9時起床。 昨夜はちょっと飲み過ぎたような気がする。 朝風呂つかい、洗濯物取り込んで、ぼちぼち荷物の準備。 ふと思い付いて、スイルさんへの土産に日本酒を買おうと、自転車で石屋川の酒屋に走り菊姫の「音瀞」を買い、帰りに「山神山人」でラーメン食べる。 またまた余裕こき過ぎだなあ。 今回は電話予約で、景色の好い席を確保してるので、ぎりぎりに行っても大丈夫という油断があったみたいだ。 結局部屋を出たのが1時半、JR六甲道13:48の快速で大坂まで出たが、大阪からの関空快速は14:33発で関空に付くのは15:45になるらしい。 おいおいこれでは、かなり厳しいぞ。 とにかく天王寺まで行けば別の関空行き列車があるかもしれないというので環状外回りに乗る。 何かやたら停車時間の長い列車で、本当にやきもきしていたところ、西九条で、京都からの関空特急「はるか」というのが向かいのホームに停車したので、救いの神だと、慌てて乗ったら指定席車両で、ずいぶん歩いて自由席に移り、乗務員に清算頼んだら、特急券料金\1,200加算された。 でも関空到着15:02だから、これなら余裕で間に合う。 この前済州島からの帰り、釜山で待ち時間にバスで市場まで出て、余裕こいてキムチゲなど食べて、すんでのところで大坂行の便に乗り損ないかけたばっかりなのに、一向に反省が見られないというか、学習能力が皆無ということだな。 ともかくチェックインしたら、このチケットは1年前のもので、関空の空港使用税が含まれていないといわれる。 この前、取られなかったので、廃止されたのかと思ったが、単に最近ははじめからチケット料金に上乗せされているらしい。 すっかり忘れてたけど、なんと\2,650もする。 チケット料金に繰り入れたのも、この価格を提示するたびに怒り狂う客が後を絶たなかったから、その弥眉縫策ではないかと勘ぐってしまう。 以前、貧乏旅行の韓国若者が、持ち金が全然足りず、大騒ぎしてるのを見たこともあるし。 それはともかく、10番ゲートで待ってたら、3歳くらいの支邦服に中国風髪形の女の子が兄と一緒に走りまわっていた。 すごく可愛かったので、母親に頼んで写させてもらおうと英語で頼んだが埒があかない。韓国語で言ったらすぐ通じた。 見た目は中国人みたいだが実は韓国人だった。たしかに関空からソウルへ行く中国人家族はあまりいないに違いない。 登場口付近のカウンターに、「カンクンノート」と言うのを見つけてえらく嬉しかった。 いわゆる思い出日記みたいな奴で、「関空」の「関」に男の子の呼びかけ「君」をつけて命名したのだろうが、キムヘヨンのファンであるMorris.は、これを見たら彼女のヒット曲「カンクンナムジャ-肝の太い男」を思い出さずにはいられない。 ヘヨンファンクラブの名前も「カンクンナムサダン」だったから、なおさらだ。 予約で頼んだ通り、16Gという席は右窓側主翼前で見通しが良かった。 隣席に割と若い韓国人男性が座ったので、いろいろ聞いてみる。 キムジヨン君30歳で、正月休みを利用して二泊三日で、大阪、京都、神戸を回ったらしい。 神戸の話をネタに話しが弾んだ。彼はカメラが趣味らしく、ニコンの一眼レフF50を持っていた。他にデジカメも持参、あちこち撮りまくったらしい。 この前KALの機内食の貧しさを愚痴ったが、ANAのこの便は機内食自体が存在しないようだ。 ビールとピーナッツだけだ。うーーむ。 夕方の雲海はまあ奇麗だったが、彼との話に熱中してあまり良く見なかった。 過ぎたるはなんとやらである。 5時前に入国手続き終了。今日のレートは\100=960ウォン。 地下鉄6号線の最寄駅に行くリムジンバスを探して、5-Bバスでハプチョンまで出ることにする。 これが6,000ウォンで、地下鉄は600ウォンだからかなり安い。 ビールなど買って、パクサ宅に到着したのはちょうど9時だった。 長男の姿が見えないほかはパクサ家族全部と、他に男の友人が3,4人いた。 正月休で、遊びに来たといった感じ。 パクサ夫人と済州島の話、義理の兄の店に行ったことなど写真を見せて話す。 今度は一緒に行こうといわれたが、どうなることやら。 パクサは友人と花札賭博に忙しいみたいだ。 末息子のソンイルは相変わらず悪ガキぶりを発揮している。 姉のミナちゃんのだった部屋を一人占めして、完全におもちゃ部屋に変身させてしまっている。 おまけにわけもわからずに、電源入っている、デスクトップPCのマウスをぐるぐる動かして遊んでいる。 これはちびくろを持参しているMorris.にとっては脅威以外の何物でもない。 パクサと夫人にくれぐれも、ソンイルに手を触れさせないよう頼む。 Morris.はその隣のミナちゃんと長男共用の部屋でくつろぐようにいわれたが、これは花札が終わるまでの一時的措置であることを願いたい。 どうやら、今夜は花札やってる友達がスタジオに泊まるみたいだ。これだからやっぱり旧正月は避けるべきだった。 それにしても10時過ぎて、ちょっと腹が減ってきた。 パクサ宅の夕食(夜食)が遅いのはいつものことだが、今日は昼前のラーメンだけで、機内食が無かったのがこたえる。 お土産に持ってきた日本の菓子類の中からおかきを引っ張り出して食べる。 そうこうしているうちになんとパクサから、ノレバンに行こうという誘い。 パクサのノレバン嫌いは良く知ってるから、どうした風の吹き回しかと驚いたが、友人の一人チェホンギルさんが、すごくカラオケ好きで、どうしてもノレバンに行きたいと言うのでお付き合いと言うことらしい。 悪ガキソンイルもいっしょというのがちょっとヤバイかと思ったが、まあともかくも、パクサとノレバンに行くと言う機会を逃す手はないよな。 パクサ宅から歩いて10分くらいのノレバンは開店していた。 さすがに休日の最後と言うことでよく混んでいる。 それでも何とか部屋に入る。とりあえず、ホンギルさんが「チャピョハンジャン」、Morris.が「チャプチョ」と有名な曲から始める。 やっぱりパクサは歌わず、何とビデオカメラをセットして、わしらを撮影しはじめた。 こうなったらどうにでもなれと、Morris.はオーバーアクションで踊り出すわ、ホンギルさんは唸る、唸る。 とりあえず、歌ってるのをパクサにビデオに撮られた日本人はMorris.くらいのもんだろう。 最後のあたりで、なんとパクサが自分の曲(学校売店のうた)を歌ってくれた。 これには感激してデジカメに収めたのだが、まさにその時隣にいた悪ガキのソンイルが缶ビールを蹴飛ばして倒したらしい。 お尻が冷たいなと思ったら、時すでに遅し。ジーンズのお尻の部分がぐっちょり(*_*)、おまけに靴にもいくらかかかってしまった。あわててカウンターでタオル借りたが後の祭り。 ジーンズはもう一本持って来てるから、パクサ夫人に洗濯頼もう。 パクサ宅に戻ったのが零時半を越えていた。 夫人は料理に余念が無い。 おそろしいことに、先のビデオをデッキにつないで、みんなで見始めた。おい、おい、ちょっとそれはないだろう。 いやこれは、ホンギルさんの歌ってる部分だけをVHSにダビングしていたのだった。良かった、良かった。 そうして、夜食が出たのが零時40分。 キムチチゲ、キムチ、ナムル、岩海苔、サバ、テンプラその他で、ご飯も小豆の入った美味しい奴。 これでやっと人心地ついた。 その後、夫人とビール飲みながら、済州島旅行絵日記(プリントアウトした奴)を見せていろいろ話す。 ミナちゃんも興味をもったらしく熱心に写真を見ていろいろ話した。 結局2時過ぎに就寝ということになった。 意地汚いMorris.はこっそり焼酎飲むことになっている(^_^;)
9時半起床。 8時半に目覚ましかけてたつもりが、ベルがオフになっていたらしい。 まあ、まだみんな寝てるようだ(^。^) 洗顔して、昨日ビールびたしになったジーンズなど洗濯場に持って行く。 そろそろパクサも起き出したようだ。 今週のスケジュールを聞いたが、今日マネージャーが来てから打ち合わせるとのこと。 とりあえずそれを待つしかない。とにかく今回は一度はパクサのステージを見たいので、まずはそれを決めてから動くつもりだ。 忘れないうちにユカリちゃんのポンチャックCD「唄の花束」をパクサに聞いてもらうことにする。 例によって途中で何度も停止しながらも最後まで聞いてもらう。 感想を聞いたら「ポンチャクディスコメドレーは、コンピュータ処理しないで、キーボード奏者とリズムマシンだけで、一発録りすべきだ」とのこと、また、リズムと歌にもう少し迫力がほしいとか。 ともかくもいちおうユカリちゃんの存在をパクサに知らしめたことにはなるだろう。 そのあと、パクサのオリジナル新曲「アリランチャンチャックン」のデモテープ、さらには2月1日(旧正月)に、TBMラジオに生出演したときのテープも聞かせてもらう。 これはなかなかに楽しかった。 新曲の楽譜数枚を出して、Morris.にも歌うように言う。 歌詞は手書きですごく読みにくかったが、楽譜があると何とか付いて歌えるようだ。 結局30分近く歌唱指導??受ける形になってしまった(^_^;) 朝食を食べ終わったらもう、正午前だ。 マネージャーがいつ来るかはっきりしないので、しばらく近辺を散歩することにした。 とりあえず、同徳女子大へ。 門番から誰何されたが、適当にごまかして中に入る。 韓国は学校は3月から始まるので今は長期の冬休み中である。人も少なくあまり見るものも無い。 日陰にはまだ雪が残っているし、道の水たまりは凍りついてるから、結構気温は低いのだろうと思われるが、それほど寒いっ、という感じではない。 風が無いのと、日射しがあるからだろう。 講堂が工事中で外に破壊された机や、椅子が乱雑に積み重なっていた。 