4 月  3 月  2 月 1月

2015/03/31(火)●弥生盡
7時起床。
今朝の血圧は163/75/71。
昨日と同じメンバーで、午後から昨日の現場。午前中に高槻の小口の引取。10時からということで、近所を散策。史跡今城塚古墳というかなり大きな古墳があり、公園になって中にも入れるみたいだった。
10時に現場に、行ってみると、大きなギターアンプやら机やら、極めつけは65インチの超大型テレビまであって、梱包材料間に合わない(>_<) テレビはキルティングでくるんで持ち帰って、倉庫で梱包する羽目に。
1時過ぎに昨日の現場に行き、3時作業終了。5時過ぎ解放。
摩耶埠頭に小さめの貨物船停泊してたので見に行く。
YONG HONG9というカンボジア船籍の貨物船で、総トン数2976t、全長×巾97m×16m。
6時帰宅。
今日から阪神はヤクルト戦。初回に西岡の3ランで有利に試合を進めている。
3月も今日で終わり。さすがに繁忙期で、後半一日しか休んでない(^_^;) 4月も前半は結構詰まっている。身体バテバテだが、4月3日と4日は連休。4日は夙川で花見の予定だが、天気予報はあまり芳しくない。
武雄の馬場くんからメール。去年大腸手術、肝臓一部摘出した後、精密検査でも転移は見られないとのこと。良かった、と返信したが、肝臓摘出ということは…………。楽観はできない。名古屋の朴燦鎬さんも昨年手術でいろいろ大変だったようだし、身の周りでも、病気の話には事欠かない。Morris.は高血圧だけをアピールしているが、調べれば何が出るかわからない。知らぬが花見ぢゃ(^_^;)
今日の歩数は5994歩。

高槻のマンホール蓋欅と卯の花摂津峡 

いよいよ見頃 

史跡今城塚古墳 

同じく 

今日もナマ猫に会えず(>_<) 

YONG HONG9 


2015/03/30(月)●樟葉でとろとろ
6時半起床。
今朝の血圧は190/89/85。
今朝も高橋猫いるかと、Morris.には珍しく煮干など持っていったのだが、姿が見えない。出没する付近に置いていく。
荻野くんら3人で、枚方樟葉の台湾向け船便ピックアップ現場2日取りの初日。
朝、守口線がえらく渋滞。下り線で事故があって、上り線は脇見渋滞だったらしい。
樟葉駅前は巨大なショッピングモールと、ツインタワービルで、すっかり見違えてしまった。でも、はっきり言って好きじゃない。
3時過ぎ作業終了。
6時帰宅。
沖縄翁長知事の指示を政府が「無効化」。結局政府は、沖縄の言うことに聴く耳もたず、ということらしい。
報道ステーション3月27日で古賀茂明が名指しでバッシングうけたという発言に関して、菅官房長官は「事実無根」「遺憾に思う」などと反論?古館は番組でとりあえず謝ってた(^_^;) これに関するページではこちらがわかりやすく、共感を覚えた。断固古賀支持である。
今夜のKBS歌謡舞台1411回"3월 신청곡3月リクエスト“

1) 다 함께 차차차みんなでチャチャチャ/설운도ソルンド
2) 사랑이 오네愛の訪れ/주현미チュヒョンミ
3) 봉선화 연정鳳仙花恋情/현철ヒョンチョル
4) 너무합니다あんまりです/김수희キムスヒ
5) 잃어버린 우산無くした傘/우순실ウスンシル
6) 빙글빙글ぐるぐる/조은새チョウンセ
7) 무작정 걷고 싶어むやみに歩きたい/강진カンジン
8) 저 꽃 속에 찬란한 빛이花の中の煌き/반가희パンガヒ
9) 꼬마 인형童子人形/최진희チェジニ
10) 홍도야 울지 마라紅島よ泣くな/김수찬キムスチャン
11) 물새 우는 강 언덕水鳥の鳴く岸辺/양양ヤンヤン
12) 공항의 이별空港の別れ/이혜리イヘリ
13) 어매オメ/진성チンソン
14) 몰래한 사랑隠された愛/세진이セジニ
15) 미련未練/이택림イテクリム
16) 대전 블루스大田ブルース/김용임キムヨンイム
17) 부산 여인아釜山のひとよ/윤수일ユンスイル
リクエストだから脈絡はない。チュヒョンミ、キムスヒ、チェジニ、キムヨンイムとなかなかの豪華メンバーで、そこそこ好きな曲もあるのだけど、いまいち盛り上がりに欠ける。
チュヒョンミは花があるし、キムスヒはいつまでたっても、年を取らない(@_@) でも全体としての今回の評価は★★★。
今日の歩数は4511歩。

下り守口線交通事故 

菫 

西郷川公園 

2015/03/29(日)●草津でのんびり
6時起床。
今朝の血圧は179/80/66。
自転車で高橋すぎる時、ひさしぶりに白トラ猫が顔を見せた。ひところは毎朝のように顔を見せたのに、このところずっとご無沙汰だった。毎朝おばちゃんが餌やってたみたいだが、ちょっとやつれてみえたのは気のせいだろうか。
荻野くんと二人、草津の小口ピックアップ二軒の現場。
午前の現場は11時前に作業終了。2件目は午後3時からというので4時間も空いてしまう。
長い昼休みということで、ふだんなら近所の散策でもするところだが、あいにくの雨で、トラックのなかで、のんびりと読書に勤しむ(^_^;)
3時からの現場もちゃっちゃとすんで4時半倉庫着。6時過ぎ帰宅。
阪神は今日もデイゲームで、中日に10-8で勝って、これで開幕3連勝。これ以上ない好スタートである。
一昨日の報道ステーションでの古賀茂明の番組ジャック?は、賛否両論で話題になっているが、Morris.は古賀を支持したい。
今日の読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の「昭和天皇と激動の時代」特集。これは留守録しておいたのだが、見事に天皇養護論、安倍政権へのおもねりが感じられる「御用番組」だった。司会に辛坊治郎、ゲストに所功、伊藤之雄、井沢元彦、津川雅彦、竹田恒泰などの面々。いちおう反対意見として田嶋陽子と宮崎哲弥くらいだが、これもほとんどお飾り。宮内省が出した「昭和天皇実録」をきっかけにした番組らしいが、この実録そのものの性格を考えてみればすぐにわかることだが、天皇(家)の弁明書でしかない。こういった番組が作られる事自体が、安倍政権のプロパガンダの一環なのではないだろうか。日本憲法に関する最終部分では、アメリカから押し付けられたものを強調、安倍自民党の改憲への援護射撃に思えた。
今日の歩数は6197歩。

ひさびさ高橋猫 

バリバリジョニー 

黄水仙 

【炭鉱(ヤマ)に生きる 地の底の人生記録】山本作兵衛 ★★★☆☆ 2011/07/28 講談社。旧版 1967/10/28。
山本作兵衛 明治25年(1892)福岡県嘉穂郡の生まれ。七歳のころから坑内に入り、以来50余年、働くヤマが閉じられるまで、ひとすじに筑豊のヤマに生き抜いてきた。
六十を過ぎた昭和33年(1958)から「ヤマの姿を記録して孫たちに残しておこう」と、明治・大正・昭和三代のヤマの姿を描き続ける。昭和59年(1984)老衰により逝去。
ユネスコの「世界記憶遺産」に指定されて話題になったが、それ以前から、あの絵はMorris.に強烈な印象を残していた。今さらながら、彼の絵と文章を読み返して、その貴重さを再確認した。

その当時の採炭夫の仕事ほどみじめなものは、おそらくこの世にありますまい。おなじ人間として生まれながら、なんの因果でこんな地の底でモグラ生活をしなければならぬのか、と我ながら情けない思いでした。朝は2時から3時に起きて入坑し、10時間も12時間も働くのが、きわめてあたりまえのように考えられておりました。疲れたり、病気になったりで、せめて一日骨休めをしたいと思うても、ちっとやそっとでは休ませてくれません。役人や人操りが一軒一軒まわってきて、大きな木刀を片手に、出稼の督励をします。特に大納屋の独身坑夫など、まるで奴隷に異なりません。
先山は切羽に着くと、鉢巻きと、褌だけの裸になって、石炭を掘り進んでゆきます。簡単な仕事のようですが、ツルバシ一本に頼る先山には、相当の技術がいったものです。

それにしても一番ひどかったのは、女坑夫であります。坑内に下がれば後山として、短い腰巻き一つになってスラを曳いたり、セナを担うたり、命がけの重労働です。まっくろになって家に帰れば、炊事、洗濯、乳飲み子の世話など、主婦としての仕事が山ほどまちかまえています。男は昇坑するとすぐに汗と炭塵を洗いおとし、女房のいそがしさをよそに、刺青をむきだして上り酒。昔のヤマの人はだれもそれを当然のこととして怪しまず、家事の手伝いをするような愛妻家はいませんでした。手伝いどころか、自分は仕事にもさがらず酒とバクチにうつつを抜かし、女房だけに働かせるような男もありました。


過酷な労働環境をたんたんと記しながら、恨みがましいところがない。女坑夫の理不尽な身の上に同情を寄せながら、それへの憤りはない。

坑夫が悪い前兆として忌み嫌うたのは、煙突の煙が二つに分かれることでした。不吉を告げる使者として、烏の啼き声も嫌われたものです。そのほか、坑内で口笛を吹くこと、拍手すること、頬かむりすること、下駄をはくこと、花を飾ることなどが忌まれ、坑外では、亭主が入坑中に炒りものをすること、飯に味噌汁をかけることなどを忌み、猿廻し、犬撮りなども嫌われていました。


縁起担ぎは何時の世にもあるのだろうが、閉鎖的で事故の恐怖にさらされていた炭坑では、こういった忌みごとは大きな力をもったことは想像に難くない。

なんというても一番暗い思いが残るのは、第二次世界大戦中のことであります。
我らは御国の産業勇士、出征兵士のその分までも頑張れ、ふんばれ二人前、これが身のため国のため、国民精神総動員、歴史は輝く三千年、君が代を歌う心で融和せよ、朝の希望に夕べの感謝、輝く日本伸びゆく鉱山、張り切った腕に銃後の意気示せ、総力戦で穿け聖戦、挙鉱一致事故絶滅、質実剛健出炭報国、というわけで、それ出せ、うんと出せ、銃後の務めじゃ、一人まえでは足りないぞ、二人まえも五人まえも十人まえも働け、と掛け声も激しく石炭を掘らされていましたが、なにしろ男の坑夫は次々に戦争に出ていって深刻な人手不足です。そのため中小炭鉱では女の坑夫が入坑し、まるで一昔まえに逆戻りしたような錯覚におちいったものです。


戦争の没義道さへの感覚的嫌悪感が吐露されている。

大手炭鉱では、朝鮮からの徴用夫はもちろんのこと、中国人の捕虜や、英米の捕虜が数多く強制労働をさせられておりましたが、なにしろ日本人の坑夫さえこんな状態ですから、それこそ目もあてられないような虐待であったようです。運よく生きのびて本国ん帰ることのできた者はまだしも、こんな筑豊の炭鉱で意気を引きとっていった人たちは、さぞかし死んでも死にきれない気持ちであったことでしょう。

士農工商の時代から鉱山労働者は最下層に位置していたと思われる。そしてこの炭鉱労働者の中でも、被差別部落出身者、朝鮮人、中国人には更なる差別がなされたということになる。
現時点で、これに一番近いのが原発労働者だろう。

考えてみれば、幸か不幸か、耳が悪いために長生きをしたようなものです。耳さえ悪うなかったら、きっと無産運動にとびこんでおったでしょう。そうして、とうの昔に殺されてしもうておったことでしょう。どれほど無産運動に入りたかったかしれません。しかし、耳がようきこえないばっかりに、消極的になっておりました。
もともと自分の子孫に描き残しておこうと思ってはじめたことですから、他人に見せようなどとは夢にも想像せず、また見せられるようなしろものでもありません。貧乏に生まれて知恵もなく、一生をようするに社会の場ふさぎとして過ごしてきた一人の老坑夫のまずしい記録にすぎません。したがって、ただひたすら正確にありのままを記すことのみを心掛け、それ以外のことは考える余裕もありませんでした。これから五十年、あるいは百年の後、孫やその孫たちが、こんなみじめな生活もあったのか、と心から思えるような社会であってほしい。それだけがせめてもの願いであります。
けっきょく、変わったのは、ほんの表面だけであって、底のほうは少しも変わらなかったのではないでしょうか。日本の炭鉱はそのまま日本という国の縮図のように思われて、胸がいっぱいになります。


社会主義とか労働争議とかは、このような現場で働く者のための運動だったに違いないのだが、実際に労働者は、組織の指導者のために利用されてたようでもある。
炭鉱がそのまま日本の縮図というのも、現場労働の体験者である山本作兵衛が語ると重みを持つ。

本書には自らも炭鉱で働いた経験を持つ上野英信のまえがき、金子光晴、石牟礼道子、南伸坊などの書評や感想が付されている。それぞれが個性的で読み応えがあった。光晴の書評から引いておく。

僕らがいちばん興味ふかいのは、炭鉱夫のくらしのこまごまとしたデタイユであって、それには充分すぎるほどな経験と、作者の才能と、それから人柄とがものを言っている。取材班がノートやキャメラはにおさめてきた、エキザルテされた断面や、小説的構成によって、特にまとめられたものとはちがって、目立たないがそこで生きてきたものの日常の重さがかかっていることが、この本の印影深さをつくり、表現の稚拙までがアクセントとなって働いている。炭坑夫の残酷物語ではない。この本が読者をつれて下りてゆく場所は、もっと身近かな鉱夫たちの日常の生活と生活感情とのこまかいふれあいの世界であって、われわれじしんが下罪人である実感をまず手に入れることになる。山本さんが経てきた、明治の中期から大正にわたる、正札となかみのうらはらな、封建的なものをそっくりうけついでいながら開明を謳歌していたあの時代の苦さをいっしょになめなければならない。大正七年の全国の米騒動と同時に、筑豊炭山の労働者の最初の激発があって、軍隊までも出動している。そんな事件に対しても、この本にあらわれた認識は、どこまでも一般鉱夫とその一家の人々の利害と、そのうえの感情でうけとめられているもので、あとから意味をつけ加えた、ロマンチックなものも、悲壮なものもない。むしろ、素朴なエゴイズムの自然な発露が中心になっているところに迫真性が生れるようである。よいにしろ、わるいにしろ、封建的なふるいしきたりだけが別な法律と鳴って、なま身をしばりつけていた時代の、典型的なものとして、鉱山の人たちのくらしをとりあげることは、妥当なことのようだ。地下のくらい世界には、人目にふれないで非道や、残酷をほぞんさせることができよう。非道や、残酷だけではない、地下に保存されたものは、悲しいもの、切実なもの、おしころされて尚更つよい希望や、よろこびなど、人間性のなまなましい噴出の数々があり、ユーモアにとりまかれている。
習得した絵ではない。かざらない庶民の絵といったらいいかしら。凧絵や、子供のもてあそぶメンコ、芝居、それもいなか芝居の小屋掛けにぶら下がっている呼込みの絵ビラ、祭りの万燈の絵などと共通な、国芳あたりから系統をひいてくずれた筆法は、明治というアブノーマルな時代のゆがみかたとぴったりしたものだが、その筆法のくずれて、大衆化された方法が妙になまなましく、炭鉱夫の生活風俗を、体臭のまま、僕らの前にはこんでくるのが効果的である。(『文芸』1968年2月号)


【山本作兵衛と炭鉱(ヤマ)の記録】協力=山本作兵衛事務所 ★★★☆
2014/12/19 平凡社コロナ・ブックス
先に読んだ山本作兵衛の、未発表作品と、彼以外の炭鉱を描いた画家作品、写真、映画などを紹介したヴィジュアル本。
作兵衛作品は40P足らずで、ほとんど前に描いたものの焼き直しだが、すべてカラー印刷。
先の本に出てきたシュモク杖というのが、すごく気になってたが、これをを使ってる絵は本書で初めて見たので感動した。石牟礼道子がこれについて書いたものを引用しておく。

たとえば、パイプそっくりの木切れの絵がまなうらに貼りついて離れない。斜坑を上る時に使うシュモク杖というのだそうだけれども、十五糎以下でないと用をなさないとある。坑内以外にこんな杖があるかどうか知らないが、この木切れの絵が、自分の掌や腰や、お尻や踵の感覚を呼び醒ますのである。つまり段々畠を、肥桶や女籠を荷って登り下りしていた頃の感覚が呼び醒まされて、闇の斜坑を登り下りする杖だというのに、まるで自分の掌の中にあった杖であるかのように、親愛感を持っていることに気付く。(石牟礼道子「作兵衛さんの絵」1981)

他の画家の作品は数も少なく、作兵衛作品のインパクトには遠く及ばない。井上為次郎の18点は、達者でえらく艶かしく描かれている。
写真は、炭鉱会社の記念写真や絵葉書がメインで、採炭現場の写真は少ない。本橋成一が、炭鉱労働者を訪ねて複写した家族アルバム写真には興味ふかい物もありそうだったが見開きで70点も紹介してあると、一つ一つをじっくり見るわけにはいかない。
明治中期の水島炭鉱(軍艦島)の鳥瞰写真は貴重なものと思う。

2015/03/28(土)●岡山方面
5時半起床。
今朝の血圧は196/95/81。
朝海くんら3人で、岡山市南区社宅3階のベルギー向け船便ピックアップ。
昼は近くのうどんや「さざなみ」で、うどん大盛りと、名物の特大ゲソ天。これで460円というのは安い。
2時半作業終了。5時半倉庫着。バン詰めなどやって6時半解放。7時帰宅。
野球見ようと思ったのだが、今日はデイゲームだった(^_^;) 今日も延長10回で阪神サヨナラ勝ち(満塁で関本死球押出し)だったらしい。結果オーライである。
昨夜の報道ステーションで解説ゲストの古賀茂明が最後の出演ということで、古舘伊知郎と、喧嘩みたいになったので驚いた。(こちら)
安倍批判を表に出してた古賀がテレビから降ろされるということで、憤懣を噴出させたということらしいが、非常に複雑な思いである。これが、今後のマスコミの自主規制につながることを怖れる。というか、すでに時遅しかもしれないけどね。
基本的に古賀の提言の多くに共感するところ多いMorris.だが、なんとなく後味悪いハプニングだった。
今日の歩数は6329歩。

高砂市伊保山

通称「ゴリラ岩」 

早くも満開の品種も 

飛行船? 

