2002秋Morris.ヂョワヂョワ韓国日記
第一部 ソウル到着
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JRで大坂に出て、関空快速で関空に着いたのが10時45分、ちょっと早すぎたかなとも思ったが、とりあえず航空券を入手せねばと、G-76カウンタで手続き。 あっさりとチケット手に入れることが出来た。 JR内でお土産に持って行く高野文子の「絶対安全剃刀」再読する。うーーむ、やっぱりすごい。 帰国便も同じAsianaの夕方の便で、これでともかくも、韓国観光公社の賞品の授受が完了したことになる。ありがとね→韓国観光公社 時間が余ったので、空港内の化粧品屋で、イパクサが欲しがっていた髪を金色や銀色に染めるヘアスプレー探したが無いということ、しかし、大きな化粧品屋だったらありそうな話しだった。うーーん、こうなると、パクサがもう少し早く連絡してくれたら今回買って行けたかもしれないのにと、ちょっと残念だ。 早めに国際線搭乗の手続きを済ます。いつのまにか、空港使用料が免除されていた。おまけに税関通る時の書類も一部カットと、すごく楽になってる。ただし、機内持ち込み荷物の検査は厳重になってて、バッグに入れてたアーミーナイフは、取り上げられてしまった。インチョン空港で返してもらえるらしいけど、これはちょっと手間だった。 いつまでたっても飛行機に乗るなら、窓際が好きなMorris.なので、今回も「窓際で景色の好い席を」と頼んで20-Aという席を確保。左翼の前方で、なるほど、とても見やすい席だ。 今日は晴れててあまり雲がない。ずっと陸地や海の景色が見えている。でも、もうちょっと雲の色々を見たいなと、贅沢たれながら、機内食(巻寿司その他、貧弱)食べて、缶ビール(Cass)飲みながらこれを打っている。 ちびくろの内蔵電池はほとんど死んでるのだが、実はこの前買ったとき、おまけに?外付け電池が付いてて、これはまだ生きてて、ワープロだけなら1時間半くらい持ちそうなのだった。かなり重いのとかさ張るのが欠点だが、今回はとにかく持ってきたのだった。これで、ちょっとした文章なら外出中、電源無くても打てる。 今回はちびくろ(実は2台目だが面倒なのでこの名前にする)を目いっぱい使うつもりが見え見えだね、これは。 その後30分足らずでインチョン国際空港に到着した。 レートは\100=965ウォン。 とりあえず2万円だけ両替して、空港バス(6,000ウォン)で新村に出る。 現代百貨店前に半分地下みたいな通りがあり、「チャレシジャン」と看板があがっている。 これは前には無かったと思う。100mほどの間に外国製品や食品、屋台、食堂、その他の店が並んでいて、東大門市場の屋台通りを髣髴させる。ちょっとだけ見物して、本屋に立ち寄り、パクサ宅付近の地図を確認する。 通りに多数の横断幕があり「延高定期戦 全戦圧勝!!」と書いてある。そうか、ちょうど、延世大と高麗大の恒例のスポーツ対抗試合の時期なんだとわかった。 ずっと以前に、一度だけ両校の野球を見たのだが、試合はともかく、その応援合戦が面白かったので、今回も機会があれば見たいと思う。 地下鉄駅で、大きな旗を持った学生がいたので、尋ねてみたらやはり応援団の一人だった。定期戦は始まっているのかと聞いたら、まもなく始まるとのこと、スケジュールなど分かるかと聞いたら、大学に行けばわかるだろうが、インターネットで見ればいいと言われた。 なるほど、それはそうである。しかし、日本でならたぶん、こういう答えはまず返ってこないだろう。韓国がインターネットの普及において、日本より先んじていることの表われに違いない。 地下鉄4号線から6号線に乗り換えてウォルゴク(月谷)で下車し、パクサ宅へ向かう。 6号線は去年開通したばかりで列車も新しい。7人掛けの座席にステンレスパイプが2本たてに設置されていて何だかじゃまな気もしたが、これで、2人、3人、2人と確実に7人が座れるようになっている。JRでも7人掛けの座席に5人くらいで満席もどきになってることがよくあるが、それを防止するための対策のようだ。グッドアイデアなのか、姑息なやり方なのか、ちょっと迷うところ。 6時前にパクサ宅に付いたら、パクサは一人で、相変わらず、ちょこまかと動き回っていた。 挨拶もそこそこにミナちゃんの部屋の家具の移動を手伝わされる。その後、スタジオ兼衣装部屋で、談笑。 パクサが出演した、ラジオの録音テープや、テレビ番組のビデオを見せてもらう。しかし、パクサの性格が遺憾無く発揮されて、一時停止、早送り、巻き戻しの連続で、細切れになって、見にくいことこのうえない。後で一人でゆっくり見ることにした。 途中、パクサが東京のうり丸君に電話。久しぶりらしいが、Morris.がいたのでびっくりしていた。 そのあと長女のミナちゃんが帰って来、遅れて長男ソンミンも帰宅。チャジャンミョンとムルマンドゥの出前を取り、軽い夕食。またしばらくビデオを見て、9時過ぎに奥さんが4歳のソンイルを連れて戻ってきた。奥さんの兄さんが肺を悪くして2ヶ月入院しているらしい。 パクサはほとんど飲めないのだが、奥さんは酒好きで、さっそく二人で宴会となる。 ちびくろのカラオケを披露したら、喜ぶまいことか、しばらく家庭内カラオケとなった。