鉄棒と厚板で作ったスツールなんかそのままアンチック屋で売れそうなものなのに、ちょっともったいない。 学校を出て、コルモッキル(路地)を、わざと迷いながらさ迷い歩く。 同徳女大付属幼稚園があったので、覗いたら10人くらいの子供が、庭で砂場遊びやサッカーなどやっていた。 デジカメで写してたら、先生(女子大生)が声をかけたので、日本から来た観光客で子供が好きなので(ウソ)、写してるといった。 そのままウォルゴク市場(めちゃ小規模+寂れてる)をのぞき、地下にあるドリームマートというスーパーを冷やかす。 お茶のコーナーでは、ポリチャ(麦茶)、オクスス茶(トウモロコシ茶)、インサムチャ(朝鮮人参茶)などが多く、他はさまざまな伝統茶がある。緑茶もその他の茶の一種くらいの扱いだ。 ソルロクチャ(雪緑茶)は数種類のものがおいてあり、やはり韓国緑茶界ではトップの貫禄を示していた。 ところで、Morris.好みの紅茶となるとまるで人気が無いようだ。 デパートに行けばティーバッグや缶紅茶もあるのだろうが、街のスーパーではあまり見かけない。 この店でもとうとう見つけることができず終いだった。 韓国料理に欠かせない調味料「タシダ」のスティック状の分封を二つ買う。 大袋なら鶴橋にもあるが、このスティック状の奴はない。 タシダは空気中の水分を吸って固まりやすいので、一人暮らしのMorris.は、この分封が欲しかったのだ。 2時半に戻ったら、長男がもどっていた。 どうやら彼は一人暮らし始めているらしく、時々パクサ宅に戻るようだ。 今自動車学校に通っているそうだ。 まもなくマネージャーがやってきたが、2月前半はパクサも暇で、これというスケジュールはないそうだ。 うーーん、残念。 今回のMorris.の目的の第一はパクサのステージを見ることで、それを優先してからあとの予定を考えるつもりだったのに、こうなったら、好き勝手に動くことにしよう。 今回は地下鉄、バス共通で使える交通カードを手に入れなくては、と3時にパクサ宅を出ようとしたら、とにかく食事していくようにといわれ、キムチポックンパブをいただく。 Morris.もよくうちでこれ作るし、結構自信あるのだが、流石に本場ものを出されると彼我の実力差を感じぜざるを得ない。 パクサ宅前から10番のマウルバス(ひと回り小さい超ローカルバス)でミアサムゴリに出る。 地下鉄、バス共通で使える交通カードは、駅前の売店で簡単に買うことができた。 Morris.が買ったのは、一般用10,000ウォン。これにカード料2,000ウォンが別途にいる。 後は残高が少なくなったら、このカードに万ウォン単位で充電してもらえばいい。 しばらく近辺を散策する。 ここの市場はシンウン市場でビルの1Fだが、オープンな感じの食堂(屋根の無い屋台風)が入っている。 このあたりの裏町には、なかなか風情のある伝統的家屋が並んでいた。 その後早速カードを使って地下鉄でインサドンへ。 いやあ便利だ。 地下鉄の改札口の上に設置されている磁気読み取り器にカードや、カードを入れた財布なり、かばんなりをあてがえば、そのまま出入できる。残高は液晶で表示される。 鍾路3街で降りてインサドンへ。女性の飴売りが例のハサミをガチャガチャ鳴らして客を呼んでいた。 「トトエオレデンムルゴン-トットの思い出の品々」という店では鉄腕アトムや昔の玩具などを集めて若者にえらく人気があるようだった。 映画のポスターを看板にしていた「自由夫人」は無くなっていた。 一度も入らずじまいだったことが悔やまれる。 脇道の「東西古美術」に入って見る。 ここは店先に石造等を並べているので、前から目に付いてはいたが、あまり韓国風ではなかったので敬遠していたのだ。 中は思ったよりひろく、4部屋くらいに区切られて、ありとあらゆる骨董品が集められ、何か無造作に置いてある。 石の虎や、石臼、古い眼鏡や、人形など本当に博物館みたいだ。 太極マークの古いブリキのジェット機にMADE IN CHAINAの文字があるのが笑いを誘う。 以前絵葉書を買ったことがある「ソリハナ」という店で女店主に色々話を聞く。 Morris.のこともおぼえていてくれたようだ。 刺繍やパッチワークの色彩が韓国特有の原色ではなく、淡いポスターカラー中心になってるのは、若者の趣味らしい。 チマチョゴリもアースカラーの渋い色調のものが流行しているとのこと。 7時にYMCA前で杉山さんと待ち合わせ。 10月に会ったときはMorris.が腹痛のためちょっと辛い思いをしたが、今日は大丈夫。 まずは腹ごしらえで「チュンチョンタッカルビ」で骨無し鶏カルビをあてに、ソジュを飲みながらホームページや俳句の話。 ソウル俳句会の最新句集と98年の第三句集をいただく。 風車かぜおもひだしまはりけり 杉久(さんきゅう=杉山さんの俳号) その後ノレバンへ直行。 途中日本語で「たこ焼」と書いた屋台があったので二人分買う。 5年前からやってるらしい。味は美味いとは言い難いが、それほどひどくもない。 ただ、二人分を一つの容器に詰め込んで、べちゃっとなってるのがいただけなかった。二人分買ったのが敗因だな。 ノレバンでは1時間の予約だったのに、カウンターのアジュマが2回もサービスで延長してくれたのでたっぷり1時間半以上歌うことができた。 杉山さんも日本語の歌を交えてMorris.とタイで歌い続けたから、これはなかなかのものだと思う(^_^;) その後、カフェに入り、カプチーノ飲みながらまたしばらく歓談して別れる。 地下鉄1号線でソッケまで出て6号線に乗り換え。 ソッケ駅のホームの柱に「トンナムエアンマデ-丸木の按摩台」と表示のある凹凸に加工した木が取り付けてあった。 Morris.が背中をその木にあてがってぐねぐねとこすりつけていたら、回りの客がくすくす笑う。 若い男がこれはそういう風にするんでなくて、ちょっと前に立って、後ろに倒れ込むように背中をバウンドさせるのだと教えてくれた。なるほど。 キムパ(のりまき)とビールを買ってパクサ宅に戻ったのがちょうど午前零時。 子供もみんな起きていた。 パクサはスタジオで新曲の構想中、キーボードとリズムマシンでどんどん歌詞を作っている。 面白くて、ああだこうだいいながらいっしょに口ずさんだりしているうちに、ユカリちゃんのポンチャックCDを取り出して、今度はしっかりひとつひとつ分析批評してくれた。 さらに気になっていた「好き同士」のオリジナルを教えて欲しいと言ったら、さすがレパートリー5万曲(^。^)のパクサだけに即座に韓国語で完璧に歌ってくれた。 ところが、タイトルと歌手がわからない(パクサは歌詞さえ覚えればそれでいいというスタンス)。 何と携帯で仕事中のキムスイル氏を呼び出し電話で歌ってタイトルを調べるようにという。スイル氏もパクサ同様、メロディと歌詞は覚えているので、カラオケの本を使って調べており返し電話で知らせてくれた。 「モクソクカッツンサナイ=木石みたいな男」という曲で歌ってるのは李シスターズだった。しかし、何という贅沢な曲目検索ぢゃあ(^_^;) ちびくろ内蔵ノレバンにこの曲が入ってることがわかったのでさっそく歌ってみる(^○^) パクサが悪ノリして、キーボードでこれを練習、あっという間に生演奏の伴奏が付いてしまった。 しかしMorris.は歌詞が覚えられない。 ちびくろの画面と合わせるのは至難の業である。 さらに、さらにパクサが、Morris.の一番好きな歌を伴奏してやるという。 今何時だと思ってるんだあ(^_^;) でも図々しくイミジャのデビュー曲「ヨルアホペスンジョン-19の純情」をスローテンポで歌うことにする。 しかし、本当にこんなことがあっていいんだろうか。 あまりの嬉しさに真夜中ということも忘れて声をはりあげてしまった。 気が付いたら2時半である。いくらなんでもそろそろ寝ることにした。
9時起床。 昨日の日記を打つ。えらく長くなってしまった。 例によって遅い朝食をいただき、パクサ宅を出たのが10時過ぎ。 地下鉄乗り継いで、ソウルの中心を東西に横切る大河ハンガン(漢江)の中ノ島、ヨイドに出る。 この島はオフィス街で、国会議事堂や放送局、教会などがある。 今日はKBS(韓国のNHKみたいな放送局)のラジオ国際放送日本語班のスタジオ見学だ。 去年の年末にテープによる韓国歌謡コンクールでMorris.は「ポンチャク賞」(^。^)を貰ったので、そのお礼と挨拶を兼ねて行くことにしたのだ。 実はMorris.はこの日本語放送は、インターネットでたまに覗くくらいであまり聞いてないから、ちょっと心配ではある。 まあ、何とかなるだろう。 約束の訪問時間午後1時だから、ずいぶん早く着き過ぎたので、国会議事堂の写真でも撮ろうと島の東端まで歩く。 門の前までいったら、この門が邪魔でちゃんと建物が写らないので、守衛に頼んで、写真撮るだけということで、中に入らせてもらい撮影(^_^;) 外に出て戻ろうとしたのだが門前の脇で、割と大掛かりなTV中継みたいなことやってて人だかりしてたのでちょっと覗いて見る。 よく分からないので、近くにいた奇麗なお姉さんに尋ねたら、映画の撮影らしい。 タイトルは「大韓民国憲法第一条」で、3月末に公開されるとのこと。 しかも、何とMorris.が尋ねた女性こそ主演のエジウォンだった(^○^) そう言えば公務員らしい制服に分厚い六法全書みたいなものを小脇に抱えている。 せっかくだから2ショットをお願いする。 これも何かの縁だから、この映画は機会があれば見ることにしよう。 中国人観光客団体がいてえらくうるさかった。時間が迫ったので適当に切り上げる。 KBSの2F受付は昼休みで担当の女性が一人しかいなくてえらく忙しそうだった。 