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2005年初夏Morris.ソウル滞在記

2005/05/24〜06/10
おまけ

南大門市場のピンキーなファンシーショップ。店名は「ハルモニ」だが、おばあちゃんの店ではない(^^;)
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ポスター、珍メニュー、コルモッキル等

「オモナ」のチャンユンジョン

ユンシネとイスンチョル

出張風俗のPRカード

「ローマの休日」と「007は二度死ぬ」

韓国映画「峠を越えれば」

今回一押しのスチュアデスポスター

これはきっと「ホルモン鍋」

間違いじゃないけど可愛いトンドンジュ

「い」と「り」の間違いね

これは、わからん(^^;)誰か判る人いませんか?去年から気になってます。

左から、「貝の吸物」、「ヘムルパジョン」、「牡蠣チヂミ」

「ピビンパ」の間違い。ではなくて、全く別メニュー(生蛸)という、とんでもないミス。

コルモッキルというよりビルの隙間

これも通り道でなく建物の隙間、真ん中は塀

煉瓦と敷石は必須条件

何気ないのが一番良い

やっぱり敷石が欲しい

典型的コルモッキル

漢(韓)方医院らしい

白い壁なら敷石なくてもOK?

上往十里の魚眼画像

Morris.御用達の紙コップ珈琲自販機。高級珈琲、特殊珈琲は400w、一般珈琲は300w。もちろんMorris.は一般珈琲

屋台で3,000wで買ったコンパス。使いやすさより、丈夫さがポイント。これはマクロ撮影の見本として使えそう。

撮影現場を見たドラマと勘違いした、新聞のドラマ解説記事。SBS「ファッション'70s」、せっかく接写したのに意味なかった(^^;)

タイかベトナムの民俗人形

人形ってやっぱり恐い。

チゲにもチヂミにも焼き飯にも、あれにもこれにも使えて重宝する「タシダ」スティックタイプ

防水用の砂袋「モレハム」。響きがノレバンに似てるので好き
 
BOOKS
【ウリガサランヘヤハヌンゴットゥレテハヨ 我らが愛さねばならぬものたちのために】チェミンシク写真集 セムト社 2004年9月21日発行 9,500w

チェミンシクは1928年生れの写真家で、東京の中央美術学院でデザインを学んだ後、1957年から独学で写真を学び、釜山を本拠地にして、作品を撮りつづけた。テーマは、貧しい庶民が中心で、タイトル「人間」という写真集を数多く出している。
Morris.はずっと以前から写真文庫の作品集を愛蔵しているし、知人のチェジョンヒさんが彼の知り合いということから、サイン入りの写真集「人間」も2冊持っている。
本書は、1957年から2004年にわたる彼の代表的作品約100点を集めたベスト版といえるだろう。全て白黒写真だが、そのシャッターチャンスを逃さない集中力と、表情の描写の表現力という点において、彼を凌ぐ写真家をMorris.は他に知らない。
しかしMorris.はやっぱり最初に手に入れた写真文庫版への思い入れが強過ぎるためか、最近の作品にはちょっと物足りない感じを受けたことは否めない。

【東西俗談辞典】ピョンチェオク編 嶺南大学校出版部 1989年6月10日 5,000w

Morris.の掲示板、ぐいぐい酒場で時々【韓国ことわざシリーズ】という企画をやっているのだが、そのネタ元に、ソウルの本屋でことわざの本を探したが、中国の故事成語関連の本ばかりで、いわゆることわざの本となると、子供向けの本が多く、手ごろなものが見つからなかった。
ヨンプン文庫で見つけたこの本は、韓国、中国(漢字の故事成語)、日本、英国、独逸、仏蘭西、羅典語の、類似したことわざを網羅した、まさにMorris.にとっておあつらえむきの一冊だった。350pの本なのに各国語の索引が100p以上もあるので、本文は200pちょっとで、一つのことわざに複数のことわざが列挙されているので、辞典にしては、見出しの数は多くないが、ランダムに読んで楽しめそうだ。
すでに、ぐいぐい酒場には、本書からネタ拾ったものが多数登場している(^^;)
もっとも、Morris.には独仏羅のことわざは、ほとんどちんぷんかんぷんである(^^;)
著者はソウル大学の法学部出身で、専門は憲法学らしいから、本書はどうやら彼の趣味性の強いものらしい。逆にMorris.にはそれがちょうどいいのかもしれない。
韓国ではことわざを「俗談(ソクタム)」と呼ぶが、漢字だけ見ると、あまりことわざとは関係なさそうな気がする。

【プクチョン 北村】ソウル特別市住宅局編 Hi Seoul Book Store 2004年2月 15,000w

日記にも書いたように、徳寿宮南の、ソウル市立美術館で、受付のアジュマからプレゼントされたものである。
「新しく修復された美しい韓屋」と副題にあるとおり、インサドンの北側に広がる「北村」の韓屋密集地域における、補修された民家の工事前と工事後の写真、家屋の平面図、側面図、断面図が付されている。
この地域は李朝の昔から宮仕えの長官や役人の邸宅が密集していた地域だったのが、日帝支配、朝鮮戦争などで、荒れかけていたものを、ソウル市の梃入れで家屋復旧事業が行われているらしい。
巻末の2枚の地図が、最終日の散策には実に役に立った。
ただ、工事前と工事後の写真を見比べるとき、これは工事前の方が良かったんじゃないかと思われるものも少なくない。
特にこの地域を観光スポットにしようという考えばかりではないとしても、観光文化センターや、公開ハウスを設けて、観光の便を図ってるあたりは、橿原の寺内町今井町のやり方に似ているような気もする。
何といってもこの地域は生活空間であるから、特に外国人観光客も、節度を持った散策、見学をする姿勢が大事ではないかと思う。
Morris.が知らなかっただけかもしれないが、この地域は韓国好きな旅行者には、見逃せない場所であることは間違いないだろう。
【ハングクパッペココハク1970 韓国POPの考古学1970】シンヒョンジュン ハンギルアート社 2005年4月 23,000w

ヨンプン文庫で平積みにされてて、やたら目立つ表紙に誘われて手に取ったら、これがまたすごく面白くて役に立ちそうな本だった。
「韓国フォークとロックの絶頂と文化」と副題にあるが、韓国音楽の70年代のポップシーンを実に丹念に分析、批評している。
著者はソウル大経営学部出身で音楽産業研究で博士号を取ったとあるが、その情報収集能力と、批評ぶりは、確かに凡百の音楽関連書籍とは一線を画している。
索引もしっかりしているので、資料としての利用価値も高い。Morris.が好きなイジャンヒやイウナに関してもかなりのページにわたってその記事が載ってるし、12人の歌手や音楽関係者のインタビューもある。
我らがキムヘヨンの育ての親、ソパンソク社長の名前も索引には出ているぞ(^o^)
表紙に限らず、ページレイアウトも素晴らしい。
なんといっても小さいながら、オールカラーの当時の写真やレコードなどの画像満載で、それを見るだけでも充分楽しめそうである。日本のグループサウンズそのままの、韓国人グル-プの衣装見るだけでも笑えるし、名前のみ知ってた歌手の往時の姿を見ることもできる。
本書以前に60年代を扱った著書も出されているらしい。Morris.としては、彼が同じ筆法で「80年代」の次作を出してくれることを心から祈りたい。

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