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2005年初夏Morris.ソウル滞在記

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2005/05/24(火)●初日から2回乗り越し^^;●

5時起床。メールの確認して、珈琲飲んで、6時前に家を出る。

大阪で関空快速接続で、乗り換え1回だけで関空まで行く事が出来た。関空快速で向いの席のおばさんが、韓国のガイドブックを広げたので尋ねたら、やっぱり冬のソナタで韓国ブームにはまったタイプだった。その新しいガイドブックをちょっと見せてもらったら、中央国立博物館は今年の10月まで休館だと書いてある。があぁん、去年行ったとき係員に聞いたら、龍山近くに移転して年末にでもオープンみたいなこと言ってたのにい。それとも今年の年末と言うのを聞き損ねてたのかな、まあ次回に期待ということにしておこう。

9時40分発のJL961便11Kという席は窓際で見晴らしがよい。今日はちょっと雲があるくらいで、Morris.には絶好の飛行日和だ。

飛行機から雲を見るのが異常に好きなMorris.は、ピーカンの晴天だとがっかりしてしまう。それに今日の窓は掃除したばかりなのかえらく奇麗である。いつもいつも飛行機に乗るたび思うことだが、半世紀まえまではほとんど登山家のみの独占物だった雲海を、何の苦労もなく、真上から見下ろす形で、それもとっかえひっかえ、たっぷりのんびり眺めることができるようになった、というそのことだけで、宙に浮いたような気分になる(その通りだけど)Morris.だった。例によってソウル便は機内食省略だが、缶ビール片手に「雲見ていっぱい」を存分に楽しむ事が出来た。

11時半インチョン到着、機内にバッグ持ち込んだからちゃかちゃかと検査も済んで12時前には解放された。

今日のレートは100円=905ウォン。あれれ、最近では一番低いレートである。このところ、ずっと百円=千ウォン体制がつづいていて、10倍と言うのは計算もしやすいし、今回もてっきり、そのつもりでいたのだが、1割ほど換金率が下がっているというのは、Morris.のようなぎりぎり予算旅行者にはかなりいたい。

602リムジンバス(7,000w)で鍾閣まで出て、まっすぐ東山旅館へ。アジュマもMorris.のこと覚えててくれて。定番の狭い階段上がった2階の109号室(といっても2階は二部屋しかない)に落ち着く。珍しくとなり部屋は別の客がいるようだった。初日の旅館到着がお昼1時半というのは、Morris.にしては異例の早さである。

今日は24日だから、4と9の日に市が立つ、ソウル南の牡丹市場(モランシジャン)に向かうことにする。鍾閣から1号線で鍾路3街で8号線に、教大前で4号線に、蚕室で8号線に乗り換えて終点が牡丹である。すごい遠回りであるが3時前には到着することが出来た。地下鉄バス共用の磁気カードはたっぷり残量があって、嬉しかった。

地下鉄のシートがすべて硬い合金製になってるのにちょっと驚いた。長いシートに7人分の窪みがあって、据わりごこちは悪くない。(後注:すべてではなく旧いクッションタイプの座席もいくらか残っていた)終点の牡丹で、無人の車内でこのシートをデジカメに収めていたら、ドアが閉まって、列車はそのまま前方に進みはじめた。このまま車庫に入るとやばいな、と思ったが、運転士がすぐ折り返すと言ったので安心。

牡丹市場は3回目で、去年の6月には旅の最終日に駆け抜けたのだが、その前日に例のデジカメ盗難事件にあったばかりだったので、まるで楽しめなかった。

今日は初日でもあり絶好調である。この市場の看板でもある狗肉市場は相変わらずの賑わいで、無慮千頭以上の食用犬が檻の中にうじゃじゃいて、檻の上には丸焼きの犬の姿も多く見られたし、解体された狗肉はそこら中に並んでいる。やっぱり写真撮影は嫌がられるようだった。

何でも市場の先にある一段低くなった広場では、カクソリ芸人風の飴売りが二つも出て賑やかに歌ったり踊ったりしてた。女装の歌手の人だかりの輪の中に座り込んでついつい1時間近くポンチャックのリズムに溺れていた。アジュマ、アジョシが踊り出そうとするのをリーダーが制止するのがちょっと物足りなかった。

全員で踊りまくればいいんじゃないかと思ったのだが、商売上からのことだろう。もう一つの集まりはナンタの真似っぽかったが、こちらはそこそこである。

そのあと市場をふらふらと回遊して、テープ売り場のアジョシにイウナのトロットメドレーテープは無いか尋ねる。これは前々回この市場で見つけながら、CDがあったらそちらを買おうと思って、結局見つからず、そのあとテープを探し回ったもののとうとう買えずじまいだったといういわくつきのもので、前回の旅行では10数カ所で尋ねまわっても手に入らなかった。

だから今回もあまり期待はせずに念のために聞いてみたのだが、アジョシは無造作に、ほいと手渡してくれた(@_@) カセットテープ2本組で4,000w、Morris.は中身も確かめずに即買ったことは言うまでもない。

道端に座り込んでじっくり見る。95年の制作とジャケットには記されてるから10年前のもので、当然曲目もそのころのヒット曲ばかりである。どちらも20曲ずつ入ってるがえらく重複してるのがおおい。数えたら8曲重複である。トータル32曲ということになる。タイトルがそれぞれ「熱風トロット」「最新歌謡イウナディスコ」とあるから、同じ頃に出た2本のテープをセットにしたのだろう。バージョンが違うと嬉しいなと思う。しかしその前にちゃんとまともな音が鳴るかどうかが心配でもある。なんせ10年前のテープでずっと日向でならべられてた可能性もあるもんなあ。それはともかく、旅の初日で念願のお宝テープ入手できるなんて、今回の旅は幸先がいいぞ。

