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2006年9月Morris.韓国旅行記
『金井』と『長寿』の旅
2006/09/12〜26

釜山編
釜山のマッコリ「金井(クムジョン)」
ソウル編へ→

2006年9月11日(月)●出航●
0日目

8時起床。今回の旅は、大阪南港国際フェリーターミナルから午後4時出航のパンスターフェリーで釜山に向かう。それも盟友ムックさんと一緒に出発ということになった。
朝からメールのやりとりで、12時半にJR大阪駅で待ち合わせることにした。梅田地下でカツ丼で腹ごしらえして、地下鉄で南港まで出て二人で歩いてフェリーターミナルを探すが見つからない。しばらく歩き回って、Morris.のミスで、フェリーターミナルは、南港駅でなく、終点のコスモスクエアまで行かねばならぬことが判明(>_<) 出発前から大ボケである。これから先が思いやられる。
PANSTAR-FERRY結局もう一度地下鉄乗りなおして終点コスモスクエア駅から15分ほど歩いてターミナル到着。それでもかなり早めに出てきたので、出航まで3時間待つことになった。待合所はほとんど韓国人のアジュマ(おばん)やアジョシ(おじん)で結構混みあっていた。すごい荷物を持った人も多い。
折角だからターミナル探索する。タワー3Fに広々とした待合スペースを発見。ムックさんも呼んで、ここでワンカップ酒一杯やりながら、韓国演歌の練習でもすることにした。今回ムックさんは超コンパクトな旅行用ミニギター持参である。Morris.は玉子マラカスと、二人分作ったコード付歌詞集もってきてる。最初はこそっとやってたのだが、酒も入って、だんだん調子に乗ってくる。もの珍しそうに覗いていく韓国人もいる。
そのうち若い男性二人が前のベンチに座り込んで手拍子したり、拍手したりしてくれる。嬉しくなって韓国語で挨拶したら、ちょっとびっくりしながら喜んでくれた、ソウルでバーテンやってるユサンウン君と、京都の大学に留学して一時帰省のアンギョンビン君とのこと。ムックさんがビートルズナンバー歌ったり、4人でいっしょに歌ったりしてるうちに3時間はあっという間に過ぎてしまったらしく、係員からせかされて(^^;)乗船口に向かう。
なかなか大きくてきれいなフェリーである。Morris.らは一番安い部屋で、二段ベッドが二組ある部屋だが、先のアンギョンビン君と偶然に同室だった。出航は見送りの人などほとんどいなくて、あっけなく港を離れる。
Morris.は船には強い方だと思う。88年ごろ神戸から出ていたフェリーで釜山まで行ったことが数回あるが、一度も船酔いしたことがない。それにデッキで風に吹かれて海を見てると一向に飽きない。さらに今回はムックさんもいるので、退屈するひまなど無さそうだ。
明石大橋をくぐるとき真下から橋を撮影したり、一眼レフカメラを抱えた韓国女性チョンジェウンさんと記念撮影したり、船内を歩き回ったりする。
先に風呂に入ってから、ムックさんとデッキで宴会(^^;) 今回Morris.特製の「麦焼酎いいちこアールグレイ割」を1.5lのペットボトルにいれて持ってきてた。船内のコンビニで氷買って、昼間飲んだワンカップの容器をコップに飲み始める。飲むとやっぱり陽気になって、ムックさんにギター持ってきてもらい、またまた歌い始める。韓国人は結構こういうのに寛容である。と、思いたい(^^;)
10時半くらいまで飲んで、酒が切れたところでムックさんは部屋に戻る。Morris.はまだしつこくデッキで海を見ていた。
明日はムックさんがよく利用してるという、チャガルチ(魚市場)の近くの旅館に泊まるつもりでいる。その後は、もちろんチャガルチ見物である。釜山大好きのMorris.なのに、4年以上ご無沙汰してる。4年前にちょうどチャガルチが大工事着工したところだったので、その後どうなってるか、特にチャガルチアジュマたちがちゃんと商売できてるのかが気がかりである。寝たのは1時か2時ごろだと思う。


ターミナル3F待合スペースで

明石海峡大橋前のムックさん

真下から見上げる明石大橋

デッキで女性カメラマンと

水平線は円いっ(^o^)

