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Morris.日乘2013年4月 


Morris.の日記です。読書控え、宴会、散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。


 

今月の標語

体制傍観

【2013年】 3月  2月 1月
【2012年】 
12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月  5月 4月 3月 2月 1月

2013/04/30(火)●東生駒●

6時起床。
今朝の血圧は185/95/82。
昨夜の歌謡舞台、シム・スボンの「クテクサラム」をピアノでジャズっぽく弾き語りしたハンスヨンがなかなか良かった。まあ、大学生のときにこんな曲を作って、ピアノで弾きがたりしたシム・スボンが凄すぎるんだけどね。
雨本降りだったので、傘さして歩いて摩耶倉庫へ。
埠頭に青い大きな貨物船停泊してたので、雨の中で撮影。ATLANTIC GLORYという貨物船で、後でネットで調べたら、2011年建造、全長 x 巾: 180 m X 28 m、、総トン数: 21290, 載貨重量トン: 33472 t、船籍はマーシャル諸島共和国となっていた。
矢谷くんら5人で東生駒のマンション六階の保管と航空便とローカル荷物ピックアップ現場。エレベータが1,2,5Fしか止まらず、六階には階段使うしかない(>_<)
4時過ぎ作業終了。明日からしばらく仕事休みである。何か3月4月は長かった。疲労(と過老(^_^;))で仕事のミスも頻発したし、両肘の痛みの激化、脇下の粉瘤腫…… 
阪神は昨日の憂さ晴らしみたいな試合で11-3の圧勝。
今日の歩数は2954歩。


桜の実 

ATLANTIC GLORY 

敷石の隙間から芽生える生命力 

2013/04/29(月)●結果休養日(^_^;)●

7時起床。
今朝の血圧は202/103/67。
朝の3点セット。
TV大阪の8時半から30分の韓国ドラマ「不屈の嫁」見て、 自転車で三宮図書館に向かう。今日は月曜日だけど、祝日なので図書館は開いてる。あす火曜日が代休になるらしい。
途中旭変電所の雨を通る。結局あのままで補修工事完了らしい(^_^;)
変電所皆R見の金網猫場も覗いたが、今日は猫一匹も見当たらない。裏側に回ったら、白黒一匹だけいたけど、すぐ逃げられてしまった。
本当は、三宮図書館から、中央図書館に回るつもりだったが、何となく疲れが取れてないのと、阪神-広島戦が2時からで、サンTVで中継があるので、今日は休養を兼ねて部屋で野球中継みることにした。サンTVは阪神戦三千試合中継特別企画ということで、試合前にタイガーズOBの特番もあるらしい。
吉田、掛布、真弓、、岡田、中田をゲストにサンTVで放送したタイガーズの試合野ベスト10みたいな企画みたいなもので、特に面白いものでもなかったが、江夏の延長ノーヒットノーラン、自分の本塁打で試合を決めたシーンは何度見ても凄い。
で、肝腎の試合のほうは、シーソーゲームで結局敗けてしまった(>_<) こんなことなら中央図書館に行くんだった、と思っても後の祭り。
明日は仕事だが、5月は仕事予定今のところ入ってないし、そろそろ韓国にでかけなくては。
今夜のKBS歌謡舞台(1320回)は4月のリクエストでそれほど食指が動かない(^_^;) とりあえず見るつもりだけどね。

1) 꿈에 본 내 고향夢見る故郷/설 운 도ソルンド
2) 명사 십 리明沙十里/강 진カンジン
3) 공항의 이별空港の別れ/한 혜 진ハネジン
4) 그리움만 쌓이네恋しさだけが/이 화 숙イファスク
5) 내 인생에 박수自分の人生に拍手/현 숙ヒョンスク
6) 유정 천 리有情千里/이 택 림イテクリム
7) 그때 그 사람あの時あの人/한 수 영ハンスヨン
8) 송학사松鶴寺/김 태 곤キムテゴン
9) 굳세어라 금순아頑張れクムスナ/배 금 성ペグムソン
10) 봄날은 간다春の日は過ぎ行く/김 용 임キムヨンイム
11) 오뚝이 인생人生いろいろ/배 일 호ペイロ
12) 바람이 분다風が吹く/장 은 숙チャンウンスク
13) 여러분皆さん/윤 항 기ユンハンギ


今日の歩数2055歩。


菊の木(@_@) 

旭猫場にはこれ一匹 

花壇猫 
2013/04/28(日)●チャン・ユンジョン秋に結婚(@_@)●

7時半起床。
今朝の血圧は201/101/70。
久しぶりにSBS「挑戦千曲」見ることができた。4月はずっと日曜日に仕事が入ってたのだ。今回はユンスイルがゲストで、初っ端から彼の大ヒット曲「アパート」が流れるわ、途中のクイズ曲は総て彼の曲だったりと超VIP待遇。「青春ノート」のユミリや「欲張りもの」シムシンなど他のゲストも霞んでた。それよりもなによりものサプライズがあった。出演者全員が司会のチャン・ユンジョンに「おめでとう!」の嵐。え?と思ったら「キョロン 結婚」という言葉が聞き取れた。あわてて、ネットで検索したら、数日前に突然の記者会見でこの秋に結婚することを発表したらしい。相手は二歳年下のKBSアナウンサーとのこと。以前噂のあった、ギャグメンよりは、こちらのほうが安全そうかな、などと、ほとんど父親みたいなことを思ってしまった(^_^;) ともかく「祝賀ハプシダ\(^o^)/」。インタビューの内容からすると結婚しても歌手はやめないようなので、一安心。同じ中央日報の別の記事では、日本でのセカンドシングル「最期の川(チョホン)」が有線の一位にランクされたというホンマかいな? のニュースもあった。
午後、一階の古本屋ワールドエンズガーデンに寄って、看板猫ぶんちゃん撮影。数日前の神戸新聞のコラムにこの店が紹介されたとのこと。短いながらちょっとひねりの効いた取り上げ方だったが、ぶんちゃんのことに触れてなかったのは残念。
原田の森ギャラリー冷やかして、王子動物園へ。まぬうはあいかわらず、牝は岩の一番上で昼寝、牡は地面をうろうろしてた。
屋上庭園のベンチでゴロンとしてたら本当に寝てしまったようだ(^_^;)気がついたら4時半で、たっぷり1時間寝ていたことになる。
昨夜はかなりの深酒だったみたいだ。
夜は野球でもと思ったら、今日はデイゲームだった(>_<) 結果は5-3で阪神勝ったみたいだし、藤浪はいまいちのピッチングながら勝利投手になって、これで4月に三勝め。高卒ルーキーでは初の快挙らしい。
今日の歩数は2581歩。


結婚予定発表したチャンユンジョン 

「アパート」のユンスイル 

「青春ノート」のユミリ 

今日のぶんちゃん 

神戸新聞4月25日 

ご近所では一番のお邸 

合成写真ではない 

花穂 

キウリグサ? 

今日のまぬう 牡 

今日のまぬう 牝 

ちょっと宿酔なもんで(^_^;) 

2013/04/27(土)●大津仰木の里方面●

6時起床。
今朝の血圧は189/92/85。
溝渕訓らと4人で、大津仰木の里のタイ向船便、保管便のピックアップ現場二日め。
トラックの助手席でピーター・バラカンの番組聴く。今週と来週は「「超有名アーティストの超有名アルバムの中の隠れ名曲特集」(^_^;)で、これはなかなか面白い企画である。

01. 「 There's A Place 」( Beatles )Album:Please Please Me
02. 「 You're Going To Lose That Girl 」( Beatles ) Album:Help!
03. 「 You Won't See Me 」( Beatles ) Album:Rubber Soul
04. 「 And Your Bird Can Sing 」( Beatles )Album:Revolver
05. 「 Flying 」( Beatles )Album:Magical Mystery Tour
06. 「 Revolution #9 」( Beatles )Album:The Beatles (White Album)
07. 「 Art Of Dying 」( George Harrison )Album:All Things Must Pass
08. 「 Isolation 」( John Lennon )Album:Plastic Ono Band
09. 「 Salt Of The Earth 」( Rolling Stones )Album:Beggars Banquet
10. 「 I Got The Blues 」( Rolling Stones )Album:Sticky Fingers
11. 「 Sweet Black Angel 」( Rolling Stones )Album:Exile On Main St.
12. 「 Buckets Of Rain 」( Bob Dylan )Album:Blood On The Tracks
13. 「 Bob Dylan's Dream 」( Bob Dylan )Album:The Freewheelin' Bob Dylan
14. 「 Where You Lead 」( Carole King )Album:Tapestry
15. 「 It Must Be Sunday 」( Phoebe Snow )Album:Phoebe Snow
16. 「 Walkin' One And Only 」( Maria Muldaur )Album:Maria Muldaur
17. 「 Songbird 」( Fleetwood Mac )Album:Rumours
18. 「 I Talk To The Wind 」( King Crimson )Album:In The Court Of The Crimson King
19. 「 South Side Of The Sky 」( Yes )Album:Fragile


今日はビートルズ6枚とジョン、ジョージのソロで8枚がビートルズ関連だった(^_^;)。ストーンズの10.は、何故か初めて聴く感じ((そんなわけはないはずだが)で、心に滲みた。しかしトラックではゆっくり聴けない(>_<) 来週は部屋でじっくり聴きたいものである。それにしても、以上のほとんどがYou Tubeで簡単に聴けると言うのは10年前のことを思うと夢のような状況である。
現場の奥さんはタイ人らしく、話がなかなか通じず、台所の仕分けが決まらずちょっと手間取った。昼休みに近所を散策。この「仰木の里」は」はいわゆる新興住宅だが、地域美化運動が盛んなようで各戸の花壇が結構充実していた。
2時半作業終了。4時半倉庫出てマルハチで買い物して5時半帰宅。
阪神は前回好投の小嶋が乱投で試合にならない(>_<) 6回で0-8でTKO(>_<)
今日の歩数は3298歩。


若葉青葉 

花かと思ったら葉っぱだった 

苺? 

亜墨利加花水木白 

芍薬に蟻 

白菖蒲 

石楠花 

水溜に映る蒲公英 

落椿

小黄薔薇 

今日の倉庫猫雉 

花畑の三毛 

2013/04/26(金)●名古屋連チャン●

苧環4時起床。ところが、そのまま 寝てしまったらしく、もう一つの目覚ましで5時起床(^_^;)
今朝の血圧は190/89/80。
Morris.亭では目覚まし2台を常用している。枕元のPUCCA(韓国製中国娘キャラ)を目を覚ます時刻に、PC横のドナルド・ダックが部屋を出る時刻に合わせている。今日は5時半倉庫集合だったから、5時に部屋を出たら余裕をもって間に合うわけだが、今日みたいに5時に起きたら、ばたばたである。まあ、間に合うことは間に合うのだが、やっぱりちょっと焦ってたのか、デジカメ持って行きそびれた。
昼は「一貫」というつけ麺屋で、生まれて初めて「つけ麺」食べる。もう二度と食べるまいと思う(^_^;)
2時半作業終了。5時半倉庫着。6時半帰宅。
鹿嶋さんから、広島鞆の浦の絵葉書が届く。地名だけは聞き覚えがあるが、Morris.は行ったことはない。ネットで調べると

鞆の浦の港町である鞆には古い町並みが残り、1992年には都市景観100選に、2007年には美しい日本の歴史的風土100選にも選ばれた。江戸時代の港湾施設である「常夜燈」、「雁木」、「波止場」、「焚場」、「船番所」が全て揃って残っているのは全国でも鞆港のみである。江戸時代中期と後期の町絵図に描かれた街路もほぼすべて現存し、当時の町絵図が現代の地図としても通用する。そのような町は港町に限らず、全国でも鞆の浦以外には例がない。(Wikipedia)

なるほど、他のところで国立公園(瀬戸内海国立公園)にも指定されてると書いてあったが、この国立公園なら六甲山も含まれている。福山から車で30分ほどかかるらしいから、ちょっと行きにくそうだ。
阪神は今日から横浜DeNA戦。2-0でリードのあと5回には10-0にしてコールド勝ち(ウソ)。結局10-5で勝ったようだ。さすがに2日続けての名古屋はつかれる。珍しくワイン飲んで、そのまま寝てしまったようだ。
今日の歩数は3008歩。

2013/04/25(木)●朝は朝焼け夕べは小焼け●

4時起床。
今朝の血圧は193/98/72。
矢谷くん、奥井さんと3人で、名古屋名東区のフランス人宅ピックアップ2日取り現場初日。
台所と絵画でほぼ一日終わってしまった。
昼はトンカツ屋で\1000のランチ食べるも☓(>_<)
積み込み作業終えたのが4時半過ぎで、7時倉庫着。荷降ろしなどして8時過ぎに倉庫出て、帰宅したら阪神-中日は8回表だった。0-1で阪神リードされてる。8回もチャンスを逃し、9回は3安打しながら無得点(>_<) 榎田が被安打一、失点一と健闘してたらしいのに、またも打線が見殺し(>_<)
訃報。戦前から活躍してきた「バタやん」田端義夫が肺炎により本日逝去。享年九十四。合掌。
明日も4時起きで今日の現場。
今日の歩数は4018歩。


今朝の高橋 

今朝の阪神高速下 

今朝のTwin煙突 

大山田SAの空

桜若葉と毛虫 

黄昏飛行機雲 

2013/04/24(水)●雨に咲く花●

7時起床。
今朝の血圧は187/96/71。
今日は仕事休みで、朝から雨で、これは一日ごろごろ、とも思ったのだが、降圧剤の残りが少なくなってたのと、両肘の痛みが一向に治まらないので、金沢病院で両方いっぺんに済ませようと、傘をさして歩いて通院。
先に整形外科で両肘の診断。とりあえず両肘2ショットずつのX線写真撮影。以前はレントゲン撮影といえば、結構大変な手間だったのが、今はデジタル撮影で診察室のPCと直結してるから楽ちんなのものである。現像やフィルム代で時間も金もかかってた。それが今や「速い安い綺麗」ということなしぢゃ。断ってPC画面ををデジカメ撮影する。
今日の寺下先生の診断は、骨には異常なし、いわゆる「使い痛み」(^_^;)ということだった。対応はMorris.の予想通り「なるべく腕に力をかけないように」だった。骨が大丈夫なら大したことはない。湿布薬を貰えればそれでいい。
その後、内科に回り、若い森先生の診察受けて、薬局で湿布と降圧剤受け取り、水道筋のスギ薬局で肘用のサポータ二個買い、マルハチで買い物して2時帰宅。
湿布してその上にサポータする。何となくましになったような気がする。
午後はミニギターレッスン。久しぶりにチャン・ユンジョンの「コンカクチ 豆の莢」を特訓。この歌は何故かMorris.の第一楽譜集に漏れてて、あまりやってなかった。今日は音源流しながら合わせてみる。Morris.の持ってる楽譜と音源では、前奏や間奏がまったく違ってるので、苦労して音を拾う。それと楽譜の一部で音符と歌詞がずれてることがわかった。これまで、楽譜見て歌うたびに違和感があったのだがこのためだったのか。
昨日大敗した阪神。今日は、7回で3-0とリードしている。このまま勝ってもらいたい。
明日4時起きで名古屋現場なので、早めに寝ることにする。
今日の歩数は3047歩。