気球のようだ 

川沿いの工場。 

特大ゲソ天「さざなみ」 

種付花 

ブルーラインの海 


2015/03/27(金)●プロ野球開幕
6時半起床。
今朝の血圧は171/88/74。
矢谷くんら5人で、吹田の保管荷物ピックアップ現場。昨日からの現場で、今日は家具中心。
昼食抜きで1時頃作業終了。
熊本ラーメン「ひごっこ」で昼食、ゆっくり休んで、3時半倉庫着。荷降ろしして5時解放。
6時帰宅。
ドイツ航空機事故の副操縦士は鬱病の傾向があったらしい。しかし、これもヴォイスレコーダあったからわかったことで、マレーシア航空のように海に墜ちた場合は原因不明という確率が高い。
イエメンのテロ?はクーデターの様相を呈している。
そして日本では安倍総理の「わが軍」発言(>_<) 以前なら国会がひっくり返るくらいの問題発言なのに、マスメディア報道は割りとそっけない、というか、麻痺状態である。
今日からプロ野球開幕。阪神は中日戦で、先発メッセンジャー、それほど悪くもなかったが、一点ずつ取られ7回で1-4。8回にゴメスのタイムリーなどで同点に追いつき、9回にはオスンファンつぎ込んだものの、四球二つで一死満塁にしてハラハラさせたが、何とか切り抜け。延長にもつれ込み10回裏、二死三塁でマートンのタイムリーで、開幕戦サヨラナ勝利\(^o^)/ これは阪神史上2回めとのことらしい。
入院中の小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」では、先週のツイートで書いてた憲法問題に触れて、専修大学の岡田憲司教授の発言を紹介してた。そのなかで自著「静かに「政治」の話を続けよう」の中の一章「そもそも憲法がわからない」を「まるまるを公開している。2012年総選挙前、自民党改憲案が出されたことへの反駁のためこういった行為に及んだらしいが、安倍政権の暴走止まらぬ今こそ、読み返すべきだと思う。
明日は5時起きで岡山現場。早く寝よう。
今日の歩数は4914歩。

摩耶埠頭西岸 

小米桜 

マグノリア(紫木蓮) 

2015/03/26(木)●前途多難
6時半起床。
今朝の血圧は186/79/78。
荻野くんら3人で伊丹の保管荷物ピックアップ現場。
4時倉庫着。荷降ろしして、ほっとしたら、40フィートコンテナの荷降ろしの仕事が(>_<) これは応える。5時半過ぎに何とか作業終了して6時前解放。
帰り道西郷川沿いの枯木に多くの小鳥が群れをなして止まってるのが目をひいた。ヒヨドリかなと思ったが、ちょっと小さい。電線にも多く止まってるので、デジカメ20倍で撮影したがいまいちよくわからない。ムクドリかな?
6時半帰宅。
風呂あびてからも、筋肉痛が治らない。
先日のドイツ航空機の事故の原因が、副操縦士のにあるらしいとの衝撃的ニュース。
一昨日の徹夜がきいてるのかな。今日からまたしばらく休みなし、ちょっと心配だ。
今日は早く寝ることにする。
今日の歩数は6043歩。

木の鳥 

鵯より小さい 

ムクドリかな? 

【言葉の力を贈りたい】ねじめ正一
★★★ 2002/08/30 NHK出版。
2001年のNHK「人間講座」のテキストと、1997年のNHk番組での4人との対談(石垣りん、町田康、辻征夫、谷川俊太郎)、新聞雑誌に寄稿した雑文を寄せ集めたもの。テキストでは井伏鱒二、石垣りん、まど・みちお、正津勉など20人ほどの詩人の紹介と作品解説。椎名林檎や甲本ヒロトなど歌手の作品を取り上げたりしているが、総じて解説は恣意的でMorris.にはピンとこなかった。それでもそれなりの評点なのは、引用された作品のちからである。先に名を上げた詩人や、山之口貘、金子光晴、吉岡実などはほとんど周知のものばかりだったので、引用ははしょる。
これまであまり親しんでなかった北村太郎のやや長めの作品が印象深かったので引いておく。

すてきな人生           北村太郎

みんな、のんきな顔をしているけれど
カラオケで歌ったり、ウインクなんかしていたりするけれど
いずれ地球は、ひびだらけになり
ヒトは消えてしまうのを、とっくに心得ているのだ
滅びない星なんて、ないことを

ヒトの、ぼくたちの
尊厳の根幹を震撼する、いろんなインフォメーションは
朝のあいさつみたいに、さわやかに
肉いろの夜なかにさえ、交わされつづけていて
でも、それが<意味>にしかすぎないのは
氷った水のしたの影のように、たしかなのだ

モノをほしがる物欲、のほかに
ココロをほしがる心欲、まで持っているから
ヒトは怪物、なのだ
こうなったら、もう有るにちがいないのは
むなしい無と観念して、矛盾の紫の道を踏み迷うしかない

ほろびるのは、わかっていても
しかし、無でいるわけにはいかないから
難問の野原で懊悩し、もだえ嘆き
でも、にっこりしてカードを切ったり
コロッケを、口いっぱい頬ばったりしている

世界の終わりは、きっとくる
そんなこと、大昔からみんな知っているのだ
だが、<意味>として知っていたってなんの意味もないかもしれない
或る日、青空の顎が開いて
とつぜん命令形の、かみなりみたいな声が響いても
ヒトはシラケてしまうだけで、彼はひとりでも
団欒していることができる、へんな生きものなのだ
字引きをつかんだり、シイタケをいためたりして

狩猟、農耕はもちろん
ヒトのすることは、二本の足で立ち始めてから
すべて環境破壊であり、ものごとを考えること自体
ひどく反自然なのだが、だからこそ
ヒトは生きて、怪物にならないわけにはいかない
科学のおかげで、たくさんのヒトが長生きし
たくさんのヒトが死んで、その差し引きをどう考えるか
この土地では、毎年一万人が自動車で死ぬ
十年で十万人、三十年で三十万人
だが、だれも自動車をなくせとはいわず
犬をつれて、夕方の住宅街を散歩したりしている

たくさん殺そう、たくさん生かそうと
反自然の怪物は、はげんできた
どちらか片方、というわけにはいかないようにできているのがおもしろい
そこがきちんとわかっているから、もう気晴らしをして生きるしかない
<意味>なんて初めからないのだ、とあきらめて

物欲、心欲はなくなるはずがなく
ヒトの、ぼくたちの怪物性は
いよいよ彩りゆたかになり、矛盾の垣根の
無限につづく道ばたで、あいそよく頭を下げあう
そして、みんななんでも知っていて
たいそう有り難く、静かに息を吐きつづけるのだ (詩集『すてきな人生』より)


これはパラドキシカルなタイトルと相まって、今日の世界状況を摘出した力作だと思うのだが、ねじめの解説?」はこんなふう。

北村さんには失礼なのですが、はじめこの詩は駄作ではないかと思いました。北村さんの、ある理屈っぽさみたいなものが出てきてしまっているのです。三連目の<モノをほしがる物欲、のほかに/ココロをほしがる心欲、までもっているから/ヒトは怪物、なのだ>の三行で、すべてを言ってしまっています。

おいおい、である(>_<) 駄作と思ったのを引用するのも失礼だし、その三行だけで全てを言ってるなんてのは、さらに失礼だと思う。「はじめは」という断りがあるから、あとで再評価したから引用したのだとは思うけど、何だかな、と思ってしまった。
対談の方も、どれも短くて内容も物足りなかったが、癒し系の歌や詩の空疎さをはっきり言ってる町田発言には共感を覚えた。

町田康 音楽の言葉も、何も言っちゃいないんですよね。言っているのは、ただ漠然と、景気がよくなればいいなという気分、物が売れればいいなっていう気分を言ってる。それと、がんばらなきゃいけないという、人を追い込む歌ね。
ねじめ あるね、そういうフレーズね。
町田 それと癒し系。「もう、何もかも大丈夫、無条件でOK、何も考える必要はない、キミはOKだ」っていいうのと、「君はがんばれ」っていう、二種類しかないんですよ、歌の言葉っていうのは。そう言われても、実感ないでしょう。大丈夫だ、大丈夫だ、大丈夫だと思っていても、現実というのは襲いかかってきて、押しつぶされるし、がんばらなきゃ、がんばらなきゃ、がんばらなきゃと思って、がんばると疲れるから、じゃ、今度は癒しの歌を聞くと、まるで空疎で、少しも気持ちが癒えないといって、みんな悩んじゃう。

2015/03/25(水)●ひさびさオフ
なぜか完徹してしまった(@_@)
今朝の血圧は178/92/69。
朝の3点セット。
昼から歩いてセンターへ。古本市冷やかして5冊ほど購入。
灘図書館経由で新長田へ。
今夜は」歌居屋でのカラオケ会。
山根、堀内、大和、朴昌利さんの精鋭?5人。ムックさんは8時まで仕事あって、9時前参戦。ムックさんと会うののも2ヶ月ぶり。いやあよく歌った\(^o^)/
11時半帰宅。
今日の歩数は12220歩。

水道筋駐車場猫A 

B 

倉石通り城雉 

アフリカ菊 

椿 

麦わら菊 

運河 

歌居屋 

堀内さん 

山根&ムック 

凸凹トリオ 

ぼっかけうどん 

2015/03/24(火)●ホウチ国家(>_<)
6時半起床。
今朝の血圧は202/92/66。
浅海くんと二人、枚方市で2件ピックアップ現場。
近くの会社まで電気製品の配達。冷蔵庫や洗濯機などほとんど朝海くん一人で担ぎ(^_^;)
Morris.はちまちま梱包に勤しむ。
4時倉庫着、5時半解放。
辺野古基地を巡って、翁長知事と政府との対立がぶつかり合いになっている。政府は「日本は法治国家だから、粛々と工事を続ける」と居丈高態度を変えない。「放置国家?」「呆痴国家?」知事が上京しても会おうとしない、総理、官房長官……(>_<)
沖縄在住の岡留安則のブログの一部を引用する。

沖縄でも安倍政権の強権的なやり方が続いている。巨大なコンクリの塊を海中に投下し、サンゴが傷ついても知らんぷり。辺野古新基地建設は沖縄県の民意を踏 みにじるだけではなく、環境破壊も確信犯的に行っている。こんなやり方が許されるなら、どこぞの国の独裁政権と同じである。防衛局はひたすら隠し続けてい るが、辺野古新基地は日本の自衛隊も共用することが最終目標なのだ。そのために、防衛局と自衛隊は米国を巧妙に世論誘導しながら、辺野古新基地建設を目論 んでいるのだ。沖縄の米軍海兵隊基地に抑止力などないし、それは虚構の理屈づけにすぎない。今や、無人機でもミサイルを撃てる時代である。尖閣諸島で日本 と中国が局地戦を展開するような時代ではないのである。

辺野古基地=日米共用の最新軍港、ということを忘れてはなるまい。岡留の意見はまっとうなものだと思うのだが、マスメディアの論調からするとこれでも過激に捉えられるかもしれない。日本の報道統制(メディアの自主規制も含めて)は、かなり深刻なまでに進んでしまっているのではないだろうか。
明日は久しぶりに休み(^_^)/ 休養とらなくては。
今日の歩数は5833歩。

昨夜のチャンユンジョン 

オギテクとヒョンスク 

硝子越しの雉猫 

今日の阪神高速の空#1 

#2 

#3 

2015/03/23(月)●ややバテ気味(>_<)
7時起床。
今朝の血圧は180/92/69。
溝渕くんと二人、午前中は寝屋川タイ向け航空便ピックアップ。
午後は木津川市のマレーシア向け船便ピックアップ。
4時半倉庫着。5時半解放。
今月の繁忙期、今日で7日連続現場でそろそろバテ気味で、明日は休養のための休み、のはずだったのが、バイトが風邪のため明日も出る事になってしまった。明後日休みにできればいいのだけど。
JR大阪駅ホームの発車メロディがやしきたかじんの「やっぱすきやねん」になったというのがちょっと話題になったが、こんどは環状線全ての駅でそれぞれの曲が決まったとのこと。で、鶴橋駅は桂雀三郎の「ヨーデル食べ放題」だというのには笑わされた。一緒に歌ってた満腹ブラザーズのメンバーでこの曲の作詞作曲担当のリピート山中さんは、春待ちファミリーBANDと共演したりで結構親交があった。なんとなく嬉しい(^_^;)
今夜のKBS歌謡舞台1410回は"청춘의 노래青春の歌“特集。

1) 청춘의 꿈青春の夢/장윤정チャンユンジョン
2) 제비처럼燕のように/윤승희ユンスンヒ
3) 꽃밭에서花畑で/우연이ウヨニ
4) 첫사랑의 화원初恋の花園/조정민チョジョンミン
5) 애정이 꽃 피던 시절愛の花開く頃/문희옥ムンヒオク
6) 처녀 뱃사공娘船頭/신수아シンスア
7) 여고시절女学生時代/안다미アンダミ
8) 친구야 친구友よ友/김국환キムグッカン
9) 내 이름은 소녀名前は少女/이지민イジミン
10) 젊은 태양若い太陽/서지오ソジオ
11) 월급봉투月給袋/박일준パクイルチュン
12) 영등포의 밤永登浦の夜/박일남パクイルナム
13) 고향무정故郷無情/이자연イジャヨン
14) 충청도 아줌마忠清道娘/신유シニュ
15) 우중의 여인雨中の女人/배금성ペグムソン
16) 아빠의 청춘パパの青春/현숙ヒョンスク.오기택オギテク 전 출연자全出演者

うーん、なんとなく馴染みのない曲が多いし、Morris.好みの歌手も少ない。でもまあチャンユンジョンがトップで出てくればそれだけで、とりあえず良しとしよう(^_^;) この曲は明るいポルカ調で楽しい曲だ。これもレパートリーに加えたい。2)のチェビチョロムも以前チャンユンジョがン歌ってて、アルバムにも入ってた。10)チョルムンテヤンはシムスボンがオリジナルだけど、彼女の歌のなかではやや異色な曲である。12)ヨンドンポエパムはMorris.の課題曲なんだけどいまだにマスターできずにいる(>_<) この曲のオリジナル歌手オギテクは、大御所といってよい存在で、現在は入院生活である。今回は特別にゲスト出演しておしまいの「アッパエチョンチュン」をヒョンスクとぢデュエットするという感動的シーンが見られた。今日のプログラムの内4曲(12.13.14.16.)がオギテクの曲だった。男性歌手四天王が一人も出てないというのも珍しいが、ある意味オギテクを際立たせる演出だったのかもしれない。。今回の評価は★★★☆。
今日の歩数は6979歩。