これ見てるだけでも飽きない
2006年9月12日(火)●釜山到着●
1日目

5時半起床。やっぱりちょっと興奮してるのかもしれない(^^;)
とりあえず洗顔済まして、デッキに出る。あまり良い天気とはいえないがやっぱり気持ち良い。浮かれて自販機のビール買いに下りるが小銭も千円札も無い。ロビーのアガシ(お姉さん)に無理言って両替して貰う。デッキのベンチで缶ビール飲みながら海を見る。船酔いも宿酔もまるで心配なしである。7時過ぎにはムックさんも起きだして、左側に見えてきた対馬にえらく感動していた。
釜山港到着は10時。正味乗船時間は18時間。でも、あっという間だった(^^;)通関検査も気が抜けるほどイージーに済んで、あっさり上陸。2万円だけ両替したが、レートはやっぱり8を切っている。
外に出たとたん、あいにく小雨が降り出したが、大したことはない。二人歩いてチャガルチへ向かう。
11時にはチャガルチに入り、ムックさんが定宿にしてる旅館を探したが見つからない(>_<) 近所で聞いたら最近潰れたとのことだった。まあこのあたり安宿には事欠かないから、とにかく安そうな宿を探そうとしたのだが、ムックさんがやはり以前泊まったことがあるという宿がすぐ近くにあるとのこと、「ヘリム荘」という結構小奇麗な建物で「MOTEL」の表示もある。これはMorris.の予算ではまかないきれないだろうと思ったが、とりあえず値段を聞いたらやっぱり高い(>_<) でも宿のアジュマとハルモニがムックさんの顔を覚えていて懐かしそうにしてたので、これをきっかけに値段交渉。破格のサービスで投宿決定(^o^)
いやあ、これまでMorris.が韓国で泊まった宿の中では最高級に位置するのではなかろうか。(済州島ドリームツアーの豪華ホテルは例外として)もともとMorris.は、宿は寝るだけでOK、安いほど良いという方針だからそういうことになるのだが、このヘリム荘、Morris.の予算内でこの広さと設備と綺麗さを確保できたことには大々大満足である。結果的にムックさんは2泊、Morris.は4泊した。
荷物置いて、シャワー浴びて、まずは腹ごしらえをしようということになる。Morris.は一刻も早くチャガルチの現状を見たかったので、昼食もチャガルチにしようと思ったが、またまたムックさんがナンポドンに美味しいサムゲタンの店があるというので、そちらにすることにした。
ともかく、チャガルチをさっと流す。
どでかい中央市場ビルはほとんど出来上がっているようだが、まだ立入禁止である。どうやら10月に完成するらしい。ちょっと惜しかったかも。
現在は隣の3階建てのビルが仮の中央市場になってる。
そして、一番気になってたアジュマの屋台と、道路脇の魚売り場も健在というか、ほぼ当時のままのスタイルで残っていた。これが一番嬉しかった。
1時前に「ナンポサムゲタン」到着。ここは初めての店だ。サムゲタンが出てくる前に取り皿を重ねて持ってきたので、おもむろに皿を並べようとしたら一番下の皿にでっかいパキボレ(ゴキブリ)がぁ〜っ!! もちろん店員を呼んで取り替えて貰う。普通なら顰蹙もので、怒ってテーブル引っくり返して出て行ってもいいようなものでもあるが、わしら、すでにケンチャナモードに入ってるので、ああ、今の、デジカメに撮っとくんだったな、などとバカ言いながら、そのままサムゲタンを待つ。そして出てきたサムゲタンは、うーーん、たしかに美味しいサムゲタンだった。サービスの人参酒だけでは足らずビールも注文。これで一人13,000ウォンなら妥当な値段だろう。
腹も一杯になって、店を出た二人はコンビニで釜山を地盤にするソジュ(焼酎)「C-1(シウォン)」を買って飲みながら、釜山の町を徘徊。そのままエスカレーターで龍頭山公園に上る。今回の旅の目的の一つは、韓国の道や公園で、韓国トロット(演歌)の流しをすることだった。さっそく実践である。すでにかなり酔いの回ったMorris.は、最初から飛ばしたような気もする。そしてムックさんもたぶん同様だったと思うのだが、このあたりからだんだん記憶が霞んできている。デジカメ画像見ると、アジョシやハラボジの前でギター弾いてるムックさんの姿や、釜山タワー前で二人並んで写ってる画像もあるから、それなりに楽しめたのだと思う。
その後、一枚だけMorris.が勝手にどこかの小さな船のベンチに座ってる奴があって時刻は4時半となってるから4時前には龍頭山を下りたらしい。その後は、皆目闇の中である。どうやって宿に戻ったかも覚えていないが、ムックさんの話によるとチャガルチの西側の一帯を徘徊したとのこと。
初日から完全無欠に潰れてしまったぞ(>_<) やっぱりソジュはきついな。