鉢植の菫 

Morris.の肘の骨 

チューリップ 

小菊 

躑躅

小手毬

【海野和男の昆虫撮影テクニック】★★★☆☆ 2012年新光社発行。1989年に出た同じ著者の「昆虫写真マニュアル」を10年ほど前に読んで感心した覚えがある。

「昆虫写真マニュアルは」フィールドフォトブックというシリーズの1冊で、89年の本だから当然デジタルカメラではなく光学一眼レフのための昆虫写真のマニュアルである。光学カメラとは最近まったく無縁のMorris.なのだが、本書から教えられたことは多かった。なんといっても昆虫写真の第一人者というか、空前絶後の人だけに、多数収録されている写真見るだけで、ほーっと溜息つくばかりだった。
最近は彼もデジカメを多用して、先般岩波ジュニア文庫でやさしいデジカメ自然撮影入門みたいな本も書いてるが、やはり本書のようにしっかりした機材と、技術を駆使しての基礎があるからこそ、デジカメもちゃんと使いこなせているということがわかる。Morris.とは無限の隔たりがあるが、それなりに参考になることがたくさん書いてあってありがたかった。(2003Morris.の読書控えより)


本書は「デジタルカメラによる」と銘打ってあるとおり、満を持してのマニュアル本である。デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼、コンパクトデジカメそれぞれに対応、とはいうものの、やはり主軸は一眼レフで、Morris.とはあまり縁がないようでもあるが、前作と同じく、いや、それ以上に参考になるところ多々あった。

広角撮影で深い被写界深度がほしいときコンパクトデジカメを使います。このようにコンパクトデジカメを使う場合、まずマクロ機能が使いやすく、マクロにセットしたまま電源を切っても再び電源を入れたときにマクロモードが維持されるカメラが好都合です。

Morris.が現在使ってるコンパクトデジカメは、電源切ったらマクロモードは解除されて、標準モードになるが、Morris.は昆虫写真専門ではないので、これはかえってありがたい。明るさやISO、色彩などは電源切ってもモード維持されているからまったく文句なし。

昆虫写真では、目にピントを合わせると、他の部分にピントが合っていなくても綺麗な写真になります。特に絞りを開けて撮る場合には、目にピントを合わせることを第一に考えてください。
写真では絞りを開けた被写界深度の非常に浅い状態でも、カメラに平行な平面には必ずピントを合わせられます。このピントをあわせられる平面上に昆虫の目がくるようにすれば良いのです。


昆虫の目はトンボなどのように大きいものもあるが、たいていは小さいから、ピント合わせには苦労する。特に最近のコンパクトデジカメは裏の液晶画面のみでファインダーがないので、細部が見づらい。ピントの合うのはレンズに対して同一平面、というのは、言われて見ればあたりまえのことなのだが、言われるまでは解ってなかった(^_^;) 前の本では、ピント合わせたいところを3点にしぼって、その三角形とレンズを平行にする、という実践的な書き方をしてあった。

ぼくはなるべく昆虫のいる高さからカメラを構えることにしています。そうすることで"虫の気持ち"になれるような写真を撮れると考えているからです。

Morris.@Catographerモードのときは、Morris.も極力猫と同じ高さ(ローアングル)で撮影するようにしている。昆虫の場合は小さいから、接写になる事が多いから、自ずと同じ位置になりそうだ。

ズームレンズの場合は、できるだけ背景が離れている方が汚いボケが目立ちません。魚眼レンズや広角レンズでは空間を感じさせる低い位置からのアングルを選びます。

このところ、旧いビデオカメラの魚眼レンズの使用が激減している。これは、現在使ってる機種との相性が良くないからだが、また使う機会があれば、仰角構図を心がけることにしよう。

ディフューザーはトレーシングペーパーなどで作ることもできます。クリアファイルを適当な大きさに切り取って、間にティッシュペーパーを挟むだけで、とてもよく光の回るディフューザーができます。

ストロボの光をやわらげて、被写体全体に光を回すためのディフューザーの存在は知ってたが、手造りは思いつかなかった。是非自作してみたい。

自然光の取り込みを防ぐには、まずマニュアルにセットします。シャッターは1/125秒か1/250くらいに設定して、ISO感度は200、絞りはF16くらいにして撮影すると、被写体はほぼストロボのひかりだけで露光されます。絞りを絞り込むと被写界深度も深くなるので、画面の隅々までシャープな画面が撮れます。
しかしこのように撮影すると、ストロボの光が届かないところはほぼ真っ暗に写ってしまいます。まるで夜に撮った写真のようです。


ストロボ使うとき外光に影響されず動きを止めるための方法で、これだと昼間でも夜に撮ったみたいになるとのこと。これもMorris.にとっては面白い写真撮るヒントに思えた。

逆光条件で補助光としてストロボを使うときの基本は、自然光はマイナス補正、ストロボ光は背景の明るさにより補正を加えることです。背景が暗めの場合は昆虫が露出オーバーになりやすいのでストロボをマイナス補正するのが基本です。逆に背景が明るい逆光の場合は、ストロボは補正しないか、+1くらいの補正をするのが基本です。

ストロボは滅多なことでは使わないMorris.だったが、海野さんは積極的に使いまくっているらしい。たしかに動きを停めるのには一番簡単な方法であることは間違いない。これからは色々試してみたい。

セミが多く羽化するのは、通常、日暮れから21時頃までです。

これは、Morris.がずっとセミの羽化は夜明け前に多いと思い込んでいたのを是正してくれたという意味でチェックした。

2013/04/23(火)●接写の試み●

6時起床。
今朝は228/107/72。
としろうら3人で、西宮の保管と大津の実家へのデリバリ現場。
ピックアップ作業は昼抜きで1時過ぎ終了。大津へ向かう途中吹田のSAで昼食と休憩。このSAには休憩用の丘公園があるので、先日読んだ海野和男の「昆虫撮影テクニック」の本に刺激されて、しばしデジカメ接写撮影練習。Morris.が今使ってるCanon PowerShot SX260HSは接写5cmまでだが、仕事の時に携帯してる前機(SX130IS)は1cmまでの接写が可能である。この差は大きい。ただし接写近づくほど手ブレと被写体ブレが大きくなることは必然で、特に前機の手ブレ防止機能はあまり効果がない。植物でも少し風があると接写だとブレが大きい。なかなか難しいものである。
名前も判らない木の実や草花を撮影したがうまくいかない。躑躅によれよれになってほとんど動けない蜆蝶がいたので、これも接写してみたが、目にピントが合わない。これは被写界深度が浅すぎるためなのだろう。ストロボ使うにしても、接写だとレンズの影が出てしまう。まあ、試しにやってみよう、と思ったら、何とストロボ切り替えボタンが動作しない(>_<) 何度やってもダメで、現時点の「発光禁止」でしか操作できないということになる。まあこれまでほぼ99%はこれで済ましてきたから、使い続けることはできそう(これがこれが「常時発光モード」で固定してたらほぼ完全アウトアウト(>_<))だが、そろそろ寿命に近づいてるということだろう。
トラックに戻って、トレーナーの腕の部分に体長2mmくらいの小さな虫が止まってるのに気づき、これの接写も試みたが、これだけ小さいとピント合わせ自体が困難だし、じっとしてないのでまるでダメ。帰ってPCで確認したら何とか一枚だけピントが一部分だけ合ってるのがあった。下の画像がそうだが、小さい画像は原画像の1/4縮小、拡大画像はをそのままのサイズをトリミングしたものだ。甲虫であることは間違いないし、テントウムシかハムシの仲間のようでもあるが、ちょっと同定には使えそうにない。
大津の配達現場は瀬田インターのすぐそばで、すぐ済んで、5時摩耶倉庫着。
ちょうど6時帰宅。ラジオで阪神-中日戦聞きながら、晩酌。先発能見が不調で4回で5失点(>_<)。5回リリーフの久保田が何と一挙8失点(>_<)でゲームセット(^_^;) というか結局3-15のボロ敗けである。
今日の歩数は3588歩。


高橋東のマンション工事現況(^_^;) 

雲 

椿の蕾 

これは何の実? 

これも? 

よれよれの蜆蝶 

姫紫蘇?

酢漿草(かたばみ)? 

体長2mmくらいの甲虫 

2013/04/22(月)●草津方面●

5時半起床。
今朝の血圧は200/104/69。
サンコウの中平さんとバイトの橋本くんと3人で、草津の中国からの引越し荷物デリバリ。
日本家屋の急な階段二階への搬入はちょっときつかったが、昼前に作業終了。
現場の隣家に三毛猫がいたが、人見知り
桂SAで昼食休憩。喫煙所の奥には筍が顔を出していた。細めの筍だが、充分食べられそうで、掘り起こされたた(盗掘??)跡もあった。
神戸の別業者倉庫で積込み、摩耶倉庫作業済まして5時に倉庫出て、マルハチで買い物して6時帰宅。
一昨日の中国四川省の大地震、ボストンの爆弾テロ事件のニュースで持ち切りだが、今日届いた深町さんの葉書にこんな1節があった。

天災に対応出来ないヒト属、これ以上人災を重ねてほしくないです。脱原発も核軍縮が実現しないと難しそうだし……

先般の東日本大震災も天災と人災の複合災害という様相が露わになってきている。福島原発事故とその処理だけではない。人災の根がヒトの様々な欲望にあることは間違いないだろう。主義や思想や宗教もいきおい、この欲の顕現ではなかろうか。「明るい虚無主義者」を標榜してきたMorris.だが、その明るさにも翳りを感ぜずにはいられない、そんな気もする今日このごろである(^_^;)
今夜のKBS歌謡舞台1319回は「"가객 손인호”歌客ソンインホ」。ソンインホという歌手はあまり馴染みがない。Morris.の十八番「降るコモ嶺」に似た「雨降る湖南線」くらいは何となく知ってるが、レパートリーではない。この曲は韓国人でもキムスヒの「南行列車」のつもりでカラオケでリクエストする事が多い(^_^;)ということで記憶してた。

87歳のソンインホ1) 비 내리는 호남선雨降る湖南線/손 인 호ソンインホ
2) 나는 울었네私は泣いたよ/손 인 호ソンインホ
3) 울어라 기타줄泣けギターの弦/하 춘 화ハチュナ
4) 동백꽃 일기椿日記/주 현 미チュヒョンミ
5) 짝사랑片思い/김 광 남キムクヮンナム
6) 해운대 엘레지海雲台エレジー/손 인 호ソンインホ
7) 물새야 왜 우느냐水鳥何故鳴く/오 은 주オウンジュ
8) 원철의 노래ウォンチョルの歌/문 희 옥ムンヒオク
9) 경원선 기적 소리京元線の汽笛/명 국 환ミョングックヮン
10) 하룻밤 풋사랑一夜気まぐれの恋/송 대 관ソンデグヮン
11) 청춘등대青春灯台/손 동 준ドンドンジュン
12) 사랑 찾아 칠백 리愛を求めて七百里/문 연 주
13) 돌아가자 남해 고향南海の故郷に帰ろう/김 상 진キムサンジン
14) 한 많은 대동강恨みの大同江/손 인 호ソンインホ

ソンインホは1927年生だから現在86歳(韓国式だと87歳)である。それでも元気で、最近新たにファンクラブが出来て、懇親の場を設けたりしているらしい、と、ネットに書いてあった。今回も出演者として舞台で渋い声で自作数曲を披露してくれた。
ハチュナが歌ったイジェホ作曲の「泣けギター弦」は名曲である。このところちょっと化粧が濃すぎたチュヒョンミが、地味めメイキャップで歌った「椿日記」もなかなか良い感じだった。
朴燦鎬さんの「韓国歌謡史2」には、1956年の「雨降る湖南線」は空前のヒットを記録し、一大センセーションを巻き起こしたが、李承晩の対抗馬として大統領選に立候補したシンイクヒが、その年の5月5日に湖南線列車内で変死するという事件が発生して、この歌との因縁が噂されたり、本業が映画の録音技師だったソンインホの歌唱力に注目していた作曲家パクシチュンが、試験的に録音させた自作の「私は泣いたよ」のレコードが突発的に売れまくり、これが歌手ソンインホの実質的デビューになった、などのエピソードが記されていた。
今日の歩数3855歩。


今朝の砂場猫 

今朝の南空 

撤去作業進むアサヒビール工場 

滋賀の麦畑 

草津の三毛 

洗濯干場的天文台 

ぞうさん雲 

名神の空 

桂SAの筍 

よれよれの揚羽蝶 

紅蜆 

旧天王山トンネルモニュメント 

工事場富士? 