KBS職員はパスを持っているので地下鉄の改札口みたいな出入り口にカードを当ててすぐは入れるのだが、外部者は、住民登録証と交換に仮パスを貰うシステムらしい。 外国人はパスポートを預けることになってるようで、Morris.はちょっと焦ってしまった。 パスポートはパクサ宅に置いたままだったのだ。 本当は常時携帯するべきなのだが、Morris.は無くしたら困るので、手帳にコピーを入れてそれで当面ごまかすことにしてたのだった。 事情を話して日本語班のひまわりさん(ラジオでの愛称、本名はサユジン)に電話してもらい、何とか入場することができた。 KBS本館5階のラジオ国際放送は、同じ部屋に複数の班が同居していて、ゆっくり懇談するには不向きな感じだった。 コアラさん(キムヘヨン)、ラッコさん(キムヘソン)、アリスさん(キムアソン)、主任のワニさん(二日市氏)などがいて、すぐにスタジオへ直行。 日本語放送のスタジオはアラビア語班と共同使用しているらしい。 最初はアリスさんのナレーションによる歌謡サロン。 15分の枠で彼女のナレーションと録音された生の音楽やインタビューで構成するものだが、エディターのひまわりさんの手さばきにすっかり見惚れてしまった。 以前ならオープンリールテープで大変な作業だったのが、今や、PCまかせで、一人でちゃかちゃかと処理できる。 うーーーん、なんとなくそうなんだろうと思っていたが、こうやって実際に見ると、PCの威力に改めて感心してしまった。 その後は在韓日本人すきまさんと一色まゆみさんによる「玄界灘にたつ虹」。 エディターはラッコさんに交代。スポーツ評論家のチョドンペさんを交えての30分枠。 昨日の女子アイスホッケー試合(韓国が北朝鮮に10-0でボロ敗け)で、両国の敵対意識、特に北から逃げてきた選手への執拗なボディアタックと試合後のよそよそしい態度が問題になったらしい。 日本人観客が北朝鮮に罵声をあびせたに違いないし、えらいことになったことは容易に想像が付く。 録音終了後、一色まゆみさんとちょっと話をする。 彼女は宮崎出身で6年前からソウルに住んでいるとのこと。なかなかキュート(^○^)な女性だった。 帰りはひまわりさんに送ってもらい3時半に退出、しっかり2ショット。 Morris.はひまわりさんがすっかりお気に入りになった。 これからラジオ韓国日本語放送もちゃんと聴くようにしよう。 ヨイドの中央を南北に縦断する巨大公園が復活していた。 南部は自然公園で木製の舗道が設えてあり、兎などが放し飼いにされている。 中央は広場公園で、ローラースケートや自転車を乗り回すようになっている。 スケートは1時間3,000ウォンで、やろうかとも思ったが、こけて、怪我しそうだったから止めておいた。 広場の北端には巨大な大極旗が掲揚されている。これに太陽が重なるところで撮影してみた。 大極旗が日章旗になるところ!?(^_^;) 林の中には、回りの松並木よりうんと背の高い、どでかい世宗大王の坐像もあった。 7時にチェミンヒさんと待ち合わせの約束した建大入口へ。 時間もあるし、建国大学は行ったことが無いので見物することにする。 いやあ、なかなか巨大な大学だ。 起伏のある地形にさまざまな建物が点在している。 すごく大きな池を巡ると雰囲気のある橋がある。池はまだ半分凍っている。 その氷の上にバスケットボールが鎮座していた。かなり使い込まれたものだがしっかりしている。 これは悪ガキソンイルへのお土産にすることにした(^_^;) 建大の博物館は煉瓦造りのいい感じの建物だったが冬期休暇中は閉館とのこと。 大学を出て駅前の街を流す。このあたりはやたらカルビ店が多い。 駅の南はちょっと洒落たファッションショップが並んでいる。 ミンヒさんは、この前会った時より奇麗になったみたいな気がする。 ともかく食事ということで、混んでいる店を物色して(^_^;)テジカルビを注文。 ビールにソジュも頼んですっかりいい気分。 食事の後は、当然のごとくノレバンターイム(^○^)ミンヒさんは初めJ-POPの日本語攻勢だったが、レパートリーが無くなり後半は韓国歌謡に切り替え、Morris.はしっかり「モクソクカッツンサナイ」まで歌ってしまった。 ノレバンのアジョシが、延長サービスしてくれたのでたっぷり1時間半以上歌い続けた。 再会を約束して地下鉄でパクサ宅へ帰宅。 パクサは寝ながらテープで新曲のアレンジに熱中していた。 Morris.もお相伴(^。^) 結局就寝は2時前だった。
9時半起床。 パクサ一家は全羅北道イクサンのパクサの養母宅に新年の挨拶に行くという。 良かったらMorris.もついてこないかと誘われた。 片道4時間近くかかるから、11時に出れば、とんぼ返りしても午後7時。 完全に一日使ってしまうことになるから迷ったが、やっぱり付いていくことになった。 10時にマネージャーと、なぜかコーディネイターのユンミギョンさんがやってきた。 養母の挨拶に行くのに、コーディネーター呼んでメーキャップまでする必要があるのか、よくわからない。 でも彼女はおとなしい、感じのいい子だったので、Morris.としては嬉しい。 出発前に近くの海鮮専門店で、テグタン食べる。まあまあの店だった。 パクサがよく行く店らしく、店員ときさくに話ししていた。 結局マネージャー、コーディネイター、パクサ夫婦、ソンイル、Morris.の6人で出発。 車内でパクサが持っていたスポーツ新聞見たら、何と一面に昨日国会前で2ショット撮った、エジウォンの写真が載っていた。 昨日の撮影で、国会の中でロケをする、させないで一悶着あったらしい。 半分やらせだろうが、あの後彼女が国会の鉄の門を乗り越えたみたいで、その写真が大きく掲載されていたのだ。 もう一部あった別のスポーツ紙の表紙も同じだった。 記念に持って帰ることにした。 ふーん、こんなことなら国会議事堂の写真写すとき、この鉄門も写しとくんだった。 途中一回休憩所で降りて、目的地に着いたのは午後2時半だった。 やっぱり遠い。 パクサ養母宅はイクサンのイリカントリークラブのすぐ近くで広い草原の中の豪華な一軒家だった。 家のすぐ近くにすごい桜並木があって、春にはさぞ奇麗だろうと思われた。 70をとうに越えてる感じのハルモニは、とても元気だった。 Morris.が日本から来たというので、忘れかけていた日本語で話ししてくれる。 嬉しくもあり、もうしわけないような気もした。 正月の挨拶をして、本当に食台に溢れんばかりの正月料理。 蒸しカルビなどは箸で掴めないくらい柔らかくできていてすごく美味しかった。 外に出て、ふらふらする。なかなか気持ちいい。 赤い凧が落ちていたので、揚げてみる。それを見たソンイルが、真似をする。 なかなか上手くいかないのを、やっと揚げることができたので喜ぶまいことか。 おおはしゃぎで走り回っていた。 その後また部屋で果実やセンガン茶を御馳走になる。 日本の歌の話してたら、ハルモニが突然 「旅のつばくろさびしかないか---」 と歌い出したのでMorris.も唱和したら、えらくよろこばれてしまった(^。^) 時間が無いので4時に別れを告げる。 おみやげに干し柿と、なんでかパンツを貰ってしまった。御主人が「TRY」というブランドの下着メーカーの会長ということらしい。 帰り道は夕陽に向かって走る感じだった。 一面に雪が残ってるところも多い。 結果的に今日は休養日になったといえるかもしれない。 それもまたよしとしよう。 なんて、思ってたのが、とんでもない間違いだった。 車はソウルではなく、内蔵山方面に向かってひた走る。 パクサ夫人の故郷全羅北道チョンウプへ向かっていたのだった。 このあたりはすっかり雪に覆われている。 貯水池も凍った上に雪が積もって真っ白だ。 軒下には大きな氷柱が垂れ下がっている。 夫人のオモニムは76歳でパクサの養母と同い年。 やっぱり無茶元気で、マッコリも一気飲みである。 夫人の兄さんがリーゼントに髭面でかっこ良かったが、写真は嫌いだということで撮影できなかった。 パクサ夫婦とミギョンさん、夫人の兄さんと一緒に雪の野原を1kmほど歩いて墓地へ向かう。 30cmくらいの雪があるので結構大変だった。雪の上に鳥や兎の足跡があってとても可愛らしかった。 墓地には二つの土饅頭があり、半分雪に覆われていた。 マッコリとスルメを供えてパクサ夫婦は雪の上に座り込んで礼拝した。 これには宗教心の薄いMorris.もちょっと感激した。 Morris.は日本式に礼拝して、マッコリ一杯いただく。 それにしても内蔵山を中心としたあたりの風景はすばらしい。 パノラマ写真を試みる。 夫人の親戚宅を回り、夕食も御馳走になる。 何とこの家は、済州島牛島の「ソムサラム」で調理担当しているいとこの実家で、彼が旧正月で帰省していた。 まさかこんなところで再会するとは思っても無かったのでびっくりした。 とりあえずここで一泊するか、という話も出たのだが、結局午後8時に別れを告げ、ソウルに向かう。 帰りは道も空いていたので11時にパクサ宅へ到着。 ちょっと休んだあと、朝にも行ったチャンウォンサンコッケ専門店でコッケチム(花咲蟹蒸し煮)食べる。 いやあ、今日は朝から晩まで美味いもの食い続けだ。とどめのこの店ではMorris.一人でソジュ飲んでしまったし。 ああ、いい気分。ノレバンは行き損なったがこれはこれで充分楽しめた。 パクサ宅に戻って、これを打ちながら、神戸から持参した麦焼酎「二階堂」お湯割り飲んでる。 お土産に持ってきたはずなのに、すでにMorris.ひとりで半分近く飲んでしまってる(^_^;)