パクサはカラオケ嫌いなのだが、とりあえず笑って見ていた。 ソンイルの写真を撮ったら、おもちゃを持ち出してきて、あれを撮れ、これを撮れとうるさいこと。2月に会ったときもかなりのヤンチャだったが、どんどんエスカレートしているようだ。 気が付くと12時を過ぎてる。Morris.のこのところの韓国行は初日の晩に飲みつぶれるという傾向がある。今回もかなり飲んだが、この辺で切り上げたので、何とか助かったようだ。 ところで、チョナンカンこと草薙剛の人気のほどを、ミナちゃんに尋ねたら、何と、クラス中で知らない子はいないくらいに知名度は高いらしい。人気のほどは、好き嫌いが半々だとか、いやあ、これは思った以上の大健闘と言えよう。 そう言えば、夜のKBS歌謡番組にキムワンソンが出ていた。それも、懐かしの「ピエロ」だ。顔もえらく若いから、昔のビデオだということに気づいた。懐かしい。それに続いて新曲「S」だ。もちろん初めてみる映像だ。さっきのピエロと比べると年は隠せないが、相変わらず色っぽいぞ。 それにしても、韓国初日で、パクサに会って、チョナンカンの人気も確認し、キムワンソンの映像まで見てしまった。今回の旅の目的の半分は片付いたような気もする。 迷った末にちびくろ持って来て、本当に良かった。ただし、ソンイルがそばにいるとかなり危険ではあるし、旅は始まったばかり、前回のようなアクシデントが無いことを祈りたい。特に後半になってダウンしたりするとショックは大きいだろうなあ。
7時半起床。洗面所で顔を洗い髭をそる。今回は電気剃刀もってこず、いわゆる安全剃刀持参なのだった。お湯が出ないのがちょっと痛かったが、まあ剃れないことはない。どうも電気剃刀だとすっきりしないのでそうしたのだが、これはやっぱり失敗だったかも。旅行中は電気剃刀のほうが手軽だ。 9時ごろからちょっと散歩に出る。近くにトンドン(同徳)女子大学がある。メール友達のミンヒさんもここの生徒だ。まだ彼女とは連絡取れてないので、それとは無関係に校内を覗く。高台に沿って多くの校舎が配置されてなかなか美しい、中庭には池があり、緋鯉が泳いでいたし、傍のガーデンテーブルでは、女子大生が手鏡で化粧直ししてた。 10時にもどり奥さん手料理の朝食いただく。 テンジャンチゲにサバの揚げ焼き、ホバク(ズッキーニ)のナムル、オイキムチ、スルメ、各種キムチ、そして、韓国海苔。Morris.は最初の旅行のときから、この海苔には目がなかった。最近になって、やっと日本でもそのうまさが認められたみたいだが、やっぱりこちらで食べると倍以上うまい気がする。 しばらくテレビ見ながら、ちびくろと遊んでいた。パクサはまたしつこくミナちゃんの部屋の模様替えしてる。あれは一種の病気だな。 2時ごろマネージャーのキムヒョングン氏と音楽関係の知人が来て、家族みんなと近くのソグムクイ(塩焼き肉)の店に行く。天井から排煙用のパイプがぶら下がっていて、七輪に炭火を入れたものをテーブルにセットして、肉ときのこを焼く。もちろん、キムチ、チシャ、唐辛子に、コチュジャン、葱にナムルなどいっぱい並べられ、さらにネンミョン、パクサは定番のテンジャンチゲまで注文して、贅沢な昼食会になった。 肉の焼けるにつれてMorris.は、我慢できなくなりソジュを注文。パクサは飲めないし、奥さんは昨日の酔いがのこってるらしくパス、後の二人は運転するからと断られ結局Morris.一人で、ソジュ2/3くらい飲んでしまい、いい気持ちになってしまったよ。 ネンミョンのほかにヨルムネンミョンというのが出て、これは初めてだったが色黒の麺に真っ赤なスープ。まるでピビンネンミョンのスープ版と言った趣だった。麺はこしがあると言えば聞こえはいいが、ほとんど噛み切れない。鋏で適当に切ってもらうべきだった。 4時過ぎパクサ宅に戻り、スイルさんが来るのを待っていたが、パクサに確認したら、今日は時間が無くて来れないと言う。それならそうと先に言ってくれればいいのにと言ったら、それなら直接スイルさんが通っている店に行けばと言う。それもそうだと思い、場所と電話番号など手帳に書いてもらう。 一人で行くのもなんなのでソウルの杉山さんを誘い出す。 6時に鍾閣のYMCA前で待ち合わせ、まず近くのPC房に入って、ぐいぐい酒場覗いて、ホットメールの確認。ミンヒ、ハンナちゃんからメールが来ていた。 その後、インサドンの「ハンガリ」と言う店でスチェビ(4,000ウォン)食べる。スチェビはスイトンみたいな奴で、以前一度食べて、あまりに不味かったのでそれ以来食べてなかったのだが、この店は杉山さんのお勧めだけあって、別のメニューかと思うくらい美味かったので、昼間にあれだけ食べたのに、ほとんどたいらげてしまった。 地下鉄5号線と7号線乗り継いでミョンモクへ行き、そこからタクシーで東部市場入り口まで乗って、そこからスイルさんに電話したら入口は入り口でも反対側の入り口だったらしい。で、この東部市場のメインストリートを通り抜けることになったのだが、この市場は初めてだがなかなか雰囲気のある市場だった。 かなり幅のある道路の両側には商店が並び中央に屋台がずらりと連なっている。それらがなんとなくソウルの中心街の市場と比べると鄙びているのだ。