すっかりご機嫌になって、屋台でパジョン2,000wとマッコリ1,000wを頼む。屋台のアジュマや隣席の韓国人たちとの話もはずんだ。

韓国旅の指差会話帖今回は鈴木深良著「旅の指さし会話帳5 韓国編」を携帯している。これはうり丸さんからもらったもので、うり丸さんは著者とは知りあいらしい。それにこれは後から気づいたのだが、協力者にMorris.の韓国語の恩師でもある趙子衡先生の名前もある。それはともかく、これが実によく出来ていて、本当に韓国語何も知らない日本人が韓国で、これ一冊あればなんとか意志の疎通ができるし、簡単な会話もできかねない^^;くらいの、スグレ物である。

もちろん入門書以前くらいの基本語が中心で、韓国語万年中級クラスのMorris.でも、さすがに知らない単語はそれほどない、くらいの内容だが、今回はこれを韓国人との会話のきっかけにできるんじゃないかという目論見で持参してみたのだった。初日の結果は上々みたいだ。

帰りは地下鉄盆唐線(ブンダンソン)水西で3号線に乗り換えて鍾路3街まで出ることができた。今朝のとんでもない乗り換えに比べると2/3くらいの省力化である。これから牡丹市場に行くときはこれを利用しなくては。といいながら、実はMorris.はまたも寝過ごして気が付いたら慶福宮まで行ってたのだった。

7時半過ぎてたので大慌てで、韓国観光公社地下の案内所に走り込んだのだが、あれれ?Morris.御用達のインターネットコーナーが消滅してる。良く見たら案内カウンタの脇の別の場所ににPCが4台だけ並んでる上に「このPCは観光目的インターネットのみの使用で、娯楽や個人サイトの使用を禁じる。個人の利用時間は30分に限る」との貼り紙がある。利用者は一々カウンタで手続きする必要があるらしい。もう15分も無かったので、とりあえず、メールの確認だけはすることができた。

これまで散々利用しまくったMorris.は、長いときは2時間近く居座ってたこともあるから、こういった常習者を排除したいという意向かもしれない。ともかくも、これでMorris.の韓国内でのネット利用はかなり制限されることは間違いない。時間取られすぎだったから、良い面もあるだろう。

特に前回は初日にちびくろが煙り吐いて使えなくなり、観光公社のPCへの依存度が高くなったとったという事情もあった。

8時過ぎからインサドンを流す。この前工事中だった地域は、「サムジギル」というショッピングビルになっていた。長方形の中庭を巡る螺旋階段形式で、陶磁器、韓服、アクセサリー、キャラクタ商品、喫茶店や食堂などお洒落な店が多い。韓国古風な街並みを誇るインサドンだけに、こういったモダンなビルに建て替えられること自体はあまり嬉しくないことなのだが、このビルは随所に遊びがあり、各店も雰囲気を出そうと努力してるから、評価できると思う。便所の壁の落書き風イラストもそれなりに面白くて、Morris.は男用便所は全て覗いてみた。さすがに女性用は見ることはできなかった(^^;)

ホバンヨッ(南瓜飴)売り屋台でイパクサのクムパムタリョン(焼栗打令)が流れてたので、嬉しくなって売り子二人に話し掛ける。客寄せのはさみは、10年ほど前に知り合いの鍛冶屋で作ってもらったという。その直後に、偶然露店でこのはさみが売りに出ていた。30,000wというのが高いのか安いのかわからない。こちらはかなり古そうだったが、さきの飴売りのものと比べるとちょっとチャチである。それでも散々迷った末、我慢することにした。

近所のクモンカゲ(小店)でソジュを買い、部屋に戻って市場で買ってきたチャメ(真桑瓜)スルメなどつまみにして、今日の日記を打ちながら、そのまま寝入ってしまったらしい^^;。

Morris.を乗せ、ソウルへ向かう旅客機(ウソ(^^;)

いつ見ても雲は好きっ

雲は少ないがこれも一興

軽金属製のクールなシート

ビル窓からモラン市場鳥瞰 拡大画像

食用犬たち

モラン市場前の往来

市場はどこも同じようで違う

カクソリ飴売り隊

ここの屋台で一服

マッコリとチジミ

インサドン「サムジギル」

同じく下から

ここのトイレは面白い

これもトイレの楽描き 拡大画像

このはさみにはそそられる 拡大画像

ソウルなのにプーサンとは?!

恐怖の怪談いや階段

肩幅と同じか

魚眼でちょっと開いてみた

Morris.御用達部屋
2005/05/25(水)●戦争記念館●

7時半に目覚ましに起こされたものの、また寝て、結局10時半過ぎまで寝てた。

11時半頃近くの軽食堂「タングン=にんじん」でスンドゥブチゲ4,000w食べる。この店は去年見つけて気に入った。母娘でやってるこじんまりした店だが、Morris.のこともすぐ覚えてくれて親切である。昨日牡丹市場で買ったチャムウェ一つ持っていき、皮剥いてもらって一緒に食べる。

観光公社でメールチェック。何も無し^^;