9時起床。 パクサが着替えしている。 一緒にインチョンに行こうという。 何があるのか聞いたら、先輩芸能人チャンドルプンの小公演のゲストとして行くとのこと。 おお、これで久しぶりにパクサのステージ見ることができそうだ。 午前中はマネージャが別の用事があるので、タクシーで出発。 かなり遠いし、高速使ったのでインチョン市プヒョン駅まで4万ウォン近くかかった。 これは高いなあ。 駅前でチャンドルプンのマネージャーの車に乗り、今日競演する俳優キムジュンベと一緒に今日の会場ハンナムCITY PLAZAへ。 キムジュンベは人気ドラマ「野人時代」の次期主演男優に決定しているとか。 9階の会場には100人余りのアジュマ(おばさん)ハルモニ(おばあさん)で熱気むんむん。 どういう催しなのか良く分からないので、主催者に聞いたら、健康器具メーカーが、購入者やバイヤーに招待状を出して催す謝恩会みたいなものらしい。 パクサが舞台に上がるだけですごい歓声があがる。 1曲歌った後にデジカメ撮影してるMorris.をネタに面白おかしく話し始める。 日本のパクサファンクラブ会長で、KBSノレチャランで大賞(ほんとは人気賞)をとったというくらいなら、それほど間違ってはいないが、NHKの関係者で、東大卒業で、神戸の地震では、父母、兄弟、友達も死んでしまい、天涯孤独になった、なんてのは、あんまりではないかい(^_^;) と思ったが、ここであれこれいうこともないだろう。 さらには舞台に呼ばれて韓国語で挨拶までさせられてしまったよ(^_^;) この前テープで聴かせてもらった「アリランチャッチャックン」「コッパラムヨイン」など新曲中心の選曲で、ついついMorris.はアジュマと一緒に踊り出して、途中でパクサから注意されたりもした(^_^;) ジュンベ氏が歌った後、チャンドルプンの一人歌芝居。 これはよれよれの老人に扮して、異常な悲哀を帯びた歌を歌うのがかえって笑いを誘う、ということになってるようだ。 昼休みに4人で隣の食堂に行き、パクサの強い勧めで、インチョン名物のコンビジタンを頼む。 一見雑炊みたいに見えるが、大豆を粗く崩したスープで、これだけで充分なくらい量があるし、美味しかった。 午後のステージまでちょっと時間があるので、会場の裏のプピョン市場を冷やかし、PC房へ。 韓国に来て5日目にして初めてPC房というのは、遅すぎるが、ずっとパクサ宅にいて、行動をともにすることが多かったし、とにかく時間が無かったのだ。 いつのまにかMorris.部屋のアクセスが、70,000を超えていた。とりあえず祝賀ハプシダ!! メールは30通以上来ていたが、大部分はMLもので、個人的なものはあまり無かった。 しかしこのPC房では、日本語は読めても、書くことができないので、ぐいぐい酒場と、メールの返信は、ローマ字になった。 午後からの公演第二部では、パクサが「恋は蝶々」など懐かしいところを披露してくれた。時間は短めだったが、2度にわたる生ステージ見ることができて、今回の旅の第一目的は達成。 写真もいっぱい撮ってしまった。 チャンドンプルの2回目のステージは、赤ちゃんをおぶった乞食の格好でカクソリタリョンを始め、さまざまな歌を歌いながら、完全にコミカルなステージ。Morris.は最初、この乞食がチャンドンプルとは別人だと思ってしまった。 ステージの後、一緒にインチョンにある先輩宅に行こうと言われたが、夜は約束があるので、4時過ぎに一人でソウルに戻ることにした。 駅前の地下商街はえらく複雑に広がっているし、えらく奇麗だ。 衣料店のアガシに尋ねたら2年前に大幅に改装されたらしい。 一般的に韓国の地下街はMorris.にはあまり面白くない。この地下街も奇麗なだけであまり興味を惹くものはなかった。 ただ中古ジーンズの安売りが多く、リヴァイスのものが万ウォン均一で出てるのは安いので、一つ買ってもいいか、と、手にとって見たら、裏のタグが、知らないブランドになってる。 お尻のタグだけを他のジーンズに縫い付けたものらしい。 そう思ってみると、あちこちの店で同様の商品が見つかった。 これはまだ日本では見られない商品である。 これから韓国に行く、Morris.同様金の無い旅行者の皆さんは、中古ジーンズには気を付けてください。 プピョン駅からソウルまでは、地下鉄一本で繋がっているので、ソウル中心部まで40分かからない。 こんなことなら、一日も早く、この地下鉄をインチョン空港まで延長してもらいたいものだ。 そうすれば、韓国への行き来がぐっと楽になること間違い無しである。 市庁前で下車して、徳寿宮前の観光案内所に行ったが、すでに閉まっていた。 なぜかカウンターに、今日付の毎日新聞とスポーツ新聞がどさっと平積みされている。 これは韓国観光公社のサービスなのだろうか。 とりあえず一部ずついただく。予想どおり、大して見る記事はない。 中島らもが大麻で逮捕されたことくらいか。彼は一時アル中で死にかけてたし、今回の事件などで、ますます無頼派作家の道を突っ走ることになるのだろう。 市庁前から北上してキョボ文庫へ向かう途中、東亜日報のロビーを覗いてみたら20人近くの人が、えらく熱心に新聞を見て、中には切り取ったりしてる。 受付アガシに聴いたら明日の新聞の校正をやってるのだとのこと。何で1階のロビーでやってるのかは聞きそびれた。 キョーボ文庫は韓国一の本屋なのに、Morris.は何故か去年秋の旅では足を運ばなかったので、2年ぶりと言うことになる。 考えてみれば、パクサと親しくなってからは、あまり本屋や古本屋に行かなくなったような気がする。 理由はうすうす分かってしまう。 昨夜ミナちゃん(パクサの娘)が、突然日本語の勉強を始めると言い出した。 3月から中学3年生で、高校での第二外国語に日本語を選ぶことにしたらしい。 嬉しくて外国語コーナーの、初級日本語教本を物色。 ものすごい種類があり、目移りしたが、ちゃんと人気順にベスト10が並べられている。 パラパラと見て第2位の本を買うことにした。小さな単語集とカセットが付録に付いている。 ついでに小さ目のトロット曲集も買ってしまった。 午後7時にYMCA前で、ANAの機内で隣に座ってたキムジヨン君と待ち合わせ。 彼はこの近くの旅行社に勤務しているらしい。 会社の先輩イヒョングンを同行してきた。 まずは食事で、ビジネス街の地下一階にある「新羅ナクチ」で、ナクチチャンゴル。 二人から、辛い、辛いと脅かされたが、何のことはない。ここではソジュで乾杯。 ヒョングンは33歳で独身。 韓国ではすでにノーチョンガク(婚期を過ぎている独身男性)の部類にはいるかもしれない。 ジヨン(30歳)だって危ない。まあ、Morris.と比べるとレベルが違うけどね(^_^;) ヒョングンは日本に何度も行ったことがあり、日本語もいくらか話せるのでわからない単語が出たとき助け船を出してくれる。 食事を終えて、さあノレバンへ行こうと思ったのだが、二人がその前にホプでビールでも飲もうという。 はやる心を押さえて2Fにある「Main Hof」へ入り、率先して隅の席を選ぶ。 腹に一物あるMorris.がわざわざ隅っこの席を選んだのは、壁の下部に電源を見つけたからだ。 生ビールで乾杯したあと、やおら鞄からちびくろを取り出し、まずはMorris.ページを紹介した後は、当然のごとくちびくろノレバンターイム(^_^;) 二人は初めびっくりしていたが、すぐにノリノリ状態。 他の客の迷惑も顧みず、ジョッキお代わりして、しっかり20曲くらいは歌ったと思う。 その後、お目当てのノレバンに入ったのが9時半過ぎ。 アルコールは程よく回ってるし、ホプで予行演習は済まして来た3人だけに、最初からノリノリ、大爆発の状態。 Morris.はほとんど1時間、絶叫して踊りまくっていた、と思う。 11時前に再会を約束して別れる。 午前零時ちょうどにパクサ宅にもどったが、まだパクサはインチョンから帰っていなかった。 ミナちゃんに日本語の教本をあげたら、とても喜んでくれて、Morris.も嬉しかった。
[パクサ引越しの夢]イパクサの引越し作業している。途中で材料が全く足りなくなる。奥井さんに言うと、何とかごまかしてくれとのこと。みんなは芝生の庭でくつろいでいる。白人の宗教団体が炊き出しをしてそれをみんなで食べる。Morris.は材料のことが気になって食事どころではない。庭ではお祭りが始まる。どうしよう、どうしよう、と思いながらMorris.もお祭りの渦の中に巻き込まれていく。 10時半起床。 どんどん夜型の生活が浸透している。 結局パクサは昨夜インチョンに泊まったらしい。 11時ごろマネージャーと一緒に戻ってきた。 遅い朝食というより、昼食をいただいてパクサ宅を出たのは1時過ぎだった。 朝からかなり曇っているし、特に予定も無い。 6号線1本で行ける、ワールドカップ競技場に向かう。 一部工事中でえらく遠回りさせられた。途中道の向かいに「マポ農水産物市場」の看板のある大きな建物があったので覗いて見る。 魚市場、野菜市場が整然と並んでいる。 思ったより規模が大きい。 びっくりしたのは玉子問屋で、紙のケースに入った卵が数十列ごとに薄い板をはさんで、2m以上積み上げてあったことだ。 まさに累卵の眺めだが、一番下の玉子にはかなりの重量が加わってるはずなのに、大丈夫なのか、と、ちょっと心配になった。 競技場は観覧席の一部を解放してあるものの、特に面白いものではない。 DVDによる大画面の画像室で、しばらく2002年5月の韓国"be the red"旋風のダイジェストを見る。 イタリア、スペインなど韓国が勝った試合は見せ場を追って編集してあったのに、負けたドイツ戦は全く出てこないところが、韓国らしい。 そのまま地下鉄で別のところに行こうかと思ったのだが、向かいの台形の山にジグザグになった階段が模様のように見えて面白かったので、登ってみることにした。 ハヌル公園と名づけられている。