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7月23日(水) ●ローカルバス?−駅前旅館−裏町散策−コリコムタン−駅前流し● |
5日目 |
Morris.が乗ったバスはクムホ高速の木浦行き直行バスのつもりだったが、何かやたら途中色んな街のターミナルに停まる。
別に急ぎの旅でもないし、南海のコースはほとんど初めてなので、却って嬉しかった(^_^)
特にどこか田舎町のターミナルでは、緑の塀の前にお洒落なベンチがあって、そこにハルモニやハラボジが坐ってぼんやりたたずんでる景色がまるでドラマか舞台のセットみたいで、バスの窓開けて必死にシャッター押した(^_^)
木浦のバスターミナルに着いたのが午後4時くらいだった。
Morris.は木浦は二回目である。とは言っても、前に来たのが1989年冬のMorris.2回目の韓国旅行で、このときは木浦からフェリーで済州島に行くつもりで立ち寄ったのだが、生憎の空模様でフェリー諦めて、そのまま光州に向かったから、木浦にいたのはほんの数時間だけ。それでもユダル山だけは登ったらしく、その時の写真が残っている。
でもまあ、ほとんど初めてみたいなもんである。
で、とりあえず木浦の地図でも貰おうと観光案内所探したが見つからない。ターミナルの職員に聞いても、そんなのここには無いよというすげない返事。
すみっこに木浦の地図の看板見つけたのでこれをデジカメに収めて、国鉄木浦駅まで市内バスで向かうことにする。
駅まで20分足らずで到着。そのまま駅構内の案内所に行って、案内アガシに地図をもらい、近くに安い宿無いか尋ねたら、駅のすぐ横に15,000ウォンの宿があると教えてもらい、そのデミョンジャン旅館に直行。これはわかりやすくて良い(^_^)
体調は相変わらず良くならないが、シャワーを浴びて一服して外に出る。木浦も港町だから、ともかく海に向かって歩く。木浦は日帝植民地時代に多くの日本人が住んでいたそうで、今でも当時の建物が残ってると聞いていた。たしかに普通の住居でも韓屋とは明らかに違う造りの建物が目に付く。商店街にはいわゆる看板建築めいた、和風モダンの建物が目を引く。
港は釜山に比べるとかなりひなびている。今日はさっと見るにとどめる。
ふらふらと下町をさ迷う。ところどころにタルトンネに近い粗末な家の密集した地域がある。Morris.はこういうのが大好きなので、路地の狭い方を選んで上って行ったが、袋小路が多い。アジュマたちが休んでるところで、一休み。
今日は朝、チャガルチでカルクッス食べた以外何も食べて無い。体調のこともあるので何か栄養あるものを食べようと思ってたが、あまりひと気の無い下町の一画に「プンジグヮン」という割とちゃんとした食堂があって、愛想の良いアガシが呼び込みするので、入ることにした。コムタン専門店と書いてある。コムタンなら高くても8,000ウォンくらいだろうと思ったが、何と12,000ウォンだった(>_<) Morris.には予定外の贅沢食事だが、大きなテイル肉塊が山ほど入って、味も満足できるものだったから、まあ良しとしよう。
いったん宿に戻り、一服して、駅前広場へ。コンビニでマッコリ買って、街灯下のベンチでポンチャック歌ってたら、たむろしてるアジョシやハラボジが集ってくる。当然のごとく「木浦の涙」のリクエストがある。この歌はどうもMorris.は苦手である。とりあえずアジョシに歌わせて伴奏に徹する。しかし、木浦に来たからにはこの歌マスターしなくては(^_^;)