もうすぐ5月の空 

マツダコスモ(@_@) 

光る空 

倉庫猫 クロ 

変り咲き鬱金香(チューリップ) 

2013/04/21(日)●Bridge"A"●

4時起床。
今朝の血圧は203/100/87。
矢谷くんら3人で豊田市の中国向け荷物ピックアップ現場。
刈谷のサービスエリアできしめん(\500)。それなりに美味しかった。
名古屋から二人ヘルプに入り、荷物も見積より少なかったので2時前作業終了。
伊勢湾道路が工事でえらく渋滞してた。午前中の雨がすっかり上がり空と雲が輝いてなかなかの光景だった。
5時i倉庫着。積込みに時間かかって7時帰宅。
3連勝中の阪神-ヤクルト戦見ながら、一献傾ける。って、今日もデイゲームだったのに??  実は今日は藤浪が投げるということもあって、留守録しておいたのだった(^_^) 明日は仕事休みだし、たまには野球見て一杯というのもいいだろう。
藤浪は期待を裏切らぬ好投で7回に安打無失点の好投。7回で降板したけど、大事を取っての交代で、これはこれでいいだろう。打線も3点取って、いい気分になってたら、事務所から電話で、突然明日の仕事が入る。矢谷くんが高熱で寝込んでしまったらしい(>_<)
そう言えば、帰りの運転中、ちょっとしんどそうだったけど、大丈夫だろうか?
二階堂切り上げて(すでに4杯ほど飲んでしまったけど(^_^;)、明日に備えよう。
阪神はリリーフ安藤、筒井が抑え、追加点もあげて4-0で快勝。藤浪2勝目、チームも4連勝と言うことなしだった。
今日の歩数は3005歩。


刈谷SAの観覧車 

久々きしめん

雨上がりの伊勢湾道路 

Bridge"A" #01 

#02 

#03 

名神の空 #01 

#02 

#04 
2013/04/20(土)●久々中央図書館●

6時起床。
今朝の血圧は197/109/74。
ベッドで久しぶりにピーター・バラカンの番組聴くも、今日はなんとなくいまいちだった。
朝の3点セット。
昼前に部屋を出てJRで神戸駅まで出る。久しぶりに18日まで蔵書点検で休館だった大倉山の中央図書館に行くことにしたのだ。
湊川公園から、体育館の花壇、文化ホール横の公園通って中央図書館へ。文化ホール横の公園には椿が咲いていて、よく見たら、先日白鶴美術館で見かけた花芯が分厚くなった変わりざきの品種だった。それも一本二本でなくかなりの数がこの変り咲きだった。それほど稀少種でもなかったみたいだ。この公園には白とピンクの霜降りや、白赤絞りなどの椿もあった。
このところ図書館猫の顔を見ない。隣のお寺が建て直しの大工事やってるから、その影響なのだろうか?
今日は図書館裏の大倉山公園でミニギター(^_^)のつもりだったのだが、3時前に外に出たら雨が降り始めた(>_<)
しかたなく図書館に引き返し、三階で業界紙や広報など立ち読み。アンリ・カルティエ・ブレッソンの分厚い写真集を見つけて、これをソファでじっくり鑑賞。さすがに見応えがあった。さらにナショナル・ジオグラフィックの分厚い写真集もしっかり鑑賞して、気がついたら5時前になってた。
ミルキー1位小雨の中、神戸駅まで戻り、これまた久しぶりに元町高架下を三宮まで歩く。弁天堂が無くなったショックでここを通ることが激減してたのだ。なんとなくシャッター降りてる店舗が目立つ。ただしばらく閉店になってた、アンティークな外装の雑貨屋が再開してたのが嬉しかった6時過ぎ帰宅。
ABCTレビのお菓子ランキングの飴・キャラメル部門で不二家のミルキーが一位になってた。当然の結果(^_^;)とは言いながらやっぱり嬉しかった。
阪神-ヤクルトはデイゲームで、阪神が初回の虎の子1点を守りきり1-0で連勝したらしい。勝投手の小嶋って? Morris.は知らなかったぞ(^_^;)

明日は4時置きで豊田市の現場なので、今夜は早く寝ることにする。
の歩数は6922歩。


今日のぶんちゃん 

嗚呼忠臣楠子之墓

水戸光圀? 

八重桜 

湊川神社本殿 

海獣瓦 

紅縁取の黄薔薇 

花壇に青筋揚羽 

白鶴美術館で見た変り咲椿
 

こちらは霜降り 

こちらは絞り 

シーボルト由来の紫陽花図 

鯱鉾蛾の一種 

吉野家の\280牛丼 

元町高架下のお洒落なテンポ 

2013/04/19(金)●四月革命●

6時半起床。
今朝の血圧は197/109/74。
荻野くんら3人で、茨木市のタイ向け荷物ピックアップ現場。
昼過ぎに作業終了。
「ひごっこ」という店でくまもとラーメン(\650) 可もなし不可もなし(^_^;)
3時に倉庫に戻ってからの倉庫作業のほうがしんどかった5時過ぎ倉庫を出て6時帰宅。
今日4月19日は韓国人にとっては結構インパクトある日である。「サ(4)・イル(1)・グ(9)」という響きを聞くと、韓国アジョシは胸騒ぎを覚えずにはいないだろう。1960年3月の不正選挙をきっかけに、学生と民衆の民主化運動が起こり、独裁政権の李承晩大統領を辞任に追い込んだ。「四月革命」とも呼ばれるが、一番大きなデモが起こったのが4月19日だったことから「419革命」あるいは単純に「サ(4)・イル(1)・グ(9)」だけで通じる。韓国で最初の民主化革命だったわけだが、革命後一年足らずで朴正熙の軍事クーデターにより、再び独裁政権の時代が続く。この革命は「仇花」でしかなかったのかもしれないが、韓国人の心のなかに、強烈な印象を残したようだ。しかし、あれから半世紀以上経って、朴正熙の一人娘が大統領になり、格差は広がり、祖国統一というスローガンもほとんど聞かれなくなり………… いかん、こういった話題は、Morris.向きではないな(^_^;) そう言えば、昨日整理してた「歌謡舞台973回」(2006年4月19日)ではこの日を記念しての小特集があった。
昨日巨人にボロ勝ちした阪神。今日は甲子園でヤクルト戦。3-3で延長に入り、ずるずると12回ウラ二死満塁で福留のレフトポールに当たるホームランで決着。終わったら10時40分だった(^_^;)
今日の歩数は3187歩。

2013/04/18(木)●三田方面●

6時半起床。
今朝の血圧は203/100/87。
溝渕くんらと4人で三田ウッディタウンの2日取り現場の初日。裏六甲越えてのルート。六甲山はさすがに桜はほとんど散ってて、ところどころに赤紫の山躑躅が目を引いた。
現場は階段三階というのがちょっと(>_<)だったが、ここは会社の社宅でエレベータ無しの五階建てだから、三階ならまあそれほどのことはない。Morris.亭もエレベータ無しの五階建てで、Morris.の部屋は四階だもんね(^_^;)
昼はトラックで食べに出たのだが、このあたりはほとんど食堂がない。やっと見つけた「トマト何とか」というファミリーレストランは、かなりの客が待ってる状態でパス。結局駅前のコンビニ(駐車スペース無し(>_<))弁当で済ます。
3時半作業終了。5時に倉庫出て、5時半帰宅。
東京ドーム第三戦。珍しく阪神が6回で6-0とリードしている(^_^)。
今日の歩数は4039歩。


今朝の砂場猫 

夕方の倉庫猫 クロ 

岩屋の菖蒲 

【リアル・シンデレラ】姫野カオルコ ★★★★☆☆ 2006年から2008年にかけて「小説宝石」に掲載されたものを下地に、構想を練り直し、新たに書き下ろされたもの。
思い起こせば、Morris.にとって2008年は姫野カオルコイヤーだったといえる。突然はまって、10冊以上をたてつづけに読んで、その半分くらいが黄色枠(イチオシ)ランクだった。しかしその後は、すっかりごぶさたしてた。単行本化が2010年3月だったため、この作品はちょうどエアポケットになってたようだ。
小さな編集プロダクションの社長と、女性ライター(姫野の分身と思われる)が、シンデラ物語を翻案する企画を立てたが、違和感を感じて、1950年生まれの無名の女性「倉島泉(せん)」の長編ノンフィクションに規格変更することになり、その周辺のひとびとへの取材を通じて、彼女の一代記を構成する。

「いいじゃん。有名人の成功談や一代記なんか、もういっぱいあるじゃん。ごくふつうの人なりにものすごい幸せだったら、そのほうがすごいじゃん。きみ、ぜひ泉ちゃんの取材したまえ。rich and happiness。 good and beautiful」富み善き美しきお姫様の物語。矢作は繰り返した。

おお、これはMorris.が姫野カオルコ作品中一番好きだった「ハルカエイティ」に通じるタイプの作品のようだ。大いに期待を持って読み始めたが、期待は裏切られなかった。いや、期待を大いに上回る好作品だった。
女性ライターがインタビュー取材する部分と、構成された部分と活字の種類を変えるという芸の細かさも大きな効果をあげている。表紙を飾るポール・デルヴォーの「Crysis」もはまっていて、装幀の「オフィスキントン」というのはなかなかの芸達者である。
1950年生まれといえば、ほぼMorris.と同世代である。舞台は長野の諏訪だが、同じ時代の空気を体感できるという余徳にも預かった。たとえば昭和31年(1956)の経済白書引用を含んだこんな場面。

当時の日本は経済復興に驀地(まっしぐら)であった。そして事実、頑張れば頑張っただけ国民の目に成果が見えた。がむしゃらに働くことがたのしかった。数字となって即、反映されるのだから。
《もはや戦後ではない》
まだ敗戦の影をひきずっていたからこそ経済白書はこの表現を使ったこの時代、多くの親は自分の子供に対して現代より神経質ではなかった。
子と親はもっと単純な関係だった、養われる者と養う者。庇護される者と敬われる者。太く強い「家」が在って、その中で子と親は現代より単純に暮らしていた。


Morris.のばやいは、かなりずれてたが、気分的にはたしかにあの時代はそんなだったなあ、と、共感を覚えた。

酒が入ると、おうおうにして人は感情的になり、おうおうにしてがさつになり、声が大きくなり、同じ冗談や同じ話題を馬鹿みたいに繰り返す。果ては愚痴ったり泣いたり、威張ったり喧嘩したり、暴力をふるったり好色になったりして、品性が卑しくなるのが常である。
だから酒を飲まない人間からは酒飲みは嫌われる。しかし、酒を飲む人間からすれば、酒を飲まずにいられる人間は、たとえそれが体質に因るものだとよくよく解っていても、冷血の、つまらぬ小役人に映るのである。
小さな小さな、取るに足らないほど小さな温かいことが、一日のうちに一つか二つ、よくできた日なら三つか四つほどおこり、夜が来てその日が終わり、次の日になってまた、一つか二つおこり、次の次の日になって、一週間がたち、ひと月がたち、一年が過ぎ、人は暮らしていく。それが何にも勝る幸福であることを、少量をきれいに飲みさえすれば、酒は思い出させてくれる。蕗の葉の下にいるコロボックルのような、雁の羽に乗ったニルス・ホルゲションのような小さな小さなサイズの発見やよろこびや夢やうれしさや期待を。


これは、ストーリーとは関係なしに、酒の飲み過ぎへの提言として耳を傾けておきたい(^_^;) そうだよな。酒は適量なら魔法の水なのだ。
泉が育ち、暮らし、発展させていった料理旅館の名前が「たから」というのも、象徴的であるし、実の母親に愛されず、その愛情を一心に集めるのは、美しくて身体の弱い妹という設定も、従来のシンデレラ物語の裏返しだろう。

《その人、その人いなくなると、その人じゃない人困らせるため生きてない。生きてる人、生きてるから生きてる。
あなたこれから中学なる。中学なったら小学ほど一週間長く感じなくなる。高校なったら中学ほど一学期長く感じなくなる。
なにゆえか。生きてるの、本当はいと短きあいだだから。大人になるの、生きてるの、本当はいと短きあいだなこと理解することだから》
そして貂に似た人は室内に入って来た。走り高跳びの選手のように<はさみ跳び>でぴょんっと桟を越えた。
《死はすぐそこにあるゆえ、あわて死にするべからず》
死はすぐそこにある。小六の子供は、死の近さを初めて感じた。
《あなただけない。生きてる人、みなすぐそこにある死に向かってるから、こわがらなくてもよいざんす。生きてるあいだは生きているあいだを楽しく過ごすざんす。
あなた、あなたない人の靴を履いてはいけない。あなた、あなたの靴で生きてるあいだ歩きなさい。さらば、あさにけにかたときさらず、ハッピ過ごせるざんす。ハッピの人のそばいる人、いやな気分ならない》

泉は団子を頬張りながら、未来のナースに答えた。
《自分の周りにいる自分じゃない人にいいことがあったら、自分も嬉しくなれるようにしてください》
他人の幸福がわがことのように感じられるよう、他人の幸せをわがことのように喜べるよう、泉は願ったのである。
《えへへ。我ながら名案だったずら。他の人のラッキーポイントも自分のポイントカードに加算されるずら》
頬に団子の餡がちょこんとついていた。ラッキースタンプのように。

幼い泉の前に現れた貂のような「異人」のことばと、お約束の「三つのお願い」に対する泉の対応。この三番目の泉の願いこそが、本書の眼目だろう。
「博愛」というお題目を超えてストレートに伝わってくる新鮮で強烈なメッセージである。シンプルなのにディフィカルトな(^_^;)この願いが叶えられた暁には、アンビリーバブルな夢のような世界が現出するだろう。…………とはいいながら、これはやはり、なかなかに実現不能な、お伽話の世界にしかありえないことだろう。本作品は姫野カオルコならではのシンデラ・ストーリーであり、夢を見させてくれるという意味ではありがたい贈り物だった。
しかし、この作品の底を流れる「優しさ」は、本書の主人公と同じ名を名乗る漫画家川原泉の世界を連想させる。Morris.には掴めそうで掴めない世界だが、ほんわかと憧れてしまう。これまた、一種のユートピア小説でもあるのだろう。

本書のあとがきは不思議なことに、ネットでのみ公開されている。
リアル・シンデレラができるまで
リアル・シンデレラあとがき
これらを読むと、姫野は雑誌掲載の時期にかなり体調を悪くしていたようだ。
本書は直木賞の候補になって、あえなく落選したらしいが、これは選者の鑑識眼の無さを証明するものだろう(^_^;) 
本書は今年のMorris.の読書のナンバーワンになる公算が大きい。
作者に心より感謝を捧げたい。ゆっくりでいいから、またこのての作品を書いてもらいたい。

2013/04/17(水)●歌謡舞台漬け●

6時起床。
今朝の血圧は191/108/77。
どんよりとした曇り空。
今日は部屋でごろごろするか(^_^;)
ふと思いついて、手元にあるKBS歌謡舞台のビデオの整理をすることにした。
いつの間にかかなり溜まってしまっている。まずは、歌謡舞台とそれ以外のの仕分け。ざっと40本ほどある。これを年度別にまとめ、日にち順に並べ直す。韓国の検索サイトDaumで、検索かけたら、いろいろ拾ってくれるが、結局KBSサイトのデータ頁が見つかり、これで、当日の特集名、曲目と実際に番組で歌った歌手名は知ることが出来る。曲の発表年度や、作詞作曲オリジナル歌手は、番組を見ればわかるのだが、とりあえずは、KBS提供の情報だけを、コピーして、見やすい形に整形。回数がわからないビデオは、最初の部分を見ればわかるから、そのままバックで流し続ける。作曲家パクシチュン、パクチュンソク、歌手イミジャ、イナニョンなどの特集はついつい最後まで流しっぱなし。2年前、番組開始周年記念の特集「歌謡半世紀」5回分は、特に貴重だと思う。
4時過ぎまでの歌謡舞台作業(^_^;)、ほぼ2/3ほど終った。
ネットでむくげの会のMLみたら、7月にセンターの朝鮮史セミナーで朴燦鎬さんの講演があるとのニュースが(^_^)