2015/03/22(日)●まぬう(雄)訃報
6時起床。
今朝の血圧は172/66/67。
西根くんと京都、上海向け船便ピックアップと、配達現場。本当は午前中ピックアップ、午後配達の予定だったが、ピックアップが早く済んだので、そのまま配達も済まして昼過ぎに作業終了。
昼食は「新福菜館」のラーメン(700円)。根強いファン(西根くんも)の多いラーメンらしいが、Morris.は真っ黒いスープに太麺のこいつは、はっきり言って苦手である。これだけ人気があるだけに、それなりにしっかりした味付けがなされているようだし、好きな人がいることはわからなくもないし、別に食えないというわけでもないが、好みに合わない、ということだ。
2時半倉庫着。荷降ろし、荷積みなどして4時前倉庫解放。4時半帰宅。
久しぶりに大相撲千秋楽見る。十三日目に全勝の白鳳を破った照ノ富士が豪栄道を破って二敗、結びで日馬富士が白鳳に勝てば、優勝決定戦というそれなりに見せ場をつくり、日馬富士も弟弟子照ノ富士のためにもと善戦したがものの、結局力及ばず、白鳳34回目の優勝。大相撲への関心もほとんど無くなったが、それでも、白鳳の強さだけは周知の事実である。Morris.の世代だと、まず栃錦-若乃花、そのあと柏戸-大鵬あたりまでは、それなりに相撲への関心が高かった。そんな昔が懐かしくもある(^_^;)
東京の未知の方からメールが来て、王子動物園のマヌルネコ「まぬう」の雄が、この15日に亡くなったという知らせが(@_@) 東京の住人がなんでこんな情報をと思ったのだが、風の音さんの韓国語関連ブログつながりでMorris.部屋を知って、まぬうに関心をもって、王子動物園に電話してそのことを知ったということらしい(@_@) ネット時代ならではの経緯といえよう。
Morris.が13日に訪れて事務室で飼育係の人に命に別条なしと訪ねて二日後に死んだということになる。覚悟はしてたけど、いざとなるとやっぱり悲しい。Morris.部屋通じてまぬうのファンになったという人も複数いるらしい。このところ更新してなかったが、フォト蔵のまぬう写真集を見なおすことにしよう。亡くなった雄ばかりでなく、現在一匹残った雌と、先代?の雌も混じってるけど。
今日の歩数は6461歩。

故 まぬう雄 享年十六 

今朝のTwin煙突 

京都新福菜館ラーメン 

2015/03/21(土)●春分の日
7時起床
今朝の血圧は201/96/67。
溝渕くんら4人で、深江南のドバイ向け船便のピックアップ現場。
2日取り現場で、今日は手を付けない荷物が多かったので昼過ぎで作業終了。
昼飯は、住吉「仲良し」という大衆食堂で鶏唐揚げ定食(600円)。これは質量ともに大満足だった。この店は随分前に入ったことがあるが、その頃はいわゆる一膳飯屋であまり好感持てなかったのだが、内装もリメイクして全く見違えてしまった。
2時過ぎに倉庫に戻り、荷降ろし、コンテナ詰めなどして3時半解放。4時帰宅。
掃除、洗濯して、しばらく屋上でミニギター。
昨日、イエメンの自爆テロで百人以上死亡、300人以上負傷というニュースがあったのだが、夕方6時のNHKニュースでは全く触れてなかった。チュニジアの事件のことも。(7時のニュースではチュニジアの件は簡単に取り上げられたが、イエメンの件は全く無し。)昨日書いた情報操作、報道管制の疑いがますます強くなる。ニュース後の「大人ドリル」という番組で「ISとは?」というテーマで、NHK解説委員たちがイスラム国のことを解説していたが、これも政府の意向に沿った番組作りのような気がする。「反イスラム国」一色のPR。もちろんMorris.がイスラム国を肯定してるというわけではないのだが、報道というよりプロパガンダに思えてしかたがないのだ。

今日の歩数は4966歩。

今朝のTwin煙突 

屋上から 

屋上Morris.の影 

2015/03/20(金)●鳥取空港あたり
3時半起床(>_<)
今朝の血圧は167/114/66。
4時半に倉庫に着いて、西根くんと二人で鳥取のドイツ向け航空便と船便の引取り現場へ。
現場は9時からだったが、その前に、鳥取空港近くの別業者に8時に国内便を届ける別件があって、それでえらく早出になったのだった。
ところが空港近くに着いたのが7時。1時間もあるので、近所を散策することにした。飛行場は簡単に入れなかったので南の方の湖山池という湖方面に向かう。途中で、茎がたけみたいで細長くそびえて、荻みたいな穂を先端に付けた植物が目についた。砂糖黍に似てる気もしたが、よくわからない。
湖山池は全く知らずにいたが、鳥取県では中海に次いで大きな湖(700ヘクタール)とのこと。しかも「池」と名が付く湖沼としては日本で最大。つまり日本一大きな池ということになる。
琵琶湖方面はよく訪れるから、そんなに大きさは感じないが、おだやかで島も多く、水鳥も浮かんでなかなか良い感じだった。
9時からの作業はちょうど正午に終了。
「神楽(からく)」というラーメン屋でチャンポン食べる(^_^;) 不味くはなかったが、860円はちょっと高いかな。
4時前倉庫着。バン詰めなどして5時解放。
水道筋で買い物して5時半帰宅。
桂米朝の訃報。昨夜肺炎で亡くなったとのこと。享年八十九。上方落語で端正で上品な落語家だった。
毎週金曜日に更新される小田嶋隆の「ア・ピース・オブ警句」だが「休載のお詫び」となってて、ちょっとびっくり(@_@)。3月16日自転車走行中に転倒して左膝を骨折入院、リハビリ入れて退院まで3ヶ月くらいかかるとのことだから、結構重症である。
それでも病室にPC持ち込んで、ツイッターや、メールは出来るようで、これなら来週からコラムも復活しそうだ。ツイッターから引く。

「現状の変化にあわせて憲法を変える」というともっともらしく聞こえるけど、本来なら変わってしまった現実の方を憲法の理想に引き戻すのがスジ…てなことを言ってたら足を折ったでござる。

いやあ、憲法論議への寸鉄ともいうべきご意見である。小田嶋は市井の哲学者だと思う。
機能からのチュニジア博物館での銃撃事件。意外なくらいに日本での報道が少ない。日本人3人死亡という事態からするといささか常軌を逸していると思う。NHK7時のニュースでは全く触れることなく、9時からのニュースウォッチでは見出しに上がってる割には報道は短かく、内容が無いようだった。ひょっとして、政府筋からの報道管制があるのでは??
今日の歩数は4142歩。

鳥取市伏野付近 

砂糖黍? 

土筆(つくし) 

湖山池 

結構大きい 

左とダブってる(^_^;) 

近くに鳥取空港 

力強い赤蕪(あかかぶ) 

葱も元気 

阪神西灘駅ホーム脇 

ちょっとアップ 

水道筋駐車場猫A 


2015/03/19(木)●SAKURA DREAM
6時起床。
今朝の血圧は165/93/73。
昨夜、チュニジアの博物館で数人が自動小銃を乱射して20人近くの外国人観光客が射殺されたニュース。昨夜は巻き込まれた日本人はいないとのことだったが、4chで日本人5人が死亡したらしいとのテロップが流れた。
雨の中、傘さして摩耶倉庫へ。
荻野くんら3人で伊丹の上海向け船便ピックアップ現場。
1時頃には作業終わりそうだということで、昼食抜きでやったのだが、突然押入れの荷物も持って行くことになり(>_<) 結構2時過ぎまでかかった。
遅めの昼食はセルフの蕎麦チェーン。やっぱりMorris.は蕎麦よりうどんのほうがありがたい。4時倉庫帰宅5時解放。
摩耶埠頭に船が入ってたので見に行く。パナマ船籍の「SAKURA DREAM」という2013年建造、全長180m、巾30m、総トン数23264の大型貨物船だが、この季節、この名前が嬉しいね(^_^)
6時帰宅。ニュースによるとチュニジアのテロの死亡者は日本人3人を含む19人だったらしい。報道がかなり錯綜している。日本の海外報道は、地域や国によってすごくムラがありそうだし、ニュースソースが通信社まかせのようでもある。
明日は3時半起きで鳥取の現場なので、今夜は早く寝ることにする。
今日の歩数は7911歩。

SAKURA DREAM 

シルエット 

魚跳ねる 

紅い舟 

青い船 

青に赤 

ヒバの花? 

畝雲 

椿 

2015/03/18(水)●箕面方面
6時半起床。
今朝の血圧は188/89/68。
昨日と同じく7時過ぎに住吉駅前でひろってもらい、秋本くんら4人で箕面のアメリカ人宅の配達&開梱。
えらく子沢山(5人以上いた)で、部屋も多かった。
今日も温かいというか、汗ばむくらいの陽気、昼は近くの丸亀製麺でカレーうどん(^_^;)
2時前に作業終了。
深江で紙ゴミ捨てて、六甲アイランドの倉庫で荷物積んで終了。その途端に雨降りだした。
3月も後半に入り、昨日からMorris.農繁期モード突入である。下手すると今月休みなしかもしれない(>_<)
六甲ライナーで住吉に戻り、コープで買い物して4時半帰宅。
ニュースでは、円安で業績好調の車、鉄鋼、電気など大企業のベアアップをしつこく報道しているが、安倍政権と経団連共謀のPRとしか思えないのは、Morris.のひが目だろうか。
今日の歩数は4844歩。

蓮華壇(箕面墓地公園) 

芦池の水鳥 

箕面と言えば紅葉と瀧 

彼岸桜? 

絞り椿 

落椿 

【日本の原発、どこで間違えたのか】内橋克人 ★★★☆☆ 2011/04/30 朝日新聞出版。「週刊現代」連載記事をまとめた「日本エネルギー戦争の現場」(1984年刊)と文庫版「原発への警鐘」(1986年)の一部を復刻したもの。福島第一原発事故を契機に緊急復刊されたもの。先日読んだ本間龍「原発広告と地方紙」に本書から引用されてた1983年の高木孝一敦賀市長(当時)の講演記事が、あまりにインパクトあったので、読まねばと思ったのだ。
著者は1932神戸生れ。神戸商科大学商経学部卒業後、神戸新聞記者を経て1967よりフリーとなり、「匠の時代」で脚光を浴びる。

序 つくられた「原発安全神話」なぜ今「原発への警鐘」を復刻するのか
第一章 福島第一原発」の風景 「万が一」を忘れた住民たち
第二章 東京電力と原発 福島第一原発はこうしてできた
第三章 人工放射能の恐怖 「放射線はスロ・デスを招く
第四章 「安全」は無視され続けた 「公開ヒアリング」という名の儀式
第五章 なぜ原発を作り続けるのか 電力会社の「利益」と「体質」

福島第一原子力発電所に発生した原発事故は、過去、私たちの国と社会が特定の意図をもつ「政治意思」によって常に"焼結"されてきた歴史を示す象徴である。人びとの魂に根づく平衡感覚、鋭敏な危険察知能力、生あるものに必須の畏怖心、それらのすべてを焼き固め、鋳型のなかにねじ伏せて突進しようとした剥き出しの権力の姿に違いない。

電気事業連合会はその本部を経団連会館のなかに置く。その地から「安全だから安全だ」「世界の流れだ」と発信をつづけた。政財学一体の整然たるチームワークが保たれ、「原発安全神話」は日本列島を覆いつくすところとなった。戦前、戦中の「皇民化教育」に酷似している。(序)


この「序」は2011年時点で書かれたものだが、原発安全神話と、神国日本が同根であることをこれだけはっきり言うのは、よほどのことだと思う。

*放射能や放射線の単位は、旧単位が使われています。「キュリー」は現在「ベクレル(1ベクレル=27ピコキューリー)に、「レム」は「シーベルト」(1シーベルト=100レム)、「ラド」は「グレイ」(1グレイ=100ラド)にそれぞれ変わっています。(編集部注)

これは放射線量の単位がMorris.にはこんがらがってたので、とりあえず「1シーベルト=100レム」というのだけでもメモしておくことにした。シーベルトはレムの百倍の単位という事実。

いま原発の来たその町では、原発反対も賛成もさらに急ピッチで風化していこうとしている。
自らの安全を問う、という手間ヒマを放棄し、いつか無関心賛成派となってしまった大多数の生活者たちを「与しやすし」とみて見方につける--それで果たして原発に未来はあるのか。(第一章)

これが30年前に書かれていたことが重要である。風化の果ての福島第一原発事故である。「未来」がこんなものだったとは。

運転作業の過程でおこり得るミスには、三つの種類があるという。
義務違反、うっかりミス、判断ミスである。
2番目のうっかりミスは、人間である限り100%防ぐことは不可能だろう。そこで、たと間違った操作が行なわれても結果は安全へと動く、という"フェール・セーフ"(鉄道の信号が故障した場合、青ではなく赤になるよう工夫されている--などもその一つ)の光学的手法がとられなければならない。原発装置の多くに"フェール・セーフ"の仕掛けが施されている。
だが、TMI(スリーマイル)事故は、第一の「義務違反」と第三の「判断ミス」が重なり合ったところにおこった。
原子力発電は異質の巨大技術であるがゆえに、その確実さにおいて宿命的に欠落部分がつきまとう--それが現実である、というのであれば、われわれはいまこそ「原発絶対安全論」を問い直さねばならない。(第二章)

世界いずこの国の、どんな種類の原発であれ、原子力の安全は「もし万一、T65D(Tentative65Dose=1965年につくられた暫定値の意)と呼ばれる推定値が正しければ……」という仮定の上に乗っかっている。
1966年アメリカのオークリッジ国立研究所が「広島・長崎両原爆投下時の「放射線量」の暫定値。
"年間5レム"というICRP(国際放射線防護委員会)勧告も、オークリッジ推定値とICRP独自の過去の蓄積データとの計算によって誕生したものだ。わが国をはじめ世界の各国がそれに準拠した。もし仮にそもそもの大前提、すべての作業の出発点であるT65Dが、誤った計算の上に成り立ったものだとすれば……? それ以降の作業のすべてが、"バベルの塔"と化してしまうことは、火を見るより明らかなところであろう。


放射能の体内汚染の後遺症というか、人体への影響は、実に曖昧なままにされている。占領国アメリカによる広島・長崎に投下された原爆の被害調査がその後の放射能の暫定基準値「一年間5レム(つまり0.05シーベルト)」の信頼性は曖昧すぎる。
福島第一原発事故後4年たった現時点での、被災者の体内被曝とその影響の徹底的検査が必要なのではないか。

1977年の年末、ピッツバーグ大学のトーマス・F・マンクーゾ博士の手によって発表された「マンクーゾ報告」はICRPの権威をも揺るがすほどの衝撃に満ちたものだった。
「微量放射線」が人間に対してどのような影響を与えるのか、世界で初めて疫学的に明らかにした、とされるその膨大な調査は、「原子力産業に従事する労働者は、ほかの一般労働者にくらべ、10倍も20倍もガンにかかりやすい」という科学的事実を提示する結果となったものだった。
結果を発表したマンクーゾ教授は、米政府エネルギー省の手によって、ただちに「ペルソナ・ノン・グラータ=危険人物」の烙印を押された。
「人間の姓名を大事にするというのなら、原子力発電所の内部で働く作業従事者の被曝線量は、年間0.1レム以下に抑えるべきである」とマンクーゾ報告はそう結論づけている。
年間0.1レム! 世界の権威ICRPの勧告にくらべ、実に50分の1。