アジョシからマッコリおごってもらい、結局2時間くらい歌い続けた。宿が駅に近いのは助かる(^_^;)
木浦行き直行バス(ほとんどローカルバス) |
どこかのバスターミナルの脇 |
湖(^_^;) |
素敵なバスターミナル待合所 |
その2 |
その3 ドラマの一場面みたい |
木浦の地図(立て看) |
デミョンジャン(大明荘?)旅館 |
部屋から木浦駅(右)を望む |
木浦港 |
同じく |
特に意味は無い |
和風モダン建物 |
コルモッはいい感じ |
これも |
これも(^_^;) |
コムタン専門「プンジグヮン」 |
豪華なコリコムタン |
アーップ |
食堂となりのプチブル |
しつこくコルモッ |
7月24日(木) ●儒達山登山−植物園−歴史館・文化館−マダン劇大祭● |
6日目 |
8時ごろ起床。
シャワー洗濯して、屋上に洗濯物干しに上る。棚に面白いデザインの徳用マッチ箱があったのでデジカメに収める。
今日は儒達山(ユダルサン)に登るつもり。
ユダル山は木浦を象徴する山である。海抜200mちょっとという、小さな山だが頂上付近は奇岩に覆われて、そのままならかなり登りにくい山のはずだが、そこは韓国。石段を作り、手すりや鎖も用意して、老人たちでも登れるように整備してある。
途中に「木浦の涙」の歌碑もあって、もちろん記念撮影。この歌の歌詞の中にも当然ユダル山が出てくる。
また絶壁の岩肌に不動明王と弘法大師(@_@) の浮き彫りがあった。これはやはり植民地時代に、日本人がこの山に八十八箇所巡りのミニチュアを作ったことに由来するらしい。
そういえば、石段の一部に、日本人名らしい彫り跡のある石も見かけた。
昨日のコムタンのおかげか?ちょっとは体調もましになったと思ったが、やっぱりカバンとギター抱えての山登りはきつかった。いちおうユダル山最高地点まで上る。360度の展望が楽しめる。しばらくたたずみ、岩の上で記念撮影済まして、登ったのと逆の方に降りていく。
坂の上に「フンドゥルバゥイ(揺れ岩)という不安定な岩がある、これはちと怖いが、押しても揺れはしなかった(^_^;)
麓近くに植物園があった。温室内の室内植物園と、野外植物園で、植物好きのMorris.には嬉しかった。真夏ということでそれほど花盛りというわけではないが、それでも、黄色い一重の睡蓮は珍しかった。
途中の藪で羽化したばかりのクマゼミ発見。これはしばらく見物。もう少し早く来て羽化するところを見たかったなあ。
野外植物園の作業をしているアジュマに挨拶して、休憩所で休んでたら、ここで作業員たちの昼食が始まり、Morris.も昼食お呼ばれしてしまった(^_^;) もちろん食後はポンチャックターイム(^_^)/ これは楽しい。
ふもとの周回道路歩いてたら、何か催し物の準備してる。尋ねたら、今夜からここで仮面劇の大祭が開かれるとのこと。これは是非見に来ようと思う。
観光案内所で情報仕入れて、近代歴史館へ。ここは東洋信託会社の木浦支社で1920年の建物である。現在は歴史館として写真パネル展示が中心だが、2Fでは、日本軍の残虐な写真の特集だった(>_<) 1Fは木浦の昔の風景や建物の写真が多く、こちらはこれからの見物の参考になりそうだ。
建物は石造りのなかなか素晴らしいものだが、すぐ前に電柱があるし道が狭いので建物の全景を撮影するのは難しい。先にユダル山の上から望遠で撮影しておいたものを貼りつけておく。