朝鮮史セミナー 朴燦鎬さん「韓国歌謡とともに60年」
日時:2013年7月17日(水)午後7時 会場:神戸学生青年センター 参加費:600円


5月に大阪万博公園の民俗博物館での講演があるとの話も聞いていたが、センターならMorris.のフランチャイズである。これは必見である。
夕方、自転車で六甲道に出て、タッパーなど買おうと久しぶりにダイソーに寄ったら、店全体がピンクカラーで、まるで別の店になったみたいでびっくりした。
灘図書館により7時前帰宅。
今日は三宅島で震度5強、東北で震度5弱の地震発生。先日の淡路島の震度6弱といい、全国的に地震活動が活発にになってることは間違いないだろう。
阪神-巨人戦。ほとんど阪神良いところ無し1-8でボロ負け連敗(>_<)
今日の歩数は2978歩。


椿色々 #01 

#02 

#03 

Pinky ダイソー(@_@) 

明日は上弦

神ノ木町の白黒

2013/04/16(火)●白鶴美術館初体験●

6時起床。
今朝の血圧は182/91/65。
9時半から韓国ドラマ「不屈の嫁」見たあと、ふと、思い立って白鶴美術館に行こうと思う。
神戸に住んで35年にもなるのに、まだ行ったことが無かったのだ。
お城みたいな本館の建物は遠くからでも目立つし、美術館界隈での現場が比較的多かったので、何度も美術館前を通ることもあった。それなのに、入場することはなかった。もちろん仕事の昼休みというのは無理だし、ここは春秋のみの開館で、収蔵物もMorris.の興味あるものはあまりなさそうな気配だったからだ。
名前からわかるように、この美術館は白鶴酒造の嘉納財閥の私的コレクション美術館で、中国の青銅器コレクションでは他の追随を許さないと言われている。
今日は天気も良くて暖かそうだし、Morris.亭から5.4km(iPhone調べ)なので、自転車で行くことにした。山手幹線で住吉川までは東西だから問題なかったけど、川沿いの坂はやっぱりきつくて、途中で自転車をおして10時過ぎに到着。十時開館だからちょうどよかった。
入り口を入ると前庭があって手前の建物(旧住居?)が受付になって、その先に中庭があって向かいにお城みたいな本館がある。中庭には東大寺大仏殿前にあるのと同じくらいの巨大灯籠があった。
本館はコンクリート造りだがデザインはまるで和風である。一階の展示室は四隅が丸くなった天井で、青銅器、陶磁器、今回の目玉狩野元信の花鳥屏風図が展示してあった。展示品の数はそれほど多くないし、特に印象的なものもなかったが、この建物の造作とたたずまいは大したものである。
二階展示室には、国宝の奈良時代の経文2点があったが、Morris.にはよくわからない。それより、江戸時代の絵入源氏物語画帳に心惹かれた。
天井には鶴丸意匠の絵額があり、柱の釘隠しも黄銅の鶴飛翔を象っていた。
本館と手前の建物の渡り廊下もいい感じで、天井の釣りランプも鶴意匠である。
中庭の池には高そうな錦鯉が泳ぎ、水面に大きな水黽がいた(@_@)
石灯籠にも当然のごとく鹿が彫られている。
受付のある建物の二階が良さそうな感じだったが立入禁止だったのが残念。
秋季展では、全館青銅器展示とのことなので、また、秋に訪れてもいいかな(^_^;)と思う。建物と庭が良い感じだし、館内の係員がすごく上品で丁寧である。たぶん白鶴関係の良家の子女が配されているのだろう。
道を隔てた新館は絨毯博物館で、たぶんとんでもなく高価なペルシア絨毯が照明を落として陳列されていたが、これまたMorris.にはほとんどその価値がわからない(>_<)
しばらく近くの洋館(旧乾邸)を外から観察(^_^;) ここは前から凄い邸宅だと思ってたが、今は神戸市指定有形文化財として管理されてるらしい。
朝鮮石像のある徳本寺冷やかした後、岡本まで足を伸ばし、東灘図書館へ。この図書館は幼稚園にの二階と三階を間借りした感じのこじんまりとした図書館で、今年中には住吉駅南のビルに移転するらしい。新在家に住んでた頃には結構利用してたのだが、ここはここなりに特定の作家の本が固まっていたりして面白い。

2時前に図書館出て、松屋で生姜焼き丼(これは☓(>_<))食べて、自転車で石屋川まで戻り、川辺の公演でしばしミニギターレッスン(^_^;)。
マルハチに寄って6時帰宅。今夜は東京ドームの阪神巨人戦。たまには一杯飲りながら、テレビ観戦楽しもうかと、二階堂買ってきたののに放映は無し(>_<) 試合も阪神が2点先制しながら阿部の逆転3ランなどで敗けてしまった(>_<)
今日の歩数は5049歩。


入り口 

手前の建物 

本館 

青銅の大燈籠 

一階展示室 

階段 

二階展示室 

二階天井の鶴丸 

釘隠しも鶴 

トイレの鏡(^_^;) 

トイレの把手 

一階踊り場 

館から手前の建物を見る

渡り本廊下

照明にも鶴 

錦鯉   

水黽(あめんぼ)   

石灯籠にも鶴  

若葉もみぢ 

変り咲き椿 

新館(絨毯展示館) 

旧乾邸 #01 

#02 

#03 

#04 

徳本寺の八重桜 

朝鮮石人像 

四天王の一人? 

椿 

住吉方面 

庚申薔薇 

弓弦羽神社 

巨気な鬼瓦 

本殿 

分殿 

照光寺の黒 
2013/04/15(月)●黄桜ロード●

6時起床。
今朝の血圧は189/100/84。
久しぶりにABCラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」を聴く。昨日の藤浪初勝利ゲーム見られなかったので、経過だけでも追体験しておこうと思ったのだが、例によって、道上の舞い上がり、興奮、お祭り騒ぎに終始した。まあ、番組のモードがそのようになってるわけで、阪神が勝った時\(^o^)/ 負けた時(;;)(>_<) は、先代の中村鋭一からずっと変わりないわけで、阪神ファンもそれを是としている、というか、それを楽しみにこの番組を聴いてるファンが大部分なのだろう。Morris.もたぶん、その一人なのかも知れないが、こういった周りの対応が、阪神という球団をスポイルしている面もあるのだろうな。
TV大阪の韓国ドラマ見る。8時半から9時までの「不屈の嫁」と9時から10時までの「華麗なる遺産」の二本立て?を結局ずっと見続けてた(^_^;) 「華麗なる遺産」は先週で終わって、今日から「負けないで」というチェジウの弁護士夫婦ドラマが始まった。ヤマ場の無さそうなドラマだが、結局連ドラ録画で、見ることになるのだろう。
10時過ぎに自転車で、金沢病院へ。ほぼ傷口(袋の口)は塞がって、もう消毒も絆創膏も必要なし、お湯に浸かっても別状ないとのことだったが、皮膚の内側の袋は残ったままで、ほっとくとまた腫れるかも知れないらしい。除去手術は短時間で、費用も1万円くらいとのことで、どうしようか迷ったが、とりあえず、保留にしておく。どちらにしろ、手術するならもう少し日を置いてからである。
帰り道、王子公園東側の青谷川沿いの黄桜ロードを冷やかす。ここは道路の東側がピンクの八重桜、西側が黄桜の並木になっていて、ここ数年花見を楽しんできた。でも、何か今年はいまいち感動の度合いが低かった。造幣局の通り抜けも明日からだが、今年は全般的に桜の開花が早かったから、ちょっと見頃を過ぎてたのかもしれない。そうは言っても、個々に見れば充分美しい。
一旦部屋に戻り、王子動物園へ。まぬうはあいかわらず雄雌一緒に出ていたが、岩の上の雌は定位置を動かず、雄はじめんにうつ伏せになって熟睡してた(^_^;)
動物園はすぐお開きにして、向かいの原田の森りギャラリー前庭のテーブルで、写真絵葉書と、ミニギターレッスン。月曜でギャラリー休館というkともあって、前庭独り占め、っても、普段でもここはほとんど人いない。
5時半帰宅。
昨日の作りおき麻婆豆腐で麻婆丼。
明日は仕事のはずだったが、知らない間にMorris.は休みになっていた(>_<) 
今夜のKBS歌謡舞台(1318回)は「私の愛唱曲」これまた、よくある企画ぢゃ。

1) 동동구루무ドンドンクルム/ヒョンチョル
2) 립스틱 짙게 바르고口紅厚く塗り/チェジニ
3) 아담과 이브처럼アダムとイブのように/チョハンジョ
4) 아빠의 청춘パパの青春/ヒョンスク
5) 휘파람을 불며口笛吹いて/ペイロ
6) 용두산 엘레지龍頭山エレジー/ユジナ
7) 장밋빛 스카프バラ色のスカーフ/チェユナ
8) 정情/テジナ
* 친구야 친구友よ友よ/(資料映像)/パクサンギュ
9) 조약돌砂粒/パクサンチョル
10) 삼다도 소식三多島便り/キムヘヨン
11) 동백 아가씨 椿娘/シニュ
12) 비 내리는 고모령雨降るコモ嶺/ウィンク
13) 뜨거운 안녕熱いさよなら/オスングン
14) 안녕アンニョン/ユンスイル


今回は何と言ってもキムヘヨン嬢の「サムダドソシク」だね(^_^) ヘヨンさんはだいぶ前に結婚して、子供4人もいるから「嬢」はおかしいかもしれないが、Morris.の中では永遠にキムヘヨン嬢だもんね。
それぞれの、なぜこの歌手がこの歌を愛唱するようになったかのコメントが流れる。ちなみにキムヘヨン嬢のコメントは以下のとおり。

1993年「馬鹿みたいな女」でトロット歌手として活動を始めました。偶然に歌謡舞台に出演する機会に恵まれ、その時初めて歌ったがこの「三多島便り」でした。あのときの震えとときめきは生涯忘れることのできない大切な思い出です。

三國連太郎の訃報。昨日呼吸不全で亡くなったとのこと。享年九十。「釣りバカ日誌」のスーさん役で親しまれたこともあって、ニュースでもそのことを中心に報道されている。確かにMorris.も三國の代表作、問題作はほとんど見てない(>_<)  梁石日との対談「風狂を生きる」、佐野眞一の「怪優伝」を読んでで、彼の凄まじい俳優魂みたいなものに驚かされた覚えがあるだけに、何か忸怩たるものを感じる。
合掌
今日の歩数は3294歩。


牡丹 

黄桜ロード#01 

#02 

#03 

#04 

#05 

#05  

#06  

これは一重の桜

ピンク系八重桜 

これも

紫木蓮 

亜墨利加花水木 

揚羽蝶春型 

白雪姫は蝶嫌い? 

今日のまぬう雌

雄は胡蝶花の奥で熟睡

熟睡のボブキャット

象は園児の人気者 

今日のレッスン場 

今日のぶんちゃん 

チェジニ 

ヒョンスク 

キムヘヨン嬢 
2013/04/14(日)●琵琶湖疏水あたり●

5時半起床。
今朝の血圧は217/114/77。
7時前に倉庫についたらまだ誰も来てなかったので、向かいの倉庫を覗いたら、雉と白生地の2匹がリフトの前に座ってたのでしばらくMorris.@Catographerモード(^_^)
浅海くんと京都左京区岡崎のオランダ向け引越し荷物ピックアップ現場。平安神宮のすぐ西側で前を琵琶湖疏水が流れている。10日ほど前なら、絶好の花見処だったと思われる。疎水の向こう側に白いペンキ塗り板塀の良い感じの洋館があり、片側にはステンドグラスもあった。
昼前に作業終了。
昼は「藤平」でラーメン。ここも久しぶりに食べると美味しい。
午後は吹田で残材ダンボール引取りがあって、電話したら2時半頃に来て欲しいとのこと。桂PAで長めの休憩。
4時に倉庫を出て、4時半帰宅。今日は暖かいのでミニギター持って屋上に上がったが、やっぱり風が強くて数曲で断念。
阪神-中日戦、土日はデイゲームで、昨日は中日が勝ったが、今日は、藤浪が先発で5回を無失点で抑え、プロ初勝利を飾ったらしい。
日曜美術館は、河井寛次郎の特集。京都にある河井寛次郎記念館を中心に取材したもので、寛次郎自身が設計した自宅の造作もなかなかのものだったし、Morris.亭の19インチのテレビで見ても陶磁器の魅力は見て取れる。ような気がした。民芸に傾いた時期のものより、辰砂の透明感のある赤みを帯びた洗練されたもののほうが好きだった。記念館の中には登り窯まであるのにはちょっと驚かされた。機会があったら訪れてみたい。
富本憲吉の特集もやって欲しいものである。
今日の歩数は3002歩。


今朝の倉庫猫 

同じく

琵琶湖疏水 

残り花

疎水向こうの小粋な洋館 

今日の夕空 

2013/04/13(土)●朝の地震●

5時起床。
今朝の血圧は207/89/78。
ベッドで読書してたら5時半過ぎに、地震が(@_@)。かなり強い横揺れが15秒くらい続いた。本棚の上のぺこちゃんキャラクターグッズの二つ三つが落ちたようだが、大したことはない。
すぐテレビつける。震源地は淡路島で、最大震度は南淡路の震度6弱。神戸は震度4くらいだった。18年前の大地震に比べると何ほどのことはない(^_^;) とつい思ってしまった神戸人は多かったに違いない。
矢谷くんらと、昨日の現場の開梱、組立作業。8時半に現場に行ったら、エレベータ停まっていた(>_<) おいおい、32階を歩いて昇り降りは勘弁してもらいたいものである。幸い9時から動き始めた(^_^)
昼は近所の大衆食堂「ほうらく」へ。ここの名物オムライス(\700)を久しぶりに食べる。うーーん、やっぱり美味しい。
帰りナフコに寄って、まな板など買って6時半帰宅。
元祖春待ちファミリーBANDのギター担当の田辺くんが11日に亡くなったと、社長から知らされる。在籍期間は短かったが、春待ち歴代メンバーの中で初めての訃報ということになる。
今年に入ってから体調を悪くして二日前から昏睡状態となり、自宅での往生だったらしい。冥福を祈る。
今日の歩数は3052歩。


昨日、今日の現場ビル 

ベランダから 

「ほうらく」のオムライス(^_^)
2013/04/12(金)●阪神41回連続無失点\(^o^)/●

6時半起床。
今朝の血圧は195/92/69。
三宮の高層マンション32階のスペイン人の引越し荷物配達。トラック4台、400個近いかなり大掛かりな引越し荷物である。
まあ、Morris.はほとんど家具の開梱。
昼は近くの小燕京のサービスランチ(\850)
ベッドの組立に時間食って、倉庫に着いたのは6時過ぎ。ゴミなど下ろして7時帰宅。
阪神-横浜は、メッセンジャーが9回を105球で完封勝利。これで甲子園4試合連続零封。連続無失点41イニングである。ちなみに昨日31イニング無得点という自己最悪タイ記録の巨人は、2回に得点して記録は32イニングでとどまったらしい(^_^;)
今日の歩数は3855歩。