屋台のテープ屋でも、最新歌謡曲より、トロットメドレーが幅を効かしているし、商店も店の奥で団欒してたりで、すごくいい。ここは、昼間にでもまた一度訪れたい。 と、いうことでやっと市場の反対側に到着し、近くのレコード屋のアジョシに聞いたらその「CAPITOL」という団欒酒幕はすぐ分かった。 ビルの地下にあって、ドアを開けたら、ソファとボックス席があり、なんとなくヤバイ(高そうな)感じ。でもここまで来たら仕方が無い。席に付いてビールを注文したらとりあえずビールが5本(小瓶だけど)出てきた。これがセットらしい。 スイルさんの名前を出すと、しばらくしてスイルさん登場。相変わらず渋い。挨拶をして話ししていると、隣の一人で来ている客が歌うらしい。カラオケが流れ、スイルさんのキーボードがそれに重なる。カラオケの歌詞を画面に流すための便方らしい。これはスイルさんにとってはかなり厳しい状況だろうなあ。 この店は分室になってて別の部屋には独立したカラオケマシンがあるようだ。 隣の客は相当歌好きらしく、一人で何曲も歌いつづける。こうなるとMorris.も黙ってはいられない。「チャピョハンジャン」と「シントブリ」を続けて歌う。やっぱりカラオケの歌詞と、スイルさんの伴奏がかなりずれたりする。 中休みを入れて、隣の客と入れ替わりで、かなり歌ったなあ。 「ネパクチャ」「トラワヨプサンハンエ」「サランエコリ」「ソヤンガンチョニョ」「ソウルテジョンテグプサン」「トマンナンネヨ」後はおぼえてない^^; 途中、頼んでもいないのにママがビール5本追加する。これはサービスだと言われたが、勘定のことを思うとちょっとびびりまくり。安くて一人5万ウォン、下手したら一人10万ウォン近くになるのではないかと覚悟した。 3時間歌って飲んで、踊って、勘定頼んだら、何と二人で4万ウォンとのこと。いくらなんでもこれは安すぎる。スイルさんの親友と言うことでママが破格値にしてくれたに違いない。 零時過ぎてたので、タクシーでパクサ宅に戻ることにして、杉山さんとはここで別れる。12時半にパクサ宅到着。パクサとミナちゃんしかいなかった。 しつこく、ビール飲みながらこれを打ってる。 韓国旅行二日目にして、このペースは凄すぎると思う。
9時起床。 昨夜は帰ってからもしつこく、ビール、ソジュ飲みながら日記付けたりしたので、寝たのは3時ごろ。別に二日酔はしていない。 今朝も奥さん手作りの朝食、テンジャンチゲにクルビ(イシモチ)玉子焼きにジャコとコチュのいためた奴、キムチ、ナムル、それに海苔(^.^) 今日こそひとりでソウル徘徊しようと思ってたが、昼からマネージャーの車で、家族一緒に近くの山に栗拾いに行こうと誘われてしまった。これは断れないよなあ。 12時半に車が来ると言うのでそれまで時間待ち、この待ち時間がつらいので、外に出ようとしたが、パクサが部屋でキーボードやギター使って遊び出したのでこれを見学、「どんな歌が好きか」と聞かれて、いろんな曲の名前をあげたら、歌ってみろと言って、「トラワヨプサンハンエ」の伴奏を始める。恐る恐る歌い出したが、途中歌詞を忘れてしまいハミングになってしまった。やっぱり歌詞カードないと歌えない。 そこではたと思い出したのがちびくろの内蔵ノレバン、これで呼び出して歌詞だけ見たらよい。というわけで挑戦したのだがこれがなかなか難しい。パクサのテンポとノレバンのテンポがずれてしまう。 カラオケにはテンポ調整があるのだが、これを使っても早くなったり遅くなったりしてしまう。昨夜のスイルさんの苦労が少しだけ分かる気がした。 12時半に来ると言ってたのが1時過ぎになったし、家族みんなで行くような感じだったのに、奥さんとソンイルは家に残ることになったようだ。 車はチュンチョン方面に走り、途中石屋に寄って、パクサ持参の水石の切断を頼む。水石(寿石とも書く)は、パクサの一番の趣味らしく、室内には棚が6つもあり、多数の石が並べられている。Morris.には全く理解できない。 ともかく、水道付き回転鋸を使い目の前であっという間に切断してくれた。料金は20,000ウォン。 また途中、パクサ知り合いのガソリンスタンドでオイル交換。ここに、可愛い子犬が繋がれていた。 目的地のマソ農園も、パクサの友達で、パクサの顔の広さが遺憾無く発揮されている。大きな栗の樹の前に直径20mくらいの芝生の広場が誂えてあり、端には吹き抜けの縁台やテーブルがあり、ちょうど数人が食事中だったが、そこに並べられてる肉はひょっとして、これはあれではないか???と、もったいぶる必要も無く、ケコギ(犬肉)だった。 韓国に通い始めて14年になるが、一度も食べたことはない。ケ嫌い^^;してるわけではないのだが、やっぱりなんとなく抵抗がある。 それにこれは店で食べると結構高価だというのも、Morris.が口にしなかった理由なのだが、今日は、とうとう食べる破目になってしまった。 スライスした肉片にコチュジャンをつけて、恐る恐る口に入れる。想像してた匂いもなく、肉質は柔らかいのにコシがあって、地鶏の腿肉みたいだ。 これは結構いけるじゃないか。 隣の大きな鍋を覗いたら、ほぼ1匹分の肉塊がスープに浮かんでいた。みんなはこのスープにご飯を入れて食べていたが、Morris.