4年ぶりの釜山港

ヘリム荘MOTEL

Morris.の部屋の鏡で記念撮影

ナンポサムゲタン

ナンポサムゲタンのサムゲタン

釜山タワー前でポーズ

ハラボジたちと和気藹々

熱演するムックさん

全く記憶に御座いません(^^;)
2006年9月13日(水)●釜山周遊?●
2日目

4時半起床(^^;) いやはや昨夜は泥酔して早めに寝てしまったみたいだ。シャツやジーンズ着替えもせず床に寝ていた(>_<) 部屋の鍵も見当たらない。受付に返したのだろうか?後で確かめてみよう。
朝風呂使って、風呂場でえらく汚れてたジーンズなど洗濯済ましてから、朝のチャガルチへ向かう。魚市場は青果市場以上に早い時間に始まるので6時過ぎに行っても、もう競りはほとんど終ってる。それでも朝の市場の雰囲気は大好きである。
海、船、魚、鴎、そしてチャガルチアジュマやアジョシらが元気良く働いてる姿見て、Morris.はまだ昨日の酔いもさめやらぬ先に一杯飲りたくなった(^^;) ソジュはきついから今回は控えるとして、ビールなら大丈夫だろうけど割高だし、一回空けたら一気に飲まねばならない。こうなったら頼みはマッコリしかない。近くのシュポ(スーパー=クモンカゲ=街角の駄菓子屋兼何でも屋)で物色したら、白い容器に入った「クムジョン 金井」というのが目に付いた。製造日は9月11日になってる。ポモサ(梵魚寺)のある山がクジョンサン(金井山)で、たしかここはトンドン酒で有名である。このマッコリもそれにあやかってるのだろう。とりあえず買ってみる。1本1200ウォン。今のレートでも日本円なら150円しない。それで720mlペットボトルだからたいがい安いことが分かるだろう。どぶろくみたいなもので、アルコール度数は6度。ちゃんとふたもできるから、これをちびちび飲めば経済的かつ、泥酔も防げるかもしれない。良く振ってからふたを開けたらちょっとあふれたが、味は悪くない。いや悪くないどころか、めちゃ美味い(^^;) またチャガルチの埠頭の方に行き、岸から海に15mくらい突き出した浮き桟橋を見つけた。これの一番先端に座り込んで海を見ながらまた一杯を楽しむ。釜山といえばカルメギ(鴎)である。今日も多数が飛び回ったり波に浮かんで揺られたりしてた。この突堤も波に揺られて何だかまだ船に乗ってる感じだ。今回の釜山滞在ではここをMorris.の拠点にしよう(^^;)
10分毎くらいに小さな船が行ったり来たりしてる。どうやらこれは向かいのヨンド(影島)への渡し舟らしい。船長さん?に値段を聞いたら900ウォンとのこと、それならムックさんと一緒に乗ってみることにしよう。
7時過ぎに宿に戻り、ムックさんを起こす。Morris.の部屋の鍵はムックさんが預かってくれてた。かなり迷惑かけたのではなかろうか。覚えてないことをいいことに、知らぬふりを決め込む。
8時前に宿を出て、二人でしばらくチャガルチ散策して、朝食はチャガルチ中央市場ビル2Fの「チャガルチ食堂」という定食屋に行く。ここもムックさん行きつけとのこと。カルチ(太刀魚)の焼いたものに、ごはん、貝のすまし汁、キムチ、ナムル、海苔など適当に出て3,500ウォン。満足、満足。


夜明け前の釜山港

その2

競りも終った市場

その2

赤魚たち(^^;)

中央市場ビル内部

これは漁船だろう

浮き桟橋へ続く道

路傍の魚売りアジュマたち

埠頭から仮中央市場方面

釜山カルメギ

渡し舟の船長と

8時半くらいに先の浮き桟橋に行き、二人で渡し舟に乗り込む。折角だからとムックさんにギター伴奏を強要して、トラワヨプサンハンとオモナ歌う(^^;) 乗り合わせた若い奥さんが楽しそうに笑ってみてくれた。
5分足らずでヨンドに到着。ヨンドは釜山港の中にあるかなり大きな島で、大きな橋でバスで往来できるし、南端の太宗台には2,3回行ったことがある。この渡し舟の着いたところは中心部からかなり西寄りで、造船所や修理工場、それに伴う部品の工場が集まってる地域らしく、こういった町工場好きのMorris.にはたまらないたたずまいである。あちこちにあるコルモッキルがこれまた素晴らしく、二人でデジカメ撮りまくった。造船所は内部を撮影しようとすると遮られたが、注意される前に数枚撮っておいたことは言うまでも無い。チャガルチの向かい側の波頭に座ってMorris.は「金井」を、ムックさんはビールを片手に乾杯。新しい中央市場ビルはさすがに巨大である。
ここでしばらくたたずんだあと、帰りはバスで、どこか適当なところまでもどることにした。


テジ(豚)の下顎

太刀魚朝食

ヨンドへの渡し船

船の中で流すムックさん

スクリュー工場

こんな町工場も好き

キムチ甕のあるコルモッキル

造船所前の赤いアジュマ

正面に見えるのはソンド(松島)

ちょっと構成的に(^^;)