今朝の空 

今朝の倉庫猫 黒 

現場ベランダから神戸港を望む
 
2013/04/11(木)●巨人31回連続無得点\(^o^)/●

6時起床。
今朝の血圧は212/105/67。
摩耶埠頭にオレンジ系2トーンカラーの真新しい貨物船「GLOBAL VENUS」が停泊していた。かなり大きい。ネットで調べたら、3万トンクラスのばら積み船で、197m☓32.26m、船籍はバヌアツ(Vanuatu)とある。バヌアツ?? これも調べたら南太平洋の小国らしい。川崎造船製で2013年3月29日引渡しとなってるから、ピカピカの新人船だ。
今日はMorris.は倉庫作業ということで、ちょっとブルーになってた。でも結果的には深江の倉庫会社の委託荷物引取り、トラック積込みでまだましだった。これは明日配達の荷物である。
しかし、積込み中心の仕事は両肘傷めているMorris.には身体的にはかなり辛い作業だった。
6時に倉庫出て7時前帰宅。
下半身入浴して、右脇下の粉瘤腫の消毒と絆創膏取り替え。腫れはすっかり治まってるがやっぱり中心部の亀裂から僅かに出血がある。
甲子園の巨人-阪神3連戦最終日。榎田好投で8回まで0点に抑え、福原、久保と繋いで3-0の完封リレーで快勝。
緒戦は能美が2-0の完封勝ち、昨日はスタンリッジ先発で0-0のまま12回までやって引き分け。つまり3試合巨人を連続無得点に抑えたということになる。巨人はこの試合終了時点で31イニング連続無得点で、これはチーム最悪タイ記録らしい(^_^;) 今シーズンしょっぱなから7連勝だった巨人だけに、何か嬉しいぞ\(^o^)/
今日の歩数は2105歩。


今朝の摩耶埠頭 

GLOBAL VENUS 

今朝の倉庫猫 雉

【幸いは降る星のごとく】橋本治 ★★☆ 橋本治はMorrisにとって一番気にかかる同世代の論客である。いや、であった、というべきかな。それも、エッセイ、評論、時評などのみに関する評価で、創作(小説)、古典(枕草子、源氏、平家、徒然草)の現代語訳などには、何か肌に合わないものを感じていた。肝腎の評論系統も、以前の精彩を欠いてるみたいで、このところほとんど読むことがなくなっていた。
本書を手に取ったのは表紙のジョルジュ・バルビエのイラストが目を引いたのと、金坪真名子(本名)という女芸人が主人公ということで、なんだか面白そうに思えたからだが、読後感としては、「やれやれ(>_<)」だった。
主人公と同級生で結成した漫才コンビ、その他、どことなく冴えない女芸人数人の芸歴? が横道、脇道にそれっぱなしで繰り広げられるのだが、盛り上がらないことおびただしい。
まあ、腐っても橋本(^_^;)で、部分的にはユニークな解釈、うがった意見もなくはないのだが、これって、わざわざ小説で開陳するたぐいのものでもないだろう。

たとえて言えば、金坪真名子は一本のさえない割り箸である。男というものは、スイッチを入れると「ウィーン」と言って回り出して、甘い綿状のものを発生させる綿菓子製造機である。金坪真名子は割り箸になって綿菓子製造機の中に突っ込まれ、甘いふわふわの砂糖製の雲に包まれてみたいのである。更に言うなら、その砂糖製の甘いフワフワの雲は、ピンクの色がついている方がいい。

金坪真名子は、自分のファッションセンスに自信がない。「着る人間は自分だ」と思うと、どうしても腰砕けになって、「ファッションセンスのない女が選びそうな無難なもの」ばかりを選んでしまう。
ブスとかなんとかいうのは、実は容貌外見の出来不出来で判断されるものではなくて、着ているもののセンスで判断されるようなものなのである。「どうせ私は--」と思ってる女が、その前提に乗っかって服を選ぶと、「どうせ私は--」を抜きにして、「えっと、どれにしようかな?」で着る物を選ぶと、「ブス」とは思われなくなるものなのである。

日本の、東京のお笑いは、ネタよりも芸人のキャラを重視することによって、日本特有の私小説化して行った。
「女芸人ブーム」というのは、それ以前にあった「おバカタレントブーム」を受けてのことで「可愛いけどあきれるほど物を知らないバカ」というのがテレビの世界には一杯いて、それが認知されてしまったのである。TVを見る日本人の多くは、自分のことをあんまり頭がよくないと思っていて、世間の手前このことを隠して生きて来た。--そのことに疲れて来たので、「あきれるほどものを知らない可愛い顔をした娘」をテレビで見て、あきれて驚き、そして赦したのである。バカを赦すと、我が身も楽になることを知ったのである。全国的に「赦し」ということが広がった。「あれはバカではない。キャラなのだ」という適用方式が広がって、「あれはブスではない、キャラなのだ」という形で、女芸人も人として女として認知されるようになったのである。


おしまいの「おバカタレント」の存在理由は、わかりやすくて面白かったけどね。(最後の☆はこれへの加点)

2013/04/10(水)旭通りあたり●

7時半起床。
今朝の血圧は173/92/89。
二日酔いではないが身体がじんわりと重い。
今日は中央図書館に行くつもりだったが、ネットで見たら、4月8日から18日まで蔵書点検のため休館。ということで、昼から自転車で三宮図書館に行くことにした。
前から外装工事してた旭変電所も足場が取れてほぼ工事終わりかけみたいだったが、正面左側の壁が何となく不細工になってる。雨戸の戸袋みたいである(^_^;) このままで終わりだとしたら、ちょっとがっかりである。
変電所南の金網に囲まれた空き地は、すっかり近所の野良猫の溜まり場になっていて、今日も4,5匹がたむろしてた。しばらくMorris.@Catographerモード。
三宮図書館で期限日の本返却してから元町方面へ。昨日サランバン会で若木旦那がミニ太鼓を気に入ってたようなので、進呈しようと思い、「MALAIKA」で同じミニ太鼓買うことにしたのだ。本当は昨日持参したミニ太鼓を進呈しようかとも思ったのだが、短期間でも使い慣れて愛着があるので、新品を進呈することにしたのだ。
帰り、大安亭でちょこっと買い物して4時帰宅。久しぶりに屋上でミニギターやるつもりで上がったが、今日も結構風が強くて楽譜とばされそうになったので断念。アパートの外装工事は昨日で完了したらしい。思ったより早く済んで、よかった。内部はほとんど触ってないので、住み心地が良くなるとか言ったことは全くない。
広島のふくはらさんから、桜満開の河口湖から富士山を望むという、いかにも絵葉書構図の絵葉書が届いてた。いかにも絵葉書的写真というのは、褒めるよりけなす意味で使われることが多いのだが、絵葉書に使えるのでは、という写真撮れたら嬉しいものではある(^_^;)
今日の歩数は2005歩。


菫 

旭変電所 

ここらあたりがちとダサい(>_<) 

変電所南の金網猫場 

これはすぐ逃げた 

金網囲みの向こう側 

色々ポーズしてくれた 

こちらは草隠れ 

雛芥子と 

さっき金網向こうにいた雉 

別の雉

雲 


【ドッグマザー】古川日出男 ★★★ 「冬」(「新潮」2010年7月号)、「疾風怒涛」(2011年2月号)、「二度目の夏に至る」(2012年2月号)の三部構成だが、二部都三部の間に起きた東日本大震災が大きく全体の構図を変えることになったようだ。
養父メージの遺骨と愛犬博文を連れて京都にたどり着いた主人公は、匿名の写真モデルをしながら、震災後謎の「教団」のブレインとして入り込み、女院主と師弟とのつながりの中で新しい「聖家族」を作ろうと試みる。
前作があるらしいが、先にこちらを読んでも特に不都合は無さそうだ。

家なしは保険証を持たない。全員ではないにしても九割九分が所有しない。そのために家なしは医療機関にはかかれない。しかし現実に入院してしまえば状況は変わる。病院が生活保護の手続きを取るからだ。すると患者が保険証なし、現金なしの家なしであっても確実にこの「生活保護費」から医療費が支払われる。僕は生活保護制度を悪用する手口の類い、たとえば不通の不正受給についてなら一般教養として通じていた。しかし見通されたものは並大抵の事情ではなかった。救急車で搬入される人間に関しては、病院は、即座に現場の判断で生活保護を成り立たせ得る。それはキュウハク保護というのだ。
いずれにしても救急搬送された家なしは入院して、その時点でもう生活保護受給者となっていて、病院はいかなる治療も施せる。いかなる高額の手術も、いかなる危険な手術も、いかなる必要性のない手術も実施できる。そして診療報酬が出る、病院側に。もちろん患者が死亡しても病院は困らない、なにしろ苦情を訴える家族もいない。家なし側には。検査そのものにも診療報酬が出るからその検査で延々と疾患を発見しつづけることもでき、結局は--殺される、というのが事態の核心だった。そして全員の面だけをしたボランティアと病院側との癒着もあれば、複数の病院間の、情報交換と転院による「利潤」を追求した連携もあるのだとも。いちばん怖いのは大阪の連携(それ)で、しかし去年から京都も同じなのだと。(第一部)


生活保護という、ぎりぎりのセフティネットワークに群がるシロアリたちの話はここ数年話題になっているが、いわゆるウラ世界だけでなく、公共的病院組織でもこのようなことが行われているのか、と愕然とさせられる。小説とはいえ、これくらいリアルっぽく描かれると、とても絵空事とは思えなくなる。

追加の注文は多かった。せんぐりせんぐり来るし、待って、と言ったのは女だった。僕の方にしなだれかかったのも女だった。これイチボ言うのん? と訊いたのは僕で、それは牛の臀部の肉だった。リブ芯も霜降りだった。ギャラには九条葱が添えられていて、女は大仰に両掌をひろげて歓び、お葱てんこ盛りや、と行った。そしてメインとして女が頼んだらしい丸腸は、大胆なほど太いし、噛む前からプリッとしたした。そして溶解した。味付けは塩とレモンだった。他には肩の肉のザブトンと上腕肉のミスジをそれぞれ四片ずつ、合わせ盛りで頼み、それらの多彩な、かつ希少な牛の部位がつぎつぎ焼かれて、匂いがした。

古川作品にはよく料理、食事の場面のマニアックな描写が出てくる(本作品ではセックス描写のほうがくどかったけど(^_^;))。その一部。他の作品でも出てきた「ギャラ(ギアラ=赤センマイ=牛の第四胃)」はやっぱり馴染めない。それにしても焼肉、たまにはこんな食べ方してみたいな、いや、やっぱりMorris.はミノだけでかまわないか(^_^;)

知られざる動物たちの生態と言ったらNHKのドキュメンタリーが独壇場だが、だが……と言葉を濁してチリュウさんが答えた。きょう日(び)はあかん、民放とNHKの動物系の番組に対するスタンスに、差がない、ないのだよ。僕は、以前は違っていて立派だったんですね、情報源として? と問い、するとチリュウさんの嘆きは一フレーズに落ちついた。
「テレビの時代はお終いなんですな」
毎日が過ぎていく。春。それは白や紫の木蓮でも爛漫の桜でも山吹でも、藤、緋色の躑躅や何種類かの色彩を誇るだろう牡丹でもない。大概はそうだろう、季節の承認はそれらが与えるのだろう、けれども僕の春は異なる。僕の春はこれだ、ただ過ぎることであって一日一日が過ぎることが持続するし意識的にも持続させることなのだとわかる。そうだ、これだ。これが僕の春の内実(コンテンツ)だ。そうして日々が過ぎれば、その経過はゆるやかに規律というか秩序のパターンを炙りだす。(二部)


「テレビは死んだ」というこの発言が後半の、震災後のテレビ報道につながる。春の花として取り上げられている、桜、山吹、藤、躑躅、牡丹、これらはすべて否定的な選択だが、山吹を連翹に変えれば、ほぼMorris.の好みの花と重なってしまう。つまり、古川とMorris.では、花への嗜好がまるで違うということだろうか。

芸術分野の英才教育はいかに施すのか。特定の資質、ここでは「画才」はいかにして開発可能か。相談役であるアートディレクターが、やすやすとこの難問に回答した。予備校講師を雇えばいいと言った。芸大受験のプロフェッショナルだ。芸大受験とか美大受験のな、その手の評価報酬の世界に生きているプロフェッショナルだよ、教える優秀さは、数でわかる、「合格者数」って数だ。峻厳なデータって言い切っていいんだろうな、こういう業界だと教える人間の質とかレベルは数値で測れるんだよ。曖昧さはない、そして人気講師を、マンツーマンの家庭教師に買えばいい。マンツーマンが肝腎だ、とディレクターは付言した。才能というのはカスタマイズだからな。

これを古山が本気で信じているとしたら「異議あり」である。まあMorris.に「芸術コンプレックス」があるためかもしれないけどね。

消費者の側には肉体の癒しと魂の癒しは別次元という先入観がいまだに根強い、だから魂の癒しだけがヒーリングと言い換えられた、極めて日本人と日本語に特化したカタカナ使いだ、英語のネイティブには区別がつかない、そのニュアンスが腑分けできない、ここを利用する、ヒーリングは肉体に対しても癒し(それ)なのだと、いつもの「日本人の間違い英語を正します!」の風潮をサラッと煽って、市場の認識を変える、すると、前世はドラッグストアでも購入可能なものになる、そうした流通に対しての低呼応が減る、大量生産の前世は安いし、カスタマイズされた前世は高い、この認識もたちまち浸透する。ここからディレクターは、所得の高い人間を狙う戦術を語る。もう霊感商法で壺やら墓石を打ってはダメだ、だいたいIT企業の二十代三十代の連中が、墓を、考えてるか? しかしこのことは考えたほうがいい、霊魂から色の部分だけをカタカナ語にして、オーラにしたら、誰だって「存在する」と認識してしまった、まあ認識していないとしても守護霊とかハイこれ胃、それからキツタヌキの低級霊と言われるより信用された、そっちは馬鹿にしてもオーラは茶飲み話のアイテムだった、けど、とアートディレクターはふいに意図的な澱みを作って僕に言う、いまは、どうだろうな、いまは二十代三十代の連中、オーラとは不用意に言わんぜ? この大震災後のご時世に、口にはできない、口にしないって感じじゃないか? ほら、虚しいから。そこのところも、俺たちは踏まえる。

新興宗教の戦略として、なかなかにうがった考察である。たしかに「ヒーリング」は精神的な癒しと思ってたし、「オーラ」なんて、ついつい考えなしに使う事が多かった。こういった外来語の微妙な誤解(中途半端な理解)は、かなり広範囲に瀰漫してるようでもある。これは充分気をつける必要ありだね。