続いて、今回一番のお目当てである木浦文化院へ。この建物は、1900年完工の旧日本領事館である。煉瓦造りでかなり改修されていると思うが、実に素敵な建物である。以前は隣に警察や郵便局があって、大日本帝国の権威をひけらかしていたらしい。
正面玄関から階段で2Fに上ることは出来るが、部屋はすべて立入禁止である。階段前のアーチ窓が絵になる。三脚使ってセルフタイマーで撮影したが、窓の外が明るすぎてなかなか上手く撮れなかった。
1Fの部屋からチャンゴの音がする。クンムルの練習やってるらしい。出てきたアジュマに頼んで見学させてもらう。おかげで建物の違った部分を見ることができてよかった。
練習は終わりがけだったので、適当に外に出て、建物をじっくり観察。見るほどに良い建物である。
建物の裏に鉄柵があって、これは戦時中の防空壕らしい。領事館職員のために作ったものらしく、木浦では一番大きかったとか。門はしまっていたがスローシャッターで内部を撮影。空襲のたびにここに逃げ込むというのは嫌だな、と思った(^_^;)
その後もぷらぷらと、町歩き。和風モダン建物や、面白い集合住宅など見て歩く。
ちょっと空模様が怪しくなったし疲れたのでいったん、宿に戻り休憩。
仮面劇の催しは午後7時半からとのことだったので、6時過ぎに宿を出てユダル山麓の会場へ。何とか一番前の席を確保することができた(^_^) 小雨が降ったり止んだりの天気なので、客の出足はあまり良くないようだ。
貰ったプログラムによると、この催しの正式名称は「チョングクウスマダングッチェジョン 全国優秀マダン劇祭典」というもので、今日から27日まで4日間にわたって開かれる一大イベントらしい。
このメインステージ、今日は開会セレモニーに始まり打楽器パフォーマンス、仮面劇、軽演劇、サムルノリ、現代舞踊の公演があるとのこと。そしてMorris.の好きなサムルノリは、例の安城男寺党が来演するらしい。これは期待大である。
雨の方は何とかもってるようだ。予定よりちょっと遅れて公演開始。最初は賑やかな打楽器のパフォーマンスである。リーダは若い男性だが他はすべて女性だった。やっぱり本場の打楽器は気持ちよい。
来賓の紹介、挨拶の後、鏡割りならぬ餅切りセレモニー。木浦市長も出席してたが、禿頭の好々爺といった感じで、好感を覚えた。
多人数出演の仮面劇は「河」というタイトルで、圧政で引き裂かれた貧しい恋人が長い年月を経て巡り会うというストーリーで細部は分からなかったが、歌あり、踊りあり、農楽あり、綱引きあり、人形劇あり、と韓国芸能をいっぺんに楽しめる優れものだった。これがかなり時間オーバーしたらしいが、Morris.はこれだけでも充分楽しめた(^_^)
次の軽演劇は少人数の若い学生劇団ぽかったし、いまいち面白みに欠けたが、ヘグムとチャンゴ演奏する女性は、Morris.好みだった(^_^)
そしてお目当ての安城男寺党は、やっぱりサムルノリの水準が高く見事なものだった。リズムはもちろん、身体の切れが違う。これが終わったらもう11時半過ぎてた。最後の現代舞踊は、あまり面白くなかったので途中で席を立つ。
5時間近く坐ってたのでちょっとお尻も痛くなった。
帰り道、コンビニ横で三毛猫発見。でもちょっと暗かった(^_^;)
遅い夜食はコンビニでキムパ買って、宿で食べる。ちょっと食欲も無くなってる(^_^;)
宿の屋上にあった徳用マッチ |
ユダル山登山口 |
とりあえず魚眼(^_^;) |