陸に上がった船はでかい

左のビルが新中央市場

約15分くらい歩いてバス通りに出る。バス停前のKTTのビルにトイレマークがあったので中に入る。PCおいてあったので、韓国に来て初めてネット接続。日本語は読めても打てない。まあ、それでもかまわない。ムックさんもここで30分ほど自分の掲示板に書き込みなどしてた。
最初にやってきた6-1番バスに乗る。ナンポドン通るので、そこで降りてもいいのだが、せっかくだからどこか適当なところで降りようと路線図見たらケジョン市場というのがあったのでそこまで行くことにした。とりあえず市場なら何なりと見るところがありそうだ。
ケジョン市場(槐亭市場)は、大きくも無く小さくもない中規模の市場だった。Morris.は大きな市場も好きだが、こういった中小規模の市場も大好きである。屋台の林檎1個買って齧りつく。美味しいっ(^^;)
この一帯も素敵なコルモッキルがたくさんあり、ムックさんはまたまた撮影に夢中。Morris.はちょっと本屋でも冷かそうと思ったので、しばらくおたがい自由行動して、1時間後に小さなデバート前で待合せることにした。ムックさんも一人旅派なので、こうやってときどき自由行動できるとういのも嬉しい。結局近くに大きな本屋はなく(デパートには書籍コーナーすらなかった)、今や釜山の一番の繁華街ソミョン(西面)へ向かう。
ソミョンの本屋でチャンユンジョンの新曲「コンカッチ」の楽譜の載ってる歌本探す。なかなか見つからなくて店員に頼んでやっと入手。
ロッテ駐車案内嬢のアクションそのあと、「ポハン食堂」でテジクッパブ(豚肉汁飯)5,000ウォン食べる。美味しい(こればっか(^^;))
ロッテデパート前で演奏しようとしたが、いまいちやりにくかったので中止。ソミョンのロッテデパートと言えば、前回来た時、ここの駐車場入口の誘導案内嬢の一連のアクションに見惚れたことを思い出して、それを見に行く。おお、やっぱりやってるぞ。でも前回見たときの方がインパクト強かったような気がする。個人差があるのかもしれないし、時期的に制服が違うので印象が変わったのかもしれない。それでも15分くらい見てたぞ(^^;)
6時半くらいに地下鉄でチャガルチに戻る。今夜は絶対チャガルチでオジンオフェ(烏賊刺身)食べなくてはと決めてた。市場ビルの1Fで水槽の烏賊を探したが、何となく烏賊の姿があまり見えない。しかも値段聞いたら1杯万ウォンだという、以前の2,3倍するじゃないか。ムックさんが前回行ったという店で尋ねたら、どうやらこの時期烏賊が不漁なようだ。どうしようか迷ったが、ここまで来て烏賊食べないのはあまりに残念なので、色々交渉して、オジンオとセンナクチ(生蛸)とカジャミ(鰈)のセットで二人で2万ウォンにしてもらうことにした。ビール1本ずつつけて一人13,000ウォンなら文句はない。カジャミはまあまあだったが、オジンオはどうも前食べたのより味は落ちてた。やっぱり旬でないときは駄目らしい。センナクチは口の中で吸盤がくっついてくる面白みはあるもののそれほど美味いというものでもないなあ。ちょっと今回は外れた感じだった。隣の席で、日本人一人と韓国人二人が盛り上がっていた。席を立つ前にちょっとだけ歓談して、記念写真撮る。
その後、ムックさんが前回行って盛り上がったカラオケもある酒場「洞窟」へ向かう。ところがこの店も最近潰れていた(>_<) ムックさんはかなりこの店に思い入れあったみたいで、がっくりしてた。
そのまま龍頭山に上る。Morris.は「金井」、ムックさんはビールという定番で乾杯して、夜の釜山タワー前で歌い始めたが、この時間となるとハラボジ、アジョシらは帰宅して、いるのはたいてい若いカップルばかり、はっきりいってちょっと迷惑な存在になったかもしれない(^^;) それでもおしまいごろに、女子高生2人が遠くから注視してくれた。Morris.が持参した写真アルバム見せたらすごくびっくりして、すっかり打ち解けてしまった。今回は、去年の東京ノレチャランのときのユンジョンちゃんとの2ショットや、他の歌手の写真、イパクサ関連、キムヘヨン関連、それに去年の韓国旅行の面白そうな写真をセレクトしてポケットアルバムに入れて来たのだ。これは、すごく威力を発揮した。
ムックさんがビートルズナンバーで彼女らの喝采を浴びたあと、釜山タワーをバックに記念撮影。これでわしら二人はすっかり機嫌良くなり、これからノレバン(カラオケ)に行くことにして、ヨンドサンを降りた。実は、ムックさんの友人である、QPさん夫婦と京都のビートリックスのおっしょはんが、ソウルに来ていて、ムックさんはソウルで合流するため今日上京するはずだったのが、釜山一日ではもったいなくて明日の早朝KTXでソウルに向かうことになってたので、ムックさんとの釜山での最後の夜なのだった。
1時間万ウォンと書いてあるノレバンに入って、部屋を頼む。受付に派手なコスプレのアガシがいて、酒はいらないかとか、料理はどうかなどいうので、ちょっとヤバそうかもしれないと思ったが、酒無し、歌うだけということで入室。しかし先のアガシも一緒に入ってきて、頼んでいないビールが5本、さらにフルーツの盛り合わせなんか出て来た。ますますヤバイので、ムックさんにビールやフルーツには絶対手をつけないように念を押して、歌い始める。アガシは隣に座っていろいろ愛想しようとしたが、完全に無視したので、途中で退出。1時間歌って受付に行くと、案の定5万ウォン出せという。怒ったふりして(頭に来てたのも事実だけど)「そんなこと言うのなら、一緒に警察に行こう」とアジョシの腕を取ったら、あわてて2万ウォンで良いと言った。実害はなかったものの、そういう次第でいろいろ気を遣ったたため、今回の韓国の旅、最初で最後のカラオケもいまいち心から楽しめなかった。このことがあったから、それ以降ノレバン行かなかったのかもしれない。
そろそろ宿に戻ろうとする道端にテーブルと椅子出して、若者男女4人が楽しそうに飲んでた。わしらも隣で一杯だけ飲んで帰ろうということにして、例のアルバム見せたり、ムックさんがギター弾いたりしてすぐ親しくなり、小一時間楽しい時間を過ごした。これでノレバンのちょと嫌な気分も晴れ晴れである。
ムックさんは明日が早いので帰宿、Morris.はナンポドンのPC房で1時間だけネットで、メールや掲示板のチェック。なかなか充実の一日だった。


ケジョン市場のコルモッキルその1

ケジョン市場のコルモッキルその2

ケジョン市場のコルモッキルその3

豚の尻尾

ケジョン市場のコルモッキルその4

LG幼稚園の通園バス

ポハンシクタン

クッパブ

トラワッタ釜山港

オジンオフェ

センナクチ

隣の客ともすぐチング

夜の釜山タワー

ナイスカップル?!