はこちらは遠慮しておいた。 さて、肝心の栗拾いなのだが、パクサが用意してきた紐の先に石を縛り付けて栗の枝の間に放り投げ、紐で枝を揺すりまくって、栗の毬を派手に落とした。毬を足で踏んで中の栗を出してどんどんナップサックに入れていく。 ここは、農園と言うか、牧場というか良く分からないが、鹿が20頭近く飼われていたし、鶏や家鴨や七面鳥、兎までいた。遠くにはホルスタイン牛の姿も見えたし、なかなか楽しいロケーションだった。栗も5kgくらいになったし、すっかり満足。 農園のひとりが途中の売店まで一緒に来て、パクサがビール1ダースとサイダー、アテなどを買って渡してたから、あれが、料金代わりなのかもしれない。 大きな花屋で、パクサは今日切断してもらった水石用の水盤を二つ買う。50×20cmくらいの白い焼き物で一つ10,000ウォンだった。 5時半に帰宅。速攻で奥さん自製のピビンクッスが出てきた。丼山盛りだったが、すごく美味しくてみんな食べてしまった。 その後奥さんが今日取ってきた栗を目の前で器用に剥いて、そのまま食べるようにと言う。生でもほのかな甘みがあって酒の肴にはいいかもしれない。 奥さんの携帯に小さなコチュ(唐辛子)と紐飾りをあしらったアクセサリーが付けてあってあまりに可愛いのでMorris.も同じものを街で探して買うつもりだと言うと、この飾りは自分の20年来の友人が問屋をやっててそこで買ったという。 そして、これからその店に行こうとさっさと外出の支度する。 あわてて付いていったら地下鉄駅前で10番のマウルバス(小型のローカルバス)に乗り、終点のミアサムゴリ(彌唖三叉路)で下りて、件の問屋へ。40歳くらいの女性で、妙に色っぽかった。 目的のコチュ飾りをまとめ買いしたらびっくりするくらい安く買えた。もちろん奥さんのおかげである。 せっかくだから軽く一杯と言われて、Morris.に異存のあろう筈も無くOKしたら、すぐ向かいの刺し身屋に入っていった。おいおいこれじゃ軽く一杯ではすまないぞと思ったが、いやなわけではない。 大皿いっぱいに盛られた白身の刺し身、ひらめかと思ったらそうではない奥さんは「クヮンオ」と言ってた。名前はともかくこれはなかなか美味い。おくさんと友人との話しも弾み、お決まりのメウンタンがこれまた無茶美味で、大満足、当然お酒も進んで、3人で真露3本あけたからひとりまるまる1本飲んだことになる。 さらに先の問屋に戻り、別の客(友人)2人も交えて、今度はビールで宴会が始まった。ここでもかなり飲んだなあ。ついでだからそのままノレバンに繰り出しそうな勢いだったが、あまりに遅くなったので帰宅。 奥さんはまだ飲むつもりかビールを買ってたが、結局部屋に着いたら、二人ともダウンだった^^;
8時半起床。 二日酔ではないがさすがに酒気は残っている。 パクサ宅のバスルームで身体を洗い、さっぱりした。 今日はやっとひとりでソウル見物できそうだ。 地下鉄で鍾路3街に出る。車内に多数の小学生が乗っている。 女子のグループにどこに行くのか尋ねたら、6号線の終点にある、ワールドカップ競技場見学だと。 例の真っ赤に燃えた興奮は根強く残っているようだ。つ いでだから「チョナンカンを知ってるか?」と聞いたら、えらく受けてしまった。 やっぱりチョナンカンの知名度は相当のものらしい。 さらにイパクサを知ってるか聞いたら、半分くらいが反応した。記念に写真を撮ろうとすると、えらく恥ずかしがる子とポーズ取る子など色々だった。 青丘で5号線に乗り換えたら、こちらにもかなりの数の小学生の集団が、われさきにと6号線に向かって走り出したから、ワールドカップ競技場は、完全に観光名所になってるらしい。 鍾閣の先日も行ったPC房に入る。ぐいぐい酒場に久しぶりに白狼さんの書き込みがあった。 何でもMBCドラマ「商道」のO.S.T.が欲しいのだが、自分が持ってるのはイントロの部分が入ってないとか、あと色々書いてあるが良く分からない。そもそもO.S.T.って何だ?状態。 その後、ホットメール見たら、ミンヒさんからメールが来ててほっとしたのもつかの間、メールが文字化けしてる(+_+) 言語環境を日本語にしても韓国語にしても駄目、係員に頼んでみたが、これも駄目で1時間近くいじったものの何にもならなかった。 仕方ないので、英語でメールを送り、折り返し英文で返事をくれと書いておいた。英語だけなら文字化けしないだろうと思ったからだ。 PC房を出て近くの韓国観光公社に表敬訪問(^。^)実は、この前鍾路の「韓国雑誌博物館」がヨイドに「雑誌情報館」として生まれ変わると聞いていたので、是非行きたいと思っていたからだ。まだ地図には載っていないので、ここなら分かるだろうと尋ねて見た。 受付の女性二人が親切に応対してくれ、電話かけて住所など確認、ネットから略図まで引っ張り出して印刷してくれた。 近くで昼食をとろうと、ミョンドン方面に下りていったら、サラリーマンの行列が出来ている店があった。ふだんは、並んで飯を食うというタイプではないのだが、ここは、話しのタネにと、最後尾に付いて、何の店か聞くと「ソコギテンジャンチゲ定食」が人気と言う。 テンジャンチゲは、パクサの大好物でもある、辛い味噌汁のチゲで、ソコギは牛肉。