チョンゲチョン資料館に立ち寄って話を聞く。10月ごろ完成?とのことだったが、眉に唾をつけて聞いておくことにした。

午後から龍山にでも行こうかと思ったが、地下鉄逆に乗ってしまった^^;ので、大回りして三角地で下車。突然思い出したようにここにある戦争記念館に行くことにした。10年くらいまえだろうか、この米軍基地跡地に記念館ができたときに一度行ったことがあるので2回目ということになるのだが、今回は以前とは何か全く違った印象を受けた。Morris.の中で、戦争や軍隊に対しての見方が少し変化したからかもしれない。


天安の独立記念館とは違って、こちらはユギオ(625=朝鮮戦争)の展示がメインなので、日本人も客観的に観覧することができる。数年前に朝鮮戦争関連の本を何冊か読んで、戦争の推移や、原因、それに付随する国際情勢などを知ることができたし、昨今のイラクとアメリカの関係などを重ねあわせて見ることで、前とは別の感興を覚えたのかもしれない。Morris.はもちろん軍事おたくではないし、どちらかというと軍事関係の施設や展示には嫌悪感を持つタイプだったが、武器や装備にはついつい見入ってしまう。

この展示館の眼目はジオラマというか、当時の模様の原寸復刻模型で、ついついデジカメで撮りまくった。

屋外には戦車、飛行機、潜水艦から高射砲まで現物が多数展示されているし、機内に入れる展示物もある。迷彩服の若い軍人も多く、記念写真撮らせてもらったりもする。平日というのに観覧者は多く、岐阜県から修学旅行で来たという高校生もいたし、中国人ツアーも多かった。地下では光復60周年記念「オモニの生活」と題して、当時の生活用品や古い町並みの1/2くらいの復元などがあったが、別料金だったし、時間も無かったので、上階から見下ろすだけにした。

三角地から、歩いてイテウォンへ行く。平日と言うこともあって人は少ない。一番南側の店にアロハシャツが安くで出ていたので買おうかとも思ったがやめておく。

裏道に入った坂道で黒人が座ってウイスキーのポケット瓶を飲んでいた。周りの風景とあまりにマッチしてるので写真撮っても言いかと訊いたら断れた。それでも一緒に並んでしばらく話す。米黒人だと思ってたが、実はガーナ人でWiseと言うらしい。今日は休みとか言ってた割に、携帯電話で商用っぽい話をちょくちょくしている。ウィスキー手渡して飲ましてくれた。

案内所に「 陶器ビエンナーレ」のパンフレットがあった。イチョンと近郊の2都市の3個所に分散して開かれるらしい。しかしパンフレットには、あまりに大雑把なことしか書いてない。まず、会場への交通手段すら書いてない。観光案内嬢に訊ねたら、PCで探したり、あちこち電話したりして、とりあえず、サムソンのCOEX前からシャトルバスがでることがわかった。

それにしてもイテウォンの案内所は何となくみすぼらしくてPCもめちゃ古い型でCRT画面もすごく写りが悪いので、ちょっと可哀想だった。彼女の努力に報いるためにもこの催しに出かけてみようかと思う。それにしても ひどいパンフレットである。

そのまま地下鉄で市庁に戻ったら、市庁舎がライトアップされていた。前の広場は芝生で、絶好のカップルデートスポットになっているようだ。三脚使ってデジカメ撮影。前回韓国ートルコのサッカー試合の中継をみんなで見たあと、このライトアップが美しくて、かなり写したのにデジカメ盗難でふいになったことを思い出す。

そのあとこれまた前回見つけたキョウボ文庫脇のカムジャタン店に行く。カムジャタンは普通3人くらいで食べるもので、一人だとなかなか食べることができないが、この店は定食みたいな形の5,000wで味も量も見た目も満点である。しっかり満腹して宿に戻りソジュひっかけて寝る。ソウルに来たとたん、あっさり酒飲みに逆戻りしてるぞ(^^;)

お馴染み粉食「にんじん」

最初のスンドゥブチゲ

清渓川工事は進んでる

戦争記念館

兵隊に帽子かぶせられた 拡大画像

戦争肯定になったんじゃなくて

落ち着きのあるセンター

このドームは好き

李瞬臣指揮の海戦:ジオラマ

本物(^^;)の亀甲船

リアルぢゃあ

同情より金を

ブリューゲルの世界だな

戦後のバラック再現

可愛いと言うべきか

米軍輸送機内部

イテゥオンの猫

イテゥオンの窪地住居群

イテゥオンの猫その2

イテウォンの案内所

夜の市庁舎
 拡大画像

教保文庫近くのカムジャタン

一人用カムジャタン定食

ああ、うまかった(^o^)
2005/05/26(木)●臨津江へ●

7時起床。神戸での朝鮮語講座の夢を見た。年賀状の話題が出て、帰りのバスで信長さんと一緒に座席に座りプリンタの話が出る。座席に椅子の脚に付けるネジ式のゴムの部品が落ちていた。夢判断ではどういう卦が出るのだろう?