花むぐり |
ユダル山 |
[木浦の涙」の歌碑 |
不動明王浮き彫り |
何故か弘法大使 |
石段に日本人の名が? |
山頂からの展望 |
ユダル山頂上の岩 |
なかなか良い景色である |
ちと怖い揺れ岩 |
植物園 |
温室の内部 |
変わった睡蓮 |
トラジ(桔梗)とバッタの子 |
これも綺麗 |
半夏生? |
羽化したばかりのクマゼミ |
作業員の昼食に混ぜてもらった(^_^;) |
お、目白だ |
仮面劇大祭の通路 |
麓から見上げる |
木浦近代歴史館 |
同じく |
歴史館2F展示場 |
木浦文化院 |
この窓はお洒落だった |
セルフで記念撮影 |
チャンゴの練習風景 |
鏡写真 |
ドアノブも素敵 |
換気窓 |
good design!! |
防空壕 |
防空壕の中 |
これも日本家屋っぽい |
和風モダン |
坂道 |
和風モダン |
サムゲタン屋らしい |
「タウンタバン(茶房)」と書いてある |
仮面劇大祭会場 |
詰め掛けた観客 |
オープニング太鼓演奏 |
元気な女性メンバー |
さらに元気なリーダー |
木浦市長(左から3人目)らの餅割式 |
仮面劇開始 |
祝い酒のふるまい |
巨きなホランイ(虎) |
見飽きない |
綱引きも |
好きっ!!(^_^;) |
お待ちかね安城ナムサダン |
その2 |
その3 |
その4 |
その5 |
これはつまらなかった |
帰り道 |
夜の三毛 |
7月25日(金) ●水産市場−港で独宴会−拉致(@_@)−解放(^_^;)● |
7日目 |
7時起床。
シャワー洗濯。
今日は南港方面に行ってみよう。
本通りから、乾物商店街を通って、木浦総合水産物市場へ。ここも釜山のチャガルチと比べるのは可哀そうなくらいの小規模の市場だが、ここの名物ホンオ(エイ)の刺身専門店が軒を連ねていた。
エイは、アンモニア臭がするというので、敬遠する人が多い。Morris.はまだ食べたことなかったので、物欲しそうに見ていたら(^_^;) アジュマが一切れ味見するようにと差し出してくれた。たしかにかすかにアンモニア臭するが、それあってこそのエイの刺身なのだろう。
脇道に乾物の屋台があって、そこで何か魚の卵を乾燥させていた。タラコより固そうで、カラスミより軟らかそう。とにかく美味しそうだ。店のアガシに聞いたら「サンオの卵だ」とのこと。「サンオ」は「鮫」だけど、ちょっと違うような気もする? アガシに一人で来てるから2,000ウォン分くらい売ってもらえないか、と頼んだら、笑いながら、お金いらないから味見してね、と袋に5,6個無造作に入れてくれた(^_^) いやあ、木浦サラムは親切である。木浦への好感度が跳ね上がった(^_^)(^_^)
これを持って木浦港へ。もちろんマッコリも買ってね(^_^)
釜山の桟橋みたいなところは無かったので、石段状になった船着場で、一人宴会始める。さっきもらった「サンオの卵」これがもう、酒の肴にぴったり、というか、これまで食べた珍味のなかでも最高クラスに属する。1個か2個で充分一人分のあてになりそうだ。大事に少しずつ食べることにした。
酔えば当然ポンチャックが出てくる。通りがかりの誰彼が覗いたり、笑ったり、いっしょに歌ったりと、いい感じである。調子に乗って声も大きくなったようだ。
アジョシの一人が「昼飯はまだか?」というので、まだだと言ったら、一緒に食べに行こうとのこと。それもいいかと、OKしたら、近くに停めてた車(ランドグルーザーというのかな)に乗せられる。そのまま「ヨロブンシクタン(皆様食堂)」という、聞いたことのあるような名前の食堂へ。