1954年(昭和29)第五福竜丸が被曝した「あの時、海水のサンプルの放射線濃度は非常に低いのに、その海を泳いでいたマグロは外イガー計数管というような荒っぽい測定器でも測れるほど、高い放射能をなぜもっていたのか、そこに疑問を持つべきだったんですね。つまり核実験でつくられた人工放射性核種がマグロの生体内に蓄積され、濃縮されていたからですよ。それが人工放射線特有の現象だ、ということに、どうしてあの時、気づかなかったんでしょうか?」(市川定夫教授)
人工放射能には、放射性沃素のように空気中から体内に吸収され、何百万倍にも濃縮されるものがある。放射性沃素に限らない。たくさんの核種が、たとえば貝類には10万倍とか、魚類には1万倍とか、そういった高濃度で蓄積されるものがある、という事実が、その後、次第に明らかになってきたという。

機械は呼吸をしない、したがって体内被曝をおこすこともない。放射線を摂取することもなく、新陳代謝することもない。
物理的計器によっては測ることのできない「体内被曝」の問題を、科学者たちは忘却していた。人体にとって最大の放射線恐怖といわれる「体内被曝」の正体をとらえるには、摂取したり蓄積したり、の作用をもつ装置を用意するほかになく、そしてそれは生物以外にない、という科学的事実を、当の原発技術者たちは忘却していた。(第三章)


第五福竜丸事件から60年以上経ったのか。記憶というのはどんどん無くなってしまうのか。神戸地震から20年、福島第一原発事故から4年、それらの記憶は風化して、被害は残る。

原発によって得られるもの、失うもの、そして奪われるもの--すべてについてわれわれは包み隠すことのない情報を手にし、吟味し、国民的合意のあり方を考えるための材料とする権利をもっているはずである。
あえてしつこく公開ヒアリング(島根原発2号機の2次公開ヒアリング 1983年5月)の「ナマ録」をつづけたのも、原発立地の現実を切り裂いて、裸のままの問題点を提示していきたい、と考えたからだ。(第四章)


この四章を読みながら、ついつい沖縄基地の経緯を連想してしまった。

1983(昭和58)年1月26日、石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」で高木孝一敦賀市長(当時)の講演は、のちに「百年たって片端が生まれてくるやら、50年後に生まれた子供が全部、片端になるやら、それはわかりませんよ」の発言をめぐって、地元にひと騒動まきおこす結果となった。
「原発をもってきさえすれば、あとはタナボタ式にいくらでもカネは落ちてくる。早い者勝ち!」と手の内を教えて得意の高木市長は、講演会での発言が暴露されたあと、こういっている。「町のためにカネとってきて何が悪い!」


本書を読むきっかけになった高木孝一発言。これを非難するのは簡単だが、当人は「善意」だと思い、それを「正直に」吐露しただけだったのかもしれない。タカリ体質、後は野となれ精神、親方日の丸の体現者。この人もまた原子力ムラのムラ人だった。

原発のライフサイクルにとって、最重要の柱と考えられるコストをコストとして算入もせず、「原発(の発電コスト)は安い、安い」の神話が、とりわけわが国において強く、広くばらまかれた。生産設備にからむ投資分(この場合、後処理)をコストに参入せずにおいて、自社製品の価格競争力を自慢する民間企業が、どこにあるのだろうか。
「バックエンド、つまり使用済み核燃料の再処理とか放射性廃棄物の後処理、処分など、すべてのコストに大きな影響を与えるのはいうまでもないところですが、それらの費用はいっさいがっさい、われわれより後の世代にツケとして残し、費用負担を避けて通ってきているのが、わが国の原発の姿であるわけですね。これらのコストも含めてはじめて原発の発電コストといえるわけですが、コストには算入していないばかりでなく、バックエンドの方法さえ、いまだにたしかなものになっていない。ですから本当の原発のコストというのは、現時点では『わからない』『計算しようにも計算のしようがない』というのが正直なところでしょう」(室田武)


上記の「現時点では「わからない」」から、30年過ぎて、否応なしに「廃炉」が決定しても、いまだにその費用は不明である(>_<) 当然それらの費用は電気代や税金として上乗せされる。

「原発シフト」を実行すれば、そうするほど、電力会社の収益構造はよくなる、という仕掛けが、まことに巧みに装置されている。
1.同じ発電所をつくるなら、巨大な資金を必要とする、したがって固定資産の大きい原発をつくったほうが「レートベース」が大きくなる。「レートベース」がおおきくなれば、その8%分に当たる「事業報酬」もおおきくなる。
2.同じ発電所をつくるなら、核燃料所有額までも「レートベース」に入れてくれる原発を選んだほうが、そうではない火力、水力発電所をつくるより「事業報酬」が大きくなる。
3.同じ発電所をつくるなら修繕費、減価償却費の大きい原発を選んだほうが「適正価格」が大きくなる。
4.同じ発電所をつくるなら、このように「事業報酬」も「適性原価」もともに大きくなる原発を選んだほうが、「総括原価」が大きくなる。
5.「総括原価」が大きくなればそれだけ電気料金を高く決めることができる。
料金が高くなれば、電力会社の収入(売上高)はふえ、業績は上がり、収益は好転する。
かくて「総括原価方式」(そのキーを握るのは事業報酬)という名の仕掛人が生きつづける限り、経営者が原発を選考するのは、もはや理の当然ということになってくるのだ。(第五章)


さすがにこのシフトがそのまま継続することはないだろうが、これまでの原発がこうしたパタンで増設されてきたことを確認しておきたい。
今になって、原発関連本を読みあさってるMorris.だが、30年前にこういった本が出ていたことも知らずにいた、という事実もしっかり把握しておかなくてはならない。

2015/03/17(火)●平群-魚崎
6時半起床。
今朝の血圧は182/87/69。
JRで住吉に出て車で拾ってもらい、秋本くんと生駒郡三郷町のピックアップ現場。今朝は深い霧で湾岸線から大阪方面をみるとベールがかかってるみたいだった。
今日は別業者のヘルプである。梱包材料が違うのでちょっと戸惑ったが、2時半過ぎ作業終了。現場は開発途上の住宅地で、法隆寺の斑鳩の近所である。
3時半に六甲アイランド北口で下ろしてもらう。六甲ライナーで帰ろうかと思ったが、ぽかぽかの陽気なので、六甲アイランンド大橋を歩いて横断。魚崎郷をふらふらと阪神御影まで歩く。
5時半帰宅。
有田の鶴姫から絵葉書が届く、Morris.も昨日写真絵葉書出したところ、おたがいほぼ同じ頃に投函したことになる。こういうときは次の返信のタイミングが難しくなる(^_^;)
今日の歩数は8581歩。

霧の大阪 

六甲アイランド橋から 

神港鋼化学工業 

魚崎運河 

梅に鵯(ひよどり) 

ナマ猫に会えず(>_<) 

隠元豆の花 

飛行機雲 

椿 

【原発敗戦 危機のリーダーシップとは」船橋洋一 ★★★ 2014/02/20 文春新書
著者は福島第一原発事故の民間事故調を作った人物として、それなりに知名度をあげた。まあ出版社見ればどういったスタンスかだいたい分かるが、タイトルにあるように、太平洋戦争の敗戦と原発事故を重ねあわせて、日本独特のリーダーの欠陥を明らかにするというもの。
当事者へのインタビューも数多くこなし、本書後半には、チャールズ・カストー(元米NRC日本サイト支援部長)、増田尚宏(福島第二原発目所長)、折木良一(前防衛省統合幕僚長)、野中郁次郎(一橋大学名誉教授)、半藤一利という5人との対談が収められている。

政府も東電も、「炉心溶融」を知りながら、それを国民の目から隠し、国民にウソをついた結果となった。
大本営発表とおなじではないか、との批判がその後、わき起こったのも当然である。
太平洋戦争を通じて、大本営は846回の大本営発表を行った。そのうち88回はが1941年12月の開戦時に行なわれた。戦果が上がっている時は、一日4,5回、発表した。この大本営発表を検証した保阪正康によれば、それは、
1.事実を伝える
2.事実の表現を歪める
3.事実とは異なる表現に変わる
へと、徐々に退化していったという。(第2章 危機の司令塔)


3・114直後の政府と東電の発表はまさに大本営発表そのものだったな。昨今のイスラム国報道も、これに似たものになりつつあると思う。ニュースソースにバイアスかかり過ぎだしなあ。

SPEEDIを公表することによってパニックが起こった場合、責任を取らされることを官僚たちは極度に怖れた。公表によって放射線量の高い地域の住民が我先に避難殺到市、制御できなくなるリスク、二次災害が起こるリスク、試算結果が後で間違いとなるリスク、そして何より保証をもとめられ、訴訟されるリスク。
彼らは、行動することのリスクより行動しないことのリスクより行動しないリスクを取ることを選択したのである。
「行動しないリスク」に徹したのが文科省だった。
福島原発事故の際の文部科学省の"SPEEDI隠し"は、霞ヶ関官僚機構に特徴的な消極的権限争いそのものである。
消極的権限争いとは、政治的に得点にならないこと、役所の権限にプラスにならないこと、天下りポストを減らすようなこと、面倒な仕事を押し付けられること、幹部の出世の妨げになることについては、手を上げない、飛び出さない、目立たないようにする、霞ヶ関処世術である。
文科省は、危機のさなかにSPEEDIの所管を原子力安全委員会に一方的に移管させようと画策した。(第3章 危機管理の本質)

「消極的権限争い」はいかにもお役所の事なかれ主義の極みである。SPEEDIは結局消滅してしまった(^_^;)

「絶対」は魔語である。「絶対」という言葉を使った瞬間からそれこそ「負け」なのである。
1943年9月、日本政府は、マリアナ諸島を本土防衛の「絶対国防圏」と位置づけた。ここが陥落すれば、日本本土がB29の爆撃圏内に入ってしまう。従って、ここを死守する事が「生命線」であると判断したのである。しかし、翌年6月、日本海軍はそのマリアナで惨敗した。
「絶対国防圏」が打ち破られた以上、戦争を終結させることを考えなければならない。ところが、日本の軍部には「負け戦」」の発想がなかった。
たしかに、東條英機内閣はこれを機に倒壊することになるが、その後1年以上も「敗戦処理」を引きずった。
もし、この時点で日本の政治指導者が敗北を決断できたならば、特攻も、本土空襲も、沖縄戦も、広島と長崎の原爆投下もなかった。
太平洋戦争の最も過酷な人的被害は、この時期に集中している。
「絶対国防圏」を突き破られながらも「敗北」を決断できなかった政治指導者の優柔不断と臆病さの罪は重い。(第3章 危機管理の本質)


歴史に仮定は許されないとしても、太平洋戦争の敗戦の遅れは致命的だった。優柔不断は言語道断ぢゃ。

「オフサイトセンターの自衛隊は陸将補の人が率いていたが、彼は立派だった。あるとき後ろの方で彼が部下を説教していた。『いいかキミ、キミは同じ間違いを何度もしている。学習していない証拠だ。最後にキミに言うが、いきなり行動するな。事実かどうか確認しろ、確認してから指示を出せ。人の話だけですぐ動くからとんでもない間違いをするんだ』」(第4章 危機のリーダーシップ松下忠洋経産省副大臣(当時)談話)

これは本筋とは関係なしに、同じ間違いを何度もやってしまうMorris.への、叱咤激励として引用した。何はなくとも事実確認!!

船橋 原発のような巨大技術は、ステークホルダー(利害関係者)が多岐にわたっていて、その関係性も非常に複雑です。そこに関わる企業は利益をだすだけでなく、社会的責任も果たさなければならない。その最大の責任は安全ということだったと思いますが、「絶対安全神話」といわんばかりでやってきたものですから、重大事故が起こったら、お手上げになってしまった。
ガバナンスというのは、人的資源、経営的資源をある目的のために、もっとも効果的かつ迅速に活用する際の、責任と権限のあり方をいいます。これが全くうまくいかなかった。調査の過程で、ガバナンスの欠如とリーダーシップの欠如はつながった問題として捉えるべきではないかと、痛感しました。
野中郁次郎 原発は先端科学の英知を結集した高度な技術システムですが、発電所とい「もの」の技術管理に限定される。そこで、民間事故調では、事象の背後にある関係性をトータルシステムとして捉えようとしたわけですね。私が、遠因、中因、近因といったのは、関係性の幅と深さにメリハリをつけてアプローチすることが大事だと思ったからです。
(チャーチルは)演説原稿をスタッフに任せなかった。人を鼓舞する言葉だけでなく、叙述し、明確化し、説明する言葉の重要性も理解していた。だから空爆下のロンドン市民は、ラジオから流れてくるシェークスピア調の演説を聴かずには眠りにつけなかったといいます。
船橋 福島の原発事故は、小さな安心を買って大きな安全を犠牲にした。リスクがあるとなると、稼働を止めろとか、訴訟という話になるので、それが嫌なために「大丈夫です」といってきた。倒錯した論理と政治で安全神話は生まれたのです。実は、戦後の日本は安全神話と安全保障神話がパラレルです。「丸腰、非武装です」と世界に向けて宣言しても平和は築けない・
野中 新渡戸稲造が『武士道』でジョン・ラスキンの言葉を引用して、すべての国家は戦争に養われ、教えられ、鍛えられ、平和に荒らされ、欺かれ、裏切られると書いている。戦争には美徳・悪徳がすべて凝縮されていて、そこで人は育つということです。戦争を文化として捉えないと、本質はつかめない。戦争を直視する国民こそが次の世代も生き残るのだと。言い換えれば、戦争や震災などの非常事態を直視できない国家は負けるということです。

この野中という人は民間事故調に加わって、船橋とは肝胆相照らす仲らしいが、おしまいの孫引きから、戦争至上主義に持っていくレトリックはひどい。

半藤一利 戦争中、陸軍参謀本部も海軍司令部も、作戦計画において、いま起きたら困ることは、起きないのではないかというふうに思い、やがて、起きないに決まっている、いや絶対起きない、という思考回路になっていました。これは、日本人のなかにある心的傾向なのではないか。つまり「最悪のシナリオ」はハナから消してしまいたがる。そして絶対起きないことを信念にしてしまう。
船橋 たしかに原発の「安全神話」もまったくおなじ思考回路でした。原発事故は起こってはならないから起きないことにする、起きたときのことを考えるなどもってのほか、口にするのもはばかられる、と。それを指して「言霊信仰」という表現をされた関係者もいました。じっさい事故発生当初、東電も保安院も政治家も、メルトダウンという言葉にあたかも言霊がやどるかのようにその言葉を使うのを忌避した。
その背後にあるのは、不都合なことが起こってしまっては困るという組織利害ではないでしょうか。
半藤 中部電力、東京電力のみならず、日本の組織文化は儀式の文化である、というわけですね。
船橋 ええ。そこには誰かに恥をかかせてはいけないという配慮が絶えずはたらいている。独立した視点を煙たく思う傾向があって、組織は誰が司を執ってもまわるようにしておきたい。そういう官僚文化が多くの組織を支配しています。
半藤 いまおっしゃった日本の組織文化の特質は、不当責というものに直結してきますね。つまり責任回避のシステムになっている。
船橋 そのとおりです。個々の人間に責任はとらせない。局長でもなんでも担当をクルクル代えれば、それはひとつの機能にすぎないわけですからね。

半藤ぶしともいうべき、彼の歴史シリーズは結構売れてるようで、Morris.も数冊読んで、なるほどと思うところも多かったのだが、読むほどに彼の保守反動的体質がわかってくる。それでも、やっぱり5人の対談中では半藤とのものが一番おもしろかった(^_^;)。

2015/03/16(月)●パチンコ国際化?
6時半起床。
今朝の血圧は176/78/60。
午前中は部屋ゴロ。
午後から自転車で三宮方面に。
途中、久しぶりに春日野道の路地飲み屋街で「スキヤ」猫に出会う。
曇天だけどあったかい。
今日は月曜日だから図書館休みで、三宮ちょろっと流して、途中駅前パチンコ屋の前に「はじめてのパチンコ・スロット」というチラシが並べてあった。日本語、英語、中国語、韓国語の4種類揃っている。パチンコ業界もグローバル化してるのだろうか。日本語と韓国語のものを持ち帰ることにした。
4時帰宅。屋上で1時間ほどミニギターで遊ぶ。今年初めてかもしれない。
パチンコのチラシは表が14コマで遊び方の順序。裏が11項目の用語集。Morris.はパチンコとは無縁、いや学生の頃小倉で2,3回やったことあるのだが、あのころは、一個一個玉を穴にいれて打つというもので、チューリップというのが初めて出たころだったのではなかろうか、現在の自動式、コンピュータ制御のものは全くわからない。日本語のチラシみてもいまいちよくわからなかった(>_<)
パチンコ玉は「빠찡꼬알 パチンコアル」というのだけ覚えた。「アル」は玉子、実、玉などの意味である。