これはうまいに違いないと、今日の昼食はこれに決定. ちょうど昼時だから、店内は超満員。出てきたソコギテンジャンは、予想通りの美味しさで、鯖の煮付けまでついて来て、大満足。写真を撮ったら、前の二人が話し掛けてきた。隣のサラリーマンも話に加わり、楽しい食事となった.。 店を出たら、人だかりが出来ていて、覗いたらムカデ酒売りのアジョシだった。 そのまま、市庁まであるき、そこから地下鉄乗り継いでヨイドに出て、目標のKBS別館に向かって歩く。結構遠い、それに情報館は、独立した建物ではなくて、サムソンルノー自動車ビルの地下と書いてある。どうも、このまえ聞いた話とは少し違うようだ。観光公社の情報が無かったらきっとずいぶん迷ったかもしれない。そのくらいわかりにくかった。 で、地下に下りていったら、たしかに「韓国雑誌情報館」の看板があり、現代的な明るく美しい雑誌閲覧室と、3室に別れた博物館があって、PCも6台ほど並べてあり、洒落たコーヒーショップまで設置されていて、確かに見た目は以前より素晴らしくなっていたが、Morris.は、ちょっと失望してしまった。 もともと雑誌閲覧室は、パゴダ公園前のミュージックランドの地下二階にあって、あそこなら、誰もが利用しやすかった。博物館は鍾路1街の雑誌会館にあって、これはこれで雰囲気があった。両者が合体しても悪いことはないが、あまりにも場所が悪い。研究者ならともかく、一般の人が気軽に行くことはまずないだろう。Morris.もたぶん再訪することはないだろうと思った。 せっかくヨイドに来たのだから、近くに事務所を構えているTOP MUSICのソパンソク社長に電話を入れる。彼はキムヘヨンの育ての親なので、新曲のヒットの祝賀を述べたら喜んでくれた。今日はあいにく馬山の地方公園に同行してるらしかった。ソウルに戻った頃にまた電話するようにとのこと。 地下鉄でヨンサン(龍山)に出る。駅は2月にも大工事中だったが、まだまだ完成までには時間がかかりそうだ。 ヨンサンは電子マーケット、日本で言えば秋葉原か大阪の日本橋みたいなところだ。 ノレバンCDRの新しい奴かDVDノレバンがあれば買いたいと思っていたのだが、見当たらない。ちびくろに入れているウリチプノレバン7のコンパクト版らしい「ウリチプノレバンparfect」(13,000ウォン)というのがあって、これのパッケージにはハングルWin2000対応と書いてある。もしかしたらデスクトップで使えるも知れないということで、試しに買うことにした。 SHARPの電子辞典(日韓、韓日、英韓、韓英)の液晶がおかしくなっているので、新しい製品を探してみたら「Prime7000」というのが出ていた。 現在使ってるDUKEよりちょっと大きいが、単語数がDUKEの倍くらいある。最初の店では20万ウォンと言われたが、別の店では17万5千ウォンだった。うーーーん、どうしよう。旅行の終わりにお金が余ってたら買おうかなと思う。 電子ランドの地下にあるシンナラレコードを冷やかす。 キムヘヨンの新アルバム「大--韓民国 名品ディスコ」(2枚組7,000ウォン)、チョナンカンの「チョンマルサランヘヨ」(5,000ウォン)があった。 キムヘヨンはソパンソク社長に会うときサイン入りCDを買えるかも知れないのでとりあえずパス。 「秋の童話」のCDが目についたが、索引に「O.S.T.」と書いてある。店員にこれはどういう意味か聞いたら「Original Sound Truck」だと言われた。なあんだ、である。 白狼さんのリクエスト「商道」のCDは2毎組みで、1枚がO.S.T.2枚目がビデオCDだった。 駅の連絡通路で日本の漫画のイラストTシャツを売ってる二人の女の子がいた。ハチョンの芸術大学の生徒らしい。コンピュータ使ったもので、なかなか面白かったがキャプションが日本語じゃなく、ハングルだったら買ったと思う。 チャメ(真桑瓜)をおみやげに買って、7時過ぎ帰宅。 リビングルームにビニールシートを敷いて昨日取って来た栗をばらまいてあった。思ったより凄い収穫量である。 ミンヒさんからパクサ宅に電話があったらしい。ところがパクサが彼女の電話番号メモしてなくてちょっとMorris.は怒ってしまった。7時半以降Morris.が戻ると言ったらしいからまた電話あるだろうとのこと。8時半になっても電話が無い。 奥さんがまた一緒に飲みに行こうと誘う。電話があればパクサが奥さんの携帯電話番号へ転送するからというので、例の10番バスでミアサムゴリに出、アンドンチムタクの店へ。 数年前ソウルで、タッカルビが大流行して、今では日本でもポピュラーになったが、去年くらいから、このアンドンチムタクが大人気になってるらしい。 アンドン(安東)は地名で、チムタクは、蒸し焼き鶏だ。 昨日一緒に飲んだ問屋の女性の旦那と一緒で、この店の主人もパクサの友達らしい。 チムタクは鶏と春雨、野菜にトッポッキまで入って豪華な鶏料理だ。なるほど、タッカルビより韓国人に人気が出るのは納得できる。しかしMorris.にはちょっときついかな。 途中から店の主人と問屋の女性と息子も宴に加わり、話しが弾んで、待望のノレバンへ突入。これは嬉しかった。みんなそれぞれ歌が好きで、ノリがいい。 Morris.はほとんど絶叫状態。「ホルロアリラン」では100点をマークした。 大満足で帰ろうとすると、さらに軽く一杯と、ポジャンマチャ(布幌馬車=屋台の飲み屋)に誘う。 おいおい大丈夫かいと思いながら、またまた乾杯を重ねて、パクサ宅に戻ったのが1時過ぎだった。 途中、ミンヒさんから電話があり、明日トンドンヨデ(同徳女大)前で待ち合わせることにした。