アジョシは港の近くで電信関係の事務所を経営してるらしい。この食堂は馴染みの店で、それほど高くもないとのことで一安心。海鮮鍋とマッコリの昼食。途中また、ポンチャック歌ったら店のアジュマに大受け(^_^)
食事代出そうとしたらアジョシが全部払ってくれた。お礼を言って、別れようとしたら、今日は仕事いいからどこかに行こうと、また車に乗せられ、たぶん三鶴島の公園で、マッコリ開ける。
いろいろ話してて、中学生の娘が日本語勉強してるというので、それなら後で、会おうという話になったが、突然ノレバンに行こうということになる。
さっきの食堂の近くのノレバンで、えらく広い部屋に通される。アジョシはあまり歌は得意で無いようだった(^_^;) ノレバンのアジュマがいっしょになって歌ってくれたが、こちらもいまいち(^_^;)で、結局、Morris.一人で歌いまくることになった(^_^;)
課題の「木浦の涙」2回も練習したが、なかなかものにならない。ユンジョンちゃんの「コンカクチ」や、ユジナの「スリラン」や、ミジンの「チョホン」など日本のノレバンには無い曲を狙って練習。
「夕食に行こう」と、また昼と同じ食堂に(@_@)。なぜかノレバンアジュマも一緒である。またまた海鮮鍋と、エイの煮付けみたいなのが出た。こちらはちょっとMorris.は×だった。
ここは、Morris.が支払う。確かにそれほど高くは無かった(^_^;)
そろそろアジョシの自宅に行って娘と会えるかと思ったのだが、アジョシは食堂でマッコリと巻貝を袋に入れてもらい、また車で、別の公園に向かう。
そして、ひとしきり二人で飲んで、歌って、いい加減夜も更けてしまった。
また車に乗って、今度こそ自宅に行くのかと思ったら、途中、突然、ここで降りるようにといわれる(>_<) 暗いし、どこなのか分からないが、まあ、言われるとおりに降りることにした。
別に気分を害したという感じでもなかったが、良くわからない。
まあ、かなりアジョシも酔ってたみたいだから。これはこれで良しとしておこう。それよりも、飲酒運転の方が心配である。
降りたところは市場から港方面に向かう道路らしいが、何故か、道路の端に線路が通っている。これはきっと貨物路線なのだろうと思う。
ということは、線路伝いに歩けば、木浦駅に出るだろうと、歩き出す。
予想通り15分足らずで駅に着く。
駅前でちょこっとポンチャック演ってから、宿へもどる。
寝起きの一枚 |
朝の本通り |
乾干物商店街 |
木浦総合水産物市場 |
名物のホンオ(エイ) |
エイの刺身 |
味見させてくれた |
乾物屋台 |
これは美味そう |
こんなに頂いてしまった(^_^) |
何かの干物(^_^;) |
埠頭で一人宴会 |
蟹も浮かれて乱入? |
昼の木浦港 |
「ヨロブンシクタン(皆様食堂)」 |
このアジョシに拉致された(^_^;) |
海鮮鍋 |
アジョシ行きつけのノレバン |
夕食はノレバンアジュマも一緒に |
たぶんエイの味噌煮 |
深夜ここで降ろされる(>_<) |
7月26日(土) ●潟海沿いに−カッバウィ-文学館−スンドゥブ-ルミナリエ● |
8日目 |
8時起床。
シャワー。明日ソウルに向かうつもりなので今日は洗濯は無し。
今日は南港まで行けるだろうか?(^_^;)