今夜のKBS歌謡舞台1409回は"신춘 애창곡 퍼레이드新春愛唱曲パレード“

1) 개나리 처녀ケナリ娘/김연자キムヨンジャ.주현미チュヒョンミ
2) 누이ヌイ/설운도ソルンド
3) 부초 같은 인생浮草人生/김용임キムヨンイム
4) 사랑의 배터리愛のバッテリー/홍진영ホンジニョン
5) 봄이 오면春来れば/장미화チョアンミファ
6) 물레야轆轤よ/김지애キムジエ
7) 십분 내로10分以内に/김연자キムヨンジャ
8) 기러기 아빠キロギ親父/소냐ソニャ
9) 꽃바람 여인花風女人/조승구チョスング
10) 애정의 조건愛情の条件/최유나チェユナ
11) 찬찬찬チャンチャンチャン/편승엽ピョンスンヨプ
12) 비 내리는 영동교雨降る永東橋/주현미チュヒョンミ
13) 가을을 남기고 간 사랑秋を残して逝った愛/알리アルリ
14) 나성에 가면ナソンへ行けば/권성희クォンソンヒ
15) 꿈꾸는 백마강夢見る白馬江/홍원빈ホンゥオンビン
16) 사랑 타령サラン打令/태진아テジナ
17) 물새 한 마리水鳥一羽+날 버린 남자あたしを捨てた男/하춘화ハチュナ


今日は初っ端からキムヨンジャとチュヒョンミの豪華デュエットというのがいい。後でそれぞれ自分のヒット曲歌ってるし。7)「シップンネロ」はキムヨンジャが韓国に復帰してから最初のヒットですごく気に入ってるのに、思ったほどの大ヒットにはならなかったな。ノレチャランでときどき歌われるけどね。
2)「ヌイ」は98年のヒット曲で作曲はソルンド自身。スイング調の弾んだメロディでこれはMorris.も良く歌う。「ヌイ」は男から「姉、妹」を呼ぶことばだが、この歌の場合は恋人のことをそう呼んでるわけで、女性が彼氏のことを「オッパ(兄さん)」と呼ぶのに対応している。
4)ホンジニョンは例の応援ブログもあって、Morris.もそれなりに注目してたが、バラエティ番組にもよく出演してるし、知名度も上がってるようだ。でも、一曲となるとこの曲しかないね。
11)の前奏は美空ひばりの「お祭りマンボ」に瓜二つということで、結構話題になった。本メロは全く違う。
13)前にも書いたけど「ナソン」は「羅城」でロサンゼルスのこと。作詞作曲のキロギュン(吉屋潤)は、ペティキムの元夫で、韓国歌謡の大御所である。
今日もなかなか魅力的なラインアップで評価は★★★☆。
今日の歩数は5511歩。

春日野道「スキヤ」猫 

その2 

大安亭八百屋猫 

パンジー 

4ヶ国語パチンコ入門 

おおいぬのふぐり 

逃げる日暮通の雉白 

同じく 

屋上の夕景 

2015/03/15(日)●Morris.部屋内検索窓
7時半起床。
今朝の血圧は178/87/71。
朝の3点セット。
午前中は部屋でごろごろ。
日曜美術館は安西水丸特集。うーーん、嫌いじゃないがそんなに好きでもない作家といったところ。村上春樹とのコラボで有名なようだが、Morris.はこちらも苦手だもんね(^_^;) 後半で旧朝香宮邸「東京庭園美術館」で開催されてるアール・デコ展紹介は興味深かった。
KBS全国ノレチャラン。今日は京畿道光明(クヮンミョン)市篇。相変わらずソンヘさん元気そうだった。途中出演者と一緒に歌う姿ももうおなじみである。
午後から三宮方面に歩いて行くつもりが雨降りだしたので、神戸文学館(旧関学チャペル)で雨宿り。ここには神戸ゆかりの文学者の原稿や写真、著作などの展示があるが、一画は岡部伊都子コーナー担っている。愛用の机と椅子、小さな本棚に彼女の著作百冊以上が並べてあり、自由に閲覧できる。懐かしい「みほとけとの対話」の旧版と新版があったので見比べてみる。Morris.の仏像趣味はたぶんにこの本に多くを負っていると思う。旧版は昭和40年(1965)発行だが、Morris.は10年くらい遅れて出会ったと思う。100体ほどの仏像写真とコラムの組み合わせで、モノクロの写真(五味義臣)がとても印象的だったし、岡部の素人っぽい感情的な観賞ぶりが、仏像初心者のMorris.にもとっつきやすかったのかもしれない。久しぶりに見返してもほとんどの写真は見覚えがあった。新板は40年後の復刊だが、判型がこぶりになって、写真もオフセットでちょっと悲しいくらい安っぽくなってた。岡部は2008年に亡くなっている。そして写真家の五味は1974年に交通事故で亡くなったらしい。享年57。彼の他の写真集も見てみたい。
5時帰宅。
名古屋の朴燦鎬さんからメールで、昨年からの入院手術などの経過を知ることができた。いろいろ大変だったようだが、今は落ち着いているとか。そして、2009年に韓国で上下二冊で発行された大著「韓国歌謡史」がこの夏にも日本で刊行されるかもとの嬉しい知らせもあった。上巻「韓国歌謡史1895-1945」は1987年に晶文社から出された金字塔的名著で、日本における韓国歌謡研究では随一の専門書というだけでなく、現地韓国でもこのような詳細なものは存在しなかった。下巻「1945-80」は韓国語版は持ってるが、これも日本語訳で読めるようになるというのはありがたい。朗報ぢゃ(^_^)
掲示板ぐいぐい酒場に稲田さんから「自サイト検索」の件で書き込みがあった。以前使えていたHPの自分のサイト内検索窓が昨年末ごろから、急に使えなくなり、稲田さんや杉山さんから対応法を教えてもらいながら、うまく行かず、あまりの不甲斐なさに杉山さんからは愛想つかされたみたいで、放ったらかしになってたのだが、ずっと「工事中」としてるのはみっともなさすぎるので、いっそ削除しようと思ったが、やっぱり無いと不便なので、もう一度トライしてみることにした。原因はグーグルが文字コードを変更したためらしい。ネックは杉山さんの対応法4項目中の
1.このhtmlファイル自体の文字コードをutf-8に変換。
だということだけはわかってた。これをMorris.はhtmソース画面でやろうとして、挫折してたのだった。今日の稲田さんの書きこみで、「ブルーグリフォンのファイル保存をチェックする」というのを見て、「書式-ページのプロパティ-文字セット窓」で表示が「日本語(Shift_JIS)」になってた。これを別窓の一覧から「UNICODE(UTF-8)」を選択して切り替えてみる。それで以前杉山さんが作ってくれた型見本の検索部分のソースをコピー&ペーストしたら、検索できるようになった\(^o^)/
TOPページで、検索1(fc2)」と「検索2(orcaland)の二つの窓があるが、これは現在Morris.部屋が、二つのサーバーに並行してアップしてるので、検索結果が微妙に違うからである。とりあえずどちら使っても大差は無いと思うが、1で見つからない時、2ならヒットすることがあるかも(その逆も)しれない。このあたりはしばらく様子をみて追々検討してみよう。
稲田さん、杉山さんありがとうございましたあm(__)m
今日の歩数は2458歩。

ついつい歌ってしまうソンヘさん 

菫 

岡部伊都子コーナー 

2015/03/14(土)●鳥取方面
5時半起床。
今朝の血圧は186/79/69。
小雨の中自転車で摩耶倉庫へ。
朝海くんら3人で鳥取若葉台のドイツ向けと保管荷物の引取現場。本当の引取は4月初めだが、繁忙期を見越して先にピックアップできるものを先に引き取ることにしたらしい。
途中河原SAで休憩。前方の小高い丘の上に可愛いお城が見える。望遠で撮影。でも後でネットで調べたらこのお城は16世紀頃にあったのは確かだが、その後廃城になり、1991年古城跡だったことが確認され、その後山頂に模擬天守閣が作られたとある。複製ではなく、無かったはずの天守閣型の展望台だったわけか(>_<)
1時半過ぎトラックいっぱいにして作業終了。2時半過ぎの遅めの昼食は安富SA。ここ姫路市安富町の関集落は「奥播磨かかしの里」と呼ばれ、かかしがここかしこに立ってるらしい。。SAの食堂前にも数体のかかしが並んでいた。Morris.のカカシのイメージとは随分違ってるが、いろいろ町おこしに努力してることはわかる。
4時半倉庫着。
6時帰宅。
今日の歩数は6033歩。

河原城展望台(^_^;) 

河原SA裏手 

かかしの里やすとみ 


2015/03/13(金)●まぬう(雄)が気がかり
6時起床。
今朝の血圧は185/77/65。
10時過ぎに王子動物園に。今日は中学生が多い。
何をおいてもまぬうのところにいく。やっぱりいるのは雌だけ。裏に回って雄の檻覗いたが姿が見えない。というか、檻のなかに白い段ボールの箱が置かれて後ろが見えないようだ。やっぱり気になって、入り口横の案内所で状況を尋ねる。事務員が、飼育係の人を呼んでくれた。雄はやっぱり最近、体調不良で元気がなく、表には出てないが命に別状はないとのことだった。一安心だけど、動物園で、表に出せないというのは「商品価値」がないと判断されかねない。うーーん、かなりの年だから、前みたいに元気にはなれないかもしれないが、表にときどき出せるくらいまで回復してもらいたい。
河馬舎前で黒地に白い斑点のある鳥の羽根を拾った。資料館図書室に持って行って、「野鳥の羽 ハンドブック」に照らしあわせたけど特定はできなかった。鴨類の腰から腹にかけての羽毛のようだったけどね。
その後ぷらぷらと篠原中町経由で、センターまで歩く。明日からセンター古本市始まるので様子見。飛田さんに何か手伝うことないか訊いたが、特になさそうなのでさっと冷やかす。
久しぶりに稲田さんと会えて、少し話しできたのが良かった。懸案の自サイト内検索窓のことも相談したが、グーグルの文字コード変更とMorris.部屋の文字コードが合ってないとかの話になったが、結局自分でしこしこ試行錯誤するしかなさそう(^_^;)
そのまま灘図書館寄って、また水道筋まわって5時半帰宅。
今日の歩数は12599歩。

今日のまぬう 雌 

同じく 

ボブキャト 

河馬 

進水 

園内で拾った羽根 

白オキザリス 

白山大明神 

好みの扉 

二階ベランダのトラ雉 

門扉上が餌場 

これも 

六甲ギャラリー 

明日からセンター古本市 

照光寺の黒 

2015/03/12(木)●京都二条城あたり
6時半起床。
今朝の血圧は185/71/66。
ここ数日冷え込みが厳しい。今夜は奈良東大寺お水取りのハイライトの日である。昔からこのお水取りが過ぎると寒さも和らぐと言われてきた。
浅海くんと二人、京都二条城近くのマンション、アメリカ向け荷物ピックアップ。交通取り締まりの厳しい京都の大通りなので、Morris.はずっとトラックに貼り付いて、ほとんど見張り番状態。途中、民間委託の監視員が2回、警察の交通係が1回巡回に来た。1時過ぎ作業終了。昼食は吉野家で「牛チゲ鍋膳」というのを食べる。美味くも不味くもなかったがこれで630円なら、今どき特に安いメニューというわけでもない。
3時過ぎ倉庫に戻り、バン詰め作業など済まして5時過ぎ帰宅。3月にしては、それほど仕事詰まってないが、17日以降4月初めまでは農繁期になりそうだ。
今日の歩数は4991歩。

【徹底検証 日本の電力会社】奥村宏 ★★★ 2014/09/25 七つ森書館。
著者は1930年生まれの経済学者で、Morris.の苦手分野である。原発と電力会社問題を考えるには、経済的分析は必須であるのだろうけど。

「現在、原子力村は、今回の事故に対する深刻な反省もしないままに原子力行政の実権を更に握り続けようとしております。こうした戦前の軍部にも似た原子力村の組織的な構造、社会心理的な構造を徹底的に解明して、解体することが原子力行政の抜本改革の私は第一歩だと考えております」(菅直人「原発ゼロ」の決意 2012/05/28)

「今回の最大の問題は、廃炉、中間貯蔵施設、汚水処理などに、これから何十兆円の税金を注ぎ込むだけでなく、そこに巨大な利権構造を作り、それを経産省が握る。その土台ができることです。東電の借金を国が肩代わりし、つぶさないというスキームは公共事業と同じような構図です。東電、経産省が自己の責任を取らないどころか、これまで以上に焼け太る図式なのです」(古賀茂明 2014)

丸山眞男は東京裁判の記録によりながら、日本を戦争に導いた軍部や政治家などが、自分では戦争に導いたという観念がなく、ただ既成事実を認め、それに従ったままであり、したがって責任がないと考えていた、と書いているが、現在の東京電力の経営者にも、住民に」危害を加えたという意識はなく、ただ会社の仕事として原発の事業に従ったまでだと考えているに違いない。そこには責任観念が全くない、といってよい。
このように戦前、戦中における日本の軍国主義は"無責任主義"という点で共通しているということがいえる。

「そもそも東電を頂点とした電力会社は、純粋な民間企業ではありません。かかった費用を原則料金に上乗せできる『総括原価方式』に守られ、地域独占でまともな競争もない。原発の存廃が問われる瀬戸際になって、『やはり株式会社は利益追求が必要だ』と資本主義の原理を声高に掲げるのは、正体を隠した『擬態』です」
「存在不能の株式会社の処理には、投資家や債権者が応分の責任、つまり損をかぶることが市場の掟です。東電の全資産を売っても損害賠償や除染、廃炉などの費用をまかなえないのなら、メーンバンクや株主も損をかぶらねばならない。負の遺産処理に巨費が必要ナ実態を考えれば、東電は解体し、電力の安定供給は別の資本で作る会社に担わせるべきです」(村上達也 前東海村村長 2014/03/11)


引用の孫引き連発で申し訳ないが、本書そのものが、さまざまな意見を引用しながら自説を立証しようというやり方だからやむを得ない。

1964年に新しい電気事業法が制定され、電気料金は通商産業大臣の認可を受けたものでなければならず、「料金が能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものであること」を認可の要件としている。
こうして適正原価に適正利潤を加えたものを総括原価とし、それに基づいて電気料金を決め、それを通産大臣が認可するというもので、この総括原価方式で日本の電気料金がきめられることになっているのである。
適正原価の内容は減価償却費と営業費、諸税に大別できるが、減価償却費は、当初は定額法であったが、1983年度決算から各社とも定率法に移行した。
こうして巨額の資金を必要とする原子力発電設備を作れば作るほど適正原価は上昇し、それによって電気料金は上がるということになる。


うーん、さっぱりわからん(>_<) 要するに原発作ると金がめちゃくちゃかかって、それで電気料金も上がって、電力会社の得になるということか。

1990年代になって日本では地価や株価が暴落して"バブル崩壊"ということがいわれたが、そういうなかで日本長期信用銀行と日本債券信用銀行が経営破綻した。そこで政府は公的資金を投入してこれを国有化したが、いったん国有化された長銀はその後、私有化されることになり、政府が所有していた株式が民間に放出され、それをアメリカの投資会社リップルウッド・ホールディングスが取得した。
長銀に投入された公的資金の総額は7兆8700億円であったが、その長銀はわずか10億円でリップルウッド・ホールディングスに払い下げられたのである。


7兆8700億円と10億円のギャップには言葉を無くしてしまった(@_@)

日本では電力会社が異常に高い地位を占め続けてきたのである。では、なぜ日本がそんなことになったのか。いうまでもなく、それは独占のせいである。その電力会社の独占は戦争中の日本発送電への統合で強化され、戦後の九電力体制でも揺るがなかった。電力会社が利益額で絶えず上位を占めてきたのは、なにも経営のやり方が良かったからでも、合理化のためでもない。要するに地域独占のせいなのである。その独占にあぐらをかいて、財界で偉そうなことをいっていただけのことではないか。

これは理解はしやすかったが、それだけに、怒りの持って行き先が見つからない。

大企業解体プランにとって最大の障害になっているのが、人々の"大企業信仰"である。とりわけ日本ではマルクス経済学の影響が大きかったために、資本主義は競争から独占へと必然的に進むもので、生産力の発展にとって大企業は必然であるという考え方が強い。そして大企業を国有化すれば、すべて問題は解決するとされてきたのだが、それがソ連の解体によって見事に破綻したにもかかわらず、なお"大企業信仰"だけは根強く残っている。

マルキシズムの弊害というべきなのか? 国民性ってやつか?