8時にソウル駅に行き、都羅山までの切符(1,400w)を買う。前回DMZ見学したとき、都羅山がえらく気に入って、無性に登りたくなったのだった。ソウル駅8時50分発臨津江(イムジンガン)行き普通列車に乗る。隣席に途中のイルサン在住のアジュマが座って、話が弾む。日刊の無料タウン誌に南大門(崇礼門)が明日から解放されるというニュースが載っていた。臨津江駅には10時半に着いたが、ここから都羅山への便は正午発とのことだった。

しばらくの間、臨津江と自由の橋など見物する。途中大田から来たアジュマ連に写真写してくれと頼まれたり、警察関連親睦団体の子供達の記念写真に混ぜてもらったりする。

11時半に臨津江駅に戻り、「追憶の鍋うどん」3,000w食べる。朝鮮戦争当時の名物だが、いかにも粗末な鍋うどんなのだが、デジカメで撮ったらそのままポスターに使えそうな画像が撮れた。

改札口では兵隊がパスポートチェック、手荷物のX線検査、Morris.のカバンに入ってたソジュもきっちりチェックされて、絶対飲まないよう注意される。
都羅山駅までは10分足らずで着くのだが、途中臨津江の破壊された橋桁などをデジカメに収める。

都羅山駅で降りて、都羅山方面に向かおうとしたら、制止される。勝手に動き回るのは禁止らしい(@ @) 考えてみれば、前回も臨津江の川辺でひと時を過ごすなんて考えてたのが、あっさり禁止されたという情況を鑑みれば、勝手に歩き回れるわけがないことに気づくべきだった。でもとりあえず、都羅山に再会できただけでも、満足である(ちょっと口惜しいけど)。1時間無為な時間を過ごす(^^;)

1時43分発のソウル行きに乗車したら、10人くらいのアジュマ連が乗り込んで、発車前から勝手に歌って踊り出す。Morris.がこれをほっとく訳はなくて、玉子マラカスで参加。アジュマ連よろこぶまいことか。列車が動き出したらMorris.にも何か歌えというので、「南行列車」フルコーラス歌ってしまった^^;

おかげで臨津江の北側の画像を撮り損なってしまったが、ポンチャックには勝てんもんね^^;

途中の花田駅近くには航空大学があり、広場に小型飛行機がずらりと並んでいた。

新村で下車。ここの駅はこじんまりして可愛い。現在駅舎の改築工事中のようだが、この駅舎は、ソウル駅の旧駅舎とは別の意味で、何らかの形で残しておいて欲しいものである

例のPCハンコ屋は儲かったのか、2階に移転していた。

巨大なチャンチョンメソシスト教会堂を覗いてみる。中でアンプ通した音楽が聞こえたので、受付に聞いて2階の礼拝堂に行ったら、PAと照明がリハ中だった。何があるか訊ねたら7時半から子どものためのコンサートがあるとのこと。時間があれば見物に来よう。

久しぶりに延世大学の博物館を見物。やっぱりここの展示物は充実している。博物館の前の中庭がこれまた素晴らしい。昔の由緒ありそうな建物二つが資料館として利用され、石像や石塔などがある。ここをふらふらしてたら、女の子二人が縁台に座ってたので話する。

延世大学の英文学部のユジンと史学部のチョンジンでどちらも22歳、生っ粋のソウルっ子だった。なんか話がはずんで記念撮影して、夕食に行こうということになり、前に一人で行ったサンドンイ(双子)カルビへ向かう。この前美味しかったテジカルビ(豚の骨付焼肉)たのむ。やっぱり焼肉は一人で食べるよりみんなで食べるのが美味しい。もちろんビールも頼んで、すっかり気分良くなったMorris.は、強引に二人を誘ってノレバンへ。1時間が30分サービス延長。Morris.は20曲近く歌ったような気がする(^^;)

二人と別れてしばらく新村徘徊。さっきの焼肉の店を撮影に戻ったら、前に可愛い犬がいた。白茶のブチだが顔立ちが良い。近くの店の前に、この犬の写真が大きなパネルになって飾られていた。

気がついたら、8時半過ぎてたのでコンサートに間に合うかどうかわからないが、教会堂に行ってみた。まだやってて、教会らしく不幸な人々を助けようという主旨の画像がバックに流されたり、子どもとの合唱、身障者グループと声楽家の合唱などがあり、音楽的にはMorris.の好みとはかけ離れているが、こういった場所での催しを見ることができたということに意義がある?と思う。人によっては異議があるかもしれないが(^^;)

またまた宿に帰って晩酌しながら寝入ってしまった。

ソウル、ピョンヤン小半日

監視小屋、撮影禁止

臨津江撮影禁止

とにかく北方面は撮影禁止

蝸牛は写してもかまわない

自由の橋撮影OK

構成的に撮影してみた

自由の橋の端
 拡大画像

写真送れと言われたが(^^;)

どちらにしようか? 拡大画像

追憶の鍋うどん(^^;) 拡大画像

警察関連子ども会 拡大画像

臨津江橋桁

イムジン河水清からず

都羅山、登りたかったあ

列車内でポンチャック\(^o^)/

可愛い新村駅

魚眼あれば近くからでも

夜の催しの仕込み中

延世大学博物館前の庭

猿みたいだが?

この邪鬼はいい顔してる

韓屋とマッチしてる電球

両手に花の女子大生(^^;) 拡大画像

双子焼肉ガーデン

テジカルビ、最高!!