7時半起床。 洗顔すまして、しばらくぼーっとしていた。 10時に同徳女子大前でミンヒさんんと待ち合わせ。顔は覚えていなかったがすぐ分かったらしく、向こうから声をかけてきた。2月にインサドンの食堂で会ったときは結構酒が回っていたし、完全に顔は忘れていたのだが、ちょっと受け口のとても可愛い女性だった。 まず、校内を案内してもらい、例の池のそばのテーブルで、しばらく話しをする。池の向こうでは女子高校生らしい女の子が、日本語の朗読やっていた。 今日の昼から「全国高校日本語弁論大会」が開かれるらしい。これは面白そうだからちょっと覗いてみようと思う。 とりあえず何か食べようと、校外に出て、最近出来たばかりと言う日本式トンカツハウスへ。 小奇麗で、確かにトンカツは日本風だったが、味はまあ普通かな。とにかく量が多すぎるのと脂っぽいのには参った。 その後近くの「プラスティック」と言う店でコーヒー飲む。黒で統一したモダンな内装の店だった。このところ、ソウルのコーヒーショップの乱立は相当なものがある。 今夜はヨンチョンでパクサの公演があるので早めにパクサ宅へ戻らねばならない。 パクサに、ミンヒさんのことを話したら、時間が合うなら一緒に連れていったらどうかと言われてたので、ミンヒさんに打診したら、OKの返事、さらにクラスメートのイジュヒさんんも一緒に行くことになった。 弁論大会までに時間があったので、教室に入り、ちびくろのノレバンを披露、しばらく教室ノレバン状態を楽しんだ。 「日本語弁論大会」会場は国際会議室で、同徳大の日本語専攻の生徒が多数見に来ていた。20人出場者全員の原稿(日本語)を掲載した冊子や、同徳女子大学のパンフレットなどいただく。 ミンヒさんのクラスメートたちと固まって席に付いたら、後ろの席に新しい日本人の先生がいると、ミンヒさんが言うので挨拶する。千葉から来た本間さんという律義そうな人だった。 ちょっと時間がずれ込んで4人ほどしか見ることが出来なかったが、さっき池のほとりで練習していた彼女の弁論を聞くことが出来た。 最初の子は中学まで日本に住んでいたというので、ちょっと反則じゃないかと思ってしまった。 発表は、原稿をおぼえればいいから、みなそれなりにこなすのだが、そのあとの、日本人の女の先生からの質問と言うのが難しそうだった。あれはちょっとかわいそうだ。 2時半に3人でパクサ宅へ。 マネージャーと、ダンサーの女性二人は既に来ていたが、出発は4時ごろになるとのこと。 それならもう少し弁論大会見ることが出来たのに。まあ、パクサは食事を一緒にしようという心積もりだったらしい。 スタジオでまたしばらくちびくろをネタに3人で話する。パクサは二人にスペース・ファンタジーのCDにサインしてプレゼントするサービスぶり。 4時にやっと出発。いちおう8人乗りの車だが7人はちょっと窮屈かもしれない。 それにもめげず、今日の日記、ここまでは車内で打った。 公演会場のヨンチャン郡シンソ面デグワン里は、ウィジョンブ(議政府)よりかなり北にあり、到着したのは6時前だった。 近くの食堂でご馳走になる。 豆腐、野菜、きのこ、蟹、魚などが入ったチョンゴルだと思ったが、店の人がトンテチゲだと教えてくれた。なかなか美味しい。ソジュ一本だけ頼む。 ダンサーの二人はキムタウンさんとチョキョンヒさんで、上背があって、スタイル抜群だ。タウンさんは結構イケル口らしく、ソジュもMorris.より多く飲んでた。主催者(パクサの古い友人)宅が控え室代わりになる。 すぐ近くの広場には立派な舞台が設えてあり、すでに椅子席は満席で、立ち見の客も多かった。 6時半にショーが始まり、最初は学校の先生による踊りだったが、始まったと同時に雨が降り出し、一時小降りになったかと思ったら、7時ごろから本降りになった。 パクサの出番はかなり後半に予定されていたが、雨のため急遽出番を早めることになった。 しかし、すでにかなりの雨だ。 Morris.らは、使い捨ての簡易雨合羽をもらったので、とりあえず濡れずに見ることが出来たが、パクサと、ダンサーの二人はびしょ濡れ状態。これで公演できるのかと心配になるくらいだったが、流石はパクサ、15分ほどのステージをばっちり決めてくれた。舞台の前では迷彩服を着た若者(徴兵中の)が踊り狂っていたし、その後ろには中高生のかたまりが、大声で叫びまくっていた。 大雨にもかかわらず観客はほとんど帰らずパクサの演奏を見ていた。 残念だったのは、この雨でカメラがほとんど使えなかったことだ。 買ったばかりのデジカメだけに、濡らすには忍びず、一応数枚シャッターは押したもののすべて×だった(+_+) 主催者は、いかにも人望の有りそうな好漢で、娘二人が、とても可愛く人懐こかった。 雨のおかげで?予想より早めに出発できたので、10時半にパクサ宅に到着。ミンヒさんとジュヒさんは、ここからバスで帰宅するというので見送った。 今夜は奥さんと息子は実家に行ったので、ミナちゃんしかいない。 今日は酒を控えるようにパクサに言われてしまった^^; 別に気分を悪くしての言葉ではなくて、Morris.の身体を心配してくれてのことだ。 仰せに従って、ビール1本だけにしておこう。 iTVで、トロット番組が始まった。ペイロ、チェジニ、ソルンド、ヒョンスクと、お馴染みの歌手がぞくぞく登場。パクサも別室で同じ番組を見てた。 その後、パクサはテープ流して新曲の練習始めた。これをBGMにして寝ることにしよう。