枠は鉄だが、階段は厚板で作られている。 300段近いこの階段(帰りに数えたら288段あった)を登るとやはり息が切れる。しかし頂上からの眺望はなかなかのものだった。 競技場から漢江までを一望できる。 これはパノラマ写真を撮らなくてはと、さっそく実行。 その後案内板を見たら、見事なパノラマ写真が掲揚されていた。これを写した方が早かったかもしれない。 公園を降りて吊り橋風にデザインされた歩道橋をわたって、もう一つの公園に行ったら、駐車場の一部を仕切って、ローラースケートホッケーの練習をやっていた。 アイスホッケーの変種なのか、すでにジャンルとして確立してるのか知らないが、たしかに最近韓国では、ローラーブレードがすごく流行っている。 もう一つ流行ってるのが自転車で、10年前はソウルで自転車といえば、荷物運搬用のごっつい奴くらいしか見なかったのに、最近はマウンテンバイクに、ライダースーツを身に付けた男女をよく見かける。 ハヌル公園の頂上まで自転車で登って来る者も少なくなかった。(もちろん、階段でなく、サイクリング専用道路が設けられている) 両替と靴を物色するため、イテウォンに出る。 地下のげてもの市場も見て回るが、これというものはない。 はしっこのあたりで、白黒の可愛い小型犬を見つけて追いかける。 手押し屋台で、アクセサリーを売っているアジュマの飼い犬で名前は「カサブランカ」だと。生後7ヶ月くらいでとにかく可愛い。 数枚撮影したが、動きが速いので追いつかない。 彼女は他にも数匹の犬を飼っていて、これを看板代わりに使っているらしい。 その後、客引きの兄ちゃんに付いて地下に行く。 贋物の時計などいろいろ出されたが、Morris.は初めから買う気はない(^_^;) PC房に入り、メールチェックをしようとしたが、完全文字化けで、文字コードクリックしても埒があかない。 結局地下鉄乗り換えて鍾閣に出て、例のYMCA隣のビルの2FのPC房で、チェックと書き込み済ます。 ぐいぐい酒場に、昨日会ったイヒョングンの書き込み(ローマ字日本語)があった。濁音などの韓国人らしい間違いがあって、かえって面白かったが「hontouniyokattawa」というフレーズがあったので、掲示板見た人は、彼を女性だと思ったに違いない。 鍾路をぶらぶら流して、コルモッキルの食堂に入り、吉美ちゃんの書き込みを見て無性に食べたくなった、スンドゥブチゲを頼む。 可も無し不可もなしといったところか。 クラウンベーカリがあったので、サンドイッチとガーリックパンをお土産に買い、9時に帰宅。 パクサは知人の母が亡くなったので、慌ただしく出ていった。 今夜は、夫人とノレバン行くつもりだったが、これでは、どうなるかわからない。 ともかく飲もう。 結局今夜はノレバン行けそうにないので、ちびくろノレバンの出番だ(^。^) 夫人が好きなチョヨンノクの曲を8曲メドレーで流して、後はキムヘヨンの「アッサ超特急」の曲目順にセットしたアルバム機能を活用して、代わりばんこに歌う、歌う。 夫人もよく歌を知ってるし延々2時間は歌い続けたと思う。 もちろんビール、ソジュどんどん飲むし、すっかり、いい気分になってしまった。 ノレバンに行けなかったのは残念だが、まあ、これなら安上がりだし、良しとしよう。 お開きになったのは零時過ぎと思うがほとんど覚えていない(^_^;)
9時半起床。どんよりとした曇り空だ。雨が降らなければいいが。 11時に鍾閣YMCA前で、昨日ソウルに来たりーちさんと、ミンヒさんと待ち合わせ。雨は本降りになってしまった(^_^;) りーちさんの案内でインターネット無料で使える観光情報センターに行く。インサドンの北端にあって、最新PC3台が並んでいる。日本語の読み書きもOKだ。いやあこれは素晴らしい。 なんで今まで気付かずにいたのだろうと不思議に思ったが、OPENしたのが4日前だったらしい。 これからはここを充分に活用しよう。 リーチさんの話によると、ソウルにはこういったセンターが数箇所あるらしい。 うーーん、ソウルに関しては結構詳しいつもりでいたが、何のことはない井の中の蛙だったらしい。 3人で、雨の中をうろうろするのも大変なので、まずは食事、ということで、Morris.が一番好きなオルゲンイクッパブ店へ。 何度来てもこの店は落ち着くし、クッパプも最高だ。ミンヒさんはコンビジタンを注文した。女主人に話を聞く。旦那が詩人で、壁に掛けてあった自作の詩を紹介してくれた。 彼女は小柄ですごく感じがいい。この店の名前が「プンニュサラン-風流書廊」というのも初めて知った。 ゆっくり食事を済ませたあと、画廊やアンチックショップや刺繍製品の店を冷やかす。 y洒落た刺繍専門店でコルムゥ(指貫)の可愛いのを見つけたので二つ買う。 ここで、ミンヒさんがお土産にと、小さな扇子を刺繍した携帯ストラップを買ってくれた。 バスで東大門市場に出て、古本屋など冷やかした後、近くの喫茶店に入る。 りーちさんはカプチーノ、ミンヒさんはレモンティー、Morris.はしっかりビール(^_^;)を注文。カプチーノは見事に泡立って美しかった。 レモンティーは、てっきり紅茶だと思ってたのだが、出てきたのはなんと黄色いホットレモンだった(@_@) やっぱり韓国では、紅茶は認知されてないみたいだ。 ミンヒさんは夕方から叔父さんの還暦祝いで家族と出かけるので、ここで別れる。 りーちさんの今回の旅の第一目的である、土曜日毎に行なわれている国楽院定期演奏会を見に行く。 南部ターミナルから1km以上歩いて、やっと到着したら開演時間を5分ほど過ぎていた。 入場料(10,000ウォン)はりーちさんのおごり(^_^;) Morris.はあまり韓国の国楽なんて興味が無い方だから、たいして期待してなかった。 最初の曲は聞き損ねたが、器楽合奏も踊りも、確かに水準が高い。それぞれ凄い、凄い、と思っていたが、最後の6人組のサムルノリを見て、すべてがぶっ飛んでしまった。 これはもう「神技」である。 これまで祭りや催しでサムルノリ(農楽)は何度も見てきたが、今回のは、それらとは一線を画するくらいレベルが高かった。 リズムはもちろんだが、一人一人の動きが正確無比、頭のリボンの動きの切れがまるで違うし、動きのシンクロぶりも機械みたいだ。 最後に長尺のリボンによる舞など、Morris.はずっと拍手しっぱなしだった。いやあ、本当にいいものを見せてもらった。りーちさんにはひたすら感謝であるm(__)m プログラムによると、毎回サムルノリがあるわけではなくて、今回は偶然その回に当たったようで、その意味でも凄く運が良かった。 出口に並んでいたチマチョゴリのアガシと一緒に記念撮影させてもらう。何か舞い上がってしまってたなあ。 りーちさんは、日本では毎日インターネットで韓国の国楽放送を聞いてるくらいのファンらしく、楽院内の売店で、120,000ウォンもする、分厚い伝統楽器の本を購入したので、ちょっと驚いた。 雨はすっかりあがって、ちょっと冷え込んできた。帰路、国楽院の隣の芸術の殿堂を通ったが、昼間降った雨が凍り付いていた。 オペラ劇場や展示場など馬鹿でかい建物が集まっているが、本館では、ブロードウェイのミュージカル「Cats」が上演されているようだ。 駅の露店でラジコンカーがえらく安かった(10,000ウォン)ので、悪ガキソンイルのお土産に買うことにした。 地下鉄で市庁に出て、プラザホテル近くにある、りーちさんお勧めの「長安サムゲタン」で、オゴルケ(烏骨鶏)のサムゲタンを食べる。 普通のサムゲタン(9,000ウォン)に比べると割高(14,000ウォン)だが、確かに美味いし、名前の通り皮は真っ黒で骨まで黒い。 Morris.は鍋の底を舐めるくらい奇麗に平らげてしまった。りーちさんは飲めないので、Morris.一人でソジュ一本空ける。この店は30年前からやっていて、6年前に今の場所に移転したとのこと。 地下鉄に市庁に出る。地下や階段には、ホームレスがかなりいる。 噴水に座っている一人に、話を聞く。やはり数年前のIMFのリストラで、職を失い、結局こうやっている。政府に不満というより、これもパルチャ(運命)だと、諦観してるようだったが、それほど深刻そうな顔はしていなかった。 まだ若そうなので、やる気になれば、また社会復帰できそうな感じだった。 その後ロッテホテルと朝鮮ホテルの間にあるウォングダン(園丘壇)を見物。 これは100年程前朝鮮王朝が中国支配を脱した記念に建てられたものだが、ソウルの真ん中にありながら、ビルに埋もれる形になっていて、あまり知られていない。 八角形三階建ての瀟洒な建物ですっかり気に入った。裏に回るとロッテホテルの庭と滝があり、ここからの眺めもなかなかのものだった。りーちさんは何度もソウルに来ているので、こういった穴場を知っているようだ。 そうして締めくくりは、お決まりのノレバン。りーちさんは懐かしの日本歌謡、Morris.は当然ポンチャク一筋で、11時半まで代わりばんこに歌い続けた。何故かりーちさんはずっと高得点、Morris.は拍子はずしたり、一人合いの手入れたりするせいか、点数あがらずで、ちょっと焦ったが、キムヘヨンで100点獲得したのでまずよいとしよう。 りーちさんと別れて、終電に近い地下鉄でソッケまで出る。 ここからならパクサ宅まで近いからタクシーも安いだろうと思ったのだ。タクシーを待ってる二人連れが「ウォルゴクトーン!!」と叫んでいたので、一緒に便乗することにした。降りるときお金払おうとしたら、要らないという。ラッキー(^。^) 帰宅したのが零時半、当然のごとく全員起きていた。ソンイルにラジコンカーあげたら、喜ぶまいことか。 すっかり夢中になって遊んでいた。 こういうところは可愛い。 夫人と軽くビール飲んで寝る。