震災は起きている。その大震災は国難と断じられて、初めの二週間から三週間、大量の現地報道があり、これがやや収束するとメディアは議論の場となる。意見の正しさのみが競われる。するとテレビは、論客を映す。結局のところテレビは、震災が発生してしまう直前には「テレビの時代はお終いなんですな」と言われていたのに、圧倒的に機能して、主流メディアとしての死を延期させた。それでもテレビは、境界にあった。僕は、見た、画面にその野党最大派きっての若い論客を見て、政府機関を西日本に移すべきだとの主張を聞いた。むしろ首都をまるまる西日本に遷すべきではないかとも提議していた。

先に引用した「死んだはずのテレビ」が震災によってサバイバルしてしまった、というのには、共感を覚えた。しかし、野党の論客というのは、ひょっとして、橋下大阪知事をモデルにしてるのかな。よくわからない。
三部執筆の前に東日本震災が起こり、そのために本作品そのものが、無理やり変成させられてしまったような感じがする。端的に言えば成功作とは程遠い作品(彼の力量からすると)ではなかろうか。

2013/04/09(火)サランバン会

7時起床。
今朝の血圧は207/89/74。
朝の3点セット。
昨夜のKBS歌謡舞台(1371回)は「四月の花の香り」というありがちな特集(^_^;) 花の歌はいくらでもありそうだものね。

1) 정열의 꽃情熱の花1962/チャンミファ(イチュニ)
2-1) 꽃동네 새동네花の町鳥の町1970/ジョンフニ
2-2) 꽃길花の道1971/ジョンフニ
3) 꽃밭에서花畑にて1979/ジョンフニ
4) 꽃 이야기花物語1973/ムンジョンソン
5) 꽃2005/チャンユンジョン
6) 꽃 목걸이花の首飾り1971/イヨンスク
7) 꽃잎편지花びら便り1975/キムリュニ(ペクナムスク)
8) 외나무 다리丸木橋1963/チェムリョン(資料映像)
9) 산유화山有花1957/キムクッカン(ナムインス)
10) 아네모네アネモネ1968/キムヨンビン(イミジャ)
11) 하얀 민들레白いタンポポ1979/キムヒジン(チンミリョン)
12) 어린 시절幼年時代1974/イヨンボク
13) 꽃집 아가씨花屋のお嬢さん1968/オーロラ(ポンポン四重唱団)
14) 개나리 처녀ケナリ娘1958/イヘリ(チェスクチャ)
15) 매화타령梅花打令/チェジョンジャ
16) 노들강변ノドゥル江辺1934/イホヨン(パククヨン)
( )内はオリジナル歌手 太字は私的好み(^_^;)


Morris.的にはチャンユンジョンの「コッ」だけで今回の歌謡舞台はOK(^_^;)だったのだけど、イミジャの「アネモネ」歌った若い男性歌手キムヨンビンが、エンカメ歌謡大会でグランプリ受賞した大和くんに雰囲気がそっくりだったのに驚かされた。また、トロットギャル5人組オーロラのMorris.好みの一番背の高い娘がいちだんと可愛くなってるのもね(^_^;)
10時過ぎに自転車で金沢病院へ。右脇下の粉瘤腫は順調に回復しているようだ。一日越しに消毒して応急バン取り替えして、来週くらいにまた様子を見ようということ(^_^) 六甲道まで脚を延ばし、灘図書館に寄ってから、薬店でマキロンと大きめの応急絆創膏買い、正午過ぎ帰宅。
しばらく録画してた韓国ドラマ見て、2時に部屋を出てJRで玉造に出る。
今夜は恒例のサランバン会だが、洪ママはまだ入院中でしばらくサランバン会に顔出すことはできなさそうということで、見舞いに行くことにしたのだった。玉造駅から東に5分ほどのところにある中本病院。ちょうど歌麿会長が来ていた。洪ママはかなり痩せてたが、言葉はちゃんとしていて、一安心。2月のサランバン会の数日後、自宅で突然倒れたとのこと。偶然歌麿会長が電話して、すぐケアセンターに連絡、救急車で警察病院に運んで事なきを得たらしい。ほんとうに会長は命の恩人である。
先月までは鼻からの流動食だったのが、今は口からお粥を食べられるようになったとか。会長が別用で出かけた後、しばらく話して、肩を揉ませてもらう。やっぱりかなりガリガリに痩せてる。
先日ぐいぐい酒場に書き込みのあった姫路の石ちゃんの話をしたらよく覚えてて、本当に韓国歌謡をたくさん知ってるお客さんだったなと懐かしがっていた。
リハビリを続けてて、早ければあとひと月ほどで退院できるかもしれないとのことが、まだしばらくサランバン会出席は難しいだろう。
5時前に病院を出て、平野川沿いに鶴橋方面に歩く。大今里あたりでタイル貼りの古めかしい建物発見。これは今まで気づかずにいた。さっそくデジカメ撮影、と思ったら建物の前にお誂え向きみたいに白黒猫が座ってた。険しい目つきで毛並みも悪かたが、これが結構人懐こくてMorris.の足元にまつわりついてくる。しばらくかまって遊ばせてもらった。
そのあと御幸森コリアタウンで缶ビール買って神社北側の小公園の枝垂桜前で、しばらくミニギターおさらい(^_^;)
6時半過ぎにサランバン会場「恋人」へ。会長をはじめ常連6,7人が来ていた。しばらくしてから若木夫妻とMorris.ファンの(^_^;)榎本さんもやってきて、すっかり宴会モード。榎本さんのビール攻勢に対応しながら、持参のミニギター、ミニ太鼓で大騒ぎしてしまった。ミニ太鼓はもともと洪ママを喜ばせようと買ったのだったのにまだ、お披露目できずにいる。若木旦那がこのミニ太鼓すっかり気に入ったようで、叩きまくってた。リズム感が良いのでMorris.より上手い(>_<) 榎本さんと若木夫婦がすっかり意気投合して、機会があれば是非若木家でのBBQ大会一緒にやろうなどと盛り上がる(^_^) 
11時過ぎまで店にいて、何とか西明石行最終列車で1時過ぎ帰宅。
今日の歩数3899歩。


「コッ 花」を歌うチャンユンジョン 

園児運搬車?

看板猫ぶんちゃん

平野川

不思議な建物発見!! 

なかなかのもの 

おまけに猫まで(@_@) 

こんな顔して 

えらく人懐こい 

この敷石もGOOD 

春!!!!!って感じ 

黄昏コリアタウン 

ふてぶてしい飼猫 

この公園でミニギターおさらい 

ここにも猫が(^_^) 

恒例サランバン会 

記念写真

大盛り上がり 
2013/04/08(月)四国方面

3時半起床。
今朝の血圧は195/89/78。
昨日買ったばかりの格安自転車(でも6段変速)で魔や倉庫へ。
矢谷くんと四国高知県南国市の上海向け荷物ピックアップ現場。
12時過ぎに作業終了。
昼食は道の駅南国のレストランの日替わり定食、鶏の竜田揚げで、これがなかなか美味しかった。矢谷くんは奮発してかつおたたき定食頼んでたがこれもなかなかのもののようだった。
ここに置いてあった高知県の観光ミニコミ「とさぶし」創刊号が、24pながら凄く充実していてびっくりした。最近の流行なのかもしれないが、えらく水準が高い。高知県文化生活部発行ということもあって、広告は皆無、いや全編これ高知県の広告といえるだろう。
オールカラーで素晴らしい写真も多い。室戸海岸の夜明け前の長時間露出写真も見応えがあったし、四万十川の在来アマゴの実物大写真なんか、反則ではないかと思うくらいの美しさだった。記事も充実していて、これまでよくあった地方観光課のパンフレットとは一線を画している。数年前からJR西日本がシリーズで出してる「奈良を習おう」を超えてると思う。ネットで見られる「とさぶし」Web版もあり、ここでは2号の内容が紹介されている。でもやっぱり活字人間のMorris.は、手触り感のある紙メディアでよみたいなあ。モニター応募してみよう(^_^;)
6時に倉庫を出て、マルハチに寄って7時前帰宅。
ビデオで昨日の日曜美術館見る。ミュシャのポスターの特集だったが、今回からというか、今年度からキャスターが井浦新に交代してたことが、ミュシャより印象的だった。特に好きというわけでもないのだが、これまでのキャスターにどうも馴染めなかったためだろう。
今日の歩数は4002歩。


朝日桜 

四国らしい山景

朝ぼらけ 

道の駅南国の棕櫚

高知県発行のミニコミ「とさぶし」 

赤い新芽

名残の桜 

明石大橋と観覧車

明石大橋 
2013/04/07(日)風強く吹く良き日

6時起床。
今朝の血圧は191/92/70。
予想に反して青空ものぞく天候だったが、風が強い。
矢谷くんと垂水のフランス向け航空便ピックアップ現場。飯抜きで1時過ぎ作業終了。
昼は中央市場近くの「大八」で久しぶりに鉄火定食食べようと思ったのだが売り切れで、カレーうどん。ちょっと残念だったけど、カレーうどんもそれなりに美味しかった。4時過ぎに倉庫を出る。
帰りナフコに寄って、安い自転車買う。明日は四国南国市現場で、朝4時半倉庫出発なので、歩いて行くと3時半頃部屋を出ることになる。自転車なら4時に出ても充分だから、そのために急遽間に合わせに買った、ということにしておこう。
右脇下のガーゼ取替え。病院でもらったタンポン式の消毒液塗って、バンドエイドで間に合わせる。腫れは引いてるがいくらか血が出てる。
夜は一杯やりながら、亀田興毅の防衛戦見るともなく見てたが、途中で寝てしまった(^_^;) 結果は
僅差の判定勝ちで何とかタイトル防衛したらしい。
今日の歩数は4003歩


今朝の空

紅白桃 

まだ冬? 

切り株に変なものが 

化学物質? 

高橋下のマンション工事

椿 

摩耶の空 

桜濁り 

2013/04/06(土)春の嵐

6時起床。
あぢゃぢゃぁーっ(;;)今朝の血圧は197/93/65。
朝ちょっと早めに摩耶倉庫に向かう。摩耶埠頭に割りと大きめの貨物船が停泊してたので、デジカメチェック。あとで調べたらパナマ船籍の「ROYAL HARMONY」というBulk carrier(バラ積み貨物船)で、総トン数22863t、178m X 28 mのかなりの大型船である。2011年建造とあるからこれも結構新しい。
荻野くん、としろうと3人で芦屋高浜町マンション9F、イギリス向け荷物ピックアップ2日取り現場の初日。何とこのマンションは22階以上あるのにエレベータが5階飛ばし(>_<) 1階の次が7階、そして12階、17階、22階。現場の9階は、7階から2階上げるか12階から3階降ろすかのどちらかである。まあ7階使うけど(^_^;) おまけに今日は全国的に台風並みの荒れ模様。
昼間は何とか小康状況で助かったけど、帰りは強風に煽られて傘はひっくり返るし→ 全身びしょぬれになって6時帰宅。
阪神-広島戦は雨で中止。
4月からリニューアルしたテレビでハングル第一回をビデオで見る。昨年度は結構楽しんだのだが、本年度はコウケンテツもジヨンさんもいなくなり、藤原くんと2PMは継続。講師は木内明、メインゲストがはるな愛というのがちょっと??だが、それなりにいろいろ工夫しているようだ。ただ、前年度もそうだったが、「ハングル」を「韓国語」の意味で使うというのは、すっかりNHK公認ということになってるようだ。タイトルが「テレビでハングル」だもんな(^_^;)
今日の歩数は3034歩。


エダシャクの仲間?

ROYAL HARMONY 22863t 

花散らしの雨 

【「解説」する文学】関川夏央 ★★★☆ 関川がこれまでに執筆した百冊以上の文庫解説の中から24編を選んで一冊にしたもの。文庫の解説で400p近いハードカバーに仕立てるというのも、なかなかに大胆な企画ではる。
おおまかに四部に分かたれているが二部の司馬遼太郎関係の部分だけで200p近くを占めていいて、その中核となる司馬遼太郎対話集(文庫で十冊分)解説部分が一番読み応えがあった。

「終末意識」を抱きつつ、しかしその一方で政治参加への積極的意志を捨てず、なお日本農村の仕組、農村が内包する政治的状況がわからない、といいつのる野坂昭如の言に深く頷きながら、司馬遼太郎はこう発言した。
「ほんとにわからない。わからんのだけれども、野坂さん、ぼくの考えていることを聞いてくれないか。結論を先にいってしまうようなことになるけれども、要するにね、日本は土地を公有にしなきゃどうしようもないと思う。農業問題もなにも解決が不能だと思うね」


「土地」の公有というのは、Morris.もずっと以前からそうすべきだと思っていた。バブル以降は特にその感を強くするのだが、余程のことがない限り実現は難しいだろうな。他力本願を承知で言えば、1940年の敗戦時が大きなチャンスだったのかもしれない。

高坂正堯は、司馬遼太郎にはストーリーテーリングの才能だけではなく、「エッセイストと言ってよいようなたしかな鑑定眼がある」と感じた。「エッセイスト」とは思索を試みつづける人の意である。

司馬遼太郎は73年4月はじめ、米軍撤退完了からわずか二週間のちのサイゴンへおもむき、ベトナムを見kた。
「自分で作った兵器で戦っているかぎりはかならずその戦争に終末期がくる。しかしながらベトナム人のばかばかしさは、それをもつこともなく敵味方とも他国から、それも無料で際限もなく送られてくる兵器で戦ってきたということなのである。この驚嘆すべき機械運動的状態を代理戦争などという簡単な表現ですませるべきものではない。敗けることさえできないという機械的運動をやってしまっているこの人間の環境をどう理解すべきなのであろう」
「大国はたしかによくない。しかしそれ以上によくないのは、こういう環境に自分を追いこんでしまったベトナム人自身であるということを世界中の人類が、人類の名においてかれらに鞭を打たなければどう仕様もない」「同じアジア人としての立場でいうなら、内乱もまた国家的商売であり、こういう国家的商売はかつて世界史になかった」(司馬遼太郎『人間の集団について』)
それは当時の「ベトナム戦争ものの通念」、すなわち北ベトナムびいいき、戦争の悲劇への慨嘆、平和主義的つぶやき、といったスタイルを裏切った果敢な論考であった。むろん南ベトナムに肩入れするものではなかったが、思想の行動化への強い嫌悪がまずあり、「民族主義という思想」への危惧の念が忌憚なくしめされていた。70年代前半という時代状況を考慮すれば、この痛烈な一稿は並みの勇気で書き得るものではなかった。
この大胆な、しかして核心をあやまたず貫く本、温和な風貌の下に鋭い戦闘性を秘めた本は、だが話題にはならなかった。つとめて黙殺されたようである。


Morris.は司馬遼太郎の長編作品はほとんど読んでるし、短編も半分くらいは読んでるだろう。紀行文(街道を行く)、エッセイなどはあまり読んでない。この『人間の集団について』は読んでみよう。