邪魔してるのかも(^^;)
2006年9月14日(木)●デートな一日(^^;)●
3日目

10時起床。ムックさんはソウルに発った後だった。
風呂と洗濯済まして、近所のシュポで金井買って、Morris.御用達の浮き桟橋に座り込んで、一杯飲りながら、鴎撮影。これがなかなか難しい。何たって飛んでるんだもんね(^^;) それでも割と大きめに写したのと、チャガルチ市場の看板の前を飛んでるのと、船のマストに留まってるのの3枚はまずまずかな。
そんなことしてるとき、スポーティな雰囲気のアガシが桟橋に降りてきた。ニコンの一眼レフ持ってたのでいいカメラですね、というところから話がはずんだ。アメリカ在住のチョンジュヨンという、仔犬の訓練をする仕事してる女性で、イラストも写真もやって、楽器はヴィオラとのこと、なかなかの才人である。実家はソウルで、今日の夕方ソウルに向かうとのこと。折角だから食事でもと思ったが、どうせならここからまたヨンドに行こうと誘った。昨日ムックさんと予習した後だから、ガイドみたいに案内する。やっぱりここのコルモッキルや造船所は撮影意欲をそそるらしく、バシバシ撮ってた。Morris.もつられて数枚撮影。
デジカメ手持ち2ショット海岸沿いに歩いたり、岸辺でくつろいだりして1時間くらい過ごして、街に向かって歩き、途中食堂で冷麺食べる。味はまあ普通か。
いったんバスでナンポドンに戻り、珈琲でも飲もうと、STARBUCKSに入る。さっきの冷麺代Morris.が払ったので、ここは彼女が払うとのことだったが、どうも、こちらの珈琲の方がさっきの冷麺より高かったような気がするぞ(^^;)
これからどうするか、と聞かれたので特に予定もないけど、国際市場の上の方の古本屋街にでも行くつもりといったら、自分も見たいというので、またいっしょに街歩き。
最近ソウル平和市場界隈の古本屋街がめっきり店舗が減ってしょぼくなったのに比べて、この釜山宝水洞の古本屋街は50軒ほどが密集してそれなりの活況を呈している。もともと本は重いから買うつもりはないのだが、昔の癖が抜けきれず、つい古本屋は冷かしたくなる。ジュヨンさんははここで犬ビジネス関連の洋書を安く手に入れてご満悦のようだった。
その後、最近できた釜山近代歴史館へ。植民地時代に、日本の東洋拓殖株式会社の釜山支店だった建物を復元したもので、当時の写真や、資料が多く収められている。Morris.はこういうの結構好きだが、ジュヨンさんはあまり興味なさそうだったので、適当に切り上げる。2時半過ぎてたのでそろそろ彼女もソウルに向かうのだろうと思い、地下鉄駅まで送っていくことにする。ナンポドン駅と中央洞駅のちょうど中間くらいだったので、中央洞の駅まで行き、アンニョンと言ったら、これからどうするの?と訊かれたので、風の吹くままと答えたら、海が見たいから一緒にヘウンデ(海雲台)に行こうという。おいおい夕方帰るんじゃないのかい、と言ったら、今日中に帰ればいいんだし、夜はこちらの友人と食事することにしただと。海はきらいじゃないし、こうなったらどこまでも付き合うさ(^^;)
釜山の地下鉄もかなり路線が増えて、今はヘウンデも地下鉄で行ける。しかしソミョン経由の大回りのため、思ったより時間かかるし景色が見えないのであまり面白くない。でもジュヨンさんが、カバンから女性写真家のイタリア周遊写真集を出して、二人であれがいいの、これがいいのと勝手なこと言ってたので退屈はしなかった。
ヘウンデ駅に着いたのが4時前で、途中で金井とキムパブ買って海岸へ。さすがに釜山第一の海水浴場だけあって広い砂浜が続き景色は抜群である。沖には「トラワヨプサンハンエ」にも出てくる五六島が見える。台風の影響なのか、結構波もあるし、空は刻々変化して見飽きない。芝生に座って、金井を飲んで、一緒にキムパブ食べる。
ジュヨンさんは海やMorris.を撮りまくってた。途中砂浜で若い女の子5人が記念写真撮影してたので、シャッター押してあげようかと言ったら、「ありがとうございます」といわれた。日本人だった(^o^) 博多から来ている子たちで、一人が釜山の慶星大学に語学留学しているので、彼女に会いにというか、遊びに来たらしい。折角だから三脚使って、ジュヨンさんも一緒に記念写真(^o^)
その後も海岸散歩したり、休んだりして、暗くなるまで海岸にいた。彼女が夕食を一緒に取るという友人が携帯電話を無くして連絡がなかなかとれないようだった。Morris.もいっしょに夕食しないかといわれたが、予定の店が「釜山で一番の日本料理店」と聞いて、パスすることにした。わざわざ韓国まで来て日本料理食べるのは、何だかな、だし、それよりかなり高い店らしかったからだ(>_<) 彼女は10日後くらいに香港経由でアメリカに戻るとのことだったから、ソウルで会えたら会おうと約束して別れ、ナンポドンまでバスで戻ったのが8時半。今日は昼前から、8時までジュヨンさんとずっといっしょで、あちこち見物したり、食事したり、遊んだり、結局これって「デート」だよな(^o^)
ムックさんが美味しいと言ってた光復路の四海坊のムルマンドゥ(水餃子)食べる。たしかに美味しい、けど、不味いムルマンドゥって食べたこと無いぞ。