9時半起床。 ちびくろで昨日の日記を打とうとしてたら、パクサが散歩に行こうと誘う。 いそいそと付いて行く。地下のタバン(昔風の喫茶店)に行き、チク茶(葛茶)を注文、日本のパクサの知り合い、あしやん、うり丸さん、百済大王などの話題をいろいろ聞かれる。 11時に戻り、遅い朝食をいただき、昼過ぎにパクサ宅を出る。 このところだいたいこんな調子だな。すっかり夜型が板に付いたようだ。 まずは宗廟前公園に行く。 一昨日の夜偶然街で見掛けた軍服の老人が、ここで2時からストリート演奏するというので見に来たのだが、いやあ、最近パゴダ公園が入場不可になってることもあって、こちらの公園は、すっかり老人の溜まり場になっている。 あちこちでカラオケ機械を持ち込んで踊っているし、将棋やったり、太極拳やったりしている。 チョゲサ(韓国最大の仏教宗派曹渓宗の総本山)が、不遇な老人のための無料施薬、治療を催していた。 毎月第二日曜に開いているそうで、1,000人以上の老人が治療を受けるとのこと。なかなか素晴らしい奉仕活動である。 「国楽亭」という四阿で李朝のヤンバン(良班=貴族)の扮装をした男性が不思議な踊りを踊っていた。 片足で立ってポーズを変えながら、回転するもので、Morris.も真似てやってみた。 ビデオ撮影者が、いろいろ聞いてくる。カメラを見たらSBSと書いてある。 ひょっとするとMorris.の映像がソウルの茶の間に流れるかもしれないぞ。 3時前になって、件の軍服爺さんが現れた。 彼はペクヨンファといって、サクソフォンで、演歌を朗々と奏でるスタイルだ。 小柄でどこか愛敬があって、30年以上前からやってて、かなりの人気者らしい。 そういえば、10年以上前にテジカルビの店で見かけて、一緒に写真撮らせてもらったことがあったような気もする。 先のヤンバンといっしょに亭の上で踊りまくった(^。^) たっぷり30分くらいは踊り続けてちょっと疲れてしまった。 その後、チョンゲチョンまで下って、7番バスで黄鶴洞の泥棒市へ。 今日は日曜日で、昨日の土曜日が雨だっただけに、すごい人出だった。 チョンゲチョン路は4車線だが、完全に1車線は露店と客に占領されている。 Morris.は以前はこの市場に中毒状態だったが、最近はそれほど面白味を感じなくなってしまった。 それでも、ソウルに来たら必ず1回は土日を選んで見物する。 スッポンと巨大うなぎの店が目立っていた。 2FのCDショップで、「同感」という6枚組みCDを買う。 2年前くらいに大流行したセットものの一つで、去年買った「追憶」というセットがなかなか良かったからだ。 「同感」は「追憶」よりちょっと若者向けの曲中心だがそれなりに楽しめそう。 6枚で9,000ウォンというのは、めちゃくちゃ安い。 おまけにこれは薄手のCDケース1冊に収められているから、一枚ごとのケースに比べると1/5くらいの厚さで、場所を取らないという利点もある。 さらには、チョヨンピル「釜山港へ帰れ」の未発表原曲「ヘウンデへ帰れ」なんてのまで収録されている。 なんか、凄すぎる。 ひととおり縦断して、古着屋市場を南に下りて、地下鉄シンダン(新堂)駅から鍾路にもどる。 地下鉄で泥棒市に行くなら、シンダン駅11番出口から北に500mくらいだ。 途中、消防車が8台近くサイレンを鳴らしながら北上して通り過ぎた。 火事があったのだろう。火急の事態に不謹慎だが、何か韓国の消防車は可愛い。 そういえば、日本でも「オジャパメン」で有名になったグループの名前がソバンチャ(消防車)だったな。 鍾路の売店で、電話カードと交通カードを購入。実は昨日から共通交通カードが使えなくなってしまっていたのだ。 小銭入れに入れてたので、かなり湾曲していたが、磁気カードだから関係あるまいと思ってたのに、困ったものだ。 売店の充電器で試してもらったがエラー表示が出る。バスターミナルの受付で頼めば復活できるかもしれないといわれたが、面倒くさいので新たに買い直した。 これからは胸のポケットに入れておこう。 りーちさんから教えてもらった韓国観光公社地下のPCルームに行き、メールチェックと書き込みする。 公社は割とお馴染みなのに、無料でインターネット使えるコーナーがあることには気付いていなかった。 ソウルには詳しいつもりのMorris.だが、肝心なところで抜けている(^_^;) ここは、PC14台も揃っている。6時過ぎだったが、10人くらいが利用していた。 7時にYMCA前で、杉山さん、ソンファンと待ち合わせ。ジェインも来るはずだったが、息子が急に具合悪くなったので、欠席。 代わりに別の友人チェジョンホがやってきた。 杉山さんから球体の磁石プレゼントされる。方向音痴のMorris.にとってこれはとてもありがたかった。 4人で、鍾路の裏手にある韓国料理店「ヤンバンテク」へ。 パジョン、プルコギ、ケランチム(韓国風茶碗蒸し)、そこそこ美味しかったが、Morris.はソンファンと話したり、ソジュの方に気を取られて、料理はほとんど酒のあて状態だった。 杉山さんの仕事の話なども初めて聞く。 15年近くソウルに住んでいるだけあって、韓国語はMorris.とは全然レベルが違うなあ。 その後、清涼里まで地下鉄で出て、タクシーで、東部市場へ。 もちろん目的地は、キムスイルさんが勤務している団欒酒幕「CAPITOL」。 日曜日は暇らしく、他の客は一組だけで、ママもいなかった。さっそくスイルさんと再会を祝って乾杯。 昨年12月に白べこ・あらへさん夫婦がこの店に来たことを嬉しそうに話してくれた。 ひとしきり喋った後は、お楽しみのノレバンターイム(^_^;) Morris.のたっての要望で、1曲だけ、カラオケ無し、スイルさんのキーボード伴奏のみで歌わせてもらうことにした。 例のトロット歌本があるので何とかなるだろう。 選曲に悩んだものの結局最近の定番「ネパクチャ」にした。 大まかに歌詞覚えてるつもりだったが、いざとなると歌本頼りになってしまう。 店内は暗いし、歌詞の文字は小さすぎる。ということで、ところどころ歌詞間違えたりして、あまり良い出来ではなかったが、とりあえずスイルさんの伴奏で歌えたことで、満足することにしよう。 ともかくも歌詞見なくても歌えるレパートリーを数曲用意しておかねば。 それから後はカラオケの字幕見ながら、みんなで歌って踊って約1時間半。 隣の客が「ここに幸あり」を日本語で歌ってくれたりして、楽しいひとときを過ごすことができた。 料金は前回より高め(前回はママがビールサービスしてくれた)だったが、日本での料金とは比較にならないだろう。 お土産買おうとミスタードーナッツに入ったら、BGMにイジヨンの「パラマモムチュオダオ-風よ止んでおくれ」がかかっていて、とっても懐かしかった。 終電で午前零時帰宅。やっぱりみんな起きていた。
8時半起床。 また、パクサが散歩に出ようという。 部屋を出るとき窓からぶら下がっている袋が、実は牛乳配達のものだと気付いて、デジカメに収めたのだが、この時レンズのカバーがちょっと変になってた。 スイッチをオフにすると上下の黒い薄板が自動的に閉まって、レンズを遮蔽するようになっているのが、上側の薄板だけが閉じて、下側は開きっぱなしの状態になってる。 撮影するには支障なさそうだが、埃が入るし、何となく気持ちよくない。 韓国で治すのは難しそうだし、日本でもメーカーに送って修理ということになると、しばらく使えない。困ったもんである。 今日は、パクサは銀色の折り畳み自転車で出かける。 パクサ自転車に乗るの図はそれなりに面白い。 Morris.も乗るように言われたがサドルが低すぎて、乗りにくい。 まず、行きつけの「ワン洋服店」に。知り合いから貰った銀色の布地でステージ用のシャツを作ってもらうためで、話の中でやたら「エリ」という単語が飛び交っていた。 これは外来語なんだろう。 その後、やはり行きつけの写真館へ。 ここは以前パクサがポスター用の写真撮影したときに一緒に来たことがある。 懐かしいダルマストーブが健在だった。 ソンイルの写真を引き伸ばし、パウチして額装して5,000ウォンだった。 いちおうデジカメを見てもらったが、やはりデジカメは分からないとのこと。そりゃそうだろう。 10時半帰宅。また遅い目の朝食をいただき、正午にパクサ宅を出る。 まず観光公社でメールのチェック。そのあとキムジヨンが勤務しているハナツアー旅行社を訪ねる。 ハンミ銀行ビルの4,5,6階を占める大きな旅行社で、ちょっとびっくりした。 帰りのチケット買うためだが、りーちさんから聞いた大阪経由東京行きチケットのことも確かめたかったのだ。 イヒョングンが対応してくれて、いろいろ確認して時間がかかったが、結局4万円ちょっと超えるくらいで、ソウル(インチョン空港)-大阪(関空)-東京(羽田)の1年オープン往復チケットを買うことができた。 これだと、今回いったん大阪へもどり、好きなときに東京(羽田)へ行って帰り、また好きなときにソウルへ行くことができるはず(^_^;)だ。 格安航空券でソウル-大阪の一年オープン往復チケット買っても3万5千円近くする(関空の使用税含む)から5千円の差額で東京往復できることになるから、これはずいぶんお得ではないか。 もっとも使用できるのはANAのみだし、空港使用税が倍以上(チケット料金のうち8千円近くが空港税)必要だし、空港への行き帰りの運賃だって馬鹿にならないから、いいことずくめってわけではない。 旅行社でかなり時間をとったので、パクサ宅にもどるひまが無くなってしまった。 本当は3時ごろキムスイルさんがパクサ宅に用事で来るといってたので、会えればいいかなと思っていたのだ。 まあ、昨夜店に行ったから無理することはない。 