司馬遼太郎は開高健の「ゆるがない読者」を自認していた。デビュー間もない開高健の、他の作家にはない「巨大な土木機械」を思わせる「文体の掘削力」に気づいていた。
司馬遼太郎は『夏の闇』を開高健の到達点と見た。それは開高健が四十歳で書き、四十一歳で刊行した作品である。司馬遼太郎は『夏の闇』の主題は「西欧的絶対」に対する挑戦ではなく、「プラスもマイナスもなき東洋的ゼロというもの」または「空(くう)」であると見た。その『夏の闇』一作で、「天が開高健に与えた才能への返礼は十分以上」という考えが司馬遼太郎をして「(書くのを)やめればいいのに」といわせたのである。


開高健は『日本三文オペラ』が印象に残ってるが、あまり良い読者とは言えなかった。「輝ける闇」「夏の闇」「花終わる闇(未完)」のベトナム戦争三部作の初めの二作はいぜん読んだような気もするが、はっきりしない。

70年代までの日本では、韓国にはふたりの金と一人の朴しかいないと認識されていた。ふたりの金とは金芝河と金大中であった。一人の朴とは朴正熙出遭った。北に、さらにもうひとりの金、金日成がいて、朝鮮半島は日本人にとってその四人以外登場しない閉ざされた舞台だったのである。
金芝河と金大中は「抵抗の人」であり、金日成は「自主の人」であった。そして朴正熙は「圧政の人」であった。今日この評価がすべて逆転しているとは皮肉だが、野遊会に普通の人々を発見し、「怒れるツングース」に辟易しつつも面白がる視線を送り得た司馬遼太郎でさえ、ことコリアに関する限り、日本中にあふれていた「連帯の人」「支援の人」が吹かせる時代の風邪からは自由では無かったのである。


たしかに大陸志向(モンゴル中心)の司馬の韓国への対応はなんとなく腰砕けのような感じを受ける。時代の制約というのもあったのだろう。

実は82年の教科書騒動は誤報であった。教科書はずっと以前から「侵略」ではなく「進出」という用語を使っていた。それを浅い新聞が誤報して、これに中国政府が政治的に反応し、中国の反応を見た韓国が大衆的かつ強硬に反応したのであった。だが当の教科書にあたって調査したものはいなかった。そうして海外の波立ちが日本国内に再波及したのであるが、いずれも「実証」とはほど遠い「情緒」と「自己都合」の産物にすぎなかった。

武士階級が西南戦争によって完膚なきまでに敗北したとき、嘉永六年にはじまった長い革命は、24年におよんだその行程を終えたのである。
ひるがえっていうなら、この叩きに西郷軍が敗れなければ革命は完成しなかったということになる。とすると、たとえば安部公房がその戯曲と小説『榎本武揚』で、戊辰戦争終末期に榎本らが行なった箱館戦争は徳川体制の終焉を決定づけるための「八百長戦争」であったという文学的仮説をかつて提出したが、西郷は一身を滅することで、それよりはるかに巨大なスケールで革命の終了宣言を行なったのではないか、そう考えたい誘惑にかられないでもない。

西郷が「征韓論」でもくろんだのは「革命の輸出」であった。その当の韓国に西郷死後九十年にして出現した大統領、朱子家札の名分論が支配するコリア文化にあっては異端の合理主義者朴正熙は、折しも『翔ぶが如く』が連載中の1972年、「維新拳法」を制定し、自らの体制を「維新体制」と命名した。「近代化」を自分の責務と考えた朴正熙が学ぼうとした相手は、旧体制の既得権益を顧慮せず、その描いた青写真の実現のために敢然と前進した大久保であり、西郷ではなかったのである。


西郷の晩年の鈍化に対する司馬の戸惑いは、終生変わらなかったようだ。西南戦争を明治維新革命の終わり(完成)と見るのは、今となっては妥当な意見かもしれない。賊軍の長の銅像が上野公園に当たり前のように立っているのも不思議といえば不思議である。大宰府に流された菅原道真への畏怖が天満宮として現在にまで残っているような、日本独特の捩れた国民性なのだろうか。

歴史上の人物が、虚構上の人物を含めて無数に西南戦争直前の東京を駆け、工作する。その手並みのあざやかさはもちろん、背後にうかがえる教養の深さ鋭さは、まさに端倪できない。
その戦中派の死生観を芯に据えて、教養の糸を惜しげもなく費やして織りあげられた物語、知識人と自称せざる知的な人々を読者とした「大衆小説」を前にした私は、一葉の『たけくらべ』を読んだ子規のごとく「一行を読めば一行に驚き、一回を読めば一回に驚」いて、末は露伴のごとく「多くの批評家、多くの小説家に、此あたりに文字五六字づつ技倆上達の霊符として呑ませたきものなり」とつぶやくに至り、その思いは二十年余を経て、四読五読した現在もなんらかわりはない。『警視庁草紙』こそ、まさに文芸の名に値する作品、その最高峰につらなる小説である。(山田風太郎「警視庁草子」)


山田風太郎の明治開化物は、いくら褒めても褒めすぎることはないと思う。中でも「警視庁草子」は傑作だね。うーーん、これは再読しなくては、という気になった。

徳岡孝夫は自分を、劇場の「三階席の観客」、野球場の「外野席」のファンだ、と再三いっている。それは、自分は「文壇の人」ではないという意思表示であった。また、文学論、文学的解釈と称して閑文字を連ねないという意思表示であった。彼は事実を軽んじるものを嫌った。そしてそれは、安全保障を外国に頼り、円の固定相場制で手厚く保護されながら世界の現実につきあたることもせず、それでいて、これ以上安全なものはない「平和な時の平和論」を叫びつつ「茶の間の正義」の作文をつづる文化人と戦後日本そのものへの軽視や嫌悪と同根であった。
徳岡孝夫はその後も永くベトナム報道に従事した。
68年1月末からのテト攻勢では、いまだ共産軍の手中にあった中部のユエまで北上したただひとりの日本人記者となった。ヘルメットを持たなかった彼は、それを戦死者の頭から拝借して現地に入ったのである。
ユエに近づくにつれ避難民の数はました。彼らはみな「解放」から逃げてひたすら南下してくるのである。そして、小学生くらいの男の子が「ぼくの姉さんを買ってくれないか」と、ベトナムの学校の白い制服姿でうつむいてすわっている少女の方を指さすのである。それhが「戦場の日常」であった。
帰国したのは1970年初夏である。ベトナム取材は75年4月のサイゴン最後の日までつづいたが、バンコク駐在はこのとき終った。ひさしぶりの日本は、信じられないほどの過消費ブームに湧いていた。同時に、公害は東京をおおいつくし、藤圭子の「圭子の夢は夜ひらく」という暗い歌が大流行していた。
いずれにしろ動乱の世界とはまったく別の、ぬるい平和がそこには満ちていた。当時『冠婚葬祭入門』という本がベストセラーになったのは、核家族化がほぼ極限に達して、社会的監修や世智を教える者が身近にいなくなっていたからである。ニクソン・ショックはすでに翌年に迫って、高度成長も、「戦後」そのものも終りに近づいていたが、日本はあいかわらず壺中にあって「平和な造反」をたのしんでいた。(徳岡孝夫「五衰の人--三島由紀夫私記」)

そして、この70年11月に三島由紀夫自決事件が起こったわけだ。関川はこの事件にかなりの衝撃を受けたらしく、本書でも数箇所にわたって触れている。Morris.は北九州の大学キャンパスでこのニュースを知ったが、ポカンとしてたことを思い出した(^_^;)

むかし、文庫本巻末の「解説」にはお世話になった。
総じて「解説」の本道を踏み外してはいなかったと思う。本道とは、それがいつどんなときに書かれたかの境遇を明らかにして、作家の来歴と社会相の変化のなかに作品を位置づけることだ。
私は1985年以来[解説」を書いていいる。
原稿の性質上、どれも頼まれ仕事ではあるにしろ、自分が読者として楽しんだ本、感心した本への敬意をこめた返礼として、本道を外さぬ「解説」を書くべくつとめた。(あとがき)


文庫という書物の形態はそのままでも、その本質というのはすっかり様変わりしてしまった。関川の言うように、今や文庫の解説など無用の存在なのかもしれない。しかし、百冊に一冊くらいは、千金の重みのある文庫も生き延びているはずだ。「悪貨が良貨を駆逐する」ことが文庫の世界では起きないことを祈りたい。

2013/04/05(金)通院生活

7時起床。
今朝の血圧は201/91/77。
朝の3点セット。
えらくリアルな韓国旅行最終日の夢を見てた。どこかの地方都市の雑居ビルに迷い込み、靴をなくし、食堂のお婆ちゃんとなかよくなって、店を出て知らない間に渡し船に乗って向こう岸に着いた時点でデジカメを店に忘れたことに気づき、そのまま船で戻って、迷いながらやっと食堂にたどり着き、カウンターにデジカメあったので、良かったと手に取ったら別のデジカメ(>_<) 本当に無くしてしまったと思ったら、婆ちゃんが保管してくれてた、といった内容。韓国の夢もよく見るが、何か細部が鮮明に見えてたのが珍しい。
今日は良い天気だが、明日、明後日は台風並みの大荒れらしい。
午後歩いて、金沢病院へ。3日続けて通院というのは、前に釜山龍頭山公園で酔っ払って眉毛あたりを怪我して救急車で大学病院に運ばれて以来である。あれは2010年7月だったな。
昨日の診察では膿もとまったとのことだったから、もう大丈夫かと思ったのだが、今日の先生はまだちょっと腫れてるからもうしばらく通院必要という。明日から三日間仕事なので、何とかならないかと言ったら、明後日の夜に自分で消毒してバンドエイドで押さえておき、火曜日に通院するようにとのことだった。
都賀川の川岸のベンチでまたまたミニギター。そろそろ屋上でのレッスンも出来そうだが、やっぱりこの時期、花見ながらというのは必須である(^_^)
5時半帰宅。
有田のつる姫と福津市の深町さんから葉書が来てた。つる姫のは自分の写真、深町さんのはブーケの可愛いイラストとこの季節らしいものだった。
阪神-広島の緒戦、先発メッセンジャーが2回で5点取られて、ああ、今日も負けかと思ったが、7回に5-5の同点になったので結果はわからない(^_^;)
9回鳥谷のホームランで阪神、やっと勝った!! と思ったらその裏久保が二死から四球連発適時打で6-6の同点になり延長戦に入り、控えピッチャーゼロ(>_<)状態で12回福留のホームランで勝ち越し。何とか7-6で阪神勝利。5時間以上の試合。サンTVならではの完全中継。疲れたけど、勝ったから良かった。ということにしておこう。去年なら1時間以上前に同点引き分けになってたところである(3時間半ルール)。
今日の歩数は2055歩。


巨大水母雲

鯱蛾(しゃちほこが)系? 

篠原南町の白雉 

大島桜? 

花びら散る中でミニギター 

桜夕陽 

照光寺の黒 

色っぽいウェイトレス 

水道筋の雉 
2013/04/04(木)恒例夜桜

7時起床。
今朝の血圧は199/89/77。
朝からえらくうるさい。どうやら足場の解体が始まったようだ。Morris.亭のアパートはエレベータ無しの五階建てというかなり全近代的建物だが、たかだか外装工事に1ヶ月もかかるというのは予想外だった。工事自体はもうしばらくかかるらしいが、それほどうるさいことはないだろう。一階の古本屋「ワールドエンズガーデン」もほっとしたことと思う。
10時前に歩いて金沢病院へ。昨日の坂田先生とは違ってたが、ガーゼの取替だけで、もう膿も出なくなってる。ということは経過良好のようだ。明日の午後は坂田先生なので、事後のことを相談しよう。
天気も良いので、都賀川ベンチでミニギター。
途中コーナンに寄って、自転車見るが、安い重い(>_<)のが中心で、結局買わずじまい。
その後も、川辺でミニギターおさらい。
水道筋で買い物して、5時帰宅。アパートの足場は完全に撤去されていた。外装は淡いベージュで以前とそれほど変わらない気もするが、たしかに綺麗にはなってる。
今夜から王子動物園の夜桜なので、6時過ぎに出かける。毎年のことだし、デジカメ撮りまくってるから、今年はさっと通り過ぎるくらいにしておこうとおもいながら、ついついしゃかりきに撮ってしまう(^_^;)
のりちゃん(旧姓秋月)から声をかけられる。去年結婚したばかりの旦那と夜桜見物に来たらしい。
帰りちょこっと古本屋に寄ってぶんちゃん撮ろうとしたが、眠そうだったのでパス。
阪神は榎田が好投したのに打線は音無し、おまけに野手のエラーで得点されてこの1点だけで0-1の連敗(>_<) どうなっとるんぢゃあっヽ(`Д´)ノ
今日の歩数は4002歩。


足場の解体が始まった 

ゆるギャグ蔓延 

チューダーローズ 

斑猫(はんみょう)

野菊 

長葉菫細辛?