東京電力が倒産すれば、東京電力に巨額の融資をし、さらに東京電力の株式や社債を所有している銀行は大打撃を受ける。
そこで当居電力のメインバンクである三井住友銀行が中心になって東京電力を倒産させないように工作した。
そういう状況のなかで当時の菅内閣は「原子力損害賠償支援機構法」」を作って、政府が損害賠償に当たるという政策を打ち出した。この法案は国会で成立して、「機構」ができたが、ありていにいって、これは「東電救済」であると同時に「銀行救済」のためということができる。しかも、このような「機構」を作っても、これで問題は解決しない。被害者に対する損害賠償金は膨れ上がるばかりだし、そして事故の処理と除染にも何兆円もかかる。安倍内閣は除染費用を全額、国が負担するという方針を打ち出しているが、さらに中間貯蔵施設の建設費も国が負担するとしている。


つまり先に引用した古賀茂明の意見に準ずるものだろう。「国が負担」って、要する税金で支払うということだ。

かつて終身雇用、年功序列賃金、企業別組合を三本柱としていた"日本的経営"は崩れ去り、"リストラ"という名の人員削減と大量の非正規社員によって企業組織は揺らいでいる。
それは、もはや会社人間"の時代ではない、ということを示しているのだが、しかし、まだそれにしがみついている"会社人間"も多い。

古代ギリシャにおいて奴隷は"労働(レイバー)"をしていたのに対し、職人や芸術家は"仕事(ワーク)"していたという。(ハンナ・アレント『人間の条件』)

やっぱり本書は著者の意見より引用の方に見るべきものが多い。

最後に、東京電力はこれからどうなるのか、そして10電力会社はどうなるのだろうか。その見通しはむずかしいが、少なくとも現状を維持することはできない。にもかかわらず政府は現状を維持しようとしている。
そこからさまざまな問題がこれからも起こってくるだろうが、それについて読者はこの本を参考にして判断していただきたい。(あとがき)


少なくとも、Morris.はこれを参考にして判断する能力に欠けてるようだ(>_<)

2015/03/11(水)●東北大震災から4年
6時起床。
今朝の血圧は190/107/75。
あれから4年。ニュースは朝からそのことを報じているが、復興の遅れが目立つ。道路や鉄道、建物などのハード面では復興の進行が見えなくもないが、被災者の物的、心理的被害はほとんど解決していないように思える。
そして福島第一原発の廃炉作業は遅々として進まない。それも表面的な部分だけで実際の作業内容などはほとんど公開されていない。20万人以上が自宅に帰れず避難している上に、見通しもたたない。汚染水の流出も知らんふりでコントロールできてないことは明白である。こんな状態で原発再稼働などとのたまってる政府と、それを容認する人びとがいるということが信じられない。
午後、自転車で金沢病院へ。いつもの降圧剤もらいに行ってるようなもの。待合時間に東京での追悼式典の中継見ながら釈然としないものを感じていた。
そのまま灘図書館、水道筋回って5時帰宅。
今日の歩数は2426歩。

六甲道夕景 

紅梅かな?と思ったが 

杏(あんず)だった 

猫影 

雉&トラ 

寿司屋の寄り目猫 

2015/03/10(火)●サランバン会
6時起床。
今朝の血圧は166/81/67。
朝の3点セット。
久しぶりにKBS2ラジオで「チュヒョンミラブレタ-」聴く。相変わらず落ち着いた話しぶりで、今日はコセンチュイ(花冷え)の話題から。しかし一度聞いて内容の理解には程遠い。これをICレコーダに録音して聴き取りの教材にすることを思いつく。ついでにニュースや天気予報も録音してみよう。
今夜はサランバン会。大阪中央図書館に寄ってから、洪ママの見舞いに、と思ってたが、歌麿会長から見舞いの前に軽く一杯とのお誘いがあったので、4時に鶴橋駅で待ち合わせ。栗崎さんも先に来てた、今日は鶴橋市場の「宮廷(クムジョン)」に。ここのママも気さくで楽しい。ヨンジャさんとギョンヒさんもやってきてマッコリ、ソジュで宴会モード。チヂミ、テグタン、キムパなどいただき、持参のミニギターで数曲歌う(^_^;) その後4人で洪ママの見舞いに。ママは顔色もよく元気そうだった。
6時半にサランバン会会場ジュンに。高森さんと丸本旦那だけが来ていた。丸本嫁はまた体調壊して明日から入院とのこと(>_<) うーん、ちょっと心配。恒例化の波はサランバン会にも顕著で、身辺でいろいろ問題が生じてるようだ。Morris.も例外ではなさそう(^_^;) 榎本さん、増田さん、シャンソン歌手のちーちゃんも久しぶりに顔を見せて美声を聴かせてくれた。今日の参加者は8人だったが、他の客も入って店は満員状態。10時半までしっかり飲んで(例によって榎本さんからビール攻勢)歌って10時半過ぎに榎本さんと店を出る。
環状線、弁天町で目を覚まして(>_<)、大阪に引き返し、零時半帰宅。
今日の歩数は4144歩。

昨夜のチュヒョンミ 

昨夜のチャンユンジョン 

「宮廷(クムジョン)」で 

テーブル下の漬物 

鱈鍋(テグタン) 

洪ママお見舞い 

サランバン会 

熱唱歌麿会長 

会長は忙しい 

大胆な構図 

両手に団子? 

帰り道の猫 

【復興<災害>】塩崎賢明(よしみつ) ★★★★ 2014/12/19 岩波新書1518。
1947川崎生れ。立命館大学教授、神戸大学名誉教授、都市計画・住宅会議理事長、兵庫県震災復興研究センター共同代表理事、阪神・淡路まちづくり支援機構代表委員。

須磨図書館で見かけて、新長田の再開発に関する部分に引き込まれそのまま熟読してしまった。

阪神・淡路大震災から20年。その痛恨の教訓は生かされず、今また「復興」の名のもとにもたらされる災害が東北を覆っている。(カバー袖)

先日20周年を迎えた神戸地震の罹災者としては、東北大震災もそれとの繋がりで見てしまいがちのMorris.だが、本書は、やはり両震災後の動向を比較しながら具体的な問題点を明らかにしている。実に有益な一冊だった。

災害で運良く命を取り留めた人たちには、家を再建し生活を取り戻す「復興」という長い時間が待ち構えている。災害の発生や緊急対応は数時間から数日の勝負であるが、復興は数年から10年以上の長い過程である。その間に、力尽きて命を落としたり、家庭が崩壊したり、町や村が衰退したりすることがある。こうした災害後の被害を「復興災害」と呼ぶ。被害を少なくする減災のためには、事前の防災対策や緊急対応だけでなく、復興災害を防ぐための取り組みが欠かせない。それが本書のテーマである。(はじめに)

目的意識がはっきりしてる。

第一部 復興の20年--阪神・淡路大震災のいま

阪神・淡路大震災の仮設住宅(48000戸)の費用は撤去費を含めて1920億円。本州四国連絡道路等2467億円、地下鉄海岸線建設2350億円、関西空港二期埋立8326億円、神戸空港建設2494億円といった巨大インフラ整備プロジェクトと比較すればその差は歴然としている。
結局、復興には多く見て約11兆円しか投じなかったのに、16兆3000億円を復興に使ったかのように装い、多くの資金がインフラ整備やハコモノ事業に投じられ、生活再権が後回しにされ、その結果、さまざまな「復興災害」をもたらしたのであった。(復興事業費は何に使われたのか)


あの時点で何でこんな時に神戸に空港作るんぢゃ??、と疑問を覚えたが、しっかり赤字垂れ流しの存在になった今日、改めて怒りを禁じ得ない。

震災障害者の一つの重要問題は、震災でかろうじて生き残ったにもかかわらず、その後の復興過程で支援策がほとんどおこなわれてこなかった点である。「生きてるだけましやろ」といった言葉を投げかけられた経験や、自分から障害の問題を口に出せず、ながらく苦しんできた。(忘れられてきた震災障害者)

これは先月テレビで特集されてたが、理不尽なことの一つである。

「"孤独死"とは単なる「独居死」ではない。貧困の極みにある一人暮らしの慢性疾患罹病者(アルコール依存症も含めて)が、病苦によって就業不能に追いやられ、次いで失職により生活崩壊という悪性の生活サイクルに陥り、最終的には持病の悪化、もしくは新たな疾病の合併が引き金となって、死に追いやられるケースがあまりにも多い。」(額田勲『孤独死』2013)

Morris.にとって、他人事とはとても思えない(>_<)

神戸市長田区の新長田駅南地区開発事業(20ha)は、阪神・淡路大震災の復興都市計画事業のなかで最大のものであり、他の事業が完了するなかでいまも大きな困難を抱えている。
新長田の再開発事業は、いわゆる第二種再開発事業で、管理処分方式をとっており、神戸市が地区内のすべての土地を買収し、44棟のビルを建設する計画である(総事業費2710億円)。2014年6月現在37棟が完成新、1棟が設計中、6棟が着工予定である。
2007年末の外部監査報告によれば、先に完了した六甲道地区でも新長田地区でも巨額の赤字となっている。
この資料では本来売却するべき保留床を賃貸に回しており、その分を資産として計上しているため、見かけ上の赤字は六甲道地区で14億円、新長田地区で92億円となっているが、実質的には六甲道で110億円、新長田では313億円の赤字となる。
しかし困難な状況になっても、事業者側には、何年かかっても事業を遂行していけばよいという、惰性に陥る危険性がある。とくに第二種再開発事業では、すべての土地は買収済みであるから、地権者に被害が及ばないという面もある。担当者はどんどん変わっていくため、直接の責任感も希薄になる。こうしたことから、事業見通しがつかなくても、どんどん突き進んでいく構造がある。新長田再開発事業の完了予定は当初は2003年度末であったものが延長されて15年末とされていたが、さらに延長され17年度末となった。実に震災から23年後である。
今後の建設もさる事ながら、現状での大きな問題はすでにでき上がっているビルの管理運営である。
再開発ビルの資産価値は極端に下がっており、値がつかない。
再開発ビルの床価格はあって無いようなもので、買い手がつかないのは当然である。空き床にしておくより、たとえ1円でも収入がある方がまし、との判断ででたらめな建物管理が行われたのであろうが、結局これでは、行政が自らビルの不動産価値を破壊しているのである。そしてその弊害は行政自身に直接向かわず、再開発事業に従ってビルの床を購入させられた地元商業者が一身に被っているのである。
再開発ビルの管理運営を行っているのは、市の第三セクター「新長田まちづくり株式会社」であるが、この管理会社のデタラメぶりはこれにとどまらない。
各商店は売上がなくても、税金や管理費を支払わなくてはならず、大きな負担である。商業者は住宅の9倍もの管理費を負担させられていることが明らかとなった。
まちづくり会社は、ビルの管理者であると同時に管理会社であり、管理業務を自分自身に発注するという異常な形になっており、その支出内訳を一切明らかにしない。
新長田再開発は第二種開発事業という強権的な事業手法がとられ、事業区域のすべての土地建物は行政に買い取られることが初めから決まっており、住民の意見がどうであろうと行政の思い通りに事業を実施できるのであった。地元業者は地区から転出するカビルに入るかの選択肢しかなく、地域が神戸市の西の副都心に生まれ変わって発展するという市の言葉を信じて、借金しながらビルに入っていったのである。
通常、駅前再開発は1~2haの規模で行われるものが多いが、それでも事業に長期の時間を要し、多くの商業者は転出するし、でき上がった後の再開発ビルでの営業にはどこも苦労している。さしてポテンシャルがあるとは思えない長田の地域で40棟にも上るビルを建設するのはまさに常軌を逸しているとしか言いようがない。
加えて、完成したビルの管理運営が第三セクターの新長田まちづくり株式会社に一括して委ねられ、ずさんな運営が行なわれるという状況が長く続いた。この管理運営の実態が明らかになったのも、地元商店主たちの努力によってであり、震災後15年を経た時点であった。
市の担当部長はいまなお、この再開発の失敗を認めようとはせず「商業の課題は震災前からあって……再開発事業がおかしいということではない」という。しかし、再開発ビルに入るにあたっての巨額の借金や、ビルの不動産価値の崩壊、でたらめな管理費の徴収などは、再開発事業によってもたらされた以外の何物でもない。
まちの特性(ポテンシャル)に見合わない、巨大なハコモノ事業に商業者を巻き込んで、この結果をまねいたのは、まさに再開発事業のもたらした復興災害というべきであろう。(新長田駅南地区再開発)

かなり長々と引用してしまったが、Morris.はこの章を3回読んだ。長田にはよく足を運ぶのだが、震災前と後との風景はまるで違ってしまったし、はっきりいって、無茶苦茶である。いくらなんでもあそこにあんなハコモノ作って、やりたい放題で利益だけふんだくって、震災被害者を踏みにじった行為は、犯罪というしかない。

第二部 東日本大震災--いまとこれから

2011年6月20日に成立した東日本大震災復興基本法は、復興の基本理念や復興資金、特区制度、復興対策本部と復興庁の設置に関する基本事項を定め、「東日本大震災からの復興の円滑かつ迅速な推進と活力ある日本の再生を図る」ことを目的とした。復興の目的を、東日本大震災からの復興だけでなく、日本再生にも置いた点が極めて重要である。

この法案は民主党政権下での法案成立だが、ねじれ国会を反映して自民党と財界の意向を色濃く反映したものである。安倍晋三の先祖返り的「日本再生論」の根っこがここにも埋め込まれたということだろう。
(東日本大震災復興の枠組み)

城壁で囲まれたようなまち、海の見えないまちになって、将来の街の発展はあるのかといった危惧がすでに住民から出されている。また数百kmにわたって三陸海岸を巨大防潮堤が覆う事業は、海岸地域の自然を著しく破壊するという指摘もなされている。ほんらいであれば、十分な環境アセスメントがなされなくてはならない大事業である。十分な検討のないままに、予算が確保されたからといって巨大事業が展開され、人びとの生活が戻らない街になってしまっては、本当の意味で復興とは言えない。(住宅復興とまちづくり)


自然災害をふせぐために、自然を遮断するというのは、どこか根本的に間違っていると思う。

復興増税は2011年11月に決定したが、これは震災から8ヶ月も経ってからのことである。野田財務大臣(当時)は復興予算には増税が必要との立場に固執したという。「増税なくして復興なし」という立場である。当時、大船渡市の復興計画策定に関与していた筆者の経験でも、夏ごろには計画の大枠は固まっていたものの、予算的なめどが全くたたないことから、決定を先延ばししたのは事実である。
このような経過でようやく決定された増税をもとに組まれた復興予算にもかかわらず、その後それが被災地以外に流れるという形に事態は発展していったのである。


社会党の村山、民主党の野田は党にとってのA級戦犯である。自民党に籠絡されてたとしか思えない。

「活力ある日本の再生」というフレーズを金科玉条として、「東日本大震災を教訓として、全国的に緊急に実施する必要性が高く、即効性のある防災、減災等のための施策」を実施すると謳っている。こうして、被災地以外での事業も復興事業であるという、合法的なしかけがつくられたのである。(復興予算の流用)

合法的な犯罪は犯罪にならない? 犯罪を正当化するための法律は、非合法犯罪よりたちが悪い。

第三部 阪神・淡路、東北から"次"への備え

災害復興施策全般において、生活の質の確保に対する軽視がある。言いかえれば、災害で何もかも失なった被災者に対して、健康で文化的な生活を保証するにはどうすべきかといった姿勢が欠如している。被災者の生活の質を重視すべきだという指摘は阪神・淡路大震災の時にもなされていたのであって、はじめてわかったことではない。当時、やむなく多少の改善がなされたが、その後系統的に避難所、仮設住宅の改善について研究し、対策を練ってきたのか、なぜ東北の地域に寒冷地仕様でないプレハブ住宅を建てて、追加工事をやる羽目になったのかが問われる。
その背景には、災害復興の施策は、避難民に対する一時的な救恤施策でよしとする思想があるのではないか。災害で被害にあった不幸な者を救ってやればよく、それはほんの一時的なものだという考え方である。そこから、本格的なものは必要でなく、少々のことは我慢すべきだという上から目線の姿勢が生まれる。江戸時代の「御救い米」「お救い小屋」や明治時代の「備荒貯蓄法」のセンスは戦後の「災害救助法」にひきつがれ、仮設住宅は被災者の「収容施設」という位置づけであった。阪神・淡路大震災直後の「自然災害により個人が被害を受けた場合には自助努力による回復が原則」という村山富市首相の発言は、そうした感覚を物語っている。

行政や救援者に「慈善事業」やってるような錯覚が無かったのだろうか?