ふらふらとチョゲサに向かう。 途中煉瓦造りの渋い建物があった。聞いてみるとこれは1920年代に造られたものらしい。 「平和堂」という印刷会社で現社長は三代目とのこと。ちょっとだけ工場内部を見せてもらったが、写真撮影は不可だった。 チョゲサの付近には仏具や僧衣、数珠や蝋燭などを売る店が集まっている。子供坊主のキャラクターグッズもあり、結構見て面白いものがある。僧侶や比丘尼の姿も多い。 チョゲサでは事務所のジョンマンギョンさんに色々話を聞く。この寺も1920年代に創建されたらしい。 昨年宗派争いと税金問題などで警察まで出動する大騒ぎになったことや、それに伴う改築工事のこと、2年後に完成予定の仏教博物館のことなど教えてもらった。 工事中でも本堂と、中国風のお堂は解放されていて、Morris.も参拝した。 中庭の石塔も改めてみるとそれなりに見所がある。 パゴダ公園のパゴダが、変なガラスケースに入れられて、全く駄目になってしまったから、その補償として見たのかもしれない。 石塔はそのまま青空の下に立っていて欲しい。 名物?の白い松の木を見たり、鐘楼にも登ってみたりもした。 その後、これもりーちさんに教えてもらった、生まれ変わったウルチロ書籍へ。 この本屋は前から結構大きかったが、なんとなく薄暗いイメージがあって、あまり覗いてなかったのだが、今回久しぶりに行ったら、全く見違えるくらい明るく奇麗になっていた。 店名が「Books Libro」という、洒落てるような馬鹿馬鹿しいような命名だが、内部は日本の最近の書店と見間違えるようなレイアウト。書棚は低目で開放的な感じがする。 韓国らしく、文具コーナー、CDコーナーも併設されているが、何よりもびっくりしたのはマンガコーナーの充実ぶりだった。 「Comic Station」と名づけられた一画は、日本の漫画専門店にひけを取らないくらいだ。 2002年11月に新装開店したこの店のいちばんの目玉といえるだろう。 鍾路書籍が閉店して、ちょっとがっかりしていたが、この店の出現はソウルの書店の地図を塗り替えるものといえるだろう。 コミック担当のソンギョンファンさんに話を聞く。現在漫画の在庫は3万冊を超えるそうだ。 その中で日本漫画の占める割合は60%を超えている。このことについてはちょっと複雑な心情があると言う。 少年漫画では「ワンピース」「スラムダンク」「ドラゴンボール」、少女漫画では「花より男子」「NANAN」が一番人気だそうだ。 Morris.いち押しの「ッポイ」は、それほど人気を集めてはいないようだ。 韓国漫画家ではイミョンジンの「RAGNAROK」という、ゲームっぽい作品や「カムジョンコムシン」というギャグ漫画が、日本人にも人気があると紹介されたがMorris.向きではなさそうだ。 「14歳ヨンシミ」のペグムテクの作品は1冊も無かった。 「ファントッピイヤギ」のキムドンファは、キーセン物語以降も、同傾向の作品をぽつぽつだしているらしいが、先般、新聞連載した「パルガンチャジョンゴ-赤い自転車」という作品が、オールカラー、ハードカバーで出版されたというので、買うことにした。 これは前の作品とえらくイメージも絵柄も変わっているが、それなりにいい作品みたいだ。 7時にYMCA前でキムジヨンと待ち合わせ。 ちょっと雨が降り出したが、たいしたことはない。 会社近くのビルの地下にある「ハナロフェガン」でコプチャンチョンゴル食べる。 ここはジヨンが、よく昼食を食べる店らしい。チョンゴル自体はまあまあ、というか、ビジネス街だけにちょっと上品で、ワイルドさに欠ける恨みがあった。 ワンシムニ近くのチョンゴル専門街の店と比べるとちょっと物足りなかったかな。 それでもおしまいにご飯を入れて焼き飯風にしたのはかなりいけてた。Morris.はソジュがあればそれでいいって感じだったから、充分だね。 この店のアガシ、キムミンジョンさんがすごく親切で愛敬があって可愛かった。 あまり客もいなかったのでいろいろ話して、セルフタイマーで3人一緒に撮影。 今回の旅で会った中で一番感じのいい娘ではなかろうか(^。^) その後はお決まりのノレバンターイム(^。^) 二人でたっぷりり1時間半歌いまくった。 この店はライトビールしか置いてないので、こっそり途中でビールとソジュ買って、持ち込んで飲んでたら、注意されてしまった。 でも、けっきょく紙コップに移して飲めたからOK。 なぜかこちらのノレバンで見当たらなかったシネチョルの「Jazz Cafe」もやっと歌うことができた。 無かったのではなくて、「Jazzジェズ」がハングルで「jjaez」という綴りになっているのに気付かなかっただけのことだった(^_^;) 今夜は零時前に帰宅。
9時起床。 またもパクサから朝の散歩に誘われる。 今日も自転車引きずっていく。 出向いた先はビルの3階にある「同徳歯科」(^_^;) パクサが歯が痛くなったので治療に出向いたらしい。 韓国の歯科医院なんてもちろん入ったことないので興味津々。奇麗な医院で、治療椅子が3台も並んでいた。 歯科医のキムヨンウ氏は地域のライオンズクラブ会長もやっている著名人らしいが、気さくで話し好き、旅好きの好漢だった。 治療自体は5分で終わり、後応接室で歓談。 キム院長はびっくりするくらい世界中を旅行して回っていて、もちろん日本にも何度も行ってるとのこと。 この歯科医はパクサ一家全員が治療してもらっているようだ。 デジカメは何もしないのに、今日はちゃんとレンズキャップ閉まっている(^。^)このままうまくいきますように(合掌) 11時過ぎに遅い朝食をいただき、12時過ぎにパクサ宅を出る。 昨夜の雨は通り雨だったらしく、天気は良好である。しかし結構寒いぞ。 久しぶりにソウルの冬らしい寒さを味わえるかもしれない。 地下鉄は路線毎にいろいろ特徴がある。 4号線の新しい車両には、列車1両に6台もの液晶TVが設置されていて、KBS放送が流れている。音は出ないが、ドラマも全て字幕付だ。 とりあえず南大門市場に出て換金して、電池買う。 8番出口に2台の有料便所が並んでいた。 ワールドカップのおかげだろうが、このところ韓国のトイレは、観光地や都市部では、凄く綺麗になっている。この有料トイレもそうした政策の一環かも知れない。 100ウォンを入れると自動的に10分間ドアが閉まり、さらに硬貨を入れるともう10分延長できるらしい。 1回使ってみようかとも思ったが、便意が無いのでやめておいた(^o^) 市場の食堂でソルロンタン食べる。 5,000ウォンだし、肉もスライスしたチャーシューみたいなやつで、それほどうまくはなかったが、まあまあ、こんなもんだろう。 催し場で客寄せのアトラクションが行われていて、3人の女性が肌もあらわにだロックダンスしてるのを見る。 ショーの後、楽屋代わりのテントに入ったので、ちょっと声をかけて一緒に写真撮らせてもらう。寒いので、慌ててコートを羽織っていたのに、撮影時にはそれを脱いでのサービスだった(^o^) それからナムサン(南山)に登る。 ケーブルカーに乗ろうかとも思ったのだが、折角だから歩いて登ることにした。 ほとんどが石段で、ざっと400段くらい(今回は数えなかった(^_^;))で、坂道混合なので、ちょっとしんどかった。 いっそ階段だけなら早いのに。 風が強くなって、結構寒い。 思えば南山に登るのは、Morris.が最初にソウルを訪れた88年以来15年ぶりのことだ。 韓国語全く知らないまま、釜山からふらふらと慶州、大邱、大田まわって、ソウルに到着し、デーウォン旅館に泊まってすっかり韓国にはまったところだった。 南山図書館に行って、まだ学生だったジェインとソンウンに会って、いっしょに南山に登り、ヨイド広場でローラースケートやった。 実にそれ以来だ。 南山タワー入場料5,000ウォンはMorris.には高いと思えるが、360度ソウルを眺望できるのだから、我慢しよう。 ただガラス窓がかなり汚れているし、窓が柱でしきられているのでお得意のパノラマ写真は諦めた。 でも、天気はいいし、充分展望を堪能することができた。 帰り路は楽ちんだった。 枯れ木にカッチ(かささぎ)がとまっているのを写そうとしたが、結構用心深くて、なかなか近くには来てくれない。 じっと待ってると目茶苦茶寒いし適当なところで諦めることになった。 南山図書館前に、詩人金素月の詩碑があった。 「サニュファ(農夫歌の一種)」という詩で、童謡風の作品、石碑がなかなかっこう良かった。 安重根記念館に行く。 去年リニューアルしたということで、すっかり奇麗になっていたがさして見るものはない。 入館したら半ば強制的に映像室に連れていかれ、15分ほどのDVを見せられた。 日本語ナレーションで、映像的にはなかなか凝っていたが、内容は安重根義士を余りにも神格化したもので、これじゃ北朝鮮の金正日を称えるものと同じで、ちょっとなあ、という気もするが、それなりに興味深かった。 館内展示は彼の書が中心だが、本物ではないみたいだし、まあ顕彰記念館ということなんだろうな。 伊藤博文を撃ったブローニングの同型種も置いてあったがえらくちゃちだった。 外に出たら記念館の脇でウエディングドレスを着た女性と新郎が結婚撮影してた。 この時期にこんな場所での撮影は珍しい。新婦はすごく美人だったが、今日の寒さではちょっと可哀そうだった。 「お幸せに!!」と声をかけて1枚写させてもらう。 そのまま南大門市場に戻る。 ほんとにおっそろしく寒くなった。 時計屋にPUCCA(中国風女の子のキャラクタ)の目覚時計があった。 可愛いので買おうかどうか迷ったが、目覚まし音として、音楽の後に女の子の声で「イロナセヨ=起きなさい」という声が入っていて、これはもう買わなくては、と自分用のお土産として購入。 