7時起床。 MBCで「イミジャ・ピョンヤン公演実況中継(もちろん再放送)」やってたので見ていたら、パクサが飯食いに行こうと言う。イミジャ見たいし、というと、テープ持って来て録画セットしてくれた。後で見ればいいという。 この行動力が素晴らしい。 近くの食堂で、スンドゥブチゲとチェユクポックン頼む。 スンドゥブチゲフリークのMorris.なのに、今回初めてだ。しかしここの店の豆腐はいまいちだった。 スンドゥブは、豆腐が固まる前のとろとろ状態のものなのに、今日のは普通の豆腐を砕いたものみたい。それでもパクサがおごってくれる朝食に文句言う筋合いはないし、色々家族の話しなど聞けて面白かった。 ところが計算の段になって、パクサが支払いしようと財布開けたら、さすが芸能人、現金はなくてカードと小切手だけ、もちろん下町の食堂でそんなもの使えるわけがなく、Morris.がおごるという形になった。なかなかいい気持ちである。いつも金はマネージャーが払ってたからなあ。 食べ終わって帰ろうとしたら、外は凄い雨になってた。傘はないと食堂のアジュマに言われ、しばらく待ったが埒があかない、パクサは走って帰ろうと言う。 アジュマにポリ袋二つもらい、それをひっかけて戻る。結構濡れたけど、随分助かった。 帰ってさっそく、録画していたイミジャの続きを見る。彼女はもともと老け顔だから初めて見たときからあまり変わらない。しかし、相変わらず歌はうまいなあ。ホンナンパの名歌曲「鳳仙花」を歌ったときには思わず涙ぐんでしまったよ。 今日は光州のハンナちゃんがソウルに出てきてるので、11時にYMCA前で会うことにする。 始め鍾路書籍前と言ったら、ハンナちゃんが鍾路書籍は無くなったと言われびっくりした。古くからある5階建ての本屋で、結構通ってただけに残念だ。 9時半にパクサ宅を出て、とりあえず例のPC房で掲示板とメールを見る。一昨日ぐいぐい酒場に書き込んだつもりの発言が入ってなかった。 予定通り11時にハンナちゃんと会う。午後5時半のバスで光州に帰るらしい。昨日Y2Kファンクラブの集いがあって、それに参加した後、従姉妹宅に泊まったとのこと。 とりあえずインサドンに行き、しばらく見物。この前正月関連の展示をしていて面白かったアートセンターに行く。地下ではワインショーなどが開かれていたのでパス。 5階から順に下りていったら、3階で面白そうな展示があった。片方の部屋では、電気釜やトースター、掃除機、ポットなど電気製品を使ったロボットが適当に動いていた。 その向かいの大きな展示室には、機械部品を使った彫刻や、油絵、オブジェなどが並んでいて、数人の作家による共催展示かと思ったが、これがひとりの作家で、特に、機械部品とステンレスのスプーンやフォーク、ナイフなどを多数使って、鳥の羽や花びらを構成してる作品は笑ってしまった。 しかも冗談だけでなく、ちゃんと作品としても完成度が高い。受付に作者はどんな人か聞いてみたら、会場にいると言うので、記念に写真を撮らせてもらう。 リム・オクサンという作家で、カタログ(サインもらった^^;)によると、50年プヨ生まれで、ソウル大芸術学部、大学院まで行き、後フランスの大学も卒業したエリートで、ニューヨークなどでも個展を開き評判になったくらいの作家らしい。 インサドンの画廊は、ソウルに来るたび一応覗いて見るのだが、最近はあまり面白い作品に出会わなかったので嬉しかった。 昼食は例のオルゲンイクッの店に行くことにしたのだが、日曜日は休みだった(+_+) また、雨が降り出したので、近くの「新日館」という店に入る。 2月にここの看板にある、雑誌の記事を読んで一度入ってみたいと思っていたのだ。 韓定食の店で、メニューの一番最初にあるコースを頼む。前回杉山さんと韓国定食を初体験したときは、杉山さんがダイエット中ということもあって、ちょっと予算をケチったためか、それほど豪華とは思わなかったのだが、今回は、十二分に韓定食を食ったぞ、という気になった。 最初にホバクと魚のジョンがでて、次に玉子チム、タコの刺し身、ユッケ、カルビ、メインは、蟹とエイ、豚肉にカッキムチ、その他、チャンジャ、ミョルチその他の塩辛、ナムルにキムチ、もろもろにおしまいにご飯に、テンジャンチゲ、ヌルンジ(おこげ)まで、出て満足、満足。 当然Morris.はこれだけの肴を前にして、ソジュを注文したのは言うまでもない。 ところが、ハンナちゃんは酒は全く駄目で、サービス精神は旺盛だから、結果的にMorris.はまたも、昼からソジュまるまる一本空けてしまった。 さらにハンナちゃんの贈り物攻撃には、ほとんどめげてしまった。 何と体長30cmの韓国アガシ人形だ。