釜山カルメギ

チャガルチシジャンの看板前

ハート柄のマスト(^^;)

ウリマンナム(出会い)

ヨンドのコルモッキル

造船所のアジョシと

ポンチャックテープ屋前で

ヘウエンジニアリング

変てこな船ぢゃ

猫はコヤンイ

ジェリービーンズ?

宝水洞古本街

釜山近代歴史館

薬缶が看板の店

ヘウンデ海水浴場

記念写真その1

その2

何ぢゃこれは

表情豊かな空と海

水平線はほぼ水平

光る空光る海

饅頭専門四海坊

ムルマンドゥ

おお、我らがキムヘヨン嬢!!

食事した後、足は自然とチャガルチに向かう。もちろんシュポで金井買うのは忘れない(^^;)
夜のチャガルチはまたひと味違う風情がある。昼間魚売ってる屋台も夜はポジャンマチャに早変り。
Morris.もたまにはこういうところで飲みたい気もするのだが、一人身の辛さで、指を加えている。いや、しっかり一人で金井飲んでるわけだ。
チャガルチをそのまま西に向かって歩くと、ひなびた商店街に出る、このあたりのコルモッキルは実に素晴らしかった。昼間はそうでもないのかもしれないが、韓国独特のあのオレンジ色のライトを浴びるとまるで映画のセットのような風情を醸し出す。三脚使ってスローシャッターで撮りまくる。途中何をしてるのか?と詰問されたりもしたが、デジカメで画像見せると納得してくれた。
またこのあたりはヨインスク(旅人宿)の看板を掲げたところが多く、たいていその前にアジュマがたむろしている。もしかしたら、色町なのかもしれない。アジュマに話し掛けてみた。始めは警戒してたようだが、例のアルバム見せて、テジナやソンデグヮンの話したら、すぐに打ち解ける。うーーん、本当にこのアルバム持ってきて大正解である。というか、去年の東京ノレチャランに出たのが大きいな。
零時前に宿に戻る。前の屋台でチャムウェ(真桑瓜)2個買って、受付でナイフ借りて、チャムウェ1個ハルモニに進呈。今日のチャムウェは旬を過ぎてるのかいまいち味気なかった。


釜山港夜景

ポジャンマチャと飲み会

布団敷いて寝てる方も(^^;)

チャガルチコルモッキルその1

その2

その3

その4

その5

乱雑に積み上げられたトロ箱

整然と積み重ねられたトロ箱

何ぢゃこれは?

チャムウェ(真桑瓜)
2006年9月15日(金)●晋洲日帰りの旅●
4日目

5時半起床。風呂と洗濯済まして、懲りずにチャガルチへ。もちろん金井も買って。例の浮き桟橋へ。今回の旅ではi-riverのMP3プレイヤーでよく韓国のFM放送を聞いてた。(AMは入らない)結構チャンネル多くていろんなジャンルが聴ける、気分に応じてトロット、国楽、POPSなど切り替えてた。今日もこれを聴きながらチャガルチを東に歩いていった。今日は釜山から日帰りできる、これまで行ったことのない町に行こう。できれば国鉄使いたいなと思ったので、ひとまず釜山駅まで行くことにした。結構距離があったが、歩くのは大丈夫だ。
8時半くらいに駅に着いた。釜山駅も4年前とは全く変わっていた。でも新しい国鉄の駅舎は鉄枠とガラス張りで個性がないような気がする。
3Fの案内所に行き、地図をもらってあれこれ見た末、チンジュ(晋州)に行くことにした。もちろん行ったことはないし、名前はうっすらと聞いたような覚えがある、ここに決めたのは、位置がが馬山と順天の間くらいで、晋州城と国立博物館があると書いてあったからだ。いちおう国立博物館ならそこそこちゃんとしたものだろうと思ったのだった。
地図によると、釜山から6つ目の三浪津駅で慶全線に乗り換えるようだった。案内係りに時間や値段など聞いたら、三浪津駅の次の列車は12時くらいまで無いとのことだった。めちゃくちゃ本数の少ない路線らしい。やっぱりここは高速バスしかないのだろうと、これも案内係りに聞いたら、西部市外バスターミナルから出てるとのこと。ターミナルの場所は地下鉄2号線の沙上駅らしい。何か面倒くさくなったので、ひとまず駅を出る。駅前の噴水の生垣にジャコウアゲハがとまっていたので一枚撮る。
駅の向かいに中国風の洒落た門があり「上海門」と書いてある。「外国人街」という看板も上がってる。ここらは以前「TEXAS TOWN」という名前の柄の悪い店や外人barや安宿が集まってた地域だが、新しく整備されたのかと冷かしに行った。街中はあいかわらずショボい風情だった。中華系の学校や事務所があったり、ロシア語の看板だした飲み屋があるくらいである。
表通りに出たら西部ターミナル行きの61番バスが走って来た。これ幸いと乗り込む。
ターミナルはスムーズに見つかり、9時40分発の晋州行きバスに乗ることができた。値段は忘れた(^^;) 乗客は座席の半分くらいだったので、ほとんどが一人がけ。 途中大きな川を横切ったので前の座席のアジョシに尋ねたらナクトンガン(洛東江)だった。