昨日と同じコースで木浦港まで行き、東西一直線になってる堤防に沿って東に向かう。堤防前の海は見事な潟海である。
堤防沿いに野菜畑作って、収穫しているハルモニ二人がいたので、すぐ近くの堤防に坐って、マッコリ飲んで、ポンチャック歌ったが、見事に無視されてしまった(^_^;)
この潟には、ところどころに蟹がわんさかいた。近寄るとすぐ穴に潜り込むのだが、数種類いて、片方の鋏が異常に大きい蟹もいて、これはシオマネキの仲間かもしれない。
潟に足を突っ込んで何かを採取してるアジュマもいたが、貝でもいるのだろうか。
結構長い堤防である。途中数回休んで、河に出る。ここを北上して橋を渡る。かなり遠回りになってしまった。本当はこの堤防は立ち入り禁止らしい(^_^;)
大回りしてやっと南港に到着。今日は海洋スポーツ大会が催されているようだ。海上には、ヨットやウィンドサーフィンが多数浮かんでいて、岸辺にも、ヨットやダイビング用具などが積まれている。まあ、Morris.にはあまり縁がない催しであるが、海上に白い帆が多数浮かんでる風景というのは悪くない。
この地域には、海洋博物館や生活陶磁博物館とか自然史博物館とか文学館とかあると地図に書いてあるが、あまり期待はしてない。
中央広場には噴水と記念碑みたいなのがあって、すぐ後ろに低い岩山がある。イバム(入岩?)山というらしい。
海洋博物館の前に木製の大きな錨が置いてあった。錨を木で作るというのは何だかな、と思う。鉄は高価だったからだろうか。
時代別の船のレプリカも並べてあるが、あまり見るほどのものは無い。博物館の中には多くの陶磁器を積んで新安に沈没した中国船の巨大な復元模型があったが、これにもさして興味が湧かない。
形状が面白いので、名所になってる「カッバウィ」見に行く。途中観光案内所があったので、ちょっと入ってみたら、ボランティアのハルモニがいて、Morris.が一人で旅してるというと、「可哀相に」といわれたので、ちょっと反論する。大人気なかった(^_^;)
カッバウイの「カッ」は「笠」、「バウィ」は「岩」で、要するに下の部分が侵食されて上の部分が笠みたいに見えるという、それだけのものである。
岩場で一休み。いかだの上に掘っ立て小屋が乗ってるのがあちこちに浮かんでいる。これは海上生活者の住居なのかもしれない。
カッバウィの裏手から丘を登って行くと、さっきのイバム山に続く登山道に続いている。疲れるから止めとこうと思いながらついつい山道を登っていくMorris.だった(^_^;)
いい加減疲れて、途中で下山(^_^;) 降りたところが文学館の庭だった。芝生に石像や石塔が建ってる。割といい感じである。入館したら「寿石展」やってた。「スソク(寿石、水石)」は、要するに形や色の面白い石を集めるもので、イパクサがこれに一時凝ってたことを思い出した。
日本でも同じような趣味はあると思うが、韓国の場合、極端に見立てを重視する。つまり、動物や人や風景や何かに似てるのを強調するわけで、ひどいのは明らかに人為的な加工を加えてるものがある。こういうのはMorris.の趣味ではないね。
で、いいかげん、出ようかと思いながら、辛抱強く巡回してたら、木浦の文化コーナーみたいなのがあって、Morris.の目下の課題である「木浦の涙」の78回転SPレコードの原盤や、これを歌ったイナンヨンのビデオを公開してるコーナーにぶつかった。これは興味津々である。えらくレトロモダンな電蓄も飾ってあった。ちょっと仏壇みたいでもあるけど、このデザインは素晴らしいっ!!