花のシャツに花背負って歌う

器量の良い犬

教会コンサートその1

その2
2005/05/27(金)●南大門開放祭典●

10時起床。「にんじん」でトンカス食べる。これはいまいちか。

観光公社地下でメールチェック、留学中のひろちゃんからメールあり、ぐいぐい酒場に巻田さんと杉山さんから書き込みがあった。杉山さんには一度は連絡とらねばと思っていたのだが、掲示板や日記見ればソウルにいることは、とっくにわかっていたはずだもんなあ。

外換銀行で換金と預金。今日のレートは\100=909w。今日は2時から南大門解放式典を見ることに決めていた。

お昼に市庁舎前のステージでハーモニカトリオの演奏やってた。60cmくらいありそうな長いハーモニカと二つの大きなハーモニカを蝶番で繋いだベース用があって珍しかった。ここでは平日の昼休みにときどきこういったライブをやっているらしい。

南大門に1時半頃行ったらすでに相当の観客が芝生に座っていた、Morris.は一番前に陣取る。

最初は「KATA」というバンド演奏。モダンなサムルノリといった感じで女性2人男性4人、さすが韓国人というのりで、Morris.は玉子マラカスで客席から参加?した。

そのあと中学生くらいの国楽隊の演奏、ソウル市長の挨拶、テープカット、風船飛翔で式典は終了。南大門の中には入れないが、これだけ近くで南大門を見ることが出来て嬉しい。韓国に来はじめたころ、強引に車道を横断して南大門真下まで行こうとして、警官にえらく叱られたという前科(^^;)のあるMorris.だけに感慨一入である。

式典のあとKATAのメンバーと話して、記念写真も撮る。ホームページもあるからぜひ見るようにといわれた。
http://kata21.com

そのあと南大門市場うろついて、地下鉄で龍山(ヨンサン)へ。去年完成した駅ビルは流石に奇麗で、以前からあった電子ランドやターミナル電子商街が色褪せて見える。ここでデジカメ用のコンパクトメモリ買う。256MBで一番安いLG製が3,000wだった。これは安い。日本だと128MBでもこれより高かったと思う。

韓国では日本より普及している、というか、韓国こそ本場であるMP3携帯機器のコーナーを冷かす。しかし、価格的には日本とほとんど変わりないようだ。

中庭の広場もすごい大掛かりな施設みたいになっている。霧みたいな噴水があり、これも市庁前噴水と同じで、通行人がわざと濡れて戯れるような造りだ。最近の韓国の流行らしい。

31アイスクリームの前に行列ができている。日本では滅多に行列に並んだりしないMorris.だが、ここは話のタネに並んで、隣の男性に尋ねたら、一年に一度2時から5時まで全てのアイスクリームを一つ100wでサービスしているとのことだった。もちろん、Morris.も100wでペパーミントアイスクリームを注文した。普段なら2,500w以上するらしいからほとんど無料サービスである。

駅ビルには、SPACE9というショッピング館や、CGVという映画館スペース、そしてさっきのE-MARTという電子街が複合した形で、若者の溜まり場になりそうである。

映画は今回雨が降ったら見ようと思うのだが、特に見たいのがない。「恋愛の目的」というのがちょっと面白そうだが、10日封切だから、間に合うかどうかわからない。

映画コーナーは照明も凝っていて、PCコーナーもある。

電子街ビルの、吹抜けになってるエスカレータの最上階から真下を写したり、1階から真上を写したりして遊ぶ。また、龍山駅は操車場でもあるので、これをバックに夕景を写したりもした。前から龍山は好きで、良く来るのだが、これからは、ますます色んな意味で楽しめそうだ。

昔ながらの電子ランドの方も覗いてみる。それなりに客も多い。通り全部が携帯専門店というのもあり、日本に勝るとも劣らない携帯の売り込み合戦である。

ビル前のCD安売りコーナーでさんざん粘って、ナムインス、ユンボキ、キムサンヒの3枚を買う。全部知ってる人は何人くらいいるだろう?

市庁に戻り、近くの交番撮影してたら、警官が不審顔で質問するので、日本にいる警察オタクの友人に見せるためと、うそついてしまった(^^;)。

昼間にえらく流行っていたベトナム料理店「ホビン」でサルグッス5,900wという麺類を注文。不思議な味の出汁そうめんみたいな奴で、不味くはなかったが、わざわざ韓国で食うほどのものではない。でも店内の雰囲気は良かったし、韓国人にとってはエスニック料理を味わうのが眼目なんだろう。

9時過ぎに、東山旅館近くのお気に入りコルモッキルを三脚でスロー撮影してみる。しかし以前撮ったものと大して変わり映えはしないだろう。

アジュマの部屋で娘のウォンヒちゃん、日本人の小林さん、娘令奈ちゃん、と歓談して記念撮影。ウォンヒは去年と比べるとすっかり大きくなっておてんばである。壁に写真館撮影の晴れ姿?があったのでこれもデジカメに収める。

小林さんは韓国人と結婚してもう10年近く韓国在住とのことだが、娘は日本語がメインみたいだ。2階からちびくろもって降りて、Morris.部屋みせびらかしたり、カラオケソフトを立ち上げたりしたが、あまり子どもらは関心なさそうで、ちょっとがっかり。

適当に切り上げて、部屋で晩酌しながら、寝入ってしまう。


長いハモニカ

噴水は濡れるためにある?