東日本大震災は、たしかに突発的で過去に例のない特異な複合災害ではある。しかし本来、災害とはそういものであり、一つとして同じ災害はないのである。
結局、平時から非常時にそなえて対応策を準備する専門的な組織が必要なのではないか。火事に備えて消防組織や消防庁があり、戦争に備えて自衛隊や防衛省があるように、災害に備えて「災害・復興省」といった組織があってしかるべきであろう。


日本人の自衛隊への好感度があがった(先日のアンケート結果)のは、復興災害活動が大きな要因だと思う。これは当局の作戦に違いない。しかし、軍隊が救援活動を行うのは違うと思う。

2013年6月に制定された「大規模災害復興法」は内容的には災害復興の全体をカバーしているわけではなく、「大規模災害復興市街地整備法」といった名称のほうがふさわしいだろう。
この法律には一つの危険性が存在する。東日本大震災では津波や原発事故で土地や地域が破壊され、まちづくりをせざるを得なくなったのであるが、今後そういうタイプでない災害の場合にもこの法律が適用され、被災者の生活再建や住宅復興とかけ離れたところで、大規模な市街地整理事業に突入する危険性がある。役所・官僚にとっては、法律制度があり予算がつけば、事業の網をかけて、仕事ができるからである。過剰な復興の被害はすでに阪神・淡路大震災で見たとおりである。
2014年6月決定された政府の国土強靭化基本計画の主眼は東日本大震災の被害に対する国民のおそれを最大限に利用して、その防止を旗印にあらゆる分野でハード整備の事業を展開しようというところにある。民間資本の活用なども視野に入れてはいるものの、全体の牽引車として今後10年間で200兆円といった大規模な公共事業をすいしんしようとするものである。2014年度予算案では3兆3282億円が計上されている。


自己の主義主張のためには何でも利用しようとする政治家のやり方だな。

東日本大震災の経験から、原発震災を避けることは、死活的に重要である。
原発に「世界最高水準」の安全性を求めるといった議論があるが、ほとんど無意味と思われる。一体、何をもって「世界最高」というのか。世界第二位とくらべてどれほど安全となるのか。地震や活火山がおおく、狭い国土に55基者原発が存在する日本は、世界的に見てもけた違いに危険な状況にある。
大地震の回数(最近100年間に発生した死者千人以上の地震)と原発の個数を、国土面積あたりで比較してみれば、日本の[地震×原発]の指数は38.09で、世界の度の国よりも数百倍ないし無限大の危険性を備えている。仮に原発が1基になったとしても、指数は0.69で、第二位のパキスタンの7.7倍であり、世界一危険であることに変わりはない。狭いこの国では、国土を安全で強靭にするには原発をゼロにするしかないのである。(次の備え)


これまで原発震災に関する本をいろいろ読んできたが、上記引用の論じかたは実に明確でわかりやすかった。
Morris.は、東北大震災では、ついつい福島原発事故に力点をおいてしまい、地震、津波被害のことをないがしろにはしないまでも、目をそらしてきたきらいがある。本書を読んでそのことに思い当たった。
いつものことながら視野の狭さでは人後に落ちないMorris.である(>_<)

2015/03/09(月)●センター古本市設営
7時起床。
今朝の血圧は168/77/68。
3月14日から始まる六甲学生青年センターの古本市。今日が会場設定で、Morris.は毎年ボランティアでお手伝いしてる。
これまでいろいろお世話になってるからね(^_^;)
今年で18回目ということは、神戸地震の2年後から始まったことになる。ここ数年は、Morris.はもっぱらミカン箱利用の簡易本棚作りである。これも館長の飛田さんの発案で、足りない本棚を何とかしようということで始めたもので、仕事柄Morris.が担当になった。波戸さんや河南さんなど常連のほか、今日は若手の学生が多く手伝いに来てくれてた。鹿嶋さんも手伝いに来てて、久しぶりに会うことができた。また近々キューバに行くらしい。
いつもは午前中本棚の組み立てで時間取られるのだが、前回分解せずに裏に保管してたから、簡単に設置できた。此れは大正解。ところが、Morris.の作業する部屋が無くて(午前中予約満杯)、午後からの作業ということになってしまった。
昼は雨の中、事務所のパクくんと大衆食堂で昼食。何かこれも古本市設営時の恒例行事みたいになってる。
午後からはせっせとダンボール本棚作り、8本ほど作って打ち止め。
結局今日は午後5時過ぎまでみっちりセンターで勤労奉仕したことになる。
雨の中ぷらぷらと歩いて6時過ぎ帰宅。
今夜の歌謡舞台1408回は"사랑의 변주곡愛の変奏曲“

1) 밤차夜行列車/이은하イウナ
2) 임은 먼 곳에貴方は遠い処に/주현미チュヒョンミ
3) 사랑은 창밖에 빗물 같아요愛は窓の外の雨のように/장윤정チャンユンジョン
4) 빗속을 둘이서雨の中を二人で/오승근オスングン
5) 내게 남은 사랑을 드릴게요残った愛を捧げよう/김지연キムジヨン
6) 봄비春雨/박혜신パクヘジン
7) 봄날은 간다春の日はすぎゆく/박애리パクエリ
8) 세월이 가면時が過ぎれば/신유シニュ
9) 난 아직도 널私まだ貴方を/작품하나作品一つ
10) 그 사람 이름은 잊었지만その人の名は忘れたけど/진성チンソン
11) 보고 싶은 얼굴会いたい面影/조정민チョジョンミン
12) 서울야곡ソウル夜曲/남일해ナムイルヘ
13) 꽃길花道/장태희ジャンテフィ
14) 연분홍 사랑桃色の恋/강민주カンミンジュ
15) 이별의 종착역別れの終着駅/조항조チョハンジョ
16) 날개翼/이애숙イエスク


初っ端からイウナ、チュヒョンミ、チャンユンジョンの3連発\(^o^)/ 3曲とも大好きな歌というのも嬉しかった。1) 밤차イウナの持ち歌だが、2) 임은 먼 곳에はキムチュジャ、3) 사랑은 창밖에 빗물 같아요はヤンスギョンがオリジナル。2)はスタンダードナンバーみたいなものだが、3)を他の歌手が歌うのは珍しい。ヤンスギョンなら「貴方は何処に」「見つめられない貴方」「愛は冷たい誘惑」あたりがよく歌われる。個人的にはチョンヨンノク作曲のこのナンバーは好みだからいいけどね。でも、チャンユンジョン、たまには自分の曲を歌って欲しい。
9)のチャップンハナは釜山の大学の女性デュエットで、江辺大学歌謡祭の入賞曲である。11)ポゴシプンオルグルはミネギョンのオリジナルだが、先日ひさしぶりに別番組に出演してたのを見てた。是非また通う舞台にも出演して欲しい。12)はヒョンインの名曲だが、若い女性手風琴奏者がバックでいい感じだった。
今回は最初の3人だけで二重丸。ということで、★★★★。
今日の歩数は6803歩。

白山茶花 

本棚組立済(^_^) 

文庫の選り分け 

Morris.担当ミカン箱本棚 

何とか格好がつく 

寿司屋の白 

2015/03/08(日)●新名神の空
4時半起床。
今朝の血圧は163/84/74。
奥井さんら4人で日進市のアメリカ向け船便ピックアップ現場。早朝の新名神の車窓から朝霧や雲の変化を楽しめた。
名古屋から二人ヘルプも入って、昼食抜きで1時過ぎ作業終了。
4時過ぎ倉庫着。
今日の日曜美術館はイコン画家山下りんの特集。ロシア正教(ハリストス教会)に飾られている天使や聖母子像などがイコンだが、本来は古い作品の忠実な模写で署名も許されないものらしいが、研究者によってりんの作品は300点が確認されているとか。ハリストス正教会は函館に最初に建てられ、東北に多く存在しているらしい。
東京のニコライ堂や京都の教会の建物には興味を惹かれたが、うーーん、Morris.は宗教画そのものが苦手な部類である。まあ、イコンは信者のためのものだからね。
今日の歩数は4382歩。

朝靄 

畝雲 

山影 

煙雲 

群雲 

好みの螺旋階段 

2015/03/07(土)●湖北水鳥公園あたり
6時半起床。
今朝の血圧は205/97/77。
久しぶりの仕事というと雨が降る(^_^;) 雨傘さして摩耶倉庫に。途中摩耶ランプで乗用車とトラックの衝突事故、まあ命に別状はなさそうだった。
奥井さんと二人で、長浜の台湾向け船便ピックアップ現場。お客さんの都合で午後1時作業開始ということで、早めに琵琶湖東岸の水鳥公園近くの道の駅で休憩兼昼食。小雨の中しばらく散策。鴨や鷺や川鵜などさすがに鳥影が濃い。
2階建ての「野鳥センター」には、望遠鏡や双眼鏡がズラリと並んで、窓越しに野鳥観察が楽しめるようになっている。いやあ、最近の望遠鏡というのは、明るくてすごく綺麗に見える。木の枝に大きな鳶の巣作りを見ることができた。バードカービングやってた鹿島の永尾敏くんがここに来たらどれだけ嬉しがるだろう。
作業は1時間ちょっとで終了(^_^)
4時半倉庫着。
5時帰宅。
BSジャパンで寅さん第9作「柴又慕情」。マドンナ役の吉永小百合は27歳で、寅さんシリーズには2年後の13作に再度登場する。でもやっぱりMorris.は、寅さんのマドンナは浅丘ルリ子とそして倍賞千恵子の二人しかいないと思っている。
明日は4時半起きで、日進市現場。早く寝なくては。
今日の歩数は5200歩。

朝摩耶ランプで事故が 

三上山 

伊吹山 

水鳥公園#1 

#2 

#3 

ずらり並んだ望遠鏡 

実際はもっとよく見える 

剥製やら彫り物やら 

熊鷹(剥製) 

雨蛙 

ウスタビガの繭 

2015/03/06(金)●電子マニュアル(>_<)
7時半起床。
今朝の血圧は171/83/67。
国会中継にまたNHKの籾井会長が出てた。相変わらずの態度で、顔見るだけでイヤな気分になる。早くやめてもらいたいものだが、もう一年近くになるのかな。憎まれっ子世にはばかるぢゃ(>_<)
いまさらながらだが、現在メインに使ってるコンパクトデジカメ(Canon PoweShotSX700HS)は去年の11月初めに買ってから4ヶ月たつが、もともとユーザーガイドがついてなかった。「かんたんガイド」というの薄っぺらなものだけ(写し方は2ぺーじくらい(^_^;))で、詳しいマニュアルはWebサイトからダンロードするようにと書いてあった。今でも仕事中に使ってる前機(SX280HS)には、300p以上のガイドがついてた。まあ同じシリーズで、使い方は大体同じだろうということで、そのまま使ってきたが、マニュアルモードなどで、微妙なところがわかりにくくて、初めて、ネットで電子マニュアル(PDFファイル)見ることにしたのだが、やっぱり活字人間のMorris.には、見にくい事この上ない(>_<) 価格抑えるための措置かも知れないが、やはり、マニュアルを付けないというのは感心できない。とりあえず、マニュアルモード(ややこしい)でのシャッタースピードと絞りの切り替えや、ピントの合った部分に色を付ける機能などなんとか使えるようになった。
昼から歩いて六甲道方面に。灘区役所、灘図書館、水道筋まわって3時半帰宅。
国会中継では維新の党が安部首相の「アンダーコントロール」発言に突っ込んでたけど、残念ながら迫力不足というか、本気が感じられなかった。
今日の歩数は10082歩。

左66p 右306p 

断食修行 

枯薊 

大河原町の黒 

白菫 

照光寺の黒 

水道筋駐車場猫C 

同A 

倉石通雉 

【キライなことば勢揃い】高島俊男 ★★★ 2001/01/20 文藝春秋。
「お言葉ですが 5」である。このシリーズは週刊文春に連載されたもの。その前の「本が好き、悪口いうのがもっと好き」が面白かったので最初に単行本になったのを読んだが、ちょっと肩透かしで、このシリーズの続きは読まずにいた、その後「中国の大盗賊」を読んでこれまたすごく感心したことを覚えている。それなのに、結局あまり読まなかったのは、どこか保守的姿勢が鼻についたからかもしれない。結局このシリーズは10冊まで文藝春秋から出され、その後別の出版社から数冊出ているようだ。

本を書く人や講演をする人にも、むずかしいのが高級だと思っている人種は多い。
日本人がいなかものなのである。かつては支那に対して。明治以後はヨーロッパに対して。
日本人が勝手に、漢字や英語をあがめ、それを多少解してわけのわからぬことをいう日本人を尊敬し、自分たちにもわかることを言う者を「あの人は程度が低い」と軽視してきたのである。(去年の一番)

これはたしかに、日本人によく見られる傾向だ。Morris.の「サンボ通信」巻頭歌集が難解だったのも、これを意識してたからかもしれない。

気色が悪いと言えば、ちかごろ最も気色わるいのは「ふれあい」というやつだ。
これも「金属と金属がふれあって澄んだ音を出す」とか「偶然手がふれあって顔を赤らめた」とかは以前からある。これは即物的な「ふれあう」だ。
そうではなくて「親と子のふれあい」だとか「地域住民のふれあい」だとかいう言いかたができてきたのはいつごろからだろう。これをまた「ふれ愛」と書いてあるのを見たことも一度ならずある。あたしゃこういうのを見ると背筋に氷水を入れられたような感じがする。
近刊の『学研原題新国語辞典』が「ふれあう」を立てていて、「たがいにわかりあったような気持ちになる」と説明してあった。これは傑作だ。筆者の「嘘っぽいことばだ」という皮肉な判断がよくあらわれている。(ふれあい図書館)

こういうことば(いやし、やさしさ、ふれあい、まちづくり、いのちとくらし、思い出づくり、参加、交流、感動)を見ていると、日本の社会全体が小学校の仲よしクラスになっちゃったような気がしてくる。いかにも善良で、幼稚である。自分にさえ邪心がなければ世のなかにわるい人なんかあるはずがない、と思っているらしい。そのつもりで世界へ押し出して行くのだからあぶなっかしくもある。(みんな仲よくあたたかく)


本書のタイトルにもなってる、キライな言葉だが、Morris.もこの手の言葉は苦手だな。しかし、こういったことを言ってると、ある種の人々からキラワレることを覚悟しておかなくてはならない。

(気性は)もちろんキセイとよむ。記憶力のことである。「頭脳名敏記憶力抜群」では調子がととのわないから「記性抜群」とした。
明治の青年たちを感奮させた中村正直訳『西国立志編』の一節を引いておきましょう。
<翰達(ハンター)は、最も勤めて鈔録を為し、記性の不足を補ひしなり。>
記憶力に自信がないので、本を読む際はせっせとノートをとった、ということですね。(電話を入れる)

「気性」といえば「キショウ」としか読めなかったMorris.だから、「もちろんキセイとよむ」と言われてもなあ(^_^;)
西国立志編(スマイルズの「自助論」ね)からの引用が、まさにMorris.のことを書いてるみたいだったので、思わず孫引きしたくなったというだけ。

立花隆さんが『文藝春秋』に連載中の「私の東大論」に「国体」についての要を得た説明があったので、引用させていただきます。
<国体という言葉は、もともとは、国がら、国ぶりといった意味から、国家の体制(政体)の意味にいたるまで幅広く用いられてきたが、ある時期から、天皇制そのもの(といっても政治的権力機構としての天皇制ではなく、ときどきの政治権力のあり方がいかに変ろうとも、その上位に伝統的宗教的権威としての天皇が連綿として存在しつづけ、それが世俗権力の権威を認証するという形で政治権力に正統性(レジティマシー)を与えるというメカニズム)を意味するようになる。>(コクタイ談)