釜山港朝日

これがMorris.御用達「夢の浮橋」

朝顔はナバルコッ
(喇叭花)

面白みのない釜山駅

駅前噴水のジャコウアゲハ

上海門

ロシア語の看板の店

とりあえず駐車場

洛東江、バスの車窓から

1時間ちょっとくらいで晋州ターミナルに到着。晋州城公園までは歩いて15分くらいらしい。
まず腹ごしらえしなくてはと市街の「コルモッシクタン−路地裏食堂」(名前が良い(^o^))に入り、スンドゥブ頼む。これが大当たり。スンドゥブは文句なしの美味しさだし、突き出しというかパンチャンがどれもこれも美味しいし、丁寧に作ってある。大好きなホバク(ズッキーニ)、赤貝、焼魚、ナムルにキムチにテンプラ、玉子と、豪華ではないが、すごく充実している。これで4,000ウォンは安すぎると思った(^o^)
シュポでマッコリ買ったが、金井は無くて、グリーンの変てこなのしか無かったのでそれを買ったのだが、これは大失敗。何となく酸っぱいし、薬臭い。日付を見たら8月某日である(>_<) いちおう賞味期限は10月までと書いてあるが、金井はたいてい2日以内くらいの製造日だ。これは日本でも売られているたぐいの、保存料入りのマッコリだったらしい。結局1/3も飲まないで、捨ててしまったよ(>_<)
腹もくちくなったし、ぼちぼち歩いて公園に到着。韓国特有の城門(拱北門)がある。えらく綺麗で新しそうである。門の横に売票所と案内所があったので、1,000ウォンのチケット買って、案内パンフレットもらう。
「晋州市は慶尚南道人口35万人の都市で、洛東江支流のナムガン(南江)にのぞむ道西部の行政中心地。豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄の役)韓国でいうところの壬辰倭乱(イムジンウェラン)1593年に、加藤清正ひきいる10万の日本軍に対し、朝鮮側の7万人が晋州城に籠城し全滅した悲劇的な古戦場として知られている。」
おいおい、そんなところとは知らずに来てしまったよ。例の日本武将を岩場に誘い出してもろとも川に身を投げて死んだキーセンのノンゲ(論介)の舞台なわけだった。日本人はあまり歓迎されないタイプの観光地のようでもある。まあ、Morris.はチョナン(天安)の独立記念館も、ソウルの西大門刑務所歴史館も行ってそれぞれ、それなりに楽しんで帰ったくらいだから、別にかまわないか。
最近の韓国の観光地の例に漏れず、ここも完全に観光整備されて、公園全体が映画のセットみたいである。幼稚園、小学生の団体が多い。楼閣や護国寺、鐘楼、などが点在してる中に、国立晋州博物館があったのだが、内容は「壬辰倭乱のテーマ歴史博物館」だった(>_<) 別に入場料(1,000ウォン)取られたのも面白くなかったし、内容も完全に期待はずれだった。でも、博物館前で小学生の団体が記念写真撮ってたので、Morris.も先生に頼んで、一緒に記念撮影することができた。
城の裏手に流れてるナムガンには、何やら派手派手しい張りぼての飾り物が筏に乗って浮いていた。パンフレットによると、毎年10月始めに催される「晋州南江宝灯祝祭」の準備らしい。
川べりに論介が死んで岩になったという「義岩」というのもあったが、単なる方形の岩である。
今日は晋州に着いたころから雨が降りみ降らずみだったが、午後からだんだん本降りになってきたので、適当に切り上げて、近くの中央市場に向かう。
中央市場は、割りと雑然としてたし、雨がひどくなってきたため、Morris.の一番好きな道路上の店舗は半分畳みかけてた。屋台で1,000ウォンのチヂミ食べるも、身体半分雨ざらしで落ち着けなかった。
そのままターミナルまで戻り、釜山の東部ターミナルに着いたのが5時半くらいだった。地下鉄でナンポドンに戻る。
夜はお気に入りの「元山麺屋」で冷麺。ここの冷麺は定評があったのだが、10年ほど前に、店主が変わって味が落ちたと言われる。たしかに最初に食べたときの感動は無いが、今でも充分美味しいし、何といっても、お茶代わりに薬缶で出てくるスープがたまらん。Morris.は今日も湯のみで5杯は飲んでしまったよ。6,000ウォンの価値は十二分にあると思うぞ。でも、雨の平日とは言え、7時前後の時間帯で、客はMorris.一人というのは、やっぱり人気が無くなってるのは事実かもしれない。