あまりくっつくなよ(^^;)
拡大画像

「チュク祝」と風船で

横断歩道でも渡れる

祭典開始ぢゃ

思ったほど観客いない

KATAの踊りと演奏

中学生の国楽演奏行進 拡大画像

風船が空に

こんなに近くまで寄れる

セルフ撮影なのにっ(^^;) 拡大画像

椅子でなくチゲ(背負い子)

南大門市場もあいかわらず

100wの31アイスクリム

龍山駅中央広場

シネマ館のスイートコーナー

照明が凝ってる

電子館の吹き抜け真上から

同じく真下から、Morris.もいる

まだ空き地がおおいぞ

すっかり変わった龍山駅

でも操車場の景色は良い

後が交番

ベトナム料理店

ただいま、東山旅館

左が旅館の娘ウォンヒ。右レナ

記念撮影でもじっとしてない 拡大画像

これはウォンヒの晴れ姿

今日買ったもの
2005/05/28(土)●ソウル吟行●

10時半起床。にんじんは休みだった。観光公社でメールチェックしたら、杉山さんのメールで今日ソウル句会の吟行があると書いてあったので、電話してMorris.も参加させてもらうことにした。

昼食は公社近くでユッケジャン5,000w、まあ普通に美味しかった

午後1時にキョンヒグン正門前に集合。ここで2時間ほどそれぞれ勝手に取材(吟行)して、3時にプレスセンタービル8階の日本人クラブで一人3句ずつ投稿して相互に点を入れることになる。

日曜日で、宮内では、ソウル市民文化ハンマダンの催しがあって女子高校生の太鼓演奏などやってたので、Morris.は吟行そっちのけでこの舞台を見物、またスタッフの女の子が可愛くていろいろ話してツーショットの撮影にも成功した(^。^)

キョンヒグンは日帝時代にほとんど破壊されたものを最近復元したらしい。小学生の一団が写生に来ていた。あまり上手くはないと思う。人のことはいえないが(^^;)

王宮の屋根にカッチが止まってるのをデジカメに収めようとしたがなかなか難しい。

帰りにまたまた見物に来た小学生の記念写真に混じる(^。^)

句会は14人が参加で、韓国人は3人くらいだった。Morris.は句会に参加するのは初めてで、ちょっととまどったが、とりあえずでっち上げた三句を投稿。

アカシヤの石鹸(シャボン)の香り運ぶ風
五月闇見えずとも在り風媒花
石畳空き間空き間の胡瓜花


「ぐいぐい俳句」なんてのをやってた頃はまだましだったかもしれないが、今や「廃人」Morris.だけに、いまいちの句ばかりである。
それでもそれぞれ1点ずつ獲得したので、何か得した感じである。

Morris.が選んだ5句は

薔薇盛り目に新たなる紅交へ 桃丘子
ヘテの目の喜雨乞ふ如く媚びにけり 洋
竹夫人天突きて風受けとめず 杉久
木々の葉の葉ごとに揺らぎ風光る 礼子
杉久のスーツ姿や五月尽 たけし


である。最後の句は、杉山さんが珍しくスーツにネクタイをしている姿を活写した挨拶句である。

二次会は南営の「つくし」という店で、ここは西川という日本人が経営してる店らしい。俳句会員のオジョンエさんは日本に8年留学していて日本語はほぼ完璧である。彼女とノレバンに行こうと約束したのに、杉山さんがノレバンは嫌だと言うので結局駄目になった、残念。

そのあと鍾閣に戻り、「にんじん」前の道端のテーブルで杉山さんとビール飲んでいろいろ話す。Morris.の韓国語が品位に欠けるとの指摘にはちょっとがっくりしてしまった。

更に宿に帰って晩酌(^^;)

今日は親戚の結婚式

朝からユッケジャン

李瞬臣将軍銅像

キョンヒ宮横の会館の犬 拡大画像

キョンヒ横公園

高校生の太鼓隊

先生から叱られてた 拡大画像

トゥルミ(鶴)の浮き彫り

キョンヒ本殿内部

これは鷺苔

瓦にカッチが

催しスタッフのアガシと 拡大画像

華曼草

やっぱり子ども会記念撮影 拡大画像

ビルのマスコット?

白バイ

Morris.初めての句会

打ち上げの「つくし」

鎌倉-ソウル徒歩の間宮さん

2階には床の間もあったが(^^;)

記念撮影
2005/05/29(日)●インサドンラジオ中継●

10時起床。何となく宿酔気味である。

午後サムソンのCOEXのアートフェアの近藤夕夏子さんの作品を見に行く。COEXあたりも、先日の龍山といっしょで、色んなビルが複合して、賑わっていた。

近藤さんの新作は以前の内臓を思わせる作風とはかなり変わっていて、それなりに悪くはないのだがMorris.はやっぱり 前の作風の方が好きだったかな。

他では古い講堂の内部を克明に描いたものや、林檎などの静物をリアルに描きながら細い線でイラスト風にアレンジしたもの、花を並べたデザイン風のものなど、結構面白いものがあったが、とりわけイホジュンという画家の韓国の田舎の風景を描いた作品がことのほか気に入った。「ファントッピップンギョン」いわゆる黄土色の風景画である。画家本人もいたので作品前で記念撮影させてもらう。明日まで、別の画廊で個展やっているとのことなので、明日見に行くことにする。

その後、インサドンのサムジギル4Fでの、NHKラジオ公開放送を見に行く。昨日のソウル句会の神山さん、礼子さん、間宮さん、オジョンエさんが出演することになっているからだ。ほとんど半日連続の特番で、俳句会の部は、ソウルの日本人と韓国人が俳句を通じて、お互いの親交の深め、韓国人に日本語の深さと良さを味わっててもらいたい、といった内容だった。

歩いて韓国まで来た間宮さんも出演していた。

ラジオの後4人で食事することになり、Morris.お気に入りの風流茶廊に行こうと思ったのだが、あいにく日曜定休だった。近くの「寺同麺食」という店に行き、結局神山さんにビールとマンドゥクッ御馳走になってしまった。感謝m(__)m

この店のママがすごくかっこ良かったので一緒に写真とってもらう。

そのあと、オジョンエさんを誘って、ピマッコルのノレバンへ。ここは前回デジカメと財布盗難にあったいわくの店だが、韓国では珍しくビール飲める。1時間の予約だが、お約束みたいに30分延長してくれて2人でたっぷり歌うことができた。