「国体」といえば今頃の人は「国民体育大会」としか思わないだろうが、国家体制的国体の立花流解説はわかりやすく妥当だったので、これも孫引きである。

呉音と漢音とは種々の対応がある。その一つに、呉音のn音と漢音のd音(もしくはj音)との対応がある。
たとえば「男子」の「男」と長男の「男」とは意味はおなじことだが、「男子」はd音のダンで力強く、「長男」はn音のナンでやわらかい。同じ「老若男女」でも漢音でロウジャクダンジョと言うとつよく、呉音でロウニャクナンニョと言うとやわらかい。「美人」「美女」も漢音のビジン、ビジョは音がきたないが、呉音でミニン、ミニョと言うとうつくしい。
「日」もこの対応を持つものの一つで、漢音のジツはかたく、呉音のニチはやわらかい。
「日本」という表記はずいぶん古くからいくらでもあるが、さてこれを口でどう言っていたかとなると、俄然資料がとぼしい。しかし平安時代には漢音が正音であったのだから正式には「ジッポン」であっただろうし、それはその後もつづいていたはずだ。
これ(『日葡辞書』)を見ると、「日本」は「ジッポン」「ニフォン」「ニッポン」と三ヶ所に出ている。江戸時代のはじめごろまでは、ジッポンはまだ生きていたことがわかる。
ジッポンは江戸時代二百数十年のあいだに消えうせてしまった。ジッポンだけでなく、上に「日(じつ)」のつく語は枕を並べて討死している。
いまや上につく「日(じつ)」はかろうじて「日月(じつげつ)」だけが生きのこっているがが、これも「日月(にちげつ)」に負けて余命いくばくもなさそうだ。(消えたジッポン)

「呉音のn音と漢音のd音」うーむ、なるほど。こういうあまり役に立たない知識は好きである。
韓国語で「美人、美女」は「ミイン、ミニョ」である。日本語より響きが美しいと思ったことを思い出した。
「日」は韓国語では「イル」、「日本」は「イルボン」である。中国語のイーベンに近いのかな。

常用漢字にはいっていてもむずかしいばあいはいくらもある。この間(あいだ)かこの間(かん)か、体(からだ)か体(たい)か、数(かず)か数(すう)か、一月(いちがつ)か一月(ひとつき)か、人気(にんき)か人気(ひとけ)か、等々。上の例(「使う方」)なんぞは「方」というやさしい常用漢字だが、発言者御当人以外はおそらくだれにもわからない。
ただし「使う方」にふりがなをつけろというのではありません。「使うかた」「使うほう」とかなで書けばよいのである。(「使う方」ではわからない)

「方」という漢字はたしかに「ほう」と「かた」では意味が変わってくるから、ひらがなで書くというのには賛成できるが、上の引用だけでもわかるとおり、漢字で書いてもさしつかえないところをやたらひらがなで書くという高島の文体はあまり好きになれない。

自著『水滸伝人物事典』に「換骨脱胎」と書いたところ、「換骨奪胎」の間違いではないかという指摘を受けたことから発して

中国では「脱胎換骨(トータイホワングー)」と言う。日本では逆にして「カンコツダッタイ」と言う。だからちゃんと日本流にひっくりかえしておいたのに、それでもまだまちがいだと言われたんじゃ立つ瀬がない。

日本では換骨奪胎しか辞書に載っておらず、中国の辞書や文献に当たっていないと、日本の辞書をくさしているところなども、重箱の隅をつつきすぎと思えなくもない。

いろいろとMorris.の知らないことを教えてくれるという意味では、嫌いなタイプの本ではないのだけど、続けてよむのは避けておこう。


2015/03/05(木)●散歩散髪散見●
6時半起床。
今朝の血圧は188/89/67。
午前中は部屋でゴロゴロ。
韓国で、駐韓アメリカ大使が世宗文化会館で、韓国人男性に刃物で襲われ80針縫う傷を負ったというニュース。韓国人の反米意識の表れかと思ったが、これがどうも、反日の横滑り(>_<)という続報もあって、何かよくわからなくなった。
加害者は竹島問題、前に日本大使に石を投げて執行猶予中だったという情報も。
午後元町の阪神理容まで歩いて散髪。初めての爺っちゃんだったが、とりあえず言ったとおりに刈りあげてくれた。例の元町駅地下有楽名店街(阪神理もその中にある)再開発立退き反対の署名はそこそこ集まっているものの、おっちゃんらの話では「一年でも長く営業できればいいけどね」と、かなり弱気である。
その後、ジュンク堂冷やかし、三宮図書館にも寄って、結局帰りも歩くことにした。
旭通の猫場はコインパーキングになってから猫の姿もほとんど見かけなくなったが、今日はトラが一匹いた。
大安亭の八百屋は休みだったが、猫は二匹いた。そして、魚屋隣の駐車場には3匹がいた。しばらくMorris.@Catographerモード。今日は風が冷たくて寒かったけど、やっぱり3月になると猫も動き出すようだ。
ちょこちょこと買い物して5時半帰宅。
4chの「プレバト才能ランキング」見る。夏井いつきの俳句コーナーがなかなかに面白い。今日はベッキーが最低評価でボロクソに言われてたので気持ちよかった(^_^;) これって、俳句会などでは大いに話題になってるだろうな。番組だから、ヤラセ的な部分もあるのだろうが、俳句界にとってもエポックメイキングな番組になるかもしれない。微ニ入ルソウルの杉山さんも、俳句とエンターテインメントの出会いだと評価してた、と思う(^_^;)
今日の歩数は7441歩。

阪神元町有楽名店街 

頭すっきり? 

旭通駐車場トラ 

旭変電所 

大安亭八百屋猫 

同じく 

大安亭駐車場三毛 

黒 

バイク雉 

2015/03/04(水)●観梅離宮公園●
6時半起床。
今朝の血圧は185/87/71。
朝風呂浴びて、
10時過ぎのJRで鷹取に出て、3ヶ月ぶりに須磨離宮公園に向かう。駅北のマルハチで弁当と日本酒(300ml)買って、天井川高架下の広場で以前顔見知りになったおっちゃんがいた広場に寄ったけど、戻ってる気配なかった。前回テントごと引き払ってたけど、暖かくなったらまた戻るかとも思ったのだが、なかなか難しいんだろうな。
途中、前にも覗いた浄徳寺に立ち寄る。ここは白いパゴダがあって、内部にインド風の仏像がある。裏手の墓場には、なかなか風情のある石仏もあった。
11時過ぎに離宮公園東口から入園。梅園は紅白の梅がほぼ満開で、平日なのに結構な人出だった。写生に来てる絵画グループも見受けられた。近場の梅園では、岡本保久良山が規模も大きいけど、ここは手入れが行き届いてるし品種も多い。Morris.のいなかの御船山の麓に割りと広い梅林があって、幼少のみぎりには、毎年花見を楽しんだことを思い出す。桜に比べると梅は地味めだが、香りもあるし、これはこれで良いものである。ここで花見て一杯&食事済ます。
温室ではシクラメン展やってた。この花は日本では、布施明の「シクラメンのかほり」(小椋佳作詞作曲)でいっぺんにポピュラーになった観がある。ネットで調べたら(^_^;)1975年のレコード大賞だった。40年前かあ。タイトルの「かほり」は正しくは「かをり」ぢゃないか、とか、「真綿色」てのはどんな色で、シクラメンにそんな色あるのか、とか、作者が北原白秋の作品からパッチワークしたとか、いろいろ話題には事欠かないようだが、売れたもん勝ちということか。温室には原種も展示してあったが、Morris.は最初、菫と思ってしまった。
シクラメンの名前はサイクル由来するらしい(花が落ちた後茎が螺旋状になるため)が、英名saw breadから「豚の饅頭」という和名が付けられた。これはあんまりだと、牧野富太郎が「篝火花」と命名したが、結局和名で呼ばれることはほとんどない。
今日はミニギターも持ってきたので、いつもの一番奥の小庭園でしばらく遊ぶ。やっぱりちょっと寒いし、サボってたからいまいち指が動かないし、声も出ない(>_<)
大噴水のある大庭園にも回ったが、薔薇は見事に剪定されて、丸裸である。
帰りも東口から出て、須磨図書館によって、7時過ぎ帰宅。
今日の歩数は8169歩。

高架橋梁のボタニカルアート 

浄徳寺パゴダ 

石仏多し 

これも

これも 

こkれも(左 馬頭観音?) 

吐水口 

今は無き洋館(室田邸) 

園芸用器具? 

梅見頃 

かわいく300ml(^_^;) 

写生する人も 

落花弁 

温室ではシクラメン展 

絞り咲き 

これが原種らしい 

ブラッシ豆 

薔薇は来月以降(>_<) 

2015/03/03(火)●小さいおうち●
8時起床。
今朝の血圧は171/87/72。
先日録画しておいた映画「小さいおうち」見る。中島京子の原作は楽しく読んだので期待大。監督が山田洋次で、出演がさくら(倍賞千恵子)や満男(吉岡秀隆)とくると、寅さんみたいだが、原作の時代の空気を上手く映像化していると思った。Morris.が一番感心したバートンの絵本とイタクラショージの関係性が単純化されてたのが残念だったし、若奥さま役の松たか子の大根ぶりはたいがいだった(^_^;)。女中役の黒木華(くろきはる)はいい演技してた。やっぱり山田洋次は上手だな。
昼から歩いて三宮図書館方面に。
夕方から雨になったのでJRで7時過ぎ帰宅。
今日の歩数は4896歩。

匂菫 

大安亭八百屋猫 

同じく 

?? 

ルピナス(リリアン)(^_^;) 

ひな祭りバージョン 

2015/03/02(月)●イミジャ&チャン・サイク(^_^)●
7時起床。
今朝の血圧は163/80/74。
午前中は昨日の日記編集(春待ちライブの一部You Tubeアップしたりで時間かかった)。
昼から、神鋼病院のATMによってから王子動物園。今日もまぬうは雌だけが元気に歩き回ってた。裏に回って檻を見たが、雄は、いるようないないような感じ(^_^;)
今夜のKBS歌謡舞台は、特別企画というか、イミジャとチャン・サイク二人だけ(司会なし)で100分というすごい番組である。放送公社開設周年記念番組で2月10日KBSホールで収録されたものらしいが、いや、この二人の垂涎の取り合わせは、Morris.の予想外だった。嬉しいびっくりという奴だね。
ネットスクリーミングの粗い画面で見るのはちょっとつらいが、しかたがない。
歌われた全曲を紹介しておく。*印は原曲のオリジナル歌手である。

1.椿娘동백 아가씨 チャンサイク&イミジャ *イミジャ
2.春の日はすぎゆく봄날은 간다 イミジャ *ペクソリ
3.大田ブルース대전 부르스 チャンサイク *アンジョンエ
4.春雨봄비 チャンサイク *パクインス
5.君に全てを捧げる나 그대에게 모두 드리리 チャンサイク *イジャンヒ
6.ダンサーの純情댄서의 순정 チャンサイク *パクシンジャ
7.十九の純情열아홉 순정 チャンサイク *イミジャ
8.忘れられない못잊겠어요 チャンサイク *キムスヒ
9.女として여로 イミジャ
10.貴方が呼ぶから님이라 부르리까 イミジャ
11.古い詩人の歌옛 시인의 노래 イミジャ *ハンギョンエ
12.軛멍에 イミジャ *キムスヒ
13.空港の別れ공항의 이별 イミジャ *ムンジュラン
14.何メートル前で몇미터 앞에 두고 イミジャ *キムサンベ
15.ホホハダ허허하다 チャンサイク
16.花見꽃구경 チャンサイク
17.野茨の花찔레꽃 チャンサイク
18.キロギアッパ기로기 아빠 イミジャ
19.女の一生여자의 일생 イミジャ
20.島の村の先生섬마을 선생님 イミジャ
21.歌はわが人生노래는 나의 인생 イミジャ
22.光復七十年괭북 70년. イミジャ&チャンサイク


いやあ感動の100分だった。
今日の歩数は5876歩。

苺の花 

原田の森ギャラリー裏駐車場 

幼い葉 

今日のまぬう 雌 

カリフォルニア海驢

同じく 

白熊 

俯せ王様ペンギン 

フンボルトペンギン 

丸葉菫 

紅い芽 

水道筋駐車場猫 



2015/03/01(日)●春待ちライブ●
6時半起床。
今朝の血圧は208/115/71。
朝から結構本降り(>_<)
日曜美術館は「狩野永徳 檜図屏風」の特集というか、かなり傷んでいたこの作品の修復がテーマだった。国宝の修復ともなると、神経の配り方は尋常ではない。その作業は興味深かったのだが、肝腎の永徳の絵がMorris.にはまったく駄目だった(^_^;)
後半のアートシアターで先日奈良県立美術館で観覧した富本憲吉展の紹介があったのがちょっとうれしかったかな。
昼からも部屋でゴロゴロ。
6時過ぎに部屋を出て、JR三宮へ。今夜はバーマティーニの春待ちライブ。午後3時と7時の入れ替え制だったので、Morris.は夜の部にしたのだ。マティーニはビルの地下でそれほど広くないのでメンバー7人と客15人ほどでほぼ満杯状態。
マスターが事故で入院中のため、さわむら社長はカウンターに入って一日マスター状態。
西田(旧姓)さんや、中江くん、去年亡くなった矢野くんの妹さんなどが来ていた。
演奏は中休み入れて1時間半ほど。このところ春待ち見る機会が減ってしまったので、久しぶりで懐かしかった。また夏頃にでもライブ仕様との話も出ていた。デジカメの動画モードで撮影したのをYou Tubeに「春待ちファミリーBAND2015/03/01マティーニライブ」のタイトルでアップ。しゃべりのほうが長いかもしれないけど(^_^;)、まあライブの雰囲気を味わえるかも。
中江くんと六甲道に出て、王将で餃子食べてから、これまた久しぶりにレーヴに。ママは相変わらず元気そうだった。他には女性客一人だけで、ちょうど放映されてた映画や、ドラマの話題でちょっと盛り上がり、零時過ぎに店を出て、ふらふらと水道筋歩いて1時前帰宅。
今日の歩数は5222歩。

ライブちらし 

ワシントン 

この町がイ・チ・バ・ン!! 

このギター欲しい(^_^;) 

バンジョーは勝木さん 

深夜水道筋猫 

【玩物双紙】 新城カズマ ★★★☆☆ 2014/11/23 双葉社。「小説推理」2012-13
「人ではなく、物が語る戦国時代。物らは語る。信長の天下統一は自転車操業だと。戦国大名の争いはショバ争いだと。応仁の乱は、ただ文明を殺したと。そして再び、信長は何と産婆だと。見方を変えると別の歴史が見えてくる。これほど刺激的な歴史小説があっただろうか。新鋭が描く想像力爆裂小説」と帯の惹句にある。
タイトルは書経に出る「玩物喪志-珍しい物や、無駄と思われるようなものに熱中し、本来の志を見失ってしまうことを表す四字熟語」の捻り。これだけでも著者の衒学趣味が伺える。以下の6篇のタイトルもそれぞれに凝っている。

「薔薇と土塊-ある茶器の話」茶入
「断食芸人祭の夜-ある貴金属の話」銀
「乙女たちの奈落、あるいは補陀落-ある機構の話」文車
「第1916号法廷における最終陳述-ある城郭の話」城
「象徴後譚-ある造作物の話」盆山
「時の幕間-ある予測機械の話」六分儀

わずか十二の城。それだけしか残っておりません。そのうち、真の意味で戦国の記憶を失わずにいるのは、たった四つです。彦根城、姫路城、大山城、そして松本城。それだけなのです。(第1916号法廷における最終陳述)

イスラーム。科学の後継者、技術の庇護者、宗教と呼ばれはするが、むしろ思考と論議の体系としてしられるべき、あの壮麗にして喧騒に満ちた一大市場。(時の幕間)

著者はゲーム製作に深く関わっている人らしい。ファンタジーやライトノベルでも活躍してるとか。多才な人物のようだ。他の作品も読んでみよう


 

 

 
















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