しかも顔はほとんどリカちゃん人形(@_@)他に、この人形の絵の付いたうちわ。 いちおう、この人形は、韓国のバービーや、リカちゃん人形を目指しているらしく、服や靴など、注文できるらしい。結構高そうだ。 www.dollskorea.com CD3枚もあって、ミネギョンのカムバック盤は、嬉しくないことも無かったが、後は、キムヘヨン、チャンサイクで、どちらもMorris.はすでに持ってて、CDが擦り切れるくらい聞いてた奴だった。結局CD2枚は、光州の買った店で別のCDと交換してもらうと言うことで持ち帰ってもらうことにした。 しかし、この人形、どうしよう、Morris.亭には置き場が無い、というか、ペコちゃんの隣に並べるというのもなあ。困ってしまう。 食事の後はお茶、ということで、インサドンに最近増えた、アナクロっぽい喫茶店へ入る。「オ! チャネワンヌンガ--おお、お前、よく来たな」と言う店で、店名は、マッチによると、金詩羅の詩から取ったらしい。 内部は、昔の汽車の座席をそのまま使ったらしく、横には線路まで設えてあった。二人ともスジョングヮを頼む。シナモンの効いた冷たいお茶で、松の実が浮いている。ここでもちびくろに、活躍してもらう。 その後またしばらく、インサドンの店を冷やかして回り、途中ハンナちゃんに小さい子供用のコムシン(女の子用の靴)買ってもらい、4時過ぎに、高速バスターミナルへ行く。 ハンナちゃんは光州だから、ホナムソン(湖南線)で、久しぶりに訪れた高速ターミナルはすっかり様変わりしていた。凄く近代的なビルで新世界百貨店が入り、乗り場もハイパーというか、ピッカピカだ。 ついでに、扶余行きの時間を見ようとしたがない。案内に聞いたら、扶余はホナムソンではなくて、キョンブソン(京釜線)だと言われる。そしてキョンブソンは、隣の建物だった。こちらは、昔の面影が残っている。 ハンナちゃんは来年から、留学して言語を学びたいらしいが、ロンドンにしようか、東京にしようか迷っているらしい(゚.゚) つまり英語をやるか日本語をやるか迷っているということか。Morris.はなんとも言えないが、ソウルでさえ、ストレスのため光州にもどった彼女が、東京や、ロンドンで大丈夫なのかい、と思ってしまう。 ミーハーで能天気な割りに神経が細かい彼女は、なんとなくほっとけないような気にさせてくれる。 地下鉄でイテウォンに行ってみる。日曜日の割りに人出は少ない。手持ちのウォンが少なくなったので、外換銀行のキャッシュカードで出金してみる。 初めハンナラ銀行でやったが、残高表がでるだけ、その後外換銀行の機械でやったらちゃんと出金できた。でも、残額はかなり乏しい。 今夜釜山でアジア大会が開幕した。店内のTVで中継が流れていたが、あまり関心が湧かない。 地下鉄でインサドンに戻る。日曜だからまだ何かやってるかもしれないと思ったのだ。 入り口付近で、「愛の音楽会」と題して、かわるがわるに若者が歌い、寄付を集めていた。みな結構上手いし、寄付もかなりの額が集まっているようだった。 街角で、デジカメで写した写真をPCで加工しプリントしてパウチして売っているのを見かけた。 地下鉄で東大門に出る。 これだけしつこく地下鉄に乗るのにはわけがある。先日杉山さんと会ったとき、地下鉄に乗るとき、1区間分買おうとしたMorris.に、杉山さんが、こちらが便利だと、5,000ウォンとか10,000ウォンとかのボタンのある機械を指したので、ついMorris.は、10,000ウォンのボタンをおしたのだが、これが、普通の切符と同じ形態で、地下鉄しか使えないタイプのものだった。 ソウルでは、交通カードが普及していて、これなら地下鉄もバスも使えるし、ケースに入れたままプレートに触れるだけだからあまり無くさないようだが、Morris.が買った奴は、きっと改札を出るときに忘れそうな気がする。 杉山さんは、自分が買い取ってやると言ってくれたが、すでに使ったものだけに、断ったのだが、パクサや夫人と行動すると、まず地下鉄は使わないので、6日目の今日でも9,000ウォンくらい残っていたのだ。 明日から扶余にいくとしたら、ますます使う機会が無い。数日後ソウルに帰ってから使えばいいのだろうが、本来は地下鉄よりバスを好むMorris.としては、何とかこれを使い切ってからバスに乗りたいと、まあ、貧乏性ならではの行動パターンになってしまったのだった。 というわけで東大門市場に来たら、どうも、市場は日曜休みが多いらしくあまり、店もやってない。 南に下がって、衣料品センタービル「DOTA」前の広場のベンチに座って、ちびくろいじってたら雨が降り出したので、ドアの付近で雨を避けようとしたら、案内の席が、空席になってるのを見つけ、とりあえず、これを使わせてもらうことにした。 で、ふと、足元を見ると電源がある(^。^) これを使わずになるものかと、ちゃっかり、こっそり、電池切れを気にすること無く、ばちばちと以上まで打ったことになる。 その間3名から、館内の案内質問を受けてしまったよ(^。^)。そろそろ店じまいするとしよう。 今夜は二十三夜だが、ソウルの夜はいまいちすっきりしない。
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