17,000ウォンを1,000ウォンだけ値切る(^_^;)しかし、これは無茶苦茶可愛いぞ(^。^) バスで東大門市場に出る。 それにしても、寒い、寒い。 街を行く韓国人もしきりに「カプチャギチュオ!!=急に寒くなったあ!!」と言い交わしてるから、久々の冷え込みなんだろう。 寒さには強いMorris.も、さすがにこれには閉口して東大門4街の時計貴金属商街付近の地下に潜る。 「金美子韓服店」のショーウインドウに、とてもシックなチマチョゴリがあった。 渋目の色の布地をパッチワークしてて、これはなかなかのものだと思った。 それにしても今日の寒さは半端ではない。 手がしびれるのでポケットに入れたまま。東大門から地下鉄でフェファに着いたのが7時半で待ち合わせまで時間があるのでしばらく構内のベンチでキムドンファの漫画読んでた。 8時前に大学路KFCの前に行ったがあまり寒いので店内に入り、コーヒー飲みながら待つ。 ジェインは10分ほど遅れてやってきた。会社から自宅に戻って車でやってきたらしい。おいおいそれじゃ酒飲めないではないか(*_*) とりあえず食事、ということで、カムジャタンの店をリクエスト。 誠心女子大近くの店に入る。ずーっと前に一度新村で食べたカムジャタンが不味かったのでそれ以来食べてなかったのだが、吉美ちゃんから、美味しいカムジャタンの話を聞いたので今回は是非一度は食べなくては、と思ってたのだ。 いやあ、本当に美味しかった。 カムジャ(ジャガイモ)はもちろん、骨付きの豚肉が柔らかくて絶妙の味だった。 食事後ジェインの会社に行き、開発中の皮膚化粧品ENSKINのサンプル貰う。 ポスターもジェインがデザインしたらしい。 美顔、美肌用クリームで、アデランスと提携できるかもしれないという。発毛効果のあるシャンプーも貰った。 これはあまりMorris.には必要ないので、必要そうな知人へのお土産としよう(^_^;) 車でウォルゴクまで送ってもらい、キンパ買って11時半帰宅。
昨夜は南山に登ったりした分ちょっと疲れたらしくそのまま寝てしまったので飲み残したソジュを朝から飲んで日記打ってたら、また、パクサが朝の散歩に誘う。 今日は例の海鮮料理店でテグアルタンを注文。 テグアルは鱈の卵で、つまり明太子だ。Morris.は明太子には目がないのですごく嬉しかった。 パクサの友達イフンギュさんも来て一緒に鍋をつつく。いやあ、鍋に明太子が溢れるくらい入ってる。 牡蠣、鱈、小蝦、豆腐、ズッキーニなども入っていて実に美味い。 これならやっぱりソジュが欲しいと、パクサに言ったのだが、朝から酒飲むのは良くないとパクサに制止された。 うーーん残念じゃ。 明日の夜日本に向かうので、今日は正味でソウル最後の一日ということになる。 朝から酒飲んでるし、日記も打たねばということで、またまた、パクサ宅出たのは12時前。 どこに行こうか迷ったが、今夜はお礼も兼ねてパクサ一家を夕食に招待しようと思ってたので、可楽洞市場を軽く冷やかして、夕方には帰宅しよう。 と、思いながら、4号線チャムシルで乗り換えるところを、7駅も乗り過ごしてしまった。 昨夜ノレバン行けなかった欲求不満で、朝からソジュまるまる1本以上飲んでしまったもんなあ。 やっと市場に着いたら、寒くて、ついつい屋台前のストーブに寄ってしまう。 そこにたむろしていたちょっと怪しげな男二人(キムさんとハンさん)が話し掛けてきたので、いろいろ話しているうちに、酒は好きか?という質問に、つい、大好きだ、と答えたら、それでは、といってマッコリを振る舞われた。 大丈夫か?と思う間もなく、ぐいぐいやってしまう。 ほとんど千鳥足で市場を徘徊。魚市場で、去年イカを食べた店を探す。 途中市場の中を農楽隊が通り過ぎたが、つい先日国楽院で見たサムルノリが、あまりに素晴らしかったので、今日の農楽隊はひどく下手に思えた。 イカの店は見つかったが、この前いたアジョシはいなかった。 それでもイカ好きのMorris.は、1匹を刺身にしてもらい、隣のテーブルで、食べる。 もちろんソジュも頼む。 蛸鍋をつついてる二人のアジョシといろいろ話をしたことや、市場のアガシの写真を撮ろうとして断られたことくらいは、漠然と覚えているが、それから後は、完全に空白になってる。 どうやって、パクサ宅にたどり着いたかも分からない。 気が付いたら。スタジオで寝ていた。かなりの宿酔だし、ちょっと下痢気味。 パクサ宅で、何か失礼なことをしなかっただろうか気がかりだ。 それよりも、昨夜予定していた、パクサ一家夕食招待が、パーになってしまった。 折角有終の美を飾ろうとしたのに、逆に醜態をさらしたことになる。 うーーん、やっぱり朝から飲むのは、今後止めておこう。 まあ、済んだことはしかたがない(^_^;)
8時起床。 といっても、夜中に何度も目を覚ましては、冷水を飲んだり、トイレに行ったりしてた。 とうとう今回の旅も終わりの日を迎えた。 さいわい、思ったほど宿酔はひどくない。 19:10発の便だから、4時前のバスに乗れば間に合うだろう。このところ余裕かきすぎて、失敗続きだから、3時半には出発しよう。 今、10時だから、3時間ほど、最後の散歩と買い物に出かけることにする。 パクサ夫婦はまだ寝ているので、メモを置いて出る。 とりあえず鍾閣に出て、永豊文庫冷やかして、観光公社地下でメールチェック。 ついでに受付のアガシに頼んで、昨年のワールドカップの真っ赤に燃えた観覧席とゴールと一緒の記念撮影。 相変わらず下痢気味で、お腹も痛くなってきたが、誰のせいでもありゃしないみんなMorris.が悪いのだ。 観光公社のトイレは初めて入ったが、ホテル並みに奇麗で、便器も普通のものより一回り大きい。 地下鉄乗り換えてイテウォンに出て、Nikeの店で銀色のバスケットシューズ買う。 ちょっと派手すぎたかな? 12時前にパクサ宅に戻ったら、パクサとソンイルだけがいた。 昨日の非礼をわびたが、パクサもあまり機嫌が良くないようだ。 それに、やっぱり夕食を一緒にできなかったのは心残りである。 買い物から帰ってきた夫人に昨日の詫びを入れると、自分も飲みすぎて、おなかが痛いと言いながら、大笑いしてたから、もしかしたら、帰って一緒に飲んだのかも知れない。 全く覚えていないというのが辛いところだ。 パクサ宅にこれ以上ごろごろしてても仕方無いので、2時半に別れを告げて、直行バスで空港へ向かう。 今回は料金万ウォンだった。その代わりかどうか金浦空港経由だ。 金浦空港も久しぶりに見ることになる。ちょっと懐かしさを感じる。 1時間20分くらいで仁川国際空港到着。4時前だ。 いくらなんでもちょっと早すぎたようだ。 ANAの搭乗手続きは4時40分からとのこと。 Morris.としては早目にチェックイン済まして荷物預けてゆっくり空港内の見物でもしようと思っていたのに。 それでもこうやってちびくろ打つことはできる。 ただこの空港のロビーは極端に電源が少ない。 やっとKorea Telekomの電話機の横に一つ見つけた。座席付近にコンセント常備しておいて欲しい。 やっと40分になったのでチェックイン。 例によって「窓際の眺めの良い席を」だ。 それに大阪ストップオーバーの確認と、明日朝の東京行予約(とりあえずチケットではそうなっている)の取り消しが必要みたいだ。 できれば仁川の窓口でこれも済ましておきたい。 一番前列に並び、窓側の席を確保した後、明日の羽田行の予約取り消しも頼む。 簡単に手続き済んでしまい、ちょっとあっけないくらい。関西空港で、あれこれ頼まずによくなっただけでもありがたい。 身軽になったので、空港見物。 1Fの空港案内展示館に仁川空港の模型や、ビデオなどがあったので、眺めていたら、制服を着たハラボジ(キムソヒョンさん)が、片言の日本語で話しかけてきた。 ボランティアで、案内にあたってるらしい。 2005年には空港まで地下鉄が伸びること、8年後には埋め立てを進めて規模が今の3倍くらいになることなどを教えてもらう。 地下のコンビニで旅行用のティッシュと牛乳、アイスもなかみたいな奴(ホットッと書いてある)買う。屋台で売ってるホットケーキみたいなもののアイス版なのだろう。 はっきり言って不味かった。牛乳は「ヒョンミ牛乳」という名前に引かれて買ったのだが、特に玄米味ではなかった。 ANAは機内食出ないので、夕食をとっておくことにする。 地下のグリーンテリアという食堂のショーウィンドゥにユッケジャン3,200ウォンとあったので、えらく安いなと思って入ったら、セルフの店で、ご飯も、キムチも海苔も別料金で、7,300ウォンにもなったし、味もひどい。 これで韓国人は怒らないのだろうか? 搭乗ゲート内に入り、無料のインターネットコーナーを探す。 31番ゲート近くにあった。6台のPCが置いてあるが、2台はインターネット繋がらないみたいだし、使う人が多くて、待っている状態だったので、諦める。 19:10初のANA便は、20分ほど遅れて離陸。 景色のいい席といっても、何にも見えないし、今回はデジカメ規制が厳しい。 隣席は太ったアジュマで、黒い毛皮のコート(絶対カッチャ=偽物だ)をMorris.の席まではみ出させるので、ちょっと嫌だった。 関空には午後9時ちょうど到着。 バスで尼崎に向かう途中、2泊3日の関西旅行に来たパンミヒョン、チョンミジンというアガシといろいろ話す。 帰宅したのが11時半。 さすがに疲れていたが、とりあえず、デジカメの画像をデスクトップに移行。 やはり今回も400点くらい写したようだ。 とりあえず、風呂に入って寝る。 了
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