また「カスマブゲ」のナムジンも木浦出身らしくLPジャケットがずらっと並べてあった。詩人キムジハも木浦出身なのか、詩集「黄土」が麗々しく展示されてた。Morris.はこの詩集(再版だけどサイン入り)所有してるので、何か嬉しくなってしまった。この文学館は、Morris.にとってはなかなかのお値打ちスポットだった。
夕方になってしまったたので、自然史博物館や生活陶磁館は、パスすることにした。ナムノン(画家)記念館の庭の石塔の中にあった石仏の、こぼれるような笑顔には何か癒されてしまったよ(^_^;)
さすがに疲れたのでバスで帰ろうとしたのだが、バス停がない(>_<) さっきのイバム川方面に歩く。この河は泥の川だが、青鷺や白鷺がたむろして風情があった。
何とかバスに乗って木浦駅に戻る。
夕食は今回初めてのスンドゥブチゲ。不味くはなかったけど、豆腐がスンドゥブでなかったのは不満。
夜は若者の街路でルミナリエの鑑賞。
木浦は数年前から、神戸のルミナリエに擬して中央繁華街数箇所にルミナリエが常設されている。もっとも「ルミナリエ」という名前は使わず「ピッ エ コリ 光の街路」と呼ぶ。ネットでも話題になってたし、昨年木浦を訪れたムックさんから話を聞いて、デジカメ画像も見せてもらってた。
今回、Morris.も結構期待して木浦に来たのだが、何故か見ることができずにいた。街路には照明施設があるのだが、夜になっても点灯しないのだ。
実は、石油価格高騰に配慮して点灯を制限しているとのことだった。
でも、土日は点灯するようだった。ラッキー(^_^)/
神戸のルミナリエと違って、普通に自動車が走ってるし、人も多くないので気楽に鑑賞できるのが良い(^_^) おまけに途中で、突然花火が打ち上げられた。何かすごく嬉しくなった。花火はすぐ終わったけど、これもラッキー(^_^)である。
木浦駅に戻って軽くポンチャック演奏して宿に戻る。
ホミ(草刈用鎌) |
シルチャムジャリ(糸蜻蛉) |
コルモッ |
水産物商店街 |
ちょっと和風かも |
豆煎り器 |
イチジクが多い |
魚市場トロ箱 |
潟海 |
野菜摘みハルモニ |
潟で潮干狩り? |
蟹だらけ |
シオマネキかな? |
木浦南港 |
海洋スポーツイベント開催中 |
天気はいまいち |
中央広場 |
海洋博物館前の木製錨 |
古船野外展示 |
船型土偶 |
同じく |
新安海底遺物 |
海上生活者? |
カッバウィ(笠岩) |
ウィンドサーフィンの輪舞 |
イバム山 |
イバム山から南港を望む |
文学館前の石像 |
文学館前の石塔 |
寿石展 |
木浦関連音盤 |
「木浦の涙」原盤 |
イナンヨンビデオ紹介 |
ナムジンも木浦出身らしい |
素敵な電蓄 |
キムジハ詩集「黄土」 |
ナムノン記念館庭の亀石? |
同じく石塔 |
石塔内の石仏 |
泥の川(イバム川) |
夕鷺 |
コルモッ |
今回最初のスンドゥブ |
ルミナリエ点灯間近 |
点灯 |
だんだん明るくなる |
これが一番派手(^_^) |
こちらはシンプル |
突然花火が!! |
追っかけたけど、これまで |
なかなかリキが入ってる |
下を普通に車通るのが良い |
今は土日だけの点灯 |
ユダル山もライトアップ |
7月27日(日) ●さよなら木浦−バスでソウルへ−バス故障(>_<)−バス内ノレチャラン● |
9日目 |
8時起床。
シャワー浴びて旅館アジョシに挨拶して、バスで、ターミナルへ。
ソウル行き優等バス、\26,200ウォン。これは、間違いなしに直行バスのはずである。
湖南線をひたすら北上。このコースはMorris.も数回経験済みである。
夏の湖南線というのは当然初めてである。気持ちよく進行していたのだが、高速道路の真中で突然バスが停止してしまった(>_<) え、何なんだ、と思ったがバスは全く動かない。エンストである(^_^;) 携帯電話で連絡して、結局同じ会社のソウル行きバスに乗り換えることになった(^_^;)
こんなのも初体験である。
乗り換えたバスで、ちょうどKBSの全国のど自慢が始まったのでMorris.はしっかりこれを見ることができてラッキーだった(^_^;)
この後はソウル篇で(^_^;)/
ティッシュ箱(タバン提供) |
ソウル行きバス票 |
お墓が多い |
のどかな風景 |
同じく |
林 |
墓屋のようだ |
いたるところに大きな教会がある |
日本と変わらない |
川も多い |
休憩所のタンクローリー車 |
突然バス停車 |
荷物引っ張り出して |
同じ会社のバスに乗り換え |
ちょうどノレチャランが(^_^) |
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