烏の豌豆

照光寺の黒 

更地になった畑原市場 

足場全面撤去\(^o^)/ 

王子動物園p.m.6:30 

夜桜風景 #01 

#02 

#03 

#04 

#05 

#06 夜の観覧車

#07 

#08 ハンター亭前が出口 

#09 

今夜のぶんちゃん 

2013/04/03(水)●粉瘤腫(atheroma )(>_<)

7時起床。
今朝の血圧は210/95/87。
昨夜寝る前になんとなく右脇の下に突っ張るような違和感を覚えたので触ってみたら結構大きなぐりぐりができてる。あわてて服脱いで鏡に移したら梅干しみたいな腫れ物が出来てる(@_@) 抑えると痛いしちょっと膿を持ってるようでもある。針で突いて膿を出そうかとも思ったが、とりあえずネットで調べてみる。どうやら「粉瘤腫」というものらしい。
9時過ぎに部屋を出て歩いて金沢病院へ。外科室に回され、見せたらやっぱり粉瘤腫らしいとのこと。かなり腫れてるのでメスで切開して膿を出し、抗生物質服用してしばらく様子を見てから、事後処置考えようとのこと。数日は通院が必要らしい。まあ、悪性腫瘍ではないからそれほど心配しなくて良いといわれた。
薬局で薬もらい、血圧はかって、歩いて灘図書館により、新在家から阪神で甲子園に。
今日は選抜高校野球大会決勝戦で、済美の安楽投手でも応援しようと思ってたのだった。
試合は済美が1点先制して5回まで進み5回裏同点にされ、二死から何でもない内野ゴロを野手がエラー。これがきっかけで、済美はボロボロになってしまった。終わってみれば17-1という記録的大差で、浦和の初優勝。
試合後今津まで歩いて三浦さんの「珈琲香房」へ。しばらく雑談してから、阪急で5時頃帰宅。
阪神は中日にあっさり負けてしまった。
昼間、ひさしぶりに山下先生(校長先生)から電話があった。何と韓国の仁川空港からで、今日から一ヶ月近く韓国K旅行を楽しむとの事だった。長いことご無沙汰してたが、元気な様子に一安心。帰国後にはぜひ一度会いたいものである。
今日の歩数4492歩。


かなりデカイ腫れ物ぢゃ(>_<) 

花盛りの金沢病院へ 

切開中、断って撮影 

ちょこっと痛かった 

薬局の血圧計

ホザナ幼稚園送迎バス 

六甲町あたり 

球宴の春 

5回から安楽くんメッタ打ち(>_<) 

これで応援したんだけどね(^_^;) 

カメラメン 

三浦さんの店 
2013/04/01(火)●さかのぼり日本史●

7時半起床。
今朝の血圧は196/101/76。
今日は全国的に雨模様との天気予報だったので、外出ははじめからパス。
TV大阪の韓国ドラマ見た後は、このところ滞ってた読書録整理。本はそれなりに読んでたのだけど、メモや感想書く余裕がなかったのだ。
ネット見てて、NHK教育TV(いまはEテレか(^_^;)で、「さかのぼり日本史」という番組タイトルを見つけて、覗いてみたら、これはMorris.が以前から思ってた、歴史を現在から過去に遡って学ぶというスタイルの企画だった。残念ながら2012年度の番組で先月で終わってしまってたが、これは見ても良かったかな。こういった企画が通るということは、歴史の学習を現在から過去に遡って学ぶという、考え方がある程度認められてきたということになるのかもしれない。ゆくゆくは、学校での歴史教育にも、これを導入してもらいたいものである。
甲子園の選抜高校野球、今日は準決勝の二試合で、小雨の中ゲームやってたので、久しぶりにテレビで見る。埼玉の浦和と福井の敦賀気比は5-1で浦和の快勝、四国同士の済美(愛媛)と高知は、済美の安楽投手が2本塁打浴びながら3-2で接戦を制して明日の決勝に勝ち進んだ。天気が良ければ、甲子園まで出かけるのもいいかな。
京セラドームの阪神-中日戦。9回まで3-3。9回裏、無死一、三塁で西岡の適時打でサヨナラ勝利(^_^)/
今日の歩数は0歩。

【素材の旅】藤森照信 ★★★ 戸田建設の広報誌「TC」に1962年から年3回のペースで長期間連載中の「建築用自然素材を訪ねる旅」の中から以下の20回分を抜粋したものである。

・聚楽土(京都市上京区)・大理石(岐阜県大垣市)・スレート(宮城県石巻市)・土佐漆喰(高知県南国市)・鉄平石(長野県諏訪市)・青森ヒバ(青森市沖館)・ナラ(北海道旭川市)・茅(京都府南丹市)・竹(京都市左京区)・漆(岩手県二戸市)・檜皮(奈良県桜井市)・貝灰(福岡県柳川市)・クリ(岩手県遠野市)・出雲流柿板(島根県雲南市)・大谷石(栃木県宇都宮市)・千年釘(愛媛県松山市)・渋柿(岐阜県揖斐郡池田町)・焼杉(岡山県瀬戸内市)・島瓦(沖縄県島尻郡与那原町)・台湾ヒノキ(台湾嘉義市)

古来、日本では、自然界全体のことを山と川に代表させて"山川"と呼び、自然界の中野大地系を土と石にたくして"土石"とまとめ、大地に生きる植物系を草と木に象徴して"草木"と称してきた。
山川、土石、草木。人類が建物を作るということは、山川の内に、土石と草木のカケラを積み上げ、組み合わせる営みだった。乾燥地帯では土と石を積み上げ、湿潤な気候に恵まれれば木を組み、草を葺いた。
山川の内の土石と草木。この安定した世界に揺らぎが生じたのは18世紀後半の産業革命期で、19・20世紀を通して揺れに揺れ、土石と草木に代わって、科学と技術が躍り出た。鉄とコンクリートとガラス。
20世紀の末には、土石・草木の世界は科学・:技術の世界にきれいサッパリ取って変わられたように見えた。建築史家としてのわたしの目にはそのように見たが、遅れて始めた建築家としてのわたしの目と手は逆だった。土石・草木でいこう。土石・草木こそがわたしの身心に深く浸みているのだから。
設計をするようになって、自然素材への関心が強まり、取材の旅を開始することになった。(序文)

Morris.には馴染みのない素材が多く、よくわからない(>_<)ものが半分くらいあったが、オールカラーの写真見てるだけでも楽しめた。先日倉敷の風致地区で「焼板」塀を多く見かけたこともあって、「焼杉」の回が一番面白かった。

スギの板の表面を焼いたもので、民家の外壁に張って使う。京、大阪の町家でも中国地方の民家でも、つい最近目にした例では大分県の民家の土蔵にも張られていた。日本列島を東西二つに分けて、滋賀県から西の方のみで用いられる伝統技法と言ってよい。

牛窓で取材した森材木店では、杉板(30cm☓200cm)三枚を組み合わせて筒状にしてベース盤上に立て、下から新聞紙一枚で焼くという、意想外の製法にはびっくりしてしまった。

新聞紙にマッチで火をつけると、すぐさまベース盤の上に立て、倒れないよう左手で支えている。要するに杉板で煙突を作って、内側を燃やすのである。
筒を立てるとすぐ、3枚の板の重ね目の下の方から煙が漂い出始め、漂い出始めるや否や、煙は漂い状態から噴出状態に転じ、煙を追うようにして炎がチロチロと顔を出し、煙と炎は重ね目を下から上へと滑るように上昇していく。
重ね目からもれる炎が中間あたりまで滑り上ると、突然、筒の先端から炎が猛然と吹き出したのだ。
思いもよらぬ1メートルもの炎が、まるでロケットを逆さに立てたように、噴射する。
それにしてもどうして新聞紙一枚でここまで燃えるんだろう。新聞の働きは初めだけで、いったん火がつくと、筒の中は、三面の燃焼の熱がお互いの燃焼をあおり、そこにエントツ効果が加わって爆発的に燃えるんだろう。


ここらあたりの観察力と描写力は確かなものがある。煙突好きのMorris.なので、特にこの場面は嬉しかったのかもしれない。
藤森もよほどこの焼杉体験が嬉しかったらしく、2005年の養老昆虫館に焼杉使うことにしたらしい。取材では厚さ15mm、長さ3mが上限というのを、馴染みの製材所で厚さ20mm、長さ8mのものを作らせて使い、その後も「ラムネ温泉館」「焼杉ハウス」「コールハウス」などといった自作の建物に採用したとか、趣味と実践を兼ね備えている所はえらい。
他にも、スレートは健在としては明治以前には使われてなかったが、硯石用の石を薄く割ったらそれがそのままスレートになるとか、茅葺きの茅はMorris.はススキだとばかり思っていたが、ススキの他にチガヤ、カルカヤなどの総称だということを教えられたり、檜皮葺がおっそろしく高くつくまさに国宝級の素材(京都御所、出雲神社)で、一般ではとても使えないとか、クリの木は日本で一番古い建築材で縄文時代の遺跡から出る丸太は例外なくクリだとか、ライトの帝国ホテルで有名な大谷石は「おおたにいし」でなく「おおやいし」と読むとか、沖縄土産のシーサーは、屋根の守護神で、重ねた島瓦を骨剤として使うものだとか、知らなくても全く困らない雑学盛りだくさんで、こういうのが好きなMorris.を喜ばせてくれた。
毎回、藤森自身が作業の一部に参加することになってるらしく、漆絞りで後でかぶれてしまったりしながら、なんでも楽しもうという精神が、彼の著作の面白さの源泉になってるのだろう。

知らない材料について知ることは、すばらしい友人が一人増えるような喜ばしさがある。建築界の多くの人が曖昧にしている謎を解く楽しさがある。(あとがき)

2013/04/01(月)●イタポン(^_^;)●

7時起床。
今朝の血圧は218/109/72。
朝の3点セット。(朝風呂、掃除、洗濯)
9時半に王子動物園へ。桜は満開状態。4日からの夜桜まで何とか持ちこたえるかな?
まぬうは相変わらず雌は岩の一番上でお寝み、雄はウロウロ歩きまわってる。飼育の係員が通りかかったのでちょっと話を聞く。動物園側としては出来れば子供が欲しいので、繁殖時期であるこの時期に一緒にして何とかしたいと希望してるのだが、雌のほうが無視するので、なかなか難しいとの事だった。
河馬の親子が仲良く餌を食べていた。
ハンター亭も公開中でとりあえず入っておく。下半分以上は桜に埋まっている。
屋上庭園でしばらくミニギター。その後、歩いて三宮まで行き、銀行、石橋楽器(ピックを買う)、電器店や自転車屋冷やかし、三宮図書館横のベンチでまたミニギター。繁忙期で左手の指が深爪でちょっとフレット押さえにくいが、だいぶ楽になった。
帰りも歩いて、大安亭で買い物して6時半帰宅。

突然、長嶋と松井が揃って国民栄誉賞に、というニュース。え、長嶋はまだもらってなかったのか、とちょっとびっくりしたが、松井は当人も想像外だったらしく、師匠の七光りを強調していた。まあ、これはたいてい時の総理の人気取りという事が多い。今回もその例に漏れないのだろう。
この時期にはそのタイトルのせいか、時々ラジオで流れる曲の一つにウィルマ・ゴイクの「花のささやき」がある。1966年発表の伊のカンツォーネだが、久しぶりに聴いて、このリズムと単純なベース・ラインはまさにポンチャックではないかということに気づいた。You Tubeで何度か聞き直したが、間違いないと思う。メロディも日本の歌謡曲やポンチャックやトロットによくありそうな節まわしである。いや、こちらのほうが本家で、日本や韓国が影響受けたのかもしれないが、半世紀前のイタリアにポンチャック風のサウンドがあったとは、これをイタポンと呼ぶことにしよう。ったって、誰も使わないか(^_^;)
今夜のKBS歌謡舞台は「그 사연 그 노래 그 대사 あの事件あの歌あの台詞」という特集。要するに時のニュースや話題に関した台詞入りの歌を集めたものらしいが、これはMorris.にはあまりぴんと来ない企画だった。台詞の分だけ時間取るので、今回は全部で15曲と、この番組としてはかなり少なかった。ソルンドがデビュー曲「失われた三十年」を熱唱。
今日の歩数は7399歩。


今日のまぬう雄 

雌は無視

動物園も桜満開

同じく

河馬の親子

ハンター亭も桜まみれ

同じく

まいまい蛾雌

ペンギン日光浴? 

桜と竹 

キリンオブジェと桜

これは何ぢゃ??
2013/03/31(日)●桜ノ宮界隈●

7時半起床。
今朝の血圧は199/99/75。
3週間ぶりにSBSの「挑戦千曲」を見る。いつもならチャンユンジョンと男性コメディアンの二人が司会でまず登場するのに、今日はDJチョリというのが舞台を仕切っている。もしかして、司会交代か(>_<)とビビったが、後からユンジョンちゃん出てきたのでほっとした(^_^) 今日のゲストには「愛のバッテリー」のホンジニヨンが登場(^_^) 彼女を個人的に応援するサイトにはいろいろ情報提供してもらrってることを別にしても、なかなかに魅力的である。歌の実力もなかなかである。
11時に部屋を出て桜ノ宮へ。造幣局前の「泉布観」が今日まで一般公開らしいので、花見を兼ねて出かけることにしたのだ。
ネットでMorris.部屋の愛読者である高槻の岩本さんから一度会いたいとのメールがあったので、これを機会に一緒に花見することにした。2時に桜ノ宮駅で待ち合わせ。先に「泉布観」まで行ってみたが、数百人の行列ができて、内部内部見学は無理だと判断(>_<)
しばらく川辺の桜の下でミニギター弾き語り。数人が興味を示してくれた。2時に岩本さんと落ち合う。斎藤さんにちょっと似た感で、Morris.と同世代である。建設関係会社に長期間勤め、野球場設営などに携わって来たとのこと。
とりあえずローソンでビール買って、花見て一杯。しばらくミニギターでポンチャック。
泉布観に寄って外から見学。綺麗になってるというものの、ベランダの手摺をピンクに塗るなど趣味の悪いこと(^_^;) 隣の旧造幣局正門の方がよほど見甲斐があった。
向かいの造幣局が開いていたので覗いてみる。今年の通りぬけは4月16日かららしい。思った以上に桜も咲いていた。通りぬけには何度も訪れているが、この時期にしか咲いてない桜が結構あって、これは儲けものだった。さらに日曜日は閉館のはずの造幣博物館も特別開館していたので、初めて入館することが出来た。これもラッキーだった。特別珍しいものはないのだが、時価八千万円の金塊や、5百円玉2000枚(百万円)の入った袋などを触ったり持ったり出来る展示もあって、五百円貯金やってるMorris.には面白かった。ちなみに5百円玉で百万円だと15kgほどになるらしい。
造幣局は通り抜けることはできなかったので、いったん泉布観前まで引き返し、ぷらぷら歩いて天神筋橋商店街へ。
JR天満駅裏の飲み屋街を物色して「一軒め」という格安居酒屋に入る。いや、ここは安かった。値段の割には味も結構美味しい。Morris.好みの鶏皮ポン酢がボリュームたっぷりで\300(@_@) ビール大瓶4本、天ぷら盛り合わせ、ドテ焼き、串カツなど頼んで二人で\3000というのはウソみたいな安さである。是非また、天満で飲みましょうと、約束して大阪駅で別れる。
ヨドバシカメラちょこっと冷やかして8時半帰宅。
阪神、今日は藤浪が初先発だったが、0-2で負けてしまったようだ(>_<) 新人投手の初先発なのだから、打線が援護すべきだろう。2日続けて無得点というのは情けない。
今日の歩数は6117歩。



ホンジニョン 

チャンユンジョン

2ショット

蘖桜 

白木蓮 

桜ノ宮駅から

花見ミニギター

造幣局前

泉布観

すごい行列(>_<)

煙突

古い煉瓦小屋

旧造幣局正門 

同じく

同じく

造幣局

無題 

白妙

白雪

心惹かれる八重 

養老桜

幸福

浦和

萬里香

造幣局記念メダル

造幣博物館

同じく

旧い造幣局銅版画

同じく

同じく

五百円玉で百万円

旧造幣局模型

枝垂桜

早咲の八重

他所の娘と岩本さんと 

御衣黄はまだ蕾

造幣局正門

桜マーク 

堀川小学校

ここは高そうでパス 

「一軒め」の鶏皮ポン酢(^_^)

看板猫ぶんちゃん 


 

 

 


 
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