東山に帰って、焼酎2本空けてすっかり酔っ払ってしまった(^^;)

出展作前で近藤さんと

とりあえずこういうのは好き

まるで写真みたいだ

縮小では良さが分からない

今回のいち押しイホジュンと 作品

インサドンの警備隊

NHKラジオ韓国から中継

自作の句を紹介するジョンエさん

ここでマンドゥクッをご馳走に

お洒落なマダムだった

ノレバン二回目かな

観光公社にソルミンパネルが
2005/05/30(月)●青瓦台●

11時半起床^^;完全に宿酔である。

シャワー浴びて、12時過ぎに宿を出る。

にんじんでカレー食べる。これははっきり言ってメチャ不味だった。イウナのテープをチェックしてもらう。ちゃんと聴けるようだ。

観光公社でメールチェック。ぐいぐい酒場に神戸のムックさんという未知の人からの書き込みがあり、明日から韓国に行くので、会えないかとのことだった。

全然宿酔がおさまらない。昨日COEXで気に入った、イホジュンさんの個展をやってる、DOLL画廊に行くことにしたのだが、これが結構遠い。慶福宮の裏をずんずん北上してやっとたどり着いた。画家はいなかったが、10数点の作品はやっぱり素晴らしかった。特に川辺に黄色い花が咲き、全体に霧がかかって霞んでる大作は見応えがあって、またもMorris.は三脚セルフタイマーで、この絵の前で記念撮影してしまった。

そのまま青瓦台まで歩く。さすがに大統領官邸だけあって、警備は厳重で、目立つ格好してるMorris.はやたら訊問された。

慶福宮の裏手に当たり、ちょうど裏門から正面に青瓦台が望める。ここは記念撮影スポットらしく、中国人の団体が、代わり番こに撮影しつづけていた。

裏門(神武門)の蔦の繁った景観はなかなか決まってたし、ここから慶福宮に下る並木道も感じが良かった。

歩いて世宗文化会館あたりまで戻り、懐かしの大元旅館や光化荘旅館を訪ねる。光化荘は、大掛りな改装工事中だった。エレベータ設置と、浴場を改装するとのことで、6月末に完成するらしい。

通りのあちこちに青いポスターが貼ってあり「テマドヌンウリタン-対馬はわが領土」と書いてある。何のこったい、と、読んでみたら、「対馬を取り戻そう、独島(竹島)を護ろう」という主旨で、6月4日に西大門で集会があると書いてある。これは面白そう(アブナそうでもあるが)なので、行きたいと思ったが、この日はノレチャランの録画を見物に行く日である。それは、ノレチャラン取るよなあ。

6時から文化会館前の野外ステージで、韓国人のカヤ琴や一弦琴などの演奏、ペルーのフォルクローレなどを見る。Morris.はあまりフォルクローレには興味がないが、ちゃんとした演奏であることはわかった。

インサドンの観光公社コーナーでメールチェックする。ここは日本語がローマ字入力する方法がわからないので不便だが、10時まで使えるらしいから、チェックには便利である。

遅めの夕食は、Morris.一押しの風流茶廊でオルゲンイクッ=コディクッ(小さな巻き貝のスープ)5,000w食べる。もうこの店は何度来てもそのたびに大満足である。女主人も感じが良く、Morris.は半分彼女に会いにこの店に来てるような気もする。今日もしばらく話することが出来た。でもオルゲンイクッの味が前と少し変わってたような気がするのが気がかりである。今日のでも充分美味しいんだけどね。

今日は休肝日にしようと決めて、宿に戻る途中、飴売りのあんちゃんに声を掛けられ、そのまま飲みに行くことになる^^;

ちょっと肥った兄貴分がワンフンヨン、眼鏡をかけた細身の弟分がキムヒギョンというそうだ。

ソウルチブという楽園市場脇道の店で「長寿」というマッコリ、スンデなどをあてにしての飲み会。パクチョンエというまだ若い女の子もいっしょで盛り上る。盛り上がりついでに、大学路の「東学」という民俗酒場に行こうと、タクシーで移動。この店の主人は伝統音楽の作曲家らしい。本人はいなかったが奥さんが応対してくれてまたまたトンドン酒を飲む。シムスボンやアンチファン、イムンセ、イナニョンなどの古い韓国歌謡をかけてくれて楽しかった。この店の黒白猫「ネロ」がなかなかの美猫だった。でもなかなかデジカメに収まってくれない。こちらもいいかげん酔ってたからなあ。

さらに、今度は踊りに行こうということになって、こうなったらとことん付き合うぞと、またまたタクシーで、イテウォンのInternational(本当はロシア文字)というダンスホールへ。

ロシア人のホステスがいて、ここでビール飲んで、踊りまくる^^;

結局旅館に戻ったのは午前4時近くだった^^; 門は閉まっていて、アジュマをたたき起こす羽目になってしまった。それでもえらく充実した一夜だったな。

これは鍾路区のマーク(^^;)

説明不要

対の童子像

意味はない

イホジュン個展会場にて

青瓦台、Morris.の帽子部分

慶福宮の裏門 拡大画像

いい感じの並木通り

光化門

「対馬は我が領土」と書いてある

工事中だった光化荘

いつ来ても懐かしい大元旅館

世宗文化会館前野外ステージ

フォルクロ-レ、上手かったけど

紙パックでできている

板でできている。

単なる夕方の空

「風流茶廊」のコディクッ

ロシア人楽団

バッティングセンター下は屋台置場

二人の仲は?