晋州「コルモクシクタン」(路地食堂)

Morris.常食のスンドゥブ

晋州城正門

護国寺

いちおう城壁

くつろぐ子供たち

博物館前で現地の小学生と

楼閣にて

亀というより骸骨みたい

南江宝灯祭の準備

中央の四角いのが「義岩」

「元山麺屋」の冷麺
2006年9月16日(土)●チャルイッコラ!!釜山ハン(^o^)/●
5日目

6時起床。今日はソウルに出発の日である。幸い雨は止んでるようだ(^o^) 
さっさと朝風呂使って、荷物の整理済まして、早めに宿を出る。もちろん最後のチャガルチ巡り。ああ、4年以上ぶりのチャガルチだったが、やっぱりMorris.にとってチャガルチこそが釜山の全てである。Eight Days A Weekならぬ5日間に10日分くらい行ったり来たり行ったり来たり行ったり来たりしていた。今日はおしまいということで、いつもにまして、うろうろ うろうろ うろうろしてまわる。
朝食は何にしようかと思ったところに焼き魚の匂い。いかにもチャガルチでアジュマを数百年くらいやってきたんじゃなかろうかと思われる、ナイスフェイスのアジュマから「オイソ!!」と声をかけられて、吸い込まれるように店に入る。韓国の焼魚屋でポピュラーなのは、サンチ(サワラ)、コンチ(サンマ)、コドゥンオ(サバ)、カルチ(タチウオ)、クルビ(イシモチ)でこの店もそんなラインアップ。Morris.はやっぱり鯖が好き(サバビア〜ン(^^;))なので、コドゥンオ定食頼む。ああ、これでチャガルチともしばらくお別れだよなと、感慨に浸ってたMorris.の表情を読んでか、アジュマはMorris.が頼んでもいないヘジャンクッも一緒に持ってきた。もっともこれはサービスでなく、しっかり代金取られたけど(^^;) ケンチャナ。両方で6,000ウォンだもんね。
Morris.には珍しい充実かつボリューム満点の朝食を終えて、さらに、徘徊を続ける。チャガルチアジュマの魚売り風景や、魚もどんどんデジカメ撮影。途中魚眼も使う。別に「魚眼で魚を写す」というギャグが気にいったわけでなく、これを使うとアジュマの真前で魚を接写してるふりで、魚とアジュマまで一辺に写すことが出来ることに気づいたからだ。もっと早くに気づくんだった。
そして、今回Morris.の釜山でのサンクチュアリとなった浮き桟橋へ。ここでも愚図愚図と未練たっぷりで玉井舐めながら、座り込んで呆けていた。ああ、ほんとに今回の釜山の旅はここに集約されるような気がする。
9時前に宿に戻り、荷物チェックして、受付に鍵を返してハルモニに挨拶。慈味あふれるハルモニの笑顔には、日々心を和ませられた。来年には必ずまた来ると約束してヘリム荘を後にする。
チャガルチ駅から、地下鉄1号線の北の終点ノポドンまで24駅もあるのに、意外なほどに早く着き、何と10:00発のソウル行きに乗車できた。高速バスにも、「優等」と普通の「高速」の2種類あり、優等ならソウルまで3万ウォン、高速なら2万ウォンである。Morris.は迷うことなく安いほうにしたさ(^^;) レートが8でも釜山-ソウル\2,500というのは、日本と比べるとめちゃくちゃ安い。しかもMorris.はバスだと5時間以上、下手したら6時間くらいかかると思ってたのに、運転手に聞いたら4時間半だと。これならセマウルと変わらないではないか。そんなに早いのなら、もう少しチャガルチ見物できたのにと思ったが、それはそれ(^^;)。座席番号「十八番」というのも、ソウルでの明るい希望を感じさせてくれた(^o^)
隣に座ったのは中年夫婦(Morris.より若い)と旦那のお母さんで、今日の午後ソウルで従兄弟の結婚式があるとのこと。車内で話が弾み、手作りのキムパブもいただいてしまった。もちろん持参してた金井も、あっという間に無くなってしまったよ。バスの車窓からの景色も懐かしいものがあった。
ここから後は「ソウル編」に譲ることにしよう。


最後のチャガルチ

強烈なアジュマパワー

コドゥンオ+ヘジャンクッ定食

このハルモニも懐かしかった

市場ビル内部

アジュマの朝食風景

し渋いっ

雨が止んで良かった

でっかいハモぢゃ

こちらはアグィ(鮟鱇)

これはポゴ(フグ)だろう

魚の眼ではこんなに見える?

プルガサリ(ヒトデ)を拾った

オブジェ風に(^^;)

どぜうはミクロジ

Morris.のサンクチュアリ

渡し舟と船止め

魚影は濃さそう

ヘリム荘のハルモニ 安寧!!

ソウル行き中央高速バス

バスの車窓から

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