スンデやら豚皮やら、

不気味。かもしれない

「東学」のママと 拡大画像

東学のネロはハンサムな猫

ちょっと暗いけどいいショット 拡大画像

国楽居酒屋東学

露西亜語でINTERNATIONAL?

ダンス、ダンス、ダンス 拡大画像

ここを通って帰宿できる喜び
2005/05/31(火)●老人天国●

11時起床^^; 昨日飲んだのがマッコリとビールだけだったせいか宿酔ではない。

シャワー浴びて昼過ぎに宿を出る。アジュマはいなかったので、料金は後払いである。

留学中のひろちゃんに電話したら、今週も色々忙しいとのこと。

観光公社でメールチェックして、シフン(始興)市までの交通手段を尋ねる。4号線下りの終点からバスで行く必要があるということがわかった。

昼食は去年から贔屓にしてるスンドゥブチゲ専門店に行こうとしたが、どこかわからなくなった。通りかかった女性2人連れに聞いたら、自分たちもちょうどそこに行くと言う、ラッキー。ということで、その店「ウリチプ」で、同席していろいろ話しすることができた。ここのスンドゥブ4,500wの特徴は、チゲとご飯のほかもう一つの器に海苔とナムルが入っていることで、この器で思い切り混ぜご飯にして食べる。もちろん今日も大満足である。

両替するのに古い建物のウリ銀行に行く。ここはもと「朝鮮商業銀行ソウル支店」で、1909年に立てられた「廣通館」が始まりで、1914年に火事で消失したものを翌年に復興した建物で、かなり古い。ソウルの記念物第19号に指定されている。

ふらふらと鍾路を東に歩き、宋廟前公園で一休み。平日というのに、相変わらずここは老人天国である。ざっと千人以上はいると思う。ベンチに座ったり、地面にシート敷いて野遊会やったり、韓国将棋や碁を打ったり、太極拳やったり、てんでにのんびりと時を過ごしている。すでにしてMorris.もこの風景に馴染んでしまっているかもしれない。

そのあと東大門まで行ったら、足場組んで修理中だった。

東大門運動場中の泥棒市を覗く。グランドの半分は屋根も設置されて、かなり定着してるみたいだ。これはこれなりに楽しめる。昨日「東学」で教えてもらった古い女性歌手イナニョンのCD探すも見つからない。

ドンサンビル前のミレニアムステージで、若い歌手が歌ってる。今夜8時からMBCの公開コンサートがあるらしく、今はリハーサルだった。出演者の名前見てもほとんど知らない若手歌手やダンスグループで、パンミギョンだけは見たいと思ったが、このまま10時までいるのはしんどいので、リハーサルをちょっとだけ見ることにした。ユイナという女性歌手がえらくセクシーでかっこ良かったので、リハーサルの後、声をかけてデジカメ撮影して、サンボ通信にサインしてもらう。

地下鉄で鍾閣に戻る。ミレニアムタワーの地下が様変わりしてるのに気づいて行ってみたら、「BANDI & LUNI'S BOOK STORE」という、でかい本屋が出来ていた。鍾路書籍が無くなって、ちょっと淋しい思いをしてただけに嬉しくなった。PC検索も、コーナーの番号で何段目に並んでいるかまでわかるようになってる。去年買った「ART BOOK ART」もこの店にはまだ置いてあった。その他チェミンシクの白黒写真集も良さそうである。

ぐいぐい酒場の「韓国ことわざ」のネタ探しの為に、ことわざ辞典を探したが、これというのは無かった。韓国ではことわざより謎かけの方が人気があるようで、やたらススケギ本が目に付いた。

7時に宿に戻り、荷物の整理などする。かなり身体が参ってるから、本当に今日は休肝日にしよう。明日は早起きして、京畿道世界陶磁ビエンナーレ見に行こうと思っているからだ。

9時半頃からまたインサドンをふらつく。飴売りの兄ちゃんらにまたマッコリ誘われたが今日は断る。

途中、日本人と見て、金某氏から声を掛けられる。おごりたいが今日は金が無いから後日連絡したら食事に招待するとか、京都の祇園で芸者あげて遊んだなどという。どうも胡散臭いので相手にしなかった。もしかして良い人で、親切で話しかけたのかもしれないが、前回の失敗を思い出して、危うきに近寄らずに徹したのである。

インサドンのコルモッキルや韓屋などをデジカメに収める。途中、数人の若者と、老夫婦が往来で口喧嘩してるのをしばらく見物。

夕食食べてなかったので、「ナサルドンコヒャン」という店で冷麺5,000w食べる。この店は民俗酒場も兼ねていて、内装が凝ってたし、BGMが懐かしのフォークソングで感じが良かった。チャップンハナというグループの「ナンアジクトノル」なんか、久しぶりに聞いたら目茶苦茶いい曲である。

ウリチプ、スンドゥブ専門店

旧朝鮮商業銀行ソウル支店

宗廟は老人天国

東大門も修理か

運動公園内泥棒市場

何も言うまい

子供服は絶対可愛い

セクシー美女歌手ユイナ嬢 拡大画像

これが「竹夫人」

鍾閣に大きな本屋ができてた

かなり古風な仕事振りである

いかにも、の造りである

この店も定番かな

逆光は美しい

夜のインサドン本通り

老人と若者の喧嘩だったが

選曲の良い民族酒場

ちょっとおすましMorris.
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